JPH07247484A - 石炭ガス化炉の挟み込みスラグ破砕機 - Google Patents

石炭ガス化炉の挟み込みスラグ破砕機

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JPH07247484A
JPH07247484A JP14929494A JP14929494A JPH07247484A JP H07247484 A JPH07247484 A JP H07247484A JP 14929494 A JP14929494 A JP 14929494A JP 14929494 A JP14929494 A JP 14929494A JP H07247484 A JPH07247484 A JP H07247484A
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Yoichiro Nakajima
洋一郎 中島
Kohei Ito
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 石炭ガス化炉本体、同本体を囲んで設けられ
た外部耐圧容器、同容器の下部に連なり水が張られてい
るスラグホッパー、同スラグホッパー内において、落下
するスラグを破砕するロールクラッシャーを備えた石炭
ガス化炉において、ロールクラッシャーの大塊スラグの
噛み込み不能を解消し、スラグ堆積を防ぐ。 【構成】 ホッパー内において水平に対向して設けられ
た一対の油圧ジャッキ、上記各油圧ジャッキのロッドの
先端に設けられたスプレッダー、同各スプレッダーに設
けられた歯、及び上記油圧ジャッキを同時に中心方向へ
動かす油圧ユニットとを備え、対向するスプレッダーの
間に石炭ガス化炉本体から落下するスラグを挟み込みそ
の歯でスラグを破砕し、破砕されたスラグを下方のロー
ルクラッシャーへ送る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は石炭ガス化炉に適用され
る挟み込みスラグ破砕機に関するものである。本装置は
加圧流動床ボイラにも適用可能である。
【0002】
【従来の技術】石炭ガス化炉は、その形式として、加圧
もしくは常圧、バーナも単段又は二段、ガス化剤、石炭
供給方式等にも種類があるため多種多様である。従来の
技術として、加圧二段噴流石炭ガス化炉を一例として以
下に説明する。
【0003】この方式の石炭ガス化炉は、ガス化効率の
向上と炉の小型化のために加圧するので、二重耐圧構造
となっており、円筒縦型の外部耐圧容器に包まれたガス
化炉本体は炉壁がフィン付水冷管によって構成された、
コンバスタ部、ディフューザ部、及びリダクター部の3
つの部分より成り立っている。又、コンバスタ部及びデ
ィフューザ部には炉内ガスを旋回させる方向に取付けら
れた複数のバーナがそれぞれ一段づつ設けてあり、コン
バスタバーナ、リダクタバーナとそれぞれ呼ばれてい
る。コンバスタ下部のコンバスタ炉底部にはスラグ排出
口があり、その直下にスラグホッパが設けてある。
【0004】このような構成の石炭ガス化炉において
は、コンバスタ部でのコンバスタバーナにより投入され
る乾燥微粉炭と高い空気比の燃焼用空気による高温燃焼
ガスと、上部にあるリダクタバーナによる乾燥微粉炭と
低い空気比の燃焼用空気投入によって、混合し、生じる
高温の還元雰囲気において、活性チャーと燃焼ガスのガ
ス化反応を充分進行させることによって、可燃性ガス
(CO,H2 )を製造するが、石炭中の灰分は炉壁に付
着するか、又はコンバスタ炉底部に落下することとな
る。そして更に、コンバスタ炉底部にあるスラグ排出口
からコンバスタの高温によって溶融した状態でスラグは
下方に排出され水を張ったスラグホッパに落下する。
【0005】水によって固化したスラグはガス化炉本体
下方に設けてあるロールクラッシャーによって粉砕さ
れ、スラグロックホッパを経て石炭ガス化炉外部に設置
