JPH07240117A - 複合誘電体及びその製造方法 - Google Patents

複合誘電体及びその製造方法

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JPH07240117A
JPH07240117A JP2777494A JP2777494A JPH07240117A JP H07240117 A JPH07240117 A JP H07240117A JP 2777494 A JP2777494 A JP 2777494A JP 2777494 A JP2777494 A JP 2777494A JP H07240117 A JPH07240117 A JP H07240117A
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silica
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Akiyoshi Nozue
明義 野末
Isao Hirata
勲夫 平田
Michimasa Tsuzaki
通正 津崎
Seishiro Yamakawa
清志郎 山河
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Matsushita Electric Works Ltd
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    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K1/00Printed circuits
    • H05K1/02Details
    • H05K1/03Use of materials for the substrate
    • H05K1/0313Organic insulating material
    • H05K1/0353Organic insulating material consisting of two or more materials, e.g. two or more polymers, polymer + filler, + reinforcement
    • H05K1/0373Organic insulating material consisting of two or more materials, e.g. two or more polymers, polymer + filler, + reinforcement containing additives, e.g. fillers

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 比誘電率が20以上である無機粉体、フッ素
系樹脂及び無機繊維基材からなる複合誘電体であって、
吸湿処理による誘電正接等の電気特性の変化が少ない複
合誘電体及びその製造方法を提供する。 【構成】 本発明の複合誘電体は、上記無機粉体が、シ
リカを主成分とする無機質皮膜で被覆され、さらに、フ
ェニルシラン系及び/またはフッ素系シランカップリン
グ剤による表面処理が施されている無機粉体であること
を特徴としていて、本発明の複合誘電体の製造方法は、
シリカの過飽和溶液からシリカを無機粉体表面に析出さ
せる方法、または、シリコンアルコキシドを加水分解さ
せてなる処理液で無機粉体を処理し、次いで300〜1
000℃の範囲内の温度で加熱処理する方法で、前記の
シリカを主成分とする無機質皮膜を形成することを特徴
としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばプリント回路基
板等の電子部品に使用される、複合誘電体及びその製造
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】高度情報化社会を迎え、情報伝送はより
高速化・高周波化の傾向にある。自動車電話やパーソナ
ル無線等の移動無線、衛星放送、衛星通信、CATV等
の分野では、機器のコンパクト化が推進されており、こ
れに伴い誘電体共振器等のマイクロ波用回路素子に対し
ても小型化が強く望まれている。
【0003】マイクロ波用回路素子の大きさは、使用電
磁波の波長が基準となる。比誘電率εr の誘電体中を伝
播する電磁波の波長λは、真空中の伝播波長をλ0 とす
