JPH07251708A - シートベルト引締装置 - Google Patents
シートベルト引締装置Info
- Publication number
- JPH07251708A JPH07251708A JP6072607A JP7260794A JPH07251708A JP H07251708 A JPH07251708 A JP H07251708A JP 6072607 A JP6072607 A JP 6072607A JP 7260794 A JP7260794 A JP 7260794A JP H07251708 A JPH07251708 A JP H07251708A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- seat belt
- plate
- engagement
- support member
- tightening device
- Prior art date
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- Automotive Seat Belt Assembly (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 装置全体の構造の簡易化とコンパクト化を実
現し、リセット可能とする。 【構成】 シートベルトバックル34より延びる逆進防
止鉤板33がバックルプレート32上で直線動自在に設
けられ、引き込み部ケーシング11内の質量体に慣性力
が作用すると拘束状態を脱してバネ付勢力により移動せ
しめられる。ワイヤ17により質量体に連結された逆進
防止鉤板33は、質量体の移動に伴い引き込み移動せし
められる。バックルプレート32に設けた一対の逆進防
止爪36A,36Bは係合状態で逆進防止鉤板33の引
き出し方向への移動を阻止する。逆進防止爪36A,3
6Bの係合とその解消を選択設定する逆進防止爪押え板
40が設けられ、逆進防止爪36A,36Bの係合を解
消して、逆進防止鉤板33によりワイヤ17を介して質
量体をバネ付勢力に抗して原位置に戻すと、リテーナ1
8により質量体は再び拘束状態となる。
現し、リセット可能とする。 【構成】 シートベルトバックル34より延びる逆進防
止鉤板33がバックルプレート32上で直線動自在に設
けられ、引き込み部ケーシング11内の質量体に慣性力
が作用すると拘束状態を脱してバネ付勢力により移動せ
しめられる。ワイヤ17により質量体に連結された逆進
防止鉤板33は、質量体の移動に伴い引き込み移動せし
められる。バックルプレート32に設けた一対の逆進防
止爪36A,36Bは係合状態で逆進防止鉤板33の引
き出し方向への移動を阻止する。逆進防止爪36A,3
6Bの係合とその解消を選択設定する逆進防止爪押え板
40が設けられ、逆進防止爪36A,36Bの係合を解
消して、逆進防止鉤板33によりワイヤ17を介して質
量体をバネ付勢力に抗して原位置に戻すと、リテーナ1
8により質量体は再び拘束状態となる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は車両の急減速時にシート
ベルトを引き締める引締装置に関し、特にコンパククト
な構造で、リセットして再使用することが可能な引締装
置に関する。
ベルトを引き締める引締装置に関し、特にコンパククト
な構造で、リセットして再使用することが可能な引締装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】シートベルト引締装置は、シートベルト
を急速に引き締めてその緩みを解消し、リトラクタのロ
ッキングと相まって乗員の身体保護を図るもので、近年
の装置の小型化の要請に鑑みてコイルバネのバネ力によ
りシートベルトバックル等を引き込むものが種々提案さ
れている。例えば特開平5−193443号公報(第1
従来例)、特開平4−317839号公報(第2従来
例)、特開平4−63746号公報(第3従来例)、実
開平5−42013号公報(第4従来例)等である。
を急速に引き締めてその緩みを解消し、リトラクタのロ
ッキングと相まって乗員の身体保護を図るもので、近年
の装置の小型化の要請に鑑みてコイルバネのバネ力によ
りシートベルトバックル等を引き込むものが種々提案さ
れている。例えば特開平5−193443号公報(第1
従来例)、特開平4−317839号公報(第2従来
例)、特開平4−63746号公報(第3従来例)、実
開平5−42013号公報(第4従来例)等である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、シートベル
ト引締装置は通常、コイルバネを設けた引き込み部と、
乗員身体の移動に伴うシートベルトバックルの引き出し
を阻止する逆進防止部とを有している。ここで、上記第
1従来例および第2従来例にはいずれも、鋸歯が噛合し
てシートベルトバックルの引き出しを阻止する逆進防止
部が示されているが、引き込み作動後にシートベルトバ
ックルを再度引出してフリローダ装置を再使用する構造
については示唆されていない。また、第3従来例には逆
進防止部の詳細については示されていない。第4従来例
においては、シートベルト引締装置を再使用するための
リセット機構が示されているが、この機構はコイルバネ
の設置位置とは全く離れたシートバックに近い位置に比
較的複雑な構造で設けられて、シートバックの前倒と連
動するようになっている。しかし、これでは設置スペー
ス上不利であり、また、リセットの度にシートバックを
倒す必要があって操作が煩雑である。
ト引締装置は通常、コイルバネを設けた引き込み部と、
乗員身体の移動に伴うシートベルトバックルの引き出し
を阻止する逆進防止部とを有している。ここで、上記第
1従来例および第2従来例にはいずれも、鋸歯が噛合し
てシートベルトバックルの引き出しを阻止する逆進防止
部が示されているが、引き込み作動後にシートベルトバ
ックルを再度引出してフリローダ装置を再使用する構造
については示唆されていない。また、第3従来例には逆
進防止部の詳細については示されていない。第4従来例
においては、シートベルト引締装置を再使用するための
リセット機構が示されているが、この機構はコイルバネ
の設置位置とは全く離れたシートバックに近い位置に比
較的複雑な構造で設けられて、シートバックの前倒と連
動するようになっている。しかし、これでは設置スペー
ス上不利であり、また、リセットの度にシートバックを
倒す必要があって操作が煩雑である。
【0004】本発明はかかる従来の問題点を解決するも
ので、装置全体の構造の簡易化とコンパクト化を実現
し、またリセット可能なシートベルト引締装置を提供す
ることを目的とする。
ので、装置全体の構造の簡易化とコンパクト化を実現
し、またリセット可能なシートベルト引締装置を提供す
ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の構成による
と、シートベルトを懸架する懸架部材34と、該懸架部
材34を支持する支持部材33と、支持部材33を直線
動自在に保持する保持部材32と、所定以上の慣性力が
作用した時に急速に移動せしめられる引き込み部材14
と、上記引き込み部材14を上記支持部材33に連結し
て、引き込み部材14の移動に伴い支持部材33を引き
込み方向へ移動せしめる連結部材17と、上記支持部材
33に係合可能に上記保持部材32に設けられて、係合
状態で上記支持部材33の少なくとも引き出し方向への
移動を阻止する移動規制部材36A,36Bと、移動規
制部材36A,36Bの係合とその解消を選択設定する
係合選択部材40と、上記連結部材17を介して支持部
材33により上記引き込み部材14をバネ付勢力に抗し
て原位置に戻した時に該引き込み部材14を再び拘束状
態におくリセット部材18とを有する。請求項2の構成
によると、上記支持部材33を、鋸歯状の鉤部332を
長手方向へ多数形成した長板体で構成するとともに、上
記移動規制部材36A,36Bを、上記鉤部332に係
合する鋸歯状の爪部364を形成した板体362で構成
し、かつ上記板体362をその爪部364が上記鉤部3
32に係合する方向へ付勢するバネ部材38を設ける。
請求項3の構成によると、上記支持部材33を構成する
長板体には中央に長手方向へ延びる長穴331を形成し
て、該長穴331の平行な両側縁にそれぞれ上記鉤部3
32を形成し、上記移動規制部材36A,36Bを構成
する板体362を、上記長穴331内で両側の鉤部33
2に対向せしめて一対設ける。請求項4の構成による