されているスラグ排出槽に排出される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前項のような従来の技
術においては、以下に述べるような問題が生ずる可能性
がある。炉内の燃焼ガス温度に応じて、ガス中の灰分の
溶融スラグ温度も変化するが、コンバスタバーナ部で発
生した高温の燃焼ガスに、リダクタバーナより投入され
た石炭が混合して、吸熱反応であるガス化反応が起こる
ため、リダクタバーナより上方では急激にガス温度及び
スラグ温度が低下する。この際スラグの粘度変化に伴っ
て、ある温度域、遷移温度域においてスラグの炉壁への
付着が著しくなり、大塊となり炉底に脱落する。
【0007】このような大きいスラグの塊がスラグ排出
口より下のスラグホッパに入った場合、石炭ガス化炉本
体下部に設けてあるロールクラッシャーへの噛み込み不
良により、石炭ガス化炉下部(ロールクラッシャー上
部)でのスラグが円滑に排出されぬためのスラグ堆積を
惹起す可能性があり、大きい問題点があった。
【0008】本発明はこのような問題点を解決すべき課
題としてなされたものであり、ロールクラッシャーの入
口部において、スラグの大塊を粉砕するスラグ破砕機を
提供しようとするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
したものであって、石炭ガス化炉本体、同本体を囲んで
設けられた外部耐圧容器、同容器の下部に連なり水が張
られているスラグホッパ、上記外部耐圧容器とスラグホ
ッパとの接続部に設けられ上記石炭ガス化炉本体から落
下するスラグを下方へ案内するクラッシャーシュート、
及び上記クラッシャーシュートを経て落下するスラグを
破砕するロールクラッシャーを備えた石炭ガス化炉にお
いて、次の特徴を有する石炭ガス化炉の挟み込みスラグ
破砕機に関するものである。
【0010】(1)上記ホッパ内において上記クラッシ
ャーシュートと上記ロールクラッシャーとの間において
水平な軸線上に対向して設けられた一対の油圧ジャッ
キ、上記各油圧ジャッキのロッドの先端に設けられたス
プレッダ、同各スプレッダに設けられた歯、及び上記油
圧ジャッキを同時に中心方向へ動かす油圧ユニットとを
備え、対向するスプレッダの間に上記石炭ガス化炉本体
から落下するスラグを挟み込みその歯でスラグを破砕
し、破砕されたスラグを下方のロールクラッシャーへ送
る。
【0011】(2)上記(1)項に記載の石炭ガス化炉
の挟み込みスラグ破砕機において、平面図において対向
するスプレッダの中心に対して点対称の位置となるよう
油圧ジャッキの中心線の互いに反対側の、スプレッダの
上面にそれぞれ固定され、各スプレッダと共に移動する
一対の板状のブリッジブレーカーを備えた。
【0012】(3)上記(1)項に記載の石炭ガス化炉
の挟み込みスラグ破砕機において、油圧ジャッキの偏荷
重を負担するガイドシュウを備えた。
【0013】(4)上記(1)項に記載の石炭ガス化炉
の挟み込みスラグ破砕機において、油圧ジャッキのロッ
ドの外周に螺旋溝を設けると共に、同溝に摺動可能に嵌
合する溝を備えた穴を有する部材を上記油圧ジャッキの
筒の端部に固定した。
【0014】(5)上記(1)項に記載の石炭ガス化炉
の挟み込みスラグ破砕機において、対向するスプレッダ
の下部に近接して、格子状スクリーンを設け、同スクリ
ーンの格子間隔を、スプレッダ下方に設けられているロ
ールクラッシャーに噛み込み可能なスラグのみ通過させ
る寸法とした。
【0015】
【作用】上記(1)の発明においては、従来より設けて
いるロールクラッシャーの上部に、挟み込みスラグ破砕
機を設置することにより、ロールクラッシャーが噛み込
む限界寸法のスラグ塊より大きい塊のスラグを予破砕の
上、下流のロールクラッシャーに渡せることとなり、従
来の大塊スラグの噛み込み不良の問題が解消する。
【0016】上記(2)の発明においては、上記の挟み
