JPH07232928A - ロッド状ガラスの製造装置及び製造方法 - Google Patents

ロッド状ガラスの製造装置及び製造方法

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JPH07232928A
JPH07232928A JP4484194A JP4484194A JPH07232928A JP H07232928 A JPH07232928 A JP H07232928A JP 4484194 A JP4484194 A JP 4484194A JP 4484194 A JP4484194 A JP 4484194A JP H07232928 A JPH07232928 A JP H07232928A
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JP
Japan
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glass
rod
raw material
extruding
shaped glass
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Application number
JP4484194A
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English (en)
Inventor
Atsuhiro Abe
淳博 阿部
Tetsuo Shimada
哲夫 島田
Hisahiro Hayashi
久裕 林
Yoshiyuki Kubota
良行 窪田
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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Publication of JPH07232928A publication Critical patent/JPH07232928A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C03GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
    • C03BMANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
    • C03B3/00Charging the melting furnaces
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C03GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
    • C03BMANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
    • C03B17/00Forming molten glass by flowing-out, pushing-out, extruding or drawing downwardly or laterally from forming slits or by overflowing over lips
    • C03B17/04Forming tubes or rods by drawing from stationary or rotating tools or from forming nozzles

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Glass Compositions (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【構成】 底板14上にガラス受容部73が設けられ、その
上方の第一の台板15上にガラス溶融・押出し部が設けら
れている。底板14上の昇降駆動機構70によって第一の台
板15が上下動し、これに伴ってガラス溶融・押出し部71
が上下動する。ガラス溶融・押出し部71の坩堝にガラス
原料を装入する際は、ガラス溶融・押出し部71を下降さ
せる。ガラス溶融・押出し部71からガラス受容部73へ向
けてガラス融液を押し出す際は、ガラス溶融・押出し部
71を上昇させる。 【効果】 坩堝へのガラス原料装入時にはガラス溶融・
押出し部が下降して低位にあるので、作業者は装入作業
を低位にて行えるので作業が安全である。ガラス融液押
出し時にはロッド状に押し出されたガラス融液が充分冷
却されて確実に固化し、ガラス受容部73に受容される。
更に作業者は、ガラス溶融・押出し部71とガラス受容部
73との間を階段や梯子を経由して昇降する必要がなく、
その昇降による疲労から解放され、労働生産性が向上す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ロッド状ガラスの製造
装置及び製造方法に関し、例えば、磁気ヘッドに使用さ
れるコア結合のために用いられるロッド状ガラスの製造
装置及びこの装置を用いてのロッド状ガラスの製造方法
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】磁気ヘッドのコアの固着又は埋め込み等
にはガラスが使用される。一対のコアを結合するには、
図34に示すように、コア素材ブロック81、82を突き合わ
せ、コア素材ブロック81の溝83に、ロッド状に形成され
たガラス棒80を挿入し、加熱してガラス融着によるボン
ディングを行い、図35に示すようにコア素材ブロック8
1、82を結合する。図中、84はトラック幅規制用の溝
で、溶融したガラスは多数の溝84を通って供給される。
このようにして、ガラス量の制御を行うと共にガラスセ
ット作業の効率化が図られている。
【0003】近年、磁気ヘッド用ボンディングガラスの
分野においては、磁気ヘッドの高性能化に伴い、特に融
着温度の低温化及び融着温度におけるガラスのコア材と
の低反応化が要求されてきている。例えば、磁気ヘッド
のコアに高磁束密度のアモルファス合金が用いられるよ
うになってきたが、アモルファス合金は一般に結晶化温
度が低い(400〜500 ℃)ので、ガラスボンディングを結
晶化温度以下のできるだけ低温で行うことが必要であ
る。
【0004】また、一般にデータストレージ用の磁気ヘ
ッドのコアブロックは、その構成部材の結合のため、高
融点ガラスから低融点ガラスの順に2回以上のボンディ
ング工程を経て製造される。図32はフロッピーディスク
用の磁気ヘッドコアである。先ず、一方の記録再生用コ
ア86Aは、サイドコア86Aaとセンタコア86Ab(両コ
ア共一般にフェライトからなる)とが1回目のボンディ
ングでガラス89Aによって結合されて形成される。
【0005】同様にして、他方の消去用コア86Bも、サ
イドコア86Baとセンタコア86Bbとが1回目のボンデ
ィングでガラス89Aにより結合されて形成される。次
に、両コア86A、86Bはガラス89Bによる2回目のボン
ディングで一体化される。続いて、両コア86A、86Bは
両面をスライダ87及び88に挟まれ、ガラス89Cによって
3回目のボンディングが行われ、コアブロックが形成さ
れる。
【0006】図30はハードディスク用磁気ヘッドコアを
示すものであり、コア79Aと79Bとがガラス76Aによる
1回目のボンディングで結合されてから、スライダ78の
所定位置に組み込まれ、ガラス76Bによる2回目のボン
ディングが行われる。
【0007】従って、上記した複数回のボンディングに
よるヘッド作製工程では、2回目以降のボンディングに
用いるガラスは、それ以前にボンディングした部材の結
合位置をずらしたりしないような物性が要求されるた
め、特にそれ以前のボンディングで既に使用したガラス
を軟化させないように低融点のガラスが使用される。
【0008】更に、磁気ヘッドコアが良好な電磁変換特
性を示すためには、両コアの結合面に幅がサブミクロン
オーダ以下の高精度な磁気ギャップが必要である。とこ
ろが、ボンディングガラスが高温において融着の際にコ
ア材(特に、フェライト材)と多少の侵食拡散反応を生
じることが多く、この侵食によって、図36、図37に示す
ように、ガラス97Aとコア材99との界面には夫々77、 1
00Bで示す侵食領域が発生する。
【0009】このような侵食拡散反応が大きい場合は、
磁気ギャップの寸法精度を悪くして良好な電磁変換特性
が保証されない不良品となるので、最小限の反応に抑え
ることが望まれ、図33のように侵食拡散反応がない状態
の界面 100Aにすることが理想である。
【0010】上記したヘッド作製工程において使用され
るボンディングガラスは、ロッド状に加工したものであ
ることは前述したが、このロッド状ガラスの製造方法と
しては引上げ線引法と引下げ線引法との2通りの方法が
ある。
【0011】図38は、引上げ線引法によるロッド状ガラ
スの製造の概念を示す概略図である。即ち、坩堝90の中
でガラス原料を溶融させ、この融液92が一定の粘度を保
つようにヒータ93で加熱しておき、この状態で融液92を
ピンセット等で摘んで引っ張り上げると自然冷却され、
固体のガラスロッド92Aになる。これを駆動手段(図示
せず)により回転する一対のゴムロール91、91の間に挟
み込んで連続的に引上げ、ガラスロッドを作製する。
【0012】図39は引下げ線引法の概念を示す概略図で
ある。即ち、坩堝94の中で溶融させたガラス原料92を、
