JPH07242599A - インターロイキン−1産生阻害剤 - Google Patents

インターロイキン−1産生阻害剤

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JPH07242599A
JPH07242599A JP6060131A JP6013194A JPH07242599A JP H07242599 A JPH07242599 A JP H07242599A JP 6060131 A JP6060131 A JP 6060131A JP 6013194 A JP6013194 A JP 6013194A JP H07242599 A JPH07242599 A JP H07242599A
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JP
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mmol
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Yoshimitsu Nagao
善光 長尾
Toshio Sato
利夫 佐藤
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Individual
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【構成】式〔I〕 (式中、Rは、水素原子、置換されてもよいアリール基
若しくはアラルキル基、シクロアルキル基、シクロアル
ケニル基、置換されてもよい低級アルキル基又はトリ低
級アルキルシリル基を意味し、R1は水素原子又はカル
ボキシル保護基を意味し、R2は水酸基、低級アルコキ
シ基、保護されてもよいアミノ基又は保護されてもよい
アルキルアミノ基を意味する)で示される2−アルキニ
ルマロン酸誘導体又はその塩を含有してなるインターロ
イキン−1産生阻害剤。 【効果】慢性関節リウマチや炎症性疾患の病態の進行抑
制効果が期待される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、2−アルキニルマロン
酸誘導体又はその塩を含有してなるインタ−ロイキン1
の産生抑制剤に関する。
【0002】
【従来の技術】動物の体内においては種々のサイトカイ
ンやケミカルメディエ−タ−が免疫の調節に関わってい
る。これらのサイトカインのうち単球系細胞種などから
産生されるインタ−ロイキン1(以下IL−1とする)
は、種々の細胞に働き、免疫、炎症、造血、内分泌、脳
神経など多くの生体反応に重要な役割を果たしている
(治療学vol24 NO1,1990他)。現在これらIL−1は等
電点の違いからpI5の型とpI7の型の存在が知られ
ている。自己免疫疾患や炎症性疾患は、このIL−1の
産生異常と密接な関わりがある。例えば、慢性関節リウ
マチではIL−1の産生異常が発熱、軟骨の破壊、骨破
壊、滑膜細胞の増殖に関係しているとの報告がなされて
いる。実際リウマチ患者の関節滑液中には、IL−1が
過剰に存在しており、活動期のリウマチ患者の末梢血単
球は、IL−1産生能が亢進しているとの報告もある。
その他の自己免疫疾患(全身性エリテマト−デス、ベ−
チェット病、強皮症、アトピ−性皮膚炎など)、骨粗鬆
症、糖尿病などにも関係があるといわれている。一方こ
れら慢性関節リウマチの治療剤として、従来より最も優
れた薬効を有するものとしてプレドニゾロンが知られて
いるが、これはステロイド系化合物であって、満月様顔
貌、誘発感染症、続発性副腎皮質機能不全、消化性潰
瘍、食欲亢進、多毛等の副作用の問題があり、改善が望
まれている。また非ステロイド抗炎症剤も用いられてい
るが、いわゆる対症療法に過ぎず、かつ作用機作に由来
する副作用発現は避けられない。
【0003】そこでIL−1産生阻害作用をもつ化合物
を慢性関節リウマチあるいは自己免疫疾患等の治療剤に
しようとする試みが最近盛んになってきている(特開平
2−256645号公報、ヨ−ロッパ公報EP5969
8号公報または、特開平3−133929号公報)。ま
た、本発明に係わる化合物のうちある種の化合物は公知
であるが、これら2−アルキニルマロン酸誘導体がIL
−1産生阻害作用を有することは知られていない。
【0004】
【発明が解決すべき課題】本発明の目的は、副作用の無
い優れたIL−1産生阻害剤を提供することであり、本
発明者等は、IL−1産生抑制剤について鋭意研究を行
った結果、2−アルキニルマロン酸誘導体が優れたIL
−1産生阻害作用を有することを見出し、本発明を完成
した。
【0005】
【課題を解決するための手段】即ち、本発明は、下記の
ごとき、IL−1産生阻害剤、IL−1β産生阻害剤、
慢性関節リウマチ症治療剤、自己免疫疾患治療剤に関す
るものである。 (1) 下記一般式〔I〕
【0006】
【化1】
【0007】(式中、Rは、水素原子、置換されてもよ
いアリール基若しくはアラルキル基、シクロアルキル
基、シクロアルケニル基、置換されてもよい低級アルキ
ル基又はトリ低級アルキルシリル基を意味し、R1は水
素原子又はカルボキシル保護基を意味し、R2は水酸
基、低級アルコキシ基、保護されてもよいアミノ基又は
保護されてもよいアルキルアミノ基を意味する)で示さ
れる2−アルキニルマロン酸誘導体又はその塩を含有し
てなるインターロイキン−1産生阻害剤。 (2)上記(1)記載の2−アルキニルマロン酸誘導体
又はその塩を含有してなるインターロイキン−1β産生
阻害剤。 (3)上記(1)記載の2−アルキニルマロン酸誘導体
又はその塩を含有してなる慢性関節リウマチ症治療剤。 (4)上記(1)記載の2−アルキニルマロン酸誘導体
又はその塩を含有してなる自己免疫疾患治療剤。
【0008】なお、本明細書中における置換基に関する
用語の意味は下記の通りである。「アリール基」とは、
フェニル基、1−ナフチル基、2−ナフチル基、ビフェ
ニル基等の芳香族炭化水素基を意味し、好ましくはフェ
ニル基、1−ナフチル基、2−ナフチル基であり、特に
好ましくはフェニル基である。「アラルキル基」とは、
ベンジル基、フェネチル基等のフェニル低級アルキル基
を意味し、特に好ましくはベンジル基である。これら
「アリール基」、「アラルキル基」はメチル基、エチル
基、プロピル基、イソプロピル基等の低級アルキル基;
水酸基;メトキシ基、エトキシ基、プロポキシ基等の低
級アルコキシ基等の置換基の1つ以上で置換されてもよ
い。「シクロアルキル基」とは、炭素数3乃至7の飽和
脂肪族炭化水素環であり、具体的には、シクロプロピル
基、シクロブチル基、シクロペンチル基、シクロヘキシ
ル基又はシクロヘプチル基を意味する。好ましくはシク
ロプロピル基、シクロブチル基、シクロペンチル基及び
シクロヘキシル基であり、特に好ましくは、シクロペン
チル基、シクロヘキシル基である。「シクロアルケニル
基」とは、上記のごときシクロアルキル基の飽和脂肪族
炭化水素環中の少なくとも1組の隣接炭素原子同志が二
重結合で結ばれた、例えばシクロペンテニル基、シクロ
ヘキセニル基等を意味する。「低級アルキル基」とは、
メチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、ブ
チル基、イソブチル基、tert−ブチル基等の、直鎖
又は分岐の炭素数1乃至4のアルキル基を意味する。こ
れら「アルキル基」は、水酸基;保護された水酸基;メ
ルカプト基;カルボキシ基;低級アルコキシカルボニル
基あるいは5−ジメチルアミノ−1−ナフタレンスルホ
ニルオキシ基等の置換基、好ましくは、水酸基、保護さ
れた水酸基で置換されてもよい。「水酸基の保護基」と
は、加水分解又は水素添加分解により離脱することので
きるものであれば如何なるものでもよいが、例えばテト
ラヒドロピラニル基である。「トリ低級アルキルシリル
基」とは、例えばトリメチルシリル基、トリエチルシリ
ル基である。「カルボキシル保護基」とは、カルボキシ
ル基を実質的の保護するようなものなら如何なるもので
もよいが、特に好ましくは低級アルキル基例えばメチル
基、エチル基又はアラルキル基である。保護されてもよ
いアミノ基又は保護されてもよいアルキルアミノ基にお
ける「アミノ保護基」とは、通常のアミノ酸化学の分野
で用いられるアミノ保護基であり、アミノ基又はイミノ
基を諸反応から保護するものであれば、いかなる保護基
も採用し得る。例えば、ホルミル基、アセチル基、プロ
ピオニル基、トリフルオロアセチル基等の置換又は非置
換の低級アルカノイル;フタロイル基;tert−ブト
キシカルボニル基(Boc)等の低級アルコキシカルボ
