JPH07247801A - ガスタービンエンジン用ロータアセンブリ及び自己支持ホイール構造体 - Google Patents

ガスタービンエンジン用ロータアセンブリ及び自己支持ホイール構造体

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JPH07247801A
JPH07247801A JP1035693A JP1035693A JPH07247801A JP H07247801 A JPH07247801 A JP H07247801A JP 1035693 A JP1035693 A JP 1035693A JP 1035693 A JP1035693 A JP 1035693A JP H07247801 A JPH07247801 A JP H07247801A
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JP
Japan
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spacer arm
rotor
rotor assembly
cavity
relatively
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JP1035693A
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English (en)
Inventor
Larry W Plemmons
ラリー・ウェイン・プレモンズ
Richard A Wesling
リチャード・アラン・ウェスリング
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General Electric Co
Original Assignee
General Electric Co
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ロータアセンブリの冷却に要する冷却空気の
量を減少させることのできるガスタービンエンジン用ロ
ータアセンブリを提供する。 【構成】 ロータディスクアセンブリが複数のロータデ
ィスク40と、隣り合うディスク間において軸方向荷重
と曲げモーメントとを伝達するように構成されているデ
ィスクスペーサアーム80とを含んでいる。スペーサア
ームはその対流冷却用の冷却フィン120を含んでい
る。冷却フィンはスペーサアームに配設されており、ス
ペーサアームの熱ひずみを減らし、これにより、ディス
クに伝達される曲げ応力を減らす。スペーサアームは比
較的高温のシール空洞63に隣接している本体部86を
含んでおり、比較的高温のシール空洞は比較的低温のロ
ータボア空洞60からの冷却空気により換気され得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ガスタービンエンジン
におけるロータディスクスペーサアーム構造体に関し、
特に、フィン付き構造のディスクスペーサアーム機構に
関する。フィン付きディスクスペーサアームは好ましく
は、自己支持ホイール構造体である。
【0002】
【従来の技術】ガスタービンエンジンにおけるロータ構
造は、環状のディスクスペーサアームによって隔てられ
ている複数の動翼担持ロータディスクを含み得る。ゼネ
ラル・エレクトリック・カンパニイに譲渡された米国特
許番号第3647313号には、環状スペーサアームに
よって離隔されているディスクと、ロータ構造用の冷却
系とを有している圧縮機ロータ構造体が開示されてい
る。エンジンサイクル効率を高めるためには、ロータと
スペーサアームとの冷却に用いる冷却空気の量を最少に
することが望ましい。
【0003】ゼネラル・エレクトリック・カンパニイに
譲渡された米国特許番号第3056579号には、複合
ディスク構造体が開示されている。この複合ディスク構
造体は、熱遮蔽機能を果たす第1の懸垂線形部と、第2
の軸方向整合補強部材とを有しており、この補強部材は
筒形スペーサの形状を有し得る。冷却フィンが懸垂線形
の熱シールド、即ち熱遮蔽部に配設されるものとして示
されている。しかしながら、米国特許番号第30565
79号のフィン付き熱シールドは、実際には性能低下を
もたらす可能性がある。(欄3、行63〜行66に記載
