JPH07231588A - モールドモータの固定子とその製造方法 - Google Patents
モールドモータの固定子とその製造方法Info
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- JPH07231588A JPH07231588A JP6021186A JP2118694A JPH07231588A JP H07231588 A JPH07231588 A JP H07231588A JP 6021186 A JP6021186 A JP 6021186A JP 2118694 A JP2118694 A JP 2118694A JP H07231588 A JPH07231588 A JP H07231588A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 固定子鉄心外周まで合成樹脂で覆うモールド
モータの固定子の製造において鉄心と合成樹脂との密着
性を向上させる。 【構成】 薄板鉄心片21a,21b・・・21nにお
いてその外周に角度α1間隔で切り欠き部を形成し、こ
れを角度α1と異なる角度β1で回転させながら規定の
厚さまで積層して固定子鉄心21を製造することによ
り、薄板鉄心片の外周に数多くの切り欠き部を形成する
ことなく固定子鉄心21の外周に切り欠き部をまんべん
なく分散させる。この切り欠き部に注入された合成樹脂
が固化することにより合成樹脂と固定子鉄心との密着性
が向上し合成樹脂と固定子鉄心との剥離が生じにくい品
質の安定したモールドモータを得る。
モータの固定子の製造において鉄心と合成樹脂との密着
性を向上させる。 【構成】 薄板鉄心片21a,21b・・・21nにお
いてその外周に角度α1間隔で切り欠き部を形成し、こ
れを角度α1と異なる角度β1で回転させながら規定の
厚さまで積層して固定子鉄心21を製造することによ
り、薄板鉄心片の外周に数多くの切り欠き部を形成する
ことなく固定子鉄心21の外周に切り欠き部をまんべん
なく分散させる。この切り欠き部に注入された合成樹脂
が固化することにより合成樹脂と固定子鉄心との密着性
が向上し合成樹脂と固定子鉄心との剥離が生じにくい品
質の安定したモールドモータを得る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はモールドモータの固定子
とその製造方法に関するものである。
とその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図11は従来のモールドモータの固定子
のモールド成形方法の一つを模式的に示す縦断面図であ
る。1は固定子鉄心である。2は巻線である。3は合成
樹脂である。4は上金型、5は下金型、6は下金型に設
けた中芯、7は合成樹脂注入口である。モールドモータ
の固定子の製造方法は、所定枚数の薄板鉄心片を積層し
た固定子鉄心1に巻線2を施す。次に巻線2の施された
固定子鉄心1を中芯6に挿入し、上金型4と下金型5を
型締めし、合成樹脂注入装置(図示せず)を使用して合
成樹脂注入口7から合成樹脂3を注入する。これを加熱
処理することにより合成樹脂3が硬化して、固定子鉄心
1、巻線2、合成樹脂3が一体に成形固化される。
のモールド成形方法の一つを模式的に示す縦断面図であ
る。1は固定子鉄心である。2は巻線である。3は合成
樹脂である。4は上金型、5は下金型、6は下金型に設
けた中芯、7は合成樹脂注入口である。モールドモータ
の固定子の製造方法は、所定枚数の薄板鉄心片を積層し
た固定子鉄心1に巻線2を施す。次に巻線2の施された
固定子鉄心1を中芯6に挿入し、上金型4と下金型5を
型締めし、合成樹脂注入装置(図示せず)を使用して合
成樹脂注入口7から合成樹脂3を注入する。これを加熱
処理することにより合成樹脂3が硬化して、固定子鉄心
1、巻線2、合成樹脂3が一体に成形固化される。
【0003】このように鉄心の外周のハウジングまで合
成樹脂にて成形するモールドモータとしては例えば特公
平3−34295号公報にトロイダル巻線におけるモー
ルドモータの構成図が記されている。
成樹脂にて成形するモールドモータとしては例えば特公
平3−34295号公報にトロイダル巻線におけるモー
ルドモータの構成図が記されている。
【0004】このように合成樹脂で鉄心外周まで覆う場
合、合成樹脂と鉄心材料とは異種材料であり一般的に線
膨張係数が異なるためモータ自身の発熱による温度変化
や外気温変化等により各材料間での熱膨張に差が生じる
ので合成樹脂と鉄心材料との間で剥離が生じやすくな
る。さらに合成樹脂と鉄心材料は特に機械的に接続して
いるわけではないので機械的振動、衝撃にたいしても密
着力は弱く、剥離が生じ易い。
合、合成樹脂と鉄心材料とは異種材料であり一般的に線
膨張係数が異なるためモータ自身の発熱による温度変化
や外気温変化等により各材料間での熱膨張に差が生じる
ので合成樹脂と鉄心材料との間で剥離が生じやすくな
る。さらに合成樹脂と鉄心材料は特に機械的に接続して
いるわけではないので機械的振動、衝撃にたいしても密
着力は弱く、剥離が生じ易い。
【0005】合成樹脂と鉄心との間で剥離が生じた場
合、鉄心と合成樹脂との間の熱抵抗が増大するのでモー
タの放熱性が悪くなりコイル温度が上昇し、さらに剥離
の程度は製品間でばらつきがあるため、コイル温度上昇
もばらつき品質が安定しないという問題がある。
合、鉄心と合成樹脂との間の熱抵抗が増大するのでモー
タの放熱性が悪くなりコイル温度が上昇し、さらに剥離
の程度は製品間でばらつきがあるため、コイル温度上昇
もばらつき品質が安定しないという問題がある。
【0006】このような問題に対し、従来は例えば特開
平2−136047号公報には固定子鉄心の積層方向両
端部に位置する薄板鉄心材の表面に樹脂剥離防止用凹凸
を設けて積層固定子鉄心の両端の鉄心材料表面とコイル
エンド方向の樹脂との密着性を上げる方法が記されてい
る。また実開昭59−44144号公報には合成樹脂と
フランジを固着する場合にそのフランジの表面に同心状
の凹凸を設けて合成樹脂とフランジとの密着性を上げる
方法が記されている。これらの方法はいずれも鉄心のコ
イルエンド方向の樹脂のそれぞれ鉄心、フランジへの密
