JPH07249368A - 電界放出素子及びその製造方法 - Google Patents

電界放出素子及びその製造方法

Info

Publication number
JPH07249368A
JPH07249368A JP6436094A JP6436094A JPH07249368A JP H07249368 A JPH07249368 A JP H07249368A JP 6436094 A JP6436094 A JP 6436094A JP 6436094 A JP6436094 A JP 6436094A JP H07249368 A JPH07249368 A JP H07249368A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
emitter
layer
control electrode
roof
cathode
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP6436094A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2892587B2 (ja
Inventor
Shigeo Ito
茂生 伊藤
Teruo Watanabe
照男 渡辺
Hisataka Ochiai
久隆 落合
Junji Ito
順司 伊藤
Masatake Kanamaru
正剛 金丸
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Futaba Corp
National Institute of Advanced Industrial Science and Technology AIST
Original Assignee
Agency of Industrial Science and Technology
Futaba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Agency of Industrial Science and Technology, Futaba Corp filed Critical Agency of Industrial Science and Technology
Priority to JP6436094A priority Critical patent/JP2892587B2/ja
Publication of JPH07249368A publication Critical patent/JPH07249368A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2892587B2 publication Critical patent/JP2892587B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Cold Cathode And The Manufacture (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 エミッタ材料の選択性、製造精度の保持、再
現性や均一性の保持。 【構成】 カソード層を形成するシリコン基板上、又は
ガラス基板状に形成されたカソード層に、マスク層を形
成しストライプ状にパターニングを行なう工程と、パタ
ーニングされたマスク層をマスクとしてカソード層をク
サビ状に加工しその表面に熱酸化膜又は陽極酸化膜を成
膜する工程と、酸化膜の上面側に絶縁層、制御電極層、
及び保護層を形成する工程と、エミッタの上方となるマ
スク層、保護層、及び酸化膜を除去しストライプ形状の
エミッタを形成する工程と、ストライプ形状のエミッタ
を櫛状に加工し屋根型形状のエミッタとする工程とが行
なわれてFECが製造されるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はコールドカソードとして
知られている電界放出素子及びその製造方法に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】金属または半導体表面の印加電界を10
9 [V/m]程度にすると、トンネル効果により電子が
障壁を通過して、常温でも真空中に電子放出が行われる
ようになる。これを電界放出(Field Emission)と呼
び、このような原理で電子を放出するカソードを電界放
出カソード(Field Emission Cathode)(以下、FEC
という)と呼んでいる。
【0003】近年、半導体加工技術を駆使して、ミクロ
ンサイズの電界放出カソードからなる面放出型の電界放
出カソードを作製することが可能となっており、電界放
出カソードを基板上に多数個形成したものは、その各エ
ミッタから放出された電子を蛍光面に照射することによ
ってフラットな表示装置や各種の電子装置を構成する素
子として期待されている。
【0004】このような電界放出素子の製造方法の1つ
としてスピントの開発した回転斜め蒸着方法(米国特許
3789471号明細書)がある。スピント(SPINDT)
法によって製造されたFECを図49(a)(b)に示
す。図49(a)のFECは、ガラス等の基板100の
上にカソード電極となる薄膜導体層101が蒸着により
形成されており、さらにその上に不純物をドープしたS
iを成膜して抵抗層102が形成され、さらにSiO2
によって絶縁層103が形成されている。そして、その
上にゲート電極層104となるNbが蒸着される。
【0005】絶縁層103及びゲート電極層104には
ホール114が設けられ、このような基板のホール11
4側にエミッタ材料であるMoを正蒸着によって堆積さ
せることによって、抵抗層102の上にコーン状のエミ
ッタ115が形成されている。
【0006】このようなFECはコーン状のエミッタ1
15とゲート電極層104との距離をサブミクロンとす
ることができるため、エミッタ115とゲート電極層1
04間に僅か数十ボルトの電圧を印加することにより、
エミッタ115から電子を放出させることができる。
