JPH07248362A - 開閉器の合成遮断試験回路 - Google Patents

開閉器の合成遮断試験回路

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JPH07248362A
JPH07248362A JP4016694A JP4016694A JPH07248362A JP H07248362 A JPH07248362 A JP H07248362A JP 4016694 A JP4016694 A JP 4016694A JP 4016694 A JP4016694 A JP 4016694A JP H07248362 A JPH07248362 A JP H07248362A
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Katsumi Suzuki
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 減衰が少ない零ミス電流が得られる合成遮断
試験回路を提供。 【構成】 電流源回路1,2の発電機5,10の交流電
圧が零点を迎えたときに、第1投入開閉器6を投入す
る。この時、第1変圧器8の2次側には100%近くの
直流分を含んだ電流i1 が流れ、これが供試HGSG4
にも流れる。第1発電機5と第2発電機10の発生電圧
が、第1投入開閉器6の投入後、次の零点にきたときに
第2投入開閉器11を投入する。第2投入開閉器11を
投入すると、第2電流源回路2から同様に100%近く
の直流分を含んだ電流i2 が流れる。この時から、供試
開閉器4には、電流i1 と電流i2 を合成した零ミス電
流i0 が流れる。所定の80ms以上のアーク時間とな
るような時刻で第2補助遮断器14を開離して零ミス電
流i0 に零点を作り、続けて第1補助遮断器9を開離し
て、供試開閉器4と同一電流零点で同時に遮断する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は大電力を送電する100
0kV電力系統の変電所や開閉所で用いられる高速接地
開閉器(HSGS)の遮断性能を検証する合成遮断試験
回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】都市部における発電所の建設難による電
力不足を補うために遠く離れた過疎地に発電所を建設
し、高電圧の長距離送電線で大都市へ電力を送る100
0kV級のUHV送電が計画されている。これに伴いU
HV系統の変電所開閉機器に関する開発研究が進められ
ている。UHV電圧の絶縁を確保するために六フッ化硫
黄ガス(SF6 ガス)の優れた絶縁性能を応用した密閉
形ガス絶縁開閉装置(GIS)が採用されている。この
GISは、遮断器、断路器、接地開閉器、高速接地開閉
器(HSGS)など多くの機器で構成される。ところ
で、UHV系統では、送電線事故時に遮断器で事故除去
後にも他の健全相からの誘導に起因して、アークホーン
の2次アークが自然消弧しない現象が生じる。このため
UHV系統では図6のc相に示すようにHSGSを採用
し、遮断機の開路状態においてこのHSGSを強制投入
して2次アークを消滅させている。この2次アークの消
滅後約0.5秒程度でHSGSを開路させ、線路に流れ
る電磁または静電誘導電流を遮断する。その後に、線路
両端の遮断器を高速度で再投入して送電を継続する。
【0003】しかし、HSGSの開路中に他相(例えば
図6のc相)で後追い故障が発生することがあり、その
発生条件によっては誘導電流は零点のない、すなわち図
6のc相のグラフで示したような零点推移現象(零ミス
現象)が発生することがある。この零ミス状態は、a相
で例えば70ms後に後追い故障が除去されれば解消さ
れるが、零ミス状態の継続時間が最も長い場合は、80
ms以上となることがある。そのため、HSGSではこ
のような最悪の条件で数千Aの電流を遮断し、その電流
遮断後に極間に印加される電極誘導あるいは静電誘導の
高い電圧に耐える必要がある。従って、HSGSに要求