ヒータ96を上方と下方とで適当に温度制御することによ
り、坩堝94の下部のノズルからゆっくりと自然落下させ
る。そして、これを自然冷却させ、固体化してロッド状
になったガラス92Aを駆動手段(図示せず)で回転する
一対のゴムロール95、95に挟んで連続的に引下げ、ガラ
スロッドを作製する。
【0013】ところで、前述の侵食拡散反応を減らすた
め、或いはアモルファス合金を用いたり、複数回のガラ
ス融着を行う磁気ヘッドを作製するため、ガラス自体の
低反応化、低融点化をガラスの組成設計によって実現し
ようとすると、ガラス状態としての組成領域を外れ、結
晶化し易くなってしまう。
【0014】即ち、ガラス材料は、ガラスを構成する原
子が規則性のないランダムな状態(アモルファス状態)
を保つ必要があるが、ガラス組成を低反応化、低融点化
の方向にシフトさせると、SiO2 やB2 3 などのガ
ラス形成用の酸化物(アモルファス化作用を有する酸化
物)の含有率を相対的に大幅に低減させることになり、
結果としてガラス化し難く、結晶化し易い組成になる。
このような結晶化し易い組成物は、上記した従来の製造
方法でロッド状に製造する場合、アモルファス状態を保
持して確実にロッド状に成形することは困難である。
【0015】即ち、従来の製造方法で上記のような結晶
化し易い組成物をロッド状に成形したとしても、図40に
示す如く、ガラスロッド97の表面に析出物(結晶粒)98
が隆起し、線径が一定にならず、結晶核となる成分が部
分的に凝集するので、ガラス組成が均一にならない等の
問題を生じることになる。
【0016】そして、このようなガラスロッドを磁気ヘ
ッドコアのボンディングに用いても、ガラス質部分だけ
しか溶け出さないので、コア同士の結合強度が弱くな
る。その上、磁気ヘッド摺動面のガラス部に上記の析出
物が現れると、磁気テープ等の磁気記録媒体を傷付けて
ドロップアウトが発生する等の悪影響を及ぼす。このた
め、磁気ヘッドコアのボンディング材としての使用は不
可能であった。
【0017】しかも、図38及び図39に示した従来のガラ
スロッド製造装置では、装置の機構上、引上げ又は引下
げの線引速度を大きくはできず、冷却速度に限界がある
ため、成形されたガラスに結晶核が生成され易い。従っ
て、用いられる原料は均一にガラス化(アモルファス
化)する組成に限られ、ガラス組成設計にも限界があ
る。
【0018】こうした事情から、前述の要求を全て満た
す磁気ヘッド用ボンディングガラスを完全に実現するこ
とが困難な状況にあり、侵食拡散反応を起こさずかつ低
融点のガラスを使用する理想的な磁気ヘッドコアの製作
は非常に困難であった。また、従来のガラスロッド製造
装置では量産性が低いことも問題であった。
【0019】図38及び図39に示した装置は、前述した問
題に加えて、更に次に述べるような操業上の重大な問題
を孕んでいる。
【0020】これらの装置は、ガラスロッドを引上げ又
は引下げながら製造するので、上下方向に長く、甚だ高
い装置にならざるを得ない。このため、図38の装置にあ
っては、極めて長いガラスロッド92Aを採取し、これを
所定長さに切断する作業を高所で行わねばならない。図
39の装置にあっては、ガラス原料を坩堝92に装入する作
業を高所で行わねばならない。
【0021】従って、これらの高い作業位置に対して階
段又は梯子を設け、作業者は階段や梯子を昇ったり降り
たりすることになる。その結果、作業者の作業領域が大
きくなって作業者が疲労する。高所と低所との双方に作
業者を常時配置することが考えられるが、これでは、作
業者1人当たりの生産性が低下し、甚だ不都合である。
また、高所での作業は危険を伴う。特に図39の装置で
は、重量が大きく高温になる坩堝が常時高所にあること
と、重量のあるガラス原料の坩堝への装置を高所で行う
こととにより、危険が大きい。
【0022】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記のよう
な事情に鑑みてなされたものであり、作業者の作業領域
が大きくなることがなくて作業者の疲労が軽減され、そ
の結果、高い労働生産性が保証されるガラスロッドの製
造装置及び製造方法を提供することを目的とするもので
ある。
【0023】
【課題を解決するための手段】即ち、本発明は、ガラス
原料を溶融してガラス融液をロッド状に押し出すガラス
溶融・押出し部と、このガラス溶融・押出し部から押し
出されて固化したロッド状ガラスを受容するガラス受容
部とからなり、前記ガラス溶融・押出し部を前記ガラス
受容部に対して相対的に移動させるための駆動手段を有
する、ロッド状ガラスの製造装置に係るものである。
【0024】上記ガラス受容部は、後述するロッド収容
機構40のほか、底板14やこの底板上に設置されたコンベ
ヤ等をも含むものである。
【0025】本発明において、ガラス溶融・押出し部を
支持する支持手段に駆動手段が設けられていることが望
ましい。
【0026】また、本発明において、ガラス受容部とガ
ラス溶融・押出し部とが接続手段によって接続され、こ
の接続手段が、前記ガラス受容部に対する前記ガラス溶
融・押出し部の相対的移動のガイドとして機能するよう
に構成されていることが望ましい。
【0027】また、本発明において、ガラス溶融・押出
し部を、液状ガラス原料を収容しかつこの液状ガラス原
料を押し出すための開口を有する容器と、前記開口を前
記容器の内部で閉塞及び閉塞解除するストッパ手段と、
少なくとも前記液状ガラス原料の攪拌時に前記容器と前
記ストッパ手段とを回転させる回転機構とを有するよう
に構成することができる。
【0028】また、本発明において、ガラス溶融・押出
し部を、液状ガラス原料を収容しかつこの液状ガラス原
料を押し出すための開口を有する容器と、前記液状ガラ
ス原料を攪拌する攪拌手段と、前記開口を前記容器の外
部で閉塞及び閉塞解除するストッパ手段とを有するよう
に構成することができる。
【0029】上記において、ガラス溶融・押出し部がガ
ラス受容部の上方に位置し、かつ、容器が略鉛直方向に
配置され、その開口から液状ガラス原料を略鉛直方向へ
押し出すように構成されていることが望ましい。
【0030】上記において、ガラス受容部が固定され、
ガラス溶融・押出し部が上下動するように構成すること
ができる。
【0031】また、上記のほか、ガラス溶融・押出し部
が固定され、ガラス受容部が上下動するように構成する
ことができる。
【0032】なお、前記のガラス溶融・押出し部とガラ
ス受容部との相対的移動は、上記のガラス溶融・押出し
部またはガラス受容部の上下動に限るものではなく、他
の方向の往復動をも含むものである。
【0033】また、本発明において、駆動手段を、送り
ねじ機構によって構成することができる。
【0034】また、本発明において、駆動手段を、モー
タとこのモータにより運動するワイヤとによって構成す
ることができる。
【0035】また、本発明において、駆動手段を、流体
圧シリンダによって構成するこができる。
【0036】また、本発明において、駆動手段を、ラッ
クとピニオンとの組み合わせによって構成することがで
きる。
【0037】また、本発明において、駆動手段を、リン
ク機構とこのリンク機構を運動させるための流体圧シリ
ンダとによって構成することができる。
【0038】前記において、容器とストッパ手段とを同
方向に断続回転するように構成することが望ましい。
【0039】また、前記において、容器とストッパ手段
とを、中心軸を共通にして配置させ、この中心軸の周り
に回転するように構成することが望ましい。
【0040】上記において、断続回転を正逆方向の交互
の回転とすることが望ましい。
【0041】また、前記において、ストッパ手段の駆動
手段と前記ストッパ手段とを相対的にかつ同時に往復動
可能に接続する接続機構を設けることが望ましい。
【0042】上記において、接続機構がベアリング機構
として構成され、このベアリングの内輪部にストッパ手
段の駆動手段が接合され、その外輪部にストッパ手段が
接合されるようにすることが望ましい。
【0043】また、前記において、ストッパ手段の駆動
手段と前記ストッパ手段との間に芯合わせ手段を設ける
ことが望ましい。
【0044】また、前記において、容器の蓋体とこの蓋
体を貫通するストッパ手段とを、このストッパ手段の回
転軸に沿う方向の移動を可能としかつ気密を保持するシ
ール手段によって接続することが望ましい。
【0045】上記において、シール手段が容器の蓋体と
ストッパ手段との間に配された耐熱ゴムリング材と高耐
熱性シールリング材との組み合わせからなり、前記容器
及び前記ストッパ手段がセラミックスからなっており、
更に前記蓋体の周囲が良熱伝導性の冷却ジャケットで形
成されていることが望ましい。
【0046】また、前記において、ストッパ手段が、セ
ラミックス製の芯材とこの芯材を保護する金属材との複
合体からなっていることが望ましい。
【0047】上記において、芯材が石英ガラスからな
り、金属材が白金からなっていることが望ましい。
【0048】また、本発明において、液状ガラス原料を
開口から押し出すためのガスを導入するガス導入手段を
更に有することが望ましい。
【0049】また、本発明において、押し出された液状
ガラス原料を冷却するための冷却手段を更に有すること
が望ましい。
【0050】上記において、液状ガラス原料の押し出し
方向に沿って円筒状の冷却通路が設けられ、この冷却通
路内に冷却ガスを流すように冷却手段が構成されている
ことが望ましい。
【0051】上記において、押し出された液状ガラス原
料に対して、対向した2方向からほぼ直交して冷却ガス