込みスラグ破砕機はある程度の大塊のスラグが処理可能
であるが、これでも噛み込まないような場合を考慮し
て、一対のブリッジブレーカーがスプレッダの中心線に
たいして、横にずらして対角に設置されているので、ス
ラグ破砕機のスプレッダの間に落ちないスラグを回して
スプレッダの間に落とすか、回らないならばその角度で
スラグを破砕して小さくする働きを有しており、挟み込
みスラグ破砕機の機能を拡大する。
【0017】上記(3)の発明においては、スプレッダ
に対するスラグの片当りの際に生じる偏荷重を受け、油
圧ジャッキの作動不良および破損を防止する。
【0018】上記(4)の発明においては、スラグ塊は
スプレッダの中心線方向移動による圧縮力とスプレッダ
の回転による剪断力とを受けるので、圧縮力のみの場合
に比して、破砕が効果的に行われる。
【0019】上記(5)の発明においては、ロールクラ
ッシャーが噛み込みできない大形のスラグ塊は格子状ス
クリーン上に残り、スプレッダによる再度の破砕を受け
るので、スラグ塊の破砕が確実に行われる。
【0020】
【実施例】図1は本発明の第1実施例に係るスラグ破砕
機の配置図である。図において、1は石炭ガス化炉本
体、2は同本体の外部に設けられている外部耐圧容器で
ある。石炭ガス化炉本体は、外部耐圧容器内の26atg
前後の高圧中に置かれ、90℃の温水中に浸されてい
る。4は外部耐圧容器の下部に取付けられているスラグ
ホッパ、21は同ホッパの排出口、6は同ホッパの中に
設けられ、スラグを挟み込んで破砕する挟み込みスラグ
破砕機、8は同破砕機を支持するシリンダー架台、5は
同破砕機の下方に設けられているロールクラッシャー、
7は同破砕機の上方に設けられているクラッシャーシュ
ート、9は同破砕機を動かす油圧ジャッキである。この
ジャッキは互に対向する方向に往復動可能である。20
は同破砕機の上方に設けられているブリッジブレーカー
(詳細後述)である。23はスラグホッパマンホールで
ある。スラグホッパ排出口21はスラグ排出槽に通じて
いる。
【0021】図2は上記実施例の挟み込みスラグ破砕機
の詳細二面図であり、(a)は横断面図、(b)は縦断
面図である。図において、10は挟み込みスラグ破砕機
の油圧ジャッキ9のロッド先端に設けられたスプレッ
ダ、11は同スプレッダに設けられている三角突起の板
状の歯、14は油圧ジャッキ9の偏荷重を負担するガイ
ドシュウである。20はスプレッダ10の上面に固定さ
れ、同スプレッダと同一動作をするブリッジブレーカー
であり、これは同図(a)に見られるように互に向き合
った位置ではなく、装置中心に対して点対称の位置にず
らして設けられている。ブリッジブレーカーはスプレッ
ダに噛み込まれない大塊スラグを回転させて、噛み込み
を可能にするための装置である。13はスラグ破砕機6
内へスラグが侵入することを防ぐためのブラシ、12は
同じ目的の侵入防止板である。
【0022】図3は上記実施例における油圧系統図であ
る。図において、9は油圧ジャッキ、3は油圧ロッド、
10はスプレッダである。一点鎖線で示される15の範
囲内は油圧ユニットである。28は油圧ポンプ、18は
パイロットチェック弁、29は冷却水管、16はオイル
クーラー、27は油タンク、17は切替え弁、30はジ
ャッキ加圧側油管、31はジャッキ戻り側油管である。
【0023】本装置における各部の詳細は次の通りであ
る。
【0024】油圧ジャッキについて:油圧ジャッキ9の
作動圧力は通常70〜350kgf /cm2 である。雰囲気
温度は90℃であるから、シール材質はテフロンまたは
フッ素ゴムが用いられている。作動油は通常50℃以下
で使用する必要があるので、戻りラインにオイルクーラ
ー16が設置されている。雰囲気圧力は26kgf /cm 2
であるので、ジャッキ9の反加圧側の圧力は26kgf /
cm2 以上とするよう、戻りラインにリリーフ弁が設置さ
れている。したがって作動有効圧力はその差圧である。