される諸性能の検証試験の中でこの零ミス状態の遮断性
能の検証は特に重要であり、試験方法、試験装置とも
に、従来用いられていたものでの対応が困難であり、新
たな解決策が必要である。
【0004】図7に零ミス状態での遮断性能検証を目的
とする従来の合成遮断試験回路の一例を示す。零ミス電
流を供給する電流源回路100の電流となる短絡発電機
26は、投入開閉器27、電流調整用の1次側リアクト
ル28を介して三相変圧器29に接続されている。三相
変圧器29は、1次/2次がデルタ/スターに構成さ
れ、2次側中性点が接地電流調整用の接地リアクトル3
3を通して接地されている。変圧器29の2次側配線
は、零ミス電流を発生させる相(A相とする)に電流調
整用の2次側A相リアクトル30、補助遮断器35、供
試開閉器4が直列に接続され、他の二相と短絡されて接
地されている。補助遮断器35と供試開閉器4の間に電
圧源回路3が接続されている。零ミスを発生しない他の
二相のうち一相(B相とする)は、電流調整用の2次側
B相リアクトル31を通して他の二相と短絡接地されて
いる。残りの一相(C相とする)には、電流調整用の2
次側C相リアクトル32と直列に補助投入器32が接続
され、他の二相と短絡接地されている。
【0005】前記電圧源回路3は、充電して使用される
主コンデンサ21、電圧源回路電流Ivおよび過渡回復
電圧を調整するためのリアクトル23、過渡回復電圧調
整用抵抗24、過渡回復電圧用コンデンサ25、電圧源
回路スタート用始動ギャップ22により構成されてい
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、短絡試験回
路での零ミス状態の実現には、図7の構成以外にも試験
回路方式が幾つかは提案されている。一般に回路に損失
のない理想的な状態であれば、試験回路の実現は困難で
はない。特に、供試しているHSGS4が遮断アークを
発生しない場合には、アーク以外の試験回路特性で決ま
る零ミス電流が継続する。しかしながら、HSGS4は
先に述べたようにアーク時間が数msから100msに
近い広範囲の遮断が要求され、遮断に長いアーク時間を
要する場合がある。このような場合には、アーク抵抗に
よる回路損失が大きくなる。そして、接触子が開離する
ことによりアーク電圧が発生しその抵抗による損失が増
大すると、電流の零ミス状態が解消され短い時間で電流
零点を迎えてしまい、試験に必要な零ミス状態を維持で
きない。
【0007】例えば、図7に示した従来の合成試験の電
流源について詳述すると、零ミス電流を供給するための
電流源電圧は、三相に構成された電流源回路100から
供試開閉器4に印加される。電流源回路100の変圧器
29のタップを、一般の短絡試験場で実現可能な30k
V程度に選択しても、供試開閉器4の電流アークを維持
するための実質的な電圧(バック電圧)は回路解析上、
僅か数kVとなる、従って、供試開閉器4が数kVのア
ーク電圧を発生すると、零ミス電流は直ちに零線を横切
って遮断され、アークを継続することができなかった。
【0008】本発明は、以上のような従来の問題点を解
決するために提案されたものであり、その目的は、UH
V用HSGSの零ミス状態の諸条件の性能検証試験を行
うために実系統と等価な遮断試験を実現する開閉器の合
成遮断試験回路を提供することである。すなわち、本発
明の主たる目的は、十分なバック電圧が得られ、供試開
閉器にアーク電圧が発生した場合であっても、電流の減
衰が少なく、必要な零ミス電流が得られる開閉器の合成
遮断試験回路を提供することにある。
【0009】本発明の第2の目的は、簡単な回路構成で
前記のような零ミス電流を発生することのできる電流源
回路を有する開閉器の合成遮断試験回路を提供すること
にある。本発明の第3の目的は、簡単な回路構成の供試
開閉器の開路時において回復電圧を印加することのでき
る電圧源回路を有する開閉器の合成遮断試験回路を提供
することにある。本発明の第4の目的は、前記のような
アーク電圧による電流の減衰が少なく、しかも供試開閉
器に実系統の線路で発生する過渡回復電圧を印加するこ
とのできる開閉器の合成遮断試験回路を提供することに