【0007】また、図49(b)は3極管構造のFEC
を示し、これはゲート電極層104の上にもう1つ絶縁
層107を設け、その上に第2のゲート電極108を積
層したものである。この第2のゲート電極108はエミ
ッタから引き出された電子を集束させるための役割をな
すことになる。
【0008】この図49(a)(b)のようなFECを
用いることで表示装置を構成することができ、例えば図
49(b)を用いた表示装置は図50のように構成され
る。即ち、上記のFECがアレイ状に多数個形成されて
いる基板の上方に蛍光体材料が付着されているアノード
基板116を配置する。そして、第1ゲート104に対
して制御電圧VG1、第2ゲート108に集束動作のため
の電圧VG2を、またアノード電圧VA を印加することに
より、エミッタ115から放出された電子によって蛍光
体を発光させることができ、表示装置とすることができ
る。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
スピント法によりコーン上のエミッタを形成するFEC
では次のような問題点がある。エミッタコーンを蒸着と
いう比較的制御性の悪い方法で形成するため、エミッタ
形状/サイズやエミッタ−ゲート間の距離などの精度を
保ちにくい。特にエミッタの先端とゲートの位置関係は
電界放出特性に大きく関わるためエミッタ−ゲート間の
精度保持が困難なことは大きな欠点となる。さらに同様
の理由から、製造の再現性や均一性が保ちにくいという
問題もある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明はこのような問題
点に鑑みて、エミッタ材料の選択性、製造精度の良好な
保持、再現性や均一性の保持を容易に実現できる電界放
出素子及びその製造方法を提供することを目的とする。
【0011】このため、電界放出素子としては、シリコ
ン基板によるカソードの一部エッチングにより形成され
た屋根型エミッタとこの屋根型エミッタに対応する制御
電極(第1ゲート)を有し、制御電極への印加電圧に応
じて電界放出がなされるように構成する。もしくは、こ
の構成においてさらに集束電極(第2ゲート)も設け
る。
【0012】また、ガラス基板上に高融点材によりカソ
ードが形成されるとともに、該カソードの一部エッチン
グにより形成された屋根型エミッタとこの屋根型エミッ
タに対応する制御電極(第1ゲート)を有し、制御電極
への印加電圧に応じて電界放出がなされるように構成す
る。もしくは、この構成においてさらに集束電極(第2
ゲート)も設ける。
【0013】また、シリコン基板によるカソードの一部
エッチングにより形成された屋根型エミッタと該屋根型
エミッタに対応する制御電極を有し、制御電極への印加
電圧に応じて電界放出がなされるように構成された電界
放出素子の製造方法としては、カソード層を形成するシ
リコン基板上にマスク層を形成しストライプ状にパター
ニングを行なう工程と、パターニングされたマスク層を
マスクとしてカソード層をクサビ状に加工しその表面に
熱酸化膜を成膜する工程と、熱酸化膜の上面側に絶縁
層、制御電極層、及び保護層を形成する工程と、エミッ
タの上方となるマスク層、保護層、及び熱酸化膜を除去
しストライプ形状のエミッタを形成する工程と、ストラ
イプ形状のエミッタを櫛状に加工し屋根型形状のエミッ
タとする工程とが、行なわれるようにする。
【0014】また、これに加えて集束電極(第2ゲー
ト)が設けられる場合は、上記熱酸化膜の上面側に絶縁
層、制御電極層、及び保護層を形成する工程にかえて、
熱酸化膜の上面側に絶縁層、制御電極層を形成し、制御
電極のパターニングを行なった後においてさらに制御電
極層の上面側に絶縁層、集束電極層、及び保護層を形成
する工程が実行される。
【0015】次に、ガラス基板上に高融点材によりカソ
ードが形成されるとともに、このカソードの一部エッチ
ングにより形成された屋根型エミッタとこの屋根型エミ
ッタに対応する制御電極を有し、制御電極への印加電圧
に応じて電界放出がなされるように構成された電界放出
素子の製造方法としては、ガラス基板上に形成されたカ
ソードライン上にマスク層を形成しストライプ状にパタ
ーニングを行なう工程と、パターニングされたマスク層
をマスクとしてカソードラインをクサビ状に加工しその
表面に陽極酸化膜を成膜する工程と、陽極酸化膜の上面
側に絶縁層、制御電極層、及び保護層を形成する工程
と、エミッタの上方となるマスク層、保護層、及び陽極
酸化膜を除去し、ストライプ形状のエミッタを形成する
工程と、ストライプ形状のエミッタを櫛状に加工し屋根
型形状のエミッタとする工程が実行されるようにする。
【0016】また、これに加えて集束電極(第2ゲー
ト)が設けられる場合は、上記陽極酸化膜の上面側に絶
縁層、制御電極層、及び保護層を形成する工程にかえ
て、陽極酸化膜の上面側に絶縁層、制御電極層を形成
し、制御電極のパターニングを行なった後、制御電極層
の上面側に絶縁層、集束電極層、及び保護層を形成する
工程が実行される。
【0017】
【作用】上記製造方法によれば、エミッタは制御性の高
いエッチングにより製造されるため、精度保持、再現性
保持が容易であり、また材料の選択性も広がる。さらに
エミッタとカソードが一体的に形成されることによる工
程の容易化や動作特性の均一化をはかることができる。
またエミッタを屋根型とすることで電子放出点が定ま
り、安定したエミッション電流が得られることにもな
る。
【0018】
【実施例】以下、本発明の電界放出素子(FEC)及び
その製造方法の実施例として、請求項1及び5に対応す
る第1の実施例、請求項2及び6に対応する第2の実施
例、請求項3及び7に対応する第3の実施例、請求項4
及び8に対応する第4の実施例について、順次説明して
いく。
【0019】<第1の実施例>第1の実施例のFECを
図1に示す。図1において10はカソード層でありシリ
コン基板(Si)により形成されている。11は屋根型
に形成されるエミッタでありカソード層と一体的にSi
により形成されている。この屋根型エミッタ11の幅W
とピッチPについては、P/Wの値が2〜5程度の値と
なるように設定されている。12は例えばSiO2 によ
