JPH07252494A - 糖脂質界面活性剤及び該界面活性剤を含む組成物 - Google Patents

糖脂質界面活性剤及び該界面活性剤を含む組成物

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JPH07252494A
JPH07252494A JP4349031A JP34903192A JPH07252494A JP H07252494 A JPH07252494 A JP H07252494A JP 4349031 A JP4349031 A JP 4349031A JP 34903192 A JP34903192 A JP 34903192A JP H07252494 A JPH07252494 A JP H07252494A
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Robert W Humphreys
ロバート・ウイリアム・ハンプレイズ
Anthony Hung
アンソニー・ハン
Shang-Ren Wu
シヤン−レン・ウー
Abid N Khan-Lodhi
エイビド・ナイデン・カン−ローデイ
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 エーテル結合を有するグリセロ糖脂質を含む
洗剤、洗浄又は人体用製品組成物。 【効果】 良好な界面活性、起泡性及び油汚れに対する
洗浄効果を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、エーテル結合を有する
グルセロ糖脂質化合物と、かかるグリセロ糖脂質を界面
活性剤または補助界面活性剤として含む洗剤組成物また
は人体用製品組成物(personal produc
t composition)とに係わる。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】天然糖
脂質は当分野においてよく知られており、その構造も明
らかにされている。糖脂質なる用語は、加水分解したと
きに糖(例えばガラクトースまたはグルコース)と脂質
(例えば置換グリセロール基)とを与える種類の脂質を
指す。このような糖脂質の1つの主要クラスは、グリセ
ロ糖脂質、即ちグリセロールの骨格構造をベースとする
糖脂質に属する。例えばかかる化合物は、グリセロール
構造の一端に−OH基の代わりに糖構造を有し、グリセ
ロール上に通常認められる他の2つの−OH基の一方ま
たは両方にエステル結合を有する。
【0003】米国特許第3 729 461号(Pom
eranzら)は、例えば、コムギ粉から単離したモノ
−及びジ−ガラクトシルグリセリド化合物を教示してい
る。グリセロール骨格の一端には糖基(即ち単糖または
二糖基)が見られ、グリセロール上に通常見られる他の
2つのOH基はエステル化されている。
【0004】Kobayashi et al.,J.
Chem.Soc.Perkin.,Trans.p.
101−103(1989)にも、Pomeranzら
に教示されているものと類似のモノ−及びジ−ガラクト
シルジアシルグリセロールが教示されている。ここで
も、一端には糖基があり、グリセロール上の通常は残り
の2つの−OH基が見られるところでモノ−またはジエ
ステルとなっている。
【0005】他のエステル官能化モノ−及びジアシルガ
ラクトシルグリセロールはBaruah et a
l.,Phytochemistry,22(8):1
741−1744(1933)及びGodfretse
nらの米国特許第4,859,589号に教示されてい
る。
【0006】上記参考文献は、エステル官能化グリセロ
糖脂質のみを開示している。
【0007】Williams et al.,Arc
hives of Biochemistry and
Biophysics,195(1):145−15
1(1979)は、アルドビオン酸(aldobion
ic acid)をアミド結合によってアルキルアミン
に結合することにより形成される所定のアルキルビオナ
ミド化合物(alkyl bionamide com
pounds)を教示している。本発明が係わる化合物
はこのようなアミド結合は含まない。
【0008】米国特許第4 011 169号(Die
hlら/Procter & Gamble)は、所定
のアミノ化多糖を酵素用安定化剤として含む酵素含有組
成物を教示している。この文献からは、使用される多糖
が最低でも5つ以上、好ましくは100を優に越える糖
単位を有することは明らかである(同出願明細書の第7
欄の50〜52行目に、これより小さい天然多糖は希で
あると記載されている)。更に、化合物中の窒素元素の
量には制限があり、より少ない糖単位を含む化合物はこ
の制限を満足しないと考えられる。
【0009】(グルセロール上の通常は−OH基が見ら
れるところに)エーテル結合を含むグリセロ糖脂質は、
Coulon−Moulec,Bull.Soc.Ch
em.Biol.,49(7):825−840(19
67);及びAlvarezet al.,J.Lip
id Res.,31(6):1073−1081(1
990)に開示されている。
【0010】しかしながら上記参考文献は、種々の脂質
グリコシドの合成のみに係わっており、エーテル結合を
有するグリセロ糖脂質を洗剤組成物または人体用製品組
成物における界面活性剤または補助界面活性剤として使
用し得るとの教示または示唆は全く含んでいない。
【0011】欧州特許出願公開第232 851号(N
ational Starch)は、エーテル結合を含
むグリセロ糖脂質を教示していると考えられる。しかし
ながら、この文献は明らかに紙強化用添加剤として使用
される化合物に係わっており、かかる化合物が洗剤組成
物または人体洗浄組成物における界面活性剤として使用
し得るとは教示も示唆もしていない。
【0012】米国特許第4 804 497号(Urf
er/Staley)は、所定の第四級化アンモニウム
界面活性剤の帯電防止作用を増強するための糖脂質界面
活性剤を教示している。この界面活性剤を、洗浄力を増
強するために単独でまたは他の界面活性剤と組み合わせ
て使用することは全く教示も示唆もされていない。
【0013】特に、第5〜6欄の表Aは洗浄性能につい
て説明しているが、結果がどのように得られたか、また
何に対して試験したかは説明されていない。これは、該
特許明細書は洗浄力ではなくて柔軟化に係わるものであ
り、界面活性剤及び補助界面活性剤が静電気生成にいか
に影響するかを第一に評価していることから、驚くには
当たらない。
【0014】アミン結合を含むグリセロ糖脂質は、本出
願と同日出願の同時係属出願(ケース番号C6175)
の主題である。
【0015】上記組成物は天然炭水化物から誘導される
ので、かかる化合物の使用は、合成上融通性があり、環
境保護に役立つ再生可能な原料源を提供し得る。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明は、エーテル結合
を有するグリセロ糖脂質界面活性剤を界面活性剤として
含む洗剤、洗浄または人体用製品組成物を提供する。
【0017】グリセロ糖脂質界面活性剤は、構造式:
【0018】
【化2】
【0019】〔式中、A1は糖であり、RまたはR1は同
じまたは異なるものであって、両方が同時に水素原子と
はなり得ないという条件で、水素、または1〜24個の
炭素原子を有する分枝状もしくは非分枝状の飽和もしく
は不飽和の炭化水素基である〕を有するのが好ましい。
【0020】本発明の界面活性剤として使用されるグリ
セロ糖脂質においては、A1は、好ましくは1〜4個の
糖単位、より好ましくは単糖または二糖、最も好ましく
は単糖、例えばグルコースまたはガラクトースを表わ
す。
【0021】RまたはR1は同じまたは異なるものであ
って、水素、または1〜24個の炭素原子、好ましくは
6〜18個の炭素原子、より好ましくは10〜14個の
炭素原子、最も好ましくは12個の炭素原子を有する分
枝状もしくは非分枝状の飽和もしくは不飽和炭化水素基
(アリール、アラルキルなどを含む)である。R及びR
1の少なくとも一方は炭化水素基であらねばならない
(即ちこれらは両方が同時に水素とはなり得ない)こと
を理解されたい。
【0022】本発明の好ましい実施態様においては、A
1は単糖、特にガラクトシド(例えばD−ガラクトシ
ド)であり、R1は水素原子であり、Rは、6〜18個
の炭素原子、好ましくは10〜14個の炭素原子を有す
る直鎖状炭化水素基であり、より好ましくはC12アルキ
ル鎖である。
【0023】(種々のORまたはA1基を有する)本発
明の化合物の他の実施態様を以下に記す:3−(ブチル
オキシ)−2−ヒドロキシプロピル−β−D−ガラクト
ピラノシド、3−(ペンチルオキシ)−2−ヒドロキシ
プロピル−β−D−ガラクトピラノシド、3−(ヘキシ
ルオキシ)−2−ヒドロキシプロピル−β−D−ガラク
トピラノシド、3−(ヘプチルオキシ)−2−ヒドロキ
シプロピル−β−D−ガラクトピラノシド、3−(オク
チルオキシ)−2−ヒドロキシプロピル−β−D−ガラ
クトピラノシド、3−(ノニルオキシ)−2−ヒドロキ
シプロピル−β−D−ガラクトピラノシド、3−(デシ
ルオキシ)−2−ヒドロキシプロピル−β−D−ガラク
トピラノシド、3−(ドデシルオキシ)−2−ヒドロキ
シプロピル−β−D−ガラクトピラノシド、3−(テト
ラデシルオキシ)−2−ヒドロキシプロピル−β−D−
ガラクトピラノシド、3−(ヘキサデシルオキシ)−2
−ヒドロキシプロピル−β−D−ガラクトピラノシド、
3−(オクタデシルオキシ)−2−ヒドロキシプロピル
−β−D−ガラクトピラノシド、3−(エイコシルオキ
シ)−2−ヒドロキシプロピル−β−D−ガラクトピラ
ノシド、3−(ドコシルオキシ)−2−ヒドロキシプロ
ピル−β−D−ガラクトピラノシド、3−(テトラコシ
ルオキシ)−2−ヒドロキシプロピル−β−D−ガラク
トピラノシド、3−(ヘキセニルオキシ)−2−ヒドロ
キシプロピル−β−D−ガラクトピラノシド、3−(デ
セニルオキシ)−2−ヒドロキシプロピル−β−D−ガ
ラクトピラノシド、3−(ドデセニルオキシ)−2−ヒ
ドロキシプロピル−β−D−ガラクトピラノシド、3−
(テトラデセニルオキシ)−2−ヒドロキシプロピル−
β−D−ガラクトピラノシド、3−(ヘキサデセニルオ
キシ)−2−ヒドロキシプロピル−β−D−ガラクトピ
ラノシド、3−(オクタデセニルオキシ)−2−ヒドロ
キシプロピル−β−D−ガラクトピラノシド、3−(ド
コセニルオキシ)−2−ヒドロキシプロピル−β−D−
ガラクトピラノシド、3−(テトラコセニルオキシ)−
2−ヒドロキシプロピル−β−D−ガラクトピラノシ
ド、3−(3−オキサ−トリデシルオキシ)−2−ヒド
ロキシプロピル−β−D−ガラクトピラノシド、3−
(フルオロドデシルオキシ)−2−ヒドロキシプロピル
−β−D−ガラクトピラノシド、3−(ブチルオキシ)
−2−ヒドロキシプロピル−β−D−グルコピラノシ
ド、3−(オクチルオキシ)−2−ヒドロキシプロピル
−β−D−マンノピラノシド、3−(テトラデシルオキ
シ)−2−ヒドロキシプロピル−β−D−ラクトシド、
3−(オクタデシルオキシ)−2−ヒドロキシプロピル
−β−D−マルトシド、3−(オクチルオキシ)−2−
ヒドロキシプロピル−β−D−ガラクトトリオシド、3
−(ドデシルオキシ)−2−ヒドロキシプロピル−β−
D−セロトリオシド。
【0024】グリセロ糖脂質界面活性剤の合成 本発明が係わるグリセロ糖脂質は、エーテル結合が形成
される位置にエポキシド基を有し且つ糖基を有する前駆
体から形成することができる。糖は保護されていてもい
なくてもよい。このような前駆体の例としては、構造:
【0025】
【化3】
【0026】を有するβ−D−ガラクトースエポキシド
化合物を挙げることができる。
【0027】保護されたエポキシドガラクトース化合物
を得たならば、これを、望ましくは塩化亜鉛または塩化
第二スズのようなルイス酸触媒の存在下、または2,3
−ジクロロ−5,6−ジシアノベンゾキノン(ddq)
のようなカチオン基生成物質の存在下に、アルコールR
