JPH07247206A - りん酸アンモニウム系抗菌抗かび性難燃剤 - Google Patents

りん酸アンモニウム系抗菌抗かび性難燃剤

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JPH07247206A
JPH07247206A JP6076279A JP7627994A JPH07247206A JP H07247206 A JPH07247206 A JP H07247206A JP 6076279 A JP6076279 A JP 6076279A JP 7627994 A JP7627994 A JP 7627994A JP H07247206 A JPH07247206 A JP H07247206A
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flame retardant
antifungal
resin
phosphate
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Hiroshi Ito
宏 伊藤
Hisaaki Kanai
久明 金井
Yoshihiro Kani
良弘 可児
Masaaki Maekawa
正明 前川
Satoshi Takeuchi
聡 竹内
Zenichi Yamada
善市 山田
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Sintokogio Ltd
Taihei Chemical Industrial Co Ltd
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Sintokogio Ltd
Taihei Chemical Industrial Co Ltd
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    • C04B22/16—Acids or salts thereof containing phosphorus in the anion, e.g. phosphates
    • C—CHEMISTRY; METALLURGY
    • C04—CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
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    • C—CHEMISTRY; METALLURGY
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Abstract

(57)【要約】 【目的】樹脂等に添加しても、樹脂を着色したり光によ
り変色したりしないで抗菌抗かび性を有する難燃剤、及
び、抗菌抗かび性難燃樹脂を提供する。 【構成】りん酸アンモニウム・ポリりん酸アンモニウム
と、カルシウム、ストロンチウム、アルミニウム、マグ
ネシウム、亜鉛からなる群の1種以上の金属のりん酸塩
・ポリりん酸塩とから複塩に、総量で0.01〜5.0
重量%の銀・銅を担持させたことを特徴とするりん酸ア
ンモニウム系抗菌抗かび性難燃剤、及び、それを0.1
〜50重量%含有する抗菌抗かび性難燃樹脂