る絶縁層、13はNbによる制御電極(ゲート)であ
る。
【0020】このFECの製造方法を図2〜図12によ
り説明する。なお、図2〜図12において(a)は各工
程におけるFECの断面状態、(b)は平面状態を示し
ている。(以下第2〜第4の実施例の製造方法の説明に
用いる各図においても同様)
【0021】図2のようにまずシリコン基板Siを3種
の溶液で洗浄(RCA洗浄)する。3種の溶液とは、ア
ンモニアと過酸化水素の溶液、ふっ化水素の溶液、塩酸
と過酸化水素の溶液である。
【0022】次に洗浄したシリコン基板Siを酸化炉に
いれ、図3のように熱酸化膜SiO2 を成膜する。酸化
炉処理は、例えば1100°Cで4〜5時間とし、O2
ガスを流入する。
【0023】次にストライプ状にレジストを付加してB
HFエッチングを行ない、熱酸化膜SiO2 を図4のよ
うにストライプ状にパターニングする(なお、図面では
1本のパターンのみを示している)。
【0024】ここでRIEエッチングを行ない、図5の
ようにシリコン基板Siをクサビ状に加工する。RIE
エッチングについては例えばSF6 40sccm、6Pa、
140W、3.5minの条件で行なう。
【0025】そしてこのように加工されたら、熱酸化炉
にいれて図6のように熱酸化膜SiO2 を成膜する。酸
化炉処理は、例えば1100°Cで4〜5時間とし、O
2 ガスを流入する。なお、この処理時間は、熱酸化膜S
iO2 を取り除いた際のエミッタ先端部位が屋根状に先
鋭化するために好適な膜厚の熱酸化膜SiO2 が得られ
る時間に設定される。
【0026】次に、その上面から絶縁層(SiO2 )、
ゲート層(Nb)を蒸着し、さらに以後の工程における
保護膜としてアルミ層(Al)及びモリブデン層(M
o)を蒸着して、図7に示す状態とする。
【0027】そしてこれをBHFエッチングによりエミ
ッタマスクとなっている層を除去し、図8の状態とす
る。BHFエッチング溶液に対してはMo層が保護膜と
なるため、図示のようにエミッタ上方となる部位におい
て熱酸化膜SiO2 等の各層が除去され、断面が略三角
でストライプ状のエミッタ突起が表出されることにな
る。
【0028】次に、レジストRを上面に付加してパター
ニングを行ない、図9のように非レジスト部分ROPが形
成されるようにする。レジストRのパターニングは、ス
トライプ状のエミッタ突起を櫛きりし、屋根型エミッタ
とするためのものであり、上述のように屋根型エミッタ
11の幅WとピッチPについてP/Wの値が2〜5程度
の値となるようにパターニングがなされる。そしてこの
状態でRIEエッチングを行なう(SF6 40sccm、
4.5Pa、100W、2min )。なおこの際、Al層は
マスク層として機能する。
【0029】RIEエッチングの終了後、レジストR及
びAl層、Mo層を除去して図10の状態とする。なお
Al層、Mo層の除去はリン硝酸により行なわれる。図
10の状態とは、即ち、ストライプ状のエミッタ突起が
RIEエッチングにより櫛切り状に分断されて複数の屋
根型エミッタ11として形成された状態である。
【0030】次に図11のようにレジストRを付け、R
IEエッチングを行なう(SF6 40sccm、 4.5Pa、
100W、20min 程度)。これによりゲートのパター
ニングがなされ、RIEエッチング後にレジストを除去
すると図12のようになる。即ち、図1に示したFEC
の主要製造プロセスが終了される。
【0031】<第2の実施例>第2の実施例のFECを
図13に示す。図13において20はガラス基板、21
はガラス基板20上に形成されるカソード層である。こ
のカソード層はタンタル(Ta)により形成されてい
る。22は屋根型に形成されるエミッタでありカソード
層と一体的にTaにより形成されている。屋根型エミッ
タ22の幅WとピッチPについては、P/Wの値が2〜
5程度の値となるように設定される。23は例えばSi
2 による絶縁層、24はNbによる制御電極(ゲー
ト)である。
【0032】このFECの製造方法を図14〜図25に
より説明する。まずガラス基板を洗浄し、図14のよう
にガラス基板20の表面にタンタルのスパッタリングを
行なう。そして、このTa膜に対して図15のようにパ
ターニングを行ない、カソードラインとする。このパタ
ーニングは例えばSiガスによるRIEエッチングで行
なう。
【0033】次に図16のようにスパッタリング又はプ
ラズマCVDによりSiOx膜を成膜する。そしてCH
4 /H2 ガスによるRIEエッチングによりSiOx膜
をストライプ状にパターニングを行ない、図17の状態
とする(なお、図面では1本のパターンのみを示してい
る)。
【0034】ここでパターニングされたSiOx膜をマ
スクとして、SF6 ガスを用いてRIEエッチングを行
ない、図18のようにTa層をクサビ状に加工する。そ
してこのように加工されたら、H3 PO4 溶液中に入れ
て、Ta表面の陽極酸化を行ない、図19のように酸化
膜TaO5 を成膜する。なお、この酸化処理時間は、酸
化膜TaO5 を取り除いた際のエミッタ先端部位が屋根
状に先鋭化するために好適な膜厚の酸化膜TaO5 が得
られる時間に設定される。
【0035】次に、その上面から絶縁層(SiO2 )、
ゲート層(Nb)を蒸着し、さらに以後の工程における
保護膜としてアルミ層(Al)及びモリブデン層(M
o)を蒸着して、図20に示す状態とする。
【0036】そしてこれをNaOH溶液中に入れ、エミ
ッタマスクとなっている層を除去し、図21の状態とす
る。NaOH溶液に対してはMo層が保護膜となるた
め、図示のようにエミッタ上方となる部位において酸化
膜TaO5 等の各層が除去され、断面が略三角でストラ
イプ状のエミッタ突起が表出されることになる。
【0037】次に、レジストRを上面に付加してパター
ニングを行ない、図22のように非レジスト部分ROP
形成されるようにする。この状態でSF6 ガスによりR
IEエッチングを行なう。なおこの際、Al層はマスク
層として機能する。
【0038】RIEエッチングの終了後、レジストRの
除去し、さらにAl層、Mo層をリン硝酸により除去し
