JPH07227238A - 梅類を原料とする甘味食品及びその製造方法 - Google Patents
梅類を原料とする甘味食品及びその製造方法Info
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- JPH07227238A JPH07227238A JP4522894A JP4522894A JPH07227238A JP H07227238 A JPH07227238 A JP H07227238A JP 4522894 A JP4522894 A JP 4522894A JP 4522894 A JP4522894 A JP 4522894A JP H07227238 A JPH07227238 A JP H07227238A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 梅類を原料とし、砂糖を用いて適当に加工処
理し、食べ易く美味しい梅類を原料とする甘味食品及び
その製造方法を提供する。 【構成】 糖蜜煮及び糖蜜浸漬を行うことによって、周
囲に果皮を備えた梅類14の果肉の糖度を60〜75度
にし、該梅類14の果皮の周囲には砂糖蜜を介して砂糖
粒が付着されており、しかも、製品の温度は前記果肉内
に含まれる水分が凍結する温度であって該果肉がシャー
ベット状になっている梅類を原料とする甘味食品及びそ
の製造方法。
理し、食べ易く美味しい梅類を原料とする甘味食品及び
その製造方法を提供する。 【構成】 糖蜜煮及び糖蜜浸漬を行うことによって、周
囲に果皮を備えた梅類14の果肉の糖度を60〜75度
にし、該梅類14の果皮の周囲には砂糖蜜を介して砂糖
粒が付着されており、しかも、製品の温度は前記果肉内
に含まれる水分が凍結する温度であって該果肉がシャー
ベット状になっている梅類を原料とする甘味食品及びそ
の製造方法。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、梅、杏、李等の果実
(これらを単に梅類という)を原料とする甘味食品及び
その製造方法に関する。
(これらを単に梅類という)を原料とする甘味食品及び
その製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】梅の実、杏の実(以下、単に梅、杏とい
う)は味に酸味を有しそのままでは生食は困難である
が、一般には梅漬け、果実酒等に利用されており、更に
は、梅干し飴、梅ジャム、煮梅等の加工食品もあり、一
般に健康食品のシンボルとして広く知られている。ま
た、金柑あるいは特定の豆類においては砂糖蜜を適当に
含ませて保存が効くようにし、周囲に砂糖粒を付着させ
た食品がお菓子の代わりとして販売されている。
う)は味に酸味を有しそのままでは生食は困難である
が、一般には梅漬け、果実酒等に利用されており、更に
は、梅干し飴、梅ジャム、煮梅等の加工食品もあり、一
般に健康食品のシンボルとして広く知られている。ま
た、金柑あるいは特定の豆類においては砂糖蜜を適当に
含ませて保存が効くようにし、周囲に砂糖粒を付着させ
た食品がお菓子の代わりとして販売されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明者は前
記甘納豆の製造方法を利用して、梅の砂糖漬け食品を製
造しようと試みたが、梅の場合、果皮が薄く内部に水分
を相当量含むので、梅の果肉の温度が100℃を超える
と内部の水分が沸騰して膨張し果皮が破れて商品となら
ないという問題点が生じた。また、梅の果皮が破れない
状態で砂糖漬け処理をし、外側を砂糖粒でくるむように
すると短時間であればそのままの状態を保持するが、暫
く経つと内部の水分が溶出し、外側の砂糖粒が溶けてべ
たべたし、商品にならないという問題点があった。更
に、梅を適当に砂糖漬けして周囲に砂糖粒を付着させて
冷凍させた場合には、梅自体に比較的水分が多くても、
外側の砂糖粒に起因する内部の水分の溶出はないが、梅
自体が凍ってしまうので、食べにくいという問題点があ
った。なお、このような問題点は、杏、李等の果皮が薄
く内部に水分を多量に含むものについては共通に生じる
