JPH0723316Y2 - 自動車のシートベルト装置 - Google Patents
自動車のシートベルト装置Info
- Publication number
- JPH0723316Y2 JPH0723316Y2 JP1988039877U JP3987788U JPH0723316Y2 JP H0723316 Y2 JPH0723316 Y2 JP H0723316Y2 JP 1988039877 U JP1988039877 U JP 1988039877U JP 3987788 U JP3987788 U JP 3987788U JP H0723316 Y2 JPH0723316 Y2 JP H0723316Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- seat
- anchor
- occupant
- vehicle body
- shaft
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Seats For Vehicles (AREA)
- Buckles (AREA)
- Automotive Seat Belt Assembly (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は、自動車のシートベルト装置の改良に関す
る。
る。
[従来の技術] 周知のように、例えば、エンジンルームの上方がフロア
パネルで覆われたキャブオーバ型車あるいは1ボックス
車では、エンジン及びその補機類の収納空間を確保する
ために、上記フロアパネルのうち運転室の床面を形成す
る部分の略中央部に上方に突出する突出部が形成されて
いる。また、通常、上記エンジンの左右側方には前輪が
配置されており、この前輪の上方を覆うタイヤハウスを
上記突出部の左右側方に別途に設けることによるフロア
パネルの形状の複雑化を避けるために、上記突出部を、
左右のタイヤハウスと兼用すべく車幅方向の全長にわた
って延設したものが知られている。そして、このような
自動車では、フロント側の乗員が着座するフロントシー
トは上記突出部上に載置されている。
パネルで覆われたキャブオーバ型車あるいは1ボックス
車では、エンジン及びその補機類の収納空間を確保する
ために、上記フロアパネルのうち運転室の床面を形成す
る部分の略中央部に上方に突出する突出部が形成されて
いる。また、通常、上記エンジンの左右側方には前輪が
配置されており、この前輪の上方を覆うタイヤハウスを
上記突出部の左右側方に別途に設けることによるフロア
パネルの形状の複雑化を避けるために、上記突出部を、
左右のタイヤハウスと兼用すべく車幅方向の全長にわた
って延設したものが知られている。そして、このような
自動車では、フロント側の乗員が着座するフロントシー
トは上記突出部上に載置されている。
ところが、運転室の床面を上記のように形成した場合に
は、車幅方向の全長にわたって延設された上記突出部
(エンジンデッキ)により車室のフロント側とリヤ側と
が感覚的に仕切られたようになり、フロント側とリヤ側
との間のコミニュケーションを図る上で好ましくないと
いう問題がある。このため、上記フロントシートを、例
えば回転することができるようにフロア上に取り付け、
乗員が前方を向いて着座するシート位置と、乗員が後方
を向いて着座するシート位置とに切り換えることができ
るようにし、フロント側とリヤ側との間で乗員同士が対
面してコミニュケーションを図ることができるようにし
たシート装置が知られている。
は、車幅方向の全長にわたって延設された上記突出部
(エンジンデッキ)により車室のフロント側とリヤ側と
が感覚的に仕切られたようになり、フロント側とリヤ側
との間のコミニュケーションを図る上で好ましくないと
いう問題がある。このため、上記フロントシートを、例
えば回転することができるようにフロア上に取り付け、
乗員が前方を向いて着座するシート位置と、乗員が後方
を向いて着座するシート位置とに切り換えることができ
るようにし、フロント側とリヤ側との間で乗員同士が対
面してコミニュケーションを図ることができるようにし
たシート装置が知られている。
ところで、シートに着座した乗員を拘束し、衝突時や急
ブレーキ時に乗員を保護するシートベルトは、フロント
シート用の場合、一般に、例えば車体ピラーの下部又は
中間部に設置されたリトラクタに後端部が巻装されると
ともに、上記ピラーの上部に取り付けられたアンカのス
ルーリングに挿通されて折り返された後、先端部が、例
えば、上記ピラーの下方に位置するサイドシルに止着さ
れており、シートベルトに取り付けられたタングプレー
トをシートの反ピラー側に設けられたバックルに係止す
ることにより装着するようになっている(例えば、実開