を導入するように冷却手段を構成することが望ましい。
【0052】また、本発明において、容器、攪拌手段、
ストッパ機構、加熱手段、ガス供給手段及び制御機構を
有し、前記容器中で溶融させた液状ガラス原料を、ガス
圧と前記液状ガラス原料の自重とにより、20〜200cm/se
c の速度で前記容器の開口から押し出すように構成する
ことが望ましい。
【0053】上記において、液状ガラス原料の粘度を
0.5Pa・sec 以下とし、ガス圧を0.1kgf/cm2以上とする
ことが望ましい。
【0054】上記において、液状ガラス原料を押し出す
ために供給するガスとして不活性ガスを用いることが望
ましい。
【0055】また、本発明において、液状ガラス原料を
押し出す開口の周囲に円筒状のガイドを設けることが望
ましい。
【0056】上記において、円筒状のガイドが1〜10mm
の長さに設けられていることが望ましい。
【0057】また、本発明において、液状ガラス原料を
押し出す開口の径が 0.1〜3.0mm であることが望まし
い。
【0058】更に、本発明において、ガラス融着される
べき材料に対して低反応性で低融点のガラスの原料が液
状ガラス原料として用いられることが望ましい。
【0059】本発明に基づく装置は、磁気ヘッド構成材
料の結合用のロッド状ガラスを製造するための装置とし
て特に好適である。
【0060】本発明はまた、前記の装置を用いてロッド
状ガラスを製造するに際し、ガラス溶融・押出し部にガ
ラス原料を装入する工程では前記ガラス溶融・押出し部
とガラス受容部との距離を小さくし、前記ガラス溶融・
押出し部からガラス融液を押し出す工程では前記距離を
大きくする、前記装置を用いる、ロッド状ガラスの製造
方法に係るものである。
【0061】
【実施例】以下、本発明の実施例を説明する。
【0062】まず、前述したようなボンディング用のガ
ラスに要求される特性(ガラス化容易、低融点、低反応
性)とガラスを構成する成分組成との関係について、4
元系のガラスであるPbO−SiO2 −B2 3 −Fe
2 3 を例に挙げて説明する。
【0063】結晶質成分を含まず、完全にガラス化する
ためには、SiO2 及びB2 3 の含有量が高いことが
有利である。しかし、高SiO2 では融点を低くでき
ず、高B2 3 ではコア材料と反応し易くなる。
【0064】融点を低くするには、SiO2 の含有量が
低く、PbOの含有量が高いことが有利である。しか
し、低SiO2 ではガラス化し難く、高PbOでは更に
ガラス化し難くなる。
【0065】Fe系のコア材料との反応性を小さくする
には、Fe2 3 を適量含有させ、B2 3 の含有量を
低くすることが有利である。しかし、高Fe2 3 では
ガラス化し難くなり、低B2 3 では更にガラス化し難
くなる。
【0066】これらのガラス構成成分は、上記のように
互いに背反的な作用を示し、上記3要件(ガラス化容
易、低融点、低反応性)を全て満足し得るガラス組成は
見出されていないのが現状である。
【0067】本発明者は、鋭意研究の結果、SiO2
びB2 3 含有量を低くして、PbO含有率を極力多く
して低融点を示し、かつFe2 3 を適度に含有させて
低反応性を示すガラス組成(従来法では完全にはガラス
化されない組成)でありながら、完全なガラス化を実現
できるロッド状ガラスの製造方法並びにこの方法に用い
る装置の開発に成功し、本発明に到達したのである。
【0068】
【実施例】以下、本発明の実施例による装置を説明す
る。
【0069】<実施例1>図1は、ロッド状ガラスを製
造するための装置1の要部を示す概略断面図、図3は図
1の III−III 線に沿う概略断面図である。装置1は次
のように構成されている。
【0070】底板14上に鉛直に固定された4本の案内柱
13に、下から順に第一の台板15、第二の台板16、天板17
が上下動可能に取付けられ、第一の台板15に加熱部18が
固定されている。そして、図7に示すように坩堝3は後
述するように第二の台板16に回転可能に取り付けられ、
加熱部18内に坩堝3の下側約半分が侵入し、ヒータ6に
よって加熱されるようになっている。第一、第二の台板
15、16及び天板17は、固定された底板14との距離を変化
させられるよう、上下動可能にしてある。図中、15a、
16a、17aは、各台板に固定され、案内柱13をスライド
可能に嵌入するスリーブである。この上下動は、この例
で最も特徴的な事項であるが、これについては後に詳述
する。
【0071】図7は、装置1の第一の台板15から上の部
分を示す図1の拡大部分断面図である。
【0072】第二の台板16にモータ19及びジャケット支
持筒25が取り付けられている。ジャケット支持筒25には
ベアリング23、24を介して水冷ジャケット21、22が回転
可能に支持されている。水冷ジャケット21、22は互いに
固着している。そして、坩堝3及びその上蓋4が水冷ジ
ャケット21、22に固定、支持されている。
【0073】水冷ジャケット21は互いに固定した上側半
体21aと下側半体21bとからなり、上蓋4と水冷ジャケ
ット21との固定は、上蓋の雄ねじ43と水冷ジャケット上
側半体21aに設けられた雌ねじ44との螺合によってなさ
れる。水冷ジャケット21、22に平歯車42Bが固定されて
いて、平歯車42Bはモータ19の軸に固着された平歯車42
Aに噛合している。かくして、モータ19の駆動により、
坩堝3及びその上蓋4は水冷ジャケット21、22と共に回
転する。
【0074】第二の台板16には、上蓋4上に位置する第
一のシリンダ支持板26がブラケット26aを介して固定さ
れ、第一のシリンダ支持板26に固定された第二のシリン
ダ支持板27にエアシリンダ7が天板17を貫通して支持さ
れている。ガラス原料は、上蓋4に開閉可能に設けられ
た原料供給孔4cを通って坩堝3内に供給される。
【0075】そして、エアシリンダ7のピストンロッド
8に、フローティングジョイント9、駆動軸10及びベア
リング11を介して棒状ストッパ5が回転可能に接続して
いる。フローティングジョイント9は、ピストンロッド
8とベアリング11に取り付けられた駆動軸10との芯合わ
せのために設けられたものである。
【0076】ストッパ5は、上蓋4を貫通し、坩堝3の
下端のノズル(又はオリフィス)3aに接当してこれを
閉塞するようにしてある。
【0077】図9はベアリング11の周辺の正面図、図10
は同底面図、図11は同一部破砕斜視図である。
【0078】フローティングジョイント9を介してピス
トンロッド8に接続された駆動軸10がベアリング11の内
輪11aに嵌入して固定される。ベアリング11の外輪11b
にジョイント本体12が固定され、ジョイント本体12にス
トッパ5が固定されている。
【0079】ジョイント本体12は、環状を呈し、1箇所
に切り口12aが設けられ、ストッパ5を囲んでボルト12
cにより切り口12aを縮小することで、ジョイント本体
12にストッパ5が取付けられる。他方、ベアリングの外
輪11bにボルト12dを締め付けることによりジョイント
本体12とベアリング11とが接合される。図中、12bはジ
ョイント本体に設けられた雌ねじで、これにボルト12c
が螺合する。かくして、エアシリンダの駆動によってス
トッパ5が上下動すると共に、ストッパ5はピストンロ
ッド8に対して回転可能になっている。
【0080】回転力伝達の手段としては、種々の軸継
手、歯車類があり、回転軸と非回転軸との接続手段とし
てはクラッチがあり、軸方向の力の伝達手段としてはフ
ローティングジョイントやナックルがあるが、上記のよ
うな機構は本発明者によって始めて案出されたものであ
る。
【0081】上蓋4にはガス導入孔4aが設けられ、ガ
ス導入孔4aはフレキシブルホース28を介してガス供給
管29に接続し、ガス供給管29の天板17を貫通した上流側
に電磁バルブ29a及び電−空レギュレータ29bが設けら
れ、ガス供給管29を経由してガス30が、圧力、流量を制
御されて坩堝3内へ送られるようにしてある。このガス
30は、そのガス圧によって後記のようにガラス原料融液
をこの自重と共に所望の速度(20〜200cm/sec)で下方へ
押し出す(吹き出す)ためのものである。
【0082】ストッパ5は、上蓋4を貫通し、かつ、上
蓋4及び坩堝3と共に回転可能である。即ち、ストッパ
5と上蓋4とは相対的に非回転である。そして、上蓋4
とストッパ5とは、坩堝3内に供給されたガス30が漏れ
ないよう、気密を保持するようにシールされている。こ
の相対的非回転及びシールの機構を図12によって説明す
る。
【0083】上蓋4のストッパ貫通孔にはベアリング収
容空間4bが設けられ、此処にカラー33を挟んで一対の
スラストベアリング31、32が嵌入している。上蓋4の下
側部分は耐熱Oリング35によって上蓋4とストッパ5と
がシールされ、下側のスラストベアリング32の直下は高
耐熱性シールリング34によって上蓋4とストッパ5とが
シールされる。また、スラストベアリング31、32によっ
てストッパ5の上下動によるスラストに耐えられるよう
になっている。
【0084】図13はシールリング周辺の拡大断面図であ
る。シールリング34は、断面U字形を呈し、低摩擦係数
で高耐熱性のテフロンからなる本体34aと、ステンレス
鋼板製で断面V字形を呈するばね34bとからなり、本体
34a内に嵌入したばね34bの付勢力によって上蓋4及び
ストッパ5に圧接し、両者をシールすると共に相対的に
非回転とする。
【0085】上記シールは、シールリング本体34aの高
耐熱性によって 260℃の温度に耐えられ、確実である。
なお、Oリング35には、 150℃の温度に耐えられる耐熱
