JPH07237599A - 宇宙機器用形状記憶合金アクチュエータ - Google Patents
宇宙機器用形状記憶合金アクチュエータInfo
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- JPH07237599A JPH07237599A JP6032337A JP3233794A JPH07237599A JP H07237599 A JPH07237599 A JP H07237599A JP 6032337 A JP6032337 A JP 6032337A JP 3233794 A JP3233794 A JP 3233794A JP H07237599 A JPH07237599 A JP H07237599A
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- shape memory
- spring
- alloy spring
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 宇宙機器用形状記憶合金アクチュエータにお
いて、加熱動作時の形状記憶合金ばねの内部温度差を小
さくすることにより、ばね内部の温度をばねの発生力劣
化の少ない温度を抑えつつ、ばね内部の最低温度を出来
るだけ高くして、発生力の大きな形状記憶合金アクチュ
エータを得る。 【構成】 形状記憶合金ばね3の外側を覆うようにアル
ミ合金などの金属もしくはポリイミドフィルムなどの熱
硬化性樹脂のカバー5を取付ける。 【効果】 加熱動作時の形状記憶合金ばねの内部温度差
を小さくすることにより、動作時抵抗力や発生力特性劣
化に対して高い信頼性を有した宇宙機器用形状記憶合金
アクチュエータが得られる。
いて、加熱動作時の形状記憶合金ばねの内部温度差を小
さくすることにより、ばね内部の温度をばねの発生力劣
化の少ない温度を抑えつつ、ばね内部の最低温度を出来
るだけ高くして、発生力の大きな形状記憶合金アクチュ
エータを得る。 【構成】 形状記憶合金ばね3の外側を覆うようにアル
ミ合金などの金属もしくはポリイミドフィルムなどの熱
硬化性樹脂のカバー5を取付ける。 【効果】 加熱動作時の形状記憶合金ばねの内部温度差
を小さくすることにより、動作時抵抗力や発生力特性劣
化に対して高い信頼性を有した宇宙機器用形状記憶合金
アクチュエータが得られる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えば人工衛星に用
いられるソーラーセイルのような、電機的なON−OF
F信号によって展開、収納動作をさせる宇宙用機器のた
めの、形状記憶合金アクチュエータに関するものであ
る。
いられるソーラーセイルのような、電機的なON−OF
F信号によって展開、収納動作をさせる宇宙用機器のた
めの、形状記憶合金アクチュエータに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】図5、6は例えば従来の宇宙機器用形状
記憶合金アクチュエータを示す図であり、図において、
1は中空のパイプ、2は上記パイプ1の内部に配置され
たヒータ、3は上記パイプ1の外側に配置され一端を上
記パイプ1に取付けられた形状記憶合金ばね、4は上記
形状記憶合金ばね3の他端に取付けられ上記パイプ1に
スライド可能な状態に組込まれたスライダである。
記憶合金アクチュエータを示す図であり、図において、
1は中空のパイプ、2は上記パイプ1の内部に配置され
たヒータ、3は上記パイプ1の外側に配置され一端を上
記パイプ1に取付けられた形状記憶合金ばね、4は上記
形状記憶合金ばね3の他端に取付けられ上記パイプ1に
スライド可能な状態に組込まれたスライダである。
【0003】次に動作について説明する。形状記憶合金
ばね3は高温状態においてたとえばばねが縮む状態に変
態するようあらかじめ熱処理されており、常温あるいは
低温状態では図には示していない外部ばね等により、図
5に示すように引き伸ばされた状態に保持されている。
この状態から、図には示されていない電源装置によりヒ
ータ2を通電加熱し、その熱によりヒータ2を支持して
いるパイプ1を通して形状記憶合金ばね3をオーステナ
イト変態完了温度(Af点)以上に加熱することによ
り、形状記憶合金ばね3は縮み側に力を発生し、図には
示していない外部ばね等の保持力に打ち勝ってスライダ
4を図中左方向に変位させ、図6に示す状態に移行す
る。ヒータ2の通電加熱をやめると、形状記憶合金ばね
