JPH07241668A - フラックス入りワイヤによるステンレス鋼のプラグ溶接方法 - Google Patents
フラックス入りワイヤによるステンレス鋼のプラグ溶接方法Info
- Publication number
- JPH07241668A JPH07241668A JP5828594A JP5828594A JPH07241668A JP H07241668 A JPH07241668 A JP H07241668A JP 5828594 A JP5828594 A JP 5828594A JP 5828594 A JP5828594 A JP 5828594A JP H07241668 A JPH07241668 A JP H07241668A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- welding
- stainless steel
- plug
- flux
- circular hole
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Landscapes
- Arc Welding In General (AREA)
- Butt Welding And Welding Of Specific Article (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 ステンレス鋼を炭素鋼へプラグライニングす
る溶接方法において安定した溶接面及び溶け込みを得
る。 【構成】 板厚0.8〜2.5mmのステンレス鋼を炭
素鋼へプラグライニングするにあたり、直径が板厚の
4.5〜6.5倍に加工されたステンレス鋼の円孔の周
囲を1層にて溶接し、2秒以内に前記円孔の中央部へ再
度アークを発生し余盛を設けるフラックス入りワイヤに
よるステンレス鋼のプラグ溶接方法。 【効果】 ビード表層部の希釈が少ないため耐食性が良
好で、また溶接部分を比較的平坦にできる。
る溶接方法において安定した溶接面及び溶け込みを得
る。 【構成】 板厚0.8〜2.5mmのステンレス鋼を炭
素鋼へプラグライニングするにあたり、直径が板厚の
4.5〜6.5倍に加工されたステンレス鋼の円孔の周
囲を1層にて溶接し、2秒以内に前記円孔の中央部へ再
度アークを発生し余盛を設けるフラックス入りワイヤに
よるステンレス鋼のプラグ溶接方法。 【効果】 ビード表層部の希釈が少ないため耐食性が良
好で、また溶接部分を比較的平坦にできる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、フラックス入りワイヤ
によるガスシールドアーク溶接方法に係り、さらに詳し
くは炭素鋼への薄板ステンレス鋼のプラグライニングの
溶接において穴径及び溶接条件を特定することで良好な
溶接部を得ることができるフラックス入りワイヤによる
ステンレス鋼へのプラグ溶接方法に関するものである。
によるガスシールドアーク溶接方法に係り、さらに詳し
くは炭素鋼への薄板ステンレス鋼のプラグライニングの
溶接において穴径及び溶接条件を特定することで良好な
溶接部を得ることができるフラックス入りワイヤによる
ステンレス鋼へのプラグ溶接方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】フラックス入りワイヤを用いるステンレ
ス鋼のガスシールドアーク溶接は、能率が高く自動ある
いは半自動化も可能なため、被覆アーク溶接に代わって
近年急速に普及しつつある。さらには、自動・半自動溶
接の分野でもフラックス入りワイヤによるガスシールド
アーク溶接は、ソリッドワイヤを用いたMIG溶接に比
べてスパッタも少なく、ビード外観が良好であること、
TIG溶接に比べて高能率であることから、これらに代
わり溶接の適用範囲が広がりつつある。
ス鋼のガスシールドアーク溶接は、能率が高く自動ある
いは半自動化も可能なため、被覆アーク溶接に代わって
近年急速に普及しつつある。さらには、自動・半自動溶