スラグ水のpHはガス化運転中は8〜9であり、ジャッキ
のロッドの腐食は少いとは思われるが、万一の腐食を防
止するため、フェライト系SUS材の使用が適してい
る。ジャッキサポートは押し引きの荷重に耐える強度で
あり、ガイドシュウ14のガタ以上のフレキシビリティ
を有することが必要である。
【0025】スプレッダについて:破砕スラグのサイズ
は100mm前後であるから、歯板11には100mmピッ
チの山形歯が設置される。摩耗防止のため、硬化肉盛を
部分的に施してある。スプレッダ10の前進時に上方か
らスラグが侵入しないよう上部および側面に侵入防止板
12が設置される。またそれらの隙間には噛み込み防止
のためのブラシ13が設けられる。スプレッダ10の幅
は500mmであり、荷重点はジャッキ取付部のみである
から、スラグの片当りがある時は偏荷重となるので、ガ
イドシュウ14で支持する。
【0026】油圧ユニットについて:挟み込みスラグ破
砕機6の運用は30sec/cycle の連続作動または必要時
の間欠的作動であるが、油圧ユニット15は連続運転と
し、ジャッキ9の作動時のみ切替え弁17によってジャ
ッキ7側へラインオンする。ジャッキは温水中で使用さ
れ、かつ高圧リリーフ運転となるため、オイルクーラ1
6を戻りラインに設置してある。冷却媒体は低圧機器冷
却水である。ガス化炉エリアは防爆対象となる部分があ
るので、その範囲外に設置される。防爆範囲はガス化炉
チャー系から3〜5mの範囲内である。
【0027】切替え弁17について:これはジャッキの
作動を行わせる弁であり、リモート操作の自動/手動弁
である。破砕時に、加圧側は350kg/cm2 g、反加圧
側は28kg/cm2 gとなる。停止時(引戻り後)は、ロ
ッド側シリンダ内圧力は炉内圧以上が必要である。この
ため、ロッド側シリンダ内に常時350kg/cm2 gを掛
け続けるか、パイロットチェック弁で内圧を保持するか
のいずれかが行われる。
【0028】以上述べた構成を備えた本実施例の装置
は、従来より設けているロールクラッシャーの上部に、
挟み込みスラグ破砕機を設置することにより、ロールク
ラッシャーが噛み込む限界寸法のスラグ塊、100mm前
後以上の大塊のスラグを本機によって予破砕の上、下流
のロールクラッシャーに渡せることとなり、従来の大塊
スラグによる問題は解消することになる。即ち、石炭ガ
ス化炉本体下部のクラッシャーシュート出口部に対向し
て配置され、油圧ジャッキによって前後進する、縦長の
三角突起の板状の歯を100mmピッチで複数本設けた対
向スプレッダにより、挟み込んで加圧圧縮することで4
00〜500mm径程度の大塊スラグまでは破砕すること
が出来る。
【0029】加圧圧縮の際に、スプレッダの大塊スラグ
の挟み込み位置が偏っていた場合、油圧ジャッキなり油
圧ロッドは偏荷重を受けるが、本機はスプレッダに複数
のガイドロッドを設け、これにカップルするガイドシュ
ウをそれぞれ設けているので問題なく、又、スプレッダ
の油圧ジャッキによる前後進中に、上部又は側面からス
ラグの細粒が破砕機内に入り込むのを防ぐ為に、上部又
は側面に侵入防止板をはり、且つ、隙間から入らぬよう
に上部又は側面にブラシを付けている。
【0030】高圧温水雰囲気という過酷な条件下で、安
定した、信頼性のある作動を確保するため作動油圧の適
正化、オイルクーラーによる油温の上昇防止、油圧ロッ
ド、シール材料等の材質面への考慮等々種々の対応策を
取っている。
【0031】尚、本機の運用に関しては、連続作動か間
欠作動か、或いは異常時の作動とするか実態に応じて分
かれると考えられるが、何れであっても対応は可能であ
り問題は無い。
【0032】また、上記の挟み込みスラグ破砕機は40
0〜500mm径程度の大塊スラグ迄は処理可能である
が、これでも噛み込まないような場合を考慮して、スプ
レッダ上部に設けるブリッジブレーカーの作用として
は、向かい合うペアのブリッジブレーカーが対角に設置
