JPH0724973A - 層剥離処理の容易な積層体 - Google Patents

層剥離処理の容易な積層体

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JPH0724973A
JPH0724973A JP17435693A JP17435693A JPH0724973A JP H0724973 A JPH0724973 A JP H0724973A JP 17435693 A JP17435693 A JP 17435693A JP 17435693 A JP17435693 A JP 17435693A JP H0724973 A JPH0724973 A JP H0724973A
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ethylene
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JP17435693A
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Hiroshi Takino
浩史 瀧野
Noriyuki Okada
紀幸 岡田
Yoshinobu Nagaoka
義信 長岡
Yoshinori Hashimoto
美則 橋本
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Mitsubishi Chemical Corp
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 パルプ紙基材層(A)と、メルトフローレー
トが0.01〜150g/10分の熱可塑性樹脂層(例
えば、ポリエチレンフィルム)とが、エチレン80〜9
4モル%とα,β−不飽和カルボン酸20〜6モル%と
のエチレン共重合体であって、そのメルトフローレート
が320〜1500g/10分である接着層(B)を介
して一体化された積層体。 【効果】 アルカリ水溶液による層間剥離が容易である
積層体である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、牛乳パック容器、果実
飲料パック容器、スナック菓子包装袋、カツオダシパッ
ク袋等の包装材として有用な積層体に関する。この積層
体は使用後、アルカリ水溶液に浸漬することにより樹脂
層、パルプ紙、アルミニウム泊等に容易に分離でき、こ
れらを回収、再利用できる利点がある。
【0002】
【従来の技術】スナック菓子の包装袋としてポリエチレ
ンラミネートアルミニウム箔が用いられている。また、
牛乳容器としてポリエチレンラミネートカートン紙が、
果汁容器として、カートン紙/ポリエチレン/アルミニ
ウム箔/ポリエチレンの積層体が包装材として利用され
ている。
【0003】近年、環境保護の見地から包装材のリサイ
クルの認識が高まっている。しかし、各種異種材料の積
層体からなるラミネート包装材料については各層間の剥
離が難しく、一部、パルプ紙基材層の表面に低密度ポリ
エチレンフィルムを直接溶融押出しラミネートした積層
体製の牛乳パック容器のパルプ紙のリサイクルを除き、
埋め立てあるいは焼却しているのが現状である。
【0004】この牛乳パック容器からの古紙用のパルプ
ファイバー回収のためのパルプ紙と低密度ポリエチレン
ラミネートフィルムとの剥離は、一般に薬剤処理(アル
カリ、界面活性剤等)と機械的処理とを合せ用いること
により行われているが、現状では、機械的処理に長時間
を要するため生産性が悪いという問題を含んでいる。一
方、ラミネート包装材料を焼却する場合に於いても、ア
ルミニウム箔を使用している積層体に関しては溶解した
アルミニウムが焼却炉壁に付着してしまう問題を含んで
いる。
【0005】前者の薬剤処理と機械処理とを併合する分
離方法において、特開平4−211932号公報は、パ
ルプ紙基材とポリエチレンフィルム層とからなるラミネ
ート加工紙において、この両層の間に、接着・剥離調整
剤を介在させることを提案している。このラミネート加
工紙において、接着・剥離調整剤として、(a)ポリビ
ニールアルコール、エチレン・酢酸ビニル共重合体の部
分鹸化物、ポリアクリル酸等の親水性ポリマーと、
