JPH07241602A - 熱間圧延装置 - Google Patents

熱間圧延装置

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JPH07241602A
JPH07241602A JP5811494A JP5811494A JPH07241602A JP H07241602 A JPH07241602 A JP H07241602A JP 5811494 A JP5811494 A JP 5811494A JP 5811494 A JP5811494 A JP 5811494A JP H07241602 A JPH07241602 A JP H07241602A
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JP
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rolled
rolling
heating
reverse
hot rolling
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Application number
JP5811494A
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English (en)
Inventor
Hisahiko Fukase
久彦 深瀬
Hisashi Honjo
恒 本城
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IHI Corp
Original Assignee
Ishikawajima Harima Heavy Industries Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 熱間圧延時の被圧延材の圧延方向さらには幅
方向の温度分布の均一化を図ることができる熱間圧延装
置を提供する。 【構成】 連鋳スラブの加熱炉1と、加熱炉1の下流に
設置される2基のリバース式の仕上圧延機2a、2b
と、リバース式の仕上圧延機2a、2bの下流に設置さ
れる最終巻取り機3と、リバース式の仕上圧延機2a、
2bと加熱炉1との間に設置されて、リバース圧延の際
の逆走時の被圧延材8の搬送方向変更機能を備えるピン
チロール4a、4aと、ピンチロール4a、4aにより
搬送方向を変更されて逆走する被圧延材8の巻取り・払
出しを行う中間巻取り機5とを備える熱間圧延装置であ
って、さらに、リバース式の仕上圧延機2a、2bとピ
ンチロール4a、4aとの間に設置された、被圧延材8
の圧延方向の温度差を可及的低減するように、特に温度
降下が著しい前後端部を加熱する加熱装置9a、9bお
よび10a、10bを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は熱間圧延装置に関し、具
体的には熱間圧延時の被圧延材(ストリップ)の圧延方
向(長手方向)さらには幅方向の温度分布の不均一をそ
れぞれ抑制することができる熱間圧延装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば熱延鋼板等の熱間圧延材は、通常
の場合、連鋳スラブを圧延素材として熱間圧延装置によ
り圧延されて製造される。
【0003】このような熱間圧延装置による圧延に際し
て特に重要な点は、仕上圧延機の出側における被圧延
材の温度(仕上温度)をFe−C系平衡状態図のA
態点の温度よりも僅かに高い温度である860℃程度と
すること、熱間圧延ロールの単位幅当りの圧延荷重を
2.0ton/mm以内に設定すること、各圧延機において
無理のない圧下量の設定を行うこと、被圧延材の圧延
方向、さらには幅方向の温度分布を可及的均一化し、圧
延時における圧延速度の変更といった操作を行う必要が
ないこと、および可及的コンパクトな設備とすること
の5点である。
【0004】上記〜の条件と満たすようにするため
には、連続鋳造機の能力と厚さによっても異なるが、通
