JPH0724410B2 - 差動復号化装置 - Google Patents
差動復号化装置Info
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- JPH0724410B2 JPH0724410B2 JP1333884A JP33388489A JPH0724410B2 JP H0724410 B2 JPH0724410 B2 JP H0724410B2 JP 1333884 A JP1333884 A JP 1333884A JP 33388489 A JP33388489 A JP 33388489A JP H0724410 B2 JPH0724410 B2 JP H0724410B2
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- sequence
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- input
- differential
- transmission system
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- Digital Transmission Methods That Use Modulated Carrier Waves (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 本発明は、スタガQAM伝送系に対する差動符号化方式の
適用を可能にする差動復号化装置に関する。
適用を可能にする差動復号化装置に関する。
一般に、差動符号化方式は、伝送路符号を一種の状態と
みなし、現在の状態と現在の原情報符号とによって次時
刻での状態を定め、こうして得られた情報系列を送信符
号系列とする符号化方式であって、伝送系にて状態の不
確定があっても、受信側にて状態遷移のみを観測するこ
とにより、原情報符号系列を忠実に再現する目的で広く
用いられている。
みなし、現在の状態と現在の原情報符号とによって次時
刻での状態を定め、こうして得られた情報系列を送信符
号系列とする符号化方式であって、伝送系にて状態の不
確定があっても、受信側にて状態遷移のみを観測するこ
とにより、原情報符号系列を忠実に再現する目的で広く
用いられている。
伝送系にて生ずる不確定要素としては、例えば、1次元
信号に対する極性不確定、2次元信号に対する象元不確
定等が代表的なものであり、これらの不確定に対して有
効な差動符号化法は直観的に明らかな方法にて見出せ
る。しかし乍ら、いわゆるスタガ直行振幅変調(以後ス
タガQAMと略記する)系においては、時間的不確定と位
相的不確定とが組合わせた不確定を生ずるため、従来そ
の差動符号化が困難視されていた。
信号に対する極性不確定、2次元信号に対する象元不確
定等が代表的なものであり、これらの不確定に対して有
効な差動符号化法は直観的に明らかな方法にて見出せ
る。しかし乍ら、いわゆるスタガ直行振幅変調(以後ス
タガQAMと略記する)系においては、時間的不確定と位
相的不確定とが組合わせた不確定を生ずるため、従来そ
の差動符号化が困難視されていた。
スタガQAM信号は、従来より、位相ジッタに強い事、ピ
ークパワーの小さい事等、数多くの利点を持つことが指
摘されていた。更に、周波数の異なった複数キャリアを
用いて複数のスタガQAM信号を直行多重すると、伝送
歪、インパルス雑音に強く且つ周波数使用効率の高い、
いわゆる直行QAM伝送系が得られることも知られてい
る。こうした利点にも拘わらず、従来、スタガQAMを用
いた伝送装置が実現された例は少なかった。その一つの
要因は、前記の如くスタガQAM伝送系における差動符号
化が困難視されていたことにある。
ークパワーの小さい事等、数多くの利点を持つことが指
摘されていた。更に、周波数の異なった複数キャリアを
用いて複数のスタガQAM信号を直行多重すると、伝送
歪、インパルス雑音に強く且つ周波数使用効率の高い、
いわゆる直行QAM伝送系が得られることも知られてい
る。こうした利点にも拘わらず、従来、スタガQAMを用
いた伝送装置が実現された例は少なかった。その一つの
要因は、前記の如くスタガQAM伝送系における差動符号
化が困難視されていたことにある。
本発明は、従来ほとんど不可能視されていたスタガQAM
伝送系に対する差動符号化の適用を可能とする全く新規
な差動復号化装置を提供するものであって、その原理は
