JPH07239960A - 紙幣識別装置 - Google Patents
紙幣識別装置Info
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- JPH07239960A JPH07239960A JP6056754A JP5675494A JPH07239960A JP H07239960 A JPH07239960 A JP H07239960A JP 6056754 A JP6056754 A JP 6056754A JP 5675494 A JP5675494 A JP 5675494A JP H07239960 A JPH07239960 A JP H07239960A
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- Image Processing (AREA)
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- Inspection Of Paper Currency And Valuable Securities (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 紙幣の検出ゾーンから反射する反射光を受光
して、受光位置の変動により微小盛り上がりの有無を検
出してその真贋の判定をする識別装置に於いて、受光手
段への反射光量を適当な範囲内に保持し得る紙幣識別装
置の提供。 【構成】 検出部2は、レーザ発光部5と、その直前の
照射レンズ9と、その反射レーザ光を受光する受光部1
0と、これに反射レーザ光を絞って届ける受光レンズ1
1とで構成し、制御部6は、レーザ発光部5の出力を制
御すべく、受光部10の出力を所定の上限値及び下限値
と比較し、上下限値の間にある場合には、レーザ発光部
5に供給している現在の駆動電流を維持し、上限値を越
えている場合には減少させ、下限値を下回っている場合
には増加させるように構成する。
して、受光位置の変動により微小盛り上がりの有無を検
出してその真贋の判定をする識別装置に於いて、受光手
段への反射光量を適当な範囲内に保持し得る紙幣識別装
置の提供。 【構成】 検出部2は、レーザ発光部5と、その直前の
照射レンズ9と、その反射レーザ光を受光する受光部1
0と、これに反射レーザ光を絞って届ける受光レンズ1
1とで構成し、制御部6は、レーザ発光部5の出力を制
御すべく、受光部10の出力を所定の上限値及び下限値
と比較し、上下限値の間にある場合には、レーザ発光部
5に供給している現在の駆動電流を維持し、上限値を越
えている場合には減少させ、下限値を下回っている場合
には増加させるように構成する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、外観上一応紙幣と認め
られる対象物が真正の紙幣であるか否かを識別する紙幣
識別装置に関し、特に、紙幣に於ける部分的な近赤外線
の吸収にも拘らず、常に光量不足を生じさせず、正確な
紙幣の識別を行うことができる紙幣識別装置に関するも
のである。
られる対象物が真正の紙幣であるか否かを識別する紙幣
識別装置に関し、特に、紙幣に於ける部分的な近赤外線
の吸収にも拘らず、常に光量不足を生じさせず、正確な
紙幣の識別を行うことができる紙幣識別装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】本件発明者は、紙幣の真贋について、対
象紙幣が、真正紙幣に於いて採用されている凹版印刷に
よる印刷技法を用いた印刷部分を有しているか否かを調
べて判断する技術を、既に、提案してある(特願平4−
350527号及び特願平5−107702号)。もっ
とも未だ現時点ではこれらの技術は公知となっている訳
ではない。
象紙幣が、真正紙幣に於いて採用されている凹版印刷に
よる印刷技法を用いた印刷部分を有しているか否かを調
べて判断する技術を、既に、提案してある(特願平4−
350527号及び特願平5−107702号)。もっ
とも未だ現時点ではこれらの技術は公知となっている訳
ではない。
【0003】いずれにしても、種々の理由から、紙幣の
真贋の識別の技法が行き詰まりつつある現在に於て、よ
り正確になされ得る紙幣の識別技術の提案が期待されて
おり、対象紙幣について、一定の検出ゾーン中に、真正
紙幣に於いて存在する凹版印刷の技法による印刷部分、
即ち、凹版印刷によって紙幣面に生じる印刷インクによ
る微小盛り上がりが存在するかを検出し、該検出ゾーン
に於いて得られた微小盛り上がりの有無の列が真正紙幣
の同一検出ゾーンに於けるそれと一定の近似した関係に
あるかを調べることが、これまでの行き詰まりを打破し
得る紙幣の識別技術となる、と考える。
真贋の識別の技法が行き詰まりつつある現在に於て、よ
り正確になされ得る紙幣の識別技術の提案が期待されて
おり、対象紙幣について、一定の検出ゾーン中に、真正
紙幣に於いて存在する凹版印刷の技法による印刷部分、
即ち、凹版印刷によって紙幣面に生じる印刷インクによ
る微小盛り上がりが存在するかを検出し、該検出ゾーン
に於いて得られた微小盛り上がりの有無の列が真正紙幣
の同一検出ゾーンに於けるそれと一定の近似した関係に
あるかを調べることが、これまでの行き詰まりを打破し
得る紙幣の識別技術となる、と考える。
【0004】まず比較のために従来の紙幣の識別技法と
その問題点について述べる。そのひとつは、紙幣に適当
な検出ゾーンに沿って光(赤外線等を含む)を照射し、
その反射光を受光し、これを光電変換して得られる波形
を、真正の紙幣についてのそれと比較して一定の許容範
囲内にある場合には、それを真券と判定し、そうでない
場合は偽券である、と判定する技法である。
その問題点について述べる。そのひとつは、紙幣に適当
な検出ゾーンに沿って光(赤外線等を含む)を照射し、
その反射光を受光し、これを光電変換して得られる波形
を、真正の紙幣についてのそれと比較して一定の許容範
囲内にある場合には、それを真券と判定し、そうでない
場合は偽券である、と判定する技法である。
【0005】より詳しく述べれば、これらの技法の内、
可視光を用いるものは、紙幣の表面に印刷された文字、
図形、記号又は模様等を平面的なそれとして扱い、適当
な検出ゾーンに沿って前記のように光を照射し、それら
の平面的な模様等によって変化する反射光を受光し、受
光素子で光電変換された電気信号の波形を真正紙幣の同
一検出ゾーンのそれと比較して真贋を判定するものであ
る。
可視光を用いるものは、紙幣の表面に印刷された文字、