常、スケールブレーカ、粗圧延機および仕上圧延機によ
り構成される熱間圧延装置が使用される。スケールブレ
ーカは主として垂直式スケールブレーカ(VSB)が使
用され、粗圧延機は主としてスリークォータ式と呼ばれ
る、2重式圧延機、4重式リバース式圧延機および2基
の4重式圧延機を組み合わせた圧延機が使用され、さら
に、仕上圧延機は主として5ないし7スタンドの4重式
連続圧延機が使用される。
【0005】このような熱間圧延装置により、被圧延材
たるストリップは以下のようにして圧延される。連続鋳
造機により鋳込まれた厚さが210mm程度の連鋳スラ
ブは、所定の長さに切断されてから、板厚方向の圧下に
先立って、VSBによる幅圧下により表面のスケールの
剥離および適正スラブ幅の確保が行われ、次いで、粗圧
延機により複数回のリバース圧延を行われて30mm程
度の板厚の被圧延材とされ、最後に仕上圧延機により連
続圧延を行われて目標板厚を有するストリップとされ
る。
【0006】しかし、このような以前の熱間圧延装置で
は、設備長が極めて長大になってしまう。例えば、VS
Bから最後段の仕上圧延機までの距離が優に300mを
越える熱間圧延装置もあった。そのため、仕上温度の管
理が容易ではなく、また被圧延材の圧延方向の温度分布
が不均一となり、さらには設備費が膨大になってしまう
という問題があり、従来から、熱間圧延装置の設備長を
短縮したいとの要請は極めて高かった。
【0007】そこで、このような要請に応える熱間圧延
装置として、スケールブレーカ、粗圧延機および仕上圧
延機により構成される前述の熱間圧延装置に替えて、連
鋳スラブを所定の温度に加熱する加熱炉または直接連続
鋳造機と、加熱炉または直接連続鋳造機の下流に設置さ
れる1基または2基以上のリバース式の仕上圧延機と、
リバース式の仕上圧延機の下流に設置される最終巻取り
機と、リバース式の仕上圧延機と加熱炉または直接連続
鋳造機との間に設置されて、リバース圧延の際の逆走時
の被圧延材の搬送方向変更機能を備えるピンチロール
と、ピンチロールにより搬送方向を変更されて逆走する
被圧延材の巻取り・払出しを行う中間巻取り機とを備え
る熱間圧延装置が提案された。
【0008】この熱間圧延装置は、複数回のリバース圧
延を行うリバース式の仕上圧延機と、逆走時のストリッ
プを一旦コイルに巻取りその後に払い出す中間巻取り機
とを設置して、リバース式の仕上圧延機により連鋳スラ
ブの圧下をリバースして行い、巻取り可能な板厚まで圧
下が進行したら中間巻取り機により被圧延材を一旦コイ
ルに巻取って被圧延材の長手方向の温度分布の均一化を
図り、再度払い出してリバース式の仕上圧延機により所
定の板厚に仕上圧延を行うものである。すなわち、リバ
ース式の仕上圧延機は、従来の熱間圧延装置が有する粗
圧延および仕上圧延の両方の機能を有する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
熱間圧延装置により一定の圧延速度で熱間仕上圧延を行
うと、最終製品たる被圧延材(ストリップ)の板厚が3
0mmを越える場合には大きな問題はないが、板厚が3
0mm以下の場合には被圧延材の圧延方向の各部、およ
び特に両端部それぞれのある範囲に板厚不均一部が発生
してしまうことがわかった。以下、この原因を詳細に説
明する。
【0010】本発明者が確認したところ、板厚が例えば
50mm程度と大きい場合には被圧延材の冷却速度は1
℃/sec程度と低い。そのため、前述の熱間圧延装置によ
りリバース圧延を行われても被圧延材の圧延方向には温
度分布の不均一はあまり発生しない。しかし、被圧延材
の板厚が小さくなり、巻取り可能な板厚になるにしたが
って冷却速度は指数関数的に増加し、特に板厚が30m
m以下に小さくなると冷却速度は5℃/sec以上と急激に
大きくなる。そのため、板厚が30mm以下の被圧延材
は、リバース圧延に伴うランナウトテーブルでの放冷の
ために、圧延方向の各部の温度分布の不均一、および特
に、前述の中間巻取り機によりコイルに巻き取られた被
圧延材の外周に位置する被圧延材の前端部側の温度降下