と、上記移動規制部材36A,36Bを構成する一対の
板体362を、各一端で上記保持部材32に設けた共通
の軸部材37に同一面上で回動自在に支持せしめ、上記
バネ部材38によりこれら板体362を八字形に開くよ
うに付勢して、各板体362の先端側縁に形成した上記
爪部364を、これらが対向する各鉤部332に係合せ
しめるようになす。請求項5の構成によると、上記係合
選択部材40には、上記バネ部材38をその付勢力に抗
して変形せしめて上記板体362を鉤部332との係合
を解消する位置に移動せしめた時に、上記バネ部材38
をその変形姿勢で係止する係止部401を設ける。請求
項6の構成によると、上記移動規制部材36A,36B
の爪部364が係合する範囲で、鉤部332を形成した
上記長穴331の両側縁に外方より当接してその変形を
規制する規制壁402を設ける。請求項7の構成による
と、上記保持部材32を基端で回動自在に基体21に結
合し、該基体21との結合点213と、上記懸架部材3
4を結合する上記支持部材33先端の結合点341と、
上記軸部材37とを同一直線上に配設する。請求項8の
構成によると、シートベルトを懸架する懸架部材34
と、該懸架部材34を支持する支持部材33と、支持部
材33を直線動自在に保持する保持部材32と、所定以
上の慣性力が作用した時にバネ付勢力により急速に移動
せしめられる引き込み部材14と、上記引き込み部材1
4を上記支持部材33に連結して、引き込み部材14の
移動に伴い支持部材33を引き込み方向へ移動せしめる
連結部材17と、上記支持部材33に係合可能に上記保
持部材32に設けられて、係合状態で上記支持部材33
の少なくとも引き出し方向への移動を阻止する移動規制
部材36A,36Bと、移動規制部材36A,36Bの
係合の解消を阻止する係合解消阻止部材41とを有して
いる。請求項9の構成によると、上記係合解消阻止部材
41は、懸架部材34側から力を加えても阻止状態を維
持し、引き込み部材14側からの引込力により阻止状態
を解除するように設定されている。請求項10の構成に
よると、シートベルトを懸架する懸架部材34と、該懸
架部材34を支持する支持部材33と、支持部材33を
直線動自在に保持し、かつシートSに固定される保持部
材32と、所定以上の慣性力が作用した時にバネ付勢力
により急速に移動せしめられる引き込み部材14と、上
記引き込み部材14を上記支持部材33に連結して、引
き込み部材14の移動に伴い支持部材33を引き込み方
向へ移動せしめる連結部材17と、上記支持部材33に
係合可能に上記保持部材32に設けられて、係合状態で
上記支持部材33の少なくとも引き出し方向への移動を
阻止する移動規制部材36A,36Bとを有している。
請求項11の構成によると、上記保持部材32のシート
Sへの支持は上記移動規制部材36A,36Bの保持部
材32への支持部37と共通である。
と、シートベルトを懸架する懸架部材34と、該懸架部
材34を支持する支持部材33と、支持部材33を直線
動自在に保持する保持部材32と、所定以上の慣性力が
作用した時に急速に移動せしめられる引き込み部材14
と、上記引き込み部材14を上記支持部材33に連結し
て、引き込み部材14の移動に伴い支持部材33を引き
込み方向へ移動せしめる連結部材17と、上記支持部材
33に係合可能に上記保持部材32に設けられて、係合
状態で上記支持部材33の少なくとも引き出し方向への
移動を阻止する移動規制部材36A,36Bと、移動規
制部材36A,36Bの係合とその解消を選択設定する
係合選択部材40と、上記連結部材17を介して支持部
材33により上記引き込み部材14をバネ付勢力に抗し
て原位置に戻した時に該引き込み部材14を再び拘束状
態におくリセット部材18とを有する。請求項2の構成
によると、上記支持部材33を、鋸歯状の鉤部332を
長手方向へ多数形成した長板体で構成するとともに、上
記移動規制部材36A,36Bを、上記鉤部332に係
合する鋸歯状の爪部364を形成した板体362で構成
し、かつ上記板体362をその爪部364が上記鉤部3
32に係合する方向へ付勢するバネ部材38を設ける。
請求項3の構成によると、上記支持部材33を構成する
長板体には中央に長手方向へ延びる長穴331を形成し
て、該長穴331の平行な両側縁にそれぞれ上記鉤部3
32を形成し、上記移動規制部材36A,36Bを構成
する板体362を、上記長穴331内で両側の鉤部33
2に対向せしめて一対設ける。請求項4の構成による
と、上記移動規制部材36A,36Bを構成する一対の
板体362を、各一端で上記保持部材32に設けた共通
の軸部材37に同一面上で回動自在に支持せしめ、上記
バネ部材38によりこれら板体362を八字形に開くよ
うに付勢して、各板体362の先端側縁に形成した上記
爪部364を、これらが対向する各鉤部332に係合せ
しめるようになす。請求項5の構成によると、上記係合
選択部材40には、上記バネ部材38をその付勢力に抗
して変形せしめて上記板体362を鉤部332との係合
を解消する位置に移動せしめた時に、上記バネ部材38
をその変形姿勢で係止する係止部401を設ける。請求
項6の構成によると、上記移動規制部材36A,36B
の爪部364が係合する範囲で、鉤部332を形成した
上記長穴331の両側縁に外方より当接してその変形を
規制する規制壁402を設ける。請求項7の構成による
と、上記保持部材32を基端で回動自在に基体21に結
合し、該基体21との結合点213と、上記懸架部材3
4を結合する上記支持部材33先端の結合点341と、
上記軸部材37とを同一直線上に配設する。請求項8の
構成によると、シートベルトを懸架する懸架部材34
と、該懸架部材34を支持する支持部材33と、支持部
材33を直線動自在に保持する保持部材32と、所定以
上の慣性力が作用した時にバネ付勢力により急速に移動
せしめられる引き込み部材14と、上記引き込み部材1
4を上記支持部材33に連結して、引き込み部材14の
移動に伴い支持部材33を引き込み方向へ移動せしめる
連結部材17と、上記支持部材33に係合可能に上記保
持部材32に設けられて、係合状態で上記支持部材33
の少なくとも引き出し方向への移動を阻止する移動規制
部材36A,36Bと、移動規制部材36A,36Bの
係合の解消を阻止する係合解消阻止部材41とを有して
いる。請求項9の構成によると、上記係合解消阻止部材
41は、懸架部材34側から力を加えても阻止状態を維
持し、引き込み部材14側からの引込力により阻止状態
を解除するように設定されている。請求項10の構成に
よると、シートベルトを懸架する懸架部材34と、該懸
架部材34を支持する支持部材33と、支持部材33を
直線動自在に保持し、かつシートSに固定される保持部
材32と、所定以上の慣性力が作用した時にバネ付勢力
により急速に移動せしめられる引き込み部材14と、上
記引き込み部材14を上記支持部材33に連結して、引
き込み部材14の移動に伴い支持部材33を引き込み方
向へ移動せしめる連結部材17と、上記支持部材33に
係合可能に上記保持部材32に設けられて、係合状態で
上記支持部材33の少なくとも引き出し方向への移動を
阻止する移動規制部材36A,36Bとを有している。
請求項11の構成によると、上記保持部材32のシート
Sへの支持は上記移動規制部材36A,36Bの保持部
材32への支持部37と共通である。
【0006】
【作用】請求項1の構成において、慣性力の作用により
引き込み部材14が移動すると、連結部材17を介して
支持部材33が引き込み方向へ移動せしめられる。移動
した支持部材33はこれに係合する移動規制部材36
A,36Bにより少なくとも引き出し方向への移動が阻
止され、シートベルト懸架部材34に乗員の荷重が印加
しても再び引き出されることはない。装置をリセットす
る場合には、係合選択部材40により上記移動規制部材
36A,36Bの係合を解消すると、支持部材33は自
由に引き出し可能となり、該支持部材33を引き出して
連結部材17を介して引き込み部材14を原位置に戻す
と、引き込み部材14は再び拘束されて装置がリセット
される。かくして、シートベルト懸架部材34を支持す
る支持部材33を引き上げるだけの簡易な操作で装置の
リセットが可能である。
引き込み部材14が移動すると、連結部材17を介して
支持部材33が引き込み方向へ移動せしめられる。移動
した支持部材33はこれに係合する移動規制部材36
A,36Bにより少なくとも引き出し方向への移動が阻
止され、シートベルト懸架部材34に乗員の荷重が印加
しても再び引き出されることはない。装置をリセットす
