JPH07250959A - パチンコ遊技機 - Google Patents

パチンコ遊技機

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JPH07250959A
JPH07250959A JP2342095A JP2342095A JPH07250959A JP H07250959 A JPH07250959 A JP H07250959A JP 2342095 A JP2342095 A JP 2342095A JP 2342095 A JP2342095 A JP 2342095A JP H07250959 A JPH07250959 A JP H07250959A
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利男 玉垣
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信雄 大住
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 賞球充満によるゲーム中断を回避する。 【構成】 上球皿の開閉弁部材54は、手動開閉可能に
配設され、開放位置への変位を検出手段70で検出す
る。下球皿D2に連通する賞球排出経路36の所要部位
に賞球充満検出機構38が配設される。下球皿D2に配
設した球抜き機構91の開閉弁部材95は、手動開閉お
よび電気操作手段98による自動開閉が可能に構成され
る。また下球皿D2の下方には、球受け箱110の有無
検出用の検出手段104が配設される。従って球受け箱
110を準備して遊技している時に、開閉弁部材54を
開放した場合や検出機構38が賞球充満を検出した場合
には、電気制御部Cの所定制御により、ゲーム開始駆動
手段17の停止指令制御より適宜早い時点で電動操作手
段98を制御して開閉弁部材95を開放し、賞球を球受
け箱110に排出させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、パチンコ球を利用し
てゲームを行ない得ると共に、入賞成立に伴い払出され
たパチンコ球(賞球)を球受け部材側に貯留して適時抜出
し得るパチンコ遊技機に関するものである。
【0002】
【従来技術】この種の遊技機の代表例の一つとして、一
般的に実施されているパチンコ機では、ゲーム操作によ
る打球発射装置と球送り装置との関連作動において、遊
技用のパチンコ球(遊技球ともいう)を1球ずつ機内の発
射部位に送込み、これを遊技面内に打出してゲームを遂
行している。そしてこのゲーム中に発生したセーフ球に
対する褒賞として、機裏側の賞球排出装置から所定数の
パチンコ球(賞球ともいう)が排出されて遊技者側に還元
されるようになっている。このためパチンコ球の受入れ
および貯留に必要とされる球受け部材として、一般に機
体前面の中央下部における貯留送出用の上球皿と、下端
部における貯留用の下球皿とが設置されている。またこ
れに合わせて前記賞球排出装置から排出された賞球につ
いては、機裏側の主排出路を介して常時上球皿側へ優先
的に排出されて、専ら遊技球用として送出されたり貯留
され、そしてこの上球皿側の球充満以後には、溢れ出る
余剰球が、主排出路から分岐連設された副排出径路を介
して下球皿へ排出されて、専ら貯留されるようになって
いる。
【0003】前述した何れの球皿においても、遊技者が
随時必要に応じて指先で開放操作できる球抜き手段が付
設されている。この夫々の球抜き手段については、各メ
ーカ毎のパチンコ機において設置部所や形式等に差異が
あっても、基本的な形態として上球皿側では表側に露出
されている操作部材の操作に伴い開閉弁部材が開放変化
されることにより、球皿下流端の送出口と球抜き路が互
いに開放連通されて、同皿側の貯留球を下球皿側へ抜出
し得るようになっている。一方下球皿側では、操作部材
の操作に伴い開閉弁部材が開放変化されることにより、
皿部底面の球抜き口が開放されて、同皿側の貯留球およ
び上球皿側からの球を抜出して、下方に用意される球受
け箱に排出するよう構成されている。
【0004】また通常のパチンコ機では、前述した球抜
き手段とは別に、前記機裏側の副排出路の途上に賞球充
満検知手段が付設されている。この検知手段は、その形
式等に差異があっても基本的な形態として賞球が下球皿
から副排出路の所定部位まで充満した場合において、感
知部材が賞球の圧力を受けて変動した際にスイッチが検
出作動し、これに基いて前記打球発射装置の駆動部が停
止されて打止め、つまりゲームが強制的に中断されるよ
うになっている。そしてこの打止めについては、下球皿
側の貯留球を排出することにより、検知手段が元の検知
前状態に復帰された際に解除され、打球発射装置が再び
正常作動されることに従ってゲームが再開できる。なお
打止めは、遊技者の意に関係なく遊技機の構成、性能の
保全のために自動的に作用することになるが、この間ゲ
ームが中断されるために遊技者にとっては敬遠されてい
るところである。
【0005】従って現行のパチンコ機では、ゲーム中に
作動される前述の打止めを回避する最善の対応として、
下球皿側に貯留された獲得球を時折抜出すことが肝要と
なる。このような状況を知っている遊技者は、ゲームの
開始当初あるいは俗に大当りとも称されている特別遊技
状態の成立時において、パチンコホール側から貸出され
る球受け箱を用意して、随時球抜きができる状態でゲー
ムに臨んでいる。現に特別遊技状態の成立時には、短時
間に多くのセーフ球が容易に発生することに対して、多
量の賞球が獲得できることから、この状態の間に下球皿
の球抜き手段を常時開放保持したり、時折開放操作して
球抜きを行なっている。これにより特別遊技状態中の打
