JPH07241004A - 電気自動車用同期制御装置 - Google Patents
電気自動車用同期制御装置Info
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- JPH07241004A JPH07241004A JP6029967A JP2996794A JPH07241004A JP H07241004 A JPH07241004 A JP H07241004A JP 6029967 A JP6029967 A JP 6029967A JP 2996794 A JP2996794 A JP 2996794A JP H07241004 A JPH07241004 A JP H07241004A
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- Japan
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- gear
- gear stage
- shift
- stage
- next gear
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02T—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
- Y02T10/00—Road transport of goods or passengers
- Y02T10/60—Other road transportation technologies with climate change mitigation effect
- Y02T10/72—Electric energy management in electromobility
Landscapes
- Electric Propulsion And Braking For Vehicles (AREA)
- Control Of Driving Devices And Active Controlling Of Vehicle (AREA)
- Control Of Transmission Device (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 複数種類のギヤ段を有する変速機を備えた電
気自動車において、各ギヤ段について変速段切換装置の
一組の回転部材を滑らかに連結できるようにする電気自
動車用同期制御装置を提供する。 【構成】 次回ギヤ段決定手段に対応するステップS1
0において次回のギヤ段が決定され、電動モータ回転速
度同期制御手段に対応するステップ11乃至S18およ
びステップSM3、SM4により、次回のギヤ段と前記
車速センサ88により検出された出力軸回転速度(車
速)Nout とに基づいて、その次回のギヤ段が達成され
るときに連結される同期噛合装置50の一組の回転部材
であるスリーブ60とクラッチギヤ54または56との
回転速度が同等となるように電動モータ12の回転速度
Nm が制御される。
気自動車において、各ギヤ段について変速段切換装置の
一組の回転部材を滑らかに連結できるようにする電気自
動車用同期制御装置を提供する。 【構成】 次回ギヤ段決定手段に対応するステップS1
0において次回のギヤ段が決定され、電動モータ回転速
度同期制御手段に対応するステップ11乃至S18およ
びステップSM3、SM4により、次回のギヤ段と前記
車速センサ88により検出された出力軸回転速度(車
速)Nout とに基づいて、その次回のギヤ段が達成され
るときに連結される同期噛合装置50の一組の回転部材
であるスリーブ60とクラッチギヤ54または56との
回転速度が同等となるように電動モータ12の回転速度
Nm が制御される。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電気自動車用同期制御装
置に関し、特に、シフト操作体が中立位置に操作された
惰行走行中にシフト操作体が再び走行位置へ操作された
ときにおける変速機のギヤ段達成の応答遅れを解消する
技術に関するものである。
置に関し、特に、シフト操作体が中立位置に操作された
惰行走行中にシフト操作体が再び走行位置へ操作された
ときにおける変速機のギヤ段達成の応答遅れを解消する
技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】駆動用の電動モータと、その電動モータ
の回転を変速して駆動輪側へ伝達する変速機と、その変
速機に設けられ、1組の回転部材を連結することにより
ギア段を達成し、その1組の回転部材の連結を解放する
ことにより変速機の動力伝達経路を解放する中立段を達
成する変速段切換装置と、前記変速機を中立段とする中
立位置と該変速機を前記複数種類のギヤ段のいずれかと
する走行位置とに選択的に操作されるシフト操作体とを
備える形式の電気自動車が知られている。そして、この
ような電気自動車においては、シフト操作体を中立位置
に操作して惰行走行を行っている状態でシフト操作体を
Dレンジなどの走行位置へ操作したときには、その時点
で電動モータの回転が立ち上げられることから、上記一
組の回転部材の回転が同期するまでに時間を要するの
で、シフト操作体が中立位置から走行位置へ操作されて
からギヤ段が達成されるまでの遅れ時間が大きくなっ
て、運転者に違和感を与える場合があった。
の回転を変速して駆動輪側へ伝達する変速機と、その変
速機に設けられ、1組の回転部材を連結することにより
ギア段を達成し、その1組の回転部材の連結を解放する
ことにより変速機の動力伝達経路を解放する中立段を達
成する変速段切換装置と、前記変速機を中立段とする中
立位置と該変速機を前記複数種類のギヤ段のいずれかと
する走行位置とに選択的に操作されるシフト操作体とを
備える形式の電気自動車が知られている。そして、この
ような電気自動車においては、シフト操作体を中立位置
に操作して惰行走行を行っている状態でシフト操作体を
Dレンジなどの走行位置へ操作したときには、その時点
で電動モータの回転が立ち上げられることから、上記一
組の回転部材の回転が同期するまでに時間を要するの
で、シフト操作体が中立位置から走行位置へ操作されて
からギヤ段が達成されるまでの遅れ時間が大きくなっ
て、運転者に違和感を与える場合があった。
【0003】上記に対し、中立段と単一のギヤ段とが達
成される変速機を備えた電気自動車では、上記シフト操
作体が中立位置に操作されている惰行走行中に、車速に
基づいて上記単一のギヤ段が達成されたときの回転速度
まで電動モータの回転速度を高めて前記変速段切換装置
の一組の回転部材を予め同期させておくことにより、シ
フト操作体が中立位置から走行位置へ操作されたときに
変速段切換装置の一組の回転部材を円滑に連結するよう
にする同期制御装置が提案されている。たとえば、本出
願人が先に出願した特願平4−257136号の明細書
に記載されている同期制御装置がそれである。
成される変速機を備えた電気自動車では、上記シフト操
作体が中立位置に操作されている惰行走行中に、車速に
基づいて上記単一のギヤ段が達成されたときの回転速度
まで電動モータの回転速度を高めて前記変速段切換装置
の一組の回転部材を予め同期させておくことにより、シ
フト操作体が中立位置から走行位置へ操作されたときに
変速段切換装置の一組の回転部材を円滑に連結するよう
にする同期制御装置が提案されている。たとえば、本出
願人が先に出願した特願平4−257136号の明細書
に記載されている同期制御装置がそれである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、電気自動車
の駆動力を高めるなどのために複数のギヤ段を有する変
速機を搭載することが望まれる。しかし、複数のギヤ段
を有する変速機を備えた電気自動車に前記従来の同期制
御装置を用いると、各ギヤ段に応じて同期させるべき回
転が異なるため、各ギヤ段について前記変速段切換装置
の一組の回転部材を滑らかに連結できず、シフト操作体
が中立位置から走行位置へ操作されてからギヤ段が達成
されるまでの遅れ時間が大きくなって、運転者に違和感
を与える場合があった。
の駆動力を高めるなどのために複数のギヤ段を有する変
速機を搭載することが望まれる。しかし、複数のギヤ段
を有する変速機を備えた電気自動車に前記従来の同期制
御装置を用いると、各ギヤ段に応じて同期させるべき回
転が異なるため、各ギヤ段について前記変速段切換装置
の一組の回転部材を滑らかに連結できず、シフト操作体
が中立位置から走行位置へ操作されてからギヤ段が達成
されるまでの遅れ時間が大きくなって、運転者に違和感
を与える場合があった。
【0005】本発明は以上の事情を背景として為された
もので、その目的とするところは、複数種類のギヤ段を
有する変速機を備えた電気自動車において、各ギヤ段に
ついて前記変速段切換装置の一組の回転部材を滑らかに
連結できるようにする電気自動車用同期制御装置を提供
することにある。
もので、その目的とするところは、複数種類のギヤ段を
有する変速機を備えた電気自動車において、各ギヤ段に
ついて前記変速段切換装置の一組の回転部材を滑らかに
連結できるようにする電気自動車用同期制御装置を提供
することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めの本発明の要旨とするところは、駆動用の電動モータ
と、その電動モータの回転を変速して駆動輪側へ伝達す
る変速機と、その変速機に設けられ、複数種類のギヤ段
に対応した複数組の回転部材のうちの1組の回転部材を
連結することによりその複数種類のギア段を選択的に達
成し、それら複数組の回転部材の連結を解放することに
より変速機の動力伝達経路を解放する中立段を達成する
変速段切換装置と、前記変速機を中立段とする中立位置
とその変速機を前記複数種類のギヤ段のいずれかとする
走行位置とに選択的に操作されるシフト操作体とを備え
る形式の電気自動車において、そのシフト操作体が中立
位置から走行位置へ切り換えられたときに連結される前
記変速段切換装置の一組の回転部材の回転をその一組の
回転部材の連結に先立って相互に同期させるための同期
制御装置であって、(a)前記電気自動車の車速を検出
する車速検出手段と、(b)前記シフト操作体の中立位
置において前記変速機の中立段の後に達成される次回の
ギヤ段を決定する次回ギヤ段決定手段と、(c)その次
回ギヤ段決定手段により決定された次回のギヤ段と前記
電気自動車の車速とに基づいて、その次回のギヤ段が達
成されるときに連結される前記変速段切換装置の一組の
回転部材の回転速度が同等となるように前記電動モータ
の回転速度を制御する電動モータ回転速度同期制御手段
とを、含むことにある。
めの本発明の要旨とするところは、駆動用の電動モータ
と、その電動モータの回転を変速して駆動輪側へ伝達す
る変速機と、その変速機に設けられ、複数種類のギヤ段
に対応した複数組の回転部材のうちの1組の回転部材を
連結することによりその複数種類のギア段を選択的に達
成し、それら複数組の回転部材の連結を解放することに
より変速機の動力伝達経路を解放する中立段を達成する
変速段切換装置と、前記変速機を中立段とする中立位置
とその変速機を前記複数種類のギヤ段のいずれかとする
走行位置とに選択的に操作されるシフト操作体とを備え
る形式の電気自動車において、そのシフト操作体が中立
位置から走行位置へ切り換えられたときに連結される前
記変速段切換装置の一組の回転部材の回転をその一組の
