JPH07241536A - 工業用洗浄装置 - Google Patents

工業用洗浄装置

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JPH07241536A
JPH07241536A JP6453394A JP6453394A JPH07241536A JP H07241536 A JPH07241536 A JP H07241536A JP 6453394 A JP6453394 A JP 6453394A JP 6453394 A JP6453394 A JP 6453394A JP H07241536 A JPH07241536 A JP H07241536A
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JP
Japan
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cleaning
cleaning liquid
storage chamber
chamber
floating
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Application number
JP6453394A
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English (en)
Inventor
Mitsuharu Sugata
充陽 菅田
Kenji Sukesako
賢治 助迫
Kazuyoshi Terasaki
和喜 寺崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
ONDO KOSAKUSHO KK
Original Assignee
ONDO KOSAKUSHO KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 洗浄室及び洗浄液貯留室における洗浄液上層
部分に浮遊する多量の油性浮遊成分を回収する回収効率
を高めて、洗浄力を高く維持し得るような工業用洗浄装
置を提供する。 【構成】 工業用洗浄装置Kの下部構造部3内を2つの
隔壁1,2を隔てて、洗浄室10と洗浄液貯留室20と
浮上油貯留室30とに区画し、浮上油貯留室30の液面
面積を洗浄液貯留室20の約1/3以下の液面面積に形
成し、洗浄室10の洗浄液Sで、収容体4に収容された
機械部品等の被洗浄物Hを洗浄し、この収容体4の洗浄
液S中への浸漬によって生じるオーバーフローによっ
て、洗浄液Sと洗浄により発生して洗浄液Sの上層に浮
遊する油性浮遊成分Yを、洗浄液貯留室20に貯留し、
更に、この洗浄液貯留室20からオーバーフローする洗
浄液Sと油性浮遊成分Yを浮上油貯留室30に回収する
ように構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、工業用洗浄液を用いて
機械部品等の被洗浄物を洗浄する機械部品用洗浄装置に
関し、特に、洗浄により発生し洗浄液の上層に浮遊する
油性浮遊成分を回収することにより、洗浄液の洗浄力の
低下を防ぐことが可能な工業用洗浄装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、機械部品等の被洗浄物を洗浄する
工業用洗浄装置として、通常、トリクロロエタンからな
る洗浄液が貯留された洗浄室の収容体内に被洗浄物を収
容して、トリクロロエタンの強力な洗浄作用によって洗
浄するように構成した装置が、広く実用に供されてい
た。ところが、近年、大気中のトリクロロエタンがオゾ
ン層破壊の要因となっていることが判明し、オゾン層保
護のために、近い将来トリクロロエタンの使用が禁止さ
れることとなり、このトリクロロエタン以外の洗浄液で
被洗浄物の洗浄を行う必要性が生じてきた。
【0003】そこで、トリクロロエタン以外の洗浄液と
して、例えばアルカリ洗浄液で被洗浄物を洗浄する工業