ニル基;ベンジルオキシカルボニル基(Z)等のアリー
ルオキシカルボニル基;ベンゼンスホニル基、トシル基
等のアリールスルホニル基;トリチル基、ベンジル基、
ベンゾイル基等のアラルキル基を挙げることができる。
「アルキルアミノ基」とは、メチルアミノ、エチルアミ
ノ等の低級アルキルアミノ基である。
【0009】次に、本発明に係る新規2−アルキニルマ
ロン酸誘導体〔I〕の製造方法について、一般的製造方
法と具体的製造例を以て述べるが、これら誘導体〔I〕
の製造は下記方法に限定されるものでないことは勿論で
ある。また、より詳しくは個々の製造例を参考にすると
よい。
【0010】
【化2】
【0011】(第1工程) 化合物〔3〕の製造 この工程自体は、アザ−ビッティヒ(aza−Witt
ig)反応としてよく知られている(Tetrahed
ron Lett.,22(46),4607(198
1))。化合物〔1〕は、ケトマロン酸のジエステル体
であり、例えばジエチル ケトマロン酸エステル、ジメ
チル ケトマロン酸エステル、ジベンジル ケトマロン
酸エステル、ジフェナセチル ケトマロン酸エステル等
を挙げることができる。化合物〔2〕は、アセチル基、
ブチリル基、ベンゾイル基、tert−ブトキシカルボ
ニル基(Boc)、ベンジルオキシカルボニル基
(Z)、p−ニトロベンジルオキシカルボニル基等のア
ミノ保護基(R2')で保護されてなるイミノトリフェニ
ルホスフィンであり、好ましくはアセチルイミノトリフ
ェニルホスフィンである。化合物〔3〕は、化合物
〔2〕を無水テトラヒドロフラン(THF)、無水ジオ
キサン等の有機溶媒に溶解させた後、更に同溶液中に1
当量の化合物〔1〕を加え、不活性ガス雰囲気下で数時
間乃至数十時間反応させることによって得ることができ
る。
【0012】(第2工程) 化合物〔I〕の製造 化合物〔I〕は、第1工程で得られた化合物〔3〕を単
離し、又は単離することなくそのままリチウムアセチラ
イド〔4〕と不活性ガス雰囲気下、−10℃〜−80℃
の条件下に反応させてアルキニル化することによって得
られる。リチウムアセチライド〔4〕は、例えば対応す
る置換基R(Rは前記のとおり)を有するアセチレン誘
導体をn−ブチルリチウムと無水THF、無水エーテ
ル、無水ジメトキシエタン等の有機溶媒中で交換反応に
付することにより容易に得ることができる。なお、R基
としてヒドロキシ置換低級アルキル基、例えば2−ヒド
ロキシエチル基を有する化合物〔I〕を望む場合は、化
合物〔4〕としてLi−C≡C−C24−O−保護基
(テトラヒドロピラニル基、メトキシメチル基、ベンジ
ル基、p−ニトロベンジル基等)のごときを用いた後、
これを脱保護すればよい。また、R2がアミノ基である
化合物〔I〕を所望のときは、上記方法に従ってR2'
例えばBoc−のごとき化合物を作った後、これを脱保
護すればよい。
【0013】 (第3工程) 化合物〔I〕(但し、R=−H)の製造 前記第1工程及び第2工程の方法に従ってトリメチルシ
リルエチニル基を有する化合物〔5〕、例えばエチル
2−アセトアミド−2−エトキシカルボニル−4−トリ
メチルシリル−3−ブチン酸エステルを得た後、脱シリ
ル化することにより容易にトリメチルシリル基を脱離さ
せて、Rが−Hである目的化合物〔I〕を得ることがで
きる。具体的には、化合物〔5〕をTHF、ジオキサ
ン、アセトン等の非反応性の極性有機溶媒に溶解させ、
不活性ガス雰囲気下、20℃乃至−80℃、好ましくは
−80℃で、1当量乃至2当量の酸の存在下に反応させ
ることによりトリメチルシリル基を脱離することができ
る。好ましい酸としては、酢酸、シュウ酸、クエン酸等
の有機酸、または塩酸等の無機酸を挙げることができ
る。特に好ましいのは酢酸であり、この場合更にテトラ
ブチルアンモニウムフルオリド等の四級アミンのフッ素
塩を併用することにより好結果が得られる。
【0014】(第4工程) 化合物〔6〕の製造 この方法は一般式〔I〕におけるR2が水酸基又は低級
アルコキシ基である場合に有効である。化合物〔6〕は
テトラヒドロフラン等の有機溶媒に溶解させたリチウム
化合物〔4〕を室温乃至冷却下で、好ましくは窒素雰囲
気下で化合物〔1〕と攪拌反応させることにより得られ
る。
【0015】(第5工程) 化合物〔I〕の製造 目的化合物〔I’〕(ここでR3は水素原子又は低級ア
ルキル基を意味する)は上記第4工程で得られた化合物
〔6〕を単離し、又は単離することなく、塩酸等の酸で
処理するか、又はテトラヒドロフラン等の有機溶媒に溶
解させたジアルキル硫酸、例えばジメチル硫酸と反応さ
せることによって得られる。
【0016】本発明における一般式〔I〕で示される化
合物は例えば下記表1乃至表2に示すとおりである。
【0017】
【表1】
【0018】
【表2】
【0019】次に、これら化合物の具体的製造方法につ
いて述べる。 製造例1 エチル 2−アセチルアミノ−2−エトキシカルボニル
−4−フェニル−3−ブチノエート(化合物1) アセチルアミノ−トリフェニルホスフィン(1.500g、4.
69mmol)を無水テトラヒドロフラン(40ml)に溶解し、
室温にてジエチルケトマロナート(0.7ml、4.69mmol)
を加え窒素雰囲気下攪拌した後、得られた淡黄色の溶液
を10時間加熱還流した。次いでフェニルアセチレン
(0.515mg、4.69mmol)をn−ブチルリチウムのヘキサ
ン溶液(2.80ml、4.69mmol)と反応させて調製したリチ
ウムフェニルアセチライドを先の反応溶液に窒素雰囲気
下、−78℃にて加え1時間攪拌した。3時間後、5%
塩酸(4ml)を加えることによって、反応を終結させ、
反応液を室温まで昇温させた後、エーテル(50ml×3)
で抽出し、エーテル層を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液
(40ml)、飽和食塩水(40ml)で洗浄後、無水硫酸マグ
ネシウムで脱水した。ろ過後、褐色の粘調液となるまで
減圧留去し、カラムクロマトグラフ法(エーテル−n−
ヘキサン(5:1))にて精製し、淡黄色油状の標記化合
物(1.000g、収率68%)を得た。1 HNMR(200MHz,CDCl3)δ1.33(6H,t,J=7.1Hz),2.10(3H,
s),4.36(4H,q,J=7.1Hz),7.04(1H,brs),7.21-7.52(5H,
m);13 CNMR(100MHz,CDCl3)δ13.88,22.80,60.72,63.71,82.4
7,84.70,121.87,128.15,128.86,132.16,165.08,168.73; IR(neat)3362,2985,2239,1752,1673,1491cm-1 理論値 C17H19NO5:C,64.34;H,6.03;N,4.41,測定値 C,6
3.88;H,6.24;N,4.28
【0020】製造例2 エチル 2−アセチルアミノ−2−エトキシカルボニル
−4−p−トルイル−3−ブチノエート(化合物2) p−トリルアセチレンを製造例1と同様の反応に付し、
無色針状晶の標記化合物を得た。 融点:132〜133℃1 HNMR(200MHz,CDCl3)δ1.32(6H,t,J=7.1Hz),2.09(3H,
s),2.33(3H,s),4.35(4H,q,J=7.1Hz),7.04(1H,brs),7.10
(2H,AB,JAB=8.3Hz),7.37(2H,AB,JAB=8.3Hz);13 CNMR(100MHz,CDCl3)δ13.89,21.53,22.85,60.73,63.6
8,81.74,84.96,118.79,128.89,132.08,139.03,165.18,1
68.68; IR(KBr)3363,2985,2238,1757,1682,1505cm-1 理論値 C18H21NO5:C,65.24;H,6.39;N,4.23,測定値 C,6
4.84;H,6.56;N,4.11
【0021】製造例3 エチル 2−アセチルアミノ−2−エトキシカルボニル
−4−(1−シクロヘキセン−1−イル)−3−ブチノ
エート(化合物3) 1−シクロヘキセン−1−イルアセチレンを製造例1と
同様の反応に付し、無色針状晶の標記化合物を得た。 融点:82℃1 HNMR(200MHz,CDCl3)δ1.30(6H,t,J=7.1Hz),1.50-1.80
(4H,m),2.06(3H,s),2.00-2.35(3H,m),4.32(4H,q,J=7.1H
z),6.17-6.28(1H,m),6.93(1H,brs),;13 CNMR(100MHz,CDCl3)δ13.88,21.36,22.13,22.86,25.6
3,28.71,60.60,63.57,79.64,86.61,119.54,137.07,165.