Oリングを用いており、後述する水冷ジャケットによ
り、上蓋4の下部の温度を 100℃迄としてあるので、O
リング35によるシールも確実である。この例では、シー
ルリング34に三菱電気工業社製サンフロンUシール(商
品名)を使用し、Oリング35に日本オイルシール工業社
製耐熱Oリング(Gシリーズ)を使用している。
【0086】上蓋4と坩堝3との間、水冷ジャケット2
1、22の間は、通常のOリング36によってシールされ
る。上蓋4及び水冷ジャケット21、22は、熱伝導性の良
好なアルミニウム合金製としてあり、水冷による冷却能
が高く、上蓋4の過度な昇温を防止し、Oリング35のシ
ール性劣化を防止し、シールを確実ならしめている。
【0087】ガラス原料の融液20Aをヒータ6で加熱し
ている間は、ストッパ5はノズル(又はオリフィス)3
aを閉塞しており、モータ19を駆動して坩堝3を正逆方
向に交互に回転させ、融液20Aを攪拌して均一な組成に
する。この攪拌は効果的であり、短時間で融液20Aが均
一な組成になる。
【0088】融液20Aを押し出すときは、坩堝3の回転
を停止してガス30を坩堝内に供給し、次いでエアシリン
ダ7を駆動し、図8に示すようにストッパ5を上昇さ
せ、ノズル(又はオリフィス)3aを開く。図中、37は
この装置内の高温になった空気を排出するための排気ダ
クトである。
【0089】前述したように、坩堝3の下部のノズル
(又はオリフィス)3aにはストッパ5が上下動可能に
設置され、ガラス原料の融液20Aを断続的に下方へ押し
出す(落下させる)ようになっている。更に、その下方
には冷却機構39が設置され、また最下部には製品として
のガラスロッド20を収納する収納機構40が設置されてい
る。外部には制御機構41が設置され、ハウジング2の内
部とは配線によって接続され、各部の動作を制御する仕
組みになっている。
【0090】予めストッパ5を用いてノズル(又はオリ
フィス)3aを塞いだ状態で、坩堝3内に供給されたガ
ラス原料(ガラス粉末又はカレット)は、ヒータ6によ
って加熱されて溶融し、融液20Aとなる。この溶融に際
しては、ガラス組成が均一になるよう、また効果的に冷
却できるように融液20Aの粘度が0.5Pas・sec 以下程度
になる温度にして、一定時間坩堝をストッパと共に回転
して融液20Aを攪拌しながらガラス原料を完全に溶融さ
せた後、清澄(泡抜き)工程(攪拌を停止して泡を逃が
すこと)を経てガラスの吹き出し可能な温度に保つ。こ
の温度は、ガラス組成及び吹き出しガス圧やノズルの径
等に依存して決めることができる。急冷効果が特に現れ
る温度は、融液20Aの粘度が0.5Pas・sec 以下になる温
度である。
【0091】なお、上記攪拌を効果的にするため、スト
ッパ5にスクリュープロペラ状の羽根5aを取り付けて
ある。但し、この羽根5aは必ずしも設ける必要はな
い。
【0092】羽根5aは、ストッパ5の回転と、この回
転とは逆方向の回転との間で短時間停止する時点で、融
液20Aに生ずる慣性によって羽根5aの部分を通過さ
せ、ストッパ5の逆方向の回転による次の逆方向の流れ
によって攪拌を促進する。
【0093】坩堝3内でガラスの融液20Aは1000℃を越
える高温(最高1300℃)となり、坩堝内に供給されるガ
ス30の圧力は最大5kgf/cm2 に達する。このため、スト
ッパ5には、耐熱性及びガラスとの低反応性を有するこ
とと、ベアリング11、シールリング34及びOリング35へ
過度な熱を伝えぬようにすることとの双方が要請され
る。
【0094】そこで、図14に示すように、ストッパ5を
熱伝導の低いセラミックス、例えば石英ガラス(軟化点
1650℃)の芯48と、これを保護する高融点金属、例えば
白金(融点1774℃)の管45との2重構造とし、白金管45
の上方に芯48を突出させ、芯48をジョイント本体12に接
続し、白金管45の上端部を上蓋4に取り付けるのが良
い。なお、坩堝3は低熱伝導性の石英ガラス製とし、シ
ール部への熱の伝達を小さくしている。また、坩堝3と
白金管45とが固着することがない。
【0095】この例では、芯48の外周に環状凸部48aを
設け、白金管を下側の白金管45と上側の白金管46とに2
分し、両白金管に設けたフランジ45a、46aで環状凸部
48aを挟み、両フランジを溶接することによって一体化
している。このように、白金管を上下方向に2分するこ
とにより、ストッパ5の組み立てが容易になる。
【0096】なお、図15に示すように、白金管47を一体
にし、芯48の環状凸部48aに嵌合する環状凹部47aと、
この周囲に管状凸部47bとを設け、芯48の環状凸部47b
上に突出した部分を上蓋4に取り付けるようにしても良
い。この場合は、白金管47を破線で示す位置に2分して
おいて、芯48を装入してから、2分されている白金管を
溶接して一体化する。
【0097】この例で、坩堝3の正逆方向の交互の繰り
返し回転は、回転角度約 240度、回転速度 100〜360 度
/secとし、正逆回転の間に数秒間停止時間をおいてい
る。この回転角度であれば、フレキシブルホース28や冷
却ジャケット21、22の給排水用のホース(図示せず)の
捩れを吸収できる。
【0098】ガラス原料融液20Aの吹き出しは、坩堝の
回転を停止し、前述したように、ストッパ5を上昇させ
て坩堝3のノズル3aから瞬時のうちに離し、その時点
からタイミングT1 を経て電磁バルブ29aを開いてガス
30を坩堝3内に送り、予め設定したガス圧を坩堝3内に
かける。
【0099】これにより、坩堝3の下部のノズル3aか
ら融液20Aが連続的に吹き出され、高速で落下する間に
極めて急速に冷却されて急速凝固し、アモルファス状態
でロッド状に固まってロッド状ガラス20となる。タイミ
ングT1 は融液20Aの表面張力に応じて変えることがで
きる。装置をこのように構成することにより、ロッド状
ガラスの成形(線引き)がスピーディになされ、かつ、
量産に適したものとなる。
【0100】こうしたガラスの超急冷を実現するため、
装置を上記のように構成し、坩堝3の底部のオリフィス
またはノズル3aからガラス20Aをガス圧とガラスの自
重により吹き出させるが、ガラスを吹き出すためのガス
がオリフィスまたはノズル以外の部分から坩堝外へ漏れ
ない構造の装置とし、ガス圧を任意に制御することによ
り、ガラス組成ごとに、冷却速度を変えられるようにし
ている。なお、ガス圧の制御だけでは冷却速度が不十分
な場合は、オリフィスまたはノズル3aの下側に取付け
た冷却機構39を活用し、この冷却機構での冷却ガスの噴
出等により更に急冷効果を高めて、超急冷によるロッド
状ガラスの作製を一層確実に実現できる。
【0101】また、吹き出し前の溶融攪拌中に液状のガ
ラス原料20Aが坩堝3の底部のオリフィスまたはノズル
3aから漏れないように、上記の可動ストッパ5を密着
させられる構造にしてある。この状態で、坩堝3とスト
ッパ5とは、共に回転して相対的には非回転であるの
で、接触部が摩耗することがない。
【0102】ガラスの吹き出し速度(押し出し速度)の
制御は極めて重要である。即ち、ガラスの吹き出し速度
が20cm/sec未満であると超急冷性を失い、従来の図37、
図38に示したような引上げまたは引下げ法でロッド状に
作製したガラスと同等の性質しか得られず、また、200c
m/sec を超えるとガラス原料や溶融ガラスが飛び散って
しまい、ロッド状にすることが難しくなる。従って、吹
き出し速度は20〜200cm/sec とするのが良い。
【0103】この吹き出し速度は、吹き出し用ガス30の
圧力及びガラス融液の自重によって制御する。そのガス
圧は、ガラスの重量や吹き出し温度、さらに坩堝のオリ
フィス径によって異なる。吹き出し速度は20〜200cm/se
c とするのが良いが、特に好ましい吹き出し速度は、30
〜100cm/sec である。
【0104】液状のガラス原料(ガラス融液)20Aは、
実際には、流れの良い状態でなければ、上記した超急冷
を達成できない。本発明による20〜200cm/sec の速度で
線引きするためには、ガラス粘度を 0.5Pa・sec 以下と
する必要がある。ガラス粘度が高くても(0.5Pa・sec 以
上でも)吹き出せるが、超急冷が困難となり、従来の線
引きとの差が少なくなる(但し、線引き量を多くする目
的では 0.5Pa・sec 以上でも差支えない)。
【0105】ガラス融液20Aを吹き出すためのガス圧
は、0であると、20〜200cm/sec の吹き出し速度を実現
できない(ガラス融液の自重だけが作用するので)。こ
の吹き出し速度を実現するには、ガス圧を0.1kgf/cm2
上とすること(更には、上記した 0.5Pa・sec 以下のガ
ラス粘度を併用すること)が望ましい。
【0106】上記した装置の基本機構及びガラスの粘
度、吹き出し速度により、ガラスロッドを超急冷下で作
製することが可能になる。
【0107】ガラス吹き出し用のガス30としてはAr、
Xe等の希ガス等の不活性ガスを用いるのが、得られる
ガラスロッドの性質を安定化させる上で望ましい。
【0108】ガラス組成に影響がなければ圧縮空気でも
使用可能である。但し、圧縮空気を用いる場合は、ガラ
スに不純物が混入しないように、油分等を除去した清浄
な空気を使用するのが望ましい。また、酸素ガスを使用
すると、酸素過多となってガラス中に泡が混入し易いの
で、これを注意する必要がある。また、供給するガスの
種類によっては、ガラス原料の組成自体をコントロール
できる場合も考えられる。
【0109】ガラス融液20Aを収容する坩堝3の配置は
重要である。即ち、坩堝3の向き(中心軸方向)は、ほ
