JPH07244081A - 地絡検出装置及び地絡事故点特定方法 - Google Patents

地絡検出装置及び地絡事故点特定方法

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JPH07244081A
JPH07244081A JP6033914A JP3391494A JPH07244081A JP H07244081 A JPH07244081 A JP H07244081A JP 6033914 A JP6033914 A JP 6033914A JP 3391494 A JP3391494 A JP 3391494A JP H07244081 A JPH07244081 A JP H07244081A
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JP6033914A
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English (en)
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Satoshi Tagiri
智 田伐
Kazuo Toda
和郎 戸田
Tetsuo Urushima
哲郎 宇留嶋
Koichi Shinozaki
孝一 篠崎
Osamu Nakamura
脩 中村
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Kansai Electric Power Co Inc
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Kansai Electric Power Co Inc
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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  • Testing Of Short-Circuits, Discontinuities, Leakage, Or Incorrect Line Connections (AREA)
  • Measuring Instrument Details And Bridges, And Automatic Balancing Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 事故検出の信頼性を向上でき、小型、軽量で
あるため設置場所の制限が少なく、誤検出が少なく、事
故点探査の作業効率が向上する地絡検出装置及び地絡事
故点特定方法を提供すること。 【構成】 接地線11に流れる地絡事故電流を検出する
電流検出回路14と、地絡事故電流を検出した時点から
カウント動作を開始するカウンタ回路15と、地絡事故
電流を検出した時点からオンするスイッチ100と、そ
のスイッチ100のオンにより動作を開始し、データ収
集装置のデータ要求通信に応じて、カウンタ回路15の
カウントデータを送出する無線通信回路17とを備え
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電力線支持柱や支持柱
に沿って設置される接地線等に流れた地絡電流より地絡
事故を検出する地絡検出装置及びその地絡検出装置を利
用して地絡事故点を特定する地絡事故点特定方法に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】現在、地絡事故等の検出の方法として
は、変電所で地絡事故の発生した配電系統に対して再閉
路を繰り返し、その配電系統の各所に設置されている区
分開閉器によって地絡事故の区間を限定し、その後作業
員が現地に赴いてその区間において事故点を探査するこ
とにより地絡事故検出を行っている。
【0003】このような方法では、事故点の特定に時間
を費やし、また、短時間で絶縁が回復して変電所での再
閉路が成功した場合には、地絡事故点の発見は困難にな
る。
【0004】一方、地絡点の検出方法として、特開昭6
1−167399号公報に示されるような地絡点検出装
置がある。この従来例を図7を参照しながら説明する。
【0005】なお、図面および説明においては同一構
成、機能を有するものについては主符号で表すが、必要
に応じて異なる位置を示すために添文字1,2,3を付
す。
【0006】いま、図7に示すように、支持柱S14で