止めを未然に回避して、不利益となる事態を解消し得
る。なおゲームの終了にあたっては、上球皿および下球
皿の双方の球抜き手段を開放操作して、最終的には下球
皿の球抜き口から抜出している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前述した現行のパチン
コ機では、上下の球皿に球抜き手段が付設されているも
のの、貯留球の抜出しにおいては未だ不便な面があっ
た。すなわち前述したゲーム中の打止めを未然に回避す
ることの前提にあって、前記特別遊技状態の成立に関連
する相当な時間において、適正な打球操作を持続する一
方で、下球皿側の球抜き手段を常時開放保持したり、獲
得球が所定量溜ったことを見て、その都度一々操作しな
ければならなかった。従って、慣れた遊技者であっても
面倒で疲れを覚えることがあり、また打球操作および球
抜き操作に気を取られて、球受け箱からの球の溢れ出し
に気付かないこともある。このため遊技者の多くにあっ
ては、球抜き手段の操作部材や開閉弁部材をピン状異物
で開放状態に拘束していることがあるが、この場合には
各部材が損傷したり球抜き手段自体の早期故障を招くこ
とがあった。
【0007】また前述の球抜きにおいて、特に経験の浅
い遊技者では、球抜き手段の位置探しや操作態様等に手
間取ったり、操作に気を取られたりして肝心な打球操作
やゲームに専念できないことがあり、この結果、折角の
特別遊技状態中における打球操作が疎かになって多くの
セーフ球を発生させ得るチャンスを損なうことがある。
現にこのような状況は初心者の場合に多く発生してお
り、正当に獲得できるべき賞球数が少なかったり、依然
として打止めによるゲームの中断が発生したりして、パ
チンコゲームに対する不満や興趣の低下を招くことの原
因ともなっていた。
【0008】
【発明の目的】本発明は、前述した課題を好適に解決す
るべく提案されたものであって、パチンコゲーム中に獲
得した賞球を貯留し得る上,下の球受け部材において、
手動操作で随時球抜き開放可能にすると共に、賞球用の
球受け箱が予じめ準備検出されているもとで、機裏側で
の賞球充満検出時並びに上球受け部材側での球抜き操作
検出時の夫々において、下球受け部材を電動操作で球抜
き開放可能にし、ゲーム中の打止め中断を未然に回避し
てゲーム中断による不利益事態を解消すると共に、ゲー
ム終了等における球抜き操作の煩わしさを解消し得るよ
うにしたパチンコ遊技機を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】前述の課題を克服し、所
期の目的を達成するため本発明は、賞球排出装置から払
出された賞球を受入れて遊技球として下流端の送出口か
らゲーム開始駆動手段側へ送出し得る球抜き可能な上球
皿と、この上球皿側での充満に伴い排出経路を介して溢
れ出された余剰賞球を貯留し得る球抜き可能な下球皿
と、前記排出経路内の賞球の充満状態を検知し得る賞球
用の検出手段と、下球皿の下方に用意される球受け箱を
確認し得る箱用の検出手段と、必要な回路部を有すると
共に前記ゲーム開始駆動手段の打止め用停止指令制御を
なし得る電気制御部とを備え、前記上球皿の送出口と球
抜き通路との連通部位に組込まれた手動開閉操作可能な
開閉弁部材の開放状態を球抜き用の検出手段で検出可能
にする一方、前記下球皿の球抜き口に組付けられた手動
開閉操作可能な開閉弁部材を前記電気制御部の駆動回路
部を介して可動制御される適宜電動操作手段に連繋し、
前記賞球用の検出手段と、箱用の検出手段および球抜き
用の検出手段を電気制御部の入力回路部に夫々接続し、
前記電気制御部での入出力制御において、前記箱用の検
出手段の検出入力条件のもとで、前記球抜き用の検出手
段の検出入力時に対して、比較優先判定回路部の制御に
基いて前記電動操作手段が所定時点で可動制御されるよ
うに設定する一方、前記賞球用の検出手段の検出入力時
に対して比較優先判定回路部での制御に基いて前記ゲー
ム開始駆動手段の停止指令制御より適宜早い時点で、電
動操作手段が優先的に可動制御されるように設定して、
前記開閉弁部材の電動的な開放により各部内の貯留球を
下球皿から球受け箱へ抜出し得るように構成したことを
特徴とする。
【0010】
【作用】ゲーム中に下球皿に充満した貯留球は、遊技者
が手動操作で下球皿に配設された開閉弁部材を開放して
直接球抜き口から抜出し得るので、遊技者の意によって
ゲーム中の部分的な抜出しやゲーム終了時の全貯留球の
抜出しが可能である。またこの手動球抜きとは別に、下
球皿の下方に用意(準備)された賞球用の球受け箱を検出
しているもとでは、上球皿に配設した開閉弁部材を手動
操作した場合は、所定時点で下球皿に配設された球抜き
機構の開閉弁部材が自動開放されて、開口された球抜き
口から貯留球を抜出して下方の球受け箱に排出し得る。
一方溢れ出た余剰賞球による賞球充満検出機構の検出手
段が検出作動した場合は、打止め制御時より適宜早い時
点で前記球抜き機構の開閉弁部材が自動開放されて、開
口された球抜き口から貯留球を抜出して下方の球受け箱
に排出し得る。これによって、賞球充満状態に関連され
た打止めによるゲームの中断が未然に回避される。なお
球受け箱を検出していない場合には、前記球抜き機構の
開閉弁部材の自動開閉制御はなされない。
【0011】
【実施例】次に、本発明に係るパチンコ遊技機につき、
好適な実施例を挙げて、添付図面を参照しながら以下説
明する。なお、本実施例では遊技機として一般的なパチ
ンコ機を例とし、これに後述する球受け部材に球抜き装
置が実施された場合を主に示す。
【0012】そこで先ず、図1および図2に全体が略示
されたパチンコ機Pについて要約説明する。すなわち縦
向きに保持される外郭保持枠用の外枠1の開口前面に、
後述する各種の遊技用構成部材等の搭載用の前枠2が着