て図23の状態とする。即ち、ストライプ状のエミッタ
突起がRIEエッチングにより櫛切り状に分断されて複
数の屋根型エミッタ22として形成された状態である。
【0039】次に図24のようにレジストRを付け、R
IEエッチングによりゲートのパターニングを行なう。
RIEエッチング後にレジストを除去すると図25のよ
うになり、即ち、図13に示したFECの主要製造プロ
セスが終了される。なお、この実施例ではカソード及び
エミッタはTaにより生成したが、他にもTi,Mo,
Ndなどの高融点材料を用いるようにしてもよい。
【0040】<第3の実施例>第3の実施例のFECを
図26に示す。これは上記第1の実施例の構成に加え集
束電極(第2ゲート)を備えたものである。図26に示
すようにシリコン基板(Si)によるカソード層10と
一体的に屋根型エミッタ11が形成され、またSiO2
による絶縁層12、Nbによる制御電極(第1ゲート)
13に加え、SiO2 による絶縁層14、Nbによる集
束電極(第2ゲート)15が設けられる。この場合も屋
根型エミッタ11についてピッチP/幅Wは2〜5の値
とされる。
【0041】このFECの製造方法を図27〜図34に
より説明する。この場合、図27以前の工程は上記第1
の実施例の図2〜図6と同様であるので、図2〜図6に
より説明する。まず図2のようにシリコン基板SiをR
CA洗浄し、次に洗浄したシリコン基板Siを酸化炉に
いれ、図3のように熱酸化膜SiO2 を成膜する。次に
ストライプ状にレジストを付加してBHFエッチングを
行ない、熱酸化膜SiO2 を図4のようにストライプ状
にパターニングする。そしてRIEエッチングを行な
い、図5のようにシリコン基板Siをクサビ状に加工
し、さらに熱酸化炉にいれて図6のように熱酸化膜Si
2 を成膜する。
【0042】次に、図27のようにその上面から前記熱
酸化膜SiO2 上に絶縁層(SiO2 )、ゲート層(N
b)を蒸着する。そしてゲート層(Nb)を図28のよ
うにパターニングし、第1ゲート13を形成する。第1
ゲート13がパターニングされたら、その上面から絶縁
層(SiO2 )、ゲート層(Nb)を蒸着し、さらに以
後の工程における保護膜としてアルミ層(Al)及びモ
リブデン層(Mo)を蒸着して、図29に示す状態とす
る。
【0043】そしてこれをBHFエッチングによりエミ
ッタマスクとなっている層を除去し、図30の状態とす
る。BHFエッチング溶液に対してはMo層が保護膜と
なるため、図示のようにエミッタ上方となる部位におい
て熱酸化膜SiO2 等の各層が除去され、断面が略三角
でストライプ状のエミッタ突起が表出されるとともにホ
ールが形成されることになる。
【0044】次に、レジストRを上面に付加してパター
ニングを行ない、図31のように非レジスト部分ROP
形成されるようにする。レジストRのパターニングは、
ストライプ状のエミッタ突起を櫛きりし、屋根型エミッ
タとするためのものであり、上述のように屋根型エミッ
タ11の幅WとピッチPについてP/Wの値が2〜5程
度の値となるようにパターニングがなされる。そしてこ
の状態でAl層をマスク層としてSF6 ガスでRIEエ
ッチングを行なう。
【0045】RIEエッチングの終了後、レジストRを
はがし、さらにリン硝酸でAl層、Mo層を除去して図
32の状態とする。この状態で、ストライプ状のエミッ
タ突起がRIEエッチングにより櫛切り状に分断されて
複数の屋根型エミッタ11として形成されている。
【0046】次に図33のようにレジストRを付け、R
IEエッチングを行なう。これにより第2ゲート(集束
電極)のパターニングがなされ、RIEエッチング後に
レジストを除去すると図34のようになる。即ち、図2
6に示したFECの主要製造プロセスが終了される。
【0047】<第4の実施例>第4の実施例のFECを
図35に示す。これは上記第2の実施例の構成に加え集
束電極(第2ゲート)を備えたものである。図35に示
すようにガラス基板20上において、タンタル(Ta)
によるカソード層21と一体的に屋根型エミッタ22が
形成され、またSiO2 による絶縁層23、Nbによる
制御電極(第1ゲート)24に加え、SiO2 による絶
縁層25、Nbによる集束電極(第2ゲート)26が設
けられる。この場合も屋根型エミッタ22についてピッ
チP/幅Wは2〜5の値とされる。
【0048】このFECの製造方法を図14〜図19及
び図36〜図43により説明する。この場合、図36ま
での工程は上記第2の実施例の図14〜図19と同様で
あり、まずガラス基板を洗浄し、図14のようにガラス
基板20の表面にタンタルのスパッタリングを行なう。
そして、このTa膜に対してSiガスによるRIEエッ
チングで図15のようにパターニングを行ないカソード
ラインとする。次に図16のようにスパッタリング又は
プラズマCVDによりSiOx膜を成膜する。そしてC
4 /H2 ガスによるRIEエッチングによりSiOx
膜をストライプ状にパターニングを行ない、図17の状
態とする。そしてパターニングされたSiOx膜をマス
クとして、SF6 ガスを用いてRIEエッチングを行な
い、図18のようにTa層をクサビ状に加工し、さらに
3 PO4 溶液中に入れて、Ta表面の陽極酸化を行な
い、図19のように酸化膜TaO5 を成膜する。
【0049】次に、その上面から絶縁層(SiO2 )、
ゲート層(Nb)を蒸着して図36の状態とする。そし
てゲート層(Nb)を図37のようにパターニングし、
第1ゲート24とする。第1ゲート24がパターニング
されたら、その上面から絶縁層(SiOx)、ゲート層
(Nb)を蒸着し、さらに以後の工程における保護膜と
してアルミ層(Al)及びモリブデン層(Mo)を蒸着
して、図38に示す状態とする。
【0050】そしてこれをNaOH溶液中に入れ、エミ
ッタマスクとなっている層を除去し、図39の状態とす
る。NaOH溶液に対してはMo層が保護膜となるた
め、図示のようにエミッタ上方となる部位において酸化
膜TaO5 等の各層が除去され、断面が略三角でストラ
イプ状のエミッタ突起が表出される。
【0051】次に、レジストRを上面に付加してパター