図形、記号又は模様等を平面的なそれとして扱い、適当
な検出ゾーンに沿って前記のように光を照射し、それら
の平面的な模様等によって変化する反射光を受光し、受
光素子で光電変換された電気信号の波形を真正紙幣の同
一検出ゾーンのそれと比較して真贋を判定するものであ
る。
【0006】また赤外線を用いるものは、適当な検出ゾ
ーンに沿って、前記のように、赤外線を照射し、紙幣表
面の凹凸に拘らず、紙幣を構成する用紙又は印刷インク
による赤外線の吸収率の違いによって変化する反射赤外
線を赤外線受光素子により受光し、受光素子で光電変換
された電気信号の波形を真正紙幣の同一検出ゾーンのそ
れと比較して真贋を判定するものである。
ーンに沿って、前記のように、赤外線を照射し、紙幣表
面の凹凸に拘らず、紙幣を構成する用紙又は印刷インク
による赤外線の吸収率の違いによって変化する反射赤外
線を赤外線受光素子により受光し、受光素子で光電変換
された電気信号の波形を真正紙幣の同一検出ゾーンのそ
れと比較して真贋を判定するものである。
【0007】以上の従来技法は、必ずしも否定すべきで
なく、一定の正確性を有するものであり、有用性を失っ
てはいないが、いずれも紙幣の平面的な印刷模様等を判
定の基礎とするものであり、コピー技術の進展にともな
い、真券とこれをコピーした偽券との識別はますます難
しくなる傾向にあり、特に可視光を利用した技術につい
ては、ある種の複写機でコピーした偽券は真券と比較し
て平面的な模様等の面では殆ど同一であるため、殆ど同
一の波形が現れることとなり、識別が困難になって来て
いる。
なく、一定の正確性を有するものであり、有用性を失っ
てはいないが、いずれも紙幣の平面的な印刷模様等を判
定の基礎とするものであり、コピー技術の進展にともな
い、真券とこれをコピーした偽券との識別はますます難
しくなる傾向にあり、特に可視光を利用した技術につい
ては、ある種の複写機でコピーした偽券は真券と比較し
て平面的な模様等の面では殆ど同一であるため、殆ど同
一の波形が現れることとなり、識別が困難になって来て
いる。
【0008】赤外光を利用した技法は、現在までのとこ
ろ、赤外線の吸収率の変化までコピーする機器類が提供
されている訳ではないので、可視光を利用した前者の技
術に比べれば真券と偽券との間に相当差のある波形が得
られることが多く、まだ識別の余地がある。しかしそれ
でもコピー技術の進展等、前者と同様の理由で、徐々に
行き詰って行くであろうことが、予想される。
ろ、赤外線の吸収率の変化までコピーする機器類が提供
されている訳ではないので、可視光を利用した前者の技
術に比べれば真券と偽券との間に相当差のある波形が得
られることが多く、まだ識別の余地がある。しかしそれ
でもコピー技術の進展等、前者と同様の理由で、徐々に
行き詰って行くであろうことが、予想される。
【0009】更にまた以上の従来技法は使用によって紙
幣が汚れたりすると、平面的な模様等を識別の基礎とす
るため、その識別能力が一段と低下せざるを得ない。
幣が汚れたりすると、平面的な模様等を識別の基礎とす
るため、その識別能力が一段と低下せざるを得ない。
【0010】以上の他に、印刷インク中の磁性体の存在
を検出して真贋を識別する技法も存在している。またこ
の他に併せて紙幣の幅や厚みをも検出する技法等も採用
されている。しかしこれらの技術は不完全で、もともと
正確に識別を行えるものではないし、紙幣の幅や厚みを
チェックする技術は元来補助的なものに過ぎない。
を検出して真贋を識別する技法も存在している。またこ
の他に併せて紙幣の幅や厚みをも検出する技法等も採用
されている。しかしこれらの技術は不完全で、もともと
正確に識別を行えるものではないし、紙幣の幅や厚みを
チェックする技術は元来補助的なものに過ぎない。
【0011】そこで本発明では、コピー技術の進展に拘
りなく、また汚れによって影響を受けることの少ない真
券と偽券との識別を確実に行える紙幣識別技術として、
前記したように、紙幣に於いて採用されている凹版印刷
の技法によって印刷された部分について、それが凹版印
刷の技法によるものであるか、その他の印刷技法による
ものであるかを識別し、これによって紙幣の真贋を識別
する識別技術を確立しようとするものである。
りなく、また汚れによって影響を受けることの少ない真
券と偽券との識別を確実に行える紙幣識別技術として、
前記したように、紙幣に於いて採用されている凹版印刷
の技法によって印刷された部分について、それが凹版印
刷の技法によるものであるか、その他の印刷技法による
ものであるかを識別し、これによって紙幣の真贋を識別
する識別技術を確立しようとするものである。
【0012】なお、このような対象紙幣の該当する部分
が凹版印刷の技法によって印刷されたか、それとも他の
印刷技法によって印刷されたか、を識別する識別技法を
確立することが、紙幣の真贋の識別に有効であるとの根
拠は、次の通りである。
が凹版印刷の技法によって印刷されたか、それとも他の
印刷技法によって印刷されたか、を識別する識別技法を
確立することが、紙幣の真贋の識別に有効であるとの根
拠は、次の通りである。
【0013】即ち、各国の紙幣には、殆ど凹版印刷の技
法による印刷が採用されており、紙幣の印刷部分の全部
又は一部が凹版印刷の技法により印刷されている。一
方、偽券は、凹版印刷以外の印刷技法乃至コピー機によ
る複写で製造されている。偽券製造のための印刷の技法
は、平版印刷であるのが一般的であり、凹版印刷である
ことは全くない。なおコピーによって製造される場合
は、ドラムに生成させたトナーによる画像を用紙に転写
するものであるから、平版印刷的な技法であるというこ
とができるであろう。
法による印刷が採用されており、紙幣の印刷部分の全部
又は一部が凹版印刷の技法により印刷されている。一
方、偽券は、凹版印刷以外の印刷技法乃至コピー機によ
る複写で製造されている。偽券製造のための印刷の技法
は、平版印刷であるのが一般的であり、凹版印刷である
ことは全くない。なおコピーによって製造される場合
は、ドラムに生成させたトナーによる画像を用紙に転写
するものであるから、平版印刷的な技法であるというこ
とができるであろう。
【0014】ところでこの技術、即ち、紙幣の印刷面中
に凹版印刷技法による印刷部分が存在するか否かを検出
することは、結局、凹版印刷によって生じる印刷インク
による微小盛り上がりの有無を検出することであり、そ
のためにはいくつかの技法があり得るが、その一つに
は、紙幣の表面に斜め方向からレーザ光を照射するレー
ザ発生手段を配し、紙幣上の入射点に立てた仮装法線を