以下に述べる数学的手法に基づいている。
伝送系に対する差動符号化の適用を可能とする全く新規
な差動復号化装置を提供するものであって、その原理は
以下に述べる数学的手法に基づいている。
いま、原符号のとり得るシンボルの集合をIとし、N個
の状態の集合をSとする。即ち、 I={i|i=1,2,…,N} S={si|i=1,2,…,N} ここで、状態siから状態sjへの遷移に対して或るシンボ
ルCijを割当てることにすると、次のようなN次正方行
列Cが定義される。
の状態の集合をSとする。即ち、 I={i|i=1,2,…,N} S={si|i=1,2,…,N} ここで、状態siから状態sjへの遷移に対して或るシンボ
ルCijを割当てることにすると、次のようなN次正方行
列Cが定義される。
行列Cを用いると、現在の状態がsiであり原情報シンボ
ルがCijであれば次時刻の状態sjを定めることができ
る。従って行列Cは送信符号を定める符号化行列とみな
すことができ、この意味で、以降単に符号Cと呼ぶこと
にする。
ルがCijであれば次時刻の状態sjを定めることができ
る。従って行列Cは送信符号を定める符号化行列とみな
すことができ、この意味で、以降単に符号Cと呼ぶこと
にする。
一方、伝送系にて不確定が生ずると、例えば状態s1,s2,
…,sNは各々si1,si2,…,siNに変換されてしまう。但し
ここで任意のikは1≦ik≦Nなる整数とする。従って、
伝送系の不確定は、よく知られた置換作用素σ で表わされる。いま伝送系にて生ずる互いに異なった不
確定の種類がL個あるものとし、各々に対応する置換作
用素をσ1,σ2,…,σLにて表わすものとする。更に、
ある時刻にてσkなる不確定が生じた時、次の時刻にて
生ずる不確定はσkに応じて一意に定まり、 となるものとする。ここで記号〜は後続演算と呼ばれる
演算を表わしている。これ等の準備の下に次の行列作用
素Tk(k=1,2,…,L)を定義する。即ち、N次正方行列
A,Bに対し B=Tk(A) とした時、行列Aのi行j列要素aijは行列Bのσk
(i)行 列要素に等しい。但しここで、表記σk(i)は、整数
iを置換作用素σkにて置換した結果生ずる整数を表わ
す。
…,sNは各々si1,si2,…,siNに変換されてしまう。但し
ここで任意のikは1≦ik≦Nなる整数とする。従って、
伝送系の不確定は、よく知られた置換作用素σ で表わされる。いま伝送系にて生ずる互いに異なった不
確定の種類がL個あるものとし、各々に対応する置換作
用素をσ1,σ2,…,σLにて表わすものとする。更に、
ある時刻にてσkなる不確定が生じた時、次の時刻にて
生ずる不確定はσkに応じて一意に定まり、 となるものとする。ここで記号〜は後続演算と呼ばれる
演算を表わしている。これ等の準備の下に次の行列作用
素Tk(k=1,2,…,L)を定義する。即ち、N次正方行列
A,Bに対し B=Tk(A) とした時、行列Aのi行j列要素aijは行列Bのσk
(i)行 列要素に等しい。但しここで、表記σk(i)は、整数
iを置換作用素σkにて置換した結果生ずる整数を表わ
す。
さて、符号Cが差動符号となるためには伝送系にて生ず
る如何なる不確定に対してもCが不変に保たれているこ
とが必要にして十分である。先に定義した行列作用素を
用いてこの事を表現すると、任意のTkに対しTk(C)=
Cとなる時Cは差動符号であると云える。こうした定式
化の下に、次に差動符号化定理が得られる。定理中Gσ
は置換作用素の集合を表わすものとする。
る如何なる不確定に対してもCが不変に保たれているこ
とが必要にして十分である。先に定義した行列作用素を
用いてこの事を表現すると、任意のTkに対しTk(C)=
Cとなる時Cは差動符号であると云える。こうした定式
化の下に、次に差動符号化定理が得られる。定理中Gσ
は置換作用素の集合を表わすものとする。
(定理)差動符号が存在するためには、Gσが既約、不
可分な群をなし、任意のσk,σl,∈Gσに対し が成立することが必要且つ十分である。また、この時、
状態数Nは不確定の数Lの整数倍であり、適当な状態並
べ替えによって と積表現でき(但しi11=K)、次式に従って差動符号
Cが構成される。
可分な群をなし、任意のσk,σl,∈Gσに対し が成立することが必要且つ十分である。また、この時、
状態数Nは不確定の数Lの整数倍であり、適当な状態並
べ替えによって と積表現でき(但しi11=K)、次式に従って差動符号
Cが構成される。
但し、 であり、各行例の第1行ベクトルには各々独立にN個の
