JPH07253051A - 気体燃料エンジン用燃料気化装置 - Google Patents

気体燃料エンジン用燃料気化装置

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JPH07253051A
JPH07253051A JP6068175A JP6817594A JPH07253051A JP H07253051 A JPH07253051 A JP H07253051A JP 6068175 A JP6068175 A JP 6068175A JP 6817594 A JP6817594 A JP 6817594A JP H07253051 A JPH07253051 A JP H07253051A
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JP
Japan
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fuel
engine
cooling water
temperature
gas
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JP6068175A
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English (en)
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Noriyuki Kurihara
仙幸 栗原
Yoshikatsu Iida
佳且 飯田
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Yamaha Motor Co Ltd
Original Assignee
Yamaha Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 外気温が極低温のときでも確実に気体燃料エ
ンジンを始動させる。 【構成】 圧力調整器3に電気式ヒーター8,9を取付
ける。これらのヒータ8,9を、エンジン冷却水温度が
設定温度より低いときに通電状態とし、エンジン冷却水
温度が設定温度以上に達したときに非通電状態とする。
エンジン冷却水温度が設定温度より低いときにはヒータ
ー8,9によって圧力調整器3を加温するための熱が補
われる。このため、外気温が極低温のときであっても燃
料が確実に気化し、エンジンを始動させることができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばLPGガス等の
気体燃料を気化させる気体燃料エンジン用燃料気化装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、液化石油ガス(LPG:Liquifie
d Petroleum Gas) 等の気体燃料を自動車用エンジンの
燃料として用いるに当たっては、このガスを加圧下で液
体状態で燃料タンクに貯蔵し、エンジンに供給する以前
に燃料気化装置によって気化させていた。この燃料気化
装置は、ハウジングに燃料通路と、この燃料通路とは隔
絶された冷却水通路とが形成され、冷却水通路にエンジ
ン冷却水を流すことによってこのエンジン冷却水の熱を
用いて燃料通路中で液体燃料を気化させる構造になって
いた。また、この燃料気化装置は燃料通路中に減圧弁が
介装されており、液体燃料を気化させると共に大気圧に
近い所定の圧力に減圧させるように構成されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、このように
構成された従来の燃料気化装置を用いて外気温がきわめ
て低いときにエンジンを始動させようとした場合、燃料
の種類によっては始動できなかったり、あるいは暖機運
転中にアクセルを踏み込んでエンジン回転数を高めよう
とするとエンジンが停止してしまうことがあった。これ
は、LPGガスとしてブタンの混合比が多いものを使用
したときに顕著であった。
【0004】このように外気温が極低温のときにエンジ
ンが停止してしまう理由を図9を用いて説明する。図9
はLPGガスの主成分であるプロパンとブタンとの混合
比を変えたときの温度に対する蒸発圧力の関係を示すグ
ラフである。同図においてPはプロパン、Bはブタンの
ことであり、P30−B70とはプロパンが30%、ブ
タンが70%の割合で混合されたLPGガスのことをい
う。
【0005】図9に示すように、例えばP10−B90
のLPGガスを燃料として用いる場合、この燃料を大気
圧下で気化させるには約−10℃の温度が必要になる。
言い換えれば、厳寒季に外気温が−10℃以下の極低温
になると、長時間停止させてあったエンジンを始動させ
るときにはエンジン冷却水や燃料気化装置の温度がこれ
と略等しい温度になっているので、燃料を気化させるこ
とができなくなってしまう。すなわち、このようなとき
には燃料ガスがエンジンに供給されないので、エンジン
は始動できない。
【0006】また、P30−B70のLPGガスを燃料
として用いれば、外気温が−20℃程度であれば気化さ
れてエンジンを始動させることは可能であるが、この種
のLPGガス燃料は蒸発潜熱がきわめて高い関係から、
エンジン始動後に燃料気化装置の温度がさらに低下して
気化可能な温度を下回り易く、エンジン冷却水温度が上
昇する以前にアクセルを踏み込んだりして燃料供給量が
増えると燃料が気化できなくなってしまう。このときに
も燃料ガスがエンジンに供給されなくなってエンジンは
停止してしまう。
【0007】上述したような不具合は、燃料気化装置を
エンジン冷却水とは別の熱源によって加温すれば解消す
ることはできる。ところが、単に電気式ヒーターで燃料
気化装置を加温するように構成したのでは、極低温時に
はバッテリの能力も低下しがちであるため、スタータモ
ータを回すための電力が不足してエンジンを始動させ難