ある。本発明の第5の目的は、電流源回路の一部が電圧
源回路を兼用することにより、簡単な構成で、供試開閉
器に実系統の線路で発生する過渡回復電圧を印加するこ
とのできる開閉器の合成遮断試験回路を提供することに
ある。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
めに、請求項1の発明は、双方の回路の投入時において
零ミス電流を発生する第1電流源回路と第2電流源回路
を並列にかつ逆極性の電圧となるように接続し、これら
第1電流源回路と第2電流源回路を供試開閉器の両端子
に対して接続すると共に、前記供試開閉器の両端子に電
圧源回路を接続し、前記第1電流源回路と第2電流源回
路には異なったタイミングで供試開閉器に供試電流源を
投入遮断する第1と第2の開閉手段を設けたことを特徴
とする。
【0011】請求項2の発明は、前記請求項1の発明に
おいて、前記第1電流源回路として、第1発電機と第1
投入開閉器と第1電流調整リアクトルと第1変圧器とを
直列に接続し、前記第1変圧器の2次側の一方を第1の
開閉手段を介して供試開閉器の一方に、前記2次側の他
方を供試開閉器の他方に接続し、前記第2電流源回路と
して、第2発電機と第2投入開閉器と第2電流調整リア
クトルと第2変圧器とを直列に接続し、前記第2変圧器
の2次側の一方を第2の開閉手段を介して供試開閉器の
一方に、前記2次側の他方を供試開閉器の他方に接続し
たことを特徴とする。
【0012】請求項3の発明は、前記請求項2の発明に
おいて、前記電圧源回路として、第1発電機と第1投入
開閉器を直列に接続した両端子と第3変圧器を接続し、
前記第3変圧器の2次側の一方の端子をコンデンサを介
して供試開閉器の一方に接続し、他方の端子を供試開閉
器の他方に接続したことを特徴とする。
【0013】請求項4の発明は、前記請求項2の発明に
おいて、前記電圧源回路として、主コンデンサと始動ギ
ャップとリアクトルを直列に接続した両端子を波形調整
用抵抗と波形調整用コンデンサとを直列に接続した両端
子に接続し、かつ前記両端子を供試開閉器の両端子に接
続したことを特徴とする。
【0014】請求項5の発明は、前記請求項2の発明に
おいて、前記第1電流源回路が前記電圧源回路を兼ね、
前記第1変圧器の2次側端子に波形調整用抵抗と波形調
整用コンデンサとを直列に接続した両端子を並列接続
し、かつこの接続端子を供試開閉器の両端子に接続した
ことを特徴とする。
【0015】
【作用】前記のような構成による請求項1の発明におい
ては、第1と第2の開閉手段を投入することにより、供
試開閉器に第1電流源回路から多くの直流分を含んだ百
数十kVの比較的高電圧で数kAの電流を供給し、第2
電流源回路からは同様に直流分を含んでいるが、180
°位遅れた位相を持つ数十kVの比較的低電圧で数kA
の電流を供給し、両者を加算する。この場合、各々の電
流源回路から供給される電圧電流値を適当に設定するこ
とにより、数十kVのバック電圧が得られ、供試開閉器
が数十kVのアーク電圧を発生しても電流の減衰が小さ
く、必要な零ミス電流が得られる。電流の零点を得るに
は、第2の開閉手段により第2電流源回路の電流を遮断
すると第1電流源回路からの電流のみとなり、容易に電
流零点を得ることができる。
【0016】請求項2の発明では、第1発電機で発生し
た交流電流を第1電流調整リアクトルおよび第1変圧器
により、直流分を含んだ電流に変換する。同時に、第2
発電機で発生した交流電流も第2電流調整リアクトルお
よび第2変圧器により、直流分を含んだ電流に変換す
る。これら2つりの電流は、第1、第2の開閉手段を投
入することにより加算されて零ミス電流となり供試開閉
器に流れる。
【0017】請求項3の発明では、第1および第2の電
流源回路からの零ミス電流が供試開閉器に流れている場
合に、電圧源回路を構成する第3変圧器からコンデンサ
を介して微小電流が供試開閉器に流れる。供試開閉器が
零ミス電流を遮断すると微小電流も遮断され、電圧源回
路からの回復電圧が供試開閉器に印加される。
【0018】請求項4の発明では、主コンデンサの電荷