量と、中間巻取り機を構成するマンドレルに接触する被
圧延材の後端部側の温度降下量はともに大きくなって被
圧延材に圧延方向の温度分布の不均一が発生し、被圧延
材の圧延方向の各部、特に仕上圧延によりストリップの
前端部側および後端部側に板厚不均一が発生してしま
う。なお、場合によっては被圧延材の前端部側および後
端部側それぞれの温度差は50℃以上にも達してしま
う。
【0011】図3は、中間巻取り機5のマンドレルによ
りコイルに巻き取られる被圧延材8からの放冷状況を矢
印を用いて模式的に示す説明図である。被圧延材8は、
巻き取られたコイルの外周に位置する被圧延材8の先端
部側ほど放熱量が多く、温度降下量が大きくなる。ま
た、被圧延材8の圧延方向の内部側は被圧延材同士が接
触して保温状態を維持するために温度降下量は小さくな
るが、マンドレルに接触する被圧延材8の後端部側はこ
の接触により温度降下が著しくなる。さらに、図3に矢
印で図示するように、一旦巻き取ったコイルの側部から
の放熱により、被圧延材8には圧延方向のみならず、幅
方向についても温度分布の不均一が生じる。
【0012】一般的に、ストリップの圧延方向の温度分
布の不均一を抑制することができる技術として、図4
(a)に示すステッケル圧延機または図4(b)に示す
ようなマンドレルを用いない保熱装置がある。ステッケ
ル圧延機は二つ設けた保熱炉23、24それぞれの内部
に巻取り機21、22を配置しておき、これら両者の巻
取り機21、22とリバース式の仕上圧延機20とによ
り保熱炉23、24内にあるコイルの加熱を行いなが
ら、被圧延材25のリバース圧延を行うことにより所望
の板厚の熱延鋼板を製造する圧延機である。また、保熱
装置27は、圧延ラインの仕上圧延機26の下流工程に
保熱装置27を配置しておき、この保熱装置27内に設
置されたクレードルロール28aおよび曲げロール28
bにより被圧延材であるストリップ30をコイルに巻き
取って収容し、均熱することにより圧延方向の温度分布
の不均一を抑制するものである。なお、符号29はピン
チロールである。
【0013】しかし、ステッケル圧延機は、巻取り機2
1、22に被圧延材25を保持させるときに一時的にラ
インを停止せざるを得ないために生産性が低いこと、さ
らには、保熱炉23、24の下方が開放されているため
に前述の仕上温度860℃を維持することが困難である
ことといった問題がある。
【0014】一方、保熱装置27では、マンドレルを用
いないためにその内部での移動に伴って被圧延材30に
振れが発生して保熱装置27と干渉してしまうことがあ
るために、巻取速度を通常150m/min 以上に上げられ
ないという問題があり、被圧延材30の加熱は保熱措置
27の内壁面から完全に離間して行うかまたは被圧延材
の振れを適宜手段により抑制して行う必要がある。しか
し、これらはともに技術的に容易ではない。また、保熱
装置27では仕上圧延機26前のピンチロール29まで
における被圧延材30の加熱を行うこともできない。
【0015】このように、これらの従来の技術には、巻
き取ったコイルを収容して保熱する部分の下方が開放さ
れるために保温能力が不足すること、設備保護の観点か
ら巻取速度を低くせざるを得ないためにリバース圧延に
伴う放熱時間の短縮が難しく、保熱能力を充分確保でき
ないこと、または巻取りを開始する前に被圧延材をマン
ドレルに保持させる必要があり、その際に圧延ラインを
停止する必要があるために生産性が低いことといった問
題があり、これらの従来の技術を中間巻取り機を備えた
前述の熱間圧延装置へ適用しようとしても被圧延材の圧
延方向さらには幅方向の温度分布の不均一を解消するこ
とはできなかった。
【0016】本発明は、上記の従来の技術の有する問題
に鑑みてなされたものであり、中間巻取り機を有する熱
間圧延装置で被圧延材たるストリップのリバース圧延を
行う際に、熱間圧延時の被圧延材の圧延方向、さらには
幅方向の温度分布の均一化を図ること、具体的には被圧
延材の圧延方向についての温度差、および特に前端部側
および後端部側それぞれの温度差を10〜30℃の範囲
に抑制することができる熱間圧延装置を提供しようとす