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、人体等に対して毒性が
なく、かつ、樹脂、繊維、塗料、建材等に、着色するこ
となく容易に添加でき、熱変色や光変色することがない
抗菌抗かび性の難燃剤、及び、熱変色や光変色すること
がない抗菌抗かび性の難燃性樹脂、繊維、塗料、建材等
の製品に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から樹脂に使用する難燃剤について
種々の発明がなされてきた。例えば、特開昭61−66
736号公報には、ポリオレフィン重合体に、アルカリ
土類金属の水酸化物、アルミニウム水酸化物、及び、シ
リカを含有する繊維状物質を配合することが開示され、
特開昭61−213234号公報には、オレフィン系樹
脂に、アルミニウム水酸化物、マグネシウム水酸化物を
配合し、赤りん、ほう酸亜鉛、二酸化チタンを添加する
ことが開示され、また、特開平3−56547号公報に
は、ポリプロピレン樹脂に、ポリりん酸アンモニウムを
添加することが開示されている。本発明者らも、特開平
5−345603号公報において、樹脂に混入して難燃
性を持たせるポリりん酸アンモニウムの粒状結晶を開示
し、特願平4−218136号公報において、少量のア
ルカリ土類金属塩等を混入した難溶性ポリりん酸アンモ
ニウム化合物を開示した。
【0003】一方、抗菌剤として、従来、N−(フルオ
ロジクロロメチルチオ)−フタルイミド等の有機化合物
が多く使用されてきたが、これらの有機抗菌剤は、皮膚
にアレルギー等をひき起こす等の毒性があり、また、樹
脂等に練り込む際に分解したり、揮発したり、或いは、
変質したりして、抗菌性が損なわれることが多かった。
そのため、近年になり、無機化合物に、銀、銅、亜鉛等
の抗菌性を有する金属を担持させた抗菌剤が開発されて
きた。例えば、特公昭52−38666号公報には活性
炭に銀を担持させた抗菌剤が開示され、特開昭62−2
10098号公報には酸化銀を添加したガラスが開示さ
れている。また、特開昭63−260810号公報、特
開昭63−265809号公報、及び、特開平2−11
1709号公報にはゼオライトに銀等の抗菌性金属を担
持させた抗菌剤が開示されている。更に、特開平1−2
21304号公報にはモンモリロナイト等の無機層状化
合物の層間に銀等の抗菌性金属を担持させた抗菌剤が開
示され、特開平2−96508号公報には難溶性りん酸
塩や縮合りん酸塩に銀等の抗菌性金属を担持させた抗菌
剤が開示され、特開平2−180270号公報にはヒド
ロキシアパタイトに銀等の抗菌性金属を担持させた抗菌
剤が開示されている。また、本発明者らも、特開平5−
294808号公報において、マグネシウム、カルシウ
ム、ストロンチウム、アルミニウム、マンガン、ニッケ
ル、銅、及び、亜鉛からなる群の中から選ばれた2種以
上の金属の難溶性オルトりん酸複塩に銀を担持させた抗
菌剤を開示し、特開平5−85910号公報おいて、り
ん酸亜鉛に銀や銅を担持させた抗菌剤を開示した。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】一般に、樹脂に難燃剤
を配合する際には、安定剤、滑剤剤等を添加することが
必要になる。特に、りん酸アンモニウム系の難燃剤の場
合は、微生物によって分解されて、難燃性が損なわれる
おそれがあるので、抗菌剤、抗かび剤も添加する必要が
ある。しかしながら、この場合に、抗菌抗かび剤とし
て、酸化銀を含有するガラスや銀を担持させたゼオライ
ト等を添加すると、樹脂を着色したり、光により変色し
たりする等の問題があった。本発明が解決しようとする
課題は、このように問題の多い他の抗菌剤や抗かび剤の
添加を必要とせず、それ自身、樹脂を着色したり変色し
たりせず、抗菌抗かび性を有する難燃剤、及び、抗菌抗
かび性を有する難燃樹脂を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、前述の課
題を解決するため、りん酸アンモニウム及びポリりん酸
アンモニウムの何れか一方又はその両方と、カルシウ
ム、ストロンチウム、アルミニウム、マグネシウム、亜
鉛からなる群の中の1種以上の金属のりん酸塩及びポリ
燐酸塩の何れか一方又はその両方からなる複塩に対し
て、総量で0.01〜5.0重量%の銀及び銅の何れか
一方又はその両方を担持させたことを特徴とするりん酸
アンモニウム系抗菌抗かび性難燃剤(以下「第1発明」
という)、及び、このりん酸アンモニウム系抗菌抗かび
性難燃剤を0.1〜50重量%含有する抗菌抗かび性難
燃樹脂及びその樹脂製品(以下「第2発明」という)を
提供する。
【0006】第1発明に係わる複塩には、りん酸アンモ
ニウムとりん酸カルシウムとからなるりん酸複塩等のよ
うな2種の陽イオンのりん酸複塩だけでなく、りん酸ア
ンモニウム、りん酸カルシウム、及び、りん酸アルミニ
ウムからなるりん酸複塩等のような3種以上の陽イオン
のりん酸複塩を含む。また、複塩を構成する陽イオンに
対応する陰イオンが、すべてりん酸であるりん酸複塩、
及び、すべてポリりん酸であるポリりん酸塩だけでな
く、一部がりん酸で残りがポリりん酸であるりん酸ポリ
りん酸複塩をも含む。また、アンモニウム(A)に対す
る他の金属(M)の配合モル比(M/A)は、1/10
〜2/1であることが好ましい。
【0007】第1発明に係わる複塩を製造するには、り
ん酸アンモニウム、もしくは、ポリりん酸アンモニウ
ム、又は、両者の混合物に、カルシウム、ストロンチウ
ム、アルミニウム、マグネシウム、亜鉛等の酸化物、水
酸化物、炭酸塩、りん酸塩、又は、ポリりん酸塩を反応
させる。反応は、湿式反応でも乾式反応でもよいが、湿
式反応の方が好ましく。また、反応の際には、ボールミ
ル、らいかい機、振動ミル、サンドグラインドミル等の
メカノケミカル効果のある反応機を使用するのが好まし
い。また、このような反応機を使用すると微細粒子が得
やすい。
【0008】第1発明における銀や銅の担持は、硝酸銀
や硝酸銅等のような水溶性塩の水溶液を、合成された複