OH(ここでRは、エーテル結合を形成する所望の鎖長
のアルキル基である)と反応させ、エーテル結合を有す
る所望のグリセロ糖脂質を形成することができる。
【0028】所望の界面活性剤を形成するのに使用する
エポキシド前駆体は種々の方法で形成し得る。
【0029】例えば、アリルアルコール及びβ−ガラク
トシダーゼの存在下にラクトースを加水分解することに
より、ガラクトースエポキシド化合物を酵素反応により
合成してアリル−β−D−ガラクトピラノシドを形成
し、次いでこれを、ジクロロメタン中でm−クロロペル
オキシ安息香酸(m−CPBA)を用いて保護及び酸化
して対応するエポキシドとすることができる。
【0030】Nilsson,K.G.I.,Carb
ohydrate Research,180:53−
59(1988)に教示されているこのタイプの反応を
以下に示す:
【0031】
【化4】
【0032】ガラクトースエポキシド製造のための化学
的方法は、アリルアルコール及びシアン化第二水銀と混
合したアセトブロモガラクトース(2,3,4,6−テ
トラ−O−アセチル−a−D−ガラクトピラノシルブロ
ミド)の使用を含む。この単純なKoenigs−Kn
orrグリコシド化によって、アリル−β−D−ガラク
トピラノシドテトラアセテートは極めて優れた収率で与
えられる。過酸を用いて酸化すると、保護されたエポキ
シド糖が得られる。
【0033】
【化5】
【0034】エポキシド前駆体を形成したら、エポキシ
ドを開環し、加水分解することによりアセチル化基から
OH基を再生する。
【0035】洗剤組成物 グリセロ糖脂質界面活性剤は、繊維製品または硬質表面
用の洗浄または洗剤組成物に使用することができる。
【0036】液体洗剤組成物の例は米国特許第4 95
9 179号(Aronsonら)に記載されており、
この特許明細書は参照により本発明の一部を構成するも
のとする。また、粉末洗剤組成物の例は米国特許第4
929 379号(Oldenburgら)に記載され
ており、この特許明細書も参照により本明細書の一部を
構成するものとする。
【0037】本発明の液体洗剤組成物はビルダー混和
(built)されていてもいなくてもよいし、水性で
も非水性でもよい。該組成物は通常は、約5〜70重量
%の洗剤活性成分と、0〜50重量%のビルダーとを含
む。本発明の液体洗剤組成物は更に、組成物が構造化さ
れているか否かに従う量の電解質(任意の水溶性塩と定
義される)を含むことができる。構造化とは、固体懸濁
能を与えるのに十分なラメラ相の形成を意味する。
【0038】特に、構造化されていない非懸濁組成物で
電解質が不要であっても、1重量%以上、より好ましく
は5重量%以上、最も好ましくは15重量%以上の電解
質を使用する。ラメラ相の形成は、当業者には公知の手
段によって検出し得る。
【0039】洗浄力ビルダーは、無機塩であるトリポリ
リン酸ナトリウムのような水溶性電解質塩とすることも
できるし、硫酸ナトリウムまたは塩化ナトリウムのよう
な非官能性電解質とすることもできる。いかなるビルダ
ーを組成物に使用するにしても、電解質の全部または一
部を占めることが好ましい。
【0040】液体洗剤組成物は通常は更に、プロテアー
ゼ、リパーゼ、アミラーゼ及びセルラーゼのような酵素
を含み、これらの酵素は、存在させるならば、組成物の
0.01〜5重量%の量で使用し得る。酵素と組合わせ
て安定化剤または安定化剤系を使用することができ、通
常は組成物の0.1〜15重量%の量で含ませる。
【0041】酵素安定化系は、カルシウムイオン、ホウ
酸、プロピレングリコール及び/または短鎖カルボン酸
からなり得る。組成物は、1リットル当たり0.01〜
50、好ましくは0.1〜30、より好ましくは1〜2
0mmolのカルシウムイオンを含む。
【0042】カルシウムイオンを使用する場合、カルシ
ウムイオンのレベルは、組成物中でビルダーなどと錯体
形成した後に、酵素が使用可能な最小レベルのカルシウ
ムイオンが常に組成物中に存在するように選択すべきで
ある。塩化カルシウム、ギ酸カルシウム、酢酸カルシウ
ム及びプロピオン酸カルシウムを含む任意の水溶性カル
シウム塩をカルシウムイオン源として使用することがで
きる。酵素スラリー及びフォーミュラ水(formul
a water)中のカルシウムのために、通常は0.
05〜2.5mmol/リットルの少量のカルシウムイ
オンが常に組成物中に存在する。
【0043】使用し得る別の酵素安定化剤は、プロピオ
ン酸またはプロピオン酸を形成し得るプロピオン酸塩で
ある。使用する場合には、この安定化剤は組成物の0.
1〜15重量%の量で使用し得る。
【0044】他の好ましい酵素安定化剤としては、炭
素、水素及び酸素原子のみを含むポリオールを挙げるこ
とができる。ポリオールは、2〜6個の炭素原子及び2
〜6個のヒドロキシ基を含むのが好ましい。例として
は、プロピレングリコール(特に1,2−プロパンジオ
ールであり、これは好ましい)、エチレングリコール、
グリセロール、ソルビトール、マンニトール及びグルコ
ースを挙げることができる。ポリオールは通常は組成物
の0.5〜15重量%、好ましくは1.0〜8重量%を
占める。
【0045】本発明の組成物は更に、0.25〜5重量
%、最も好ましくは0.5〜3重量%のホウ酸を任意に
含むことができる。ホウ酸は、好ましくはないが、組成
物中でホウ酸を形成し得る化合物によって形成すること
ができる。好ましいのはホウ酸であるが、酸化ホウ素、
ホウ砂及び他のアルカリ金属ホウ酸塩(例えばオルト
−、メタ−及びピロホウ酸ナトリウム並びに五ホウ酸ナ
トリウム)のような他の化合物も適当である。置換ホウ
酸(例えばフェニルボロン酸、ブタンボロン酸及びp−
ブロモフェニルボロン酸)をホウ酸の代わりに使用する
こともできる。
【0046】特に好ましい安定化系においては、ポリオ
ールをホウ酸と組み合わせる。加えるホウ酸に対するポ
リオールの重量比は、好ましくは1以上、より好ましく
は約1.3以上である。
【0047】洗剤活性成分に関して言えば、洗剤活性成
分は、アルカリ金属もしくはアルカノールアミン石鹸、
重合脂肪酸を含む炭素原子10〜24個の脂肪酸、また
はアニオン性、非イオン性、カチオン性、双性もしくは
両性合成洗剤成分、またはこれらの任意の混合物とし得
る。
【0048】アニオン性合成洗剤の例としては、9〜2
0個の炭素原子を含むアルキルベンセンスルホネート、
8〜22個の炭素原子を含む第一級または第二級アルカ
ンスルホネート、8〜24個の炭素原子を含むオレフィ
ンスルホネート、例えば英国特許第1 082 179
号に記載のごとくアルカリ土類金属クエン酸塩の熱分解
生成物をスルホン化することにより製造されるスルホン
化ポリカルボン酸、8〜22個の炭素原子を有するアル
キルスルフェート、並びに、8〜24個の炭素原子を有
するアルキルポリグリコール−エーテル−スルフェー
ト、−カルボキシレート及びホスフェート(最高10モ
ルのエチレンオキシドを含む)のモノ−、ジ−及びトリ
エタノールアミン塩のような(ナトリウム、カリウム、
アンモニウム及び置換アンモニウム塩を含む)塩を挙げ
ることができる。別の例は、Schwartz,Per
ry及びBerchによって“Surface Act
ive Agents and Detergent
s”(vol.I及びII)に記載されている。任意の適
当なアニオン性合成洗剤を使用することができ、上記例
は全く制限的なものではない。
【0049】本発明に使用し得る非イオン性合成洗剤の
例としては、エチレンオキシド、プロピレンオキシド及
び/またはより高級な(battalion)オキシド
と8〜18個の炭素原子を有するアルキルフェノール、
8〜18個の炭素原子を有する脂肪酸アミドとの縮合物
を挙げることができる。非イオン性合成洗剤の他の例と
しては、炭素原子8〜18個のアルキル鎖と2本の炭素
原子1〜3個のアルキル鎖とを含む第三級アミンオキシ
ドを挙げることができる。上記文献は更に非イオン性合
成洗剤の例も記載している。
【0050】上記非イオン性合成洗剤中に存在するエチ
レンオキシド及び/またはプロプレンオキシドの平均モ
ル数は1〜30の間で変化し、より低度に、またより高
度にアルコキシル化された非イオン性合成洗剤の混合物
を含む種々の非イオン性合成洗剤の混合物を使用するこ
ともできる。
【0051】使用し得るカチオン性洗剤の例としては、
アルキルジメチルアンモニウムハロゲン化物のような第
四級アンモニウム化合物を挙げることができる。
【0052】本発明に使用し得る両性または双性洗剤の
例としては、N−アルキルアミン酸、スルホベタイン、
脂肪酸とタンパク質加水分解物の縮合物を挙げることが
できるが、これらは比較的コストが高いので、通常はア
ニオン性または非イオン性洗剤と合わせて使用される。
種々のタイプの活性洗剤の混合物を使用することもで
き、好ましいのはアニオン性及び非イオン性洗剤活性成
分の混合物である。脂肪酸の(ナトリウム、カリウム及
び置換アンモニウム塩の形態の)石鹸を、好ましくはア
ニオン性及び/または非イオン性合成洗剤と一緒に使用
することもできる。
【0053】本発明に使用し得るビルダーとしては、慣
用の無機または有機のアルカリ性洗浄力ビルダーを挙げ
ることができ、これらは、組成物の0〜50重量%、好
ましくは1〜20重量%、最も好ましくは2〜8重量%
のレベルで使用し得る。
【0054】適当な無機アルカリ性洗浄力ビルダーの例
としては、リン酸、ポリリン酸、ホウ酸、ケイ酸及び炭
酸の水溶性アルカリ金属塩を挙げることができる。この
ような塩の特定の例としては、三リン酸、ピロリン酸、
オルトリン酸、ヘキサメタリン酸、四ホウ酸、ケイ酸及
び炭酸のナトリウム及びカリウム塩を挙げることができ
る。
【0055】適当な有機アリカリ性洗浄力ビルダーの例
としては、(1)水溶性アミノポリカルボキシレート、
例えばエチレンジアミン四酢酸、ニトリロ三酢酸及びN
−(2−ヒドロキシエチル)−ニトリロ二酢酸のナトリ
ウム及びカリウム塩;(2)フィチン酸の水溶性塩、例
えばフィチン酸ナトリウム及びフィチン酸カリウム(米
国特許第2 379 942号参照);(3)水溶性ポ
リホスホネート、例えば特に、エタン−1−ヒドロキシ
−1,1−ジホスホン酸のナトリウム、カリウム及びリ
チウム塩;メチレンジホスホン酸のナトリウム、カリウ
ム及びリチウム塩;及びエタン−1,1,2−トリホス
ホン酸のナトリウム、カリウム及びリチウム塩を挙げる
ことができる。他の例としては、エタン−2−カルボシ
キ−1,1−ジホスホン酸、ヒドロキシメタンジホスホ
ン酸、カルボキシリジホスホン酸、エタン−1−ヒドロ
キシ−1,1,2−トリホスホン酸、エタン−2−ヒド
ロキシ−1,1,2−トリホスホン酸、プロパン−1,
1,3,3−テトラホスホン酸、プロパン−1,1,
2,3−テトラホスホン酸、及びプロパン−1,2,
2,3−テトラホスホン酸のアルカリ金属塩;(4)米
国特許第3 308 067号に記載のごときポリカル
ボキシレートポリマー及びコポリマーの水溶性塩を挙げ
ることができる。
【0056】更に、メリト酸、クエン酸、及びカルボシ
キメチルオキシコハク酸の水溶性塩、並びにイタコン酸
及びマレイン酸のポリマーの塩を含むポリカルボキシレ
ートビルダーも、申し分なく使用することができる。他
のポリカルボキシレートビルダーとしてはDPA(ジピ
コリン酸)及びODS(オキシジコハク酸)を挙げるこ
とができる。所定のゼオライトまたはアルミノシリケー
トを使用することもできる。本発明の組成物に有効とな
るアルミノシリケートは、一般式Nax(AlO2・Si
2y〔ここでxは1.0〜1.2の数値であり、yは
1である〕の非晶質水不溶性水和化合物である。この非
晶質材料は更に、Mg++交換容量が約50mg当量Ca
CO3/gであり、粒径が0.01〜5ミクロンである
ことを特徴とする。このイオン交換ビルダーは、英国特
許第1 470 250号(Procter & Ga
mble)により詳細に記載されている。
【0057】本発明に有効な第2の水不溶性合成アルミ
ノシリケートイオン交換物質は結晶質であり、一般式N
z[(AlO2y・(SiO2)]・xH2O〔ここで
z及びyは6以上の整数であり、z対yのモル比は1.