るものである。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
め、本発明の請求項1記載の熱間圧延装置は、スラブを
所定の温度に加熱する加熱炉または直接連続鋳造機と、
加熱炉または直接連続鋳造機の下流に設置される1基ま
たは2基以上のリバース式の仕上圧延機と、リバース式
の仕上圧延機と加熱炉または直接連続鋳造機との間に設
置されて、リバース圧延の際の逆走時の被圧延材の搬送
方向変更機能を備えるピンチロールと、当該ピンチロー
ルにより搬送方向を変更されて逆走する被圧延材の巻取
り・払出しを行う中間巻取り機とを備える熱間圧延装置
で、リバース式の仕上圧延機とピンチロールとの間に、
被圧延材を全巾にわたって加熱する全巾加熱装置、およ
び/または被圧延材の両端部を加熱する縁部加熱装置を
備えることを特徴とするものである。
【0018】本発明の請求項2記載の熱間圧延装置は、
請求項1記載の熱間圧延装置において加熱装置が被圧延
材からの退避機能を備えるものである。
【0019】本発明の請求項3記載の熱間圧延装置は、
請求項1または請求項2記載の熱間圧延装置において、
加熱装置は、被圧延材の存在を検出する検出器と、加熱
装置の起動および停止装置と、被圧延材の温度の計測装
置と、予め入力される目標温度および計測装置により計
測された計測温度の偏差に応じて加熱装置の加熱力を変
更する制御装置とを有するものである。
【0020】本発明の請求項4記載の熱間圧延装置は、
請求項1ないし請求項3のいずれかに記載した熱間圧延
装置において、縁部加熱装置が被圧延材からの退避機能
を備えるものである。
【0021】さらに、本発明の請求項5記載の熱間圧延
装置は、請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の熱
間圧延装置において、さらに、前記中間巻取り機を構成
するマンドレルを加熱するマンドレル加熱装置を備える
ものである。
【0022】
【作用】本発明の請求項1記載の熱間圧延装置では、リ
バース式の仕上圧延機とピンチロールとの間に、被圧延
材を圧延方向について加熱する加熱装置が設置されるた
め、逆走して中間巻取り機に巻き取られる被圧延材の巻
取り終了時直前または被圧延材の払い出し開始時直後等
の低速搬送時ないしは停止時に、加熱装置で被圧延材の
圧延方向について部分的な加熱を行うことができるため
に、リバース圧延により生じる長手方向の温度差を可及
的低減して被圧延材全体としての圧延方向の温度分布の
不均一を抑制する。また、この熱間圧延装置では、リバ
ース式の仕上圧延機とピンチロールとの間に、被圧延材
を幅方向について加熱する縁部加熱装置が設置されるた
め、前述の低速搬送時ないしは停止時に、縁部加熱装置
で被圧延材の幅方向について加熱を行うことができるた
め、巻取り時に生じる被圧延材縁部からの温度低下を補
償できるようになる。
【0023】本発明の請求項2記載の熱間圧延装置で
は、加熱装置は被圧延材からの退避機能を備え、搬送さ
れる被圧延材と干渉しない位置に退避可能である。その
ため、端部加熱装置は被圧延材を加熱しない時には退避
する。
【0024】本発明の請求項3記載の熱間圧延装置で
は、被圧延材の温度を長手方向の全長にわたって目標温
度に自動的に設定することができるようになる。
【0025】本発明の請求項4記載の熱間圧延装置で
は、リバース式の仕上圧延機とピンチロールとの間に、
被圧延材の縁部を加熱する縁部加熱装置が設置されるた
め、被圧延材の幅方向について生じる温度分布の不均一
を抑制する。
【0026】さらに、本発明の請求項5記載の熱間圧延
装置では、中間巻取り機を構成するマンドレルを加熱す
るマンドレル加熱装置が設置されるためにマンドレルを
短時間で所望の温度に加熱し、マンドレルと接触するこ
とにより温度降下する被圧延材の圧延方向の後端部の温
度低下を補償して、被圧延材全体としての圧延方向の温
度分布の不均一を抑制する。
【0027】
【実施例】本発明の熱間圧延装置を適用した熱間圧延ラ
インの一実施例を添付図面を参照しながら詳細に説明す