ニングを行ない、図40のように非レジスト部分ROP
形成されるようにする。この状態でSF6 ガスによりR
IEエッチングを行なう。この際、Al層はマスク層と
して機能する。
【0052】RIEエッチングの終了後、レジストRの
除去し、さらにAl層、Mo層をリン硝酸により除去し
て図41の状態とする。即ち、ストライプ状のエミッタ
突起がRIEエッチングにより櫛切り状に分断されて複
数の屋根型エミッタ22として形成された状態となる。
【0053】次に図42のようにレジストRを付け、R
IEエッチングにより第2ゲートのパターニングを行な
う。RIEエッチング後にレジストを除去すると図43
のようになり、即ち、図35に示したFECの主要製造
プロセスが終了される。
【0054】なお、この実施例でもカソード及びエミッ
タの材料としてTaのほかにTi,Mo,Nbなどの高
融点材料を用いることができる。
【0055】<各実施例に適用できる電極構造>以上第
1〜第4の実施例としての電界放出素子及びその製造方
法について説明してきたが、これらの電界放出素子を用
いて表示装置を製造する場合の構成について以下説明す
る。
【0056】図44は実施例(ただし集束電極を備えた
例)のFECを用いた表示装置の一例としての概略的な
構成を示すものである。この表示装置1においては、表
示のための画像データがメモリ2に供給され、メモリ2
からタイミングコントローラ3の制御によって画像デー
タが読み出されてシフトレジスタ6に供給される。
【0057】またタイミングコントローラ3はスキャン
側ドライバ4に対して垂直方向にスキャン動作が行なわ
れるように制御する。即ちこのスキャン側ドライバ4は
カソードC1 〜Cn に対して順次走査電圧を印加するこ
とになる。
【0058】シフトレジスタ6からは1水平ライン分の
画像データがタイミングコントローラ3からのタイミン
グ信号に基づいてデータ側ドライバ5に供給され、1水
平ライン分で画像データに基づく電圧がゲートラインG
1 〜Gm に印加されることになる。なお、ゲートG1
m は、それぞれ制御電極としての第1ゲートGF と集
束電極としての第2ゲートGS が絶縁部を介して積層さ
れた状態に形成されており、画像データは第1ゲートG
F に印加されることになる。そして、各ゲートラインG
1 〜Gm における第2ゲートには第2ゲートドライバ7
から電圧が印加されている。なお、モノクロ表示装置の
場合は第2ゲートドライバ7は各ゲートラインG1 〜G
m の第2ゲートに共通の電圧印加を行なえばよく、また
カラー表示装置の場合は、第2ゲートによって色選択が
行なわれるように第2ゲートドライバ7が動作を行なう
ようにしてもよい。
【0059】なお、発光画素の選択、発光色の選択動作
については、カソード、第1ゲート、第2ゲート、もし
くはアノードによる選択など、その表示装置の構成に応
じて各種方式が考えられることはいうまでもない。
【0060】表示領域においては、例えばガラス基板の
上にカソードC1 〜Cn が水平ライン方向に並べられ、
その上方には上記各実施例で説明したようなエミッタア
レイが形成されている。さらにその上部は各ゲートライ
ンG1 〜Gm における第1ゲートGF ,第2ゲートGS
が配置される。
【0061】この図では示していないが、ゲートG1
m とカソードC1 〜Cn の交点となる位置にそれぞれ
多数の屋根型エミッタ(11又は22)が形成されてい
ることになり、このゲートG1 〜Gm とカソードC1
n の交点となる部分における多数のFECアレイが1
つの画素を形成することになる。
【0062】一点鎖線で示すAN は、カソードC1 〜C
n 及びゲートG1 〜Gm の上方に配されるアノードを示
し、各画素に対応して蛍光体が施されている。そして、
第1ゲートGF に画像データに基づいて電圧が印加され
ると、その時の垂直走査によりドライブされているカソ
ード(C1 〜Cn )の交点となる画素のFECよりアノ
ードAN に対して電子が放出され、蛍光体を励起し、表
示動作が行なわれるものである。
【0063】このような表示装置における本実施例のF
ECアレイとして、ゲートパターンは以下示すような各
種形態が考えられる(なお、以下の説明は第1ゲートG
F と第2ゲートGS が同一パターンであるとして説明す
る)。
【0064】図45は1つのゲートが斜線部として示す
ように複数のストライプパターンで形成される例であ
る。この場合、ストライプの隙間部分が屋根型エミッタ
11からの電子放出部、即ちゲート開口部となる。
【0065】図46はよりドット(蛍光体1ドット)に
対応する形状としたもので、屋根型エミッタ11に対応
して長孔Hが形成されるようにしたものである。さら
に、屋根型エミッタ11では幅W方向には放出電子が広
がりやすいものとなるため、より効果的にクロストーク
を抑えるためには図47のように長孔Hがカソードライ
ンに平行となるように形成する(ただし、これはゲート
方向にドット間ギャップが小さい場合である)とよい。
さらに図48に示すようにドット形状に対応して長孔H
が形成されるようにゲートパターン及び屋根型エミッタ
11が形成されるようにしてもよい。
【0066】なお、これらのパターンは第2ゲートGS
を有さないFECアレイにおいて、第1ゲートGF のパ
ターンとすることもできることはいうまでもない。
【0067】
【発明の効果】以上説明したように本発明の電界放出素
子では、屋根型エミッタを形成していることによりスト
ライプ状のエミッタに比較してエミッション電流を安定
化させることができ、また、屋根型エミッタはカソード
と一体的に形成されることで、カソードとエミッタ間の
境界変化による特性変動は解消され、製造されるFEC
について特性の均一性を得ることができる。またこのよ
うなFECに集束電極を設けることにより、表示装置と
してはアノード−カソード間のギャップを広げることが
でき、アノード電圧を上げて高輝度をはかることができ
る。さらに、駆動回路の簡略化、ドライバーコストの低
減が可能となる。
【0068】また本発明の電界放出素子の製造方法によ
り、簡単な工程で上記構成のFECを製造することがで