0〜0.5の範囲であり、xは15〜264の整数であ
る〕を有する。このアルミノシリケートイオン交換物質
は、0.1ミクロン〜100ミクロンの粒径を有し、無
水ベースのカルシウムイオン交換容量が200mg当量
CaCO3硬度/g以上であり、無水ベースのカルシウ
ム交換速度が少なくとも2粒子/ガロン/分/gであ
る。かかる合成アルミノシリケートは英国特許第1 4
29 143号(Procter & Gamble)
により詳細に記載されている。
【0058】上述の成分に加えて、本発明の好ましい組
成物は大抵は、公知の機能に対して使用される一連の任
意成分を慣用レベルで含み得る。洗剤組成物は通常は水
性の酵素含有洗剤組成物を前提とされているが、相調節
剤を使用することが望ましいことも多い。この成分は、
水と一緒になって、本発明の液体組成物の溶剤マトリッ
クスを構成する。適当な相調節剤は液体洗剤技術におい
てはよく知られており、例えば、アルキル基中に最高3
個の炭素原子を有するアルキルアリールスルホン酸塩、
例えばキシレン−、トルエン−、エチルベンゼン−、ク
メン−及びイソプロピルベンゼン−スルホン酸のナトリ
ウム、カリウム、アンモニウム及びエタノールアミン塩
のようなヒドロトロピー剤によって与えられ得る。相調
節剤としてアルコールを使用することもできる。この相
調節剤は大抵は0.5〜20重量%の量で使用される
が、通常は相調節剤と水との和を35〜65重量%の範
囲とする。
【0059】本発明の好ましい組成物は、通常は5重量
%以下の添加剤レベルでほとんどが使用される一連の追
加任意成分を含有することもできる。このような添加剤
の例としては、ポリ酸、泡調節剤、不透明化剤、抗酸化
剤、殺菌剤、染料、香料、増白剤などを挙げることがで
きる。
【0060】本発明の組成物を種々の使用条件下で有効
に使用するには泡調節剤の使用が必要となり得る。一般
に全ての洗剤用泡調節剤を使用し得るが、大抵はシリコ
ーンと称されるジメチルポリシロキサンのようなアルキ
ル化ポリシロキサンが本発明に使用するのに好ましい。
シリコーンは大抵は0.5重量%を越えないレベル、最
も好ましくは0.1〜0.2重量%のレベルで使用され
る。
【0061】濃縮液体洗剤組成物に一様の外観を与える
ことに寄与するので、不透明化剤を使用することも望ま
しいと言える。適当な不透明化剤の例としては、Mon
santo Chemical Corporatio
n製造のLYTRON(商標)621として市販されて
いるポリスチレンを挙げることができる。不透明化剤は
大抵は0.3〜1.5重量%の量で使用される。
【0062】本発明の組成物は、公知の用途、大抵はラ
ジカル捕獲剤としてよく知られた抗酸化剤を、該分野に
おける既定レベル、即ち(組成物全体を基準にして)
0.001〜0.25重量%のレベルで含むこともでき
る。かかる抗酸化剤は大抵は脂肪酸と一緒に導入され
る。
【0063】本発明の液体洗剤組成物は、米国特許第5
071 586号(LeverBrothers C
ompany)に記載のごとく解こう性ポリマーを含む
こともできる。この特許明細書は参照により本発明の一
部を構成するものとする。
【0064】液体組成物が水性組成物である場合には、
調製物の残りの部分は水性媒質からなる。組成物が非水
性組成物の形態である場合には、上記成分は調製物全体
を占める(非水性組成物は最高5重量%までの水分を含
み得る)。
【0065】理想的な液体洗剤組成物は以下の成分を含
み得る: (1)5〜70重量%の洗剤活性成分系; (2)0〜50重量%のビルダー; (3)0〜40重量%の電解質; (4)0.01〜5重量%の酵素; (5)0.1〜15重量%の酵素安定化剤; (6)0〜20重量%の相調節剤;及び (7)残りを占める水及び微量成分。
【0066】本発明の洗剤組成物は粉末洗剤組成物とす
ることもできる。
【0067】かかる粉末洗剤組成物は通常は、5〜40
重量%の一般にはアニオン性活性成分、非イオン性活性
成分、脂肪酸石鹸またはこれらの混合物からなる洗剤活
性成分系、20〜70重量%のアルカリ性緩衝剤、最高
60重量%まで、好ましくは10〜60重量%、より好
ましくは最高40重量%までのビルダー、残りの量の微
量成分及び水を含む。
【0068】アルカリ性緩衝剤は、11.5以上、場合
によっては12以上のpHを有する1%製品液を与え得
るような任意の緩衝剤とし得る。有利なアルカリ性緩衝
剤としては、洗濯機における金属部分の腐食を低減する
のでアルカリ金属ケイ酸塩、特に、オルトメタ−または
二ケイ酸ナトリウムを挙げることができるが、このうち
ではメタケイ酸ナトリウムが好ましい。アルカリ性緩衝
剤は0〜70重量%の量で存在させるのが適当である
が、好ましいのは0〜30重量%の量である。
【0069】更に本発明の組成物は通常は洗浄力ビルダ
ーを、組成物全体の最高60重量%まで、好ましくは1
0〜60重量%、より好ましくは最高40重量%までの
量で含み得る。
【0070】適当なビルダーとしては、ピロリン酸及び
トリポリリン酸、エチレンジアミン四酢酸、ニトリロ三
酢酸、エーテルポリカルボン酸、クエン酸、炭酸、オル
トリン酸、カルボキシメチルオキシコハク酸のナトリウ
ム、カリウム及びアンモニウムまたは置換アンモニウム
塩などを挙げることができる。他のビルダーとしてDP
A及びODSを挙げることもできる。例えば易分散性ゼ
オライトのような溶解度のより低いビルダーを含むこと
もできる。特に好ましいのはポリリン酸、ニトリロ三酢
酸、クエン酸、カルボキシメチルオキシコハク酸のビル
ダー塩及びこれらの混合物である。
【0071】優れた溶解または分散作用を与える限り
は、例えば以下に列挙する他の慣用成分を少量で存在さ
せることもできる:金属イオン封鎖剤(例えばエチレン
ジアミンテトラホスホン酸);汚れ懸濁剤(例えばナト
リウムカルボキシメチルセルロース、ポリビニルピロリ
ドンまたは無水マレイン酸/ビニルメチルエーテルコポ
リマー);ヒドロトロピー剤;染料;香料;蛍光増白
剤;アルカリ安定性酵素;殺菌剤;変色防止剤(ant
i−tarnishing agent);消泡剤;繊
維製品柔軟化剤;酸素系または塩素系漂白剤(例えばジ
クロロシアヌル酸塩またはアルカリ金属次亜塩素酸
塩)。
【0072】該組成物の残りの部分は通常は水であり、
これは、少なくとも一部分は水和物の結合水として存在
し得る。
【0073】理想的な粉末洗剤組成物は以下の成分を含
み得る: (1)5〜40重量%の洗剤活性成分系; (2)0〜60重量%のビルダー; (3)0〜30重量%の緩衝剤塩; (4)0〜30重量%の硫酸塩; (5)0〜20重量%の漂白剤系; (6)0〜4重量%の酵素; (7)残り100重量%までの微量成分及び水。
【0074】本発明の別の実施態様においては、糖脂質
界面活性剤は、米国特許第4 671 894号(La
mbら)、米国特許第4 368 146号(Aron
sonら)及び米国特許第4 555 366号(Bi
ssettら)に教示のごときライトデューティー液体
洗剤組成物に使用し得る。これらの特許明細書は参照に
より本発明の一部を構成するものとする。
【0075】一般にこのような組成物は、スルフェート
及びスルホネートアニオン性界面活性剤の混合物を泡安
定剤と一緒に含む。かかる組成物は、油性汚れ及び汚れ
粒子の除去効能を増大するよう、溶剤及びヒドロトロピ
ー剤のような非効能成分並びに双性界面活性剤のレベル
を下げるために非イオン性界面活性剤を含み得る。
【0076】上記組成物に使用し得る他の成分として
は、不透明化剤(例えばエチレングリコールジステアレ
ート)、増粘剤(例えばグアゴム)、殺菌剤、変色防止
剤、重金属キレート化剤(例えばETDA)、香料及び
染料を挙げることができる。
【0077】人体用製品組成物 本発明の人体用製品組成物は、例えばトイレットバー組
成物、顔もしくは身体洗浄組成物、毛髪もしくは身体用
シャンプー組成物、コンディショナー組成物、化粧品組
成物、または歯科用組成物であり得る。
【0078】本発明の一例において、ウロン酸に由来す
る本発明の界面活性剤は、例えばトイレットバー(即ち
固形化粧洗剤及び/または固形化粧石鹸)組成物中に用
い得る。
【0079】典型的なトイレットバー組成物は、脂肪酸
石鹸以外の洗剤及び遊離脂肪酸と組み合わせて用いられ
る脂肪酸石鹸を含有する組成物である。トイレットバー
組成物は脂肪酸石鹸を含有しなくともよく、また脂肪酸
石鹸以外の活性物質を主成分としてもよいという点が留
意されるべきである。この組成物には通常、イセチオン
酸のアルカリ金属塩のような低刺激性改善塩も添加す
る。その他の成分、即ち殺菌剤、香料、着色剤、顔料、
起泡増進塩及び軟化防止剤などを添加することも可能で
ある。
【0080】脂肪酸石鹸は典型的には、脂肪族アルカン
またはアルケンモノカルボン酸のアルカリ金属またはア
ルカノールアンモニウム塩である。本発明の目的に適う