用洗浄装置が提案され、この工業用洗浄装置において
は、洗浄室と洗浄液貯留室を隣接して配設し、洗浄室で
収容体内に収容された被洗浄物を洗浄し、洗浄室からオ
ーバーフローする洗浄液及び洗浄により発生して洗浄液
の上層に浮遊する油性浮遊成分を洗浄液貯留室に貯留し
て、この洗浄液貯留室の洗浄液を洗浄室に導入し、洗浄
室と洗浄液貯留室間で洗浄液を循環しながら、洗浄液に
よる被洗浄物の洗浄を行うようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、一般に、洗
浄室と洗浄液貯留室との間には、洗浄室でオーバーフロ
ーする洗浄液及び洗浄により発生して洗浄液の上層に浮
遊する油性浮遊成分を洗浄液貯留室で受ける為の落差が
設けられているので、オーバーフローした油性浮遊成分
が急激に落下して洗浄液貯留室に貯留されている洗浄液
内に深く沈降してしまう。この洗浄液内に深く沈降した
油性浮遊成分は、その一部がエマルジョン化した状態で
洗浄液中に微小な油粒子として混在するので、油性浮遊
成分を含んだ洗浄力が弱くなった洗浄液が洗浄液貯留室
からポンプを介して洗浄室に導入されるので、洗浄室に
おける被洗浄物における被洗浄物に対する洗浄力が弱く
なるという問題がある。しかも、ポンプで洗浄液貯留室
の洗浄液を吸入するときに、洗浄液の上層部分に浮遊し
ていた油性浮遊成分が洗浄液中に沈降混入し、洗浄液が
一層劣化して洗浄力が弱くなるという問題がある。
【0005】洗浄液貯留室の洗浄液上層部分に浮遊する
油性浮遊成分を、上層部分の洗浄液とともにポンプで吸
入し、浮上油分離装置を介して油性浮遊成分を除去する
必要があるが、洗浄液貯留室の液面面積が大きいため
に、油性浮遊成分が洗浄液上層部分に広範囲に浮遊する
関係上、油性浮遊成分を回収する回収効率が低下すると
いう問題がある。本発明の目的は、洗浄室及び洗浄液貯
留室における洗浄液上層部分に浮遊する多量の油性浮遊
成分を回収する回収効率を高めて、洗浄力を高く維持し
得るような工業用洗浄装置を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る工業用洗
浄装置は、工業用洗浄液を用いて、機械部品等の被洗浄
物を洗浄する工業用洗浄装置において、前記被洗浄物を
着脱可能に収容する収容体を有し、この収容体が没する
レベルまで洗浄液を貯留可能な洗浄室と、前記洗浄室に
隔壁を隔てて隣接状に配設され、洗浄室からオーバーフ
ローする洗浄液及び洗浄により発生して洗浄液の上層に
浮遊する油性浮遊成分を貯留する洗浄液貯留室と、前記
洗浄液貯留室に対して洗浄室の反対側に隣接状に配設さ
れ、洗浄液貯留室の液面面積の約1/3以下の液面面積
に形成され、洗浄液貯留室からオーバーフローする洗浄
液と油性浮遊成分を回収する浮上油貯留室とを備えたも
のである。
【0007】ここで、前記隔壁の上部から洗浄液貯留室
の液面の上方近傍へ下り緩傾斜状に延び、下端が洗浄液
貯留室の液面に所定小間隙をもって近接する導流板を設
けてもよい(請求項1に従属の請求項2)。また、前記
浮上油貯留室の液面上層部から油性浮遊成分と洗浄液と
を吸入して、洗浄液と油性浮遊成分とに分離する浮上油
分離装置を設けてもよい(請求項2に記載の請求項
3)。更に、前記洗浄室における洗浄液貯留室と反対側
の側壁の内面に設けられ、洗浄室の洗浄液の表面部に、
洗浄液貯留室側に向けて洗浄液を噴出する複数のノズル
を有するノズル部材と、前記浮上油貯留室の下部から洗
浄液を吸入してノズル部材に圧送するポンプ及びフィル
ター付き浄化装置とを設けてもよい(請求項3に従属の
請求項4)。
【0008】
【発明の作用及び効果】請求項1に係る工業用洗浄装置
においては、被洗浄物が収容された収容体を、洗浄室に
貯留された洗浄液中に没する程度に浸漬して、この洗浄
液で収容体内の被洗浄物を洗浄する。このとき、洗浄に
より発生して洗浄液の上層に浮遊する油性浮遊成分が、
収容体の浸漬によって、上層部の洗浄液とともに、洗浄