脱および開閉可能に組付けられている。この前枠2は、
全体が合成樹脂成形された場合のものを例とし、図3に
示すように、外枠1の開口前面に適合する外形サイズと
されて内側に方形広さの窓口4を開設した枠体3と、こ
の枠体3の正面内側に位置されて遊技盤用のセット口6
を開設した収容枠体5と、セット口6の下方に位置され
て遊技盤と整合される遊技補助盤7とが連設枠形に一体
成形されている。
【0013】そしてこの前枠2の細部に至る構造等の詳
細な記述は省略するが、枠体3、収容枠体5および遊技
補助盤7の各部分に、各種の遊技用構成部材や付属部品
等に対する設置部や開口部等が形成されている。またパ
チンコ球の通出に係る部分として、枠体3下部の支持盤
部3aに賞球用出口として利用される口8が形成される
と共に、遊技補助盤7の各部分に、賞球用の出口9と、
こぼれ球やファール球用の球受け路10、戻し口11お
よびアウト球用の通出路12が夫々形成されている。な
お、球受け路10にはカバー(図示せず)が取着される。
【0014】前述した前枠2の各部に設置される遊技用
構成部材については、各図に略示するように、枠体3の
窓口4の開口周囲に取着された窓枠13に、ガラス扉1
4および前面開閉板15が横開き可能に組付けられ、こ
の前面開閉板15の前後に後述する上球皿D1と球処理
手段である球送り装置16が夫々セットされている。ま
た枠体3の支持盤部3aに、後述する下球皿D2とゲー
ム開始駆動手段である打球発射装置17が夫々設置され
ている。一方収容枠体5のセット口6に所要の遊技面を
構成した遊技盤18が着脱可能にセットされて、遊技補
助盤7の上面に整合されている。なお遊技盤18では、
図1,図2に示す如く、円形状のレール19内に前記通
出路12に連通するアウト口20が形成されると共に、
各種の入賞具21,22等が配置され、裏側に保護案内
カバー23が着脱および開閉可能にセットされている。
また遊技補助盤7の前面に、発射レール24等が設置さ
れている。
【0015】前記収容枠体5の裏側に、各種の球処理部
等を備えた機構セット盤25が着脱または開閉可能にセ
ットされている。このセット盤25では、図2に略示す
るように、本体26中央部に保護案内カバー23の開閉
を許容し得る窓口27が開設され、この窓口27の下部
内側にアウト球用の通出路12に連通する排出路28
と、各入賞具21,22に入ったセーフ球用の集合排出
路29等が区画形成されて、この集合排出路29の下流
部にセーフ球処理装置30が組付けられている。また本
体26の上部から下方に亘り、賞球用の貯留タンク3
1、整流樋32、送出樋33および賞球排出装置34等
が設置されており、この排出装置34の下方に上球皿D
1側の出口9に連通する主排出路35と、これより分岐
連設されて下球皿D2側の口8に連通する副排出路36
が画成されている。なお副排出路36および前記戻し口
11は、前枠2の枠体3裏側に口8に合わせて取着され
た一つの球収容器37で集約的に連通されている。
【0016】前記副排出路36の所定部位に、図2に示
す如く、賞球充満検出機構38が組付けられている。こ
の機構38は、副排出路36内の貯留球の圧力(重量)を
受けて変動される感知部材39と、この感知部材39の
変動時に作動される第1および第2の検出スイッチ40
A,40Bが配設された形式例とされている。このもと
で、第1のスイッチ40Aの検出作動が、前記打球発射
装置17の駆動部17bに対する打止め制御(通電遮断)
として利用される。また第2のスイッチ40Bの検出作
動時の信号が、後述する球抜き作動用の電磁ソレノイド
98に対する球抜き制御信号として利用される。ちなみ
に第1のスイッチ40Aは常閉接点、第2のスイッチ4
0Bは常開接点の形式に設定され、双方の制御条件につ
いては後述する。
【0017】前述したパチンコ機Pに実施される遊技球
および賞球に係る球受け部材については、主として球整
流送出用とされる前記上球皿D1と、専ら球貯留用とさ
れる前記下球皿D2が利用され、これらの球皿D1,D2
は、個々に球抜き機構が付設されている。そこで、各球
皿毎について説明する。
【0018】(上球皿および球抜き機構について)前記上
球皿D1については、図4〜図7に示すように、合成樹
脂成形されて実質的な球皿部材とされた皿本体41と、
球皿の補強用外装部材とされた外郭保護体48とが互い
に内外組合わされて、前面開閉板15の前面において内
側から締付けられるビスにより取着セットされている。
この皿本体41において、正面中央から左半側の上流部
に平面略半円状の貯留部42が成形され、右半側の下流
部に先細状の整流部43が成形されて、双方42,43
の底面がともに同様な送出勾配で連設されている。そし
て貯留部42の中央部から整流部43の下流端に亘る底
面上に1本の帯状のレール44が敷設されて、球を1列
状態で送出する送出路45が形成されている。
【0019】そしてこの上球皿D1において、整流部4
3の下流端に球1個分に適した開口面域の送出口46が
形成されて、前記球送り装置16の入口に整合連通され
る。一方皿本体41の貯留部42が、前記賞球用の出口
9に対して連通口49で連絡される。この連通口49
は、前面開閉板15の前面上部に取着された合成樹脂成
形の装飾板48の正面左部の裏側に一体成形されて出口
9に整合されており、その前面口が貯留部42に臨んで
いる。なお前面開閉板15の各部分には、前述した夫々
の出口に対する口が開設されている。
【0020】前述した上球皿D1の整流部43と貯留部
42に対応する所定部位に、外郭保護体47の外側から
指先操作で開放し得る第1および第2の球抜き機構5
1,61が夫々装備されている。第1の球抜き機構51
は、皿本体41の内側に画成されて上流端を送出口46
