JPH07227253A - 微粒昆布パウダの製造方法 - Google Patents
微粒昆布パウダの製造方法Info
- Publication number
- JPH07227253A JPH07227253A JP6044675A JP4467594A JPH07227253A JP H07227253 A JPH07227253 A JP H07227253A JP 6044675 A JP6044675 A JP 6044675A JP 4467594 A JP4467594 A JP 4467594A JP H07227253 A JPH07227253 A JP H07227253A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 低塩分量に管理された微細粒昆布パウダの製
造方法を提供する。 【構成】 乾燥した原料昆布をアルカリイオン水に約2
4時間浸漬し、更に純水に約24時間浸漬して前記原料
昆布に含まれる塩分を抜いた後、前記原料昆布を引上げ
脱水して細片に切断し、この昆布細片を冷水中に投入し
て撹拌しながら一定期間低温貯蔵し、この冷水中から前
記昆布細片を分離することにより昆布エキスが抽出され
た処理原液を製造し、この処理原液を約100℃に加熱
殺菌して異物を濾過した後に、加熱状態から急速冷却し
て昆布水を製造し、更にこの昆布水を減圧下で低温蒸発
させて濃縮し、濃縮液を噴霧乾燥させて昆布エキスの顆
粒とし、この顆粒を粉砕機により粉砕して500〜10
00メッシュの微粉末とする。
造方法を提供する。 【構成】 乾燥した原料昆布をアルカリイオン水に約2
4時間浸漬し、更に純水に約24時間浸漬して前記原料
昆布に含まれる塩分を抜いた後、前記原料昆布を引上げ
脱水して細片に切断し、この昆布細片を冷水中に投入し
て撹拌しながら一定期間低温貯蔵し、この冷水中から前
記昆布細片を分離することにより昆布エキスが抽出され
た処理原液を製造し、この処理原液を約100℃に加熱
殺菌して異物を濾過した後に、加熱状態から急速冷却し
て昆布水を製造し、更にこの昆布水を減圧下で低温蒸発
させて濃縮し、濃縮液を噴霧乾燥させて昆布エキスの顆
粒とし、この顆粒を粉砕機により粉砕して500〜10
00メッシュの微粉末とする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、低塩分量に管理された
微粒昆布パウダの製造方法に関する。
微粒昆布パウダの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】昆布等の海藻は、海から採取して天日乾
燥したものを食品材料として用いている。また、これら
の乾燥させた原料から飲料や調味料等を製造し、加工品
としても利用されている。昆布などの海藻に含まれてい
る成分を抽出して海藻飲料、調味液などに加工したり、
食品に添加する技術としては、従来から各種のものが知
られている。例えば、特開平3−172147号公報記
載の「海藻飲料品およびその製造方法」、特開昭57−
68765号公報記載の「海藻ジュースとその製造方
法」、特開昭57−33579号公報の「海藻エキスの
製造方法」、特開昭54−49369号公報の「調味料
または飲料の製造法」、特開昭52−128256号公
報記載の「海藻エキスの顆粒状食品」などが代表的な公
知技術である。
燥したものを食品材料として用いている。また、これら
の乾燥させた原料から飲料や調味料等を製造し、加工品
としても利用されている。昆布などの海藻に含まれてい
る成分を抽出して海藻飲料、調味液などに加工したり、
食品に添加する技術としては、従来から各種のものが知
られている。例えば、特開平3−172147号公報記
載の「海藻飲料品およびその製造方法」、特開昭57−
68765号公報記載の「海藻ジュースとその製造方
法」、特開昭57−33579号公報の「海藻エキスの
製造方法」、特開昭54−49369号公報の「調味料
または飲料の製造法」、特開昭52−128256号公
報記載の「海藻エキスの顆粒状食品」などが代表的な公
知技術である。
【0003】これらの加工品のうち、乾燥した原料昆布
を粉末に加工するものは、原料の利用度が高く無駄がな
い上、長期の保存ができるので、パンや麺類等に添加し