るとλ=λ0 /(εr 0.5 となる。従って、マイクロ
波用回路素子がプリント回路基板に形成される場合に
は、使用される基板の比誘電率が高いほど小型の回路素
子になる。また、基板の比誘電率が高いと、電磁エネル
ギーが基板内に集中するため電磁波の漏れが少なく好都
合である。
【0004】上記のプリント回路基板として、例えば特
開平3−5140号に開示されているように、比誘電率
が高い無機粉体(チタン酸バリウム等)を添加したフッ
素系樹脂とガラスクロスからなる積層板が知られてい
る。このような回路基板は、アルミナ等のセラミックス
系基板に比べ、大面積化対応性や切断加工、孔加工等の
加工性に優れるため注目されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記の無機粉体、フッ
素系樹脂及びガラスクロスからなる基板では、比誘電率
が20以上の無機粉体を使用した場合には、フッ素系樹
脂を成形過程で無機粉体と強固に密着させることが困難
なため、基板の加工時や使用時に湿気がその界面に入り
込み、誘電正接等の電気特性を著しく変化させるという
耐湿性に関する問題があった。
【0006】上記の事情に鑑み、本発明は、比誘電率が
20以上である無機粉体、フッ素系樹脂及びガラスクロ
スからなる基板の耐湿性を向上させることを課題とす
る。すなわち、本発明は、比誘電率が20以上である無
機粉体、フッ素系樹脂及び無機繊維基材からなる複合誘
電体であって、吸湿処理による誘電正接等の電気特性の
変化が少ない複合誘電体及びその製造方法を提供するこ
とを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の複合誘電体は、
比誘電率が20以上である無機粉体、フッ素系樹脂及び
無機繊維基材からなる複合誘電体において、無機粉体
が、シリカを主成分とする無機質皮膜で被覆され、さら
に、フェニルシラン系及び/またはフッ素系シランカッ
プリング剤による表面処理が施されている無機粉体であ
ることを特徴としている。
【0008】また、請求項3記載の発明の複合誘電体の
製造方法は、シリカの過飽和溶液からシリカを無機粉体
表面に析出させて、シリカを主成分とする無機質皮膜を
形成することを特徴とする請求項1または請求項2記載
の複合誘電体の製造方法である。
【0009】また、請求項4記載の発明の複合誘電体の
製造方法は、シリコンアルコキシドを加水分解させてな
る処理液で無機粉体を処理し、次いで300〜1000
℃の範囲内の温度で加熱処理して、シリカを主成分とす
る無機質皮膜を形成することを特徴とする請求項1また
は請求項2記載の複合誘電体の製造方法である。
【0010】以下、本発明を詳細に説明する。本発明で
使用する比誘電率が20以上である無機粉体としては、
平均粒径が0.3〜10μmのものが好ましく、種類に
ついては比誘電率が20以上であればよく特に限定はな
い。本発明で使用できる比誘電率が20以上である無機
粉体の例としては、酸化チタン(TiO2 等)、チタン
酸バリウム系(BaTi0.7 Zr0.3 3 等)、チタン
酸ストロンチウム(SrTiO3 )、PbTi0.5 Zr
0.5 3 系等のチタン元素を含有するチタン系無機粉体
やPb(Mg2/3 Nb2/3 )O3 系、Ba(Snx Mg
y Taz )O3系、Ba(Zrx Zny Taz )O3
等のペロブスカイト型結晶構造(あるいは複合ペロブス
カイト型結晶構造)を有する粉体などが挙げられる。
(なお、x、y、zは、x+y+z=1となる正の数を
表している。)本発明で使用できる無機粉体の形状につ
いては、特に限定はなく、例えば球状、様々な形のブロ
ック片的形状のもの等を使用することができる。
【0011】本発明で使用するフッ素系樹脂としては、
特に限定するものではないが、四フッ化エチレン樹脂
(融点320〜335℃)、四フッ化エチレン−六フッ
化プロピレン共重合体樹脂(融点260〜280℃)、
四フッ化エチレン−パーフルオロビニルエーテル共重合
体樹脂(融点302〜310℃)等のように、融点が2
50℃以上のものが、はんだ付け等の際に変形が少なく
望ましい。これらのフッ素系樹脂は高周波における損失
が少ないという性質があるので、本発明の複合誘電体は
高周波領域での使用に適したものとなる。
【0012】本発明で使用する無機繊維基材としては、
特に限定するものではないが、例えばガラスクロスやガ
ラスマット等の基材が挙げられる。そして、この無機繊