昭62-123464号公報参照)。そして、従来、上記アンカ
は、乗員が前方を向いて着座する常態でシートベルトを
装着しやすいように、また、乗員を安全かつ確実に拘束
することができるように、通常、後方に向けて斜め下方
に傾いた状態でシート側方の車体側部材に固定して取り
付けられている。
ブレーキ時に乗員を保護するシートベルトは、フロント
シート用の場合、一般に、例えば車体ピラーの下部又は
中間部に設置されたリトラクタに後端部が巻装されると
ともに、上記ピラーの上部に取り付けられたアンカのス
ルーリングに挿通されて折り返された後、先端部が、例
えば、上記ピラーの下方に位置するサイドシルに止着さ
れており、シートベルトに取り付けられたタングプレー
トをシートの反ピラー側に設けられたバックルに係止す
ることにより装着するようになっている(例えば、実開
昭62-123464号公報参照)。そして、従来、上記アンカ
は、乗員が前方を向いて着座する常態でシートベルトを
装着しやすいように、また、乗員を安全かつ確実に拘束
することができるように、通常、後方に向けて斜め下方
に傾いた状態でシート側方の車体側部材に固定して取り
付けられている。
[考案が解決しようとする課題] このため、フロントシートのシート位置を、乗員が前方
を向いて着座するシート位置(常態)から後方を向いて
着座するシート位置に切り換えた場合に、上記アンカは
後方に向けられたままであるので、フロントシートに着
座した乗員とアンカとの位置関係が相対的に大きく変化
することとなり、シートベルトの装着性が著しく悪くな
るという問題があった。
を向いて着座するシート位置(常態)から後方を向いて
着座するシート位置に切り換えた場合に、上記アンカは
後方に向けられたままであるので、フロントシートに着
座した乗員とアンカとの位置関係が相対的に大きく変化
することとなり、シートベルトの装着性が著しく悪くな
るという問題があった。
この考案は、上記問題点を解決するためになされたもの
で、シート位置を切り換えた場合にでもシートベルトを
容易に装着することができる自動車のシートベルト装置
を提供することを目的とする。
で、シート位置を切り換えた場合にでもシートベルトを
容易に装着することができる自動車のシートベルト装置
を提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] このため、この考案は、車体フロア上に位置変更可能に
配設されたシートを備えた自動車のシートベルト装置で
あって、上記シートの着座乗員を拘束するシートベルト
の途中部がシート側方の車体側部材に取り付けたアンカ
部材で支持され、該アンカ部材は上記シート側方の車体
部材に前後方向へ揺動可能に取り付けられており、上記
アンカ部材の揺動位置を変更するアンカ位置変更手段
と、シート位置の移動を検出するシート位置検出手段
と、該シート位置検出手段の動作に応じてアンカ部材が
シートに対し相対的位置が変わらない方向へ上記アンカ
位置変更手段を駆動する駆動手段とが設けられているこ
とを特徴としたものである。
配設されたシートを備えた自動車のシートベルト装置で
あって、上記シートの着座乗員を拘束するシートベルト
の途中部がシート側方の車体側部材に取り付けたアンカ
部材で支持され、該アンカ部材は上記シート側方の車体
部材に前後方向へ揺動可能に取り付けられており、上記
アンカ部材の揺動位置を変更するアンカ位置変更手段
と、シート位置の移動を検出するシート位置検出手段
と、該シート位置検出手段の動作に応じてアンカ部材が
シートに対し相対的位置が変わらない方向へ上記アンカ
位置変更手段を駆動する駆動手段とが設けられているこ
とを特徴としたものである。
[考案の効果] この考案によれば、上記アンカ部材をシート側方の車体
側部材に前後方向へ揺動可能に取り付けるとともに、上
記アンカ位置変更手段とシート位置検出手段と駆動手段
とを設けたので、アンカ部材の揺動位置を、シート位置
の切換に連動して、それぞれのシート位置に対応したア
ンカ位置に変更することができ、各シート位置でのシー
トベルトの装着性を確保することができる。
側部材に前後方向へ揺動可能に取り付けるとともに、上
記アンカ位置変更手段とシート位置検出手段と駆動手段
とを設けたので、アンカ部材の揺動位置を、シート位置
の切換に連動して、それぞれのシート位置に対応したア
ンカ位置に変更することができ、各シート位置でのシー
トベルトの装着性を確保することができる。
[実施例] 以下、この考案の実施例を、添付図面に基づいて詳細に
説明する。
説明する。
第3図は、キャブオーバ型車あるいは1ボックス車とさ
れた本実施例に係る自動車1の車体前部を概略的に表わ
す側面図であるが、この図に示すように、上記自動車1
では、車室の床面を形成するフロアパネル3によってエ