カチオンは、ナトリウム、カリウム、モノエタノールア
ンモニウム、ジエタノールアンモニウム及びトリエタノ
ールアンモニウムカチオン、またはこれらの組み合わせ
である。好ましい石鹸は良く知られている、炭素原子8
〜22個、好ましくは12〜18個を有する天然または
合成脂肪酸(アルカン酸またはアルケン酸)のアルカリ
金属塩である。
【0081】用い得る石鹸の例は、いずれも本明細書に
参考として含まれる米国特許第4695 395号(C
aswell等)及び同第4 260 507号(Ba
rrett)中に見いだされ得る。
【0082】石鹸を主成分とするトイレットバーでは通
常、脂肪酸石鹸の量は組成物の25wt%を上回り、通
常30〜95wt%である。好ましくは、石鹸の量は組
成物の40〜70wt%である。
【0083】石鹸以外の活性物質を主成分とするトイレ
ットバー組成物は0〜50wt%の石鹸を含有し得る。
通常、C8〜C24脂肪酸が組成物の5〜60wt%の量
で存在する。
【0084】トイレットバー組成物は通常非石鹸洗剤も
含有し、この洗剤は通常、アニオン性、ノニオン性、カ
チオン性、双イオン性及び両性合成洗剤物質並びにこれ
らの混合物の中から選択される。これらの界面活性剤は
いずれも当業者に公知であり、例えば先に触れた米国特
許第4 695 395号及び同第4 260 507
号に開示されている。非石鹸アニオン界面活性剤の好ま
しい一例にC8〜C22アルキルイセチオネートが有る。
このエステルは、イセチオン酸のアルカリ金属塩と炭素
原子8〜22個の混合脂肪族脂肪酸とを反応させること
によって製造可能である。非石鹸活性物質は組成物の0
〜50wt%を占め得る。
【0085】望ましくは、石鹸組成物中には所与量のC
8〜C22遊離脂肪酸も存在し、この遊離脂肪酸は超脂肪
化剤(superfatting agents)とし
て、または皮膚感覚及びクリーミング性向上剤として機
能する。存在する場合の遊離脂肪酸量は組成物の1〜1
5wt%である。
【0086】石鹸組成物に添加し得る好ましい低刺激性
改善塩は、置換基を有しない単純なナトリウムイセチオ
ネートである。この塩は組成物中に0.1〜50wt
%、好ましくは0.5〜25wt%、更に好ましくは2
〜15wt%の量で存在し得る。低刺激性を改善する補
助活性物質としてはベタイン化合物やエーテル硫酸塩な
ども用い得る。これらの物質も組成物の0.1〜50w
t%、好ましくは0.5〜25wt%の量で存在し得
る。
【0087】硫酸エステル界面活性剤は、モノエステル
としては組成物の0.01〜45wt%、好ましくは2
5〜40wt%を占め、ジエステルとしては組成物の
0.01〜10wt%、好ましくは0.01〜5wt%
を占め得る。
【0088】固形化粧石鹸組成物中に存在させ得る他の
任意成分は、グリセリン、プロピレングリコール、ソル
ビトール、ポリエチレングリコール、メチルグルコース
のエトキシル化またはメトキシル化エーテル等のモイス
チャライザー;コラーゲン、改質セルラーゼ[Poly
mer JR(商標)など]、グアーゴム及びポリアク
リレートのような水溶性ポリマー;クエン酸塩のような
金属イオン封鎖剤;及びシリコーンまたは鉱油といった
皮膚緩和剤である。様々な補助界面活性剤及び非石鹸洗
剤も、有用な成分群の一つである。
【0089】本発明の別の実施態様において、本発明の
界面活性剤は、顔または身体洗浄組成物中に存在させ得
る。上記のような洗浄組成物の例は、例えばいずれも本
明細書に参考として含まれる米国特許第4 812 2
53号(Small等)及び同第4 526 710号
(Fujisawa)に開示されている。
【0090】一般に、顔または身体洗浄組成物は脂肪酸
石鹸を非石鹸界面活性剤、好ましくは低刺激性の合成界
面活性剤と共に含有する。この組成物はまた、モイスチ
ャライザーもしくは皮膚緩和剤と、ポリマー性の皮膚感
覚向上及び低刺激性改善補助物質とを通常含有する。更
に、顔または身体洗浄組成物は増粘剤(例えばケイ酸ア
ルミニウムマグネシウム)、Carbopol(商
標)、水溶性ポリマー(例えばカルボキシメチルセルロ
ース)、染料、ヒドロトロープ、増白剤、香料及び殺菌
剤も任意に含有し得る。
【0091】用いた脂肪酸石鹸は、固形化粧洗剤組成物
中への使用において先に説明したようなものである。こ
れらの石鹸は典型的には、脂肪族もしくはアルケンモノ
カルボン酸のアルカリ金属塩またはアルカノールアンモ
ニウム塩である。カチオンとしては、ナトリウム、カリ
ウム、モノエタノールアンモニウム、ジエタノールアン
モニウム及びトリエタノールアンモニウムカチオン、ま
たはこれらの組み合わせが適している。好ましい石鹸
は、トリエタノールアミンなどの炭素数8〜24のハー
フ酸塩(half acid salts)である。
【0092】界面活性剤は、本明細書に参考として含ま
れる、先に言及した米国特許第4695 395号や同
第4 854 333号(Inman等)に開示されて
いるようなアニオン性、ノニオン性、カチオン性、双イ
オン性及び両性物質並びにこれらの混合物の中から選択
され得る。
【0093】モイスチャライザーは有益なスキンコンデ
ィショニング成分として、また低刺激性を改善する成分
として含有させる。“モイスチャライザー”という語は
しばしば“皮膚緩和剤”と同義に用いられ、その場合こ
の語は、皮膚表面に滑らかで柔軟な感じを付与する物質
を意味するものとして用いられる。
【0094】角質層からの水分消失を低減する方法は二
つ有る。一つは、水分蒸発速度を低下させる吸蔵層を皮
膚表面に付着させるものである。第二の方法では、水分
を保持する角質層に非吸蔵性の吸湿性物質を付加して、
角質層が自身の物理特性改変のために前記水分を利用す
ることを可能にし、望ましい美容効果を実現する。非吸
蔵性のモイスチャライザーはまた、皮膚の減摩性を改善
する機能も有する。
【0095】本発明には、吸蔵性と非吸蔵性とのいずれ
のモイスチャライザーも用い得る。用い得るモイスチャ
ライザーの例として、長鎖脂肪酸、液状水溶性ポリマ
ー、グリセリン、プロピレングリコール、ソルビトー
ル、ポリエチレングリコール、メチルグルコースのエト
キシル化/プロポキシル化エーテル[例えばメチルグル
セト(methyl gluceth)−20]、及び
ラノリンアルコールのエトキシル化/プロポキシル化エ
ーテル(例えばSolulan−75)を挙げることが
できる。
【0096】好ましいモイスチャライザーはヤシ油脂肪
酸及び獣脂脂肪酸である。そのほか、非吸蔵性の液状水
溶性ポリマー、及び皮膚中に天然に存在する必須アミノ
酸化合物なども好ましいモイスチャライザーである。
【0097】他の好ましい非吸蔵性モイスチャライザー
は、ナトリウムピロリドンカルボン酸、乳酸、尿素、L
−プロリン、グアニジン及びピロリドンのような、皮膚
の角質層中に天然に生じることが判明している物質であ
る。他の非吸蔵性モイスチャライザーの例には、アジピ
ン酸、乳酸、オレイン酸、ステアリン酸、イソステアリ
ン酸、ミリスチン酸またはリノール酸のヘキサデシル、
ミリスチル、イソデシルまたはイソプロピルエステル、
及びこれらの対応するアルコールエステル(ナトリウム
イソステアロイル−2ラクチレート、ナトリウムカプリ
ルラクチレート)の多く、加水分解タンパク質及び他の
コラーゲン誘導タンパク質、アロエベラ(aloe v
era)ゲル並びにアセトアミドMEAが含まれる。
【0098】用い得る吸蔵性モイスチャライザーには、
ペトロラタム、鉱油、蜜蝋、シリコーン、ラノリン及び
油溶性ラノリン誘導体、ベヘニルアルコールなどの飽和
及び不飽和脂肪アルコール、スクアレン及びスクアラ
ン、並びに様々な動物油、及びアーモンド油、ピーナッ
ツ油、小麦胚油、アマニ油、ホホバ油、アンズ核油、ク
ルミ油、パーム油、ピスタチオ油、ゴマ油、ナタネ油、
杜松油、コーン油、モモ核油、ケシ実油、パイン油、ヒ
マシ油、大豆油、アボカド油、ベニバナ油、ヤシ油、ヘ
ーゼルナッツ油、オリーブ油、ブドウ種油及びヒマワリ
油などの様々な植物油などが含まれる。
【0099】吸蔵性及び非吸蔵性モイスチャライザーの
その他の例は、本明細書に参考として含まれるJ. M
ausner, “Emollients―a Cri
tical Evaluation,” Cosmet
ics & Toiletries, May 198
1に開示されている。
【0100】本発明に有用であるポリマー性皮膚感覚向
上及び低刺激性改善補助物質は、化粧品の分野で用いら
れるカチオン性、アニオン性、両性及びノニオン性ポリ
マーである。カチオン性及びノニオン性ポリマーのパッ
チ試験によって測定された皮膚刺激低下特性が、Uni
on Carbideの“Polymer JR fo
r Skin Care”Bulletin, 197
7に提示されいてる。カチオン性ポリマーが最も好まし
く、なぜならこのポリマーはその他のポリマーより優れ
た皮膚感覚向上特性を有するからである。
