JPH07238168A - 規則性のあるポリマー及び組成物 - Google Patents

規則性のあるポリマー及び組成物

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JPH07238168A
JPH07238168A JP6052591A JP5259194A JPH07238168A JP H07238168 A JPH07238168 A JP H07238168A JP 6052591 A JP6052591 A JP 6052591A JP 5259194 A JP5259194 A JP 5259194A JP H07238168 A JPH07238168 A JP H07238168A
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JP
Japan
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formula
group
polyimide
polyimide precursor
alcohol
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Withdrawn
Application number
JP6052591A
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English (en)
Inventor
Yoshio Matsuoka
嘉夫 松岡
Hitoshi Mukoda
均 向田
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Asahi Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Asahi Chemical Industry Co Ltd
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Publication date
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  • Macromolecular Compounds Obtained By Forming Nitrogen-Containing Linkages In General (AREA)
  • Macromonomer-Based Addition Polymer (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 ポリアミド酸エステルの化学構造を持ち、エ
ステル結合した有機基として、炭素数3以下の炭化水素
基と、炭素数4以上の末端エチレン結合を有する基との
2種の基を特定の比率で有するポリイミド前駆体、及び
これを含む感光性組成物。 【効果】 上記前駆体から高解像度のポリイミドのパタ
ーンが得られ、このポリイミドは高い伸度を持ち、基材
との接着力に優れ、同時に耐水性が高く、残留応力が低
い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体装置、多層配線
基板等の電気、電子材料の原料として有用な新規な素材
に関するものである。さらに詳しくは、本発明は良好な
パターン形成性を示し、かつ加熱硬化後に得られるポリ
イミドフィルムが良好な機械物性を示す新しいポリイミ
ド前駆体及びその感光性組成物に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ポリイミド樹脂は、その高い熱的及び化
学的安定性、低い誘電率及び優れた平坦化能力のため、
マイクロエレクトロニクス工業で注目されている材料で
あり、半導体の表面保護膜、層間絶縁膜、あるいはマル
チチップモジュールの材料等に広く使われている。とこ
ろで、通常半導体装置の上等にポリイミド塗膜を所望の
パターン状に形成するのには、ポリイミド前駆体を加熱
により半硬化させた後、一旦フォトレジストのパターン
を塗膜上に形成し、これをマスクとしてポリイミド樹脂
をエッチングした後、不要となったフォトレジストパタ
ーンを剥離し、さらに所定の物性を得るためにポリイミ
ド塗膜を再度熱処理をするという非常に複雑な工程をと
っており、各工程での条件出し及び管理が不十分になり
やすく物性の再現性等が不十分になるという問題があ
る。また間接のパターニングにより解像度が十分に出
ず、エッチング時にヒドラジンのような有毒物質を用い
る等の好ましくない点も持ったプロセスでもある。
【0003】このため、近年ポリイミド塗膜のパターン
を得るのに、ポリイミド前駆体ポリマーに光重合性の感
応基を導入したものを用い、これに光開始剤等を添加し
た感光性組成物の塗膜を光硬化させ、現像処理したのち
加熱して感光基成分を除去してポリイミドに変換するこ
とによってパターンを得る方法が提案されており、この
技術は一般に感光性ポリイミドと呼ばれている。この技
術については、例えば「ポリファイル」第27巻第2号
第14〜18項に詳細に述べられている。この技術によ
れば前述の感光性でないプロセスを用いた際の問題点が
改良されるので、ポリイミド塗膜のパターンを得る方法
として採用が年々拡大している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】近年、半導体装置の上
等のポリイミドのパターンに対する高解像度化の要求が
高まって来ている。これは、ひとつには以前の非感光の
ポリイミドを用いたプロセスでは解像度があまり高くな
かったので、それを前提にして半導体装置、プロセスが
設計されていたのに対して、感光性ポリイミドになると
これよりも高いパターン解像度を持つため、高い解像度
のパターンを用いた新しい半導体装置、プロセスが出現
してきたことによる。
【0005】例えば、メモリー素子等では製品の収率を
上げるためにあらかじめ予備の回路を作っておいて製品
を検査後に不要な回路を切るという製造工程をとってい
るが、従来の非感光プロセスではこれをポリイミドパタ
ーンを作る前に行なっていたのに対し、感光性ポリイミ
ドではポリイミドパターンに不要な回路を切るための穴
をあけておいてパターン形成後に予備回路を切ることが
できるだけの解像度を持っており、予備回路切断がより
最終製品に近くなって製品の収率がさらに向上してい
る。
【0006】このような用途では素子の高集積化のため
に回路を切るための穴をより小さくしたいとの要求があ
り、現在よりもさらに高いパターン解像度を与える感光
性ポリイミド前駆体組成物が求められているのである。
また、高解像度のパターンを与える感光性ポリイミド前
駆体は半導体素子の高集積化、高精度化に対応したプロ
セスマージンをとりやすく、解像度は高ければ高いほど
良いのである。これらの事情はマルチチップモジュール
等の他の用途でポリイミドのパターンを作る場合でも同
様で、ポリイミドの厚膜化、配線多層化と配線の高密度
化に対応したさらに高い解像度、高精度のポリイミドパ
ターンを与えるような感光性ポリイミド前駆体組成物が
求められていたのである。
【0007】また、近年、ポリイミド塗膜の機械強度、
特に伸度に対する要求もさらに高いものになってきてい
る。これは例えば半導体装置においては、従来はリード