29,168.54; IR(KBr)3251,2215,1752,1656,1510cm-1 理論値 C17H23NO5:C,63.52;H,7.22;N,4.36,測定値 C,6
3.39;H,7.25;N,4.12
【0022】製造例4 エチル 2−アセチルアミノ−2−エトキシカルボニル
−3−ヘプチノエート(化合物4) 1−ペンチンを製造例1と同様の反応に付し、白色粉状
の標記化合物を得た。 融点:53〜54℃1 HNMR(200MHz,CDCl3)δ0.97(3H,t,J=7.3Hz),1.30(6H,t,
J=7.1Hz),1.48-1.60(2H,m),2.06(3H,s),4.31(4H,q,J=7.
1Hz),6.94(1H,brs),;13 CNMR(100MHz,CDCl3)δ13.33,13.86,20.80,21.67,22.7
9,60.28,63.49,73.84,86.01,165.45,168.68; IR(neat)3370,2968,2875,2247,1752,1668,1505,1370,12
68,1125,1016cm-1 理論値 C14H21NO5:C,59.33;H,7.47;N,4.95,測定値 C,5
9.40;H,7.54;N,4.72
【0025】製造例5 エチル 2−アセチルアミノ−2−エトキシカルボニル
−4−トリメチルシリル−3−ブチノエート(化合物
5) トリメチルシリルアセチレンを製造例1と同様の反応に
付し、無色針状晶の標記化合物を得た。 融点:97℃1 HNMR(200MHz,CDCl3)δ0.18(9H,s),1.30(6H,t,J=7.1H
z),2.06(3H,s),4.31(2H,q,J=7.1Hz),4.32(2H,q,J=7.1H
z),6.88(1H,brs),;13 CNMR(100MHz,CDCl3)δ0.34,14.13,23.14,61.00,63.9
1,90.84,97.85,165.22,168.82; IR(KBr)3286,2986,2239,1752,1671,1490cm-1 理論値 C14H23NO5Si:C,53.65;H,7.40;N,4.47,測定値 C,
53.39;H,7.53;N,4.22
【0026】製造例6 エチル 2−アセチルアミノ−2−エトキシカルボニル
−3−ブチノエート(化合物6) 製造例5で得られた化合物(0.157mg、0.5mmol)を無水
テトラヒドロフラン(12ml)に溶解し、酢酸(0.057m
l、1mmol)及びテトラブチルアンモニウムフルオライド
の無水テトラヒドロフラン溶液(1mmol、1.0M)1mlを加
え、窒素雰囲気下、−78℃で3時間攪拌した。反応液
を室温まで昇温させた後、酢酸エチル(40ml×3)で抽
出し、酢酸エチル層を水(20ml)、飽和食塩水(20ml)
で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで脱水した。ろ過後、褐
色の残渣が得られるまで減圧留去し、カラムクロマトグ
ラフ法(エーテル−n−ヘキサン(5:1))にて精製
し、白色個体の標記化合物(0.095g、収率80%)を得
た。 融点:125℃1 HNMR(200MHz,CDCl3)δ1.31(6H,t,J=7.1Hz),2.08(3H,
s),2.56(1H,s),4.34(4H,q,J=7.1Hz),6.95(1H,brs),;13 CNMR(100MHz,CDCl3)δ13.82,22.72,60.03,63.93,73.3
1,76.92,164.56,168.87; IR(neat)3282,2120,1769,1659,1515cm-1 理論値 C11H15NO5:C,54.75;H,6.27;N,5.81,測定値 C,5
4.41,H;6.30;N,5.73
【0027】製造例7 エチル 2−ベンゾイルアミノ−2−エトキシカルボニ
ル−4−p−トルイル−3−ブチノエート(化合物7) ベンゾイルイミノトリフェニルホスフィン(0.381g、1m
mol)を無水テトラヒドロフラン(10ml)に溶解し、室
温にてジエチルケトマロナート(0.15ml、1mmol)を加
え窒素雰囲気下攪拌した。得られた淡黄色の溶液を20
時間加熱還流した後、−78℃まで冷却した。次いでこ
の溶液にp−トリルアセチレン(0.15ml、1.2mmol)と
n−ブチルリチウム(1.61M)のヘキサン溶液(0.75m
l、1.2mmol)を0℃で30分間反応させて調製したリチ
ウム−p−トリルアセチリドの無水テトラヒドロフラン
(5ml)溶液を加えた。3時間後、5%塩酸(4ml)を加
えることによって、反応を終結させ、反応液を室温まで
昇温させた後、エーテル(50ml)で希釈した。得られた
エーテル層を水(15ml)、飽和炭酸水素ナトリウム水溶
液(15ml)、飽和食塩水(15ml)で洗浄後、無水硫酸マ
グネシウムで脱水した。減圧濃縮して、トリフェニルホ
スフィン酸化物の結晶と共に得られた黄色油状物(0.67
9g)をカラムクロマトグラフ法(エーテル−n−ヘキサ
ン(2:1))にて精製し、淡黄色油状の標記化合物(0.0
42g、収率11%)を得た。1 HNMR(200MHz,CDCl3)δ1.34(6H,t,J=7.1Hz),2.36(3H,
s),4.39(4H,q,J=7.1Hz),7.07(2H,AB,JAB=8.3Hz),7.36(2
H,AB,JAB=8.3Hz),7.41-7.54(3H,m),7.69(1H,s),7.86-7.
90(2H,m);13 CNMR(100MHz,CDCl3)δ13.92,21.52,61.01,63.75,77.2
2,85.16,118.83,127.38,128.62,128.86,132.11,132.99,
139.00,165.26,165.56; IR(neat)3418,2982,2238,1751,1674,1603,1581,1509,14
73,1369,1269,1207,1097,1070cm-1 HRMS 理論値 C23H23NO5 MW:393.1576,測定値 m/z:39
3.1571
【0028】製造例8 エチル 2−ブタノイルアミノ−2−エトキシカルボニ
ル−4−p−トルイル−3−ブチノエート(化合物8) ブタノイルイミノトリフェニルホスフィン(0.521g、1.
5mmol)を無水テトラヒドロフラン(15ml)に溶解し、
室温にてジエチルケトマロナート(0.23ml、1.5mmol)
を加え窒素雰囲気下攪拌した。得られた淡黄色の溶液を
12時間加熱還流した後、−78℃まで冷却した。次い
でこの溶液に、p−トリルアセチレン(0.23ml、1.8mmo
l)とn−ブチルリチウム(1.61M)のヘキサン溶液(1.