着性を向上させる方法である。
平2−136047号公報には固定子鉄心の積層方向両
端部に位置する薄板鉄心材の表面に樹脂剥離防止用凹凸
を設けて積層固定子鉄心の両端の鉄心材料表面とコイル
エンド方向の樹脂との密着性を上げる方法が記されてい
る。また実開昭59−44144号公報には合成樹脂と
フランジを固着する場合にそのフランジの表面に同心状
の凹凸を設けて合成樹脂とフランジとの密着性を上げる
方法が記されている。これらの方法はいずれも鉄心のコ
イルエンド方向の樹脂のそれぞれ鉄心、フランジへの密
着性を向上させる方法である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら前述の方
法はいずれも鉄心のコイルエンド方向の樹脂のそれぞれ
鉄心、フランジへの密着性を向上させる方法である。図
11に示すように合成樹脂で鉄心外周までも覆う場合に
一般的に最も合成樹脂が薄くなるところは鉄心外周の合
成樹脂層でありこの鉄心外周の合成樹脂においても、合
成樹脂の熱伝導率は一般的に鉄心材料よりも小さいの
で、モータの放熱の点から考えると、薄ければ薄い方が
良く、またモータの小型化の点から見ても薄い方が良い
が、この鉄心外周の合成樹脂層においてもその線膨張係
数は鉄心材料とは異なりさらに機械的に接着していない
ため、薄ければ薄い方が剥離し易くなるという問題があ
る。
法はいずれも鉄心のコイルエンド方向の樹脂のそれぞれ
鉄心、フランジへの密着性を向上させる方法である。図
11に示すように合成樹脂で鉄心外周までも覆う場合に
一般的に最も合成樹脂が薄くなるところは鉄心外周の合
成樹脂層でありこの鉄心外周の合成樹脂においても、合
成樹脂の熱伝導率は一般的に鉄心材料よりも小さいの
で、モータの放熱の点から考えると、薄ければ薄い方が
良く、またモータの小型化の点から見ても薄い方が良い
が、この鉄心外周の合成樹脂層においてもその線膨張係
数は鉄心材料とは異なりさらに機械的に接着していない
ため、薄ければ薄い方が剥離し易くなるという問題があ
る。
【0008】このため積層した鉄心の外周に凹凸を設け
れば合成樹脂の剥離が抑えられることは前記特開平2−
136047号公報や実開昭59−44144号公報か
ら類推できる。鉄心と合成樹脂の剥離を抑えるための凹
凸は鉄心外周の全体に平均して分散して存在した方が良
く、さらに凹凸の数も多い方がよいのは当然である。一
般的に積層用薄板鉄心片はプレス等の装置を利用し金型
により打ち抜かれて製造されることが多く形状は同一で
ある。このため積層した鉄心の外周に数多くの凹凸を平
均して分散させて設けるには積層前の薄板鉄心片の外周
方向に多くの凹凸を設ける必要があり、これは固定子鉄
心の面積の減少につながりモータの特性に良い影響は与
えない。さらに鉄心材料に無駄が多く生じることにな
り、コストの増加につながるという問題があった。
れば合成樹脂の剥離が抑えられることは前記特開平2−
136047号公報や実開昭59−44144号公報か
ら類推できる。鉄心と合成樹脂の剥離を抑えるための凹
凸は鉄心外周の全体に平均して分散して存在した方が良
く、さらに凹凸の数も多い方がよいのは当然である。一
般的に積層用薄板鉄心片はプレス等の装置を利用し金型
により打ち抜かれて製造されることが多く形状は同一で
ある。このため積層した鉄心の外周に数多くの凹凸を平
均して分散させて設けるには積層前の薄板鉄心片の外周
方向に多くの凹凸を設ける必要があり、これは固定子鉄
心の面積の減少につながりモータの特性に良い影響は与
えない。さらに鉄心材料に無駄が多く生じることにな
り、コストの増加につながるという問題があった。
【0009】本発明はかかる問題を解決するためになさ
れたものであり、薄板鉄心片の外周方向に切り欠き部を
設け、積層された固定子鉄心の外周方面に平均して分散
させて切り欠き部を設け、これにより鉄心と鉄心外周に
ある合成樹脂との剥離を抑えモータの品質を安定させる
ためのモールドモータとその製造方法を提供することを
目的としている。
れたものであり、薄板鉄心片の外周方向に切り欠き部を
設け、積層された固定子鉄心の外周方面に平均して分散
させて切り欠き部を設け、これにより鉄心と鉄心外周に
ある合成樹脂との剥離を抑えモータの品質を安定させる
ためのモールドモータとその製造方法を提供することを
目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明に係るモールドモ
ータの固定子は、薄板状の鉄心片を積層した固定子鉄心
に巻線を施した後に合成樹脂を注入して前記固定子鉄心
と巻線とを一体に成形固化するモールドモータ固定子に
おいて、積層する各々の薄板鉄心片の外周部に切り欠き
部を設け、前記各々の薄板鉄心片の切り欠き部が積層し
た固定子鉄心として隣接する薄板鉄心片の切り欠き部を
不連続にするものである。
ータの固定子は、薄板状の鉄心片を積層した固定子鉄心
に巻線を施した後に合成樹脂を注入して前記固定子鉄心
と巻線とを一体に成形固化するモールドモータ固定子に
おいて、積層する各々の薄板鉄心片の外周部に切り欠き
部を設け、前記各々の薄板鉄心片の切り欠き部が積層し
た固定子鉄心として隣接する薄板鉄心片の切り欠き部を
不連続にするものである。
【0011】また、前記薄板鉄心片の外周部に設けられ
た切り欠き部において、前記切り欠き部の最も狭い部分
を切り欠き部の最外周部に有するか、最外周と最内周の
中間に有するものである。
た切り欠き部において、前記切り欠き部の最も狭い部分
を切り欠き部の最外周部に有するか、最外周と最内周の
中間に有するものである。
【0012】また、本発明に係るモールドモータの固定
子の製造方法は、薄板状の鉄心片を積層した固定子鉄心
に巻線を施した後に合成樹脂を注入して前記固定子鉄心
と巻線とを一体に成形固化するモールドモータ固定子に
おいて、前記薄板鉄心片の外周部に任意の角度間隔で複
数の切り欠き部を設け、前記薄板鉄心片を積層する際、
前記薄板鉄心片に設けた切り欠き部の角度間隔の少なく
とも一つと異なる角度間隔で前記薄板鉄心片を回転して
積層することにより、薄板鉄心片の切り欠き部を不連続
にする製造方法である。
子の製造方法は、薄板状の鉄心片を積層した固定子鉄心
に巻線を施した後に合成樹脂を注入して前記固定子鉄心