ぼ鉛直方向とし、かつ、そのノズル(又はオリフィス)
3aの向き(ガラス融液の押し出し方向)もほぼ鉛直下
方に設定することにより、ガス圧とガラス自重の作用方
向が一致し、最も効率よく良質のガラスロッドを得るこ
とができる。
【0110】仮に、坩堝3やノズル3aの向きが斜めに
なっていると、特にガラス自重の作用方向がガラスの吹
き出しと共に変化し易く、ガラスロッドの変形、変質等
が生じることがある。但し、こうした問題に対する対策
を講じたり、ガラスロッドの変形等が許容される範囲で
あれば、坩堝3及びノズル3aを鉛直方向以外に配置す
ることもできる。
【0111】また、坩堝3の特にノズル(又はオリフィ
ス)3aの形状も、安定してガラスロッドを作製するの
に重要である。仮に、坩堝3の底部に単に開口3aが開
いているだけでは、坩堝3の底部外側に、ガラス20Aが
その表面張力で伸びてくっつき、まわりに飛び散った
り、オリフィスを塞いだりし易い。また、オリフィス径
があまりに小さいと、ガラスの表面張力により吹き出し
不可能となり、オリフィス径が大きすぎると、まわりに
飛び散り易い。いずれにしても、ガラスをロッド状に押
し出すことが困難となる。
【0112】これに対し、図16のように、ノズル(又は
オリフィス)3aの外側に円筒状のガイド3bを設ける
と、このガイド3bに導かれてガラス原料が安定して押
し出され、ガラスロッドを安定して作製することができ
る。この円筒状ガイド3bの長さLをL=1〜10mmにす
ると、効果が良好となる。このLが短かすぎると、効果
が現れにくく、また長すぎると、ガス圧を強くしても吹
き出し難いのでガラスを急冷し難くなる。
【0113】また、ノズル(又はオリフィス)3aの開
口径も、安定したガラスロッドの作製に影響を与え、
0.1〜3.0mm Φとするのが望ましい。この開口径が小さ
すぎると、ガラスの表面張力によってガラスの吹き出し
が困難となり、また大きすぎると、ガラスが飛び散り易
くなる。
【0114】この装置によるガラスロッドの製造におい
て、 0.5mmΦ以上の線径の太いガラスロッドの場合や、
ガラス転移温度が 350℃以下の低融点ガラスの場合は固
化され難いため、液状のまま収納機構40の中に落下する
ことを防止するために冷却機構39を通して線引きするの
が良い。
【0115】冷却機構39は、落下する液状ガラス原料20
Aが変形しないように、周囲から均等にガスを吹き付け
て冷却するようにしている。仮に、急冷を重視するあま
り、ガラスを液体窒素等に吹き出すと、ガラスロッド内
部に応力が残留し、割れが発生し易い。従って、上記の
如き吹き出し式のガラスロッド作製装置では、適切に制
御されたガラス急冷法が求められるが、冷却機構39によ
る冷却ガスの吹きつけは満足すべき結果をもたらすもの
である。
【0116】こうした冷却機構としては、図17に示すも
のが望ましい。この冷却機構39によれば、坩堝3から押
し出された液状ガラス原料20Aの押し出し方向に沿っ
て、ガラス20Aを囲む円筒状ハウジング50と、このハウ
ジングの下部に接続された冷却ガス導入部51と、このガ
ス導入部へ導入された冷却ガス(例えば冷却された空
気)52を環状分配空間53を巡らせてからスリット状等の
導入孔54を通して流入させる円筒状の冷却管55とが設け
られている。
【0117】従って、導入孔54から流入した冷却ガス52
は冷却管55内をガラス押し出し方向に沿ってほぼ鉛直方
向に流動しながら、ガラス20Aを効率よく冷却し、急冷
効果を高めることができる。この場合、冷却長、冷却ガ
ス温度により、ガラスロッドの冷却速度をコントロール
できる。
【0118】図18は、冷却管55の側面に複数の(例えば
8本の)冷却ガス導入ノズル56A、56B、 56C、56D、
56E、56F、56G、56Hを設け、対向するノズル同士を
ガラスロッド20Aに対して対称位置(180度反対側)に設
けた冷却機構39を示す。
【0119】この場合は、冷却ガス52を共通した導管か
ら各ノズルに分配してもよいし、或いは各ノズル毎に別
々に冷却ガスを導いてもよいが、各ノズルからの冷却ガ
ス52はガラスロッド20Aに対して対向する2方向からそ
れぞれほぼ直交して冷却管内部64に導入される。従っ
て、ガラスロッド20Aは全周において冷却ガスによる冷
却を均等に受けると共に、ガス圧も均等となるためにガ
ラスロッドは変形の少ないほぼ真っ直ぐな形状に作製さ
れることになる。
【0120】なお、上記の冷却機構39を構成する壁部を
断熱材で形成し、断熱膨張型の空気冷却装置として構成
して冷却空気を供給すれば、低コストで高効率にランニ
ングできる。
【0121】ガラス原料投入部26からのガラス原料の坩
堝3への供給、ヒータ6への通電及び通電停止、モータ
19による坩堝3(その周辺を含む)の回転、逆回転及び
回転停止、エアシリンダ7によるストッパの上下動、電
磁バルブ29の開閉によるガス30の供給及び供給停止並び
に冷却機構39の作動及び作動停止は、制御機構41によっ
て遂行される。
【0122】図1、図3に示すように、天板17上にシグ
ナルタワー38が設置されていて、装置が現在何れのステ
ップで稼動しているのかを遠くからでも判るように表示
するようにしてある。
【0123】この例で注目すべきことは、装置稼動の工
程に応じて第一、第二の台板15、16及び天板17が上下動
するようにしてあることである。
【0124】この上下動の機構を図1、図3、図1の部
分拡大図である図5及び図3の部分拡大図である図6並
びに図2及び図4によって説明する。図1及び図3はガ
ラス溶融・押出し部71が最上位にある状態を示してお
り、図2及び図4はガラス溶融・押出し部71が最下位に
ある状態を示している。図中、73はガラス受容部、図
1、図3の72はガラス溶融・押出し部71とガラス受容部
73との間の中間部である。
【0125】第一の台板15より上の部分がガラス溶融・
押出し部71となっており、ガラス収納機構40を収容して
いる部分がガラス受容部73となっている。中間部72には
冷却機構39が収容されている。ガラス溶融・押出し部71
が図2、図4のように下降すると、冷却機構39はガラス
受容部73内に侵入するようにしてある。
【0126】昇構駆動機構70は次のように構成されてい
る。底板14上のフレーム58のモータ取付け板58aに減速
歯車付きモータ57が上下方向に固定され、モータ57の軸
57aに送りねじ64の結合部64aが軸継手59を介して結合
されている。送りねじの結合部64aは、フレーム58の天
板58bに固定された支持筒60に回転可能に支持されてい
る。図中、61はロックナット、62、63はベアリングであ
る。
【0127】送りねじ64は、第一の台板15に固定された
ナット65に螺合していて、減速歯車付きモータ57の駆動
による送りねじ64の回転に伴って第一の台板15が上下動
する。フレームの天板58bにはチェーン取付け板58cが
立設していて、チェーン取付け板58cと第二の台板16に
立設されたチェーン取付け板16bとにプラレールチェー
ン66が端部で取付けられている。
【0128】プラレールチェーン66は、キャタピラ構造
となっていて、その中に、第二の台板16上に設置された
モータ19、ヒータ6、電磁バルブ29a、電−空レギュレ
ータ29bの駆動用及び制御用のケーブル、エアシリンダ
7への配管、坩堝3への不活性ガス供給用配管、その他
柔軟な信号配線を束ねて収納し、第二の台板16が上下動
しても他の部品と摺擦したり、加熱部18に接触すること
がないようにして内部を保護、案内するものである。
【0129】第一、第二の台板15、16は、ヒータ6を取
り付けた加熱部18にねじで固定されている。第一、第二
の台板15、16及び天板17が下降すると、図2のようにプ
ラレールチェーン66は弛むようになる。なお、フレーム
58の天板58bにセンサ支持柱67が立設し、その上端にフ
ォトセンサ68が取付けられていて、ガラス溶融・押出し
部71の上下方向の位置を検出するようにしてある。
【0130】ガラス原料投入部26から原料供給孔4cを
経由してガラス原料を坩堝3内に供給する際は、図2、
図4のようにガラス溶融・押出し部71を下降させてお
く。そして、ガラス原料を溶融してガラス融液20Aとす
る。これにより、作業者は低位置で作業でき、危険がな
く、階段や梯子を用いての昇降による疲労から解放され
る。
【0131】ガラス融液20Aを坩堝3のノズル又はオリ
フィス3aから押出す際は、その直前にガラス溶融・押
出し部71を図1、図3のように上昇させ、ガラス溶融・
押出し部71とガラス受容部73との距離を充分にとり、冷
却が充分になされるようにする。ガラス収納機構40にガ
ラスロッド20が所定数貯ったら、扉を開いてガラスロッ
ドを取出す。図中、69は扉開閉のための把手である。
【0132】図3中のh1 はガラス溶融・押出し部71が
最上位にあるときのガラス原料投入部26の下面の高さ、
図5中のh2 はガラス溶融・押出し部71が最下位にある
ときのガラス投入部26の下面の高さである。また、図3
中のsは、ガラス溶融・押出し部71の最大ストローク
で、h1 とh2 との差である。
【0133】なお、ガラス融液20Aを押し出すときは、
ガラス溶融・押出し部71の高さはガラスの冷却が充分に
なされる高さとすれば良く、最高位迄上昇させる必要は
ない。即ち、このときのガラス溶融・押出し部71の高さ
は、ガラスの組成や寸法に応じた必要高さとすることが
できる。
【0134】前述した各部分の駆動の制御は、予め設定
された計画(タイミング)に基いて行うこともできる。
【0135】次に、本例の装置により、従来の線引き方
