JPH07227933A - 樹脂被覆金属板およびその製造方法 - Google Patents

樹脂被覆金属板およびその製造方法

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JPH07227933A
JPH07227933A JP4631994A JP4631994A JPH07227933A JP H07227933 A JPH07227933 A JP H07227933A JP 4631994 A JP4631994 A JP 4631994A JP 4631994 A JP4631994 A JP 4631994A JP H07227933 A JPH07227933 A JP H07227933A
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JP
Japan
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metal plate
resin
layer
film thickness
thickness
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JP4631994A
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English (en)
Inventor
Hideaki Koo
英明 小尾
Koichi Kimura
皓一 木村
Noriyasu Noda
憲康 野田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Paint Co Ltd
Hokkai Koki Co Ltd
Original Assignee
Nippon Paint Co Ltd
Hokkai Koki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 廃棄処理時に有害ガスを発生せず、優れた耐
候性を備える外装用として好適な樹脂被覆金属板とその
製造方法を提供する。 【構成】 化成処理された金属板1の上に、乾燥膜厚2
〜20μm の接着剤層2、膜厚10〜100 μm のポリエステ
ルフィルム層3、乾燥膜厚0.1 〜20μm のプライマー層
4および乾燥膜厚5〜40μm の顔料、酸化防止剤および
紫外線吸収剤の1種以上を含有する塗料層5が順次に形
成されてなる樹脂被覆金属板。この樹脂塗膜層を形成す
る場合、接着剤を塗布したのち、金属板を150 〜250 ℃
に加熱し、この温度を維持しながらポリエステルフィル
ムをラミネートし、ついでプライマーを塗布、乾燥し、
更に耐候性の塗料を塗布する樹脂被覆金属板の製造方
法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、耐候性に優れる外装用
の樹脂被覆金属板および特にコイルコーテイングに好適
な前記樹脂被覆金属板の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、外装用の樹脂被覆金属板として
は、耐候性および経済性を考慮して塩化ビニル樹脂を被
覆したものが一般に使用されている。しかし、塩化ビニ
ル樹脂は廃棄処理時の焼却過程で有害な塩化水素ガスを
発生するため、環境を汚染したり焼却炉の寿命を縮める
等の欠点がある。
【0003】この欠点を解消するために、被覆用樹脂に
ポリエチレンフタレート(PET)等のフィルムを用い
た樹脂被覆金属板も知られている。例えば特公昭61−
51988号公報、特公昭63−13828号公報、特
開昭63−236640号公報等には、ポリエステルフ
ィルムと金属板との間に接着剤機能を兼ねたプリント模
様層を挟み、このフィルムを通して模様が見えるように
形成した樹脂被覆金属板が開示されている。ところが、
この層構成では耐候性に乏しいポリエステルフィルムが
直接外気に触れる最外層として形成されているため、長
期的に紫外線や熱、水等に晒されると材質劣化を生じ、
外装用としては適さない。
【0004】また、特開平5−245969号公報に
は、金属板の表面に接着剤層を介して接着された9〜7
5μm厚の有色ポリエステルフイルムと、印刷層、クリ
ア保護層が積層形成され、接着層とクリア保護層までの
被覆層全体の厚みが90μm以下に設定された化粧金属
板が提案されている。しかしながら、この化粧金属板を
外装用に使用した場合には、紫外線がクリア保護層を通
して印刷層を透過し、下面のポリエステルフィルム層に
達するため、やはり耐候性の面で十分な機能は発揮され
ない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、従来の技術
が有するこのような問題点を解決するためになされたも
ので、その目的とするところは、廃棄処理時に有害ガス
を発生せず、かつ優れた耐候性を備える外装用として好
適な樹脂被覆金属板とその製造方法を提供することにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの本発明による樹脂被覆金属板は、化成処理された金
属板上に複数層の樹脂塗膜が形成された樹脂被覆金属板
であって、樹脂塗膜層が、金属板面に対して乾燥膜厚2
〜20μmの接着剤層、膜厚10〜200μmのポリエ