中心として、入射レーザ光と対称となる角度位置を中心
としてその前後の一定角度範囲をカバーするレーザ受光
手段を配し、レーザ受光手段に於けるレーザ光の受光点
がどの位置にあるかで対象紙幣の入射点に於ける微小盛
り上がりの有無を判断する考えがあり得る。
に凹版印刷技法による印刷部分が存在するか否かを検出
することは、結局、凹版印刷によって生じる印刷インク
による微小盛り上がりの有無を検出することであり、そ
のためにはいくつかの技法があり得るが、その一つに
は、紙幣の表面に斜め方向からレーザ光を照射するレー
ザ発生手段を配し、紙幣上の入射点に立てた仮装法線を
中心として、入射レーザ光と対称となる角度位置を中心
としてその前後の一定角度範囲をカバーするレーザ受光
手段を配し、レーザ受光手段に於けるレーザ光の受光点
がどの位置にあるかで対象紙幣の入射点に於ける微小盛
り上がりの有無を判断する考えがあり得る。
【0015】レーザ受光手段に於ける受光位置が高い位
置にあれば、微小盛り上がりが存在し、低い位置にあれ
ば、微小盛り上がりは存在していない、と云う具合であ
る。以上のレーザ発生手段及びレーザ受光手段を対象紙
幣の一定の検出ゾーンに沿って相対的に走査させれば、
上記検出ゾーンについて微小盛り上がりの有無の一連の
データを得ることができ、これを真正紙幣のそれと比較
して一定の許容範囲内にあれば、真正紙幣であり、そう
でなければ非真正紙幣であると判定することができる訳
である。
置にあれば、微小盛り上がりが存在し、低い位置にあれ
ば、微小盛り上がりは存在していない、と云う具合であ
る。以上のレーザ発生手段及びレーザ受光手段を対象紙
幣の一定の検出ゾーンに沿って相対的に走査させれば、
上記検出ゾーンについて微小盛り上がりの有無の一連の
データを得ることができ、これを真正紙幣のそれと比較
して一定の許容範囲内にあれば、真正紙幣であり、そう
でなければ非真正紙幣であると判定することができる訳
である。
【0016】以上の技術に於いて、レーザ光の波長は全
く自由に選ぶという訳には行かない。例えば、可視光
は、紙幣面の色彩の影響を強く受け、反射光量の変化が
著しいので、微小盛り上がりの有無の検出に用いるのに
は不適当であり、比較的反射光量の変化の少ない近赤外
線を用いるのが適当である。しかしながら、近赤外線も
また紙幣面の印刷インクの種類その他により若干の吸収
の度合いに違いがあり、これに照射した場合には反射光
量に変化が生じるのを避けることはできない。
く自由に選ぶという訳には行かない。例えば、可視光
は、紙幣面の色彩の影響を強く受け、反射光量の変化が
著しいので、微小盛り上がりの有無の検出に用いるのに
は不適当であり、比較的反射光量の変化の少ない近赤外
線を用いるのが適当である。しかしながら、近赤外線も
また紙幣面の印刷インクの種類その他により若干の吸収
の度合いに違いがあり、これに照射した場合には反射光
量に変化が生じるのを避けることはできない。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】しかして、本発明で
は、以上のような紙幣面の印刷インクによる微小盛り上
がりを検出して紙幣の識別を行う紙幣識別装置であっ
て、近赤外線レーザを用いる紙幣識別装置に於て、紙幣
に於ける近赤外線の吸収率の位置的な違いから生じる走
査中の反射光量の変化を、少なくとも、紙幣の識別に悪
影響を与えない程度に減少させ、識別精度を向上させる
ことを解決の課題とする。
は、以上のような紙幣面の印刷インクによる微小盛り上
がりを検出して紙幣の識別を行う紙幣識別装置であっ
て、近赤外線レーザを用いる紙幣識別装置に於て、紙幣
に於ける近赤外線の吸収率の位置的な違いから生じる走
査中の反射光量の変化を、少なくとも、紙幣の識別に悪
影響を与えない程度に減少させ、識別精度を向上させる
ことを解決の課題とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明の構成の要旨とす
るところは、近赤外線のレーザ光を発生するレーザ発生
手段及びレーザ受光手段で構成される検出手段を、対象
紙幣の表面の一定の検出ゾーンに沿って、前記レーザ発
生手段によって生じたレーザ光を照射し、その反射レー
ザ光を前記レーザ受光手段によって受光させつつ、走査
させ、該レーザ受光手段の受光面上の受光位置を検知す
ることで、前記検出ゾーン上に存在する微小盛り上がり
であって、真正紙幣に於ける凹版印刷による印刷インク
の微小盛り上がりに相当する微小盛り上がりの有無を検
出し、得られた検出ゾーン上の微小盛り上がりの並びパ
ターンを、真正紙幣に於ける同一検出ゾーンに沿った検
出手段の走査によって得られる微小盛り上がりの並びパ
ターンと比較して真正紙幣と非真正紙幣とを識別する紙
幣識別装置に於いて、前記反射レーザ光の光量を測定
し、少なくとも前記レーザ受光手段で検出可能な受光量
を下回らないように、前記レーザ発生手段の発光量を制
御するように構成した紙幣識別装置であり、これによっ
て前記課題を解決することができる。
るところは、近赤外線のレーザ光を発生するレーザ発生
手段及びレーザ受光手段で構成される検出手段を、対象
紙幣の表面の一定の検出ゾーンに沿って、前記レーザ発
生手段によって生じたレーザ光を照射し、その反射レー
ザ光を前記レーザ受光手段によって受光させつつ、走査
させ、該レーザ受光手段の受光面上の受光位置を検知す
ることで、前記検出ゾーン上に存在する微小盛り上がり
であって、真正紙幣に於ける凹版印刷による印刷インク
の微小盛り上がりに相当する微小盛り上がりの有無を検
出し、得られた検出ゾーン上の微小盛り上がりの並びパ
ターンを、真正紙幣に於ける同一検出ゾーンに沿った検
出手段の走査によって得られる微小盛り上がりの並びパ
ターンと比較して真正紙幣と非真正紙幣とを識別する紙
幣識別装置に於いて、前記反射レーザ光の光量を測定
し、少なくとも前記レーザ受光手段で検出可能な受光量
を下回らないように、前記レーザ発生手段の発光量を制
御するように構成した紙幣識別装置であり、これによっ
て前記課題を解決することができる。
【0019】前記反射レーザ光の光量の測定には種々の
手段を自由に採用することができる。例えば、受光位置
の検出とともに、前記レーザ受光手段で行うことができ
るし、その他の適当な光センサ類を採用することもでき
る。前者の場合は、例えば、レーザ受光手段として多数
の光電変換素子を結合した受光手段を採用すれば、いず
れの光電変換素子で受光したかにより、受光位置が特定
でき、これによって対象紙幣の検出ゾーン中の対応する