法では問題のあったガラス組成を用いて前述した条件に
従ってガラスロッドを作製した結果、及びそのガラスロ
ッドを用いて磁気ヘッドコアを作製した結果について説
明する。
【0136】試料として用いたガラスの組成は下記の表
に示す通りである。各試料は、夫々下記に示す特徴のあ
る組成からなるが、従来の線引き法によっては、ロッド
状ガラスに成形し難く、かつ、次のような問題を生ずる
組成のガラスである。
【0137】試料1:SiO2 を少なくして低融点化を
図り、B2 3 を少なくし、かつFe2 3 を多量に添
加し、Feが90%以上のコア材との反応を抑制する特徴
を持つガラス。従来の線引法で作製すると、図24に示し
たようにガラスロッド上に析出物が発生する。
【0138】試料2:上記試料1と略同様(但し、Si
2 、B2 3 を試料1よりも若干低くし、Fe2 3
を更に多くしたガラス)。連続的に線引きすることが不
可能で、引上げると数cmごとに切れ、表面に連続して析
出物が発生する。
【0139】試料3:SiO2 を大幅に減少し、B2
3 を一層少なくし、PbOをできる限り含有させて一層
の低融点化を図り、磁気ヘッドコア材にマッチングする
ように熱膨張係数を 110×10-7/℃以下にし、Al2
3 とZnOで耐水性を確保した超低融点のガラス。特に
アモルファス合金のコアに好適。SiO2 及びB2 3
の含有量を極力減らしたため、連続的に線引きすること
が不可能で、引上げると数cmごとに切れ、表面に析出物
が発生する。
【0140】
【0141】上記のように夫々特徴のあるガラス組成
は、従来の線引き方法ではロッド状ガラスになり難かっ
たのが、本例の装置によってロッドを作製したところ、
吹き出し速度30cm/secで析出物のないロッドを連続的に
作製でき、表面光沢の有る(ガラス質)ロッドを作製で
きた。
【0142】次に、試料1〜試料3のロッド状ガラスを
ボンディングに用いるヘッドの例について述べる。
【0143】まず、図29に示すハードディスク用磁気ヘ
ッドの2回目のボンディングガラス76Bについて説明す
る。図35は図29の当該部分の抽出拡大図である。この磁
気ヘッドコアはメタルインギャップ型であり、1回目の
ボンディングによってギャップ部分をガラス76Aで接着
した後、2回目のボンディングによってガラス76Bでセ
ラミックス製スライダ78に埋め込む。そして、このボン
ディングガラス76Bは、Feを90%以上含有する鉄系の
高磁束密度を有するメタル薄膜75とフェライトコア79
A、79Bとに直接接する。メタル薄膜75は、例えばセン
ダストを改良した高磁束密度合金からなる。
【0144】このボンディングガラス76Bとして、本実
施例の装置を用い前述した条件で作製した試料1、2の
ガラスロッドを用いたハードディスク用磁気ヘッドは、
図29の部分拡大図である図30に示すように、何れもフェ
ライトとの界面の反応は抑制された。但し、試料1のも
のはメタルとの間には若干の反応が現れていたが、実用
的に問題はなく、また試料2の場合はメタルとの反応は
皆無である。
【0145】次に、試料3の超低融点ガラスを用いたフ
ロッピーディスク用磁気ヘッドの3回目のボンディング
について説明する。図16がフロッピーディスク用磁気ヘ
ッドのコアブロックである。この超低融点ガラス89Cは
熱膨張係数が 110×10-7/℃以下で、ヘッド加工中の研
削水でも溶出し難い耐水性のあるガラスである。
【0146】図31において3回目のボンディングガラス
89Cは、リードライト側コア86Aとイレーズ側コア86B
とを結合する2回目のボンディングガラス89Bのガラス
転移点が 470℃であるため、これより低い融着温度が必
要である。しかも、体積の大きいセラミックス製スライ
ダ87と熱膨張係数αをマッチングさせる必要があるた
め、α= 110×10-7/℃以下であり、研削水によってガ
ラス表面が侵食されて段差を生じないことが必要であ
る。
【0147】このガラス89Cとして本例の装置で作製し
た試料3のガラスロッドを用いた場合、3回目のボンデ
ィングでは 460℃の融着温度で結合が可能であるため、
2回目以前のボンディング部分への影響が軽くてすむ。
また、試料3の組成は耐水性を向上させる成分(Al2
3 、ZnO)が添加されているので、信頼性の高いヘ
ッドを作製できる。
【0148】以上説明したように、本実施例によれば、
従来は結晶質を含んでいて完全なロッド状ガラスに成形
できなかった低融点、低反応性の組成(表の試料1、
2、3の組成)でも、完全なガラス状態としたロッドを
製造でき、磁気ヘッドのコア結合用として極めて有用で
ある。
【0149】なお、本実施例の装置を用いて通常の組成
のロッド状ガラスを製造できることは言う迄もなく、こ
の場合も、従来の装置に較べて高い生産性を以てロッド
状ガラスを製造できる。
【0150】<実施例2>前記実施例1では、ガラス受
容部73を固定とし、ガラス溶融・押出し部71を上下動す
るようにしているが、これとは逆にガラス溶融・押出し
部71を固定とし、ガラス受容部73を上下動するようにも
できる。この例はこのような構造とした例である。
【0151】図19、図20は装置101 の図1、図2と同様
の断面図、図21、図22は同図3、図4と同様の断面図
(図19の XXI−XXI 線に沿う断面図、図20のXXII−XXII
線に沿う断面図)である。
【0152】この例では、建屋を2階建とし、第一の台
板15を2階の床F2に固定し、装置101 を1階の床F1
上に設置している。このほか、括弧を付した符号で示す
ように、第一の台板15を1階の床F1に固定し、仮想線
で示すピットPの底面PF上に装置101 を設置しても良
い。
【0153】この例にあっては、ガラス原料を坩堝3内
に供給するとき及びこれに続くガラス原料溶融時には、
図20、図22に示すようにガラス受容部73を上昇させる。
そして、ガラス融液20Aを押出すときは、図19、図21に
示すようにガラス受容部73を下降させる。その他は、前
記実施例1におけると同様である。
【0154】<実施例3>前記実施例1、2では、スト
ッパを坩堝(共に回転可能)内に配してノズル又はオリ
フィスの開閉を行っているが、坩堝を非回転とし、融液
攪拌のための回転軸を坩堝内に配し、ノズル又はオリフ
ィスの開閉を行うストッパを、坩堝外の下側に設けるよ
うにもできる。この例はこのような構造とした例であ
る。
【0155】図23、図24はこの例による装置121 の要部
を示す概略図で、図23はガラス溶融・押出し部が上昇し
たときの状態を、図24はガラス溶融・押出し部が下降し
たときの状態を示している。
【0156】この装置121 のハウジング122 の内部上方
には、下部をヒータ130 で囲まれた坩堝123 が設置され
ている。ハウジング122 の上部には、攪拌手段 125aの
駆動部としてのモータ127 が設置され、その駆動軸の先
端にはベベルギヤ 132aが取付けられている。このベベ
ルギヤに係合したベベルギヤ 132bに固定された攪拌機
の回転軸125 は、坩堝123 の内部に挿入され、その先端
には攪拌手段としてのアーム 125aが設けられ、融液20
A中に浸漬されている。
【0157】そして、坩堝123 の上蓋124 をガス供給管
128 が貫通してハウジング122 の上方に延設され、途中
にバルブ 128aが設けられ、ガス供給管128 を経由して
ガス30が坩堝123 内へ送られるようにしてある。このガ
ス30は、前記実施例1におけると同様に、そのガス圧に
よってガラス原料融液をこの自重と共に所望の速度(20
〜200cm/sec)で下方へ押出す(吹き出す)ためのもので
ある。上蓋124 と回転軸125 との間のシールは、図25に
示すように、通例のメカニカルシール129 によれば良
く、特にバランス形メカニカルシールが好ましい。
【0158】坩堝123 の下部のノズル(又はオリフィ
ス) 123aには、外部下方からストッパ機構126 が上下
動及び回動可能に設置され、ガラス原料の融液20Aを断
続的に下方へ押出す(落下させる)ようになっている。
更に、その下方には冷却機構39が設置され、また最下部
には製品としてのガラスロッド20を収納する収納機構40
ガ底板134 上に設置されている。外部には制御機構131
が設置され、ハウジング122 の内部とは配線によって接
続され、各部の動作を制御する仕組みになっている。
【0159】冷却機構39から上の部分は台板135 上に載
設されていて、この部分がガラス溶融・押出し部141 を
構成する。台板135 は、底板134 上に立設した4本の案
内柱133 に上下動可能に取付けられている。台板135 に
はナット65が固定され、図1、図2に示したと同様に、
減速歯車付きモータ57、フレーム58、軸継手59、支持筒
60、ナット65に螺合する送りねじ64、ナット65及びこれ
らの附属品からなる昇降駆動機構70によってガラス溶融
・押出し部141 が昇降するようにしてある。
【0160】図24において台板135 よりも下の部分がガ
ラス受容部143 を構成し、図23においてガラス溶融・押
出し部141 とガラス受容部143 との間が中間部142 とな
る。
【0161】作業開始に当たっては、図24に示すように
ガラス溶融・押出し部141 を下降させる。そして、予め
ストッパ機構126 を用いてノズル(又はオリフィス) 1
23aを塞いだ状態で、坩堝123 内に供給されたガラス原
料(ガラス粉末又はカレット)は、ヒータ130 によって
加熱されて溶融し、融液20Aとなる。この溶融に際して
は、ガラス組成が均一になるように融液20Aの粘土が0.