くなってしまう。
【0008】本発明はこのような問題点を解消するため
になされたもので、外気温が極低温のときであっても確
実にエンジンを始動させることができるようにすること
を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】第1の発明に係る気体燃
料エンジン用燃料気化装置は、エンジン冷却水温度が予
め定めた温度より低いときに通電されて発熱し、エンジ
ン冷却水温度が前記設定温度以上に達したときに非通電
状態とされる電気式ヒーターを備えたものである。
【0010】第2の発明に係る気体燃料エンジン用燃料
気化装置は、エンジン冷却水温度が予め定めた温度より
低くかつエンジン回転数が予め定めた回転数より大きい
ときに通電されて発熱し、エンジン冷却水温度が前記設
定温度以上に達したときあるいはエンジン回転数が前記
設定回転数以下であるときに非通電状態とされる電気式
ヒーターを備えたものである。
【0011】第3の発明に係る気体燃料エンジン用燃料
気化装置は、第1の発明または第2の発明に係る気体燃
料エンジン用燃料気化装置において、電気式ヒーターの
発熱部の少なくとも一部を燃料通路に設けたものであ
る。
【0012】第4の発明に係る気体燃料エンジン用燃料
気化装置は、第3の発明に係る気体燃料エンジン用燃料
気化装置において、燃料通路における燃料が気化すると
きに熱が最も多く奪われる部位に発熱部を臨ませたもの
である。
【0013】第5の発明に係る気体燃料エンジン用燃料
気化装置は、第1〜第4の発明に係る気体燃料エンジン
用燃料気化装置のうち何れか一つにおいて、電気式ヒー
ターの通電、非通電を決めるエンジン冷却水温度の設定
値を、燃料の種類毎の気化可能な最低温度に対応させて
変えるものである。
【0014】
【作用】第1の発明によれば、エンジン冷却水の温度が
設定温度より低いときには電気式ヒーターによって燃料
気化装置を加温するための熱が補われる。第2の発明に
よれば、電気式ヒーターの通電、非通電を決めるエンジ
ン回転数の設定値をエンジン運転状態でのエンジン回転
数に設定することにより、電気式ヒーターが発熱すると
きにはエンジンの発電機によって発電された電力が消費
されることになる。
【0015】第3の発明によれば、燃料気化装置の燃料
通路が電気式ヒーターによって加温され、燃料に電気式
ヒータの熱が伝わり易くなる。第4の発明によれば、燃
料気化装置の最も低温になる部分が電気式ヒーターによ
って加温され、燃料は燃料気化装置の壁面と電気式ヒー
ターに触れて加温される。
【0016】第5の発明によれば、使用する燃料の種類
が変わって燃料気化装置においてその燃料を気化させる
に必要な温度が変わったとしても、それに追随して電気
式ヒーターが制御される。
【0017】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1ないし図6に
よって詳細に説明する。図1は本発明に係る燃料気化装
置を備えた気体燃料エンジン用燃料供給装置の概略構成
図、図2は気体燃料エンジンの吸・排気系を示す断面
図、図3は吸気流量と燃料量との関係を示す図、図4は
本発明に係る燃料気化装置の拡大断面図で、同図中には
ECUの構成も合わせて示してある。図5は本発明に係
るヒーターを制御するECU内のヒーター制御部の構成
を示すブロック図、図6はヒーターを制御する手法を説
明するためのフローチャートである。なお、本実施例で
は、自動車用気体燃料エンジンに用いる燃料気化装置に
ついて説明する。
【0018】図1において、1は気体燃料エンジン、2
はガス燃料を溜めるための燃料タンクである。この燃料
タンク2はガス燃料が加圧下で液体の状態にして貯留さ
れており、燃料配管2aに燃料を液体の状態で導出する
構造になっている。前記ガス燃料としては、例えばブタ
ン、プロパン、これらの混合ガスまたはその他の周知の
気体燃料が用いられる。
【0019】前記燃料配管2aは上流端が燃料タンク2
に接続されると共に他端が後述する圧力調整器3の燃料
入口に接続され、フィルタ4およびソレノイドバルブ5
が介装されている。前記圧力調整器が本発明に係る燃料
気化装置を構成している。また、圧力調整器3の燃料出
口は燃料配管2bを介して後述する混合気形成装置6に
接続されている。なお、3aは圧力調整器3にエンジン
冷却水を導くための冷却水供給管、3bは圧力調整器3
からエンジン冷却水をエンジン1へ戻すための冷却水戻
り管である。
【0020】すなわち、この燃料供給装置は、燃料タン
ク2の液体状の燃料を圧力調整器6によって略大気圧ま
で減圧すると共に気化させて燃料ガスを生成し、この燃
料ガスに混合気形成装置6によって空気を混合させてエ
ンジン1に供給するように構成されている。図1におい
て符号7で示すものはこの燃料供給装置を制御するため
のECUである。このECU7は、圧力調整器3の後述
する電気式ヒーター8,9や、混合気形成装置6の後述
する制御弁類を制御するように構成されている。
【0021】前記気体燃料エンジン1は水冷式4気筒4
バルブ型のものであり、クランクケース上に図2に示す
ようにシリンダブロック10、シリンダヘッド11を重
ねてヘッドボルト(図示せず)で締結し、このシリンダ
ヘッド11上にヘッドカバー12を装着した構造のもの
である。前記シリンダブロック10に形成された4つの
シリンダボア10a内にはピストン13がそれぞれ摺動
自在に挿入配置されている。このピストン13はコンロ
ッドを介して図示しないクランク軸に連結されている。
【0022】前記シリンダヘッド11の下部には燃焼凹
部11aが凹設され、この燃焼凹部11aと、シリンダ
ボア10aおよびピストン13の頭部により燃焼室14
が形成されている。前記燃焼凹部11aには吸気弁開口
11b,排気弁開口11cがそれぞれ2つずつ開口され
ている。なお、前記各開口11b,11cは、これらの
部分にそれぞれ圧入装着された概ねリング状のバルブシ