フレーム上に半導体チップを置いて接着していたのでポ
リイミドに応力がかからなかったのに対して、装置の小
型化のために半導体チップ上にポリイミドパターンを形
成した上にリードフレームを接着するようになってきた
ことに伴って、ポリイミド塗膜に高い応力がかかるよう
になったことによる。
【0008】また、マルチチップモジュール等の用途に
おいても装置の高密度化に伴って電気的な接続用のピン
が小さくなり、ピンを付けている面積が小さくなって、
相対的に接着部のポリイミド塗膜にかかる応力が大きな
ものになる。これらのことに対応するためさらに伸度の
高いポリイミドパターンを与えるような感光性ポリイミ
ド前駆体組成物が求められていたのである。
【0009】また、感光性ポリイミドでは加熱してポリ
イミドのパターンを得る工程をとり、高温で基材との間
の応力が無くなった後に室温まで冷却する過程で、基材
とポリイミドに熱膨張係数の差によって収縮率が異なる
ことから応力が発生するという現象が一般に生じる。こ
の残留応力が高いと半導体装置の信頼性、耐久性に問題
が生じるため好ましくない。そこでこのキュア後のポリ
イミドの残留応力が低くなるような感光性ポリイミドが
求められていたのである。
【0010】また、ポリイミド樹脂は、煮沸試験におい
て機械強度の低下や基材との接着力低下をおこすことが
知られており、これは半導体装置等の信頼性の低下につ
ながりかねないので好ましくない。そこで、より耐久性
の高いポリイミドパターンを与える感光性ポリイミド前
駆体組成物が求められている。以上を要するに、より高
伸度で残留応力が低く、かつより耐久性の高いポリイミ
ド塗膜のパターンを高い解像度で与えるという求められ
る特性を合わせ持った新しい感光性ポリイミド前駆体組
成物が求められていた。
【0011】感光性ポリイミドと呼ばれる技術には、そ
のポリマーの主骨格の化学構造、感光基の種類等に応じ
て多数の種類がある。これらのことについては、例えば
表により第2回光反応・電子用材料研究会予稿集第6項
〜14項(1992年)に詳細に分類されている。これ
らの種々の感光性ポリイミドの例としては、平本らによ
る特公昭59−52822号公報に示されたポリアミド
酸に感光基をイオン結合させたもの、指田らによって高
分子学会予稿集第39巻8号2397項(1990年)
に示されたポリアミド酸に反応性モノマーを混合する
系、ネイダーらによる特開平3−220558号公報に
示されたポリアミド酸を一部分だけ感光基でエステル化
したものを用いて水系で現像する系等もある。
【0012】しかし、これらのカルボン酸残基を含むポ
リイミド前駆体を用いる系では、感光性組成物の安定性
が不十分で条件が一定にならないためパターンの再現性
が良くなく、解像度の良いポリイミドパターンが再現良
く得られない点、及び露光部が一部現像時に溶解して未
露光部との溶解度差が十分にとれず、かつ現像後に露光
部からのポリマーの溶出分が残って十分な解像度が出な
い等の現象があって、本発明の目的とする高精度のパタ
ーンを得るのに不適当であった。本発明では、上記のよ
うな問題の無いポリアミド酸エステルの化学構造を有す
るポリイミド前駆体について検討を行なった。
【0013】ポリアミド酸エステルの化学構造を持つポ
リイミド前駆体を用いた感光性組成物は公知であり、例
えばルブナーらによってPhotograph.Sc
i.Eng.1979年第23号303項に記載されて
いるもの、ポッティガー(M.T.Pottiger)
らにより38th.Electric Compone
nts Conf.315項(1988年)に示された
もの等が挙げられ、これらはいずれも末端エチレン結合
を有する基である2−メタクリロイルオキシエチル基の
みをエステル結合したポリアミド酸エステルを用いてい
る。
【0014】また、末端エステル結合を有しない基をエ
ステル結合したポリアミド酸エステルも公知であり、例
えば岡部らにより高分子学会予稿集第41巻第2号35
7項に記載されており、この末端エチレン結合を有しな
い基をエステル結合したポリアミド酸エステルを感光性
組成物に用いたものも、松岡らにより特開昭61−29
3204号公報に記載されている。ルブナーら及びポッ
ティガーらによって示された組成物が前に述べた現在半
導体装置等に主に用いられている感光性ポリイミド前駆
体組成物に近いものであるが、これらは前に述べたとお
りポリイミドパターンの解像度及びポリイミド塗膜の伸
度と耐久性の点でいまだ満足すべきものではない。
【0015】また、松岡らによって示された組成物は露
光による光架橋が不十分であるため感度が低く、同時に
露光部が一部現像時に溶解して未露光部との溶解度差が
十分にとれず、かつ現像後に露光部からのポリマー溶出
分が残って十分な解像度が出ない等の問題点を持ってい
る。
【0016】本発明者らは、特願平4−257582号
に示したようにポリアミド酸エステルの化学構造を持つ
感光性ポリイミド前駆体組成物を改良することを試み、
その結果ポリアミド酸エステルにエステル結合した有機
基として、(1)炭素数1ないし3の炭化水素基、
(2)炭素数4以上の末端エチレン結合を有する基の2
種類の両方を特定の比率で混合して用いた場合には、い
ずれの有機基を単独で用いた場合よりも、感光性組成物
から熱硬化後に得られるポリイミドパターンが高い伸度
を持ちかつ耐水性も高く、同時に高い解像度を持つこと
を見出した。そこで、本発明者らはこれらの性能がさら
に向上し、かつキュア後のポリイミドの残留応力が低く
なる感光性ポリイミドを求めてさらに研究を続けた。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、以上の諸
点に鑑みて上記特願平4−257582号に示したポリ
イミド前駆体の性能を向上させることを目的として、
(イ)テトラカルボン酸成分、(ロ)エステル基の配列
及び(ハ)ジアミン成分の検討を行ったところ、これら
の三項目それぞれを特定のものを用いることによって、
感光性組成物から熱硬化後に得られるポリイミドパター
ンが高い伸度、高い解像度を持ち、かつ耐水性も高く、
同時に残留応力も低くなるようなポリイミド前駆体を見
出し本発明を完成するに至った。
【0018】すなわち、本発明は; 下式〔I〕で示される芳香族テトラカルボン酸ジエ
ステルを25〜75モル%と、
【化9】 下式〔II〕で示される芳香族テトラカルボン酸ジエス
テルを25〜75モル%、
【化10】 (式中、R2 はメチル基、エチル基、n−プロピル基、
イソプロピル基またはアリル基から選ばれた1種あるい
は2種以上の基であり、他は式〔I〕と同じである。)
とからなる芳香族テトラカルボン酸ジエステルおよび下
式〔III〕
【化11】 とを重縮合することによって得られる、下式〔IV〕で
示される繰り返し単位を有するポリイミド前駆体を提供
する。また、
【化12】
【0019】 (A) 前記記載のポリイミド前駆
体、(B) 光重合開始剤及び(C) 溶媒を含む感光
性組成物を提供する。また、 (A) 下式〔V〕で示される繰り返し単位を有す
るポリイミド前駆体、(B) 下式〔VI〕で示される
繰り返し単位を有するポリイミド前駆体、(C) 光重
合開始剤、及び(D) 溶媒を含み、含まれる(A)と
(B)の重量比が0.75対0.25〜0.25対0.
