JPH0725205Y2 - 濾過装置及び該濾過装置を使用した水槽 - Google Patents

濾過装置及び該濾過装置を使用した水槽

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JPH0725205Y2
JPH0725205Y2 JP1988145754U JP14575488U JPH0725205Y2 JP H0725205 Y2 JPH0725205 Y2 JP H0725205Y2 JP 1988145754 U JP1988145754 U JP 1988145754U JP 14575488 U JP14575488 U JP 14575488U JP H0725205 Y2 JPH0725205 Y2 JP H0725205Y2
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重一 満岡
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株式会社マオカ設計
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【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本願考案は濾過装置及び該濾過装置を使用した水槽に関
し、さらに詳しくは水槽内に貯留される農業用水などを
濾過するための濾過装置と該濾過装置を使用した水槽に
関するものである。
(従来の技術) 従来、農業かんがい用水槽などでは、川あるいは溜池な
どの水源から供給される農業用水などにゴミ等の異物が
混入していることが多いため、第4図に示す如く、矩形
状に枠組した枠体21の開口部23に棒鋼材などで格子状に
形成した粗目用濾材25を装着した粗目用濾過部材31や上
記枠体21と同形状の枠体22の開口部24に該枠体開口部24
と同じ面積の濾布等の細目用濾材26を平坦状に装着した
細目用濾過部材32などを水槽の流入口や取水室等に配設
して農業用水などを濾過するようにしているのが通例で
ある。
(考案が解決しようとする課題) ところが、第4図に示す従来の濾過部材31,32は、枠体2
1,22の開口部23,24にこの開口面積と同面積の濾材25,26
を装着して農業用水などを濾過するようにしているの
で、濾材25,26にゴミ等の異物および不純物が付着した
場合、その付着ゴミにより通水面積が小さくなって短期
間で通水障害が生じることから、該濾過部材31,32を水
槽Z内に長期間放置できなくなり、頻繁に濾過部材31,3
2を取り替える必要がある。そのため、その維持管理が
繁雑になるという問題がある。さらに、従来の濾過部材
31,32は、濾材25,26を枠体21,22に平坦状に装着してい
るため、ゴミが濾材25,26に付着して通水障害が生じた
場合、そのゴミを処理するために濾過部材31,32を水槽
Z内から取り出すとき、濾材25,26に付着しているゴミ
が水槽Z内に滑り落ち易いという問題もある。
そこで、本願考案は、この種の濾過装置において、枠体
の開口面積に対して濾材面積を大きくすることにより長
期間に亘って通水障害が生じないようにし、もって維持
管理を容易にし得るようにすることを第1の目的とする
とともに、ゴミの取出し作業についてもこれを容易にす
ることができるようにすることを他の目的とするもので
ある。
(課題を解決するための手段及び作用) 本願考案は、上記の課題を解決するための第1の手段と
して、先ず通水用の開口を有する枠体に、該枠体の開口
の面積よりも大きい展張面積を有する濾材を袋状に装着
して濾過装置を構成する。この濾過装置はかんがい用水
槽などの取水室の入口に装置される。
そして、この濾過装置は、袋状の濾材が水流の上流側に
向けて凸となるように展張される。このようにするの
は、もし、濾過装置の下流側の近傍にポンプの取水口が
あるような場合にも該濾過装置の濾材がその取水口を閉
塞しないようにするためである。濾材を水流の上流側へ
向けて凸になるように展張するためには濾材を水流の上
流側へ向けて引張る手段を設ける必要がある。この濾過
装置によって水流の濾過作用を行わせる場合は、上記引
張り手段により濾材を水流の上流側へ向けて凸となるよ
うに展張する。そして、濾材に一定以上のゴミが付着し
て通水能力が減退した場合には、同引張り手段を緩めて
濾材を裏返しにしてやれば、濾材に付着していたゴミ等
を袋の内側に包み込むようになる。そうして、濾材が裏
返しされた状態で濾過装置を取外すと該濾過装置によっ
て捕集されているゴミ等をほとんど水流の中に落とすこ
となくゴミの排除作業を行うことができる。
本願考案においては、濾材は、水流の上流側に位置する
網目状の粗目用濾材と、水流の下流側に位置ししかも該
粗目用濾材よりも小網目で且つ小展張面積とされた細目
用濾材との2段袋状に形成することができる。この場合
は、大きいサイズのゴミは上流側粗目用濾材で捕集さ
れ、下流側の細目用濾材ではより小さいサイズのゴミの
みを捕集するから、1種類の濾材のみで全てのゴミを捕
集する場合に比べて、より長期間に亘って濾材の目詰り
を防止することができる。
(考案の効果) このように、本願考案によれば、先ず第1に、濾過装置
の濾材にゴミ等が付着した場合であっても、濾材の有効
通水面積を長期間に亘って大きく維持できることから、
該濾過装置を水槽内に長期間放置でき、その維持管理を
容易にすることができるという効果がある。なお、濾材
を粗目用濾材と細目用濾材とでもって2段袋状とした場
合は、一層その効果が向上する。
又、本願考案によれば、濾過部材を水槽内から取り出す
ときは、袋状の濾材を水流の上流側へ引張っている引張
り手段を緩めて該袋状に濾材を裏返しにしてやれば、濾
材に付着しているゴミを濾材内に受けた状態で取り出す
ことができるので、濾材に付着しているゴミが水流の中
に落下するのを防止でき、ゴミの取出し作業を容易にす
ることができるという実用的な効果をも奏するものであ
る。
さらに、本願考案の濾過装置を使用した水槽は、濾過装
置の濾材が水流の上流側へ凸となるように展張せしめら
れているので該濾過装置を水流の取水口(ポンプ吸入
口)に近接させて設置しても、該取水口に濾材が吸込ま
れて取水口を閉塞することがない。
(実施例) 以下、第1図ないし第3図を参照して本願考案の好適な
実施例を説明すると、第1図には本願考案の実施例にか
かる濾過装置と同濾過装置を使用した農業かんがい用水
槽Zが示されている。該水槽Zは、コンクリート製で箱
型状に形成されており、水源と連絡されている用水路40
から流れてくる水を流入させるための流入口15と田畑等
に水を供給するための取水室17とがそれぞれ形成されて
いる。水槽Zの取水室17は、該水槽Zの隅部付近の壁の
