JPH07246193A - 磁気共鳴イメージング装置 - Google Patents

磁気共鳴イメージング装置

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JPH07246193A
JPH07246193A JP6041086A JP4108694A JPH07246193A JP H07246193 A JPH07246193 A JP H07246193A JP 6041086 A JP6041086 A JP 6041086A JP 4108694 A JP4108694 A JP 4108694A JP H07246193 A JPH07246193 A JP H07246193A
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JP
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noise
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magnetic field
sound
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JP6041086A
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English (en)
Inventor
Hitoshi Yoshino
仁志 吉野
Shigeru Sato
茂 佐藤
Yukio Yabusaki
征雄 藪崎
Yasuhiko Ozawa
康彦 小沢
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Hitachi Healthcare Manufacturing Ltd
Original Assignee
Hitachi Medical Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 MRI装置で発生するランダム性状の騒音を
効果的に能動的に消音する。 【構成】 音源制御装置50の記憶部51には、消音を
所望する空間内の複数の位置について各位置に伝搬する
騒音の特性が記憶されている。音源制御装置50はこの
記憶部51に記憶された騒音の特性及び騒音源を駆動す
るためのシーケンサ12からのパルスシーケンス情報に
基づき、空間の任意の位置において当該位置に到達する
騒音と逆位相で同一振幅の音波を発生するように付加音
源40を駆動制御する。付加音源40により特定の位置
を消音する場合には、この特定の位置を位置検出手段6
0により検出しておく。

Description

【発明の詳細な説明】
【産業上の利用分野】本発明は、磁気共鳴イメージング
装置(以下「MRI装置」という)に係り、特に騒音源
から発生される音波と逆位相で同一振幅の音波を付加音
源から発生して騒音を能動的に消音する装置を備えたM
RI装置に関する。
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】MRI
装置は、磁場中に置かれた被検体の核磁気共鳴(以下
「NMR」という)現象から得られる信号を計測し演算
処理することにより、被検体中の核スピンの密度分布、
緩和時間分布等を断層像として画像表示するものであ
り、人体を被検体として各種の診断等に使用されてい
る。NMR現象から信号を得るためには、空間的、時間
的に一様な強度と方向を持った静磁場中に被検体を置
き、高周波コイルによりパルス状に電磁波を被検体に照
射し、それによって発生するNMR信号を高周波コイル
により受信する。さらにNMR信号に位置情報を与える
ために静磁場に傾斜磁場が重畳される。このため、MR
I装置は3軸方向に直交する傾斜磁場発生コイルを備
え、これら傾斜磁場発生コイルに所定のパルスシーケン
スで電流を流すことにより、NMR信号を得る。このパ
ルスシーケンス情報は、高周波パルス及び傾斜磁場パル
スの磁場強度、磁場パルス照射及びNMR信号検出のタ
イミング、繰返し時間などの情報であり、中央制御装置
からシーケンサに与えられる。画像形成に必要なNMR
信号を取得するためにスピンエコー法、グラジエントエ
コー法等のパルスシーケンスがあるが、いずれの場合も
高周波コイル及び傾斜磁場発生コイルは、シーケンサか