地絡事故が発生したとき、その支持柱S14に取り付け
られた地絡点検出装置27は、地絡表示を行うとともに
電波あるいは超音波を発信する。そこで受信装置28を
巡回させることにより、これを受信する。受信装置28
は指向性を持っており、電波あるいは超音波を発してい
る方向を検知し、現在の位置から電波を発している検出
装置の方向と、装備している位置データとを照合するこ
とにより地絡事故点を特定している。
【0007】また別の方法によれば、それぞれの地絡点
検出装置27は、地絡電流を検出したときに固有の周波
数の電波あるいは超音波を発し、この電波あるいは超音
波を受信装置28で受信することにより周波数から地絡
事故点を特定している。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、実際に
地絡点検出作業を始めるのは変電所等で地絡事故を認識
してからであり、従来例の地絡点検出装置では、例えば
何らかの理由で地絡点検出装置が以前に事故を誤検出
し、それ以来電波あるいは超音波を出力し続けることも
考えられ、この場合には時間的な認識がないために、以
前の地絡事故誤検出か、現在調査したい地絡事故検出か
の区別がつかない。また、地絡検出後誰かが装置のリセ
ットを行うまで電波あるいは超音波を発し続け、そのま
ま放置される可能性もある。このような状態において従
来例の地絡点検出装置は相当な電力を消費するため、長
期にわたり設置するには、支持柱上の配電機器より電源
の供給を受けるか、あるいは大規模な電源装置が必要で
あり、電源供給の受けられる配電機器が設置されている
支持柱にのみ設置可能など設置場所に制限をうけ、ある
いは独自で電源を供給するには機器全体が大規模で高価
なものになり設置作業も複雑になるという課題がある。
【0009】また、従来例の地絡点検出装置では、地絡
事故を検出した装置の発する電波あるいは超音波を受信
装置で受ける必要があり、従来例の地絡点検出装置から
の電波あるいは超音波は、ある程度大きな空中線電力を
持つ必要がある。しかしながら、空中線電力については
電波法で規制されており、大きな空中線電力を使用する
場合には許可を受ける必要があり、このような許可が必
要な電波あるいは超音波を使用すると、システム運用が
非常に困難になる。また、電波法の規制を受けない微少
な空中線電力では、電波あるいは超音波の到達距離は見
通しで数十m程であり、障害物があるような場合には到
達距離はさらに短くなると考えられるため、この電波あ
るいは超音波を受信するためには、従来例の地絡点検出
装置が目視できるくらい近傍まで行かなければならない
ため、地絡地点探査作業の効率が悪くなるという課題が
ある。
【0010】さらに、電波あるいは超音波を出力し続け
られる周波数帯域では、電波あるいは超音波に対して保
護がなく、近傍において同一周波数の電波あるいは超音
波を使用されると、従来例の地絡検出装置から発せられ
た電波あるいは超音波との区別がつかないため、地絡点
を誤検出するという課題がある。
【0011】本発明は、従来の地絡点検出のこのような
課題を考慮し、事故検出の信頼性を向上でき、小型、軽
量であるため設置場所の制限が少なく、誤検出が少な
く、事故点探査の作業効率が向上する地絡検出装置及び
地絡事故点特定方法を提供することを目的とするもので
ある。。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1の本発明は、電
力線に事故が発生したことを検出する事故検出手段と、
その事故検出手段が事故を検出した時点からカウント動
作を開始するカウンタ手段と、そのカウンタ手段のカウ
ントデータを事故を知らせる通信情報に乗せて出力する
データ通信手段とを備えた地絡検出装置である。
【0013】請求項2の本発明は、電力線に事故が発生
したことを検出する事故検出手段と、その事故検出手段
が事故を検出した時の時刻を計測する時計手段と、その
時計手段で計測された時刻データを記憶する記憶手段
と、その記憶された時刻データを事故を知らせる通信情
報に乗せて出力するデータ通信手段とを備えた地絡検出
装置である。
【0014】請求項3の本発明は、所定の閾値以上の地
絡電流が流れたことを検出する地絡電流検出手段と、そ
の地絡電流検出手段により検出された結果に基づいて、
地絡電流の波形データを分析し、その分析結果に基づい
て、地絡事故か否かの判定及び地絡事故に関する地絡情
報を抽出する演算処理手段と、それら判定結果及び地絡
情報を記憶する地絡情報記憶手段とを備え、データ通信
手段は、地絡情報記憶手段に記憶されたデータを出力す
る地絡検出装置である。
【0015】請求項5の本発明は、地絡電流を検出する
電流検出手段と、通常の動作速度で動作する第1モード
と、動作速度が遅く消費電力の小さい第2モードとの2
つのモードを有し、通常は第2モードで電流検出手段に
よって検出された地絡電流の波形データを分析し、その
分析結果と所定の閾値との比較を行い、波形データが閾
値を越えた時に、第1モードに切り替わり地絡電流の波
形を分析する演算処理手段と、その分析結果を出力する
データ通信手段とを備えた地絡検出装置である。
【0016】請求項9の本発明は、請求項1〜6の記載
のいずれかの地絡検出装置を複数個、電力線系統の所定
の異なる場所に設置し、各地絡検出装置が、設けられた
場所に対応するそれぞれ固有のアドレスを持つように構
成し、各地絡検出装置のデータ通信手段へデータ要求の
送信を行い、受信可能なデータ取得手段を有する移動体
を巡回させ、各地絡検出装置により、データ取得手段か
らのデータ要求の電波を受信させ、事故に対応した又は
閾値以上の地絡電流を検出した場合は、地絡データと固
有アドレスをデータ取得手段に送信させ、事故に対応し
た又は閾値以上の地絡電流を検出していない場合は、地
絡検出無しのデータと固有アドレスを送信させること
で、地絡地点を特定する地絡事故点特定方法である。
【0017】
【作用】請求項1の本発明は、事故検出手段が、電力線
に事故が発生したことを検出し、カウンタ手段が、事故
を検出した時点からカウント動作を開始し、データ通信
手段が、カウントデータを事故を知らせる通信情報に乗
せて出力するので、何時発生した事故かを判断すること
が可能となる。
【0018】請求項2の本発明は、記憶手段が、時計手
段により計測された事故発生の時刻データを記憶し、デ
ータ通信手段が、記憶された時刻データを事故を知らせ
る通信情報に乗せて出力するので、何時発生した事故か
を判断できる。
【0019】請求項3の本発明は、演算処理手段が、地
絡電流検出手段により検出された結果に基づいて、地絡
電流の波形データを分析し、更に地絡事故か否かの判定
及び地絡事故に関する地絡情報を抽出する動作を開始す
るので、消費電力を小さくできる。
【0020】請求項5の本発明は、演算処理手段が、通
常の動作速度で動作する第1モードと、動作速度が遅く
消費電力の小さい第2モードとの2つのモードを有し、
通常は第2モードによって検出された地絡電流の波形デ
ータを分析し、その分析結果と所定の閾値との比較を行
い、波形データが閾値を越えた時に、第1モードに切り
替わり地絡電流の波形を分析するので、消費電力を小さ
くできる。
【0021】請求項9の本発明は、設けられた場所に対
応するそれぞれ固有のアドレスを持つように構成した複
数個の地絡検出装置に対して、各地絡検出装置のデータ
通信手段へデータ要求の送信を行い、受信可能なデータ
取得手段を有する移動体を巡回させ、各地絡検出装置に
より、データ取得手段からのデータ要求の電波を受信さ
せ、事故に対応した又は閾値以上の地絡電流を検出した
場合は、地絡データと固有アドレスをデータ取得手段に
送信させ、事故に対応した又は閾値以上の地絡電流を検
出していない場合は、地絡検出無しのデータと固有アド
レスを送信させることで、地絡地点を特定する。
【0022】
【実施例】以下に、本発明をその実施例を示す図面に基
づいて説明する。
【0023】図1は、本発明にかかる第1の実施例の地
絡検出装置を設置したシステム構成を示す図である。す
なわち、本実施例の地絡検出装置4が、高圧電力線1、
低圧電力線2及び、配電機器3等が取り付けられた電力
線支持柱Sに設置されており、その近傍の道路9上を、
無線通信用のアンテナ6を備えたデータ収集装置7を載
せた自動車5が巡回点検している。データ収集装置7
は、各地絡検出装置4の位置情報などを有するマップデ
ータ8を備えている。
【0024】図2は、上記第1の実施例の地絡検出装置
4(以下子機と略す)の構成図である。図2において、
子機4は、地絡事故検出回路10及び無線通信回路17
から構成されている。地絡検出回路10は、電力線支持
柱Sに沿って設置される接地線11に簡単に取り付けら
れる構造とした鉄心等の磁性体からなるコア12と、そ
のコア12に巻き付けられた2次コイル13と、2次コ
イル13に流れる電流を検知できる電流検出回路14
と、電流検出回路14からの出力に基づきカウントを始
めるカウンタ回路15と、例えば電池式の電源回路16
とで構成されている。又、無線通信回路17は、電流検
出回路14の出力に基づいて電源を入り切りするスイッ
チ100を介して電源回路16に接続されている。
【0025】ここで、本実施例では、子機4はデータ通
信方法として無線通信を用いているため、無線通信回路
17を内蔵した構成としているが、他のデータ通信方法
を用いてもよい。又、コア12は電力線支持柱自体に直
接取り付けられる構造としてもよい。
【0026】上述のコア12、2次コイル13及び電流
検出回路14が事故検出手段を構成し、カウンタ回路1
5がカウンタ手段であり、無線通信回路17がデータ通
信手段を構成し、データ収集装置7がデータ取得手段で
ある。又、図面および説明においては同一構成,機能を
有するものについては主符号で表すが、必要に応じて異
なる位置を示すために添文字1,2,3を付す。
【0027】次に上記第1の実施例の地絡検出装置の動
作について、図面を参照しながら説明する。
【0028】まず、接地線11に地絡事故電流が流れる
と、コア12に巻き付けられた2次コイル13に地絡事
故電流に応じた電流が発生する。電流検出回路14は、
ある一定レベルの電流がある一定時間継続して発生した
とき地絡事故であると認識し、カウンタ回路15にカウ
ント開始信号を与えると共に、スイッチ100に電源供
給開始信号を与えて無線通信回路17に電源を供給す
る。
【0029】そうすると、子機4は、無線でデータ収集
装置7(以下親機と略す)と通信することができる状態
となる。もし地絡検出回路10が地絡事故を検出してい
れば、その地絡検出時点からカウンタ回路15はカウン
トを始めているとともに、無線通信回路17には電源が
供給されている。親機7からデータ要求の通信があった
ときには、子機4はそのカウンタ回路15の値を地絡デ
ータとして送出する。子機4はデータ送出が終了した時
点でリセットを行い、次の地絡事故を検出できるように
待機状態になる。一方、地絡検出回路10が地絡事故を
検出していなければ、無線通信回路17に電源が供給さ
れないので、親機7からデータ要求の通信があっても子
機4は反応せず、親機7は応答のない子機4では地絡が
検出されていないことを認識できる。
【0030】このようにして子機4から送られてきた地
絡データは地絡発生時点からの経過時間であるので、親
機7内の時計と組み合わせることで地絡事故発生時刻を
正確に認識でき、現在調査中の地絡データであるかどう
かを知ることができる。
【0031】このような構成にすることにより、子機4
が地絡検出待機状態である時には、地絡検出回路10の
みが動作しているだけで、この回路の消費電流は数十μ
A程度である。ここで、無線通信回路17は、例えば無
線通信方式として特定小電力無線を考えた場合、受信状
態であれば数十mAの消費電流を必要とする。このため
本実施例のように地絡検出回路10が事故を検出した時
のみ電源を供給し受信状態になるようにすれば、事故検
出待機状態時には電源電流を消費しない。すなわち、外
部より電源供給を受けなくても、内蔵した1次電池等の
電源のみで長期にわたり動作が可能になる。さらに本実
施例では、子機4が親機7にデータを出力してからリセ
ットする構成としたが、地絡検出したまま放置される可
能性もあり、この時には電源電流が消費され続け、装置
の動作可能期間が短くなるため、ある一定時間データ要
求の通信がない場合にはリセットするような構成とする
ことで、この問題を解決することができる。
【0032】次に、上記第1の実施例の地絡検出装置を
用いた場合の地絡検出点特定方法について、図1〜図3
を参照しながら説明する。
【0033】いま、変電所において地絡が検出され区分
開閉器により区間が限定されたときに、親機7を積んだ
自動車5がその区間の電力線に沿って移動する。この時
自動車5に積まれた親機7は、移動しながらその近傍に
ある電力線支持柱Sに取り付けられた子機4内の無線通
信回路17に対して通信要求を行う。前述のように子機
4は、地絡事故を検出したときのみ無線通信回路17に
電源が供給されるような構成としているため、もし子機
が地絡を検出していなければ通信は行われず、地絡を検
出した子機4からのみ親機7に地絡検出データが送信さ
れる。子機4には、それぞれ固有のアドレスが設けられ
ており、子機4はこのアドレスを地絡検出データと共に
送出する。親機7は、あらかじめその付近の子機4が取
り付けられた電力線支持柱Sのマップデータ8を持って
おり、このマップデータ8と受信したアドレスにより、
地絡検出データがその近傍にあるどの子機4からのデー
タかを知ることができる。
【0034】本実施例における通信方式の一例として、
特定小電力無線方式があげられる。この方式では、デー
タ収集装置7が地絡検出装置4と通信しているときに
は、同じ周波数の無線を使用することはできないような
構成となっているため、通信中に他の通信により妨害さ
れるようなことはない。また、通信距離も数百mと長い
ため、例えば図3の電力線支持柱S11,S12のよう
に、建物に隠れてメインの道路9から目視できないよう
な場所にある電力線支持柱Sのデータも、わざわざ路地
に入らなくてもメインの道路9を移動するだけで親機7
により取得できる。もちろん、他の無線方式を用いても
実施することは可能である。
【0035】本実施例では、変電所で地絡検出し区間を
限定したときの場合を例としたが、親機7のマップデー
タ8の範囲を拡大することにより、変電所で地絡検出し
たとき以外の巡視点検作業にも使用することができる。
【0036】なお、本実施例では、地絡事故を検出した
時のみ無線通信回路17に電源が供給される方法を示し
たが、無線通信回路として、通常は通信動作せず低消費
電力のモードを持ち、地絡事故を検出した時のみ通信動
作を開始する機能を有する無線通信回路を使用し、スイ
ッチ100を省略した構成としてもよい。
【0037】また、本実施例では、地絡事故検出時から
無線通信回路17が動作する構成を説明したが、例えば
電源回路16に太陽電池と蓄電池の組合せ等を使用する
ことにより常時通信可能な構成とすることも考えられ
る。この場合には、子機4は親機7からデータ要求の通
信を受けた時、カウンタ回路15がカウント動作をして
いれば地絡事故検出があったとしてカウンタ回路15の
値を送出し、そうでなければ地絡事故検出無しのデータ
を送出する構成とすることもできる。これにより親機7
では、データを要求した子機4が地絡事故を検出してい
るかどうかを判断することができる。
【0038】図4は、本発明にかかる第2の実施例の地
絡検出装置の構成図である。すなわち、本実施例では、
第1の実施例のカウンタ回路の代わりに、地絡事故が発
生した時刻を直接得ることが出来るように時計回路18
を設けて、更に発生時刻を記憶するメモリ20を備えて
いる。図4において、電流検出回路14の出力を時計回
路18に接続し、地絡事故が発生した時に、時計回路1
8は発生時刻をメモリ20に記憶させるようにしてい
る。無線通信回路17の構成、通信方式については第1
の実施例と同様である。上記の時計回路18が時計手段
であり、メモリ20及びアドレスカウンタ19が記憶手
段を構成している。
【0039】次に、上記第2の実施例の地絡検出装置の
動作について説明する。
【0040】まず、接地線11に地絡電流が流れたとき
の電流検出回路14までの動作は、第1の実施例で説明
した通りである。次に電流検出回路14より地絡事故検
出信号が出力されると、時計回路18はその時の時刻を
メモリ20に書き込む。アドレスカウンタ19は事故毎
に書き込みアドレスを変化させるために用いられ、これ
により、子機4で検出する全ての地絡事故データを、メ
モリ容量の許す限り保存させておくことができる。無線
通信回路17は、親機7よりデータ要求の通信があれば
メモリ20の内容を読みだし、親機7に送出する。親機
7で受信するデータには、地絡事故発生時刻と子機4の
アドレスが含まれているので、地絡事故地点とその地点
で発生した全ての地絡事故の発生時刻が認識できる。
【0041】また本実施例では、地絡事故データを検出
し、メモリー20に書き込んだ後すぐに次の地絡事故を
検出できるようになる点でも優れている。地絡検出回路
14の消費電流も数十μA程度にすることが可能であ
り、外部から電源供給を受けなくても1次電池等で長期
間動作させることができる。無線通信回路17の電源供
給についても、第1の実施例と同様な方法とすることに
より、外部から電源を供給しなくても1次電池等で長期
間動作可能となる。
【0042】図5は、本発明にかかる第3の実施例の地
絡検出装置の構成図である。図5において、演算処理回
路23は、検出された電流の分析処理などの機能と時計
機能を持ち、A/D変換器24及び演算部25により構
成され、その演算処理回路23は、入力がリレー21を
介して2次コイル13に接続され、又、電源回路16は
リレー22を介して接続されている。通常は、リレー2
1は2次コイル13を電流検出回路14に接続してお
り、リレー22は演算処理回路23に電源を供給しない
状態にある。
【0043】本実施例では、電流検出回路14の出力に
応じて、リレー21,22が切り替わって、演算処理回
路23に電源が供給され始めるとともに、2次コイル1
3の出力先が演算処理回路23に切り替えられ、演算処
理回路23により地絡電流波形の取り込みと事故検出の
ための演算が行われ、その演算結果がメモリ20に記憶
される点が第2の実施例と異なっている。無線通信回路
17の構成、通信方式については第2の実施例と同様で
ある。
【0044】次に、上記第3の実施例の地絡検出装置の
動作について説明する。
【0045】まず、接地線11に地絡事故電流が流れる
と、コア12に巻き付けられた2次コイル13に電流が
発生する。電流検出回路14は、この電流がある一定の
レベル以上であればすぐにリレー21,22に対してセ
ット信号を出力し、演算処理回路23に電源を供給する
とともに、2次コイル13の出力先を演算処理回路23
に切り替える。その後演算処理回路23は、2次コイル
13の出力をA/D変換器24によってデジタルデータ
に変換し、演算部25によってその出力を取り込み波形
処理を行い、地絡事故の条件を満たした場合に地絡事故
と判断する。
【0046】次に、演算処理回路23は、演算部25の
処理結果及び地絡検出時の時刻をメモリ20に書き込
み、書き込みが終了すると、リレー21,22にリセッ
ト信号を出力することにより次の地絡事故を検出できる
状態とする。親機7でのデータ読み込み動作について
は、前述の第2の実施例で説明した通りである。
【0047】本実施例では、2次コイル13の出力先を
リレー21により切り替える方式としたが、コア12と
2次コイル13を演算処理回路23専用としてもう1組
用意することにより、リレー21を省いた構成としても
よい。
【0048】又、電流検出回路14として、2次コイル
13の出力を演算回路23にも供給できる機能を有する
電流検出回路を使用し、リレー21を省いた構成として
もよい。
【0049】このような構成にすることにより、地絡検
出は演算処理された波形で行えるため、ノイズ、地絡電
流波形の歪等の影響による地絡誤検出を防止でき、さら
には地絡電流値の計測等の機能を付加できる点で優れて
いる。
【0050】本実施例では、メモリ20を使用したが、
演算処理回路23を一定時間動作させておくような構成
とし、演算処理回路23が動作している時間内に親機7
からデータ要求があったときには、無線通信回路17は
演算処理回路23からデータを読み出すようにすること
で、メモリ20を省略した構成も考えられる。
【0051】また本実施例では、電流検出回路14が地
絡事故電流を検出するまで演算処理回路23に電源供給
されないため、消費電流を数十μA 程度にすることが可
能となり、外部から電源を供給しなくても1次電池等の
電源で長期間にわたり地絡検出装置を動作させることが
できる。本実施例の演算処理回路と同様、無線通信回路
17の電源供給についても、第1の実施例と同様な方法
とすることにより、外部から電源を供給しなくても1次
電池等の電源で長期間動作可能となる。
【0052】なお、本実施例では、リレー22を利用し
て地絡電流検出時から演算処理回路23に電源供給を開
始する方法を示したが、演算処理回路として、通常は演
算動作をせず消費電流が数μA 程度になるモードを持
ち、ある一定以上のレベルの信号が入力されたときに演
算動作を開始する機能を有する演算処理回路を使用し、
リレー22を省略した構成としてもよい。この場合には
電流検出回路14の出力を直接演算処理回路に接続し、
電流検出回路14の電流検出信号により演算処理回路が
演算動作し始める構成となる。
【0053】図6は、本発明にかかる第4の実施例の地
絡検出装置の構成図である。本実施例では、2次コイル
13の出力波形を常時A/D変換器24で取り込み、演
算部25で波形処理を行っている。この時演算処理回路
23’は、動作速度の遅い低消費電力モード(以下第1
モードと呼ぶ)で動作している。そのため、演算処理回
路23’では、十分なサンプリング速度での波形取り込
みができず、また演算速度も遅いため、波形がある閾値
以上であるかどうかの判定程度の処理しか行うことがで
きない。演算処理回路23’は、取り込んだ波形がある
閾値を越えたときには、動作速度を通常の演算処理速度
のモード(以下第2モードと呼ぶ)に戻し、波形の取り
込みと演算処理を行い、地絡事故の条件を満たした場合
に地絡事故と判断する。演算処理回路23’では、処理
結果及び地絡事故検出時の時刻を、内蔵したRAM26
に書き込み、再び第1モードに戻る。親機7からデータ
要求があった場合には、無線通信回路17は、演算処理
回路23’の演算部25を通じて内蔵されているRAM
26より地絡データを読み込み、親機7に送出する。親
機7での動作については、前述の第2の実施例と同様で
ある。
【0054】本実施例では、メモリとして演算処理回路
23’に内蔵のRAM26を使用する例としたが、前述
の第3の実施例のように外部にメモリを配置し、無線通
信回路17は、直接外部のメモリから地絡データを読み
込む構成としてもよい。
【0055】このような構成とすることにより、上記第
1、第2、第3の実施例で必要とした地絡電流検出回路
14を省いた構成で常時地絡電流の監視ができ、全ての
地絡検出動作を演算処理回路23’で行えるため、回路
の簡素化と、地絡事故検出性能を向上させることができ
る。さらに第3の実施例と同様、地絡電流値の計測等の
機能を付加することもできる。
【0056】また、演算処理回路23’は、第1モード
においては消費電流100μA程であり、外部から電源
を供給しなくても1次電池等で長期間動作させることが
可能である。無線通信回路17の電源供給についても、
第1の実施例と同様な方法とすることにより、外部から
電源を供給しなくても1次電池等で長期間動作可能とな
る。
【0057】以上のように、地絡検出結果に時間的な認
識を付加することで、検出結果の信頼性を向上させるこ
とができ、又、支持柱上の配電機器より電源供給を受け
ず1次電池等の小規模な電源のみで長期間動作可能な構
成とし、設置場所に制限されないようにすることができ
る。更に、地絡事故を検出した装置が電波あるいは超音
波を発し続けるのではなく、送受信可能な通信手段を用
い、例えば特定小電力無線のような正規な通信手順を行
うことにより、電波法の規制上運用しやすく周波数的に
保護されかつ比較的空中線電力の大きな電波あるいは超
音波を使用することで、地絡地点探査作業の効率を大幅
に向上させ、通信時の電波妨害による誤検出をしないよ
うにすることができる。
【0058】なお、上記実施例では、地絡事故に適用す
る例について説明したが、これに限らず、事故検出手段
の検出機能を検出すべき事故に適応するように構成すれ
ば、他の事故の検出装置としても適用可能である。
【0059】
【発明の効果】以上述べたところから明らかなように本
発明は、事故検出の信頼性を向上でき、小型、軽量であ
るため設置場所の制限が少なく、誤検出が少ないという
長所を有する。
【0060】また、事故点探査の作業効率が向上すると
いう利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる第1の実施例におけるシステム
構成を示す概略図である。
【図2】本発明にかかる第1の実施例の地絡検出装置の
構成図である。
【図3】同第1の実施例における地絡点特定方法を説明
する概略図である。
【図4】本発明にかかる第2の実施例の地絡検出装置の
構成図である。
【図5】本発明にかかる第3の実施例の地絡検出装置の
構成図である。
【図6】本発明にかかる第4の実施例の地絡検出装置の
構成図である。
【図7】従来の地絡検出装置におけるシステム構成を示
す図である。
【符号の説明】
3 配電機器 4 地絡検出装置 7 データ収集装置 8 マップデータ 10 地絡検出回路 11 接地線 14 地絡電流検出回路 15 カウンタ回路 16 電源回路 17 無線通信回路 18 時計回路 25 演算部 27 地絡検出装置 28 受信装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 宇留嶋 哲郎 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 篠崎 孝一 大阪府大阪市北区中之島3丁目3番22号 関西電力株式会社内 (72)発明者 中村 脩 大阪府大阪市北区中之島3丁目3番22号 関西電力株式会社内

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電力線に事故が発生したことを検出する
    事故検出手段と、その事故検出手段が前記事故を検出し
    た時点からカウント動作を開始するカウンタ手段と、そ
    のカウンタ手段のカウントデータを事故を知らせる通信
    情報に乗せて出力するデータ通信手段とを備えたことを
    特徴とする地絡検出装置。
  2. 【請求項2】 電力線に事故が発生したことを検出する
    事故検出手段と、その事故検出手段が前記事故を検出し
    た時の時刻を計測する時計手段と、その時計手段で計測
    された時刻データを記憶する記憶手段と、その記憶され
    た時刻データを事故を知らせる通信情報に乗せて出力す
    るデータ通信手段とを備えたことを特徴とする地絡検出
    装置。
  3. 【請求項3】 所定の閾値以上の地絡電流が流れたこと
    を検出する地絡電流検出手段と、その地絡電流検出手段
    により検出された結果に基づいて、地絡電流の波形デー
    タを分析し、その分析結果に基づいて、地絡事故か否か
    の判定及び地絡事故に関する地絡情報を抽出する演算処
    理手段と、それら判定結果及び地絡情報を記憶する地絡
    情報記憶手段とを備え、前記データ通信手段は、前記地
    絡情報記憶手段に記憶されたデータを出力することを特
    徴とする地絡検出装置。
  4. 【請求項4】 演算処理手段は、前記地絡電流が検出さ
    れた時点から動作することを特徴とする請求項3記載の
    地絡検出装置。
  5. 【請求項5】 地絡電流を検出する電流検出手段と、通
    常の動作速度で動作する第1モードと、動作速度が遅く
    消費電力の小さい第2モードとの2つのモードを有し、
    通常は第2モードで前記電流検出手段によって検出され
    た地絡電流の波形データを分析し、その分析結果と所定
    の閾値との比較を行い、前記波形データが前記閾値を越
    えた時に、前記第1モードに切り替わり前記地絡電流の
    波形を分析する演算処理手段と、その分析結果を出力す
    るデータ通信手段とを備えたことを特徴とする地絡検出
    装置。
  6. 【請求項6】 データ通信手段は、事故に対応した又は
    閾値以上の地絡電流が検出されていない場合は、地絡事
    故検出無しのデータを出力することを特徴とする請求項
    1〜5のいずれかに記載の地絡検出装置。
  7. 【請求項7】 データ通信手段は、事故に対応した又は
    閾値以上の地絡電流が検出された時点から動作を開始す
    ることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の地
    絡検出装置。
  8. 【請求項8】 データ通信手段は、所定の通信手順によ
    ってデータ通信を行う少なくとも送受信可能な電池式無
    線通信手段を有し、その無線通信手段は、地絡検出時か
    ら一定期間送受信動作可能としたことを特徴とする請求
    項7記載の地絡検出装置。
  9. 【請求項9】 請求項1〜6の記載のいずれかの前記地
    絡検出装置を複数個、電力線系統の所定の異なる場所に
    設置し、各地絡検出装置が、設けられた場所に対応する
    それぞれ固有のアドレスを持つように構成し、前記各地
    絡検出装置のデータ通信手段へデータ要求の送信を行
    い、受信可能なデータ取得手段を有する移動体を巡回さ
    せ、前記各地絡検出装置により、前記データ取得手段か
    らのデータ要求の電波を受信させ、事故に対応した又は
    閾値以上の地絡電流を検出した場合は、地絡データと固
    有アドレスを前記データ取得手段に送信させ、事故に対
    応した又は閾値以上の地絡電流を検出していない場合
    は、地絡検出無しのデータと固有アドレスを送信させる
    ことで、地絡地点を特定することを特徴とする地絡事故
    点特定方法。
  10. 【請求項10】 地絡検出装置は、事故に対応した又は
    閾値以上の地絡電流を検出をしていない時、前記地絡検
    出無しのデータを送信する代わりに、前記データ取得手
    段からのデータ要求に反応しないことで地絡事故地点を
    特定することを特徴とする請求項9記載の地絡事故点特
    定方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10248096A (ja) * 1997-03-05 1998-09-14 Nippon Kouatsu Electric Co 線路監視データ収集システム
JP2010237127A (ja) * 2009-03-31 2010-10-21 Nichiyu Giken Kogyo Co Ltd 地絡検出装置及び地絡検出方法
JP2019527341A (ja) * 2016-06-20 2019-09-26 グルプラグGulplug 電気エネルギー計測装置

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