75の範囲にある感光性組成物を提供する。また、
【化13】 (式中、R1 は式〔I〕と同じ、他は式〔IV〕と同じ
である。)
【化14】 (式中、R2 は式〔II〕と同じ、他は式〔IV〕と同
じである。)
【0020】 R1 が式〔VII〕で示される基であ
るポリイミド前駆体である記載のポリイミド前駆体を
提供する。また、
【化15】 (式中、R3 及びR4 はそれぞれ独立に水素原子または
メチル基である。) (A)R1 が式〔VII〕で示される基であるポリ
イミド前駆体である又は記載の感光性組成物を提供
する。
【化16】 (式中、R3 及びR4 はそれぞれ独立に水素原子または
メチル基である。)
【0021】以下、本発明を詳細に説明する。本発明に
おいて、ポリアミド酸エステルの化学構造を有するポリ
イミド前駆体の製造方法は既に知られているものを用い
ることができ、例えば前出のルブナーらが用いている方
法、前出のポッティガーらが用いている方法、前出の松
岡らが用いている方法、ミネマ(L.Minnema)
らにより、Polym.Eng.Sci.1988年v
ol.28,No.12,815項に示された方法、松
岡らによって特開昭61−127731号公報に記載さ
れた方法等を用いることができる。
【0022】これらの製造方法のうちでは、イオン性の
不純物の含量が最も少なく、かつ予定されたポリアミド
酸エステルの化学構造が最も純度良く製造でき、このポ
リイミド前駆体を用いた感光性組成物の保存安定性が良
好であることから、松岡らによって特開昭61−293
204号公報に示された製造方法が最も好ましい。本発
明においてポリアミド酸エステルの化学構造を有するポ
リイミド前駆体の製造原料としては、上記のいずれの製
造方法においても、(1)テトラカルボン酸またはその
誘導体、(2)ジアミンまたはその誘導体、及び(3)
アルコールまたはその誘導体の3種類を用い、その他に
製造方法に応じて脱水縮合剤等を用いることができる。
【0023】本発明におけるポリイミド前駆体の製造原
料としては前記のもののうち特定の化合物を用いる。 (1) 本発明に用いうるテトラカルボン酸またはその誘
導体の化学構造には、合成反応に合理的に用いうるもの
であれば特に制限はないが、ポリマーの合成反応が無理
なく実行できることからテトラカルボン酸二無水物を原
料とすることが好ましい。その具体的な好ましい例とし
ては、ピロメリット酸二無水物、または3,3′,4,
4′−ビフェニルテトラカルボン酸二無水物である。こ
れらは単独であるいは混合して用いることができる。
【0024】(2) 本発明に用いうるジアミンまたはそ
の誘導体としては、例えばトリメチルシリル化ジアミン
等を用いることもできるが、ジアミンそのものを用いる
ことが最も簡単である。これらのジアミンの具体的な好
ましい例としては、パラフェニレンジアミン、メタフェ
ニレンジアミン、4,4′−ジアミノジフェニルエーテ
ル、である。これらのジアミンは単独であるいは2種以
上を混合して用いることができる。
【0025】(3) 本発明に用いるアルコールまたはそ
の誘導体としては、例えば前記のミネマらによって示さ
れた活性アルコール誘導体等も用いることができるが、
これらはアルコールから合成されうる化学構造を持って
おり、元の原料としてはアルコールを用いているとも言
える。
【0026】本発明のポリイミド前駆体はポリアミド酸
エステルの化学構造を有し、エステル結合した有機基の
うち25〜75モル%が、前記の式〔II〕のR2 で示
されたメチル基、エチル基、n−プロピル基、イソプロ
ピル基またはアリル基のうちから選ばれた1種あるいは
2種以上の基であり、かつエステル結合した有機基のう
ち25〜75モル%が、前記の式〔I〕のR1 で示され
た炭素数4〜11の末端エチレン結合を有する基である
ようなポリイミド前駆体であり、エステル結合した有機
基として特定の2種類の化学構造の有機基を特定の比率
で有する。従って、本発明に用いるアルコールとしては
特定の2種類の化学構造を有するアルコールを特定の比
率で用いることが必要である。
【0027】まず、第1のグループに属する化学構造を
有するアルコールとしては、メチルアルコール、エチル
アルコール、n−プロピルアルコール、イソプロピルア
ルコール及びアリルアルコールから選ばれた1種あるい
は2種以上のアルコールを全アルコールの25ないし7
5モル%用いる。次いで、第2のグループに属する化学
構造を有するアルコールとしては、炭素数4〜11の末
端エチレン結合を有するアルコールを全アルコールの2
5〜75モル%用いる。
【0028】このグループのアルコールの具体的な好ま
しい例としては、2−メタクリロイルオキシエチルアル
コール、2−アクリロイルオキシエチルアルコール、1
−メタクリロイルオキシ−2−プロピルアルコール、1
−アクリロイルオキシ−2−プロピルアルコール、2−
メタクリルアミドエチルアルコール、2−アクリルアミ
ドエチルアルコール、メチロールビニルケトン及び2−
ヒドロキシエチルビニルケトン等を挙げることができ
る。
【0029】これらのアルコールのうち最初に挙げた4
種のアルコールがポリマーの溶解性の点からより好まし
い。これらのアルコールは1種あるいは2種以上を混合
して用いることができる。
【0030】上記の第1のグループに属する化学構造を
有するアルコールを25モル%末端しか用いない場合に
は、得られたポリイミド前駆体を用いた感光性組成物は
解像度の点で既知の感光性ポリイミド前駆体組成物との
差は見られず、またこれから熱処理後に得られるポリイ
ミド塗膜の伸度及び耐水性にも差はみられないので好ま
しくない。従って上記の第2のグループに属する化学構
造を有するアルコールは75モル%以下しか用いること
ができない。
【0031】また、上記の第2のグループに属する化学
構造を有するアルコールを25モル%未満しか用いない
場合には、得られたポリイミド前駆体を用いた感光性組
成物は感度が低くかつ解像度が不十分であるので好まし
くない。従って上記の第1のグループに属する化学構造
を有するアルコールは75モル%以下しか用いることが
できない。
【0032】本発明のポリイミド前駆体は用いられた2
種類のアルコールによって形成されたエステル結合の各
繰り返し単位における配列に特徴を有する。すなわち、
2種のアルコールから形成されたエステル基は同一繰り
返し単位上には共存せず、1個の繰り返し単位について
いえばエステル結合した2個の基は必ず式〔I〕で示さ
れたR1 または式〔II〕で示されたR2 のいずれかが
2個結合している。R1 とR2 が各繰り返し単位上にば
らばらに存在し、同一繰り返し単位上にR1 とR2 が共
存するポリイミド前駆体を感光性組成物に用いると、熱
硬化後に得られるポリイミドパターンの残留応力がより
高くなるため好ましくない。
【0033】本発明においては上記の特定のエステル結
合をとることが必要であるため、共重合ポリマーである
上記記載の式〔IV〕に示した繰り返し単位を有する
ポリイミド前駆体を製造する方法は、前出のルブナーら
が用いている方法及び前出の松岡らによる方法2件に限
られる。これらにおいて、中間に製造するテトラカルボ
ン酸ジエステルの合成時に前記の2種のアルコールを別