を始動ギャップのトリガにより放電することにより、過
渡回復電圧波形調整用抵抗と波形調整用コンデンサによ
って決まる過渡回復電圧波形を供試開閉器に印加するこ
とができる。
【0019】請求項5の発明では、第1電流源回路の第
1変圧器の電圧が、過渡回復電圧波形調整用抵抗と波形
調整用コンデンサによって決まる過渡回復電圧波形が供
試開閉器に印加される。
【0020】
【実施例】
(1)第1の実施例…図1 第1実施例の構成 以下に本発明の第1実施例につき、図1の合成遮断試験
回路図を参照して説明する。本実施例の試験回路は、大
別して2つの電流源である第1電流源回路1と、第2電
流源回路2、電圧源回路3および供試開閉器4から構成
されている。第1電流源回路1は、電源となる第1発電
機5、第1投入開閉器6、第1電流調整用リアクトル
7、および第1変圧器8を一つのループとなるように直
列に接続した回路である。前記第1変圧器8にその2次
側電圧が逓増するように接続された2次側の端子8a
は、合成試験用第1補助遮断器9の端子9bに接続さ
れ、前記第1補助遮断器9の端子9aと第2電流源回路
2の端子14aが接続されている。前記第1変圧器8の
2次側の端子8bは、前記第2電流源回路2の端子13
bに接続されている。
【0021】前記第2電流源回路2は、第1電流源回路
1とは別の電源となる第2発電機10、第2投入開閉器
11、第2電流調整用リアクトル12、および第2変圧
器13を一つのループとなるように直列に接続した回路
である。第2変圧器13にその2次側電圧が逓増するよ
うに接続された2次側の端子13aには、第2補助遮断
器14が接続され、この第2補助遮断器14の端子14
aと前記第1電流源回路2の第1補助遮断器9側の端子
9aとが接続されている。一方、第2変圧器13の端子
13bは第1変圧器8の端子8bと接続されている。
【0022】第1電流源回路1の端子9bと第2電流源
回路2の端子14aとが供試開閉器4の端子4aに接続
され、第1電流源回路1の端子8bと第2電流源回路の
端子13bとが供試開閉器の端子4bに接続されてい
る。また、供試開閉器の両端子4a,4bは、電圧源回
路3の端子3aおよび3bに接続されている。このと
き、第1変圧器8と第2変圧器13の1次側の電圧は同
一に、2次側の発生電圧が各々逆極性となるように一方
の変圧器の1次側または2次側が逆極性に接続されてい
る。なお、この第1と第2の電流源回路1,2におい
て、前記第1投入開閉器6および第1補助遮断器9が第
1の開閉手段に、第2投入開閉器11および第2補助遮
断器14が第2の開閉手段に相当する。
【0023】電圧源回路3においては、前記第1電流源
回路1を構成する第1投入開閉器6と電流調整用リアク
トル7との接続点6aおよび第1発電機5の端子5b
が、第3変圧器15の端子15aと15bにそれぞれ接
続されている。第3変圧器15にはその2次側の電圧が
逓増するように2次側の端子15cが接続され、この2
次側端子15cがコンデンサ16の端子16aに接続
し、コンデンサ16の端子16bを供試開閉器4の端子
4aに接続されている。第3変圧器15の2次側の端子
15dは供試開閉器4の端子4bに接続され、接地され
ている。この場合第3変圧器15の2次側電圧は、必要
な回復電圧を供給できるようにタップが選定されてい
る。
【0024】第1実施例の作用 以上のように構成された本実施例の合成遮断試験回路の
作用について図2を参照して説明する。
【0025】第1と第2の電流源回路1,2におけるそ
れぞれの発電機5,10の交流電圧が零点を迎えたとき
に、第1投入開閉器6を投入する。この時、第1変圧器
8の2次側には100%近くの直流分を含んだ電流i1
が流れ、これが供試HGSG4にも流れる。次に、第1
発電機5と第2発電機10の発生電圧が、第1投入開閉
器6の投入後、次の零点にきたときに第2投入開閉器1
1を投入する。第2投入開閉器11を投入すると、第2
電流源回路2から同様に100%近くの直流分を含んだ
電流i2 が流れる。この時から、供試開閉器4には、電
流i1 と電流i2 を合成した零ミス電流i0 と電圧源回