る。
【0028】図1は、本発明の熱間圧延装置の構成と圧
延パス例とを併せて示す説明図である。
【0029】同図において、本発明の熱間圧延装置は、
連鋳スラブを所定の温度に加熱する加熱炉1を備える。
加熱炉1の加熱形式、加熱炉の能力等は公知のものでよ
く、適宜決定される。
【0030】加熱炉1の下流には、リバース式の仕上圧
延機2aおよび2bがそれぞれ設置される。仕上圧延機
2aおよび2bは、搬送される連鋳スラブを複数回のリ
バース圧延により所望の板厚の被圧延材(ストリップ)
に圧延する。
【0031】リバース式の仕上圧延機2aおよび2bの
下流には、仕上圧延を終了して搬送される被圧延材8を
コイルに巻き取り、次工程に送る最終巻取り機3が設置
される。したがって、この最終巻取り機3のマンドレル
は拡径および縮径機能を備える。
【0032】リバース式の仕上圧延機2aおよび2bの
すぐ上流工程には、被圧延材8を搬送する際に使用され
るピンチロール4aないし4cが設置される。特に、ピ
ンチロール4aはリバース式の仕上圧延機2aおよび2
bによるリバース圧延における被圧延材8の逆走時に、
被圧延材8の搬送方向を加熱炉1への方向ではなく後述
する中間巻取り機5への方向へと切替える機能を有する
ピンチロールである。
【0033】中間巻取り機5は、通常の最終巻取り機を
用いてもよいが、この中間巻取り機は被圧延材の巻取り
および払い出しのみを行うことができればよいため、マ
ンドレルの拡径および縮径機能は必要でない。したがっ
て、かかる機能を有し高価な最終巻取り機を適用するこ
とはコスト的に無駄であるから、拡径および縮径機能を
有さないマンドレルを用いる。
【0034】本発明の熱間圧延装置では、さらに、中間
巻取り機5のマンドレルの加熱装置6が設置され、本実
施例では誘導加熱装置を用いる。すなわち、巻取り開始
前のマンドレルを加熱する装置であり、引き出されたマ
ンドレルを加熱することが可能な適宜位置に設置され
る。
【0035】中間巻取り機5と仕上圧延機2a、2bと
の間には、被圧延材8の圧延方向(図1における白抜矢
印方向)の各部を急速に加熱できる加熱装置9aおよび
9b、10aおよび10bがそれぞれ設置される。本実
施例では、被圧延材8を挾んで対向して配置されるトラ
ンスバース式の誘導加熱装置を用いて構成される。
【0036】加熱装置9aおよび9b、10aおよび1
0bのすぐ下流には、搬送される被圧延材8の両縁部に
近接して配置される被圧延材8の縁部加熱装置15およ
び16が設置される。本実施例では誘導加熱装置を用い
て構成される。この縁部加熱装置15、16は、後述す
るように被圧延材8の幅方向への移動機能を備える。
【0037】縁部加熱装置15および16と、仕上圧延
機2aおよび2bとの間には、被圧延材8の存在を検出
する被圧延材検出器42と、被圧延材8の温度の計測器
41とが設置される。被圧延材検出器42と計測器41
とは制御装置44に接続され、制御装置43では予め入
力された目標温度および温度計測器41により計測され
た計測温度の偏差に応じて、加熱装置9aおよび9b、
10aおよび10bの起動および停止装置43に信号を
出力して、加熱装置9aおよび9b、10aおよび10
bの加熱力を制御する。
【0038】なお、仕上圧延機2a、2bの下流工程に
は、仕上圧延を終了した被圧延材8に冷却水を噴射する
冷却水噴射ノズル群7が設置される。
【0039】次に、図2を参照しながら、図1において
破線で囲って示した部分の構造を詳細に説明する。
【0040】図2は、中間巻取り機5によりコイルに巻
き取られる被圧延材8の状況を示す斜視図である。被圧
延材8は、リバース圧延の逆走時に図1中の上下一対の
ピンチロール4aおよび4aにより搬送方向を切替えら
れて中間巻取り機5に送られる。
【0041】図1におけるピンチロール4a、4aの下
流工程には、2基のピンチロール4b、4bおよび4
c、4cがそれぞれ設置されて、通常の圧延時およびリ
バース圧延時の被圧延材8の通板を確実にする。
【0042】前述のように、図2において、さらに、ピ