々に分けて用いることによって、上記記載の式〔I〕
及び式〔II〕に示されたテトラカルボン酸ジエステル
をそれぞれ独立して作り、この2種を混合した状態で次
の重縮合反応を行うことによって、式〔IV〕に示した
繰り返し単位を有するポリイミド前駆体が得られる。
【0034】なお、上記に示した式〔V〕及び式〔V
I〕で示される繰り返し単位を有するポリイミド前駆体
は、それぞれ独立に前出のいずれの製造方法を用いるこ
とによっても製造することができる。本発明の感光性組
成物の光重合開始剤としては、例えばベンゾフェノン、
o−ベンゾイル安息香酸メチル、4−ベンゾイル−4′
−メチルジフェニルケトン、ジベンジルケトン、フルオ
レノン等のベンゾフェノン誘導体;2,2′−ジエトキ
シアセトフェノン、2−ヒドロキシ−2−メチルプロピ
オフェノン等のアセトフェノン誘導体;
【0035】1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケ
トン、チオキサントン、2−メチルチオキサントン、2
−イソプロピルチオキサントン、ジエチルチオキサント
ン等のチオキサントン誘導体;ベンジル、ベンジルジメ
チルケタール、ベンジル−β−メトキシエチルアセター
ル等のベンジル誘導体;ベンゾインベンゾインメチルエ
ーテル等のベンゾイン誘導体;2,6−ジ(4′−ジア
ジドベンザル)−4−メチルシクロヘキサノン、2,
6′−ジ(4′−ジアジドベンザル)シクロヘキサノン
等のアジド類;1−フェニル−1,2−ブタンジオン−
2−(o−メトキシカルボニル)オキシム、
【0036】1−フェニル−プロパンジオン−2−(o
−メトキシカルボニル)オキシム、1−フェニル−プロ
パンジオン−2−(o−エトキシカルボニル)オキシ
ム、1−フェニル−プロパンジオン−2−(o−ベンゾ
イル)オキシム、1,3−ジフェニル−プロパントリオ
ン−2−(o−エトキシカルボニル)オキシム、1−フ
ェニル−3−エトキシ−プロパントリオン−2−(o−
ベンゾイル)オキシム等のオキシム類が用いられるが、
光感度の点でオキシム類が好ましい。これらの光重合開
始剤の添加量は前記のポリイミド前駆体100重量部に
対し、1〜15重量部が好ましい。
【0037】本発明の感光性組成物には、光感度向上の
ために反応性炭素−炭素二重結合を有する化合物を加え
ることもできる。このような化合物としては、例えば
1,6−ヘキサンジオールジアクリレート、ネオペンチ
ルグリコールジアクリレート、エチレングリコールジア
クリレート、付加モル数2〜20のポリエチレングリコ
ールジアクリレート、ペンタエリスリトールジアクリレ
ート、ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート、
【0038】テトラメチロールメタンテトラアクリレー
ト、メチレンビスアクリルアミド、N−メチロールアク
リルアミド及び上記のアクリレートまたは相当するメタ
クリレート、メタクリルアミド等がある。これらの化合
物は、ポリイミド前駆体100重量部当り、1〜30重
量部の範囲で添加するのが好ましい。
【0039】次に、本発明の感光性組成物には、光感度
向上のための増感剤を添加することができる。このよう
な増感剤としては、例えばミヒラーズケトン、4,4′
−ビス(ジエチルアミノ)ベンゾフェノン、2,5−ビ
ス(4′−ジエチルアミノベンザル)シクロペンタン、
2,6−ビス(4′−ジエチルアミノベンザル)シクロ
ヘキサノン、2,6−ビス(4′−ジメチルアミノベン
ザル)−4−メチルシクロヘキサノン、
【0040】2,6−ビス(4′−ジエチルアミノベン
ザル)−4−メチルシクロヘキサノン、4,4′−ビス
(ジメチルアミノ)カルコン、4,4′−ビス(ジエチ
ルアミノ)カルコン、p−ジメチルアミノシンナミリデ
ンインダノン、p−ジメチルアミノベンジリデンインダ
ノン、2−(p−ジメチルアミノフェニルビフェニレ
ン)−ベンゾチアゾール、2−(p−ジメチルアミノフ
ェニルビニレン)ベンゾチアゾール、2−(p−ジメチ
ルアミノフェニルビニレン)イソナフトチアゾール、
【0041】1,3−ビス(4′−ジメチルアミノベン
ザル)アセトン、1,3−ビス(4′−ジエチルアミノ
ベンザル)アセトン、3,3′−カルボニル−ビス(7
−ジエチルアミノクマリン)、3−アセチル−7−ジメ
チルアミノクマリン、3−エトキシカルボニル−7−ジ
メチルアミノクマリン、3−ベンジロキシカルボニル−
7−ジメチルアミノクマリン、3−メトキシカルボニル
−7−ジエチルアミノクマリン、3−エトキシカルボニ
ル−7−ジエチルアミノクマリン、
【0042】N−フェニル−N′−エチルエタノールア
ミン、N−フェニルジエタノールアミン、N−p−トリ
ルジエタノールアミン、N−フェニルエタノールアミ
ン、4−モルホリノベンゾフェノン、ジメチルアミノ安
息香酸イソアミル、ジエチルアミノ安息香酸イソアミ
ル、2−メルカプトベンズイミダゾール、1−フェニル
−5−メルカプトテトラゾール、2−メルカプトベンゾ
チアゾール、
【0043】2−(p−ジメチルアミノスチリル)ベン
ズオキサゾール、2−(p−ジメチルアミノスチリル)
ベンズチアゾール、2−(p−ジメチルアミノスチリ
ル)ナフト(1,2−d)チアゾール、2−(p−ジメ
チルアミノベンゾイル)スチレン等が挙げられる。
【0044】感度の点で、メルカプト基を有する化合物
と、ジアルキルアミノフェニル基を有する化合物を組み
合わせて用いることが好ましい。これらは単独でまたは
2ないし5種類の組み合わせで用いられ、その添加量は
前記のポリイミド前駆体100重量部に対し、0.1〜
10重量部が好ましい。
【0045】また、本発明の感光性組成物には、基材と
の接着性向上のため接着助剤を添加することもできる。
この接着助剤としては、例えばγ−アミノプロピルジメ
トキシシラン、N−(β−アミノエチル)−γ−アミノ
プロピルメチルジメトキシシラン、γ−グリシドキシプ
ロピルメチルジメトキシシラン、γ−メルカプトプロピ
ルメチルジメトキシシラン、3−メタクリロキシプロピ
ルメチルジメトキシシラン、3−メタクリロキシプロピ
ルトリメトキシシラン、
【0046】ジメトキシメチル−3−ピペリジノプロピ
ルシラン、ジエトキシ−3−グリシドキシプロピルメチ
ルシラン、N−(3−ジエトキシメチルシリルプロピ
ル)スクシンイミド、N−〔3−(トリエトキシシリ
ル)プロピル〕フタルアミド酸、ベンゾフェノン−3,
3′−ビス(N−〔3−トリエトキシシリル〕プロピル
アミド)−4,4′−ジカルボン酸、ベンゼン−1,4
−ビス(N−〔3−トリエトキシシリル〕プロピルアミ
ド)−2,5−ジカルボン酸等が用いられる。これらの
接着助剤の添加量は前記のポリイミド前駆体100重量
部に対し、0.5〜10重量部の範囲が好ましい。
【0047】また、本発明の感光性組成物には、保存時
の組成物溶液の粘度や光感度の安定性を向上させるため
に熱重合禁止剤を添加することができる。この熱重合禁
止剤としては、例えばヒドロキノン、N−ニトロソジフ
ェニルアミン、p−tert−ブチルカテコール、フェ
ノチアジン、N−フェニルナフチルアミン、エチレンジ
アミン四酢酸、
【0048】1,2−シクロヘキサンジアミン四酢酸、
グリコールエーテルジアミン四酢酸、2,6−ジ−te