の下方に連絡し、下流端を後述の下球皿D2側に臨ませ
た球抜き通路52と、皿本体41表側の案内枠部53A
内に左右方向へ移動自在に嵌挿されて常にはばね56で
閉鎖方向(図示右方)に付勢された開閉体54と、この開
閉体54の上部内側に成形されて皿本体41のスライド
口57から送出口46および球抜き通路52の連通部位
に延出された開閉弁55と、外郭保護体47下部の案内
口枠60Aの表側に位置されて開閉体54に組付け連結
された操作具58とから構成されている。そして通常時
には開閉体54の開閉弁55が送出口46の底面および
球抜き通路52の上端を閉鎖した状態に保持されてお
り、操作具58の操作により開閉弁55を、送出口46
の底面および球抜き通路52の上端から退避することに
より球抜き開放状態にし得る。なお開閉体54は、案内
枠部53Aに取着された蓋59で保持されている。
【0021】前述の球抜き機構51に関連して、球抜き
用の検出スイッチ70が付設されている(図8参照)。こ
のスイッチ70は、同機構51の球抜き状態、つまり開
閉弁55の開放状態を検出するもので、図示のように開
閉体54に対する皿本体41側の所定部位に設置されて
いる。このもとで検出作動時の信号が、後述する球抜き
作動用の電磁ソレノイド98に対する作動制御信号とし
て利用される。なおスイッチ70は、開閉弁55または
操作具58に対する何れの所定部位に設置されてもよ
い。
【0022】これに対して第2の球抜き機構61は、図
5および図6に示す如く、皿本体41の貯留部42の中
央部底面に形成された球抜き口62と、皿本体41の内
側に画成されて上流端を球抜き口62の下方に連絡し、
下流端を前記戻し口11に臨ませた球抜き通路63と、
皿本体41の表側の案内枠部53B内に左右方向へ移動
可能に嵌挿されて常にはばね66で閉鎖方向(図示右方)
に付勢された開閉体64と、この開閉体64の上部内側
に成形されて皿本体41のスライド口67から球抜き口
62の下面に延出された開閉弁65と、外郭保護体47
下部の案内口枠60Bの表側に位置されて開閉体64に
組付け連結された操作具68とから構成されている。そ
して通常時には開閉体64の開閉弁65が球抜き口62
を閉鎖した状態に保持されており、操作具68の操作に
より開閉弁65を、球抜き口62から退避させることに
より球抜き開放状態にし得る。なお開閉体64は、案内
枠部53Bに取着された蓋69で保持されている。
【0023】前記球抜き機構51,61における開閉体
54,64と操作具58,68とは、何れも図8および図
9に示すような、同様な嵌合い係着形態で連結されてい
る。すなわち各々の開閉体54,64では、その下部前
向きに成形された嵌合部71の左右両側に、略三角形の
フック部73を外向きに突出した弾性変形可能な連結片
72が形成されている。これに対して各々の操作具5
8,68では、その中央部内側に成形された嵌合口74
内の左右両側に係合口75が形成されている。そして夫
々の開閉体54,64と操作具58,68との組付けにお
いて、嵌合部71および嵌合口74を互いに密に嵌合さ
せたことにより、両側の連結片72のフック部73が係
合口75に弾性的に係合して連結される。ちなみに双方
の組外しに際しては、針状工具等を各係合口75に挿入
して連結片72のフック部73を係合口75から離脱さ
せ、操作具58,68を表側へ引抜くことにより開閉体
54,64から取外すことができる。
【0024】前述した双方の球抜き機構51,61は、
互いの開放操作条件として右操作左連動の形態例に基い
て連繋されている。すなわち図4,図6および図8に示
すように、皿本体41表側の支持部76に1本の連杆7
7が水平左右方向へ移動可能に支持されており、そして
この連杆77における右端の連繋具78Aが第1側の開
閉体54の支片79に開閉方向に係合連結され、また該
連杆77における左端の連繋具78Bが第2側の開閉体
64の支片80に開放方向に係合可能に当接している。
これにより第2の機構61がそれ自体単独で開放操作し
得ると共に、第1の機構51の開放操作に関連して同期
連動状態で開放される。なお各側の開閉体54,64の
支片79,80は、当該蓋59,69の逃し口59a,6
9aから前方へ延出されて、各々の連繋具78A,78
Bと連繋し得るようになっている。
【0025】(下球皿および球抜き機構について)前記下
球皿D2については、図4,図5および図10に示すよう
に、合成樹脂成形された下段の皿本体81と上段の皿枠
体82とが互いに上下組合わせ結合されて、当て板88
の表面において内側から締付けられるビスにより取着セ
ットされており、両体81,82の内部に貯留部83が
形成されている。そして前述の上球皿D1の第1球抜き
機構51側から抜出された球の排出部として、当て板8
8の前面右側に取着された排出樋84と、皿枠体82の
右部から貯留部83の側部に亘り形成された通路85に
より、前記球抜き通路52の下流端から貯留部83が連
通されている。なお当て板88は、前枠2の支持盤部3
aの前面において内側からビスにより取着される。また
排出樋84および通路85は、当て板88および下球皿
2に亘り嵌着されたカバー86で覆蓋されている。更
に下球皿D2の正面左側には、灰皿87が前後の向きに
回動可能に付設されている。
【0026】前述した下球皿D2の下面中央部に、図4
に示す如く、外側から指先操作で開放し得る球抜き機構
91が装備されている。この球抜き機構91は、貯留部
83の底面中央に形成された球抜き口92と、皿本体8
1の下面に水平に取着されて球出口94を球抜き口92
に整合した案内保持体93と、この保持体93と皿本体
81下面との間に左右へ移動可能に介在されて、常には
閉鎖方向(図示右方)に付勢された開閉部材95とから構
