JPH07236808A - 真空配管用濾過装置 - Google Patents

真空配管用濾過装置

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Publication number
JPH07236808A
JPH07236808A JP3072694A JP3072694A JPH07236808A JP H07236808 A JPH07236808 A JP H07236808A JP 3072694 A JP3072694 A JP 3072694A JP 3072694 A JP3072694 A JP 3072694A JP H07236808 A JPH07236808 A JP H07236808A
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JP
Japan
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vacuum
liquid
liquid storage
storage container
main body
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Pending
Application number
JP3072694A
Other languages
English (en)
Inventor
Mitsutaka Masuda
充隆 枡田
Hitoshi Honma
等 本間
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Koganei Corp
Original Assignee
Koganei Corp
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Publication date
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  • Filtering Of Dispersed Particles In Gases (AREA)
  • Compressor (AREA)
  • Separation Using Semi-Permeable Membranes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 真空配管内における水、油、溶剤等の液体を
含む異物を除去する。 【構成】 装置本体10には真空吸入部に接続される吸
引ポート15と真空発生部に接続される真空源ポート1
6と両ポートを連通させる分離室13とが形成され、吸
引ポート15から流入した空気中の液滴等の異物を除去
するフィルタエレメント17が装置本体10内に装着さ
れ、排出口31を有するとともに貯液室27が設けられ
た貯液容器28が装置本体10の下部に設けられてい
る。装置本体10と貯液容器28とを区画する底壁部1
1に設けられた連通孔37は、開閉手段により分離室1
3内の液体を貯液容器28内に案内する際に開放され、
貯液容器28内の液体を外部に排出する際に閉じられ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は真空を案内する真空配管
を流れる空気中に含まれる水、油、溶剤等の液体、およ
び固形粒子等の異物を除去する真空配管用濾過装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】部品の組立ラインや自動制御装置等にあ
っては、大気圧以下の圧力の負圧空気つまり真空を作動
流体として使用することがある。例えば、半導体の製造
ラインにあっては、部品を真空を利用して吸着するため
にバキュームパッドが用いられることがあり、このパキ
ュームパッドと真空ポンプやエジェクター等の真空源と
の間を真空配管で接続し、この真空配管に真空の流れを
切り換え制御する電磁弁等が取り付けられるようになっ
ている。
【0003】このような場合には、バキュームパッド内
には空気以外に、部品洗浄用の洗浄水、溶剤などが塵埃
等の異物とともに流入することがあり、流入した液体等
が電磁弁等の流体制御機器に入り込むと、これらの機器
に悪影響を与えることになる。また、液体等が真空発生
用の真空ポンプに入り込むと、真空ポンプ内に封入され
た潤滑油が劣化して、真空度を低下させたり、真空ポン
プ自体を損傷させたり破壊させることになる。