【0101】本発明の組成物中で有用であると判明した
ポリマー性皮膚感覚向上及び低刺激性改善補助物質は
0.01〜5wt%、好ましくは0.3〜4wt%の量
で組成物中に存在する。石鹸を5.5wt%未満しか含
有しないトイレットバー組成物中には上記ポリマーを2
〜5wt%、好ましくは3wt%以上のレベルで用いる
ことが適当である。
【0102】ノニオン性グアーゴム;Merck &
Co., Inc.製のMerquat(商標)100
及び550;Stein Hall製のJaguar
(商標)C−14−S;Miranol Chemic
al Company, Inc.製のMirapol
(商標)A15;Henkel, Inc.製のGal
actasol(商標)811等といった、別の種類の
高分子ポリマー性皮膚感覚向上及び低刺激性改善補助物
質も用い得る。このポリマーは向上したクリーミング起
泡特性ももたらす。
【0103】有用であると判明したノニオン性ポリマー
の中にノニオン性多糖、即ち例えばCelanese
Corp.から入手可能なノニオン性ヒドロキシプロピ
ルグアーゴムが有る。好ましいノニオン性ヒドロキシプ
ロピルグアーゴム物質は、約0.6のモル置換を有する
Jaguar(商標)HP−60である。例えばHEC
及びCMCなどのセルロース系ノニオン性ポリマーも、
有用なノニオン性ポリマーの一つである。
【0104】本発明に用いるカチオン性ポリマーは、絹
のように柔軟で滑らかな望ましい使用感も実現する。こ
のポリマーの、本発明にとって好ましいレベルは組成物
の0.1〜5wt%である。当然ながら、陽電荷を帯び
たカチオン性ポリマーは皮膚上の陰電荷部位に結合し、
それによって使用後に柔軟な皮膚感覚を実現し得ると考
えられる。いかなる理論にも拘泥するつもりは無いが、
カチオン性ポリマーはその電荷密度が大きいほど皮膚感
覚の向上に有効であると考えられる。
【0105】ジメチルアミノエチルメタクリレートとア
クリルアミドとのコポリマー、及びジメチルジアリルア
ンモニウムクロリドとアクリルアミドとのコポリマーも
適当なカチオン性ポリマーの一つであり、これらのコポ
リマーでカチオンモノマー単位の中性モノマー単位に対
する比はコポリマーが陽電荷を帯びるように選択されて
いる。例えばStaley, Inc.製のSta−L
ok(商標)300及び400などのカチオン性澱粉
も、更に別の適当なカチオン性ポリマーである。
【0106】本発明に有用なカチオン性ポリマーのより
完全なリストが、本明細書に参考として含まれる米国特
許第4 438 095号(Grollier/all
ec)に開示されている。より好ましいカチオン性ポリ
マーの幾つかは、本明細書に参考として含まれる上記G
rollier/allec特許の明細書の第3欄第2
節、第5欄第8節、第8欄第10節、及び第9欄10〜
15行目に挙げられている。
【0107】本発明の別の実施態様において、本発明の
糖脂質界面活性剤は、例えば毛髪または身体用シャンプ
ー組成物中に用い得る。そのような組成物の例は、いず
れも本明細書に参考として含まれる米国特許第4 85
4 333号(Inman)及び同第4 526 71
0号(Fujisawa)に開示されている。
【0108】用い得るシャンプー組成物は典型的には、
(本明細書に参考として含まれる米国特許第4 854
333号に開示されているような)当業者に公知のき
わめて様々な界面活性剤の中から任意に選択された界面
活性剤を含有する。このシャンプー組成物は更に、ふけ
の処理に有用と看做される化合物、即ち例えば硫化セレ
ンも含有し得る。
【0109】いずれの組成物も場合によっては懸濁化剤
も含有し得、この懸濁化剤は例えば数種のアシル誘導体
及びそれらの混合物のうちの任意物質である。そのよう
な物質の中に、16〜22個の炭素原子を有する脂肪酸
のエチレングリコールエステルが有る。エチレングリコ
ールステアレートはモノステアレートもジステアレート
も、好ましい懸濁化剤に含まれる。好ましいアルカノー
ルアミドは、ステアリン酸モノエタノールアミド、ステ
アリン酸ジエタノールアミド及びステアリン酸モノイソ
プロパノールアミドである。更に別の長鎖アシル誘導体
として、長鎖脂肪酸の長鎖エステル(例えばステアリル
ステアレート、セチルパルミテート)、グリセリルエス
テル(例えばグリセリルジステアレート)、及び長鎖ア
ルカノールアミドの長鎖エステル(例えばステアラミド
DEAジステアレート、ステアラミドMEAステアレー
ト)などが挙げられる。
【0110】ステアリルジメチルアミンオキシドなどの
アルキル(炭素16〜22個)ジメチルアミンオキシド
も適当な懸濁化剤である。組成物がアミンオキシドまた
は長鎖アシル誘導体を界面活性剤として含有する場合、
この組成物は懸濁機能も有し得、懸濁化剤は不要であり
得る。
【0111】例えば本発明の組成物中に存在し得る硫化
セレンを懸濁させる懸濁化剤として、キサンタンゴムも
用い得る。この生合成ゴム物質は市販されており、10
0万より大きい分子量を有するヘテロ多糖である。キサ
ンタンゴムは、D−グルコースとD−マンノースとD−
グルクロネートとをモル比2.8:2.0:2.0で含
有すると考えられる。この多糖は4.7%のアセチルを
持ち、部分的にアセチル化されている。Roy L.
Whistler ed., “Industrial
Gums―Polysaccharides and
TheirDerivatives,” Acade
mic Press, New York, 1973
中に、この物質に関する補足的情報が見いだされる。K
elco, a Division of Merck
& Co., Inc.はキサンタンゴムをKelt
rol(商標)として提供している。
【0112】特に好ましい懸濁系は、組成物の0.05
〜1.0wt%、好ましくは0.2〜0.4wt%のレ
ベルで存在するキサンタンゴムと、組成物の0.1〜
3.0wt%、好ましくは0.5〜2.0wt%のレベ
ルで存在するケイ酸アルミニウムマグネシウム(Al2
Mg8Si2)との混合物を含む。ケイ酸アルミニウムマ
グネシウムは、コレライナイト、サポー石及びサファイ
アのようなスメクタイト鉱物中に天然に生じる。本発明
に有用な精製ケイ酸アルミニウムマグネシウムは、例え
ばRT Vanderbilt Company, I
nc.製のビーゴム(veegum)として容易に入手
可能である。懸濁化剤の混合物も、本発明の組成物中に
用いるのに適している。
【0113】上記以外の有用な増粘剤に、B F Go
odrichによって製造され、“Carbopol
(商標)”という名称で市販されているような架橋ポリ
アクリレートが有る。
【0114】本発明の組成物には、場合によってはアミ
ドも含有させる。本発明の組成物中に用いるアミドは、
シャンプー組成物中に用いられることが公知である脂肪
酸のアルカノールアミドのいずれかであり得る。そのよ
うなアルカノールアミドは通常、8〜24個の炭素原子
を有する脂肪酸のモノ及びジエタノールアミドである。
好ましいアルカノールアミドは、ヤシ油モノエタノール
アミド、ラウリン酸ジエタノールアミド、及びこれらの
混合物である。アミドは、組成物の1〜10wt%のレ
ベルで存在させることが適当である。
【0115】シャンプー組成物は、粒子の分散を補助す
るべく低レベルで用いられるノニオン性ポリマー物質も
含有し得る。この物質は、ヒドロキシプロピルメチルセ
ルロース、カルボキシメチルセルロース、ヒドロキシエ
チルセルロース及びナトリウムカルボキシメチルセルロ
ース並びにこれらの混合物などのセルロース物質を含め
た、きわめて様々な種類のノニオン性ポリマーのいずれ
かであり得る。例としては他にも、アルギン酸塩、ポリ
アクリル酸、ポリエチレングリコール及び澱粉を含めた
多くの物質が挙げられる。ノニオン性ポリマーについて
は、Roy L. Whistler ed., “I
ndustrial Gums,” Academic
Press Inc., 1973及びRobert
L.Davidson ed., “Handboo
k of Water−Soluble Gums a
nd Resins,” McGraw−Hill I
nc.,1980において詳細に検討されている。上記
2書はいずれもその全体が本明細書に参考として含まれ
る。
【0116】本発明の組成物に上記のようなノニオン性
ポリマーを含有させる場合、該ポリマーの適当な用量は
組成物の0.001〜0.1wt%、好ましくは0.0
02〜0.05wt%である。好ましいポリマーはヒド
ロキシプロピルメチルセルロースである。
【0117】本発明の組成物の有用な任意成分としては
不揮発性シリコーン油も適している。
【0118】不揮発性シリコーン油は、ポリアルキルシ
ロキサン、ポリアリールシロキサン、ポリアルキルアリ
ールシロキサンまたはポリエーテルシロキサンコポリマ
ーであり得、0.1〜10.0wt%、好ましくは0.