12ml、1.8mmol)を0℃で30分間反応させて調製した
リチウム−p−トリルアセチリドの無水テトラヒドロフ
ラン(10ml)溶液を加えた。3時間後、5%塩酸(4m
l)を加えることによって、反応を終結させ、反応液を
室温まで昇温させた後、エーテル(80ml)で希釈した。
得られたエーテル層を水(20ml)、飽和炭酸水素ナトリ
ウム水溶液(20ml)、飽和食塩水(20ml)で洗浄後、無
水硫酸マグネシウムで脱水した。減圧濃縮して、トリフ
ェニルホスフィン酸化物の結晶と共に得られた黄色油状
物(0.902g)をカラムクロマトグラフ法(エーテル−n
−ヘキサン(2:1))にて精製し、白色固体の標記化合
物(0.291g、収率54%)を得た。 融点:60.5〜61℃1 HNMR(200MHz,CDCl3)δ0.98(3H,t,J=7.3Hz),1.32(6H,t,
J=7.1Hz),1.56-1.58(2H,m),2.28(2H,t,J=7.3Hz),2.34(3
H,s),4.35(4H,q,J=7.1Hz),6.98(1H,s),7.08(2H,AB,JAB=
8.1Hz),7.34(2H,AB,JAB=8.1Hz);13 CNMR(100MHz,CDCl3)δ13.54,13.88,18.89,21.52,37.8
2,38.14,60.65,63.61,81.94,84.82,118.89,128.89,132.
05,138.98,165.22,171.57; IR(KBr)3387,3034,2973,2872,2236,1911,1763,1688,148
4,1389,1364,1287,1161,1097,1044,1016cm-1 HRMS 理論値 C20H25NO5 MW:359.1733,測定値 m/z:35
9.1753
【0029】製造例9 エチル 2−メトキシ−2−エトキシカルボニル−4−
p−トルイル−3−ブチノエート(化合物9) ジエチルケトマロナート(0.76ml、5mmol)の無水テト
ラヒドロフラン(10ml)溶液に、p−トリルアセチレン
(0.63ml、5mmol)とn−ブチルリチウム(1.63M)のヘ
キサン溶液(3.07ml、5mmol)を0℃で30分間反応さ
せて調製したリチ ウム−p−トリル−アセチリドの無
水テトラヒドロフラン(20ml)溶液を窒素雰囲気下、−
78℃にて滴下した。2時間後、ジメチル硫酸(0.49m
l、5mmol)を 滴下した後、反応液を室温まで1時間か
けて昇温し、次いで加熱還流した。3.5時間後、反応
液を室温まで冷却し、エーテル(80ml)で希釈した。得
られたエーテル層を水(30ml)、飽和炭酸水素ナトリウ
ム水溶液(30ml)、飽和食塩水(30ml)で洗浄後、無水
硫酸マグネシウムで脱水した。減圧濃縮して得られた褐
色油状物(1.4g)をカラムクロマトグラフ法(エーテル
−n−ヘキサン(2:3 )) にて精製し、白色固体の標
記化合物(0.942g、収率62%)を得た。1 HNMR(200MHz,CDCl3)δ1.33(6H,t,J=7.1Hz),2.36(3H,
s),3.58(3H,s),4.34(4H,q,J=7.1Hz),7.12(2H,AB,JAB=8.
3Hz),7.39(2H,AB,JAB=8.3Hz);13 CNMR(100MHz,CDCl3)δ13.99,21.54,54.37,62.97,79.8
7,80.08,89.52,118.30,129.10,132.07,139.58,165.40; IR(neat)2984,2232,1752,1510,1447,1368,1255,1109,10
35cm-1 HRMS 理論値 C17H20O5 MW:304.1311,測定値 m/z:30
4.1295
【0030】製造例10 エチル 2−メトキシ−2−エトキシカルボニル−4−
フェニル−3−ブチノエート(化合物10) ジエチルケトマロナート(0.46ml、3mmol)の無水テト
ラヒドロフラン(10ml)溶液に、フェニルアセチレン
(0.33ml、3mmol)とn−ブチルリチウム(1.63M)のヘ
キサン溶液(1.84ml、3mmol)を0℃で30分間反応さ
せて調製したリチウ ム−フェニルアセチリドの無水テ
トラヒドロフラン(15ml)溶液を窒素雰囲気下、−78
℃にて滴下した。2時間後、ジメチル硫酸(0.28ml、3m
mol)を滴下し た後、反応液を室温まで1時間かけて昇
温し、次いで加熱還流した。3.5時間後、反応液を室
温まで冷却し、エーテル(80ml)で希釈した。得られた
エーテル層を水(30ml)、飽和炭酸水素ナトリウム水溶
液(30ml)、飽和食塩水(30ml)で洗浄後、無水硫酸マ
グネシウムで脱水した。減圧濃縮して得られた残渣をカ
ラムクロマトグラフ法(エーテル−n−ヘキサン(2:
3))にて精製し、黄色油状 の標記化合物(0.454g、収
率52%)を得た。1 HNMR(200MHz,CDCl3)δ1.34(6H,t,J=7.1Hz),3.60(3H,
s),4.35(4H,q,J=7.1Hz),7.27-7.38(3H,m),7.50-7.55(2
H,m);13 CNMR(100MHz,CDCl3)δ14.12,54.44,62.98,80.06,80.5
8,89.31,121.42,128.39,129.35,132.20,165.35; IR(neat)2984,2833,2233,1752,1491,1446,1391,1369,12
55,1110,1034cm-1 HRMS 理論値 C16H18O5 MW:290.1154,測定値 m/z:29
0.1158
【0031】製造例11 エチル 2−メトキシ−2−エトキシカルボニル−4−
(1−シクロヘキセン−1−イル)−3−ブチノエート
(化合物11) ジエチルケトマロナート(0.763ml、5mmol)の無水テト
ラヒドロフラン(10ml)溶液に、1−シクロヘキセン−
1−イルアセチレン(0.59ml、5mmol)とn−ブチルリ
チウム(1.61M)のヘキサン溶液(3.11ml、5mmol)を0
℃で30分間反応させて調製したリチウム−1−シクロ
ヘキセニルアセチリドの無水テトラヒドロフラン(20m
l)溶液を窒素雰囲気下、−78℃にて滴下した。2時
間後、ジメチル硫酸(0.47ml、5mmol)を滴下した後、
反応液を室温まで1時間かけて昇温し、次いで加熱還流
した。3.5時間後、反応液を室温まで冷却し、エーテ
ル(80ml)で希釈した。得られたエーテル層を水(30m
l)、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液(30ml)、飽和食
塩水(30ml)で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで脱水し
た。減圧濃縮して得られた残渣をカラムクロマトグラフ
法(エーテル−n−ヘキサン(2:3))にて精製し、黄
色油状の標記化合物(0.911g、収率62%)を得た 。 1HNMR(200MHz,CDCl3)δ1.31(6H,t,J=7.1Hz),1.46-
1.72(4H,m),1.97-2.21(4H,m),3.51(3H,s),4.31(4H,q,J=
7.1Hz),6.20-6.32(1H,m);13 CNMR(100MHz,CDCl3)δ13.98,14.02,21.35,22.12,25.7
0,28.71,54.23,62.80,77.74,80.02,91.31,119.38,137.7
3,165.57; IR(neat)2937,2220,1752,1448,1391,1368,1222,1109,10
39cm-1 HRMS 理論値 C16H22O5 MW:294.1467,測定値 m/z:29
4.1475 理論値 C16H22O5:C,65.29;H,7.53,測定値 C,64.82;H,7.
73
【0032】製造例12 エチル 2−メトキシ−2−エトキシカルボニル−3−
ヘプチノエート(化合物12) ジエチルケトマロナート(0.76ml、5mmol)の無水テト
ラヒドロフラン(10ml)溶液に、1−ペンチン(0.49m
l、5mmol)とn−ブチルリチウム(1.61M)のヘキサン
溶液(3.11ml、5mmol)を0℃で30分間反応させて調
製したリチウム−プロピルアセチリドの無水テトラヒド
ロフラン(20ml)溶液を窒素雰囲気下、−78℃にて滴
下した。2時間後、ジメチル硫酸(0.47ml、5mmol)を
滴下した後、反応液を室温まで1時間かけて昇温し、次
いで加熱還流した。3.5時間後、反応液を室温まで冷
却し、エーテル(80ml)で希釈した。得られたエーテル
層を水(30ml)、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液(30m
l)、飽和食塩水(30ml)で洗浄後、無水硫酸マグネシ
ウムで脱水した。減圧濃縮して得られた残渣をカラムク
ロマトグラフ法(エーテル−n−ヘキサン(1:1))に
て精製し、黄色油状の標記 化合物(0.521g、収率41
%)を得た。1 HNMR(200MHz,CDCl3)δ1.01(3H,t,J=7.3Hz),1.30(6H,t,
J=7.1Hz),1.50-1.72(2H,m),2.30(2H,t,J=7.0Hz),3.50(3
H,s),4.30(4H,q,J=7.1Hz);13 CNMR(100MHz,CDCl3)δ13.39,13.98,20.82,21.67,54.1
0,62.80,71.96,79.67,90.92,165.70; IR(neat)2967,2833,2242,1752,1465,1368,1269,1109,10
44cm-1 理論値 C13H20O5:C,60.91;H,7.87,測定値 C,60.61;H,8.
07
【0033】製造例13 エチル 2−ヒドロキシ−2−エトキシカルボニル−4
−p−トルイル−3−ブチノエート(化合物13) ジエチルケトマロナート(0.46ml、3mmol)の無水テト
ラヒドロフラン(10ml)溶液に、p−トリルアセチレン
(0.46ml、3mmol)とn−ブチルリチウム(1.63M)のヘ
キサン溶液(1.84ml、3mmol)を0℃で30分間反応さ
せて調製したリチ ウム−p−トリルアセチリドの無水
テトラヒドロフラン(15ml)溶液を窒素雰囲気下、−7
8℃にて滴下した。2時間後、5%塩酸(4ml)を加え
ることによっ て、反応を終結させ、反応液を室温まで
昇温させ、エーテル(50ml)で希釈した。得られたエー
テル層を水(20ml)、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液
(20ml)、飽和食塩水(20ml)で洗浄後、無水硫酸マグ
ネシウムで脱水した。減圧濃縮して得られた黄色油状物
(0.893g)をカラムクロマトグラフ法(エーテル−n−
ヘキサン(1:1))にて精製し、黄色固体の標記化合物
(0.635g、収率73%)を得た。1 HNMR(200MHz,CDCl3)δ1.34(6H,t,J=7.1Hz),2.35(3H,
s),4.20(1H,s),4.36(4H,q,J=7.2Hz),7.11(2H,AB,JAB=8.
1Hz),7.36(2H,AB,JAB=8.1Hz);13 CNMR(100MHz,CDCl3)δ13.88,21.47,63.59,66.74,72.9
6,81.94,118.35,129.96,131.95,139.34,167.26; IR(KBr)3467,2983,2238,1757,1511,1450,1369,1264,122
8,1104,1064,1026cm-1 HRMS 理論値 C16H18O5 MW:290.1154,測定値 m/z:29
0.1151
【0034】製造例14 エチル 2−ヒドロキシ−2−エトキシカルボニル−4
−フェニル−3−ブチノエート(化合物14) ジエチルケトマロナート(0.46ml、3mmol)の無水テト
ラヒドロフラン(10ml)溶液に、フェニルアセチレン
(0.33ml、3mmol)とn−ブチルリチウム(1.63M)のヘ
キサン溶液(1.84ml、3mmol)を0℃で30分間反応さ
せて調製したリチウム−フェニルアセチリドの無水テト
ラヒドロフラン(15ml)溶液を窒素雰囲気下、−78℃
にて滴下した。2時間後、5%塩酸(4ml)を加えるこ
とによって、反応を終結させ、反応液を室温まで昇温さ
せ、エーテル(50ml)で希釈した。得られたエーテル層
を水(20ml)、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液(20m
l)、飽和食塩水(20ml)で洗浄後、無水硫酸マグネシ
ウムで脱水した。減圧濃縮して得られた残渣をカラムク
ロマトグラフ法(エーテル−n−ヘキサン(1:1))に
て精 製し、黄色油状の標記化合物(0.572g、収率69
%)を得た。1 HNMR(200MHz,CDCl3)δ1.34(6H,t,J=7.1Hz),4.23(1H,
s),4.36(4H,q,J=7.1Hz),7.26-7.35(3H,m),7.46-7.52(2
H,m);13 CNMR(100MHz,CDCl3)δ13.89,63.65,72.94,82.64,86.5
0,121.43,128.22,129.11,132.05,167.19; IR(KBr)3468,2985,2238,1747,1491,1445,1369,1216,110
7,1071,1024cm-1 HRMS 理論値 C15H16O5 MW:276.0998,測定値 m/z:27
6.0979 理論値 C15H16O5:C,65.21;H,5.84,測定値 C,64.88;H,5.
98
【0035】製造例15 エチル 2−ヒドロキシ−2−エトキシカルボニル−4
−(1−シクロヘキセン−1−イル)−3−ブチノエー
ト(化合物15) ジエチルケトマロナート(0.15ml、1mmol)の無水テト
ラヒドロフラン(10ml)溶液に、1−シクロヘキセン−
1−イルアセチレン(0.12ml、1mmol)とn−ブ チルリ
チウム(1.63M)のヘキサン溶液(0.61ml、1mmol)を0
℃で30分間反応させて調製したリチウム−1−シクロ
ヘキシルアセチリドの無水テトラヒドロフラン(5ml)
溶液を窒素雰囲気下、−78℃にて滴下した。2時間
後、5%塩酸(4ml)を加えることによって、反応を終
結させ、反応液を室温まで昇温させ、エ ーテル(50m
l)で希釈した。得られたエーテル層を水(20ml)、飽
和炭酸水素ナトリウム水溶液(20ml)、飽和食塩水(20
ml)で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで脱水した。減圧
濃縮して得られた残渣をカラムクロマトグラフ法(エー
テル−n−ヘキサン(1:1))にて精製し、黄色油状の
標記化合物(0.188g、収率67% ) を得た。1 HNMR(200MHz,CDCl3)δ1.32(6H,t,J=7.1Hz),1.43-1.72
(4H,m),2.05-2.18(4H,m),4.09(1H,s),4.33(4H,q,J=7.1H
z),6.20-6.26(1H,m);13 CNMR(100MHz,CDCl3)δ13.92,21.35,22.12,25.67,28.6
1,63.51,72.96,80.05,88.51,119.39,137.56,165.45; IR(neat)3474,2937,2225,1747,1448,1369,1207,1098,10
29cm-1 HRMS 理論値 C15H20O5 MW:280.1311,測定値 m/z:28
0.1300 理論値 C15H20O5:C,64.26;H,7.20,測定値 C,64.38;H,7.
40
【0036】製造例16 エチル 2−ヒドロキシ−2−エトキシカルボニル−3
−ヘプチノエート(化合物16) ジエチルケトマロナート(0.15ml、1mmol)の無水テト
ラヒドロフラン(10ml)溶液に、1−ペンチン(0.1m
l、1mmol)とn−ブチルリチウム(1.63M)のヘキサン
溶液(0.61ml、1mmol)を0℃で30分間反応させて調
製したリチウム−プロピルアセチリドの無水テトラヒド
ロフラン(5ml)溶液を窒素雰囲気下、−78℃にて滴
下した。2時間後、5%塩酸(4ml)を加えることによ
って、反応を終結させ、反応液を室温まで昇温させ、エ
ーテル(50ml)で希釈した。得られたエーテル層を水
(20ml)、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液(20ml)、飽
和食塩水(20ml)で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで脱
水した。減圧濃縮して得られた残渣をカラムクロマトグ
ラフ法(エーテル−n−ヘキサン(1:1))にて精製
し、黄色油状の標記化合物(0.133g、収率55%)を得
た。1 HNMR(200MHz,CDCl3)δ1.00(3H,t,J=7.3Hz),1.32(6H,t,
J=7.1Hz),2.00-2.20(2H,m),2.26(2H,t,J=7.1Hz),4.04(1
H,s),4.33(4H,q,J=7.1Hz);13 CNMR(100MHz,CDCl3)δ13.35,13.92,20.75,21.57,63.4
7,72.62,74.29,88.12,165.59; IR(neat)3475,2967,2245,1747,1466,1369,1269,1176,10
94,1028cm-1 理論値 C12H18O5:C,59.48,H,7.49,測定値 C,59.13;H,7.
63
【0037】製造例17 エチル 2−ヒドロキシ−2−エトキシカルボニル−4
−トリメチルシリル−3−ブチノエート(化合物17) ジエチルケトマロナート(0.46ml、3mmol)の無水テト
ラヒドロフラン(10ml)溶液に、トリメチルシリルアセ
チレン(0.42ml、1mmol)とn−ブチルリチウム(1.63
M)のヘキサン溶液(1.84ml、3mmol)を0℃で30分間
反応させて調製したリチウム−トリメチルシリルアセチ
リドの無水テトラヒドロフラン(15ml)溶液を窒素雰囲
気下、−78℃にて滴下した。2時間後、5%塩酸(4m
l)を加えることによって、反応を終結させ、反応液を
室温まで昇温させ、エーテル(50ml)で希釈した。得ら
れたエーテル層を水(20ml)、飽和炭酸水素ナトリウム
水溶液(20ml)、飽和食塩水(20ml)で洗浄後、無水硫
酸マグネシウムで脱水した。減圧濃縮して得られた残渣
をカラムクロマトグラフ法(エーテル−n−ヘキサン
(1:1))にて精製し、黄色油状の標記化合物(0.512
g、収率63%)を得た。1 HNMR(200MHz,CDCl3)δ0.20(9H,s),1.32(6H,t,J=7.1H
z),4.08(1H,s),4.33(4H,q,J=7.1Hz);13 CNMR(100MHz,CDCl3)δ-0.50,13.81,63.54,72.72,92.5
6,97.90,166.97; IR(neat)3475,2965,2117,1747,1369,1252,1129,1082,10
25cm-1 HRMS 理論値 C12H20O5Si MW:272.1080,測定値 m/z:2
72.1100 理論値 C12H20O5Si:C,52.92;H,7.41,測定値 C,52.69;H,
7.61
【0038】製造例18 エチル 2−(N−アセチル−N−メチルアミノ)−2
−エトキシカルボニル−4−p−トルイル−3−ブチノ
エート(化合物18) アセチルアミノ−トリフェニル−ホスフィン(0.320g、
1.0mmol)を無水テトラヒドロフラン(8ml)に溶解し、
室温にてジエチルケトマロナート(0.16ml、1.0mmol)
を加え窒素雰囲気下攪拌した。得られた淡黄色の溶液を
12時間加熱還流した後、−78℃まで冷却した。次い
でこの溶液に、p−トリルアセチレン(0.13ml、1.0mmo
l)とn−ブチルリチウム(1.61M)のヘキサン溶液(0.
65ml、1.0mmol)を0℃で30分間反応させて調製した
リチウム−p−トリルアセチリドの無水テトラヒドロフ
ラン(10ml)溶液を加えた。3時間後、ジメチル硫酸
(0.01ml、1mmol)を滴下した後、反応液を室温まで1
時間昇温させ、次いで加熱還流した。3時間後、反応液
を室温まで冷却し、エーテル(50ml)で希釈した。得ら
れたエーテル層を水(20ml)、飽和炭酸水素ナトリウム
水溶液(20ml)、飽和食塩水(20ml)で洗浄後、無水硫
酸マグネシウムで脱水した。減圧濃縮して、得られた黄
色油状物(0.694g)をカラムクロマトグラフ法(エーテ
ル−n−ヘキサン(2:1))にて精製し、黄色油状の標
記化合物(0.064g、収率19%)及びエチル 2−アセチ
ルアミノ−2−エトキシカルボニル−4−p−トルイル
−3−ブチノエート(0.100g、収率30%)を得た。1 HNMR(200MHz,CDCl3)δ1.33(6H,t,J=7.1Hz),2.20(3H,
s),2.36(3H,s),3.24(3H,s),4.22-4.48(4H,m),7.12(2H,A
B,JAB=8.3Hz),7.35(2H,AB,JAB=8.3Hz);13 CNMR(100MHz,CDCl3)δ13.96,21.56,22.48,34.55,62.9
3,80.69,88.91,118.30,129.07,131.87,139.61,164.66,1
71.79; IR(neat)2984,2235,1751,1668,1511,1447,1387,1346,12
12,1083,1047cm-1 HRMS 理論値 C19H23NO5 MW:345.1576,測定値 m/z:34
5.1577
【0039】製造例19 エチル 2−(N−アセチル−N−メチルアミノ)−2
−エトキシカルボニル−4−(1−シクロヘキセン−1
−イル)−3−ブチノエート(化合物19) アセチルイミノ−トリフェニル−ホスフィン(1.597g、
5mmol)を無水テトラヒドロフラン(8ml)に溶解し、室
温にてジエチルケトマロナート(0.763ml、5mmol)を加
え窒素雰囲気下攪拌した。得られた淡黄色の溶液を12
時間加熱還流した後、−78℃まで冷却した。次いでこ
の溶液に1−シクロヘキセン−1−イルアセチレン(0.
71ml、6mmol)とn−ブチルリチウム(1.61M)のヘキサ
ン溶液(3.73ml、5mmol)を0℃で30分間反応させて
調製したリチウム−1−シクロヘキセニルアセチリドの
無水テトラヒドロフラン(20ml)溶液を加えた。3時間
後、ジメチル硫酸(0.47ml、5mmol)を滴下した後、反
応液を室温まで1時間かけて昇温し、次いで加熱還流し
た。3時間後、反応液を室温まで冷却し、エーテル(50
ml)で希釈した。得られたエーテル層を水(20ml)、飽
和炭酸水素ナトリウム水溶液(20ml)、飽和食塩水(20
ml)で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで脱水した。減圧
濃縮して、得られた黄色油状物(0.694g)をカラムクロ
マトグラフ法(エーテル−n−ヘキサン(5:1))にて
精製し、黄色油状の標記化合物(0.898g、収率54%)を
得た。1 HNMR(200MHz,CDCl3)δ1.31(6H,t,J=7.1Hz),1.51-1.74
(4H,m),2.00-2.14(4H,m),2.17(3H,s),3.17(3H,s),4.14-
4.43(4H,m),6.14-6.29(1H,m);13 CNMR(100MHz,CDCl3)δ13.95,21.31,22.06,22.48,25.6
6,28.58,34.43,62.79,67.70,78.65,90.61,119.40,137.5
1,164.82,171.71; IR(neat)2932,2223,1749,1668,1447,1387,1347,1207,10
49cm-1 HRMS 理論値 C18H25NO5 MW:335.1733測定値 m/z:33
5.1724
【0040】製造例20 エチル 2−アセチルアミノ−2−エトキシカルボニル
−6−(テトラヒドロピラン−2−イルオキシ)−3−
ヘキシノエート(化合物20) アセチルイミノトリフェニルフォスフィン(2.00g、6.2
36mmol)を無水テトラヒドロフラン(30ml)に溶解し、
室温にてジエチルケトマロナート(1.05ml、0.689mmo
l)を加え、窒素雰囲気下11時間加熱還流した。次い
で2−(3−ブチニロキシ)−テトラヒドロ−2H−ピ
ラン(1.16g、7.522mmol)を無水テトラヒドロフラン
(30ml)に溶解し、n−ブチルリチウムの(1.64M)ヘ
キサン溶液(4.58ml、7.522mmol)を加え、氷冷下30
分間攪拌して調製したリチオ体溶液を先の反応溶液に−
78℃にて滴下し、3時間攪拌した。反応溶液に5%塩
酸を加え、エーテルで抽出し、飽和炭酸水素ナトリウム
水溶液で洗浄後、常法により処理することにより、得ら
れた残渣をカラムクロマトグラフ法(エーテル)にて精
製し、黄色透明油状物質の標記化合物(1.70g、収率74
%)を得た。1 HNMR(200MHz,CDCl3)δ1.29(6H,t,J=7.1Hz),1.40-1.90
(6H,m),2.05(3H,s),2.56(2H,t,J=7.3Hz),3.45-3.65(2H,
m),3.75-3.95(2H,m),4.25-4.40(4H,m),4.60-4.70(1H,
m),6.92(1H,brs); IR(neat)2942,2254,1752,1687,1500,1369,1200,1123,10
34cm-1
【0041】製造例21 エチル 2−アセチルアミノ−2−エトキシカルボニル
−6−ヒドロキシ−3−ヘキシノエート(化合物21) 製造例20で得られた化合物を酢酸−テトラヒドロフラ
ン−水(4:2:1)混合溶媒(6ml)に溶解した後、45℃
に加温し3時間攪拌した。反応溶液を酢酸エチルで抽出
し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で洗浄後、常法によ
り処理することにより、得られた残渣をカラムクロマト
グラフ法(エーテル)にて精製し、無色透明油状物質の
標記化合物(69.4mg、収率90%)を得た。1 HNMR(200MHz,CDCl3)δ1.30(6H,t,J=7.1Hz),2.06(3H,
s),2.50(2H,t,J=6.1Hz),2.60-2.80(1H,brs),3.73(2H,t,
J=6.1Hz),4.32(4H,q,J=7.1Hz),7.06(1H,brs); IR(neat)3650-2600,2254,1751,1667,1500,1370,1196,11
26cm-1 HRMS 理論値 C13H19NO6 MW:285.1212,測定値 m/e:28
5.1200(M+)
【0042】製造例22 エチル 2−アセチルアミノ−6−(5−ジメチルアミ
ノ−1−ナフタレンスルホニルオキシ)−2−エトキシ
カルボニル−3−ヘキシノエート(化合物22) 製造例21で得られた化合物(44.6mg、0.516mmol)を
無水テトラヒドロフラン(2ml)に溶解し、メチルリチ
ウムの(1.14M)エーテル溶液(137.1μl、0.171mmol)
を加え、窒素雰囲気下−78℃で30分間攪拌した後、
ダンシルクロリド(50.6mg、0.187mmol)を加え、室温
にて3時間攪拌した。反応溶液に飽和塩化アンモニウム
水溶液を加えエーテルで抽出後、常法により処理するこ
とにより、得られた残渣をカラムクロマトグラフ法(エ
ーテル)にて精製し、黄色透明油状物質の標記化合物
(33.5mg、収率41%)を得た。1 HNMR(200MHz,CDCl3)δ1.26(6H,t,J=7.1Hz),2.01(3H,
s),2.61(2H,t,J=7.4Hz),2.90(3H,s),4.06(2H,t,J=7.4H
z),4.20-4.35(4H,m),6.87(1H,brs),7.22(1H,d,J=7.6H
z),7.45-7.65(2H,m),8.15-8.30(2H,m),8.62(1H,d,J=8.5
Hz); IR(neat)3416,3016,2261,1751,1687,1482,1361,1272,11
75,1013,981cm-1 HRMS 理論値 C25H30N2O8S MW:518.1722,測定値 m/e:51
8.1701(M+) 理論値 C25H30N2O8S:C,57.90;H,5.83;N,5.40,測定値 C,
57.70;H,5.90;N,5.16
【0043】製造例23 エチル 2−t−ブトキシカルボキサミド−2−エトキ
シカルボニル−3−ヘプチノエート(化合物23) t−ブトキシカルボニルイミノトリフェニルフォスフィ
ンを製造例20と同様な方法に付し、黄色透明油状の標
記化合物(収率77%)を得た。1 HNMR(200MHz,CDCl3)δ0.98(3H,t,J=7.3Hz),1.29(6H,t,
J=7.1Hz),1.45(9H,s),1.50-1.70(2H,m),2.23(2H,t,J=7.
1Hz),4.15-4.45(4H,m),5.90-7.05(1H,brs); IR(neat)3435,2979,2937,2246,1724,1477,1393,1368,12
56,1168,1023cm-1 HRMS 理論値 C17H27NO6 MW:341.1916(M++H),測定値 m/
e:341.1919(M++H)
【0044】製造例24 エチル 2−アミノ−2−エトキシカルボニル−3−ヘ
プチノエート(化合物24) 製造例23で得られた化合物(2.08g、6.092mmol)に4
N塩酸ジオキサン溶液(30ml)を加え、氷冷下10分間
攪拌した後、室温で1時間攪拌し、n−ヘキサンを加え
て生じた沈澱物をn−ヘキサンで繰り返し洗浄した。さ
らにカラムクロマトグラフ法(塩化メチレン−メタノー
ル(20:1))にて精製し、黄色透明油状の標記化合物
(1.40g、収率95%)を得た。1 HNMR(200MHz,CDCl3)δ0.99(3H,t,J=7.3Hz),1.30(6H,t,
J=7.1Hz),1.45-1.70(2H,m),2.23(2H,t,J=7.1Hz),2.15-
2.35(2H,brs),4.28(4H,q,J=7.1Hz); IR(neat)3393,3324,2967,2938,2254,1747,1585,1239,10
96,1028cm-1 FRBMS 理論値 C12H19NO4 MW:242(M++H),測定値 m/e:242
(M++H)
【0045】このようにして得られた2−アルキニルマ
ロン酸誘導体を含有する医薬は、通常の製剤化方法によ
って、経口投与のための固体製剤、液体製剤又は非経口
投与のための注射剤、坐剤等の各種製剤となすことがで
きる。投与量は、年齢、体重、症状、治療効果、投与方
法により異なるが、通常1日1回〜数回あるいは期間を
おいて数日乃至週に一度、成人一人あたり0.1mg〜
500mgの範囲で経口投与されるか、又は成人一人あ
たり0.02mg〜100mgの範囲で非経口投与され
る。経口投与のための固体組成物においては、ひとつ又
はそれ以上の活性物質が、少なくともひとつの不活性な
希釈剤と混合して用いられ、必要に応じて賦形剤、結合
剤、潤滑剤、崩壊剤、溶解補助剤や安定化剤等を含有し
てもよい。錠剤又は丸剤は、必要に応じ胃溶性又は腸溶
性物質フィルムで被膜してもよい。カプセル剤にはハー
ドカプセル及びソフトカプセルが含まれる。経口投与の
ための液体組成物としては、溶液剤、乳濁剤、懸濁剤、
シロップ剤、エリキシル剤が含まれる。このような液体
組成物においては、一般的に用いられる不活性な希釈剤
が含まれ、それ以外に、湿潤剤、懸濁剤のような補助
剤、甘味剤、風味剤、芳香剤、防腐剤を含有していても
よい。非経口投与のための注射剤としては、無菌の水性
又は非水性の溶液剤、懸濁剤、乳濁剤が含まれる。この
ような注射剤においては、ひとつ又はそれ以上の活性物
質が、少なくともひとつの不活性の水性の希釈剤や不活
性な非水性の希釈剤と混合して用いられ、必要に応じ
て、さらに防腐剤、湿潤剤、乳化剤、分散剤、安定化
剤、溶解補助剤のような補助剤を含有していてもよい。
これらは通常、濾過(バクテリア保留フィルター等)、
殺菌剤の配合又はガンマー線照射によって無菌化される
か、又はこれらの処理をした後、凍結乾燥等の方法によ
り固体組成物とし、使用直前に無菌水、又は無菌の注射
用希釈剤を加えて使用される。あるいはそのまま液状で
用いてもよい。次に、実施例を以て、より具体的な製剤
化方法、試験方法及びその結果について述べる。
【0046】
【実施例】
1.製剤例 上記処方の粉末を混合し、60メッシュの篩いを通した
後、この粉末280mgを3号ゼラチンカプセルに入れ
てカプセル剤とした。 化合物52mgと、微結晶セルロース49mgと、トウ
モロコシデンプンの一部を混合し、常法により粒状化し
た。得られた粒状物を篩いに通した後、残りのトウモロ
コシデンプン及びステアリン酸マグネシウムを加えて混
合した。次いで、得られた粒状物を打錠機を用いて15
0mgの錠剤とした。 上記配合比で薬物を注射用蒸留水に溶解し、除塵、除
菌、濾過をする。濾過した薬液を洗浄、乾燥、滅菌した
アンプルに充填して注射剤とした。
【0047】
【試験例】次に本発明化合物がIL−1の産生を抑制す
ることを実証するため以下の試験を行った。 試験例1 (1) ヒト末梢単球からのIL−1産生抑制活性測定 ヒト静脈血を採取し、LyphoprepTM(NYCOMED PHARMA AS
社)液を加え重層比重遠心分離によって単核球を得た。
これをウシ胎児血清(FCS)10% 含有するRPMI16
40培養液中に分散した後、培養24穴プレ−ト(BECTON DI
KINSON社)に5×105cell/ml/well播種し、5%CO2雰囲気
下、37℃で2〜3時間培養した。この後、本発明に係わる
2−アルキニルマロン酸誘導体化合物を含むDMSO溶
液を加え(DMSO 最終濃度:0.5%)、更に1時間後にリ
ポ多糖(LPS:DIFCO社)(最終濃度:30μg/ml)を加え48
時間培養した。その後培養液上清はIL−1活性を測定
するまで-80℃で保存した。IL−1活性の測定は、I
L−1存在下で増殖が阻害されるA375細胞(ヒトメラノ-マ
細胞株)を用いた細胞増殖阻害因子(Growth Inhibition
Factor:GIF)活性(炎症,8(5)409参照)によった。すな
わちA375細胞を2×103cell/100μl/well播種し、5%
CO2雰囲気下、37℃で3時間培養後、これに希釈した単球
細胞上清100μl/wellを加え4 日間培養した。細胞増殖
の測定はメチルアルコ−ル100μl/wellで細胞を固定
後、0.2% クリスタルバイオレットで10分間染色し、洗
浄後1% SDSで細胞を可溶化し、吸収波長550nm で行
った。また標準品ヒトIL−1βを同培養細胞に加えて
得られた標準曲線よりIL−1量を算出し、IC50を求
めた。以下表3に本発明化合物(製造例2の化合物)の
IL−1の産生抑制活性を記す。
【0048】
【表3】
【0049】尚対照化合物1、2としては、それぞれテ
ニダップ(5−クロロ−3−(2−テノイル)−2−オ
キシインド−ル−1−カルボキサミド)及びプレニドソ
ロンを用いたが、本発明化合物のIL−1産生抑制活性
効果は、テニダップを上回るものであった。また、本発
明に係わる2−エチニルマロン酸誘導体(製造例2の化
合物)は100μg/ml以下の濃度で用量依存的な産生抑制
を示すことが確認された。
【0050】(2) ヒト末梢血単球細胞毒性測定 (1) で上清の一部を採取した後、ヒト単球細胞をトリパ
ンブル−で染色し、顕微鏡下で細胞計算板を用いて、全
細胞中の生細胞(%)を測定した。それによれば、本発明
に係わる2−エチニルマロン酸誘導体(製造例2の化合
物)は100μ/ml以下のIL−1産生を抑制した濃度では
顕著な細胞に対する毒性は認められなかった。
【0051】(3)ヒト白血球からのIL−1β産生に及
ぼす影響 (ヒト白血球浮遊液の調製)ヒト末梢血を室温で遠心分
離(900rpm、15分間)し、上清の血小板分画を除去した
後、赤血球分画上にできたバッフィーコートを採取し
た。これに3倍用量のハンクス液(ニッスイ)を加え懸
濁し、Ficoll液上に積層させた後、冷ハンクス液を加え
再懸濁後、4℃で遠心分離(2000rpm、10分間)し、上
清を除去した。この操作を3回繰り返した後、適量のハ
ンクス液を加え、再懸濁し、これを白血球浮遊液として
実験に用いた。 (測定法)ヒト末梢血から調製した白血球浮遊液とDM
SOに溶解した阻害剤をハンクス液中において混合させ
た後、37℃で30分間、プレインキュベーションし
た。その後、LPS(100μg/ml)を加え、37℃で3
時間反応させた。氷冷により反応を停止した後、遠心分
離(2000rpm、10分間)し、上清中のIL−1β濃度を
ヒトIL−1βELISAキット(Quantikine;R&D System
s)により測定した。阻害率を下記式により算出し、
【0052】
【数1】
【0053】結果を表4に示した。
【0054】
【表4】
【0055】また、この中で阻害率の高かった化合物3
点についてさらに低い濃度での活性を測定し、表5に示
した。
【0056】
【表5】
【0057】
【発明の効果】上記試験結果によれば、本発明に係わる
2−アルキニルマロン酸誘導体は、従来の優れたステロ
イド系化合物であるプレドニゾロンに近い活性を有し、
また非ステロイド系化合物の代表例であるテニダップと
同等あるいはそれ以上の阻害活性を有することが明らか
であるので、これを医薬として用いた場合、慢性関節リ
ウマチや炎症性疾患に使われてきたこれまでの非ステロ
イド性抗炎症薬(NSAID)のように対症療法ではな
く、病態の進行に対する抑制効果が期待される。その
他、本発明に係わる2−アルキニルマロン酸誘導体は、
変形性関節炎、痛風、アテローム硬化症、アトピー性皮
膚炎、肉芽腫を伴う肺疾患、各種脳炎、糖尿病、骨粗鬆
症、さらには、IL−1を産生し、HLA−DRの抗原
を発現するような細胞すなわち、抗原提示細胞に選択的
な細胞機能抑制剤、つまり免疫抑制剤としても効果が期
待できる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 A61K 31/695 C07C 69/734 Z 9279−4H 229/12 7537−4H 229/30 7537−4H 233/47 7106−4H 233/54 7106−4H 271/22 9451−4H C07D 309/12 C07F 7/10 A

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記一般式〔I〕 【化1】 (式中、Rは、水素原子、置換されてもよいアリール基
    若しくはアラルキル基、シクロアルキル基、シクロアル
    ケニル基、置換されてもよい低級アルキル基又はトリ低
    級アルキルシリル基を意味し、R1は水素原子又はカル
    ボキシル保護基を意味し、R2は水酸基、低級アルコキ
    シ基、保護されてもよいアミノ基又は保護されてもよい
    アルキルアミノ基を意味する)で示される2−アルキニ
    ルマロン酸誘導体又はその塩を含有してなるインターロ
    イキン−1産生阻害剤。
  2. 【請求項2】請求項1記載の2−アルキニルマロン酸誘
    導体又はその塩を含有してなるインターロイキン−1β
    産生阻害剤。
  3. 【請求項3】請求項1記載の2−アルキニルマロン酸誘
    導体又はその塩を含有してなる慢性関節リウマチ症治療
    剤。
  4. 【請求項4】請求項1記載の2−アルキニルマロン酸誘
    導体又はその塩を含有してなる自己免疫疾患治療剤。
JP6060131A 1994-03-02 1994-03-02 インターロイキン−1産生阻害剤 Pending JPH07242599A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6162828A (en) * 1995-03-31 2000-12-19 Takeda Chemical Industries, Ltd. Cysteine protease inhibitor

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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