回転部材の連結に先立って相互に同期させるための同期
制御装置であって、(a)前記電気自動車の車速を検出
する車速検出手段と、(b)前記シフト操作体の中立位
置において前記変速機の中立段の後に達成される次回の
ギヤ段を決定する次回ギヤ段決定手段と、(c)その次
回ギヤ段決定手段により決定された次回のギヤ段と前記
電気自動車の車速とに基づいて、その次回のギヤ段が達
成されるときに連結される前記変速段切換装置の一組の
回転部材の回転速度が同等となるように前記電動モータ
の回転速度を制御する電動モータ回転速度同期制御手段
とを、含むことにある。
【0007】
【作用】このようにすれば、電動モータ回転速度同期制
御手段は、次回ギヤ段決定手段により決定された次回の
ギヤ段と前記車速検出手段により検出された電気自動車
の車速とに基づいて、その次回のギヤ段が達成されると
きに連結される前記変速段切換装置の一組の回転部材の
回転速度が同等となるように前記電動モータの回転速度
を制御する。
御手段は、次回ギヤ段決定手段により決定された次回の
ギヤ段と前記車速検出手段により検出された電気自動車
の車速とに基づいて、その次回のギヤ段が達成されると
きに連結される前記変速段切換装置の一組の回転部材の
回転速度が同等となるように前記電動モータの回転速度
を制御する。
【0008】
【発明の効果】したがって、本発明の電気自動車用同期
制御装置によれば、変速機の複数種類のギヤ段のうち、
惰行走行後に達成されるべき次回のギヤ段が次回ギヤ段
決定手段により決定され、その次回のギヤ段が達成され
るときに連結される変速段切換装置の一組の回転部材の
回転速度が同等となるように電動モータの回転速度が制
御されるので、複数種類のギヤ段についてそれを達成さ
せるときに連結される変速段切換装置の一組の回転部材
がそれぞれ滑らかに連結される。このため、次回のギヤ
段がいずれのギヤ段であっても、シフト操作体が中立位
置から走行位置へ操作されてからギヤ段が達成されるま
での遅れ時間が短縮され、運転者に違和感を与えること
が解消される。
制御装置によれば、変速機の複数種類のギヤ段のうち、
惰行走行後に達成されるべき次回のギヤ段が次回ギヤ段
決定手段により決定され、その次回のギヤ段が達成され
るときに連結される変速段切換装置の一組の回転部材の
回転速度が同等となるように電動モータの回転速度が制
御されるので、複数種類のギヤ段についてそれを達成さ
せるときに連結される変速段切換装置の一組の回転部材
がそれぞれ滑らかに連結される。このため、次回のギヤ
段がいずれのギヤ段であっても、シフト操作体が中立位
置から走行位置へ操作されてからギヤ段が達成されるま
での遅れ時間が短縮され、運転者に違和感を与えること
が解消される。
【0009】ここで、好適には、上記電気自動車用同期
制御装置は、(d)車両の走行状態に基づいて前記変速
機のギヤ段を選択し、前記シフト操作体が走行位置に操
作されている期間には前記変速段切換装置にその選択さ
れたギヤ段を達成させる自動変速制御手段をさらに備
え、前記次回ギヤ段決定手段は、前記シフト操作体が中
立位置に操作されている期間においてその自動変速制御
手段と同様に選択されるギヤ段を次回のギヤ段として決
定する。このようにすれば、次回のギヤ段が自動的に決
定されるので、運転操作が容易となる利点がある。
制御装置は、(d)車両の走行状態に基づいて前記変速
機のギヤ段を選択し、前記シフト操作体が走行位置に操
作されている期間には前記変速段切換装置にその選択さ
れたギヤ段を達成させる自動変速制御手段をさらに備
え、前記次回ギヤ段決定手段は、前記シフト操作体が中
立位置に操作されている期間においてその自動変速制御
手段と同様に選択されるギヤ段を次回のギヤ段として決
定する。このようにすれば、次回のギヤ段が自動的に決
定されるので、運転操作が容易となる利点がある。
【0010】また、好適には、上記電気自動車用同期制
御装置は、(e)前記変速機が中立段とされた惰行走行
の後に達成されるべき次回のギヤ段を選択するために運
転者により操作される次回ギヤ段選択操作手段をさらに
備え、前記次回ギヤ段決定手段は、その次回ギヤ段選択
操作手段により選択されたギヤ段を次回ギヤ段として決
定する。このようにすれば、次回のギヤ段が選択操作に
従って決定されるので、運転の自由度が拡大され、運転
者の好みに合った運転が可能となる利点がある。
御装置は、(e)前記変速機が中立段とされた惰行走行
の後に達成されるべき次回のギヤ段を選択するために運
転者により操作される次回ギヤ段選択操作手段をさらに
備え、前記次回ギヤ段決定手段は、その次回ギヤ段選択
操作手段により選択されたギヤ段を次回ギヤ段として決
定する。このようにすれば、次回のギヤ段が選択操作に
従って決定されるので、運転の自由度が拡大され、運転
者の好みに合った運転が可能となる利点がある。
【0011】さらに、好適には、上記電気自動車用同期
制御装置は、(d)車両の走行状態に基づいて前記変速
機のギヤ段を選択し、前記シフト操作体が走行位置に操
作されている期間には前記変速段切換装置にその選択さ
れたギヤ段を達成させる自動変速制御手段と、(e)前
記変速機が中立段とされた惰行走行の後に達成されるべ
き次回のギヤ段を選択するために運転者により操作され
る次回ギヤ段選択操作手段と、(f)前記次回ギヤ段決
定手段が前記自動変速制御手段と同様に選択されたギヤ
段を次回のギヤ段として決定する自動決定モードと、そ
の次回ギヤ段決定手段が前記次回ギヤ段選択操作手段に
より選択されたギヤ段を次回ギヤ段として決定する手動
決定モードとを選択するモード切換操作手段とをさらに
備えて構成される。このようにすれば、次回のギヤ段が
自動的に決定されて運転操作が容易となる自動決定モー
ドと、次回のギヤ段が選択操作に従って決定されて運転
の自由度が拡大される手動決定モードとを選択できる利
点がある。
制御装置は、(d)車両の走行状態に基づいて前記変速
機のギヤ段を選択し、前記シフト操作体が走行位置に操
作されている期間には前記変速段切換装置にその選択さ
れたギヤ段を達成させる自動変速制御手段と、(e)前
記変速機が中立段とされた惰行走行の後に達成されるべ
き次回のギヤ段を選択するために運転者により操作され
る次回ギヤ段選択操作手段と、(f)前記次回ギヤ段決
定手段が前記自動変速制御手段と同様に選択されたギヤ
段を次回のギヤ段として決定する自動決定モードと、そ
の次回ギヤ段決定手段が前記次回ギヤ段選択操作手段に
より選択されたギヤ段を次回ギヤ段として決定する手動
決定モードとを選択するモード切換操作手段とをさらに
備えて構成される。このようにすれば、次回のギヤ段が
自動的に決定されて運転操作が容易となる自動決定モー
ドと、次回のギヤ段が選択操作に従って決定されて運転
の自由度が拡大される手動決定モードとを選択できる利
点がある。
【0012】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて詳
細に説明する。
細に説明する。
【0013】図1は、本実施例の電気自動車の動力伝達
機構を示す骨子図である。図1において、ハウジング1
0に固定された電動モータ12の出力軸14は変速機1
6の入力軸18とカップリング20を介して連結されて
おり、電動モータ12の出力は変速機16、その一対の
出力軸22に連結された一対の車軸24を介して左右の
駆動輪26に伝達されるようになっている。なお、上記
電動モータ12としては、永久磁石型ACモータ,誘導
モータ,DCモータ等、種々のモータが用いられ得る。
機構を示す骨子図である。図1において、ハウジング1
0に固定された電動モータ12の出力軸14は変速機1
6の入力軸18とカップリング20を介して連結されて
おり、電動モータ12の出力は変速機16、その一対の
出力軸22に連結された一対の車軸24を介して左右の
駆動輪26に伝達されるようになっている。なお、上記
電動モータ12としては、永久磁石型ACモータ,誘導
モータ,DCモータ等、種々のモータが用いられ得る。
【0014】上記変速機16においては、第1ローギヤ
28および第1ハイギヤ30が入力軸18に固定され、
第1ローギヤ28と噛み合う第2ローギヤ32および第
1ハイギヤ30と噛み合う第2ハイギヤ34が中間軸3
6に相対回転可能に支持され、中間軸36に固定された
中間軸出力ギヤ38が差動歯車装置40の大径ギヤ42
と噛み合わせられ、差動歯車装置40のピニオン44と
噛み合う一対の差動ギヤ46が前記一対の出力軸22に
連結されている。
28および第1ハイギヤ30が入力軸18に固定され、
第1ローギヤ28と噛み合う第2ローギヤ32および第
1ハイギヤ30と噛み合う第2ハイギヤ34が中間軸3
6に相対回転可能に支持され、中間軸36に固定された
中間軸出力ギヤ38が差動歯車装置40の大径ギヤ42
と噛み合わせられ、差動歯車装置40のピニオン44と
噛み合う一対の差動ギヤ46が前記一対の出力軸22に
連結されている。
【0015】上記中間軸36の第2ローギヤ32と第2
ハイギヤ34との間には、変速段切換装置として機能す
る同期噛合装置50が配設されている。この同期噛合装
置50は、図2に詳しく示すように、中間軸36に相対
回転不能に設けられたクラッチハブ52と、第2ローギ
ヤ32および第2ハイギヤ34に固定されたクラッチギ
ヤ54および56と、クラッチハブ52の外周に形成さ
れた溝に嵌め入れられ且つキースプリング58によって
スリーブ60の内周面に押し付けられている複数のシフ
ティングキー62と、シフティングキー62に相対回転
不能に係合しているとともにクラッチギヤ54および5
6に形成されたテーパ状外周面に相対回転可能に支持さ
れているシンクロナイザリング64および66とを備え
ている。上記スリーブ60の外周面には環状溝68が形
成される一方、ハウジング10により軸方向に移動可能
に支持されたシフトロッド70にはシフトフォーク72
が固定され、シフトフォーク72がその環状溝68に嵌
め入れられることによりスリーブ60と軸方向の相対移
動不能且つ軸まわりの相対回転可能に係合させられてい
る。そして、前記ハウジング10には、上記シフトロッ
ド70を軸方向に駆動するシフトアクチュエータ74が
設けられている。
ハイギヤ34との間には、変速段切換装置として機能す
る同期噛合装置50が配設されている。この同期噛合装
置50は、図2に詳しく示すように、中間軸36に相対
回転不能に設けられたクラッチハブ52と、第2ローギ
ヤ32および第2ハイギヤ34に固定されたクラッチギ
ヤ54および56と、クラッチハブ52の外周に形成さ
れた溝に嵌め入れられ且つキースプリング58によって
スリーブ60の内周面に押し付けられている複数のシフ
ティングキー62と、シフティングキー62に相対回転
不能に係合しているとともにクラッチギヤ54および5
6に形成されたテーパ状外周面に相対回転可能に支持さ
れているシンクロナイザリング64および66とを備え
ている。上記スリーブ60の外周面には環状溝68が形
成される一方、ハウジング10により軸方向に移動可能
に支持されたシフトロッド70にはシフトフォーク72
が固定され、シフトフォーク72がその環状溝68に嵌
め入れられることによりスリーブ60と軸方向の相対移
動不能且つ軸まわりの相対回転可能に係合させられてい
る。そして、前記ハウジング10には、上記シフトロッ
ド70を軸方向に駆動するシフトアクチュエータ74が
設けられている。
【0016】上記シフトアクチュエータ74によりスリ
ーブ60が一対のシンクロナイザリング64および66
のいずれにも係合しない図2に示す位置に位置させられ