rt−ブチル−p−メチルフェノール、5−ニトロソ−
8−ヒドロキシキノリン、1−ニトロソ−2−ナフトー
ル、2−ニトロソ−1−ナフトール、2−ニトロソ−5
−(N−エチル−N−スルフォプロピルアミノ)フェノ
ール、N−ニトロソ−N−フェニルヒドロキシルアミン
アンモニウム塩、N−ニトロソ−N(1−ナフチル)ヒ
ドロキシルアミンアンモニウム塩等が用いられる。その
添加量は前記のポリイミド前駆体100重量部に対し、
0.005〜5重量部の範囲が好ましい。
【0049】本発明の感光性組成物における溶剤として
は、溶解性の点で極性溶媒が好ましく、例えばN,N′
−ジメチルホルムアミド、N−メチルピロリドン、N−
アセチル−2−ピロリドン、N,N′−ジメチルアセト
アミド、ジエチレングリコールジメチルエーテル、シク
ロペンタノン、γ−ブチロラクトン、α−アセチル−γ
−ブチロラクトン等が用いられる。これらは単独または
2種以上の組み合わせで用いることができる。溶剤の使
用量は前記のポリイミド前駆体100重量部に対し、1
00〜400重量部の範囲が好ましい。
【0050】本発明において、感光性組成物を基材上に
塗布する方法としては、例えば、スピンコーター、バー
コーター、ブレードコーター、カーテンコーター、スク
リーン印刷機等で塗布する方法、スプレーコーターで噴
霧塗布する方法等を用いることができる。塗膜の乾燥方
法としては、風乾、オーブンまたはホットプレートによ
る加熱乾燥、真空乾燥等の方法が用いられる。
【0051】こうして得られた塗膜は、コンタクトアラ
イナー、ミラープロジェクション、ステッパー等の露光
装置を用いて、紫外線光源等により露光され、次いで現
像される。現像に使用される現像液としては、ポリイミ
ド前駆体に対する良溶媒と貧溶媒の組み合わせが好まし
く、この良溶媒としては、N−メチルピロリドン、N−
アセチル−2−ピロリドン、N,N′−ジメチルアセト
アミド、シクロペンタノン、シクロヘキサノン、γ−ブ
チロラクトン、α−アセチル−γ−ブチロラクトン等
が、また、貧溶媒としてはトルエン、キシレン、メタノ
ール、エタノール、イソプロピルアルコール及び水等が
用いられる。
【0052】良溶媒に対する貧溶媒の割合は使用するポ
リマーの溶解性により調整され、各溶媒を数種類組み合
わせて用いることもできる。現像は、従来知られている
フォトレジストの現像方法、例えば回転スプレー法、パ
ドル法、超音波処理を伴う浸せき法等の中から任意の方
法を選んで行なうことができる。
【0053】このようにして得られた組成物のパターン
フィルムは加熱して感光成分を希散させ、ポリイミドに
変換される。加熱変換させる方法としては、ホッドプレ
ートによるもの、オーブンを用いるもの、温度プログラ
ムを設定できる昇温式オーブンを用いるもの等種々の方
法を選ぶことができる。加熱変換させる際の雰囲気気体
としては空気を用いても良く、窒素、アルゴン等の不活
性ガスを用いることができる。
【0054】本発明のポリイミド前駆体及び感光性組成
物を用いると、加熱硬化時の膜厚の減少率がルブナーら
の従来品を用いた場合よりも小さい。また得られたポリ
イミド塗膜はルブナーらの従来品及び特願平4−257
582号のものよりも高密度になる。得られたポリイミ
ド塗膜のパターンは従来の感光性ポリイミド前駆体組成
物よりも高い解像度を示し、同時により高い伸度とより
高い耐水性を示し、かつ残留応力の低い有用なものであ
る。
【0055】
【作用】本発明の感光性ポリイミド前駆体組成物から得
られるポリイミド塗膜の残留応力が特願平4−2575
82号に示した組成物から得られたものよりも低くなる
理由はよくわからないが、塗膜の密度がさらに高くなっ
ていることから、ポリマーの分子配向に関係しているも
のと思われる。本発明の特定のエステル基の配列は、よ
り分子配向を強めるものと推定される。
【0056】
【実施例】以下に実施例によって本発明をさらに詳細に
説明する。なお、各例中の溶液粘度及び加熱硬化後のポ
リイミド塗膜の残留応力は以下の方法によって求めた。 (1) 溶液粘度及び組成物粘度 試料の溶液をE型粘度計(東京計器製、VISCONI
C−EMD型)を用い、23℃において、粘度校正用標
準液(昭和シェル石油製、JS2000)と比較するこ
とによって求めた。
【0057】(2) 残留応力の測定 370μ厚の3インチシリコンウエハーに実施例および
比較例で得られた感光性組成物を硬化後の膜厚が10〜
15μmとなるように回転塗布し、90℃で1時間乾燥
し、さらに、140℃2時間、400℃2時間加熱し
て、ポリイミドの塗膜を得た。冷却後、ウエハの裏の中
心部分3cmを接触式表面あらさ計(SLOAN社製、
DEKTAK II A)を用いて湾曲を測定した。得
られたほぼ弓形に近似できる図形の、弦の中心部分から
弓までの距離を測定し、これをDとすると、残留応力δ
は下記の式(1)で表される。
【0058】
【数1】 E :シリコンウエハ のヤング率 V :シリコンウエハ のポアソン比 D :測定長 Ts:シリコンウエハ の厚み T :塗布膜厚さ(硬化後)
【0059】ここで、式の下線を付した部分は、シリコ
ンウエハ固有の値であるので、今回の測定では定数とな
る。従って、残留応力、δは下記の式(2)で表される
ことになる。
【数2】 ここでKの値を計算すると、 K=3.91〔kg/mm2 〕となる。 ついで、塗膜に傷をつけ、同じ接触式表面あらさ計を用
いて、塗布膜厚Tを測定し、T、Δ、Kより、式(2)
に従って残留応力δの値を得た。
【0060】(実施例1)2リットル容のセパラブルフ
ラスコ(以下、容器Aと称する)にピロメリット酸二無
水物(以下、PMDAと称する)52.3g、2−メタ
クリロイルオキシエチルアルコール(以下、HEMAと
称する)62.4g及びγ−ブチロラクトン(以下、γ
−BLと称する)190mlを入れ、氷冷下、かきまぜ
ながらピリジン(以下、Pyと称する)38.5gを加
え、発熱終了後室温まで放冷し、16時間放置した。
【0061】別に1リットル容のフラスコ(以下、容器
Bと称する)にPMDA34.9g、エチルアルコール
(以下、EtOHと称する)14.7g及びγ−BL1
30mlを入れ、氷冷下、かきまぜながらPy25.7
gを加え、発熱終了後室温まで放冷し、16時間放置し
て得られた溶液を全量容器Bに加えた。次いでジシクロ
ヘキシルカルボジイミド166gをγ−ブチロラクトン
120mlに溶かした溶液を氷冷下、かきまぜながら4
0分間で加え、続いて4,4′−ジアミノジフェニルエ
ーテル74.5gをγ−ブチロラクトン150mlに懸
濁したものを氷冷下、かきまぜながら60分間で加え
た。
【0062】室温で2時間かきまぜた後、エチルアルコ
ール30mlを加えて1時間かきまぜ、ジメチルアセト
アミド250mlとテトラヒドロフラン400mlを加
えた後、沈殿を濾過により除いて得られた反応液を15
リットルのエチルアルコールに加え、生成した沈殿を濾
別した後、真空乾燥してポリマー粉末を得た。これをS
−40と称する。S−40のN−メチルピロリドン中、
30wt%溶液の粘度は28.3psであった。
【0063】S−40を50g、1−フェニル−3−エ
トキシプロパントリオン−2−(o−ベンゾイル)オキ