と巻線とを一体に成形固化するモールドモータ固定子に
おいて、前記薄板鉄心片の外周部に任意の角度間隔で複
数の切り欠き部を設け、前記薄板鉄心片を積層する際、
前記薄板鉄心片に設けた切り欠き部の角度間隔の少なく
とも一つと異なる角度間隔で前記薄板鉄心片を回転して
積層することにより、薄板鉄心片の切り欠き部を不連続
にする製造方法である。
【0013】また、薄板状の鉄心片を積層した固定子鉄
心に巻線を施した後に合成樹脂を注入して前記固定子鉄
心と巻線とを一体に成形固化するモールドモータ固定子
において、前記薄板鉄心片の外周部に一定の角度間隔で
複数の切り欠き部を設け、前記薄板鉄心片を積層する
際、前記薄板鉄心片に設けた切り欠き部の角度間隔と異
なる角度間隔で前記薄板鉄心片を回転して積層すること
により、隣接する薄板鉄心片の切り欠き部を不連続にす
る製造方法である。
心に巻線を施した後に合成樹脂を注入して前記固定子鉄
心と巻線とを一体に成形固化するモールドモータ固定子
において、前記薄板鉄心片の外周部に一定の角度間隔で
複数の切り欠き部を設け、前記薄板鉄心片を積層する
際、前記薄板鉄心片に設けた切り欠き部の角度間隔と異
なる角度間隔で前記薄板鉄心片を回転して積層すること
により、隣接する薄板鉄心片の切り欠き部を不連続にす
る製造方法である。
【0014】また、薄板状の鉄心片を積層した固定子鉄
心に巻線を施した後に合成樹脂を注入して前記固定子鉄
心と巻線とを一体に成形固化するモールドモータ固定子
において、前記薄板鉄心片の外周部に複数の異なる角度
間隔で複数の切り欠き部を設け、前記薄板鉄心片を積層
する際、前記薄板鉄心片に設けた切り欠き部の角度間隔
のうち、少なくとも一つと同じ角度間隔で回転して積層
することにより、隣接する薄板鉄心片の切り欠き部を不
連続にするとともに、固定子鉄心の上部から下部に連続
した切り欠き部を設けた製造方法である。
心に巻線を施した後に合成樹脂を注入して前記固定子鉄
心と巻線とを一体に成形固化するモールドモータ固定子
において、前記薄板鉄心片の外周部に複数の異なる角度
間隔で複数の切り欠き部を設け、前記薄板鉄心片を積層
する際、前記薄板鉄心片に設けた切り欠き部の角度間隔
のうち、少なくとも一つと同じ角度間隔で回転して積層
することにより、隣接する薄板鉄心片の切り欠き部を不
連続にするとともに、固定子鉄心の上部から下部に連続
した切り欠き部を設けた製造方法である。
【0015】また、薄板状の鉄心片を積層した固定子鉄
心に巻線を施した後に合成樹脂を注入して前記固定子鉄
心と巻線とを一体に成形固化するモールドモータ固定子
において、前記薄板鉄心片の外周部に一定の角度間隔で
複数の切り欠き部を設けるとともに、前記切り欠き部の
一部は前記角度間隔をずらして設け、前記薄板鉄心片を
積層する際、前記薄板鉄心片に設けた切り欠き部の角度
間隔と同じ角度間隔で前記薄板鉄心片を回転して積層す
ることにより、積層された固定子鉄心の外周部に、隣接
する薄板鉄心片の切り欠き部は重なり部を共有しつつ、
固定子鉄心全体としては切り欠き部が連続している製造
方法である。
心に巻線を施した後に合成樹脂を注入して前記固定子鉄
心と巻線とを一体に成形固化するモールドモータ固定子
において、前記薄板鉄心片の外周部に一定の角度間隔で
複数の切り欠き部を設けるとともに、前記切り欠き部の
一部は前記角度間隔をずらして設け、前記薄板鉄心片を
積層する際、前記薄板鉄心片に設けた切り欠き部の角度
間隔と同じ角度間隔で前記薄板鉄心片を回転して積層す
ることにより、積層された固定子鉄心の外周部に、隣接
する薄板鉄心片の切り欠き部は重なり部を共有しつつ、
固定子鉄心全体としては切り欠き部が連続している製造
方法である。
【0016】
【作用】本発明におけるモールドモータの固定子は、薄
板鉄心片の外周に切り欠き部を設けこれを一枚または複
数枚重ねたものを一組にし、隣合う各組の切り欠き部を
重ならないように積層することにより、薄板鉄心に数多
くの凹凸を設ける必要がなく、積層された固定子鉄心の
外周に切り欠き部を分散させて設けることができ、その
切り欠き部に合成樹脂が充填されることにより、固定子
鉄心とその外周の合成樹脂層の密着性を上げることがで
きる。
板鉄心片の外周に切り欠き部を設けこれを一枚または複
数枚重ねたものを一組にし、隣合う各組の切り欠き部を
重ならないように積層することにより、薄板鉄心に数多
くの凹凸を設ける必要がなく、積層された固定子鉄心の
外周に切り欠き部を分散させて設けることができ、その
切り欠き部に合成樹脂が充填されることにより、固定子
鉄心とその外周の合成樹脂層の密着性を上げることがで
きる。
【0017】また、薄板鉄心片の外周にある切り欠き部
の形状において外周側の開口部の形状が切り欠き部の内
周側よりも狭い部分を有する薄板鉄心片を積層するもの
であり、鉄心外周側の切り欠き部の形状が内周側よりも
狭い開口部を有するためにこの切り欠き部に充填される
合成樹脂の剥離を構造的に防止することができ、合成樹
脂と鉄心との密着性がさらに向上する。
の形状において外周側の開口部の形状が切り欠き部の内
周側よりも狭い部分を有する薄板鉄心片を積層するもの
であり、鉄心外周側の切り欠き部の形状が内周側よりも
狭い開口部を有するためにこの切り欠き部に充填される
合成樹脂の剥離を構造的に防止することができ、合成樹
脂と鉄心との密着性がさらに向上する。
【0018】また、本発明におけるモールドモータの固
定子の製造方法は、薄板鉄心片の外周に任意の角度間隔
で複数の切り欠き部を設け、前記角度間隔の少なくとも
一つと異なる角度間隔で薄板鉄心片を積層することによ
り、鉄心外周部に切り欠き部を分散させて設けることが
でき、切り欠き部に合成樹脂が入り、固定子鉄心と合成
樹脂の密着性が向上する。
定子の製造方法は、薄板鉄心片の外周に任意の角度間隔
で複数の切り欠き部を設け、前記角度間隔の少なくとも
一つと異なる角度間隔で薄板鉄心片を積層することによ
り、鉄心外周部に切り欠き部を分散させて設けることが
でき、切り欠き部に合成樹脂が入り、固定子鉄心と合成
樹脂の密着性が向上する。
【0019】また、本発明におけるモールドモータの固
定子の製造方法は、薄板鉄心片の外周に一定角度間隔で
切り欠き部を設け、これを一枚または複数枚重ねたもの
を一組にし、これを積層する際に、薄板鉄心片に設けた
