JPH0722760B2 - アブレイシブジェット切断スラリ処理装置 - Google Patents

アブレイシブジェット切断スラリ処理装置

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JPH0722760B2
JPH0722760B2 JP63081420A JP8142088A JPH0722760B2 JP H0722760 B2 JPH0722760 B2 JP H0722760B2 JP 63081420 A JP63081420 A JP 63081420A JP 8142088 A JP8142088 A JP 8142088A JP H0722760 B2 JPH0722760 B2 JP H0722760B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、粒状物を高圧水ジェットと共に壁等の建造物
に噴き付けてその建造物を切断するアブレイシブジェッ
ト切断作業の際に発生するスラリを処理するスラリ処理
装置に関する。
[従来の技術] 標準的なリフォーム工事、例えばマンション等の集合住
宅で2部屋(2戸)を一部屋(1戸)に改造する工事に
おいては、通常一日に1箇所の壁を切断、開口する作業
を施工する。そしてこの切断、開口作業においてアブレ
イシブジェットを用いれば2m3程度のスラリが発生す
る。このようなアブレイシブジェット切断作業で発生す
るスラリは産業廃棄物として取り扱われ、環境保全上の
見地より下水道に廃棄することができないので、その処
理あるいは廃棄には従来多大なコストを必要とした。
第3図は従来における前記スラリの処理方法の概要を示
している。矢印Oで示すように、アブレイシブジェット
切断作業現場(図示せず)から輸送管1を介してスラリ
Sが鋼製水槽2に受容される。この水槽2は6m3の容積
を有しており、そして第3図では1個しか示されていな
いが実際の作業現場では2個設けられている。すなわち
鋼製水槽に12m3(6日分)のスラリが貯蔵される。そし
て6日分のスラリが貯蔵された時点で吸込ホース3によ
ってバキュームカー4内へスラリSが吸込まれ、そして
産業廃棄物処理業者に引き取らせている。ここでバキュ
ームカー4のタンク容量は6m3が一般的であるので、バ
キュームカー4はアブレイシブジェット切断作業現場と
産業廃棄物処理業者との間を2往復するかあるいは2台
のバキュームカーが用意される。
[発明が解決しようとする課題] しかし、産業廃棄物処理業者に支払う料金はスラリの容
積に比例して高額となり、しかもバキュームカーの使用
料も支払う必要があるので、上記した従来のスラリ処理
方法に費やされるコストは非常に高額となり、リフォー
ム工事請負金額中で非常に大きな割合を占めることにな
る。その結果、従来のスラリ処理方法を用いるとアブレ
イシブジェット切断作業全体がコスト高になってしま
い、経済性が悪くなるという問題が生ずる。
また、従来のスラリ処理方法においては、バキュームカ
ー4のバキューム運転時(6m3のスラリを吸込むのに約
1.5時間を要する)のエンジンノイズおよび振動によ
り、アブレイシブジェット切断作業の低騒音という利点
が相殺されてしまうという問題点がある。
そこで、例えば特開昭60-226970号公報や特開昭62-2215
00号公報に見られるように、アブレイシブジェット切断
作業現場で発生するスラリよりまずアブレイシブ材を分
離して再利用し、次いで残余のスラリより切断片等の固
形物を分離して脱水ケーキとし、清澄槽で清澄処理して
上澄液を放流するようにしたものが提案されている。
この技術によれば、廃棄物の減容化が図られ、先に述べ
た従来技術の問題点はある程度解消されるが、脱水ケー
キの運搬、廃棄処理等の点で今だ問題が残り、また処理
装置は大規模なものであって、その運搬、設置等に手間
取り、例えばマンション等の住宅のリフォーム工事のよ
うに、工事事態は比較的小規模であるが、短期工事で多
数箇所での工事を手掛ける場合には適さない。
したがって、本発明は、アブレイシブジェット切断で発
生するスラリを処理するに際し、単に廃棄物の減容化を
図るだけでなく、廃棄物の運搬、最終処分までも容易に
し、また多数箇所の工事現場に容易に運搬し設置するこ
とのできるアブレイシブジェット切断スラリ処理装置を
提供することを目的としてなされたものである。
[課題を解決するための手段] このため本発明によれば、アブレイシブジェット切断作
業現場で発生するスラリが導入され固液分離された固形
成分を貯蔵する容器が取り外し可能に設置される固液分
離装置と、固液分離装置で固液分離された汚濁水が導入
される汚濁水から汚濁成分を分離する清澄装置と、清澄
装置で汚濁成分が分離された上澄液が導入されpH調整を
行って放流するpH調整装置から成り、前記固液分離装置
と前記清澄装置と前記pH調整装置とが一体とされてユニ
ット化されているアブレイシブジェット切断スラリ処理
装置が提供される。
[作用] スラリ処理装置は、ユニット化されているので、そのま