問題点であった。本発明はかかる事情に鑑みてなされた
もので、梅類を原料とし、砂糖を用いて適当に加工処理
し、食べ易く美味しい梅類を原料とする甘味食品及びそ
の製造方法を提供することを目的とする。
記甘納豆の製造方法を利用して、梅の砂糖漬け食品を製
造しようと試みたが、梅の場合、果皮が薄く内部に水分
を相当量含むので、梅の果肉の温度が100℃を超える
と内部の水分が沸騰して膨張し果皮が破れて商品となら
ないという問題点が生じた。また、梅の果皮が破れない
状態で砂糖漬け処理をし、外側を砂糖粒でくるむように
すると短時間であればそのままの状態を保持するが、暫
く経つと内部の水分が溶出し、外側の砂糖粒が溶けてべ
たべたし、商品にならないという問題点があった。更
に、梅を適当に砂糖漬けして周囲に砂糖粒を付着させて
冷凍させた場合には、梅自体に比較的水分が多くても、
外側の砂糖粒に起因する内部の水分の溶出はないが、梅
自体が凍ってしまうので、食べにくいという問題点があ
った。なお、このような問題点は、杏、李等の果皮が薄
く内部に水分を多量に含むものについては共通に生じる
問題点であった。本発明はかかる事情に鑑みてなされた
もので、梅類を原料とし、砂糖を用いて適当に加工処理
し、食べ易く美味しい梅類を原料とする甘味食品及びそ
の製造方法を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記目的に沿う請求項1
記載の梅類を原料とする甘味食品は、糖蜜煮及び糖蜜浸
漬を行うことによって、周囲に果皮を備えた梅類の果肉
の糖度を60〜75度にし、該梅類の果皮の周囲には砂
糖蜜を介して砂糖粒が付着されており、しかも、製品の
温度は前記果肉内に含まれる水分が凍結する温度であっ
て該果肉がシャーベット状になって構成されている。請
求項2記載の梅類を原料とする甘味食品は、請求項1記
載の梅類を原料とする甘味食品において、前記凍結する
温度は−10〜−30℃程度であるようにして構成され
ている。そして、請求項3記載の梅類を原料とする甘味
食品の製造方法は、糖蜜煮されて果肉糖度が25〜50
度の種及び皮付きの梅類を、100〜140℃に加熱さ
れた糖度85度以上の砂糖蜜に漬けて、徐々に冷却し内
部に砂糖蜜を浸透させる第1工程と、前記第1工程を終
了し飴状に固まった砂糖蜜と梅類とに少量の水を加え、
弱火で加熱し砂糖蜜を溶かす第2工程と、前記第2工程
において砂糖蜜が溶けた時点で、砂糖蜜の中から梅類を
引上げる第3工程と、前記第3工程によって砂糖蜜から
引き上げた梅類を高温に加熱された糖度85度以上の砂
糖蜜に漬けて内部の果肉が膨れて果皮が破れない範囲で
梅類の内部に砂糖蜜を浸透させると共に、果皮表面に液
状の砂糖蜜を付着させる第4工程と、前記第4工程によ
って付着した液状の砂糖蜜が冷却によって飴状に変化し
た梅類の表面に砂糖粒を付着させる第5工程と、前記第
5工程によって製造された梅類を、冷凍する第6工程と
を有して構成されている。請求項4記載の梅類を原料と
する甘味食品の製造方法は、請求項3記載の製造方法に
おいて、冷凍温度は−10℃〜−30℃であるようにし
て構成されている。
記載の梅類を原料とする甘味食品は、糖蜜煮及び糖蜜浸
漬を行うことによって、周囲に果皮を備えた梅類の果肉
の糖度を60〜75度にし、該梅類の果皮の周囲には砂
糖蜜を介して砂糖粒が付着されており、しかも、製品の
温度は前記果肉内に含まれる水分が凍結する温度であっ
て該果肉がシャーベット状になって構成されている。請
求項2記載の梅類を原料とする甘味食品は、請求項1記
載の梅類を原料とする甘味食品において、前記凍結する
温度は−10〜−30℃程度であるようにして構成され
ている。そして、請求項3記載の梅類を原料とする甘味
食品の製造方法は、糖蜜煮されて果肉糖度が25〜50
度の種及び皮付きの梅類を、100〜140℃に加熱さ
れた糖度85度以上の砂糖蜜に漬けて、徐々に冷却し内
部に砂糖蜜を浸透させる第1工程と、前記第1工程を終
了し飴状に固まった砂糖蜜と梅類とに少量の水を加え、
弱火で加熱し砂糖蜜を溶かす第2工程と、前記第2工程
において砂糖蜜が溶けた時点で、砂糖蜜の中から梅類を