5〜5.0wt%のレベルで存在するのが適当である。
上記のようなシリコーン油の混合物を用いることも可能
であり、用法によってはその方が好ましい。また、分散
シリコーン粒子はシャンプーマトリックスに不溶性であ
るべきである。この不溶性が、本明細書に言う“不溶
性”の意味である。
【0119】本発明の組成物中に用い得る、実質的に不
揮発性の液状ポリアルキルシロキサンには、例えば25
℃で約5〜約600,000cStの粘度を有するポリ
ジメチルシロキサンが含まれる。このシロキサンは、例
えばGeneral Electric Compan
yからViscasilシリーズとして、またDowC
orningからはDow Corning 200シ
リーズとして入手可能である。シロキサンの粘度は、D
ow Corning CorporateTest
Method CTM0004, July 20,
1970に述べられているようなガラス製毛管粘度計を
用いて測定し得る。好ましくは、このシロキサンの粘度
は約350〜約100,000cStである。
【0120】本発明の組成物中に用い得る、実質的に不
揮発性のポリエーテルシロキサンコポリマーは、例えば
ポリプロピレンオキシド改質ジメチルポリシロキサン
(例えばDow Corning DC−1248)で
あるが、エチレンオキシド、またはエチレンオキシドと
プロピレンオキシドとの混合物を用いることも可能であ
る。
【0121】適当なシリコーン油は米国特許第2 82
6 551号(Geen)、同第3946 500号
(Drakoff)、同第4 364 837号(Pa
der)及び英国特許第849 433号(Wools
ton)に開示されており、これらの特許は総て本明細
書に参考として含まれる。1984年にPetrarc
h Systems Inc.によって配布された“S
ilicon Compounds”も本明細書に参考
として含まれる。この参考文献は、適当なシリコーン物
質の非常に優れたリストを提示している。
【0122】有用なシリコーン物質にはシリコーンゴム
も有る。シリコーンゴムについては上記Petrarc
h文献、並びに米国特許第4 152 416号(Sp
itzer等)及びNoll, Chemistry
and Technology of Silicon
es, Academic Press, NewYo
rk, 1968を含めたその他の文献に述べられてい
る。GeneralElectric Silicon
e Rubber Product Data She
etsのSE 30、SE 33、SE 54及びSE
76にも有用なシリコーンゴムについての記載が有
る。これらの参考文献は総て本明細書に参考として含ま
れる。“シリコーンゴム”物質とは、約200,000
〜約1,000,000の質量分子量を有する高分子量
ポリジオルガノシロキサンのことである。特定例にはポ
リジメチルシロキサン、(ポリジメチルシロキサン)
(メチルビニルシロキサン)コポリマー、ポリ(ジメチ
ルシロキサン)(ジフェニル)(メチルビニルシロキサ
ン)コポリマー、及びこれらの混合物が含まれる。本発
明の組成物にはシリコーン油とシリコーンゴムとの混合
物も有用である。
【0123】本発明の界面活性剤を含有させるシャンプ
ー組成物は上記以外にも、必須成分ではないがこのよう
な組成物をより調製しやすくするか、または美容上及び
/または化粧上許容可能とするのに適した様々な任意成
分を含有し得る。そのような通常の任意成分は当業者に
公知であり、例えばベンジルアルコール、メチルパラベ
ン、プロピルパラベン及びイミダゾリニジルウレアなど
の防腐剤;セチルトリメチルアンモニウムクロリド、ラ
ウリルトリメチルアンモニウムクロリド、トリセチルメ
チルアンモニウムクロリド、ステアリルジメチルベンジ
ルアンモニウムクロリド及びジ(部分水素化獣脂)ジメ
チルアンモニウムクロリドなどのカチオン界面活性剤;
メントール;BASF Wyandotteから入手可
能なPluronic(商標)F88のようなエチレン
オキシドとプロピレンオキシドとのブロックポリマー、
塩化ナトリウム、硫酸ナトリウム、プロピレングリコー
ル及びエチルアルコールなどの増粘剤及び粘度調節剤;
クエン酸、琥珀酸、リン酸、水酸化ナトリウム及び炭酸
ナトリウムなどのpH調製剤;香料;染料;並びにジナ
トリウムエチレンジアミンテトラアセテートなどの金属
イオン封鎖剤を包含する。上記のような任意成分は通
常、それぞれ組成物の0.01〜10wt%、好ましく
は0.5〜5.0wt%のレベルで用いる。
【0124】典型的なシャンプー組成物は、(1)5〜
15%の糖脂質界面活性剤、(2)0〜10%のアニオ
ン性補助活性物質、(3)0〜10%の両性補助活性物
質、(4)0〜5%のラウラミドMEA、(5)0〜5
%の増粘剤、(6)0〜2%の芳香剤(香料)、(7)
0〜1%の防腐剤(保存剤)、及び(8)残量の水を含
有し得る(パーセンテージは重量に基づく)。
【0125】本発明の更に別の例において、ウロン酸に
由来する本発明の界面活性剤は、本明細書に参考として
含まれる米国特許第4 913 828号(Caswe
ll等)に教示及び説明されているようなコンディショ
ナー組成物中に用い得る。
【0126】上記組成物は特に、米国特許第4 913
828号に開示されているようなコンディショニング
剤(例えばアルキルアミン化合物)を含有するコンディ
ショナー組成物である。
【0127】典型的なコンディショナー組成物は、
(a)1〜98%、好ましくは10〜60%の、グリセ
ロ糖脂質界面活性剤を含む界面活性剤、(b)0〜80
%のビルダー(例えばポリカルボキシレート)、(c)
0〜10%のキレート化剤(例えばアミノカルボキシレ
ート)、(d)0〜5%の汚れ分離(遊離)剤(例えば
ヒドロキシエーテルセルロースポリマーの誘導体)、
(e)0〜5%の再付着(再沈着)防止剤、(f)0〜
2%の酵素(例えばプロテアーゼ)、(g)0.01〜
20%のコンディショニング剤(例えばカチオン界面活
性剤)、(h)0.1〜10%のコンディショニング剤
用安定剤(例えばクレーまたは多糖)、及び(i)全体
を100%とする量の水及び微量成分を含有し得る(パ
ーセンテージは重量に基づく)。
【0128】コンディショナーシャンプーとして調製さ
れた組成物は、(a)5〜60%の(本発明の糖脂質界
面活性剤のみから成るか、または本発明の糖脂質界面活
性剤を含む)界面活性剤、(b)1〜60%のコンディ
ショニング剤(例えばカチオン界面活性剤)、(c)0
〜2%の防腐剤(例えばベンジルアルコール)、(d)
0〜10%の増粘剤(例えばジエタノールアミド)、及
び(e)残量の水及び微量成分を含有し得る。
【0129】本発明の更に別の例において、本発明の界
面活性剤は、ヨーロッパ特許出願公開第371 803
号に教示及び説明されているような化粧品組成物中に用
い得る。
【0130】上記のような組成物は通常、増粘剤、防腐
剤その他の添加物を含有する。
【0131】本発明の化粧品組成物には、該組成物の身
体表面への好ましい分配が容易となるように組成物粘度
を調整するのに十分な量のポリマー増粘剤を含有させ得
る。
【0132】ポリマー増粘剤の例には、ナトリウムカル
ボキシメチルセルロースなどのアニオン性セルロース物
質;カルボキシビニルポリマー、即ち例えばCarbo
mer(商標)940及び941などのアニオン性ポリ
マー;メチルセルロース及びヒドロキシプロピルメチル
セルロースなどのノニオン性セルロース物質;Poly
mer JR(商標)400などのカチオン性セルロー
ス物質;Jaguar(商標)C13 Sなどのカチオ
ン性ゴム物質;アラビアゴム、トラガカントゴム、ロー
カストビーンゴム、グアーゴム及びカラギーナンなど
の、カチオン性以外のゴム物質;アルブミン及びタンパ
ク質加水分解物などのタンパク質;及びベントナイト、
ヘクトライト、ケイ酸アルミニウムマグネシウムまたは
ケイ酸マグネシウムナトリウムといったクレー物質が含
まれる。
【0133】通常、増粘剤は組成物の0.05〜5wt
%、好ましくは0.1〜1wt%の量で添加し得る。
【0134】本発明による化粧品組成物には、微生物に
よる腐敗を防止する防腐剤も任意に含有させ得る。
【0135】用い得る防腐剤は、例えば次のようなもの
である。
【0136】(i) エタノール、安息香酸、安息香酸
ナトリウム、ソルビン酸、ソルビン酸カリウム、プロピ
オン酸ナトリウム、p−ヒドロキシ安息香酸のメチル、
エチル、プロピル及びブチルエステル、2−ブロモ−2
−ニトロプロパン−1,3−ジオール、フェノキシエタ
ノール、ジブロモジシアノブタン、ホルマリン及びTr
iclosan(商標)などの化学防腐剤。化学防腐剤
の、本発明による組成物に添加する場合の用量は通常
0.05〜5wt%、好ましくは0.01〜2wt%で
あり、この用量は微生物の増殖を阻止するのに十分であ
るように選択される。
【0137】(ii) グリセロール、プロピレングリ
コール、ソルビトール、糖、及び例えばアルカリ金属の
ハロゲン化物、硫酸塩及びカルボン酸塩のような塩など
の水分活性降下剤。水分活性降下剤を用いる場合は、水
分活性を1から0.9未満、好ましくは0.85未満、
最も好ましくは0.8未満に低下させるのに十分な量で
本発明による組成物に添加するべきであり、上記値のう
ちの最低値の下では酵母及び黴などの真菌類は増殖しな
い。
【0138】本発明の化粧品組成物は、ヒトの皮膚に局
所的に適用される組成物中に通常用いられる他の任意添
加物も含有し得る。それらの添加物は、存在する場合は
通常組成物の残余部を構成する。
【0139】任意添加物の一例に賦形剤が有り、その選
択は組成物の必要な製品形態に依存する。賦形剤を添加
する場合、典型的には該賦形剤を、ジアルキルまたはジ
アルケニルホスフェート塩のための稀釈剤、分散剤及び
キャリヤの中から選択し、それによって組成物の皮膚へ
の適用の際に上記塩が均一に分配されるのを確実にす
る。
【0140】本発明による化粧品組成物は賦形剤として
水を、普通化粧品に許容可能な他の賦形剤1種以上と共
に含有し得る。
【0141】本発明による化粧品組成物中に用い得る水
以外の賦形剤には、皮膚緩和剤、溶剤、保湿剤、増粘剤
または粉末としての液体または固体が含まれ得る。単独
で、または複数種の混合物として用い得る上記様々な賦
形剤それぞれの例を次に示す。
【0142】皮膚緩和剤:ステアリルアルコール、グリ
セリルモノラウレート、グリセリルモノリシノレエー
ト、グリセリルモノステアレート、プロパン−1,2−
ジオール、ブタン−1,3−ジオール、ドコサン−1,
2−ジオール、ミンクオイル、セチルアルコール、イソ
プロピルイソステアレート、ステアリン酸、イソブチル
パルミテート、イソセチルステアレート、オレイルアル
コール、イソプロピルラウレート、ヘキシルラウレー
ト、デシルオレエート、オクタデカン−2−オール、イ
ソセチルアルコール、エイコサニルアルコール、ベヘニ
ルアルコール、セチルパルミテート、ジメチルポリシロ
キサンなどのシリコーン油、ジ−n−ブチルセバケー
ト、イソプロピルミリステート、イソプロピルパルミテ
ート、イソプロピルステアレート、ブチルステアレー
ト、ポリエチレングリコール、トリエチレングリコー
ル、ラノリン、カカオ脂、コーン油、綿実油、牛脂、ラ
ード、オリーブ油、パーム核油、ナタネ油、ベニバナ
油、大豆油、ヒマワリ油、ゴマ油、ヤシ油、ピーナッツ
油、ヒマシ油、アセチル化ラノリンアルコール、石油、
鉱油、ブチルミリステート、イソステアリン酸、パルミ
チン酸、イソプロピルリノレエート、ラウリルラクテー
ト、ミリスチルラクテート、デシルオレエート、ミリス
チルミリステートなど。
【0143】噴射剤:トリクロロフルオロメタン、ジク
ロロジフルオロメタン、ジクロロテトラフルオロメタ
ン、モノクロロジフルオロメタン、トリクロロトリフル
オロメタン、プロパン、ブタン、イソブタン、ジメチル
エーテル、二酸化炭素、亜酸化窒素など。
【0144】溶剤:エチルアルコール、メチレンクロリ
ド、イソプロパノール、アセトン、ヒマシ油、エチレン
グリコールモノエチルエーテル、ジエチレングリコール
モノブチルエーテル、ジエチレングリコールモノエチル
エーテル、ジメチルスルホキシド、ジメチルホルムアミ
ド、テトラヒドロフランなど。
【0145】保湿剤:グリセリン、ソルビトール、ナト
リウム2−ピロリドン−5−カルボキシレート、可溶性
コラーゲン、ジブチルフタレート、ゼラチンなど。
【0146】粉末:白亜、タルク、フラー土、カオリ
ン、澱粉、ゴム、コロイド状二酸化ケイ素、ナトリウム
ポリアクリレート、テトラアルキル及び/またはトリア
ルキルアリールアンモニウムスメクタイト、化学的に改
質したケイ酸アルミニウムマグネシウム、有機的に改質
したモンモリロナイトクレー、水和ケイ酸アルミニウ