ンジンルーム4が覆われており、該エンジンルーム4の
上方に運転室2が設けられている。上記フロアパネル3
には、エンジンE及びその補機類(不図示)を収納する
ために上方に突出した突出部3a(エンジンデッキ)が形
成されており、該エンジンデッキ3aは、エンジンEの左
右側方にそれぞれ配置された左右の前輪5を覆うタイヤ
ハウスと兼用すべく、車幅方向の全長にわたって延設さ
れている。
れた本実施例に係る自動車1の車体前部を概略的に表わ
す側面図であるが、この図に示すように、上記自動車1
では、車室の床面を形成するフロアパネル3によってエ
ンジンルーム4が覆われており、該エンジンルーム4の
上方に運転室2が設けられている。上記フロアパネル3
には、エンジンE及びその補機類(不図示)を収納する
ために上方に突出した突出部3a(エンジンデッキ)が形
成されており、該エンジンデッキ3aは、エンジンEの左
右側方にそれぞれ配置された左右の前輪5を覆うタイヤ
ハウスと兼用すべく、車幅方向の全長にわたって延設さ
れている。
上記エンジンデッキ3a上にはフロント側の乗員が着座す
るフロントシート6が載置されており、該フロントシー
ト6は、シートクッション7とシートバック8とで構成
されるとともに、後で詳しく説明する機構により、第3
図において破線で示すように、シートバック8の背面が
エンジンデッキ3aに当接するまで上記シートクッション
7とシートバック8とを後方に回動させることによりフ
ロントシート6の向きを切り換え、フロント側の乗員が
後方を向いて着座することができるようになっている。
すなわち、上記フロントシート6は、乗員が前方を向い
て着座する常態ではシートクッション7上に着座し、後
方を向いて着座する際にはシートバック8上に着座して
使用することができるように製作されている。
るフロントシート6が載置されており、該フロントシー
ト6は、シートクッション7とシートバック8とで構成
されるとともに、後で詳しく説明する機構により、第3
図において破線で示すように、シートバック8の背面が
エンジンデッキ3aに当接するまで上記シートクッション
7とシートバック8とを後方に回動させることによりフ
ロントシート6の向きを切り換え、フロント側の乗員が
後方を向いて着座することができるようになっている。
すなわち、上記フロントシート6は、乗員が前方を向い
て着座する常態ではシートクッション7上に着座し、後
方を向いて着座する際にはシートバック8上に着座して
使用することができるように製作されている。
また、上記フロントシート6に着座した乗員を拘束する
シートベルト11は、第4図に示すように、その後端部
が、例えば、フロントシート6の側方に位置するセンタ
ピラー12の上下方向の略中間部に埋設されたリトラクタ
13に巻装されており、上記センタピラー12の上部に取り
付けられたショルダアンカ14のスルーリング14aに挿通
されて折り返された後、先端部が、例えば、センタピラ
ー12の下部に固着されている。上記シートベルト11の中
間部にはタングプレート16が取り付けられており、シー
トクッション7の反センタピラー側の側方に配設された
バックル17に上記タングプレート16を係合させることに
よって、シートベルト11を装着することができるように
なっている。
シートベルト11は、第4図に示すように、その後端部
が、例えば、フロントシート6の側方に位置するセンタ
ピラー12の上下方向の略中間部に埋設されたリトラクタ
13に巻装されており、上記センタピラー12の上部に取り
付けられたショルダアンカ14のスルーリング14aに挿通
されて折り返された後、先端部が、例えば、センタピラ
ー12の下部に固着されている。上記シートベルト11の中
間部にはタングプレート16が取り付けられており、シー
トクッション7の反センタピラー側の側方に配設された
バックル17に上記タングプレート16を係合させることに
よって、シートベルト11を装着することができるように
なっている。
上記バックル17は、乗員が前方を向いて着座する常態で
は、この常態において容易にシートベルト11を装着する
ことができるように前方に向けて斜め上方に傾けられて
おり、一方、上記ショルダアンカー14は、上記常態で
は、この常態において乗員を安全且つ確実に拘束するこ
とができるように、後方に向けて斜め下方に傾けられて
いる。
は、この常態において容易にシートベルト11を装着する
ことができるように前方に向けて斜め上方に傾けられて
おり、一方、上記ショルダアンカー14は、上記常態で
は、この常態において乗員を安全且つ確実に拘束するこ
とができるように、後方に向けて斜め下方に傾けられて
いる。
ところで、本実施例では、上記したように、フロントシ
ート6を、乗員が前方を向いて着座するシート位置(以
下、これを第1シート位置という。)と、乗員が後方を
