JPH07245573A - 無線通話装置 - Google Patents

無線通話装置

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JPH07245573A
JPH07245573A JP6033906A JP3390694A JPH07245573A JP H07245573 A JPH07245573 A JP H07245573A JP 6033906 A JP6033906 A JP 6033906A JP 3390694 A JP3390694 A JP 3390694A JP H07245573 A JPH07245573 A JP H07245573A
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Yoshikazu Nakajo
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 音声信号に先立って送信されるデータ信号を
完全にミュート可能とする。 【構成】 図2(1)で示すようにキャリアCが検出さ
れると、図2(6)で示されるデータ信号D8のビット
同期信号D5およびフレーム同期信号D6よりも長い時
間W13だけ遅延して、図2(4)で示すノイズスケル
チ信号N2を作成する。一方、データ信号D8のデータ
信号本体D7を識別して自局に対応しているか否かを判
断し、対応しているときには該本体D7の受信を終了す
ると図2(7)で示すように識別信号IDをハイからロ
ーに切換える。図2(8)で示すように、前記ノイズス
ケルチ信号N2がハイであり、かつ識別信号IDがロー
である期間のみミュートOFFとすることによって、デ
ータ信号D8の音響化を確実に阻止し、自局あての音声
信号のみを音響化する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、音声信号とともに、通
話相手の識別などのためにデータ信号を送信するように
した無線通話装置に関する。
【0002】
【従来の技術】タクシなどに用いられる無線通話装置で
は、1つの周波数を複数の事業者で共用することがあ
り、他の事業者との混信を避けるためにトーンスケルチ
と呼ばれる手法が用いられている。また、各事業者内で
は、音声信号とともに、送信側のタクシの車番または基
地局が通話を希望する送信先のタクシの車番を表す車番
情報、乗客の有無を表す実車または空車情報、および車
両が存在するエリアを表すエリア情報などに関する0と
1との2値で表されるデータ信号が伝送される。前記デ
ータ信号の伝送は、0を表すデータを送信すべきときは
たとえば1200Hzの信号を半波送信し、1を表すデ
ータを送信すべきときはたとえば2400Hzを全波送
信するという、いわゆるミニマムシフトキーイング(以
下MSKと略記する)によって行われる。
【0003】図5は、従来技術の通話手順を説明するた
めのタイミングチャートである。前記データ信号が比較
的少ない無線通話装置では、1回の送信において、図5
(1)に示されるように送信が開始されてキャリアが送
信されると、図5(2)に示されるように、まず前述の
データ信号D4が送信され、予め定める微小時間W1、
たとえば10msec経過した後、音声信号が送信され
る。上述のような無線通話装置において、データ信号D
4は無線通話装置に備えられる送信機および受信機に内
蔵または外付けされるモデムによって伝送され、さらに
マイクロコンピュータなどの処理部によって処理される
のであるが、受信側で受信されたデータ信号D4は、ス
ピーカにも出力されて音響化されるので、非常に耳障り
である。
【0004】これに対する従来技術の1つには、受信機
からスピーカへ至る信号線にミュート回路を介在させ、
前記モデムによって図5(2)および(3)に示される
ようなデータ信号D4の内のビット同期信号D1および
フレーム同期信号D2が受信された時点で処理部がデー
タ信号D4であることを判断すると、図5(4)に示さ
れるように前記ミュート回路を解除状態から遮断状態へ
切換えて受信信号のスピーカへの出力をミュートし、デ
ータ信号本体D3が終了し、送信されてきた車番と予め
処理部に記憶されている自車の車番とが一致した時点で
ミュートを解除するという方法が用いられている。
【0005】しかし、この方法でミュートできるのは、
データ信号本体D3のみであり、依然としてスピーカへ
はビット同期信号D1およびフレーム同期信号D2の部
分が出力されて音響化されてしまう。
【0006】図6は、他の従来技術の通話手順を説明す
るためのタイミングチャートである。上述の従来技術の
改善策として、他の従来技術として、前記トーンスケル
チを利用する方法など提案されている。トーンスケルチ
とは、事業者の認識などの目的で0〜300Hzの周波
数領域を33波のトーン信号に分割して各タクシ会社な
どに割振り、その割当てられた周波数のトーン信号を音
声信号に重畳して伝送する方法であり、送信機に接続さ
れるトーン回路によってトーン信号の音声信号への重畳
が行われる。
【0007】このトーンスケルチを用いる方法では、図
6(1)で示されるトーン信号は、図6(2)に示され
るように、データ信号D4の送信が完了してから微小時
間W1後に送信が開始される。前記トーン信号が受信さ
れると、受信機に接続されている周波数カウンタは、ト
ーン信号の周波数をカウントし、トーン信号が受信され
ている間、処理部に対して周波数情報の出力を繰返し行
う。これに応答して処理部は、受信されたトーン信号の
周波数と予め記憶している自社の周波数とが一致した場
合のみ、前記周波数カウンタからの出力が行われている
間、図6(3)で示されるようにミュート動作を解除
し、スピーカへの音声信号の出力を可能とする。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上述のトーンスケルチ
を利用した従来技術では、トーン信号が実際に受信され
てから、周波数カウンタによる周波数のカウントが行わ
れて処理部によってミュートが解除されるまでには、ト
ーン信号の周波数に関連して、識別時間W2、たとえば
200msecの比較的大きな応答遅れがある。さらに
その応答遅れは、前記トーン信号の周波数に対応したば
らつきがある。このために、ミュートの解除が遅れて音
声の先頭部分が欠落してしまい、通話に支障を来す場合
がある。このような不具合を解決するために図6(1)
の2点鎖線で示されるようにデータ信号D4の送信開始
と同時に前記重畳を開始すると、ミュートの解除が早す
ぎてデータ信号D4が完全にミュートできず、データ信
号D4がスピーカから漏れて耳障りな場合も生じる。さ
らには、使用している無線通話装置にトーンスケルチ機
能がない場合には、このような方法が使用できないとい
う問題がある。
【0009】本発明の目的は、音声信号と同一周波数で
伝送されるデータ信号を完全にミュートすることができ
る無線通話装置を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、送信側から
は、送信すべき音声信号に先立って、少なくとも通話を
行うべき受信側の識別番号を表すデータ信号と、そのデ
ータ信号のための同期信号とを送信し、受信側では、識
別手段で前記同期信号が受信されてから前記識別番号が
一致するまでは、ミュート手段で前記音声信号を阻止
し、前記同期信号が検出されないときおよび識別番号が
一致したときには前記音声信号の音響化を可能とするよ
うにした無線通話装置において、前記送信側からのキャ
リアを検出するキャリア検出手段と、キャリア検出手段
の出力に応答し、キャリア検出手段の検出出力を、前記
同期信号の期間よりも長く、かつデータ信号が終了する
までの期間以内の時間だけ遅延して前記ミュート手段へ
出力する遅延手段とを設けることを特徴とする無線通話
装置である。
【0011】また本発明は、前記識別手段および遅延手
段を、マイクロコンピュータを備えて構成し、遅延時間
を、前記データ信号の形式に対応してソフトウェア処理
によって決定することを特徴とする。
【0012】
【作用】本発明に従えば、タクシ無線などに用いられる
無線通話装置において、送信側からは、送信すべき音声
信号に先立って、少なくとも通話を行うべき受信側の識
別番号を表すデータ信号と、そのデータ信号のための同
期信号とを送信し、受信側では、識別手段で前記同期信
号が受信されてから前記識別番号が、該受信側の識別番
号と一致するまでは、ミュート手段で前記音声信号を阻
止し、前記同期信号が検出されないときおよび識別番号
が一致したときには、スピーカなどで前記音声信号の音
響化を可能とする。
【0013】さらに、無線通話装置は、キャリア検出手
段で送信側からのキャリアを検出し、前記ミュート手段
へ検出出力を出力する際に、遅延手段によって前記検出
出力を、前記同期信号の期間よりも長く、かつデータ信
号が完了するまでの期間以内の時間だけ遅延して出力す
る。
【0014】したがって、キャリアが検出されてから同
期信号の期間よりも長く、かつデータ信号が完了するま
での期間以内の間、遅延手段によるミュート手段への出
力によって、スピーカへの音声信号の出力は阻止されて
おり、さらに、前記識別手段で同期信号が受信されて前
記識別番号が識別されるまでの間、同様にミュート手段
によってスピーカへの出力が阻止されるので、データ信
号と同期信号とのスピーカへの出力を完全に阻止するこ
とができる。
【0015】また好ましくは、上述の無線通話装置にお
いて、前記識別手段および遅延手段をマイクロコンピュ
ータを備えて構成し、前記遅延時間を前記データ信号の
形式に対応してソフトウェア処理によって決定する。こ
れによって、遅延時間が可変となり、データ長の変化に
対して、容易に対応することができる。
【0016】
【実施例】図1は本発明の一実施例であるタクシ用の無
線通話装置1の電気的構成を示すブロック図であり、図
2はその無線通話装置1の通話手順を説明するためのタ
イミングチャートである。無線通話装置1において、プ
レストークスイッチPTが押圧操作されると、該プレス
トークスイッチPTが送信機26側へ切換わり、送信機
26とマイクロコンピュータなどで実現されるCPU2
3とが連動して、CPU23の内部に備えられるレジス
タに予め記憶されているデータが、音声に先立ち、送信
機26の内部に備えられているモデムにおいて前記MS
K法によって変換され、さらに送信機26の内部に備え
られる変調回路によって変調され、アンテナ2へ出力さ
れて送信される。
【0017】前記データには、操作者が乗車している自
車の車番または操作者が送信しようとしている送信先の
車両の車番を表す車番情報と、車両が存在するエリアを
表すエリア情報と、乗客の有無を表す実車または空車情
報などが含まれる。ここで、車番情報には、送信側また
は受信側が基地局である場合、基地局であることを表す
情報が含まれてもよい。前記車番情報およびエリア情報
は、操作者によるテンキー29の操作によってCPU2
3に入力され、実車または空車情報は、CPU23に接
続される料金メータ30から入力される。前記エリア情
報には、操作者がめざす目的地のエリアを示す情報が含
まれてもよい。こうして入力された車番情報などの情報
は、CPU23の内部に備えられるレジスタに記憶され
ると同時に、表示部28にも表示される。
【0018】前記データの送信が終了すると、予め定め
られた微小時間W12、たとえば10msec後に音声
の送信が可能となり、操作者によってマイクロホン27
に入力された音声信号は、送信機26によって変調さ
れ、アンテナ2に出力されて送信される。前記音声信号
には、0〜300Hzの周波数領域をたとえば33波に
分割して、各タクシ会社毎に個別に割当てられたトーン
信号が重畳されて送信される。送信が終了して前記プレ
ストークスイッチPTの押圧操作が解除されると、プレ
ストークスイッチPTは、フロントエンド回路3側へ切
換わり、受信待期状態になる。
【0019】これに対応して受信側では、1回の受信動
作において、図2(1)に示されるように時刻t1でキ
ャリアCが受信されて受信動作が開始されると、図2
(6)に示されるように微小時間W11、たとえば15
0msec後の時刻t2から送信されてくるデータ信号
D8の識別が行われる。このデータ信号D8は、前記車
番などに関する情報が含まれるデータ信号本体D7と、
ビット同期信号D5およびフレーム同期信号D6とから
成る。時刻t6にデータ信号D8の受信が終了すると、
微小時間W12後の時刻t7から音声信号の受信が行わ
れ、時刻t8において音声信号の受信が終了すると、1
回の受信動作は終了する。
【0020】アンテナ2で受信された受信信号は、プレ
ストークスイッチPTおよびフロントエンド回路3を介
して復調回路4に入力され、音声信号およびデータ信号
D8などに復調され、さらにバンドパスフィルタ5、ミ
ュート手段であるスイッチ6、およびアンプ7を介し、
スピーカ8に出力されて音響化される。ここでスイッチ
6は、音声信号以外の信号のアンプ7への出力を阻止す
るためのものであり、後述する論理素子9から出力さ
れ、図2(8)で示されるミュート信号Mによって制御
される。
【0021】前記キャリアCの信号成分は、キャリア検
知回路10のハイパスフィルタ11で抽出され、さらに
アンプ12、ダイオード13、および基準電圧源14a
からたとえば5Vの基準電圧が印加されたコンパレータ
14を介し、図2(2)に示されるようにノイズスケル
チ信号N1となって、ディレイ回路15に出力される。
すなわち、ノイズスケルチ信号N1は、キャリアCが受
信されると、ローレベルからハイレベルとなる。
【0022】ディレイ回路15に入力された前記ノイズ
スケルチ信号N1は、抵抗16およびコンデンサ17か
ら成るRC積分回路18に入力され、図2(3)に示さ
れるように、コンデンサ17の端子電圧Vが上昇してゆ
く。前記端子電圧Vが、コンパレータ19に印加される
基準電圧源19aからの基準電圧、たとえば5Vに達す
ると、前記ノイズスケルチ信号N1は、充電に要した遅
延時間W13、たとえば300msecだけ遅延され
て、図2(4)に示されるようにノイズスケルチ信号N
2として時刻t4に前記論理素子9へ出力される。すな
わち、ノイズスケルチ信号N2は、ノイズスケルチ信号
N1がローレベルからハイレベルとなってから遅延時間
W13後にローレベルからハイレベルとなる。
【0023】ここで、遅延時間W13は、抵抗16およ
びコンデンサ17を適当に選択することによって調節さ
れ、前記論理素子9へノイズスケルチ信号N2が出力さ
れる時刻t4が、前記データ信号本体D7の受信開始時
刻t3から受信終了時刻t6までの間になるように設定
される。本実施例では、時刻t4が、フレーム同期信号
D6の受信終了時刻t3から微小時間W14、たとえば
50msec後となるように設定される。
【0024】時刻t8に音声信号の受信が終了し、キャ
リアCが途絶えると、前記キャリア検知回路10から出
力されるノイズスケルチ信号N1は、図2(2)に示さ
れるようにハイレベルからローレベルとなる。これによ
って、図2(3)に示されるようにRC積分回路18の
コンデンサ17の端子電圧Vは、該コンデンサ17が抵
抗16と並列に接続されるダイオード20を介し、コン
パレータ19を介して接地されることによって0とな
る。したがって、ディレイ回路15から論理素子9へ出
力されるノイズスケルチ信号N2もハイレベルからロー
レベルとなる。
【0025】時刻t2にデータ信号D8の受信が開始さ
れると、データ信号D8は、波形整形回路21を介して
モデム22に入力され、デジタル信号に変換されて、C
PU23へ入力され、前記車番などに関する情報が識別
される。また、音声信号に重畳されるトーン信号は、ロ
ーパスフィルタ24を介して周波数カウンタ25に入力
され、周波数がカウントされる。こうしてカウントされ
たトーン信号の周波数情報DTは、図2(5)に示され
るように、周波数のカウントが終了した時刻t5から時
刻t8までの間繰返してCPU23に出力され、CPU
23によって周波数の照合などが行われる。
【0026】ここで、トーン信号が受信されてから周波
数カウンタ25によってその周波数がカウントされるま
でには応答遅れがあり、さらにこの応答遅れには前記ト
ーン信号の周波数に対応したばらつきが生じるために、
トーン信号の重畳は、好ましくは、前記CPU23への
周波数情報DTの出力が行われる時刻t5が、データ信
号D8の送信終了時刻t6よりも先になるように行われ
る。
【0027】前記データ信号D8および周波数情報DT
に応答してCPU23は、データ信号D8のビット同期
信号D5およびフレーム同期信号D6の入力が終了した
時刻t3において、図2(7)に示されるように論理素
子9へ出力する識別信号IDをローレベルからハイレベ
ルへ切換える。さらに、CPU23は、データ信号本体
D7の入力がすべて行われ、車番などに関する情報を読
込み、予めレジスタに記憶されている自車の車番と一致
し、かつ、時刻t5に入力されるトーン信号の周波数情
報が予めレジスタに記憶されている周波数と一致したと
き、時刻t6において前記識別信号IDをハイレベルか
らローレベルへ切換える。
【0028】一方、論理素子9は、前記トーンスケルチ
信号N2および識別信号IDに応答して、図2(8)に
示されるようにミュート信号Mを出力し、前記スイッチ
6の制御を行う。時刻t1で受信が開始される以前は、
トーンスケルチ信号N2および識別信号IDはともにロ
ーレベルであり、したがって論理素子9から出力される
ミュート信号Mはハイレベルであり、スイッチ6は遮断
しており、スピーカ8への通話に関係のない雑音などの
出力が阻止される。
【0029】次に、時刻t3でデータ信号D8のデータ
信号本体D7の受信が開始されると、識別信号IDがハ
イレベルとなり、前記微小時間W14後の時刻t4に、
ノイズスケルチ信号N2がハイレベルとなる。さらに、
CPU23において、車番、およびトーン信号の周波数
の照合が行われ、ともに予め記憶されているものと一致
した場合には、時刻t6で、識別信号IDはローレベル
となり、これに伴ってミュート信号Mがローレベルとな
り、スイッチ6が導通され、その他の場合には、前記識
別信号IDはハイレベルのままである。したがって、時
刻t7から受信される音声信号は、送信側で指定された
受信側でのみスピーカ8へ出力されて音響化される。
【0030】時刻t8で音声信号の受信が終了すると、
ノイズスケルチ信号N2がハイレベルからローレベルへ
切換わり、これに伴ってミュート信号Mがローレベルか
らハイレベルへ切換わり、スイッチ6が遮断され、スピ
ーカ8への通話に関係のない雑音などの出力が阻止され
る。
【0031】このように本実施例の無線通話装置1によ
れば、1回の受信動作において、キャリアCが受信され
るとローレベルからハイレベルへと立上がるキャリア検
知回路10からのノイズスケルチ信号N1は、CPU2
3においてデータ信号本体D7の読込みが開始されるま
での間、ディレイ回路15によって遅延されているため
に、データ信号D8に含まれるビット周期信号D5およ
びフレーム同期信号D6の部分を確実にミュートでき
る。さらに、CPU23においてデータ信号本体D7の
読込みが終了し、自車への送信信号であると確認された
場合のみ、スイッチ6の遮断動作が解除され、音声信号
がスピーカ8によって音響化される。音声信号の受信が
終了すると、前記スイッチ6は再び遮断される。したが
って、音声信号に先立って受信されるデータ信号D8、
および自車以外に対する送信信号のスピーカ8への出力
を阻止することができる。
【0032】図3は本発明の他の実施例であるタクシ用
の無線通話装置1aの電気的構成を示すブロック図であ
り、図4は無線通話装置1aに備えられるCPU31の
処理動作を説明するためのフローチャートである。なお
図3において、図1に類似し、対応する部分には同一の
参照符号を付す。本実施例の無線通話装置1aにおいて
注目すべきは、前述の遅延時間W13がCPU31にお
けるソフトウェア処理によって決定される点である。
【0033】ステップa1において、ノイズスケルチ信
号N1が変化したかどうか判断され、たとえば受信が開
始されて前記ノイズスケルチ信号N1がローレベルから
ハイレベルへ変化した場合、ステップa2へ進み、現在
スイッチ6が遮断されているかどうか判断され、遮断さ
れていればステップa3へ進み、ディレイタイマがリセ
ットされた後に起動されてステップa10へ進み、モデ
ム22によってデジタル信号に変換されたデータ信号D
8の読込み、周波数カウンタ25から出力されるトーン
信号の周波数情報の読込み、所定のタイミングでの前記
ディレイタイマのカウント動作などのその他の処理が行
われる。前記ディレイタイマによる遅延時間W13は、
データ信号D8のデータ形式に対応して設定される。前
記ステップa2において、スイッチ6が遮断されていな
い場合は、ステップa4へ進み、スイッチ6が遮断さ
れ、その後ステップa10へ進む。
【0034】前記ステップa1において、ノイズスケル
チ信号N1が変化していないと判断された場合はステッ
プa5へ進み、ノイズスケルチ信号N1がハイレベルで
あるかどうか、すなわち受信中であるかどうか判断さ
れ、ハイレベルでない場合はステップa11へ進み、ス
イッチ6の遮断が継続されてステップa10へ進む。
【0035】ステップa5でノイズスケルチ信号N1が
ハイレベルであると判断された場合には、ステップa6
へ進み、前記ディレイタイマが終了したかどうか判断さ
れ、終了した場合はステップa7へ進み、終了していな
い場合はステップa11へ進む。ステップa7では、デ
ータ信号D8の受信中であるかどうかが判断され、受信
中である場合はステップa11へ進み、受信中でない場
合は、すなわちデータ信号D8の受信が終了している場
合は、ステップa8へ進む。
【0036】ステップa8では、モデム22から読込ん
だ車番情報と予めレジスタに記憶されている自車の車番
情報とが一致し、かつ周波数カウンタ25から読込んだ
トーン信号の周波数情報と予めレジスタに記憶されてい
る自社の周波数情報とがともに一致したかどうか、すな
わち現在受信している受信信号が、自車に対するもので
あるかどうかが判断され、ともに一致した場合はステッ
プa9へ進み、スイッチ6が導通され、音声信号のスピ
ーカ8への出力が可能となり、ステップa10へ進む。
ステップa8において、車番情報と周波数情報との内、
少なくともいずれか一方が一致しない場合は、ステップ
a11へ進み、スイッチ6の遮断が継続され、自車に関
係のない音声信号のスピーカ8への出力が阻止され、ス
テップa10へ進む。
【0037】上述のステップa1で始まりステップa1
0で終わる一連のステップが、常に繰返されることによ
って、スイッチ6の制御が行われる。要約すると、受信
が開始されてノイズスケルチ信号N1がローレベルから
ハイレベルへ変化すると、ステップa1からステップa
2へ進み、スイッチ6が遮断されているかどうかが判断
され、遮断されている場合は、ステップa3でディレイ
タイマが起動される。
【0038】受信が継続され、ノイズスケルチ信号N1
がハイレベルのままである場合、ステップa1からステ
ップa5を介し、ステップa6へ進み、ステップa6か
らステップa8の一連のステップにおいて、ディレイタ
イマが終了し、かつデータ信号D8の受信が終了し、か
つ車番とトーン信号の周波数との照合によって受信信号
が自車に対するものである場合にのみ、ステップa9へ
進み、スイッチ6が導通されて音声信号のスピーカ8へ
の出力が可能となり、その他の場合はステップa11へ
進み、スイッチ6の遮断が継続される。
【0039】一方、受信が終了してノイズスケルチ信号
N1が、ハイレベルからローレベルへと変化すると、ス
テップa1からステップa2へ進み、スイッチ6は遮断
されているかどうかが判断され、遮断されていない場合
はステップa4でスイッチ6が遮断されるので、通話に
関係のない雑音のスピーカ8からの出力が防止される。
また、ノイズスケルチ信号N1がローレベルのままの状
態、すなわち受信待期状態である場合には、ステップa
1からステップa5を介してステップa11へ進み、ス
イッチ6は遮断されたままである。
【0040】したがって本実施例である無線通話装置1
aによれば、音声信号に先立って受信されるデータ信号
D8、および自車以外に対する受信信号のスピーカ8へ
の出力は阻止し、自車に対する音声信号のみをスピーカ
8へ出力し、音響化することができる。また、遅延時間
W13は、データ信号D8の形式に従ってCPU31に
よるソフトウェア処理によって決定されるために、デー
タ信号D8の形式の変化に対する対応が容易であり、汎
用性を向上することができる。
【0041】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、まずキャ
リア検出手段によってキャリアが検出されてから、同期
信号の期間よりも長く、かつデータ信号が完了するまで
の期間以内の間、遅延手段によるミュート手段への出力
によってスピーカなどへの音声信号の出力は阻止されて
おり、続いて、データ信号が受信されて識別手段によっ
て識別番号が識別されるまでの間、同様にミュート手段
によってスピーカへの出力が阻止されるので、データ信
号と同期信号とのスピーカへの出力を完全に阻止するこ
とができる。したがって、同期信号およびデータ信号が
スピーカから漏れることなく、また音声信号の頭切れが
生じることもなく、良好に通話を行うことができる。
【0042】さらに、本発明は、無線通話装置において
トーンスケルチ機能を必要としないので、トーンスケル
チ機能のない無線通話装置にも適用可能である。
【0043】また好ましくは、前述の無線通話装置にお
いて、識別手段および遅延手段がマイクロコンピュータ
を備えて構成され、遅延時間を、識別番号などの情報が
含まれるデータ信号の形式に対応して可変にソフトウェ
ア処理することができる。したがって、データ長などの
データ信号の形式の変化に対し、ソフトウェアのみを変
更すればよく、部品コストおよび人的コストを低減する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例であるタクシ用の無線通話装
置1の電気的構成を示すブロック図である。
【図2】無線通話装置1の通話手順を説明するためのタ
イミングチャートである。
【図3】本発明の他の実施例であるタクシ用の無線通話
装置1aの電気的構成を示すブロック図である。
【図4】無線通話装置1aに備えられるCPU31の処
理動作を説明するためのフローチャートである。
【図5】従来技術の通話手順を説明するためのタイミン
グチャートである。
【図6】他の従来技術の通話手順を説明するためのタイ
ミングチャートである。
【符号の説明】
1,1a 無線通話装置 3 フロントエンド回路 4 復調回路 5 バンドパスフィルタ 6 スイッチ 9 論理素子 10 キャリア検知回路 11 ハイパスフィルタ 15 ディレイ回路 18 RC積分回路 22 モデム 23,31 CPU 24 ローパスフィルタ 25 周波数カウンタ 26 送信機 28 表示部 29 テンキー 30 料金メータ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 送信側からは、送信すべき音声信号に先
    立って、少なくとも通話を行うべき受信側の識別番号を
    表すデータ信号と、そのデータ信号のための同期信号と
    を送信し、受信側では、識別手段で前記同期信号が受信
    されてから前記識別番号が一致するまでは、ミュート手
    段で前記音声信号を阻止し、前記同期信号が検出されな
    いときおよび識別番号が一致したときには前記音声信号
    の音響化を可能とするようにした無線通話装置におい
    て、 前記送信側からのキャリアを検出するキャリア検出手段
    と、 キャリア検出手段の出力に応答し、キャリア検出手段の
    検出出力を、前記同期信号の期間よりも長く、かつデー
    タ信号が終了するまでの期間以内の時間だけ遅延して前
    記ミュート手段へ出力する遅延手段とを設けることを特
    徴とする無線通話装置。
  2. 【請求項2】 前記識別手段および遅延手段を、マイク
    ロコンピュータを備えて構成し、 遅延時間を、前記データ信号の形式に対応してソフトウ
    ェア処理によって決定することを特徴とする請求項1記
    載の無線通話装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0903914A1 (fr) * 1997-09-23 1999-03-24 Koninklijke Philips Electronics N.V. Méthode et système de téléphonie sans fil
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