ート15,16の各開口によって形成されている。
【0023】また、各吸気弁開口11bには吸気弁17
が、各排気弁開口11cには排気弁18がそれぞれ各開
口を開閉可能に、すなわち前記バルブシート15,16
の各シート面に密接可能に配置されている。これらの吸
気弁17,排気弁18の上端には吸気リフタ19,排気
リフタ20がそれぞれ装着され、この各リフタ19,2
0上には、これを押圧駆動する吸気,排気カム軸21,
22が気筒軸と直角方向に向けて、かつ互いに平行に配
置されている。なお、前記シリンダヘッド11内部に
は、電極部を前記燃焼凹部11aの中央に位置づけて点
火プラグ23が装着されている。
【0024】また、前記シリンダブロック10およびシ
リンダヘッド11内には、図示しない冷却水ポンプによ
りエンジン冷却水が循環するクーリングジャケット24
が形成されている。このシリンダブロック10のクーリ
ングジャケット24には、冷却水温度を検出するための
冷却水温度センサ25が臨んでいる。この冷却水温度セ
ンサ25は、前記ECUに不図示のリード線を介して接
続されてエンジン冷却水の温度を出力するように構成さ
れている。なお、エンジン冷却水は外部の熱交換器1a
(図1)を通って冷却されるようになっている。また、
前記冷却水温度センサ25としては、熱交換器1aの近
傍に設けられたサーモスタット(図示せず)部分に取付
けることもできる。
【0025】シリンダヘッド11の側壁11d内には、
吸気弁開口11bを介して燃焼室14に連通する吸気通
路26が形成され、シリンダヘッド11の側壁11e内
には、排気弁開口11cを介して燃焼室14に連通する
排気通路27が形成されている。前記吸気通路26の壁
面開口部には吸気マニホールド28の一端が接続され、
前記排気通路27の壁面開口部には排気マニホールド2
9の一端が接続されている。
【0026】前記吸気マニホールド28の他端にはプリ
ーナムチャンバ31が設けられている。また、前記排気
マニホールド29の他端には、触媒層を有する触媒コン
バータ32が接続されている。この触媒層は、一酸化炭
素および炭化水素の酸化と、窒素酸化物の還元を行うた
めのいわゆる三元触媒を含んでいる。触媒コンバータ3
2により処理された排気ガスは、図示しない排気・消音
システムを通って大気中に排出されるようになってい
る。また、排気マニホールド29には、排気ガス中の酸
素濃度を検出するためのおO2 センサ33が取付けられ
ている。
【0027】このO2 センサ33としては、混合気の空
燃比(A/F)がリッチ側にあるときに信号を出力する
タイプまたはA/Fがリーン側にあるときにも信号を出
力するタイプ、さらには、リッチ側からリーン側にかけ
てそれぞれ信号を出力するタイプの何れであってもよ
い。
【0028】そして、前記吸気マニホールド28の上流
側端部に、気体燃料エンジン1の側方に位置して混合気
形成装置6が接続されている。この混合気形成装置6
は、燃焼室14に供給すべき混合気を形成するためのも
ので、可変ベンチュリ型ミキサ34を備えている。この
ミキサ34は、その下部開口が前記吸気マニホールド2
8側に接続された主本体部35を有している。この主本
体部35の上部には吸気通路36が形成され、この吸気
通路36にはエアクリーナ37が接続されている。これ
により、エアクリーナ37の大気導入口37aから導入
されフィルタエレメント37bによりろ過された空気が
吸気通路36内に供給されるようになっている。
【0029】前記ミキサ34は、チャンバ38と、この
チャンバ38内に摺動自在に設けられて前記吸気通路3
6内に突出するピストン39とを備えている。チャンバ
38内には、ピストン39を吸気通路36の閉方向へ付
勢するコイルばね40が縮設されている。また、ピスト
ン39の先端には、圧力調整器3に連通された燃料供給
チャンバ41の主ジェット42と協働するメータリング
ロッド(ニードル弁)43が設けられている。
【0030】これらの主ジェット42およびニードル弁
43は、いかなる吸気流量に対しても後述するブリード
エア用制御弁44の開度の平均値が略一定のままA/F
を略一定に維持できるような形状を有している。さら
に、ピストン39の端部にはチャンバ38の内外を連通
するブリードポート45が形成されている。
【0031】一方、チャンバ38の上部には前記主ジェ
ット42が開口するベンチュリ部よりも上流の吸気通路
36に開口する大気ポート46が形成され、この大気ポ
ート46を介してピストン39には吸気通路36の開方
向に大気圧が作用する構造になっている。なお、この大
気ポート46は、チャンバ38を貫通するように形成し
て大気側に開口させてもよい。
【0032】このような構成により、吸気通路36のピ
ストン下流側部分が負圧になったときにはピストン39
がチャンバ38側に移動して流路を開くことになり、こ
れにより流路面積を効果的に変化させることができ、主
ジェット42が開口するスロート部を実質的に一定の負
圧状態に維持できるようになる。前記吸気通路36内に
おけるピストン39の下流側には、スロットル操作によ
り開閉するスロットルバルブ47が設けられている。
【0033】また、このミキサ34には前記スロットル
バルブ47を迂回するようにアイドルバイパス通路48
が形成され、このアイドルバイパス通路48にエンジン
1のアイドルスピード(回転数)を制御するためのアイ
ドルスピード制御弁49が設けられている。前記アイド
ルバイパス通路48はスロットルバルブ47の上流側と
下流側に開口しており、前記スロート部で形成された混
合気を、スロットルバルブ47をバイパスさせてエンジ
ン側へ流すように形成されている。
【0034】アイドルスピード制御弁49は電気作動式
の制御弁であって、ECU7からの制御信号に基づいて
アイドルバイパス通路48の通路断面積を増減させてア
イドルバイパス通路48を流れる混合気流量を制御し、