切り欠き部と異なる角度間隔で回転させながら積層する
ことにより、鉄心外周に一定間隔で容易に切り欠き部を
規則的に平均して分散させて設けることができ、その切
り欠き部に合成樹脂が充填されることにより固定子鉄心
と合成樹脂の密着性を上げることができる。
定子の製造方法は、薄板鉄心片の外周に一定角度間隔で
切り欠き部を設け、これを一枚または複数枚重ねたもの
を一組にし、これを積層する際に、薄板鉄心片に設けた
切り欠き部と異なる角度間隔で回転させながら積層する
ことにより、鉄心外周に一定間隔で容易に切り欠き部を
規則的に平均して分散させて設けることができ、その切
り欠き部に合成樹脂が充填されることにより固定子鉄心
と合成樹脂の密着性を上げることができる。
【0020】また、薄板鉄心片の外周に複数の異なる角
度間隔で切り欠き部を設け、これを一枚または複数枚重
ねたものを一組にし、これを積層する際に前記薄板鉄心
片に設けた切り欠き部の角度間隔のうち少なくとも一つ
と同じ角度で回転させながら積層することにより、鉄心
外周に一定間隔で容易に切り欠き部を分散させて設ける
ことができ、さらに薄板鉄心片の外周の切り欠き部の角
度間隔のうち少なくとも一つ以上の角度間隔と同じ角度
間隔で回転させながら積層するので鉄心外周に連続した
切り欠き部の溝を作成することができる。これにより積
層された鉄心を溶接により固定するための溝も同時に製
造することができる。
度間隔で切り欠き部を設け、これを一枚または複数枚重
ねたものを一組にし、これを積層する際に前記薄板鉄心
片に設けた切り欠き部の角度間隔のうち少なくとも一つ
と同じ角度で回転させながら積層することにより、鉄心
外周に一定間隔で容易に切り欠き部を分散させて設ける
ことができ、さらに薄板鉄心片の外周の切り欠き部の角
度間隔のうち少なくとも一つ以上の角度間隔と同じ角度
間隔で回転させながら積層するので鉄心外周に連続した
切り欠き部の溝を作成することができる。これにより積
層された鉄心を溶接により固定するための溝も同時に製
造することができる。
【0021】また、薄板鉄心片の外周に一定な角度間隔
で設けた切り欠き部において切り欠き部の少なくとも一
つ以上の切り欠き部の形状を他の切り欠き部の形状と異
なる形状とし、これを一枚または複数枚重ねたものを一
組にし、これを積層する際に前記薄板鉄心片に設けた切
り欠き部の角度間隔と同じ角度で回転させながら積層す
ることにより、鉄心外周に切り欠き部は連続性を有する
が形状的に不規則であるためこれに合成樹脂が入ること
により、合成樹脂が機械的に拘束され合成樹脂と固定子
鉄心との密着性が向上するとともに、一部の切り欠き部
を必要に応じて鉄心固定の溶接部とすることも可能であ
る。
で設けた切り欠き部において切り欠き部の少なくとも一
つ以上の切り欠き部の形状を他の切り欠き部の形状と異
なる形状とし、これを一枚または複数枚重ねたものを一
組にし、これを積層する際に前記薄板鉄心片に設けた切
り欠き部の角度間隔と同じ角度で回転させながら積層す
ることにより、鉄心外周に切り欠き部は連続性を有する
が形状的に不規則であるためこれに合成樹脂が入ること
により、合成樹脂が機械的に拘束され合成樹脂と固定子
鉄心との密着性が向上するとともに、一部の切り欠き部
を必要に応じて鉄心固定の溶接部とすることも可能であ
る。
【0022】
実施例1.図1は本発明の実施例1におけるモールドモ
ータの固定子の鉄心を模式的に示す図である。11は固
定子鉄心であり、薄板鉄心片11a,11b・・・11
nの積層体からなる。薄板鉄心片11a,11b・・・
11nのそれぞれの外周には切り欠き部12を図2に示
すように設けている。13は巻線2を入れるスロットで
あり、その一部を図示している。なお図1においてはス
ロット13は図示していない。(以下他の実施例におい
ても同様)
ータの固定子の鉄心を模式的に示す図である。11は固
定子鉄心であり、薄板鉄心片11a,11b・・・11
nの積層体からなる。薄板鉄心片11a,11b・・・
11nのそれぞれの外周には切り欠き部12を図2に示
すように設けている。13は巻線2を入れるスロットで
あり、その一部を図示している。なお図1においてはス
ロット13は図示していない。(以下他の実施例におい
ても同様)
【0023】このモールドモータの固定子はまず積層す
る前の薄板鉄心片11a,11b・・・11nのそれぞ
れ外周に切り欠き部12を設ける。この切り欠き部12
を設ける方法は例えば一般的に薄板鉄心片11a,11
b・・・11nを形成する方法であるプレス機による打
ち抜きの際に、このプレス機の金型に切り欠き部12に
相当する打ち抜き部を形成することにより容易に形成で
きる。またプレス機以外でも切削、研削、放電加工等に
より形成することも可能である。次に薄板鉄心片11
a,11b・・・11nを隣合う各板の切り欠き部12
が重ならないようずらしながら所定の厚みまで積層す
る。
る前の薄板鉄心片11a,11b・・・11nのそれぞ
れ外周に切り欠き部12を設ける。この切り欠き部12
を設ける方法は例えば一般的に薄板鉄心片11a,11
b・・・11nを形成する方法であるプレス機による打
ち抜きの際に、このプレス機の金型に切り欠き部12に
相当する打ち抜き部を形成することにより容易に形成で
きる。またプレス機以外でも切削、研削、放電加工等に
より形成することも可能である。次に薄板鉄心片11
a,11b・・・11nを隣合う各板の切り欠き部12
が重ならないようずらしながら所定の厚みまで積層す
る。
【0024】図3は固定子鉄心11、巻線2を施した後
に合成樹脂3を注入し固定子鉄心11、巻線2、合成樹
脂3を一体に成形固化するモールドモータの固定子の樹
脂成形方法を模式的に示す縦断面図である。図4は図3
におけるX−X断面図である。2から7は従来例と同様
のものである。
に合成樹脂3を注入し固定子鉄心11、巻線2、合成樹
脂3を一体に成形固化するモールドモータの固定子の樹
脂成形方法を模式的に示す縦断面図である。図4は図3
におけるX−X断面図である。2から7は従来例と同様
のものである。
【0025】モールドモータの固定子の成形方法はまず
巻線2の施された固定子鉄心11を中芯6に挿入したの
ち上金型4と下金型5を型締めする。その後合成樹脂注