接の分野でもフラックス入りワイヤによるガスシールド
アーク溶接は、ソリッドワイヤを用いたMIG溶接に比
べてスパッタも少なく、ビード外観が良好であること、
TIG溶接に比べて高能率であることから、これらに代
わり溶接の適用範囲が広がりつつある。
【0003】一方施工に用いられる鋼板としてはSUS
304、SUS316等施工物の使用目的に応じて選択
されるが、コスト低減のためステンレスクラッド鋼板も
使用されている。しかしながら複雑な構造や建造後に熱
処理を要求される場合には、クラッド鋼の使用が困難な
ことがある。そのような場合には構造用鋼容器の内壁に
ステンレス鋼の薄板を内張りするライニング方法が用い
られる。
304、SUS316等施工物の使用目的に応じて選択
されるが、コスト低減のためステンレスクラッド鋼板も
使用されている。しかしながら複雑な構造や建造後に熱
処理を要求される場合には、クラッド鋼の使用が困難な
ことがある。そのような場合には構造用鋼容器の内壁に
ステンレス鋼の薄板を内張りするライニング方法が用い
られる。
【0004】ライニングを取りつける方法としてはスポ
ット溶接やシーム溶接など構造用鋼材に抵抗溶接によっ
て接合する方法があるが、現在ではほとんど用いられて
いない。一般に行なわれているプラグライニングはライ
ニングするステンレス鋼板に適当な間隔で円孔をあけ、
この部分を裏板にあたる構造用鋼板とともに栓溶接して
張り付ける方法である。
ット溶接やシーム溶接など構造用鋼材に抵抗溶接によっ
て接合する方法があるが、現在ではほとんど用いられて
いない。一般に行なわれているプラグライニングはライ
ニングするステンレス鋼板に適当な間隔で円孔をあけ、
この部分を裏板にあたる構造用鋼板とともに栓溶接して
張り付ける方法である。
【0005】従来のプラグライニング溶接はステンレス
協会刊行の「ステンレス鋼溶接施工基準」に記載される
ごとく被覆アーク溶接法により行われているが、溶接士
の熟練も必要であり、完全にかつ強固に行うことが難し
く安定した溶接面及び溶け込みが得られず、良好な溶接
が行えなかった。特に熱伝導の小さいステンレス鋼で、
なおかつ板厚が2mm以下と比較的薄くプラグ孔も小さ
い場合は非常に困難であった。一方、プラグ孔が大きい
場合はスラグ巻き込みが発生し、良好な溶接部が得られ
なかった。さらに、被覆アーク溶接法では作業能率が悪
く工数を必要とした。
協会刊行の「ステンレス鋼溶接施工基準」に記載される
ごとく被覆アーク溶接法により行われているが、溶接士
の熟練も必要であり、完全にかつ強固に行うことが難し
く安定した溶接面及び溶け込みが得られず、良好な溶接
が行えなかった。特に熱伝導の小さいステンレス鋼で、
なおかつ板厚が2mm以下と比較的薄くプラグ孔も小さ
い場合は非常に困難であった。一方、プラグ孔が大きい
場合はスラグ巻き込みが発生し、良好な溶接部が得られ
なかった。さらに、被覆アーク溶接法では作業能率が悪
く工数を必要とした。
【0006】ところで溶接法としてフラックス入りワイ
ヤによるガスシールドアーク溶接は特開平5−2384
5号公報において、角継手溶接法の技術が開示されるご
とく応用範囲は広く、プラグライニング溶接へ適用の可
能性は充分となってきている。
ヤによるガスシールドアーク溶接は特開平5−2384
5号公報において、角継手溶接法の技術が開示されるご
とく応用範囲は広く、プラグライニング溶接へ適用の可
能性は充分となってきている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的とすると
ころは板厚0.8〜2.5mmのステンレス鋼を炭素鋼
へプラグライニングする溶接方法において安定した溶接
面及び溶け込みを得ることにある。
ころは板厚0.8〜2.5mmのステンレス鋼を炭素鋼
へプラグライニングする溶接方法において安定した溶接
面及び溶け込みを得ることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は上記のことにか
んがみなされたもので、本発明者らはフラックス入りワ
イヤによるステンレス鋼のプラグライニング溶接条件に
ついて鋭意検討した。その結果、ライニング材のステン
レス鋼板に特定範囲の円孔を設けることと溶接方法を特
定することにより、良好なビード形状と溶け込みが得ら
れることが判明した。
んがみなされたもので、本発明者らはフラックス入りワ
イヤによるステンレス鋼のプラグライニング溶接条件に
ついて鋭意検討した。その結果、ライニング材のステン
レス鋼板に特定範囲の円孔を設けることと溶接方法を特
定することにより、良好なビード形状と溶け込みが得ら
れることが判明した。
【0009】本発明は以上の知見に基づくものであっ
て、その要旨とするところは、板厚0.8〜2.5mm
のステンレス鋼を炭素鋼へプラグライニングする溶接方
法において、直径が板厚の4.5〜6.5倍に加工され
たステンレス鋼の円孔の周囲を1層にて溶接し、2秒以
内に前記円孔の中央部へ再度アークを発生し余盛を設け
ることを特徴とするフラックス入りワイヤによるステン
レス鋼のプラグ溶接方法である。以下に本発明を作用と
共に詳細に説明する。
て、その要旨とするところは、板厚0.8〜2.5mm
のステンレス鋼を炭素鋼へプラグライニングする溶接方
法において、直径が板厚の4.5〜6.5倍に加工され
たステンレス鋼の円孔の周囲を1層にて溶接し、2秒以
内に前記円孔の中央部へ再度アークを発生し余盛を設け
ることを特徴とするフラックス入りワイヤによるステン
レス鋼のプラグ溶接方法である。以下に本発明を作用と
共に詳細に説明する。
【0010】
【作用】本発明が対象とするステンレス鋼の板厚は通常
使用される0.8mm以上で本発明の効果が特に大きい
2.5mm以下のものである。本発明に用いるプラグ形
状は図2に示すもので(a)は平面図、(b)は側面図
であり、1はステンレス鋼、2は炭素鋼、3は円孔であ
る。薄板ステンレス鋼1の円孔3の寸法は、余盛りと適
正な溶け込みを得るに必要であり、直径Dが板厚Tの
4.5倍未満では必要な溶接金属量に対しワイヤ溶融量
が多くなるため余盛り過大となり、融合不良が発生しや
すい。一方6.5倍を超えると炭素鋼を溶接する面積が
大きくなり、溶け込みが大となるため4.5〜6.5倍
とするのがよい。
使用される0.8mm以上で本発明の効果が特に大きい
2.5mm以下のものである。本発明に用いるプラグ形
状は図2に示すもので(a)は平面図、(b)は側面図
であり、1はステンレス鋼、2は炭素鋼、3は円孔であ
る。薄板ステンレス鋼1の円孔3の寸法は、余盛りと適
正な溶け込みを得るに必要であり、直径Dが板厚Tの
4.5倍未満では必要な溶接金属量に対しワイヤ溶融量
が多くなるため余盛り過大となり、融合不良が発生しや
すい。一方6.5倍を超えると炭素鋼を溶接する面積が
大きくなり、溶け込みが大となるため4.5〜6.5倍
とするのがよい。
【0011】図1は本発明、図3、図4は従来法におけ
る溶接要領を示す断面図で、4は1層目溶接金属、5は
2層目溶接金属である。図3に示す溶接要領の1層溶接
は溶け込みが大きいため図5のグラフに示すごとく希釈
率が大きくなり、溶接部の化学成分が母材と同等でなく
なる。すなわち図5はビード表層部の希釈率に及ぼす
(円孔の直径)/(板厚)の影響を上記各溶接要領ごと
に示したグラフである。また図4の溶接要領に示す2層
溶接では2層目のビード表層部の溶接金属は炭素鋼から
の希釈を受けることはないが、余盛りが過大となりライ
ニング材の平面性が損なわれる。
る溶接要領を示す断面図で、4は1層目溶接金属、5は
2層目溶接金属である。図3に示す溶接要領の1層溶接
は溶け込みが大きいため図5のグラフに示すごとく希釈
率が大きくなり、溶接部の化学成分が母材と同等でなく
なる。すなわち図5はビード表層部の希釈率に及ぼす
(円孔の直径)/(板厚)の影響を上記各溶接要領ごと
に示したグラフである。また図4の溶接要領に示す2層
溶接では2層目のビード表層部の溶接金属は炭素鋼から
の希釈を受けることはないが、余盛りが過大となりライ
ニング材の平面性が損なわれる。
【0012】これに対し図1の溶接要領の、円孔の周囲
を1層にて溶接した直後に円孔の中央部へ再度アークを
発生させる再アーク溶接方法は、余盛りが過大とならず
ライニング材の平面性を得ることができる。また再度ア
ークを発生させたことにより、2層溶接した場合と同様
に表面に露出する溶接金属が炭素鋼からの希釈を受ける
ことがない。
を1層にて溶接した直後に円孔の中央部へ再度アークを
発生させる再アーク溶接方法は、余盛りが過大とならず
ライニング材の平面性を得ることができる。また再度ア
ークを発生させたことにより、2層溶接した場合と同様
に表面に露出する溶接金属が炭素鋼からの希釈を受ける
ことがない。
【0013】通常溶接したステンレス鋼での腐食は重大
な問題ではない。それは、溶接中に析出したクロム炭化
物を溶解する熱処理によって、耐食性が回復するからで
ある。しかしながら、プラグライニング溶接において、
ライニング材の裏当材に使用している炭素鋼からの希釈
率が大きいとNi,Cr等の主要成分が低下し腐食が進
行、溶接面の劣化が進む。円孔の直径と希釈率の関係は
図5に示すごとく円孔の直径が大きいほど希釈が大き
く、小さいほど小さくなる傾向がある。ゆえに、希釈率
を30%以下に抑えるための溶接要領は、板厚の4.5
〜6.5倍の円孔に1層再アーク溶接するのが最も有効
な方法である。
な問題ではない。それは、溶接中に析出したクロム炭化
物を溶解する熱処理によって、耐食性が回復するからで
ある。しかしながら、プラグライニング溶接において、
ライニング材の裏当材に使用している炭素鋼からの希釈
率が大きいとNi,Cr等の主要成分が低下し腐食が進
行、溶接面の劣化が進む。円孔の直径と希釈率の関係は
図5に示すごとく円孔の直径が大きいほど希釈が大き
く、小さいほど小さくなる傾向がある。ゆえに、希釈率
を30%以下に抑えるための溶接要領は、板厚の4.5
〜6.5倍の円孔に1層再アーク溶接するのが最も有効
な方法である。
【0014】この場合にスラグが凝固してアーク発生が
不可能とならず、なおかつ1層目の溶接金属が凝固しそ
の上に溶接金属が形成される条件を満足するために、1
層目を溶接後2秒以内、好ましくは1秒以内に再度アー
クを発生することが必要である。
不可能とならず、なおかつ1層目の溶接金属が凝固しそ
の上に溶接金属が形成される条件を満足するために、1
層目を溶接後2秒以内、好ましくは1秒以内に再度アー
クを発生することが必要である。
【0015】本発明の方法はJIS G3101の一般
構造用圧延材、JIS G3106の溶接構造圧延鋼材
等の炭素鋼と、JIS G4305の冷間圧延ステンレ
ス鋼板等のステンレス鋼のプラグ溶接に適用されるが、
その他異材どうしのプラグ溶接においてもその効果は損
なわれない。また、用いられるフラックス入りワイヤ
は、JIS Z3323に規定されるタイプのもので、
種類は使用されるステンレス鋼板に合わせて選択され、
基本的にはSUS304に対してYF308、SUS3
16に対してYF316等同種のものを使用する。さら
に、溶接条件は100%CO2 またはAr+20%CO
2 ガスシールドで、ワイヤ径1.2mmの場合、溶接電
流は100〜180A、アーク電圧は20〜28Vが好
ましい。
構造用圧延材、JIS G3106の溶接構造圧延鋼材
等の炭素鋼と、JIS G4305の冷間圧延ステンレ
ス鋼板等のステンレス鋼のプラグ溶接に適用されるが、
その他異材どうしのプラグ溶接においてもその効果は損
なわれない。また、用いられるフラックス入りワイヤ
は、JIS Z3323に規定されるタイプのもので、
種類は使用されるステンレス鋼板に合わせて選択され、
基本的にはSUS304に対してYF308、SUS3
16に対してYF316等同種のものを使用する。さら
に、溶接条件は100%CO2 またはAr+20%CO
2 ガスシールドで、ワイヤ径1.2mmの場合、溶接電
流は100〜180A、アーク電圧は20〜28Vが好