【0004】真空配管ではなく、圧縮空気を作動流体と
する空気圧配管における液体の除去を行なうために、従
来では、例えば、油空圧便覧(株式会社オーム社、1989
年2月25日発行)の第510 頁〜第511 頁に記載されるよ
うな構造のフィルタが使用されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
フィルタでは一次側から流入した圧縮空気をルーバーや
デフレクタによってフィルタ内で旋回させることによ
り、遠心力を利用して水分等の液体を分離するようにし
ており、流量の変化により遠心力が変化することにより
分離率も変化する。また、微細な水滴を確実に除去する
ことができなかった。さらに、固形物を除去するため
に、焼結金属や焼結樹脂により形成された多孔質のフィ
ルタエレメントを使用しているが、焼結材料をフィルタ
エレメントとして用いた場合には、濾過精度は5μm程
度であり、微細な固形粒子を捕捉除去することができな
かった。
【0006】さらに、圧縮空気を作動流体とする空気圧
配管用のフィルタをそのまま真空圧配管用に使用する
と、次のような問題点がある。つまり、フィルタの容器
内に液体が所定量貯留した場合には、容器に設けられた
排出口を開放して、液体を外部に排出することになる
が、真空圧配管に真空が流れている状態のとき、つまり
真空ポンプが作動している状態のときに排出口を開放し
ても、その排出口から外気が流入してしまい、排出を行
なうことができないだけでなく、真空状態が破壊され
て、装置や機器が作動しなくなるので、真空状態を保持
したままで液体を外部に排出することは困難である。
【0007】そのために、装置や機器の作動を停止させ
て液体を排出口から排出させる必要があり、多量の水分
が真空配管内に流入した場合には、装置や機器を停止さ
せる必要があり、部品の製造組立ラインの円滑な作動を
妨げることになる。本発明の目的は、真空吸入部と真空
発生源とを結ぶ真空配管内に真空吸入部から流入する
水、油、溶剤等の液体、および固形粒子等の異物を除去
し得るようにすることである。
【0008】また、本発明の他の目的は、容器内に貯留
された液体を外部に排出する際に、真空配管内を真空状
態に保持し得るようにすることである。
【0009】本発明の前記ならびにその他の目的と新規
な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかに
なるであろう。
【0010】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、
以下のとおりである。
【0011】すなわち、装置本体には真空吸入部に接続
される吸引ポートと真空発生部に接続される真空源ポー
トと両ポートを連通させる分離室とが形成され、装置本
体内には、吸引ポートから流入した空気中の固形粒子や
液滴等の異物を除去するフィルタエレメントが装着さ
れ、排出口を有するとともに貯液室を有する貯液容器が
装置本体の下部に取り付けられている。そして、装置本
体と貯液容器とを区画する隔壁部に設けられた連通孔
を、この連通孔を介して分離室内の液体を貯液容器内に
案内する際に開放するとともに貯液容器内の液体を外部
に排出する際に閉じる開閉手段を有している。
【0012】さらに、開閉手段は、貯液室を外部に連通
させる空気供給孔を分離室内の液体を貯液容器内に案内
する際に閉塞し、貯液容器内の液体を外部に排出する際
に空気供給孔を開放するようになっている。
【0013】また、フィルタエレメントは、外面と中空
孔の内面とを連通させる多数の細孔が形成されそれぞれ
前記中空孔の開口部が前記真空源ポートに臨ませて配置
される多数本の多孔質中空糸濾過膜を有している。
【0014】そして、真空吸入部に接続される吸引ポー
トと真空発生部に接続される真空源ポートと両ポートを
連通させる分離室とが形成された装置本体と、装置本体
内に装着され前記吸引ポートから流入した空気中の固形
粒子や液滴等の異物を除去するフィルタエレメントとを
有し、フィルタエレメントは、外面と中空孔の内面とを
連通させる多数の細孔が形成されそれぞれ中空孔の開口
部が前記真空源ポートに臨ませて配置される多数本の多
孔質中空糸濾過膜を有する。
【0015】
【作用】真空吸引ポートから真空発生部に流れる空気の
中の水滴、油滴等の液体、および固形粒子等の異物は、
分離室内に設けられたフィルタエレメントにより分離さ
れる。分離された液体は固形粒子等の異物とともに、貯
液室内に入り込み、所定の量の液体が溜まった後に排気