のように)懸垂線形シールドに発生する遠心力荷重と、
熱及び圧力による荷重とがディスクリムに伝達される。
ディスクリムへのこの荷重伝達は、次のような事実、即
ち懸垂線形シールドが、設計上、それ自体の遠心荷重を
支承し得る自己支持ホイール構造体でないという事実に
よる。従って、懸垂線形シールドに設けられているフィ
ンの追加重量による追加遠心荷重は、ディスクリムに伝
達される遠心荷重を増すことによりディスクリム応力を
増加させる。このように、自己支持ホイール構造体でな
い構造体に追加したフィンは、所与の使用温度に対し
て、ディスクリム応力を許容可能レベルに保つのに余分
な冷却空気又はディスクリム材料を必要とする可能性が
ある。フィンの追加重量は又、懸垂線形シールドにおけ
るフープ応力を増加させる。
【0004】更に、熱シールドに配置されているフィン
は、ディスクスペーサアーム構造体の熱ひずみと、その
結果スペーサアーム及び隣接ディスクに生ずる応力とを
効果的に減少させない。ディスクスペーサアームにおけ
る温度勾配は、ディスクスペーサアームを変形させ、そ
の結果、スペーサアーム及び隣り合うディスクリムにお
いて、有害な曲げ応力が生ずるおそれがある。尚、ディ
スクリムは、スペーサアームが隣り合うディスク間の曲
げ荷重の伝達をなすところである。このような曲げ応力
は特に過渡運転状態中に生じ、このような運転状態で
は、スペーサアームは隣接ディスク又は連結フランジよ
り迅速に温度変化に対応する。
【0005】加えて、ガスタービン技術者は、タービン
運転温度を高めてエンジン効率を改善し、しかも最少量
の冷却空気でタービン構成部温度を許容限度内に保つこ
とを追求している。
【0006】
【発明の利点】従って、本発明の1つの利点は、ロータ
ディスクアセンブリの冷却に要する冷却空気の量を減少
させることである。本発明の他の利点は、ディスクスペ
ーサアーム構造体に熱的に生ずるひずみを減少させるこ
とである。
【0007】本発明の他の利点は、スペーサアーム及び
隣接ディスクリムにおける曲げ応力を減少させることで
ある。加えて、ロータハブが支持されている比較的低温
の冷却空気空洞内に延在している複数のフィンを有して
いるフィン付きディスクスペーサアーム構造体を提供す
ることができる。
【0008】本発明の他の利点は、スペーサアームが取
り付けられているディスクリムに遠心荷重を与えること
なく冷却されるディスクスペーサアームを提供すること
である。更に、運転時に自己支持ディスクスペーサアー
ムの残部より低温であるスペーサアーム冷却フィンを提
供することができ、従って、冷却フィンは、それらがな
ければスペーサアームの外側本体部によって支承される
はずの遠心フープ荷重の一部を支承し、これにより、ス
ペーサアームの外側本体部の温度能力を高めると共に、
スペーサアームの外側の空洞内に要する冷却空気の量を
減少させる。
【0009】
【発明の概要】ガスタービンエンジン用のディスクスペ
ーサアーム構造体の半径方向内側表面に1つ以上の冷却
フィンが設けられている。このディスクスペーサ構造体
は隣り合うロータディスク間において、軸方向荷重及び
曲げモーメントを伝達することができる。スペーサアー
ムは好ましくは、最高速度のエンジン運転中にスペーサ
アームに遠心的に発生するホイール荷重がスペーサアー
ムによって局所的に支承され、そして隣接ロータディス
クリムでは支承されないような自己支持ホイール構造体
である。冷却フィンは好ましくは、周方向に連続して引
っ張りフープ荷重用の荷重経路となる。冷却フィンは比
較的低温のロータボア空洞内に延在し、運転中、スペー
サアーム構造体の残部より低温になり得る。比較的低温
のフィンは、スペーサアームの残部に対して収縮する傾
向を有しており、そして好ましくはディスクスペーサア
ームに隔設されており、スペーサアームの熱ひずみと、
このようなスペーサアームひずみにより発生するディス
クリム応力とを減少させる。更に、スペーサアームの残
部より低温で回転する周方向連続フィンを設計すること
により、フィンはフープ張力を受け、そしてこのような
フィンがなければスペーサアームの比較的高温の外側本
体部によって支承されるはずの引っ張り遠心フープ荷重
の比較的多くの部分を支承する。即ち、スペーサアーム
の外側本体部における荷重及び応力を減少させることに
より、スペーサアームの外側本体部の温度能力が高ま