ム、ヒュームドシリカ、カルボキシビニルポリマー、ナ
トリウムカルボキシメチルセルロース、エチレングリコ
ールモノステアレートなど。
【0147】化粧品に許容可能な賦形剤を存在させる場
合はその用量を、普通は組成物の0.01〜99.9w
t%、好ましくは59〜98wt%とする。賦形剤は、
他の化粧品添加物の不在下に組成物の残余部を構成し得
る。
【0148】本発明の化粧品組成物中には、本明細書に
参考として含まれる米国特許第4919 934号(D
eckner等)に開示されているようなきわめて様々
な通常の日焼け防止剤も用い得る。
【0149】それらの日焼け防止剤には例えば、p−ア
ミノ安息香酸とその塩及び誘導体、アントラニル酸塩、
サリチル酸塩、桂皮酸誘導体、ジ及びトリヒドロキシ桂
皮酸誘導体、ジフェニルブタジエン及びスチルベンなど
の炭化水素、ジベンザルアセトン及びベンザルアセトフ
ェノン、ナフタスルホン酸塩、di−hydroxyn
aphthloic acidとその塩、ヒドロキシジ
フェニルスルホン酸塩、クマリン誘導体、ジアゾール、
キニン塩、キノリン誘導体、ヒドロキシル基またはメト
キシル基置換ベンゾフェノン、尿酸またはvilour
ic acid、タンニン酸とその誘導体、ヒドロキノ
ン並びにベンゾフェノンが含まれる。
【0150】本発明の更に別の例において、本発明の界
面活性剤は、本明細書に参考として含まれる米国特許第
4 935 227号(Duckworth)に教示及
び説明されているような練り歯磨組成物中に用い得る。
【0151】上記のような組成物は通常、研磨ゲル(例
えば炭酸カルシウム)、口内治療薬(例えばフッ素含有
化合物)、補助活性物質、着香料、甘味剤、保湿剤、及
び結合もしくは増粘ゲルを含有する。
【0152】本発明による好ましい練り歯磨組成物は、
0〜1.5wt%のアニオン界面活性剤を含有する。更
に好ましい製品のアニオン界面活性剤含量は0〜1wt
%であり、0〜0.75wt%であれば最も好ましい。
【0153】本発明の練り歯磨組成物はアニオン性以外
の界面活性剤、特にノニオン界面活性剤も含有し得る。
【0154】本発明の練り歯磨組成物は通常の付加的成
分、特に保湿剤、結合剤または増粘剤も含有する。
【0155】用い得る保湿剤には、グリセロール、ソル
ビトールシロップ、ポリエチレングリコール、ラクチト
ール、キシリトール及び水素化コーンシロップが含まれ
る。
【0156】存在する保湿剤の総量は通常、練り歯磨組
成物の10〜85wt%である。
【0157】練り歯磨中に用いる結合剤または増粘剤は
多種提示されており、その中で好ましいのはナトリウム
カルボキシメチルセルロース、架橋ポリアクリレート及
びキサンタンゴムである。その他の提示物質には、トラ
ガカントゴム、カラヤゴム及びアラビアゴムなどの天然
ゴム結合剤、アイルランドコケ、アルギン酸塩及びカラ
ギーナンが含まれる。シリカ増粘剤はシリカエーロゲル
及び様々な沈降シリカを包含する。結合剤及び増粘剤の
混合物を用いることも可能である。練り歯磨組成物の結
合剤及び増粘剤含量は通常0.1〜15wt%である。
【0158】本発明の更に別の例において、本発明の界
面活性剤は、いずれも本明細書に参考として含まれる米
国特許第4 919 934号(Deckner)、同
第4944 937号(McCall)及び同第4 9
44 938号(Patini)に教示されているよう
な腋窩用脱臭剤/発汗防止剤組成物中に用い得る。
【0159】上記のような組成物は通常スティック(ゲ
ルまたはワックス)状化粧品組成物から成り、この組成
物は通常、1種以上の液状基剤物質(例えば水、脂肪酸
及び脂肪アルコールエステル、非水溶性エーテル及びア
ルコール、ポリオルガノシロキサン);液状基剤を固化
する固化剤;及び(脱臭活性のための)制細菌剤もしく
は制真菌剤、または(発汗防止活性のための)収斂性金
属塩といった活性成分を含有する。
【0160】脱臭剤/発汗防止剤組成物は、硬化剤、補
強剤、皮膚緩和剤、着色剤、香料、乳化剤及び充填剤も
含有し得る。
【0161】ここまで様々な組成物について述べてきた
が、用い得る人体用製品組成物がこれらの組成物に限定
されると理解されるべきではなく、なぜなら本発明で
は、当業者に公知であり得る他の組成物の使用も考慮さ
れているからである。
【0162】
【実施例】以下の実施例で本発明を更に詳しく説明す
る。これらの実施例は単に本発明を例示するものであっ
て、本発明を何等限定するものではない。
【0163】実施例1 3−(オクチルオキシ)−2−ヒドロキシプロピル−β
−D−ガラクトピラノシドの合成 アセトブロモガラクトース(2,3,4,6−テトラ−
O−アセチル−α−D−ガラクトピラノシルブロマイ
ド)をアリルアルコール及びシアン化第二水銀と混合
し、ケーニッヒス−クノールグリコシル化反応させてア
リル−β−D−ガラクトピラノシドテトラアセテートを
得た。次いで、ジクロロメタン中、3−クロロパーオキ
シ安息香酸で酸化して、2,3−エポキシプロピル−β
−D−ガラクトピラノシド2,3,4,6−O−テトラ
アセテート(エポキシド化合物)を得た。同定した前記
エポキシド化合物(0.50g,1.24mmole
s)と1−オクタノール(5〜6ml)との溶液に、
0.045gのDDQ(2,3−ジクロロ−5,6−ジ
シアノ−1,4−ベンゾキノン)を加えた。窒素の不活
性雰囲気下、60〜70℃で反応させた。
【0164】反応後に、50/50容量のエチルアセテ
ート/ヘキサンの溶離剤を使用する薄層クロマトグラフ
ィーに通した。生成物のRf値は0.6であった。1日
後に、更に0.06gのDDQを混合物に加えた。反応
が終了すると、50%エチルアセテート/50%ヘキサ
ンからなる溶媒系を用いた60A(Merck)シリカ
ゲルでのカラムクロマトグラフィーで生成物(0.35
g)を単離した。
【0165】35mlの無水メタノール中、ナトリウム
メトキシドを5〜6時間使用して脱保護した。減圧下で
メタノールを除去した。この未精製物をシリカゲルカラ
ム(9:1 CHCl3/MeOH)で更に精製して、
以下の式に示すように最終生成物を白色固体(0.15
g)として得た。
【0166】
【化6】
【0167】実施例2 3−(ドデシルオキシ)−2−ヒドロキシプロピル−β
−D−ガラクトピラノシドの合成 実施例1に記載の如くエポキシドを製造した。エポキシ
ド(1.20g,2.97mmoles)とn−ドデカ
ノール(12ml)との溶液にDDQ0.55gを加え
た。温度を80〜85℃に上昇させ、反応をTLCで監
視した。3日後に、最初のエポキシドは完全に反応し
た。
【0168】50/50v/vヘキサン:エチルアセテ
ートからなる溶媒系を使用する60A(Merck)シ
リカゲルのカラムクロマトグラフィーで生成物を単離し
た。生成物のRf値は0.65であり、淡褐色のシロッ
プ1.06gを単離した(収率61%)。
【0169】実施例1と同様に脱保護した。前記生成物
を触媒量のナトリウムメトキシドを含む無水メタノール
50mlに溶解した。反応物を5〜6時間撹拌し、その
後Bio−Radカチオン交換樹脂(AG 50W−X
8 50〜100メッシュ)で処理した。樹脂を濾過
し、減圧下でメタノールを除去して、粘着固体を得た。
この粘着固体にエーテルを加えて、白色沈澱物(0.6
9g,収率91%)を得た。
【0170】実施例3 3−(ヘキサデシルオキシ)−2−ヒドロキシプロピル
−β−D−ガラクトピラノシドの合成 実施例1に記載の如くエポキシドを製造した。ドデシル
鎖については同一条件下、90〜100℃でエポキシド
を10当量のヘキサデカノール及び触媒量のDDQと反
応させた。脱アセチル化及び精製(実施例2と同様)を
行って、最終生成物を得た。
【0171】実施例4 3−(オクチルオキシ)−2−ヒドロキシプロピル−β
−D−ガラクトピラノシドの代替合成 0.80g(1.98mmoles)の2,3−エポキ
シプロピル−β−D−ガラクトピラノシド2,3,4,
6−O−テトラアセテートと、4.0当量の1−オクタ
ノールとを25mlの二つ口丸底フラスコに加えた。反
応混合物を−10℃に冷却し、次いでSnCl4をジク
ロロメタンに溶解した0.034当量の1.0M溶液を
加えた。反応混合物を1時間で室温に暖め、次いで45
℃の温度で12〜14時間加熱した。カラムクロマトグ
ラフィーを使用して、生成物を精製した。9:1ヘキサ
ン/エチルアセテート溶離剤を使用して、過剰オクタノ
ールを最初に単離した。その後1:1ヘキサン/エチル
アセテートで溶離して、透明なシロップ状の物質(収率
52%)0.55gを得た。1H NMR及びMSはD
DQ反応生成物と同一のスペクトルを示していた。(実
施例1と同様に)脱保護して、最終生成物0.36g
(収率95%)を得た。
【0172】界面活性 これらの化合物の界面活性剤としての有効性を決定する
ために、他の公知の界面活性剤に関して種々の物理特性
(即ちCMC,クラフト点、泡の高さ、洗浄力)を試験
した。
【0173】実施例5:臨界ミセル濃度(CMC) CMCは、界面活性剤が溶液中でミセルを形成し始める
界面活性剤濃度を意味する。特に、疎水基と親水基とを
含んでいる材料(例えば界面活性剤)は、材料を含んで
いる溶媒(即ち水)の構造を変形させる傾向にあり、従
って系の自由エネルギーを増大させる。従って、これら
の材料は表面に集中し、そこでは、材料の疎水基が溶媒
から離れるように配向することによって、溶液の自由エ
ネルギーは最も小さくなる。これらの界面活性剤分子を
クラスター又はミセルに凝集し、その疎水基をクラスタ
ーの内部に、親水基を溶媒の方に向けることによって、
自由エネルギーをできるだけ小さくすることもできる。
【0174】Wilhemyプレート法を使用する表面
張力測定によって、CMCの値を測定した。理論によっ
て拘束されるつもりはないが、低いCMCは界面活性の
基準となる(即ちある界面活性剤のCMCが他の界面活
性剤に比べて低ければ、CMCの低い界面活性剤の方が
界面活性がある)と考えられる。この点に関しては、C
MCの低いことは、CMCの高い界面活性剤と同一の界
面活性効果を得るのに必要な界面活性剤の量が少なくて
すむことを意味している。
【0175】3−(ドデシルオキシ)−2−ヒドロキシ
プロピル−β−D−ガラクトピラノシドのCMCの25
℃での測定値は1.23x10-4Mであった。7個のエ
トキシル化単位を含むn−C12アルコール(Shel
l製界面活性剤Neodol(登録商標))のCMCは
7.3x10-5M[40℃]であった。このことは、本
発明の界面活性剤がよく知られている他の市販の界面活
性剤に匹敵し得ることを示している。
【0176】実施例6:クラフト点 界面活性剤がミセルを形成し始める温度をクラフト点
(Tk)と称する。この温度では界面活性剤の溶解度は
そのCMCに等しくなる。
【0177】界面活性剤が水に分散した1%溶液を調製
して、クラフト点を測定した。界面活性剤が室温で溶け
るときには、溶液を0℃に冷却した。界面活性剤が沈澱
しないときには、クラフト点は0℃より低いとみなし
た。界面活性剤が沈澱するときには、溶液を水浴中で撹
拌しながらゆっくりと暖めた。沈澱物が溶解した温度を
クラフト点として測定した。クラフト点が室温よりも高
いときには、最初に溶液を速やかに加熱して、全ての界
面活性剤を溶解した。次いで、沈澱物が生じるまで溶液
を冷却し、それからゆっくり暖めて、前記クラフト点を
測定した。
【0178】理論によって拘束されるつもりはないが、
クラフト点が低くなれば、界面活性剤は水性系により溶
けると考えられる。更には、ミセルはTKより高い温度
でのみ存在するので、TKの高い界面活性剤は低温での
活性が低くなる。
【0179】最後に、クラフト点の低い界面活性剤は、
塩の許容度が大きくなるために多電解質系での処方が簡
単になると考えられる。
【0180】3−(ドデシルオキシ)−2−ヒドロキシ
プロピル−β−D−ガラクトピラノシドのクラフト点の
測定値は8℃よりも低かった。このクラフト点も、界面
活性が良好であることを示している。
【0181】実施例7:泡の高さ 泡は多くの消費製品で重要な特質である。泡は、製品
(例えばシャンプー、石鹸等)の商業価値を決定する重
要な要素のひとつである。更には、多くの消費製品の使
用度は、消費製品が発生する泡の品質及びきめ(心理学
的様相)に密接に関連している。
【0182】界面活性剤に関する大半の起泡データは通
常Ross−Miles法(Ross, J. and
Miles, G.D., Am. Soc. fo
rTesing Material Metohd D
1173−53 Philadelphia, P
A.[1953]; Oil & Soap[195
8]62:1260)によって得られるので、これらの
界面活性剤の起泡性もこの方法を使用して決定した。
【0183】Ross−Miles法では、内径が2.