入装置(図示せず)により合成樹脂3を合成樹脂注入口
7から注入し合成樹脂3は上金型4と下金型5からなる
空間に充填される。この時合成樹脂3は固定子鉄心11
の外周に設けられた切り欠き部にも充填される。合成樹
脂3は、モールドモータ用として使用するために固定子
鉄心1、巻線2からの発生熱に耐える耐熱性、樹脂の注
型作業を良好とする樹脂の流動性、さらに固定子鉄心
1、巻線2と合成樹脂3との密着性の良好な樹脂を用い
る必要がある。したがって、一般的に用いられる合成樹
脂3として、エポキシ樹脂、ポリエステル樹脂、ポリウ
レタン樹脂、シリコン樹脂など熱硬化性の合成樹脂が用
いられる。切り欠き部12は薄板鉄心片11a,11
b,・・・11nの外周には本実施例では3箇所設けて
いるだけであるがこれをずらして積層していることによ
り固定子鉄心11の外周の全周にわたって存在している
のでこの切り欠き部12に合成樹脂3が入ることによ
り、合成樹脂3と固定子鉄心11との密着性は固定子鉄
心11の全周にわたって向上する。また、薄板鉄心片1
1a,11b・・・11nの外周に設けられた切り欠き
部は前記のように3箇所に限定されるものではないのは
言うまでもない。なお、図3中に記載されていないが合
成樹脂注型に際し、外部電源を巻線2に接続される手段
が構じられて注型されていることはいうまでもない。
巻線2の施された固定子鉄心11を中芯6に挿入したの
ち上金型4と下金型5を型締めする。その後合成樹脂注
入装置(図示せず)により合成樹脂3を合成樹脂注入口
7から注入し合成樹脂3は上金型4と下金型5からなる
空間に充填される。この時合成樹脂3は固定子鉄心11
の外周に設けられた切り欠き部にも充填される。合成樹
脂3は、モールドモータ用として使用するために固定子
鉄心1、巻線2からの発生熱に耐える耐熱性、樹脂の注
型作業を良好とする樹脂の流動性、さらに固定子鉄心
1、巻線2と合成樹脂3との密着性の良好な樹脂を用い
る必要がある。したがって、一般的に用いられる合成樹
脂3として、エポキシ樹脂、ポリエステル樹脂、ポリウ
レタン樹脂、シリコン樹脂など熱硬化性の合成樹脂が用
いられる。切り欠き部12は薄板鉄心片11a,11
b,・・・11nの外周には本実施例では3箇所設けて
いるだけであるがこれをずらして積層していることによ
り固定子鉄心11の外周の全周にわたって存在している
のでこの切り欠き部12に合成樹脂3が入ることによ
り、合成樹脂3と固定子鉄心11との密着性は固定子鉄
心11の全周にわたって向上する。また、薄板鉄心片1
1a,11b・・・11nの外周に設けられた切り欠き
部は前記のように3箇所に限定されるものではないのは
言うまでもない。なお、図3中に記載されていないが合
成樹脂注型に際し、外部電源を巻線2に接続される手段
が構じられて注型されていることはいうまでもない。
【0026】この結果合成樹脂3と固定子鉄心11との
剥離が抑えられ、モータとしての品質が安定する。
剥離が抑えられ、モータとしての品質が安定する。
【0027】実施例2.図5は本発明の実施例2を示す
薄板鉄心片21a,21b・・・21nを模式的に示し
た図である。薄板鉄心片21a,21b・・・21nの
外周にはこの中心から角度α1(本実施例では120
度)間隔で切り欠き部22を設けている。この切り欠き
部22は図に示したようにその外周側開口部の形状にお
いて切り欠き部22の内周側の形状よりも狭い部分を有
している。この薄板鉄心片21a,21b・・・21n
を角度β1(本実施例では45度)で回転させながら所
定の厚さまで積層したものが図6に示す固定子鉄心21
である。
薄板鉄心片21a,21b・・・21nを模式的に示し
た図である。薄板鉄心片21a,21b・・・21nの
外周にはこの中心から角度α1(本実施例では120
度)間隔で切り欠き部22を設けている。この切り欠き
部22は図に示したようにその外周側開口部の形状にお
いて切り欠き部22の内周側の形状よりも狭い部分を有
している。この薄板鉄心片21a,21b・・・21n
を角度β1(本実施例では45度)で回転させながら所
定の厚さまで積層したものが図6に示す固定子鉄心21
である。
【0028】薄板鉄心片21a,21b・・・21nの
外周には切り欠き部22を120度間隔で3箇所設ける
だけであるが、これを切り欠き部22の角度間隔α1と
異なる角度β1で回転させながら積層することにより積
層された固定子鉄心21の外周には積層が一段ずれる毎
に45度間隔で切り欠き部22が存在することになり、
薄板鉄心片21a,21b・・・21nの切り欠き部2
2の角度間隔よりも狭い間隔で切り欠き部が存在するこ
とになる。このため薄板鉄心片21a,21b・・・2
1nに数多くの切り欠き部22を設けることなく固定子
鉄心21の外周に狭い角度間隔で切り欠き部を形成する
ことができ、固定子鉄心の外周に切り欠き部を分散させ
て設けることができる。このため鉄心材料の無駄を少な
くしてかつ実施例1と同様に切り欠き部22に合成樹脂
が入ることにより合成樹脂と固定子鉄心との密着性を上
げることができ、さらに切り欠き部22の形状において
外周側開口部の一部が内周側形状よりも狭くなっている
ので切り欠き部22に注入された合成樹脂は鉄心に対し
構造的にも拘束され固定子鉄心からの合成樹脂の剥離を
確実に防止することができる。このため品質の安定した
モールドモータを生産することが可能になる。また、切
り欠き部22の形状は最外周の開口部で最も狭くなって
いても同様の効果を有する。また前記の形状を有する切
り欠き部22は他の実施例においても同様の効果が得ら
れる。また、切り欠き部は薄板鉄心片の外周に任意の角
度間隔で設け、その角度間隔の少なくとも1つと異なる
角度間隔で薄板鉄心片を回転して積層しても良い。
外周には切り欠き部22を120度間隔で3箇所設ける
だけであるが、これを切り欠き部22の角度間隔α1と
異なる角度β1で回転させながら積層することにより積
層された固定子鉄心21の外周には積層が一段ずれる毎
に45度間隔で切り欠き部22が存在することになり、
薄板鉄心片21a,21b・・・21nの切り欠き部2
2の角度間隔よりも狭い間隔で切り欠き部が存在するこ
とになる。このため薄板鉄心片21a,21b・・・2
1nに数多くの切り欠き部22を設けることなく固定子