て栄養分の補給や調味量として利用することができ、ま
た、原料昆布のエキスを抽出して顆粒としたものは、有
効成分の含有量が高く、栄養食品や薬用として利用でき
る。
を粉末に加工するものは、原料の利用度が高く無駄がな
い上、長期の保存ができるので、パンや麺類等に添加し
て栄養分の補給や調味量として利用することができ、ま
た、原料昆布のエキスを抽出して顆粒としたものは、有
効成分の含有量が高く、栄養食品や薬用として利用でき
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記乾燥した
原料昆布から製造した加工品には、原料から持込まれる
塩分が含まれ、その量も一定していないため、食品に添
加する場合はその都度塩分の味見をしながら味付けをし
なければならないという問題があり、特に健康食品とし
ては塩分量が制限される傾向にあるので、これらの加工
食品は低塩分に管理されることが必要になっている。
原料昆布から製造した加工品には、原料から持込まれる
塩分が含まれ、その量も一定していないため、食品に添
加する場合はその都度塩分の味見をしながら味付けをし
なければならないという問題があり、特に健康食品とし
ては塩分量が制限される傾向にあるので、これらの加工
食品は低塩分に管理されることが必要になっている。
【0005】また、粉末の粒度は舌ざわりとして味覚要
素の1つであり、飲料等への添加には微細な粉末にする
ことが望ましいが、原料昆布を粉砕して製造する場合
は、繊維質が多く含まれるので微粒化することが困難で
ある。
素の1つであり、飲料等への添加には微細な粉末にする
ことが望ましいが、原料昆布を粉砕して製造する場合
は、繊維質が多く含まれるので微粒化することが困難で
ある。
【0006】本発明は上述の事情により成されたもので
あり、本発明の目的は、乾燥した原料昆布を用い低塩分
量に管理され、かつ微細な粒度を有する昆布パウダの製
造方法を提供することにある。
あり、本発明の目的は、乾燥した原料昆布を用い低塩分
量に管理され、かつ微細な粒度を有する昆布パウダの製
造方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、低塩分量の微
粒昆布パウダを製造する方法に関し、本発明の上記目的
は、乾燥した原料昆布をアルカリイオン水に約24時間
浸漬し、更に純水に約24時間浸漬して前記原料昆布に
含まれる塩分を抜いた後、前記原料昆布を引上げ脱水し
て細片に切断し、この昆布細片を冷水中に投入して撹拌
しながら一定期間低温貯蔵し、この冷水中から前記昆布
細片を分離することにより昆布エキスが抽出された処理
原液を製造し、この処理原液を約100℃に加熱殺菌し
て異物を濾過した後に、加熱状態から急速冷却して昆布
水を製造し、更にこの昆布水を減圧下で低温蒸発させて
濃縮し、この濃縮液を噴霧乾燥させて昆布エキスの顆粒
とし、この顆粒を粉砕機により粉砕して500〜100
0メッシュの微粉末とすることによって達成される。
粒昆布パウダを製造する方法に関し、本発明の上記目的
は、乾燥した原料昆布をアルカリイオン水に約24時間
浸漬し、更に純水に約24時間浸漬して前記原料昆布に
含まれる塩分を抜いた後、前記原料昆布を引上げ脱水し
て細片に切断し、この昆布細片を冷水中に投入して撹拌
しながら一定期間低温貯蔵し、この冷水中から前記昆布
細片を分離することにより昆布エキスが抽出された処理
原液を製造し、この処理原液を約100℃に加熱殺菌し
て異物を濾過した後に、加熱状態から急速冷却して昆布
水を製造し、更にこの昆布水を減圧下で低温蒸発させて
濃縮し、この濃縮液を噴霧乾燥させて昆布エキスの顆粒
とし、この顆粒を粉砕機により粉砕して500〜100
0メッシュの微粉末とすることによって達成される。
【0008】
【作用】乾燥した原料昆布を加工前に一定条件で水に浸
漬して塩抜きしたものを用いるので、加工された昆布パ
ウダに過剰の塩分が不定量に含まれることはない。ま
た、弱アルカリ性のアルカリイオン水を用いたことによ
り、有効成分の溶出や昆布の変色が抑えられる。更に、
塩抜き及びエキス抽出の期間は温度を上げないようにし
ているので雑菌の繁殖や発酵による成分の変質や分解を
起さない。
漬して塩抜きしたものを用いるので、加工された昆布パ
ウダに過剰の塩分が不定量に含まれることはない。ま
