JPH07242828A - 紫外線硬化性組成物 - Google Patents
紫外線硬化性組成物Info
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- JPH07242828A JPH07242828A JP6465894A JP6465894A JPH07242828A JP H07242828 A JPH07242828 A JP H07242828A JP 6465894 A JP6465894 A JP 6465894A JP 6465894 A JP6465894 A JP 6465894A JP H07242828 A JPH07242828 A JP H07242828A
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- organopolysiloxane
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Abstract
(57)【要約】
【構成】紫外線硬化性のオルガノポリシロキサン組成物
であって、(A)エポキシ基含有有機基を有するオルガ
ノポリシロキサン、(B)光開始剤及び(C)下記一般
式: R2 3 SiO−(R1 2 SiO)n −SiR2 3 〔式中、R1 はアルキル基又はアリール基であり、R2
は水酸基、アルコキシ基、アリールオキシ基、アルキル
基又はアリール基であり、nは、正の整数〕で表され、
25℃における粘度が50〜1,000,000 cPの範囲にあるオル
ガノポリシロキサンから成ることを特徴とする。 【効果】この硬化性組成物によれば、種々の粘着剤に対
して良好な剥離性を示し、しかも経時変化による剥離性
低下が極めて小さい硬化皮膜を形成できる。この組成物
は、所謂剥離剤として剥離紙等の用途に極めて有効に適
用される。
であって、(A)エポキシ基含有有機基を有するオルガ
ノポリシロキサン、(B)光開始剤及び(C)下記一般
式: R2 3 SiO−(R1 2 SiO)n −SiR2 3 〔式中、R1 はアルキル基又はアリール基であり、R2
は水酸基、アルコキシ基、アリールオキシ基、アルキル
基又はアリール基であり、nは、正の整数〕で表され、
25℃における粘度が50〜1,000,000 cPの範囲にあるオル
ガノポリシロキサンから成ることを特徴とする。 【効果】この硬化性組成物によれば、種々の粘着剤に対
して良好な剥離性を示し、しかも経時変化による剥離性
低下が極めて小さい硬化皮膜を形成できる。この組成物
は、所謂剥離剤として剥離紙等の用途に極めて有効に適
用される。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、剥離性の硬化皮膜を形
成し得る紫外線硬化性のオルガノポリシロキサン組成物
に関する。
成し得る紫外線硬化性のオルガノポリシロキサン組成物
に関する。
【0002】
【従来の技術】紙、加工紙、プラスチックフィルムなど
の基材と感圧性粘着物質との間の接着、固着を防止する
ことを目的として、基材表面に剥離性の硬化皮膜を形成
することが行われている。このような剥離性の硬化皮膜
が形成されている基材は、一般に剥離紙と呼ばれてい
る。
の基材と感圧性粘着物質との間の接着、固着を防止する
ことを目的として、基材表面に剥離性の硬化皮膜を形成
することが行われている。このような剥離性の硬化皮膜
が形成されている基材は、一般に剥離紙と呼ばれてい
る。
【0003】剥離性の硬化皮膜を形成するための組成物
としては、熱または紫外線等により硬化する硬化性のオ
ルガノポリシロキサン組成物が使用されているが、生産
性向上や省エネルギーの観点から、また硬化皮膜を形成
する基材の中には耐熱性の劣るものも存在することか
ら、低温、短時間で硬化皮膜を形成し得るものが要求さ
れている。特に、基材の熱変形などを防止するために
は、紫外線照射により硬化し得る硬化性組成物が有利で
ある。
としては、熱または紫外線等により硬化する硬化性のオ
ルガノポリシロキサン組成物が使用されているが、生産
性向上や省エネルギーの観点から、また硬化皮膜を形成
する基材の中には耐熱性の劣るものも存在することか
ら、低温、短時間で硬化皮膜を形成し得るものが要求さ
れている。特に、基材の熱変形などを防止するために
は、紫外線照射により硬化し得る硬化性組成物が有利で
ある。
【0004】紫外線硬化性のオルガノポリシロキサン組
成物として、エポキシ基を有するオルガノポリシロキサ
ンとオニウム塩系光開始剤とからなる組成物が知られて