路3からの微小電流が流れる。零ミス電流i0 が流れ始
めてから供試開閉器4の接触子が開離するように遮断指
令を与えておく。しばらく零ミス電流i0 は流れ続け、
所定いの80ms以上のアーク時間となるような時刻で
第2補助遮断器14を開離して零ミス電流i0 に零点を
作り、続けて第1補助遮断器9を開離して、供試開閉器
4と同一電流零点で同時に遮断する。この時、供試開閉
器4に接続されていた電圧源回路3から供給されていた
微小電流も同時に遮断され、電圧源回路3から回復電圧
VR が供試開閉器4に印加され、試験が完了する。
【0026】このように本実施例を用いることにより、
実系統と等価な特殊な試験検証を実施することが可能と
なる。
【0027】(2)第2実施例…図3 第2実施例の構成 第2の実施例は、本発明の合成遮断試験回路において特
に電磁誘導電流遮断を対象にしたものである。すなわ
ち、この第2実施例は、図3に示すように、前記第1実
施例の変圧器とコンデンサを組み合わせた電圧源回路3
の代わりに、従来の大電流遮断の合成試験法に適用され
ているコンデンサを主体に構成された電圧源回路20を
採用したものである。この電圧源回路20は、主コンデ
ンサ21,始動ギャップ22およびリアクトル23が直
列に接続され、リアクトル23の他方の端子23bと供
試開閉器4の端子4aが接続されている。また、リアク
トル23の端子23bは、過渡回復電圧波形調整用抵抗
24と波形調整用コンデンサ25の直列回路にも接続さ
れている。波形調整用コンデンサ25の端子25bと主
コンデンサ21の端子21b、および供試開閉器4の端
子4bが互いに接続された状態で、接地されている。
【0028】第2実施例の作用 この第2実施例の作用について、図4を参照に説明す
る。第1実施例と異なる点は、零ミス電流i0 が零点を
迎える直前の時点を検出して、あらかじめ充電しておい
た主コンデンサ21の電荷を始動ギャップ22のトリガ
により放電することである。これにより、主として過渡
回復電圧波形調整用抵抗24と波形調整用コンデンサ2
5により決まる系統と同等の過渡回復電圧波形が供試開
閉器4に印加されて試験検証が行われる。この場合、第
2実施例では、回復電圧領域は実系統の交流電圧と異な
り直流電圧となるが、遮断器等の合成試験では等価性は
問題ないとされいる。しかしながら、振動性の回復電圧
が必要であれば、主コンデンサ21と並列に商用周波共
振用リアクトルを接続して交流電圧を印加することもで
きる。
【0029】前記のような構成を有する第2実施例で
は、発電機とは単独にコンデンサを充電しておき、零ミ
ス電流が零点を迎える直前に始動ギャップを始動するこ
とが可能となる。
【0030】(3)第3実施例…図5 第3実施例は、前記発明の第2の実施例と同様に電磁誘
導電流遮断を対象にした合成遮断試験回路である。この
第3実施例が第2実施例と異なる点は、図5に示す通
り、供試開閉器4が零ミス電流i0 を遮断した後に、回
復電圧VR を印加する電圧源回路20を第1電流源回路
1と共通化した点である。すなわち、この第3実施例で
は、過渡回復電圧波形調整用抵抗24と波形調整用コン
デンサ25の直列接続された両側端子が第1変圧器8の
両側端子と並列に接続されている。
【0031】このような構成を有する第3実施例は、変
圧器の組み合わせで実現した直接試験回路の変形とも見
ることができるため、試験の遂行は前記第2実施例に比
較すると極めて容易であるが、電圧源回路の条件が変圧
器の出力により制限される特性を有する。この第3実施
例の作用は、前記第2実施例と同様のため詳細な説明は
省略するが、電圧源回路としては、零ミス電流i0 遮断
後、電圧源回路20の素子で決まる電圧が自動的に印加
され、実系統と等価な試験が可能である。
【0032】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、第1電
流源と第2電流源とを並列にかつ逆極性の電圧となるよ
うに接続するという簡単な手段で、UHV用HSGSの
零ミス状態の諸条件の性能検証を実系統と等価な遮断試
験によって実現することのできる開閉器の合成遮断試験