る場合には、係合選択部材40により上記移動規制部材
36A,36Bの係合を解消すると、支持部材33は自
由に引き出し可能となり、該支持部材33を引き出して
連結部材17を介して引き込み部材14を原位置に戻す
と、引き込み部材14は再び拘束されて装置がリセット
される。かくして、シートベルト懸架部材34を支持す
る支持部材33を引き上げるだけの簡易な操作で装置の
リセットが可能である。
【0007】請求項2の構成においては、鋸歯状の鉤部
332と爪部364がバネ部材38で付勢係合せしめら
れるから、係合状態でも鉤部332と爪部364は互い
の斜面を乗り越えることができ、上記支持部材33は引
き込み方向へは自由に移動する。引き出し方向へは、鉤
部332と爪部364の互いの立面が係合して、その移
動は阻止される。
332と爪部364がバネ部材38で付勢係合せしめら
れるから、係合状態でも鉤部332と爪部364は互い
の斜面を乗り越えることができ、上記支持部材33は引
き込み方向へは自由に移動する。引き出し方向へは、鉤
部332と爪部364の互いの立面が係合して、その移
動は阻止される。
【0008】請求項3の構成においては、一対の板体3
62で支持部材33の移動を規制するから、各板体36
2に印加される荷重を軽減でき、強度確保に有利であ
る。
62で支持部材33の移動を規制するから、各板体36
2に印加される荷重を軽減でき、強度確保に有利であ
る。
【0009】請求項4の構成においては、一対の板体3
62を共通の軸部材37回りに回動自在に設けたからコ
ンパクトなものとなり、かつ同一面上で回動するからモ
ーメント力が生じることはない。
62を共通の軸部材37回りに回動自在に設けたからコ
ンパクトなものとなり、かつ同一面上で回動するからモ
ーメント力が生じることはない。
【0010】請求項5の構成において、バネ部材38を
変形姿勢で係止部401に係止することにより、容易に
支持部材33の再引き出しを行うことができる。
変形姿勢で係止部401に係止することにより、容易に
支持部材33の再引き出しを行うことができる。
【0011】請求項6の構成において、規制壁402を
設けたことにより、爪部364と鉤部332が係合した
状態で支持部材33に大きな荷重が印加しても、支持部
材33の変形が防止される。
設けたことにより、爪部364と鉤部332が係合した
状態で支持部材33に大きな荷重が印加しても、支持部
材33の変形が防止される。
【0012】請求項7の構成においては、各結合点21
3,341と軸部材37を同一直線上に配したから、荷
重作用時のモーメント力の発生がなく、強度上有利であ
るとともに、装置のコンパクト化が実現される。
3,341と軸部材37を同一直線上に配したから、荷
重作用時のモーメント力の発生がなく、強度上有利であ
るとともに、装置のコンパクト化が実現される。
【0013】請求項8,9の構成において、係合解消阻
止部材41により爪部364と鉤部332の係合解消を
阻止するようになせば、支持部材33は引き込み方向へ
の移動も阻止され、シートベルト懸架部材34としての
シートベルトバックル等へのタングプレートの挿入時等
にバックル位置が移動することはない。
止部材41により爪部364と鉤部332の係合解消を
阻止するようになせば、支持部材33は引き込み方向へ
の移動も阻止され、シートベルト懸架部材34としての
シートベルトバックル等へのタングプレートの挿入時等
にバックル位置が移動することはない。
【0014】請求項10の構成においては、保持部材3
32をシートSに固定したから、シートベルト懸架部材
34と装置の固定位置との距離を十分小さくすることが
でき、強度上有利である。さらに請求項11の構成にお
いては、逆進防止部の各構成要素の固定と装置の固定が
同時に行われ、組付けの手間が軽減される。
32をシートSに固定したから、シートベルト懸架部材
34と装置の固定位置との距離を十分小さくすることが
でき、強度上有利である。さらに請求項11の構成にお
いては、逆進防止部の各構成要素の固定と装置の固定が
同時に行われ、組付けの手間が軽減される。
【0015】
【実施例1】 (引締装置引き込み部の構成と作用)図1において、引
き込み部のケーシング11は金属の円筒体で、図略の車
両フロア上に固定されて前後方向(図の左右方向)へ配
設されている。その前端(図の左端)開口は通気孔20
1を設けたキャップ20で閉鎖され、後端開口内にはハ
ウジング部材21の筒状本体部211が圧入固定してあ
る。この本体部211は図2に示す如く軸線に沿って二
分割した一対の半円筒体211A,211Bを衝合して
構成されており、半円筒体の一方211Aにはケーシン
グ11外へ突出する矩形の連結部212が形成されてい
る。
き込み部のケーシング11は金属の円筒体で、図略の車
両フロア上に固定されて前後方向(図の左右方向)へ配
設されている。その前端(図の左端)開口は通気孔20
1を設けたキャップ20で閉鎖され、後端開口内にはハ
ウジング部材21の筒状本体部211が圧入固定してあ
る。この本体部211は図2に示す如く軸線に沿って二
分割した一対の半円筒体211A,211Bを衝合して
構成されており、半円筒体の一方211Aにはケーシン
グ11外へ突出する矩形の連結部212が形成されてい
る。
【0016】図1において、閉鎖された上記ケーシング
11内には前後位置に、前側質量体としての主バネガイ
ド部材14と後側質量体としてのホルダ15が配設され
ている。主バネガイド部材14は図3、図4に示す如
く、前半を大径、後半を小径とした貫通孔142を有す
る金属円筒体で、外周に形成したフランジ状バネ係止部
141には上下の二箇所に軸方向へ延びる矩形の溝14
3が形成されて、ここに後方へ向けて漸次対向間隔が拡
がる規制部材としての板バネ16が配設してある。すな
わち、板バネ16は帯板を略コ字形に屈曲成形したもの
で、その基端部は図5に示す如く、主バネガイド部材1
4の端面形状に沿ったフランジ板162となっている。
そして、板バネ16の両脚部163,164が主バネガ
イド部材14の上下の上記溝143内を通って後方へ延
び、各先端161にはストッパ片165がカシメ固定し
てある。
11内には前後位置に、前側質量体としての主バネガイ
ド部材14と後側質量体としてのホルダ15が配設され
ている。主バネガイド部材14は図3、図4に示す如
く、前半を大径、後半を小径とした貫通孔142を有す
る金属円筒体で、外周に形成したフランジ状バネ係止部
141には上下の二箇所に軸方向へ延びる矩形の溝14
3が形成されて、ここに後方へ向けて漸次対向間隔が拡
がる規制部材としての板バネ16が配設してある。すな
わち、板バネ16は帯板を略コ字形に屈曲成形したもの
で、その基端部は図5に示す如く、主バネガイド部材1
4の端面形状に沿ったフランジ板162となっている。
そして、板バネ16の両脚部163,164が主バネガ
イド部材14の上下の上記溝143内を通って後方へ延
び、各先端161にはストッパ片165がカシメ固定し
てある。
【0017】図1において、ホルダ15は上記主バネガ
イド部材14の後半部を収納できる大径の金属円筒体で
あり、その後端外周には全周にフランジ状バネ係止部1
51が突出形成してある。このバネ係止部151には開
口周縁に沿って金属リング152が嵌着してあり、これ
にホルダ15内を挿通した上記板バネ先端161のスト
ッパ片165の端面が当接している。かかるホルダ15
は前端が、主バネガイド部材14の外周に装着された受
けリング22に当接し、後端は上記ハウジング部材21
の端面に当接している。上記受けリング22は図6
(1)に示す如く、筒内に板バネ16を挿通せしめ、そ
の周壁の二箇所(図1)に形成した筒内への押出し突起
221を、主バネガイド部材14の外周に形成した係止
溝144に係合せしめて固定されている。受けリング2
2を装着した後、さらにホルダ15内に板バネ16を挿
通し(図6(2))、かかるホルダ15のバネ係止部1
51と上記主バネガイド部材14のバネ係止部141と
の間に、主バネ部材としての主コイルバネ12を収縮状
態で挟持配設する。主コイルバネ12の強い伸長バネ力
は、上記各バネ係止部141,151の端面に当接する
板バネ16のフランジ板162とストッパ片165によ
り受けられている。
イド部材14の後半部を収納できる大径の金属円筒体で
あり、その後端外周には全周にフランジ状バネ係止部1
51が突出形成してある。このバネ係止部151には開
口周縁に沿って金属リング152が嵌着してあり、これ
にホルダ15内を挿通した上記板バネ先端161のスト