3は外部との熱交換によりマルテンサイト変態完了温度
(Mf点)以下に冷却され縮み側の発生力を失い、外部
ばね等の力により引き延ばされ元の図5の状態に戻る。
ばね3は高温状態においてたとえばばねが縮む状態に変
態するようあらかじめ熱処理されており、常温あるいは
低温状態では図には示していない外部ばね等により、図
5に示すように引き伸ばされた状態に保持されている。
この状態から、図には示されていない電源装置によりヒ
ータ2を通電加熱し、その熱によりヒータ2を支持して
いるパイプ1を通して形状記憶合金ばね3をオーステナ
イト変態完了温度(Af点)以上に加熱することによ
り、形状記憶合金ばね3は縮み側に力を発生し、図には
示していない外部ばね等の保持力に打ち勝ってスライダ
4を図中左方向に変位させ、図6に示す状態に移行す
る。ヒータ2の通電加熱をやめると、形状記憶合金ばね
3は外部との熱交換によりマルテンサイト変態完了温度
(Mf点)以下に冷却され縮み側の発生力を失い、外部
ばね等の力により引き延ばされ元の図5の状態に戻る。
【0004】次に熱の流れについて説明する。冷却時
は、図には示していないが形状記憶合金アクチュエータ
の周辺をとり取り囲む極低温の宇宙空間への熱放射によ
り形状記憶合金ばね3が直接冷却される。加熱時は、ヒ
ータ2を通電加熱することにより主に熱放射によりパイ
プ1が加熱され、更にパイプ1からの熱放射と、わずか
ではあるがパイプ1と形状記憶合金ばね3の接触部から
の熱伝導により宇宙空間への熱放射を上回って形状記憶
合金ばね3が加熱される。
は、図には示していないが形状記憶合金アクチュエータ
の周辺をとり取り囲む極低温の宇宙空間への熱放射によ
り形状記憶合金ばね3が直接冷却される。加熱時は、ヒ
ータ2を通電加熱することにより主に熱放射によりパイ
プ1が加熱され、更にパイプ1からの熱放射と、わずか
ではあるがパイプ1と形状記憶合金ばね3の接触部から
の熱伝導により宇宙空間への熱放射を上回って形状記憶
合金ばね3が加熱される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の宇宙機器用形状
記憶合金アクチュエータは以上のように構成されている
ため、形状記憶合金の熱交換には対流はなく伝導もわず
かであり、放射による加熱・冷却がその大部分を占め
る。形状記憶合金ばね3の加熱はヒータ2により能動的
に行なわれるが、冷却は受動的であるため、冷却効果を
高めることを目的に形状記憶合金ばねと極低温の宇宙空
間との放射結合を多くしている。このため、加熱状態で
のヒータ2、パイプ1、形状記憶合金ばね3、及び宇宙
空間の間の温度差が極端に大きく、各部の放射熱結合状
態のわずかな違いにより、形状記憶合金ばね3の内部に
温度差が発生する。また、パイプ1と形状記憶合金ばね
3の接触状態も場所によってまちまちであり、さらに、
形状記憶合金ばね3の力の発生過程、変位過程におい
て、この接触状態が変化するため、上記形状記憶合金ば
ね3の内部温度差を一層増大させる。この温度差は、状
態によっては約40〜50℃にもなることが各種試験に
より明らかになっている。
記憶合金アクチュエータは以上のように構成されている
ため、形状記憶合金の熱交換には対流はなく伝導もわず
かであり、放射による加熱・冷却がその大部分を占め
る。形状記憶合金ばね3の加熱はヒータ2により能動的
に行なわれるが、冷却は受動的であるため、冷却効果を
高めることを目的に形状記憶合金ばねと極低温の宇宙空
間との放射結合を多くしている。このため、加熱状態で
のヒータ2、パイプ1、形状記憶合金ばね3、及び宇宙
空間の間の温度差が極端に大きく、各部の放射熱結合状
態のわずかな違いにより、形状記憶合金ばね3の内部に
温度差が発生する。また、パイプ1と形状記憶合金ばね
3の接触状態も場所によってまちまちであり、さらに、
形状記憶合金ばね3の力の発生過程、変位過程におい
て、この接触状態が変化するため、上記形状記憶合金ば
ね3の内部温度差を一層増大させる。この温度差は、状
態によっては約40〜50℃にもなることが各種試験に
より明らかになっている。
【0006】ここで、形状記憶合金ばね3の加熱時の発
生力は、ばね内部温度のばらつきのうち最も低い温度に
よって支配されることが各種試験により明かになってお
り、一方、形状記憶合金ばね3の発生力の劣化は、ばね
の内部温度がオーステナイト変態完了温度(Af点)に
比較して高すぎる場合に顕著である。たとえば、Ti−
Niの二元系、あるいはTi−Ni−Cuの三元系の形
