JPH07230435A - 可変構造別系統ネットワークを有する並列計算機 - Google Patents

可変構造別系統ネットワークを有する並列計算機

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JPH07230435A
JPH07230435A JP6021078A JP2107894A JPH07230435A JP H07230435 A JPH07230435 A JP H07230435A JP 6021078 A JP6021078 A JP 6021078A JP 2107894 A JP2107894 A JP 2107894A JP H07230435 A JPH07230435 A JP H07230435A
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JP6021078A
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Yuji Saeki
裕治 佐伯
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Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 並列計算機システム全体の効率を低下させる
ことなく、各種情報を効率良く通信する。 【構成】 それぞれがメモリを有する複数のプロセッサ
と、該複数のプロセッサを互いに接続するネットワーク
とから構成され、前記複数のプロセッサ間で制御情報を
含む複数種類の情報を送受信して情報処理を行う並列計
算機であって、前記ネットワークは、少なくとも計算対
象データの送受信を行うデータネットワークと、前記複
数のプロセッサ間で少なくとも制御情報の送受信を行う
別系統ネットワークとからなり、前記複数のプロセッサ
は、該複数のプロセッサ間で送受信する情報の種類に応
じて前記別系統ネットワークとの接続形態を変更するプ
ログラマブルスイッチを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、並列計算機に関し、特
に、複数のプロセッサを、機能を分担した2系統のネッ
トワークで接続した可変構造別系列ネットワークを有す
る並列計算機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、大量のデータを高速に計算処理す
る計算機システムとして、それぞれが独自のメモリを有
する多数の演算処理装置(以下、プロセッサという)ネ
ットワークで相互に接続し、各種情報の通信を行いなが
ら情報処理(主に計算処理)を行う分散記憶型の並列計
算機システムがある。
【0003】ただし、前記並列計算機システムにおいて
は、物理的に分散したメモリに格納された大量の計算対
象データを用いて統一のとれた処理を行うために、計算
の直接の対象となるデータの他に、さまざまな種類の情
報が各プロセッサ間で通信されることになる。
【0004】以下、計算対象データおよび制御情報など
の通信の種類について整理して説明する。
【0005】(1)計算対象データの通信 データの量という観点から言えば、計算の直接の対象と
なるデータの通信が最も量が多い。
【0006】(2)制御データ通信 通信の優先度という観点から言えば、オペレーティング
システムがシステム全体の資源管理のために行う制御情
報の通信など、大量データの通信に先駈けて行われるべ
き少量データの通信や、時計合わせ情報などのタイミン
グが重要となる情報の通信がある。
【0007】(3)放送型の通信 また、各プロセッサの状態問い合わせなどのようにブロ
ードキャストで行われるべき通信があるが、この種の通
信は、1回の通信がネットワーク全体を使用するため、
1対1で行われている大量データの通信と競合する一方
で、優先度が高い。
【0008】(4)計算結果出力データ 計算対象データ通信のうちでも、計算の準備あるいは結
果として、各プロセッサのメモリと入出力装置との間で
データが転送される通信処理は、通信速度が入出力装置
の性能で抑えられる点、各プロセッサから見れば入出力
処理であるという点、および進行中の計算処理と独立に
行いうるという点において、別個に考えることができ
る。
【0009】(5)リセット要求伝達 特定プロセッサの障害発生時に、障害を検知したプロセ
ッサから速やかにリセット処理を行うことができなけれ
ばならない。
【0010】(6)メモリのダンプ出力 また、障害原因解析のためにメモリ内容を磁気テープな
どへダンプ出力処理を行うが、この大量データの通信処
理が、正常プロセッサ群での通信処理の妨げとなるのは
望ましくない。
【0011】(7)予備通信路 データネットワークにおける障害発生時に、通信不可能
な箇所の発生を回避するために、何らかの予備通信路を