シンボルを割当てればよい。
シンボルを割当てればよい。
上記の定理を用いると、前記スタガQAM伝送系に対する
差動符号化方式を見出すことができる。以下、本発明の
原理を図面を用いて説明する。
差動符号化方式を見出すことができる。以下、本発明の
原理を図面を用いて説明する。
第1図はスタガQAM伝送系の一般的な構成を示しすブロ
ック図であり(a)は送信装置の、(b)は受信装置の
構成を示している。参照番号102,111は半クロック周期
分の遅延を与える遅延回路であり、参照番号101,103,10
9,110はベースバンド波形を形成する成形フィルタであ
り、参照番号104,105,107,108は変調又は復調を司る乗
算器であり、参照番号106は加算器であり、参照番号11
3,114はサンプラーである。第1図から判るように、第
1のデータ系列{ak}は形成フィルタ101にてベースバ
ンド波形形成され、乗算器104を介して同相信号として
伝送路へ送出される。一方、第2のデータ系列{bk}
は、102の遅延回路にて、一旦、半クロック周期の遅延
を受けた後、成形フィルタ103と乗算器105とを介して直
交信号として伝送路へ送出される。従って、伝送路に送
出された信号s(t)は、成形フィルタ101,103のイン
パルス応答をg(t)とすると と表される。但しωcはキャリア角周波数を表わすもの
とする。
ック図であり(a)は送信装置の、(b)は受信装置の
構成を示している。参照番号102,111は半クロック周期
分の遅延を与える遅延回路であり、参照番号101,103,10
9,110はベースバンド波形を形成する成形フィルタであ
り、参照番号104,105,107,108は変調又は復調を司る乗
算器であり、参照番号106は加算器であり、参照番号11
3,114はサンプラーである。第1図から判るように、第
1のデータ系列{ak}は形成フィルタ101にてベースバ
ンド波形形成され、乗算器104を介して同相信号として
伝送路へ送出される。一方、第2のデータ系列{bk}
は、102の遅延回路にて、一旦、半クロック周期の遅延
を受けた後、成形フィルタ103と乗算器105とを介して直
交信号として伝送路へ送出される。従って、伝送路に送
出された信号s(t)は、成形フィルタ101,103のイン
パルス応答をg(t)とすると と表される。但しωcはキャリア角周波数を表わすもの
とする。
受信側では、伝送路信号s(t)を乗算器107,108に供
給する。受信側の成形フィルタ109,110は各々、対応す
る乗算器出力の定常成分のみを通過させるものとすれ
ば、成形フィルタ109および110の出力は、 および となる。従って、成形フィルタ109の出力を遅延回路111
にてT/2秒遅延させたものをサンプラー112にて時刻kT+
T/2でサンプリングすれば、送信側の第1のデータ系列
{ak}が同相データ系列として復元される。一方、送信
側の第2のデータ系列は成形フィルタ110の出力をサン
プラー113ちて時刻kT+T/2でサンプリングすることによ
り直交データ系列として復元される。但し、ここで、g
(t)はそのT秒毎のサンプル値g(kT)がk=0の時
1で他は全て0であるような、いわゆるナイキスト条件
を満たす波形応答であるものとする。このようなスタガ
QAM伝送系において、受信側での復調キャリア位相が送
信側でのそれに比しΠ/2だけ進んでいるものとすると、
乗算器107に供給される同相キャリアは、−sinωctとな
り、乗算器108に供給される直交キャリアはcosωctとな
る。従って、成形フィルタ109および110の出力は各々、 および となるからサンプラー113および114の入力信号は各々 および となる。ここで、サンプリング時刻を、前記のkT+T/2
からT/2ずらしてkT+Tとすることにすれば、同相デー
タおよび直交データは各々 −b1,−b2,… および a2,a3,… となり、同相、直交データ間に位相的なねじれと共に時
間的なねじれむも生ずることがわかる。スタガQAM伝送
系では、こうした位相的、時間的不確定として4種類の
不確定が存在し、受信側でのキャリア位相ずれθとサン
プリングタイミングずれτとを用いて表現すると、これ
らは(θ,τ)=(0,0),(Π/2,T/2),(−Π/2,T/
2),(Π,0)と表現される。第2図は、これらの不確
定を生じた場合に得られる同相データ系列と直交データ
系列とを各々の場合について示している。即ち第2図
(a)の参照番号201,202は(θ,τ)=(0,0)の時に