状記憶合金の場合、この発生力劣化の目安となる温度は
Af+60℃程度である。このため、形状記憶合金ばね
3の内部の温度差が大きい場合は、発生力の劣化を防ぐ
ため形状記憶合金ばね3の平均的加熱温度を高く設定す
ることができず、ばね内部温度の最も低い温度も低く高
い発生力が得られないため、結果として動作抵抗力、劣
化等の観点から動作信頼性が低く、場合によっては真空
低温環境下での設計解が無いという問題点があった。
生力は、ばね内部温度のばらつきのうち最も低い温度に
よって支配されることが各種試験により明かになってお
り、一方、形状記憶合金ばね3の発生力の劣化は、ばね
の内部温度がオーステナイト変態完了温度(Af点)に
比較して高すぎる場合に顕著である。たとえば、Ti−
Niの二元系、あるいはTi−Ni−Cuの三元系の形
状記憶合金の場合、この発生力劣化の目安となる温度は
Af+60℃程度である。このため、形状記憶合金ばね
3の内部の温度差が大きい場合は、発生力の劣化を防ぐ
ため形状記憶合金ばね3の平均的加熱温度を高く設定す
ることができず、ばね内部温度の最も低い温度も低く高
い発生力が得られないため、結果として動作抵抗力、劣
化等の観点から動作信頼性が低く、場合によっては真空
低温環境下での設計解が無いという問題点があった。
【0007】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、形状記憶合金ばね3の加熱時の
ばね内部の温度のばらつきを小さく抑えることにより、
形状記憶合金ばね3の加熱時発生力を高めかつ発生力劣
化の少ない、動作信頼性の高い宇宙機器用形状記憶合金
アクチュエータを得ることを目的としている。
ためになされたもので、形状記憶合金ばね3の加熱時の
ばね内部の温度のばらつきを小さく抑えることにより、
形状記憶合金ばね3の加熱時発生力を高めかつ発生力劣
化の少ない、動作信頼性の高い宇宙機器用形状記憶合金
アクチュエータを得ることを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明に係る宇宙機器
用形状記憶合金アクチュエータは、形状記憶合金ばねの
外側を覆うカバーをパイプあるいはスライダーに取付け
たものである。
用形状記憶合金アクチュエータは、形状記憶合金ばねの
外側を覆うカバーをパイプあるいはスライダーに取付け
たものである。
【0009】また、この発明に係る宇宙機器用形状記憶
合金アクチュエータは、互いに入り込むように構成され
た第1のカバーと、第2のカバーとをパイプ及びスライ
ダーに取付けたものである。
合金アクチュエータは、互いに入り込むように構成され
た第1のカバーと、第2のカバーとをパイプ及びスライ
ダーに取付けたものである。
【0010】また、上記第1のカバーと第2のカバーに
よりスライド動作を支持する構成とし、上記パイプをな
くすることにより、上記ヒータが上記形状記憶合金ばね
を直接覗くように取付ける。
よりスライド動作を支持する構成とし、上記パイプをな
くすることにより、上記ヒータが上記形状記憶合金ばね
を直接覗くように取付ける。
【0011】また、上記ヒータを上記形状記憶合金ばね
が伸びた時の長さとほぼ同じ長さとして、動作時に上記
ヒータが上記形状記憶合金ばねをほぼ同じ割合で覗くよ
うな構成とする。
が伸びた時の長さとほぼ同じ長さとして、動作時に上記
ヒータが上記形状記憶合金ばねをほぼ同じ割合で覗くよ
うな構成とする。
【0012】
【作用】この発明における宇宙機器用形状記憶合金アク
チュエータは、上記のように構成されているので、ヒー
タで加熱されたパイプからの熱伝導及び熱放射にてカバ
ーが加熱されるため、形状記憶合金ばねが放射熱結合し
ている周辺部の温度差が緩和され、加熱時の形状記憶合
金ばね内部の温度差を小さくすることができるため、形
状記憶合金ばね内部の温度を形状記憶合金ばねの発生力
劣化の生じない温度に保ちつつ、形状記憶合金ばね内部
の最低温度を高くその発生力を高くすることができ、高
い動作信頼性が得られる。
チュエータは、上記のように構成されているので、ヒー
タで加熱されたパイプからの熱伝導及び熱放射にてカバ
ーが加熱されるため、形状記憶合金ばねが放射熱結合し
ている周辺部の温度差が緩和され、加熱時の形状記憶合
金ばね内部の温度差を小さくすることができるため、形
状記憶合金ばね内部の温度を形状記憶合金ばねの発生力
劣化の生じない温度に保ちつつ、形状記憶合金ばね内部
の最低温度を高くその発生力を高くすることができ、高