ッパ片165の端面が当接している。かかるホルダ15
は前端が、主バネガイド部材14の外周に装着された受
けリング22に当接し、後端は上記ハウジング部材21
の端面に当接している。上記受けリング22は図6
(1)に示す如く、筒内に板バネ16を挿通せしめ、そ
の周壁の二箇所(図1)に形成した筒内への押出し突起
221を、主バネガイド部材14の外周に形成した係止
溝144に係合せしめて固定されている。受けリング2
2を装着した後、さらにホルダ15内に板バネ16を挿
通し(図6(2))、かかるホルダ15のバネ係止部1
51と上記主バネガイド部材14のバネ係止部141と
の間に、主バネ部材としての主コイルバネ12を収縮状
態で挟持配設する。主コイルバネ12の強い伸長バネ力
は、上記各バネ係止部141,151の端面に当接する
板バネ16のフランジ板162とストッパ片165によ
り受けられている。
【0018】図1において、上記板バネ16の両先端1
61には内方より、リセット部材としてのブロック状リ
テーナ18の外周面18aが当接しており、該リテーナ
18はハウジング部材21の内空間に前後に摺動可能に
配設され、ハウジング部材21の後端内壁との間に配し
たコイルバネ23により前方へ付勢されている。リテー
ナ18の中心に設けた貫通孔181を通って前方へ連結
部材としてのワイヤ17が延び、該ワイヤ17は一端が
後述する図略の逆進防止部へ至るとともに、他端は主バ
ネガイド部材14の筒内を経てその前方に所定間隔をお
いて位置する円形の係止板171の中心突起に固定され
ている。なお、このワイヤ17の挿通作業をスムーズに
行うために、図5に示す如く、主バネガイド部材14や
ホルダ15は周壁が一部で切り離され、この切り離し間
隙145,153を経て側方よりワイヤ17を容易に筒
内に挿入できる。係止板171の中心突起端面と主バネ
ガイド部材14の内周段付面との間には、副バネ部材と
しての弱いバネ力の副コイルバネ13が配設されて(図
1)、板バネ16により一体化された前後の主バネガイ
ド部材14とホルダ15を前方へ向けて支持している。
61には内方より、リセット部材としてのブロック状リ
テーナ18の外周面18aが当接しており、該リテーナ
18はハウジング部材21の内空間に前後に摺動可能に
配設され、ハウジング部材21の後端内壁との間に配し
たコイルバネ23により前方へ付勢されている。リテー
ナ18の中心に設けた貫通孔181を通って前方へ連結
部材としてのワイヤ17が延び、該ワイヤ17は一端が
後述する図略の逆進防止部へ至るとともに、他端は主バ
ネガイド部材14の筒内を経てその前方に所定間隔をお
いて位置する円形の係止板171の中心突起に固定され
ている。なお、このワイヤ17の挿通作業をスムーズに
行うために、図5に示す如く、主バネガイド部材14や
ホルダ15は周壁が一部で切り離され、この切り離し間
隙145,153を経て側方よりワイヤ17を容易に筒
内に挿入できる。係止板171の中心突起端面と主バネ
ガイド部材14の内周段付面との間には、副バネ部材と
しての弱いバネ力の副コイルバネ13が配設されて(図
1)、板バネ16により一体化された前後の主バネガイ
ド部材14とホルダ15を前方へ向けて支持している。
【0019】なお、ワイヤ17の中間位置には位置決め
部材19が装着されて、その上下位置より後方へ延びる
可撓性のある爪部191の先端湾曲部が、リテーナ18
の貫通孔181の段付面に係止されている。こりによ
り、ワイヤ17先端の係止板171が所定位置に位置決
めされている。
部材19が装着されて、その上下位置より後方へ延びる
可撓性のある爪部191の先端湾曲部が、リテーナ18
の貫通孔181の段付面に係止されている。こりによ
り、ワイヤ17先端の係止板171が所定位置に位置決
めされている。
【0020】かかる構成の引き込み部において、車両の
急減速等により主バネガイド部材14とホルダ15に前
方への慣性力が作用すると、図7に示す如く、副コイル
バネ13を圧縮しつつ両者が前方へ移動して、板バネ先
端161の内側面がリテーナ18の外周面18aより外
れる。ストッパ片165には主コイルバネ12からの荷
重により図の矢印方向へのモーメントが作用しており、
この結果、図8に示す如く板バネ先端161が内方へ屈
曲傾斜して、ストッパ片165の端面と金属リング15
2の係合が解消される。しかして、主コイルバネ12は
大きなバネ力で伸長変形し(図9)、これに伴って主バ
ネガイド部材14が係止板171に当接してこれを前方
へ急速に押しやる。同時にワイヤ17も大きな力で前方
へ引かれ、後述するシートベルトバックルの引き込みが
行われる。なお、上記板バネ先端161の屈曲傾斜量を
大きく設定すれば、ストッパ片165と金属リング15
2の摩擦係数が大きい場合(例えば一方が鉄で他方がア
ルミニウム)でも係合状態の解消をスムーズに行うこと
が可能となり、材料の選択範囲が広がる。また、係合解
消をよりスムーズとなすために、ストッパ片165ない
し金属リング152のコーナ部をテーパ面としても良
い。
急減速等により主バネガイド部材14とホルダ15に前
方への慣性力が作用すると、図7に示す如く、副コイル
バネ13を圧縮しつつ両者が前方へ移動して、板バネ先
端161の内側面がリテーナ18の外周面18aより外
れる。ストッパ片165には主コイルバネ12からの荷
重により図の矢印方向へのモーメントが作用しており、
この結果、図8に示す如く板バネ先端161が内方へ屈
曲傾斜して、ストッパ片165の端面と金属リング15
2の係合が解消される。しかして、主コイルバネ12は
大きなバネ力で伸長変形し(図9)、これに伴って主バ
ネガイド部材14が係止板171に当接してこれを前方
へ急速に押しやる。同時にワイヤ17も大きな力で前方
へ引かれ、後述するシートベルトバックルの引き込みが
行われる。なお、上記板バネ先端161の屈曲傾斜量を
大きく設定すれば、ストッパ片165と金属リング15
2の摩擦係数が大きい場合(例えば一方が鉄で他方がア
ルミニウム)でも係合状態の解消をスムーズに行うこと
が可能となり、材料の選択範囲が広がる。また、係合解
消をよりスムーズとなすために、ストッパ片165ない
し金属リング152のコーナ部をテーパ面としても良
い。
【0021】上記副コイルバネ13のバネ力を適当に設
定することにより、主バネガイド部材14等が移動を開
始する慣性力を決めることができ、車両の急減速時のみ
ならず、段差乗り上げや悪路走行時にも引き込み作動を
行わせることができる。また、図1のδで示すストッパ
片165後端部とリテーナ18前端部のオーバラップ量
を調整することにより、引き込み作動がなされる減速慣
性力の持続時間を適宜設定することができる。
定することにより、主バネガイド部材14等が移動を開
始する慣性力を決めることができ、車両の急減速時のみ
ならず、段差乗り上げや悪路走行時にも引き込み作動を
行わせることができる。また、図1のδで示すストッパ
片165後端部とリテーナ18前端部のオーバラップ量
を調整することにより、引き込み作動がなされる減速慣
性力の持続時間を適宜設定することができる。
【0022】さて、作動した後の引き込み部を初期状態
にリセットする場合には、ワイヤ17を後方へ引いてス
トッパ片165の後端をリテーナ18の前端に当接せし
める(図10)。背後をコイルバネ23で支持されたリ
テーナ18はストッパ片165の後退に応じて後退し
(図の矢印)、外側へ付勢された板バネ16の先端16
1がホルダ15のバネ係止部151背後の空間に入り込
んで、ストッパ片165の端面が金属リング152に当
接係合する(図11の矢印)。この状態で図中矢印の如
くリテーナ18が再び前進し、その外周面18aが板バ
ネ先端161に内方より接して、ストッパ片165がホ
ルダ15から外れるのを阻止する。かくして、引き込み
部が作動前の状態に戻される。
にリセットする場合には、ワイヤ17を後方へ引いてス
トッパ片165の後端をリテーナ18の前端に当接せし
める(図10)。背後をコイルバネ23で支持されたリ
テーナ18はストッパ片165の後退に応じて後退し
(図の矢印)、外側へ付勢された板バネ16の先端16
1がホルダ15のバネ係止部151背後の空間に入り込
んで、ストッパ片165の端面が金属リング152に当
接係合する(図11の矢印)。この状態で図中矢印の如
くリテーナ18が再び前進し、その外周面18aが板バ
ネ先端161に内方より接して、ストッパ片165がホ
ルダ15から外れるのを阻止する。かくして、引き込み
部が作動前の状態に戻される。
【0023】(引締装置逆進防止部の構成と作用)図1