ステルフィルム層、乾燥膜厚0.1〜20μmのプライ
マー層および乾燥膜厚5〜40μmの顔料、酸化防止剤
および紫外線防止剤のいずれか1種以上を含有する塗料
層が順次に形成されてなることを構成上の特徴とする。
【0007】図1は本発明に係る樹脂被覆金属板の層構
成を示した部分拡大断面図で、基材となる化成処理され
た金属板1の上面に、接着剤層2、ポリエステルフィル
ム層3、プライマー層4および塗料層5が順次積層され
て一体に形成されている。
【0008】本発明において樹脂被覆の対象基材となる
金属板としては、冷延鋼板、亜鉛鋼板、亜鉛−アルミめ
っき鋼板、アルミニウム板、ステンレス板などを挙げる
ことができ、予めクロメート、ホスフェート等による公
知の化成処理を施して使用に供される。また、防錆効果
を向上させるためには、化成処理した金属板の表面にプ
ライマーを塗布することが好ましい。プライマーとして
は、市販のエポキシ系プライマー〔例えば、日本ペイン
ト(株)製、“スーパーラックDIFP−01”〕やポ
リエステル系プライマー〔例えば、日本ペイント(株)
製、“スーパーラックDIFP−600”〕を使用する
ことができ、乾燥膜厚が1〜10μmになるように形成
することが好ましい。
【0009】金属板の上面には、まず接着剤層が形成さ
れる。接着剤としては、エポキシ樹脂、アクリル樹脂、
ラバー、ポリエステル樹脂、アミノ樹脂、イミノ樹脂お
よびポリウレタン樹脂から選ばれる少なくとも一種が用
いられる。これら接着剤の市販品には、日本ペイント
(株)製のポリウレタン系接着剤(“パワータイト20
1”〕、ソニーケミカル(株)製のポリエステル系接着
剤(“SC−611”)等がある。
【0010】形成する接着剤層の膜厚は、乾燥膜厚とし
て2〜20μmに設定する必要がある。この膜厚が2μ
m未満では接着力が低すぎて剥離することがあり、20
μmを越えると焼付け時の「ワキ」、加工性の低下等の
問題が生ずることがある。
【0011】なお、接着剤にはクロメート系、燐酸アル
ミ系、燐−バナジン酸系、鉛系から選ばれる少なくとも
一種の防錆顔料を添加すると防錆効果を一層向上するこ
とができる。好ましい防錆顔料の例は、ジンククロメー
ト、ストロンチウムクロメート等である。これら防錆顔
料の添加量は、接着剤全量に対し1〜30重量%、より
好適には10〜20重量%の範囲である。添加量が1重
量%未満では防錆効果が少なく、また30重量%を越え
ると加工性が悪くなることがある。
【0012】接着剤層の上に層形成されるポリエステル
フィルムとしては、例えばポリエチレンテレフタレート
フィルム(PETフィルム)、ポリブチレンテレフタレ
ートフィルム(PBTフィルム)等が挙げられる。この
ようなポリエステルフィルムは延伸の有無に拘らずどの
ようなものでも使用可能であるが、下記のようにして接
着性もしくは耐候性の改善を図ったものが効果的に使用
される。 (1)接着性を向上させるために、両面をコロナ放電処理
したポリエステルフィルム。 (2)接着性の向上させるために、ポリエステルフィルム
上にウレタン系、ポリエステル系、ポリイミド系、ポリ
ブタジエン系、有機チタン系のプライマーおよびエポキ
シ樹脂含有プライマーから選ばれた1種以上の成分を含
有するプライマーを、乾燥膜厚0.1〜20μmの範囲
で塗布したポリエステルフィルム。 (3)耐候性を向上させるために、顔料を含有させたポリ
エステルフィルム。 (4)耐候性を向上させるために、紫外線吸収剤や酸化防
止剤を添加したポリエステルフィルム。
【0013】形成するポリエステルフィルムの膜厚は、
10〜200μmとする。膜厚が10μm未満では、基
材である金属板に錆が発生する等、耐食性を損ねる原因
となり、一方、膜厚が200μmを上廻ると加工性が悪
くなる。
【0014】ポリエステル層の上面に形成されるプライ
マー層は、ポリウレタン系、ポリエステル系、ポリイミ
ド系、ポリブタジエン系、有機チタン系のプライマーお
よびエポキシ樹脂含有プライマーから選ばれる1種以上
の材料により構成され、乾燥膜厚として0.1〜20μ
mになるように積層される。該プライマー層の膜厚が
0.1μm未満では接着力が不足し、20μmを越える
と加工性が悪くなる。
【0015】最外面に形成される塗料層は、オイルフリ
ーポリエステル樹脂、油変性ポリエステル樹脂、アクリ
ル樹脂、シリコン変性ポリエステル樹脂、シリコン変性
アクリル樹脂およびフッ素樹脂から選ばれる1種以上を
樹脂成分として含有する塗料により構成される。このよ
うな塗料は、溶剤型、水性型、粉体型のいずれの形態で
も適用することができる。
【0016】上記の塗料には、顔料を含有させてもよ
い。顔料としては、外装用に使用可能なものであれば種
類に限定はなく、有機顔料、無機顔料を問わず使用する
ことができる。このような顔料の例としては、酸化チタ
ン、酸化鉄イエロー、酸化鉄レッド、カーボンブラッ
ク、アルミニウムペースト等の無機顔料、フタロシアニ
ンブルー、キナクリドンレッド等の有機顔料が挙げられ
る。
【0017】また、塗料中に顔料を添加しない場合に
は、少なくとも酸化防止剤および紫外線吸収剤の一方を
添加する。酸化防止剤の一例を挙げると、ヒンダードア
ミン〔チバガイギー社製、“サノールLS292”、
“サノールLS770”〕がある。このような酸化防止
剤は、通常、塗料の樹脂成分100重量部に対して0.