回路を提供することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例における零ミス合成遮断試
験回路図
【図2】本発明の第1実施例における零ミス合成遮断試
験回路の動作現象の説明図
【図3】本発明の第2実施例における零ミス合成遮断試
験回路図
【図4】本発明の第2実施例における零ミス合成遮断試
験回路の動作現象の説明図
【図5】本発明の第3実施例における零ミス合成遮断試
験回路図
【図6】UHV系統で起こる零点推移現象の例を示す説
明図
【図7】従来の零ミス状態の遮断性能検証の合成遮断試
験回路図
【符号の説明】
1…第1電流源回路 2…第2電流源回路 3…電圧源回路 4…供試開閉器 5…第1発電機 6…第1投入開閉器 7…第1電流調整用リアクトル 8…第1変圧器 9…第1補助遮断器 10…第2発電機 11…第2投入開閉器 12…第2電流調整用リアクトル 13…第2変圧器 14…第2補助遮断器 15…第3変圧器 16…コンデンサ 20…電圧源回路 21…主コンデンサ 22…始動ギャップ 23…リアクトル 24…波形調整用抵抗 25…波形調整用コンデンサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鈴木 克巳 神奈川県川崎市川崎区浮島町2番1号 株 式会社東芝浜川崎工場内 (72)発明者 山下 正二 神奈川県横浜市鶴見区末広町2−4 東芝 アイテック株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 双方の回路の投入時において零ミス電流
    を発生する第1電流源回路と第2電流源回路を並列にか
    つ逆極性の電圧となるように接続し、これら第1電流源
    回路と第2電流源回路を供試開閉器の両端子に対して接
    続すると共に、前記供試開閉器の両端子に電圧源回路を
    接続し、前記第1電流源回路と第2電流源回路には異な
    ったタイミングで供試開閉器に供試電流源を投入遮断す
    る第1と第2の開閉手段を設けたことを特徴とする開閉
    器の合成遮断試験回路。
  2. 【請求項2】 前記第1電流源回路として、第1発電機
    と第1投入開閉器と第1電流調整リアクトルと第1変圧
    器とを直列に接続し、前記第1変圧器の2次側の一方を
    第1の開閉手段を介して供試開閉器の一方に、前記2次
    側の他方を供試開閉器の他方に接続し、 前記第2電流源回路として、第2発電機と第2投入開閉
    器と第2電流調整リアクトルと第2変圧器とを直列に接
    続し、前記第2変圧器の2次側の一方を第2の開閉手段
    を介して供試開閉器の一方に、前記2次側の他方を供試
    開閉器の他方に接続したことを特徴とする請求項1記載
    の開閉器の合成遮断試験回路。
  3. 【請求項3】 前記電圧源回路として、第1発電機と第
    1投入開閉器を直列に接続した両端子と第3変圧器を接
    続し、前記第3変圧器の2次側の一方の端子をコンデン
    サを介して供試開閉器の一方に接続し、他方の端子を供
    試開閉器の他方に接続したことを特徴とする請求項2記
    載の開閉器の合成遮断試験回路。
  4. 【請求項4】 前記電圧源回路として、主コンデンサと
    始動ギャップとリアクトルを直列に接続した両端子を波
    形調整用抵抗と波形調整用コンデンサとを直列に接続し
    た両端子に接続し、かつ前記両端子を供試開閉器の両端
    子に接続したことを特徴とする請求項2記載の開閉器の
    合成遮断試験回路。
  5. 【請求項5】 前記第1電流源回路が前記電圧源回路を
    兼ね、前記第1変圧器の2次側端子に波形調整用抵抗と
    波形調整用コンデンサとを直列に接続した両端子を並列
    接続し、かつこの接続端子を供試開閉器の両端子に接続
    したことを特徴とする請求項2記載の開閉器の合成遮断
    試験回路。
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