アイドルスピードを調節するように構成されている。
【0035】前記アイドルスピード制御弁49と吸気通
路を挟んで対向する位置に設けられた符号50で示すも
のは吸気圧センサである。この吸気圧センサ50は吸気
通路36の圧力を検出してECU7に出力するように構
成されている。なお、この吸気圧センサ50によって検
出された吸気通路圧力値は、気体燃料エンジン1の点火
時期制御等を行うために用いられる。
【0036】また、前記気体燃料エンジン1には排気ガ
ス中のNOX を低減させるためのEGR装置51が設け
られている。このEGR装置51はEGRバルブ52と
EGRレギュレータ53を備えており、EGRバルブ5
2により、排気マニホールド29から第1EGRライン
54を介し第2EGRライン55を通って吸気マニホー
ルド28のプリーナムチャンバ31に戻る排気ガス量が
制御されるようになっている。
【0037】ここで、ブリードエア用制御弁44の構成
について説明する。ブリードエア用制御弁44は、ステ
ッピングモータによりバルブエレメント44aの突出量
を変える構造になっており、混合気形成装置6に形成さ
れた燃料供給チャンバ41の絞り部41aより下流側に
開口するブリードエア通路56の通路断面積をバルブエ
レメント44aにより増減させるように構成されてい
る。前記ステッピングモータは、排気マニホールド29
に取付けられたO2 センサ33からの出力信号に基づき
ECU7によってその駆動が制御(フィードバック制
御)されるようになっている。また、前記ブリードエア
通路56は、上流端がエアクリーナ37内におけるフィ
ルタエレメント37bより下流側の空間に開口されてい
る。
【0038】すなわち、混合気形成装置6のスロート部
が負圧になっていてしかも主ジェット42やブリードエ
ア用制御弁44が開いているときには、吸気通路の負圧
が燃料供給チャンバ41にも作用する関係から、燃料供
給チャンバ41内には圧力調整器3から絞り部41aを
介して燃料ガスが吸い込まれると共に、ブリードエア通
路56を介して空気が吸い込まれる。なお、以下におい
ては、燃料供給チャンバ41に吸い込まれる空気をスロ
ート部にエアクリーナ37から吸い込まれる空気と区別
するためにブリードエアという。
【0039】そして、この燃料ガスとブリードエアは燃
料供給チャンバ41内で混合され、主ジェット42を通
って吸気通路36内に吸入される。この燃料供給チャン
バ41に作用するベンチュリ負圧を仮に一定(吸入空気
量略一定と同じ)とすると、ブリードエア用制御弁44
の開度を増減させてブリードエア流量を変えることによ
って、燃料供給チャンバ41に吸い込まれる燃料ガスの
流量を制御することができる。
【0040】この混合気形成装置6では、吸気通路36
に供給される燃料ガスの流量を、上述したブリードエア
用制御弁44の開度を調整することによって制御するこ
とになる。言い換えれば、空燃比をブリードエア用制御
弁44によって制御するように構成されている。なお、
ブリードエア用制御弁44の開度は、これを駆動するス
テッピングモータのステップ数を増減させることによっ
て調整される。本実施例では、ブリードエア用制御弁4
4が全閉状態(開度0%)のときにステップ数を0と
し、全開状態(開度100%)のときにステップ数を1
00とする。
【0041】なお、図2においてブリードエア用制御弁
44の近傍に設けられた符号57で示すものは、ブリー
ドエアの総量を微調整するためのブリードエア流量調整
弁である。このブリードエア流量調整弁57は、先端に
弁体が設けられてスプリングにより付勢されるアジャス
トねじからなり、吸気通路36と燃料供給チャンバ41
とを連通する通路の通路断面積を増減させる構造になっ
ている。
【0042】次に、この混合気形成装置6を用いて空燃
比を制御する手法について説明する。主ジェット42と
協働するニードル弁43は、通常のエンジン運転状態に
おいて吸気流量が変化してもブリードエア用制御弁44
のステップ数の平均値が略一定のままA/Fを略一定
(λ≒1)に維持できるような円錐形状を有している。
なお、前記λはつぎにように定義される。すなわち λ=F/FC ここで、Fは実際の空燃比であり、FC はストイキ状態
の理論空燃比である。よって、ストイキ状態の混合気で
は、気体燃料の種類および組成の如何に拘らず常にλ=
1である。
【0043】上述のことから、スロットルバルブ47が
開き吸気流量が増加すると、ピストン39が移動して主
ジェット42の開口面積が大きくなり、この結果、主ジ
ェット42から吸気通路36内に導入される燃料ガスお
よびブリードエア量が上記増加した吸気流量に見合う分
だけ増加する。このとき、ブリードエア用制御弁44の
開度を変える必要はない。すなわち、ブリードエア用制
御弁44のステップ数が実質的に一定の値、例えば50
に維持された状態でA/Fが一定に維持される。
【0044】図3を参照しつつこれをさらに詳細に説明
すると、図3ではストイキ状態(λ=1)を維持するた
めのプロパン100%の燃料と、ブタン100%の燃料
とにおける吸入空気量と燃料量との関係がそれぞれ実線
で示されている。なお、吸入空気量の単位は質量流量で
あり、燃料量の単位はプロパンとブタンの差を明確にす
るために体積流量で示している。また、図中各折れ線は
実験結果であり、プロパン100%の燃料を用いた場合
においてブリードエア用制御弁44を種々の開度に保持
したときの吸入空気量と燃料量との関係を示している。
各パーセント数字は開度を示しており、開度0%(ステ
ップ数0)は全閉状態を、開度100%(ステップ数1
00)は全開状態を、他の数字は途中開度の状態をそれ
ぞれ示している。
【0045】この図3から、O2 センサ33から信号が
出力されていない場合には、ブリードエア用制御弁44
のステップ数をある値に維持した状態で吸気流量を増加
させると、燃料量も比例的に増加してA/Fが略一定に
維持されることが分かる。また、開度50%(ステップ
数50)の折れ線と、プロパン100%の燃料において
ストイキ状態を維持するための関係を示す実線とが略一
致していることから、ステップ数を50に維持しておけ
ば吸気流量が変化してもストイキ状態が略維持されるこ
とが分かる。
【0046】次に、O2 センサ33からの出力信号に基
づいたブリードエア用制御弁44のフィードバック制御
について説明する。O2 センサ33は、混合気の状態
(リッチ状態か、それ以外のストイキあるいはリーンの
状態)を示す信号をECU7に出力する。ECU7は、
このO2 センサの出力信号がリッチ信号か否かを判断す
る。そして、リッチ信号であると判断した場合には、ブ
リードエア用制御弁44のステッピングモータを所定ス
ピードで駆動してバルブエレメント44aを開く。この
ときには、ステッピングモータでのステップ数を50か
ら例えば55に上昇させる。このようにすると、ステッ
プ数の増加に伴って燃料供給チャンバ41内においてブ
リードエア量が増加すると共にその分だけ燃料量が減少
する。この結果、リッチ状態であった混合気の空燃比が
リーン側に移行する。
【0047】また、O2 センサ33の出力信号がリーン
信号であると判断されれば、ECU7は上記とは逆にブ
リードエア用制御弁44を閉側へ駆動する。すなわち、
ステッピングモータを所定スピードで駆動してバルブエ
レメント44aを閉動作させる。このときは、ステップ
数を50から例えば45に減少させる。このようにする
と、ステップ数の減少量に対応して燃料供給チャンバ4
1内においてブリードエア量が減少し、その分だけ燃料
量が増加する。この結果、リーンまたはストイキ状態で
あった混合気の空燃比がリッチ側に移行する。
【0048】このようなフィードバック制御により、混
合気を理論空燃比に維持することができる。また、本実
施例では、フィードバック制御がなされない(すなわ
ち、O2 センサ33の信号によってブリードエア用制御
弁44が駆動されていない)状態において、吸気流量が
変化しても常時同じステップ数(50)でA/Fを略一
定(λ=1の状態)に維持できるようにニードル弁43
の形状が決められており、したがってフィードバック制
御は常時同じステップ数(50)から制御が開始されて
いるので、λ=1を維持するためのブリードエア用制御
弁44の動きを最小限にすることができ、迅速な制御が
可能になる。なお、前記燃料供給チャンバ41内に導入
されるブリードエアの流量は吸気流量に比べると実際に
は極僅かであるため、このブリードエア量は直接A/F
には関与していない。また、ブリードエアの供給により
燃料の量を制御しているため、とくに高地使用での燃料
量の補正をする必要がない。これは、ブリードエアおよ
び燃料が何れも気体であることにより、各々の密度が同
様に変化するためである。
【0049】前記混合気形成装置6に燃料を供給する圧
力調整器3は、図4に示すように形成されている。図4
において符号61はこの圧力調整器3の主本体部を形成
するハウジングである。このハウジング61には前記燃
料配管2aが接続される導入管62が取付けられると共
に、この導入管62に連通される導入路63が形成され
ている。この導入路63は第1圧力調整ポート64まで
延びており、この第1圧力調整ポート64は第1圧力調
整弁65によってその開閉が制御されるようになってい
る。
【0050】前記第1圧力調整弁65は、調整ねじ66
およびばね67等を備えた第1付勢部材68によって作
動するようになっている。また、前記ハウジング61に
は第1蓋板69が装着されており、これによりハウジン
グ61内に第1圧力調整室70が形成されている。前記
第1付勢部材68の調節により第1圧力調整室70の燃
料の圧力はゲージ圧で約0.3kg/cm2 に設定される。
【0051】前記ハウジング61における第1蓋体69
とは反対側には、ダイヤフラム71および第2蓋板72
が装着されており、これにより第2圧力調整室73が形
成されている。この第2圧力調整室73は連通路74を
介して前記第1圧力調整室70に連通されている。そし
て、この連通路74の第2圧力調整室側開口には、開閉
可能な第2圧力調整弁75が設けられている。この第2
圧力調整弁75は、前記ダイヤフラム71と連動する第
2付勢部材76によってその作動が制御されるようにな
っている。なお、ダイヤフラム71の背面側には大気ポ
ート72aを介して大気圧が作用している。
【0052】すなわち、前記第2付勢部材76の調節に
よって前記第2圧力調整室73内の燃料の圧力は大気圧
よりも僅かに低い圧力に設定され、このように設定され
た燃料が上部の燃料供給通路77と、この燃料供給通路
77に接続された燃料配管2bを通って前記混合気形成
装置6の燃料供給チャンバ41内に供給されるようにな
っている。
【0053】また、前記ハウジング61内には加熱通路
78が形成されている。この加熱通路78は前記導入路
63に隣接して配設され、エンジン1のクーリングジャ
ケット24で加熱されたエンジン冷却水が図1に示すよ
うに冷却水供給管3a、冷却水戻り管3bを介して循環
されるように構成されている。これにより、エンジン冷
却水の熱がハウジング61を介して導入路63中の燃料
に伝えられることになり、略液体の状態で導入路63に
流入した燃料が第1圧力調整ポート64から第1圧力調
整室70へ流れるときにその殆どが気化されることにな
る。すなわち、この圧力調整器3は、エンジン冷却水の
熱によって液体燃料が気化するときの潜熱を補うと共
に、燃料自体の温度を高めるように構成されている。
【0054】前記ハウジング61の燃料導出部に本発明
に係る電気式ヒーター8が取付けられている。このヒー
ター8は、ECU7から給電されて発熱する構造になっ
ており、その発熱部8aが前記連通路74と交差するよ
うにハウジング61内に延び、導入路63における第1
圧力調整ポート64の近傍に露出されている。すなわ
ち、発熱部8aは熱伝導によってハウジング61の燃料
導出部分を加熱すると共に、導入路63中で液体から気
体へ変わりつつある燃料に触れてこの燃料を直接加温す
るように構成されている。
【0055】また、この圧力調整器3には前記ヒーター
8の他にも燃料入口部に燃料の気化を促進させる電気式
ヒーター9が装着されている。このヒーター9もECU
7から給電されて発熱する構造になっており、導入管6
2の周囲を囲むように導入管62に取付けられている。
このヒーター9が発熱すると、燃料はハウジング61内
に流入するときに予め昇温されることになる。
【0056】ここで、前記ヒーター8,9の通電、非通
電を制御する手法について説明する。先ず、この制御を
行うECU7について説明する。ECU7は、図4に示
すように各制御子に接続されるI/Oポート81と、こ
のI/Oポート81に内部バスを介して接続されたCP
U82、A/D変換器83、タイマーカウンタ84、R
OM85、RAM86等から形成されている。なお、符
号87はバッテリである。
【0057】前記CPU82は、不図示のセンサによっ
て検出されたエンジン回転数、スロットルバルブ47の
スロットル位置、排気ガス温度、冷却水温度センサ25
によって検出されたエンジン冷却水温度、O2 センサ3
3が出力した排気ガス中のO2 濃度、吸気圧センサ50
が検出した吸気通路内圧力等に基づいて、エンジン1の
点火時期制御および混合気形成装置6による燃料制御等
を行うと共に、前記ヒーター8,9の通電制御を行うよ
うになっている。ヒーター8,9を制御するに当たって
はこれら両者を同時に制御してもよいし、各々を別に制
御してもよい。両ヒーターを別に制御する場合には、ヒ
ーター8は後述する手法に基づいて制御を行う。本実施
例ではヒーター8,9を同時に制御する場合について説
明する。
【0058】CPU82におけるヒーター8の通電制御
を行うヒーター制御部は図5に示すように構成されてい
る。図5において符号91はCPU82内のヒーター制
御部である。このヒーター制御部91は、冷却水温度セ
ンサ25の出力信号からエンジン冷却水の温度を検出す
るエンジン冷却水温度検出手段92と、このエンジン冷
却水温度検出手段92が求めた冷却水温度が予め定めた
値に対して高いか低いかを判定するエンジン冷却水判定
手段93と、イグニッションスイッチ94に接続されて
このイグニッションスイッチ94がOFF状態であるか
ON状態であるかを判定するイグニッションキー状態判
定手段95と、前記エンジン冷却水温度判定手段93と
イグニッションキー状態判定手段95の判定結果に基づ
いて前記ヒーター8,9の通電、非通電状態を切り換え
るヒーター制御手段96と、このヒーター制御手段96
からの制御信号に基づいてヒーター8,9へ給電したり
給電を絶ったりするヒーター駆動手段97とから構成さ
れている。
【0059】前記エンジン冷却水温度判定手段93は、
実際のエンジン冷却水温度と比較する設定温度を気体燃
料の種類に応じて変えるように構成されている。すなわ
ち、気体燃料の種類に応じて設定温度が変わるようにな
っている。これは、例えば極寒時の早朝にエンジンを冷
えきった状態から始動させる場合などのように、エンジ
ン冷却水温度およびこれと略同温になる圧力調整器3の
ハウジング温度が極低温であるときには、燃料の種類に
よってはきわめて容易に圧力調整器3で気化される場合
と、そうでない場合とがあるからである。
【0060】詳述すると、気体燃料は図9に示したよう
に一定圧力の下では蒸発するときの温度がその種類毎に
異なるので、使用する燃料の種類が変更されたとして
も、その燃料が気化可能な最低温度よりエンジン冷却水
温度が低いときには必ずヒーター8,9を発熱させるよ
うにしている。燃料の種類を判別するに当たっては、例
えばO2 センサ33の出力信号に基づいて空燃比フィー
ドバック制御を行うときのブリードエア用制御弁44で
のステップ数を利用して行う。このステップ数から燃料
の種類を判別することができるのは、燃料の種類毎に理
論空燃比が異なるからである。
【0061】前記ヒーター制御手段96は、イグニッシ
ョンキー94がON状態であってしかも実際のエンジン
冷却水温度が前記設定温度より低いときにヒーター駆動
手段97に制御信号としてヒーターON信号を出力し、
イグニッションキー94がOFF状態であったり、エン
ジン冷却水温度が設定温度より高いときにヒーター駆動
手段97にヒーターOFF信号を出力するように構成さ
れている。
【0062】次に、CPU82よるヒーター制御を図6
のフローチャートによってさらに詳細に説明する。先
ず、不図示のメインスイッチがON操作されてECU7
にバッテリ87から給電されるようになると、CPU8
2はステップS1 に示すようにイグニッションスイッチ
94でのイグニッションキーの状態がON状態か否かを
判定する。イグニッションキーがOFF状態であるとき
にはステップS2 に進んでヒーター8,9を非通電状態
とする。
【0063】また、ステップS1 にてイグニッションキ
ーがON状態であると判定された場合には、CPU82
は次にステップS3 において冷却水温度センサ25によ
って検出された実際のエンジン冷却水温度が設定温度以
下であるか否かを判定する。エンジン冷却水温度が設定
温度より高いときにはステップS2 に進んで前記同様に
ヒーター8,9を非通電状態とする。エンジン冷却水温
度が設定温度以下であるときには、CPU82はステッ
プS4 にてヒーター8,9に給電してこれらを発熱させ
る。なお、このステップS1〜S4に示す制御は、メイン
スイッチがOFFされるまで繰り返し行われる。
【0064】このようにヒーター8,9が通電されて発
熱すると、外気温が極低温で冷えきっている状態のエン
ジン1を始動させるときのように、エンジン冷却水が圧
力調整器3の熱源にならない場合であっても、ヒーター
8,9によって圧力調整器3を加温する熱が補われるの
で、燃料はこのヒーター8,9の熱を用いて確実に気化
される。しかも、燃料の種類によって気化し難くなると
いうこともない。
【0065】ヒーター8,9はエンジン冷却水温度が前
記設定温度に達した後は非通電状態となるが、それ以降
はエンジン冷却水によって圧力調整器3のハウジング6
1が加温されるので、ヒーター停止後は燃料はエンジン
冷却水の熱を用いて気化される。
【0066】したがって、エンジン1は外気温が極低温
であっても燃料の種類に係わりなく確実に始動されるこ
とになる。しかも、始動後にスロットルバルブ47が開
かれて圧力調整器3での燃料流量が増え、圧力調整器3
で燃料を気化させるために必要な熱が増えたとしても、
この熱はヒーター8,9により補われるので、燃料ガス
は途絶えることなく混合気形成装置6に供給されてエン
ジン1は運転を継続することができる。
【0067】さらに、ヒーター8は、圧力調整器3内に
おける燃料の気化が多く行われて最も低温になる燃料導
出部に発熱部8aが内蔵され、この発熱部8aの先端部
が導入路63中に露出されているから、圧力調整器3は
最も低温になる部分がヒーター8によって加温され、燃
料はこの低温になる部分においてハウジング61の壁面
とヒーター8の発熱部8aに触れて加温される。したが
って、ヒーター8の熱を有効に利用して燃料の気化を促
進させることができるから、ヒーター8としては圧力調
整器3の全体を加温するものに比べて発熱量の小さなも
のを採用することができる。
【0068】なお、前記実施例ではヒーター8,9の通
電、非通電を切り換えるに当たりイグニッションキーの
ON,OFF状態およびエンジン冷却水温度を判定して
行ったが、図7および図8に示すようにエンジンが運転
状態であるか否かをも判定して通電、非通電を切り換え
るようにすることができる。
【0069】図7はエンジン運転状態をも判定してヒー
ター制御を行う場合のヒーター制御部の構成を示すブロ
ック図、図8はエンジン運転状態をも判定してヒーター
制御を行うときの手法を説明するためのフローチャート
である。これらの図において前記図1ないし図6で説明
したものと同一もしくは同等部材については、同一符号
を付し詳細な説明は省略する。
【0070】図7において符号101はスターターモー
タ(図示せず)によるエンジン始動動作が終了している
か否かを判定するスターターモータ解除判定手段であ
る。このスターターモーター解除判定手段101は、エ
ンジン回転数センサ102によって検出されたエンジン
回転数が予め定めた設定回転数より大きいか否かを判定
するように構成されている。この設定回転数は、エンジ
ン1がアイドリング運転されているときの回転数とされ
る。
【0071】そして、本実施例で用いるヒーター制御手
段96は、前記スターターモーター解除判定手段101
の判定結果をも加味してヒーター駆動手段97に制御信
号を出力する構成になっている。
【0072】このようにエンジン運転状態を加味する構
成を採る場合には、CPU82は先ず、図8中のステッ
プP1 に示すようにイグニッションキーがON状態であ
るか否かを判定する。これがOFF状態であるときには
ステップP2 でヒーター8,9を非通電状態とする。そ
して、イグニッションキーがON状態であるときにステ
ップP3 に進んでエンジン回転数が設定回転数以上であ
るか否かを判定する。
【0073】ステップP3 でエンジン回転数が設定回転
数より小さいと判定されたときにはステップP2 に進ん
でヒーター8,9を非通電状態とし、エンジン回転数が
設定回転数以上であると判定されたときにステップP4
に進んで次にエンジン冷却水温度が設定温度以下である
か否かを判定する。
【0074】そして、エンジン冷却水温度が設定温度よ
り高いときにはステップP2 に進んで前記同様にヒータ
ー8,9を非通電状態とし、エンジン冷却水温度が設定
温度以下であるときにステップP5 に進んでヒーター
8,9に給電してこれらを発熱させる。このステップP
1〜P5で示した制御は、メインスイッチがOFFされる
まで繰り返される。
【0075】したがって、本実施例ではエンジン1が始
動してアイドリング運転状態に達してからヒーター8,
9に通電されることになるので、ヒーター8,9が発熱
するときにはエンジン1の発電機(図示せず)によって
発電された電力が消費されるようになる。このため、外
気温が極低温でバッテリ87の能力が低下しがちである
ときにエンジン1を始動させたとしても、バッテリ87
の電力は全てスターターモーターの起動に用いることが
できるので、電気式ヒーターを用いたとしてもエンジン
1の始動性が損なわれることがない。
【0076】
【発明の効果】以上説明したように第1の発明に係る気
体燃料エンジン用燃料気化装置は、エンジン冷却水温度
が予め定めた温度より低いときに通電されて発熱し、エ
ンジン冷却水温度が前記設定温度以上に達したときに非
通電状態とされる電気式ヒーターを備えたため、エンジ
ン冷却水の温度が設定温度より低いときには電気式ヒー
ターによって燃料気化装置を加温するための熱が補われ
る。
【0077】このため、外気温が極低温のときであって
も確実にエンジンを始動させることができる。しかも、
エンジン始動後のアイドリング状態のときにスロットル
を開けたとしても、燃料の気化が電気式ヒーターの熱に
よって促進されて燃料ガスが途絶えることがないから、
エンジンは運転を継続するようになる。
【0078】第2の発明に係る気体燃料エンジン用燃料
気化装置は、エンジン冷却水温度が予め定めた温度より
低くかつエンジン回転数が予め定めた回転数より大きい
ときに通電されて発熱し、エンジン冷却水温度が前記設
定温度以上に達したときあるいはエンジン回転数が前記
設定回転数以下であるときに非通電状態とされる電気式
ヒーターを備えたため、電気式ヒーターの通電、非通電
を決めるエンジン回転数の設定値をエンジン運転状態で
のエンジン回転数に設定することにより、電気式ヒータ
ーが発熱するときにはエンジンの発電機によって発電さ
