JPH07252503A - カムシャフトおよびその製造方法 - Google Patents
カムシャフトおよびその製造方法Info
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- JPH07252503A JPH07252503A JP4006294A JP4006294A JPH07252503A JP H07252503 A JPH07252503 A JP H07252503A JP 4006294 A JP4006294 A JP 4006294A JP 4006294 A JP4006294 A JP 4006294A JP H07252503 A JPH07252503 A JP H07252503A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 シャフト本体とカムとを別体にしたカムシャ
フトにおいて、複数のカムの組み込みを容易にする。 【構成】 射出成形粉末冶金法によりカム3を製造す
る。このとき、成形用金型内にシャフト本体2を予め挿
入しておき、このシャフト本体2の外周にカム3を射出
成形する。複数のカム3は、一体に繋がっている。 【効果】 高精度のカムシャフト1を容易に低コストで
量産できる。
フトにおいて、複数のカムの組み込みを容易にする。 【構成】 射出成形粉末冶金法によりカム3を製造す
る。このとき、成形用金型内にシャフト本体2を予め挿
入しておき、このシャフト本体2の外周にカム3を射出
成形する。複数のカム3は、一体に繋がっている。 【効果】 高精度のカムシャフト1を容易に低コストで
量産できる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、動弁系などに用いられ
るカムシャフトおよびその製造方法に関する。
るカムシャフトおよびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】動弁系などに用いられるカムシャフト
は、回転自在に支持されるシャフト本体の外周に、カム
フォロワーの動きを制御するカムを設けたものである。
従来のカムシャフトとしては、例えば特開平4-89156 号
公報に記載されているように、シャフト本体およびカム
の全体を鋳鉄などにより鋳造したもの、鋼製のシャフト
本体の外周に焼結合金などからなるカムを溶接したも
の、あるいは、特開平2-213402号公報に記載されている
ように、シャフト本体の外周にカムを機械的な圧入によ
り固定したものなどがある。
は、回転自在に支持されるシャフト本体の外周に、カム
フォロワーの動きを制御するカムを設けたものである。
従来のカムシャフトとしては、例えば特開平4-89156 号
公報に記載されているように、シャフト本体およびカム
の全体を鋳鉄などにより鋳造したもの、鋼製のシャフト
本体の外周に焼結合金などからなるカムを溶接したも
の、あるいは、特開平2-213402号公報に記載されている
ように、シャフト本体の外周にカムを機械的な圧入によ
り固定したものなどがある。
【0003】しかし、シャフト本体およびカムの全体を
一体に鋳造するものでは、それぞれの材質の選択に制約
があるとともに、鋳造であるために精度が出しにくい。
また、シャフト本体に別体のカムを溶接や圧入により組
み込むものでは、製造の工数およびコストがかさむ。こ
れは、1本のシャフト本体に組み込むカムの個数が多い
ほど顕著になる。例えば、圧入の場合、圧入のためのロ
ーレットをシャフト本体の外周に転造した後、このシャ
フト本体をカムに圧入するのであるが、これを何度も繰
り返さなければならず、工数が非常に多くなる。
一体に鋳造するものでは、それぞれの材質の選択に制約
があるとともに、鋳造であるために精度が出しにくい。
また、シャフト本体に別体のカムを溶接や圧入により組
み込むものでは、製造の工数およびコストがかさむ。こ
れは、1本のシャフト本体に組み込むカムの個数が多い
ほど顕著になる。例えば、圧入の場合、圧入のためのロ
ーレットをシャフト本体の外周に転造した後、このシャ
フト本体をカムに圧入するのであるが、これを何度も繰
り返さなければならず、工数が非常に多くなる。
【0004】さらに、特開昭52-73212号公報には、鋼製
のシャフト本体の外周にアルミニウム合金からなるカム
およびカムギヤをダイカストにより鋳ぐるむことが記載
されている。これにより、シャフト本体とカムとを異材
質にすることは可能であるが、ダイカストできる材料は
限られており、したがって、カムの材質も制約されるこ
とになる。
のシャフト本体の外周にアルミニウム合金からなるカム
およびカムギヤをダイカストにより鋳ぐるむことが記載
されている。これにより、シャフト本体とカムとを異材
質にすることは可能であるが、ダイカストできる材料は
限られており、したがって、カムの材質も制約されるこ
とになる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前述のように、シャフ
ト本体およびカムの全体を鋳造する従来のカムシャフト
の製造方法では、シャフト本体およびカムのそれぞれの
材質の選択に制約があるとともに、精度を出しにくいな
どの問題があった。また、シャフト本体に別体のカムを
溶接や圧入により組み込む従来のカムシャフトの製造方
法では、製造の工数およびコストがかさむ問題があっ
た。さらに、シャフト本体の外周にカムをダイカストに
より鋳ぐるむ従来の方法でも、カムの材質が大きく制約
を受ける問題があった。
ト本体およびカムの全体を鋳造する従来のカムシャフト
の製造方法では、シャフト本体およびカムのそれぞれの
材質の選択に制約があるとともに、精度を出しにくいな
どの問題があった。また、シャフト本体に別体のカムを
溶接や圧入により組み込む従来のカムシャフトの製造方
法では、製造の工数およびコストがかさむ問題があっ
た。さらに、シャフト本体の外周にカムをダイカストに
より鋳ぐるむ従来の方法でも、カムの材質が大きく制約
を受ける問題があった。
【0006】本発明は、このような問題点を解決しよう
とするもので、シャフト本体とカムとのそれぞれの材質
選定の自由度を大きくするとともに、高精度のカムシャ
フトを容易に低コストで製造できるようにすることを第
1の目的とする。また、複数あるカムの強度を高めるこ
とを第2の目的とし、シャフト本体とカムとの結合強度
を高めることを第3の目的とする。
とするもので、シャフト本体とカムとのそれぞれの材質
選定の自由度を大きくするとともに、高精度のカムシャ
フトを容易に低コストで製造できるようにすることを第
1の目的とする。また、複数あるカムの強度を高めるこ
とを第2の目的とし、シャフト本体とカムとの結合強度
を高めることを第3の目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明のカムシ
ャフトの製造方法は、前記第1の目的を達成するため
に、シャフト本体を予め挿入した成形用金型内に、金属
粉末およびバインダーを含む流動性混合材料を注入して
固化させることにより前記シャフト本体の外周にカムを
射出成形する射出成形工程と、この射出成形工程の後に
成形用金型内から前記シャフト本体とともに取り出した
前記カム中のバインダーを除去する脱バインダー工程
と、この脱バインダー工程の後に前記カムを加熱して焼
結する焼結工程とを有するものである。
ャフトの製造方法は、前記第1の目的を達成するため
に、シャフト本体を予め挿入した成形用金型内に、金属
粉末およびバインダーを含む流動性混合材料を注入して
固化させることにより前記シャフト本体の外周にカムを
射出成形する射出成形工程と、この射出成形工程の後に
成形用金型内から前記シャフト本体とともに取り出した
前記カム中のバインダーを除去する脱バインダー工程
と、この脱バインダー工程の後に前記カムを加熱して焼
結する焼結工程とを有するものである。
【0008】請求項2の発明は、前記第2の目的をも達
成するために、請求項1記載のカムシャフトの製造方法
により製造されるカムシャフトにおいて、複数のカムが
一体に繋がっているものである。
成するために、請求項1記載のカムシャフトの製造方法
により製造されるカムシャフトにおいて、複数のカムが
一体に繋がっているものである。
【0009】請求項3の発明は、前記第3の目的をも達
成するために、請求項1記載のカムシャフトの製造方法
により製造されるカムシャフトにおいて、シャフト本体
の外周におけるカムの形成部が非円柱面になっているも
のである。
成するために、請求項1記載のカムシャフトの製造方法
により製造されるカムシャフトにおいて、シャフト本体
の外周におけるカムの形成部が非円柱面になっているも
のである。
【0010】
【作用】請求項1の発明のカムシャフトの製造方法で
は、まず射出成形工程において、シャフト本体を予め挿
入した成形用金型内に、金属粉末およびバインダーを含
む流動性混合材料を注入して冷却固化させることにより
前記シャフト本体の外周にカムを射出成形する。つぎ
に、成形用金型からカムの成形されたシャフト本体を取
り出した後、カム中のバインダーを除去する。つぎに、
カムを加熱して焼結する。このような製造工程であるか
ら、シャフト本体の材質としては、焼結時の熱などに耐
えられる適宜のものを採用でき、カムの材質も、射出成
形粉末冶金法の適用が可能な適宜のものを採用できる。
そして、カムがたくさんあっても、これらカムを一度に
成形できる。
は、まず射出成形工程において、シャフト本体を予め挿
入した成形用金型内に、金属粉末およびバインダーを含
む流動性混合材料を注入して冷却固化させることにより
前記シャフト本体の外周にカムを射出成形する。つぎ
に、成形用金型からカムの成形されたシャフト本体を取
り出した後、カム中のバインダーを除去する。つぎに、
カムを加熱して焼結する。このような製造工程であるか
ら、シャフト本体の材質としては、焼結時の熱などに耐
えられる適宜のものを採用でき、カムの材質も、射出成
形粉末冶金法の適用が可能な適宜のものを採用できる。
そして、カムがたくさんあっても、これらカムを一度に
成形できる。
【0011】請求項2の発明のカムシャフトでは、複数
のカムが一体に繋がっているため、その強度が高くな
り、また、成形用金型において、一体に繋がった複数の
カムに対してゲートを共用できる。
のカムが一体に繋がっているため、その強度が高くな
り、また、成形用金型において、一体に繋がった複数の
カムに対してゲートを共用できる。
【0012】請求項3の発明のカムシャフトでは、非円
柱面からなるシャフト本体の外周にカムが成形されてい
ることにより、シャフト本体とカムとの結合強度が高
い。
柱面からなるシャフト本体の外周にカムが成形されてい
ることにより、シャフト本体とカムとの結合強度が高
い。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例について、図面を参照
しながら説明する。図1は、カムシャフト1の第1実施
例を示している。本カムシャフトは、シャフト本体2の
外周に複数のカム3を組み込んだものである。これらカ
ム3は、シャフト本体2に対して、それぞれ所定の方向
性をもって固定されている。そして、複数のカム3は、
軸方向において一体に繋がっている。なお、本実施例に
おいて、前記シャフト本体2の外周面は円柱面となって
いるが、このシャフト本体2は、中空なパイプ状でも、
中実でもよい。
しながら説明する。図1は、カムシャフト1の第1実施
例を示している。本カムシャフトは、シャフト本体2の
外周に複数のカム3を組み込んだものである。これらカ
ム3は、シャフト本体2に対して、それぞれ所定の方向
性をもって固定されている。そして、複数のカム3は、
軸方向において一体に繋がっている。なお、本実施例に
おいて、前記シャフト本体2の外周面は円柱面となって
いるが、このシャフト本体2は、中空なパイプ状でも、
中実でもよい。
【0014】そして、シャフト本体2の材質は、鋼鉄、
ステンレスあるいは制振合金などである。また、カム3
の材質は、鉄、ステンレス、ハイス(高速度工具鋼)あ
るいはタングステン合金などである。なお、シャフト本
体2とカム3とを同一材質としてもよいが、もちろん異
材質とすることもできる。
ステンレスあるいは制振合金などである。また、カム3
の材質は、鉄、ステンレス、ハイス(高速度工具鋼)あ
るいはタングステン合金などである。なお、シャフト本
体2とカム3とを同一材質としてもよいが、もちろん異
材質とすることもできる。
【0015】製造に際し、前記カム3は、射出成形粉末
冶金法(MIM)によりシャフト本体2の外周に成形さ
れる。図2は、その射出成形工程に用いる成形用金型11
の一例を示している。同図において、12は固定型、13は
可動型で、これら固定型12および可動型13は、図示上下
方向に互いに移動して開閉し、型閉時に相互間にカム3
の形状をしたキャビティ14を形成するものである。複数
のカム3が一体に繋がるため、キャビティ14は連続した
1つのものとなっている。そして、このキャビティ14に
臨ませて、固定型12にはゲート15が形成されている。ま
た、各カム3の外周面は、1つずつのカム3に対応して
固定型12および可動型13にそれぞれ埋め込んで固定され
た入子16,17により形成される。このような入子16,17
の構造は、方向性の違いから各カム3で固定型12と可動
型13との分割面位置を変えなければならないこと、およ
び、特に成形されるカム3の外周面の精度を高めるため
に採用されたものである。
冶金法(MIM)によりシャフト本体2の外周に成形さ
れる。図2は、その射出成形工程に用いる成形用金型11
の一例を示している。同図において、12は固定型、13は
可動型で、これら固定型12および可動型13は、図示上下
方向に互いに移動して開閉し、型閉時に相互間にカム3
の形状をしたキャビティ14を形成するものである。複数
のカム3が一体に繋がるため、キャビティ14は連続した
1つのものとなっている。そして、このキャビティ14に
臨ませて、固定型12にはゲート15が形成されている。ま
た、各カム3の外周面は、1つずつのカム3に対応して
固定型12および可動型13にそれぞれ埋め込んで固定され
た入子16,17により形成される。このような入子16,17
の構造は、方向性の違いから各カム3で固定型12と可動
型13との分割面位置を変えなければならないこと、およ
び、特に成形されるカム3の外周面の精度を高めるため
に採用されたものである。
【0016】そして、射出成形工程に際しては、まず型
閉するが、この型閉に際して、固定型12と可動型13との
間にシャフト本体2を予め挿入しておく。この状態で、
金属粉末およびワックス系あるいはポリマー系のバイン
ダーを含む流動性混合物(材料)をゲート15からキャビ
ティ14内に注入、充填する。そして、キャビティ14内に
充填された材料が冷却により固化した後、型開して、シ
ャフト本体2の外周にカム3が成形されてなるカムシャ
フト1を取り出す。つぎに、脱バインダー工程におい
て、成形された前記カム3中のバインダーを除去する。
つぎに、焼結工程において、前記カムシャフト1に成形
されたカム3を焼結炉で加熱して焼結する。さらに、必
要に応じて、後処理が施されて製品が完成する。
閉するが、この型閉に際して、固定型12と可動型13との
間にシャフト本体2を予め挿入しておく。この状態で、
金属粉末およびワックス系あるいはポリマー系のバイン
ダーを含む流動性混合物(材料)をゲート15からキャビ
ティ14内に注入、充填する。そして、キャビティ14内に
充填された材料が冷却により固化した後、型開して、シ
ャフト本体2の外周にカム3が成形されてなるカムシャ
フト1を取り出す。つぎに、脱バインダー工程におい
て、成形された前記カム3中のバインダーを除去する。
つぎに、焼結工程において、前記カムシャフト1に成形
されたカム3を焼結炉で加熱して焼結する。さらに、必
要に応じて、後処理が施されて製品が完成する。
【0017】前記実施例の構成によれば、シャフト本体
2とカム3とを別体としたことにより、これらシャフト
本体2およびカム3の材質選定の自由度が大きくなり、
異種材質とすることももちろん可能である。シャフト本
体2の材質としては、焼結時の熱などに耐えられる適宜
のものを採用できる。また、カム3の材質も、MIMの
適用が可能な適宜のものを採用できる。実際、MIMの
適用により、非常に多様な材質が採用可能である。例え
ば、シャフト本体2およびカム3の材質を焼結接合され
る材質とすれば、シャフト本体2およびカム3の結合を
強固なものとできる。また、シャフト本体2の材質を制
振合金とすれば、優れた制振、防音効果が得られる。さ
らに、シャフト本体2も、耐蝕性に優れた材質にしたり
できる。一方、カム3については、例えば、これをステ
ンレスとすれば、錆びにくくできる。また、カム3をハ
イスやタングステン合金とすれば、強度を向上できる。
2とカム3とを別体としたことにより、これらシャフト
本体2およびカム3の材質選定の自由度が大きくなり、
異種材質とすることももちろん可能である。シャフト本
体2の材質としては、焼結時の熱などに耐えられる適宜
のものを採用できる。また、カム3の材質も、MIMの
適用が可能な適宜のものを採用できる。実際、MIMの
適用により、非常に多様な材質が採用可能である。例え
ば、シャフト本体2およびカム3の材質を焼結接合され
る材質とすれば、シャフト本体2およびカム3の結合を
強固なものとできる。また、シャフト本体2の材質を制
振合金とすれば、優れた制振、防音効果が得られる。さ
らに、シャフト本体2も、耐蝕性に優れた材質にしたり
できる。一方、カム3については、例えば、これをステ
ンレスとすれば、錆びにくくできる。また、カム3をハ
イスやタングステン合金とすれば、強度を向上できる。
【0018】また、1本のシャフト本体2に対して多数
あるカム3を一度に成形できる。したがって、カムシャ
フト1を少ない工数で、低コストで製造できる。さら
に、複数のカム3が一体に繋がるため、成形用金型11に
おいて、複数のカム3に対してゲート15を共用できる。
したがって、成形用金型11の構成を簡単にできる。ま
た、複数のカム3が一体に繋がっていることは、これら
カム3の強度を高める。
あるカム3を一度に成形できる。したがって、カムシャ
フト1を少ない工数で、低コストで製造できる。さら
に、複数のカム3が一体に繋がるため、成形用金型11に
おいて、複数のカム3に対してゲート15を共用できる。
したがって、成形用金型11の構成を簡単にできる。ま
た、複数のカム3が一体に繋がっていることは、これら
カム3の強度を高める。
【0019】さらに、MIMの適用により、製造される
カム3の精度を上げられ、高精度のカムシャフト1を容
易に量産できる。精度向上により、カムシャフト1全体
の重量バランスもよくなる。
カム3の精度を上げられ、高精度のカムシャフト1を容
易に量産できる。精度向上により、カムシャフト1全体
の重量バランスもよくなる。
【0020】図3は、成形用金型11の他の例を示してい
る。この成形用金型11は、型閉した固定型11と可動型12
との間にランナー21を形成するようにし、このランナー
21の先端のサイドゲート22をキャビティ14における両端
のカム3の端面に相当する位置へ開口させるものであ
る。カム3の外周面に相当する位置にゲート22を開口さ
せると、高精度が要求されるカム3の外周面にゲート跡
が残って、その後加工も必要になるが、前述のように、
カム3の端面に相当する位置にゲート22を設ければ、ゲ
ート跡の処理が容易になる。
る。この成形用金型11は、型閉した固定型11と可動型12
との間にランナー21を形成するようにし、このランナー
21の先端のサイドゲート22をキャビティ14における両端
のカム3の端面に相当する位置へ開口させるものであ
る。カム3の外周面に相当する位置にゲート22を開口さ
せると、高精度が要求されるカム3の外周面にゲート跡
が残って、その後加工も必要になるが、前述のように、
カム3の端面に相当する位置にゲート22を設ければ、ゲ
ート跡の処理が容易になる。
【0021】図4は、成形用金型11のさらに他の例を示
している。この成形用金型11は、キャビティ14におい
て、両端のカム3のさらに軸方向外側の位置に延出部26
を設け、ここに固定型12側に設けたゲート27を開口させ
たものである。延出部26は、カムシャフト1においてカ
ム3ではない凸部を形成する。すなわち、この凸部はカ
ム3ではないので、精度などにおいて問題はなく、ゲー
ト跡の処理が容易になる。
している。この成形用金型11は、キャビティ14におい
て、両端のカム3のさらに軸方向外側の位置に延出部26
を設け、ここに固定型12側に設けたゲート27を開口させ
たものである。延出部26は、カムシャフト1においてカ
ム3ではない凸部を形成する。すなわち、この凸部はカ
ム3ではないので、精度などにおいて問題はなく、ゲー
ト跡の処理が容易になる。
【0022】図5は、本発明のカムシャフト1の第2実
施例を示している。このカムシャフト1では、複数のカ
ム3自体は離散的に位置しているが、これらカム3をシ
ャフト本体2の外周を覆う円筒状の連結部31により一体
に繋いだものである。すなわち、この連結部31は、カム
3と一体に射出成形される。前記連結部31により、複数
のカム3の強度が向上し、また、成形用金型11におい
て、複数のカム3に対してゲート15を共用できる。
施例を示している。このカムシャフト1では、複数のカ
ム3自体は離散的に位置しているが、これらカム3をシ
ャフト本体2の外周を覆う円筒状の連結部31により一体
に繋いだものである。すなわち、この連結部31は、カム
3と一体に射出成形される。前記連結部31により、複数
のカム3の強度が向上し、また、成形用金型11におい
て、複数のカム3に対してゲート15を共用できる。
【0023】図6は、本発明のカムシャフト1の第3実
施例を示している。このカムシャフト1では、複数のカ
ム3が互いに分離して位置している。この場合、成形用
金型11において、キャビティ14は、各カム3毎に互いに
分離したものとなり、したがって、各キャビティ14のそ
れぞれに対してゲート36を設ける必要がある。
施例を示している。このカムシャフト1では、複数のカ
ム3が互いに分離して位置している。この場合、成形用
金型11において、キャビティ14は、各カム3毎に互いに
分離したものとなり、したがって、各キャビティ14のそ
れぞれに対してゲート36を設ける必要がある。
【0024】図7は、本発明のカムシャフト1の第4実
施例を示している。このカムシャフト1は、シャフト本
体2の外周において少なくともカム3の形成部に、その
軸方向に沿う平目ローレット41をカム3の成形前に転造
などにより形成したものである。この平目ローレット41
が成形されたカム3に喰い込むことにより、カム3をシ
ャフト本体2に対して確実に回り止めでき、シャフト本
体2とカム3との結合強度、特にねじりに対する強度が
高まる。
施例を示している。このカムシャフト1は、シャフト本
体2の外周において少なくともカム3の形成部に、その
軸方向に沿う平目ローレット41をカム3の成形前に転造
などにより形成したものである。この平目ローレット41
が成形されたカム3に喰い込むことにより、カム3をシ
ャフト本体2に対して確実に回り止めでき、シャフト本
体2とカム3との結合強度、特にねじりに対する強度が
高まる。
【0025】なお、回り止めのための形状は、前記第4
実施例のような平目ローレット41に限らず、図8に示す
第5実施例のような6角柱面、他の角柱面、断面楕円の
柱面など、適宜の異形でよい。
実施例のような平目ローレット41に限らず、図8に示す
第5実施例のような6角柱面、他の角柱面、断面楕円の
柱面など、適宜の異形でよい。
【0026】図9は、本発明のカムシャフト1の第6実
施例を示している。このカムシャフト1は、シャフト本
体2の外周において少なくともカム3の形成部に、円周
方向の凸部42をカム3の成形前に形成したものである。
また、図9は、本発明のカムシャフト1の第6実施例を
示している。このカムシャフト1は、シャフト本体2の
外周において少なくともカム3の形成部に、円周方向の
綾目ローレット43をカム3の成形前に形成したものであ
る。これらの凸部42や綾目ローレット43により、やはり
シャフト本体2とカム3との結合強度が高まる。特に円
周方向の凸部42は、軸方向のずれ止めに効果的であり、
綾目ローレット43は、回り止めと軸方向のずれ止めとの
両方に効果的である。
施例を示している。このカムシャフト1は、シャフト本
体2の外周において少なくともカム3の形成部に、円周
方向の凸部42をカム3の成形前に形成したものである。
また、図9は、本発明のカムシャフト1の第6実施例を
示している。このカムシャフト1は、シャフト本体2の
外周において少なくともカム3の形成部に、円周方向の
綾目ローレット43をカム3の成形前に形成したものであ
る。これらの凸部42や綾目ローレット43により、やはり
シャフト本体2とカム3との結合強度が高まる。特に円
周方向の凸部42は、軸方向のずれ止めに効果的であり、
綾目ローレット43は、回り止めと軸方向のずれ止めとの
両方に効果的である。
【0027】なお、前記第4実施例から第7実施例にお
いて、シャフト本体2の両端部などの軸受部は、断面真
円にする必要がある。
いて、シャフト本体2の両端部などの軸受部は、断面真
円にする必要がある。
【0028】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、射出成形粉末
冶金法を利用してカムを製造し、その際、成形用金型内
にシャフト本体を予め挿入しておき、このシャフト本体
の外周にカムを射出成形するようにしたので、シャフト
本体とカムとのそれぞれの材質選定の自由度が大きく、
また、1本のシャフト本体に対して多数のカムがあって
も、高精度のカムシャフトを容易に低コストで量産でき
る。
冶金法を利用してカムを製造し、その際、成形用金型内
にシャフト本体を予め挿入しておき、このシャフト本体
の外周にカムを射出成形するようにしたので、シャフト
本体とカムとのそれぞれの材質選定の自由度が大きく、
また、1本のシャフト本体に対して多数のカムがあって
も、高精度のカムシャフトを容易に低コストで量産でき
る。
【0029】請求項2の発明によれば、複数のカムが一
体に繋がっているので、これらカムの強度が向上すると
ともに、成形用金型において、一体に繋がった複数のカ
ムに対してゲートを共用でき、成形用金型の構成を簡単
にできる。
体に繋がっているので、これらカムの強度が向上すると
ともに、成形用金型において、一体に繋がった複数のカ
ムに対してゲートを共用でき、成形用金型の構成を簡単
にできる。
【0030】請求項3の発明によれば、シャフト本体の
外周におけるカムの形成部が非円柱面になっているの
で、シャフト本体とカムとの結合強度を高くできる。
外周におけるカムの形成部が非円柱面になっているの
で、シャフト本体とカムとの結合強度を高くできる。
【図1】本発明のカムシャフトの第1実施例を示す側面
図である。
図である。
【図2】同上カムの成形用金型の一例を示す断面図であ
る。
る。
【図3】同上カムの成形用金型の他の例を示す分割面の
平面図である。
平面図である。
【図4】同上カムの成形用金型のさらに他の例を示す断
面図である。
面図である。
【図5】本発明のカムシャフトの第2実施例を示す断面
図である。
図である。
【図6】本発明のカムシャフトの第3実施例を示す断面
図である。
図である。
【図7】本発明のカムシャフトの第4実施例を示すもの
で、(a)は断面図、(b)はシャフト本体の側面図で
ある。
で、(a)は断面図、(b)はシャフト本体の側面図で
ある。
【図8】本発明のカムシャフトの第5実施例を示す断面
図である。
図である。
【図9】本発明のカムシャフトの第6実施例を示すシャ
フト本体の側面図である。
フト本体の側面図である。
【図10】本発明のカムシャフトの第7実施例を示すシ
ャフト本体の側面図である。
ャフト本体の側面図である。
1 カムシャフト 2 シャフト本体 3 カム 11 成形用金型
Claims (3)
- 【請求項1】 シャフト本体を予め挿入した成形用金型
内に、金属粉末およびバインダーを含む流動性混合材料
を注入して固化させることにより前記シャフト本体の外
周にカムを射出成形する射出成形工程と、この射出成形
工程の後に成形用金型から前記シャフト本体とともに取
り出した前記カム中のバインダーを除去する脱バインダ
ー工程と、この脱バインダー工程の後に前記カムを加熱
して焼結する焼結工程とを有することを特徴とするカム
シャフトの製造方法。 - 【請求項2】 請求項1記載のカムシャフトの製造方法
により製造されるカムシャフトにおいて、複数のカムが
一体に繋がっていることを特徴とするカムシャフト。 - 【請求項3】 請求項1記載のカムシャフトの製造方法
により製造されるカムシャフトにおいて、シャフト本体
の外周におけるカムの形成部が非円柱面になっているこ
とを特徴とするカムシャフト。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4006294A JPH07252503A (ja) | 1994-03-10 | 1994-03-10 | カムシャフトおよびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4006294A JPH07252503A (ja) | 1994-03-10 | 1994-03-10 | カムシャフトおよびその製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07252503A true JPH07252503A (ja) | 1995-10-03 |
Family
ID=12570444
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4006294A Withdrawn JPH07252503A (ja) | 1994-03-10 | 1994-03-10 | カムシャフトおよびその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07252503A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006142477A (ja) * | 2004-11-18 | 2006-06-08 | Myon Ki Hon | ロールテープ自動切断装置 |
| JP2008121433A (ja) * | 2006-11-08 | 2008-05-29 | Otics Corp | カムシャフト及びその製造方法 |
| JP2008231461A (ja) * | 2007-03-16 | 2008-10-02 | Hitachi Metal Precision:Kk | 焼結体を含む長尺部品の製造方法およびこれを用いたデコンプシャフト |
| WO2017159297A1 (ja) * | 2016-03-18 | 2017-09-21 | 鍋屋バイテック 株式会社 | 板カム機構及び板カム機構を有するクランプ装置 |
| CN110566585A (zh) * | 2018-06-06 | 2019-12-13 | 斯凯孚公司 | 通过金属注射成型工艺的滚动轴承圈 |
-
1994
- 1994-03-10 JP JP4006294A patent/JPH07252503A/ja not_active Withdrawn
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006142477A (ja) * | 2004-11-18 | 2006-06-08 | Myon Ki Hon | ロールテープ自動切断装置 |
| JP2008121433A (ja) * | 2006-11-08 | 2008-05-29 | Otics Corp | カムシャフト及びその製造方法 |
| JP2008231461A (ja) * | 2007-03-16 | 2008-10-02 | Hitachi Metal Precision:Kk | 焼結体を含む長尺部品の製造方法およびこれを用いたデコンプシャフト |
| WO2017159297A1 (ja) * | 2016-03-18 | 2017-09-21 | 鍋屋バイテック 株式会社 | 板カム機構及び板カム機構を有するクランプ装置 |
| CN110566585A (zh) * | 2018-06-06 | 2019-12-13 | 斯凯孚公司 | 通过金属注射成型工艺的滚动轴承圈 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20010605 |