得られる同相データ系列、直交データ系列を各々示して
おり、第2図(b)の参照番号203,204および第2図
(c)の参照番号205,206および、第2図(d)の参照
番号207,208は、各々、(θ,τ)=(Π/2,T/2),お
よび(θ,τ)=(−Π/2,T/2),および(θ,τ)=
(Π,0)の時の同相データ系列、直交データ系列を各々
示している。第2図から明らかなように、スタガQAM伝
送系では、位相変調系の如く第k時刻での同相データXk
と直交データYkとの組(Xk,Yk)を考えこれをT秒毎に
生起する状態系列(X1,Y1),(X2,Y2),…とみなす
と、差動符号化を可能にするサンプリング時刻によらな
い定常な後続置換作用素を定義することができず差動符
号化が不可能になる。
給する。受信側の成形フィルタ109,110は各々、対応す
る乗算器出力の定常成分のみを通過させるものとすれ
ば、成形フィルタ109および110の出力は、 および となる。従って、成形フィルタ109の出力を遅延回路111
にてT/2秒遅延させたものをサンプラー112にて時刻kT+
T/2でサンプリングすれば、送信側の第1のデータ系列
{ak}が同相データ系列として復元される。一方、送信
側の第2のデータ系列は成形フィルタ110の出力をサン
プラー113ちて時刻kT+T/2でサンプリングすることによ
り直交データ系列として復元される。但し、ここで、g
(t)はそのT秒毎のサンプル値g(kT)がk=0の時
1で他は全て0であるような、いわゆるナイキスト条件
を満たす波形応答であるものとする。このようなスタガ
QAM伝送系において、受信側での復調キャリア位相が送
信側でのそれに比しΠ/2だけ進んでいるものとすると、
乗算器107に供給される同相キャリアは、−sinωctとな
り、乗算器108に供給される直交キャリアはcosωctとな
る。従って、成形フィルタ109および110の出力は各々、 および となるからサンプラー113および114の入力信号は各々 および となる。ここで、サンプリング時刻を、前記のkT+T/2
からT/2ずらしてkT+Tとすることにすれば、同相デー
タおよび直交データは各々 −b1,−b2,… および a2,a3,… となり、同相、直交データ間に位相的なねじれと共に時
間的なねじれむも生ずることがわかる。スタガQAM伝送
系では、こうした位相的、時間的不確定として4種類の
不確定が存在し、受信側でのキャリア位相ずれθとサン
プリングタイミングずれτとを用いて表現すると、これ
らは(θ,τ)=(0,0),(Π/2,T/2),(−Π/2,T/
2),(Π,0)と表現される。第2図は、これらの不確
定を生じた場合に得られる同相データ系列と直交データ
系列とを各々の場合について示している。即ち第2図
(a)の参照番号201,202は(θ,τ)=(0,0)の時に
得られる同相データ系列、直交データ系列を各々示して
おり、第2図(b)の参照番号203,204および第2図
(c)の参照番号205,206および、第2図(d)の参照
番号207,208は、各々、(θ,τ)=(Π/2,T/2),お
よび(θ,τ)=(−Π/2,T/2),および(θ,τ)=
(Π,0)の時の同相データ系列、直交データ系列を各々
示している。第2図から明らかなように、スタガQAM伝
送系では、位相変調系の如く第k時刻での同相データXk
と直交データYkとの組(Xk,Yk)を考えこれをT秒毎に
生起する状態系列(X1,Y1),(X2,Y2),…とみなす
と、差動符号化を可能にするサンプリング時刻によらな
い定常な後続置換作用素を定義することができず差動符
号化が不可能になる。
本発明による差動符号化方式においては、前記の如く同
相および直交データ系列をT秒毎の状態系列(X1,
Y1),(X2,X2),とみなす代りにT/2秒毎の状態系列
(X1,Y1),(Y1,X2),(X2,Y2),(Y2,X3),…とみ
なす。これによって、定常な後続置換作用素が定義さ
れ、前記定理より差動符号化が可能となる。
相および直交データ系列をT秒毎の状態系列(X1,
Y1),(X2,X2),とみなす代りにT/2秒毎の状態系列
(X1,Y1),(Y1,X2),(X2,Y2),(Y2,X3),…とみ
なす。これによって、定常な後続置換作用素が定義さ
れ、前記定理より差動符号化が可能となる。
例として、s1=(+,+),s2=(+,−),s3=(−,
+),s4=(−,−)の4個の状態が存する2×2スタ
ガQAM伝送系を考える。前述の不確定要素に対応する置