ると、変速機16における動力伝達経路が遮断されて変
速機16が中立段とされる。しかし、シフトアクチュエ
ータ74によりスリーブ60がシンクロナイザリング6
4およびクラッチギヤ54に噛み合う位置に位置させら
れると、変速機16が第1速(ローギヤ)段とされる一
方、シフトアクチュエータ74によりスリーブ60がシ
ンクロナイザリング66およびクラッチギヤ56に噛み
合う位置に位置させられると、変速機16が第2速(ハ
イギヤ)段とされる。
ーブ60が一対のシンクロナイザリング64および66
のいずれにも係合しない図2に示す位置に位置させられ
ると、変速機16における動力伝達経路が遮断されて変
速機16が中立段とされる。しかし、シフトアクチュエ
ータ74によりスリーブ60がシンクロナイザリング6
4およびクラッチギヤ54に噛み合う位置に位置させら
れると、変速機16が第1速(ローギヤ)段とされる一
方、シフトアクチュエータ74によりスリーブ60がシ
ンクロナイザリング66およびクラッチギヤ56に噛み
合う位置に位置させられると、変速機16が第2速(ハ
イギヤ)段とされる。
【0017】たとえば、上記中立段から第1速ギヤ段へ
切り換えるためにスリーブ60がシンクロナイザリング
64およびクラッチギヤ54側へ駆動されたとき、上記
中間軸36と共に回転するスリーブ60とクラッチギヤ
54との間に回転速度差がある間はスリーブ60はシン
クロナイザリング64によって軸方向の移動が阻止さ
れ、所定の同期作用期間後にその回転速度差が解消され
るとスリーブ60の移動が許容されてクラッチギヤ54
と噛み合わせられる。すなわち、その同期作用期間で
は、シンクロナイザリング64とクラッチギヤ54のテ
ーパ状外周面との摩擦によって一対の回転部材であるス
リーブ60とクラッチギヤ54の回転が同期させられる
のである。この同期作用期間は、回転速度差が大きい程
長くなる。また、中立段から第2速ギヤ段へ切り換える
ためにスリーブ60がシンクロナイザリング66および
クラッチギヤ56側へ駆動されたときも同様に、互いに
噛み合わせられる一対の回転部材であるスリーブ60と
クラッチギヤ56との同期が完了するまでシンクロナイ
ザリング66によってスリーブ60の移動が阻止され
る。
切り換えるためにスリーブ60がシンクロナイザリング
64およびクラッチギヤ54側へ駆動されたとき、上記
中間軸36と共に回転するスリーブ60とクラッチギヤ
54との間に回転速度差がある間はスリーブ60はシン
クロナイザリング64によって軸方向の移動が阻止さ
れ、所定の同期作用期間後にその回転速度差が解消され
るとスリーブ60の移動が許容されてクラッチギヤ54
と噛み合わせられる。すなわち、その同期作用期間で
は、シンクロナイザリング64とクラッチギヤ54のテ
ーパ状外周面との摩擦によって一対の回転部材であるス
リーブ60とクラッチギヤ54の回転が同期させられる
のである。この同期作用期間は、回転速度差が大きい程
長くなる。また、中立段から第2速ギヤ段へ切り換える
ためにスリーブ60がシンクロナイザリング66および
クラッチギヤ56側へ駆動されたときも同様に、互いに
噛み合わせられる一対の回転部材であるスリーブ60と
クラッチギヤ56との同期が完了するまでシンクロナイ
ザリング66によってスリーブ60の移動が阻止され
る。
【0018】上記第1速ギヤ段が達成された状態では、
電動モータ12から入力された動力は、入力軸18、第
1ローギヤ28、第2ローギヤ32、中間軸36、差動
歯車装置50に至る動力伝達経路が形成され、上記第2
速ギヤ段が達成された状態では、電動モータ12から入
力された動力は、入力軸18、第1ハイギヤ30、第2
ハイギヤ34、中間軸36、差動歯車装置50に至る動
力伝達経路が形成される。第1速ギヤ段における変速比
iL (=入力軸18の回転速度Nin/出力軸22の回転
速度Nout )は、第2速ギヤ段における変速比iH より
も大きい。
電動モータ12から入力された動力は、入力軸18、第
1ローギヤ28、第2ローギヤ32、中間軸36、差動
歯車装置50に至る動力伝達経路が形成され、上記第2
速ギヤ段が達成された状態では、電動モータ12から入
力された動力は、入力軸18、第1ハイギヤ30、第2
ハイギヤ34、中間軸36、差動歯車装置50に至る動
力伝達経路が形成される。第1速ギヤ段における変速比
iL (=入力軸18の回転速度Nin/出力軸22の回転
速度Nout )は、第2速ギヤ段における変速比iH より
も大きい。
【0019】図1に示すように、駐車位置(Pレン
ジ)、後進走行位置(Rレンジ)、中立位置(Nレン
ジ)、前進走行位置(Dレンジ)に択一的に操作される
シフトレバー76が車両の運転席の近傍に設けられてい
る。このシフトレバー76は、パーキングロックポール
78とケーブル、ロッド、リンク、油圧管および油圧ア
クチュエータなどの機械的連結機構、或いはスイッチ、
リード線および電磁アクチュエータなどの電気的連結機
構によって作動的に連結されており、そのパーキングロ
ックポール78は、シフトレバー76が駐車位置へ操作
されると、中間軸36に固定されたパーキングロックギ
ヤ80に係合させられて、中間軸36およびこれに作動
的に連結された駆動輪26の回転が阻止されるようにな
っている。
ジ)、後進走行位置(Rレンジ)、中立位置(Nレン
ジ)、前進走行位置(Dレンジ)に択一的に操作される
シフトレバー76が車両の運転席の近傍に設けられてい
る。このシフトレバー76は、パーキングロックポール
78とケーブル、ロッド、リンク、油圧管および油圧ア
クチュエータなどの機械的連結機構、或いはスイッチ、
リード線および電磁アクチュエータなどの電気的連結機
構によって作動的に連結されており、そのパーキングロ
ックポール78は、シフトレバー76が駐車位置へ操作
されると、中間軸36に固定されたパーキングロックギ
ヤ80に係合させられて、中間軸36およびこれに作動
的に連結された駆動輪26の回転が阻止されるようにな
っている。
【0020】本実施例の電気自動車には、図3に示す制
御回路が備えられている。フォーク位置センサ82は、
シフトフォーク72の位置を検出してその位置を表すフ
ォーク位置信号SForkをシフト制御装置84へ出力す
る。このフォーク位置信号SForkは変速機16の実際の
変速段を表すものであり、フォーク位置センサ82は変
速機16の中立段、第1速ギヤ段、第2速ギヤ段を検出
する変速段検出手段として機能している。モータ回転速
度センサ86は、電動モータ12の出力軸14の回転速
度Nm を検出してそのモータ回転速度Nm を表すモータ
回転速度信号SNmをシフト制御装置84へ出力する。車
速センサ88は、出力軸22の回転速度Nout を検出し
てその出力軸回転速度Nout を表す出力軸回転速度信号
SNoutをシフト制御装置84へ出力する。この出力軸2
2の回転速度Nout は車速Vに対応している。上記モー
タ回転速度センサ86および車速センサ88は、光学式
パルスジェネレータ、電磁式ピックアップなどにて構成
される。
御回路が備えられている。フォーク位置センサ82は、
シフトフォーク72の位置を検出してその位置を表すフ
ォーク位置信号SForkをシフト制御装置84へ出力す
る。このフォーク位置信号SForkは変速機16の実際の
変速段を表すものであり、フォーク位置センサ82は変
速機16の中立段、第1速ギヤ段、第2速ギヤ段を検出
する変速段検出手段として機能している。モータ回転速
度センサ86は、電動モータ12の出力軸14の回転速
度Nm を検出してそのモータ回転速度Nm を表すモータ
回転速度信号SNmをシフト制御装置84へ出力する。車
速センサ88は、出力軸22の回転速度Nout を検出し
てその出力軸回転速度Nout を表す出力軸回転速度信号
SNoutをシフト制御装置84へ出力する。この出力軸2
2の回転速度Nout は車速Vに対応している。上記モー
タ回転速度センサ86および車速センサ88は、光学式
パルスジェネレータ、電磁式ピックアップなどにて構成
される。
【0021】シフト操作位置センサ90は、シフトレバ
ー76の操作位置である駐車(P)位置、後進走行
(R)位置、中立(N)位置、前進走行(D)位置のい
ずれかを検出してその操作位置を表す操作位置信号SSh
ift をシフト制御装置84およびモータトルク制御装置
92へ出力する。アクセル操作量センサ94は、車両の
アクセルペダル96の操作量Ac を検出してその操作量
Ac を表す信号SAcをシフト制御装置84およびモータ
トルク制御装置92へ出力する。
ー76の操作位置である駐車(P)位置、後進走行
(R)位置、中立(N)位置、前進走行(D)位置のい
ずれかを検出してその操作位置を表す操作位置信号SSh
ift をシフト制御装置84およびモータトルク制御装置
92へ出力する。アクセル操作量センサ94は、車両の
アクセルペダル96の操作量Ac を検出してその操作量
Ac を表す信号SAcをシフト制御装置84およびモータ
トルク制御装置92へ出力する。
【0022】上記シフト制御装置84は、CPU,RA
M,ROM,入出力インタフェース回路等を有するマイ
クロコンピュータをそれぞれ備えて構成されており、R
AMの一時記憶機能を利用しつつROMに予め記憶され
たプログラムに従って入力信号の処理を行い、変速段を
表す変速指令信号SActをシフトアクチュエータ74へ
出力する。シフトアクチュエータ74は、変速指令信号
SActに従ってシフトフォーク72を位置決めすること
により変速指令信号SActが示す変速段に変速機16を
切り換える。また、シフト制御装置84は、シフトレバ
ー76が中立位置へ操作されたときに回転させられる電
動モータ12の惰行走行時の補正トルクΔTを表す補正
トルク信号SΔTをモータトルク制御装置92に出力す
る。
M,ROM,入出力インタフェース回路等を有するマイ
クロコンピュータをそれぞれ備えて構成されており、R
AMの一時記憶機能を利用しつつROMに予め記憶され
たプログラムに従って入力信号の処理を行い、変速段を
表す変速指令信号SActをシフトアクチュエータ74へ
出力する。シフトアクチュエータ74は、変速指令信号
SActに従ってシフトフォーク72を位置決めすること
により変速指令信号SActが示す変速段に変速機16を
切り換える。また、シフト制御装置84は、シフトレバ
ー76が中立位置へ操作されたときに回転させられる電
動モータ12の惰行走行時の補正トルクΔTを表す補正
トルク信号SΔTをモータトルク制御装置92に出力す
る。
【0023】上記モータトルク制御装置92も、CP
U,RAM,ROM,入出力インタフェース回路等を有
するマイクロコンピュータをそれぞれ備えて構成されて
おり、RAMの一時記憶機能を利用しつつROMに予め
記憶されたプログラムに従って入力信号の処理を行い、
シフトレバー76が前進走行位置或いは後進走行位置へ
操作されているときにアクセルペダル96の操作量Ac
に対応した大きさの指令トルクT* を表すトルク指令信
号ST* をモータ駆動制御回路98に出力する。モータ
駆動制御回路98は、トルク指令信号ST* が表す指令
トルクT* が発生するように電動モータ12に供給され
る電力を制御する。また、モータトルク制御装置92
は、シフトレバー76が中立位置へ操作されている惰行
走行状態には、前記惰行走行時の補正トルクΔTを表す
補正トルク信号SΔTをモータ駆動制御回路98に出力
する。この惰行走行時の補正トルクΔTは、その惰行走
行の次回のギヤ段が達成されるときに連結される前記同
期噛合装置50の一組の回転部材の回転速度を同等とす