口を開放すると、液体等が外部に排出される。これと同
時に、分離室と貯液室とを連通させる連通孔が閉塞され
ることから、分離室内を流れる空気の圧力は変動するこ
となく、真空配管を所定の真空度に保った状態で、液体
等を外部に排出することができる。
【0016】液体等を外部に排出する際には、貯液容器
は外部に連通状態となり、ここから外気あるいは圧縮空
気を貯液容器内に供給することにより、迅速に液体等を
外部に排出することができる。
【0017】フィルタエレメントは多孔質中空糸濾過膜
を有するので、微細な固形粒子を確実に除去することが
できるとともに、水滴等の液体を確実に除去することが
できる。
【0018】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。
【0019】(実施例1)図1は本発明の一実施例であ
る真空配管用濾過装置を示す断面図であり、図2はこの
濾過装置が組み込まれた真空配管つまり真空ラインを示
す概略図である。図2に示す真空配管は、バキュームパ
ッド1と真空ポンプやエジェクター等により構成される
真空源2とを接続する真空案内用の流路3を有し、この
流路3にこの中の真空の流れを制御する制御機器4と濾
過装置5とが設けられている。
【0020】図1に示すように、この濾過装置5は底壁
部11と円筒形状の側壁部12とからなるフィルタ容器
10aを有しており、このフィルタ容器10aの内部に
は分離室13が形成されている。フィルタ容器10aの
上端部にはキャップ部10bがねじ結合されるようにな
っており、フィルタ容器10aとキャップ部10bとに
より装置本体10が構成されている。このキャップ部1
0bには図2に示す真空吸入部としてのバキュームパッ
ド1が接続される吸引ポート15と、これの反対側に位
置させて設けられ、図2に示す真空発生部側つまり真空
源2側に接続される真空源ポート16とが設けられてい
る。これらの両ポート15,16は分離室13にそれぞ
れ連通されている。
【0021】分離室13内にはフィルタエレメント17
が装着されている。このフィルタエレメント17は、キ
ャップ部10bに形成されたねじ孔18にねじ結合され
る雄ねじ部19を上端部に有するホルダ部21と、この
ホルダ部21に嵌め込まれた筒体22と、この筒体22
の中に収容された多数本の多孔質中空糸濾過膜23とに
より構成されている。
【0022】それぞれの多孔質中空糸濾過膜23は、図
3(A),(B)に示すように、中空孔24を有し、こ
の中空孔24の内面24aと外面23aとを連通させる
多数の細孔25が形成されており、U字状に折り曲げら
れている。それぞれの多孔質中空糸濾過膜23は、両端
の開口部26を真空源ポート16側に臨ませて筒体22
内に配置されている。
【0023】多孔質中空糸膜つまり多孔質中空糸濾過膜
23を用いてフィルタエレメントを形成すると、このタ
イプのフィルタエレメントの多孔質中空糸濾過膜23の
外面23aと内面24aとを連通させる細孔25の平均
孔径を0.1μm程度に設定することができるので、従来
のエアフィルタよりも径の小さい固形粒子を除去するこ
とができる。
【0024】また、多孔質中空糸濾過膜23は疎水性を
有する材質により形成されており、疎水性多孔質中空糸
濾過膜23の外面に水滴が付着した場合には、水滴との
接触角が大きくなり、水滴は表面張力で半球状、あるい
は球状になる。つまり、疎水性多孔質中空糸濾過膜23
は、その素材の持つ臨界表面張力が水の表面張力に対し
て小さく、水の分子間引力により表面積が最小となるよ
うに凝集して丸くなる。したがって、水滴は疎水性多孔
質中空糸濾過膜23の細孔25内に入り込むことなく、
流体である空気のみが細孔25内に流入し、水滴がほぼ
100%分離されることになる。なお、疎水性多孔質中
空糸濾過膜23は疎水性の材料を用いることなく、外面
に疎水処理を施すようにしても良い。
【0025】それぞれの多孔質中空糸濾過膜23は、例
えば外径が0.38mm程度であり、U字形状に曲げたも
のを用いることなく、真っ直ぐなものを用いて、その一
端部を閉塞し他端部を開口部としてその開口部を真空源
ポート16に臨ませるようにしても良い。
【0026】このように、フィルタエレメント17とし
て、多孔質中空糸濾過膜23を束ねたものを用いること
により、固形粒子やゴミ以外に水滴等が細孔25の中に
入り込むことを防止することができ、ルーバーやデフレ
クタ等を用いて空気を容器内で旋回させることにより遠