2において、逆進防止部の固定カバー31は偏平な矩形
筒状をなし、該カバー31の下端より斜め下方へ突出す
る支持部材たるバックルプレート32の小幅の下端部3
21が、引き込み部のケーシング11より後方へ突出す
る連結部212に軸部材213により回動自在に連結さ
れている。バックルプレート32の本体部は幅広の長板
状(図13)となって固定カバー31の内壁に沿って位
置している。
2において、逆進防止部の固定カバー31は偏平な矩形
筒状をなし、該カバー31の下端より斜め下方へ突出す
る支持部材たるバックルプレート32の小幅の下端部3
21が、引き込み部のケーシング11より後方へ突出す
る連結部212に軸部材213により回動自在に連結さ
れている。バックルプレート32の本体部は幅広の長板
状(図13)となって固定カバー31の内壁に沿って位
置している。
【0024】上記バックルプレート32の板面に接して
これよりやや小幅の支持部材たる逆進防止鉤板33が摺
動自在に配設してある。逆進防止鉤板33はバックルプ
レート32の延長方向へ延びる長板で、その板面の中央
には長手方向へ延びる長穴331が設けられ、該長穴3
31の平行に対向する両側面に鋸歯状の多数の鉤部33
2が形成されている。この逆進防止鉤板33の上端33
6にはシートベルト懸架部材たるシートベルトバックル
34が固定してあり、シートベルトバックル34を除く
逆進防止鉤板33全体は可動カバー35内に収納されて
いる(図12)。この可動カバー35は偏平な矩形筒状
をなし、全体が蛇腹形状に成形されて伸縮自在となって
いて、その上端開口がシートベルトバックル34に固定
され、下端開口は固定カバー31の周壁の係止溝311
内に係止されている。
これよりやや小幅の支持部材たる逆進防止鉤板33が摺
動自在に配設してある。逆進防止鉤板33はバックルプ
レート32の延長方向へ延びる長板で、その板面の中央
には長手方向へ延びる長穴331が設けられ、該長穴3
31の平行に対向する両側面に鋸歯状の多数の鉤部33
2が形成されている。この逆進防止鉤板33の上端33
6にはシートベルト懸架部材たるシートベルトバックル
34が固定してあり、シートベルトバックル34を除く
逆進防止鉤板33全体は可動カバー35内に収納されて
いる(図12)。この可動カバー35は偏平な矩形筒状
をなし、全体が蛇腹形状に成形されて伸縮自在となって
いて、その上端開口がシートベルトバックル34に固定
され、下端開口は固定カバー31の周壁の係止溝311
内に係止されている。
【0025】上記逆進防止鉤板33の長穴331内には
移動規制部材たる左右一対の逆進防止爪36A,36B
が設けられており、これら逆進防止爪36A,36Bは
板材のプレス成形品で、互いに対称形状をなし、一端の
リング状頭部361とこれより延びる脚部362とより
構成されている。一方の逆進防止爪36Aの頭部361
は図14に示すように他方のものの頭部361に対して
段違いとしてあり、これら頭部361を重ねた状態で各
脚部362は同一面上に位置する。これにより、後述す
る逆進防止鉤板33の鉤部との係合時にモーメント力が
作用することが防止される。各逆進防止爪36A,36
Bの重ねた頭部361はバックルプレート32の取付穴
322(図13)に挿入した筒状軸部材37に嵌装され
て、軸部材37回りに回動自在としてある。逆進防止爪
36A,36Bの各脚部362先端には内側縁に沿って
長孔363が設けてあり、これら長孔363に逆U字形
に屈曲成形した板バネ38の両脚部先端が挿入してあ
る。すなわち、板バネ38の両脚部先端は直交方向へ細
長く延び、この延出部381の一端が上記各長孔363
内に挿入される。しかして、逆進防止鉤板33の長穴3
31内に位置する図12の状態で、左右の逆進防止爪3
6A,36Bは上記板バネ38により互いの脚部362
(図14)が離反するように付勢され、八字状に開いた
各脚部362の外側面に複数形成された鋸歯状の爪部3
64が、逆進防止鉤板33の鉤部332に係合してこれ
の上方移動を阻止している。
移動規制部材たる左右一対の逆進防止爪36A,36B
が設けられており、これら逆進防止爪36A,36Bは
板材のプレス成形品で、互いに対称形状をなし、一端の
リング状頭部361とこれより延びる脚部362とより
構成されている。一方の逆進防止爪36Aの頭部361
は図14に示すように他方のものの頭部361に対して
段違いとしてあり、これら頭部361を重ねた状態で各
脚部362は同一面上に位置する。これにより、後述す
る逆進防止鉤板33の鉤部との係合時にモーメント力が
作用することが防止される。各逆進防止爪36A,36
Bの重ねた頭部361はバックルプレート32の取付穴
322(図13)に挿入した筒状軸部材37に嵌装され
て、軸部材37回りに回動自在としてある。逆進防止爪
36A,36Bの各脚部362先端には内側縁に沿って
長孔363が設けてあり、これら長孔363に逆U字形
に屈曲成形した板バネ38の両脚部先端が挿入してあ
る。すなわち、板バネ38の両脚部先端は直交方向へ細
長く延び、この延出部381の一端が上記各長孔363
内に挿入される。しかして、逆進防止鉤板33の長穴3
31内に位置する図12の状態で、左右の逆進防止爪3
6A,36Bは上記板バネ38により互いの脚部362
(図14)が離反するように付勢され、八字状に開いた
各脚部362の外側面に複数形成された鋸歯状の爪部3
64が、逆進防止鉤板33の鉤部332に係合してこれ
の上方移動を阻止している。
【0026】図13において、板バネ38先端の延出部
381の他端は、これら板バネ38および逆進防止爪3
6A,36Bに重ねて設けた可動板39の開口391内
を通って、係合選択部材たる逆進防止爪押え部材40に
形成した係止部としてのT字形の開口401内の上段広
幅部内に至っている。上記可動板39は逆進防止爪押え
部材40内で上下の一定範囲内で移動可能であり、その
開口391は上記板バネ38の外形よりもやや大きく、
下端の左右位置から下方へ脚部392が突出している。
上記逆進防止爪押え部材40は両側縁を直角に屈曲せし
めて規制壁402となした板体で、上記可動板39を覆
って位置し、左右の規制壁402は、逆進防止鉤板33
の両側縁に立設された強化壁333の外側面に接してそ
の外方への変形を防止している。逆進防止爪押え部材4
0は左右の規制壁402の下端に形成した切欠き403
が、上記バックルプレート32の左右の側縁に形成した
矩形凸部323に嵌装される。逆進防止爪押え部材40
の板面に設けた取付穴404には、逆進防止爪36A,
36Bの重ねた頭部361内を貫通した軸部材37が挿
通され、その挿通端で軸部材37の筒壁が拡開変形せし
められて、逆進防止爪押え部材40をバックルプレート
32に締結している。
381の他端は、これら板バネ38および逆進防止爪3
6A,36Bに重ねて設けた可動板39の開口391内
を通って、係合選択部材たる逆進防止爪押え部材40に
形成した係止部としてのT字形の開口401内の上段広
幅部内に至っている。上記可動板39は逆進防止爪押え
部材40内で上下の一定範囲内で移動可能であり、その
開口391は上記板バネ38の外形よりもやや大きく、
下端の左右位置から下方へ脚部392が突出している。
上記逆進防止爪押え部材40は両側縁を直角に屈曲せし
めて規制壁402となした板体で、上記可動板39を覆
って位置し、左右の規制壁402は、逆進防止鉤板33
の両側縁に立設された強化壁333の外側面に接してそ
の外方への変形を防止している。逆進防止爪押え部材4
0は左右の規制壁402の下端に形成した切欠き403
が、上記バックルプレート32の左右の側縁に形成した
矩形凸部323に嵌装される。逆進防止爪押え部材40
の板面に設けた取付穴404には、逆進防止爪36A,
36Bの重ねた頭部361内を貫通した軸部材37が挿
通され、その挿通端で軸部材37の筒壁が拡開変形せし
められて、逆進防止爪押え部材40をバックルプレート
32に締結している。
【0027】図12において、左右に離間した逆進防止
爪36A,36Bの間には係合解消阻止部材たる板バネ
41の矩形頭部411が挿入位置せしめられて、これら
逆進防止爪36A,36Bの内方への移動を阻止してい
る。したがって、この状態では逆進防止爪36A,36
Bが逆進防止鉤板33の鉤部332から外れることはな
く、逆進防止鉤板33(すなわちシートベルトバックル
34)は上方移動のみならず下方への移動をも阻止され
ている。なお、上記頭部411の上端縁はバックルプレ
ート32方向へ略逆U字断面をなして屈曲せしめられて
(図13)、頭部411の幅方向の強度アップと、後述