た、弱アルカリ性のアルカリイオン水を用いたことによ
り、有効成分の溶出や昆布の変色が抑えられる。更に、
塩抜き及びエキス抽出の期間は温度を上げないようにし
ているので雑菌の繁殖や発酵による成分の変質や分解を
起さない。
【0009】
【実施例】本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明
する。図1は本発明による微粒昆布パウダ製造の1例を
示す工程図である。先ず、乾燥した原料昆布1をPH7
〜10に調整したアルカリイオン水の入った浸漬槽に投
入し、約2時間浸漬した後水を換え、新たに純水中に約
24時間浸漬して原料昆布に含まれる塩分を抜取る。こ
の時、原料昆布1から溶出される成分は浸漬水のPHに
よって変るが、中性から弱アルカリ性にすることにより
低く抑えることができ昆布の変色も少ない。
する。図1は本発明による微粒昆布パウダ製造の1例を
示す工程図である。先ず、乾燥した原料昆布1をPH7
〜10に調整したアルカリイオン水の入った浸漬槽に投
入し、約2時間浸漬した後水を換え、新たに純水中に約
24時間浸漬して原料昆布に含まれる塩分を抜取る。こ
の時、原料昆布1から溶出される成分は浸漬水のPHに
よって変るが、中性から弱アルカリ性にすることにより
低く抑えることができ昆布の変色も少ない。
【0010】次に、塩抜きした昆布を引上げ脱水して切
断し、1cm角以上の小片とする。この昆布小片を、冷
水を満たした冷水タンクに貯蔵して1〜3℃の温度に保
ち、撹拌しながら約1週間エキスの抽出を行なう。エキ
スを抽出した液から昆布小片を分離してこれを処理原液
2とする。この処理原液2はパイプラインを通して高圧
釜に送られ、100℃に加熱されて殺菌処理される。こ
の場合、高圧釜に内設した熱交換チューブ内に処理原液
2を通すようにすれば、空気や作業者に触れることなく
衛生的である。加熱殺菌された処理原液2は、更にパイ
プラインを通して濾過機にかけ、熱いうちに濾過して異
物を除き、パイプラインにより冷却タンクを通して1時
間で約1℃まで急速冷却され、昆布水3として冷蔵庫に
保管される。このように急速冷却すれば、冷却過程で細
菌の繁殖条件を生じない。
断し、1cm角以上の小片とする。この昆布小片を、冷
水を満たした冷水タンクに貯蔵して1〜3℃の温度に保
ち、撹拌しながら約1週間エキスの抽出を行なう。エキ
スを抽出した液から昆布小片を分離してこれを処理原液
2とする。この処理原液2はパイプラインを通して高圧
釜に送られ、100℃に加熱されて殺菌処理される。こ
の場合、高圧釜に内設した熱交換チューブ内に処理原液
2を通すようにすれば、空気や作業者に触れることなく
衛生的である。加熱殺菌された処理原液2は、更にパイ
プラインを通して濾過機にかけ、熱いうちに濾過して異
物を除き、パイプラインにより冷却タンクを通して1時
間で約1℃まで急速冷却され、昆布水3として冷蔵庫に
保管される。このように急速冷却すれば、冷却過程で細
菌の繁殖条件を生じない。
【0011】この昆布水3を減圧下で低温で蒸発させて
濃縮し、この濃縮液をアトマイザーにより噴霧蒸発させ
て昆布エキスの顆粒4とし、更にこの顆粒4を粉砕機に
より粉砕することによって微粒昆布パウダ5を得る。こ
の顆粒4には繊維質は含まれず、水溶性の低分子量の成
分が多いため粘弾性が少なく、粉砕機により500〜1
000メッシュの微粉末とすることができる。
濃縮し、この濃縮液をアトマイザーにより噴霧蒸発させ
て昆布エキスの顆粒4とし、更にこの顆粒4を粉砕機に
より粉砕することによって微粒昆布パウダ5を得る。こ
の顆粒4には繊維質は含まれず、水溶性の低分子量の成
分が多いため粘弾性が少なく、粉砕機により500〜1
000メッシュの微粉末とすることができる。
【0012】
【発明の効果】以上に述べた通り、本発明による微粒昆
布パウダの製造方法によれば、原料昆布を一定の条件で
塩抜きして用いるので加工された製品は常に低塩分量に
管理されている。 また、製造工程中の貯蔵は低温に保
たれているので雑菌が繁殖せず品質低下がない。更に、
このパウダは水で抽出したエキスから作られるため有効
成分の純度が高く、微細粒化と相俟って単に調味料とし
てだけでなく薬用としても利用できる。
布パウダの製造方法によれば、原料昆布を一定の条件で
塩抜きして用いるので加工された製品は常に低塩分量に