位置に微小盛り上がりがあるか否かが判断できることと
なる。他方、受光した光電変換素子に於いて変換された
電圧又は電流を測定することにより、反射光量を測定す
ることができる。
手段を自由に採用することができる。例えば、受光位置
の検出とともに、前記レーザ受光手段で行うことができ
るし、その他の適当な光センサ類を採用することもでき
る。前者の場合は、例えば、レーザ受光手段として多数
の光電変換素子を結合した受光手段を採用すれば、いず
れの光電変換素子で受光したかにより、受光位置が特定
でき、これによって対象紙幣の検出ゾーン中の対応する
位置に微小盛り上がりがあるか否かが判断できることと
なる。他方、受光した光電変換素子に於いて変換された
電圧又は電流を測定することにより、反射光量を測定す
ることができる。
【0020】レーザ発生手段の制御は、前記したよう
に、少なくともレーザ受光手段で検出可能な受光量を下
回らないように、レーザ発生手段の発光量を制御するも
のであるから、例えば、反射光量が、一定光量を下回っ
た場合に、レーザ発生手段の発光量を増加させるように
制御することとしても、あるいは、反射レーザ光の光量
に反比例して前記レーザ発生手段の発光量を制御するよ
うに構成することとしても良い。
に、少なくともレーザ受光手段で検出可能な受光量を下
回らないように、レーザ発生手段の発光量を制御するも
のであるから、例えば、反射光量が、一定光量を下回っ
た場合に、レーザ発生手段の発光量を増加させるように
制御することとしても、あるいは、反射レーザ光の光量
に反比例して前記レーザ発生手段の発光量を制御するよ
うに構成することとしても良い。
【0021】前記レーザ発生手段の発光量の制御は、レ
ーザ発生手段自体を制御するか、またはこれに付設した
増幅器を制御することで行うことができる。
ーザ発生手段自体を制御するか、またはこれに付設した
増幅器を制御することで行うことができる。
【0022】なお反射光量の変化については、予め真正
紙幣の対応する検出ゾーンのそれを調べておき、そのデ
ータに基づいて前記レーザ発生手段のは光量を制御する
ように定めても良い。ところで、通常、紙幣は、識別装
置にどのような向きで装入されるかが不明である。した
がって、この場合には、例えば、紙幣の長さ方向中央部
に検出ゾーンを決定するとすれば、表裏の検出ゾーンに
ついて向きの異なる二通りづつの四通りのデータを用意
しておく必要があり、かつ何らかの手段でいずれの面の
検出ゾーンがいずれの向きで走査されているのかを直ち
に検出して、対応するデータによって前記レーザ発生手
段を制御することとしなければならない。
紙幣の対応する検出ゾーンのそれを調べておき、そのデ
ータに基づいて前記レーザ発生手段のは光量を制御する
ように定めても良い。ところで、通常、紙幣は、識別装
置にどのような向きで装入されるかが不明である。した
がって、この場合には、例えば、紙幣の長さ方向中央部
に検出ゾーンを決定するとすれば、表裏の検出ゾーンに
ついて向きの異なる二通りづつの四通りのデータを用意
しておく必要があり、かつ何らかの手段でいずれの面の
検出ゾーンがいずれの向きで走査されているのかを直ち
に検出して、対応するデータによって前記レーザ発生手
段を制御することとしなければならない。
【0023】
【作用】本発明は、以上のように構成したので、対象紙
幣を、例えば、その長さ方向に移送手段で移送しつつ、
その上方又は下方に配置したレーザ発生手段からレーザ
光を発光させ、例えば、微小スポット状に絞り、対象紙
幣の上記移送にともない、その一定の検出ゾーンに沿っ
てこれを照射することとする。他方、対象紙幣の上記検
出ゾーンからの反射微小スポット光を、その反射方向に
位置し、かつその反射領域をカバーする受光面を備えた
レーザ受光手段で受光し、一方で、受光面上の受光位置
を示す信号を取り出し、同時に他方で該受光位置に於け
る反射光量信号を取り出すこととする。
幣を、例えば、その長さ方向に移送手段で移送しつつ、
その上方又は下方に配置したレーザ発生手段からレーザ
光を発光させ、例えば、微小スポット状に絞り、対象紙
幣の上記移送にともない、その一定の検出ゾーンに沿っ
てこれを照射することとする。他方、対象紙幣の上記検
出ゾーンからの反射微小スポット光を、その反射方向に
位置し、かつその反射領域をカバーする受光面を備えた
レーザ受光手段で受光し、一方で、受光面上の受光位置
を示す信号を取り出し、同時に他方で該受光位置に於け
る反射光量信号を取り出すこととする。
【0024】しかして、先ず一方で上記レーザ受光手段
の受光面上のどの位置で反射微小スポット光を受光した
かにより、対象紙幣の検出ゾーン上の所定の位置に微小
盛り上がりが存在しているか否かが判断できる。他方
で、前記反射光量信号に基づいて前記レーザ発生手段を
制御する。即ち、反射光量が少なければ、レーザの発生
光量が増大するように制御し、反射光量が必要以上に多
ければ、レーザの発生光量が減少するように制御する訳
である。反射光量が適切であれば、レーザの発生光量を
そのまま維持するように制御するのは云うまでもない。
の受光面上のどの位置で反射微小スポット光を受光した
かにより、対象紙幣の検出ゾーン上の所定の位置に微小
盛り上がりが存在しているか否かが判断できる。他方
で、前記反射光量信号に基づいて前記レーザ発生手段を
制御する。即ち、反射光量が少なければ、レーザの発生
光量が増大するように制御し、反射光量が必要以上に多
ければ、レーザの発生光量が減少するように制御する訳
である。反射光量が適切であれば、レーザの発生光量を
そのまま維持するように制御するのは云うまでもない。
【0025】しかして、先ず前者から略述すると、例え
ば、前記のように、対象紙幣の一定の検出ゾーンに沿っ
て微小盛り上がりの有無を検出し、上記一定の検出ゾー
ンの微小盛り上がりの全並びパターンを記憶手段に保持
し、これを記憶手段に保持してある真正紙幣の同一検出
ゾーンに於ける微小盛り上がりの全並びパターンと比較
手段で比較し、比較の結果、即ち、全並びパターンに於
ける各部の一致不一致のデータを判定手段に入力し、こ
の判定手段で、所望の識別精度を得るのに必要な一定割
合の長さ以上の並びパターンが、真正紙幣に於ける微小
盛り上がりの全並びパターンの内の対応する部分の微小
盛り上がりの並びパターンと一致しているか否かを判定
し、一致している場合に、対象紙幣を真正紙幣と判定
し、一致していない場合に非真正紙幣と判定することが
できる。
ば、前記のように、対象紙幣の一定の検出ゾーンに沿っ
て微小盛り上がりの有無を検出し、上記一定の検出ゾー