り、そして所与のタービン運転温度に対して、スペーサ
アームの外側の空洞内に要するスペーサアーム冷却用の
空気の量が少なくなる。
【0010】
【実施例の記載】図1は公知の高バイパスガスタービン
エンジン10を示す。当業者に明らかなように、開示し
た軸流機械は、断面図で示されているが、エンジン軸線
14を中心として周方向に延在している。エンジン10
は、空気流18を受け入れるファン12を含んでいる。
ファン12の下流には、低圧圧縮機(LPC)20と、
高圧圧縮機(HPC)22と、燃焼器24と、高圧ター
ビン(HPT)28と、低圧タービン(LPT)30と
が配置されている。軸32が高圧タービン28を高圧圧
縮機22に連結しており、又、軸34が低圧タービン3
0を低圧圧縮機20とファン12とに連結している。フ
ァン12と、圧縮機20及び22と、タービン28及び
30とは、当該技術において周知のように共通エンジン
軸線14の周囲に回転自在に設けられている。
【0011】ファン12を出た空気流18の一部は、フ
ァンバイパス流19となってエンジン10の主推力を発
生する。空気流18の残りはコア流23となり、圧縮機
20及び22によって圧縮される。HPC22を出たコ
ア流23の一部は、燃焼器24で燃料と共に燃焼されて
高温ガス流25となる。高温ガス流25はHPT28と
LPT30とを通って膨張する。タービン28及び30
内のガス流25の膨張は、軸32及び34を介して圧縮
機22及び20をそれぞれ駆動する。
【0012】図2は図1に示すエンジン10の一部の概
略拡大図であって、HPT28の下流部と、LPT30
の上流部とを示す。LPT30は、軸延長部36を介し
て軸34に支持されている複数のロータディスク40を
含み得る。各ロータディスクは、ボア冷却空洞60内に
半径方向内方に延在しているハブ42と、ハブ42から
半径方向外方に延在しているウェブ44と、ウェブ44
から半径方向外方に延在しており、ロータディスク40
の外周を形成しているリム46とを含み得る。隣り合う
ロータディスク40は、ディスクスペーサアーム構造体
80によって相互に連結されており、ディスクスペーサ
アーム80は、隣り合うロータディスクを支持している
と共に、LPT30を通るガス流25の膨張によりディ
スクに与えられる軸方向推力荷重を伝達する。スペーサ
アーム構造体80は、隣接ディスクにそれと一体となる
ように剛着され得ると共に、隣り合うディスク間におい
て曲げモーメントを伝達し得る。
【0013】各ロータディスク40は一列の動翼48を
支持しており、当該技術において周知のように、各動翼
48は、ディスクリム46の肩付きスロット47内に支
持されているダブテール形根部49を含んでいる。静翼
52の複数の列がそれぞれ動翼48の列の間において、
ケース54から半径方向内方に延在している。LPTロ
ータディスク40は上流の圧縮機から抽出された空気に
より冷却され得る。導管62(図1)がHPC22から
抽出されたコア空気流23の一部を、LPT30を囲ん
でいるケース54の開口53に導き得る。抽出空気は図
2において参照番号64で表されており、高温ガス流2
5に対して比較的低温である。冷却空気64は静翼52
の内部通路55に入る。空気64は静翼52を冷却し、
その一部は複数の静翼孔を通ってガス流25内に排出さ
れる。図2に参照番号66で示す空気64の一部は、静
翼内側構造体51の複数の開口57を通流して環状室6
1に入る。環状室61は、上流側境界がHPTロータデ
ィスク29によって設定され得ると共に、下流側境界が
構造体51から半径方向内方に延在している静止環状シ
ール68によって設定され得る。冷却空気66は静止シ
ール68と、HPT29によって支持されている回軸シ
ール69との間の半径方向間隙を通流して、ボア冷却空
洞60に入る。
【0014】図3を参照するに、空洞60内の冷却空気
66はディスクハブ42に接して流れ、又、ディスクリ
ム46とスペーサアームの半径方向内側表面83とを冷
却する。環状シール空洞63が流れ25とスペーサアー
ム80との間に周方向に延在している。又、冷却空気6
6の一部をダブテールスロット47によって翼根49の
下方に流すことができ、これにより、ディスクリム46
を冷却し、且つシール空洞63をある程度換気して、周
方向延在シール空洞63内への高温ガス流25の流入量
を減らし得る。空洞63は、半径方向外側境界が軸方向