確保しての縮退運転が行えることが望ましい。
【0012】(8)デバッグ情報の通信 通信処理を司る基本ソフトウェアのデバッグのために、
データネットワークの状態を保持したままでのデバッグ
情報の収集が可能でなければならない。
【0013】(9)性能測定情報の通信 ハードウェアおよびソフトウェアの性能測定の一環とし
て、データネットワークの性能測定を行う必要がある
が、この測定に関わる情報の通信を同一のネットワーク
で行うと、通信の状態が変わることになり望ましくな
い。
【0014】(10)ハードウェア調整情報 ハードウェアの調整のために、任意のプロセッサの状態
を表示あるいは変更する手段が必要である。
【0015】ところで、前記通信の種類、要求される転
送性能、あるいは優先度の異なる様々な種類の通信を物
理的に1系統のネットワークにおいて行うことは、通信
効率の低下を招き、ひいては並列計算機システム全体の
効率を低下させるという問題がある。
【0016】また、通信の性質上、同一のネットワーク
で行うことのできないもの、あるいは望ましくないもの
もある。
【0017】そこで、これら異なる種類の情報の通信効
率を向上させるために、計算対象データの通信に用いる
主系統のデータネットワークとはハードウェア的に独立
させた別系統ネットワークを、通信の種類に対応して、
その機能を専用に行うものとして設けることが種々考案
されている。
【0018】例えば、前記放送型の通信の一例として、
特開平4−287153号公報(発明の名称:並列計算
機システム)に開示されているように、ブロードキャス
ト通信専用に1方向の通信路を設けることにより、経済
的に通信の効率を向上させるネットワーク構成方式があ
る。
【0019】また、計算対象データの通信路とは別の通
信路を設ける場合、例えば、特開平3−268054号
公報(発明の名称:高速並列処理システム)に開示され
ている技術として、認識処理専用の並列処理システムに
関し、計算機システム全体管理用、処理ごとに必要な制
御情報用、および計算の対象となるデータ用の3系統の
通信路を独立に設ける構成が知られている。
【0020】また、同様に、計算対象データの通信路と
は別の通信路を設けた一例として、特開平2−6265
4号公報(発明の名称:プログラマブルマルチプロセッ
サ)に開示されているように、当該計算機システムに適
用される用途に応じて、動的にプロセッサ間の接続形態
が変更可能なネットワーク構成方式として、メモリに入
力するデータを変えることで、プロセッサ間の相互接続
状態を可変とする構成が考案されている。
【0021】また、特開昭62−263563号公報
(発明の名称:ネットワーク構成方式)に開示されてい
るように、複数のプロセッサ間を円環状に接続するトー
ラス型ネットワークにおいて、当該計算機システムに適
用される用途に応じて、各プロセッサに付随する通信ポ
ート間を接続するバイパス通信路を設けることにより、
ネットワークの構成を動的に変更可能な構成方式とする
技術が知られている。
【0022】このトーラス型ネットワークにおいて、プ
ロセッサ間に追加したスイッチを切り替えることによっ
て、トーラス型ネットワークの分割再構成、効率の良い
グローバル演算、および放送型通信を可能とする構成方
式として、並列処理シンポジウム(JSPP’93論文
集175頁「分割再構成可能なトーラスネットワー
ク」)に提案されている。
【0023】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記複
数種類の通信ごとに、物理的に別系統のネットワークを
設けることは、必然的にプロセッサ間の配線数が増加す
るという問題があった。
【0024】また、3種類以上の通信が同時に発生する
可能性は低いことを鑑みれば経済的ではないと言える。
【0025】さらに、全配線数の物理的限界から、高性
能を要求される主系統のデータネットワークのデータ転
送性能が制限され、並列計算機システム全体の効率を低
下させるという問題があった。
【0026】本発明の目的は、並列計算機システム全体
の効率を低下させることなく、各種情報の通信を効率良
く行うことを可能とする別系統可変構造ネットワークを
有する並列計算機を提供することにある。
【0027】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち代表的なものの概要を簡単に説明すれば、下
記の通りである。
【0028】すなわち、それぞれがメモリを有する複数
のプロセッサと、該複数のプロセッサを互いに接続する
ネットワークとから構成され、前記複数のプロセッサ間
で制御情報を含む複数種類の情報を送受信して情報処理
を行う並列計算機であって、前記ネットワークは、少な
くとも計算対象データの送受信を行うデータネットワー
クと、前記複数のプロセッサ間で少なくとも制御情報の