いる(特開昭56−38350 号公報)。
成物として、エポキシ基を有するオルガノポリシロキサ
ンとオニウム塩系光開始剤とからなる組成物が知られて
いる(特開昭56−38350 号公報)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記の紫外線硬化性オ
ルガノポリシロキサン組成物は、粘着物質に対する剥離
性に優れた硬化皮膜を形成し得るとされているが、該硬
化皮膜は、例えば或る種の粘着剤に対しては剥離性が不
満足であったり、或いは剥離性が経時とともに低下する
という問題を有している。また硬化皮膜の表面が滑り性
を有していないために、剥離性に乏しいという問題があ
った。
ルガノポリシロキサン組成物は、粘着物質に対する剥離
性に優れた硬化皮膜を形成し得るとされているが、該硬
化皮膜は、例えば或る種の粘着剤に対しては剥離性が不
満足であったり、或いは剥離性が経時とともに低下する
という問題を有している。また硬化皮膜の表面が滑り性
を有していないために、剥離性に乏しいという問題があ
った。
【0006】従って、本発明の課題は、従来公知の組成
物によって形成される硬化皮膜が満足な剥離性を示さな
い粘着剤に対しても良好な剥離性を示し、且つ経時によ
る剥離性の低下のない硬化皮膜を形成し得る紫外線硬化
性オルガノポリシロキサン組成物を提供することにあ
る。本発明の他の課題は、硬化皮膜表面が良好な滑り性
を有しており、剥離性に優れた紫外線硬化性オルガノポ
リシロキサン組成物を提供することにある。
物によって形成される硬化皮膜が満足な剥離性を示さな
い粘着剤に対しても良好な剥離性を示し、且つ経時によ
る剥離性の低下のない硬化皮膜を形成し得る紫外線硬化
性オルガノポリシロキサン組成物を提供することにあ
る。本発明の他の課題は、硬化皮膜表面が良好な滑り性
を有しており、剥離性に優れた紫外線硬化性オルガノポ
リシロキサン組成物を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、(A)
エポキシ基含有有機基を有するオルガノポリシロキサ
ン、(B)光開始剤、(C)前記(A)及び(B)成分
と非反応性のオルガノポリシロキサン、を含有する紫外
線硬化性組成物が提供される。
エポキシ基含有有機基を有するオルガノポリシロキサ
ン、(B)光開始剤、(C)前記(A)及び(B)成分
と非反応性のオルガノポリシロキサン、を含有する紫外
線硬化性組成物が提供される。
【0008】(A)成分;本発明において、(A)成分
はベース成分であり、エポキシ基含有有機基を有するオ
ルガノポリシロキサンが使用される。このエポキシ基含
有有機基は、光硬化性を示すものであり、代表的なもの
として以下の式(1a)〜(1d)で表されるものを挙
げることができる。
はベース成分であり、エポキシ基含有有機基を有するオ
ルガノポリシロキサンが使用される。このエポキシ基含
有有機基は、光硬化性を示すものであり、代表的なもの
として以下の式(1a)〜(1d)で表されるものを挙
げることができる。
【0009】
【化1】 上記の式中、Q1 は直鎖または分岐状の二価の炭化水素
基であり、Q2 は水素原子または低級アルキル基であ
る。
基であり、Q2 は水素原子または低級アルキル基であ
る。
【0010】上記式(1a)〜(1c)の中でも、以下
のエポキシ基含有有機基が特に好適である。
のエポキシ基含有有機基が特に好適である。
【化2】
【0011】上記のエポキシ基含有有機基はケイ素原子
に結合して存在するものであり、例えば下記式(2): Ra Eb SiO(4-a-b)/2 (2) 式中、Rは、非置換または置換の炭素原子数1〜10の一
価炭化水素基、Eは、前記のエポキシ基含有有機基、a
は0〜2の整数、bは、それぞれ1〜3の整数であり、
a+b≦3である、で表される構成単位としてオルガノ
ポリシロキサン中に存在している。
に結合して存在するものであり、例えば下記式(2): Ra Eb SiO(4-a-b)/2 (2) 式中、Rは、非置換または置換の炭素原子数1〜10の一
価炭化水素基、Eは、前記のエポキシ基含有有機基、a
は0〜2の整数、bは、それぞれ1〜3の整数であり、
a+b≦3である、で表される構成単位としてオルガノ
ポリシロキサン中に存在している。
【0012】上記式(2)において、一価炭化水素基R
としては、メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基
などのアルキル基、シクロヘキシル基などのシクロアル