き、さらに、エミッタ生成方法が蒸着に限られないこと
になるため、エミッタ材料としては例えばシリコン等の
半導体材料からTa,Ti,Mo,Nbなどの高融点材
料まで幅広く使用することができ、選択性が広がる。
【0069】さらに、蒸着よりも制御性の高いエッチン
グによりエミッタ等が作成されるため、精度保持が容易
であり、製造再現性及び均一性も高いという効果があ
り、高性能なFECアレイを製造できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電界放出素子の第1の実施例の構造の
説明図である。
【図2】本発明の製造方法の第1の実施例の説明図であ
る。
【図3】本発明の製造方法の第1の実施例の説明図であ
る。
【図4】本発明の製造方法の第1の実施例の説明図であ
る。
【図5】本発明の製造方法の第1の実施例の説明図であ
る。
【図6】本発明の製造方法の第1の実施例の説明図であ
る。
【図7】本発明の製造方法の第1の実施例の説明図であ
る。
【図8】本発明の製造方法の第1の実施例の説明図であ
る。
【図9】本発明の製造方法の第1の実施例の説明図であ
る。
【図10】本発明の製造方法の第1の実施例の説明図で
ある。
【図11】本発明の製造方法の第1の実施例の説明図で
ある。
【図12】本発明の製造方法の第1の実施例の説明図で
ある。
【図13】本発明の電界放出素子の第2の実施例の構造
の説明図である。
【図14】本発明の製造方法の第2の実施例の説明図で
ある。
【図15】本発明の製造方法の第2の実施例の説明図で
ある。
【図16】本発明の製造方法の第2の実施例の説明図で
ある。
【図17】本発明の製造方法の第2の実施例の説明図で
ある。
【図18】本発明の製造方法の第2の実施例の説明図で
ある。
【図19】本発明の製造方法の第2の実施例の説明図で
ある。
【図20】本発明の製造方法の第2の実施例の説明図で
ある。
【図21】本発明の製造方法の第2の実施例の説明図で
ある。
【図22】本発明の製造方法の第2の実施例の説明図で
ある。
【図23】本発明の製造方法の第2の実施例の説明図で
ある。
【図24】本発明の製造方法の第2の実施例の説明図で
ある。
【図25】本発明の製造方法の第2の実施例の説明図で
ある。
【図26】本発明の電界放出素子の第3の実施例の構造
の説明図である。
【図27】本発明の製造方法の第3の実施例の説明図で
ある。
【図28】本発明の製造方法の第3の実施例の説明図で
ある。
【図29】本発明の製造方法の第3の実施例の説明図で
ある。
【図30】本発明の製造方法の第3の実施例の説明図で
ある。
【図31】本発明の製造方法の第3の実施例の説明図で
ある。
【図32】本発明の製造方法の第3の実施例の説明図で
ある。
【図33】本発明の製造方法の第3の実施例の説明図で
ある。
【図34】本発明の製造方法の第3の実施例の説明図で
ある。
【図35】本発明の電界放出素子の第4の実施例の構造
の説明図である。
【図36】本発明の製造方法の第4の実施例の説明図で
ある。
【図37】本発明の製造方法の第4の実施例の説明図で
ある。
【図38】本発明の製造方法の第4の実施例の説明図で
ある。
【図39】本発明の製造方法の第4の実施例の説明図で
ある。
【図40】本発明の製造方法の第4の実施例の説明図で
ある。
【図41】本発明の製造方法の第4の実施例の説明図で
ある。
【図42】本発明の製造方法の第4の実施例の説明図で
ある。
【図43】本発明の製造方法の第4の実施例の説明図で
ある。
【図44】本発明の実施例を用いた表示装置の説明図で
ある。
【図45】本発明の実施例に採用できるゲートパターン
の説明図である。
【図46】本発明の実施例に採用できるゲートパターン
の説明図である。
【図47】本発明の実施例に採用できるゲートパターン
の説明図である。
【図48】本発明の実施例に採用できるゲートパターン
の説明図である。
【図49】FECアレイの説明図である
【図50】FECアレイを使用した表示装置の説明図で
ある。
【符号の説明】
1 表示装置 2 メモリ 3 タイミングコントローラ 4 スキャン側ドライバ 5 データ側ドライバ 6 シフトレジスタ 7 第2ゲートドライバ 10,21,C1 〜Cn カソード 11,22 屋根型エミッタ 12,14,23,25 絶縁層 13,24,GF 第1ゲート 15,26,GS 第2ゲート G1 〜Gm ゲートライン AN アノード
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 渡辺 照男 千葉県茂原市大芝629 双葉電子工業株式 会社内 (72)発明者 落合 久隆 千葉県茂原市大芝629 双葉電子工業株式 会社内 (72)発明者 伊藤 順司 茨城県つくば市梅園1丁目1番地4号 工 業技術院電子技術総合研究所内 (72)発明者 金丸 正剛 茨城県つくば市梅園1丁目1番地4号 工 業技術院電子技術総合研究所内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シリコン基板によるカソードの一部エッ
    チングにより形成された少なくとも1つ以上の屋根型エ
    ミッタと該屋根型エミッタに対応する制御電極を有し、
    制御電極への印加電圧に応じて電界放出がなされるよう
    に構成されたことを特徴とする電界放出素子。
  2. 【請求項2】 ガラス基板上に高融点材によりカソード
    が形成されるとともに、該カソードの一部エッチングに
    より形成された少なくとも1つ以上の屋根型エミッタと
    該屋根型エミッタに対応する制御電極を有し、制御電極
    への印加電圧に応じて電界放出がなされるように構成さ
    れたことを特徴とする電界放出素子。
  3. 【請求項3】 カソードとなるシリコン基板の一部エッ
    チングにより形成された少なくとも1つ以上の屋根型エ
    ミッタと該屋根型エミッタに対応する制御電極及び集束
    電極を有し、制御電極への印加電圧に応じて電界放出が
    なされるように構成されたことを特徴とする電界放出素
    子。
  4. 【請求項4】 ガラス基板上に高融点材によりカソード