鉄心21の外周に狭い角度間隔で切り欠き部を形成する
ことができ、固定子鉄心の外周に切り欠き部を分散させ
て設けることができる。このため鉄心材料の無駄を少な
くしてかつ実施例1と同様に切り欠き部22に合成樹脂
が入ることにより合成樹脂と固定子鉄心との密着性を上
げることができ、さらに切り欠き部22の形状において
外周側開口部の一部が内周側形状よりも狭くなっている
ので切り欠き部22に注入された合成樹脂は鉄心に対し
構造的にも拘束され固定子鉄心からの合成樹脂の剥離を
確実に防止することができる。このため品質の安定した
モールドモータを生産することが可能になる。また、切
り欠き部22の形状は最外周の開口部で最も狭くなって
いても同様の効果を有する。また前記の形状を有する切
り欠き部22は他の実施例においても同様の効果が得ら
れる。また、切り欠き部は薄板鉄心片の外周に任意の角
度間隔で設け、その角度間隔の少なくとも1つと異なる
角度間隔で薄板鉄心片を回転して積層しても良い。
【0029】実施例3.図7は本発明の実施例3を示す
薄板鉄心片31a,31b・・・31nを模式的に示し
た図である。薄板鉄心片31a,31b・・・31nの
外周にはこの中心から角度α2(本実施例では120
度)及び角度α3(本実施例では90度)間隔で切り欠
き部32を形成している。この薄板鉄心片31a,31
b・・・31nを角度α3ずつ回転させながら所定の厚
さまで積層したものが図8に示す固定子鉄心31であ
る。
薄板鉄心片31a,31b・・・31nを模式的に示し
た図である。薄板鉄心片31a,31b・・・31nの
外周にはこの中心から角度α2(本実施例では120
度)及び角度α3(本実施例では90度)間隔で切り欠
き部32を形成している。この薄板鉄心片31a,31
b・・・31nを角度α3ずつ回転させながら所定の厚
さまで積層したものが図8に示す固定子鉄心31であ
る。
【0030】このように積層すると固定子鉄心31の外
周には実施例2で述べたとおり薄板鉄心片31a,31
b・・・31nの外周に設けた切り欠き部32の角度間
隔α2よりも狭い角度間隔で固定子鉄心の外周に切り欠
き部が存在することになり、前記実施例と同様にこの切
り欠き部32に合成樹脂が入ることにより合成樹脂と固
定子鉄心の密着性が向上するとともに、固定子鉄心の外
周には角度α3の間隔で固定子鉄心外周の上端から下端
までの連続した切り欠き部も同時に形成することができ
る。このため積層した固定子鉄心をこの連続切り欠き部
を利用することにより薄板鉄心片31を積層する際の作
業のマークとして使用することができるとともに、例え
ば溶接などにより固定することができさらに信頼性が向
上する。
周には実施例2で述べたとおり薄板鉄心片31a,31
b・・・31nの外周に設けた切り欠き部32の角度間
隔α2よりも狭い角度間隔で固定子鉄心の外周に切り欠
き部が存在することになり、前記実施例と同様にこの切
り欠き部32に合成樹脂が入ることにより合成樹脂と固
定子鉄心の密着性が向上するとともに、固定子鉄心の外
周には角度α3の間隔で固定子鉄心外周の上端から下端
までの連続した切り欠き部も同時に形成することができ
る。このため積層した固定子鉄心をこの連続切り欠き部
を利用することにより薄板鉄心片31を積層する際の作
業のマークとして使用することができるとともに、例え
ば溶接などにより固定することができさらに信頼性が向
上する。
【0031】実施例4.図9は本発明の実施例4を示す
薄板鉄心片41a,41b・・・41nを模式的に示し
た図である。薄板鉄心片41a,41b・・・41nの
外周にはこの中心から角度α4(本実施例では120
度)間隔で形状の異なる切り欠き部42を設けている。
また切り欠き部42aは前記角度間隔120度に対して
わずかに角度をずらしている。この薄板鉄心片41a,
41b・・・41nを角度α4間隔で回転させながら所
定の厚さまで積層した固定子鉄心が図10である。この
ように積層すると固定子鉄心41の外周には上端から下
端まで連続しているが形状が不規則な切り欠き部を形成
することができる。この固定子鉄心41を用いてモール
ドモータを製造するとこの切り欠き部42に合成樹脂が
入り込み、その形状が不規則であるので固定子鉄心と合
成樹脂との拘束力が増大し、密着性が向上するのでモー
ルドモータの品質が安定する。また、固定子鉄心の溶接
部として利用することも可能である。
薄板鉄心片41a,41b・・・41nを模式的に示し
た図である。薄板鉄心片41a,41b・・・41nの
外周にはこの中心から角度α4(本実施例では120
度)間隔で形状の異なる切り欠き部42を設けている。
また切り欠き部42aは前記角度間隔120度に対して
わずかに角度をずらしている。この薄板鉄心片41a,
41b・・・41nを角度α4間隔で回転させながら所
定の厚さまで積層した固定子鉄心が図10である。この
ように積層すると固定子鉄心41の外周には上端から下
端まで連続しているが形状が不規則な切り欠き部を形成
することができる。この固定子鉄心41を用いてモール
ドモータを製造するとこの切り欠き部42に合成樹脂が
入り込み、その形状が不規則であるので固定子鉄心と合
成樹脂との拘束力が増大し、密着性が向上するのでモー
ルドモータの品質が安定する。また、固定子鉄心の溶接
部として利用することも可能である。
【0032】なお、上記実施例2から4ではいずれもあ
る角度間隔で切り欠き部を設けたがこの角度間隔は本実
施例に示した数値以外でも同様の効果が得られる。さら
に切り欠き部の形状においても一定である必要はなく、
またいずれの実施例においても一定の角度間隔で外周に
設ける切り欠き部のうち一部の切り欠き部の形状を変え
るか、または一部の切り欠き部を省いても同様の効果が
得られる。さらに上記実施例1から4ではいずれも薄板
鉄心片を一枚ずつ回転させながら積層したが、必ずしも
一枚ずつ積層する必要はなく複数枚を一組にしそれらを
回転させながら積層しても同様の効果が得られる。さら
に、上述したように切り欠き部を設け、この切り欠き部
に合成樹脂3が注型されるので、固定子鉄心11より伸
びの大きな合成樹脂3の伸びを、上記切り欠き部によっ
て抑制されるので、剥離、クラックの発生を防止する効
果がある。
る角度間隔で切り欠き部を設けたがこの角度間隔は本実