シム2g、ミヒラーズケトン0.1g、ガアチレングリ
コールジアクリレート3g、2−メルカプトベンゾチア
ゾール1g、N−フェニルジエタノールアミン2g、3
−メタクリロキシプロピルジメトキシシラン0.5g、
2−ニトロソ−1−ナフトール0.02gをN−メチル
ピロリドン88.5gに溶解して感光性組成物を調製し
た。この組成物をWS−40と称する。WS−40の粘
度は142psであった。
【0064】WS−40から得られたポリイミド塗膜の
残留応力は膜厚11.0μmで2.0kg/mm2 であ
った。WS−40をシリコンウエハー上にスピン塗布
し、80℃のオーブン中で80分間乾燥して40μm厚
の塗膜を形成した。この塗膜にコンタクトアライナー
(キャノン社製PLA501F型、250W超高圧水銀
灯)を用い、テストパターン付レチクルを、55cmH
gの吸引圧でハードコンタクトして、100秒間露光し
た。このウエハーをシクロヘキサノン/メタノール〔4
9/1(vol/vol)〕を現像液、イソプロピルア
ルコールをリンス液に用いて、現像機(大日本スクリー
ン製造社製、D−SPIN636型)でパドル現像を行
ない、ポリイミド前駆体のパターンを得た。このウエハ
ーを昇温プログラム式キュア炉(光洋リンドバーグ社
製、VF−2000型)を用いて、窒素雰囲気下、20
0℃1時間、350℃3時間熱処理して膜厚25μmの
ポリイミドのパターンを得た。得られたポリイミドのパ
ターンでは、20μm角のバイヤホールが解像してい
た。
【0065】このウエハーのポリイミドフィルム上にエ
ポキシ接着剤(昭和高分子社製、アラルダイトスタンダ
ード)を用いて直径2mmのピンを接着し、これを引張
り試験機(クワッドグループ社製、セバスチャン5型)
を用いて引きはがし試験を行なったところ、エポキシ樹
脂が破断し、引きはがし応力は8kg/mm2 以上であ
ると測定された。上のウエハーをプレッシャークッカー
中で133℃、2kg/mm2 、100%RHの条件下
に100時間放置した後、60℃で20分間乾燥し、次
いで先と同様にして引きはがし試験を行なったところ、
引きはがし応力は6kg/mm2 を保持しており、接着
力の耐水性が十分であることがわかった。
【0066】また、以上のウエハーとは別にWS−40
を同様に塗布、乾燥して得られた塗膜を全面露光した
後、現像せずにそのまま同様の条件で熱処理して、ポリ
イミド塗膜を得、これをダイシングソー(ディスコ社
製、DAD−2H16T型)を用いて3mm幅に切断
し、20%フッ化水素酸を用いてウエハーから剥離する
ことによってポリイミドのテープを作り、測定機(東洋
ボールドウィン社製、TENSILON、UTM−II
−20型)を用いて機械物性の測定を行なったところ、
引張強度14kg/mm2 、伸度73%であった。
【0067】このポリイミド塗膜と同じものをシリコン
ウエハー上でプレッシャークッカー中、133℃、2k
g/mm2 、100%RHの条件下に100時間放置し
た後、60℃で20分間乾燥し、次いで同様にして機械
物性の測定を行なったところ、引張強度13kg/mm
2 、伸度55%と十分な値を保持しており、機械物性の
耐水性も十分であることがわかった。
【0068】(実施例2〜4、比較例1、2)容器Aに
投入するPMDA、HEMA、γ−BL、Pyの量、及
び容器Bに投入するPMDA、RtOH、γ−BL、P
yの量を変える以外は実施例1と同様にしてポリマー粉
末を得た。ただし、実施例3、4、比較例1について
は、4,4′ジアミノジフェニルエーテルを加えた直後
にジメチルアセトアミド250mlを加えるという添加
順序の変更を行なった。原料の量、得られたポリマーの
名称及びN−メチルピロリドン中、30wt%溶液の粘
度を表1に記す。次いでN−メチルピロリドンの量以外
は実施例1と同様のものを同様の量だけ用いて感光性組
成物を調製した。組成物の名称、N−メチルピロリドン
の量、組成物の粘度を表1に記す。
【0069】得られた感光性組成物から得られたポリイ
ミド塗膜の残留応力値を表2に記す。またこの組成物か
ら実施例1と同様にしてそれぞれ40μm厚の塗膜を形
成した。この塗膜から実施例1と同様にしてポリイミド
のパターン及びテープを得た。得られたパターンの膜厚
と解像していた最少のバイヤホールの大きさ(解像
度)、及びプレッシャークッカー処理(PCT)前後の
引きはがし応力、プレッシャークッカー処理(PCT)
前後の機械物性をそれぞれ実施例1と同様に測定し、結
果をワニスの名称とともに表2に記す。
【0070】
【表1】
【0071】
【表2】
【0072】(比較例3)2リットル容のセパラブルフ
ラスコにピロメリット酸二無水物87.2g、2−メタ
クリロイルオキシエチルアルコール62.4g、エチル
アルコール14.7g及びγ−ブチロラクトン320m
lを入れ、氷冷下、かきまぜながらピリジン64.2g
を加えた。発熱終了後室温まで放冷し16時間放置した
後、ジシクロヘキシルカルボジイミド166gをγ−ブ
チロラクトン120mlに溶かした溶液を氷冷下、かき
まぜながら40分間で加え、続いて4,4′−ジアミノ
ジフェニルエーテル74.5gをγ−ブチロラクトン1
50mlに懸濁したものを氷冷下、かきまぜながら60
分間で加えた。
【0073】室温で2時間かきまぜた後、エチルアルコ
ール30mlを加えて1時間かきまぜ、ジメチルアセト
アミド250mlとテトラヒドロフラン400mlを加
えた後、沈殿を濾過により除いて得られた反応液を15
リットルのエチルアルコールに加え、生成した沈殿を濾
別した後、真空乾燥してポリマー粉末を得た。これをT
−40と称する。T−40のN−メチルピロリドン中、
30wt%溶液の粘度は23.1psであった。
【0074】T−40を50g、1−フェニル−3−エ
トキシプロパントリオン−2−(o−ベンゾイル)オキ
シム2g、ミヒラーズケトン0.1g、ジエチレングリ
コールジアクリレート3g、2−メルカプトベンゾチア
ゾール1g、N−フェニルジエタノールアミン2g、3
−メタクリロキシプロピルジメトキシシラン0.5g、
2−ニトロソ−1−ナフトール0.02gをN−メチル
ピロリドン84.4gに溶解して感光性組成物を調製し
た。この組成物をWT−40と称する。WT−40の粘
度は131psであった。
【0075】WT−40から得られたポリイミド塗膜の
残留応力は3.4kg/mm2 であった。WT−40か
ら、実施例1と同様にして膜厚23μmのポリイミドの
パターンを得た。得られたポリイミドのパターンでは、
20μm角のバイヤホールが解像していた。このウエハ
ーを用いて実施例1と同様にして引きはがし試験を行な
ったところ、エポキシ樹脂が破断し、引きはがし応力は
8kg/mm2 以上であると測定された。上のウエハー
をプレッシャークッカー中で133℃、2kg/m
m2 、100%RHの条件下に100時間放置した後、
60℃で20分間乾燥し、次いで先と同様にして引きは
がし試験を行なったところ、引きはがし応力は6kg/
mm2 を保持しており、接着力の耐水性が十分であるこ
とがわかった。
【0076】また以上のウエハーとは別にWT−40を
実施例1と同様にして機械物性の測定を行なったとこ
ろ、引張強度14kg/mm2 、伸度72%であった。