室からオーバーフローして洗浄液貯留室に流入する。洗
浄液貯留室に流入した洗浄液と油性浮遊成分は、洗浄液
貯留室の洗浄液のオーバーフローによって、更に洗浄液
貯留室から浮上油貯留室に流入して貯留される。
【0009】このように、洗浄液貯留室に対して洗浄室
の反対側に隣接状に浮上油貯留室を配設し、洗浄室の洗
浄液による洗浄で発生して洗浄液の上層に浮遊する油性
浮遊成分を洗浄液貯留室を経て浮上油貯留室に貯留する
ように構成したので、洗浄液貯留室の洗浄液の上層に浮
遊する油性浮遊成分を減少させることができ、油性浮遊
成分の混入による洗浄液貯留室の洗浄液の劣化を防ぎ、
劣化していないまた油性浮遊成分を含まない洗浄液を洗
浄室に戻すことができる。これにより、洗浄液の洗浄力
を高く維持することができるので、被洗浄物に対する洗
浄能率を高め、洗浄液の消費量を低減することができ
る。
【0010】更に、浮上油貯留室の液面面積を洗浄液貯
留室の液面面積の約1/3以下の液面面積としたので、
浮上油貯留室に貯留される油性浮遊成分の凝集を促進で
きるので、この油性浮遊成分の回収する回収効率を高め
ることができ、洗浄室及び洗浄液貯留室の洗浄液中の油
性浮遊成分を少なくすることができる。これによっても
洗浄液の劣化を防ぎ、被洗浄物に対する洗浄力を高く維
持することができる。
【0011】請求項2に係る工業用洗浄装置において
は、洗浄室からオーバーフローする洗浄液と油性浮遊成
分とを導流板によって、洗浄液貯留室の上層部において
浮上油貯留室の方へ向けて流動させ、洗浄液貯留室から
浮上油貯留室へオーバーフローさせ、浮上油貯留室に直
接的に流動して貯留させることができる。このように、
導流板を介して、洗浄室からオーバーフローした洗浄液
と油性浮遊成分とが洗浄液貯留室の洗浄液中に沈降する
のを防ぎ、洗浄液貯留室の洗浄液の劣化及び洗浄力の低
下を防止できる。導流板の下端が洗浄液貯留室の液面に
所定小間隙をもって近接した位置にあるので、洗浄液貯
留室の液面の上層部の油性浮遊成分の流動を妨げること
がない。
【0012】請求項3に係る工業用洗浄装置において
は、浮上油分離装置によって、浮上油貯留室の液面上層
部から油性浮遊成分を含む洗浄液を吸入して洗浄液と油
性浮遊成分とに分離する。そして分離浄化された洗浄液
は洗浄室に戻し、油性浮遊成分は外部に排出する。この
ように、浮上油分離装置によって、浮上油貯留室の液面
上層部から油性浮遊成分と洗浄液とが吸入され、洗浄液
と油性浮遊成分とに分離されるので、分離浄化された洗
浄液を洗浄室に戻すことができる。
【0013】請求項4に係る工業用洗浄装置において
は、ポンプ及びフィルター付き浄化装置によって、浮上
油貯留室の下部から洗浄液を吸入して浄化した後、この
浄化された洗浄液をノズル部材に圧送してノズル部材の
複数のノズルから洗浄液貯留室の方に向けて噴出するこ
とにより、洗浄室の洗浄液の上層部分に浮遊する油性浮
遊成分を洗浄液とともに洗浄液貯留室に向けて急速に流
動させることができる。
【0014】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
つつ説明する。本発明の工業用洗浄装置は、例えば洗浄
液としてアルカリ洗浄液を用いて、歯車等の機械部品か
らなる被洗浄物を洗浄する為のものである。図1に示す
ように、本実施例の工業用洗浄装置Kは、2つの隔壁
1,2を隔てて、洗浄室10と洗浄液貯留室20と浮上
油貯留室30とに区画された下部構造部3と、この下部
構造部3の各室のうち、洗浄液を循環させる為に設けら
れた配管構造4と、洗浄室10で洗浄された機械部品等
の被洗浄物Hが収容された収容体5を吊り上げて、水切
りと乾燥と搬入・排出を行う水切りゾーン60と乾燥ゾ
ーン70と搬入・排出ゾーン80とを有する上部構造部
6とを備え、これら下部構造部3と上部構造部6とは、
一体的に設けられたケーシング7によって形成されてい
る。
【0015】最初に下部構造部3について説明する。前