ンの微小盛り上がりの全並びパターンを記憶手段に保持
し、これを記憶手段に保持してある真正紙幣の同一検出
ゾーンに於ける微小盛り上がりの全並びパターンと比較
手段で比較し、比較の結果、即ち、全並びパターンに於
ける各部の一致不一致のデータを判定手段に入力し、こ
の判定手段で、所望の識別精度を得るのに必要な一定割
合の長さ以上の並びパターンが、真正紙幣に於ける微小
盛り上がりの全並びパターンの内の対応する部分の微小
盛り上がりの並びパターンと一致しているか否かを判定
し、一致している場合に、対象紙幣を真正紙幣と判定
し、一致していない場合に非真正紙幣と判定することが
できる。
【0026】例えば、一定の検出ゾーンのいずれかの部
分で10mmの長さの範囲で連続して一致していれば、必
要な識別精度が得られるとすれば、そのような結果が判
定手段で得られた場合に、真正紙幣である旨の信号を出
力することとする。そうでない場合は、当然、非真正紙
幣である旨の信号を出力することとする。
分で10mmの長さの範囲で連続して一致していれば、必
要な識別精度が得られるとすれば、そのような結果が判
定手段で得られた場合に、真正紙幣である旨の信号を出
力することとする。そうでない場合は、当然、非真正紙
幣である旨の信号を出力することとする。
【0027】後者、即ち、前記反射光量信号に基づくレ
ーザ発生手段の制御は、例えば、前記したように、レー
ザ発生手段として多数の光電変換素子を結合した受光手
段を採用したとすれば、そのうちのいずれの光電変換素
子で受光したかにより、受光位置が特定でき、これによ
って対象紙幣の検出ゾーン中の対応する位置に微小盛り
上がりがあるか否かが判断できることとなる訳である
が、他方、受光した光電変換素子に於いて変換された電
圧又は電流を計測手段により計測することにより、反射
光量のデータを得ることができることとなる。
ーザ発生手段の制御は、例えば、前記したように、レー
ザ発生手段として多数の光電変換素子を結合した受光手
段を採用したとすれば、そのうちのいずれの光電変換素
子で受光したかにより、受光位置が特定でき、これによ
って対象紙幣の検出ゾーン中の対応する位置に微小盛り
上がりがあるか否かが判断できることとなる訳である
が、他方、受光した光電変換素子に於いて変換された電
圧又は電流を計測手段により計測することにより、反射
光量のデータを得ることができることとなる。
【0028】しかして計測された反射光量の値(例え
ば、電圧又は電流の値)に基づいてレーザ発生手段を制
御する。例えば、上記反射光量に反比例する光量のレー
ザ光を発生させるべく制御し、または反射光量が所定値
を下回った場合にのみ所定値に戻すべくレーザ発生手段
を制御する等を行う。レーザ発生手段としては、理論的
には種々のレーザ発振器を自由に採用可能であるが、そ
のサイズ、出力のレベルその他から、半導体レーザが適
当であり、半導体レーザのレーザダイオードを用いた場
合には、その駆動電流を制御することで、前記発生光量
の制御を行うものである。
ば、電圧又は電流の値)に基づいてレーザ発生手段を制
御する。例えば、上記反射光量に反比例する光量のレー
ザ光を発生させるべく制御し、または反射光量が所定値
を下回った場合にのみ所定値に戻すべくレーザ発生手段
を制御する等を行う。レーザ発生手段としては、理論的
には種々のレーザ発振器を自由に採用可能であるが、そ
のサイズ、出力のレベルその他から、半導体レーザが適
当であり、半導体レーザのレーザダイオードを用いた場
合には、その駆動電流を制御することで、前記発生光量
の制御を行うものである。
【0029】
【実施例】以下図面に基づいて本発明の一実施例を説明
する。実施例の紙幣識別装置は、図1に示したように、
紙幣挿入口(図示していない)から挿入された紙幣1を
微小盛り上がりの検出部2の下を通過してスタッカ(図
示していない)まで搬送する搬送装置3と上記検出部2
と上記検出部2の検出結果から紙幣1の真贋の識別判断
を行う識別判断部4と上記検出部2の後述するレーザ発
生部5の光出力を制御する制御部6とからなる。
する。実施例の紙幣識別装置は、図1に示したように、
紙幣挿入口(図示していない)から挿入された紙幣1を
微小盛り上がりの検出部2の下を通過してスタッカ(図
示していない)まで搬送する搬送装置3と上記検出部2
と上記検出部2の検出結果から紙幣1の真贋の識別判断
を行う識別判断部4と上記検出部2の後述するレーザ発
生部5の光出力を制御する制御部6とからなる。
【0030】前記搬送装置3に於ける検出部2の下方に
位置する部分はコンベアベルト7とこれを掛け渡したプ
ーリ8、8及びコンベアベルト7に載った紙幣1を上方
から抑える抑止板(図示していない)からなるもので、
上記抑止板は紙幣1が波打たずに通過するように上方か
ら抑えるものである。抑止板の中央部には検出窓が開口
してある。
位置する部分はコンベアベルト7とこれを掛け渡したプ
ーリ8、8及びコンベアベルト7に載った紙幣1を上方
から抑える抑止板(図示していない)からなるもので、
上記抑止板は紙幣1が波打たずに通過するように上方か
ら抑えるものである。抑止板の中央部には検出窓が開口
してある。
【0031】前記検出部2は、前記したレーザ発光部5
と、その発光方向直前に配した照射レンズ9であって、
レーザ発光部5の発するレーザ光を前記紙幣1の検出ゾ
ーン上に微小スポットに絞って照射させる照射レンズ9
と、その反射レーザ光を受光部10の受光面に絞って届
ける受光レンズ11と、上記受光部10とで構成したも
のである。レーザ光の照射及び反射は前記抑止板の中央
部に開口した検出窓を通じて行われる。
と、その発光方向直前に配した照射レンズ9であって、
レーザ発光部5の発するレーザ光を前記紙幣1の検出ゾ
ーン上に微小スポットに絞って照射させる照射レンズ9
と、その反射レーザ光を受光部10の受光面に絞って届
ける受光レンズ11と、上記受光部10とで構成したも
のである。レーザ光の照射及び反射は前記抑止板の中央
部に開口した検出窓を通じて行われる。
【0032】なお前記レーザ発光部5は、レーザダイオ
ードによって構成されるもので、近赤外線の波長のレー
ザ光を発生するものである。また前記受光部10は、こ
こでは、上記近赤外線を受けて起電力を生じる多数の小
さな光電変換素子を配列して構成したものである。この
受光部10は、後述するように、紙幣1の検出ゾーン上
の微小盛り上がりの有無によって異なる反射レーザ光の
受光位置を検出し、これを通じて凹版印刷の印刷インク
による微小盛り上がりの有無を検出することをその役割