9mmのオリフィスを有する特定寸法のピペット内に含
まれる界面活性剤溶液200mlを、水ジャケットによ
って所定温度に維持された円筒容器内に含まれる同一溶
液50ml上に向けて90cmほど落とした。全ての溶
液がピペットからなくなった直後に円筒容器内に発生し
た泡の高さを読取り(最初の泡の高さ)、次いで所定時
間が経過した後に再度読取った。
【0184】この方法を使用して、泡の発生(最初に測
定)及び泡の安定性(10分後の高さ)を調べた。全て
の泡は硬度が120ppmの水において45℃で発生し
た。泡の高さはミリメートル(mm)で表す。
【0185】3−(ドデシルオキシ)−2−ヒドロキシ
プロピル−β−D−ガラクトピラノシド(DHG)及び
通常の界面活性剤であるドデシルスルホン酸ナトリウム
(SDS)について、最初の泡の高さと10分後の泡の
高さ(即ち泡の安定性)とを測定し、その結果を以下に
示す。
【0186】 最初の高さ 10分後の高さ DHG 135 124 SDS 153 144 このデータから分かるように、DHGの発泡性は、よく
知られた他の市販の界面活性剤の起泡性に匹敵し得る。
【0187】実施例8:油汚れに対する洗浄力 3−(ドデシルオキシ)−2−ヒドロキシプロピル−β
−D−ガラクトピラノシド(DHG)だけを使用して又
はそれを非イオン界面活性剤(3個のエトキシレート基
を含むC12アルコール、C12EO3)と組み合わせて使
用して、ポリエステルから(絶対値として)除去したト
リオレイン(油状物質)の%を記録して、本発明の界面
活性剤の洗浄力を測定した。
【0188】特に、3H放射性同位体で標識したトリオ
レインを使用して、除去した汚れの量を評価した。0.
05Mメタ硼酸ナトリウム緩衝液の存在下、温度40
℃、pH10.7、界面活性剤の用量1g/リットルと
してターゴトメーターで試験洗浄を実施した。
【0189】洗浄後に、各ポットから洗液の試料4x1
mlを取り出し、液体シンチレーション計数計を使用し
て活性を測定した。以下の関係式: 洗浄力%=(AW/AS) x 100 (式中、AW=洗液中の全活性、AS=最初に布に加えら
れた活性のレベル)で洗浄力(%)を計算した。
【0190】これらの方法を使用して、以下の結果を得
た。
【0191】
【表1】
【0192】最初に、洗浄力が45%を超えれば適切で
あると考えられることに注目すべきである。このことか
ら、DHGだけを使用すると(洗浄力55%)、油汚れ
に対する界面活性が非常に良好であることが判明し得
る。
【0193】更には、DHGをエトキシル化アルコール
非イオン補助界面活性剤と組み合わせて使用する場合、
補助界面活性剤の量が約20〜60%のときに最適な結
果が得られることが判明し得る。補助界面活性剤の量が
約65%を超えると、DHGの洗浄効果は最低になる。
【0194】本発明の化合物を使用すると、使用すべき
アルコキシル化非イオン界面活性剤の量が少なくてすむ
(即ち代替例を提供する)ことが明白である。
【0195】理論によって拘束されるつもりはないが、
本発明の組成物で使用される界面活性剤は親水性−親油
性バランスが比較的高いので、洗剤組成物の処方時に、
親水性−親油性バランスの低い補助界面活性剤を使用す
ると補助界面活性剤との最適な相乗洗浄作用が生じるこ
とも注目すべきである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 シヤン−レン・ウー アメリカ合衆国、ニユー・ジヤージー・ 07430、マーウオー、グレン・ミア・テラ ス・80 (72)発明者 エイビド・ナイデン・カン−ローデイ イギリス国、チエスター・シー・エイチ・ 2・2・ジエイ・デイ、ヒユウイツト・ホ ール・29

Claims (23)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エーテル結合を有するグリセロ糖脂質界
    面活性剤を含む洗剤、洗浄または人体用製品組成物。
  2. 【請求項2】 前記グリセロ糖脂質界面活性剤が構造
    式: 【化1】 〔式中、A1は糖であり、RまたはR1は同じまたは異な
    るものであって、両方が同時に水素原子とはなり得ない
    という条件で、水素、または1〜24個の炭素原子を有
    する分枝状もしくは非分枝状の飽和もしくは不飽和の炭
    化水素基である〕を有する請求項1に記載の組成物。
  3. 【請求項3】 前記A1が1〜4個の糖単位を表わす請
    求項2に記載の組成物。
  4. 【請求項4】 前記基R及びR1の一方が水素原子であ
    り、他方が10〜14個の炭素原子を有するアルキル鎖
    である請求項2に記載の組成物。
  5. 【請求項5】 前記基R及びR1の一方が水素原子であ
    り、他方が12個の炭素原子を有するアルキル鎖である
    請求項2に記載の組成物。
  6. 【請求項6】 前記糖A1が単糖である請求項2に記載
    の組成物。
  7. 【請求項7】 前記単糖がガラクトシドである請求項2
    に記載の組成物。
  8. 【請求項8】 前記A1が単糖であり、R1が水素原子で
    あり、Rが6〜18個の炭素原子を有する直鎖炭化水素
    基である請求項2に記載の組成物。
  9. 【請求項9】 更に、脂肪酸石鹸、アニオン性非石鹸界
    面活性剤、非イオン性界面活性剤、カチオン性界面活性
    剤、両性界面活性剤及び双性界面活性剤から選択される
    補助界面活性剤を含む請求項1に記載の組成物。
  10. 【請求項10】 前記補助界面活性剤が、エトキシル化
    アルコール非イオン性界面活性剤である請求項9に記載
    の組成物。
  11. 【請求項11】 繊維製品または硬質表面を洗浄するた
    めの洗剤組成物である請求項1に記載の組成物。
  12. 【請求項12】 (1)5〜70重量%の、アミン結合
    を有するグリセロ糖脂質界面活性剤を含む洗剤活性成
    分; (2)0〜50重量%のビルダー; (3)0〜40重量%の電解質; (4)0.01〜5重量%の酵素; (5)0.1〜15重量%の酵素安定化剤; (6)0〜20重量%の相調節剤; (7)残りを占める水及び微量成分 を含む液体洗剤組成物である請求項11に記載の組成
    物。
  13. 【請求項13】 (1)5〜40重量%の、アミン結合
    を有するグリセロ糖脂質界面活性剤を含む洗剤活性成
    分; (2)0〜60重量%のビルダー; (3)0〜30重量%の電解質; (4)0〜30重量%の硫酸塩; (5)0〜20重量%の漂白剤系; (6)0〜4重量%の酵素; (7)残り100%までの微量成分及び水 を含む粉末洗剤組成物である請求項11に記載の組成
    物。
  14. 【請求項14】 (a)0.01〜65重量%のアニオ
    ン性界面活性剤; (b)0.1〜50重量%のグリセロ糖脂質界面活性
    剤; (c)0〜8重量%の促泡剤; (d)0〜10重量%のヒドロトロピー剤; (e)残り100重量%までの微量成分及び水 を含むライトデューティー液体洗剤組成物である請求項
    11に記載の組成物。
  15. 【請求項15】 トイレットバーである請求項1に記載
    の組成物。
  16. 【請求項16】 (1)5〜60重量%のC8〜C24
    肪酸; (2)1〜45重量%のグリセロ糖脂質界面活性剤; (3)0〜5重量%のアルキルもしくはアリール硫酸塩
    またはアルキルもしくはアリールスルホン酸塩; (4)0〜50重量%のグリセロ糖脂質以外の補助活性
    成分; (5)0.1〜10重量%のソルビトール; (6)0〜10重量%のセルロース; (7)0.1〜0.5重量%の金属イオン封鎖剤;及び (8)残り100重量%までの水及び微量成分 を含む請求項15に記載の組成物。
  17. 【請求項17】 顔及び全身洗浄剤である請求項1に記
    載の組成物。
  18. 【請求項18】(1)1〜45重量%のC8〜C24脂肪
    酸塩; (2)10〜75重量%のグリセロ糖脂質界面活性剤; (3)0〜20重量%のアルキルもしくはアリール硫酸
    塩またはアルキルもしくはアリールスルホン酸塩; (4)1〜15重量%のコカミドベタイン; (5)0.1〜15重量%のソルビトール; (6)0.5〜5重量%の脂肪化アルコール; (7)0〜10重量%の水溶性ポリマー; (8)0〜15重量%の増粘剤; (9)0〜0.5重量%の第四級化セルロース; (10)0.1〜0.4重量%のクエン酸塩;及び (11)残り100重量%までの水及び微量成分 を含む請求項17に記載の組成物。
  19. 【請求項19】 毛髪または全身用シャンプーである請
    求項1に記載の組成物。
  20. 【請求項20】(1)5〜15重量%のグリセロ糖脂質
    界面活性剤; (2)0〜10重量%のアニオン性補助活性成分; (3)0〜10重量%の両性補助活性成分; (4)0〜5重量%のラウリンアミドMEA; (5)0〜5重量%の増粘剤; (6)0〜2重量%の香料; (7)0〜1重量%の保存剤;及び (8)残り100重量%までの水 を含む請求項19に記載の組成物。
  21. 【請求項21】 コンディショナー組成物である請求項
    1に記載の組成物。
  22. 【請求項22】(a)1〜98重量%の、グリセロ糖脂
    質界面活性剤を含む界面活性剤; (b)0〜80重量%のビルダー; (c)0〜10重量%のキレート化剤; (d)0〜5重量%の汚れ遊離剤; (e)0〜5重量%の再付着防止剤; (f)0〜2重量%の酵素; (g)0.01〜20重量%のコンディショニング剤; (h)0.1〜10重量%のコンディショニング剤用安
    定剤;及び (i)残り100重量%までの水及び微量成分 を含む請求項21に記載の組成物。
  23. 【請求項23】 化粧用組成物である請求項1に記載の
    組成物。
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