記洗浄室10には、上部構造部10内にワイヤ8で吊り
下げられ、被洗浄物Hを収容した網状又は格子構造の収
容体5が下降移動して没するレベルまで洗浄液Sが貯留
されている。前記洗浄室10には、洗浄室10の洗浄液
Sに浸漬される収容体5の外周部側の4側面に、夫々複
数の噴射ノズル11を有する複数のパイプ12が配設さ
れ、このパイプ12は、それぞれ4側面に垂設された内
部配管13の下端部分に、複数のジョイント(図示せ
ず)を介して取り付けられている。更に、前記洗浄室1
0における洗浄液貯留室20と反対側のケーシング側壁
7aの内面には、洗浄室10の洗浄液Sの表面部に、筒
状のノズル部材14が配設されている。図3に示すよう
に、このノズル部材14には、後述するポンプ及びフィ
ルター付き洗浄装置52による洗浄液Sの圧送によっ
て、洗浄液Sを洗浄液貯留室20側に向けて噴出する複
数のノズル15が設けられている。
【0016】前記洗浄液貯留室20は、洗浄室10に隔
壁1を隔てて隣接状に配設され、洗浄室10からオーバ
ーフローする洗浄液S及び洗浄により発生して洗浄液S
の上層に浮遊する油性浮遊成分Yが貯留されるようにな
っている。また、この洗浄液貯留室20には、貯留され
る洗浄液Sを加熱する2つの電気ヒータ21が配設され
ている。尚、この洗浄液貯留室20の液面面積は、洗浄
室10の液面面積の約4/5の液面面積になるように形
成されている。前記浮上油貯留室30は、洗浄液貯留室
20に対して洗浄室10の反対側(図にて右側)に隔壁
2を介して隣接状に配設され、前後幅が洗浄室10及び
洗浄液貯留室と同様であって、左右幅が1/4の液面面
積(但し、洗浄液Sの液面の表面部に油性浮遊成分Yを
凝集するために約1/3以下とすることが望ましい。)
となるように形成され、洗浄液貯留室20からオーバー
フローする洗浄液Sと油性浮遊成分Yが回収されるよう
になっている。
【0017】また、洗浄室10と洗浄液貯留室20とを
区画する隔壁1には、この隔壁1の上部から洗浄液貯留
室20の液面の上方近傍へ下り緩傾斜状に延び、下端が
洗浄液貯留室20の液面に所定小間隙(例えば、約10
mmの間隙)をもって近接する導流板22が設けられてい
る。尚、この導流板22は、図1に示すように隔壁1の
上端部から下り緩傾斜状に設けることが好ましいが、必
ずしもこれに限らず、隔壁1の上部であれば、隔壁1の
上端から若干下方に位置する部分から下り緩傾斜状に設
けてもよい。
【0018】次に、下部構造部3に関連する配管構造4
について説明する。洗浄室10の4側面に垂設された内
部配管13は、第1外部配管41を介して洗浄液貯留室
20の下部に連通され、この第1外部配管41の中途部
にポンプ51が設置され、このポンプ51の駆動によっ
て、洗浄液貯留室20の下層の洗浄液Sが第1外部配管
41と内部配管13とを介してパイプ12の噴射ノズル
11から洗浄室10の洗浄液S中に噴出するように構成
してある。
【0019】また、前記浮上油貯留室30の下部と、洗
浄室10のケーシング側壁7aの内面に設けられたノズ
ル部材14とは、第2外部配管42を介して連通され、
この第2外部配管42の中途部にポンプ及びフィルター
付き浄化装置52が設置してある。そして、この浄化装
置52のポンプ53の駆動によって、浮上油貯留室30
の下層の洗浄液Sが、フィルター(図示略)で浄化され
た後、ノズル部材14の複数のノズル15から、洗浄室
20の洗浄液Sの表面部に、洗浄液貯留室20側に向け
て噴出するように構成してある。このポンプ及びフィル
ター付き浄化装置52のフィルターは交換可能なもので
ある。
【0020】更に、前記浮上油貯留室30の油性浮遊成
分Yを含む洗浄液Sの上層部分と洗浄室10とは、第3
外部配管43によって連通され、この第3外部配管43
の途中部に、浮上油分離装置54が設置されている。こ
の浮上油分離装置54は、静電気で油性浮遊成分Yを凝
集させて洗浄液Sの表面に浮上させることによって洗浄
液Sと油性浮遊成分Yとを分離する静電分離方式の分離