塩の段階、複塩合成途上の段階、又は、未反応の原料段
階の何れかの段階で添加することにより行われる。この
担持反応にも、メカノケミカル効果のある反応機を使用
することが好ましく、また、40℃以下の温度で行うこ
とが好ましい。
【0009】第2発明に係わる抗菌抗かび性難燃樹脂及
びその樹脂製品は、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポ
リスチレン、ポリアミド、ポリエススル等の樹脂に、前
述のりん酸アンモニウム系抗菌抗かび性難燃剤を0.1
〜50重量%含有する樹脂及びその樹脂製品であって、
その他に、他の顔料等を含有するものであってもよい。
前述のりん酸アンモニウム系抗菌抗かび性難燃剤の含有
量が、0.1重量%未満であると難燃性が失われ、ま
た、50重量%を超えると母材である樹脂の特性が損な
われるおそれがある。
【0010】
【作用】本発明に係わるりん酸アンモニウム系抗菌抗か
び性難燃剤、及び、それを含有する抗菌抗かび性難燃樹
脂が、どのような作用により優れた難燃性と抗菌抗かび
性を示すか詳細は不明であるが、一応、次のように考え
られる。高温に曝されると、複塩中のりん酸アンモニウ
ム又はポリりん酸アンモニウムが熱分解し、その分解熱
として熱を吸収すると同時に、遊離したりん酸が樹脂を
不燃化し、更に、りん酸カルシウム等の金属りん酸塩や
ポリりん酸塩が延焼を防止するものと考えられる。ま
た、銀や銅が、複塩に強固に担持されるため、樹脂を変
色したり、光変色したりすることがなく、長期間にわた
り微量のイオンとして溶出し、抗菌性・抗かび性を発揮
するものと考えられる。また、この抗菌抗かび性難燃剤
は、複塩の形態をとることで結晶の成長を抑制でき、更
に、メカノケミカル的に反応させることで、容易に微細
粒子が得ることができ、また、銀や銅を更に強固に担持
できるので、樹脂への練り込み、分散性、耐久性にすぐ
たものになる。従って、このようなりん酸アンモニウム
系抗菌抗かび性難燃剤を含有する樹脂は、樹脂本来の特
性を損なうことなく、抗菌性、抗かび性と難燃性とを取
得する。
【0011】
【実施例】
1. 抗菌抗かび性難燃剤の製造 〔実施例1〕アルミナ製2lボールミルに、りん酸二水
素アンモニウム(NH4H2PO4)427.2g、水
酸化マグネシウム(Mg(OH)2)123.7g、水
酸化アルミニウム(ギブサイトAl2O33H2O)8
2.8g、及び、硝酸銀(AgNO3)23.6gを入
れ、更に、20℃のイオン交換水700mlを加えて2
0時間練和して反応させた。反応スラリーを濾過し、得
られたフィルターケーキを250℃で12時間乾燥して
粉末(以下「難燃剤1」という)を得た。この難燃剤1
に担持された銀は2.9%であった。
【0012】〔実施例2〕ホモジナイザーに20℃の3
0%りん酸二水素アンモニウム(NH4H2PO4)水
溶液1070gを入れ、更に、酸化亜鉛(ZnO)22
7.0gを徐々に分散させながら加え、20分間攪拌し
た。その後、硝酸銀(AgNO3)19.6gを加え、
更に1時間練和して反応させた。反応スラリーを実施例
1と同様に処理して粉末(以下「難燃剤2」という)を
得た。この難燃剤2に担持された銀は2.5%であっ
た。
【0013】〔実施例3〕外熱式ロータリーキルンに、
りん酸二水素アンモニウム(NH4H2PO4)520
gと尿素(CO(NH2)2)90gとを入れ、280
℃で8時間焼成した。得られた焼成物は、モル比N/P
=1.2、水不溶分75%のポリりん酸アンモニウムで
あった。2lアルミナ製ボールミルに、このポリりん酸
アンモニウム500gと、炭酸ストロンチウム(SrC
O3)44.3g、硝酸銀(AgNO3)7.9g、及
び、塩基性炭酸銅(CuCO3Cu(OH)2)8.7
gを入れ、8時間練和し反応させた。得られた生成物を
250℃で12時間乾燥して粉末(以下「難燃剤3」と
いう)を得た。この難燃剤2に担持された銀は1.1%
であり、銅は0.9%であった。
【0014】〔実施例4〕2lアルミナ製振動ミルに、
りん酸二水素アンモニウム(NH4H2PO4)460
g、炭酸アンモニウム((NH4)2CO3)39.2
g、炭酸カルシウム(CaCO3)40.0g、およ
び、硝酸銀(AgNO3)3.8gの混合粉末を入れ3
時間練和し反応させた。得られた生成物を250℃で1
2時間焼成して粉末(以下「難燃剤4」という)を得
た。この難燃剤4の主成分はポリりん酸アンモニウムで
あり、難燃剤4に担持された銀は0.6%であった。
【0015】〔比較例1〕ビーカーに、乾燥A型ゼオラ
イト微粒子200gを入れ、1/10M硝酸銀水溶液5
00mlを加え、室温で3時間攪拌してイオン交換反応
を行った。反応生成物を濾過し、十分水洗した後、15
0℃で24時間乾燥して粉末(以下「難燃剤5」とい
う)を得た。難燃剤5に担持された銀は2.6%であっ
た。
【0016】〔比較例2〕ビーカーに、硝酸銀2gを入
れ蒸留水1lを加え溶解し、アンモニア水で中性からア
ルカリ性にpHを調整し、攪拌しながら、0.1M塩化
カルシウム水溶液1000mlと0.1Mりん酸水素二
ナトリウム(Na2HPO4)水溶液600mlを、溶
液のpHをアンモニア水で中性からアルカリ性に調整し
ながら、徐々に滴下し、含銀ハイドロキシアパタイトを
合成した。得られた生成物を蒸留水で十分洗浄した後、
150℃で24時間乾燥して粉末(以下「難燃剤6」と
いう)を得た。難燃剤6に担持された銀は1.2%であ
った。
【0017】2. 変色試験 前述の実施例1〜4及び比較例1、2で得られた難燃剤
1〜6を、それぞれ、1重量%になるようにナイロン樹
脂(東レ(株)製アミランCM−2001)に260℃
で練り込み、射出成形(滞留時間3分)してシート(以
下、それぞれ、「難燃樹脂1」〜「難燃樹脂6」とい
う)に成形した。それから、50×30×2mmの試験
片を切り出し、紫外線をあて経時変化等を観察した。樹
脂への練り込みの際には、比較例の難燃剤5では気泡が
発生し樹脂シート中に残留した。樹脂の変色状況は、比
較例の難燃剤5では練り込みの際に既に茶色に変色し、