されているので、スラグ破砕機のスプレッダの間に落ち
ないスラグを回してスプレッダの間に落とすか、回らな
いならばその角度でスラグを破砕して小さくする働きを
有しており、挟み込みスラグ破砕機の機能を拡大するも
のである。
【0033】図4は本発明の第2実施例に係る挟み込み
スラグ破砕機の縦断面図である。図において、40は油
圧ジャッキ9によって駆動される油圧ロッドである。こ
のロッドの外周には螺旋溝41が設けてある。42は前
記油圧ロッド40が挿通されている穴を有し、前記油圧
ジャッキ9の筒の端部に固定されている部材である。こ
の部材の前記穴には前記ロッド40の螺旋溝41が摺動
可能に嵌合する螺旋溝が設けてある。43は一対のスプ
レッダ10の下部に近接して設けられている格子状スク
リーンである。その格子間隔は、スプレッダの下方に設
けられているロールクラッシャーに噛み込み可能なスラ
グ塊のみ通す寸法に設定されている。上記以外の構成
は、第1実施例と同じである。
【0034】本装置においては、格子状スクリーン43
によって、ロールクラッシャーで破砕できない大きさの
スラグ塊は同スクリーン上に堆積する。スプレッダ10
の歯11によってスラグ塊を破砕するために、一対の油
圧ジャッキ9によって油圧ロッド40が押し出され、ス
プレッダは中央方向へ駆動される。この時、ロッドに設
けてある螺旋溝41と、油圧ジャッキ端部に固定されて
いる部材42の穴の螺旋溝との相互作用によって、ロッ
ド40は回転しながら押し出される。一対のスプレッダ
の回転方向は逆方向となるよう溝が設けてあるので、ス
ラグ塊に対しては圧縮力と共に剪断力が加わり、効果的
にスラグ塊が破砕される。破砕されたスラグの内、小さ
く砕かれたものはスクリーン43を通過して落下する
が、通過し得なかった塊は、スプレッダによる再度の破
砕を受けることになる。
【0035】以上詳述したように、本発明の装置をスラ
グホッパ上部に設置することにより、石炭ガス化炉本体
内部のディフューザ部ないしリダクター部壁面より剥
離、脱落し炉底のスラグ排出口からガス化炉本体下方に
落下したスラグが大きい塊であっても、これらを予粉砕
して下流のロールクラッシャーに落とすため、スラグ排
出が充分に保証されることとなり、石炭ガス化炉の長期
連続安定運転が可能となる効果がある。
【0036】
【発明の効果】本発明の石炭ガス化炉の挟み込みスラグ
破砕機においては、ホッパ内においてクラッシャーシュ
ートとロールクラッシャーとの間に水平に対向して設け
られた一対の油圧ジャッキ、上記各油圧ジャッキのロッ
ドの先端に設けられたスプレッダ、同各スプレッダに設
けられた歯、及び上記油圧ジャッキを同時に中心方向へ
動かす油圧ユニットとを備えているので、石炭ガス化炉
本体から落下するスラグを挟み込みその歯でスラグを破
砕し、破砕されたスラグを下方に隣接するロールクラッ
シャーへ送るので、ロールクラッシャーの大塊スラグの
噛み込み不能を解消し、スラグ堆積を防止することがで
きる。
【0037】また、ブリッジブレーカーを備えているの
で、大塊の噛み込みを容易にすることができる。さらに
ガイドシュウを設けてあるので、偏荷重発生による油圧
ジャッキの作動不良や破損を防ぐことができる。
【0038】更に、ロッドに螺旋溝を設けたものにおい
ては、圧縮力と剪断力によって効果的にスラグの破砕が
行われる。また、スプレッダ下部に近接して格子状スク
リーンを設けたものにおいては、破砕が確実に行われ
る。以上によって、スラグ排出が充分に保証され、石炭
ガス化炉の長期連続安定運転が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る挟み込みスラグ破砕
機の配置図。
【図2】上記実施例に係る挟み込みスラグ破砕機の二面
図であり、(a)は横断面図、(b)は縦断面図。
【図3】上記実施例に係る油圧系統図。
【図4】本発明の第2実施例に係る挟み込みスラグ破砕
機の縦断面図。