装置であって、内部にポンプ(図示略)を内蔵し、この
ポンプの駆動によって、第3外部配管43を介して吸入
した浮上油貯留室30の油性浮遊成分Yを含む洗浄液S
を、油性浮遊成分Yと油性浮遊成分Yが除去されて浄化
された洗浄液Sとに分離し、この分離した油性浮遊成分
Yを排出口55から外部へ排出する一方、分離浄化され
た洗浄液Sを第3外部配管43を介して洗浄室10に導
入するものである。
【0021】次に、上部構造部6について説明する。こ
の上部構造部6は、被洗浄物Hを収容する収容体5を洗
浄室10に浸漬して洗浄液Sで洗浄するときに、その上
部側から収容体5を出し入れするとともに、被洗浄物H
を洗浄した後に、水切りと乾燥と搬入・排出を行う為に
設けられたものであって、洗浄室10の上側に水切りゾ
ーン60が設けられ、この水切りゾーン60の上側に乾
燥ゾーン70が設けられ、この乾燥ゾーン70の上側に
搬入・排出ゾーン80が設けられている。
【0022】そして、上部構造部6のケーシング右側側
壁7bの乾燥ゾーン70に位置する個所には、洗浄液の
蒸気を回収して、洗浄後の被洗浄物Hの乾燥を促進させ
る為の蒸気回収装置71が設置され、この蒸気回収装置
71で回収されて液状となった洗浄液Sは、配管72に
より洗浄液貯留室20へ戻される。前記収容体5は、上
部構造部6のケーシング上壁7c上に設置されたリフト
90の駆動によって、ワイヤ8を介して昇降されるよう
に構成してある。尚、搬入・排出ゾーン80部分のケー
シング側壁7aには、被洗浄物Hを出し入れする為の開
口部7dが設けられ、この開口部7dには、開閉扉7e
が付設してある。
【0023】次に、上記構成の工業用洗浄装置Kの作用
について説明する。被洗浄物Hが収容された収容体5
を、開閉扉7eが開かれた開口部7dから上部構造部6
内に搬入し、搬入・排出ゾーン80でワイヤ8に吊り下
げた状態としてから、リフト90の駆動により、ワイヤ
ー8を介してこの収容体5を下降移動させ、洗浄室10
に貯留された洗浄液S中に没するまで浸漬して、この洗
浄液Sで収容体5内の被洗浄物Hを洗浄する。この被洗
浄物Hは、洗浄室10の洗浄液Sと洗浄室10の4側面
に配設された複数のパイプ12の夫々複数の噴射ノズル
11から噴出される洗浄液Sによって、隅々まで洗浄さ
れ、また、これら噴射ノズル11から噴出される洗浄液
Sによって、洗浄室10の洗浄液Sにジェット状の流れ
が生じて、被洗浄物Hの洗浄が促進される。そして、洗
浄液Sによる被洗浄物Hの洗浄により発生して洗浄液S
の上層に浮遊する油性浮遊成分Yが、上層部の洗浄液S
とともに、洗浄室10からオーバーフローして洗浄液貯
留室20に流入する。
【0024】このとき、上層部の洗浄液Sと油性浮遊成
分Yは、ノズル部材14の複数のノズル15から噴出さ
れる洗浄液Sによって、洗浄室10から洗浄液貯留室2
0に向けて急速に流され、更に、隔壁1の上端からオバ
ーフローして導流板21上へ流れ、導流板21によっ
て、洗浄液貯留室20における浮上油貯留室30側に向
けて導流され、洗浄液貯留室20における洗浄液Sのオ
ーバーフローによって、油性浮遊成分Yが洗浄室10に
殆ど滞留することなく、浮上油貯留室30に直接的に流
入して貯留されることとなる。浮上油貯留室30におけ
る洗浄液Sの上層部に貯留された油性浮遊成分Yを含む
液面上層部の洗浄液Sは浮上油分離装置54に導入さ
れ、この浮上油分離装置54における静電分離作用によ
って、油性浮遊成分Yと洗浄液Sとに分離され、この油
性浮遊成分Yは排出口55から外部に排出される一方、
分離浄化された洗浄液Sは、第3外部配管43で洗浄室
10に導入される。
【0025】また、浮上油貯留室30の下層部の洗浄液
Sは、ポンプ53の駆動によって第2外部配管42に吸
入され、この第2外部配管42の中途部の浄化装置52
で浄化され、洗浄室10内のノズル部材14の複数のノ
ズル15から洗浄液Sの上層部に洗浄液貯留室20の方
に向けて噴出される。更に、洗浄液貯留室20の下層部