(b)ポリメチルハイドロジエンシロキサン等の水酸基
を有する有機シラン化合物とα−オレフィンとの共重合
体および(c)表面活性剤の混合物を挙げている。
【0006】このラミネート加工紙をpH12の水酸化
ナトリウム水溶液に浸漬し、これを機械ミキサーで12
分間攪拌して剥離を行った後、硫酸を加えてpHを9と
し、次いで次亜塩素酸ソーダを有効塩素として0.7%
添加し、3分間攪拌したところ、パルプ紙とポリエチレ
ンフィルムの完全分離が行れる。この公報のラミネート
加工紙は、パルプ紙とラミネートフィルムの分離は短時
間で行れるが、接着・剥離調整剤が耐水性に乏しいた
め、層間接着強度が低く、このラミネート加工紙で形成
された容器内に牛乳等の水溶液を収納したとき、ラミネ
ート加工紙を透過する水蒸気により層間の接着力が更に
低下し、内容物の圧力が上昇するような用途には用いえ
ない欠点がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、各層間の接
着力が高く、且つ、酸性、中性の水溶液では層間剥離せ
ず、アルカリ水溶液中で初めて層間の剥離が生じる積層
体の提供を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための具体的手段】本発明の第1は、
基材層(A)の表面に、エチレン80〜94モル%と
α,β−不飽和カルボン酸20〜6モル%とのエチレン
共重合体であって、かつ、そのメルトフローレートが3
20〜1500g/10分であるエチレン共重合体層が
接着されている積層体を提供するものである。
【0009】本発明の第2は、パルプ紙基材層(A)
と、メルトフローレートが0.05〜100g/10分
の熱可塑性樹脂層(C)とが、エチレン80〜94モル
%とα,β−不飽和カルボン酸20〜6モル%とのエチ
レン共重合体であって、且つ、そのメルトフローレート
が320〜1500g/10分である接着層(B)を介
して一体化された積層体を提供するものである。
【0010】
【作用】積層体がアルカリ性水溶液に浸漬、攪拌される
と、接着層のエチレン・α,β−不飽和カルボン酸共重
合体のカルボキシル基とアルカリが反応して、水溶性の
エチレン・α,β−不飽和カルボン酸共重合体のアルカ
リ金属塩が形成され、樹脂層と基材層の剥離が容易とな
る。
【0011】
【発明の具体的説明】基材層(A) 基材層としては、パルプ紙(クラフト紙、上質紙、グラ
シン紙、パーチメント紙、レーヨン紙、コート紙等)、
アルミニウム箔、ポリプロピレン二軸延伸フィルムやポ
リエチレンテレフタレート二軸延伸フィルムの表面にア
ルミニウム蒸着したもの、メルトフローレート(JIS
K7210)が0.1〜150g/10分、好ましく
は5〜50g/10分の熱可塑性樹脂としては、プロピ
レン単独重合体、プロピレンを主成分とし、これとエチ
レン、ブテン−1、ヘキセン−1、ペンテン−1、4−
メチルペンテン−1等のα−オレフィンの1種または2
種以上との共重合体等のプロピレン系樹脂(MFRは2
30℃、2.16kg荷重で測定);エチレン単独重合
体、エチレンを主成分とし、これと他のビニル単量体、
例えばプロピレン、ブテン−1、ヘキセン−1、オクテ
ン−1、酢酸ビニル、アクリル酸、メタクリル酸、アク
リル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸プロピ
ル、メタクリル酸メチル、メタクリル酸エチル、メタク
リル酸プロピル、メタクリル酸ブチル、スチレン、アク
リルアミド、アクリロニトリル、マレイン酸等の一種ま
たは二種以上のエチレン系共重合体(MFRは、190
℃、2.16kg荷重の条件で測定);ポリアミド、ポ
リカーボネート、ポリエチレンテレフタレート、ポリブ
チレンテレフタレート、ポリ塩化ビニル等が挙げられ
る。これらは延伸されていてもよい。基材層の肉厚は6
〜1000ミクロン(μm)、好ましくは10〜500
μmである。
【0012】エチレン共重合体(B) 本発明の接着層に用いられる、本質的に水に不溶で、且
つ、アルカリ処理にて初めて水分散性となるエチレン共
重合体は、エチレン80〜94モル%とα,β−不飽和
カルボン酸20〜6モル%とを共重合させて得たエチレ
ン共重合体であり、そのメルトフローレート(JIS
K7210;190℃、試験荷重2.16kgf)が3