れた電力が消費されることになる。
【0079】このため、外気温が極低温でバッテリの能
力が低下していたとしてもバッテリの電力をスターター
モータに全て供給することができるので、電気式ヒータ
を採用する構成をとりつつも始動時にはスターターモー
タに大電流を流すことが可能になるから、エンジンの始
動性が損なわれることがない。
【0080】第3の発明に係る気体燃料エンジン用燃料
気化装置は、第1の発明または第2の発明に係る気体燃
料エンジン用燃料気化装置において、電気式ヒーターの
発熱部の少なくとも一部を燃料通路に設けたため、燃料
気化装置の燃料通路が電気式ヒーターによって加温さ
れ、燃料に電気式ヒータの熱が伝わり易くなる。
【0081】このため、電気式ヒーターの熱を有効に利
用して燃料の気化を促進させることができるから、電気
式ヒーターとしては燃料気化装置の全体を加温するもの
に比べて発熱量の小さなものを採用することができる。
【0082】第4の発明に係る気体燃料エンジン用燃料
気化装置は、第3の発明に係る気体燃料エンジン用燃料
気化装置において、燃料通路における燃料が気化すると
きに熱が最も多く奪われる部位に発熱部を臨ませたた
め、燃料気化装置の最も低温になる部分が電気式ヒータ
ーによって加温され、燃料は燃料気化装置の壁面と電気
式ヒーターに触れて加温される。
【0083】このため、電気式ヒータの熱がより一層燃
料に伝わり易くなり、発熱量のきわめて少ない電気式ヒ
ータを用いたとしても燃料を確実に気化させることが可
能になる。
【0084】第5の発明に係る気体燃料エンジン用燃料
気化装置は、第1〜第4の発明に係る気体燃料エンジン
用燃料気化装置のうち何れか一つにおいて、電気式ヒー
ターの通電、非通電を決めるエンジン冷却水温度の設定
値を、燃料の種類毎の気化可能な最低温度に対応させて
変えるため、使用する燃料の種類が変わって燃料気化装
置においてその燃料を気化させるに必要な温度が変わっ
たとしても、それに追随して電気式ヒーターが制御され
る。
【0085】このため、外気温が極低温のときであって
も、燃料の種類に係わりなくエンジンを確実に始動させ
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る燃料気化装置を備えた気体燃料
エンジン用燃料供給装置の概略構成図である。
【図2】 気体燃料エンジンの吸・排気系を示す断面図
である。
【図3】 吸気流量と燃料量との関係を示す図である。
【図4】 本発明に係る燃料気化装置の拡大断面図で、
同図中にはECUの構成も合わせて示してある。
【図5】 本発明に係るヒーターを制御するECU内の
ヒーター制御部の構成を示すブロック図である。
【図6】 ヒーターを制御する手法を説明するためのフ
ローチャートである。
【図7】 エンジン運転状態をも判定してヒーター制御
を行う場合のヒーター制御部の構成を示すブロック図で
ある。
【図8】 エンジン運転状態をも判定してヒーター制御
を行うときの手法を説明するためのフローチャートであ
る。
【図9】 LPGガスの主成分であるプロパンとブタン
との混合比を変えたときの温度に対する蒸発圧力の関係
を示すグラフである。
【符号の説明】
1…気体燃料エンジン、3…圧力調整器、6…混合気形
成装置、7…ECU、8…電気式ヒータ、9…電気式ヒ
ーター、25…冷却水温度センサ、33…O2センサ、
82…CPU、91…ヒーター制御部、94…イグニッ
ションスイッチ。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 F02N 17/06 B

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液体燃料をエンジン冷却水によって加温
    して気化させる気体燃料エンジン用燃料気化装置におい
    て、エンジン冷却水温度が予め定めた温度より低いとき
    に通電されて発熱し、エンジン冷却水温度が前記設定温
    度以上に達したときに非通電状態とされる電気式ヒータ
    ーを備えたことを特徴とする気体燃料エンジン用燃料気
    化装置。
  2. 【請求項2】 液体燃料をエンジン冷却水によって加温
    して気化させる気体燃料エンジン用燃料気化装置におい
    て、エンジン冷却水温度が予め定めた温度より低くかつ
    エンジン回転数が予め定めた回転数より大きいときに通
    電されて発熱し、エンジン冷却水温度が前記設定温度以
    上に達したときあるいはエンジン回転数が前記設定回転
    数以下であるときに非通電状態とされる電気式ヒーター
    を備えたことを特徴とする気体燃料エンジン用燃料気化
    装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2記載の気体燃料
    エンジン用燃料気化装置において、電気式ヒーターの発
    熱部の少なくとも一部を燃料通路に設けたことを特徴と
    する気体燃料エンジン用燃料気化装置。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の気体燃料エンジン用燃料
    気化装置において、燃料通路における燃料が気化すると
    きに熱が最も多く奪われる部位に発熱部を臨ませたこと
    を特徴とする気体燃料エンジン用燃料気化装置。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし請求項4記載の気体燃料
    エンジン用燃料気化装置のうち何れか一つにおいて、電
    気式ヒーターの通電、非通電を決めるエンジン冷却水温
    度の設定値を、燃料の種類毎の気化可能な最低温度に対
    応させて変えることを特徴とする気体燃料エンジン用燃
    料気化装置。
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