一部と壁体18,18によってコ字状に形成されており、そ
の開口部19は上記流入口15と同じ大きさに形成されてい
る。そして、水槽Zは、その流入口15に用水路40から流
れてくる水を濾過し得る従来型の第1濾過装置X1が直立
に配設される一方、その取水室17の開口部19に水槽Z内
の水を濾過し得る、本願考案実施の第2濾過装置X2が直
立に配設されている。尚、図中符号43は、取水室17内の
水を田畑等に供給するためのポンプ、44は該ポンプ43を
介して田畑等に水を送給するための給水管を示してい
る。
第1濾過装置X1は、第2図に示す如く、枠体1に上記用
水路40からの水を濾過するための第1濾材5を袋状に装
着して構成されている。該第1濾過装置X1は、第1濾材
5が上記水槽Z内に位置する如く水槽流入口15に配設さ
れるようになっており、上記用水路40から流れてくる水
を第1濾材5を介して水槽Z内に流入させ、この水の中
の粗大ゴミを第1濾材5の内面で捕集するようになって
いる。
枠体1は、棒鋼製で上記水槽流入口15の大きさに応じて
矩形状に枠組して形成されており、例えば縦枠1A,1Aが2
500mm、横枠1B,1Bが1200mmで開口3の通水面積M1が(25
00×1200)mm2の大きさの長方形状に形成されている。
該枠体1の縦枠1A,1Aには、上記水槽流入口15のガイド
溝16,16に案内されるガイド部材9,9が溶着されている。
第1濾材5は、木の葉や藻等の粗大ゴミを捕集し得るよ
うに合成樹脂製の糸で粗目の長方形網状に形成されてお
り、その周縁5aが上記枠体1の縦枠1A,1Aと横枠1B.1Bに
縫着されている。第1濾材5の展張面積M2は、上記枠体
1の開口3の通水面積M1よりも大きく(例えば縦辺が25
00mm、横辺が2400mmで面積M2=2M1)なるような大きさ
に形成されている。従って、該第1濾材5は、仮にその
展張面積M2を上記枠体1の開口3の面積M1の2倍にした
場合は、該第1濾材5の有効通水面積を枠体開口3の通
水面積の約2倍にすることができ、第1濾材5の展張面
積の約1/2に相当する部分にゴミが付着するまで用水路4
0から水槽Z内に流入する水に対して通水抵抗を増大さ
せないようにその通水能力を維持することができる。
又、該第1濾材5は、付着しているゴミを処理する際に
は、このゴミを包み込むようにして水槽Z内から取り出
される。
一方、第2濾過装置X2は、本願考案を適用して構成され
ており、第3図に示す如く、枠体11の開口13に水槽Z内
の水を濾過し得る第2濾材6を袋状に装着して構成され
ている。該第2濾過装置X2は、第2濾材6が上記取水室
17の外側(水流の上流側)に位置するようにして取水室
開口部19に装着されており、水槽Z内の水を第2濾材6
を介して取水室17内に流入させるようになっている。
枠体11は、上記第1濾過装置X1の枠体1と同様にその縦
枠11Aと横枠11Bが枠体1の縦枠1Aと横枠1Bの長さと同じ
長さに形成されており、その開口13の通水面積も枠体1
の開口3の通水面積M1と同じ大きさになるように形成さ
れている。
第2濾材6は、上記第1濾材5と同様の比較的大網目の
網状部材で形成された粗目用濾材7と比較的小網目の濾
布からなる細目用濾材8とを2段袋状になるようにして
形成されている。第2濾材6の周縁部6aは、上記枠体11
の開口13に上記第1濾材5と同様の方法で縫着されてい
る。粗目用濾材7の展張面積は、上記枠体11の開口13よ
りも大きくなるように上記第1濾材5の展張面積M2(=
2M1)とほぼ同じ大きさとされている。又、細目用濾材
8の展張面積は、上記枠体開口13の面積よりも大きく、
上記粗目用濾材7の展張面積よりもやや小さくなるよう
にされている。従って、該第2濾材6の場合も、上記第
1濾材5の場合と同様にその有効通水面積を枠体開口13
の通水面積の約2倍にすることができ、各濾材7,8の展
張面積の約1/2に相当する部分にゴミが付着するまで取
水室17内に流入する水に対して通水抵抗を増大させない
ようにその通水能力を維持することができる。該第2濾
材6は、上記取水室17の開口19に装着される際には、粗
目用濾材7が外側(水流の上流側)に且つ細目用濾材8
が内側(水流の下流側)に位置する如く配設されて粗目
用濾材7の外面と細目用濾材8の外面でゴミを捕集する
ようにされており、その上部と下部がそれぞれロープ2
7,27により取水室17に対向する壁側に向って引張られて
三角形状に張設されるようになっている。ロープ27の一
端は、第1図に示す如く、アンカー28により壁に止着さ
れている。又、該第2濾材6は、粗目用濾材7と細目用
濾材8にゴミが付着して取水室17内に流れる水量が減少
した場合、上記アンカー28に止着しているロープ27を取
外し、さらにそれらの両濾材7,8を枠体11通水用開口13
を通して反対側に押し込んで裏返しにし、それらの濾材
7,8に付着したゴミを包んだ状態で取り出すようになっ
ている。尚、第3図において符号29は該第2濾過装置X2
を上記取水室17の入口に装着する際に、該取水室17の開
口部19に設けられている案内部材20(第1図参照)に案
内されるスライド部材、30は該スライド部材29と上記枠
体11の縦枠11Aを相互に連結するための連結棒を示して
いる。
尚、第1、第2の各濾過装置X1,X2に付着しているゴミ
等の異物を除去する場合は、該各濾過装置X1,X2を吊し
た状態で付着しているゴミを乾燥させると、ゴミが剥落
し易くなって容易にゴミ処理をすることもできる。さら
に、本願考案を実施するにあたっては、各濾材5,6に多
数のヒダを形成してその展張面積をさらに大きくし、そ
れらの各濾材5,6により多量のゴミが付着しても、その
有効通水面積を維持し得るようにして一層長期間に亘っ
てその管理を省略し得るようにすることもできる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本願考案の実施例に係る濾過装置を備えた水槽
の平面図、第2図及び第3図は第1図に示す水槽で使用
されている2つの濾過装置の全体斜視図、第4図は従来
の濾過部材の全体斜視図である。 1,11……枠体 3,13……開口 5,6……濾材 7……粗目用濾材 8……細目用濾材 27……引張り用ロープ M1……開口面積 M2……展張面積
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 7305−4D B01D 35/02 F (56)参考文献 実開 昭57−99714(JP,U) 実開 昭52−58573(JP,U) 実開 昭57−107888(JP,U) 実開 昭60−39314(JP,U) 実開 昭48−79797(JP,U) 実公 昭10−18627(JP,Y1)