及び周方向に延在している動翼台45と静翼台55とに
よって設定され得ると共に、半径方向内側境界がスペー
サアーム80の半径方向外側表面85によって設定され
得る。シール空洞63は隣り合う動翼台45と静翼台5
5との間の間隙をそれぞれ介して、ガス流25と連通し
ている。シール空洞63は高温ガス流25とスペーサア
ーム80との間の環状緩衝空洞として作用し得る。
【0015】周方向に延在しているシールランド98が
静翼台55の下側にボルト止めされており、周方向に延
在している回転シールド92の回軸シール歯96に面し
て翼台45及び55の内側のガス25の流れを抑制す
る。シールド92は隣り合うディスクスペーサアームの
間にボルト連結部90においてボルト止めされ得る。シ
ールド92には、周方向に相隔たっている半径方向通路
94を設けることができ、これらの通路94は冷却空気
をシールド92とスペーサアーム80との間に、そして
更にダブテールスロット47内に向ける。
【0016】各スペーサアーム80は、隣接ディスクリ
ム46と一体のスペーサアーム第1端82と、半径方向
内方に延在している連結フランジ88を含み得るスペー
サアーム第2端84と、第1端82及び第2端84の間
に延在している周方向連続スペーサアーム本体部86と
を含み得る。本体部86は半径方向内側表面83と、半
径方向外側表面85とを含み得る。
【0017】スペーサアーム内面83はロータボア空洞
60に面しているのに対し、スペーサアーム外面85は
シール空洞63に面している。空洞60内のガスの温度
は、空洞63内のガスの温度より低い。ダブテールスロ
ット47を通る比較的低温の空気66の部分は、空洞6
3の換気と、スペーサアーム80の本体部86の冷却、
特に外面85の冷却とを助ける。シール空洞63内に導
かれる冷却空気66の部分が空洞63を完全に換気せ
ず、そしてガス流25の一部が空洞63に入る程度に、
スペーサアーム80は比較的高温のガス流25を半径方
向内側の比較的低温の空洞60から隔離し得る。空洞6
3の換気と外面85の冷却とに用いる冷却空気66の量
を減らすことが望ましい。なぜなら、このような冷却空
気は性能低下をもたらすからである。
【0018】本出願人は、エンジン運転状態の下でスペ
ーサアーム80における熱勾配によって、スペーサアー
ムが図3に仮想線で示すように、半径方向外方に湾曲す
ることによりひずみを起こす可能性があることを見出し
た。ディスク40及びフランジ88は吸熱源として作用
するので、スペーサアーム本体部86の中央部は、スペ
ーサアーム第1端82及び第2端84より高温になる。
スペーサアーム本体部の温度は又、内面83(空洞60
内の比較的低温の空気に面している表面)から外面85
(空洞63内の比較的高温の空気に面している表面)ま
で半径方向外方に向かって高くなる。その結果生ずるス
ペーサアームのひずみは有害である。スペーサアームは
隣り合うディスク間において、力及び曲げモーメントを
伝達し得る構造部であり、そしてスペーサアームの熱ひ
ずみは、スペーサアームに曲げ応力を発生する可能性が
あり、このような応力はディスクリム46で支承され
る。
【0019】図3に示すスペーサアーム80は、それ自
体の遠心フープ荷重を支承する自己支持ホイール構造体
となるように寸法を定めることができるので、このよう
なホイール荷重を隣り合うディスクで支える必要はな
い。換言すれば、もしスペーサアームが隣接ディスクか
ら切り離されて個別回転構成部となり、そしてエンジン
の様々な運転速度及び温度状態で回転したとしても、デ
ィスクスペーサアームは破裂せず、又、許容できないほ
ど変形しない。従って、自己支持ホイール構造体である
スペーサアームは、それ自体の遠心的に発生する荷重を
支承し、そして隣接ディスクリムに遠心荷重をかけな
い。回転ホイールリムに生ずるフープ応力は、周知のよ
うに、ホイール質量と、平均リム半径と、角速度の2乗
とに比例し、又、リムの断面積に反比例する。最高回転
速度及びスペーサアーム材料が与えられれば、隣接ディ
スクリムによる支持なしに、スペーサアーム応力をスペ
ーサアーム材料の許容可能範囲内に保つように、スペー
サアームの断面積を計算できる。ロアーク(R. Roark)
及びヤング(W. Young)著『応力及びひずみの式(Form
ulas for Stress and Strain)』第5版、564頁〜5