るための値である。なお、電動モータ12の出力トルク
はそれに供給される駆動電流、駆動電圧、駆動周波数、
スイッチングのデューティ比などにより制御される。
U,RAM,ROM,入出力インタフェース回路等を有
するマイクロコンピュータをそれぞれ備えて構成されて
おり、RAMの一時記憶機能を利用しつつROMに予め
記憶されたプログラムに従って入力信号の処理を行い、
シフトレバー76が前進走行位置或いは後進走行位置へ
操作されているときにアクセルペダル96の操作量Ac
に対応した大きさの指令トルクT* を表すトルク指令信
号ST* をモータ駆動制御回路98に出力する。モータ
駆動制御回路98は、トルク指令信号ST* が表す指令
トルクT* が発生するように電動モータ12に供給され
る電力を制御する。また、モータトルク制御装置92
は、シフトレバー76が中立位置へ操作されている惰行
走行状態には、前記惰行走行時の補正トルクΔTを表す
補正トルク信号SΔTをモータ駆動制御回路98に出力
する。この惰行走行時の補正トルクΔTは、その惰行走
行の次回のギヤ段が達成されるときに連結される前記同
期噛合装置50の一組の回転部材の回転速度を同等とす
るための値である。なお、電動モータ12の出力トルク
はそれに供給される駆動電流、駆動電圧、駆動周波数、
スイッチングのデューティ比などにより制御される。
【0024】次に、上記シフト制御装置84およびモー
タトルク制御装置92の制御作動について、図4、図
5、および図6のフローチャートを参照しつつ具体的に
説明する。図4はシフト制御装置84の変速制御および
Nレンジモータ同期制御に関する作動を示し、図5は図
4のステップS10における次回ギヤ段設定ルーチンを
詳しく説明するステップを示し、図6はモータトルク制
御装置92のモータトルク制御に関するものであり、図
4および図6に示すルーチンは何れも8〜32msec程度
のサイクルタイムで繰り返し実行される。
タトルク制御装置92の制御作動について、図4、図
5、および図6のフローチャートを参照しつつ具体的に
説明する。図4はシフト制御装置84の変速制御および
Nレンジモータ同期制御に関する作動を示し、図5は図
4のステップS10における次回ギヤ段設定ルーチンを
詳しく説明するステップを示し、図6はモータトルク制
御装置92のモータトルク制御に関するものであり、図
4および図6に示すルーチンは何れも8〜32msec程度
のサイクルタイムで繰り返し実行される。
【0025】図4において、ステップS1では次回ギヤ
段フラグFGearの内容が「0」にクリアされる。この次
回ギヤ段フラグFGearは、その内容が「1」であるとき
には次回のギヤ段が第1速ギヤ段であることを示し、そ
の内容が「0」であるときには次回のギヤ段が第2速ギ
ヤ段であることを示す。ここで、次回のギヤ段とは、シ
フトレバー76が中立位置に操作されて変速機16が中
立段とされた電気自動車の惰行走行の後にシフトシフト
レバー76が前進走行位置へ操作されたときに最初に達
成される変速機16のギヤ段を意味している。次いで、
ステップS2、S3、S4、S5、S6では、アクセル
ペダル操作量Ac 、モータ回転速度Nm、出力軸回転速
度Nout 、フォーク位置Fork 、シフト操作位置Shift
が読み込まれる。
段フラグFGearの内容が「0」にクリアされる。この次
回ギヤ段フラグFGearは、その内容が「1」であるとき
には次回のギヤ段が第1速ギヤ段であることを示し、そ
の内容が「0」であるときには次回のギヤ段が第2速ギ
ヤ段であることを示す。ここで、次回のギヤ段とは、シ
フトレバー76が中立位置に操作されて変速機16が中
立段とされた電気自動車の惰行走行の後にシフトシフト
レバー76が前進走行位置へ操作されたときに最初に達
成される変速機16のギヤ段を意味している。次いで、
ステップS2、S3、S4、S5、S6では、アクセル
ペダル操作量Ac 、モータ回転速度Nm、出力軸回転速
度Nout 、フォーク位置Fork 、シフト操作位置Shift
が読み込まれる。
【0026】次いで、ステップS7では、たとえば図7
に示す予め記憶された関係から実際のアクセルペダル操
作量Ac 、出力軸回転速度Nout 、フォーク位置Fork
、シフト操作位置Shiftに基づいて変速機16のギヤ
段の切換すなわち変速を実行するか否かが判断される。
たとえば、シフトレバー76が前進走行位置に操作され
ている場合において実際のアクセルペダル操作量Ac お
よび出力軸回転速度Nout を示す点が図7の1→2シフ
トアップ線を左から右へ横切った場合には第2速ギヤ段
への変速と判断され、また、実際のアクセルペダル操作
量Ac および出力軸回転速度Nout を示す点が図7の2
→1シフトダウン線を右から左へ横切った場合には第1
速ギヤ段への変速と判断される。すなわち、図7に示す
予め記憶された変速線図において実際のアクセル操作量
Ac および出力軸回転速度Nout により表される車両走
行状態が第1速領域ALo、ヒステリシス領域AHys 、第
2速領域AHiのいずれの領域に属するか否かが判断さ
れ、それまでと同じ領域に属するか或いはヒステリシス
領域AHys へ新たに属するようになった場合にはそれま
でのギヤ段が維持されるが、第1速領域ALoまたは第2
速領域AHiへ新たに属するようになった場合には第1速
ギヤ段または第2速ギヤ段への変速が判断されるのであ
る。
に示す予め記憶された関係から実際のアクセルペダル操
作量Ac 、出力軸回転速度Nout 、フォーク位置Fork
、シフト操作位置Shiftに基づいて変速機16のギヤ
段の切換すなわち変速を実行するか否かが判断される。
たとえば、シフトレバー76が前進走行位置に操作され
ている場合において実際のアクセルペダル操作量Ac お
よび出力軸回転速度Nout を示す点が図7の1→2シフ
トアップ線を左から右へ横切った場合には第2速ギヤ段
への変速と判断され、また、実際のアクセルペダル操作
量Ac および出力軸回転速度Nout を示す点が図7の2
→1シフトダウン線を右から左へ横切った場合には第1
速ギヤ段への変速と判断される。すなわち、図7に示す
予め記憶された変速線図において実際のアクセル操作量
Ac および出力軸回転速度Nout により表される車両走
行状態が第1速領域ALo、ヒステリシス領域AHys 、第
2速領域AHiのいずれの領域に属するか否かが判断さ
れ、それまでと同じ領域に属するか或いはヒステリシス
領域AHys へ新たに属するようになった場合にはそれま
でのギヤ段が維持されるが、第1速領域ALoまたは第2
速領域AHiへ新たに属するようになった場合には第1速
ギヤ段または第2速ギヤ段への変速が判断されるのであ
る。
【0027】上記ステップS7の判断が肯定された場合
には、上記ステップS7において判断された変速段を達
成するためにステップS8において変速機16のギヤ段
切換ルーチンが実行される。このギヤ段切換ルーチンで
は、指令トルクT* が小さくされて変速機16における
伝達トルクが低下させられると同時に、シフトアクチュ
エータ74が駆動されることにより、同期噛合装置50
がそれまでのギヤ段から中立段を経て他のギヤ段へ作動
させられた後、前記ステップS2以下が再び実行され
る。本実施例では、上記ステップS7およびS8が、変
速機16のギヤ段をアクセル操作量Ac および車速(出
力軸回転速度Nout )により表される車両の走行状態に
基づいて自動的に決定し且つ決定されたギヤ段を達成す
る自動変速制御手段に対応している。
には、上記ステップS7において判断された変速段を達
成するためにステップS8において変速機16のギヤ段
切換ルーチンが実行される。このギヤ段切換ルーチンで
は、指令トルクT* が小さくされて変速機16における
伝達トルクが低下させられると同時に、シフトアクチュ
エータ74が駆動されることにより、同期噛合装置50
がそれまでのギヤ段から中立段を経て他のギヤ段へ作動
させられた後、前記ステップS2以下が再び実行され
る。本実施例では、上記ステップS7およびS8が、変
速機16のギヤ段をアクセル操作量Ac および車速(出
力軸回転速度Nout )により表される車両の走行状態に
基づいて自動的に決定し且つ決定されたギヤ段を達成す
る自動変速制御手段に対応している。
【0028】しかし、上記ステップS7の判断が否定さ
れた場合には、ステップS9において、シフトレバー7
6の実際の操作位置が中立位置すなわちNレンジである
か否かが判断される。このステップS9の判断が否定さ
れた場合には本ルーチンが終了させられて前記ステップ
S2以下が再び実行されるが、肯定された場合にはステ
ップS10以下のNレンジ時の同期制御ルーチンが実行
される。
れた場合には、ステップS9において、シフトレバー7
6の実際の操作位置が中立位置すなわちNレンジである
か否かが判断される。このステップS9の判断が否定さ
れた場合には本ルーチンが終了させられて前記ステップ
S2以下が再び実行されるが、肯定された場合にはステ
ップS10以下のNレンジ時の同期制御ルーチンが実行
される。
【0029】上記ステップS10では、次回ギヤ段決定
手段に対応する図5に示す次回ギヤ段設定ルーチンが実
行される。すなわち、図5のステップSA1では、図7
に示す予め記憶された変速線図において実際のアクセル
操作量Ac および出力軸回転速度Nout により表される
車両走行状態が第1速領域ALoまたは第2速領域AHiの
いずれの領域に属するか否かが検索される。続くステッ
プSA2では、上記車両走行状態が第1速領域ALoに属
するか否かが判断される。このステップSA2の判断が
肯定された場合には、ステップSA3において次回ギヤ
段フラグFGearの内容が「1」にセットされた後、本次
回ギヤ段設定ルーチンが終了させられる。反対に、上記
ステップSA2の判断が否定された場合には、ステップ
SA4において上記車両走行状態が第2速領域AHiに属
するか否かが判断される。このステップSA4の判断が
肯定された場合にはステップSA5において上記次回ギ
ヤ段フラグFGearの内容が「0」にセットされた後、本
次回ギヤ段設定ルーチンが終了させられるが、否定され
た場合には本次回ギヤ段設定ルーチンが終了させられ
て、次回ギヤ段フラグFGearの内容は変更されない。こ
のため、上記ステップS10が初めて実行されたときに
ステップSA4の判断が否定された場合には、次回ギヤ
段フラグFGearの内容が初期設定のままの「0」に維持
される。
手段に対応する図5に示す次回ギヤ段設定ルーチンが実
行される。すなわち、図5のステップSA1では、図7
に示す予め記憶された変速線図において実際のアクセル
操作量Ac および出力軸回転速度Nout により表される
車両走行状態が第1速領域ALoまたは第2速領域AHiの
いずれの領域に属するか否かが検索される。続くステッ
プSA2では、上記車両走行状態が第1速領域ALoに属
するか否かが判断される。このステップSA2の判断が
肯定された場合には、ステップSA3において次回ギヤ
段フラグFGearの内容が「1」にセットされた後、本次
回ギヤ段設定ルーチンが終了させられる。反対に、上記
ステップSA2の判断が否定された場合には、ステップ
SA4において上記車両走行状態が第2速領域AHiに属
するか否かが判断される。このステップSA4の判断が
肯定された場合にはステップSA5において上記次回ギ
ヤ段フラグFGearの内容が「0」にセットされた後、本
次回ギヤ段設定ルーチンが終了させられるが、否定され
た場合には本次回ギヤ段設定ルーチンが終了させられ