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】通水用の開口(13)を有する枠体(11)
    に、該枠体(11)の開口(13)の面積(M1)よりも大き
    い展張面積(M2)を有する濾材(6)が袋状に装着さ
    れ、且つ該袋状の濾材(6)が、適宜の引張手段(27)
    により水流の上流側へ凸となるようにして展張せしめら
    れているとともに、該濾材(6)に対する引張力の解除
    時には該濾材(6)が枠体(11)の開口(13)を通って
    裏返し可能とされていることを特徴とする濾過装置。
  2. 【請求項2】濾材(6)が水流の上流側に位置する網目
    状の粗目用濾材(7)と、水流の下流側に位置ししかも
    該粗目用濾材(7)よりも小網目で且つ小展張面積とさ
    れた細目用濾材(8)との2段袋状に形成され、さらに
    粗目用濾材(7)と細目用濾材(8)とがともに水流の
    上流側へ引張られていることを特徴とする請求項1記載
    の濾過装置。
  3. 【請求項3】給水管(44)の入口が設置されてなる取水
    室(17)を有し且つ該取水室(17)への通水開口部(1
    9)に請求項1又は2記載の濾過装置が設けられている
    ことを特徴とする水槽。
  4. 【請求項4】給水管(44)の入口が設置されてなる取水
    室(17)を有し且つ該取水室(17)への通水開口部(1
    9)に請求項1,2又は3記載の濾過装置が設けられている
    ことを特徴とする水槽。
JP1988145754U 1988-11-07 1988-11-07 濾過装置及び該濾過装置を使用した水槽 Expired - Lifetime JPH0725205Y2 (ja)

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JPH0266208U JPH0266208U (ja) 1990-05-18
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS601784Y2 (ja) * 1980-12-11 1985-01-18 リンナイ株式会社 フィルタ−装置

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