維基材には、フッ素系樹脂との密着性を向上させるため
に、フェニルシラン系及び/またはフッ素系シランカッ
プリング剤による表面処理が施されていることが望まし
い。
【0013】本発明における、シリカを主成分とする無
機質皮膜については、その成分の50重量%以上がシリ
カ成分であればよく、その製造方法については、とくに
限定はなく、例えば、後で説明する本発明の請求項3ま
たは請求項4記載の方法で製造することができる。
【0014】本発明では、シリカを主成分とする無機質
皮膜で被覆されている無機粉体に、、フェニルシラン系
及び/またはフッ素系シランカップリング剤による表面
処理が施されてことが重要である。このように無機粉体
に直接にカップリング剤処理を施すのではなく、シリカ
を主成分とする無機質皮膜で被覆された無機粉体に対し
てカップリング剤処理が施されていて、しかも、使用す
るシランカップリング剤がフェニルシラン系及び/また
はフッ素系シランカップリング剤であるという構成によ
り、本発明の複合誘電体は、極めて耐湿性に優れたもの
となる。このカップリング剤処理の方法としては、特に
限定するものではないが、ヘンシェルミサー等でシリカ
を主成分とする無機質皮膜で被覆された無機粉体を攪拌
しながら、この無機粉体の表面にカップリング剤処理液
を滴下する乾式処理法や、カップリング剤処理液に無機
粉体を浸漬した後、処理液の溶剤を飛散させる湿式処理
法等を用いることができる。カップリング剤の配合量と
しては、無機粉体の重量に対し0.05〜5重量%の量
とすることが好ましい。なお、配合されたカップリング
剤の全量が無機粉体の表面に付着するとは限らないが、
本発明の目的である耐湿性の優れた複合誘電体を得るに
は前記の範囲の量のカップリング剤を配合することが好
ましい。
【0015】本発明における、比誘電率が20以上であ
る無機粉体、フッ素系樹脂及び無機繊維基材の割合につ
いては、特に限定はなく、所望する複合誘電体の性能に
より適宜選択すればよいが、通常、比誘電率が20以上
である無機粉体を5〜75体積%、フッ素系樹脂を25
〜95体積%、無機繊維基材を5〜70体積%の範囲内
にすることが好ましい。
【0016】また、本発明の複合誘電体を得るための複
合化の方法については、特に限定するものではないが、
例えば次のようにして行うことができる。すなわち、シ
リカを主成分とする無機質皮膜で被覆され、さらに、カ
ップリング剤処理が施されている無機粉体を、フッ素系
樹脂のディスパージョンに均一混合した混合液に無機繊
維基材を含浸、乾燥して、プリプグを得、得られたプリ
プレグを所定枚数積層し、さらに、その両面または片面
に銅箔やアルミ箔等の金属箔を配置し、加熱加圧して成
形する方法で、銅張り積層板(複合誘電体の一種)を製
造することができる。
【0017】次に、本発明の請求項3の複合誘電体の製
造方法について説明する。この製造方法では、珪フッ化
水素酸溶液等にシリカ成分含有物を溶解させてシリカの
飽和溶液を得、次いでこの飽和溶液を、例えば、加温し
た後、ほう酸溶液を添加する等の方法により、シリカの
過飽和溶液を作製する。ついで、このシリカの過飽和溶
液からシリカを無機粉体表面に析出させて、シリカを主
成分とする無機質皮膜を形成する。この析出させる方法
については、例えば、シリカの過飽和溶液に無機粉体を
投入、放置して、シリカを無機粉体表面に析出させる方
法等が例示できる。
【0018】次に、本発明の請求項4の複合誘電体の製
造方法について説明する。この製造方法では、シリコン
アルコキシドを加水分解させてなる処理液で無機粉体を
処理する。この処理方法としては、処理液に無機粉体を
浸漬した後、溶剤を飛散させる湿式処理法やヘンシェル
ミキサー等で無機粉体を攪拌しながら、無機粉体表面に
処理液を滴下する乾式法等を用いて行うことができる。
そして、処理液で無機粉体を処理した後、有機成分の除
去及びシリカを主成分とする無機質皮膜の緻密化を図る
ために加熱処理することが重要である。この加熱処理の
温度としては300〜1000℃の温度範囲で行うこと
が望ましく、300℃未満では無機質皮膜の緻密化が不
十分な場合があり、また1000℃を越える温度では無
機粉体同士が焼結し、粉砕の労力が多大なものになると
いう問題を生じる場合がある。
【0019】
【作用】シリカを主成分とする無機質皮膜はフェニルシ
ラン系やフッ素系シランカップリング剤との反応性に富
むので、無機粉体がシリカを主成分とする無機質皮膜で
被覆され、さらに、フェニルシラン系及び/またはフッ