送受信を行う別系統ネットワークとからなり、前記複数
のプロセッサは、該複数のプロセッサ間で送受信する情
報の種類に応じて前記別系統ネットワークとの接続形態
を変更するプログラマブルスイッチを有するものであ
る。
【0029】また、前記複数のプロセッサのうち少なく
とも1つは、入出力装置へアクセスするインターフェイ
スを有し、前記別系統ネットワークを、前記複数のプロ
セッサ間を円環状に接続するトーラス型を基本型として
接続し、前記インターフェイスを有するプロセッサが、
前記複数のプロセッサと前記別系統ネットワークとの接
続形態を管理するものである。
【0030】
【作用】前記手段によれば、前記複数のプロセッサ間を
接続するネットワークを、主に計算対象データを送受信
するデータネットワークと、各プロセッサ間の制御情報
を含む複数種類の情報を送受信する別系統ネットワーク
の2系統とし、各プロセッサが有するプログラマブルス
イッチによって、各プロセッサ間で送受信する情報の種
類に応じて前記別系統ネットワークの接続形態を変更す
るので、前記計算対象データの送受信に支障を与えるこ
となく各種情報の通信を効率良く行うことができる。
【0031】また、前記別系統ネットワークを、前記複
数のプロセッサ間を円環状に接続するトーラス型を基本
型として接続し、この接続形態を入出力装置へアクセス
するインターフェイスを有するプロセッサが管理するの
で、並列計算機システム全体の効率を低下させることな
く、各種情報の通信を効率良く行うことができる。
【0032】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を用いて詳細に
説明する。
【0033】図1は、本発明を適用した並列計算機シス
テムの構成を示すブロック構成図である。
【0034】なお、本実施例における並列計算機システ
ムは、複数のプロセッサを円環状に接続し、かつ複数の
階層からなる階層トーラス型ネットワークからなるシス
テムを想定しているが、図1〜図7までは、便宜上単一
階層のネットワークについて説明することとする。
【0035】図1において、1は並列計算機システム、
2はプロセッサA、3はプロセッサB、4はプロセッサ
C、5はデータネットワーク、6は別系ネットワーク、
7は要素ネットワーク、および8はプログラマブルスイ
ッチである。
【0036】本実施例の並列計算機システムにおいて、
図1に示すように、プロセッサA2は、入出力装置(図
示していない)へのインターフェースを有していないプ
ロセッサであり、プロセッサB3およびプロセッサC4
は、入出力装置へのインターフェースを有するプロセッ
サである。
【0037】また、プロセッサB3は、要素ネットワー
ク7の管理プロセッサであり、プロセッサC4は、最上
位階層の要素ネットワーク7の管理プロセッサである。
【0038】図1に示すように、プロセッサA2、プロ
セッサB3、およびプロセッサC4がデータネットワー
ク5に接続されている。
【0039】また同時に、プロセッサA2、プロセッサ
B3、およびプロセッサC4を相互に接続する別系統ネ
ットワーク6を、プロセッサA2、プロセッサB3、お
よびプロセッサC4に付随しているプログラマブルスイ
ッチ8により、実行する通信の種類に応じて接続形態を
動的に変更することができる可変構造のネットワークと
して設けるものである。
【0040】前記別系統ネットワーク6は、入出力処理
に関わる通信処理においては、大量のデータを入出力装
置へのインターフェースを有するプロセッサB3および
プロセッサC4に対して通信する。
【0041】また、大量データの高速転送を実現するた
め、別系統ネットワーク6の基本型は、最も構造が簡単
でプロセッサ間の配線長の短い等方的接続であるトーラ
ス型をその要素とし、これを階層的に組み合わせた階層
トーラス型とする。
【0042】前記要素ネットワーク7は、入出力装置へ
のインターフェースを有するプロセッサB3およびプロ
セッサC4のうちの1つを含んでおり、このプロセッサ
B3、プロセッサC4が、要素ネットワーク7の構造を
管理する。
【0043】すなわち、プロセッサB3およびプロセッ
サC4から他のプロセッサA2内のプログラマブルスイ
ッチ8に対して発する指示によって、プロセッサ群に対
する要素ネットワーク7の接続を実行する通信の種類に
応じた接続形態に変更することができる。
【0044】また、各要素ネットワーク7に接続されて
いるプロセッサA2から、管理プロセッサであるプロセ
ッサB3およびプロセッサC4をコールすることができ
る。
【0045】また、最上位階層の要素ネットワーク7の
管理プロセッサであるプロセッサC4は、並列計算機シ
ステム全体の管理プロセッサとして、コンソールディス
プレイ(図示していない)を備え、本実施例における並
列計算機システムのハードウェア全般の調整機能を有す
るものである。