て、次回ギヤ段フラグFGearの内容は変更されない。こ
のため、上記ステップS10が初めて実行されたときに
ステップSA4の判断が否定された場合には、次回ギヤ
段フラグFGearの内容が初期設定のままの「0」に維持
される。
【0030】以上のようにして次回のギヤ段が設定され
ると、次回ギヤ段達成時入力軸回転速度決定手段に対応
する図4のステップS11において、次回のギヤ段の変
速比iが車速センサ88により検出された出力軸22の
回転速度Nout に乗算されることにより、次回のギヤ段
が達成されたときの入力軸18の回転速度Ninが算出さ
れる。たとえば、次回ギヤ段フラグFGearの内容が
「1」であるときは、第1速ギヤ段の変速比iL が出力
軸22の回転速度Nout に乗算され、次回ギヤ段フラグ
FGearの内容が「0」であるときは、第2速ギヤ段の変
速比iH が出力軸22の回転速度Nout に乗算される。
ると、次回ギヤ段達成時入力軸回転速度決定手段に対応
する図4のステップS11において、次回のギヤ段の変
速比iが車速センサ88により検出された出力軸22の
回転速度Nout に乗算されることにより、次回のギヤ段
が達成されたときの入力軸18の回転速度Ninが算出さ
れる。たとえば、次回ギヤ段フラグFGearの内容が
「1」であるときは、第1速ギヤ段の変速比iL が出力
軸22の回転速度Nout に乗算され、次回ギヤ段フラグ
FGearの内容が「0」であるときは、第2速ギヤ段の変
速比iH が出力軸22の回転速度Nout に乗算される。
【0031】続いて、制御偏差算出手段に対応するステ
ップS12では、電動モータ12の回転速度Nm と上記
次回のギヤ段が達成されたときの入力軸18の回転速度
Ninとの回転速度差No すなわち制御偏差が算出され、
フィードバック制御手段に対応するステップS13乃至
S18においてその回転速度差No が解消されるように
惰行走行時の補正トルクΔTが調節されてから、前記ス
テップS2以下が繰り返し実行される。すなわち、ステ
ップS13では、上記回転速度差No の絶対値が予め設
定された判断基準値a以上であるか否かが判断される。
この判断基準値aは、上記回転速度差No が制御を必要
とする程大きくなった状態であるか否かを判断するため
の値である。このステップS13の判断が否定された場
合は、回転速度差No が極めて小さい状態であるので、
上記電動モータ12の惰行走行時の補正トルクΔTが零
とされる。しかし、上記ステップS13の判断が肯定さ
れた場合は、ステップS15においてたとえば図8に示
す予め設定された関係から上記回転速度差No の絶対値
に基づいてトルク補正値To が算出される。この関係
は、電動モータ12の回転速度Nm を次回のギヤ段が達
成されたときの入力軸18の回転速度Ninに一致させる
フィードバックゲインに対応している。次いで、ステッ
プS16では上記回転速度差No が正の値であるか否か
が判断される。このステップS16の判断が肯定された
場合は、電動モータ12の回転速度Nmが次回のギヤ段
が達成されたときの入力軸18の回転速度Ninより大き
い状態であるので、上記ステップS15にて算出された
トルク補正値To の負の値−Toが惰行走行時の補正ト
ルクΔTとして採用される。しかし、上記ステップS1
6の判断が否定された場合は、電動モータ12の回転速
度Nm が次回のギヤ段が達成されたときの入力軸18の
回転速度Ninより小さい状態であるので、上記ステップ
S15にて算出されたトルク補正値To (正の値)が惰
行走行時の補正トルクΔTとして採用される。上記のよ
うにして決定された補正トルクΔTを表す補正トルク信
号SΔTはモータトルク制御装置92に出力される。
ップS12では、電動モータ12の回転速度Nm と上記
次回のギヤ段が達成されたときの入力軸18の回転速度
Ninとの回転速度差No すなわち制御偏差が算出され、
フィードバック制御手段に対応するステップS13乃至
S18においてその回転速度差No が解消されるように
惰行走行時の補正トルクΔTが調節されてから、前記ス
テップS2以下が繰り返し実行される。すなわち、ステ
ップS13では、上記回転速度差No の絶対値が予め設
定された判断基準値a以上であるか否かが判断される。
この判断基準値aは、上記回転速度差No が制御を必要
とする程大きくなった状態であるか否かを判断するため
の値である。このステップS13の判断が否定された場
合は、回転速度差No が極めて小さい状態であるので、
上記電動モータ12の惰行走行時の補正トルクΔTが零
とされる。しかし、上記ステップS13の判断が肯定さ
れた場合は、ステップS15においてたとえば図8に示
す予め設定された関係から上記回転速度差No の絶対値
に基づいてトルク補正値To が算出される。この関係
は、電動モータ12の回転速度Nm を次回のギヤ段が達
成されたときの入力軸18の回転速度Ninに一致させる
フィードバックゲインに対応している。次いで、ステッ
プS16では上記回転速度差No が正の値であるか否か
が判断される。このステップS16の判断が肯定された
場合は、電動モータ12の回転速度Nmが次回のギヤ段
が達成されたときの入力軸18の回転速度Ninより大き
い状態であるので、上記ステップS15にて算出された
トルク補正値To の負の値−Toが惰行走行時の補正ト
ルクΔTとして採用される。しかし、上記ステップS1
6の判断が否定された場合は、電動モータ12の回転速
度Nm が次回のギヤ段が達成されたときの入力軸18の
回転速度Ninより小さい状態であるので、上記ステップ
S15にて算出されたトルク補正値To (正の値)が惰
行走行時の補正トルクΔTとして採用される。上記のよ
うにして決定された補正トルクΔTを表す補正トルク信
号SΔTはモータトルク制御装置92に出力される。
【0032】モータトルク制御装置92は、図6に示す
作動に従って電動モータ12の出力トルクを制御し、そ
の回転速度Nm を制御する。すなわち、ステップSM1
においてシフトレバー76の操作位置が前進走行位置
(Dレンジ)であるか否かが信号SShift に基づいて判
断される。このステップSM1の判断が肯定された場合
には、ステップSM2において、予め設定された関係T
* =T(Ac )からアクセルペダル操作量Ac に基づい
て指令トルクT* が決定され、モータ駆動制御回路98
へ出力される。この関係T* =T(Ac )はアクセルペ
ダル操作量Ac に応じて指令トルクT* を大きくする。
しかし、上記ステップSM1の判断が否定された場合に
は、ステップSM3においてシフトレバー76の操作位
置が中立位置(Nレンジ)であるか否かが信号SShift
に基づいて判断される。このステップSM3の判断が肯
定された場合は、同期噛合装置50が中立段とされて変
速機16の動力伝達経路が遮断されることにより車両が
惰行走行させられる状態であるので、ステップSM4に
おいて、シフト制御装置84からの補正トルク信号SΔ
Tが表す補正トルクΔTがそれまでの指令トルクT* に
加算されてその指令トルクT* が更新される。上記ステ
ップSM3およびSM4は、惰行走行期間において前記
回転速度差No を解消するための指令トルクT* を出力
する出力手段に対応している。
作動に従って電動モータ12の出力トルクを制御し、そ
の回転速度Nm を制御する。すなわち、ステップSM1
においてシフトレバー76の操作位置が前進走行位置
(Dレンジ)であるか否かが信号SShift に基づいて判
断される。このステップSM1の判断が肯定された場合
には、ステップSM2において、予め設定された関係T
* =T(Ac )からアクセルペダル操作量Ac に基づい
て指令トルクT* が決定され、モータ駆動制御回路98
へ出力される。この関係T* =T(Ac )はアクセルペ
ダル操作量Ac に応じて指令トルクT* を大きくする。
しかし、上記ステップSM1の判断が否定された場合に
は、ステップSM3においてシフトレバー76の操作位
置が中立位置(Nレンジ)であるか否かが信号SShift
に基づいて判断される。このステップSM3の判断が肯
定された場合は、同期噛合装置50が中立段とされて変
速機16の動力伝達経路が遮断されることにより車両が
惰行走行させられる状態であるので、ステップSM4に
おいて、シフト制御装置84からの補正トルク信号SΔ
Tが表す補正トルクΔTがそれまでの指令トルクT* に
加算されてその指令トルクT* が更新される。上記ステ
ップSM3およびSM4は、惰行走行期間において前記
回転速度差No を解消するための指令トルクT* を出力
する出力手段に対応している。
【0033】これにより、シフトレバー76が中立位置
へ操作された惰行走行状態においては、電動モータ12
の回転速度Nm を上記次回のギヤ段が達成されたときの
入力軸18の回転速度Ninに一致させるように電動モー
タ12の出力トルクすなわち回転速度Nm が制御され
る。図9は、車両走行中にシフトレバー76が中立位置
へ操作されて変速機16の動力伝達経路が遮断され、そ
の後にシフトレバー76が前進走行位置へ操作された場
合における電動モータ12の回転速度Nm および出力軸
回転速度Nout の変化を示すタイムチャートである。図
において、実線は下り坂の走行を示し、1点鎖線は上り
坂の走行を示している。
へ操作された惰行走行状態においては、電動モータ12
の回転速度Nm を上記次回のギヤ段が達成されたときの
入力軸18の回転速度Ninに一致させるように電動モー
タ12の出力トルクすなわち回転速度Nm が制御され
る。図9は、車両走行中にシフトレバー76が中立位置
へ操作されて変速機16の動力伝達経路が遮断され、そ
の後にシフトレバー76が前進走行位置へ操作された場
合における電動モータ12の回転速度Nm および出力軸
回転速度Nout の変化を示すタイムチャートである。図
において、実線は下り坂の走行を示し、1点鎖線は上り
坂の走行を示している。
【0034】上述のように本実施例では、次回ギヤ段決
定手段に対応するステップS10において次回のギヤ段
が決定され、電動モータ回転速度同期制御手段に対応す
るステップS11乃至S18およびステップSM3、S
M4において、次回ギヤ段が達成されたときの入力軸回
転速度Ninに電動モータ12の回転速度Nm が一致する
ように電動モータ12の出力トルクが制御され、その次
回のギヤ段が達成されるときに連結される同期噛合装置
50の一対の回転部材であるスリーブ60とクラッチギ
ヤ54または56との回転速度が同等となるように電動
モータ12の回転速度Nm が制御される。換言すれば、
上記電動モータ回転速度同期制御手段により、次回のギ
ヤ段と前記車速センサ88により検出された出力軸回転
速度(車速)Nout とに基づいて、その次回のギヤ段が
達成されるときに連結される同期噛合装置50の一組の
回転部材であるスリーブ60とクラッチギヤ54または
56との回転速度が同等となるように電動モータ12の
回転速度Nm が制御される。
定手段に対応するステップS10において次回のギヤ段
が決定され、電動モータ回転速度同期制御手段に対応す
るステップS11乃至S18およびステップSM3、S
M4において、次回ギヤ段が達成されたときの入力軸回
転速度Ninに電動モータ12の回転速度Nm が一致する
ように電動モータ12の出力トルクが制御され、その次
回のギヤ段が達成されるときに連結される同期噛合装置
50の一対の回転部材であるスリーブ60とクラッチギ
ヤ54または56との回転速度が同等となるように電動
モータ12の回転速度Nm が制御される。換言すれば、