5Pas・sec 以下程度になる温度にして、一定時間攪拌し
ながらガラス原料を完全に溶融させた後、清澄(泡抜
き)工程(攪拌を停止して泡を逃がすこと)を経てガラ
スの吹き出し可能な温度に保つ。
【0162】ガラス原料融液20Aの吹き出しは、図24に
示すようにストッパ機構126 を下降及び回動させて坩堝
123 のノズル 123aから瞬時のうちに離し、その時点か
らタイミングT1 を経て電磁バルブ 128aを開いてガス
30を坩堝123 内に送り、予め設定したガス圧を坩堝123
内にかける。
【0163】これにより、坩堝123 の下部のノズル 123
aから融液20Aが連続的に吹き出され、高速で落下する
間に極めて急速に冷却されて急速凝固し、アモルファス
状態でロッド状に固まってロッド状ガラス20となる。
【0164】その他は、前記実施例1におけると同様で
ある。なお、この例にあっても、前記実施例2と同様
に、ガラス溶融・押出し部141 を固定とし、ガラス受容
部143が上下動するようにもできることは言う迄もな
い。
【0165】前記各実施例では昇降駆動機構を送りねじ
機構としているが、これ以外に図26〜図29に例示する機
構が採用可能である。図26〜図29の(a)は台板が上昇
した状態を示す要部概略図、同図(b)は台板が下降し
た状態を示す要部概略図である。
【0166】図26はワイヤによる台板上下動機構を示
す。底板14(134)上に減速歯車付きモータ151 を固定さ
れ、その軸に連結されたプーリ152 にワイヤ153 が巻付
けられ、滑車154 を介してワイヤ153 の先端が台板15
(135)に取付けられている。減速歯車付きモータ151 の
駆動によりワイヤ153 の巻取り、操出しによって台板15
(135)が上下動する。
【0167】図27は流体圧シリンダによる台板上下動機
構を示す。底板14(134)上に立設したエアシリンダ(又
は油圧シリンダ)163 のピストンロッド164 がその先端
で台板15(135)を支持していて、エアシリンダ又は油圧
シリンダ163 の駆動により台板15(135)が上下動する。
【0168】図28はラックとピニオンとの組み合わせに
よる台板上下動機構を示す。底板14(134)上に筒状ガイ
ド173 が立設し、ガイド173 にラック172 が挿入されて
いて、これにピニオン171 が噛合している。そして、ラ
ック172 は先端で台板15(135)を支持している。図示し
ない減速歯車付きモータの駆動によってピニオン171が
回転し、これに伴ってラック172 が上下動し、これに支
持された台板15(135)が上下動する。
【0169】図29は多数の対のリンクからなるリンク機
構による台板上下動機構を示す。底板14(134)上に互い
に対抗する同一仕様の油圧シリンダ181 、181 が固定さ
れ、そのピストンロッド182 、182 にリンク183-1 、18
3-1 を往復角運動可能に接続している。リンク183-1 、
183-1 に対のリンク183-2 、183-2 、183-3 、183-3、
・・・183-n 、183-n が順次接続していて、リンク183-
n 、183-n には台板15(135)に接続する短いリンク184
、184 が接続している。
【0170】これら各対のリンクによって構成されるリ
ンク機構185 が油圧シリンダ181 、181 の駆動によって
伸縮し、台板15(135)が上下動する。なお、油圧シリン
ダ181 、181 には単位時間当たり同量の油を供給し、リ
ンク機構185 が傾斜しないようにしてある。
【0171】リンク機構伸縮の駆動源は、対の油圧シリ
ンダに替えてターンバックルを使用することもできる。
【0172】以上、本発明の実施例を説明したが、上述
の実施例は本発明の技術的思想に基いて更に変形が可能
である。
【0173】例えば、上下動用の送りねじ64及びナット
65は、前記実施例におけるような1組とするほか、2組
又は3組のような複数組として良く、これらの送りねじ
の駆動は共通の駆動源によることができる。
【0174】また、液状ガラス原料の坩堝からの押出し
方向は、ガス圧と液状ガラス原料の自重とによって可能
な範囲で鉛直方向以外の適宜の方向として良く、上記押
出しのためのノズルの位置も、適宜の位置として良い。
また、装置の各構成部分の構造、形状や配置等も種々変
更してよい。
【0175】また、上蓋は、ガラス原料供給孔を設ける
のに替えて、坩堝に着脱可能に取り付けても良い。
【0176】更に、本発明によって製造されたロッド状
ガラスは、磁気ヘッドのコア結合用以外の目的(電子デ
バイスの封止やブラウン管のパネルとファンネルとの結
合等)に使用しても良好な結果が得られる。この場合、
ロッド状ガラスの組成は、目的に対応できる性質を示す
ような組成にできることは言う迄もない。
【0177】
【発明の作用効果】本発明は、上述した如く、ガラス融
液を押し出すガラス溶融・押出し部が、押し出されて固
化したロッド状ガラスを受容するガラス受容部に対して
相対的に移動するようにしているので、この相対的移動
により、ガラス溶融・押出し部とガラス受容部との距離
を、装置稼動の工程に応じて最適な距離とすることがで
きる。
【0178】その結果、作業者の作業領域が小さくて済
み、疲労が軽減され、労働生産性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】第一の実施例によるガラス溶融・押出し部上昇
状態におけるロッド状ガラス製造装置の概略断面図であ
る。
【図2】同ガラス溶融。押出し部下降状態におけるロッ
ド状ガラス製造装置の概略断面図である。
【図3】同図1の III−III 線に沿う断面図である。
【図4】同図2のIV−IV線に沿う断面図である。
【図5】同図1中の昇降駆動機構の拡大断面図である。
【図6】同図3中の昇降駆動機構の拡大断面図である。
【図7】同図3中のガラス溶融・押出し部の拡大断面図
である。
【図8】同図4中のガラス溶融・押出し部の拡大断面図
である。
【図9】同ピストンロッドとストッパとの接続部の正面
図である。
【図10】同ピストンロッドとストッパとの接続部の底面
図である。
【図11】同ピストンロッドとストッパとの接続部の一部
破砕斜視図である。
【図12】同坩堝回転機構部分の拡大断面図である。
【図13】同上蓋とストッパとのシール構造を示す拡大断
面図である。
【図14】同ストッパの構造の一例を示す拡大断面図であ
る。
【図15】同ストッパの構造の図14とは異なる一例を示す
拡大断面図である。
【図16】同坩堝の要部拡大断面図である。
【図17】押し出された液状ガラス原料の冷却機構の一例
を示す概略縦断面図である。
【図18】同冷却機構の他の例を示す概略横断面図であ
る。
【図19】第二の実施例による図1と同様の概略断面図で
ある。
【図20】同図2と同様の概略断面図である。
【図21】同図3と同様の概略断面図である。
【図22】同図4と同様の概略断面図である。
【図23】第三の実施例による図1と同様の概略断面図で
ある。
【図24】同図2と同様の概略断面図である。
【図25】同上蓋と攪拌用回転軸とのシール構造を示す拡
大断面図である。
【図26】他の例による昇降駆動機構の概略図で、同図
(a)は台板上昇状態を、同図(b)は台板下降状態を
示す。
【図27】更に他の例による昇降駆動機構の概略図で、同
図(a)は台板上昇状態を、同図(b)は台板下降状態
を示す。
【図28】更に他の例による昇降駆動機構の概略図で、同
図(a)は台板上昇状態を、同図(b)は台板下降状態
を示す。
【図29】更に他の例による昇降駆動機構の概略図で、同
図(a)は台板上昇状態を、同図(b)は台板下降状態
を示す。
【図30】ハードディスク用磁気ヘッドコアの拡大斜視図
である。
【図31】図30の部分拡大図である。
【図32】フロッピーディスク用磁気ヘッドコアの拡大斜
視図である。
【図33】同コアの磁気ギャップ周辺の拡大平面図であ
る。
【図34】ロッド状ガラス(ガラス棒)によるコア素材結
合の要領を示す斜視図である。
【図35】結合された同コア素材の斜視図である。
【図36】従来例によるハードディスク用磁気ヘッドコア
の図31と同様の拡大部分斜視図である。
【図37】低反応性ガラスを使用しない磁気ヘッドコアの
磁気ギャップ周辺の図33と同様の拡大平面図である。
【図38】従来例による引上げ線引法に用いるロッド状ガ
ラス製造装置の概略正面図である。
【図39】従来例による引下げ線引法に用いるロッド状ガ
ラス製造装置の概略正面図である。
【図40】同ロッド状ガラスの正面図である。
【符号の説明】
1、101 、121 ・・・ロッド状ガラス製造装置 3、123 ・・・坩堝 3a、 123a・・・ノズル 4、124 ・・・上蓋 4a・・・ガス導入孔 5、126 ・・・ストッパ 6、130 ・・・ヒータ 7、163 ・・・エアシリンダ 8、164 ・・・ピストンロッド 9・・・フローティングジョイント 10・・・駆動軸 11、23、24、62、63・・・ベアリング 11a・・・ベアリングの内輪 11b・・・ベアリングの外輪 12・・・ジョイント本体 13・・・案内柱 14・・・底板 15・・・第一の台板 16・・・第二の台板 17・・・天板 18・・・加熱部 19、127 ・・・モータ 20、97・・・ロッド状ガラス 20A・・・融液(溶融ガラス原料) 21、22・・・水冷ジャケット 25・・・ジャケット支持筒 28・・・フレキシブルホース 29・・・ガス供給管 29a・・・バルブ 29b・・・電−空レギュレータ 30・・・ガス 39・・・冷却機構 40・・・ロッド収納機構 41・・・制御機構 42A、42B・・・平歯車 45、46、47・・・白金管 48・・・石英ガラスの芯 52・・・冷却ガス 55・・・冷却管 57、151 ・・・減速歯車付きモータ 60・・・支持筒 64・・・送りねじ 65・・・ナット 70・・・昇降駆動機構 71、141 ・・・ガラス溶融・押出し部 73、143 ・・・ガラス受容部 125 ・・・攪拌用回転軸 135 ・・・台板 152 ・・・プーリ 153 ・・・ワイヤ 154 ・・・滑車 171 ・・・ピニオン 172 ・・・ラック 181 ・・・油圧シリンダ 185 ・・・リンク機構