成されている。そして通常時には開閉部材95がその弁
部96で球抜き口92を閉鎖した状態に保持されてお
り、このもとで同部材95の操作により球抜き開放状態
にし得る。なお開閉部材95の各部に、図11に示す如
く、弁部96および操作部97が一体成形されている。
【0027】前記球抜き機構91に、前述した開閉部材
95に対する電動開放操作用の手段が付設されている。
この手段には、図10および図11に例示するように、
電磁ソレノイド98が採用されて案内保持体93の収容
枠93A内に設置されており、そしてソレノイド98に
より作動されるロッド99が、常にはその外周に巻装し
たばね100により前方(図示右方)へ付勢されると共
に、その前端部を開閉部材95に係合可能に連繋してい
る。この両者の連繋例については、ロッド99の前端部
を開閉部材95の後端に形成された連繋片95aの口9
5bに遊嵌すると共に、ロッド99の前端に取着したリ
ング99aを同片95aの内側に係合し、開閉部材95
の単独移動を許容するよう連繋されている。なお開閉部
材95は、ばね100で常には閉鎖方向に付勢されてお
り、また案内保持体93の底面には連繋片95aに対す
る逃し口93aが開口されている。
【0028】前述した各スイッチ40A,40B,70お
よび電磁ソレノイド98は、図12に略示するように電
気制御部Cで制御される。この制御部Cでは、基本的に
は夫々のスイッチ40A,40B,70の入力回路部10
1と、遅延回路等を有する比較優先判定回路部102
と、ソレノイド98の駆動回路部103とを有する。そ
して各スイッチの検出信号が比較優先判定制御されるも
とで、第1、第2のスイッチ40A,40Bの同期検出
作動においては、第2側40Bの球抜き信号が優先され
て、第1側40Aの打止め制御(通電遮断)による前記打
球発射装置17の停止制御より早い時点でソレノイド9
8が可動制御される。また両スイッチ40A,40Bに
対して球抜き用のスイッチ70が同期的に検出作動され
た場合には、その球抜き信号が優先されてソレノイド9
8が可動制御される。但し、ソレノイド98の可動制御
の設定パターン例としては、球抜きに適した所要の時間
および回数とし、球抜き用のスイッチ70の信号に対し
ては複数回とすることが望ましい。
【0029】なお本実施例においては、前述した下球皿
2側からの球抜きに対する保全対策の一つとして、図
5に示す如く、前記外枠1の下部に確認検出手段として
のスイッチ104が付設されている。このスイッチ10
4は、電動操作による自動球抜き時前において、球受け
箱110が下球皿D2の下方に用意されているか否かを
確認するためのもので、外枠1の下枠部1a前面に適宜
露出された感知片105が球受け箱110を感知した場
合に検出(ON)状態とされ、この検出信号が電気制御部
Cの入力回路部101に入力されている条件のもとで、
前記電磁ソレノイド98が可動状態とされるようになっ
ている(図12参照)。ちなみに球受け箱110は、パチ
ンコホールから貸出されるものであって、大小何れのサ
イズのものにあっても高さが、全台のパチンコ機Pに適
合するべく前枠2の下縁と干渉しないことの前提で、外
枠1の下枠部1aの上面以下とされている。そしてその
使用にあたっては、パチンコ機の設置枠台(通称「島」)の
下棚106上に載せられて、下球皿D2の球抜き口92
と整合させると共に転落しないように当該パチンコ機側
に寄せられる。このため全ての場合において、球受け箱
110の開口上面の外周縁が、下枠部1aの前面に当接
または近接した状態とされる。
【0030】
【実施例の作用】次に、本実施例に係るパチンコ遊技機
の作用について説明する。すなわち前記パチンコ機Pで
は、遊技に供された状態のもとで所要の遊技操作を行な
うことにより、ゲーム開始手段である打球発射装置17
の作動および球送り装置16の作動の関連に基いて、上
球皿D1内のパチンコ球(遊技球)が球送り装置16を介
して1球ずつ発射レール24に送込まれ、同レール24
から遊技盤18の遊技面内に打込まれてゲームが展開さ
れる。そしてこのゲーム中において、アウト口20、各
入賞具21,22に入った遊技球は、アウト球、セーフ
球として最終的に機構セット盤25の各排出路28,2
9から機外へ排出される。一方セーフ球に対する褒賞と
して、夫々のセーフ球がセーフ球処理装置30で1球ず
つ検出確認処理されることの前提において、セット盤2
5における賞球排出装置34が設定作動されることに基
いて、所定数の賞球が排出される。
【0031】そしてこの賞球は、常に上球皿D1側へ優
先的に排出され、オーバーフローした余剰分が下球皿D
2側へ排出される。すなわち前記賞球排出装置34の毎
回の作動により主排出路35に向けて排出された賞球
は、図5に示す如く、同路35内を流下して前枠2側の
賞球用出口9から前面開閉板15側の連通口49を通っ
て上球皿D1の貯留部42に放出される。次いで賞球
は、球皿D1の勾配に沿って下流側へ移動して整流部4
3で順次整列化されながら送出路45内を1列状態で通
出し、前述したゲームの継続状態において、遊技球とし
て送出口46から先行順に通出して、第1の球抜き機構
51における開閉弁55上を経由して球送り装置16内
へ通入する。
【0032】この状態において、ゲームの継続に伴い遊
技球が1球ずつ打出される一方で、短時間内で多くのセ
ーフ球が発生したことに対して多量の賞球が排出された
場合、賞球は上球皿D1内の各部に貯留された以降、前
記連通口49および出口9に亘り順次充満する。そして
主排出路35の下流部まで充満した以後は、同部から溢
れ出て余剰賞球として副排出路36から球収容器37に
排出され、最終的には下球皿D2の貯留部83に放出さ
れてそのまま貯留される。但し、上球皿D1内の球が減