する逆進防止爪36A,36Bへの乗り上げを可能とし
ている。上記板バネ41は頭部411より連結部412
を介して八字状に開いた脚部413を有し、各脚部41
3の先端は逆進防止鉤板33の下端に屈曲形成したスト
ッパ壁334の取付穴335内に挿入してある。そし
て、板バネ41の上記連結部412に、フレキシブルチ
ューブ42内を経て上記引き込み部ケーシング11より
至ったワイヤ17のブロック状端部172が固定されて
いる。
爪36A,36Bの間には係合解消阻止部材たる板バネ
41の矩形頭部411が挿入位置せしめられて、これら
逆進防止爪36A,36Bの内方への移動を阻止してい
る。したがって、この状態では逆進防止爪36A,36
Bが逆進防止鉤板33の鉤部332から外れることはな
く、逆進防止鉤板33(すなわちシートベルトバックル
34)は上方移動のみならず下方への移動をも阻止され
ている。なお、上記頭部411の上端縁はバックルプレ
ート32方向へ略逆U字断面をなして屈曲せしめられて
(図13)、頭部411の幅方向の強度アップと、後述
する逆進防止爪36A,36Bへの乗り上げを可能とし
ている。上記板バネ41は頭部411より連結部412
を介して八字状に開いた脚部413を有し、各脚部41
3の先端は逆進防止鉤板33の下端に屈曲形成したスト
ッパ壁334の取付穴335内に挿入してある。そし
て、板バネ41の上記連結部412に、フレキシブルチ
ューブ42内を経て上記引き込み部ケーシング11より
至ったワイヤ17のブロック状端部172が固定されて
いる。
【0028】なお、バックルプレート32の本体部と下
端部の境界位置では、板材の両側縁を前方へ延出屈曲せ
しめて抱持片324としてあり、かかる抱持片324に
より上記フレキシブルチューブ42の一端が抱持固定さ
れるとともに、左右の抱持片324の空間内にそれぞれ
矩形のゴムストッパ43の下面凸部431が嵌着固定さ
れている。
端部の境界位置では、板材の両側縁を前方へ延出屈曲せ
しめて抱持片324としてあり、かかる抱持片324に
より上記フレキシブルチューブ42の一端が抱持固定さ
れるとともに、左右の抱持片324の空間内にそれぞれ
矩形のゴムストッパ43の下面凸部431が嵌着固定さ
れている。
【0029】さて、既述の行程で引き込み部におけるワ
イヤ17の引き込みを生じると、逆進防止部ではワイヤ
17は下方へ移動してそのブロック状端部172が逆進
防止鉤板33の下端ストッパ壁334に当接する。同時
に板バネ41の脚部413が下方へ変形するからその頭
部411が左右の逆進防止爪36A,36Bの間より抜
け出て、これら逆進防止爪36A,36Bの内方への移
動が可能となる。しかして、逆進防止鉤板33がワイヤ
17に引かれて下方へ移動すると、逆進防止爪36A,
36Bは鉤部332の通過に伴ってこれを乗り越えるよ
うに自由に内方へ変位し(図15)、逆進防止鉤板33
が下方へ急速に移動して(図の矢印)シートベルトバッ
クル34の引き込みが行われる。逆進防止鉤板33の移
動はそのストッパ壁334がバックルプレート32に設
けたゴムストッパ43に当接して停止する。かかるゴム
ストッパ43の存在により、当接時の衝撃が緩和され
る。引き込み終了後、乗員の前方移動によりシートベル
トバックル34を介して逆進防止鉤板33に上方への引
出し荷重が作用するが、この場合には逆進防止爪36
A,36Bが鉤部332と係合して逆進防止鉤板33の
引出しを阻止する。なおこの時、鉤部332を形成した
長穴331に沿う逆進防止鉤板33の両側縁に外方への
湾曲変形力が作用するが、逆進防止爪押え部材40(図
13)の規制壁402により変形が規制される。
イヤ17の引き込みを生じると、逆進防止部ではワイヤ
17は下方へ移動してそのブロック状端部172が逆進
防止鉤板33の下端ストッパ壁334に当接する。同時
に板バネ41の脚部413が下方へ変形するからその頭
部411が左右の逆進防止爪36A,36Bの間より抜
け出て、これら逆進防止爪36A,36Bの内方への移
動が可能となる。しかして、逆進防止鉤板33がワイヤ
17に引かれて下方へ移動すると、逆進防止爪36A,
36Bは鉤部332の通過に伴ってこれを乗り越えるよ
うに自由に内方へ変位し(図15)、逆進防止鉤板33
が下方へ急速に移動して(図の矢印)シートベルトバッ
クル34の引き込みが行われる。逆進防止鉤板33の移
動はそのストッパ壁334がバックルプレート32に設
けたゴムストッパ43に当接して停止する。かかるゴム
ストッパ43の存在により、当接時の衝撃が緩和され
る。引き込み終了後、乗員の前方移動によりシートベル
トバックル34を介して逆進防止鉤板33に上方への引
出し荷重が作用するが、この場合には逆進防止爪36
A,36Bが鉤部332と係合して逆進防止鉤板33の
引出しを阻止する。なおこの時、鉤部332を形成した
長穴331に沿う逆進防止鉤板33の両側縁に外方への
湾曲変形力が作用するが、逆進防止爪押え部材40(図
13)の規制壁402により変形が規制される。
【0030】引き込み部のリセットを行う場合には、可
動カバー35下端開口の係止を解除してこれを上方へ引
き上げ、逆進防止爪押え部材40の開口401(図1
3)の上段広幅部より突出する板バネ38両脚先端の延
出部381を、工具等により掴んでバネ付勢力に抗して
上記開口401の下段狭幅部内に移動せしめる。これに
より、左右の逆進防止爪36A,36Bは逆進防止鉤板
33の鉤部332と干渉しない内方位置へ変位せしめら
れ(図16)、この状態で工具等によりシートベルトバ
ックル34および逆進防止鉤板33を引き上げると(図
の矢印)、これに応じてワイヤ17も移動し、引き込み
部ではワイヤ17は後方へ移動するから、既述の行程に
より引き込み部のリセットがなされる。
動カバー35下端開口の係止を解除してこれを上方へ引
き上げ、逆進防止爪押え部材40の開口401(図1
3)の上段広幅部より突出する板バネ38両脚先端の延
出部381を、工具等により掴んでバネ付勢力に抗して
上記開口401の下段狭幅部内に移動せしめる。これに
より、左右の逆進防止爪36A,36Bは逆進防止鉤板
33の鉤部332と干渉しない内方位置へ変位せしめら
れ(図16)、この状態で工具等によりシートベルトバ
ックル34および逆進防止鉤板33を引き上げると(図
の矢印)、これに応じてワイヤ17も移動し、引き込み
部ではワイヤ17は後方へ移動するから、既述の行程に
より引き込み部のリセットがなされる。
【0031】逆進防止鉤板33の上昇に伴ってこれと一
体に移動する板バネ41は、逆進防止爪36A,36B
に至ると屈曲するその頭部411上端縁が図17に示す
如く逆進防止爪36A,36Bの脚部362下端面上に
乗り上げる。さらに逆進防止鉤板33が上昇して原位置
付近に至ると、そのストッパ壁334(図13)に可動
板39の両脚部392先端が当接して上方へ移動し、そ
の開口下端縁393が板バネ38の脚部先端延出部38
1に当接してこれを逆進防止爪押え部材40の開口40
1の上段広幅部へ押しやる。これにより、板バネ38が
原形に復し、左右の逆進防止爪36A,36Bが外方へ
変位して逆進防止鉤板33の鉤部332に係合する。同
時に、左右に開いた逆進防止爪36A,36Bの間に、
自身のバネ力で再び板バネ41の頭部411が嵌入して
内方への変位を阻止する(図18)。かくして、逆進防
止鉤板33およびシートベルトバックル34は、上下へ
の移動をいずれも規制された初期状態に戻る。
体に移動する板バネ41は、逆進防止爪36A,36B
に至ると屈曲するその頭部411上端縁が図17に示す
如く逆進防止爪36A,36Bの脚部362下端面上に
乗り上げる。さらに逆進防止鉤板33が上昇して原位置
付近に至ると、そのストッパ壁334(図13)に可動
板39の両脚部392先端が当接して上方へ移動し、そ
の開口下端縁393が板バネ38の脚部先端延出部38
1に当接してこれを逆進防止爪押え部材40の開口40
1の上段広幅部へ押しやる。これにより、板バネ38が
原形に復し、左右の逆進防止爪36A,36Bが外方へ
変位して逆進防止鉤板33の鉤部332に係合する。同
時に、左右に開いた逆進防止爪36A,36Bの間に、
自身のバネ力で再び板バネ41の頭部411が嵌入して
内方への変位を阻止する(図18)。かくして、逆進防
止鉤板33およびシートベルトバックル34は、上下へ
の移動をいずれも規制された初期状態に戻る。
【0032】なお、強化壁333を形成していない逆進
防止鉤板33の上端部、および狭幅としたバックルプレ
ート32の下端部321は、他の部分に比して板面直交