このポリイミド塗膜と同じものをシリコンウエハー上で
プレッシャークッカー中、133℃、2kg/mm2 、
100%RHの条件下に100時間放置した後、60℃
で20分間乾燥し、次いで同様にして機械物性の測定を
行なったところ、引張強度12kg/mm2 、伸度57
%と十分な値を保持しており、機械物性の耐水性も十分
であることがわかった。
【0077】(比較例4〜10)2−メタクリロイルオ
キシエチルアルコール(HEMA)及びエチルアルコー
ル(EtOH)の量を変える以外は実施例1と同様にし
てポリマー粉末を得た。ただし、比較例5、6、7、1
0については、4,4′ジアミノジフェニルエーテルを
加えた直後にジメチルアセトアミド250mlを加える
という添加順序の変更を行なった。原料の量、得られた
ポリマーの名称及びN−メチルピロリドン中、30wt
%溶液の粘度を表1に記す。次いでN−メチルピロリド
ンの量以外は実施例1と同様のものを同様の量だけ用い
て感光性組成物を調製した。組成物の名称、N−メチル
ピロリドンの量、組成物の粘度を表3に記す。
【0078】得られた感光性組成物から得られたポリイ
ミド塗膜の残留応力を表4に記す。またこの組成物から
実施例1と同様にしてそれぞれ40μm厚の塗膜を形成
した。この塗膜から実施例1と同様にしてポリイミドの
パターン及びテープを得た。得られたパターンの膜厚と
解像していた最少のバイヤホールの大きさ(解像度)、
及びプレッシャークッカー処理(PCT)前後の引きは
がし応力、プレッシャークッカー処理(PCT)前後の
機械物性をそれぞれ実施例1と同様に測定し、結果をワ
ニスの名称とともに表4に記す。
【0079】
【表3】
【0080】
【表4】
【0081】(実施例5〜7、比較例11〜12)ポリ
マーとしてT−0とT−100を混合して用いることと
N−メチルピロリドンの量以外は実施例1と同様のもの
を同様の量だけ用いて感光性組成物を調製した。T−0
とT−100の使用量、組成物の名称、N−メチルピロ
リドンの量、組成物の粘度を表5に記す。
【0082】得られた感光性組成物から得られたポリイ
ミド塗膜の残留応力を表6に記す。またこの組成物から
実施例1と同様にしてそれぞれ40μm厚の塗膜を形成
した。この塗膜から実施例1と同様にしてポリイミドの
パターン及びテープを得た。得られたパターンの膜厚と
解像していた最少のバイヤホールの大きさ(解像度)、
及びプレッシャークッカー処理(PCT)前後の引きは
がし応力、プレッシャークッカー処理(PCT)前後の
機械物性をそれぞれ実施例1と同様に測定し、結果をワ
ニスの名称とともに表6に記す。
【0083】
【表5】
【0084】
【表6】
【0085】(実施例8)2リットル容のセパラブルフ
ラスコに3,3′,4,4′−ビフェニルテトラカルボ
ン酸二無水物(以下、BPDAと称する)58.8g、
1−アクリロイルオキシ−2−プロピルアルコール(以
下、2HPAと称する)52.0g、γ−BL320m
lを入れ、氷冷下、かきまぜながらピリジン64.2g
を加えた。発熱終了後室温に2時間放置し、次いでPM
DA43.2gとEtOH18.4gをさらに加えた。
【0086】発熱終了後室温まで放冷し16時間放置し
た後、実施例1と同様にしてジシクロヘキシルカルボジ
イミドを加え、続いて4,4′ジアミノジフェニルエー
テル37.3g及びメタフェニレンジアミン20.1g
をγ−ブチロラクトン150mlに加えた懸濁IIを実
施例1と同様に加え、以下実施例1と同様に処理してポ
リマー粉末を得た。これをD−50と称する。D−50
のN−メチルピロリドン中30wt%溶液の粘度は1
9.3psであった。
【0087】(比較例13)PMDAとEtOHをBT
DA、2HPAと同時に加える以外は実施例8と同様に
してポリマー粉末を得た。これをC−50と称する。C
−50の同様の粘度は20.3psであった。
【0088】(比較例14)BTDAを117.6g、
2HPAを104g、メタフェニレンジアミンを40.
2g用い、PMDA、EtOH、ジアミノジフェニルエ
ーテルを用いない以外は実施例8と同様にしてポリマー
粉末を得た。これをD−0と称する。D−0のN−メチ
ルピロリドン中30wt%溶液の粘度は13.2psで
あった。
【0089】(実施例8〜11、比較例13、14)表
7記載の各ポリマー、ベンゾフェノン3g、4,4′−
ビス(ジエチルアミノ)ベンゾフェノン0.2g、ベン
ジルジメチルケタール2.5g、ペンタエリスリトール
トリアクリレート4g、1−フェニル−5−メルカプト
テトラゾール2g、γ−アミノプロピルトリメトキシシ
ラン0.5g、エチレンジアミン四酢酸0.003g及
び表7に記載した量のN−メチルピロリドン(NMP)
から感光性組成物を調製した。各組成物の名称及び粘度
を表7に記す。
【0090】上記の各組成物から得られたポリイミド塗
膜の残留応力値を表8に記す。またこの組成物をシリコ
ンウエハー上にスピン塗布し、ホットプレート上、10
0℃で240秒乾燥して15μm厚の塗膜を形成した。
この塗膜に縮少投影露光装置(ニコン社製ステッパー、
NSR1505G2A型、500W超高圧水銀灯)を用
いてテストパターンを各1.4秒間露光した。
【0091】このウエハーをN−メチルピロリドン/キ
シレン/水〔12/12/1(vol/vol/vo
l)〕を現像液、キシレン/イソプロピルアルコール
〔50/50(vol/vol)〕をリンス液に用いて
実施例1と同様の装置でスプレー現像を行ない、ポリイ
ミド前駆体のパターンを得た。このウエハーを実施例1
と同様の装置で窒素雰囲気下、140℃1時間、350
℃1時間熱処理してポリイミドのパターンを得た。
【0092】また同様の方法で実施例1と同様にポリイ
ミドのテープを得た。これらのサンプルについて、実施
例1と同様の評価を行なった。得られたパターンの膜厚
と解像していた最少のバイヤホールの大きさ(解像
度)、及びプレッシャークッカー処理(PCT)前後の
引きはがし応力、プレッシャークッカー処理(PCT)
前後の機械物性をそれぞれ実施例1と同様に測定し、結
果をワニスの名称とともに表8に記す。
【0093】
【表7】
【0094】
【表8】
【0095】(実施例12)2リットル容のパラブルフ
ラスコにBPDA70.6g、2−アクリロイルオキシ
エチルアルコール55.7g、ピリジン64.2gをγ
−ブチロラクトン320mlに入れ、40℃で2時間か
きまぜて均一な溶液を得た。次いでBPDA47.0g
とアリルアルコール18.6gを加えて、40℃でさら
に2時間かきまぜた。次いで実施例1と同様にジシクロ
ヘキシルを加え、次いでパラフェニレンジアミン38.
7gをN,N−ジメチルアセトアミド250mlに加え
たものを氷冷下かきまぜながら40分間で加えた。
【0096】以下は実施例1と同様にしてポリマー粉末
を得た。これをE−40と称する。E−40のN−メチ
ルピロリドン中、30wt%溶液の粘度は18.0ps
であった。D−50のかわりにE−40を50g用いる
以外は実施例8と同様にして感光性組成物を調製した。
この組成物をYE−40と称する。YE−40の粘度は
35.1psであった。
【0097】YE−40を用いて実施例5と同様の評価
を行なったところ、得られたポリイミドパターンは8.