少した場合には、賞球は前述のように出口9および連通
口49を介して上球皿D1へ優先的に排出される。ちな
みにゲーム中に発生したファール球は、球受け路10か
ら戻し口11を介して球収容器37に排出される。
【0033】前述のように多くの賞球が排出されて上球
皿D1側および下球皿D2側に夫々貯留される状況におい
て、一般的な手動球抜きとしてこれらの貯留球を遊技者
自身が随時または必要に応じて抜出す場合には、各皿に
おける球抜き機構を開放操作する。先ず下球皿D2側に
おいては、図10に示す如く、球抜き機構91の開閉部
材95を指先で図中左方へ押動操作することにより、弁
部96の変移に伴い球抜き口92が開放されると共に球
出口94と連通される。これにより、皿内および球収容
器37内の貯留球を両口92,94から必要量抜出し
て、下方に用意された球受け箱110に排出できる(図
5参照)。なおこの球抜きにおいて、開閉部材95の移
動に対して未だ作動前の電磁ソレノイド98のロッド9
9のばね100が圧縮変形される。そしてこの開閉部材
95から指を離せば、同部材95はばね100により元
位置に戻される。
【0034】一方上球皿D1側においては、状況に応じ
て双方の球抜き機構51,61を開放操作する。例えば
ゲームの終了にあたり貯留球の全てを抜出す場合には、
第1の球抜き機構51を開放操作することに同期関連し
て第2の球抜き機構61も開放される。すなわち第1側
の操作具58を、指先操作で図6において左方へ押動す
ることにより、開閉体54の開閉弁55の変移に伴い送
出口46の底面が開放されて球抜き通路52と連通され
る。また第1側の開閉体54に対して第2側の開閉体6
4が連杆77を介して押動されることにより、開閉弁6
5の変移に伴い球抜き口62の下面が開放されて球抜き
通路63と連通される。これにより上球皿D1の下流部
および上流部が、ともに球抜き開放状態に保持される。
【0035】従って、上球皿D1の貯留部42および球
整流部43の貯留球については、送出口46から球抜き
通路52を流通し、そして下球皿D2側の排出樋84か
ら通路85を通って貯留部83に排出される。また上球
皿D1の貯留部42および連通口49から出口9に至る
貯留球については、球抜き口62から球抜き通路63を
流通し、そして前記戻し口11から球収容器37に排出
されて最終的には下球皿D2の貯留部83に放出され
る。この結果、上球皿D1側の全ての貯留球が短時間で
速やかに排出される。なお操作具58から指を離せば、
第1、第2の開閉体54,64が当該のばね56,66に
より元の閉鎖位置に復帰される。
【0036】またゲーム中に貯留球の一部を必要に応じ
て抜出す場合には、前述の第2の球抜き機構61のみを
単独で適時開放操作する。すなわち操作具68を指先操
作で図中左方へ押動することにより、前述のように開閉
体64の開閉弁65の変移に伴い球抜き口62が開放さ
れて球抜き通路63と連通される。従って、上球皿D1
の貯留部62および連通口49側に至る貯留球は、球抜
き口62から球抜き通路63、戻し口11、球収容器3
7の順に流通して下球皿D2へ排出される。なお、この
球抜き時においては、少なくとも貯留部42および整流
部43に至る貯留球を利用して相応の時間に亘りゲーム
を正常に継続することができる。
【0037】殊に前述した第2の球抜き機構61では、
その随時の操作により貯留球の部分的な球抜きができる
ため、上球皿D1で生じ易い弊害、例えば貯留部42と
整流部43の間における球詰りや貯留球圧力の増大に伴
う送出路45での球流れ不良、更には送出口46付近で
の球詰り停止等が好適に解消される。しかもこの機構6
1は、多くの場合ゲーム中に操作されることになって
も、打球発射装置17を操作している遊技者のフリー状
態にある左手で楽に手元操作でき、球抜きに気を取られ
ずにゲームに専念できる。
【0038】前述した一般的な手動球抜きとは別に、下
球皿D2側では、球受け箱110が予じめ用意されてい
るもとで、設定条件に基いて球抜き機構91が電動開放
操作されて、自動球抜きを行ない得る。すなわち図5に
示す如く、下球皿D2の下方に球受け箱110が用意さ
れていることにより、外枠1側の確認用の検出スイッチ
104が「箱有り」確認の検出作動状態に保持され、この
検出信号が図12中の電気制御部Cに入力されているこ
とにより、球抜き機構91における電磁ソレノイド98
が可動可能な状態とされる。このもとで下球皿D2側に
貯留された賞球が、前記副排出路36の所定部位まで充
満した場合、賞球充満検出機構38では、感知部材39
が球圧により変動されたことにより、第1、第2の検出
スイッチ40A,40Bが共に検出作動される。そして
通電遮断に係る信号(常閉接点が開放される信号)と球抜
き信号とが電気制御部Cに入力されて比較判定され、第
2側40Bの球抜き信号が優先されて、第1側40Aの
打止め制御(通電遮断)が暫時保留されることになる。
【0039】これにより球抜き機構91では、電磁ソレ
ノイド98が前述の球抜き信号に基いて設定パターンで
通電作動されて、そのロッド99の牽引と共に前記開閉
部材95が自動的に開放操作される。そしてその後のタ
イムアップによりソレノイド98が消電復帰されること
に伴い、開閉部材95が元の閉鎖位置に戻される。これ
により開閉部材95が開放保持されている間において、
下球皿D2側の貯留球の相当量を双方の口92,94から
球受け箱110に排出できる。なおこの自動球抜きで
は、ソレノイド98の作動時間内において、貯留球の全
てを抜出すことが可能である。
【0040】そして前述した自動球抜き状態において、
前記賞球充満検出機構38では、球抜き開始直後におけ
る副排出路36の賞球の減少により、感知部材39が球
圧から解放されて元状位置に復帰保持され、両スイッチ