引上げる第3工程と、前記第3工程によって砂糖蜜から
引き上げた梅類を高温に加熱された糖度85度以上の砂
糖蜜に漬けて内部の果肉が膨れて果皮が破れない範囲で
梅類の内部に砂糖蜜を浸透させると共に、果皮表面に液
状の砂糖蜜を付着させる第4工程と、前記第4工程によ
って付着した液状の砂糖蜜が冷却によって飴状に変化し
た梅類の表面に砂糖粒を付着させる第5工程と、前記第
5工程によって製造された梅類を、冷凍する第6工程と
を有して構成されている。請求項4記載の梅類を原料と
する甘味食品の製造方法は、請求項3記載の製造方法に
おいて、冷凍温度は−10℃〜−30℃であるようにし
て構成されている。
【0005】
【作用】請求項1、2記載の梅類を原料とする甘味食
品、及び請求項3、4記載の梅類を原料とする甘味食品
の製造方法においては、製品の梅類の糖度が十分に高い
ので、冷凍させると内部に砂糖と共に分散している水分
が凍り、シャーベット状(ゲル状)になる。従って、氷
のように硬くないので食べ易い。また、周囲は砂糖蜜を
介して砂糖粒が付着しているので、個々の梅類が相互に
付着することがなく、更には内部に含まれる水分が凍っ
ているので、外側の付着した砂糖蜜あるいは砂糖粒が付
着していることに基づく浸透作用があっても内側から水
分がでることがない。ここで、梅類の糖度を60〜75
にしたのは、これによって梅類の腐敗を防止すると共
に、甘味食品として食べ易くし、更には内部に適当な水
分を含ませて冷凍した場合に、果肉をシャーベット状に
する為である。特に、請求項3〜4記載の梅類を原料と
する甘味食品の製造方法においては、第1工程で、10
0〜140℃(好ましくは110〜130℃)に加熱さ
れた糖度85度以上の砂糖蜜に、糖蜜煮(甘露煮)され
た糖度25〜50度の梅類を入れて徐々に冷却する(約
5〜15時間程度)。これによって、梅類は加熱され、
砂糖蜜が梅類の内部に浸透し糖度が上がると共に、冷却
されて飴状に固まる。第2工程においては、この固まっ
た飴状物に少量の水(全体の1割程度が好ましい)を加
えて弱火で加熱し、固まった砂糖蜜を溶かす。ここで少
量の水を入れるのは、加熱して容易に梅類と砂糖蜜を分
離するためである。そして、第3工程で溶けた砂糖蜜の
中から梅類を引き上げる。そして、第4工程において、
更に該梅類を高温に加熱された糖度85度以上の砂糖蜜
に漬けて内部の果肉が膨張して破れない範囲で砂糖蜜を
浸透させて糖度を上げ、更に周囲に砂糖蜜を付着させ
る。第5工程においては、第4工程で処理された梅類に
砂糖粒を付着させる。この付着は、砂糖粒を振り掛けて
も良いし、粒砂糖の中に梅類を入れて適当に混ぜ合わせ
ても良い。第6工程でこのような方法で製造した梅類の
甘味食品を冷凍保存し、これによって長期の保存ができ
る。
品、及び請求項3、4記載の梅類を原料とする甘味食品
の製造方法においては、製品の梅類の糖度が十分に高い
ので、冷凍させると内部に砂糖と共に分散している水分
が凍り、シャーベット状(ゲル状)になる。従って、氷
のように硬くないので食べ易い。また、周囲は砂糖蜜を
介して砂糖粒が付着しているので、個々の梅類が相互に
付着することがなく、更には内部に含まれる水分が凍っ
ているので、外側の付着した砂糖蜜あるいは砂糖粒が付
着していることに基づく浸透作用があっても内側から水
分がでることがない。ここで、梅類の糖度を60〜75
にしたのは、これによって梅類の腐敗を防止すると共
に、甘味食品として食べ易くし、更には内部に適当な水
分を含ませて冷凍した場合に、果肉をシャーベット状に
する為である。特に、請求項3〜4記載の梅類を原料と
する甘味食品の製造方法においては、第1工程で、10
0〜140℃(好ましくは110〜130℃)に加熱さ
れた糖度85度以上の砂糖蜜に、糖蜜煮(甘露煮)され
た糖度25〜50度の梅類を入れて徐々に冷却する(約
5〜15時間程度)。これによって、梅類は加熱され、
砂糖蜜が梅類の内部に浸透し糖度が上がると共に、冷却
されて飴状に固まる。第2工程においては、この固まっ
た飴状物に少量の水(全体の1割程度が好ましい)を加
えて弱火で加熱し、固まった砂糖蜜を溶かす。ここで少