1μmであり解像度は8μm、引きはがし応力はPCT
前が6kg/mm2 、PCT後が5kg/mm2 、機械
強度はPCT前が16kg/mm2 、PCT後が14k
g/mm2 、伸度はPCT前が45%、PCT後が35
%であった。YE−40から得られたポリイミド塗膜の
残留応力は2.3kg/mm2 であった。
【0098】(比較例15)2リットル容のパラブルフ
ラスコに3,3′,4,4′−ビフェニルシトラカルボ
ン酸二無水物117.6g、2−アクリロイルオキシエ
チルアルコール55.7g、アリルアルコール18.6
g、ピリジン64.2gをγ−ブチロラクトン320m
lに入れ、40℃で2時間かきまぜて均一な溶液を得
た。次いで実施例1と同様にジシクロヘキシルを加え、
次いでパラフェニレンジアミン38.7gをN,N−ジ
メチルアセトアミド250mlに加えたものを氷冷下か
きまぜながら40分間で加えた。
【0099】以下は実施例1と同様にしてポリマー粉末
を得た。これをU−40と称する。U−40のN−メチ
ルピロリドン中、30wt%溶液の粘度は18.0ps
であった。D−50のかわりにU−40を50g用いる
以外は実施例8と同様にして感光性組成物を調製した。
この組成物をYU−40と称する。YU−40の粘度は
36.5psであった。YU−40を用いて実施例5と
同様の評価を行なったところ、得られたポリイミドパタ
ーンは8.0μmであり解像度は8μm、引きはがし応
力はPCT前が6kg/mm2 、PCT後が5kg/m
m2 、機械強度はPCT前が16kg/mm2 、PCT
後が14kg/mm2 、伸度はPCT前が35%、PC
T後が25%であった。YU−40から得られたポリイ
ミド塗膜の残留応力は3.7kg/mm2 であった。
【0100】(比較例16)2−アクリロイルオキシエ
チルアルコール92.8gを用い、アリルアルコールを
用いない以外は実施例9と同様にしてポリマー粉末を得
た。これをU−0と称する。U−0のN−メチルピロリ
ドン中30wt%溶液の粘度は20.3psであった。
U−40のかわりにU−0を用いる以外は実施例9と同
様にして感光性組成物を調製した。この組成物をYU−
0と称する。YU−0の粘度は40.8psであった。
【0101】YU−0を用いて実施例5と同様の評価を
行なったところ、得られたポリイミドパターンは7.3
μmであり解像度は15μm、引きはがし応力はPCT
前が5kg/mm2 、PCT後が1kg/mm2 、機械
強度はPCT前が16kg/mm2 、PCT後が13k
g/mm2 、伸度はPCT前が20%、PCT後が5%
であった。YU−0から得られたポリイミド塗膜の残留
応力は4.2kg/mm2 であった。
【0102】(比較例17)2−アクリロイルオキシエ
チルアルコール92.8gのかわりに、アリルアルコー
ル6.4gを用いる以外は実施例7と同様にしてポリマ
ー合成を行なったが、得られた反応液がゲル状に固化し
てエチルアルコールによって沈殿を得ることができずポ
リマー粉末は得られなかった。
【0103】(参考例1)T−0、T−15、T−2
5、T−40、T−67、T−80、T−100をそれ
ぞれN−メチルピロリドンに30wt%濃度で溶解させ
溶液とした。それぞれをシリコンウエハー上にスピン塗
布し、80℃のオーブン中で40分間乾燥することによ
ってポリイミド前駆体のフィルムを得た。このフィルム
を剥離した後、四塩化炭素/キシレン系で作成した密度
勾配管中に投入してそれぞれのフィルムの密度を測定し
た。測定値(単位g/cm3 )はT−0が1.328、
T−15が1.331、T−25が1.333、T−4
0が1.337、T−67が1.344、T−80が
1.348、T−100が1.355であった。
【0104】同様にしてS−15、S−25、S−4
0、S−67、S−80の密度を測定したところ、S−
15が1.330、S−25が1.347、S−40が
1.346、S−67が1.348、S−80が1.3
51であった。
【0105】(参考例2)S−40とT−40につい
て、1HNMRスペクトルを測定した。8.0〜8.1
ppmのピロメリット酸のベンゼン環に結合したプロト
ンのスベクトルが、エステル基が左右対称に結合したS
−40ではほとんど1本しか観測されないのに対し、エ
ステル基が左右対称な成分と左右非対称な成分が混在す
るT−40では同じ部位のスペクトルがトリプレット型
に近似できる複雑なパターンをとっていた。これによ
り、両者の構造が異なることがわかる。
【0106】
【発明の効果】本発明のポリイミド前駆体及び感光性組
成物を用いると、従来用いられていた感光性ポリイミド
組成物から得られるポリイミド塗膜よりも高い伸度とよ
り高い耐水性とより低い残留応力を持つポリイミド塗膜
をより高い解像度で得ることができる。半導体装置、多
層配線基板等の電気、電子材料の製造用として新しい有
用な素材を与えるものである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G03F 7/038 504 H05K 1/03 7011−4E

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下式〔I〕で示される芳香族テトラカル
    ボン酸ジエステルを25〜75モル%と、 【化1】 下式〔II〕で示される芳香族テトラカルボン酸ジエス
    テルを25〜75モル%、 【化2】 (式中、R2 はメチル基、エチル基、n−プロピル基、
    イソプロピル基またはアリル基から選ばれた1種あるい
    は2種以上の基であり、他は式〔I〕と同じである。)
    とからなる芳香族テトラカルボン酸ジエステルおよび下
    式〔III〕 【化3】 とを重縮合することによって得られる、下式〔IV〕で
    示される繰り返し単位を有するポリイミド前駆体。 【化4】
  2. 【請求項2】 (A) 請求項1記載のポリイミド前駆
    体、(B) 光重合開始剤及び(C) 溶媒を含むこと
    を特徴とする感光性組成物。
  3. 【請求項3】 (A) 下式〔V〕で示される繰り返し
    単位を有するポリイミド前駆体、(B) 下式〔VI〕
    で示される繰り返し単位を有するポリイミド前駆体、
    (C) 光重合開始剤、及び(D) 溶媒を含み、含ま
    れる(A)と(B)の重量比が0.75対0.25〜
    0.25対0.75の範囲にある感光性組成物。 【化5】 (式中、R1 は式〔I〕と同じ、他は式〔IV〕と同じ
    である。) 【化6】 (式中、R2 は式〔II〕と同じ、他は式〔IV〕と同
    じである。)
  4. 【請求項4】 R1 が式〔VII〕で示される基である
    ポリイミド前駆体であることを特徴とする、請求項1記
    載のポリイミド前駆体。 【化7】 (式中、R3 及びR4 はそれぞれ独立に水素原子または
    メチル基である。)
  5. 【請求項5】 (A)R1 が式〔VII〕で示される基
    であるポリイミド前駆体であることを特徴とする、請求
    項2又は3記載の感光性組成物。 【化8】 (式中、R3 及びR4 はそれぞれ独立に水素原子または
    メチル基である。)
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR19990057019A (ko) * 1997-12-29 1999-07-15 유현식 감광성 폴리이미드 조성물용 반응성 단량체
JP2008015060A (ja) * 2006-07-04 2008-01-24 Asahi Kasei Electronics Co Ltd 感光性ポリアミド酸エステル組成物
WO2023233895A1 (ja) * 2022-06-02 2023-12-07 東京応化工業株式会社 ポリイミド樹脂前駆体

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JP2008015060A (ja) * 2006-07-04 2008-01-24 Asahi Kasei Electronics Co Ltd 感光性ポリアミド酸エステル組成物
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