管理されている。 また、製造工程中の貯蔵は低温に保
たれているので雑菌が繁殖せず品質低下がない。更に、
このパウダは水で抽出したエキスから作られるため有効
成分の純度が高く、微細粒化と相俟って単に調味料とし
てだけでなく薬用としても利用できる。
【図1】本発明の微粒昆布パウダ製造の1例を示す工程
図である。
図である。
1 原料昆布 2 処理原液 3 昆布水 4 エキス顆粒 5 微粒
Claims (4)
- 【請求項1】 乾燥した原料昆布をアルカリイオン水に
約24時間浸漬し、更に純水に約24時間浸漬して前記
原料昆布に含まれる塩分を抜いた後、前記原料昆布を引
上げ脱水して細片に切断し、この昆布細片を冷水中に投
入して撹拌しながら一定期間低温貯蔵し、この冷水中か
ら前記昆布細片を分離することにより昆布エキスが抽出
された処理原液を製造し、この処理原液を約100℃に
加熱殺菌して異物を濾過した後に、加熱状態から急速冷
却して昆布水を製造し、更にこの昆布水を減圧下で低温
蒸発させて濃縮し、この濃縮液を噴霧乾燥させて昆布エ
キスの顆粒とし、この顆粒を粉砕機により粉砕して50
0〜1000メッシュの微粉末とすることを特徴とする
微粒昆布パウダの製造方法。 - 【請求項2】 前記アルカリイオン水が、PH7以上1
0以下の弱アルカリ性に調整されたものである請求項1
に記載の微粒昆布パウダの製造方法。 - 【請求項3】 前記一定期間の低温貯蔵が、10℃以下
の冷水に4日以上約1週間浸漬貯蔵するものである請求
項1に記載の微粒昆布パウダの製造方法。 - 【請求項4】 前記加熱状態からの急速冷却が、約60
分間に約1℃まで冷却するものである請求項1に記載の
微粒昆布パウダの製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6044675A JPH07227253A (ja) | 1994-02-21 | 1994-02-21 | 微粒昆布パウダの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6044675A JPH07227253A (ja) | 1994-02-21 | 1994-02-21 | 微粒昆布パウダの製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07227253A true JPH07227253A (ja) | 1995-08-29 |
Family
ID=12698026
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6044675A Pending JPH07227253A (ja) | 1994-02-21 | 1994-02-21 | 微粒昆布パウダの製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07227253A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007020416A (ja) * | 2005-07-12 | 2007-02-01 | Human Life & Science Sha:Kk | がごめ昆布から昆布エキスを粉末状態で抽出する方法 |
| CN110545676A (zh) * | 2017-04-26 | 2019-12-06 | Cj第一制糖株式会社 | 尼帕棕榈提取物制备方法和通过所述方法制备的尼帕棕榈提取物 |
-
1994
- 1994-02-21 JP JP6044675A patent/JPH07227253A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007020416A (ja) * | 2005-07-12 | 2007-02-01 | Human Life & Science Sha:Kk | がごめ昆布から昆布エキスを粉末状態で抽出する方法 |
| CN110545676A (zh) * | 2017-04-26 | 2019-12-06 | Cj第一制糖株式会社 | 尼帕棕榈提取物制备方法和通过所述方法制备的尼帕棕榈提取物 |
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