心力で液体を除去する場合に比して、微細な液滴をも確
実に除去つまり分離することができる。特に、多孔質中
空糸濾過膜23の疎水性や撥水性を高めることにより、
油滴をも確実に除去することができる。
【0027】装置本体10の下端部には内部に貯液室2
7が形成された貯液容器28が嵌め込まれるようになっ
ており、装置本体10の下端部に形成されたねじ孔29
にねじ結合されるカバー30によって貯液容器28が覆
われて保護されている。
【0028】貯液容器28の下端部には排出口31が形
成され、貯液容器28の下端部に取り付けられたプラグ
32には排出口31を開閉するドレンコック33が開閉
自在に組み込まれている。このドレンコック33には排
出口31を開閉するゴム製の弁体34が設けられ、この
弁体34に対して排出口31を閉塞する方向の弾発力つ
まりばね力を付勢するためのコイルばね35がドレンコ
ック33の外側に設けられている。
【0029】装置本体10内の分離室13と貯液容器2
8内の貯液室27とを区画する隔壁部としての底壁部1
1には、貯液室27と分離室13とを連通させる連通孔
37が形成されている。この底壁部11の下面には弁ケ
ース部41が設けられ、この弁ケース41内には連通孔
37を開閉するための弁体40を有する弁軸42が上下
方向に移動自在にリテーナ部38に設けられている。こ
のリテーナ部38は弁ケース部41に対してねじ結合さ
れており、弁軸42には連通孔37を閉塞する方向の弾
発力つまりばね力がコイルばね43により付勢されてい
る。
【0030】さらに、底壁部11には水平方向を向いて
収容孔44が形成され、この収容孔44内には軸方向に
摺動自在に開閉ピン45が取り付けられている。この開
閉ピン45には、これを左側に移動させると図1に示す
ように、弁体40を後退移動させて連通孔37を開放す
る位置と、右側に移動させると上昇移動させて連通孔3
7を閉塞する位置とに弁軸42を移動させるカム部46
が形成されている。
【0031】装置本体10の底壁部11には収容孔44
に連通する空気供給孔47aが形成され、底壁部11に
は収容孔44と連通する空気供給孔47bが形成され、
これらの空気供給孔47a,47bは相互に収容孔44
を介して連通され、貯液室27が外部に連通されるよう
になっている。これらの給気供給孔47a,47bの連
通は、開閉ピン45が図1において左側に位置している
と開閉ピン45により閉塞され、右側に移動すると開放
される。
【0032】つまり、開閉ピン45が、図1に示される
ように、分離室13と貯液室27とを連通させる際には
空気供給孔47a,47bを閉塞する。一方、連通孔3
7を閉塞状態とし、排出口31を開放して貯液室27内
に溜まった液体を外部に排出する際には空気供給孔47
a,47bは開放状態となる。
【0033】したがって、貯液室27内に所定の量の液
体が溜まったときに、その液体を外部に排出する際に
は、連通孔37が閉じられて分離室13が閉塞された状
態のもとで、貯液室27内に大気を供給したり、加圧空
気を供給することにより、迅速に貯液室27内の液体を
外部に排出することができるとともに、分離室13内を
流れる真空の圧力に影響を与えることが防止される。
【0034】図4(A),(B)は、図1に示した開閉
ピン45の部分を示す図であり、この図を参照しつつ真
空配管用濾過装置の操作手順について説明する。
【0035】図1は開閉ピン45を左側に移動させて連
通孔37を開放した状態を示す図であり、この状態のも
とで、真空源2を作動させバキュームパッド1から外気
が流入すると、この流入空気の中に水滴や油滴等の液滴
が含まれていても、多孔質中空糸濾過膜23の細孔25
内には入り込むことなく、分離室13の底部に落下する
ことになる。落下した液滴は、連通孔37を介して貯液
室27内に入り込む。
【0036】流体中に水滴が含有している場合には、流
体が多孔質中空糸濾過膜23を通過するときに水滴が疎
水性多孔質中空糸濾過膜23に接触しても、この疎水性
多孔質中空糸濾過膜23は疎水性材料により形成されて
いるので、水滴との接触角が大きくなり、水滴は表面張
力で半球状、あるいは球状になる。つまり、疎水性の疎
水性多孔質中空糸濾過膜23は、その素材の持つ臨界表
面張力が水の表面張力に対して小さく、水の分子間引力
により表面積が最小となるように凝集して丸くなる。し
たがって、水滴は疎水性多孔質中空糸濾過膜23の細孔
25内に入り込むことなく、流体である空気のみが細孔
25内に流入し、水滴はほぼ100%分離されることに