    が形成されるとともに、該カソードの一部エッチングに
    より形成された少なくとも1つ以上の屋根型エミッタと
    該屋根型エミッタに対応する制御電極と集束電極を有
    し、制御電極への印加電圧に応じて電界放出がなされる
    ように構成されたことを特徴とする電界放出素子。
  5. 【請求項5】 シリコン基板によるカソードの一部エッ
    チングにより形成された少なくとも1つ以上の屋根型エ
    ミッタと該屋根型エミッタに対応する制御電極を有し、
    制御電極への印加電圧に応じて電界放出がなされるよう
    に構成された電界放出素子の製造方法として、少なくと
    も次の(a)〜(e)の工程が実行されることを特徴と
    する電界放出素子の製造方法。 (a)カソード層を形成するシリコン基板上にマスク層
    を形成しストライプ状にパターニングを行なう。 (b)パターニングされたマスク層をマスクとしてカソ
    ード層をクサビ状に加工し、その表面に熱酸化膜を成膜
    する。 (c)熱酸化膜の上面側に絶縁層、制御電極層、及び保
    護層を形成する。 (d)エミッタの上方となるマスク層、保護層、及び熱
    酸化膜を除去し、ストライプ形状のエミッタを形成す
    る。 (e)ストライプ形状のエミッタを櫛状に加工し、屋根
    型形状のエミッタとする。
  6. 【請求項6】 ガラス基板上に高融点材によりカソード
    が形成されるとともに、該カソードの一部エッチングに
    より形成された少なくとも1つ以上の屋根型エミッタと
    該屋根型エミッタに対応する制御電極を有し、制御電極
    への印加電圧に応じて電界放出がなされるように構成さ
    れた電界放出素子の製造方法として、少なくとも次の
    (a)〜(e)の工程が実行されることを特徴とする電
    界放出素子の製造方法。 (a)ガラス基板上に形成されたカソードライン上にマ
    スク層を形成しストライプ状にパターニングを行なう。 (b)パターニングされたマスク層をマスクとしてカソ
    ードラインをクサビ状に加工し、その表面に陽極酸化膜
    を成膜する。 (c)陽極酸化膜の上面側に絶縁層、制御電極層、及び
    保護層を形成する。 (d)エミッタの上方となるマスク層、保護層、及び陽
    極酸化膜を除去し、ストライプ形状のエミッタを形成す
    る。 (e)ストライプ形状のエミッタを櫛状に加工し、屋根
    型形状のエミッタとする。
  7. 【請求項7】 カソードとなるシリコン基板の一部エッ
    チングにより形成された少なくとも1つ以上の屋根型エ
    ミッタと該屋根型エミッタに対応する制御電極及び集束
    電極を有し、制御電極への印加電圧に応じて電界放出が
    なされるように構成された電界放出素子の製造方法とし
    て、少なくとも次の(a)〜(f)の工程が実行される
    ことを特徴とする電界放出素子の製造方法。 (a)カソード層を形成するシリコン基板上にマスク層
    を形成しストライプ状にパターニングを行なう。 (b)パターニングされたマスク層をマスクとしてカソ
    ード層をクサビ状に加工し、その表面に熱酸化膜を成膜
    する。 (c)熱酸化膜の上面側に絶縁層、制御電極層を形成
    し、制御電極のパターニングを行なう。 (d)制御電極層の上面側に絶縁層、集束電極層、及び
    保護層を形成する。 (e)エミッタの上方となるマスク層、保護層、及び熱
    酸化膜を除去し、ストライプ形状のエミッタを形成す
    る。 (f)ストライプ形状のエミッタを櫛状に加工し、屋根
    型形状のエミッタとする。
  8. 【請求項8】 ガラス基板上に高融点材によりカソード
    が形成されるとともに、該カソードの一部エッチングに
    より形成された少なくとも1つ以上の屋根型エミッタと
    該屋根型エミッタに対応する制御電極と集束電極を有
    し、制御電極への印加電圧に応じて電界放出がなされる
    ように構成された電界放出素子の製造方法として、少な
    くとも次の(a)〜(f)の工程が実行されることを特
    徴とする電界放出素子の製造方法。 (a)ガラス基板上に形成されたカソードライン上にマ
    スク層を形成しストライプ状にパターニングを行なう。 (b)パターニングされたマスク層をマスクとしてカソ
    ードラインをクサビ状に加工し、その表面に陽極酸化膜
    を成膜する。 (c)陽極酸化膜の上面側に絶縁層、制御電極層を形成
    し、制御電極のパターニングを行なう。 (d)制御電極層の上面側に絶縁層、集束電極層、及び
    保護層を形成する。 (e)エミッタの上方となるマスク層、保護層、及び陽
    極酸化膜を除去し、ストライプ形状のエミッタを形成す
    る。 (f)ストライプ形状のエミッタを櫛状に加工し、屋根
    型形状のエミッタとする。
JP6436094A 1994-03-09 1994-03-09 電界放出素子及びその製造方法 Expired - Fee Related JP2892587B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6436094A JP2892587B2 (ja) 1994-03-09 1994-03-09 電界放出素子及びその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6436094A JP2892587B2 (ja) 1994-03-09 1994-03-09 電界放出素子及びその製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH07249368A true JPH07249368A (ja) 1995-09-26
JP2892587B2 JP2892587B2 (ja) 1999-05-17

Family

ID=13256023