施例に示した数値以外でも同様の効果が得られる。さら
に切り欠き部の形状においても一定である必要はなく、
またいずれの実施例においても一定の角度間隔で外周に
設ける切り欠き部のうち一部の切り欠き部の形状を変え
るか、または一部の切り欠き部を省いても同様の効果が
得られる。さらに上記実施例1から4ではいずれも薄板
鉄心片を一枚ずつ回転させながら積層したが、必ずしも
一枚ずつ積層する必要はなく複数枚を一組にしそれらを
回転させながら積層しても同様の効果が得られる。さら
に、上述したように切り欠き部を設け、この切り欠き部
に合成樹脂3が注型されるので、固定子鉄心11より伸
びの大きな合成樹脂3の伸びを、上記切り欠き部によっ
て抑制されるので、剥離、クラックの発生を防止する効
果がある。
【0033】
【発明の効果】以上のように本発明により以下に記載さ
れるような効果を奏する。
れるような効果を奏する。
【0034】本発明におけるモールドモータの固定子
は、固定子鉄心の外周に切り欠き部を分散して設け、固
定子鉄心と合成樹脂との密着性が向上するので品質の安
定したモールドモータを生産することができる。
は、固定子鉄心の外周に切り欠き部を分散して設け、固
定子鉄心と合成樹脂との密着性が向上するので品質の安
定したモールドモータを生産することができる。
【0035】また、薄板鉄心片の外周に設けた切り欠き
部の形状においてその外周側開口部またはその付近の形
状が切り欠き部の内周側よりも狭い部分を有することに
より切り欠き部に充填されて固化した合成樹脂は構造的
にも拘束されるので固定子鉄心と合成樹脂との密着性が
さらに向上し品質の安定したモールドモータを生産する
ことができる。
部の形状においてその外周側開口部またはその付近の形
状が切り欠き部の内周側よりも狭い部分を有することに
より切り欠き部に充填されて固化した合成樹脂は構造的
にも拘束されるので固定子鉄心と合成樹脂との密着性が
さらに向上し品質の安定したモールドモータを生産する
ことができる。
【0036】また、薄板鉄心片の外周に任意の角度間隔
で切り欠き部を設け、前記角度間隔の少なくとも1つの
角度間隔と異なる角度間隔で薄板鉄心片を回転して積層
することにより、固定子鉄心の外周に分散することがで
き、固定子鉄心と合成樹脂との密着性を向上することが
できる。
で切り欠き部を設け、前記角度間隔の少なくとも1つの
角度間隔と異なる角度間隔で薄板鉄心片を回転して積層
することにより、固定子鉄心の外周に分散することがで
き、固定子鉄心と合成樹脂との密着性を向上することが
できる。
【0037】また、薄板鉄心片を積層する際に薄板鉄心
片の外周部に一定の角度間隔で切り欠き部を設け、切り
欠き部の角度間隔と異なる角度間隔で積層することによ
り、薄板鉄心片の外周に多くの切り欠き部を設けること
なく固定子鉄心の外周に切り欠き部を平均して分散させ
ることができるので、薄板鉄心片の無駄を少なくしかつ
合成樹脂と固定子鉄心との密着性が向上するので品質の
安定したモールドモータを生産することができる。
片の外周部に一定の角度間隔で切り欠き部を設け、切り
欠き部の角度間隔と異なる角度間隔で積層することによ
り、薄板鉄心片の外周に多くの切り欠き部を設けること
なく固定子鉄心の外周に切り欠き部を平均して分散させ
ることができるので、薄板鉄心片の無駄を少なくしかつ
合成樹脂と固定子鉄心との密着性が向上するので品質の
安定したモールドモータを生産することができる。
【0038】また、複数の異なる角度間隔で複数の切り
欠き部を設け、積層する際に、前記角度間隔のうち少な
くとも1つと同じ角度間隔で積層することにより、薄板
鉄心片の外周に多くの切り欠き部を設けることなく固定
子鉄心の外周に切り欠き部を分散させることが可能にな
りさらに鉄心片を溶接固定するための連続切り欠き部も
同時に形成することができるので品質の安定したモール
ドモータを製造することができる。
欠き部を設け、積層する際に、前記角度間隔のうち少な
くとも1つと同じ角度間隔で積層することにより、薄板
鉄心片の外周に多くの切り欠き部を設けることなく固定
子鉄心の外周に切り欠き部を分散させることが可能にな
りさらに鉄心片を溶接固定するための連続切り欠き部も
同時に形成することができるので品質の安定したモール
ドモータを製造することができる。
【0039】また、固定子鉄心の外周に形状が不規則で
連続した切り欠き部を設けたため、固定子鉄心と合成樹
脂との拘束性が増大し、その密着性が向上するので品質
の安定したモールドモータを生産することができる。
連続した切り欠き部を設けたため、固定子鉄心と合成樹
脂との拘束性が増大し、その密着性が向上するので品質
の安定したモールドモータを生産することができる。
【図1】本発明の実施例1によるモールドモータの固定
子鉄心を模式的に示す斜視図である。
子鉄心を模式的に示す斜視図である。
【図2】本発明の実施例1による固定子鉄心の薄板鉄心
片の平面図を模式的に示す図である。
片の平面図を模式的に示す図である。
【図3】本発明の実施例1によるモールドモータのモー
ルド成形状態を模式的に示す縦断面図である。
ルド成形状態を模式的に示す縦断面図である。
【図4】図3におけるX−X面での断面を模式的に示す
横断面図である。
横断面図である。
【図5】本発明の実施例2による固定子鉄心の薄板鉄心
片を模式的に示す平面図である。
片を模式的に示す平面図である。
【図6】本発明の実施例2による固定子鉄心を模式的に
示す斜視図である。
示す斜視図である。
【図7】本発明の実施例3による固定子鉄心の薄板鉄心
片を模式的に示す平面図である。
片を模式的に示す平面図である。
【図8】本発明の実施例3による固定子鉄心を模式的に
示す斜視図である。
示す斜視図である。
【図9】本発明の実施例4による固定子鉄心の薄板鉄心
片を模式的に示す平面図である。
片を模式的に示す平面図である。
【図10】本発明の実施例4による固定子鉄心を模式的
に示す斜視図である。
に示す斜視図である。
【図11】従来のモールドモータによるモールド成形状
態を模式的に示す縦断面図である。
態を模式的に示す縦断面図である。