まトラックに乗せ工事現場、例えばマンションのリフォ
ーム工事現場に運搬し使用する。その際、スラリ処理装
置の各装置間は予め接続されているので、現場において
配管接続等を行って組立てる必要はない。
スラリ処理装置にドラム缶等の容器を設置し、アブレイ
シブジェット切断で発生したスラリを導入して固液分離
装置により固形成分と液体成分とに分離する。固形成分
はドラム缶等の容器に詰めて貯蔵する。ここでスラリの
固形成分の体積は液体成分に比べ1/8程度と小さく、ド
ラム缶等に容器詰めされた固形成分はそのまま産業廃棄
物処理業者に引き取らせる。
一方、スラリの液体成分は清澄装置に導入して汚濁成分
を分離し、上澄液はpH調整装置に導入してpH調整を行
う。この結果、一般下水道に放流しても河川の汚染等の
環境保全上の問題を生じる恐れがなくなり、下水道に放
流、廃棄する。
マンションのリフォーム工事におけるアブレイシブジェ
ット切断作業が終れば、スラリ処理装置をトラックに載
せリフォームを行う別のマンションのリフォーム工事現
場等に運搬しアブレイシブジェット切断で発生するスラ
イムを処理する。
[実施例] 以下、第1図および第2図を参照して本発明の一実施例
について説明する。
第1図は本発明のアブレイシブジェット切断スラリ処理
装置の一例を示す断面図であり、全体を符号10で示して
ある。図示しないアブレイシブジェット切断作業現場で
生じたスラリは、サンドポンプ(図示せず)を介して輸
送管12内を通過する。そして固形成分貯蔵用容器である
ドラム缶14内に導入される。このドラム缶14はその容量
は例えば200lであり、その内部には目の粗さ1mmのメッ
シュフィルタ16が設けられており、スラリ中の固形成分
が該メッシュフィルタ16よりも上方へ浮遊しないように
なっている。このメッシュフィルタ16には目詰まり防止
用のスクレーパ18が付属しており、このスクレーパ18は
常時低速(2rpm)で回転してメッシュフィルタ16の目に
付着した固形成分を掻き落としている。
メッシュフィルタ16の上方の液体、すなわち固液分離さ
れたスラリから成る汚濁水は、パイプ20および自吸式ポ
ンプ22を介して清澄槽24へ送られる。この清澄槽24の上
部には凝集剤添加装置26および攪拌装置28が設けられて
いる。そして凝集剤添加装置26から清澄槽24内へ凝集剤
が添加され、攪拌装置28によって清澄槽内で汚濁水と凝
集剤とが充分に混合される。その結果、微小な固体粒子
等から成る汚濁成分が清澄槽24の底部に沈降して堆積
(符号Sで示す)する。
この清澄槽上部の上澄液、すなわち清澄化されたスラリ
の液体成分は、汚濁水と混合するのを防止するため一旦
清澄水槽30に導入された後、pH調整槽32へ流入する。こ
のpH調整槽32は仕切板34によって上流側32Aと下流側32B
とに概略仕切られている。そして上流側32Aの上部にはp
H調整剤添加装置36と攪拌装置38が設けられており、下
流側32BにはpH計測装置40が設けられている。pH調整剤
添加装置36からはpH調整薬剤が添加されて攪拌装置によ
り清澄化されたスラリ液体成分と混合され、pHが適当な
値に調整される。ここで、pH計測装置40とpH調整薬剤添
加装置36とを連動して、pHが一定値に保たれるように制
御しても良い。
pHが調整されたスラリ液体成分は放出口42を介して一般
下水道へ放流廃棄される。
第1図中符号44はドラム缶14の昇降装置を示す。この昇
降装置44は一日のアブレイシブジェット切断作業が終了
した後にドラム缶14を第1図で示す位置より下降してメ
ッシュフィルタ16およびスクレーパ18からなる固液分離
装置とドラム缶14とを分離してスラリ固形成分を貯蔵し
たドラム缶14を処理装置10から取り外し、新しいドラム
缶を設置するために用いられる。そして取り出されたド
ラム缶14はそのまま産業廃棄物処理業者に引き渡されて
処分される。
また清澄槽24の底部に沈澱(S)した微小粒子は、1工
事期間経過後、例えはマンションの全戸のリフォーム工
事が終了した後に清澄槽24の底部から取り除き、ドラム
缶14と同様に処理業者によって処分される。
そして、メッシュフィルタ16、スクレーパ18、容器の昇
降装置44などからなる固液分離装置と、清澄槽24、凝集
剤添加装置26、攪拌装置28、清澄水槽30などからなる清
澄装置と、pH調整槽32、仕切板34、pH調整剤添加装置3
6、攪拌装置38、pH計測装置40等からなるpH調整装置と
は、第1図に示すように一体とされてユニット化されて
おり、そのままトラックに載せて運搬して使用でき、そ
の際、各装置は予め接続されているので、現場において
配管接続等の組立てを行うことなく使用することができ
る。そして一カ所の工事現場のスラリ処理を終えれば、
ユニット化された装置をトラックに載せて次の工事現場
に運搬しスラリ処理を行う。
次に第1図および第2図を参照してスラリの処理工程を
説明する。
アブレイシブジェット切断作業(第2図中ステップS1)
によって発生したスラリは第1図におけるドラム缶14内