換作用素σ1〜σ4は、 となり、各々に対応する後続置換作用素 は、 となることが判る。(但しEは恒等置換作用素であ
る。)この時、σ1〜σ4の集合Gσは明らかに既約、
不可分な群をなし、σ1〜σ4の各々が自分自身の逆元
となっていることから、定理より、差動符号Cとして を得る。このうち、例えばs1からs3,s4への状態遷移は
起こり得ないから、シンボル3,4は割当不要なシンボル
であり、結局、差動符号Cとして を得る。但し*を付した箇所は符号割当が不要であるこ
とを表わしている。こうして得られた差動符号Cに従っ
て、原情報系列 122111212… を差動符号化することを考える。送信側での初期状態を
s1とすれば、状態s1にてシンボル1が生起した時の次状
態は、Cよりs1であることがわかる。次に、現状態s1に
てシンボル2が生起しているからs2次状態はとなる。以
下同様にして送信状態系列として s1s1s2s4s4s4s4s3s2s4… を得る。従って送信符号系列は、 となる。これに対して、伝送系にて(θ,τ)=(Π/
2,τ/2)の不確定が作用したとすると、受信符号系列
は、 となる。これを状態系列として表わすと、 s2s3s1s2s3s2s3s1s1s2… となるから、差動符号Cに従って復号すると、 122111212… となり原情報系列が得られる。
+),s4=(−,−)の4個の状態が存する2×2スタ
ガQAM伝送系を考える。前述の不確定要素に対応する置
換作用素σ1〜σ4は、 となり、各々に対応する後続置換作用素 は、 となることが判る。(但しEは恒等置換作用素であ
る。)この時、σ1〜σ4の集合Gσは明らかに既約、
不可分な群をなし、σ1〜σ4の各々が自分自身の逆元
となっていることから、定理より、差動符号Cとして を得る。このうち、例えばs1からs3,s4への状態遷移は
起こり得ないから、シンボル3,4は割当不要なシンボル
であり、結局、差動符号Cとして を得る。但し*を付した箇所は符号割当が不要であるこ
とを表わしている。こうして得られた差動符号Cに従っ
て、原情報系列 122111212… を差動符号化することを考える。送信側での初期状態を
s1とすれば、状態s1にてシンボル1が生起した時の次状
態は、Cよりs1であることがわかる。次に、現状態s1に
てシンボル2が生起しているからs2次状態はとなる。以
下同様にして送信状態系列として s1s1s2s4s4s4s4s3s2s4… を得る。従って送信符号系列は、 となる。これに対して、伝送系にて(θ,τ)=(Π/
2,τ/2)の不確定が作用したとすると、受信符号系列
は、 となる。これを状態系列として表わすと、 s2s3s1s2s3s2s3s1s1s2… となるから、差動符号Cに従って復号すると、 122111212… となり原情報系列が得られる。
一般に、N×NスタガQAM伝送系に対し、上記と同様、
差動符号Cを定めることができる。この時、同相データ
系列X1,X2,…と直交データ系列Y1,Y2,…をまとめて、状
態遷移系列(X1,Y1),(Y1,X2),(X2,Y2),(Y2,
X3),…とみなすことが基本的に自由ような条件であ
る。
差動符号Cを定めることができる。この時、同相データ
系列X1,X2,…と直交データ系列Y1,Y2,…をまとめて、状
態遷移系列(X1,Y1),(Y1,X2),(X2,Y2),(Y2,
X3),…とみなすことが基本的に自由ような条件であ
る。
第3図は以上述べた考え方に基き、特に2m×2mスタガQA
M伝送系に対する差動符号器を構成したブロック図を示
すものであり、第4図は、これに対応する復号器の構成
すなわち本発明の一実施例を示したブロック図である。
第3図において、入力端301にはT/2秒毎にmビットの原
情報系列が入力される。参照番号302は、3mビットにて
アドレスを決められmビットのシンボルを出力するリー
ドオンメモリ(以下ROMと略す)であって、その出力はR
OM302のアドレスの一部として帰還される一方、ラッチ
回路306およびT/2秒遅延回路305に入力される。T/2秒遅
延回路305の出力はROM302のアドレスの一部として入力
されると共にラッチ回路307に入力される。このように
してROM302は、原情報mビット、参照番号303の点に得
られるシンボルmビット、参照番号304の点にて得られ
るシンボルmビットの総計3mビットにてアドレスが決定
される事になる。前記2×2スタガQAM伝送系の例を適
用すると、ROM302は3ビットにてアドレスが決められ、