ンチロール4aと4bとの間、およびピンチロール4b
と4cとの間には、被圧延材8の加熱装置9a、9bお
よび10aおよび10bがそれぞれ設置され、これらは
対向する一対のトランスバース式誘導加熱装置である。
【0043】加熱装置9aにはシリンダ11aおよび1
2aが、加熱装置9bにはシリンダ11bおよび12b
が接続される。また、加熱装置10aにはシリンダ13
aおよび14aが、誘導加熱装置10bにはシリンダ1
3bおよび14bが接続される。これらのシリンダは、
図示しない制御装置からの指令により同期して作動し、
各加熱装置を被圧延材に接近させたり離間させたりす
る。
【0044】ピンチロール4cの下流には、被圧延材8
の縁部を加熱する縁部加熱装置15、16が設置され、
本実施例では誘導加熱装置により構成される。さらに、
縁部加熱装置15、16にはそれぞれシリンダ15a、
16aが接続され、被圧延材8の幅方向への移動機能を
有する。
【0045】次に、以上の構成の本発明の熱間圧延装置
により被圧延材の熱間圧延を行う場合を図1および図2
を参照しながら詳細に説明する。
【0046】加熱炉1により所定の温度に加熱された、
厚さが210mm程度の連鋳スラブは、リバース式の仕
上圧延機2aおよび2bに送られる。このとき、ピンチ
ロール4aないし4c、加熱装置9a、9bおよび10
a、10b、および縁部加熱装置15、16は、連鋳ス
ラブとの干渉を回避する位置に移動して待機する。
【0047】連鋳スラブは、リバース式の仕上圧延機2
aおよび2bにより複数回のリバース圧延を行われて、
コイルへの巻取りが可能な板厚(通常は20mm程度)
にまで圧下される。この後、被圧延材8は逆走して、ピ
ンチロール4aを介して中間巻取り機5に一旦巻き取ら
れる。
【0048】加熱装置9a、9bおよび10a、10b
を通過する度に加熱力を長手方向の温度低下量の変化に
対応させて増減させ、かつ巻取り完了の少し前に巻取り
速度を低下して、被圧延材8の圧延方向の前端部が加熱
装置9a、9bおよび10a、10bを低速で通過する
ようにし、この通過の際に、加熱装置9a、9bおよび
10a、10bにより被圧延材8の長手方向の各部、特
に前端部を加熱する。次に、一旦巻き取ったコイルを払
い出すが、払い出しを開始した直後は低速で払い出し、
被圧延材8の圧延方向の前端部が加熱装置9a、9bお
よび10a、10bを低速で通過する際に加熱装置9
a、9bおよび10a、10bにより加熱される。
【0049】すなわち、被圧延材8の各部のうちの温度
降下量が多大な部分が誘導加熱装置を低速で通過するよ
うにして、加熱装置9a、9bおよび10a、10bに
より被圧延材8の圧延方向の各部を加熱する。
【0050】また、巻取りに先立ってマンドレル加熱装
置6により、中間巻取り機5を構成するマンドレルを加
熱しておく。
【0051】さらに、図1における縁部加熱装置15、
16により被圧延材8の縁部の加熱を行う。縁部加熱装
置15、16の加熱範囲は、被圧延材8の圧延方向の全
部または一部でよく、被圧延材8に生じる温度差に応じ
て適宜決定する。本実施例では、加熱装置9a、9bお
よび10a、10bの加熱タイミングと同じタイミング
で加熱を行う。
【0052】このようにして、被圧延材8を加熱し、圧
延方向および幅方向の温度分布を均一化してから、被圧
延材8を払い出し、リバース式の仕上圧延機2aおよび
2bにより2パスの連続仕上圧延を行い、仕上圧延終了
後に冷却水噴射ノズル群7により冷却水を噴射して被圧
延材8を所定の温度に冷却した後、最終巻取り機3によ
りコイルに巻き取る。
【0053】以上の構成および動作を有する本発明の熱
間圧延装置を用いて、加熱炉1により1150℃に加熱
された厚さが106mmの連鋳スラブを3.06mmの
板厚の被圧延材たるストリップに圧延を行った。
【0054】すなわち、図5に圧延条件をグラフで示す
ように、前記の連鋳スラブにリバース式の仕上圧延機2
aにより3回のリバース圧延を行って板厚を106→8
2→64→45(mm)に圧下し、次にリバース式の仕
上圧延機2aおよび2bにより45→30→18→8.