でメッシュフィルタ16によって固液分離される(ステッ
プS2)。
分離された固形成分はそのままドラム缶14内で堆積し
(ステップS3)、一日の作業終了後ドラム缶14ごとユニ
ット10から取り外され処理業者に引き渡される。
一方、液体成分(汚濁水)は清澄槽24内で清澄化されて
固体粒子を含まない状態となる(ステップS4)。そして
pH調整槽32内でpHが調整される(ステップS5)。上記ス
テップS2、S4、S5を経過したスラリ液体成分は環境保全
の点に関して完全に無害な液体となっているので、一般
下水道から放流することができるのである(ステップS
6)。
なお、ステップS1におけるスラリの発生量は、例えば15
l/分で一日当り最大2m3である。そして、3kg/分の割合
でガーネットがスラリ中に含有され、このガーネットの
一日当りの発生量は最大0.2m3である。この場合、スラ
リの比重は2であり、pHは10以上の強アルカリ性を示し
ている。
[発明の効果] 以上説明した本発明は、次に列挙するような作用効果を
奏する。
(1)固形成分の処理が簡単である。
液体成分と分離された、湿潤した固形成分(ガーネット
+コンクリート切断カス)はドラム缶内に自動的に溜ま
るので、一日の作業終了後、昇降装置によりドラム缶を
下降して固液分離手段より該ドラム缶を取り外して移動
し、空ドラムと交換する。そして、この固形成分はドラ
ム缶のまま産業廃棄物業者に渡せるので、アブレイシブ
ジェット切断作業のクリーンな施工が可能である。
(2)使用される装置がコンパクトで設置が容易であ
る。
スラリ処理装置は、固液分離装置と清澄装置とpH調整装
置とが一体とされてユニット化されたものであるので、
コンパクトなものとなり、そのままトラックに載せる等
して容易に工事現場に運搬して設置することができ、そ
の際、各装置間は予め接続されているので、現場におい
て配管接続等の組立てを行うことなくそのまま使用する
ことができる。このためマンション等の住宅のリフォー
ム工事のように、短期工事となるアブレイシブジェット
切断作業を伴った工事に最適である。また、スラリ処理
装置は移動の都度トラックに載せ降ろしすることなくト
ラックマウント形式とすることもできる。
(3)操作が容易である。
本発明の実施に際して用いられる各システムは自動運転
することが可能であるため、操作が簡単であり、しかも
メンテナンスフリーである。
(4)コストダウンが実現される。
処理が必要な廃棄物の減量化が図られる(従来の約1/8
となる)ため処理コストの大幅なダウンが可能となる。
(5)環境保全上の対策が充分に講じられている。さら
に、放流口の手前に設けられたpH計測装置により、放流
されるスラリ液体成分のpHが常時計測され、制御盤内に
設けられた記録手段に記録されるように構成すれば、環
境保全上好適である。
(6)低騒音、無振動で且つクリーンな処理が達成でき
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例に係るアブレイシブジェット切
断スラリ処理装置の断面正面図、第2図は第1図に示す
スラリ処理装置によりスラリを処理する工程を説明する
工程図、第3図は従来のスラリ処理の態様を示す模式図
である。 14……ドラム缶、16……メッシュフィルタ、18……スク
レーパ、22……自吸式ポンプ、24……清澄槽、26……凝
集剤添加装置、28……攪拌装置、30……清澄水槽、32…
…pH調整槽、34……仕切板、36……pH調整剤添加装置、
38……攪拌装置、40……pH計測装置

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】アブレイシブジェット切断作業現場で発生
    するスラリが導入され固液分離された固形成分を貯蔵す
    る容器が取り外し可能に設置される固液分離装置と、固
    液分離装置で固液分離された汚濁水が導入される汚濁水
    から汚濁成分を分離する清澄装置と、清澄装置で汚濁成
    分が分離された上澄液が導入されpH調整を行って放流す
    るpH調整装置から成り、前記固液分離装置と前記清澄装
    置と前記pH調整装置とが一体とされてユニット化されて
    いることを特徴とするアブレイシブジェット切断スラリ
    処理装置。
JP63081420A 1988-04-04 1988-04-04 アブレイシブジェット切断スラリ処理装置 Expired - Fee Related JPH0722760B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS60226970A (ja) * 1984-04-26 1985-11-12 大成建設株式会社 有害物質に汚染された構造物の流体噴射による加工方法
JPH0722759B2 (ja) * 1986-03-24 1995-03-15 鹿島建設株式会社 切削解体装置のスラリ−処理装置

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