の洗浄液Sは、第1外部配管41を経てポンプ51の駆
動によって洗浄室10の4側面の内部配管13に供給さ
れ、この内部配管13に取り付けられたパイプ12の複
数の噴射ノズル11から洗浄室10内で、収容体5に収
容された被洗浄物Hに向けて噴射される。
【0026】被洗浄物の収容された収容体5は、洗浄後
に、リフト90の駆動によってワイヤ8を介して、上方
へ吊り上げられて移動し、先ず、上部構造部6の水切り
ゾーン60で水切りされ、次に乾燥ゾーン70で乾燥さ
れた後、搬入・排出ゾーン80を経て開口部7dから外
部へ排出される。また、乾燥ゾーン70では、被洗浄物
Hの乾燥によって生じた洗浄液の蒸気が、蒸気回収装置
71で回収され、この回収によって蒸気回収装置71内
で液状となった洗浄液Sは、配管72により洗浄液貯留
室20に戻される。
【0027】この工業用洗浄装置Kによれば、洗浄液貯
留室20に対して洗浄室10の反対側(図にて右側)に
隣接状に浮上油貯留室30を配設したことによって、洗
浄室10の洗浄液Sによる被洗浄物Hの洗浄で発生し洗
浄液Sの上層に浮遊する油性浮遊成分Yを洗浄液貯留室
20を経て浮上油貯留室30に貯留することができるの
で、洗浄液貯留室20の洗浄液Sの液面に浮遊する油性
浮遊成分Yを減少することができ、油性浮遊成分Yの混
入による洗浄液貯留室20の洗浄液Sの劣化を防ぐこと
ができ、劣化していない洗浄液貯留室20の洗浄液Sを
第1外部配管41とポンプ51を介して洗浄室10に戻
すことができる。これにより、洗浄室10の洗浄液Sが
劣化することなく、充分な洗浄力を保つことができるの
で、被洗浄物Hに対する洗浄力を高めることができる。
【0028】また、浮上油貯留室30の液面面積を洗浄
液貯留室20の液面面積の約1/4の液面面積としたこ
とにより、浮上油貯留室30に貯留される油性浮遊成分
Yを液面の表面部に凝集させることができるので、この
油性浮遊成分Yの外部への回収が行い易く、洗浄液Sの
上層に浮遊する油性浮遊成分Yを回収する回収性を高め
ることができ、その結果、洗浄室10と洗浄液貯留室2
0の洗浄液S中に浮遊する油性浮遊成分Yを少なくし
て、洗浄液Sの劣化を防ぐことができ、被洗浄物Hに対
する洗浄力を高く維持することができる。
【0029】また、導流板22を設けたことによって、
洗浄室10でオーバーフローする洗浄液Sと油性浮遊成
分Yが洗浄液貯留室20の洗浄液S中に急激に沈降する
のを防ぐことができ、浮上油貯留室30への流動を促進
できる。これにより、洗浄液貯留室20の洗浄液S中に
油性浮遊成分Yが入り込んで混入することがないので、
洗浄液Sの劣化を防ぐことができ、第1外部配管41へ
吸入されなくなるため洗浄液Sの洗浄力を高く維持する
ことができ、浮上油貯留室30への回収性を高めること
ができる。
【0030】導流板22の下端が洗浄液貯留室20の液
面に所定小間隙(約10mm)をもって近接した位置にあ
るので、洗浄液貯留室20における導流板22の下方に
ある油性浮遊成分Yの浮上油貯留室30への流れを妨げ
ることがない。しかも、浮上油分離装置54によって、
浮上油貯留室30の液面上層部から油性浮遊成分Yを含
む洗浄液Sが吸入され、静電分離によって洗浄液Sと油
性浮遊成分Yとに分離されるので、分離浄化された洗浄
液Sを洗浄室10に戻すことができ、洗浄室10の洗浄
液Sの洗浄力を保つことができ、被洗浄物Hに対する洗
浄効果を向上することができる。
【0031】更に、ポンプ及びフィルター付き浄化装置
52で浄化されて圧送された洗浄液Sをノズル部材14
の複数のノズル15から洗浄液貯留室20側に向けて噴
出し、洗浄室10の洗浄液Sの上層部分に浮遊する油性
浮遊成分Yを洗浄液Sとともに、洗浄液貯留室20に向
けて急速に流動させることができるので、洗浄室10の
洗浄液Sの上層部分に浮遊する油性浮遊成分Yを洗浄室
10から迅速に除去することができ、油性浮遊成分Yに
よる洗浄室10の洗浄液Sの洗浄力を高めることができ
る。
【0032】また、ノズル部材14に圧送されて複数の