素系シランカップリング剤による表面処理が施されてい
るていることは、無機粉体とフッ素系樹脂との密着性を
向上させる働きをする。
【0020】
【実施例】以下、本発明を実施例及び比較例に基づいて
説明する。
【0021】(実施例1)まず、珪フッ化水素酸(H2
SiF6 :ナカライテスク社製)に水を加え、2モル/
lの水溶液を1000ml調製し、次いで、この水溶液
にSiO2 で20g相当のシリカゲルを入れ、シリカの
飽和溶液を得た。次いで、得られたシリカの飽和溶液を
35℃に加温した状態で、濃度0.5モル/lのほう酸
水溶液を5ml添加して、珪フッ化水素酸溶液中にシリ
カが過飽和となっている溶液を作製した。次いで、この
シリカが過飽和となっている溶液に、平均粒径2μm、
比誘電率104の酸化チタン粉体を100g投入し、そ
の後5時間放置して、酸化チタン粉体の表面にシリカを
主成分とする無機質皮膜を析出させた。その後、表面に
シリカを主成分とする無機質皮膜が形成された酸化チタ
ン粉体を、珪フッ化水素酸溶液から取り出し、十分乾燥
させた。
【0022】上記手順により得られた表面にシリカを主
成分とする無機質皮膜が被覆された酸化チタン粉体99
重量部に対し、フェニルシラン系シランカップリング剤
(東芝シリコーン社製:TSL8173)を1重量部の
割合で用い、前記の湿式処理法によりカップリング剤処
理を行った。
【0023】カップリング剤処理を終えた上記の無機粉
体を、四フッ化エチレン樹脂(ダイキン工業社製:D−
2)と四フッ化エチレン−六フッ化プロピレン共重合体
樹脂(ダイキン工業社製:ND−1)を重量比で4:1
に混合したディスパージョン中に、フッ素系樹脂に対し
前記無機粉体が20体積%になるように配合して、混合
し、含浸用のワニスを作製した。
【0024】一方、ガラスクロスとしてはガラスクロス
98重量部に対し2重量部のフェニルシラン系シランカ
ップリング剤(東芝シリコーン社製:TSL8173)
を用いて表面処理された、Eガラスよりなる厚み100
μmの平織ガラスクロスを使用した。
【0025】前記の含浸用のワニスをよく攪拌してか
ら、前記の平織ガラスクロスに含浸させ、370℃で焼
成しプリプレグを得た。このプリプレグ中のガラスクロ
スの重量割合は42重量%であった。得られたプリプレ
グを4枚重ね、さらにその上下面に銅箔(厚み18μ
m)を配し、温度400℃、圧力30kg/cm2 で6
0分間加圧成形して、両面銅張り積層板(複合誘電体)
を作製した。
【0026】(実施例2)実施例1において、シリカを
過飽和状態にした、珪フッ化水素酸溶液中に酸化チタン
粉体を放置する時間を3時間にした以外は、実施例1と
同様にして両面銅張り積層板を作製した。
【0027】(実施例3)実施例1において、シリカを
過飽和状態にした、珪フッ化水素酸溶液中に投入する無
機粉体として、比誘電率が100以上であるチタン酸ス
トロンチウムを用いた以外は、実施例1と同様にして両
面銅張り積層板を作製した。
【0028】(実施例4)実施例1において、カップリ
ング剤として、フェニルシラン系シランカップリング剤
に変えて、フッ素系シランカップリング剤(東芝シリコ
ーン社製:TSL8233)を用いた以外は、実施例1
と同様にして両面銅張り積層板を作製した。なお、フッ
素系シランカップリング剤を無機粉体及びガラスクロス
のカップリング剤処理の両方の場合において使用した。
【0029】(実施例5)実施例1において、下記のよ
うにして、表面にシリカを主成分とする無機質皮膜が形
成された酸化チタン粉体を得るようにした以外は、実施
例1と同様にして両面銅張り積層板を作製した。
【0030】無機質皮膜が形成された酸化チタン粉体を
得る方法として、まず、重量比で、シリコンテトラエト
キシド(ナカライテスク社製):水:メタノール:酢酸
が10:10:100:0.1となるように溶液を調製
し、次いで10分間攪拌してシリコンテトラエトキシド
を加水分解させ、シリコンアルコキシドを加水分解させ
た処理液を作製した。次に、この処理液に実施例1で使
用したものと同じ酸化チタン粉体を100g投入して、
15分間攪拌した後、酸化チタン粉体を取り出し、十分
に風乾し、次いで得られた処理された酸化チタン粉体を
500℃で2時間加熱処理して、表面にシリカを主成分
とする無機質皮膜が形成された酸化チタン粉体を得るよ
うにした。
【0031】(実施例6)実施例5において、シリコン
アルコキシドを加水分解させた処理液の調製を、重量比