【符号の説明】
1 石炭ガス化炉本体 2 外部耐圧容器 3 油圧ロッド 4 スラグホッパ 5 ロールクラッシャー 6 挟み込みスラグ破砕機 7 クラッシャーシュート 8 シリンダー架台 9 油圧ジャッキ 10 スプレッダ 11 歯板 12 侵入防止板 13 ブラシ 14 ガイドシュウ 15 油圧ユニット 16 オイルクーラー 17 切替え弁 18 パイロットチェック弁 20 ブリッジブレーカー 21 スラグホッパ排出口 23 スラグホッパマンホール 27 油タンク 28 油圧ポンプ 29 冷却水管 30 ジャッキ加圧側油管 31 ジャッキ戻り側油管 40 油圧ロッド(外周に螺旋溝を有す) 41 螺旋溝 42 固定部材(螺旋溝を備えた穴を有す) 43 格子状スクリーン
フロントページの続き (72)発明者 中島 洋一郎 長崎市飽の浦町1番1号 三菱重工業株式 会社長崎造船所内 (72)発明者 伊藤 浩平 長崎市飽の浦町1番1号 三菱重工業株式 会社長崎造船所内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 石炭ガス化炉本体、同本体を囲んで設け
    られた外部耐圧容器、同容器の下部に連なり水が張られ
    ているスラグホッパ、上記外部耐圧容器とスラグホッパ
    との接続部に設けられ上記石炭ガス化炉本体から落下す
    るスラグを下方へ案内するクラッシャーシュート、及び
    上記クラッシャーシュートを経て落下するスラグを破砕
    するロールクラッシャーを備えた石炭ガス化炉におい
    て、上記ホッパ内において上記クラッシャーシュートと
    上記ロールクラッシャーとの間において水平な軸線上に
    対向して設けられた一対の油圧ジャッキ、上記各油圧ジ
    ャッキのロッドの先端に設けられたスプレッダ、同各ス
    プレッダに設けられた歯、及び上記油圧ジャッキを同時
    に中心方向へ動かす油圧ユニットとを備え、対向するス
    プレッダの間に上記石炭ガス化炉本体から落下するスラ
    グを挟み込みその歯でスラグを破砕し、破砕されたスラ
    グを下方のロールクラッシャーへ送ることを特徴とする
    石炭ガス化炉の挟み込みスラグ破砕機。
  2. 【請求項2】 平面図において対向するスプレッダの中
    心に対して点対称の位置となるよう油圧ジャッキの中心
    線の互いに反対側の、スプレッダの上面にそれぞれ固定
    され、各スプレッダと共に移動する一対の板状のブリッ
    ジブレーカーを備えたことを特徴とする請求項1に記載
    の石炭ガス化炉の挟み込みスラグ破砕機。
  3. 【請求項3】 油圧ジャッキの偏荷重を負担するガイド
    シュウを備えたことを特徴とする請求項1に記載の石炭
    ガス化炉の挟み込みスラグ破砕機。
  4. 【請求項4】 油圧ジャッキのロッドの外周に螺旋溝を
    設けると共に、同溝に摺動可能に嵌合する溝を備えた穴
    を有する部材を上記油圧ジャッキの筒の端部に固定した
    ことを特徴とする請求項1に記載の石炭ガス化炉の挟み
    込みスラグ破砕機。
  5. 【請求項5】 対向するスプレッダの下部に近接して、
    格子状スクリーンを設け、同スクリーンの格子間隔を、
    スプレッダ下方に設けられているロールクラッシャーに
    噛み込み可能なスラグのみ通過させる寸法としたことを
    特徴とする請求項1に記載の石炭ガス化炉の挟み込みス
    ラグ破砕機。
JP14929494A 1994-01-20 1994-06-30 石炭ガス化炉の挟み込みスラグ破砕機 Expired - Lifetime JP3477244B2 (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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