向いて着座するシート位置(以下、これを第2シート位
置という。)とに切り換えることができるとともに、上
記フロントシート6のシート位置の切り換えに連動し
て、バックル17を、上記第1シート位置に対応したバッ
クル位置(以下、これを第1バックル位置という。)
と、上記第2シート位置に対応したバックル位置(以
下、これを第2バックル位置という。)とに切り換える
ことができ、また、同時に、ショルダアンカー14をそれ
ぞれのシート位置に対応した位置に変更することができ
るようになっている。
ート6を、乗員が前方を向いて着座するシート位置(以
下、これを第1シート位置という。)と、乗員が後方を
向いて着座するシート位置(以下、これを第2シート位
置という。)とに切り換えることができるとともに、上
記フロントシート6のシート位置の切り換えに連動し
て、バックル17を、上記第1シート位置に対応したバッ
クル位置(以下、これを第1バックル位置という。)
と、上記第2シート位置に対応したバックル位置(以
下、これを第2バックル位置という。)とに切り換える
ことができ、また、同時に、ショルダアンカー14をそれ
ぞれのシート位置に対応した位置に変更することができ
るようになっている。
以下、上記フロントシート6の位置の切り換え、及びバ
ックル17とショルダアンカー14の位置の切り換えについ
て説明する。
ックル17とショルダアンカー14の位置の切り換えについ
て説明する。
第1図及び第2図に示すように、フロントシート6のシ
ートクッション7の骨組みを形成するクッションフレー
ム7aの後端部には、該後端部に固着された左右のブラケ
ット18,18を介してシート回動軸21が固着されており、
該シート回動軸21は、左右のアンカ部材19,19により、
中心線回りに回動自在にエンジンデッキ3aに取り付けら
れている。
ートクッション7の骨組みを形成するクッションフレー
ム7aの後端部には、該後端部に固着された左右のブラケ
ット18,18を介してシート回動軸21が固着されており、
該シート回動軸21は、左右のアンカ部材19,19により、
中心線回りに回動自在にエンジンデッキ3aに取り付けら
れている。
上記シート回動軸21の反センタピラー側の端部にはバッ
クル17が固着され、一方、上記シート回動軸21のセンタ
ピラー12側の端部には、回動軸21の中心線と平行に歯溝
が切られた回動軸ピニオン22が形成されており、該ピニ
オン22は、シート回動軸21の中心線と直角方向に配置さ
れ、センタピラー12近傍のエンジンデッキ3a上に車体前
後方向へスライド可能に取り付けられたスライド部材23
の上面部に形成された上面ラック部23aと歯合するよう
になっている。上記スライド部材23の側面部には、上記
上面ラック部23aとは別途に側面ラック部23bが形成され
ており、該側面ラック部23bは、センタピラー12のイン
ナ部材12aとアウタ部材12bとで形成された閉断面空間12
c内に垂直方向に取り付けられた中間軸24の下端部に形
成された中間軸ピニオン25と歯合するようになってい
る。上記中間軸24の上端部には駆動かさ歯車26が固着さ
れており、該駆動かさ歯車26は、センタピラー12の上部
に取り付けられたショルダアンカー14のアンカー軸14b
の端部に固着された従動かさ歯車27と歯合するようにな
っている。
クル17が固着され、一方、上記シート回動軸21のセンタ
ピラー12側の端部には、回動軸21の中心線と平行に歯溝
が切られた回動軸ピニオン22が形成されており、該ピニ
オン22は、シート回動軸21の中心線と直角方向に配置さ
れ、センタピラー12近傍のエンジンデッキ3a上に車体前
後方向へスライド可能に取り付けられたスライド部材23
の上面部に形成された上面ラック部23aと歯合するよう
になっている。上記スライド部材23の側面部には、上記
上面ラック部23aとは別途に側面ラック部23bが形成され
ており、該側面ラック部23bは、センタピラー12のイン
ナ部材12aとアウタ部材12bとで形成された閉断面空間12
c内に垂直方向に取り付けられた中間軸24の下端部に形
成された中間軸ピニオン25と歯合するようになってい
る。上記中間軸24の上端部には駆動かさ歯車26が固着さ
れており、該駆動かさ歯車26は、センタピラー12の上部
に取り付けられたショルダアンカー14のアンカー軸14b
の端部に固着された従動かさ歯車27と歯合するようにな
っている。
すなわち、本実施例では、シート回動軸21がシート位置
検出手段を、スライド部材23,中間軸24および駆動かさ
歯車26が駆動手段を、また、従動かさ歯車27がアンカ位
置変更手段を、それぞれ構成している。
検出手段を、スライド部材23,中間軸24および駆動かさ
歯車26が駆動手段を、また、従動かさ歯車27がアンカ位
置変更手段を、それぞれ構成している。