なる。
【0037】また、疎水性多孔質中空糸濾過膜23の外
面23aに小径の異物が付着したとしても、その外面2
3aに衝突した水滴が疎水性の疎水性多孔質中空糸濾過
膜23の表面からはじかれることにより、はじかれた水
滴と一緒に固形物は疎水性中空糸透過膜23から除去さ
れることになる。これにより疎水性多孔質中空糸濾過膜
23の細孔25が塞がれるという目詰まりの発生が防止
される。
【0038】また、疎水性中空糸透過膜23の外面23
aに対する処理を、水滴のみならず、油分をもはじく程
度に強い疎水性つまり撥水性を有する程度まで高めれ
ば、水のみならず油分をも分離することができる。
【0039】この状態で、開閉ピン45を右側に移動さ
せると、図4(A)に示すように、カム部46の作用に
よって弁体40が連通孔37を閉塞する。これにより、
分離室13と貯液室27は隔離される。さらに、開閉ピ
ン45を移動させると、図4(B)に示すように、弁軸
42はカム部46から離れた状態となり、ばね43の弾
発力により弁体40は連通孔37を閉塞した状態を維持
しつつ、貯液室27は空気供給孔47a,47bを介し
て外部に連通されることになる。
【0040】このようにして、連通孔37が確実に閉塞
された状態のもとで、ドレンコック33をばね35の弾
発力に抗して図1において下方に引くと、弁体34が排
出口31を開放する。したがって、貯液室27内に溜ま
った液体等は排出口31から外部に排出されることにな
るが、このときに、空気供給孔47a,47bから圧縮
空気を供給するようにしても良い。
【0041】図5(A),(B)はそれぞれ図1に示し
た濾過装置におけるフィルタエレメント17の変形例を
示す図である。図5(A)に示す場合には、ホルダ部2
1に対して、底部51と円筒部52とを有し焼結金属ま
たは焼結樹脂により形成された多孔質体からなる底付き
の筒状フィルタ53を取り付け、この中に多孔質中空糸
濾過膜23を収容するようにしている。
【0042】また、図5(B)は円筒部54をホルダ部
21に取り付けるようにするとともに、円筒部54の下
端に焼結金属または焼結樹脂により形成された底壁部5
5を固定するようにしている。その場合には、円筒部5
4の一部を焼結金属や焼結樹脂としても良い。
【0043】これらの場合には、筒状フィルタ53や円
筒部54として濾過精度が5μm程度の焼結体を使用す
ることができ、多孔質中空糸濾過膜23が金属片等の異
物により欠損することが防止され、早期に多孔質中空糸
濾過膜23が目詰まりすることを防止することができ
る。さらに、長期の連続使用つまり長寿命化が可能とな
り信頼性をより向上させることができる。
【0044】図6(A)はフィルタエレメント17のさ
らに他の変形例を示す図であり、この場合にはホルダ部
21に焼結金属または焼結樹脂により形成された濾過精
度が5μm程度の多孔質体の円筒体56を取り付けるよ
うにしている。この円筒体56の上端部にはルーバー5
7が環状に設けられており、吸引ポート15から流入し
た負圧空気は分離室13内で旋回し、その遠心力で負圧
空気内の液滴が下方に落下するようにしている。
【0045】図6(B)はフイルタエレメント17のさ
らに他の変形例を示す図であり、この場合には、図5
(A)に示した筒状フィルタ53を、それぞれ多孔質の
焼結金属または焼結樹脂により形成された多孔質焼結体
からなる内側の筒状フィルタ53aと外側の筒状フィル
タ53bとにより形成している。内側の筒状フィルタ5
3aの通気孔の内径つまり濾過精度は、例えば5μm程
度となっており、外側の筒状フィルタ53bの通気孔の
それは、例えば40μm程度となっている。
【0046】(実施例2)図7は本発明の他の実施例で
ある真空配管用濾過装置を示す図であり、前述した実施
例における部材と共通する部材には同一の符号が付され
ている。
【0047】この実施例におけるホルダ部21は内側筒
部61と外側筒部62とこれらを連結する径方向の連結
部63とを有しており、連結部63には円周方向に所定
の間隔毎に複数の貫通孔64が形成されている。外側筒
部62の上端部に形成された雄ねじ部19をねじ孔18
に結合することにより、ホルダ部21はキャップ部10
bに固定される。また、装置本体10の下部には、貯液
容器28がねじ結合されている。
【0048】ホルダ部21の下部には内側筒部61と外
側筒部62との間に位置させて多孔質中空糸濾過膜23
が多数本束ねられて組み付けられている。したがって、
吸引ポート15から流入した負圧空気は、その中に含ま