い動作信頼性が得られる。
【0013】また、互いに入り込むように構成された第
1、第2のカバーにより、アクチュエータの直動ストロ
ークを確保したまま、上記形状記憶合金ばねをほぼ完全
に覆うことができるため、上記加熱時の形状記憶合金ば
ね内部の温度差をいっそう小さくすることができる。
1、第2のカバーにより、アクチュエータの直動ストロ
ークを確保したまま、上記形状記憶合金ばねをほぼ完全
に覆うことができるため、上記加熱時の形状記憶合金ば
ね内部の温度差をいっそう小さくすることができる。
【0014】また、上記第1、第2のカバーによりスラ
イド動作を支持する構成とすることにより、上記パイプ
をなくし上記ヒータが直接上記形状記憶合金ばねを覗く
ように構成することによって、パイプと形状記憶合金ば
ねの接触部が無くなるため熱伝導の差によるばね内部の
温度差が緩和され、上記と同様な作用が期待できる。
イド動作を支持する構成とすることにより、上記パイプ
をなくし上記ヒータが直接上記形状記憶合金ばねを覗く
ように構成することによって、パイプと形状記憶合金ば
ねの接触部が無くなるため熱伝導の差によるばね内部の
温度差が緩和され、上記と同様な作用が期待できる。
【0015】また、上記ヒータを上記形状記憶合金ばね
が伸びた時とほぼ同じ長さにすることにより、アクチュ
エータの直動ストロークの全範囲においてヒータが形状
記憶合金を覗く割合を同様に保つことができるため、上
記と同様な作用が期待できる。
が伸びた時とほぼ同じ長さにすることにより、アクチュ
エータの直動ストロークの全範囲においてヒータが形状
記憶合金を覗く割合を同様に保つことができるため、上
記と同様な作用が期待できる。
【0016】
実施例1.以下、この発明の一実施例を図について説明
する。図1はこの発明の実施例1を示す断面図、図2は
その加熱時動作状態を示す図であり、1〜4は上記従来
の宇宙機器用形状記憶合金アクチュエータと全く同一の
ものである。5は形状記憶合金ばね3の外側を覆うよう
に配置されたアルミ合金などの金属もしくはポリイミド
フィルムなどの熱硬化性樹脂等でできたカバーであり、
図ではカバー5がパイプ1に取付けられた場合を示して
いる。図には、冷却時図2の状態から図1の状態に復帰
させるための外部ばね、およびヒータ2を加熱するため
の外部電源装置、及び周辺の宇宙空間は示していない。
する。図1はこの発明の実施例1を示す断面図、図2は
その加熱時動作状態を示す図であり、1〜4は上記従来
の宇宙機器用形状記憶合金アクチュエータと全く同一の
ものである。5は形状記憶合金ばね3の外側を覆うよう
に配置されたアルミ合金などの金属もしくはポリイミド
フィルムなどの熱硬化性樹脂等でできたカバーであり、
図ではカバー5がパイプ1に取付けられた場合を示して
いる。図には、冷却時図2の状態から図1の状態に復帰
させるための外部ばね、およびヒータ2を加熱するため
の外部電源装置、及び周辺の宇宙空間は示していない。
【0017】前述のように構成された宇宙機器用形状記
憶合金アクチュエータにおいては、その加熱動作時、ヒ
ータ2で加熱されたパイプ1からの熱伝導及び熱放射に
よりカバー5が加熱されるため、形状記憶合金ばね3が
放射熱結合している周辺部の温度差が緩和され、形状記
憶合金ばね3の内部の温度差を小さくできるため、高い
動作信頼性を有する宇宙機器用形状記憶合金アクチュエ
ータが得られる。
憶合金アクチュエータにおいては、その加熱動作時、ヒ
ータ2で加熱されたパイプ1からの熱伝導及び熱放射に
よりカバー5が加熱されるため、形状記憶合金ばね3が
放射熱結合している周辺部の温度差が緩和され、形状記
憶合金ばね3の内部の温度差を小さくできるため、高い
動作信頼性を有する宇宙機器用形状記憶合金アクチュエ
ータが得られる。
【0018】実施例2.図3は、この発明の実施例2を
示す断面図であり、上記実施例1のカバー5に加えてさ
らにカバー5と重なるように構成されスライダー4に取
付けられた第2のカバー6を備えたものであり、形状記
憶合金ばね3をほぼ完全に覆っているため、上記実施例
1と同様もしくはそれ以上の効果が達成出来る。
示す断面図であり、上記実施例1のカバー5に加えてさ
らにカバー5と重なるように構成されスライダー4に取
付けられた第2のカバー6を備えたものであり、形状記
憶合金ばね3をほぼ完全に覆っているため、上記実施例
1と同様もしくはそれ以上の効果が達成出来る。
【0019】実施例3.図4はこの発明の実施例3を示
す断面図であり、上記実施例1のパイプ1をなくしヒー