上記電動モータ回転速度同期制御手段により、次回のギ
ヤ段と前記車速センサ88により検出された出力軸回転
速度(車速)Nout とに基づいて、その次回のギヤ段が
達成されるときに連結される同期噛合装置50の一組の
回転部材であるスリーブ60とクラッチギヤ54または
56との回転速度が同等となるように電動モータ12の
回転速度Nm が制御される。
【0035】したがって、次回ギヤ段が変速機16の複
数種類のギヤ段のうちのいずれであっても、その次回の
ギヤ段を達成させるときに連結される同期噛合装置50
の一組の回転部材であるスリーブ60とクラッチギヤ5
4または56とがそれぞれ滑らかに連結されるととも
に、その同期噛合装置50の負担が軽減される。また、
次回のギヤ段がいずれのギヤ段であっても、シフトレバ
ー76が中立位置から前進走行位置へ操作されてから次
回のギヤ段が達成されるまでの遅れ時間が短縮され、運
転者に違和感を与えることが解消される。
数種類のギヤ段のうちのいずれであっても、その次回の
ギヤ段を達成させるときに連結される同期噛合装置50
の一組の回転部材であるスリーブ60とクラッチギヤ5
4または56とがそれぞれ滑らかに連結されるととも
に、その同期噛合装置50の負担が軽減される。また、
次回のギヤ段がいずれのギヤ段であっても、シフトレバ
ー76が中立位置から前進走行位置へ操作されてから次
回のギヤ段が達成されるまでの遅れ時間が短縮され、運
転者に違和感を与えることが解消される。
【0036】また、本実施例によれば、電気自動車の走
行中においてシフトレバー76を中立位置に操作した惰
行走行期間では、前記ステップS10により次回のギヤ
段が自動的に決定されるので、手動操作により次回のギ
ヤ段を選択する場合に比較して運転操作が容易となる利
点がある。
行中においてシフトレバー76を中立位置に操作した惰
行走行期間では、前記ステップS10により次回のギヤ
段が自動的に決定されるので、手動操作により次回のギ
ヤ段を選択する場合に比較して運転操作が容易となる利
点がある。
【0037】また、本実施例によれば、図7の変速線図
においてヒステリシス領域AHys が設けられていること
から、電気自動車のシフトレバー76を中立位置に操作
した惰行走行期間において車速が変化しても次回のギヤ
段の決定が安定してその次回ギヤ段達成時の入力軸回転
速度Ninがばらつかないので、電動モータ12の回転速
度Nm の変動が可及的に小さくされ、不要な電力消費が
防止される利点がある。
においてヒステリシス領域AHys が設けられていること
から、電気自動車のシフトレバー76を中立位置に操作
した惰行走行期間において車速が変化しても次回のギヤ
段の決定が安定してその次回ギヤ段達成時の入力軸回転
速度Ninがばらつかないので、電動モータ12の回転速
度Nm の変動が可及的に小さくされ、不要な電力消費が
防止される利点がある。
【0038】また、本実施例の電気自動車用変速機16
は、同期噛合装置50のスリーブ60とクラッチギヤ5
4または56との噛み合いを解放することにより動力伝
達を遮断できることから、車両走行中にシフトレバー7
6を中立位置へ操作することにより、惰性走行を行うこ
とが可能であり、電気自動車の運転操作の自由度が高く
なる。たとえば、シフトレバー76を中立位置へ操作し
て動力伝達経路を遮断することにより、電動モータ12
のロック故障が発生した場合でも容易に車両を移動する
ことができるし、モータ制御系の異常などで電動モータ
12の異常回転が発生した場合でも車両の走行異常を容
易に回避することができる。
は、同期噛合装置50のスリーブ60とクラッチギヤ5
4または56との噛み合いを解放することにより動力伝
達を遮断できることから、車両走行中にシフトレバー7
6を中立位置へ操作することにより、惰性走行を行うこ
とが可能であり、電気自動車の運転操作の自由度が高く
なる。たとえば、シフトレバー76を中立位置へ操作し
て動力伝達経路を遮断することにより、電動モータ12
のロック故障が発生した場合でも容易に車両を移動する
ことができるし、モータ制御系の異常などで電動モータ
12の異常回転が発生した場合でも車両の走行異常を容
易に回避することができる。
【0039】次に、本発明の他の実施例を説明する。な
お、以下の説明において前述の実施例と共通する部分に
は同一の符号を付して説明を省略する。
お、以下の説明において前述の実施例と共通する部分に
は同一の符号を付して説明を省略する。
【0040】図10は本発明の他の実施例における電気
自動車の制御回路の構成を示している。この図10の制
御回路は、マニュアル選択スイッチ100が前記実施例
の図3に示す制御回路に加えられることにより構成され
ている。このマニュアル選択スイッチ100は、次回ギ
ヤ段選択操作手段として機能するものであって、前記次
回ギヤ段を選択するために第1速ギヤ段側位置および第
2速ギヤ段側位置のいずれかへ手動で切換操作され、切
換操作された位置を表す信号SRange をシフト制御装置
84へ出力する。このマニュアル選択スイッチ100を
操作するための操作体たとえば操作レバー或いは操作釦
は、変速機16との間に何等機械的に連結されておら
ず、電気的にのみシフト制御装置84と連結されてい
る。
自動車の制御回路の構成を示している。この図10の制
御回路は、マニュアル選択スイッチ100が前記実施例
の図3に示す制御回路に加えられることにより構成され
ている。このマニュアル選択スイッチ100は、次回ギ
ヤ段選択操作手段として機能するものであって、前記次
回ギヤ段を選択するために第1速ギヤ段側位置および第
2速ギヤ段側位置のいずれかへ手動で切換操作され、切
換操作された位置を表す信号SRange をシフト制御装置
84へ出力する。このマニュアル選択スイッチ100を
操作するための操作体たとえば操作レバー或いは操作釦
は、変速機16との間に何等機械的に連結されておら
ず、電気的にのみシフト制御装置84と連結されてい
る。
【0041】図11は、前記図4のステップS10に相
当するものであり、上記マニュアル選択スイッチ100
が備えられた本実施例の電気自動車用同期制御装置にお
ける次回ギヤ段設定ルーチンを詳しく示している。図1
1において、ステップSB1では、上記マニュアル選択
スイッチ100からの切換位置を表す信号SRange が読
み込まれる。続くステップSB2では読み込まれた信号
SRange が表す切換操作位置が第2速ギヤ段側であるか
否かが判断される。このステップSB2の判断が肯定さ
れた場合には、ステップSB3において次回ギヤ段フラ
グFGearの内容が「0」にセットされた後、本次回ギヤ
段設定ルーチンが終了させられる。反対に、上記ステッ
プSB2の判断が否定された場合には、ステップSB4
において電動モータ12の回転速度Nm が予め設定され
た判断基準値Nm max 以下であるか否かが判断される。
この判断基準値Nm max は電動モータ12が過回転であ
るか否かを判定するための値である。上記ステップSB
4の判断が肯定された場合にはステップSB3以下が実
行されて第2速ギヤ段が次回のギヤ段とされるが、ステ
ップSB4の判断が否定された場合にはステップSB5
において上記次回ギヤ段フラグFGearの内容が「1」に
セットされた後、本次回ギヤ段設定ルーチンが終了させ
られる。すなわち、マニュアル選択スイッチ100が第
2速側位置へ操作された場合には次回のギヤ段が第2速
ギヤ段として決定されるが、第1速側位置へ操作された
場合には次回のギヤ段が第1速ギヤ段として決定される
のである。本実施例では、上記ステップSB1乃至SB
5(ステップS10)が次回ギヤ段選択操作手段として
機能するマニュアル選択スイッチ100の操作に従って
次回のギヤ段を決定する次回ギヤ段決定手段に対応して
いる。
当するものであり、上記マニュアル選択スイッチ100
が備えられた本実施例の電気自動車用同期制御装置にお
ける次回ギヤ段設定ルーチンを詳しく示している。図1
1において、ステップSB1では、上記マニュアル選択
スイッチ100からの切換位置を表す信号SRange が読
み込まれる。続くステップSB2では読み込まれた信号
SRange が表す切換操作位置が第2速ギヤ段側であるか
否かが判断される。このステップSB2の判断が肯定さ
れた場合には、ステップSB3において次回ギヤ段フラ
グFGearの内容が「0」にセットされた後、本次回ギヤ
段設定ルーチンが終了させられる。反対に、上記ステッ
プSB2の判断が否定された場合には、ステップSB4
において電動モータ12の回転速度Nm が予め設定され
た判断基準値Nm max 以下であるか否かが判断される。
この判断基準値Nm max は電動モータ12が過回転であ
るか否かを判定するための値である。上記ステップSB
4の判断が肯定された場合にはステップSB3以下が実
行されて第2速ギヤ段が次回のギヤ段とされるが、ステ
ップSB4の判断が否定された場合にはステップSB5
において上記次回ギヤ段フラグFGearの内容が「1」に
セットされた後、本次回ギヤ段設定ルーチンが終了させ
られる。すなわち、マニュアル選択スイッチ100が第
2速側位置へ操作された場合には次回のギヤ段が第2速
ギヤ段として決定されるが、第1速側位置へ操作された
場合には次回のギヤ段が第1速ギヤ段として決定される
のである。本実施例では、上記ステップSB1乃至SB
5(ステップS10)が次回ギヤ段選択操作手段として
機能するマニュアル選択スイッチ100の操作に従って
次回のギヤ段を決定する次回ギヤ段決定手段に対応して
いる。
【0042】本実施例でも、次回ギヤ段決定手段に対応
するステップS10において次回のギヤ段が決定され、
電動モータ回転速度同期制御手段に対応するステップS
11乃至S18およびステップSM3、SM4におい
て、次回のギヤ段と前記車速センサ88により検出され
た出力軸回転速度(車速)Nout とに基づいて、その次
回のギヤ段が達成されるときに連結される同期噛合装置
50の一組の回転部材であるスリーブ60とクラッチギ
ヤ54または56との回転速度が同等となるように電動
モータ12の回転速度Nm が制御されることから、次回
ギヤ段が変速機16の複数種類のギヤ段のうちのいずれ
であっても、次回のギヤ段を達成させるときに連結され
る同期噛合装置50の一組の回転部材であるスリーブ6
0とクラッチギヤ54または56とがそれぞれ滑らかに
連結されるとともに、その同期噛合装置50の負担が軽
減される。また、次回のギヤ段がいずれのギヤ段であっ
ても、シフトレバー76が中立位置から前進走行位置へ
操作されてから次回のギヤ段が達成されるまでの遅れ時
間が短縮され、運転者に違和感を与えることが解消され
る。
するステップS10において次回のギヤ段が決定され、
電動モータ回転速度同期制御手段に対応するステップS
11乃至S18およびステップSM3、SM4におい
て、次回のギヤ段と前記車速センサ88により検出され
た出力軸回転速度(車速)Nout とに基づいて、その次
回のギヤ段が達成されるときに連結される同期噛合装置
50の一組の回転部材であるスリーブ60とクラッチギ
ヤ54または56との回転速度が同等となるように電動
モータ12の回転速度Nm が制御されることから、次回
ギヤ段が変速機16の複数種類のギヤ段のうちのいずれ
であっても、次回のギヤ段を達成させるときに連結され
る同期噛合装置50の一組の回転部材であるスリーブ6
0とクラッチギヤ54または56とがそれぞれ滑らかに
連結されるとともに、その同期噛合装置50の負担が軽
減される。また、次回のギヤ段がいずれのギヤ段であっ