72頁と、ティモシェンコ(Timoshenko)及びグディア
(Goodier)著『弾性理論(Theory of Elasticity)』第
2版、69頁〜73頁と、ハリス(Harris)著『応力解
析入門(Introduction to Stress Analysis)』1959
年版、250頁〜260頁とは、回転ディスクにおける
応力の計算の説明を記載しており、ここに参照されるべ
きである。
【0020】図4及び図5は本発明の好適な実施例を示
す。少なくとも1つの、そして好ましくは複数の冷却フ
ィン120がスペーサアーム本体部の表面83から比較
的低温の空洞60内に延在している。図5を参照する
に、フィン120は、比較的厚いフィン基部124から
比較的薄いフィン先端部126まで延在しているテーパ
付き側壁122を有し得る。テーパは対流熱伝達用のフ
ィン表面積を増し、そして側壁122がスペーサアーム
表面83と交わるところのすみ肉半径を大きくする。
【0021】フィン120はスペーサアーム80に対流
冷却をもたらす。フィン120をディスクハブ42の冷
却に用いる冷却空気66にさらすと、ハブの温度とフィ
ンの温度との熱的整合を促進し得る。前述のように、ス
ペーサアームにおける熱勾配は、スペーサアームを半径
方向外方に湾曲させる。本出願人は、冷却フィンをディ
スクスペーサアームに隔設すると、スペーサアームにお
ける熱勾配によりロータディスクに伝達される曲げ応力
を減らすことができることを見出した。図5において、
スペーサ本体部の中点cは、スペーサアーム第1端82
及び第2端84からほぼ距離Lの位置にある。ディスク
40及びフランジ88は吸熱源として作用するので、ス
ペーサアーム80はスペーサアーム本体部の中点cで比
較的高温になり、そして第1端82及び第2端84で比
較的低温になる。フィン120は中点cを中心として配
設されるべきであり、好ましくは中点cの近くに隔設さ
れている。図5において、中点cからフィンまでの離間
距離lは、中点cからスペーサアーム端までの距離Lの
半分より短い。フィン先端部126は空気66により冷
却され、比較的高温のスペーサアーム本体部86に対し
て半径方向内方に収縮する傾向を有し、そしてスペーサ
アーム本体部の外方湾曲に抵抗する。
【0022】フィン120は周方向に連続していること
が好ましく、その場合、スペーサアーム80に対する収
縮時に、比較的低温の先端部126は引っ張りフープ応
力用の360度荷重経路となる。比較的低温の先端部1
26に発生する引っ張りフープ応力は、スペーサアーム
80の半径方向外方ひずみに抵抗する。スペーサアーム
外面85とフィン先端部126との間の温度差が増すに
つれて、引っ張りフープ荷重を支承するフィン120の
部分が増加する(即ち、フィン120の断面積の比較的
多くの部分が圧縮状態ではなく、引っ張り状態にな
る)。従って、表面85の温度が高まるにつれて(そし
て表面85とフィン先端部126との間の温度差が増す
につれて)、フィンはより多くの引っ張りフープ荷重を
支承する。スペーサアームにおける遠心荷重のより多く
の部分がフィン120によって支承され、そして遠心荷
重のより少ない部分が本体部86によって支承される。
スペーサアーム本体部86は、本体部86における荷重
及び応力の減少により比較的高温で動作し得る。従っ
て、スロット47を通って空洞63の冷却及び換気をな
す冷却空気66の所要量は少なくなる。
【0023】フィン120はスペーサアームから実質的
に半径方向内方に延在していることが好ましい。そうす
ると、フィンの軸線A−Aが半径方向に向けられ、そし
てエンジン軸線14と実質的に垂直になる。フィンを表
面83から垂直に延在させることもできるが、そのよう
な形状は基部124と先端部126との間に軸方向のず
れをもたらし、その結果、先端部126がアーム80に
対して半径方向内方に収縮するにつれて、フィン120
の基部124に局所曲げ応力が生ずる。
【0024】図4及び図5のスペーサアーム80は好ま
しくは、自己支持ホイール構造体であり、このような構
造体に加えられたフィン120は、エンジンの運転中、
ディスクリム46に荷重を与えず、又、フィン120に
よって支承される遠心荷重は、ディスクリム46で支承
されない。フィン120、スペーサアーム80及びディ
スク40は、高強度超合金、例えばインコネル718の
一体物として鍛造され得る。