ノズル15から噴出される洗浄液Sは、ポンプ及びフィ
ルター付き浄化装置52で浄化されたものであり、洗浄
室10にはこの浄化された洗浄液Sが送られるので、洗
浄室10に油性浮遊成分Yを含む洗浄液Sが流入するこ
とがないので、洗浄室10の洗浄液Sの洗浄力を良好に
保つことができ、被洗浄物Hに対する洗浄力を更に向上
することができる。更に、洗浄液貯留室20にヒータ2
1を設け、このヒータ21の発熱作用によって、洗浄液
貯留室20の洗浄液Sの温度を高くし、この温度の高い
洗浄液Sを洗浄室10に導入するので、温度の高い洗浄
液10で被洗浄物を洗浄することができ、洗浄性を向上
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る工業用洗浄装置の正面視
の縦断面図である。
【図2】図1の工業用洗浄装置におけるオーバーフロー
時の油性浮遊成分を含む洗浄液の流れを示す概略説明図
である。
【図3】図1の工業用洗浄装置に用いたノズル部材と接
続配管の斜視図である。
【符号の説明】
K 工業用洗浄装置 H 被洗浄物 S 洗浄液 Y 油性浮遊成分 1 隔壁 4 収容体 7a ケーシング側壁 10 洗浄室 14 ノズル部材 15 ノズル 20 洗浄液貯留室 22 導流板 30 浮上油貯留室 52 ポンプ及びフィルター付き浄化装置 54 浮上油分離装置

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 工業用洗浄液を用いて、機械部品等の被
    洗浄物を洗浄する工業用洗浄装置において、 前記被洗浄物を着脱可能に収容する収容体を有し、この
    収容体が没するレベルまで洗浄液を貯留可能な洗浄室
    と、 前記洗浄室に隔壁を隔てて隣接状に配設され、洗浄室か
    らオーバーフローする洗浄液及び洗浄により発生して洗
    浄液の上層に浮遊する油性浮遊成分を貯留する洗浄液貯
    留室と、 前記洗浄液貯留室に対して洗浄室の反対側に隣接状に配
    設され、洗浄液貯留室の液面面積の約1/3以下の液面
    面積に形成され、洗浄液貯留室からオーバーフローする
    洗浄液と油性浮遊成分を回収する浮上油貯留室と、 を備えたことを特徴とする工業用洗浄装置。
  2. 【請求項2】 前記隔壁の上部から洗浄液貯留室の液面
    の上方近傍へ下り緩傾斜状に延び、下端が洗浄液貯留室
    の液面に所定小間隙をもって近接する導流板を設けたこ
    とを特徴とする請求項1に記載の工業用洗浄装置。
  3. 【請求項3】 前記浮上油貯留室の液面上層部から油性
    浮遊成分と洗浄液とを吸入して、洗浄液と油性浮遊成分
    とに分離する浮上油分離装置を設けたことを特徴とする
    請求項2に記載の工業用洗浄装置。
  4. 【請求項4】 前記洗浄室における洗浄液貯留室と反対
    側の側壁の内面に設けられ、洗浄室の洗浄液の表面部
    に、洗浄液貯留室側に向けて洗浄液を噴出する複数のノ
    ズルを有するノズル部材と、 前記浮上油貯留室の下部から洗浄液を吸入してノズル部
    材に圧送するポンプ及びフィルター付き浄化装置とを、 設けたことを特徴とする請求項3に記載の工業用洗浄装
    置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010017705A (ja) * 2008-06-10 2010-01-28 Mitsubishi Electric Engineering Co Ltd 洗浄装置
JP2011131153A (ja) * 2009-12-24 2011-07-07 Kyb Co Ltd 油分離装置及び油分離方法
CN118595048A (zh) * 2024-07-10 2024-09-06 建德市圣火农业开发有限公司 一种用于西红花的高效加工工艺及设备

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