キル基、フェニル基、トリル基などのアリール基、及び
これらの基の水素原子の少なくとも一部がヒドロキシ
基、シアノ基、ハロゲン原子等で置換されている基、例
えばヒドロキシプロピル基、シアノエチル基、3−クロ
ロプロピル基、3,3,3−トリフルオロプロピル基等
を例示することができる。
としては、メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基
などのアルキル基、シクロヘキシル基などのシクロアル
キル基、フェニル基、トリル基などのアリール基、及び
これらの基の水素原子の少なくとも一部がヒドロキシ
基、シアノ基、ハロゲン原子等で置換されている基、例
えばヒドロキシプロピル基、シアノエチル基、3−クロ
ロプロピル基、3,3,3−トリフルオロプロピル基等
を例示することができる。
【0013】かかるオルガノポリシロキサンは、エポキ
シ基含有有機基を有している限り、直鎖状、分岐状、環
状、何れの構造であってもよいが、通常、上記式(2)
の構成単位を、全シロキサン単位に対して0.01〜0.3
(モル比)の割合で含んでいるものが、粘着物質に対す
る優れた剥離性を示す硬化皮膜を形成するという点で好
ましい。
シ基含有有機基を有している限り、直鎖状、分岐状、環
状、何れの構造であってもよいが、通常、上記式(2)
の構成単位を、全シロキサン単位に対して0.01〜0.3
(モル比)の割合で含んでいるものが、粘着物質に対す
る優れた剥離性を示す硬化皮膜を形成するという点で好
ましい。
【0014】本発明において、上述した(A)成分のオ
ルガノポリシロキサンの代表例としては、これに限定さ
れるものではないが、以下の式で表されるものを例示す
ることができ、これらを単独または2種以上の組み合わ
せで使用することができる。尚、以下の式中、Meはメ
チル基、Phはフェニル基、Eは前述したエポキシ基含
有有機基であり、w,x,y,zは、それぞれ正の整数
を示すものとする。
ルガノポリシロキサンの代表例としては、これに限定さ
れるものではないが、以下の式で表されるものを例示す
ることができ、これらを単独または2種以上の組み合わ
せで使用することができる。尚、以下の式中、Meはメ
チル基、Phはフェニル基、Eは前述したエポキシ基含
有有機基であり、w,x,y,zは、それぞれ正の整数
を示すものとする。
【0015】
【化3】
【0016】(B)成分;光開始剤である(B)成分と
しては、それ自体公知のものを使用することができる
が、特にオニウム塩系光開始剤を好適に使用することが
できる。このオニウム塩系光開始剤としては、例えば、 R3 2 I+ X- , R3 3 S+ X- , R3 3 Se+ X
- ,R3 4 P+ X- , R3 N2 + X- (R3 はアリール基、X- はSbF6 - 、AsF6 - 、
PF6 - 、BF4 - 、HSO4 - 、ClO4 - などの陰
イオンである)等の式で示されるジアリールヨードニウ
ム塩、、トリアリールスルホニウム塩、トリアリールセ
レノニウム塩、テトラアリールホスホニウム塩、アリー
ルジアゾニウム塩などを挙げることができる。
しては、それ自体公知のものを使用することができる
が、特にオニウム塩系光開始剤を好適に使用することが
できる。このオニウム塩系光開始剤としては、例えば、 R3 2 I+ X- , R3 3 S+ X- , R3 3 Se+ X
- ,R3 4 P+ X- , R3 N2 + X- (R3 はアリール基、X- はSbF6 - 、AsF6 - 、
PF6 - 、BF4 - 、HSO4 - 、ClO4 - などの陰
イオンである)等の式で示されるジアリールヨードニウ
ム塩、、トリアリールスルホニウム塩、トリアリールセ
レノニウム塩、テトラアリールホスホニウム塩、アリー
ルジアゾニウム塩などを挙げることができる。
【0017】(B)成分の光開始剤は、通常、(A)成
分100重量部当り0.01〜20重量部、好ましくは 0.5〜
10重量部の量で使用される。かかる量が少なすぎると紫
外線硬化性が不十分となり、また多すぎると硬化皮膜の
表面状態に悪影響が生じて、剥離性が低下する傾向があ
る。
分100重量部当り0.01〜20重量部、好ましくは 0.5〜
10重量部の量で使用される。かかる量が少なすぎると紫
外線硬化性が不十分となり、また多すぎると硬化皮膜の
表面状態に悪影響が生じて、剥離性が低下する傾向があ
る。
【0018】(C)成分;本発明においては、前述した
(A)及び(B)成分に加えて、これらの成分と非反応
性のオルガノポリシロキサンを(C)成分として使用す