で、シリコンテトラエトキシド(ナカライテスク社
製):水:メタノール:酢酸が20:10:100:
0.1となるように調製した以外は、実施例5と同様に
して両面銅張り積層板を作製した。
【0032】(比較例1)実施例1における、酸化チタ
ン粉体に、シリカを主成分とする無機質皮膜を被覆する
工程を省略し、酸化チタン粉体にフェニルシラン系シラ
ンカップリング剤を用いて直接カップリング剤処理を行
うようにした以外は、実施例1と同様にして両面銅張り
積層板を作製した。
【0033】(比較例2)実施例4における、酸化チタ
ン粉体に、シリカを主成分とする無機質皮膜を被覆する
工程を省略し、酸化チタン粉体にフッ素系シランカップ
リング剤を用いて直接直接カップリング剤処理を行うよ
うにした以外は、実施例4と同様にして両面銅張り積層
板を作製した。
【0034】(比較例3)実施例1における、表面にシ
リカを主成分とする無機質皮膜が形成された酸化チタン
粉体に対するシランカップリング剤を用いたカップリン
グ剤処理を施さないようにした以外は、実施例1と同様
にして両面銅張り積層板を作製した。
【0035】(比較例4)実施例1において、表面にシ
リカを主成分とする無機質皮膜が形成された酸化チタン
粉体に対するカップリング剤処理のカップリング剤とし
て、フェニルシラン系シランカップリング剤に変えて、
エポキシシラン系シランカップリング剤(東芝シリコー
ン社製:TS8350)を用いた以外は、実施例1と同
様にして両面銅張り積層板を作製した。なお、ガラスク
ロスのカップリング剤処理は実施例1と同様にフェニル
シラン系シランカップリング剤を使用した。
【0036】上記のようにして、実施例及び比較例で得
られた各両面銅張り積層板について135℃、3気圧
(蒸気圧)、2時間のPCT処理(吸湿処理)前後の比
誘電率及び誘電正接を測定し、得られた結果を表1及び
表2に示す。なお、比誘電率及び誘電正接の測定は測定
周波数fを1KHz及び3GHzとして行った。
【0037】
【表1】
【0038】
【表2】
【0039】表1及び表2にみるように、実施例の銅張
り積層板は、比較例のものに比べて、特に誘電正接の値
のPCT処理(吸湿処理)前後の変化が非常に少なく安
定していて、耐湿性が向上していることが確認された。
【0040】
【発明の効果】以上述べたように、本発明に係る複合誘
電体では、比誘電率が20以上である無機粉体が、シリ
カを主成分とする無機質皮膜で被覆され、さらに、フェ
ニルシラン系及び/またはフッ素系シランカップリング
剤による表面処理が施されているので、本発明によれば
比誘電率が20以上である無機粉体、フッソ系樹脂及び
無機繊維基材からなる複合誘電体であって、かつ、吸湿
処理による誘電正接の変化が少ない、すなわち、耐湿性
が向上していて、プリント回路基板等の用途において有
用な複合誘電体が得られる。
【0041】また、本発明に係る複合誘電体の製造方法
によれば、上記のプリント回路基板等の用途において有
用な複合誘電体が製造できる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山河 清志郎 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 比誘電率が20以上である無機粉体、フ
    ッ素系樹脂及び無機繊維基材からなる複合誘電体におい
    て、無機粉体が、シリカを主成分とする無機質皮膜で被
    覆され、さらに、フェニルシラン系及び/またはフッ素
    系シランカップリング剤による表面処理が施されている
    無機粉体であることを特徴とする複合誘電体。
  2. 【請求項2】 無機粉体がチタン系無機粉体であること
    を特徴とする請求項1記載の複合誘電体。
  3. 【請求項3】 シリカの過飽和溶液からシリカを無機粉
    体表面に析出させて、シリカを主成分とする無機質皮膜
    を形成することを特徴とする請求項1または請求項2記
    載の複合誘電体の製造方法。
  4. 【請求項4】 シリコンアルコキシドを加水分解させて
    なる処理液で無機粉体を処理し、次いで300〜100
    0℃の範囲内の温度で加熱処理して、シリカを主成分と
    する無機質皮膜を形成することを特徴とする請求項1ま
    たは請求項2記載の複合誘電体の製造方法。
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