20〜1500g/10分、好ましくは340〜150
0g/10分のものである。
【0013】α,β−不飽和カルボン酸の具体例として
は、アクリル酸、メタクリル酸、クロトン酸等の一塩基
酸、フマール酸、マレイン酸、無水でマレイン酸、イタ
コン酸等の二塩基酸が挙げられる。これらの中でもアク
リル酸、メタクリル酸が好ましい。α,β−不飽和カル
ボン酸含有量については、その量が6モル%に満たない
場合アルカリにて処理した際、十分な基材層とラミネー
トフィルム層間の剥離性が得られず、逆に20モル%よ
り高いとエチレン共重合体の粘着性が増し、その取扱い
性、加工性が悪くなる。好ましくは、α,β−不飽和カ
ルボン酸の量は6〜15モル%である。又、エチレン共
重合体のメルトフローレートが、320g/10分より
低い場合、アルカリにて積層体を処理した際、十分な剥
離が行われず、逆に1500g/10分より高い場合、
溶融粘弾性が小さくなりすぎ、ラミネート作業性が悪い
だけでなく、材料の引張強度が弱くなる。
【0014】本発明の接着層(B)に用いられるエチレ
ン共重合体は、前記エチレンとα,β−不飽和カルボン
酸との他に、これらモノマーと共重合可能なモノマー、
例えば、アクリル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリ
ル酸プロピル、アクリル酸ブチル、メタクリル酸メチ
ル、メタクリル酸エチル、アクリロニトリル、メタクリ
ロニトリル、アクリルアミド、酢酸ビニル、フェニルマ
レイミド等の他のモノマーを12モル%以下の割合で共
重合させたものであってもよい。
【0015】この共重合体は、これらモノマーをラジカ
ル重合触媒、溶媒の存在下、150〜300℃、1,0
00〜3,000kg/cm2 の圧力下でラジカル重合
することにより製造される。ラジカル重合触媒として
は、例えばジターシャリーブチルパーオキサイド、ター
シャリーブチルクミルパーオキサイド、ジクミルパーオ
キサイド、イソブチルパーオキサイド、シクロヘキサノ
ンパーオキサイド、クメンハイドロパーオキサイド等が
利用される。
【0016】溶媒としては、ヘキサン、ヘプタン、トル
エン、ミネラルスプリット等が利用できる。この共重合
体接着層の肉厚は2〜200μm、好ましくは10〜6
0μmである。積層体は、基材層(A)と上記エチレン
共重合体層(B)の二層構造の他、更に、他の層を含ん
でいてもよい。例えば基材層(A)/エチレン共重合体
層(B)/樹脂層(C)の三層構造積層体、紙基材層
(A)/エチレン共重合体層(B)/アルミニウム箔基
材層(A)/エチレン共重合体層(B)の四層構造の積
層体等である。
【0017】樹脂層(C) この樹脂層は、積層体にガスバリヤー性、低温ヒートシ
ール性、光沢を付与等の目的で使用されることが多い。
かかる樹脂としては、メルトフローレートが0.01〜
150g/10分の熱可塑性樹脂、具体的には、前述の
エチレン系樹脂、プロピレン系樹脂、ポリアミド、ポリ
カーボネート、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチ
レンテレフタレート、ポリ塩化ビニル等が挙げられる。
これらは延伸されていてもよい。
【0018】これらの中でも、プロピレン系樹脂、エチ
レン系樹脂が安価で、積層体より袋やカートン容器を形
成する際のヒートシールを低い温度ですることができ、
生産性が上がる利点を有する。樹脂層(C)の肉厚は1
〜500μm、好ましくは2〜40μmである。各層
は、必要に応じ、樹脂に用いられる酸化防止剤、滑剤、
帯電防止剤、耐候剤、紫外線防止剤、界面活性剤、防曇
剤等を含有していてもよい。
【0019】積層体の製造方法 積層体を製造する方法としては、基材層の表面にエチ
レン共重合体(B)を押出ラミネートする方法、エチ
レン共重合体(B)の水性分散液を基材層に塗布、乾燥
する方法、エチレン共重合体(B)と樹脂層(C)を
ダイより共押出して基材層(A)にラミネートする方
法、エチレン共重合体(B)の溶融フィルムを基材層
(A)と樹脂フィルム層(C)との間に導き、サンドイ
ッチラミネートする方法、エチレン共重合体(B)を
ホットメルト剤として使用し、基材層(A)または樹脂
ラミネート層(C)のいずれかに塗布後、他方の層をラ