る。この非反応性のオルガノポリシロキサンは、硬化皮
膜に滑り性を与え、しかも種々の粘着物質に対しての剥
離性を向上させるものである。
(A)及び(B)成分に加えて、これらの成分と非反応
性のオルガノポリシロキサンを(C)成分として使用す
る。この非反応性のオルガノポリシロキサンは、硬化皮
膜に滑り性を与え、しかも種々の粘着物質に対しての剥
離性を向上させるものである。
【0019】この非反応性オルガノポリシロキサンとし
ては、例えば下記一般式(3): R2 3 SiO−(R1 2 SiO)n −SiR2 3 (3) 式中、R1 は、同一でも異なっていてもよく、置換また
は非置換のアルキル基及びアリール基から成る群より選
択される基であり、R2 は、同一でも異なっていてもよ
く、水酸基、アルコキシ基、アリールオキシ基、置換ま
たは非置換のアルキル基及びアリール基から成る群より
選択される基であり、nは、正の整数である、で表さ
れ、25℃における粘度が50〜1,000,000 cPの範囲にある
ものが好ましい。
ては、例えば下記一般式(3): R2 3 SiO−(R1 2 SiO)n −SiR2 3 (3) 式中、R1 は、同一でも異なっていてもよく、置換また
は非置換のアルキル基及びアリール基から成る群より選
択される基であり、R2 は、同一でも異なっていてもよ
く、水酸基、アルコキシ基、アリールオキシ基、置換ま
たは非置換のアルキル基及びアリール基から成る群より
選択される基であり、nは、正の整数である、で表さ
れ、25℃における粘度が50〜1,000,000 cPの範囲にある
ものが好ましい。
【0020】前記一般式(3)において、R1 として
は、メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基などの
線状アルキル基、シクロヘキシル基などのシクロアルキ
ル基、フェニル基、トリル基などのアリール基、及びこ
れらの基の水素原子の少なくとも一部がヒドロキシ基、
シアノ基、フェニル基、ハロゲン原子などで置換されて
いる基、例えばヒドロキシプロピル基、シアノエチル
基、2−フェニルエチル基、2−フェニル−2−メチル
エチル基、3−クロロプロピル基、3,3,3−トリフ
ルオロプロピル基等を例示することができる。これらの
中でも炭素原子数が1〜12のものが好ましい。またR
1 基全体の0.5〜30モル%がアリール基であることが好
適である。アリール基含量がこの範囲外であると、硬化
皮膜に面して粘着剤の層を設けた場合、粘着剤の特性に
悪影響を与える場合がある。
は、メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基などの
線状アルキル基、シクロヘキシル基などのシクロアルキ
ル基、フェニル基、トリル基などのアリール基、及びこ
れらの基の水素原子の少なくとも一部がヒドロキシ基、
シアノ基、フェニル基、ハロゲン原子などで置換されて
いる基、例えばヒドロキシプロピル基、シアノエチル
基、2−フェニルエチル基、2−フェニル−2−メチル
エチル基、3−クロロプロピル基、3,3,3−トリフ
ルオロプロピル基等を例示することができる。これらの
中でも炭素原子数が1〜12のものが好ましい。またR
1 基全体の0.5〜30モル%がアリール基であることが好
適である。アリール基含量がこの範囲外であると、硬化
皮膜に面して粘着剤の層を設けた場合、粘着剤の特性に
悪影響を与える場合がある。
【0021】さらにR2 は、水酸基、アルコキシ基、ア
リールオキシ基、非置換または置換のアルキル基及び/
又はアリール基であるが、好ましくは、水酸基、アルコ
キシ基、R1 について例示した非置換または置換のアル
キル基である。
リールオキシ基、非置換または置換のアルキル基及び/
又はアリール基であるが、好ましくは、水酸基、アルコ
キシ基、R1 について例示した非置換または置換のアル
キル基である。
【0022】またかかるオルガノポリシロキサンは、25
℃における粘度が50〜1,000,000 cPの範囲にあるため、
nはこのような粘度となるような正の整数とする。粘度
が、上記範囲よりも小さいと、粘着剤に対して良好な剥
離性を示さなくなる傾向があり、また上記範囲よりも粘
度が大きいと、(A)成分との相溶性が悪くなり、
(A)成分と(C)成分とが分離する傾向がある。
℃における粘度が50〜1,000,000 cPの範囲にあるため、
nはこのような粘度となるような正の整数とする。粘度
が、上記範囲よりも小さいと、粘着剤に対して良好な剥
離性を示さなくなる傾向があり、また上記範囲よりも粘