また、比較例の難燃剤6では5時間で茶色に変色したの
に対し、本発明に係わる難燃剤1〜4では30時間後で
も変色は認められず、50時間経過後に難燃剤1,2に
おいて僅かに薄いクリーム色に変色するのが認められた
に過ぎなかった。
【0018】3. 難燃剤の抗菌性試験 実施例1〜4及び比較例1、2で得られた難燃剤1〜
6、それぞれ0.1gを、大腸菌(Escherich
ia coli)液100mlの入った三角フラスコに
入れて、1時間振盪し、その前後に大腸菌液の一部をと
り出し、寒天培地により培養後、その生菌数を測定し
た。その結果は表1のとおりであった。表1からも、本
願第1発明に係わる難燃剤が抗菌性を有することを認め
ることができる。
【0019】
【表1】
【0020】4. 難燃樹脂の抗菌性試験 変色試験の際に製造した難燃樹脂1〜6を、それぞれ細
切りにし、その1gを用いて、前述の難燃剤の抗菌性試
験と同様な方法で、48時間振盪して、寒天培地に培養
後生菌数を測定した。その結果は表2のとおりであっ
た。表2からも、本願第2発明に係わる難燃樹脂が抗菌
性を有することを認めることができる。
【0021】
【表2】
【0022】5. 難燃樹脂の難燃性試験 実施例1〜4及び比較例1、2で得られた難燃剤1〜6
を、それぞれ、表3の配合に調整し押出機を用いて溶融
混練温度170℃〜220℃で押し出し、それぞれペレ
ットを得、そのペレットから射出成形機を用いて、それ
ぞれ、厚さ3.0mmの所定の試験片(以下「試験片
1」〜「試験片6」という)を得た。これらの試験片1
〜6について、UL規格UL94に定められた垂直燃焼
試験に基づいて評価した。その結果、本願第2発明に係
わる試験片1〜4は、何れもUL規格94V−0であっ
たのに対し、比較例に係わる試験片5,6は、UL規格
ULV−2であった。この結果から、本願第2発明に係
わる難燃樹脂は、抗菌性とともに難燃性を有することが
認められた。
【0023】
【表3】
【0024】本発明に係わるりん酸アンモニウム系抗菌
抗かび性難燃剤は、前述のような構成と作用を有するの
で、人体等に対して安全で、樹脂、繊維、塗料等に練り
込む際にも、変色することなく、これら樹脂、繊維、塗
料等に長期間にわたり抗菌性抗かび性と難燃性を与える
ことができる。また、本発明に係わるりん酸アンモニウ
ム系抗菌抗かび性難燃剤を含有する抗菌抗かび性難燃樹
脂は、長期間にわたり抗菌性抗かび性と難燃性を有す
る。従って、本発明は、産業活動及び国民生活におい
て、火災等に対する安全と衛生の面から大きく寄与する
ものと考えられる。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年9月12日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0009
【補正方法】変更
【補正内容】
【0009】第2発明に係わる抗菌抗かび性難燃樹脂及
びその樹脂製品は、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポ
リスチレン、ポリアミド、ポリエステル等の樹脂に、前
述のりん酸アンモニウム系抗菌抗かび性難燃剤を0.1
〜50重量%含有する樹脂及びその樹脂製品であって、
その他に、他の顔料等を含有するものであってもよい。
前述のりん酸アンモニウム系抗菌抗かび性難燃剤の含有
量が、0.1重量%未満であると難燃性が失われ、ま
た、50重量%を超えると母材である樹脂の特性が損な
われるおそれがある。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0010
【補正方法】変更
【補正内容】
【0010】
【作用】本発明に係わるりん酸アンモニウム系抗菌抗か
び性難燃剤、及び、それを含有する抗菌抗かび性難燃樹
脂が、どのような作用により優れた難燃性と抗菌抗かび
性を示すか詳細は不明であるが、一応、次のように考え
られる。この難燃剤が高温に曝されると、複塩中のりん
酸アンモニウム又はポリりん酸アンモニウムが熱分解
し、その分解熱として熱を吸収すると同時に、遊離した
りん酸が樹脂を不燃化し、更に、りん酸カルシウム等の
金属リン酸塩やポリりん酸塩が延焼を防止するものと考
えられる。また、銀や銅が、複塩に強固に担持されるた
め、樹脂を変色したり、光変色したりすることがなく、
かつ、長期間にわたり微量のイオンとして溶出するの
で、抗菌性・抗かび性を発揮するものと考えられる。ま
た、この抗菌抗かび性難燃剤は、複塩の形態をとること
で結晶の成長を抑制でき、更に、メカノケミカル的に反
応させることで、容易に微粒子を得ることができ、ま
た、銀や銅を更に強固に担持できるので、樹脂への練り
込み、分散性、耐久性にすぐれたものになる。従って、
このようなりん酸アンモニウム系抗菌抗かび性難燃剤を
含有する樹脂は、樹脂本来の特性を損なうことなく、抗
菌性、抗かび性と難燃性とを取得する。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0024
【補正方法】変更
【補正内容】
【0024】
【発明の効果】 本発明に係わるりん酸アンモニウム系抗
菌抗かび性難燃剤は、前述のような構成と作用を有する
ので、人体等に対して安全で、樹脂、繊維、塗料等に練
り込む際にも、変色することなく、これら樹脂、繊維、
塗料等に長期間にわたり抗菌性抗かび性と難燃性を与え
ることができる。また、本発明に係わるりん酸アンモニ
ウム系抗菌抗かび性難燃剤を含有する抗菌抗かび性難燃
樹脂は、長期間にわたり抗菌性抗かび性と難燃性を有す
る。従って、本発明は、産業活動及び国民生活におい
て、火災等に対する安全と衛生の面から大きく寄与する
ものと考えられる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 可児 良弘 岐阜県多治見市姫町6丁目121番地 (72)発明者 前川 正明 愛知県豊橋市石巻西川町赤砂利4−2 (72)発明者 竹内 聡 愛知県豊川市諏訪3丁目123 (72)発明者 山田 善市 愛知県岡崎市緑丘3丁目21−4