とする。したがって、前記光電変換素子は、前記反射レ
ーザ光のあり得る受光位置、即ち、反射微小スポット光
の反射領域をカバーする受光面を構成し得るように配列
したものである必要がある。
ードによって構成されるもので、近赤外線の波長のレー
ザ光を発生するものである。また前記受光部10は、こ
こでは、上記近赤外線を受けて起電力を生じる多数の小
さな光電変換素子を配列して構成したものである。この
受光部10は、後述するように、紙幣1の検出ゾーン上
の微小盛り上がりの有無によって異なる反射レーザ光の
受光位置を検出し、これを通じて凹版印刷の印刷インク
による微小盛り上がりの有無を検出することをその役割
とする。したがって、前記光電変換素子は、前記反射レ
ーザ光のあり得る受光位置、即ち、反射微小スポット光
の反射領域をカバーする受光面を構成し得るように配列
したものである必要がある。
【0033】ところで、前記レーザ発光部5は、その下
方を通過する紙幣1の検出ゾーンに向かってほぼ45度
の角度でレーザ光を照射し、前記受光部10は、その反
対側で45度の角度で反射して来るレーザ光を受光でき
る位置に配置する。
方を通過する紙幣1の検出ゾーンに向かってほぼ45度
の角度でレーザ光を照射し、前記受光部10は、その反
対側で45度の角度で反射して来るレーザ光を受光でき
る位置に配置する。
【0034】また前記制御部6は、図2に示したよう
に、上記受光部10の出力を受け取ってこれを上限値及
び下限値とそれぞれ比較する上限値比較部12及び下限
値比較部13と、それぞれに上限値又は下限値を与える
上限値記憶部14及び下限値記憶部15と、上記上限値
比較部12及び下限値比較部13の出力を受け取って、
前記受光部10の出力が、上下限値の間にあるか、上限
値を越えているか、又は下限値を下回っているかを判定
する判定部16と、その出力に基づいて、前記レーザ発
光部5に供給する駆動電流を制御する電流制御部17と
で構成する。なお電流制御部17では、前記受光部10
の出力が、上下限値の間にある場合には、現在の駆動電
流を維持し、上限値を越えている場合には、駆動電流を
減少させ、下限値を下回っている場合には駆動電流を増
加させるように制御するものである。
に、上記受光部10の出力を受け取ってこれを上限値及
び下限値とそれぞれ比較する上限値比較部12及び下限
値比較部13と、それぞれに上限値又は下限値を与える
上限値記憶部14及び下限値記憶部15と、上記上限値
比較部12及び下限値比較部13の出力を受け取って、
前記受光部10の出力が、上下限値の間にあるか、上限
値を越えているか、又は下限値を下回っているかを判定
する判定部16と、その出力に基づいて、前記レーザ発
光部5に供給する駆動電流を制御する電流制御部17と
で構成する。なお電流制御部17では、前記受光部10
の出力が、上下限値の間にある場合には、現在の駆動電
流を維持し、上限値を越えている場合には、駆動電流を
減少させ、下限値を下回っている場合には駆動電流を増
加させるように制御するものである。
【0035】他方、図3に示したように、前記識別判断
部4は、前記受光部10の受光位置から順次検出される
高さ信号を受けて微小盛り上がりの有無を判断する判断
部18と、順次出力されるその微小盛り上がりの有又は
無信号を保持する検出信号記憶部19であって、検出ゾ
ーン上の全有又は無信号を次の比較部20での比較が終
了するまで保持する検出信号記憶部19と、真正紙幣の
検出ゾーン上の微小盛り上がりの全有又は無信号基準デ
ータであるデータ列を保持する基準データ記憶部21
と、前記検出信号記憶部19の保持する微小盛り上がり
の有又は無信号列を基準データ記憶部21の有又は無信
号基準データ列と比較する比較部20と、上記比較部2
0より出力される検出有又は無信号列と基準信号である
データ信号列との比較結果列、即ち、一致不一致の判断
列に基づいて真正紙幣であるか否かを判定する真贋判定
部22と、上記真贋判定部22に、判定の基礎となる判
定基礎データを付与すべく保持する判定基礎データ記憶
部23とで構成したものである。
部4は、前記受光部10の受光位置から順次検出される
高さ信号を受けて微小盛り上がりの有無を判断する判断
部18と、順次出力されるその微小盛り上がりの有又は
無信号を保持する検出信号記憶部19であって、検出ゾ
ーン上の全有又は無信号を次の比較部20での比較が終
了するまで保持する検出信号記憶部19と、真正紙幣の
検出ゾーン上の微小盛り上がりの全有又は無信号基準デ
ータであるデータ列を保持する基準データ記憶部21
と、前記検出信号記憶部19の保持する微小盛り上がり
の有又は無信号列を基準データ記憶部21の有又は無信
号基準データ列と比較する比較部20と、上記比較部2
0より出力される検出有又は無信号列と基準信号である
データ信号列との比較結果列、即ち、一致不一致の判断
列に基づいて真正紙幣であるか否かを判定する真贋判定
部22と、上記真贋判定部22に、判定の基礎となる判
定基礎データを付与すべく保持する判定基礎データ記憶
部23とで構成したものである。
【0036】なお紙幣1の検出ゾーンに於ける微小高さ
の違い(微小盛り上がりの有無)は、図4に示したよう
に、X高さ位置に照射したレーザ光は受光部10のA受
光位置に反射し、Y高さ位置に照射したレーザ光は受光
部10のB位置に反射することで検出できるものであ
る。
の違い(微小盛り上がりの有無)は、図4に示したよう
に、X高さ位置に照射したレーザ光は受光部10のA受
光位置に反射し、Y高さ位置に照射したレーザ光は受光
部10のB位置に反射することで検出できるものであ
る。
【0037】なおまた前記判定基礎データは、単数又は
複数の検出ゾーン上の各々に於けるいずれかの部分で連
続してどれだけの長さ真正紙幣に於けるそれと一致すれ
ば真正紙幣と認めるかのデータであり、この例では10
mmと決め、これを判定基礎データ記憶部23に保持させ
た。
複数の検出ゾーン上の各々に於けるいずれかの部分で連
続してどれだけの長さ真正紙幣に於けるそれと一致すれ
ば真正紙幣と認めるかのデータであり、この例では10
mmと決め、これを判定基礎データ記憶部23に保持させ
た。
【0038】しかしてこの実施例では、識別対象の紙幣
1を紙幣挿入口(図示していない)に挿入すると、搬送
装置3によって搬送され、検出部2の下を通過するに至
る。検出部2の下では紙幣1は、前記したように、抑止
板(図示していない)に上方から抑えられて、波打ちが
防止されている。上方のレーザ発光部5で発生されたレ
ーザ光は、照射レンズ9で絞られて紙幣1の検出ゾーン