量の水を入れるのは、加熱して容易に梅類と砂糖蜜を分
離するためである。そして、第3工程で溶けた砂糖蜜の
中から梅類を引き上げる。そして、第4工程において、
更に該梅類を高温に加熱された糖度85度以上の砂糖蜜
に漬けて内部の果肉が膨張して破れない範囲で砂糖蜜を
浸透させて糖度を上げ、更に周囲に砂糖蜜を付着させ
る。第5工程においては、第4工程で処理された梅類に
砂糖粒を付着させる。この付着は、砂糖粒を振り掛けて
も良いし、粒砂糖の中に梅類を入れて適当に混ぜ合わせ
ても良い。第6工程でこのような方法で製造した梅類の
甘味食品を冷凍保存し、これによって長期の保存ができ
る。
【0006】
【実施例】続いて、添付した図面を参照しつつ、本発明
を具体化した実施例につき説明し、本発明の理解に供す
る。ここに、図1は本発明の一実施例に係る梅類を原料
とする甘味食品の製造方法の製造工程図である。
を具体化した実施例につき説明し、本発明の理解に供す
る。ここに、図1は本発明の一実施例に係る梅類を原料
とする甘味食品の製造方法の製造工程図である。
【0007】図1(A)に示すように、例えば、砂糖8
kgと水1kgを鍋10に入れて加熱し、砂糖蜜11を
製造する。ここで、水を入れるのは砂糖だけで加熱する
と砂糖が焦げるからである。これによって、温度約12
0℃、糖度90度の砂糖蜜11が出来上がる。次に、糖
蜜煮されて糖度40度程度の梅(梅類の一例、大きさは
2〜4cm程度)を約5kg用意し、網籠12に入れ
て、図1(B)に示すように加熱された砂糖蜜11内に
網籠12ごと入れ、直ちにコンロ13の火を止めて10
時間程漬け込む。これによって砂糖蜜11が梅の果皮を
通じて果肉に浸透し、糖度を高める。
kgと水1kgを鍋10に入れて加熱し、砂糖蜜11を
製造する。ここで、水を入れるのは砂糖だけで加熱する
と砂糖が焦げるからである。これによって、温度約12
0℃、糖度90度の砂糖蜜11が出来上がる。次に、糖
蜜煮されて糖度40度程度の梅(梅類の一例、大きさは
2〜4cm程度)を約5kg用意し、網籠12に入れ
て、図1(B)に示すように加熱された砂糖蜜11内に
網籠12ごと入れ、直ちにコンロ13の火を止めて10
時間程漬け込む。これによって砂糖蜜11が梅の果皮を
通じて果肉に浸透し、糖度を高める。
【0008】前記処理によって砂糖蜜11が飴のように
固まるので、図1(C)に示すように、上部に約800
〜900g程度の水を入れて、コンロ13を弱火にして
砂糖蜜11を溶かす。ここで、水を加えるのは、砂糖蜜
11に流動性を与え容易に梅14と砂糖蜜11とを分離
するためである。
固まるので、図1(C)に示すように、上部に約800
〜900g程度の水を入れて、コンロ13を弱火にして
砂糖蜜11を溶かす。ここで、水を加えるのは、砂糖蜜
11に流動性を与え容易に梅14と砂糖蜜11とを分離
するためである。
【0009】砂糖蜜11が飴状から液状に変わったら、
図1(D)に示すように漬けている梅14を網籠12ご
と引上げ、コンロ13の火を強火にして加熱し、水を蒸
発させて砂糖蜜11の糖度を更に上げる。なお、この状
態で引き上げた梅14の糖度が56〜60度となってい
る。ここで、前記梅を引き上げた理由は、図1(C)に
示すように水を加えたことによって、砂糖蜜の糖度が部
分的に下がると考えられ、これによって梅の糖度が下が
るのを防止すると共に、長時間熱を加えると梅果肉の水
分が加熱されて水蒸気化し、内部水蒸気圧によって梅果
皮が破れるのを防止するためである。
図1(D)に示すように漬けている梅14を網籠12ご
と引上げ、コンロ13の火を強火にして加熱し、水を蒸
発させて砂糖蜜11の糖度を更に上げる。なお、この状
態で引き上げた梅14の糖度が56〜60度となってい
る。ここで、前記梅を引き上げた理由は、図1(C)に
示すように水を加えたことによって、砂糖蜜の糖度が部
分的に下がると考えられ、これによって梅の糖度が下が
るのを防止すると共に、長時間熱を加えると梅果肉の水
分が加熱されて水蒸気化し、内部水蒸気圧によって梅果
皮が破れるのを防止するためである。
【0010】次に、図1(E)に示すように水を蒸発さ
せて糖度を上げて約90度にし、前記引き上げた梅14