3〜3.0重量部添加される。また、紫外線吸収剤に
は、例えばベンゾトリアゾールを主成分とするもの〔チ
バガイギー社製、“チヌビン900”〕やベンゾフェノ
ンを主成分とするもの〔シプロ化成(株)製、“シーソ
ープ103”〕などが市販されており、前記の酸化防止
剤と同じく、塗料の樹脂成分100重量部に対して0.
3〜3.0重量部の範囲で添加することが好ましい。
【0018】塗料層の乾燥膜厚は、5〜40μm、好ま
しくは10〜20μmである。この膜厚が5μm未満で
は、紫外線が塗料層を透過してポリエステルフィルム層
に達してしまうため耐候性が損なわれ、一方、40μm
を上廻ると焼付け時にピンホールが発生して外観不良と
なる。
【0019】上記の樹脂被覆金属板を得るための本発明
による製造方法は、化成処理した金属板上に、乾燥膜厚
が2〜20μmとなるように接着剤を塗布したのち、金
属板を150〜250℃に加熱し、この温度を維持しな
がら膜厚10〜200μmのポリエステルフィルムをラ
ミネートし、ついでポリエステルフィルム面に乾燥膜厚
が0.1〜20μmとなるようにプライマーを塗布して
乾燥し、さらにプライマー層の上面に乾燥膜厚が5〜4
0μmとなるように顔料、酸化防止剤および紫外線吸収
剤のいずれか1種以上を含有する塗料を塗布することを
構成上の特徴とする。
【0020】層形成に適用される接着剤、ポリエステル
フィルム、プライマーおよび塗料の種類、成分等は上述
したものが用いられる。接着剤の塗布は、ロールコータ
ー、カーテンフローコーター等によって行われる。ま
た、塗料の塗装方法としては、ロールコーター、カーテ
ンコーターが好ましいが、その他、静電塗装、スプレー
塗装、エアレススプレー塗装、ローラー塗装など汎用の
塗装手段を採ることができる。塗料層の硬化方法は、前
記塗料層用樹脂の性質に応じて常乾硬化、焼付け硬化、
紫外線硬化、電子線硬化等を適宜に選択して適用するこ
とができる。
【0021】なお、上記の製造方法において、予め膜厚
10〜200μmのポリエステルフィルム上にプライマ
ーを乾燥膜厚0.1〜20μmとなるように塗布、乾燥
し、さらにこの上面に耐候性を有する塗料を乾燥膜厚5
〜40μmとなるように塗布して塗装フィルムを形成し
ておき、該塗装フィルムを金属板を150〜250℃に
加熱し、この温度を維持しながら金属板上の接着剤層面
にラミネートして一体に積層形成するプロセスを適用す
ることもできる。
【0022】このようにして、目的とする金属板上に接
着剤層、ポリエステルフィルム層、プライマー層および
塗料層が順次に一体形成された樹脂被覆金属板が得られ
る。
【0023】本発明は、請求項に記載した構成によるも
のであるが、好ましい態様を列挙すると以下のようにな
る。 (ア) 接着剤層が、エポキシ樹脂、アクリル樹脂、ラバ
ー、ポリエステル樹脂、アミノ樹脂、イミノ樹脂、ポリ
ウレタン樹脂から選ばれる少なくとも一種の重合体を含
有すること。 (イ) 前記接着剤層に、さらにクロメート系、燐酸アル
ミ系、燐−バナジン酸系、鉛系から選ばれる少なくとも
一種の防錆顔料が含まれること。 (ウ) 前記化成処理された金属板と接着剤層との間に、
さらにプライマー層が形成されていること。 (エ) 前記ポリエステルフィルムに塗布するプライマー
層が、ポリウレタン系、ポリエステル系、ポリイミド
系、ポリブタジエン系、有機チタン系のプライマー及び
エポキシ樹脂含有プライマーから選ばれる1種以上の材
料を含有すること。 (オ) 塗料層が、オイルフリーポリエステル樹脂、油変
性ポリエステル樹脂、アクリル樹脂、シリコン変性ポリ
エステル樹脂、シリコン変性アクリル樹脂、フッ素樹脂
から選ばれる1種以上の樹脂を含有すること。
【0024】
【作用】本発明の樹脂被覆金属板は、化成処理された金
属板上に特定範囲の膜厚で接着剤層、ポリエステルフィ
ルム層、プライマー層および塗料層が順次に積層形成さ
れている。このうち、ポリエステルフィルム層は接着剤