ましい。
【0016】
【実施例】以下に実施例により本発明の効果を具体的に
示す。表1に示すステンレス鋼・軟鋼および表2に示す
JIS Z3323 YF308L相当のワイヤを使用
し、図2に示すごとくSUS304L鋼とSS400鋼
を組み合わせたプラグ形状をCO2 ガスシールドの溶接
条件で溶接を行い、それぞれの状態を比較した。
示す。表1に示すステンレス鋼・軟鋼および表2に示す
JIS Z3323 YF308L相当のワイヤを使用
し、図2に示すごとくSUS304L鋼とSS400鋼
を組み合わせたプラグ形状をCO2 ガスシールドの溶接
条件で溶接を行い、それぞれの状態を比較した。
【0017】
【表1】
【0018】
【表2】
【0019】
【表3】
【0020】
【表4】
【0021】その結果は表3および表4に示すとおり
で、再アーク溶接で穴径が小さい試験No.3、11、
15、23、31、35は余盛り過大で融合不良があり
溶接不良となった。一方再アーク溶接で穴径が大きい試
験No.4、12、16、24、32、36は希釈率が
大きくなり、余盛り不足もあるためプラグ溶接には適さ
ない。
で、再アーク溶接で穴径が小さい試験No.3、11、
15、23、31、35は余盛り過大で融合不良があり
溶接不良となった。一方再アーク溶接で穴径が大きい試
験No.4、12、16、24、32、36は希釈率が
大きくなり、余盛り不足もあるためプラグ溶接には適さ
ない。
【0022】1層溶接では、穴径が小さい試験No.
7、27は余盛り過大で融合不良が発生し溶接不良とな
った。一方1層溶接で穴径が大きい試験No.8、28
は溶け込みが大で希釈率が大きくなり、余盛り不足もあ
るためプラグ溶接には適さない。さらに1層溶接では穴
径が板厚の5〜6倍の試験No.5、6、25、26は
ビード形状は良好であるが、溶け込みが大となり希釈率
が大きくなりプラグ溶接には適さない。
7、27は余盛り過大で融合不良が発生し溶接不良とな
った。一方1層溶接で穴径が大きい試験No.8、28
は溶け込みが大で希釈率が大きくなり、余盛り不足もあ
るためプラグ溶接には適さない。さらに1層溶接では穴
径が板厚の5〜6倍の試験No.5、6、25、26は
ビード形状は良好であるが、溶け込みが大となり希釈率
が大きくなりプラグ溶接には適さない。
【0023】2層溶接では、穴径が小さい試験No.1
9、39は余盛り過大で融合不良が発生し溶接不良とな
った。一方2層溶接で穴径が大きい試験No.20、4
0は余盛り過大でプラグ溶接には適さない。さらに2層
溶接では穴径が板厚の5〜6倍の試験No.17、1
8、37、38は余盛り過大でプラグ溶接には適さな
い。
9、39は余盛り過大で融合不良が発生し溶接不良とな
った。一方2層溶接で穴径が大きい試験No.20、4
0は余盛り過大でプラグ溶接には適さない。さらに2層
溶接では穴径が板厚の5〜6倍の試験No.17、1
8、37、38は余盛り過大でプラグ溶接には適さな
い。
【0024】これに対し、本発明の試験No.1、2、
9、10、13、14、21、22、29、30、3
3、34はビード形状、溶け込み状態が良好でビード表
層部の希釈率も30%以内で良好な結果を示した。な
お、表3および表4における総合判定の評価は、○:ビ
ード形状、溶け込み状態が良好で、ビード表層部の希釈
率が30%以下、×:ビード形状および/または溶け込
み状態が不良でビード表層部の希釈率が30%を超える
ものを示す。
9、10、13、14、21、22、29、30、3
3、34はビード形状、溶け込み状態が良好でビード表
層部の希釈率も30%以内で良好な結果を示した。な
お、表3および表4における総合判定の評価は、○:ビ
ード形状、溶け込み状態が良好で、ビード表層部の希釈
率が30%以下、×:ビード形状および/または溶け込
み状態が不良でビード表層部の希釈率が30%を超える
ものを示す。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、板厚0.