出力は1ビット表現される事になる。この場合のROM302
のアドレスとその格納データの関係は次のようになる。
M伝送系に対する差動符号器を構成したブロック図を示
すものであり、第4図は、これに対応する復号器の構成
すなわち本発明の一実施例を示したブロック図である。
第3図において、入力端301にはT/2秒毎にmビットの原
情報系列が入力される。参照番号302は、3mビットにて
アドレスを決められmビットのシンボルを出力するリー
ドオンメモリ(以下ROMと略す)であって、その出力はR
OM302のアドレスの一部として帰還される一方、ラッチ
回路306およびT/2秒遅延回路305に入力される。T/2秒遅
延回路305の出力はROM302のアドレスの一部として入力
されると共にラッチ回路307に入力される。このように
してROM302は、原情報mビット、参照番号303の点に得
られるシンボルmビット、参照番号304の点にて得られ
るシンボルmビットの総計3mビットにてアドレスが決定
される事になる。前記2×2スタガQAM伝送系の例を適
用すると、ROM302は3ビットにてアドレスが決められ、
出力は1ビット表現される事になる。この場合のROM302
のアドレスとその格納データの関係は次のようになる。
アドレス 格納データ 000 0 001 0 010 1 011 1 100 1 101 1 110 0 111 0 但し、上表においてアドレスのMSBは原情報に対応し、
前記の“1"を0,“2"を1とみなしている。また、アドレ
スのMSB−2は、303の点に得られた符号、アドレスのMS
B−1は、304の点に得られた符号であって、前記の
“+”を1,“−”を0とみなしている。従って例えば、
アドレス010にて出力するとは、前記の例にて、状態s2
において情報が“1"であれば状態s3に遷移することに対
応している。ラッチ回路306,307は、こうして得られたT
/2秒毎の送信符号系列を各々T秒毎同相データ系列およ
びこれからT/2秒遅れたT秒毎の直交データ系列として
出力端308,309に出力する。
前記の“1"を0,“2"を1とみなしている。また、アドレ
スのMSB−2は、303の点に得られた符号、アドレスのMS
B−1は、304の点に得られた符号であって、前記の
“+”を1,“−”を0とみなしている。従って例えば、
アドレス010にて出力するとは、前記の例にて、状態s2
において情報が“1"であれば状態s3に遷移することに対
応している。ラッチ回路306,307は、こうして得られたT
/2秒毎の送信符号系列を各々T秒毎同相データ系列およ
びこれからT/2秒遅れたT秒毎の直交データ系列として
出力端308,309に出力する。
第4図に示した本発明の復号器は、第3図の符号器に対
する逆変換を与えるものであって、入力端401,402には
各々T秒毎の同相データ系列および直交データ系列が入
力される。マルチプレクサ403は、これら2系統のデー
タをT/2秒毎のデータ系列として多重化するものであっ
て、その出力はT/2秒遅延回路404,405によって遅延を受
ける。ROM409は、参照番号406,407,408の各点にて得ら
れた総計3mビットの信号にてアドレスが決定され、mビ
ットデータを出力端401に出力する。
する逆変換を与えるものであって、入力端401,402には
各々T秒毎の同相データ系列および直交データ系列が入
力される。マルチプレクサ403は、これら2系統のデー
タをT/2秒毎のデータ系列として多重化するものであっ
て、その出力はT/2秒遅延回路404,405によって遅延を受
ける。ROM409は、参照番号406,407,408の各点にて得ら
れた総計3mビットの信号にてアドレスが決定され、mビ
ットデータを出力端401に出力する。
以上述べた如く、本発明を用いれば、従来不可能視され
たスタガQAM伝送系に対する差動符号化が可能となるた
め、スタガQAM方式の利点を利用した種々の通信装置を
開発することが可能となり実用上の意義は極めて大であ
る。
たスタガQAM伝送系に対する差動符号化が可能となるた
め、スタガQAM方式の利点を利用した種々の通信装置を
開発することが可能となり実用上の意義は極めて大であ
る。
第1図はスタガQAM伝送系の一般的な構成を示すブロッ
ク図、第2図はスタガQAM伝送系における不確定要素を
説明するためのタイミングチャート、第3図は本発明の
考え方による差動符号化方式を特に2m×2mスタガQAM伝
送系に適用した場合の符号器の構成例を示すブロック