度が大きいと、(A)成分との相溶性が悪くなり、
(A)成分と(C)成分とが分離する傾向がある。
【0023】かかる(C)成分の非反応性オルガノポリ
シロキサンは、(A)成分100重量部当り、 0.5〜50
重量部の量で使用されることが好ましく、特に1〜20重
量部の量で使用されることがより好ましい。かかる量が
少なすぎると所望の剥離効果が得られず、また多すぎる
と、該成分が粘着物質に移行しその特性を低下させるこ
とがある。
シロキサンは、(A)成分100重量部当り、 0.5〜50
重量部の量で使用されることが好ましく、特に1〜20重
量部の量で使用されることがより好ましい。かかる量が
少なすぎると所望の剥離効果が得られず、また多すぎる
と、該成分が粘着物質に移行しその特性を低下させるこ
とがある。
【0024】硬化性組成物の調製;本発明の組成物は、
上述した(A)〜(C)成分の所定量を均一に混合する
ことによって得られるが、本発明の目的が損なわれない
限り、ポリオール系反応促進剤、エポキシ系希釈剤、ビ
ニルエーテル系希釈剤、基材への密着向上剤、レベリン
グ剤、帯電防止剤、消泡剤、顔料等の公知の添加剤を必
要に応じて配合することもできる。
上述した(A)〜(C)成分の所定量を均一に混合する
ことによって得られるが、本発明の目的が損なわれない
限り、ポリオール系反応促進剤、エポキシ系希釈剤、ビ
ニルエーテル系希釈剤、基材への密着向上剤、レベリン
グ剤、帯電防止剤、消泡剤、顔料等の公知の添加剤を必
要に応じて配合することもできる。
【0025】硬化性組成物;本発明の組成物は、短時間
の紫外線照射によって容易に硬化する。紫外線の光源と
しては、水銀アーク灯、高圧水銀ランプ、中圧水銀ラン
プ、低圧水銀ランプ、メタルハライドランプなどを用い
ることができる。
の紫外線照射によって容易に硬化する。紫外線の光源と
しては、水銀アーク灯、高圧水銀ランプ、中圧水銀ラン
プ、低圧水銀ランプ、メタルハライドランプなどを用い
ることができる。
【0026】形成される硬化物は、種々の粘着剤に対し
て良好な剥離性を有し、しかもこの剥離性は経時による
低下の度合が極めて小さい。従って、本発明の紫外線硬
化性組成物は、所謂剥離紙における粘着剤に対する剥離
剤として各種の基材に塗布して使用される。この組成物
が塗布される剥離紙の基材は特に制限されず、例えば、
グラシン紙、クラフト紙、クレーコート紙などの紙基
材、ポリエチレンラミネート上質紙、ポリエチレンラミ
ネートクラフト紙などのラミネート紙、ポリエステル、
ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリ塩化ビニル、ポリ
テトラフルオロエチレン、ポリイミドなどの合成樹脂か
ら得られるプラスチックフィルム乃至シート、アルミニ
ウムなどの金属箔に適用することができる。
て良好な剥離性を有し、しかもこの剥離性は経時による
低下の度合が極めて小さい。従って、本発明の紫外線硬
化性組成物は、所謂剥離紙における粘着剤に対する剥離
剤として各種の基材に塗布して使用される。この組成物
が塗布される剥離紙の基材は特に制限されず、例えば、
グラシン紙、クラフト紙、クレーコート紙などの紙基
材、ポリエチレンラミネート上質紙、ポリエチレンラミ
ネートクラフト紙などのラミネート紙、ポリエステル、
ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリ塩化ビニル、ポリ
テトラフルオロエチレン、ポリイミドなどの合成樹脂か
ら得られるプラスチックフィルム乃至シート、アルミニ
ウムなどの金属箔に適用することができる。
【0027】本発明の組成物を上記の基材に塗布するに
は、ロール塗布、グラビア塗布、ワイヤードクター塗
布、エアーナイフ塗布、ディッピング塗布などの公知の
方法を用いることができ、また作業性等を考慮して適宜
溶剤で希釈して塗布することも勿論可能である。塗布量
としては、通常、0.1〜200 g/m2 の範囲が適当であ
る。この塗膜の硬化は、高圧水銀ランプ(80W/cm) を使
用した場合を例にとると、8cmの距離から0.01〜10秒照
射すればよい。
は、ロール塗布、グラビア塗布、ワイヤードクター塗
布、エアーナイフ塗布、ディッピング塗布などの公知の
方法を用いることができ、また作業性等を考慮して適宜
溶剤で希釈して塗布することも勿論可能である。塗布量
としては、通常、0.1〜200 g/m2 の範囲が適当であ
る。この塗膜の硬化は、高圧水銀ランプ(80W/cm) を使
用した場合を例にとると、8cmの距離から0.01〜10秒照