ても、シフトレバー76が中立位置から前進走行位置へ
操作されてから次回のギヤ段が達成されるまでの遅れ時
間が短縮され、運転者に違和感を与えることが解消され
る。
【0043】また、本実施例では、マニュアル選択スイ
ッチ100の操作に従ってステップS10において次回
のギヤ段が決定されることから、運転者の意志に従って
次回のギヤ段が選択されるので、運転の自由度が拡大さ
れて運転者の好みに合った運転が可能となる。
ッチ100の操作に従ってステップS10において次回
のギヤ段が決定されることから、運転者の意志に従って
次回のギヤ段が選択されるので、運転の自由度が拡大さ
れて運転者の好みに合った運転が可能となる。
【0044】図12は本発明の他の実施例における電気
自動車の運転席付近を示し、図13はその電気自動車の
制御回路の構成を示している。図12において、本実施
例のシフト操作装置は、押釦操作によってP位置、R位
置、N位置、D位置が選択されるように構成され、車両
のダッシュパネルに設けられている。また、本実施例の
マニュアル選択スイッチ100は、自動手動切換スイッ
チ102と共通の操作レバー104の操作に従って操作
されるように構成されている。すなわち、操作レバー1
04が自動(A)位置へ操作されると、自動手動切換ス
イッチ102が作動して、自動決定モードが選択される
が、第1速(1)位置または第2速(2)位置へ操作さ
れると、自動手動切換スイッチ102が非作動とされて
手動決定モードが選択されると同時にマニュアル選択ス
イッチ100が作動して、第1速ギヤ段または第2速ギ
ヤ段が次回のギヤ段として設定される。
自動車の運転席付近を示し、図13はその電気自動車の
制御回路の構成を示している。図12において、本実施
例のシフト操作装置は、押釦操作によってP位置、R位
置、N位置、D位置が選択されるように構成され、車両
のダッシュパネルに設けられている。また、本実施例の
マニュアル選択スイッチ100は、自動手動切換スイッ
チ102と共通の操作レバー104の操作に従って操作
されるように構成されている。すなわち、操作レバー1
04が自動(A)位置へ操作されると、自動手動切換ス
イッチ102が作動して、自動決定モードが選択される
が、第1速(1)位置または第2速(2)位置へ操作さ
れると、自動手動切換スイッチ102が非作動とされて
手動決定モードが選択されると同時にマニュアル選択ス
イッチ100が作動して、第1速ギヤ段または第2速ギ
ヤ段が次回のギヤ段として設定される。
【0045】本実施例の図13の制御回路では、マニュ
アル選択スイッチ100および手動自動切換スイッチ1
02が前記実施例の図3に示す制御回路に加えられてい
る。この手動自動切換スイッチ102は、モード切換操
作手段として機能するものであって、自動決定モードお
よび手動決定モードの一方へ選択的に操作され、その操
作位置を表す信号SModeをシフト制御装置84へ出力す
る。上記自動決定モードとは、前記次回ギヤ段決定手段
として機能するステップS10において自動変速制御手
段に対応するステップS8と同様に選択されたギヤ段を
次回のギヤ段として自動的に決定するモードであり、上
記手動決定モードとは、次回ギヤ段選択操作手段として
機能するマニュアル選択スイッチ100により選択され
たギヤ段を次回ギヤ段として決定するモードである。
アル選択スイッチ100および手動自動切換スイッチ1
02が前記実施例の図3に示す制御回路に加えられてい
る。この手動自動切換スイッチ102は、モード切換操
作手段として機能するものであって、自動決定モードお
よび手動決定モードの一方へ選択的に操作され、その操
作位置を表す信号SModeをシフト制御装置84へ出力す
る。上記自動決定モードとは、前記次回ギヤ段決定手段
として機能するステップS10において自動変速制御手
段に対応するステップS8と同様に選択されたギヤ段を
次回のギヤ段として自動的に決定するモードであり、上
記手動決定モードとは、次回ギヤ段選択操作手段として
機能するマニュアル選択スイッチ100により選択され
たギヤ段を次回ギヤ段として決定するモードである。
【0046】図14は、前記図4のステップS10に相
当するものであり、マニュアル選択スイッチ100およ
び手動自動切換スイッチ102が備えられた本実施例の
電気自動車用同期制御装置における次回ギヤ段設定ルー
チンを詳しく示している。図14において、先ず、ステ
ップSC1では手動自動切換スイッチ102からの信号
SModeが読み込まれた後、ステップSC2において手動
自動切換スイッチ102により自動モードが選択された
か否かが信号SModeに基づいて判断される。このステッ
プSC2の判断が肯定された場合には、前記図5のステ
ップSA1乃至SA5と同様のステップSC3乃至SC
7が実行され次回ギヤ段フラグFGearの内容がセットさ
れることにより、次回のギヤ段が自動的に決定される。
しかし、上記ステップSC2の判断が否定された場合に
は、前記図11のステップSB1乃至SB5と同様のス
テップSC8乃至SC12が実行されて次回ギヤ段フラ
グFGearの内容がセットされることにより、次回のギヤ
段がマニュアル選択スイッチ100の操作位置に従って
決定される。本実施例では、上記ステップSC1乃至S
C12(ステップS10)が手動自動切換スイッチ10
2の操作に対応する自動モード或いは手動モードにて次
回のギヤ段を自動的或いは手動的に決定する次回ギヤ段
決定手段に対応している。
当するものであり、マニュアル選択スイッチ100およ
び手動自動切換スイッチ102が備えられた本実施例の
電気自動車用同期制御装置における次回ギヤ段設定ルー
チンを詳しく示している。図14において、先ず、ステ
ップSC1では手動自動切換スイッチ102からの信号
SModeが読み込まれた後、ステップSC2において手動
自動切換スイッチ102により自動モードが選択された
か否かが信号SModeに基づいて判断される。このステッ
プSC2の判断が肯定された場合には、前記図5のステ
ップSA1乃至SA5と同様のステップSC3乃至SC
7が実行され次回ギヤ段フラグFGearの内容がセットさ
れることにより、次回のギヤ段が自動的に決定される。
しかし、上記ステップSC2の判断が否定された場合に
は、前記図11のステップSB1乃至SB5と同様のス
テップSC8乃至SC12が実行されて次回ギヤ段フラ
グFGearの内容がセットされることにより、次回のギヤ
段がマニュアル選択スイッチ100の操作位置に従って
決定される。本実施例では、上記ステップSC1乃至S
C12(ステップS10)が手動自動切換スイッチ10
2の操作に対応する自動モード或いは手動モードにて次
回のギヤ段を自動的或いは手動的に決定する次回ギヤ段
決定手段に対応している。
【0047】本実施例でも、次回ギヤ段決定手段に対応
するステップS10において次回のギヤ段が決定され、
電動モータ回転速度同期制御手段に対応するステップS
11乃至S18およびステップSM3、SM4におい
て、次回のギヤ段と前記車速センサ88により検出され
た出力軸回転速度(車速)Nout とに基づいて、その次
回のギヤ段が達成されるときに連結される同期噛合装置
50の一組の回転部材であるスリーブ60とクラッチギ
ヤ54または56との回転速度が同等となるように電動
モータ12の回転速度Nm が制御されることから、次回
ギヤ段が変速機16の複数種類のギヤ段のうちのいずれ
であっても、次回のギヤ段を達成させるときに連結され
る同期噛合装置50の一組の回転部材であるスリーブ6
0とクラッチギヤ54または56とがそれぞれ滑らかに
連結されるとともに、その同期噛合装置50の負担が軽
減される。また、次回のギヤ段がいずれのギヤ段であっ
ても、シフトレバー76が中立位置から前進走行位置へ
操作されてから次回のギヤ段が達成されるまでの遅れ時
間が短縮され、運転者に違和感を与えることが解消され
る。
するステップS10において次回のギヤ段が決定され、
電動モータ回転速度同期制御手段に対応するステップS
11乃至S18およびステップSM3、SM4におい
て、次回のギヤ段と前記車速センサ88により検出され
た出力軸回転速度(車速)Nout とに基づいて、その次
回のギヤ段が達成されるときに連結される同期噛合装置
50の一組の回転部材であるスリーブ60とクラッチギ
ヤ54または56との回転速度が同等となるように電動
モータ12の回転速度Nm が制御されることから、次回
ギヤ段が変速機16の複数種類のギヤ段のうちのいずれ
であっても、次回のギヤ段を達成させるときに連結され
る同期噛合装置50の一組の回転部材であるスリーブ6
0とクラッチギヤ54または56とがそれぞれ滑らかに
連結されるとともに、その同期噛合装置50の負担が軽
減される。また、次回のギヤ段がいずれのギヤ段であっ
ても、シフトレバー76が中立位置から前進走行位置へ
操作されてから次回のギヤ段が達成されるまでの遅れ時
間が短縮され、運転者に違和感を与えることが解消され
る。
【0048】また、本実施例では、次回のギヤ段が自動
的に決定されて運転操作が容易となる自動決定モード
と、マニュアル選択スイッチ100の操作位置に従って
次回のギヤ段が決定されて運転の自由度が拡大される手
動決定モードとを、手動自動切換スイッチ102を操作
することにより選択できる利点がある。
的に決定されて運転操作が容易となる自動決定モード
と、マニュアル選択スイッチ100の操作位置に従って
次回のギヤ段が決定されて運転の自由度が拡大される手
動決定モードとを、手動自動切換スイッチ102を操作
することにより選択できる利点がある。
【0049】以上、本発明の一実施例を図面に基づいて
詳細に説明したが、本発明は他の態様で実施することも
できる。
詳細に説明したが、本発明は他の態様で実施することも
できる。
【0050】例えば、前記変速機16では、変速段切換
装置としてシンクロナイザリング64、66などを備え
た同期噛合装置50が用いられていたが、それらシンク
ロナイザリング64、66などを備えない噛合装置であ
ってもよいし、他の方式のクラッチたとえば多板式或い
は単板式の摩擦による油圧式の断続手段により変速段を
切り換えるものであってもよい。
装置としてシンクロナイザリング64、66などを備え
た同期噛合装置50が用いられていたが、それらシンク
ロナイザリング64、66などを備えない噛合装置であ
ってもよいし、他の方式のクラッチたとえば多板式或い
は単板式の摩擦による油圧式の断続手段により変速段を
切り換えるものであってもよい。
【0051】また、前記変速機16は、第1速ギヤ段お
よび第2速ギヤ段の2種類のギヤ段を備えていたが、第
3速ギヤ段以上のギヤ段を備えていてもよいし、減速機
構は常時噛合型平行2軸式に限らず、他の形式であって
も差支えない。
よび第2速ギヤ段の2種類のギヤ段を備えていたが、第
3速ギヤ段以上のギヤ段を備えていてもよいし、減速機
構は常時噛合型平行2軸式に限らず、他の形式であって
も差支えない。
【0052】また、前記実施例において、電動モータ回
転速度同期制御手段に対応するステップS11乃至S1
8、ステップSM3、SM4では、車速センサ88によ
って検出される出力軸回転速度Nout から次回ギヤ段達
成時の入力軸回転速度Ninを算出し、その入力軸回転速
度Ninとモータ回転速度Nm とが一致するようにトルク
制御を行っていたが、モータ回転速度Nm を次回ギヤ段
達成時の変速比iL またはiH で割算して次回ギヤ段達
成時の出力軸回転速度Nout ’を算出し、それが実際の
出力軸回転速度Nout と一致するようにトルク制御を行