【0046】また、各プロセッサ(プロセッサA2、B
3、C4)は、入出力処理に関わる通信処理など、比較
的優先度の低い通信を別系統ネットワーク6にて実行中
に、高優先度の通信実行のための接続形態変更要求を受
け付けるための、通信中断処理を行う機能を有するもの
である。
【0047】これにより、主系統のデータネットワーク
5は、メモリが各プロセッサに分散していることに伴
い、どのような計算処理においても頻繁に発生する計算
対象データ移動のためのデータ通信のために専ら用いる
ことができ、この大量データの通信状態にかかわらず、
制御系の通信処理、放送処理、入出力処理、障害処理な
どを計算処理と並行して効率良く実行することができ
る。
【0048】また、主系統のデータネットワーク5を、
2つのプロセッサの間での大量データ通信に最適化した
設計を行うことにより、高性能データ転送を実現するこ
とができる。
【0049】さらに、従来の並列計算機システムにおい
ても、ハードウェア調整、診断のための別系統のネット
ワークは設けられているが、本実施例によれば、調整、
診断の際にしか用いられることのなかった別系統ネット
ワーク6を、通常運転時も活用できることになり、経済
的である。
【0050】以下に、本実施例の並列計算機システムの
主要部の詳細について説明する。
【0051】図2、図3は本実施例の前記各プロセッサ
の具体的構成例を示した図であり、図2は入出力装置へ
のインターフェースを有しないプロセッサA2の構成例
を示す図、図3は入出力装置へのインターフェースを有
するプロセッサB3、およびプロセッサC4の構成例を
示す図である。
【0052】図2、図3に示すように、各プロセッサ
(プロセッサA2、B3、C4)は、データ格納用のメ
モリ21、31と、メモリに格納されているデータを用
いて演算を行う演算処理部20、30と、ネットワーク
5、6とのインターフェース制御を行う通信制御部2
2、32、各プロセッサが独自に有する時計24、34
と、入出力装置へのインターフェースとなる入出力制御
部35と、および別系統ネットワーク6との接続制御を
行うプログラマブルスイッチ部23、33とから構成さ
れる。
【0053】なお、ここで時計24、34、および入出
力制御部35は、通信制御部22、32に接続されるも
のとする。
【0054】図4は本実施例の階層構造をなす別系統ネ
ットワーク6の各階層を構成する要素ネットワーク7の
一構成例を示す図である。
【0055】図4において、22、32は通信制御部、
23、33はプログラマブルスイッチ部、35は入出力
制御部、40は共通線、41はコール線、42はリセッ
ト線、および43は上位階層要素ネットワークである。
【0056】図4に示すように、要素ネットワーク7
は、共通線40、コール線41、およびリセット線42
の3種類の信号線からなり、入出力装置へのインターフ
ェースを有するプロセッサB3により管理されており、
残りのプロセッサは、入出力装置へのインターフェース
を有しないプロセッサA2で構成される。
【0057】上位階層要素ネットワーク43では、上位
階層要素ネットワーク43と下位階層の要素ネットワー
ク7を接続し下位階層の要素ネットワーク7を管理する
プロセッサB3を、構成要素として有するものである。
【0058】共通線40は、本実施例におけるデータネ
ットワーク5が大量データの通信にも用いられることか
ら、配線長の短いトーラス型に配線されるが、要素ネッ
トワーク7上で行われる通信の種類によって、プロセッ
サA2、B3との接続状態、および信号線の有する意味
が変更される信号線群である。
【0059】コール線41は、要素ネットワーク7に接
続されるプロセッサA2が、接続形態変更要求を行うこ
と、あるいは要求を受けて接続形態変更を行ったこと
を、管理プロセッサであるプロセッサB3に通知するた
めのものである。
【0060】リセット線42は、コール線41あるいは
上位階層要素ネットワーク43からの接続形態変更要求
を受けて、共通線40の接続状態を、次に変更する接続
形態を接続プロセッサに通知するための接続形態、例え
ば、バス型62(図6(C)参照)に変更するようにプ
ログラマブルスイッチ部23、33に指示するための信
号線である。
【0061】図5は本実施例の各プロセッサに付随する
プログラマブルスイッチ部の構成例を示す図である。
【0062】なお、図5においては、プロセッサB3の
プログラマブルスイッチ部33を一例として示すもので
ある。
【0063】図5に示すように、プログラマブルスイッ
チ部33は、通信制御部32と、共通線40との間の接
続関係を選択するセレクタ330と、セレクタ330を
制御する制御部331とから構成される。
【0064】また、上位階層要素ネットワーク43との
インターフェースとして、セレクタ332が設けられ、
上下階層間の接続としてセレクタ330およびセレクタ