射すればよい。
【0028】また本発明の硬化性組成物は、上述した剥
離剤としての用途以外にも、例えば各種金属、プラスチ
ックの保護コーティング剤;塗料用ベース;ゴム、プラ
スチック等の離型剤;食品包装用の撥水、撥油剤等の用
途にも有効に適用することができる。
離剤としての用途以外にも、例えば各種金属、プラスチ
ックの保護コーティング剤;塗料用ベース;ゴム、プラ
スチック等の離型剤;食品包装用の撥水、撥油剤等の用
途にも有効に適用することができる。
【0029】
【実施例】以下の具体例において、「部」は、「重量
部」を示し、粘度は25℃の測定値を表わす。
部」を示し、粘度は25℃の測定値を表わす。
【0030】(実施例1) 下記平均組成式:
【化4】 E:β−(3,4−エポキシシクロヘキシル)エチル基
で示されるエポキシ基含有オルガノポリシロキサン 1
00部、
で示されるエポキシ基含有オルガノポリシロキサン 1
00部、
【0031】
【化5】 Ph:フェニル基で示される非反応性のオルガノポリシロ
キサン(粘度:6000cP) 5部、ヨードニウム塩光開始
剤 2部、を混合し硬化性組成物を調製した。この硬化
性組成物を用いて形成した硬化皮膜の剥離力、残留接着
率及び動摩擦係数を下記の方法で測定した。結果を表1
に示す。
キサン(粘度:6000cP) 5部、ヨードニウム塩光開始
剤 2部、を混合し硬化性組成物を調製した。この硬化
性組成物を用いて形成した硬化皮膜の剥離力、残留接着
率及び動摩擦係数を下記の方法で測定した。結果を表1
に示す。
【0032】剥離力;硬化性組成物を、ポリエチレンラ
ミネート上質紙表面に固形分で0.8g/m2となるよう
にオフセット転写機を用いて塗布し、80W/cmの高圧水銀
灯を8cmの距離から照射して、硬化皮膜を形成させた。
この硬化皮膜表面に、天然ゴム系溶剤型粘着剤BPS-2411
(東洋インキ製造(株)製)を塗布して 100℃で3分間
加熱処理した。次にこの処理面に坪量64g/cm2 の上質
紙を貼合せ、試料を50mm幅に切断し、20℃で24時間また
は70℃で48時間放置してエージングさせた後、試料の貼
合せ紙を引っ張り試験機を用いて、 180°の角度で剥離
速度0.3m/分で剥がし、剥離するのに要する力(g/
50mm) を測定した。
ミネート上質紙表面に固形分で0.8g/m2となるよう
にオフセット転写機を用いて塗布し、80W/cmの高圧水銀
灯を8cmの距離から照射して、硬化皮膜を形成させた。
この硬化皮膜表面に、天然ゴム系溶剤型粘着剤BPS-2411
(東洋インキ製造(株)製)を塗布して 100℃で3分間
加熱処理した。次にこの処理面に坪量64g/cm2 の上質
紙を貼合せ、試料を50mm幅に切断し、20℃で24時間また
は70℃で48時間放置してエージングさせた後、試料の貼
合せ紙を引っ張り試験機を用いて、 180°の角度で剥離
速度0.3m/分で剥がし、剥離するのに要する力(g/
50mm) を測定した。
【0033】残留接着率;剥離力測定の場合と同様にし
て、基材表面にシリコーン組成物の硬化皮膜を形成させ
た。その表面にポリエステル粘着テープ31B(日東電工株
式会社製)を貼合せ、20g/cm2 の荷重下、70℃で20時
間エージングさせた。このエージング後、粘着テープを
剥がしてポリエステルフィルムに貼り付けた。次いで、
この粘着テープをポリエステルフィルムから 180°の角
度で剥離速度0.3m/分で剥がし、剥離するのに要する
力F(g/25mm) を測定した。また硬化皮膜に貼合わせ
ていない未処理の粘着テープについて、これをポリエス
テルフィルムから剥離するのに要する力F0 (g/25m
m) を測定した。下記式により残留接着率(%)を算出
した。 残留接着力=(F/F0 )×100
て、基材表面にシリコーン組成物の硬化皮膜を形成させ
た。その表面にポリエステル粘着テープ31B(日東電工株
式会社製)を貼合せ、20g/cm2 の荷重下、70℃で20時
間エージングさせた。このエージング後、粘着テープを
剥がしてポリエステルフィルムに貼り付けた。次いで、
この粘着テープをポリエステルフィルムから 180°の角
度で剥離速度0.3m/分で剥がし、剥離するのに要する
力F(g/25mm) を測定した。また硬化皮膜に貼合わせ
ていない未処理の粘着テープについて、これをポリエス
テルフィルムから剥離するのに要する力F0 (g/25m
m) を測定した。下記式により残留接着率(%)を算出
した。 残留接着力=(F/F0 )×100
【0034】動摩擦係数;剥離力測定の場合と同様にし