うようにしても良いのである。
転速度同期制御手段に対応するステップS11乃至S1
8、ステップSM3、SM4では、車速センサ88によ
って検出される出力軸回転速度Nout から次回ギヤ段達
成時の入力軸回転速度Ninを算出し、その入力軸回転速
度Ninとモータ回転速度Nm とが一致するようにトルク
制御を行っていたが、モータ回転速度Nm を次回ギヤ段
達成時の変速比iL またはiH で割算して次回ギヤ段達
成時の出力軸回転速度Nout ’を算出し、それが実際の
出力軸回転速度Nout と一致するようにトルク制御を行
うようにしても良いのである。
【0053】また、前記実施例では回転速度差|No |
をパラメータとしてトルク補正値To が算出されるよう
になっていたが、トルク補正値To として予め定められ
た一定の値が用いられてもよい。
をパラメータとしてトルク補正値To が算出されるよう
になっていたが、トルク補正値To として予め定められ
た一定の値が用いられてもよい。
【0054】また、前記実施例の電気自動車用同期制御
装置では、シフト制御装置84およびモータトルク制御
装置92がそれぞれマイクロコンピュータにより構成さ
れていたが、単一のマイクロコンピュータにより構成さ
れてもよい。
装置では、シフト制御装置84およびモータトルク制御
装置92がそれぞれマイクロコンピュータにより構成さ
れていたが、単一のマイクロコンピュータにより構成さ
れてもよい。
【0055】その他一々例示はしないが、本発明は当業
者の知識に基づいて種々の変更,改良を加えた態様で実
施することができる。
者の知識に基づいて種々の変更,改良を加えた態様で実
施することができる。
【図1】本発明の一実施例が適用される電気自動車の変
速機の構成を説明する骨子図である。
速機の構成を説明する骨子図である。
【図2】図1に示す変速機の要部を説明する要部断面図
である。
である。
【図3】本発明の一実施例の同期制御装置であって、図
1の電動モータを制御するための回路構成を説明するブ
ロック線図である。
1の電動モータを制御するための回路構成を説明するブ
ロック線図である。
【図4】図3の同期制御装置におけるシフト制御装置の
制御作動を説明するフローチャートである。
制御作動を説明するフローチャートである。
【図5】図4のステップS10における次回ギヤ段設定
ルーチンを詳しく説明するフローチャートである。
ルーチンを詳しく説明するフローチャートである。
【図6】図3の同期制御装置におけるモータトルク制御
装置の制御作動を説明するフローチャートである。
装置の制御作動を説明するフローチャートである。
【図7】図4のステップS7において自動変速のために
用いられる変速線図を示す図である。
用いられる変速線図を示す図である。
【図8】図4のステップS15においてトルク補正値T
o を求めるために用いられる関係を示す図である。
o を求めるために用いられる関係を示す図である。
【図9】図4、図5、図6の制御作動が実行される状態
で、電気自動車の走行中にシフトレバーが前進走行位置
から中立位置へ一時的に操作されたときの電動モータの
回転速度Nm および出力軸回転速度Nout の変化を示す
タイムチャートである。
で、電気自動車の走行中にシフトレバーが前進走行位置
から中立位置へ一時的に操作されたときの電動モータの
回転速度Nm および出力軸回転速度Nout の変化を示す
タイムチャートである。
【図10】本発明の他の実施例における図3に相当する
図である。
図である。
【図11】本発明の他の実施例における図5に相当する
図である。
図である。
【図12】本発明の他の実施例における電気自動車の運
転席付近を示す図である。
転席付近を示す図である。
【図13】図12の実施例における図3に相当する図で
ある。
ある。
【図14】本発明の他の実施例における図5に相当する
図である。トである。
図である。トである。
12:電動モータ 26:駆動輪 50:同期噛合装置(変速段切換装置) 54,56:クラッチギヤ(回転部材) 60:スリーブ(回転部材) 76:シフトレバー(シフト操作体) 88:車速センサ(車速検出装置) 100:マニュアル選択スイッチ(次回ギヤ段選択操作
手段) 102:手動自動切換スイッチ(モード切換操作手段) ステップS10:次回ギヤ段決定手段 ステップS7、S8:自動変速制御手段 ステップS11乃至S18、ステップSM3、SM4:
電動モータ回転速度同期制御手段
手段) 102:手動自動切換スイッチ(モード切換操作手段) ステップS10:次回ギヤ段決定手段 ステップS7、S8:自動変速制御手段 ステップS11乃至S18、ステップSM3、SM4:
電動モータ回転速度同期制御手段
Claims (4)
- 【請求項1】駆動用の電動モータと、該電動モータの回
転を変速して駆動輪側へ伝達する変速機と、該変速機に
設けられ、複数種類のギヤ段に対応した複数組の回転部
材のうちの1組の回転部材を連結することにより該複数
種類のギア段を選択的に達成し、該複数組の回転部材の
連結を解放することにより該変速機の動力伝達経路を解
放する中立段を達成する変速段切換装置と、前記変速機
を中立段とする中立位置と該変速機を前記複数種類のギ
ヤ段のいずれかとする走行位置とに選択的に操作される
シフト操作体とを備える形式の電気自動車において、該
シフト操作体が中立位置から走行位置へ切り換えられた
ときに連結される前記変速段切換装置の一組の回転部材
の回転を該一組の回転部材の連結に先立って相互に同期
させるための同期制御装置であって、 前記電気自動車の車速を検出する車速検出手段と、 前記シフト操作体の中立位置において前記変速機の中立
段の後に達成される次回のギヤ段を決定する次回ギヤ段
決定手段と、 該次回ギヤ段決定手段により決定された次回のギヤ段と
前記電気自動車の車速とに基づいて、該次回のギヤ段が
達成されるときに連結される前記変速段切換装置の一組
の回転部材の回転速度が同等となるように前記電動モー
タの回転速度を制御する電動モータ回転速度同期制御手
段とを含むことを特徴とする電気自動車用同期制御装
置。 - 【請求項2】車両の走行状態に基づいて前記変速機のギ
ヤ段を選択し、前記シフト操作体が走行位置に操作され
ている期間には前記変速段切換装置に該選択されたギヤ
段を達成させる自動変速制御手段を備え、 前記次回ギヤ段決定手段は、前記シフト操作体が中立位
置に操作されている期間において該自動変速制御手段と
同様に選択されるギヤ段を次回のギヤ段として決定する
ものである請求項1の電気自動車用同期制御装置。 - 【請求項3】前記変速機が中立段とされた惰行走行の後
に達成されるべき次回のギヤ段を選択するために運転者
により操作される次回ギヤ段選択操作手段を備え、 前記次回ギヤ段決定手段は、該次回ギヤ段選択操作手段
により選択されたギヤ段を次回ギヤ段として決定するも
のである請求項1の電気自動車用同期制御装置。 - 【請求項4】前記次回ギヤ段決定手段が前記自動変速制
御手段と同様に選択されたギヤ段を次回のギヤ段として
決定する自動決定モードと、該次回ギヤ段決定手段が前
記次回ギヤ段選択操作手段により選択されたギヤ段を次
回ギヤ段として決定する手動決定モードとを選択するモ
ード切換操作手段を備える請求項2および3に記載の電
気自動車用同期制御装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6029967A JPH07241004A (ja) | 1994-02-28 | 1994-02-28 | 電気自動車用同期制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6029967A JPH07241004A (ja) | 1994-02-28 | 1994-02-28 | 電気自動車用同期制御装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07241004A true JPH07241004A (ja) | 1995-09-12 |
Family
ID=12290746
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6029967A Pending JPH07241004A (ja) | 1994-02-28 | 1994-02-28 | 電気自動車用同期制御装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07241004A (ja) |
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010188745A (ja) * | 2009-02-13 | 2010-09-02 | Kanzaki Kokyukoki Mfg Co Ltd | 車輪ハブ駆動ユニット |
| JP2013049359A (ja) * | 2011-08-31 | 2013-03-14 | Daimler Ag | ハイブリッド車両の制御装置 |
| CN103883727A (zh) * | 2013-12-31 | 2014-06-25 | 江苏陆地方舟新能源电动汽车有限公司 | 一种电动汽车的自动换挡控制系统和方法 |
| WO2015046150A1 (ja) * | 2013-09-30 | 2015-04-02 | アイシン・エィ・ダブリュ株式会社 | 車両用駆動装置の制御装置 |
| JP2017035981A (ja) * | 2015-08-10 | 2017-02-16 | トヨタ自動車株式会社 | 車両 |
| EP3274233A1 (fr) * | 2015-03-27 | 2018-01-31 | Renault S.A.S. | Systeme d'entrainement pour vehicule automobile |
| CN114677871A (zh) * | 2021-02-23 | 2022-06-28 | 北京新能源汽车股份有限公司 | 一种模拟发动机转速控制方法和装置 |
-
1994
- 1994-02-28 JP JP6029967A patent/JPH07241004A/ja active Pending
Cited By (10)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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| JP2018512328A (ja) * | 2015-03-27 | 2018-05-17 | ルノー エス.ア.エス. | 自動車両用の駆動システム |
| EP3274233B1 (fr) * | 2015-03-27 | 2025-03-05 | Renault s.a.s | Système d'entraînement pour véhicule automobile |
| JP2017035981A (ja) * | 2015-08-10 | 2017-02-16 | トヨタ自動車株式会社 | 車両 |
| CN114677871A (zh) * | 2021-02-23 | 2022-06-28 | 北京新能源汽车股份有限公司 | 一种模拟发动机转速控制方法和装置 |
| CN114677871B (zh) * | 2021-02-23 | 2023-09-26 | 北京新能源汽车股份有限公司 | 一种模拟发动机转速控制方法和装置 |
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