層を介して強固に接着されているから、金属板の防錆化
および加工時に耐食化に有効機能し、ポリエステルフィ
ルム層と塗料層の間に介在するプライマー層は層間剥離
を防止する作用を営む。更に、最外層の塗料層を顔料、
酸化防止剤および紫外線吸収剤のいずれか1種以上を含
有し乾燥膜厚が5〜40μmになるように形成している
ため、外部の紫外線が塗料層により遮断され、ポリエス
テルフィルム層まで浸透して劣化する現象は効果的に防
止される。したがって、外装用として長期間安定な耐候
性が付与される。そのうえ、樹脂層には加熱に際して塩
化水素のような有害ガスを発生する成分が含まれていな
いから、廃棄処理時に有害汚染を生じることがない。
【0025】また、本発明の製造方法によれば、上記の
層構成と膜厚限定による作用を介して常に作業性よく目
的の樹脂被覆金属板を得ることが可能となる。
【0026】
【実施例】以下、本発明の実施例を比較例と対比して具
体的に説明する。なお、各例の被覆層構成はいずれも図
1に示す積層構造のものであり、樹脂被覆金属板の品質
評価は下記のようにしておこなった。
【0027】 S−W−O−M(Sunshine-Weather-O-Meter);樹脂被覆
金属板から試験片(50mm ×150mm)を切り出し、JIS
K5400−9,1に規定される方法に従って光照射と
水噴霧を交互に繰り返し、テスト前の試験片と2000
時間テスト後の試験片につき、色差(ΔE)および光沢
保持率〔G.R(%)〕の測定値で比較した。 SST;上記したS−W−O−Mの2000時間テスト
後の試験片を使用し、その試験片の平面部ブリスターお
よび2T曲げ部のブリスターの様子を目視でチェックし
下記の基準で判定した。なお、◎及び○は合格、△及び
×は不合格である。 ブリスター全くなし ;◎ 僅かにブリスター発生 ;○ 部分的にブリスター発生;△ 全面的にブリスター発生;×
【0028】実施例1〜25 厚さ0.5mmの金属板(A)の上面に、塗布型クロメー
ト処理剤〔日本ペイント(株)製、“サーフコートNC
R300”〕を用いてクロム量40mg/m2 の化成処理を
施した。この化成処理面上に、ストロンチウムクロメー
ト(防錆顔料)を固形分で15重量%含有させたポリエ
ステル系接着剤(B)をバーコーターにより塗布し、金
属板の板温が230℃になるようにガス炉で焼付けして
接着剤層を形成した。引き続きこの温度を維持したま
ま、コロナ放電処理したPETフィルム(C)をドライ
ラミネートしてポリエステルフィルム層を積層した。冷
却後、ポリエステル系プライマー(D)を塗布、乾燥し
てプライマー層を形成し、さらにこの上に塗料(E)を
塗布し、板温210℃で焼付けしたのち冷却して樹脂被
覆金属板を製造した。
【0029】金属板、接着剤、ポリエステルフィルム、
プライマーおよび塗料としては、下記のものを用いた
(表1〜4に表示した材料種類は、下記の符号であ
る。)。 (A)金属板; A-1 :Z27溶融亜鉛めっき鋼板 A-2 : #5052アルミニウム板 A-3 :SUS #304 A-4 :ガルバリウム (B)接着剤; B-1 :ポリエステル系接着剤〔日本ペイント(株)製、
“パワータイトMPO−039”〕 B-2 :ポリエステル系接着剤〔野川ケミカル(株)製、
“ダイヤボンドDA3080”〕 (C)ポリエステルフィルム; C-1 :PETフィルム〔ユニチカ(株)製、“エンブレ
ットS”〕 (D)プライマー; D-1 :ポリエステル系プライマー〔大日本インキ工業
(株)製、“ディックシールA−970”〕 D-2 :ポリエステル系プライマー〔大日本インキ工業
(株)製、“ディックシールA−930”〕 D-3 :ポリエステル系プライマー〔日本ペイント(株)
製、“パワータイトMPO−039”〕 D-4 :ポリエステル系プライマー〔日本ペイント(株)
製、“パワータイトMPO−040”〕 D-5 :ポリエステル系プライマー〔野川ケミカル(株)