【0025】自己支持ホイール構造体を形成しているフ
ィン付きスペーサアーム構造体の一実施例の関連寸法
(図5)の一例は、次の通りである。但し、ディスク及
びスペーサアームのアセンブリの最高回転速度は約40
00RPMであり、そしてスペーサアームの最高金属温
度は約1200゜Fである。長さl及び長さLはそれぞ
れ約0.16インチ及び約0.59インチ、フィンの半
径方向高さhは約0.24インチ、そしてスペーサアー
ムの厚さtは約0.07インチとすることができる。フ
ィン先端部126の軸方向幅wは約0.05インチとす
ることができ、側壁122はフィン先端部126で7度
〜8度のテーパを付けられる。半径R1、R2、R3、
R4、R5及びR6は軸線14から測定され、それぞれ
12.15インチ、12.08インチ、12.05イン
チ、11.41インチ、12.20インチ及び12.3
6インチとすることができる。軸方向幅E及びFはそれ
ぞれ約0.25インチ及び0.16インチにすることが
できる。
【0026】フィン120の高さhは好ましくは、フィ
ン先端部の半径R1又はR2よりかなり小さい。フィン
120の高さhは好ましくは、フィン先端部126と表
面85との間に有利な温度差をもたらし、スペーサアー
ムアセンブリの重量増加を最小にするように定められ
る。フィンの高さhと関連する温度差の増加は、非線形
であり、そしてフィンの高さhが増加するにつれて減少
する。上述の例では、先端部半径R1又はR2の2%よ
り小さな高さhを有するフィンが、適切な温度差をもた
らすと共に、スペーサアームアセンブリの重量増加を最
小にする。
【0027】以上、本発明の好適実施例を説明したが、
本発明の範囲内で様々な改変が可能であることを理解さ
れたい。
【図面の簡単な説明】
【図1】公知の高バイパスガスタービンエンジンの概略
縦断面図である。
【図2】図1の概略図の一部の拡大図であって、高圧及
び低圧タービン部を部分的に示す図である。
【図3】図2の概略図の一部の拡大図であって、ディス
クスペーサアームによって隔てられている隣り合うロー
タディスクを示す図である。
【図4】本発明によるフィン付きディスクスペーサアー
ムを示す概略断面図である。
【図5】図4に示すフィン付きディスクスペーサアーム
の拡大図である。
【符号の説明】
40 ロータディスク 42 ディスクハブ 60 ロータボア空洞 63 シール空洞 80 ディスクスペーサアーム 82 スペーサアーム第1端 83 スペーサアーム内面 84 スペーサアーム第2端 85 スペーサアーム外面 86 スペーサアーム本体部 120 冷却フィン 122 フィン側壁 124 フィン基部 126 フィン先端部

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)それぞれがエンジン軸線の周りを
    回転するように空洞内に支持されている複数のロータデ
    ィスクと、 (b)該ディスクの1つから軸方向に延在していると共
    に隣り合うディスク間で荷重を伝達するように構成され
    ている周方向連続ディスクスペーサアームと、 (c)該スペーサアームから前記空洞内に延在している
    少なくとも1つの冷却フィンとを備えたガスタービンエ
    ンジン用ロータアセンブリ。
  2. 【請求項2】 各冷却フィンは周方向に連続している請
    求項1に記載のロータアセンブリ。
  3. 【請求項3】 前記スペーサアームは自己支持ホイール
    構造体である請求項1に記載のロータアセンブリ。
  4. 【請求項4】 前記スペーサアームの熱ひずみにより該
    アームに生ずる曲げ応力を減らすべく、複数の冷却フィ
    ンが前記スペーサアームに配置されている請求項1に記
    載のロータアセンブリ。
  5. 【請求項5】 前記ディスクスペーサアームは、ガスタ
    ービンエンジンの隣り合うロータディスク間において軸
    方向荷重と曲げモーメントとを伝達するように構成され
    ており、前記スペーサアームは、 (a)隣接ロータディスクに剛着されているスペーサア
    ーム第1端と、 (b)該第1端から軸方向に離隔しているスペーサアー
    ム第2端と、 (c)半径方向外側の比較的高温のガス流を半径方向内
    側の比較的低温の空洞から隔離すべく、前記スペーサア
    ーム第1端及び第2端の間に延在しているスペーサアー