8〜2.5mmのステンレス鋼の炭素鋼へのプラグライ
ニング溶接において穴径及び溶接条件を特定することに
より、フラックス入りワイヤのプラグ溶接で安定した溶
接面及び溶け込みを得ることができ、プラグ溶接の品質
向上に大きく貢献するものである。
8〜2.5mmのステンレス鋼の炭素鋼へのプラグライ
ニング溶接において穴径及び溶接条件を特定することに
より、フラックス入りワイヤのプラグ溶接で安定した溶
接面及び溶け込みを得ることができ、プラグ溶接の品質
向上に大きく貢献するものである。
【図1】本発明の方法の溶接要領を示す断面図
【図2】本発明に用いたプラグ形状を示す図で(a)は
平面図、(b)は側面図
平面図、(b)は側面図
【図3】従来の方法の溶接要領を示す断面図
【図4】従来の方法の溶接要領を示す断面図
【図5】円孔の直径及び溶接方法とビード表層部の希釈
率との関係を示すグラフ
率との関係を示すグラフ
1 ステンレス鋼 2 炭素鋼 3 円孔 4 1層目溶接金属 5 2層目溶接金属
Claims (1)
- 【請求項1】 板厚0.8〜2.5mmのステンレス鋼
を炭素鋼へプラグライニングする溶接方法において、直
径が板厚の4.5〜6.5倍に加工されたステンレス鋼
の円孔の周囲を1層にて溶接し、2秒以内に前記円孔の
中央部へ再度アークを発生し余盛を設けることを特徴と
するフラックス入りワイヤによるステンレス鋼のプラグ
溶接方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5828594A JPH07241668A (ja) | 1994-03-04 | 1994-03-04 | フラックス入りワイヤによるステンレス鋼のプラグ溶接方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5828594A JPH07241668A (ja) | 1994-03-04 | 1994-03-04 | フラックス入りワイヤによるステンレス鋼のプラグ溶接方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07241668A true JPH07241668A (ja) | 1995-09-19 |
Family
ID=13079934
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5828594A Withdrawn JPH07241668A (ja) | 1994-03-04 | 1994-03-04 | フラックス入りワイヤによるステンレス鋼のプラグ溶接方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07241668A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2004069102A (ja) * | 2002-08-02 | 2004-03-04 | Mitsuro Takahama | 複筒式熱交換器 |
| DE10302019A1 (de) * | 2003-01-21 | 2004-07-29 | Bayerische Motoren Werke Ag | Fügestelle |
| CN102717171A (zh) * | 2012-07-03 | 2012-10-10 | 马鞍山马钢设备安装工程有限公司 | 大型转炉炉壳穿孔塞焊接修复工艺 |
| JP2018020362A (ja) * | 2016-08-04 | 2018-02-08 | 株式会社神戸製鋼所 | アークスポット溶接方法及び溶接ワイヤ |
| JP2018020361A (ja) * | 2016-08-04 | 2018-02-08 | 株式会社神戸製鋼所 | アークスポット溶接方法 |
| CN111590215A (zh) * | 2020-05-25 | 2020-08-28 | 广船国际有限公司 | 一种方形锚唇的加工方法及方形锚唇 |
-
1994
- 1994-03-04 JP JP5828594A patent/JPH07241668A/ja not_active Withdrawn
Cited By (11)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2004069102A (ja) * | 2002-08-02 | 2004-03-04 | Mitsuro Takahama | 複筒式熱交換器 |
| DE10302019A1 (de) * | 2003-01-21 | 2004-07-29 | Bayerische Motoren Werke Ag | Fügestelle |
| CN102717171A (zh) * | 2012-07-03 | 2012-10-10 | 马鞍山马钢设备安装工程有限公司 | 大型转炉炉壳穿孔塞焊接修复工艺 |
| CN102717171B (zh) * | 2012-07-03 | 2014-12-10 | 马鞍山马钢设备安装工程有限公司 | 大型转炉炉壳穿孔塞焊接修复工艺 |
| JP2018020362A (ja) * | 2016-08-04 | 2018-02-08 | 株式会社神戸製鋼所 | アークスポット溶接方法及び溶接ワイヤ |
| JP2018020361A (ja) * | 2016-08-04 | 2018-02-08 | 株式会社神戸製鋼所 | アークスポット溶接方法 |
| WO2018025910A1 (ja) * | 2016-08-04 | 2018-02-08 | 株式会社神戸製鋼所 | アークスポット溶接方法 |
| WO2018025904A1 (ja) * | 2016-08-04 | 2018-02-08 | 株式会社神戸製鋼所 | アークスポット溶接方法及び溶接ワイヤ |
| KR20190021385A (ko) * | 2016-08-04 | 2019-03-05 | 가부시키가이샤 고베 세이코쇼 | 아크 스폿 용접 방법 |
| CN111590215A (zh) * | 2020-05-25 | 2020-08-28 | 广船国际有限公司 | 一种方形锚唇的加工方法及方形锚唇 |
| CN111590215B (zh) * | 2020-05-25 | 2022-06-21 | 广船国际有限公司 | 一种方形锚唇的加工方法及方形锚唇 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| CN105880815B (zh) | 一种管板角接接头辅助焊接装置及焊接方法 | |
| JPH08243754A (ja) | クラッド鋼管の内面溶接方法 | |
| CN111673217A (zh) | 一种采用陶瓷衬垫单面焊接复合板的方法 | |
| JP3182672B2 (ja) | クラッド鋼管の内面溶接方法 | |
| JP2563684B2 (ja) | ステンレスクラッド鋼管の溶接方法 | |
| JPH07328765A (ja) | アクスルハウジングの溶接方法 | |
| JPH08276273A (ja) | クラッド鋼の突合せ溶接方法 | |
| JPH0994658A (ja) | 片面突合せ溶接方法 | |
| JP4975949B2 (ja) | 厚金属基材表面への耐蝕性薄金属シートの溶接被覆方法 | |
| JPH08281429A (ja) | ステンレス鋼の隅肉溶接方法およびステンレス形鋼の製造方法 | |
| JP4305888B2 (ja) | 円筒部材の溶接方法 | |
| JP3180257B2 (ja) | クラッド鋼管の内面シーム溶接方法 | |
| JP4128022B2 (ja) | インサート部材を用いた開先突き合わせ溶接方法およびそれに用いるインサート部材 | |
| US5193939A (en) | Marine structure having superior corrosion resistance | |
| JPH0825053A (ja) | 裏当材を使用したプラズマキーホール溶接方法 | |
| JP3597375B2 (ja) | チタン又はチタン合金と鉄系材料との接合体および接合方法 | |
| JPS586792A (ja) | ステンレス鋼用ガスシ−ルド溶接材料 | |
| JP4574977B2 (ja) | 厚金属基材表面への耐蝕性薄金属シートの溶接被覆方法 | |
| JPH0615110B2 (ja) | 片面溶接法 | |
| JP2002321058A (ja) | 継手裏波溶接方法 | |
| JP3305791B2 (ja) | 硫黄成分が0.003%以下のステンレス鋼の突合せ溶接方法 | |
| JPH08229685A (ja) | クラッド鋼管の溶接方法 | |
| JPH07236B2 (ja) | 異材接合方法 | |
| JPS6125464B2 (ja) | ||
| JP2005152991A (ja) | 厚金属基材表面への耐蝕性薄金属シートの溶接被覆方法 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20010508 |