40A,40Bが同部材39から解除されて非検出状態
に戻される。これにより電気制御部Cでの制御におい
て、第1のスイッチ40Aにより前記打球発射装置17
に対する通電状態が保持される。以後は、この機構38
の賞球充満検知時毎に、球抜き機構91が優先的に電動
操作に基いて開放されて、自動的に球抜きが行なわれ
る。これにより、多量の賞球が獲得できるゲーム中にお
いて、下球皿D2側での遊技者による手動球抜きが一切
不要となり、その操作の煩わしさや手間取りを解消でき
ると共に、球抜き遅れや賞球充満放置等における打止め
制御、つまりゲーム開始駆動手段である前記打球発射装
置17の停止制御を未然に回避して、基本的には打止め
制御の発生を好適に抑制できる。
【0041】但し、前述した電気制御部Cに基く自動球
抜きについては、球受け箱110が予じめ用意されるこ
との検出条件で可能とされるもので、同箱が用意されて
いない場合や遊技初心者が用意することを知らなかった
場合、つまり検出スイッチ104の未検出状態では、賞
球充満検出機構38が検知作動しても、球抜き機構91
は、電磁ソレノイド98が一切作動されず閉鎖状態のま
ま保持される。これにより下球皿D2から貯留球が勝手
に自動放出されたり、周辺に飛散するようなことが未然
に回避される。また球受け箱110が用意されない状態
(検出スイッチ104の未検出状態)において、前記第2
の検出スイッチ40Bの球抜き信号に対して電磁ソレノ
イド98が作動されないことに対して、第1の検出スイ
ッチ40Aの保留されていた通電遮断に関する信号に基
いて、所定時間後に打止め制御がなされて打球発射装置
17が停止される。これにより充満賞球がそのまま放置
されることに起因する種々のトラブルや故障、更には管
理上の不都合等の発生を未然に回避して、パチンコ機の
適切な保全を図り得る。
【0042】また自動球抜きの今一つの作動態様とし
て、前記上球皿D1の第1球抜き機構51の開放操作条
件に関連して、下球皿D2の球抜き機構91が自動的に
開放される。すなわち前述のように球受け箱110が用
意されて確認用の検出スイッチ104が検出状態に保持
されていることにより、前記電磁ソレノイド98が可動
可能な状態とされる。このもとで、第1球抜き機構51
が前述のように手動開放操作されたことにより、開閉体
54の変移に対応して球抜き用の検出スイッチ70が検
出作動状態とされ、その球抜き信号が電気制御部Cに入
力されて優先されることになる。これにより上球皿D1
側の貯留球が、前述のように各球抜き機構51,61に
より抜出されて下球皿D2側へ排出される一方におい
て、下の球抜き機構91の電磁ソレノイド98が検出ス
イッチ70の球抜き信号に基いて設定パターンで作動さ
れて、開閉部材95を自動的に開放操作する。
【0043】従って開閉部材95の開放中において、上
球皿D1側および下球皿D2側の貯留球の全てを球抜き口
92から抜出すことができる。そして電磁ソレノイド9
8の作動時間および回数に基いて、全球を自動的に排出
可能であるため、ゲーム終了時の球抜きにおいては、上
球皿D1の第1球抜き機構51の操作具58を、一つの
球抜き操作部材として片手で開放操作するだけで、下球
皿D2を開放保持したまま、全ての貯留球を楽に抜出し
得る。しかも上球皿D1側の貯留球を双方の機構51,6
1により排出できることを含めて、一つの球抜き操作に
より短時間で全球を速やかに排出し終えることができ
る。
【0044】
【変更例】前述の実施例で提示した球抜き装置について
は、図示の実施例だけに限定されず、適宜応用変更した
別例も提案されて好適に推奨される。すなわち、上球皿
1側の第1,第2の球抜き機構51,61についてスラ
イド操作形態から押釦操作形態や回動レバー操作形態に
変更してもよく、また双方の機構51,61同志の開放
操作条件として、左操作右連動形態としてもよい。そし
て何れの開放操作形態にあっても、連動操作側となる一
方の機構の操作具または開閉体を、適宜の係合保持手段
を利用して開放位置に拘束可能にしてもよい。また図示
第1の球抜き機構51の球抜き通路52を上球皿D1
皿本体41の内側中央に形成し、第2の球抜き機構61
の球抜き通路63と合流させてもよい。
【0045】何れの技術例にあっても、上球皿D1は、
上流部と下流部に球抜き機構を装備した1基の球受け部
材として取扱うことができ、そしてパチンコ機以外の他
の遊技機、例えばパチンコ球を使用して図柄組合わせゲ
ームを行ない得る遊技機にも好適に実施し得る。ちなみ
にこの種の遊技機の場合においては、第1の球抜き機構
が遊技球の定数単位の取込み使用処理部側に装備され、
第2の球抜き機構が賞球の排出部側に装備されることが
あってもよい。勿論球抜き用の検出手段は、光電形式を
も採用可能にして第2の球抜き機構の可動部材に対して
適宜付設してもよい。
【0046】一方下球皿D2の球抜き機構91における
電動操作手段は、ロータリーソレノイドやモータ等を利
用して開閉部材を例えばクランク形式で連繋して設定パ
ターンで開放する形態であってもよい。また賞球充満検
出機構38については、第1、第2の検出スイッチ40
A,40Bを独立させて上下に適宜変位配置させ、通電
遮断制御より球抜き信号が早く発生するように設定して
もよく、あるいは1つの検出手段の検出に基いて、電気
制御部Cにおいて打止め制御より球抜き制御が適時早く
優先して行なわれるように設定した形態としてもよい。
【0047】そして確認用の検出手段については、球抜
きの必要性を知らない初心遊技者に対する有効な対策の
一つであり、遊技機用の設置枠台側に付設されてもよ
く、要するに球受け箱が用意されているか否かを確認し
て下球皿D2側の自動球抜きの可否を検出する形態であ
ればよく、光電センサー形式のものも採用可能である。