れる固形粒子や液体が多孔質中空糸濾過膜23により除
去された後に、貫通孔64を通って真空源ポート16に
流出することになる。
【0049】キャップ部10bには中空の支持部材65
が組付けられ、この支持部材65には開閉軸66が軸方
向に摺動自在に装着されている。そして、この開閉軸6
6には開閉軸66を下方に移動させると、図示するよう
に、連通孔37を閉塞する弁体67が取り付けられてお
り、この弁体67には連通孔37を閉塞する方向の弾発
力がばね68により付勢されている。一方、開閉軸66
の下端部には、開閉軸66を上方に移動させると、排出
口31を閉塞する弁体70が取り付けられており、この
弁体70には排出口31を閉塞する方向の弾発力がばね
71により付勢されている。
【0050】支持部材65内には、押しボタン72が軸
方向に摺動自在に設けられ、この押しボタン72は開閉
軸66に連結されている。そして、この押しボタン72
には、図示しないばねにより上方に向かう弾発力が付勢
されており、図7はその弾発力に抗して押しボタン72
が押し下げられた状態を示し、再度押しボタン72を押
し下げると、内蔵されたばねにより押しボタン72は上
昇移動する。これにより、弁体67は連通孔37を開放
し、弁体70は排出口31を閉塞することになる。この
ように、押しボタン72は1度押し下げると、下降移動
した位置で停止し、再度押し下げると上昇位置となるよ
うに構成されており、いわゆる公知のプッシュプッシュ
式の押しボタンとなっている。
【0051】さらに、開閉軸66には開閉ディスク73
が設けられ、この開閉ディスク73には貯液室27を上
下に連通させる複数の連通孔74が形成され、図1に示
すように、下方に移動した場合には、開閉ディスク73
は貯液容器28に形成された空気供給孔47を開き、上
方に移動した場合には空気供給孔47を閉塞するように
なっている。なお、符号75,76はそれぞれシール用
のOリングを示す。
【0052】したがって、図7に示す濾過装置にあって
は、押しボタン72を一度操作して開閉軸66を図示す
る位置よりも上方に位置させて開閉ディスク73により
空気供給孔47を閉塞した状態とし、連通孔37を開放
状態とするとともに排出口31を閉塞した状態として、
真空源2を作動させると、吸引ポート15から真空源ポ
ート16に負圧空気が流れ、この中に含まれる異物が除
去されるとともに、水滴等の液体が除去されて、連通孔
37から液体等が貯液室27内に流入する。
【0053】貯液室27内に所定の量の液体が貯留され
たならば、手動操作によって押しボタン72を押し下げ
ると、連通孔37が弁体67により閉塞される一方、排
出口31が開放され、同時に空気供給孔47が開放され
る。これにより、負圧空気の流れに影響を与えることな
く、貯液室27内の液体が外部に排出される。
【0054】以上、本発明者によってなされた発明を実
施例に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施例
に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲
で種々変更可能であることはいうまでもない。
【0055】また、それぞれの実施例にあっては、開閉
手段としての開閉ピン45および開閉軸66をそれぞれ
手動により作動させるようにしているが、貯液容器28
内の液体の液位をセンサで検出するようにして、排水口
31、連通孔37および空気供給孔47,47a,47
bの開閉を自動的に行なうようにしても良い。
【0056】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち、代
表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、
以下のとおりである。
【0057】(1).真空配管内を流れる水、油、溶剤等の
液体を他の異物等とともに除去することができる。
【0058】(2).したがって、真空ポンプ等の真空源の
劣化や真空機器に対する悪影響を防止することができ
る。
【0059】(3).真空配管を作動状態としてもこの真空
配管内の圧力を変化させることなく、貯液室内に溜まっ
た液体等を外部に排出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である真空配管用濾過装置を
示す断面図である。
【図2】図1に示す真空配管用濾過装置が設けられた真
空配管を示す概略図である。