7(mm)に圧下した。なお、これらのリバース圧延に
おける圧延速度は180〜300m/min であった。ま
た、板厚が8.7mmになったときの被圧延材8の温度
分布は、前端側990℃、後端側1071℃であった。
【0055】この後に中間巻取り機5に一旦巻き取り払
い出したが、本実施例では、この巻取り・払い出しの際
に加熱装置9a、9bおよび10a、10b、および縁
部加熱装置15、16により被圧延材8たるストリップ
の加熱を行った。
【0056】一方、比較例では、各加熱装置を用いずに
通常の通りに巻取り、払い出した。
【0057】そして、最後に、リバース式の仕上圧延機
2aおよび2bにより、8.7→4.8→3.06(m
m)になるように連続仕上圧延を行った。連続仕上圧延
における圧延速度は、300m/min で一定とした。
【0058】こうして得た本発明例の熱間圧延装置を用
いて製造した被圧延材と、本発明例の熱間圧延装置を用
いずに製造した被圧延材のそれぞれについて、被圧延材
の圧延方向の前端部、後端部の温度をそれぞれ測定し
た。
【0059】その結果、本発明例では前端部、後端部そ
れぞれの温度差は殆ど認められなかったが、比較例では
前端部882℃、後端部933℃と51℃の温度分布の
不均一が存在することが認められた。
【0060】
【変形例】本実施例ではリバース式の仕上圧延機を2基
用いたが、1基または3基以上であってもよい。被圧延
材の総圧下量、各リバース式の仕上圧延機の能力さらに
は圧延機設置数に伴うコスト増等に応じて適宜決定す
る。
【0061】本実施例では加熱装置として2基に分割さ
れた誘導加熱装置9a、9bおよび10a、10bを用
いたが、1基または3基以上であってもよい。誘導加熱
装置の加熱能力等に応じて適宜決定する。
【0062】本実施例では、圧延機として4重式圧延機
を用いたが、6重式以上の多重式圧延機であってもよ
い。
【0063】本実施例では、リバース圧延の際に2基の
リバース式の仕上圧延機で圧下を行なうが、1基のリバ
ース式の仕上圧延機のみを用いて圧下を行ない、もう1
基はロールギャップを開いて素通りするようにしてもよ
い。
【0064】本実施例では、各加熱装置として誘導加熱
装置を用いたが、これ以外にレーザ加熱装置等の高入熱
密度の装置も用いることができる。
【0065】
【発明の効果】本発明の請求項1記載の熱間圧延装置
は、リバース式の仕上圧延機と中間巻取り機とを有する
熱間圧延装置において、さらに、リバース式の仕上圧延
機とピンチロールとの間に設置された、前記被圧延材の
圧延方向の各部を加熱して温度分布全体を補償するよう
に加熱でき、さらに特に温度降下が著しい前端部を加熱
することができる加熱装置、および/または被圧延材を
幅方向について加熱する縁部加熱装置を備えるように構
成されるため、被圧延材の圧延方向および/または幅方
向の温度分布の不均一を抑制することが可能となる。ま
た、被圧延材の各部のうちの特に温度降下が著しい前後
端部の加熱は低速搬送時ないしは停止時に行うため、加
熱装置の加熱能力を小さくすることができる。
【0066】本発明の請求項2記載の熱間圧延装置は、
請求項1記載の熱間圧延装置において加熱装置が被圧延
材からの退避機能を備えるように構成されるため、請求
項1記載の熱間圧延装置が有する効果に加えて、非作動
時に圧延される連鋳スラブまたは被圧延材と干渉しない
位置に退避することが可能となる。
【0067】本発明の請求項3記載の熱間圧延装置は、
請求項1または請求項2記載の熱間圧延装置において、
加熱装置は、被圧延材の存在を検出する検出器と、加熱
装置の起動および停止装置と、被圧延材の温度の計測装
置と、予め入力される目標温度および計測装置により計
測された計測温度の偏差に応じて加熱装置の加熱力を変
更する制御装置とを有するように構成されるため、自動
的に被圧延材各部の温度低下を補償するように加熱を行
うことができる。
【0068】本発明の請求項4記載の熱間圧延装置は、
請求項1ないし請求項3のいずれかに記載した熱間圧延
装置において、縁部加熱装置が被圧延材からの退避機能
を備えるため、非作動時に圧延される連鋳スラブまたは
被圧延材と干渉しない位置に退避することが可能とな
る。
【0069】さらに、本発明の請求項5記載の熱間圧延
装置は、請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の熱
間圧延装置において、さらに、前記中間巻取り機を構成