図、第4図は第3図の符号器に対応する復号器の構成例
であり、本発明の一実施例を示すブロック図である。 図において、101,103,109,110……成形フィルタ、102,1
11……T/2秒遅延回路、104,105,107,108……乗算器、11
2,113……サンプラー、302……ROM、305……T/2秒遅延
回路、306,307……ラッチ回路、403……マルチプレク
サ、404,405……T/2秒遅延回路、409……ROMである。
ク図、第2図はスタガQAM伝送系における不確定要素を
説明するためのタイミングチャート、第3図は本発明の
考え方による差動符号化方式を特に2m×2mスタガQAM伝
送系に適用した場合の符号器の構成例を示すブロック
図、第4図は第3図の符号器に対応する復号器の構成例
であり、本発明の一実施例を示すブロック図である。 図において、101,103,109,110……成形フィルタ、102,1
11……T/2秒遅延回路、104,105,107,108……乗算器、11
2,113……サンプラー、302……ROM、305……T/2秒遅延
回路、306,307……ラッチ回路、403……マルチプレク
サ、404,405……T/2秒遅延回路、409……ROMである。
Claims (1)
- 【請求項1】T秒毎に生起する第1のmビット符号語系
列と第2のmビット符号語系列とを入力し、T/2秒毎に
生起するmビットの原情報符号語系列に変換する差動復
号器において、前記第1および第2のmビット符号語系
列を予め定められたT/2秒の遅延関係に従って多重化
し、T/2秒毎に生起するmビット符号語系列とし、該T/2
秒毎に生起するmビット符号語系列を第1の入力系列、
該第1の入力系列をT/2秒遅延させて得られるmビット
符号語系列を第2の入力系列、該第2の入力系列をT/2
秒遅延させて得られるmビット符号語系列を第3の入力
系列とした時、第1,第2および第3の入力系列にてT/2
秒毎に定まる3mビットの入力ビットパターンに対して予
め定められた関係に従ってmビットの符号語をT/2秒毎
に出力する状態回路を含むことを特徴とする差動復号装
置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1333884A JPH0724410B2 (ja) | 1989-12-22 | 1989-12-22 | 差動復号化装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1333884A JPH0724410B2 (ja) | 1989-12-22 | 1989-12-22 | 差動復号化装置 |
Related Parent Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP58115535A Division JPS607251A (ja) | 1983-06-27 | 1983-06-27 | 差動符号化方式および装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH03113937A JPH03113937A (ja) | 1991-05-15 |
| JPH0724410B2 true JPH0724410B2 (ja) | 1995-03-15 |
Family
ID=18271032
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1333884A Expired - Lifetime JPH0724410B2 (ja) | 1989-12-22 | 1989-12-22 | 差動復号化装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0724410B2 (ja) |
-
1989
- 1989-12-22 JP JP1333884A patent/JPH0724410B2/ja not_active Expired - Lifetime
Non-Patent Citations (1)
| Title |
|---|
| 電子通信学会論文誌,Vol.J66−B,No.12 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH03113937A (ja) | 1991-05-15 |
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