以上のような構成において、フロントシート6のシート
位置を第1シート位置(第1図における実線参照)から
第2シート位置(第1図における破線参照)に切り換え
る際には、シートクッション7の前端部に設けられたロ
ック部材31,31のロックを解除し、シート回動軸21を中
心として、シートバック8の背面がエンジンデッキ3aに
当接するまで上記シートバック8とシートクッション7
とを後方に回動させる。このとき、上記シート回動軸21
が回動することにより該回動軸21に固着されたバックル
17も後方に向かって回動し、第2シート位置に対応した
第2バックル位置に切り換えられる。
位置を第1シート位置(第1図における実線参照)から
第2シート位置(第1図における破線参照)に切り換え
る際には、シートクッション7の前端部に設けられたロ
ック部材31,31のロックを解除し、シート回動軸21を中
心として、シートバック8の背面がエンジンデッキ3aに
当接するまで上記シートバック8とシートクッション7
とを後方に回動させる。このとき、上記シート回動軸21
が回動することにより該回動軸21に固着されたバックル
17も後方に向かって回動し、第2シート位置に対応した
第2バックル位置に切り換えられる。
また、これと同時に、回動軸ピニオン22と歯合する上面
ラック部23aを有するスライド部材23がスライドさせら
れるので、側面ラック部23bと歯合するピニオン25を有
する中間軸24がその中心線の回りに回転させられるとと
もに、駆動かさ歯車26と歯合する従動歯車27が駆動され
てアンカー軸14bが回動させられる。この結果、ショル
ダアンカー14が、乗員が後方を向いて着座した場合に、
シートベルト11が乗員を安全且つ確実に拘束することが
できるように、上記アンカー軸14bを中心として前方に
回動させられるようになっている。
ラック部23aを有するスライド部材23がスライドさせら
れるので、側面ラック部23bと歯合するピニオン25を有
する中間軸24がその中心線の回りに回転させられるとと
もに、駆動かさ歯車26と歯合する従動歯車27が駆動され
てアンカー軸14bが回動させられる。この結果、ショル
ダアンカー14が、乗員が後方を向いて着座した場合に、
シートベルト11が乗員を安全且つ確実に拘束することが
できるように、上記アンカー軸14bを中心として前方に
回動させられるようになっている。
以上、説明したように、本実施例によれば、シートベル
ト11のタングプレート16を係止するバックル17を、フロ
ントシート6のシート位置の切り換えに連動して、それ
ぞれのシート位置に対応したバックル位置に切り換える
ことができるようにしたので、各シート位置でのシート
ベルトの装着性を確保することができる。
ト11のタングプレート16を係止するバックル17を、フロ
ントシート6のシート位置の切り換えに連動して、それ
ぞれのシート位置に対応したバックル位置に切り換える
ことができるようにしたので、各シート位置でのシート
ベルトの装着性を確保することができる。
また、本実施例では中間軸24を設けることにより、ショ
ルダアンカー14の向きを、上記フロントシート6のシー
ト位置の切り換えに連動して、それぞれのシート位置に
対応した向きに切り換えることができるようにしたの
で、各シート位置において安全かつ確実に乗員を拘束す
ることができ、また、シートベルト11の装着性を確保す
ることができるのである。
ルダアンカー14の向きを、上記フロントシート6のシー
ト位置の切り換えに連動して、それぞれのシート位置に
対応した向きに切り換えることができるようにしたの
で、各シート位置において安全かつ確実に乗員を拘束す
ることができ、また、シートベルト11の装着性を確保す
ることができるのである。
尚、上記実施例(以下、第1実施例という)はラック23
a,23b及びピニオン22,25などの作用により機械的にショ
ルダアンカー14の向きを切り換えるようにしたものであ
ったが、これを電動式で行うことができる。
a,23b及びピニオン22,25などの作用により機械的にショ
ルダアンカー14の向きを切り換えるようにしたものであ
ったが、これを電動式で行うことができる。
以下、この考案の第2実施例について説明する。
第5図に示すように、本実施例に係るフロントシート36
のシートバック38の背面側の下端部には、シートクッシ
ョン37のクッションフレーム(不図示)に固着されたブ
ラケット40,40を介してシート回動軸41が固着されてお
り、該シート回動軸41は、第1実施例の場合と同様に、
アンカー部材39,39によってその中心線の回りに回動自
在にエンジンデッキ33a上に取り付けられている。上記
シート回動軸41の一端には、該回動軸41の外周部から半
径方向に突出した突出部41aが設けられており、該突出
部41aに対応したシート回動軸41の側方にはリミットス