て、基材表面にシリコーン組成物の硬化皮膜を形成させ
た。これをガラス板に貼付し、硬化皮膜面を上にして水
平に支持した。一方、200g分銅の底面にも、この硬化皮
膜を形成した基材をシリコーン面が下になるように貼付
した。水平に支持した硬化皮膜上に分銅を置き、水平方
向に0.3m/分の速さで引っ張るときに要する力を測定
し、動摩擦係数を求めた。
て、基材表面にシリコーン組成物の硬化皮膜を形成させ
た。これをガラス板に貼付し、硬化皮膜面を上にして水
平に支持した。一方、200g分銅の底面にも、この硬化皮
膜を形成した基材をシリコーン面が下になるように貼付
した。水平に支持した硬化皮膜上に分銅を置き、水平方
向に0.3m/分の速さで引っ張るときに要する力を測定
し、動摩擦係数を求めた。
【0035】(実施例2)実施例1で用いたのと同じエ
ポキシ基含有オルガノポリシロキサン 100部、 下記平均組成式:
ポキシ基含有オルガノポリシロキサン 100部、 下記平均組成式:
【化6】 Ph:フェニル基で示される非反応性のオルガノポリシロ
キサン(粘度: 600cP) 5部、ヨードニウム塩光開始
剤 2部、を混合し硬化性組成物を調製した。この硬化
性組成物を用いて形成した硬化皮膜の剥離力、残留接着
率及び動摩擦係数を実施例1と同様にして測定した。結
果を表1に示す。
キサン(粘度: 600cP) 5部、ヨードニウム塩光開始
剤 2部、を混合し硬化性組成物を調製した。この硬化
性組成物を用いて形成した硬化皮膜の剥離力、残留接着
率及び動摩擦係数を実施例1と同様にして測定した。結
果を表1に示す。
【0036】(実施例3)実施例1で用いたのと同じエ
ポキシ基含有オルガノポリシロキサン 100部、 下記平均組成式:
ポキシ基含有オルガノポリシロキサン 100部、 下記平均組成式:
【化7】 で示される非反応性のオルガノポリシロキサン(粘度:
60,000cP) 5部、ヨードニウム塩光開始剤 2部、を
混合し硬化性組成物を調製した。この硬化性組成物を用
いて形成した硬化皮膜の剥離力、残留接着率及び動摩擦
係数を実施例1と同様にして測定した。結果を表1に示
す。
60,000cP) 5部、ヨードニウム塩光開始剤 2部、を
混合し硬化性組成物を調製した。この硬化性組成物を用
いて形成した硬化皮膜の剥離力、残留接着率及び動摩擦
係数を実施例1と同様にして測定した。結果を表1に示
す。
【0037】(比較例1)非反応性のオルガノポリシロ
キサンを使用しなかった以外は、実施例1と全く同様に
して硬化性組成物を調製した。この硬化性組成物を用い
て形成した硬化皮膜の剥離力、残留接着率及び動摩擦係
数を実施例1と同様にして測定した。結果を表1に示
す。
キサンを使用しなかった以外は、実施例1と全く同様に
して硬化性組成物を調製した。この硬化性組成物を用い
て形成した硬化皮膜の剥離力、残留接着率及び動摩擦係
数を実施例1と同様にして測定した。結果を表1に示
す。
【0038】
【表1】 剥離力(g/50mm) 残留接着率 動摩擦係数 20℃/24時間 70℃/48時間 (%) ─────────────────────────────────── 実施例1 36 40 92 0.25 実施例2 28 32 94 0.30 実施例3 12 13 82 0.21 比較例1 117 188 96 0.42
【0039】
【発明の効果】本発明の紫外線硬化性組成物によれば、
種々の粘着剤に対して良好な剥離性を示し、しかも経時
変化による剥離性低下が極めて小さい硬化皮膜を形成す
ることができる。この組成物は、所謂剥離剤として剥離
紙等の用途に極めて有効に適用される。
種々の粘着剤に対して良好な剥離性を示し、しかも経時
変化による剥離性低下が極めて小さい硬化皮膜を形成す
ることができる。この組成物は、所謂剥離剤として剥離
紙等の用途に極めて有効に適用される。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // C09J 7/02 JKV
Claims (2)
- 【請求項1】(A)エポキシ基含有有機基を有するオル
ガノポリシロキサン、 (B)光開始剤、 (C)前記(A)及び(B)成分と非反応性のオルガノ
ポリシロキサン、を含有する紫外線硬化性組成物。 - 【請求項2】前記(C)成分が、下記一般式: R2 3 SiO−(R1 2 SiO)n −SiR2 3 式中、R1 は、同一でも異なっていてもよく、置換また
は非置換のアルキル基及びアリール基から成る群より選
択される基であり、 R2 は、同一でも異なっていてもよく、水酸基、アルコ