なお前述した夫々の検出手段に対して、遊技機や設置枠
台の各部に表示手段(ランプ類、音声発生具、表示案内
プレート等)を付設してもよい。またゲーム開始手段と
なる実施例の打球発射装置17に対する打止め制御系統
は、前述した各スイッチおよびソレノイドに係る電気制
御部Cと別であってもよい。
【0048】
【発明の効果】以上説明した如く、本発明に係るパチン
コ遊技機によれば、下球皿に連なる賞球排出経路の所定
部位に賞球充満検知機構を配設すると共に、下球皿の下
部に球受け箱用の検出スイッチを設け、更に上球皿の球
抜き機構にスイッチを配設した。従って球受け箱を準備
した状態で、賞球排出経路に賞球が充満して検知機構の
検出手段が作動制御されると、ゲーム開始駆動手段の停
止制御より適宜早い時点で、下球皿の球抜き機構の開閉
部材を自動的に開放変位可能にして余剰賞球を球抜きし
得るよう構成したので、打球発射装置の停止制御による
ゲーム中断を未然に回避し得る。すなわち、ゲーム中断
による不利益な事態を生ずるのを解消し得ると共に、遊
技者はゲーム中に煩わしい球抜き操作を行なう必要がな
く、ゲームに専念することができる。
【0049】一方前述のように、球受け箱を準備した状
態で遊技者が手動操作により上球皿に排出された賞球の
球抜きを行なった場合にあっても、下球皿の球抜き機構
の開閉部材を自動的に開放変位可能に構成したことによ
り、とかく時間が掛かるとされている球抜きの迅速化を
可能にして、ゲーム終了時の煩わしさを解消することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施例のパチンコ機を略示する正面図で
ある。
【図2】パチンコ機を略示する背面図である。
【図3】前枠を略示する正面図である。
【図4】本実施例の上下の球受け部材を一部破断して示
す正面図である。
【図5】上下の球受け部材および賞球の排出経路を示す
側断面図である。
【図6】上の球受け部材を一部破断して示す平面図であ
る。
【図7】上の球受け部材を示す背面図である。
【図8】第1、第2の球抜き機構およびその関連状態を
一部省略して示す分解斜視図である。
【図9】第1、第2の球抜き機構における開閉体と操作
具の連結部分を示す平断面図である。
【図10】下の球受け部材を一部破断して示す平面図で
ある。
【図11】下の球受け部材の球抜き機構を示す分解斜視
図である。
【図12】上下の球抜き機構および賞球充満検出機構に
おける電気部品の制御系統を例示する説明図である。
【符号の説明】
C 制御部 D1 上球皿 D2 下球皿 17 打球発射装置 34 賞球排出装置 36 副排出路 40A 第1検出スイッチ 40B 第2検出スイッチ 46 送出口 52 球抜き通路 54 開閉体 70 スイッチ 92 球抜き口 95 開閉部材 98 電磁ソレノイド 101 入力回路部 102 比較優先判定回路部 103 駆動回路部 104 スイッチ 110 球受け箱

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 賞球排出装置(34)から払出された賞球を
    受入れて遊技球として下流端の送出口(46)からゲーム開
    始駆動手段(17)側へ送出し得る球抜き可能な上球皿(D1)
    と、この上球皿(D1)側での充満に伴い排出経路(36)を介
    して溢れ出された余剰賞球を貯留し得る球抜き可能な下
    球皿(D2)と、前記排出経路(36)内の賞球の充満状態を検
    知し得る賞球用の検出手段(40A,40B)と、下球皿(D2)の
    下方に用意される球受け箱(110)を確認し得る箱用の検
    出手段(104)と、必要な回路部(101,102,103)を有すると
    共に前記ゲーム開始駆動手段(17)の打止め用停止指令制
    御をなし得る電気制御部(C)とを備え、 前記上球皿(D1)の送出口(46)と球抜き通路(52)との連通
    部位に組込まれた手動開閉操作可能な開閉弁部材(54)の
    開放状態を球抜き用の検出手段(70)で検出可能にする一
    方、前記下球皿(D2)の球抜き口(92)に組付けられた手動
    開閉操作可能な開閉弁部材(95)を前記電気制御部(C)の
    駆動回路部(103)を介して可動制御される適宜電動操作
    手段(98)に連繋し、前記賞球用の検出手段(40A,40B)
    と、箱用の検出手段(104)および球抜き用の検出手段(7
    0)を電気制御部(C)の入力回路部(101)に夫々接続し、 前記電気制御部(C)での入出力制御において、前記箱用
    の検出手段(104)の検出入力条件のもとで、前記球抜き
    用の検出手段(70)の検出入力時に対して、比較優先判定
    回路部(102)の制御に基いて前記電動操作手段(98)が所
    定時点で可動制御されるように設定する一方、前記賞球
    用の検出手段(40A,40B)の検出入力時に対して比較優先
    判定回路部(102)での制御に基いて前記ゲーム開始駆動
    手段(17)の停止指令制御より適宜早い時点で、電動操作
    手段(98)が優先的に可動制御されるように設定して、前
    記開閉弁部材(95)の電動的な開放により各部内の貯留球
    を下球皿(D2)から球受け箱(110)へ抜出し得るように構
    成したことを特徴とするパチンコ遊技機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6015814B1 (ja) * 2015-05-28 2016-10-26 株式会社サンセイアールアンドディ 遊技機

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