1 固定子鉄心 2 巻線 3 合成樹脂 4 上金型 5 下金型 6 中芯 7 合成樹脂注入口 11 固定子鉄心 11a,11b・・・11n 薄板鉄心片 12 切り欠き部 13 スロット 21 固定子鉄心 21a,21b・・・21n 薄板鉄心片 22 切り欠き部 31 固定子鉄心 31a,31b・・・31n 薄板鉄心片 32 切り欠き部 41 固定子鉄心 41a,41b・・・41n 薄板鉄心片 42 切り欠き部
Claims (6)
- 【請求項1】 薄板状の鉄心片を積層した固定子鉄心に
巻線を施した後に合成樹脂を注入して前記固定子鉄心と
巻線とを一体に成形固化するモールドモータ固定子にお
いて、積層する各々の薄板鉄心片の外周部に切り欠き部
を設け、前記各々の薄板鉄心片の切り欠き部が積層した
固定子鉄心として隣接する薄板鉄心片の切り欠き部を不
連続にすることを特徴とするモールドモータの固定子。 - 【請求項2】 前記薄板鉄心片の外周部に設けられた切
り欠き部において、前記切り欠き部の最も狭い部分を切
り欠き部の最外周部に有するか、最外周と最内周の中間
に有することを特徴とする請求項1に記載のモールドモ
ータの固定子。 - 【請求項3】 薄板状の鉄心片を積層した固定子鉄心に
巻線を施した後に合成樹脂を注入して前記固定子鉄心と
巻線とを一体に成形固化するモールドモータ固定子にお
いて、前記薄板鉄心片の外周部に任意の角度間隔で複数
の切り欠き部を設け、前記薄板鉄心片を積層する際、前
記薄板鉄心片に設けた切り欠き部の角度間隔の少なくと
も一つと異なる角度間隔で前記薄板鉄心片を回転して積
層することにより、薄板鉄心片の切り欠き部を不連続に
することを特徴とするモールドモータの固定子の製造方
法。 - 【請求項4】 薄板状の鉄心片を積層した固定子鉄心に
巻線を施した後に合成樹脂を注入して前記固定子鉄心と
巻線とを一体に成形固化するモールドモータ固定子にお
いて、前記薄板鉄心片の外周部に一定の角度間隔で複数
の切り欠き部を設け、前記薄板鉄心片を積層する際、前
記薄板鉄心片に設けた切り欠き部の角度間隔と異なる角
度間隔で前記薄板鉄心片を回転して積層することによ
り、隣接する薄板鉄心片の切り欠き部を不連続にするこ
とを特徴とするモールドモータの固定子の製造方法。 - 【請求項5】 薄板状の鉄心片を積層した固定子鉄心に
巻線を施した後に合成樹脂を注入して前記固定子鉄心と
巻線とを一体に成形固化するモールドモータ固定子にお
いて、前記薄板鉄心片の外周部に複数の異なる角度間隔
で複数の切り欠き部を設け、前記薄板鉄心片を積層する
際、前記薄板鉄心片に設けた切り欠き部の角度間隔のう
ち、少なくとも一つと同じ角度間隔で回転して積層する
ことにより、隣接する薄板鉄心片の切り欠き部を不連続
にするとともに、固定子鉄心の上部から下部に連続した
切り欠き部を設けたことを特徴とするモールドモータの
固定子の製造方法。 - 【請求項6】 薄板状の鉄心片を積層した固定子鉄心に
巻線を施した後に合成樹脂を注入して前記固定子鉄心と
巻線とを一体に成形固化するモールドモータ固定子にお
いて、前記薄板鉄心片の外周部に一定の角度間隔で複数
の切り欠き部を設けるとともに、前記切り欠き部の一部
は前記角度間隔をずらして設け、前記薄板鉄心片を積層
する際、前記薄板鉄心片に設けた切り欠き部の角度間隔
と同じ角度間隔で前記薄板鉄心片を回転して積層するこ
とにより、積層された固定子鉄心の外周部に、隣接する
薄板鉄心片の切り欠き部は重なり部を共有しつつ、固定
子鉄心全体としては切り欠き部が連続していることを特
徴とするモールドモータの固定子の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6021186A JPH07231588A (ja) | 1994-02-18 | 1994-02-18 | モールドモータの固定子とその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6021186A JPH07231588A (ja) | 1994-02-18 | 1994-02-18 | モールドモータの固定子とその製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07231588A true JPH07231588A (ja) | 1995-08-29 |
Family
ID=12047927
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6021186A Pending JPH07231588A (ja) | 1994-02-18 | 1994-02-18 | モールドモータの固定子とその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07231588A (ja) |
Cited By (12)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH10174384A (ja) * | 1996-12-03 | 1998-06-26 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 樹脂モールド電動機の固定子の製造方法 |
| JPH11332136A (ja) * | 1998-05-15 | 1999-11-30 | Fanuc Ltd | 電動機のステータ構造 |
| WO2001086787A1 (en) * | 2000-05-12 | 2001-11-15 | Shinano Electronics Co., Ltd. | Platen for flat linear motor |
| JP2002027712A (ja) * | 2000-07-03 | 2002-01-25 | Kuroda Precision Ind Ltd | 積層鉄心の製造方法及び装置 |
| JP2002136034A (ja) * | 2000-10-19 | 2002-05-10 | Namiki Precision Jewel Co Ltd | Dcブラシレスモータ |
| JP2007104890A (ja) * | 2005-09-06 | 2007-04-19 | Denso Corp | 燃料ポンプ |
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