製、“ダイヤボンドDA3080”〕 (E)塗料; E-1 :オイルフリーポリエステル樹脂塗料〔日本ペイン
ト(株)製、“ニッペスーパーコート300”グレー
色〕 E-2 :シリコンポリエステル樹脂塗料〔日本ペイント
(株)製、“スーパーラックDIF S−30”グレー
色〕 E-3 :フッ化ビニリデン樹脂塗料〔日本ペイント(株)
製、“ユニフロンC”グレー色〕 E-4 :水性アクリルエマルジョン塗料〔日本ペイント
(株)製、“オーデカラー100”グレー色〕 E-5 :オイルフリーポリエステル樹脂塗料〔日本ペイン
ト(株)製、“ニッペスーパーコート300クリヤ
ー”〕
【0030】得られた各樹脂被覆金属板につき、性能評
価をおこなった結果を変動要因と対比させて表1〜表3
に示した。同表から明らかなように、各実施例の樹脂被
覆金属板はいずれも良好な結果を示した。特に実施例2
2のシリコン系塗料および実施例23のフッ素系塗料を
使用した場合は、S−W−O−MテストのΔEならびに
G.Rが優秀であった。また、実施例8はポリエステル
フィルム層の膜厚が比較的薄かった関係でブリスターが
僅かに発生したが、その他の例では平面部ブリスター、
2T曲げ部ブリスターの発生は全く認められなかった。
【0031】
【表1】
【0032】
【表2】
【0033】
【表3】
【0034】比較例1〜2 接着剤層の乾燥膜厚を本発明の特定範囲を外れるように
形成し、それ以外は実施例1と同様にして樹脂被覆金属
板を形成した。得られた樹脂被覆金属板につき実施例1
と同様にして性能評価をおこなった結果を表4に示し
た。この乾燥膜厚が1μmの比較例1では、塗装面にブ
リスターが発生し、乾燥膜厚を25μmとした比較例2
では、2T曲げ部に亀裂が入りブリスターが大量に発生
した。
【0035】比較例3〜4 本発明の特定範囲を外れる膜厚のポリエステルフィルム
を用いて層形成し、その他は実施例1と同様にして樹脂
被覆金属板を形成した。得られた樹脂被覆金属板につき
試験片の性能評価をおこない、結果を表4に併載した。
この膜厚を9μmとした比較例3では防錆性が悪くてブ
リスターが発生し、膜厚を300μmとした比較例4で
は2T曲げ部に亀裂が入り、ブリスターの発生が認めら
れた。
【0036】比較例5〜6 プライマー層の乾燥膜厚を本発明の特定範囲を外れるよ
うに形成し、それ以外は実施例1と同様にして樹脂被覆
金属板を形成した。得られた樹脂被覆金属板の性能評価
結果を表4に併載した。この乾燥膜厚を0.05μmと
した比較例5ではポリエステルフィルム層が接着剤層か
ら剥離し、乾燥膜厚を25μmと厚くした比較例6では
2T曲げ部に亀裂が入りブリスターが大量に発生した。
【0037】比較例7〜8 塗料層の乾燥膜厚を本発明の特定範囲を外れるように形
成し、それ以外は実施例1と同様にして樹脂被覆金属板
を形成した。得られた樹脂被覆金属板の性能評価結果を
表4に併載した。この乾燥膜厚を3μmと薄くした比較
例7ではΔE、G.Rともに大幅に低下し、乾燥膜厚を
50μmと厚くした比較例8では焼付け時に大量のブリ
スターが発生した。
【0038】比較例9 プライマー層および塗料層を形成せず、それ以外は実施
例1と同様にして樹脂被覆金属板を形成した。得られた
樹脂被覆金属板の性能評価結果を表4に併載した。この
場合には、ΔE、G.Rともに不良であった。
【0039】
【表4】
【0040】
【発明の効果】以上のとおり、本発明に係る樹脂被覆金
属板の層構成によれば、第1に化成処理した金属板上に
接着剤層を介してポリエステルフィルム層が接着形成さ
れているため、このポリエステルフィルム層が金属板の
錆発生および加工時耐食性を効果的に防止する。また、
ポリエステルフィルム層は金属板のラフネスをカバーす
るので、塗膜の鮮映性が向上する。第2に、ポリエステ
ルフィルム層と塗料層との間にはプライマー層が設けら
れており、塗料層の剥離が防止される。第3に、最外面
の塗料層はポリエステルフィルム層を外気から遮断する