ミネートする方法、エチレン共重合体(B)をアルカ
リにて処理し水性分散液とし、この水性分散液を基材層
(A)に塗布した後、樹脂層(C)をラミネートする方
法等を適用できる。
【0020】ラミネートする方法として、一般に使用さ
れている押出しラミネート、ドライラミネート、ウェッ
トラミネート、熱ラミネート、ホットメルトラミネー
ト、ノンソルベントラミネート法を適用できる。押出し
ラミネート法を適用する場合、必要に応じアンカーコー
ト剤、火炎処理、コロナ処理、プラズマ処理、オゾン処
理をいずれかの層または二層以上に施してもよい。
【0021】各層材料の剥離、分離、回収方法 積層体の各層材料を剥離、分離、回収する方法として
は、例えば、積層体を温度50℃の0.025wt%水
酸化ナトリウム水溶液中に浸漬、必要に応じてミキサー
を用いて攪拌し、各層を剥離した後、密度差によって分
離、回収する方法を適用できる。また、既述したように
従来の牛乳容器の層剥離のように、アルカリ処理後、硫
酸を加えてpHを9として、次いで次亜塩素酸ソーダを
有効塩素として0.7%添加し、再度数分攪拌すること
により、ラミネートフィルム層とパルプ紙との分離を完
全とならしめてもよい。回収された各層材料は、目的に
応じて再生、焼却、埋立てられる。
【0022】
【実施例】
参考例1(エチレン共重合体の製造) 攪拌機付き槽型反応器を用い、エチレン、アクリル酸、
重合開始剤及び連鎖移動剤を連続的に供給し、重合圧力
1800〜2500kg/cm2 、重合温度190〜2
30℃で重合して表1に示す種々のエチレン・アクリル
酸共重合体を得た。得た共重合体の物性を表1に示す。
【0023】
【表1】
【0024】参考例2(水性分散液の製造方法) 内容量1リットルの撹拌機付き槽型反応器内に、上記で
得たエチレン共重合体A〜Eを各々、125g、共重合
体のアクリル酸構成単位に基づく酸のアンモニア中和度
が70モル%となるように25%アンモニア水を加えた
後、蒸留水を加えて500gとし、100℃にて2時間
撹拌することにより、該エチレン共重合体A〜Eの水性
分散液を作成した。エチレン共重合体Cより作成した水
性分散液は、室温で粘度が高く、流動性が無いため蒸留
水を加えて二倍に希釈して用いた。
【0025】積層体の製造例 実施例1〜5 基材としてクラフト紙(坪量75g/m2 )を用い、参
考例2で得た水性分散液A〜Eを、バーコーターを用い
てクラフト紙表面に塗布した後乾燥させてクラフト紙を
巻き取り、紙表面に該エチレン共重合体接着層を設けた
クラフト紙基材を得た。接着層の厚みは5μmであっ
た。次に、該クラフト紙基材の接着面に50W/時のコ
ロナ処理を施した後、低密度ポリエチレン(メルトフロ
ーレート6g/10分、密度0.920g/cm3 )を
ダイ直下樹脂温度325℃、厚み30μmで押出ラミネ
ートし、クラフト紙基材と低密度ポリエチレンフィルム
層との間にエチレン共重合体接着層を介在した積層体を
作成した。
【0026】比較例1 参考例2で用いたものと同様の槽型反応器内に、ポリビ
ニルアルコール(ユニチカ株式会社製、ポバールUF0
50G:ケン化度98.5モル%以上、粘度4.5〜
6.5cps(4%−20℃)Hを100g、蒸留水4
00gを入れ、100℃にて1時間撹拌することにより
ポリビニルアルコール水溶液を作成した。更に該水溶液
を用い、実施例1と同条件でクラフト紙にポリビニルア
ルコール層を設けた後コロナ処理を施し、低密度ポリエ
チレンを押出ラミネートして紙とポリエチレンとの間に
ポリビニルアルコールを介在した積層体を得た。
【0027】比較例2 水性分散液を使用せずに、クラフト紙に実施例1と同条
件で低密度ポリエチレンを押出ラミネートし、クラフト
紙/ポリエチレンフィルム積層体を得た。
【0028】剥離性試験 上記実施例1〜5および、比較例1〜2の積層体を用
い、以下の方法でクラフトパルプ紙とポリエチレンフィ
ルム層との剥離試験を行った。積層体を15mm×20
cmの短冊状にサンプリングし、基材層(クラフト紙)
と樹脂層(ポリエチレン、あるいは該エチレン共重合
体)間を少し剥離した後、温度50℃の0.025%水
酸化ナトリウム水溶液の入ったメスフラスコ内に縦に浸
漬し、剥離したクラフト紙面を上部に固定し、ポリエチ
レンフィルムまたはエチレン共重合体フィルム面に8.