イッチ42が取り付けられている。該リミットスイッチ42
は、例えば、マイクロコンピュータを備えたコントロー
ルボックス43に接続されている。
のシートバック38の背面側の下端部には、シートクッシ
ョン37のクッションフレーム(不図示)に固着されたブ
ラケット40,40を介してシート回動軸41が固着されてお
り、該シート回動軸41は、第1実施例の場合と同様に、
アンカー部材39,39によってその中心線の回りに回動自
在にエンジンデッキ33a上に取り付けられている。上記
シート回動軸41の一端には、該回動軸41の外周部から半
径方向に突出した突出部41aが設けられており、該突出
部41aに対応したシート回動軸41の側方にはリミットス
イッチ42が取り付けられている。該リミットスイッチ42
は、例えば、マイクロコンピュータを備えたコントロー
ルボックス43に接続されている。
一方、ショルダアンカー44のアンカー軸44bには扇形の
歯車部材45が固着されており、該歯車部材45は、上記コ
ントロールボックス43に接続されてその駆動が制御され
るモータ46の出力軸46aに固着された駆動歯車47と歯合
するようになっている。
歯車部材45が固着されており、該歯車部材45は、上記コ
ントロールボックス43に接続されてその駆動が制御され
るモータ46の出力軸46aに固着された駆動歯車47と歯合
するようになっている。
すなわち、本実施例では、シート回動軸41およびリミッ
トスイッチ42がシート位置検出手段を、モータ46および
駆動歯車47が駆動手段を、また、歯車部材45がアンカ位
置変更手段を、それぞれ構成している。
トスイッチ42がシート位置検出手段を、モータ46および
駆動歯車47が駆動手段を、また、歯車部材45がアンカ位
置変更手段を、それぞれ構成している。
以上のような構成において、シートクッション37とシー
トバック38とが回動させられて、第5図で示した第1シ
ート位置から第2シート位置に切り換えられると、シー
ト回動軸41が回転して該回動軸41に設けられた突出部41
aによりリミットスイッチ42がON作動させられる。該リ
ミットスイッチ42は、第6図に示すように、コントロー
ルボックス43内のマイクロコンピュータ48に接続されて
おり、該マイクロコンピュータ48は、上記リミットスイ
ッチ42がONするとモータ46を駆動させるとともにその回
転時間を制御し、モータ出力軸46aの駆動歯車47及びア
ンカー軸44aの歯車部材45を介して、ショルダアンカー4
4の向きを、第2シート位置に対応した向きに切り換え
るようになっている。
トバック38とが回動させられて、第5図で示した第1シ
ート位置から第2シート位置に切り換えられると、シー
ト回動軸41が回転して該回動軸41に設けられた突出部41
aによりリミットスイッチ42がON作動させられる。該リ
ミットスイッチ42は、第6図に示すように、コントロー
ルボックス43内のマイクロコンピュータ48に接続されて
おり、該マイクロコンピュータ48は、上記リミットスイ
ッチ42がONするとモータ46を駆動させるとともにその回
転時間を制御し、モータ出力軸46aの駆動歯車47及びア
ンカー軸44aの歯車部材45を介して、ショルダアンカー4
4の向きを、第2シート位置に対応した向きに切り換え
るようになっている。
一方、フロントシート36が第2シート位置から第1シー
ト位置に切り換えられた際には、リミットスイッチ42が
OFF作動することにより、マイクロコンピュータ48はモ
ータ46を上記の場合とは逆方向に回転させ、ショルダア
ンカー44を第1シート位置に対応した向きに切り換える
ことができるようになっている。
ト位置に切り換えられた際には、リミットスイッチ42が
OFF作動することにより、マイクロコンピュータ48はモ
ータ46を上記の場合とは逆方向に回転させ、ショルダア
ンカー44を第1シート位置に対応した向きに切り換える
ことができるようになっている。
尚、上記第1実施例及び第2実施例は、いずれも、フロ
ントシート6,36のシートクッション7,37とクッションバ
ック8,38とを前後方向に回動させることにより、シート
位置の切り換えを行うようにしたものであったが、本考
案は、上記に限らず、水平面内で回転させられる回転式
シートに対しても適用することができる。
ントシート6,36のシートクッション7,37とクッションバ
ック8,38とを前後方向に回動させることにより、シート
位置の切り換えを行うようにしたものであったが、本考
案は、上記に限らず、水平面内で回転させられる回転式
シートに対しても適用することができる。
以下、本考案の第3実施例について説明する。
第7図及び第8図に示すように、本実施例では、シート
バック51とともにフロントシート50を構成するシートク
ッション52に、アッパフレーム53とロアフレーム54とが
設けられ、該ロアフレーム54はエンジンデッキに固定さ
れている。また、このロアフレーム54の中心部には上方
へ突出するガイド筒55が固着されており、上記アッパフ
レーム53の中心部には該ガイド筒55に回転自在に嵌合す
るガイド軸56が固定されている。一方、ロアフレーム54
の上面には上記ガイド軸56と同芯にスライド受け57が突
設されている。
バック51とともにフロントシート50を構成するシートク
ッション52に、アッパフレーム53とロアフレーム54とが
設けられ、該ロアフレーム54はエンジンデッキに固定さ
れている。また、このロアフレーム54の中心部には上方
へ突出するガイド筒55が固着されており、上記アッパフ
レーム53の中心部には該ガイド筒55に回転自在に嵌合す
るガイド軸56が固定されている。一方、ロアフレーム54
の上面には上記ガイド軸56と同芯にスライド受け57が突
設されている。
そして、上記アッパフレーム53の下面には、アッパフレ
ームブラケット61を介して、スライド受け57の上面を転
動する複数のスライダ部材58が回転方向に所定の間隔で
設けられており、上記スライド受け57には、アッパフレ
ーム53の浮き上がりを防止するロアフレームブラケット
62が設けられている。
ームブラケット61を介して、スライド受け57の上面を転
動する複数のスライダ部材58が回転方向に所定の間隔で
設けられており、上記スライド受け57には、アッパフレ
ーム53の浮き上がりを防止するロアフレームブラケット
62が設けられている。
また、上記アッパフレーム53には、第1シート位置と第
2シート位置とで、ロアフレーム54に対してロックする
ためのロック機構63が設けられており、アッパフレーム
53とロアフレーム54との間には、アッパフレーム53を第
1シート位置回りに付勢するスプリング64が張設されて
いる。
2シート位置とで、ロアフレーム54に対してロックする
ためのロック機構63が設けられており、アッパフレーム
53とロアフレーム54との間には、アッパフレーム53を第
1シート位置回りに付勢するスプリング64が張設されて
いる。
以上のように構成されているので、ロック機構63を解除
することにより、シート50を水平面内で回転自在とし、
そのシート位置を第1シート位置と第2シート位置とに
自在に切り換えることができる。尚、第2シート位置か
ら第1シート位置への切り換えは、上記スプリング64の
作用により、ロック機構63を解除した時点で自動的に行
なわれるようになっている。
することにより、シート50を水平面内で回転自在とし、
そのシート位置を第1シート位置と第2シート位置とに
自在に切り換えることができる。尚、第2シート位置か
ら第1シート位置への切り換えは、上記スプリング64の
作用により、ロック機構63を解除した時点で自動的に行
なわれるようになっている。
ところで、本実施例では、具体的には図示しなかった
が、上記アッパフレーム53の下面とロアフレーム54の上
面とに、シート50が第1シート位置にあるときには円周
方向に離れて非導通(OFF)状態であり、第2シート位
置になると接続されて導通(ON)状態となる接点がそれ
ぞれ取り付けられており、これら接点は第1実施例の場
合と同様のコントロールボックス(不図示)に接続され
ている。
が、上記アッパフレーム53の下面とロアフレーム54の上
面とに、シート50が第1シート位置にあるときには円周
方向に離れて非導通(OFF)状態であり、第2シート位
置になると接続されて導通(ON)状態となる接点がそれ
ぞれ取り付けられており、これら接点は第1実施例の場
合と同様のコントロールボックス(不図示)に接続され
ている。
従って、シート位置を、例えば、第1シート位置から第
2シート位置に切り換えた場合には、上記接点がONし
て、第1実施例の場合と同様の作動を行なうモータ(不
図示)及び歯車機構(不図示)により、バックル(不図
示)及びショルダアンカー(不図示)の向きを第2シー
ト位置に対応した向きに切り換えることができるように
なっている。
2シート位置に切り換えた場合には、上記接点がONし
て、第1実施例の場合と同様の作動を行なうモータ(不
図示)及び歯車機構(不図示)により、バックル(不図
示)及びショルダアンカー(不図示)の向きを第2シー
ト位置に対応した向きに切り換えることができるように
なっている。
図面はいずれも本考案の実施例を説明するためのもの
で、第1図は第1実施例に係るフロントシートの斜視
図、第2図は上記実施例に係るバックル及びショルダア
ンカーの位置の切換機構を説明するための各部品の組立
図、第3図は自動車の車体前部の概略側面図、第4図は
フロントシート及びシートベルトの斜視図、第5図は第
2実施例に係るフロントシート及びその位置の切換機構
を示す斜視図、第6図は上記第2実施例に係るモータの