を再度漬け込み約4分間程度加熱する。これによって梅
の糖度が更に上がり、梅の表面に飴状の薄い膜が付くこ
とになり、この膜によって梅の成分(エキスを含む)が
梅の表面に溶出するのを防止できる。
せて糖度を上げて約90度にし、前記引き上げた梅14
を再度漬け込み約4分間程度加熱する。これによって梅
の糖度が更に上がり、梅の表面に飴状の薄い膜が付くこ
とになり、この膜によって梅の成分(エキスを含む)が
梅の表面に溶出するのを防止できる。
【0011】加熱終了後、図1(F)に示すように砂糖
蜜11から梅14を引上げ、余分な砂糖蜜11を切り引
き上げた梅14を砂糖粒にまぶす。梅14の温度が十分
下がった後に余分な砂糖粒を振るい落とし、出来上がっ
た製品を−20℃前後で冷凍する。出来上がった梅14
の糖度は65〜70度であった。ここで、冷凍にした理
由は、梅の果肉に含まれた水分が糖分と共に溶け出すの
を防止するためと、梅の果肉の糖度を上げることによっ
て、−10〜−30℃(好ましくは−20℃前後)で梅
の果肉が適度のシャーベット状となるためであり、商品
価値が向上し、流通に適応できる商品となる。
蜜11から梅14を引上げ、余分な砂糖蜜11を切り引
き上げた梅14を砂糖粒にまぶす。梅14の温度が十分
下がった後に余分な砂糖粒を振るい落とし、出来上がっ
た製品を−20℃前後で冷凍する。出来上がった梅14
の糖度は65〜70度であった。ここで、冷凍にした理
由は、梅の果肉に含まれた水分が糖分と共に溶け出すの
を防止するためと、梅の果肉の糖度を上げることによっ
て、−10〜−30℃(好ましくは−20℃前後)で梅
の果肉が適度のシャーベット状となるためであり、商品
価値が向上し、流通に適応できる商品となる。
【0012】なお、前記図1の(A)〜(D)に示す工
程を経ず、図1の(E)、(F)に示す工程で、糖蜜煮
された糖度40度程度の梅を処理すると、梅の果肉の糖
度が上がらず、冷凍すると梅に含まれている水分が結合
状態で凍るので、硬く凍結してしまいシャーベット状の
商品とならなかった。従って、砂糖蜜に漬ける2回の工
程のうち一回を省略すると、糖度が55〜58度程度に
なるので、この状態で凍結すると水分が溶出したり、あ
るいは含まれる水分が多すぎて凍結状態で硬くなった
り、商品にならないという欠点を有する。前記実施例は
梅について説明したが、李、杏等にも適用できる。
程を経ず、図1の(E)、(F)に示す工程で、糖蜜煮
された糖度40度程度の梅を処理すると、梅の果肉の糖
度が上がらず、冷凍すると梅に含まれている水分が結合
状態で凍るので、硬く凍結してしまいシャーベット状の
商品とならなかった。従って、砂糖蜜に漬ける2回の工
程のうち一回を省略すると、糖度が55〜58度程度に
なるので、この状態で凍結すると水分が溶出したり、あ
るいは含まれる水分が多すぎて凍結状態で硬くなった
り、商品にならないという欠点を有する。前記実施例は
梅について説明したが、李、杏等にも適用できる。
【0013】
【発明の効果】請求項1、2記載の梅類を原料とする甘
味食品、及び請求項3、4記載の梅類を原料とする甘味
食品の製造方法においては、製品の梅類の糖度が十分に
高いので、冷凍させると内部に砂糖と共に分散している
水分が凍り、シャーベット状(ゲル状)になり、極めて
食べ易い食品となる。そして、運搬は通常のアイスクリ
ーム等と同様に冷凍車で運搬し、冷凍庫等に収納して販
売し、家庭においては冷蔵庫の冷凍室に保存しておけば
長期の保存が可能となる。
味食品、及び請求項3、4記載の梅類を原料とする甘味
食品の製造方法においては、製品の梅類の糖度が十分に
高いので、冷凍させると内部に砂糖と共に分散している
水分が凍り、シャーベット状(ゲル状)になり、極めて
食べ易い食品となる。そして、運搬は通常のアイスクリ
ーム等と同様に冷凍車で運搬し、冷凍庫等に収納して販
売し、家庭においては冷蔵庫の冷凍室に保存しておけば
長期の保存が可能となる。
【図1】本発明の一実施例に係る梅類を原料とする甘味
食品の製造工程の説明図である。
食品の製造工程の説明図である。
10 鍋 11 砂糖蜜 12 網籠 13 コンロ 14 梅(梅類)