【図3】(A)は多孔質中空糸濾過膜を示す一部省略拡
大図であり、(B)は図(A)の一部拡大断面図であ
る。
【図4】(A),(B)は開閉ピンの作動状態を示す要
部拡大断面図である。
【図5】(A),(B)はそれぞれフィルタエレメント
の変形例を示す断面図である。
【図6】(A),(B)はそれぞれフィルタエレメント
の変形例を示す断面図である。
【図7】本発明の他の実施例である真空配管用濾過装置
を示す断面図である。
【符号の説明】
1 バキュームパッド(真空吸入部) 2 真空源 3 流路 5 濾過装置 10 装置本体 10a フィルタ容器 10b キャップ部 11 底壁部 12 側壁部 13 分離室 15 吸引ポート 16 真空源ポート 17 フィルタエレメント 18 ねじ孔 19 雄ねじ部 21 ホルダ部 23 多孔質中空糸濾過膜 24 中空孔 25 細孔 26 開口部 27 貯液室 28 貯液容器 29 ねじ孔 30 カバー 31 排出口 33 ドレンコック 34 弁体 35 ばね 37 連通孔 45 開閉ピン 47,47a,47b 空気供給孔 65 支持部材 66 開閉軸 67 弁体 70 弁体 73 開閉ディスク

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 真空吸入部と真空発生部とを結ぶ真空配
    管に設けられ前記真空吸入部から流入する固形粒子や液
    滴等の異物を除去する真空配管用濾過装置であって、 前記真空吸入部に接続される吸引ポートと前記真空発生
    部に接続される真空源ポートと前記両ポートを連通させ
    る分離室とが形成された装置本体と、 前記装置本体内に装着され前記吸引ポートから流入した
    空気中の固形粒子や液滴等の異物を除去するフィルタエ
    レメントと、 前記装置本体の下部に取り付けられ、排出口を有すると
    ともに貯液室を有する貯液容器と、 前記装置本体と前記貯液容器とを区画する隔壁部に設け
    られた連通孔を、この連通孔を介して前記分離室内の液
    体を前記貯液容器内に案内する際に開放するとともに前
    記貯液容器内の液体を外部に排出する際に閉じる開閉手
    段とを有することを特徴とする真空配管用濾過装置。
  2. 【請求項2】 前記開閉手段は、前記貯液室を外部に連
    通させる空気供給孔を前記分離室内の液体を前記貯液容
    器内に案内する際に閉塞し、前記貯液容器内の液体を外
    部に排出する際に前記空気供給孔を開放することを特徴
    とする請求項1記載の真空配管用濾過装置。
  3. 【請求項3】 前記フィルタエレメントは、外面と中空
    孔の内面とを連通させる多数の細孔が形成されそれぞれ
    前記中空孔の開口部が前記真空源ポートに臨ませて配置
    される多数本の多孔質中空糸濾過膜を有することを特徴
    とする請求項1または2記載の真空配管用濾過装置。
  4. 【請求項4】 真空吸入部と真空発生部とを結ぶ真空配
    管に設けられ前記真空吸入部から流入する固形粒子や液
    滴等の異物を除去する真空配管用濾過装置であって、 前記真空吸入部に接続される吸引ポートと前記真空発生
    部に接続される真空源ポートと前記両ポートを連通させ
    る分離室とが形成された装置本体と、 前記装置本体内に装着され前記吸引ポートから流入した
    空気中の固形粒子や液滴等の異物を除去するフィルタエ
    レメントとを有し、 前記フィルタエレメントは、外面と中空孔の内面とを連
    通させる多数の細孔が形成されそれぞれ前記中空孔の開
    口部が前記真空源ポートに臨ませて配置される多数本の
    多孔質中空糸濾過膜を有することを特徴とする真空配管
    用濾過装置。
JP3072694A 1994-03-01 1994-03-01 真空配管用濾過装置 Pending JPH07236808A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006507044A (ja) * 2002-10-08 2006-03-02 アールアイシー・インベストメンツ・インコーポレイテッド 一体型検体セル−フィルタ及びそれを使用する装置
JP2009525870A (ja) * 2006-02-10 2009-07-16 エンテグリース,インコーポレイテッド 薄型表面実装フィルタ

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