方向へ容易に湾曲するから、シートベルト引き締め状態
で乗員の身体に良く沿った形状となる。この湾曲部はバ
ックルプレート32の下端からシートベルトバックル3
4へ至る間に少なくとも一箇所設ければ良く、また、湾
曲部以外の部分の強化は強化壁333による以外にリブ
等を形成しても良い。
防止鉤板33の上端部、および狭幅としたバックルプレ
ート32の下端部321は、他の部分に比して板面直交
方向へ容易に湾曲するから、シートベルト引き締め状態
で乗員の身体に良く沿った形状となる。この湾曲部はバ
ックルプレート32の下端からシートベルトバックル3
4へ至る間に少なくとも一箇所設ければ良く、また、湾
曲部以外の部分の強化は強化壁333による以外にリブ
等を形成しても良い。
【0033】本実施例においては、図12に示す如く逆
進防止鉤板33とシートベルトバックル34との結合点
336、軸部材37、およびバックルプレート32と基
体たるハウジング部材21の連結部212との結合点2
13を同一直線上に配してあるから、この直線方向から
入力する荷重に対してモーメント力を生じることはなく
十分な強度を発揮する。
進防止鉤板33とシートベルトバックル34との結合点
336、軸部材37、およびバックルプレート32と基
体たるハウジング部材21の連結部212との結合点2
13を同一直線上に配してあるから、この直線方向から
入力する荷重に対してモーメント力を生じることはなく
十分な強度を発揮する。
【0034】なお、引き込み部より逆進防止部へ至るワ
イヤ17をフレキシブルチューブ42内に通すのに代え
て、プーリ等に懸架するようにしても良い。
イヤ17をフレキシブルチューブ42内に通すのに代え
て、プーリ等に懸架するようにしても良い。
【0035】逆進防止爪押え部材40の規制壁402の
強度を適当に設定することにより、シートベルトが伸び
る程の過度な荷重が作用した時には、図19に示す如
く、規制壁402およびその内部の逆進防止鉤板33の
長穴側縁が外方へ変形して、シートベルト引締装置の再
使用を不能とするようにできる。
強度を適当に設定することにより、シートベルトが伸び
る程の過度な荷重が作用した時には、図19に示す如
く、規制壁402およびその内部の逆進防止鉤板33の
長穴側縁が外方へ変形して、シートベルト引締装置の再
使用を不能とするようにできる。
【0036】
【実施例2】図20に示す如く、係合解消阻止部材たる
板バネ41には、連結部412の左右位置より矩形の係
止板414が突出せしめてあり、これら係止板414を
支持部材たる逆進防止鉤板33の板面に形成した開口3
36にそれぞれ挿通して裏面に当接せしめる。かかる構
造によれば、板バネ41を引き起こす方向への荷重が作
用しても、板バネ41は逆進防止鉤板33の板面より離
間することなく、これに沿って保持される。
板バネ41には、連結部412の左右位置より矩形の係
止板414が突出せしめてあり、これら係止板414を
支持部材たる逆進防止鉤板33の板面に形成した開口3
36にそれぞれ挿通して裏面に当接せしめる。かかる構
造によれば、板バネ41を引き起こす方向への荷重が作
用しても、板バネ41は逆進防止鉤板33の板面より離
間することなく、これに沿って保持される。
【0037】
【実施例3】左右の逆進防止爪36A,36Bを係合方
向へ開放付勢するために、図21に示す如く、両逆進防
止爪36A,36Bの脚部362間に逆U字状の板バネ
44を挿置して、脚部362を外方へ付勢する構造とし
ても良い。
向へ開放付勢するために、図21に示す如く、両逆進防
止爪36A,36Bの脚部362間に逆U字状の板バネ
44を挿置して、脚部362を外方へ付勢する構造とし
ても良い。
【0038】
【実施例4】また、図22に示すように、逆進防止爪3
6A,36Bの両脚部362間にコイルバネ45を挿置
してこれら脚部362を外方へ付勢するようにしても良
い。
6A,36Bの両脚部362間にコイルバネ45を挿置
してこれら脚部362を外方へ付勢するようにしても良
い。
【0039】
【実施例5】係合解消阻止部材たる板バネ41の頭部4
11を図23に示す如くT字形に成形して、逆進防止爪
36A,36Bの両脚部362先端面に頭部411の端
面を当接せしめ、両脚部362の内方への移動を阻止し
て係合状態の解消を防止する構造としても良い。
11を図23に示す如くT字形に成形して、逆進防止爪
36A,36Bの両脚部362先端面に頭部411の端
面を当接せしめ、両脚部362の内方への移動を阻止し
て係合状態の解消を防止する構造としても良い。
【0040】
【実施例6】逆進防止爪36A,36Bの各脚部362
を同一平面上で回動せしめる構造として、図24に示す
如く、一方の逆進防止爪36Aの脚部362の肉厚を頭
部361より段付きに厚くする構造が採用できる。
を同一平面上で回動せしめる構造として、図24に示す
如く、一方の逆進防止爪36Aの脚部362の肉厚を頭
部361より段付きに厚くする構造が採用できる。
【0041】
【実施例7】また、図25に示すように、一方の逆進防
止爪36Aの頭部361を他方の逆進防止爪36Bの頭
部361外周に沿う欠円リング状に成形しても同様の効
果がある。
止爪36Aの頭部361を他方の逆進防止爪36Bの頭
部361外周に沿う欠円リング状に成形しても同様の効
果がある。
【0042】
【実施例8】さらに図26に示す如く、各逆進防止爪3
6A,36Bの頭部361を円弧状に湾曲せしめ、これ
ら頭部361の内周面に軸部材37を、外周面に欠円リ
ング365を沿わせる構造としても良い。
6A,36Bの頭部361を円弧状に湾曲せしめ、これ
ら頭部361の内周面に軸部材37を、外周面に欠円リ
ング365を沿わせる構造としても良い。
【0043】
【実施例9】シートベルト引締装置を取り付けるのに、
上記実施例1における如く引き込み部のケーシング11
を車両フロアに固定するのに代えて、図27に示す如
く、逆進防止部の軸部材37をシートSに固定するよう
にしても良く、これによればシートベルトバックル34
と取り付け位置との距離を十分小さくすることができる
から、強度上有利である。また、逆進防止爪36A,3
6B、逆進防止爪押え部材40等の逆進防止部構成要素
の結合と、装置の固定とを同時に行うことができ、組付
けが容易となる。
上記実施例1における如く引き込み部のケーシング11
を車両フロアに固定するのに代えて、図27に示す如
く、逆進防止部の軸部材37をシートSに固定するよう
にしても良く、これによればシートベルトバックル34
と取り付け位置との距離を十分小さくすることができる
から、強度上有利である。また、逆進防止爪36A,3
6B、逆進防止爪押え部材40等の逆進防止部構成要素
の結合と、装置の固定とを同時に行うことができ、組付
けが容易となる。
【0044】
【発明の効果】以上の如く、本発明のシートベルト引締
装置によれば、悪路走行時等にも装置を作動せしめて乗
員の身体を保護し、かつ装置構造の簡易化と小型化を実
現したことにより、車両搭載用として好適に使用でき
る。また、容易に作動開始前の状態にリセットすること
もできる。
装置によれば、悪路走行時等にも装置を作動せしめて乗
員の身体を保護し、かつ装置構造の簡易化と小型化を実
現したことにより、車両搭載用として好適に使用でき
る。また、容易に作動開始前の状態にリセットすること
もできる。
【図1】本発明の実施例1におけるワイヤ引き込み部の
全体縦断面図である。
全体縦断面図である。
【図2】ハウジング部材の分解斜視図である。
【図3】板バネを装着した主バネガイド部材の縦断面図
である。
である。
【図4】主バネガイド部材を後方より見た端面図であ
る。
る。
【図5】主バネガイド部材とホルダの分解斜視図であ
る。
る。
【図6】主バネガイド部材とホルダの分解斜視図および
組付け斜視図である。
組付け斜視図である。
【図7】装置の作動を説明するワイヤ引き込み部の全体
縦断面図である。
縦断面図である。
【図8】装置の作動を説明するワイヤ引き込み部の後部
拡大縦断面図である。
拡大縦断面図である。
【図9】装置の作動を説明するワイヤ引き込み部の全体
縦断面図である。
縦断面図である。
【図10】装置の作動を説明するワイヤ引き込み部の後
部拡大縦断面図である。
部拡大縦断面図である。
【図11】装置の作動を説明するワイヤ引き込み部の後
部拡大縦断面図である。
部拡大縦断面図である。
【図12】逆進防止部の全体縦断面図である。
【図13】逆進防止部の全体分解斜視図である。
【図14】逆進防止爪の全体斜視図である。
【図15】装置の作動を説明する逆進防止部の全体縦断
面図である。