キシ基、アリールオキシ基、置換または非置換のアルキ
ル基及びアリール基から成る群より選択される基であ
り、 nは、正の整数である、で表され、25℃における粘度が
50〜1,000,000 cPの範囲にあるオルガノポリシロキサン
である請求項1に記載の紫外線硬化性組成物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP06465894A JP3149306B2 (ja) | 1994-03-07 | 1994-03-07 | 紫外線硬化性組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP06465894A JP3149306B2 (ja) | 1994-03-07 | 1994-03-07 | 紫外線硬化性組成物 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07242828A true JPH07242828A (ja) | 1995-09-19 |
| JP3149306B2 JP3149306B2 (ja) | 2001-03-26 |
Family
ID=13264545
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP06465894A Expired - Fee Related JP3149306B2 (ja) | 1994-03-07 | 1994-03-07 | 紫外線硬化性組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3149306B2 (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005154766A (ja) * | 2003-11-07 | 2005-06-16 | Dow Corning Toray Co Ltd | 硬化性シリコーン組成物およびその硬化物 |
| JP2007514018A (ja) * | 2003-11-25 | 2007-05-31 | ゼネラル・エレクトリック・カンパニイ | 新規貯蔵安定性光硬化性コーティング組成物 |
| JP2008195931A (ja) * | 2007-01-18 | 2008-08-28 | Shin Etsu Chem Co Ltd | 紫外線硬化型シリコーン組成物 |
| JP2013245280A (ja) * | 2012-05-25 | 2013-12-09 | Shin-Etsu Chemical Co Ltd | 放射線硬化性シリコーン組成物及び剥離シート |
| JP2014032241A (ja) * | 2012-08-01 | 2014-02-20 | Oji Holdings Corp | ライナーレスラベル、積層型ラベルおよびテープ型ラベル |
-
1994
- 1994-03-07 JP JP06465894A patent/JP3149306B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005154766A (ja) * | 2003-11-07 | 2005-06-16 | Dow Corning Toray Co Ltd | 硬化性シリコーン組成物およびその硬化物 |
| JP2007514018A (ja) * | 2003-11-25 | 2007-05-31 | ゼネラル・エレクトリック・カンパニイ | 新規貯蔵安定性光硬化性コーティング組成物 |
| JP2008195931A (ja) * | 2007-01-18 | 2008-08-28 | Shin Etsu Chem Co Ltd | 紫外線硬化型シリコーン組成物 |
| JP2013245280A (ja) * | 2012-05-25 | 2013-12-09 | Shin-Etsu Chemical Co Ltd | 放射線硬化性シリコーン組成物及び剥離シート |
| JP2014032241A (ja) * | 2012-08-01 | 2014-02-20 | Oji Holdings Corp | ライナーレスラベル、積層型ラベルおよびテープ型ラベル |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3149306B2 (ja) | 2001-03-26 |
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