332の間が中継用のFIFO(First-In-First-Out:先
入れ先出しキュー)333を介して接続されている。
【0065】さらに、セレクタ330およびセレクタ3
32には、通信の種類に応じて要素ネットワーク7の接
続形態を変更するために、FIFO334、335が設
けられている。
【0066】図6は本実施例の別系統ネットワークの接
続パターンを説明するための説明図である。
【0067】図6(A)に示すように、セレクタ330
には、中継用のFIFO334が設けられており、共通
線40と通信制御部22への接続線60との接続を複数
の接続パターンに変更する。
【0068】図6(B)〜(G)は接続パターンを示す
図であり、(B)はトーラス型61、(C)はバス型6
2、(D)は1対1(接続)型63、(E)は1対1
(非接続)型64a、および64b(F)は階層間接続
型65、および(G)はバス(接続形態変更時)型66
である。
【0069】次に、接続形態の動的変更を伴う別系統ネ
ットワーク6を用いた通信を行う場合の手順について説
明する。
【0070】図7は本実施例の単一の要素ネットワーク
における接続形態の変更手順のタイムチャートを示す図
である。
【0071】以下、図4および図5を用い、さらに図7
に示すタイムチャートと対応させて説明する。
【0072】図7に示すように、複数のプロセッサのう
ちの、あるプロセッサ(例えば、プロセッサA2)に、
より高い優先度の通信の必要が生じた場合、このプロセ
ッサA2は、自己が接続されている要素ネットワーク7
のコール線41にリクエスト信号として「1」を送出す
る(タイムチャート70)。
【0073】コール線41の信号を受信した管理プロセ
ッサ(例えば、プロセッサB3)は、リセット線42に
リクエストリード信号として「1」を送出し、要素ネッ
トワーク7の接続形態変更要求を行う(タイムチャート
71)。
【0074】また、接続形態変更の要求元であるプロセ
ッサA2と、要素ネットワーク7に接続されている他の
プロセッサは、接続形態変更の準備を完了すると、コー
ル線41に準備完了信号として「1」を送出する(タイ
ムチャート72)。
【0075】ここで、プロセッサB3は、リセット線4
2の信号を「1」から「0」に復帰させることにより、
プログラマブルスイッチ330を操作して、接続形態の
変更(例えば、バス型51への変更)を行う(タイムチ
ャート71)。
【0076】その後、プロセッサB3は、接続形態変更
の要求元であるプロセッサA2の通信要求レジスタ33
7(図5参照)を読み取り、通信種類に適合する接続形
態に対応するビットパターンを共通線40にのせて(図
示していない)、要素ネットワーク7に接続されている
全プロセッサに放送する。
【0077】そして、要素ネットワーク7に接続されて
いる全プロセッサは、このビットパターンを読み取り
(タイムチャート73)、自己のステータスレジスタ3
36に書き込むことにより(タイムチャート74)、要
素ネットワーク7の接続形態変更処理が終了する。そし
て、この接続形態変更後、要求のあった通信処理を実行
する。
【0078】なお、要素ネットワーク7の接続形態変更
に際し、低優先度の通信が実行中であれば、リクエスト
リード準備の期間に、中断情報のメモリへの退避などの
中断処理701を行う。
【0079】通信処理終了後、通信開始時と同様の手順
にて、使用していた要素ネットワーク7の状態レジスタ
339の値を未使用にリセットする。
【0080】図8は本実施例の階層型ネットワークにお
ける下位階層ネットワークからの要求によって上位階層
ネットワークの接続形態を変更する時のタイムチャート
を示す図である。
【0081】以下、図4および図5を用い、さらに図8
に示すタイムチャートと対応させて説明する。
【0082】図8に示すように、まず、下位階層のネッ
トワークである要素ネットワーク7に接続されているプ
ロセッサ(例えば、プロセッサA2)が、要素ネットワ
ーク7の接続形態変更要求を行い、要素ネットワーク7
の管理プロセッサ(例えば、プロセッサB3)が接続形
態を変更するまでの手順は、前記図7に示す手順と同様
であるので説明を省略する(タイムチャート80〜8
3)。
【0083】プロセッサB3は、タイムチャート81に
おいて、リセット線42の信号を「1」から「0」に復
帰させた後、上位階層ネットワーク43の接続形態の変
更要求として、コール線41にリクエスト信号「1」を
送出する(タイムチャート84)。
【0084】また、この通知を受信した上位階層ネット
ワーク43の管理プロセッサ(例えば、プロセッサC
4)が、上位階層ネットワーク43に接続されている全
プロセッサに接続形態を変更するまでの手順は、前記図
7に示す手順と同様であるので説明を省略する(タイム
チャート84〜88)。
【0085】上位階層ネットワーク43の接続形態が変
更され、その接続形態に対応するビットパターンを下位