制御を説明する電気回路図、第7図は第3実施例に係る
フロントシートのシートクッション内部を示す斜視図、
第8図は上記シートクッションの断面説明図である。 1……自動車、3……フロアパネル、3a,33a……エンジ
ンデッキ、6,36,50……フロントシート、11……シート
ベルト、12……センタピラー、14,44……ショルダアン
カー、21……シート回動軸、23……スライド部材、24…
…中間軸、26……駆動かさ歯車、27……従動かさ歯車、
41……シート回動軸、42……リミットスイッチ、45……
歯車部材、46……モータ、47……駆動歯車。
で、第1図は第1実施例に係るフロントシートの斜視
図、第2図は上記実施例に係るバックル及びショルダア
ンカーの位置の切換機構を説明するための各部品の組立
図、第3図は自動車の車体前部の概略側面図、第4図は
フロントシート及びシートベルトの斜視図、第5図は第
2実施例に係るフロントシート及びその位置の切換機構
を示す斜視図、第6図は上記第2実施例に係るモータの
制御を説明する電気回路図、第7図は第3実施例に係る
フロントシートのシートクッション内部を示す斜視図、
第8図は上記シートクッションの断面説明図である。 1……自動車、3……フロアパネル、3a,33a……エンジ
ンデッキ、6,36,50……フロントシート、11……シート
ベルト、12……センタピラー、14,44……ショルダアン
カー、21……シート回動軸、23……スライド部材、24…
…中間軸、26……駆動かさ歯車、27……従動かさ歯車、
41……シート回動軸、42……リミットスイッチ、45……
歯車部材、46……モータ、47……駆動歯車。
Claims (1)
- 【請求項1】車体フロア上に位置変更可能に配設された
シートを備えた自動車のシートベルト装置であって、 上記シートの着座乗員を拘束するシートベルトの途中部
がシート側方の車体側部材に取り付けたアンカ部材で支
持され、該アンカ部材は上記シート側方の車体側部材に
前後方向へ揺動可能に取り付けられており、上記アンカ
部材の揺動位置を変更するアンカ位置変更手段と、シー
ト位置の移動を検出するシート位置検出手段と、該シー
ト位置検出手段の動作に応じてアンカ部材がシートに対
し相対的位置が変わらない方向へ上記アンカ位置変更手
段を駆動する駆動手段とが設けられていることを特徴と
する自動車のシートベルト装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1988039877U JPH0723316Y2 (ja) | 1988-03-25 | 1988-03-25 | 自動車のシートベルト装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1988039877U JPH0723316Y2 (ja) | 1988-03-25 | 1988-03-25 | 自動車のシートベルト装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH01142353U JPH01142353U (ja) | 1989-09-29 |
| JPH0723316Y2 true JPH0723316Y2 (ja) | 1995-05-31 |
Family
ID=31266363
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1988039877U Expired - Lifetime JPH0723316Y2 (ja) | 1988-03-25 | 1988-03-25 | 自動車のシートベルト装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0723316Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP6748389B2 (ja) * | 2017-03-23 | 2020-09-02 | 株式会社東海理化電機製作所 | 乗員拘束装置 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5928928Y2 (ja) * | 1979-11-29 | 1984-08-20 | 日産車体株式会社 | 方向転換シ−ト装置におけるシ−トベルトアンカ構造 |
-
1988
- 1988-03-25 JP JP1988039877U patent/JPH0723316Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH01142353U (ja) | 1989-09-29 |
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