タ2を固定部7で支持することにより、ヒータ2と形状
記憶合金ばね3の間の遮蔽物をなくしヒータ2が直接形
状記憶合金ばね3を直接覗くように取付け、スライダ4
の動作支持をパイプ1ではなく上記実施例2の第1のカ
バー5と第2のカバー6に持たせるように構成したもの
であり、パイプ1と形状記憶合金ばね3の接触部が無く
なるためこの部分からの熱伝導の差による形状記憶合金
ばね3の内部温度差が緩和される。さらに上記ヒータ2
の長さを形状記憶合金ばね3が伸びた時の長さとほぼ同
じ長さにすることにより、直動ストロークの全範囲にお
いてヒータ2と形状記憶合金ばね3の放射熱結合をほぼ
均一に維持することができ、形状記憶合金ばね3の内部
温度差がさらに緩和され、上記実施例1及び2と同様も
しくはそれ以上の効果が期待出来る。
す断面図であり、上記実施例1のパイプ1をなくしヒー
タ2を固定部7で支持することにより、ヒータ2と形状
記憶合金ばね3の間の遮蔽物をなくしヒータ2が直接形
状記憶合金ばね3を直接覗くように取付け、スライダ4
の動作支持をパイプ1ではなく上記実施例2の第1のカ
バー5と第2のカバー6に持たせるように構成したもの
であり、パイプ1と形状記憶合金ばね3の接触部が無く
なるためこの部分からの熱伝導の差による形状記憶合金
ばね3の内部温度差が緩和される。さらに上記ヒータ2
の長さを形状記憶合金ばね3が伸びた時の長さとほぼ同
じ長さにすることにより、直動ストロークの全範囲にお
いてヒータ2と形状記憶合金ばね3の放射熱結合をほぼ
均一に維持することができ、形状記憶合金ばね3の内部
温度差がさらに緩和され、上記実施例1及び2と同様も
しくはそれ以上の効果が期待出来る。
【0020】また、上記実施例1から3においては、低
温状態に復帰させるための外部ばねは図示していない
が、アクチュエータ内部に形状記憶合金ばね3と一緒に
組込まれていても所期の目的を達成することはいうまで
もない。
温状態に復帰させるための外部ばねは図示していない
が、アクチュエータ内部に形状記憶合金ばね3と一緒に
組込まれていても所期の目的を達成することはいうまで
もない。
【0021】また、上記実施例1から3においては、形
状記憶合金ばね3が高温状態においてばねが縮む状態に
変態するよう設定されている場合を示したが、逆にばね
が伸びる状態に変化するよう設定されている場合でも所
期の目的を達成することはいうまでもない。
状記憶合金ばね3が高温状態においてばねが縮む状態に
変態するよう設定されている場合を示したが、逆にばね
が伸びる状態に変化するよう設定されている場合でも所
期の目的を達成することはいうまでもない。
【0022】ところで上記説明では、この発明を例えば
人工衛星に用いられるソーラーセイルのような、電気的
ON−OFF信号によって機器の展開、収納動作をさせ
る宇宙機器用形状記憶合金アクチュエータに利用する場
合について述べたが、その他地上用などの形状記憶合金
アクチュエータにも利用できることはいうまでもない。
人工衛星に用いられるソーラーセイルのような、電気的
ON−OFF信号によって機器の展開、収納動作をさせ
る宇宙機器用形状記憶合金アクチュエータに利用する場
合について述べたが、その他地上用などの形状記憶合金
アクチュエータにも利用できることはいうまでもない。
【0023】
【発明の効果】この発明は、以上説明したように構成さ
れているので、以下に記載されるような効果を有する。
れているので、以下に記載されるような効果を有する。
【0024】形状記憶合金ばねの外側を覆うカバーを取
付けることにより、形状記憶合金ばねが放射熱結合して
いる周辺部の温度差を緩和し、形状記憶合金ばね内部の
温度差を小さく押さえ、形状記憶合金ばね内部の温度を
形状記憶合金ばねの発生力劣化の生じない温度に保ちつ
つ、形状記憶合金ばね内部の最低温度を高くその発生力
を高くすることができるため、動作時抵抗力や特性劣化
に対して高い信頼性を有した宇宙機器用形状記憶合金ア
クチュエータが得られる。
付けることにより、形状記憶合金ばねが放射熱結合して
いる周辺部の温度差を緩和し、形状記憶合金ばね内部の
温度差を小さく押さえ、形状記憶合金ばね内部の温度を
形状記憶合金ばねの発生力劣化の生じない温度に保ちつ
つ、形状記憶合金ばね内部の最低温度を高くその発生力
を高くすることができるため、動作時抵抗力や特性劣化
に対して高い信頼性を有した宇宙機器用形状記憶合金ア
クチュエータが得られる。
【0025】また、第1のカバーと第2のカバーを重ね
る構成とすることにより、加熱時、形状記憶合金ばねの
全動作範囲にわたって形状記憶合金ばねの外側を完全に
覆うことができるため、形状記憶合金ばね内部の温度差
をさらに小さくすることができ、上記と同様もしくはそ
れ以上の高い信頼性を有した宇宙機器用形状記憶合金ア
クチュエータが得られる。
る構成とすることにより、加熱時、形状記憶合金ばねの
全動作範囲にわたって形状記憶合金ばねの外側を完全に
覆うことができるため、形状記憶合金ばね内部の温度差
をさらに小さくすることができ、上記と同様もしくはそ
れ以上の高い信頼性を有した宇宙機器用形状記憶合金ア
クチュエータが得られる。
【0026】また、パイプをなくしヒータが形状記憶合
金ばねを直接覗く構成とすることにより、パイプと形状
記憶合金ばねの部分的なばらつきの大きい接触伝導をな
くすることができるため、形状記憶合金ばね内部の温度
差をさらに小さくすることができ、上記と同様もしくは
それ以上の高い信頼性を有した宇宙機器用形状記憶合金
アクチュエータが得られる。
金ばねを直接覗く構成とすることにより、パイプと形状
記憶合金ばねの部分的なばらつきの大きい接触伝導をな
くすることができるため、形状記憶合金ばね内部の温度
差をさらに小さくすることができ、上記と同様もしくは
それ以上の高い信頼性を有した宇宙機器用形状記憶合金
アクチュエータが得られる。
【0027】また、ヒータの長さを形状記憶合金ばねが
伸びた時の長さとほぼ同じ長さとすることにより、形状
記憶合金ばねの全動作範囲にわたって形状記憶合金ばね
の各部分とヒータとの放射熱結合をほぼ均一に維持する
ことができるため、形状記憶合金ばね内部の温度差をさ
らに小さくすることができ、上記と同様もしくはそれ以
上の高い信頼性を有した宇宙機器用形状記憶合金アクチ
ュエータが得られる。
伸びた時の長さとほぼ同じ長さとすることにより、形状
記憶合金ばねの全動作範囲にわたって形状記憶合金ばね
の各部分とヒータとの放射熱結合をほぼ均一に維持する
ことができるため、形状記憶合金ばね内部の温度差をさ
らに小さくすることができ、上記と同様もしくはそれ以
上の高い信頼性を有した宇宙機器用形状記憶合金アクチ
ュエータが得られる。
【図1】この発明の実施例1の低温通常状態を示す断面
図である。
図である。
【図2】この発明の実施例1の高温動作状態を示す断面
図である。
図である。
【図3】この発明の実施例2を示す断面図である。
【図4】この発明の実施例3を示す断面図である。
【図5】従来の宇宙用形状記憶合金アクチュエータの低
温通常状態を示す断面図である。
温通常状態を示す断面図である。
【図6】従来の宇宙用形状記憶合金アクチュエータの高
温動作状態を示す断面図である。
温動作状態を示す断面図である。
1 パイプ 2 ヒータ 3 形状記憶合金ばね 4 スライダ 5 カバーもしくは第1のカバー 6 第2のカバー 7 固定部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中川 潤 鎌倉市上町屋325番地 三菱電機株式会社 鎌倉製作所内 (72)発明者 川村 俊一 鎌倉市上町屋325番地 三菱電機株式会社 鎌倉製作所内 (72)発明者 森 康 鎌倉市上町屋325番地 三菱電機株式会社 鎌倉製作所内 (72)発明者 冨田 雅行 鎌倉市上町屋325番地 三菱電機株式会社 鎌倉製作所内
Claims (4)
- 【請求項1】 中空のパイプと、上記パイプ内部に配置
されたヒータと、上記パイプの外側に配置され一端を上
記パイプに取付けられた形状記憶合金ばねと、上記形状
記憶合金ばねの他端にとりつけられ上記パイプにスライ
ド可能な状態に組込まれたスライダと、上記パイプある
いは上記スライドに一端を固定され上記形状記憶合金ば
ねの外側を覆うように取付けられたカバーとを有するこ
とを特徴とする形状記憶合金アクチュエータ。 - 【請求項2】 上記カバーとして、上記パイプに取付け
られた第1のカバーと、上記スライダに固定され上記第
1のカバーの内側あるいは外側に入りこむように取付け
られた第2のカバーとを備えたことを特徴とする請求項
1記載の形状記憶合金アクチュエータ。 - 【請求項3】 ヒータと、上記ヒータの端部を支持する
固定部と、上記ヒータの外側に配置され一端を上記固定
部に取付けられた形状記憶合金ばねと、上記固定部に一
端を固定され上記形状記憶合金ばねの外側を覆うように
取付けられた第1のカバーと、上記第1のカバーの内側
あるいは外側に入り込むようにしてスライド可能な状態
に組込まれた第2のカバーと、上記第2のカバーの他端
に取付けられた上記形状記憶合金ばねの他端を固定する
スライダとを有することを特徴とする形状記憶合金アク
チュエータ。 - 【請求項4】 上記ヒータを上記形状記憶合金ばねが伸
びているときの長さとほぼ同じ長さとしたことを特徴と
する請求項1〜3いずれか記載の形状記憶合金アクチュ
エータ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6032337A JPH07237599A (ja) | 1994-03-02 | 1994-03-02 | 宇宙機器用形状記憶合金アクチュエータ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6032337A JPH07237599A (ja) | 1994-03-02 | 1994-03-02 | 宇宙機器用形状記憶合金アクチュエータ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07237599A true JPH07237599A (ja) | 1995-09-12 |
Family
ID=12356143
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6032337A Pending JPH07237599A (ja) | 1994-03-02 | 1994-03-02 | 宇宙機器用形状記憶合金アクチュエータ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07237599A (ja) |
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1130243A3 (en) * | 2000-03-03 | 2003-10-01 | United Technologies Corporation | A variable area nozzle for gas turbine engines driven by shape memory alloy actuators |
| EP1331392A3 (en) * | 2002-01-29 | 2005-09-07 | United Technologies Corporation | System and method for controlling shape memory alloy actuators |
| US7216831B2 (en) | 2004-11-12 | 2007-05-15 | The Boeing Company | Shape changing structure |
| US7340883B2 (en) | 2004-11-12 | 2008-03-11 | The Boeing Company | Morphing structure |
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| EP3031772A1 (de) * | 2014-12-11 | 2016-06-15 | Ipek International GmbH | Hebeeinrichtung, insbesondere für ein inspektionssystem |
| CN113915090A (zh) * | 2021-10-13 | 2022-01-11 | 燕山大学 | 一种基于蜂窝型记忆合金结构的温控滑杆 |
-
1994
- 1994-03-02 JP JP6032337A patent/JPH07237599A/ja active Pending
Cited By (13)
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|---|---|---|---|---|
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| CN113915090A (zh) * | 2021-10-13 | 2022-01-11 | 燕山大学 | 一种基于蜂窝型记忆合金结构的温控滑杆 |
| CN113915090B (zh) * | 2021-10-13 | 2023-03-07 | 燕山大学 | 一种基于蜂窝型记忆合金结构的温控滑杆 |
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