階層の要素ネットワーク7に接続されている全プロセッ
サがステータス336に書き込むことにより全ての接続
形態変更処理を終了する(タイムチャート89)。そし
て、この接続形態変更後、要求のあった通信処理を実行
する。
【0086】通信処理終了後、通信開始時と同様の手順
にて、使用していた要素ネットワーク7の状態レジスタ
339の値を未使用にリセットする。
【0087】なお、図7の場合と同様に、要素ネットワ
ーク7および上位階層ネットワーク43の接続形態変更
に際し、低優先度の通信が実行中であれば、リクエスト
リード準備の期間に、中断情報のメモリへの退避などの
中断処理801を行う。
【0088】図9は本実施例の階層型ネットワークにお
ける上位階層ネットワークからの要求によって下位階層
ネットワークの接続形態を変更する時のタイムチャート
を示す図である。
【0089】以下、図4、5を用い、さらに図9のタイ
ムチャートを対応させて接続形態変更処理について説明
する。
【0090】図9に示すように、まず、上位階層ネット
ワーク43に接続されているプロセッサ(例えば、プロ
セッサB3)から接続形態変更要求として、リクエスト
信号「1」がコール線41に送出される(タイムチャー
ト90)。
【0091】すると、この上位階層ネットワーク43を
管理しているプロセッサ(例えば、プロセッサC4)
は、この信号を受信し、リクエストリード準備信号
「1」をリセット線42に送出する(タイムチャート9
1)。
【0092】プロセッサB3は、準備完了信号「1」を
コール線41に送出し、共通線40上に送出された変更
する接続形態に対応するビットパターンを読み込む(タ
イムチャート93)。
【0093】そして、このビットパターンを下位階層に
伝達するための信号として、リクエスト伝達信号「1」
を共通線40に送出する(タイムチャート94)。
【0094】このリクエスト伝達信号を受信した下位階
層の要素ネットワーク7の管理プロセッサ(例えば、プ
ロセッサB3)は、要素ネットワーク7に接続されてい
る他のプロセッサ(例えば、プロセッサA2)に対し、
ライト準備信号「1」をリセット線42に放送して通知
する(タイムチャート95)。
【0095】要素ネットワーク7に接続されているプロ
セッサA2は、変更する接続形態に対応するビットパタ
ーンの書き込みの準備を完了すると、リセット線42に
ライト準備完了信号「1」を送出し(タイムチャート9
6)、共通線40から対応するビットパターンを自己の
ステータス336に書き込み、処理を終了する(タイム
チャート97)。
【0096】なお、図9においても、図7、図8の場合
と同様に、要素ネットワーク7および上位階層ネットワ
ーク43の接続形態変更に際し、低優先度の通信が実行
中であれば、リクエストリード準備の期間に、中断情報
のメモリへの退避などの中断処理901を行う。
【0097】図10は本発明を適用した実施例の可変構
造別系統ネットワークを有する並列計算機を2次元トー
ラス型に構成した並列計算機システムの具体的な構成例
を示す図である。
【0098】図10において、100、101は別系統
ネットワーク、102はホスト計算機、103は別系統
ネットワーク101とホスト計算機102とを接続して
いる高速チャネル、104はプロセッサD、105は中
継プロセッサ、106は障害を起こしたプロセッサE、
107はプロセッサE106が接続されている要素ネッ
トワーク101の管理プロセッサ、108はプロセッサ
E106に隣接している隣接プロセッサである。
【0099】図10に示す構成例では、主系統のデータ
ネットワーク5は、2次元トーラスネットワークであ
り、入出力装置へのインターフェースを有するプロセッ
サB3、C4は、y軸に平行に並んでおり、x=0の位
置に存在している。
【0100】これ以外の位置に存在するプロセッサ群
は、全て、入出力装置へのインターフェースを有しない
プロセッサA2で構成される。
【0101】可変構造の別系統ネットワーク6は、本構
成例においては、2階層から成っている。
【0102】上位階層の要素ネットワーク100は、プ
ロセッサB3、C4を、y軸に平行に、x=0の位置で
リング状に接続する。
【0103】上位階層要素ネットワーク100の管理プ
ロセッサC4は、x=y=0の位置に存在し、本プロセ
ッサC4が、システム全体の管理プロセッサとしての役
割を果たし、入出力装置の1つとして、コンソールディ
スプレイ(図示していない)が接続される。
【0104】下位階層の要素ネットワーク101は、そ
れぞれ、x軸に平行に、x=0に位置するプロセッサB
3、C4と、同一のy座標を持つプロセッサA2を、リ
ング状に接続する。各下位階層要素ネットワーク101
の管理プロセッサB3、C4は、上下階層間の中継の機
能を有している。
【0105】以下、図10を用いて、これまで述べてき
た以外の本発明の効果についても説明する。
【0106】(1)大規模計算 図10に示す並列計算機システムにおいて、大規模計算
を実行する場合には、その計算処理は、入出力装置への
インターフェイスを有さないプロセッサA2が実行す
る。
【0107】従って、計算処理前後における計算準備の
ための入出力処理時、および計算結果の出力時を除いて
は、入出力装置へのインターフェイスを有するプロセッ
サB3、C4の負荷はいたって軽微であり、また、入出
力処理を行う必要上プロセッサA2に比較して大容量の
メモリを有するプロセッサB3、C4が別系統ネットワ
ーク100、101の管理を行うことは妥当であると言
える。
【0108】(2)代用運転 前記プロセッサB3、C4の負荷が軽いことを利用し
て、いずれかのプロセッサA2に障害が発生した場合の
代用プロセッサとして、同一y座標に配置されているプ
ロセッサB3、C4を用いて運用することができる。
【0109】いま、図10に示すプロセッサE106に
障害が発生したとすると、データネットワーク5が、通
信制御部22、32およびプログラマブルスイッチ部2
3、33(図4参照)経由で、別系統ネットワーク10
0、101に直接接続されているので、障害を起こした
プロセッサE106の隣接プロセッサ108からの通信
を自動的に代用プロセッサである管理プロセッサ107
に転送する。
【0110】(3)ソフトウェア処理の軽減 一般に、分散記憶型並列計算機システムにあっては、入
出力装置からのデータの入出力を伴う処理は、共有記憶
型計算機システムに比較して、ソフトウェアから見た処
理が複雑になる。
【0111】これは、入出力装置の接続されているプロ
セッサ(例えば、プロセッサB3、C4)と、計算処理
を行うプロセッサ(例えば、プロセッサA2)のメモリ
21(図2参照)との間で、ネットワーク経由でデータ
通信を行うためである。
【0112】特に、プロセッサB3、C4においては、
データの加工は一切行わないにもかかわらず、入出力処
理を司るソフトウェアと通信を司るソフトウェアの間で
の、データの受渡しに関わる処理時間が大きく、問題と
なっている。
【0113】この問題は、高速の入出力処理を行う場合
に、より深刻となる。これは例えば、並列計算機がスタ
ンドアローンシステムではなく、図10に示すように、
別個に存在するホスト計算機102と高速チャネル10
3により接続されているシステム構成であるときの高速
システム間通信の場合、あるいは計算結果の動画出力の
ための高速通信の場合には、より深刻な問題となる。
【0114】このような場合、本実施例の並列計算機シ
ステムにおいては、図10に示すように、例えば、プロ
セッサD104からホスト計算機102への中継プロセ
ッサ105のメモリを介さない入出力処理を実行する際
の、別系統ネットワーク101の接続状態の一例を示し
ている。
【0115】中継プロセッサ105では、別系統ネット
ワーク101と高速チャネル103は、プログラマブル
スイッチ部33、通信制御部32、および入出力制御部
35(図4参照)を経由して、演算処理部30およびメ
モリ31(図4参照)を介さずに直接接続されているの
で、中継プロセッサ105におけるソフトウェアの処理
を大幅に軽減することができる。
【0116】(4)デバッグ作業 並列計算機システムにおけるデバッグ作業は、主系統の
データネットワーク5を用いて主に通信される他のプロ
セッサからのデータの通信状態を知っておく必要があ
り、この状態情報の取得を、主系統であるデータネット
ワーク5と独立に行えるという利点がある。
【0117】特に、データネットワーク5において通信
制御を行うソフトウェアのデバッグ作業においては、こ
の独立性が重要である。
【0118】(5)チューニング作業 並列計算機上で動作するソフトウェアのチューニング作
業では、データの通信効率に関するデータを当該ソフト
ウェアを実行中に、リアルタイム表示できることが望ま
しい。
【0119】この場合に、モニタ情報の各プロセッサか
らの収集のための通信が、当該ソフトウェアの実行に伴
う通信と干渉することを回避することによって、正確な
モニタ情報のリアルタイム出力が可能になるという利点
がある。
【0120】(6)障害情報の採取 並列計算機システム内の、あるプロセッサに障害が発生
した場合、その障害要因解析のために、当該プロセッサ
のメモリ情報のダンプ出力処理を行う必要がある。
【0121】この障害に関わる大量データの通信処理
が、他の正常なプロセッサ群の動作に影響を与えること
になるが、本実施例の並列計算機システムを使用するこ
とにより、この影響を回避することができる。
【0122】また、データネットワーク5に障害が発生
した場合であっても、本実施例の並列計算機システムを
使用することにより、障害情報を確実に採取することが
できるという利点がある。
【0123】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
以下の効果を得ることができる。
【0124】(1)計算対象データの送受信に支障を与
えることなく、高優先度の通信、放送型の通信、デバッ
ク情報の通信、リセット要求情報の通信、モニタ情報の
通信などの各種情報の通信を効率良く行うことができ
る。
【0125】(2)並列計算機システム全体の効率を低
下させることなく、各種入出力データの通信、制御情報
の通信などの各種情報の通信を効率良く行うことができ
る。
【0126】(3)並列計算機システム内のプロセッサ
の障害発生時に、前記インターフェイスを有するプロセ
ッサで代用することができ、さらに、データネットワー
クの障害時には、前記別系統ネットワークを使用するこ
とによって、障害情報を確実に採取することができる。
【0127】さらに、(4)計算処理対象の大量データ
の送受信以外の通信は、転送データ長が短い、通信頻度
が低い、あるいは優先度が低いことを考慮して、これら
複数種類の通信を、物理的には1系統のネットワークに
よって実現することにより、経済的な効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した可変構造の別系統ネットワー
クを有する並列計算機の一実施例の構成を示すシステム
構成図である。
【図2】本実施例の入出力装置へのインターフェイスを
有しないプロセッサの構成を示すブロック構成図であ
る。
【図3】本実施例の入出力装置へのインターフェイスを
有するプロセッサの構成を示すブロック構成図である。
【図4】本実施例の別系統ネットワークを説明するため
の説明図である。
【図5】本実施例のプログラマブルスイッチ部を説明す
るための説明図である。
【図6】本実施例の別系統ネットワークの接続パターン
を説明するための説明図である。
【図7】本実施例の単一の要素ネットワークの接続変更
手順を示すタイムチャートである。
【図8】本実施例の階層型ネットワークにおける下位階
層のプロセッサからの接続変更要求時の手順を示すタイ
ムチャートである。
【図9】本実施例の階層型ネットワークにおける上位階
層のプロセッサからの接続変更要求時の手順を示すタイ
ムチャートである。
【図10】本発明を適用した実施例の可変構造別系統ネ
ットワークを有する並列計算機を2次元トーラス型に構
成した並列計算機システムの具体的な構成例を示す図で
ある。
【符号の説明】
1…可変構造の別系統ネットワークを有する並列計算機
システム、2…プロセッサA、3…プロセッサB、4…
プロセッサC、5…データネットワーク、6…別系統ネ
ットワーク、7…要素ネットワーク、8、23、33…
プログラマブルスイッチ部、20、30…演算処理部、
21、31…メモリ、22、32…通信制御部、35…
入出力制御部、40…共通線、41…コール線、42…
リセット線、43…上位階層要素ネットワーク。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 それぞれがメモリを有する複数のプロセ
    ッサと、該複数のプロセッサを互いに接続するネットワ
    ークとから構成され、前記複数のプロセッサ間で制御情
    報を含む複数種類の情報を送受信して情報処理を行う並
    列計算機であって、 前記ネットワークは、少なくとも計算対象データの送受
    信を行うデータネットワークと、前記複数のプロセッサ
    間で少なくとも制御情報の送受信を行う別系統ネットワ
    ークとからなり、前記複数のプロセッサは、該複数のプ
    ロセッサ間で送受信する情報の種類に応じて前記別系統
    ネットワークとの接続形態を変更するプログラマブルス
    イッチを有することを特徴とする可変構造別系列ネット
    ワークを有する並列計算機。
  2. 【請求項2】 前記複数のプロセッサのうち少なくとも
    1つは、入出力装置へアクセスするインターフェイスを
    有し、前記別系統ネットワークを、前記複数のプロセッ
    サ間を円環状に接続するトーラス型を基本型として接続
    し、前記インターフェイスを有するプロセッサが、前記
    複数のプロセッサと前記別系統ネットワークとの接続形
    態を管理することを特徴とする請求項1記載の可変構造
    別系列ネットワークを有する並列計算機。
  3. 【請求項3】 前記トーラス型を基本型として接続した
    前記別系列ネットワークを、複数の階層からなる階層ト
    ーラス型として接続し、前記インターフェイスを有する
    プロセッサが、前記複数のプロセッサと前記別系統ネッ
    トワークとの接続形態を管理することを特徴とする請求
    項2記載の可変構造別系列ネットワークを有する並列計
    算機。
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