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6436094A Expired - Fee Related JP2892587B2 (ja) 1994-03-09 1994-03-09 電界放出素子及びその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2892587B2 (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20010004606A (ko) * 1999-06-29 2001-01-15 김영환 전계방출 표시소자 및 그의 제조방법
JP2004193126A (ja) * 2002-12-10 2004-07-08 Samsung Sdi Co Ltd 電界放出素子
KR20040067679A (ko) * 2003-01-24 2004-07-30 엘지.필립스디스플레이(주) 전계 방출형 표시소자
KR100485129B1 (ko) * 2002-11-13 2005-04-25 한국전자통신연구원 전계 방출 소자의 제조 방법
EP1821329A3 (en) * 2006-02-20 2010-04-07 Samsung SDI Co., Ltd. Electron emission device and electron emission display using the same
EP1476888B1 (fr) * 2002-02-19 2010-06-30 Commissariat à l'énergie atomique et aux énergies alternatives Structure de cathode pour ecran emissif

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20010004606A (ko) * 1999-06-29 2001-01-15 김영환 전계방출 표시소자 및 그의 제조방법
EP1476888B1 (fr) * 2002-02-19 2010-06-30 Commissariat à l'énergie atomique et aux énergies alternatives Structure de cathode pour ecran emissif
US7759851B2 (en) 2002-02-19 2010-07-20 Commissariat A L'energie Atomique Cathode structure for emissive screen
JP2011103303A (ja) * 2002-02-19 2011-05-26 Commissariat A L'energie Atomique & Aux Energies Alternatives 放出ディスプレイの陰極構造
KR100485129B1 (ko) * 2002-11-13 2005-04-25 한국전자통신연구원 전계 방출 소자의 제조 방법
JP2004193126A (ja) * 2002-12-10 2004-07-08 Samsung Sdi Co Ltd 電界放出素子
KR20040067679A (ko) * 2003-01-24 2004-07-30 엘지.필립스디스플레이(주) 전계 방출형 표시소자
EP1821329A3 (en) * 2006-02-20 2010-04-07 Samsung SDI Co., Ltd. Electron emission device and electron emission display using the same

Also Published As

Publication number Publication date
JP2892587B2 (ja) 1999-05-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2002056771A (ja) 電子放出素子、電子源及び画像形成装置
KR100243990B1 (ko) 전계방출 캐소드와 그 제조방법
JP2009272097A (ja) 電子源及び画像表示装置
JP4651084B2 (ja) 電子放出素子の製造方法
JP3066573B2 (ja) 電界放出型表示素子
CN101556889A (zh) 表面传导电子发射平板显示器件的电子发射源制作方法
CN101013642A (zh) 制造场发射装置的方法
JP2900837B2 (ja) 電界放射型冷陰極装置及びその製造方法
JPH07249368A (ja) 電界放出素子及びその製造方法
JP2002093307A (ja) 電子放出素子及び電子放出素子の製造方法及び電子源及び画像形成装置
JP2720662B2 (ja) 電界放出素子及びその製造方法
JPWO2002037518A1 (ja) 電界放出陰極とその製造方法
JP3052845B2 (ja) 集束電極を有する電界放出カソードの製造方法
JPH0787074B2 (ja) 電子放出素子およびその製造方法
JPH0574327A (ja) 電子放出素子
JP4141591B2 (ja) 表示装置の製造方法
JP3180466B2 (ja) 電界放出素子及びその製造方法
JP2009302003A (ja) 電子放出素子及び画像表示装置
JP2010251102A (ja) 画像表示装置
KR100724369B1 (ko) 자외선 차폐층을 구비한 전계방출소자 및 그 제조 방법
JP2002056770A (ja) 電界放出カソード及びその製造方法
JP3568859B2 (ja) 冷陰極及びその冷陰極の製造方法
KR100405971B1 (ko) 전계방출소자의 집속전극 구조 및 형성방법
KR0154562B1 (ko) 전계 방출형 디스플레이용 다이아몬드형 탄소 팁을 가진 필드에미터 제조방법
JP2010086927A (ja) 電子線装置及び画像表示装置

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 19990216

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees