JPH07231281A - 反響消去装置 - Google Patents
反響消去装置Info
- Publication number
- JPH07231281A JPH07231281A JP2073194A JP2073194A JPH07231281A JP H07231281 A JPH07231281 A JP H07231281A JP 2073194 A JP2073194 A JP 2073194A JP 2073194 A JP2073194 A JP 2073194A JP H07231281 A JPH07231281 A JP H07231281A
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- Japan
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- echo
- signal
- double
- state
- howling
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- Pending
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- Cable Transmission Systems, Equalization Of Radio And Reduction Of Echo (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 ダブルトーク状態とエコー経路変動状態およ
びハウリング状態とを高精度に検出、識別する反消去装
置を提供する。 【構成】 受話信号x(n)および反響信号y(n)をそれ
ぞれ複数の周波数帯域に分割する周波数帯域分割回路1
6、17を具備し、複数の周波数帯域のそれぞれに設け
られる複数の擬似反響路7kを具備し、複数の擬似反響
路7kはそれぞれディジタルフィルタにより構成され、
ディジタルフィルタの係数は反響信号y(n)の消去誤差
を最小とする様に動作するアルゴリズムにより逐次的に
修正されるものであり、複数の周波数帯域のそれぞれに
設けられる複数のダブルトーク検出回路11kを具備
し、ダブルトーク検出回路11kの検出出力を監視する
ハウリング検出回路19を具備し、周波数帯域合成回路
18を具備する反響消去装置。
びハウリング状態とを高精度に検出、識別する反消去装
置を提供する。 【構成】 受話信号x(n)および反響信号y(n)をそれ
ぞれ複数の周波数帯域に分割する周波数帯域分割回路1
6、17を具備し、複数の周波数帯域のそれぞれに設け
られる複数の擬似反響路7kを具備し、複数の擬似反響
路7kはそれぞれディジタルフィルタにより構成され、
ディジタルフィルタの係数は反響信号y(n)の消去誤差
を最小とする様に動作するアルゴリズムにより逐次的に
修正されるものであり、複数の周波数帯域のそれぞれに
設けられる複数のダブルトーク検出回路11kを具備
し、ダブルトーク検出回路11kの検出出力を監視する
ハウリング検出回路19を具備し、周波数帯域合成回路
18を具備する反響消去装置。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、反響消去装置に関
し、特に、2線4線変換装置、拡声通話装置その他の送
受話伝送経路を有する通話装置において、ハウリングの
原因となると共に聴覚上の障害ともなる反響信号を消去
する反響消去装置に関する。
し、特に、2線4線変換装置、拡声通話装置その他の送
受話伝送経路を有する通話装置において、ハウリングの
原因となると共に聴覚上の障害ともなる反響信号を消去
する反響消去装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来例を図2を参照して説明する。衛星
通信装置、音声会議装置その他の送受話伝送経路を有す
る通話装置の普及に伴い、同時通話性能に優れた反響の
少ない通話装置を提供することが要望されている。この
要望を満足するものとして反響消去装置が開発されてい
る。図2は反響消去装置の従来例を説明する図であり、
拡声通話装置に適用された場合を示している。
通信装置、音声会議装置その他の送受話伝送経路を有す
る通話装置の普及に伴い、同時通話性能に優れた反響の
少ない通話装置を提供することが要望されている。この
要望を満足するものとして反響消去装置が開発されてい
る。図2は反響消去装置の従来例を説明する図であり、
拡声通話装置に適用された場合を示している。
【0003】受話信号x(t) が得られる受話入力端1か
らこの受話信号x(t) を受信するスピーカ2に到る受話
経路と、マイクロホン3から送話出力端4に到る送話経
路とから成る通話装置において、受話信号x(t) はA/
D変換器8によりディジタル変換され、このディジタル
変換されたディジタル受話信号x(n) は次いで擬似反響
路7に供給され、擬似反響路7を介して擬似反響信号y
^(n) に変換される。一方において、マイクロホン3を
介して得られるスピーカ2による反響信号y(t) はA
/D変換器5によりディジタル変換され、ディジタル変
換された反響信号y(n) が得られる。減算器9におい
て、反響信号y(n) から擬似反響信号y^(n) を差し引
くことにより反響信号y(n) を消去することができる。
らこの受話信号x(t) を受信するスピーカ2に到る受話
経路と、マイクロホン3から送話出力端4に到る送話経
路とから成る通話装置において、受話信号x(t) はA/
D変換器8によりディジタル変換され、このディジタル
変換されたディジタル受話信号x(n) は次いで擬似反響
路7に供給され、擬似反響路7を介して擬似反響信号y
^(n) に変換される。一方において、マイクロホン3を
介して得られるスピーカ2による反響信号y(t) はA
/D変換器5によりディジタル変換され、ディジタル変
換された反響信号y(n) が得られる。減算器9におい
て、反響信号y(n) から擬似反響信号y^(n) を差し引
くことにより反響信号y(n) を消去することができる。
【0004】ここで、擬似反響路7は反響路の経時変動
に追従させる必要がある。図2の従来例において、擬似
反響路7はディジタルフィルタであるFIRフィルタに
より構成される。擬似反響路7を構成するフィルタは誤
差e(n) =y(n) −y^( n)が0に近づく様に、例えば
LMS法、学習同定法、ES法或はRLS法その他の適
応アルゴリズムを使用した推定回路6によりそのフィル
タ係数の逐次修正を施される。擬似反響路7の修正が行
なわれることにより常に最適な反響消去が維持されるこ
ととなる。
に追従させる必要がある。図2の従来例において、擬似
反響路7はディジタルフィルタであるFIRフィルタに
より構成される。擬似反響路7を構成するフィルタは誤
差e(n) =y(n) −y^( n)が0に近づく様に、例えば
LMS法、学習同定法、ES法或はRLS法その他の適
応アルゴリズムを使用した推定回路6によりそのフィル
タ係数の逐次修正を施される。擬似反響路7の修正が行
なわれることにより常に最適な反響消去が維持されるこ
ととなる。
【0005】次に、従来のフィルタ係数修正手法につい
て説明する。先ず、LMS法、学習同定法その他の勾配
形適応アルゴリズムは、次の様に表わされる。 h^(n+1) =h^(n) +α[−Δ(n) ] (1) ただし、h ^(n) =( h^1(n)、h^2(n)、・・・・・、h^
L(n))T:擬似反響路(FIRフィルタ)系数 Δ(n) :(平均)2乗誤差の勾配ベクトル α:ステップサイズ(スカラ量) L:タップ数 T:ベクトルの転置 n :離散化時間 (平均)2乗誤差の勾配ベクトルΔ(n) は、例えばLM
S法においては、 Δ(n) =−e(n) x(n) 学習同定法においては、 となる。ただし、 e(n) :推定誤差(=y(n) −y(n) +s(n) ) y^(n) =h^(n) T x(n) :擬似反響信号x (n) =(x(n) 、x(n-1) 、..... 、x(n-L+1) )
T :受話信号ベクトルである。
て説明する。先ず、LMS法、学習同定法その他の勾配
形適応アルゴリズムは、次の様に表わされる。 h^(n+1) =h^(n) +α[−Δ(n) ] (1) ただし、h ^(n) =( h^1(n)、h^2(n)、・・・・・、h^
L(n))T:擬似反響路(FIRフィルタ)系数 Δ(n) :(平均)2乗誤差の勾配ベクトル α:ステップサイズ(スカラ量) L:タップ数 T:ベクトルの転置 n :離散化時間 (平均)2乗誤差の勾配ベクトルΔ(n) は、例えばLM
S法においては、 Δ(n) =−e(n) x(n) 学習同定法においては、 となる。ただし、 e(n) :推定誤差(=y(n) −y(n) +s(n) ) y^(n) =h^(n) T x(n) :擬似反響信号x (n) =(x(n) 、x(n-1) 、..... 、x(n-L+1) )
T :受話信号ベクトルである。
【0006】適応アルゴリズムによる係数修正動作は、
受話状態、即ちs(n) ≒0であって誤差信号e(n) が反
響信号の消去誤差y(n) −y^(n) と見なすことができ
る場合に実行される。しかし、近端話者の送話信号s
(n) が存在する場合、誤差信号e(n) には送話信号s
(n) が含まれる。適応フィルタの推定精度は、反響信号
y(n) と送話信号s(n) の比で制限されるために、近端
話者の送話信号s(n) が存在する場合において係数修正
動作を継続するとフィルタ係数は乱れることとなる。そ
こで、送話信号s(n) が加わった場合の様に反響信号y
(n) に比べて送話信号s(n) の大きさが無視できないダ
ブルトーク状態の場合、(1) 式における修正項α[−Δ
(n)]を0とすることにより係数修正を停止してh^
(n) が乱されることを防止している。以上の制御をダブ
ルトーク制御と称している。
受話状態、即ちs(n) ≒0であって誤差信号e(n) が反
響信号の消去誤差y(n) −y^(n) と見なすことができ
る場合に実行される。しかし、近端話者の送話信号s
(n) が存在する場合、誤差信号e(n) には送話信号s
(n) が含まれる。適応フィルタの推定精度は、反響信号
y(n) と送話信号s(n) の比で制限されるために、近端
話者の送話信号s(n) が存在する場合において係数修正
動作を継続するとフィルタ係数は乱れることとなる。そ
こで、送話信号s(n) が加わった場合の様に反響信号y
(n) に比べて送話信号s(n) の大きさが無視できないダ
ブルトーク状態の場合、(1) 式における修正項α[−Δ
(n)]を0とすることにより係数修正を停止してh^
(n) が乱されることを防止している。以上の制御をダブ
ルトーク制御と称している。
【0007】図3はダブルトーク検出回路11の内部構
成を示す図である。受話信号x(n) は受話信号レベル検
出回路12により受話信号レベルpx (n)とされ、送話
信号y(n) は送話信号レベル検出回路13により送話信
号レベルpy (n) とされ、誤差信号e(n) は誤差信号レ
ベル検出回路14により誤差信号レベルpe (n) とされ
る。これらのレベルは、ダブルトーク判定回路15に送
りこまれ、レベル比較をしてダブルトーク状態であるか
否かを判定する。ダブルトーク状態と判定されたとき
は、ダブルトーク判定回路15から推定回路6に制御信
号が送りこまれ、(1) 式における修正項α[−Δ(n) ]
を0とし、ここにおいて係数修正は停止される。なお、
係数修正が停止されても擬似反響路(FIRフィルタ)
係数は保持され、擬似エコーが生成されるため、エコー
は消去される。
成を示す図である。受話信号x(n) は受話信号レベル検
出回路12により受話信号レベルpx (n)とされ、送話
信号y(n) は送話信号レベル検出回路13により送話信
号レベルpy (n) とされ、誤差信号e(n) は誤差信号レ
ベル検出回路14により誤差信号レベルpe (n) とされ
る。これらのレベルは、ダブルトーク判定回路15に送
りこまれ、レベル比較をしてダブルトーク状態であるか
否かを判定する。ダブルトーク状態と判定されたとき
は、ダブルトーク判定回路15から推定回路6に制御信
号が送りこまれ、(1) 式における修正項α[−Δ(n) ]
を0とし、ここにおいて係数修正は停止される。なお、
係数修正が停止されても擬似反響路(FIRフィルタ)
係数は保持され、擬似エコーが生成されるため、エコー
は消去される。
【0008】次に、ダブルトーク状態を判定する仕方に
ついて説明する。先ず、受話信号レベルpx (n) と送話
信号レベルpy (n) を比較する。これにより、受話信号
が予め定められている閾値Thx より小さく(px (n) <
Thx )、送話信号が予め定められている閾値Thy より大
きい(py (n) >Thy )場合は、片方向単独送話通話状
態であるものと判断することができる。これに対して、
受話信号が存在する(px (n) >Thx )場合は、受話信
号が反響信号となってマイクロホン3に回り込むため、
反響信号が存在してpy (n) の値が大きくなり、これを
近端話者の送話信号s(n) と判別することが困難とな
る。そこで、送話信号レベルpy (n) と誤差信号レベル
pe (n) とを比較する。送話信号s(n) が加わらない場
合は、反響消去後の誤差信号e(n) は極めて小さいのに
対して、送話信号s(n) が加わった場合は誤差信号e
(n) が激増する。これにより、送話信号s(n) を検出す
ることができる。
ついて説明する。先ず、受話信号レベルpx (n) と送話
信号レベルpy (n) を比較する。これにより、受話信号
が予め定められている閾値Thx より小さく(px (n) <
Thx )、送話信号が予め定められている閾値Thy より大
きい(py (n) >Thy )場合は、片方向単独送話通話状
態であるものと判断することができる。これに対して、
受話信号が存在する(px (n) >Thx )場合は、受話信
号が反響信号となってマイクロホン3に回り込むため、
反響信号が存在してpy (n) の値が大きくなり、これを
近端話者の送話信号s(n) と判別することが困難とな
る。そこで、送話信号レベルpy (n) と誤差信号レベル
pe (n) とを比較する。送話信号s(n) が加わらない場
合は、反響消去後の誤差信号e(n) は極めて小さいのに
対して、送話信号s(n) が加わった場合は誤差信号e
(n) が激増する。これにより、送話信号s(n) を検出す
ることができる。
【0009】ところが、人或は物の移動によりインパル
ス応答が変化した場合においても誤差信号e(n) は激増
するところから、適応動作を停止すべきダブルトーク状
態と適応動作を継続すべきエコー経路変動の判別をする
ことができない。また、ハウリングが発生すると適応動
作は停止するので、一度びハウリングが発生するとハウ
リングを解消することができず、通話不能に陥る。
ス応答が変化した場合においても誤差信号e(n) は激増
するところから、適応動作を停止すべきダブルトーク状
態と適応動作を継続すべきエコー経路変動の判別をする
ことができない。また、ハウリングが発生すると適応動
作は停止するので、一度びハウリングが発生するとハウ
リングを解消することができず、通話不能に陥る。
【0010】反響消去装置においては、適応動作を停止
すべきダブルトーク状態と適応動作を継続すべきエコー
経路変動状態およびハウリング状態とを正確に識別する
ことが実用上極めて重要である。
すべきダブルトーク状態と適応動作を継続すべきエコー
経路変動状態およびハウリング状態とを正確に識別する
ことが実用上極めて重要である。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】以上の通りの従来例に
おいては、適応動作を停止すべきダブルトーク状態と適
応動作を継続すべきエコー経路変動状態およびハウリン
グ状態を正確に識別するこはできず、一度びハウリング
が発生するとこれをダブルトーク状態と判断して修正動
作を禁止してしまうのでハウリングを解消することがで
きず、通話不能に陥るという問題があった。
おいては、適応動作を停止すべきダブルトーク状態と適
応動作を継続すべきエコー経路変動状態およびハウリン
グ状態を正確に識別するこはできず、一度びハウリング
が発生するとこれをダブルトーク状態と判断して修正動
作を禁止してしまうのでハウリングを解消することがで
きず、通話不能に陥るという問題があった。
【0012】この発明は、ダブルトーク状態とエコー経
路変動状態およびハウリング状態とを高精度に検出、識
別することによりハウリングを自動的に解消し、安定に
動作する反消去装置を提供するものである。
路変動状態およびハウリング状態とを高精度に検出、識
別することによりハウリングを自動的に解消し、安定に
動作する反消去装置を提供するものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】反響路への受話信号x(
n) と受話信号x( n) の反響路を経由した後の反響信
号y( n) とから擬似反響路7を生成し、受話信号x(
n) を擬似反響路7の入力とすることにより得られる擬
似反響信号y^(n) を反響信号y( n) から差し引くこ
とにより反響信号y( n) を消去すると共に、擬似反響
路7はディジタルフィルタにより構成され、ディジタル
フィルタの係数は適応アルゴリズムにより逐次的に修正
されるものであり、受話信号レベルpx (n) 、送話信号
レベルy(n) 、誤差信号レベルpe (n) を監視してダブ
ルトーク状態と判定された場合に修正動作を禁止する反
響消去装置において、受話信号x( n) および反響信号
y( n) をそれぞれ複数の周波数帯域に分割する周波数
帯域分割回路16、17を具備し、複数の周波数帯域の
それぞれに設けられる複数の擬似反響路7k を具備し、
複数の擬似反響路7k はそれぞれディジタルフィルタに
より構成され、ディジタルフィルタの係数は反響信号y
( n) の消去誤差を最小とする様に動作するアルゴリズ
ムにより逐次的に修正されるものであり、複数の周波数
帯域のそれぞれに設けられる複数のダブルトーク検出回
路11k を具備し、ダブルトーク検出回路11k の検出
出力を監視するハウリング検出回路19を具備し、周波
数帯域合成回路18を具備する反響消去装置を構成し
た。
n) と受話信号x( n) の反響路を経由した後の反響信
号y( n) とから擬似反響路7を生成し、受話信号x(
n) を擬似反響路7の入力とすることにより得られる擬
似反響信号y^(n) を反響信号y( n) から差し引くこ
とにより反響信号y( n) を消去すると共に、擬似反響
路7はディジタルフィルタにより構成され、ディジタル
フィルタの係数は適応アルゴリズムにより逐次的に修正
されるものであり、受話信号レベルpx (n) 、送話信号
レベルy(n) 、誤差信号レベルpe (n) を監視してダブ
ルトーク状態と判定された場合に修正動作を禁止する反
響消去装置において、受話信号x( n) および反響信号
y( n) をそれぞれ複数の周波数帯域に分割する周波数
帯域分割回路16、17を具備し、複数の周波数帯域の
それぞれに設けられる複数の擬似反響路7k を具備し、
複数の擬似反響路7k はそれぞれディジタルフィルタに
より構成され、ディジタルフィルタの係数は反響信号y
( n) の消去誤差を最小とする様に動作するアルゴリズ
ムにより逐次的に修正されるものであり、複数の周波数
帯域のそれぞれに設けられる複数のダブルトーク検出回
路11k を具備し、ダブルトーク検出回路11k の検出
出力を監視するハウリング検出回路19を具備し、周波
数帯域合成回路18を具備する反響消去装置を構成し
た。
【0014】そして、上述の反響消去装置において、ハ
ウリング検出回路は、ダブルトーク検出回路が周波数帯
域の1つにおいてダブルトーク状態と判定しても、他の
周波数帯域においてダブルトーク状態と判定しない場合
はハウリング状態と判断し、修正動作を継続するもので
ある反響消去装置を構成した。
ウリング検出回路は、ダブルトーク検出回路が周波数帯
域の1つにおいてダブルトーク状態と判定しても、他の
周波数帯域においてダブルトーク状態と判定しない場合
はハウリング状態と判断し、修正動作を継続するもので
ある反響消去装置を構成した。
【0015】
【実施例】この発明の実施例を図1を参照して説明す
る。図1において、受話信号x(t) は周波数帯域分割回
路16により周波数帯域別のN個の信号xk (m) (k=
0、1、・・・、N−1)に分割される。同様に、反響
信号y(t) は周波数帯域分割回路17により周波数帯域
別のN個の信号yk(m) (k=0、1、・・・、N−
1)に分割される。
る。図1において、受話信号x(t) は周波数帯域分割回
路16により周波数帯域別のN個の信号xk (m) (k=
0、1、・・・、N−1)に分割される。同様に、反響
信号y(t) は周波数帯域分割回路17により周波数帯域
別のN個の信号yk(m) (k=0、1、・・・、N−
1)に分割される。
【0016】周波数帯域のそれぞれには擬似反響路7k
があり、擬似反響路から供給される擬似反響信号y^k
(m) を反響信号yk (m) から減算器9k において差し引
くことにより反響信号yk (m) は消去される。ここで、
擬似反響路7k は反響路の経時変動に追従せしめられる
必要があり、誤差ek (m) =yk (m) −y^k (m) が0
に近づく様に、例えばLMS法、学習同定法、ES法或
はRLS法その他の適応アルゴリズムを使用した推定回
路6kにより逐次修正され、常に最適な反響消去が維持
されるに到る。
があり、擬似反響路から供給される擬似反響信号y^k
(m) を反響信号yk (m) から減算器9k において差し引
くことにより反響信号yk (m) は消去される。ここで、
擬似反響路7k は反響路の経時変動に追従せしめられる
必要があり、誤差ek (m) =yk (m) −y^k (m) が0
に近づく様に、例えばLMS法、学習同定法、ES法或
はRLS法その他の適応アルゴリズムを使用した推定回
路6kにより逐次修正され、常に最適な反響消去が維持
されるに到る。
【0017】各周波数帯域における誤差信号ek (m) は
周波数帯域合成回路18により全周波数帯域の誤差信号
e(t) に合成される。周波数帯域のそれぞれにはダブル
トーク検出回路11k があり、それぞれの周波数帯域に
ついて独立にダブルトーク状態を判定する。これらの判
定結果はハウリング検出回路19に送り込まれる。ハウ
リングを検出するに際して、それぞれの周波数帯域のダ
ブルトーク検出回路11kの判定結果に重み付けをする
ことにより、より正確なハウリングの検出をすることが
できる様になる。音声の周波数スペクトルをみると、音
圧は男声および女声に依らず200HZ 近傍において極
大を示し、周波数がこれより増大するにつれて単調減少
する特性を示す。以上のことから、この重み付けの程度
はこの周波数特性を勘案して適宜に実施される。
周波数帯域合成回路18により全周波数帯域の誤差信号
e(t) に合成される。周波数帯域のそれぞれにはダブル
トーク検出回路11k があり、それぞれの周波数帯域に
ついて独立にダブルトーク状態を判定する。これらの判
定結果はハウリング検出回路19に送り込まれる。ハウ
リングを検出するに際して、それぞれの周波数帯域のダ
ブルトーク検出回路11kの判定結果に重み付けをする
ことにより、より正確なハウリングの検出をすることが
できる様になる。音声の周波数スペクトルをみると、音
圧は男声および女声に依らず200HZ 近傍において極
大を示し、周波数がこれより増大するにつれて単調減少
する特性を示す。以上のことから、この重み付けの程度
はこの周波数特性を勘案して適宜に実施される。
【0018】ところで、送話音声が加わった場合は、複
数の周波数帯域のすべてにおいて送話信号レベルは比較
的に大きいので、複数の周波数帯域のすべてにおいて同
時にダブルトーク状態である旨の判定をすることとな
る。これに対して、ハウリングが発生した場合は、1つ
の周波数帯域においてのみダブルトーク状態であると判
定することとなる。従って、1つの周波数帯域において
のみダブルトーク状態であると判定しても、他の周波数
帯域においてダブルトーク状態であるものと判定しない
場合は、これをハウリング状態と判断して修正動作を行
なうこととする。これにより、ハウリングを直ちに解消
することができる。
数の周波数帯域のすべてにおいて送話信号レベルは比較
的に大きいので、複数の周波数帯域のすべてにおいて同
時にダブルトーク状態である旨の判定をすることとな
る。これに対して、ハウリングが発生した場合は、1つ
の周波数帯域においてのみダブルトーク状態であると判
定することとなる。従って、1つの周波数帯域において
のみダブルトーク状態であると判定しても、他の周波数
帯域においてダブルトーク状態であるものと判定しない
場合は、これをハウリング状態と判断して修正動作を行
なうこととする。これにより、ハウリングを直ちに解消
することができる。
【0019】
【発明の効果】以上の通りであって、この発明は、信号
を複数の周波数帯域に分割し、複数の周波数帯域のそれ
ぞれに設けられた複数の擬似反響路はそれぞれダブルト
ーク検出回路を具備し、それぞれの帯域において独立し
てダブルトーク状態を判定し、1つの周波数帯域におい
てダブルトーク状態であるものと判定しても、他の周波
数帯域においてダブルトーク状態であるものと判定しな
い場合は、これをハウリング状態と判断して修正動作を
行なうものである。
を複数の周波数帯域に分割し、複数の周波数帯域のそれ
ぞれに設けられた複数の擬似反響路はそれぞれダブルト
ーク検出回路を具備し、それぞれの帯域において独立し
てダブルトーク状態を判定し、1つの周波数帯域におい
てダブルトーク状態であるものと判定しても、他の周波
数帯域においてダブルトーク状態であるものと判定しな
い場合は、これをハウリング状態と判断して修正動作を
行なうものである。
【0020】上述の如くすることにより、ダブルトーク
状態とエコー経路変動状態およびハウリング状態とを高
精度に検出、識別することができ、ハウリング状態と判
断されると直ちに修正動作が開始されてハウリングは自
動的に解消され、反消去装置は安定に動作することとな
る。従って、この発明の反消去装置を衛星通信装置、音
声会議装置その他の送受話伝送経路を有する通話装置に
適用することにより通話品質を改善することができる。
状態とエコー経路変動状態およびハウリング状態とを高
精度に検出、識別することができ、ハウリング状態と判
断されると直ちに修正動作が開始されてハウリングは自
動的に解消され、反消去装置は安定に動作することとな
る。従って、この発明の反消去装置を衛星通信装置、音
声会議装置その他の送受話伝送経路を有する通話装置に
適用することにより通話品質を改善することができる。
【図1】実施例を説明するブロック図。
【図2】従来例を説明するブロック図。
【図3】ダブルトーク検出回路の内部を示すブロック
図。
図。
7k 擬似反響路 11k ダブルトーク検出回路 16 周波数帯域分割回路 17 周波数帯域分割回路 18 周波数帯域合成回路 19 ハウリング検出回路
フロントページの続き (72)発明者 田中 雅史 東京都千代田区内幸町1丁目1番6号 日 本電信電話株式会社内
Claims (2)
- 【請求項1】 反響路への受話信号と受話信号の反響路
を経由した後の反響信号とから擬似反響路を生成し、受
話信号を擬似反響路の入力とすることにより得られる擬
似反響信号を反響信号から差し引くことにより反響信号
を消去すると共に、擬似反響路はディジタルフィルタに
より構成され、ディジタルフィルタの係数は適応アルゴ
リズムにより逐次的に修正されるものであり、受話信号
レベル、送話信号レベル、誤差信号レベルを監視してダ
ブルトーク状態と判定された場合に修正動作を禁止する
反響消去装置において、 受話信号および反響信号をそれぞれ複数の周波数帯域に
分割する周波数帯域分割回路を具備し、 複数の周波数帯域のそれぞれに設けられる複数の擬似反
響路を具備し、 複数の擬似反響路はそれぞれディジタルフィルタにより
構成され、ディジタルフィルタの係数は反響信号の消去
誤差を最小とする様に動作するアルゴリズムにより逐次
的に修正されるものであり、 複数の周波数帯域のそれぞれに設けられる複数のダブル
トーク検出回路を具備し、 ダブルトーク検出回路の検出出力を監視するハウリング
検出回路を具備し、 周波数帯域合成回路を具備する、 ことを特徴とする反響消去装置。 - 【請求項2】 請求項1に記載される反響消去装置にお
いて、 ハウリング検出回路は、ダブルトーク検出回路が周波数
帯域の1つにおいてダブルトーク状態と判定しても、他
の周波数帯域においてダブルトーク状態と判定しない場
合はハウリング状態と判断し、修正動作を継続するもの
である、 ことを特徴とする反響消去装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2073194A JPH07231281A (ja) | 1994-02-18 | 1994-02-18 | 反響消去装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2073194A JPH07231281A (ja) | 1994-02-18 | 1994-02-18 | 反響消去装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07231281A true JPH07231281A (ja) | 1995-08-29 |
Family
ID=12035336
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2073194A Pending JPH07231281A (ja) | 1994-02-18 | 1994-02-18 | 反響消去装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07231281A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20020036542A (ko) * | 2000-11-10 | 2002-05-16 | 김승범 | 반향 제거 장치 |
| JP2009284465A (ja) * | 2008-04-24 | 2009-12-03 | Nec Engineering Ltd | エコーキャンセラ装置 |
| JP2012510779A (ja) * | 2008-12-02 | 2012-05-10 | クゥアルコム・インコーポレイテッド | 音響的に過酷な環境におけるダブルトーク検出のためのシステム及び方法 |
| CN103457646A (zh) * | 2012-05-31 | 2013-12-18 | 大陆汽车系统公司 | 用于频域回波抑制滤波器的方法和装置 |
-
1994
- 1994-02-18 JP JP2073194A patent/JPH07231281A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20020036542A (ko) * | 2000-11-10 | 2002-05-16 | 김승범 | 반향 제거 장치 |
| JP2009284465A (ja) * | 2008-04-24 | 2009-12-03 | Nec Engineering Ltd | エコーキャンセラ装置 |
| JP2012510779A (ja) * | 2008-12-02 | 2012-05-10 | クゥアルコム・インコーポレイテッド | 音響的に過酷な環境におけるダブルトーク検出のためのシステム及び方法 |
| CN103457646A (zh) * | 2012-05-31 | 2013-12-18 | 大陆汽车系统公司 | 用于频域回波抑制滤波器的方法和装置 |
| CN103457646B (zh) * | 2012-05-31 | 2018-03-30 | 大陆汽车系统公司 | 用于频域回波抑制滤波器的方法和装置 |
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