3gの荷重をかけ、10cm剥離するまでの時間を測定
することでアルカリ水溶液中でのフィルムの剥離性を評
価した。アルカリ水溶液のpHは11.5であった。比
較として蒸留水中での同様の評価を行った。
【0029】包装の耐水試験 積層体が、実際に水等の内容物の入った包装として用い
られた場合、基材層とラミネート(シーラント)層との
間に介在される接着層が、シーラント層を通過する水蒸
気によって接着力が低下しないことが重要である。よっ
て、以下の方法で、包装材の耐水試験法を行った。積層
体から、蒸留水30mlを入れた縦12cm、横13c
mの四方シール包装体を作成し、この包装体を50℃の
ギヤーオーブン中に24時間放置した後、耐水試験を実
施した。耐水試験は、包装体に1分間荷重を掛け、破袋
したときの荷重を包装体の限界荷重として評価した。こ
れらの結果を表2に示す。
【0030】
【表2】
【0031】実施例6〜10 クラフト紙にコロナ処理を施し、エチレン共重合体A〜
D及びFをダイ直下樹脂温度150℃、厚み30μmで
押出ラミネートし、クラフト紙/エチレン共重合体の積
層体を得た。
【0032】比較例3 クラフト紙に、エチレン共重合体Gを実施例6と同条件
で押出ラミネートし、クラフト紙/エチレン共重合体の
積層体を得た。上記実施例6〜10、及び比較例2、3
の積層体を用いて、剥離性試験を行った。結果を表3に
示す。
【0033】
【表3】
【0034】
【発明の効果】表2の結果から明らかな如く、本発明の
実施例では比較例2に比べて、アルカリ水溶液中でのポ
リエチレンフィルムとクラフトパルプ紙との剥離に要す
る時間が飛躍的に短縮されている。その結果、古紙用の
パルプファイバーの回収の際に行われるパルプ紙と低密
度ポリエチレンラミネートフィルムとの機械的処理によ
る剥離工程時間が大幅に短縮される。又、本発明の積層
体の各層材料の剥離、分離、回収が、アルカリ水溶液中
で容易に行うことが可能となる。
【0035】更に比較例1と比べて、実際に水等の内容
物を積層体容器に収納したときに、シーラント層フィル
ムを通過する水蒸気によって接着層の界面接着力が低下
し破袋するようなことが無い。また表3の結果から明か
な如く、エチレン共重合体アクリル酸含量、メルトフロ
ーレートが低いほど剥離性は発現しにくくなる。
【0036】上述の通り、本発明によれば積層体の各層
材料の剥離、分離、回収がアルカリ水溶液中で容易に行
うとが可能となり、回収された各層材料は目的に応じて
再生、焼却することが可能となる。更に、本発明の積層
体は、収納物が果汁、ワイン、醤油等である水分の影響
を受ける容器の使用に於いて品質上問題なく使用でき
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C08F 210/02 MJR C09J 123/08 JCB // B32B 7/06 7148−4F (72)発明者 橋本 美則 三重県四日市市東邦町1番地 三菱油化株 式会社四日市総合研究所内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基材層(A)の表面に、エチレン80〜
    94モル%とα,β−不飽和カルボン酸20〜6モル%
    とのエチレン共重合体であって、そのメルトフローレー
    トが320〜1500g/10分であるエチレン共重合
    体層が接着されている積層体。
  2. 【請求項2】 パルプ紙基材層(A)と、メルトフロー
    レートが0.05〜150g/10分の熱可塑性樹脂層
    (C)とが、エチレン80〜94モル%とα,β−不飽
    和カルボン酸20〜6モル%とのエチレン共重合体であ
    って、かつ、そのメルトフローレートが320〜150
    0g/10分である接着層(B)を介して一体化された
    積層体。
JP17435693A 1993-07-14 1993-07-14 層剥離処理の容易な積層体 Pending JPH0724973A (ja)

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