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 りん酸アンモニウム及びポリりん酸アン
    モニウムの何れか一方又はその両方と、カルシウム、ス
    トロンチウム、アルミニウム、マグネシウム、亜鉛から
    なる群の中の1種以上の金属のりん酸塩及びポリ燐酸塩
    の何れか一方又はその両方からなる複塩に対して、総量
    で0.01〜5.0重量%の銀及び銅の何れか一方又は
    その両方を担持させたことを特徴とするりん酸アンモニ
    ウム系抗菌抗かび性難燃剤
  2. 【請求項2】 請求項1に記載されたりん酸アンモニウ
    ム系抗菌抗かび性難燃剤を0.1〜50重量%含有する
    抗菌抗かび性難燃樹脂及びその樹脂製品
JP6076279A 1994-03-08 1994-03-08 りん酸アンモニウム系抗菌抗かび性難燃剤 Pending JPH07247206A (ja)

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JP6076279A JPH07247206A (ja) 1994-03-08 1994-03-08 りん酸アンモニウム系抗菌抗かび性難燃剤

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JP6076279A JPH07247206A (ja) 1994-03-08 1994-03-08 りん酸アンモニウム系抗菌抗かび性難燃剤

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JP6076279A Pending JPH07247206A (ja) 1994-03-08 1994-03-08 りん酸アンモニウム系抗菌抗かび性難燃剤

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