するマンドレルを加熱するマンドレル加熱装置を備える
ため、被圧延材の後端部がマンドレルと接触することに
より生じる被圧延材の圧延方向の後端側の温度低下を抑
制することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の熱間圧延装置の構成を示す説明図であ
る。
【図2】図1における破線で囲まれた部分を拡大して示
す斜視図である。
【図3】中間巻取り機によりコイルに巻き取られる被圧
延材たるストリップの状況を示す説明図である。
【図4】被圧延材の圧延方向の温度分布の不均一を抑制
する従来の装置を示す説明図であり、図4(a)はステ
ッケル圧延機を、図4(b)は保熱コイルボックスをそ
れぞれ示す。
【図5】本発明の効果を示すグラフである。
【符号の説明】
1 加熱炉 2a、2b リバース式の仕上圧延機 3 最終巻取り機 4a、4b、4c ピンチロール 5 中間巻取り機 6 マンドレル加熱装置 7 冷却水噴射ノズル群 8 被圧延材(ストリップ) 9a、9b 加熱装置 10a、10b 加熱装置 11a、11b シリンダ 12a、12b シリンダ 13a、13b シリンダ 14a、14b シリンダ 15、16 縁部加熱装置 15a、16a シリンダ 20 リバース式の仕上圧延機 21、22 巻取り機 23、24 保熱炉 25 被圧延材 26 仕上圧延機 27 保熱装置 28a クレードルロール 28b 曲げロール 29 ピンチロール 30 被圧延材(ストリップ) 41 温度計測器 42 被圧延材検出器 43 起動および停止装置 44 制御装置

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スラブを所定の温度に加熱する加熱炉ま
    たは直接連続鋳造機と、当該加熱炉または直接連続鋳造
    機の下流に設置される1基または2基以上のリバース式
    の仕上圧延機と、前記リバース式の仕上圧延機と前記加
    熱炉または直接連続鋳造機との間に設置されて、リバー
    ス圧延の際の逆走時の被圧延材の搬送方向変更機能を備
    えるピンチロールと、当該ピンチロールにより搬送方向
    を変更されて逆走する被圧延材の巻取り・払出しを行う
    中間巻取り機とを備える熱間圧延装置で、前記リバース
    式の仕上圧延機と前記ピンチロールとの間に、前記被圧
    延材を全巾にわたって加熱する全巾加熱装置、および/
    または前記被圧延材の両端部を加熱する縁部加熱装置を
    備えることを特徴とする熱間圧延装置。
  2. 【請求項2】 前記加熱装置は、被圧延材からの退避機
    能を備える請求項1記載の熱間圧延装置。
  3. 【請求項3】 前記加熱装置は、前記被圧延材の存在を
    検出する検出器と、前記加熱装置の起動および停止装置
    と、前記被圧延材の温度の計測装置と、予め入力される
    目標温度および前記計測装置により計測された計測温度
    の偏差に応じて前記加熱装置の加熱力を変更する制御装
    置とを有する請求項1または請求項2記載の熱間圧延装
    置。
  4. 【請求項4】 前記縁部加熱装置は、被圧延材からの退
    避機能を備える請求項1ないし請求項3のいずれかに記
    載の熱間圧延装置。
  5. 【請求項5】 さらに、前記中間巻取り機を構成するマ
    ンドレルを加熱するマンドレル加熱装置を備えることを
    特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の
    熱間圧延装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0738547A1 (de) * 1995-04-19 1996-10-23 Sms Schloemann-Siemag Aktiengesellschaft Steckel-Walzwerk
JP2008110375A (ja) * 2006-10-31 2008-05-15 Jfe Steel Kk 熱延鋼帯の製造設備および製造方法
JP2011098393A (ja) * 2004-01-21 2011-05-19 Jfe Steel Corp 厚鋼板の熱処理装置及び方法並びに厚鋼板の製造方法及びその製造ライン

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