上の一点に微小スポット光として照射される。その微小
スポット光は、検出ゾーン上の入射点で反射し、受光レ
ンズ11で絞られて受光部10の受光面に到達すること
となる。
1を紙幣挿入口(図示していない)に挿入すると、搬送
装置3によって搬送され、検出部2の下を通過するに至
る。検出部2の下では紙幣1は、前記したように、抑止
板(図示していない)に上方から抑えられて、波打ちが
防止されている。上方のレーザ発光部5で発生されたレ
ーザ光は、照射レンズ9で絞られて紙幣1の検出ゾーン
上の一点に微小スポット光として照射される。その微小
スポット光は、検出ゾーン上の入射点で反射し、受光レ
ンズ11で絞られて受光部10の受光面に到達すること
となる。
【0039】上記微小スポット光は、前記紙幣1に於け
る検出ゾーン上の凹版印刷のインクによる微小盛り上が
りその他の盛り上がりがあるか否かで、照射される位置
の高さが異なることとなり、その結果、反射レーザ光が
前記受光レンズ11を通じて絞られて微小スポット反射
光として受光部10の受光面に達する位置が異なること
となる。しかして上記受光部10からは、受光面への到
達位置の違いに基づく高さ信号が出力され、これが順次
前記制御部6及び前記識別判断部4に入力されることと
なる。
る検出ゾーン上の凹版印刷のインクによる微小盛り上が
りその他の盛り上がりがあるか否かで、照射される位置
の高さが異なることとなり、その結果、反射レーザ光が
前記受光レンズ11を通じて絞られて微小スポット反射
光として受光部10の受光面に達する位置が異なること
となる。しかして上記受光部10からは、受光面への到
達位置の違いに基づく高さ信号が出力され、これが順次
前記制御部6及び前記識別判断部4に入力されることと
なる。
【0040】このとき、前記制御部6に於いては、前記
受光部10の出力の大きさのみを処理対象とする。即
ち、その出力の大きさを上限値比較部12及び下限値比
較部13で、それぞれ上限値又は下限値と比較し、その
比較結果出力を前記判定部16で判定し、その判定出力
を受け取る前記電流制御部17は、前記受光部10の出
力が、上下限値の間にある場合には、現在の駆動電流を
維持し、上限値を越えている場合には、駆動電流を減少
させ、下限値を下回っている場合には、駆動電流を増加
させるように、動作し、その駆動電流により、前記レー
ザ発光部5のレーザ光出力を制御する。
受光部10の出力の大きさのみを処理対象とする。即
ち、その出力の大きさを上限値比較部12及び下限値比
較部13で、それぞれ上限値又は下限値と比較し、その
比較結果出力を前記判定部16で判定し、その判定出力
を受け取る前記電流制御部17は、前記受光部10の出
力が、上下限値の間にある場合には、現在の駆動電流を
維持し、上限値を越えている場合には、駆動電流を減少
させ、下限値を下回っている場合には、駆動電流を増加
させるように、動作し、その駆動電流により、前記レー
ザ発光部5のレーザ光出力を制御する。
【0041】なお前記上限値記憶部14及び下限値記憶
部15には、受光部10に於ける適切な受光光量の上下
限値をそれぞれ記憶保持させておくべきものであること
は云うまでもない。しかして受光部10には常時適切な
範囲の光量のレーザ反射光が受光され、正確な高さ位置
の検出が確保される。
部15には、受光部10に於ける適切な受光光量の上下
限値をそれぞれ記憶保持させておくべきものであること
は云うまでもない。しかして受光部10には常時適切な
範囲の光量のレーザ反射光が受光され、正確な高さ位置
の検出が確保される。
【0042】他方、前記識別判断部4に於ては、順次受
け取る前記受光部10からの高さ信号に基づいて、前記
判断部18で、微小盛り上がりの有無を判断し、その有
又は無信号の出力が順次検出信号記憶部19に保持され
る。
け取る前記受光部10からの高さ信号に基づいて、前記
判断部18で、微小盛り上がりの有無を判断し、その有
又は無信号の出力が順次検出信号記憶部19に保持され
る。
【0043】その後、上記検出信号記憶部19に保持さ
れた検出ゾーン上の微小盛り上がりの有又は無信号列
は、前記比較部20に於いて、基準データ記憶部21に
保持されている真正紙幣の同一検出ゾーン上の微小盛り
上がりの有又は無信号列の基準データと各々検出ゾーン
上の各ポジション毎に比較され、比較結果が出力される
こととなる。
れた検出ゾーン上の微小盛り上がりの有又は無信号列
は、前記比較部20に於いて、基準データ記憶部21に
保持されている真正紙幣の同一検出ゾーン上の微小盛り
上がりの有又は無信号列の基準データと各々検出ゾーン
上の各ポジション毎に比較され、比較結果が出力される
こととなる。
【0044】前記比較部20の比較結果の出力信号列
は、次の真贋判定部22に入力され、判定基礎データ記
憶部23の保持する判定基礎データに基づいて、その出
力信号列の評価が行われ、対象の紙幣1の真贋の判定が
行われる。
は、次の真贋判定部22に入力され、判定基礎データ記
憶部23の保持する判定基礎データに基づいて、その出
力信号列の評価が行われ、対象の紙幣1の真贋の判定が
行われる。
【0045】前記比較部20の出力は、紙幣1の検出ゾ
ーン上に並んだ各ポジション毎の微小盛り上がりが真正
紙幣のそれと各々一致するか否かの判断であるから、比
較結果列は、一致又は不一致信号の列である。しかして
前記したように、この実施例では前記判定基礎データを
10mmと定めてあるので、前記比較結果列に於いていず
れかの部分で一致を示す信号列が検出ゾーン上の10mm
以上連続していれば、前記真贋判定部22から真正紙幣
である旨の信号が出力され、検出ゾーン上の10mm分未
満の連続一致しか得られなかった場合は、非真正紙幣で
あると判定され、その旨の信号が出力されることとな
る。
ーン上に並んだ各ポジション毎の微小盛り上がりが真正
紙幣のそれと各々一致するか否かの判断であるから、比
較結果列は、一致又は不一致信号の列である。しかして
前記したように、この実施例では前記判定基礎データを
10mmと定めてあるので、前記比較結果列に於いていず
れかの部分で一致を示す信号列が検出ゾーン上の10mm
以上連続していれば、前記真贋判定部22から真正紙幣
である旨の信号が出力され、検出ゾーン上の10mm分未
満の連続一致しか得られなかった場合は、非真正紙幣で
あると判定され、その旨の信号が出力されることとな
る。
【0046】この紙幣1について予め他の識別装置又は
方法により紙幣としての外観を備えていることが判定さ
れていれば、真正紙幣であるとの判定は殆ど100%に