面図である。
【図16】装置の作動を説明する逆進防止部の全体縦断
面図である。
面図である。
【図17】板バネと逆進防止爪の関係を示す斜視図であ
る。
る。
【図18】装置の作動を説明する逆進防止部の全体縦断
面図である。
面図である。
【図19】逆進防止鉤板とこれを覆う逆進防止爪押え板
の変形を示す斜視図である。
の変形を示す斜視図である。
【図20】本発明の実施例2における逆進防止鉤板の端
部斜視図である。
部斜視図である。
【図21】本発明の実施例3における逆進防止鉤板の端
部正面図である。
部正面図である。
【図22】本発明の実施例4における逆進防止鉤板の端
部正面図である。
部正面図である。
【図23】本発明の実施例5における逆進防止鉤板の端
部正面図である。
部正面図である。
【図24】本発明の実施例6における逆進防止爪の分解
斜視図である。
斜視図である。
【図25】本発明の実施例7における逆進防止爪の分解
斜視図である。
斜視図である。
【図26】本発明の実施例8における逆進防止爪の分解
斜視図である。
斜視図である。
【図27】本発明の実施例9における装置の全体縦断面
図である。
図である。
11 ケーシング 12 主コイルバネ 14 主バネガイド部材(引き込み部材) 17 ワイヤ(連結部材) 18 リテーナ(リセット部材) 21 ハウジング部材(基体) 212 連結部 213 軸部材(結合点) 32 バツクルプレート(保持部材) 33 逆進防止鉤板(支持部材) 331 長穴 332 鉤部 34 シートベルトバックル(シートベルト懸架部材) 341 結合点 36A,36B 逆進防止爪(移動規制部材) 362 脚部(板体) 364 爪部 37 軸部材(支持部) 38 板バネ(バネ部材) 40 逆進防止爪押え板(係合選択部材) 401 開口 41 板バネ(係合解消阻止部材)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岩井 慎一 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 日本電 装株式会社内
Claims (11)
- 【請求項1】 シートベルトを懸架する懸架部材と、該
懸架部材を支持する支持部材と、支持部材を直線動自在
に保持する保持部材と、所定以上の慣性力が作用した時
にバネ付勢力により急速に移動せしめられる引き込み部
材と、上記引き込み部材を上記支持部材に連結して、引
き込み部材の移動に伴い支持部材を引き込み方向へ移動
せしめる連結部材と、上記支持部材に係合可能に上記保
持部材に設けられて、係合状態で上記支持部材の少なく
とも引き出し方向への移動を阻止する移動規制部材と、
移動規制部材の係合とその解消を選択設定する係合選択
部材と、上記連結部材を介して支持部材により上記引き
込み部材をバネ付勢力に抗して原位置に戻した時に該引
き込み部材を再び拘束状態におくリセット部材とを具備
するシートベルト引締装置。 - 【請求項2】 上記支持部材を、鋸歯状の鉤部を長手方
向へ多数形成した長板体で構成するとともに、上記移動
規制部材を、上記鉤部に係合する鋸歯状の爪部を形成し
た板体で構成し、かつ上記板体をその爪部が上記鉤部に
係合する方向へ付勢するバネ部材を設けた請求項1記載
のシートベルト引締装置。 - 【請求項3】 上記支持部材を構成する長板体には中央
に長手方向へ延びる長穴を形成して、該長穴の平行な両
側縁にそれぞれ上記鉤部を形成し、上記移動規制部材を
構成する板体を、上記長穴内で両側の鉤部に対向せしめ
て一対設けた請求項2記載のシートベルト引締装置。 - 【請求項4】 上記移動規制部材を構成する一対の板体
を、各一端で保持部材に設けた共通の軸部材に同一面上
で回動自在に支持せしめ、上記バネ部材によりこれら板
体を八字形に開くように付勢して、各板体の先端側縁に
形成した上記爪部を、これらが対向する各鉤部に係合せ
しめるようになした請求項3記載のシートベルト引締装
置。 - 【請求項5】 上記係合選択部材には、上記バネ部材を
その付勢力に抗して変形せしめて上記板体を鉤部との係
合を解消する位置に移動せしめた時に、上記バネ部材を
その変形姿勢で係止する係止部を設けた請求項2ないし
4のいずれかに記載のシートベルト引締装置。 - 【請求項6】 上記移動規制部材の爪部が係合する範囲
で、鉤部を形成した上記長穴の両側縁に外方より当接し
てその変形を規制する規制壁を設けた請求項3ないし5
のいずれかに記載のシートベルト引締装置。 - 【請求項7】 上記保持部材を基端で回動自在に基体に
結合し、該基体との結合点と、上記懸架部材を結合する
上記支持部材先端の結合点と、上記軸部材とを同一直線
上に配設した請求項4ないし6のいずれかに記載のシー
トベルト引締装置。 - 【請求項8】 シートベルトを懸架する懸架部材と、該
懸架部材を支持する支持部材と、支持部材を直線動自在
に保持する保持部材と、所定以上の慣性力が作用した時
にバネ付勢力により急速に移動せしめられる引き込み部
材と、上記引き込み部材を上記支持部材に連結して、引
き込み部材の移動に伴い支持部材を引き込み方向へ移動
せしめる連結部材と、上記支持部材に係合可能に上記保
持部材に設けられて、係合状態で上記支持部材の少なく
とも引き出し方向への移動を阻止する移動規制部材と、
移動規制部材の係合の解消を阻止する係合解消阻止部材
とを具備するシートベルト引締装置。 - 【請求項9】 上記係合阻止部材は、懸架部材側から力
を加えても阻止状態を維持し、引き込み部材側からの引
込力により阻止状態を解消する請求項8記載のシートベ
ルト引締装置。 - 【請求項10】 シートベルトを懸架する懸架部材と、
該懸架部材を支持する支持部材と、支持部材を直線動自
在に保持し、かつシートに固定される保持部材と、所定
以上の慣性力が作用した時にバネ付勢力により急速に移
動せしめられる引き込み部材と、上記引き込み部材を上
記支持部材に連結して、引き込み部材の移動に伴い支持
部材を引き込み方向へ移動せしめる連結部材と、上記支
持部材に係合可能に上記保持部材に設けられて、係合状
態で上記支持部材の少なくとも引き出し方向への移動を
阻止する移動規制部材とを具備するシートベルト引締装
置。 - 【請求項11】 上記保持部材のシートへの支持は、上
記移動規制部材の保持部材への支持部と共通である請求
項10記載のシートベルト引締装置。
Priority Applications (4)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6072607A JPH07251708A (ja) | 1994-03-16 | 1994-03-16 | シートベルト引締装置 |
| EP95103892A EP0672564B1 (en) | 1994-03-16 | 1995-03-16 | Seat belt tightening device |
| US08/405,135 US5685567A (en) | 1994-03-16 | 1995-03-16 | Seat belt tightening device |
| DE69518562T DE69518562T2 (de) | 1994-03-16 | 1995-03-16 | Gurtspannvorrichtung für Sicherheitsgurt |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6072607A JPH07251708A (ja) | 1994-03-16 | 1994-03-16 | シートベルト引締装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07251708A true JPH07251708A (ja) | 1995-10-03 |
Family
ID=13494255
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6072607A Pending JPH07251708A (ja) | 1994-03-16 | 1994-03-16 | シートベルト引締装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07251708A (ja) |
-
1994
- 1994-03-16 JP JP6072607A patent/JPH07251708A/ja active Pending
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