らの制御信号により高速でパルス状に切り換えられ、所
定の繰返し時間で繰返し駆動される。この際、傾斜磁場
発生コイルの少なくとも1つ(位相エンコード方向傾斜
磁場発生コイル)は、繰返し時間毎に磁場強度を変えな
がら、駆動される。このように、電磁波照射用の高周波
コイル及び傾斜磁場発生コイルには静磁場中でパルス状
に電流が流されることになり、フレミングの左手の法則
に従って電磁力がパルス状に発生する。この電磁力は各
コイルを変形させるように働き、結果として連続的に騒
音を発生する。このような騒音は、MRI装置で検査を
受ける被検者に恐怖感、不快感等を与えるので好ましく
なく、防音あるいは消音することが望ましい。従来この
ような騒音の軽減方法としては装置外周を覆うガントリ
ー開口カバーの内側に吸音材等を配置し騒音を低減する
ことが行われていたが、騒音を十分に吸収することは難
しく、充分なものではなかった。一方、各種の騒音を軽
減する方法として、騒音と逆位相で同一振幅の音波を付
加音源から発生して騒音を消音する能動的消音方法が知
られている。このような消音方法については騒音の種類
等により各種の方法が考案されており、MRI装置に応
用することが考えられる。例えば、特表平1−5013
44号公報には、回転する振動源の情報として回転軸の
回転信号を検出し、その回転信号を基準信号として、そ
の高調波成分を選択して付加音源の駆動情報として使用
し消音する装置が開示されている。しかし、この装置の
対象とする騒音は回転数成分を基本次とした周期的な成
分が主であり、低減される騒音も選択した高調波に限ら
れる。そのため、騒音がランダム成分を含む場合、基準
信号にはそのランダム成分が含まれていないので消音さ
れない。また回転数変化が非常に速い場合には基準信号
を用いて付加音源から消音のための音波を出しても、音
波発生自体について能動消音装置における計算時間等の
ために時間遅れを生じ、騒音源から消音したい点に到達
した音とは性状が異なってしまい、消音できない場合が
ある。MRI装置においては、騒音自体が前述のような
電磁力によりコイルボビンが振動することにより発生す
る音波であること、磁場発生コイルは高速でしかも繰返
し時間毎に磁場強度を変えながら駆動されるので、それ
により生じる騒音はランダムな性状を有すること等か
ら、このような能動的消音装置をMRI装置に適用して
も、良好な消音はできない。また、騒音の伝搬通路内で
能動消音を行う装置として、特開平2−70195号公
報には、付加音源から騒音源側に配置された第1の音響
センサの出力信号を基準信号とし、付加音源の下流側に
配置した第2の音響センサの出力信号をエラー信号とし
て使用し付加音源を駆動して消音する装置が開示されて
いる。この装置では、付加音源駆動信号として音響セン
サ出力を使用することにより、前述の装置では消音する
ことができなかったランダムな性状の騒音をも消音する
ことが可能である。しかし、例えば能動消音装置のデー
タのサンプリング周波数を2kHzとすると、システム
の遅れ時間は約3msであり、騒音を低減するために
は、第1の音響センサを付加音源から騒音側へ1m以上
近づける必要がある。従ってこの消音装置をMRI装置
に適用しようとしても、例えば傾斜磁場コイルから被検
者までの距離は約500mm程度であり、被検者の耳元
に付加音源を設置し、さらに音響センサを傾斜磁場コイ
ル側に設置するとすると、付加音源と音響センサとの間
に1mもの間隔をおいて配置することは不可能である。
さらにそれが可能であったとしても、MRI装置の場
合、被検者の耳の騒音源に対する相対位置は撮影部位を
変更するのに従って変化するため、音響センサ及び付加
音源の被検者の耳に対する相対位置が常に一定であるよ
うに、一般には常に両者が被検者の耳元に位置するよう
にしなければ良好な消音はできない。本発明は、MRI
装置で発生するランダムな性状を有する騒音を効果的に
消音できる能動的消音装置を備えたMRI装置を提供す
ることを目的とする。更に本発明は、撮影中被検者の位
置が変化するMRI装置において、被検者の位置に拘ら
ず、或いは被検者の位置に対応して効果的に能動的消音
可能なMRI装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
る本発明のMRI装置は、被検体の置かれる空間に磁場
を発生させる磁場発生手段と、被検体に高周波パルスを
照射する高周波コイルと、被検体からの核磁気共鳴信号
を検出する高周波コイルと、これらの磁場発生手段及び
高周波コイルを所定のパルスシーケンスで駆動するシー
ケンサと、空間において被検体を移動させる移動手段
と、空間内に生じる騒音を該騒音と逆位相で同一振幅の
音波を発生させて能動的に消音する消音手段とを備えた
MRI装置において、消音手段は、騒音を消音するため
の音波を発生する付加音源と、空間内の複数の位置につ
いて各位置に伝搬する騒音の特性を記憶する記憶部と、
記憶部に記憶された騒音の特性及びシーケンサのパルス
シーケンス情報に基づき、空間の任意の特定位置におい
て該特定位置に到達する騒音と逆位相で同一振幅の音波
を発生するように付加音源を駆動制御する音源制御手段
を備えたものである。本発明の第1の態様は、更に被検
体の特定の位置を検出する位置検出手段を備え、この位
置検出手段が検出した位置に対応する騒音の特性に基づ
き、付加音源を駆動制御するものである。本発明の第2
の態様は、付加音源が、被検体の置かれる空間内に固定
された複数の音波発生手段から構成され、各音波発生手
段は該音波発生手段の固定された位置に伝搬する騒音の
特性に基づき駆動制御されるものである。
【作用】MRI装置の騒音源は、主として傾斜磁場発生
コイル及び電磁波照射用高周波コイルであり、被検体は
画像を形成するスライス面を順次移動させるためにこれ
ら磁場発生手段の発生する磁場内を移動させられる。従
って、MRI装置においては騒音源と被検体(被検体の
耳)の相対位置は変化する。従って、被検体の耳が位置
するそれぞれの位置(消音位置)にそのときに到達する
騒音と逆位相で同一の振幅の音波を当該消音位置に発生
させなければならない。そのためには先ず、消音位置に
伝搬する騒音の特性、即ち騒音源で発生した騒音音波が
消音位置に到達したときにその音圧、周波数、位相がど
のように変化するかの情報が必要である。このような情
報のうち、各位置における音の減衰特性及び伝達関数は
予めMRI装置を駆動することにより収集することがで
き、記憶手段に記憶する。一方、音の大きさ及び音の発
生頻度(周期f)に関する情報は、パルスシーケンス情
報から直接得ることができる。例えば、音圧を決定する
パラメーターの1つに振動面の速度がある。音の大きさ
はlog(振動面の速度vの2乗)に比例する。さらに
例えば騒音源が傾斜磁場コイルの場合、その振動面の速
度vは傾斜磁場強度sに比例する。従って、この場合の
騒音源と被検体の耳が位置し得る1つの特定の位置の音
の伝達関数をc、係数をkとすると、この位置の音の大
きさは20log(kcs2)dBのように表すことがで
きる。さらにその位置における音の減衰の時間的変化が
必要である。これらの情報を、被検体の耳が位置し得る
複数箇所の位置、即ちMRI装置のガントリ開口中心の
被検体体軸方向の複数箇所の位置について記憶手段に格
納しておく。そして騒音がどのようなタイミングで発生
されるか、即ち騒音源の駆動情報が必要であり、ここで
は騒音源は前述の通り、高周波コイル及び傾斜磁場コイ
ルであるから、騒音源の駆動情報は撮影パラメータであ
り、シーケンサからのパルスシーケンス情報として得る
ことができる。このシーケンサから得られるパルスシー
ケンス情報は、傾斜磁場の強度s、周期f等の情報を含
む。この傾斜磁場の強度sは上記式により各消音位置の
音の大きさを算出するのに使用され得る。従って、音源
制御手段により、特定の消音位置についてそこに伝搬す
る騒音源からの騒音の情報を記憶部から取り出し、シー
ケンサからのパルスシーケンス情報を読み込むことによ
って、実際の撮影条件下での該消音位置での騒音を把握
でき、これに従って付加音源を駆動して把握された騒音
と逆位相で同一振幅の音波を発生し、消音位置で消音を
達成するものである。付加音源が特定の位置、例えば消
音位置にある場合には、位置検出手段がその位置を検出
し、その位置情報と、付加音源記憶手段に記憶された当
該位置における騒音の特性に基づき付加音源が駆動され
る。なお、付加音源は消音位置にあってもよいが、別の
位置に配置し発生した音波が消音位置に到達できるよう
にしてもよい。また付加音源が空間内の各位置に固定さ
れた複数の音波発生手段から成る場合には、これら音波
発生手段をそれが位置する位置における騒音の特性に基
づき駆動する。尚、上記記憶部に格納された音の情報を
規定する複数の位置は、消音を所望する位置(被検体の
耳の位置)と一致するとは限らない。この場合は消音を
所望する位置に近接する、音の情報が記憶されている一
またはそれ以上の位置の情報を補間して用いる。
【実施例】以下、本発明の実施例を添付図面に基づいて
詳細に説明する。図1(a)は本発明のMRI装置の消
音手段の第1の実施例を示すブロック図である。この第
1の実施例においては、被検体1の特定の位置(被検者
の耳の位置)を検出する位置検出手段60を備え、この
位置検出手段60が検出した位置に対応する騒音の特性
(記憶手段51に格納)及びシーケンサ12から得られ
たパルスシーケンスに基づいて付加音源40を制御する
ものである。即ち、位置検出手段で検出される1つの特
定の位置(被検体の耳の位置)を消音位置とするもので
ある。図2は上記第1の実施例のMRI装置の全体の構
成を示す図である。このMRI装置は、NMR現象を利
用して被検体1の断層画像を得るもので、そのために必
要な、充分大きなボア径をもった静磁場発生磁石10
と、中央処理装置(以下、CPUという)11と、シー
ケンサ12と、送信系13(高周波パルスを照射するた
めの高周波コイル20aを含む)と、傾斜磁場系14
(傾斜磁場コイル21を含む)と、受信系15(NMR
信号を受信するための高周波コイル20bを含む)と、
信号処理系16とを含み、高周波コイル20a、20b
の囲む静磁場内の空間で被検体1を移動させるための移
動手段として寝台30が設置されている。尚、本発明の
NMR装置の磁場発生手段は静磁場発生磁石10及び傾
斜磁場系14である。静磁場発生磁石10は、被検体1
の周りの傾斜磁場コイル21及び高周波コイル20a、
20bを含む空間に、被検体の体軸方向または体軸と直
角方向に均一な磁束を発生するもので、永久磁石方式ま
たは常電導方式あるいは超電導方式の磁場発生手段であ
る。シーケンサ12は、CPU11の制御で動作し、被
検体1の断層画像のデータ収集に必要な種々の命令を送
信系13及び傾斜磁場系14並びに受信系15に送るも
のである。このシーケンサ12の命令は、撮影法によっ
て特定のパルスシーケンス情報を規定し、この情報は後
述する音制御装置(音源制御手段)50において付加音
源40を制御するために用いられる。送信系13は、高
周波受信器17と変調器18と高周波増幅器19と送信
側高周波コイル20aとからなり、高周波発信器17か
ら出力された高周波パルスをシーケンサ12の命令に従
って変調器18で振幅変調し、この振幅変調された高周
波パルスを高周波増幅器19で増幅した後に被検体1に
近接して配置された高周波コイル20aに供給すること
により、電磁波が被検体1に照射されるようになってい
る。傾斜磁場系14はX、Y、Zの3方向の傾斜磁場G
x、Gy、Gzを被検体1に印加するようになってお
り、このため3つの傾斜磁場コイル21を備える。この
傾斜磁場の加え方により、被検体1に対するスライス面
を設定することができ、またNMR信号に位置情報を付
与することができる。これら傾斜磁場21がMRI装置
における主たる騒音源をなし、その磁場強度によって規
定される音圧の騒音をパルスシーケンスで規定される繰
返し周期で発生し、全体として被検体の置かれる空間A
に騒音を生じる。受信系15は、受信側高周波コイル2
0bと増幅器23と直交位相検波器24とA/D変換器
25とからなり、上記送信側の高周波コイル20aから
照射された電磁波による被検体の応答の電磁波(NMR
信号)は被検体1に近接して配置された高周波コイル2
0bで検出され、増幅器23及び直交位相検波器24を
介してA/D変換器25に入力してデジタル量に変換さ
れ、さらにシーケンサ12からの命令によるタイミング
で直交位相検波器24によりサンプリングされた二系列
の収集データとされ、その信号が信号処理系16に送ら
れるようになっている。この信号処理系16は、CPU
11と磁気ディスク26及び磁気テープ27等の記録装
置とCTR等のディスプレイ28とからなり、上記CP
U11でフーリエ変換、補正計数計算値像再構成等の処
理を行い、任意断面の信号強度分布あるいは複数の信号
に適当な演算を行って得られた分布を画像化してディス
プレイ28に表示するようになっている。このMRI装
置は、更に被検体1の置かれる空間Aに生じる騒音を消
音するための消音手段として、騒音を消音するための音
波を発生する付加音源であるスピーカ40と、スピーカ
40を駆動制御する音源制御手段を含む音制御装置50
とを備え、さらに、被検体1の特定の位置(耳の位置)
を検出する位置検出手段として寝台30の水平位置検出
器60を備えている。スピーカ40は好適には被検体の
特定の位置(耳の位置)に置かれ、音制御装置50の制
御により、その位置に伝搬する騒音と逆位相で同一振幅
の音波を発生する。スピーカ40の振動部材としては圧
電素子からなるものを用いることができる。また、スピ
ーカ40は、被検体の耳の直近、即ち被検体の頭受け付
近にスピーカを設けずに、静磁場発生装置外にスピーカ
を置き、その音を伝音チューブで頭受け付近に伝達して
もよい。音制御装置50は、図1(a)に示すように、
記憶部51を内部メモリとして或いは外部メモリとして
備え、この記憶部51には被検体1が移動する空間内の
複数の位置について各位置に伝搬する騒音の特性が予め
収納されている。この騒音の特性は、例えば寝台30の
長手方向の軸に沿って選択された複数の位置について、
予め到達する音の減衰特性、伝達関数を測定により求め
ておく。また音制御装置50には、シーケンサ12から
磁場発生コイルを駆動するタイミング、磁場強度、繰返
し時間(周期)などの情報を含むパルスシーケンス情報
が入力されるとともに水平位置検出器60から被検体の
特定の位置を表す位置情報が入力される。音制御装置5
0は、これら記憶部51に記憶された騒音の特性、シー
ケンサ12からのパルスシーケンス情報及び位置検出器
30からの位置情報に基いて、被検体の耳の位置におい
て該位置に到達する騒音と逆位相で同一振幅の音波を発
生するように、スピーカ40を制御する。尚、図の実施
例ではパルスシーケンス情報を直接シーケンサから送る
ようにしているが、このようなパルスシーケンス情報は
予め記憶部51に記憶させておくことも可能である。図
3に、寝台30と寝台の水平位置検出器60の構成を詳
細に示す。寝台30は、ベース31と、ガントリ開口に
固定された寝台本体上部32と、ガントリ開口間を水平
移動するように調整された天板33と、さらに天板32
の絶対位置を検出する水平位置検出器60とを有する。
被検体を横たえる天板33は、寝台30の上部32のサ
イドに固定されたレール32aに沿って移動可能な天板
固定台34に固定されている。この天板固定台34は、
角断面を有するレール32aに、上下方向の外れ防止を
兼ねた体軸方向移動用カムフォロア34a及び横方向の
ガタを取り除くカムフォロア34bによって係合し、長
手方向(体軸方向)にのみ移動可能である。尚、天板3
3下面には樹脂製ローラを有し、天板固定台以外の位置
での天板のたわみを防止している。また、ベース31に
はスプロケット35、チェーン36、モータ37等が取
り付けられていて、チェーン36と天板固定台34をク
ランプ板38でクランプする構造になっている。チェー
ン36は、減速機付モータ37の軸端に取り付けられた
回転を伝達するスプロケット35とベース31に回転可
能に取り付けられたスプロケット35’に図示したよう
に巻付けられている。モータ37が回転するとチェーン
36が直線運動をするため、前述したクランプ板38と
天板固定台34が体軸方向に移動する構造になってい
る。水平位置検出器60は、モータ37軸の反対側にカ
ップリングを介し取り付けられたポテンショメータ60
で構成され、モータの回転を検出することにより、チェ
ーン36の移動、即ち天板33の位置を検出する。天板
33に対する被検体の耳の位置は被検体の頭受け39で
規定されるから、これにより被検体の耳の位置を検出で
きる。このように構成されるMRI装置における動作に
ついて説明する。まず、寝台30の水平位置検出器60
により検出された寝台30の移動から被検体の耳の位置
を検出し、位置情報を音制御装置50に送る。一方、シ
ーケンサ12は、予め決められたパルスシーケンスに従
って高周波コイル及び傾斜磁場コイルを駆動するととも
にその情報を音制御装置50に送る。音制御装置50
は、まず位置情報に基づき、その位置(またはそれに近
接する位置)について記憶部51に格納された伝搬する
騒音の特性の情報(減衰特性及び伝達関数c)を読み出
す。水平位置検出器60の検出した位置についての音の
情報が記憶部に格納されていない場合には、その位置に
最も近い両側の位置についての音の情報を読み出し、こ
れらの情報から、検出された位置についてのデータを補
間して求める。このように読み出された或いは演算され
た騒音の特性及びシーケンス情報に基づき、所定の演算
を行ない、スピーカ40が発生する音の振幅、周波数、
位相を制御する。これにより、被検体の耳の位置におけ
る騒音と逆位相で同一振幅の音波がスピーカ40から発
生し、被検体の耳の位置で消音される。尚、以上の実施
例では、ポテンショメータ60で寝台30の位置を検出
するようにしたが、その他光学的なセンサなど公知の検
出手段を採用することができる。また本発明のMRI装
置の位置検出手段は上記のような装置に限定されるもの
ではなく、寝台30上における特定の位置(被検体の耳
の位置)を検出することも含む。例えば寝台30の天板
上に複数の圧電素子を置き、圧電素子の変形から被検体
の特定位置を検出することができる。即ち、被検体の体
重で圧電素子が変形し発生する電気的信号のパターンと
被検体の耳の位置を予め関係付けておき、実際に被検体
が天板上に乗ったときに得られる圧電素子からの電気的
信号のパターンから被検体の耳の位置を検出してもよ
い。このような寝台30上における被検体の特定の位置
の検出は、騒音源との関係で寝台の位置が固定している
ときに被検体の耳の位置を検出するためになされる。或
いは前述した寝台自体の位置検出と併せて行ってもよ
い。次に本発明のMRI装置の第2の実施例について説
明する。図1(b)及び図4はそれぞれ第2の実施例の
消音手段及び全体の構成を示すブロック図である。この
第2の実施例のMRI装置を図1(a)及び図2に示す
第1の実施例と比較すると、付加音源40’は被検体1
が移動する範囲に固定的に配置された複数の音波発生装
置41から成る。ここでは、各音波発生装置41は騒音
源に対して固定されているので位置検出手段は必要な
い。そして複数の音波発生装置41により同時に消音を
行うことにより、広い範囲で消音することができる。そ
の他の構成は図1と同様である。図示するMRI装置に
おいては、付加音源40’は傾斜磁場コイル近傍で被検
体1と傾斜磁場コイル21間に位置するFRP製のガン
トリー開口のカバー45に設けられている。この付加音
源40’を構成する複数の音波発生手段41としては、
円筒状の部材の内部に配置された複数の圧電素子とする
ことができる。尚、図4ではガントリー開口カバー45
の周囲に圧電素子を配置した付加音源40’が設けられ
たものを示しているが、図5に示すようにガントリー開
口カバー45の内部に圧電素子41を埋め込んでもよ
い。これらの圧電素子41は、記憶部に格納されたそれ
ぞれの圧電素子41の位置についての、そこに伝搬する
騒音の特性の情報とシーケンサのシーケンス情報に基づ
いて得られた駆動情報により駆動され、振動して当該位
置に到達した騒音と逆位相で同一振幅の音波を発生し、
当該位置で消音する。この実施例では、複数の圧電素子
(音波発生手段)は被検体1が置かれる空間付近の被検
体を移動する移動手段以外の部分に固定されているの
で、騒音源との相対位置は被検体を移動させても変化せ
ず、常に広範囲の領域で効果的に消音することができ
る。
【発明の効果】以上の説明からも明らかなように被検体
の置かれる空間の各位置における騒音の特性を予め記憶
部に記憶し、位置毎の特性の情報に基づき、付加音源を
駆動するようにしたので、撮影中に被検体の位置が移動
し、且つランダムな性状を有する騒音が発生するMRI
装置において、付加音源の位置に対応して適切な消音を
行うことができ、これにより検査時の被検体の恐怖感、
不快感等を除去することができる。また本発明のMRI
装置によれば、被検体の位置を検出する手段を設けるこ
とにより、被検体の近傍に置かれた付加音源を位置情報
及び当該位置における騒音の情報に基づき駆動すること
ができるので、その位置における騒音を効果的に消音で
きる。更に本発明のMRI装置によれば、被検体の移動
空間内に複数の音波発生手段から成る付加音源を配置
し、各音波発生手段をそれぞれの位置に対応する騒音の
情報に基づき駆動することにより、被検体の移動空間全
体にわたって広範囲に消音できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 (a)及び(b)はそれぞれ本発明のMRI
装置の好適な態様における消音手段の構成を示すブロッ
ク図である。
【図2】 本発明のMRI装置の一実施例を示すブロッ
ク図である。
【図3】 図2に示した本発明のMRI装置の被検体移
動手段と位置検出手段の概略図である。
【図4】 本発明のMRI装置の別の実施例を示すブロ
ック図である。
【図5】 図4に示した本発明のMRI装置の傾斜磁場
発生コイルと付加音源の概略断面図である。
【符号の説明】
10・・・・・・静磁場発生磁石(磁場発生手段) 12・・・・・・シーケンサ 14・・・・・・傾斜磁場発生系(磁場発生手段) 20a・・・・・・高周波送信コイル 20b・・・・・・高周波受信コイル 21・・・・・・傾斜磁場コイル 30・・・・・・寝台(移動手段) 40、40’・・・・・・付加音源 41・・・・・・圧電素子 45・・・・・・ガントリー開口カバー 50・・・・・・音制御装置(音源制御手段) 51・・・・・・記憶部 60・・・・・・水平位置検出器(位置検出手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小沢 康彦 東京都千代田区内神田1丁目1番14号 株 式会社日立メディコ内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被検体の置かれる空間に磁場を発生させ
    る磁場発生手段と、前記被検体に高周波パルスを照射す
    る高周波コイルと、前記被検体からの核磁気共鳴信号を
    検出する高周波コイルと、これらの磁場発生手段及び高
    周波コイルを所定のパルスシーケンスで駆動するシーケ
    ンサと、前記空間において前記被検体を移動させる移動
    手段と、前記空間内に生じる騒音を該騒音と逆位相で同
    一振幅の音波を発生させて能動的に消音する消音手段と
    を備えた磁気共鳴イメージング装置において、 前記消音手段は、騒音を消音するための音波を発生する
    付加音源と、前記空間内の複数の位置について各位置に
    伝搬する前記騒音の特性を記憶する記憶部と、前記記憶
    部に記憶された騒音の特性及び前記シーケンサのパルス
    シーケンス情報に基づき、前記空間の任意の特定位置に
    おいて該特定位置に到達する騒音と逆位相で同一振幅の
    音波を発生するように前記付加音源を駆動制御する音源
    制御手段とを備えたことを特徴とする磁気共鳴イメージ
    ング装置。
  2. 【請求項2】 前記消音手段は、更に前記被検体の特定
    の位置を検出する位置検出手段を備え、前記音源制御手
    段は、前記位置検出手段が検出した位置に対応する前記
    騒音の特性に基づき、前記付加音源を駆動制御すること
    を特徴とする請求項1記載の磁気共鳴イメージング装
    置。
  3. 【請求項3】 前記位置検出手段は、前記移動手段の移
    動距離を検出する手段を有し、それにより得た移動距離
    により前記被検体の特定の位置を決定することを特徴と
    する請求項2記載の磁気共鳴イメージング装置。
  4. 【請求項4】 前記位置検出手段は、前記移動手段上の
    被検体による荷重分布を検出する手段を有し、それによ
    り得た荷重分布により前記被検体の特定の位置を決定す
    ることを特徴とする請求項2記載の磁気共鳴イメージン
    グ装置。
  5. 【請求項5】 前記付加音源は、前記位置検出手段によ
    り検出された被検体の特定の位置で音波を発生すること
    を特徴とする請求項2ないし4のいずれか1項記載の磁
    気共鳴イメージング装置。
  6. 【請求項6】 前記付加音源は、前記空間内に固定され
    た複数の音波発生手段から構成され、各音波発生手段は
    該音波発生手段の固定された位置に伝搬する騒音の特性
    及び前記シーケンサのシーケンス情報に基づき駆動制御
    されることを特徴とする請求項1記載の磁気共鳴イメー
    ジング装置。
  7. 【請求項7】 前記音波発生手段は圧電素子から構成さ
    れ、各圧電素子は前記磁場発生手段内部に設けられたガ
    ントリー開口カバーに固定されていることを特徴とする
    請求項6記載の磁気共鳴イメージング装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2005319297A (ja) * 2004-05-06 2005-11-17 General Electric Co <Ge> 医用撮像処理に関連するノイズの聴覚性知覚を低下させるためのシステム及び方法
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