近いものとなる。即ち、前記のように、検出ゾーン上で
10mm以上も連続して微小盛り上がりのパターンが真正
紙幣のそれと一致することは、偶然に生じた微小盛り上
がりでは考え得ないことであり、かつ非真正紙幣が凹版
印刷の技法で印刷されることもないからである。
方法により紙幣としての外観を備えていることが判定さ
れていれば、真正紙幣であるとの判定は殆ど100%に
近いものとなる。即ち、前記のように、検出ゾーン上で
10mm以上も連続して微小盛り上がりのパターンが真正
紙幣のそれと一致することは、偶然に生じた微小盛り上
がりでは考え得ないことであり、かつ非真正紙幣が凹版
印刷の技法で印刷されることもないからである。
【0047】
【発明の効果】本発明によれば、紙幣の検出ゾーン上の
印刷インク、汚れ又は紙質その他の理由から生じる近赤
外線の吸収率の違いによる反射レーザ光の光量の変化
を、レーザ受光手段に於ける受光に差し支えない範囲に
容易に制御することができる。したがって近赤外線のレ
ーザ光を用いた紙幣の識別に於いて、高い正確性を確保
することができるものである。
印刷インク、汚れ又は紙質その他の理由から生じる近赤
外線の吸収率の違いによる反射レーザ光の光量の変化
を、レーザ受光手段に於ける受光に差し支えない範囲に
容易に制御することができる。したがって近赤外線のレ
ーザ光を用いた紙幣の識別に於いて、高い正確性を確保
することができるものである。
【図1】一実施例の概要を示す説明図。
【図2】制御部の説明用のブロック図。
【図3】識別判断部の説明用のブロック図。
【図4】レーザ光の入射位置の高さの違いによる受光部
の受光面に於ける受光位置の違いを説明する説明図。
の受光面に於ける受光位置の違いを説明する説明図。
1 紙幣 2 検出部 3 搬送装置 4 識別判断部 5 レーザ発光部 6 制御部 7 コンベアベルト 8 プーリ 9 照射レンズ 10 受光部 11 受光レンズ 12 上限値比較部 13 下限値比較部 14 上限値記憶部 15 下限値記憶部 16 判定部 17 電流制御部 18 判断部 19 検出信号記憶部 20 比較部 21 基準データ記憶部 22 真贋判定部 23 判定基礎データ記憶部
Claims (2)
- 【請求項1】 近赤外線のレーザ光を発生するレーザ発
生手段及びレーザ受光手段で構成される検出手段を、対
象紙幣の表面の一定の検出ゾーンに沿って、前記レーザ
発生手段によって生じたレーザ光を照射し、その反射レ
ーザ光を前記レーザ受光手段によって受光させつつ、走
査させ、該レーザ受光手段の受光面上の受光位置を検知
することで、前記検出ゾーン上に存在する微小盛り上が
りであって、真正紙幣に於ける凹版印刷による印刷イン
クの微小盛り上がりに相当する微小盛り上がりの有無を
検出し、得られた検出ゾーン上の微小盛り上がりの並び
パターンを、真正紙幣に於ける同一検出ゾーンに沿った
検出手段の走査によって得られる微小盛り上がりの並び
パターンと比較して真正紙幣と非真正紙幣とを識別する
紙幣識別装置に於いて、 前記反射レーザ光の光量を測定し、少なくとも前記レー
ザ受光手段で検出可能な受光量を下回らないように、前
記レーザ発生手段の発光量を制御するように構成した紙
幣識別装置。 - 【請求項2】 前記反射レーザ光の光量を測定し、その
反射光量に反比例して前記レーザ発生手段の発光量を制
御するように構成した請求項1の紙幣識別装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6056754A JPH07239960A (ja) | 1994-03-01 | 1994-03-01 | 紙幣識別装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6056754A JPH07239960A (ja) | 1994-03-01 | 1994-03-01 | 紙幣識別装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07239960A true JPH07239960A (ja) | 1995-09-12 |
Family
ID=13036306
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6056754A Pending JPH07239960A (ja) | 1994-03-01 | 1994-03-01 | 紙幣識別装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07239960A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20150093452A (ko) * | 2014-02-07 | 2015-08-18 | 한국기계연구원 | 위조방지 패턴 감지장치 및 감지방법 |
| US10388098B2 (en) | 2014-02-07 | 2019-08-20 | Korea Institute Of Machinery & Materials | Apparatus and method of processing anti-counterfeiting pattern, and apparatus and method of detecting anti-counterfeiting pattern |
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1994
- 1994-03-01 JP JP6056754A patent/JPH07239960A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20150093452A (ko) * | 2014-02-07 | 2015-08-18 | 한국기계연구원 | 위조방지 패턴 감지장치 및 감지방법 |
| US10388098B2 (en) | 2014-02-07 | 2019-08-20 | Korea Institute Of Machinery & Materials | Apparatus and method of processing anti-counterfeiting pattern, and apparatus and method of detecting anti-counterfeiting pattern |
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