ため、本来耐候性のないポリエステルフィルム層は紫外
線や風雨から保護される。このような機能が相俟って、
全体として耐候性に優れた一体の樹脂被覆金属板を形成
することが可能となる。
【0041】また、本発明により構成される樹脂被覆金
属板には塩化ビニルのような焼却時に有害ガスを発生す
る成分を含有しないため、廃棄処分にも問題はない。こ
のほか、作業面では、ポリエステルフィルム自身の着色
を行わない場合には無色のフィルムだけを準備すればよ
いため、フィルムの在庫量を大幅に減少させることがで
きる有利性もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による樹脂被覆金属板の層構成を例示し
た部分拡大断面図である。
【符号の説明】
1 化成処理された金属板 2 接着剤層 3 ポリエステルフィルム層 4 プライマー層 5 塗料層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 木村 皓一 大阪府大阪市北区大淀北2丁目1番2号 日本ペイント株式会社大阪事業所内 (72)発明者 野田 憲康 東京都品川区南品川4丁目1番15号 日本 ペイント株式会社東京事業所内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 化成処理された金属板上に複数層の樹脂
    塗膜が形成された樹脂被覆金属板であって、樹脂塗膜層
    が、金属板面に対して乾燥膜厚2〜20μmの接着剤
    層、膜厚10〜200μmのポリエステルフィルム層、
    乾燥膜厚0.1〜20μmのプライマー層および乾燥膜
    厚5〜40μmの顔料、酸化防止剤および紫外線吸収剤
    のいずれか1種以上を含有する塗料層が順次に形成され
    てなることを特徴とする樹脂被覆金属板。
  2. 【請求項2】 化成処理した金属板上に、乾燥膜厚が2
    〜20μmとなるように接着剤を塗布したのち、金属板
    を150〜250℃に加熱し、この温度を維持しながら
    膜厚10〜200μmのポリエステルフィルムをラミネ
    ートし、ついでポリエステルフィルム面に乾燥膜厚が
    0.1〜20μmとなるようにプライマーを塗布して乾
    燥し、さらにプライマー層の上面に乾燥膜厚が5〜40
    μmとなるように顔料、酸化防止剤および紫外線吸収剤
    のいずれか1種以上を含有する塗料を塗布することを特
    徴とする樹脂被覆金属板の製造方法。
  3. 【請求項3】 化成処理した金属板上に、乾燥膜厚が2
    〜20μmとなるように接着剤を塗布したのち、金属板
    を150〜250℃に加熱し、この温度を維持しなが
    ら、予め膜厚10〜200μmのポリエステルフィルム
    上にプライマーを乾燥膜厚0.1〜20μmとなるよう
    に塗布、乾燥し、さらにこの上面に顔料、酸化防止剤お
    よび紫外線吸収剤のいずれか1種以上を含有する塗料を
    乾燥膜厚5〜40μmとなるように塗布して形成された
    塗装フィルムをラミネートすることを特徴とする樹脂被
    覆金属板の製造方法。
JP4631994A 1994-02-21 1994-02-21 樹脂被覆金属板およびその製造方法 Pending JPH07227933A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007190821A (ja) * 2006-01-19 2007-08-02 Nippon Steel & Sumikin Coated Sheet Corp 樹脂被覆金属板及びその製造方法
JP2009018591A (ja) * 2008-08-28 2009-01-29 Dainippon Printing Co Ltd 化粧鋼板の製造方法

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