フロントページの続き (72)発明者 窪田 良行 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内

Claims (36)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガラス原料を溶融してガラス融液をロッ
    ド状に押し出すガラス溶融・押出し部と、このガラス溶
    融・押出し部から押し出されて固化したロッド状ガラス
    を受容するガラス受容部とからなり、前記ガラス溶融・
    押出し部を前記ガラス受容部に対して相対的に移動させ
    るための駆動手段を有する、ロッド状ガラスの製造装
    置。
  2. 【請求項2】 ガラス溶融・押出し部を支持する支持手
    段に駆動手段が設けられている、請求項1に記載され
    た、ロッド状ガラスの製造装置。
  3. 【請求項3】 ガラス受容部とガラス溶融・押出し部と
    が接続手段によって接続され、この接続手段が、前記ガ
    ラス受容部に対する前記ガラス溶融・押出し部の相対的
    移動のガイドとして機能するように構成されている、請
    求項1又は2に記載された、ロッド状ガラスの製造装
    置。
  4. 【請求項4】 ガラス溶融・押出し部が、 液状ガラス原料を収容しかつこの液状ガラス原料を押し
    出すための開口を有する容器と、 前記開口を前記容器の内部で閉塞及び閉塞解除するスト
    ッパ手段と、 少なくとも前記液状ガラス原料の攪拌時に前記容器と前
    記ストッパ手段とを回転させる回転機構とを有する、請
    求項1、2又は3に記載された、ロッド状ガラスの製造
    装置。
  5. 【請求項5】 ガラス溶融・押出し部が、 液状ガラス原料を収容しかつこの液状ガラス原料を押し
    出すための開口を有する容器と、 前記液状ガラス原料を攪拌する攪拌手段と、 前記開口を前記容器の外部で閉塞及び閉塞解除するスト
    ッパ手段とを有する、請求項1、2又は3に記載され
    た、ロッド状ガラスの製造装置。
  6. 【請求項6】 ガラス溶融・押出し部がガラス受容部の
    上方に位置し、かつ、容器が略鉛直方向に配置され、そ
    の開口から液状ガラス原料を略鉛直方向へ押し出すよう
    に構成されている、請求項4又は5に記載された、ロッ
    ド状ガラスの製造装置。
  7. 【請求項7】 ガラス受容部が固定され、ガラス溶融・
    押出し部が上下動する、請求項6に記載された、ロッド
    状ガラスの製造装置。
  8. 【請求項8】 ガラス溶融・押出し部が固定され、ガラ
    ス受容部が上下動する、請求項6に記載れさた、ロッド
    状ガラスの製造装置。
  9. 【請求項9】 駆動手段が、送りねじ機構によって構成
    されている、請求項1〜8のいずれか1項に記載され
    た、ロッド状ガラスの製造装置。
  10. 【請求項10】 駆動手段が、モータとこのモータにより
    運動するワイヤとによって構成されている、請求項1〜
    8のいずれか1項に記載された、ロッド状ガラスの製造
    装置。
  11. 【請求項11】 駆動手段が、流体圧シリンダによって構
    成されている、請求項1〜8のいずれか1項に記載され
    た、ロッド状ガラスの製造装置。
  12. 【請求項12】 駆動手段が、ラックとピニオンとの組み
    合わせによって構成されている、請求項1〜8のいずれ
    か1項に記載された、ロッド状ガラスの製造装置。
  13. 【請求項13】 駆動手段が、リンク機構とこのリンク機
    構を運動させるための流体圧シリンダとによって構成さ
    れている、請求項1〜8のいずれか1項に記載された、
    ロッド状ガラスの製造装置。
  14. 【請求項14】 容器とストッパ手段とが同方向に断続回
    転されるように構成されている、請求項4及び6〜13の
    いずれか1項に記載された、ロッド状ガラスの製造装
    置。
  15. 【請求項15】 容器とストッパ手段とが、中心軸を共通
    にして配置され、この中心軸の周りに回転するように構
    成されている、請求項4及び6〜14のいずれか1項に記
    載された、ロッド状ガラスの製造装置。
  16. 【請求項16】 断続回転が正逆方向の交互の回転であ
    る、請求項14又は15に記載された、ロッド状ガラスの製
    造装置。
  17. 【請求項17】 ストッパ手段の駆動手段と前記ストッパ
    手段とを相対的にかつ同時に往復動可能に接続する接続
    機構を有する、請求項4及び6〜16のいずれか1項に記
    載された、ロッド状ガラスの製造装置。
  18. 【請求項18】 接続機構がベアリング機構として構成さ
    れ、このベアリングの内輪部にストッパ手段の駆動手段
    が接合され、その外輪部にストッパ手段が接合されてい
    る、請求項17に記載れさた、ロッド状ガラスの製造装
    置。
  19. 【請求項19】 ストッパ手段の駆動手段と前記ストッパ
    手段との間に芯合わせ手段が設けられている、請求項17
    又は18に記載された、ロッド状ガラスの製造装置。
  20. 【請求項20】容器の蓋体とこの蓋体を貫通するストッパ
    手段とが、このストッパ手段の回転軸に沿う方向の移動
    を可能としかつ気密を保持するシール手段によって接続
    されている、請求項4及び6〜19のいずれか1項に記載
    された、ロッド状ガラスの製造装置。
  21. 【請求項21】 シール手段が容器の蓋体とストッパ手段
    との間に配された耐熱ゴムリング材と高耐熱性シールリ
    ング材との組み合わせからなり、前記容器及び前記スト
    ッパ手段がセラミックスからなっており、更に前記蓋体
    の周囲が良熱伝導性の冷却ジャケットで形成されてい
    る、請求項20に記載された、ロッド状ガラスの製造装
    置。
  22. 【請求項22】 ストッパ手段が、セラミックス製の芯材
    とこの芯材を保護する金属材との複合体からなってい
    る、請求項4及び6〜21のいずれか1項に記載された、
    ロッド状ガラスの製造装置。
  23. 【請求項23】 芯材が石英ガラスからなり、金属材が白
    金からなっている、請求項22に記載された、ロッド状ガ
    ラスの製造装置。
  24. 【請求項24】 液状ガラス原料を開口から押し出すため
    のガスを導入するガス導入手段を更に有する、請求項4
    〜23のいずれか1項に記載された、ロッド状ガラスの製
    造装置。
  25. 【請求項25】 押し出された液状ガラス原料を冷却する
    ための冷却手段を更に有する、請求項4〜24のいずれか
    1項に記載された、ロッド状ガラスの製造装置。
  26. 【請求項26】 液状ガラス原料の押し出し方向に沿って
    円筒状の冷却通路が設けられ、この冷却通路内に冷却ガ
    スを流すように冷却手段が構成されている、請求項25に
    記載された、ロッド状ガラスの製造装置。
  27. 【請求項27】 押し出された液状ガラス原料に対して、
    対向した2方向からほぼ直交して冷却ガスを導入するよ
    うに冷却手段が構成されている、請求項25又は26に記載
    された、ロッド状ガラスの製造装置。
  28. 【請求項28】 容器、攪拌手段、ストッパ機構、加熱手
    段、ガス供給手段及び制御機構を有し、前記容器中で溶
    融させた液状ガラス原料を、ガス圧と前記液状ガラス原
    料の自重とにより、20〜200cm/sec の速度で前記容器の
    開口から押し出すように構成されている、請求項4〜27
    のいずれか1項に記載された、ロッド状ガラスの製造装
    置。
  29. 【請求項29】 液状ガラス原料の粘度を 0.5Pa・sec 以
    下とし、ガス圧を0.1kgf/cm2以上とする、請求項28に記
    載された、ロッド状ガラスの製造装置。
  30. 【請求項30】 液状ガラス原料を押し出すために供給す
    るガスとして不活性ガスを用いる、請求項28又は29に記
    載された、ロッド状ガラスの製造装置。
  31. 【請求項31】 液状ガラス原料を押し出す開口の周囲に
    円筒状のガイドが設けられている、請求項4〜30のいず
    れか1項に記載された、ロッド状ガラスの製造装置。
  32. 【請求項32】 円筒状のガイドが1〜10mmの長さに設け
    られている、請求項31に記載された、ロッド状ガラスの
    製造装置。
  33. 【請求項33】 液状ガラス原料を押し出す開口の径が
    0.1〜3.0mm である、請求項4〜32のいずれか1項に記
    載された、ロッド状ガラスの製造装置。
  34. 【請求項34】 ガラス融着されるべき材料に対して低反
    応性で低融点のガラスの原料が液状ガラス原料として用
    いられる、請求項1〜33のいずれか1項に記載された、
    ロッド状ガラスの製造装置。
  35. 【請求項35】 磁気ヘッド構成材料の結合用のロッド状
    ガラスを製造するための装置である、請求項1〜34のい
    ずれか1項に記載された、ロッド状ガラスの製造装置。
  36. 【請求項36】 請求項1〜35のいずれか1項に記載され
    た装置を用いてロッド状ガラスを製造するに際し、ガラ
    ス溶融・押出し部にガラス原料を装入する工程では前記
    ガラス溶融・押出し部とガラス受容部との距離を小さく
    し、前記ガラス溶融部からガラス融液を押し出す工程で
    は前記距離を大きくする、請求項1〜35のいずれか1項
    に記載された装置を用いる、ロッド状ガラスの製造方
    法。
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