    ム本体部と、 (d)該スペーサアーム本体部から前記比較的低温の空
    洞内に延在している少なくとも1つの冷却フィンとを含
    んでいる請求項1に記載のロータアセンブリ。
  6. 【請求項6】 各冷却フィンは周方向に連続している請
    求項5に記載のロータアセンブリ。
  7. 【請求項7】 前記スペーサアームは自己支持ホイール
    構造体である請求項5に記載のロータアセンブリ。
  8. 【請求項8】 複数のスペーサアーム冷却フィンが前記
    スペーサアーム本体部の中点を中心として配置されてい
    る請求項5に記載のロータアセンブリ。
  9. 【請求項9】 前記スペーサアーム第1端は1つのロー
    タディスクと一体である請求項5に記載のロータアセン
    ブリ。
  10. 【請求項10】 前記隣接ロータディスクは、前記半径
    方向内側の比較的低温の空洞内に延在しているロータデ
    ィスクハブを含んでいる請求項5に記載のロータアセン
    ブリ。
  11. 【請求項11】 各冷却フィンは、比較的厚い半径方向
    外側基部から比較的薄い半径方向内側先端部まで延在し
    ているテーパ付き側壁を有している請求項5に記載のロ
    ータアセンブリ。
  12. 【請求項12】 (a)それぞれが高温ガス流内に延在
    している複数の動翼を含んでいる複数のロータディスク
    と、 (b)隣り合うロータディスク間において荷重を伝達す
    るように構成されており、前記高温ガス流と連通してい
    る比較的高温の空洞の境界をなしている第1の表面と、
    比較的低温の空洞の境界をなしている第2の表面とを有
    している構造的なディスクスペーサアームと、 (c)該ディスクスペーサアームから前記比較的低温の
    空洞内に延在している少なくとも1つの冷却フィンと、 (d)前記比較的高温の空洞内に冷却空気を導く手段と
    を備えたガスタービンエンジン用ロータアセンブリ。
  13. 【請求項13】 各冷却フィンは周方向に連続している
    請求項12に記載のロータアセンブリ。
  14. 【請求項14】 前記スペーサアームは自己支持ホイー
    ル構造体である請求項12に記載のロータアセンブリ。
  15. 【請求項15】 前記ディスクスペーサアームから前記
    比較的低温の空洞内に延在している複数の冷却フィンを
    含んでおり、該冷却フィンはスペーサアーム本体部の中
    点を中心として配置されている請求項12に記載のロー
    タアセンブリ。
  16. 【請求項16】 各冷却フィンは、比較的厚い半径方向
    外側基部から比較的薄い半径方向内側先端部まで延在し
    ているテーパ付き側壁を有している請求項12に記載の
    ロータアセンブリ。
  17. 【請求項17】 前記スペーサアームは隣接ロータディ
    スクに固定されている第1端を含んでおり、前記隣接ロ
    ータディスクは前記比較的低温の空洞内に延在している
    ロータディスクハブを含んでいる請求項12に記載のロ
    ータアセンブリ。
  18. 【請求項18】 前記比較的低温の空洞から前記比較的
    高温の空洞に冷却空気を導く手段を含んでいる請求項1
    2に記載のロータアセンブリ。
  19. 【請求項19】 前記スペーサアームは隣接ロータディ
    スクに固定されている第1端を含んでおり、前記隣接ロ
    ータディスクは前記比較的低温の空洞内に延在している
    ロータディスクハブを含んでいる請求項18に記載のロ
    ータアセンブリ。
  20. 【請求項20】 軸線の周りを回転するように装着され
    ていると共にフープ荷重を支承するように構成されてい
    る自己支持ホイール構造体であって、比較的高温の空洞
    の境界をなしている本体部と、当該構造体から比較的低
    温の空洞内に延在している少なくとも1つの周方向連続
    冷却フィンとを含んでおり、前記本体部により支承され
    る前記フープ荷重を減らすべく、冷却フィンと前記本体
    部との間の温度差により前記本体部から前記冷却フィン
    に荷重が伝達されている自己支持ホイール構造体。
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