Claims (4)
- 【請求項1】 糖蜜煮及び糖蜜浸漬を行うことによっ
て、周囲に果皮を備えた梅類の果肉の糖度を60〜75
度にし、該梅類の果皮の周囲には砂糖蜜を介して砂糖粒
が付着されており、しかも、製品の温度は前記果肉内に
含まれる水分が凍結する温度であって該果肉がシャーベ
ット状になっていることを特徴とする梅類を原料とする
甘味食品。 - 【請求項2】 前記凍結する温度は−10〜−30℃程
度である請求項1記載の梅類を原料とする甘味食品。 - 【請求項3】 糖蜜煮されて果肉糖度が25〜50度の
種及び皮付きの梅類を、100〜140℃に加熱された
糖度85度以上の砂糖蜜に漬けて、徐々に冷却し内部に
砂糖蜜を浸透させる第1工程と、 前記第1工程を終了し飴状に固まった砂糖蜜と梅類とに
少量の水を加え、弱火で加熱し砂糖蜜を溶かす第2工程
と、 前記第2工程において砂糖蜜が溶けた時点で、砂糖蜜の
中から梅類を引上げる第3工程と、 前記第3工程によって砂糖蜜から引き上げた梅類を高温
に加熱された糖度85度以上の砂糖蜜に漬けて内部の果
肉が膨れて果皮が破れない範囲で梅類の内部に砂糖蜜を
浸透させると共に、果皮表面に液状の砂糖蜜を付着させ
る第4工程と、 前記第4工程によって付着した液状の砂糖蜜が冷却によ
って飴状に変化した梅類の表面に砂糖粒を付着させる第
5工程と、 前記第5工程によって製造された梅類を、冷凍する第6
工程とを有してなることを特徴とする梅類を原料とする
甘味食品の製造方法。 - 【請求項4】 冷凍温度は−10℃〜−30℃である請
求項3記載の梅類を原料とする甘味食品の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4522894A JPH07227238A (ja) | 1994-02-18 | 1994-02-18 | 梅類を原料とする甘味食品及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4522894A JPH07227238A (ja) | 1994-02-18 | 1994-02-18 | 梅類を原料とする甘味食品及びその製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07227238A true JPH07227238A (ja) | 1995-08-29 |
Family
ID=12713413
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4522894A Pending JPH07227238A (ja) | 1994-02-18 | 1994-02-18 | 梅類を原料とする甘味食品及びその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07227238A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101140556B1 (ko) * | 2010-05-03 | 2012-05-02 | 김포시(농업기술센터) | 절임 건매실의 제조방법 및 이의 방법으로 제조된 절임 건매실 |
| JP2016208891A (ja) * | 2015-05-01 | 2016-12-15 | 熊野の里株式会社 | 冷凍梅果実及びその製造方法 |
-
1994
- 1994-02-18 JP JP4522894A patent/JPH07227238A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101140556B1 (ko) * | 2010-05-03 | 2012-05-02 | 김포시(농업기술센터) | 절임 건매실의 제조방법 및 이의 방법으로 제조된 절임 건매실 |
| JP2016208891A (ja) * | 2015-05-01 | 2016-12-15 | 熊野の里株式会社 | 冷凍梅果実及びその製造方法 |
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