JPH07253059A - 燃料油改質装置 - Google Patents
燃料油改質装置Info
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- JPH07253059A JPH07253059A JP6045891A JP4589194A JPH07253059A JP H07253059 A JPH07253059 A JP H07253059A JP 6045891 A JP6045891 A JP 6045891A JP 4589194 A JP4589194 A JP 4589194A JP H07253059 A JPH07253059 A JP H07253059A
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Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02T—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
- Y02T10/00—Road transport of goods or passengers
- Y02T10/10—Internal combustion engine [ICE] based vehicles
- Y02T10/12—Improving ICE efficiencies
Landscapes
- Production Of Liquid Hydrocarbon Mixture For Refining Petroleum (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】燃料油の改質効果を大幅に向上できるようにす
る。 【構成】一端側のキャップ4Aのノズル5Aから燃料油
が供給され、他端側のキャップ4Bのノズル5Bから燃
料油を排出するケーシング2内に、厚さ方向に極を有す
る円板状の永久磁石10を、スペーサ12を介して平面
同士が対向し且つキャップ4Aから4Bに向かって並ん
だ状態で配設する。各永久磁石10の一方の平面には、
円筒部材3内径と略等しい直径を有する遮蔽板11を固
定するとともに、その遮蔽板11の縁部分には、隣合っ
た永久磁石同士では周方向に180度ずれるように、開
口部11bを形成する。
る。 【構成】一端側のキャップ4Aのノズル5Aから燃料油
が供給され、他端側のキャップ4Bのノズル5Bから燃
料油を排出するケーシング2内に、厚さ方向に極を有す
る円板状の永久磁石10を、スペーサ12を介して平面
同士が対向し且つキャップ4Aから4Bに向かって並ん
だ状態で配設する。各永久磁石10の一方の平面には、
円筒部材3内径と略等しい直径を有する遮蔽板11を固
定するとともに、その遮蔽板11の縁部分には、隣合っ
た永久磁石同士では周方向に180度ずれるように、開
口部11bを形成する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えばディーゼルエ
ンジンに使用される軽油等の燃料油の分子を磁力によっ
て微粒化することにより燃料油の成分を改質して、燃料
油の不完全燃焼率を低減し窒素酸化物(NOX )発生の
抑制や燃費の向上等を図る燃料油改質装置の改良に関
し、特に、磁石の配列や燃料油の流路形状等を最適にす
ることにより燃料油の改質効果が大幅に向上するように
したものである。
ンジンに使用される軽油等の燃料油の分子を磁力によっ
て微粒化することにより燃料油の成分を改質して、燃料
油の不完全燃焼率を低減し窒素酸化物(NOX )発生の
抑制や燃費の向上等を図る燃料油改質装置の改良に関
し、特に、磁石の配列や燃料油の流路形状等を最適にす
ることにより燃料油の改質効果が大幅に向上するように
したものである。
【0002】
【従来の技術】磁石を利用した従来の燃料油改質装置と
しては、例えば特公平3−30718号公報に開示され
たものが知られている。即ち、この従来の燃料油改質装
置は、筒状ケーシングの内側に非磁性管を配置してその
非磁性管を燃料油の通路とするとともに、その非磁性管
の外側に、厚さ方向に極を有するリング状の永久磁石を
多数嵌合したものであり、より具体的には、それらリン
グ状の永久磁石を複数の組に分割し、各組内では磁石同
士を反発方向に相互密着し、各組間ではスペーサを介し
て磁石同士を吸着関係に対向させている。
しては、例えば特公平3−30718号公報に開示され
たものが知られている。即ち、この従来の燃料油改質装
置は、筒状ケーシングの内側に非磁性管を配置してその
非磁性管を燃料油の通路とするとともに、その非磁性管
の外側に、厚さ方向に極を有するリング状の永久磁石を
多数嵌合したものであり、より具体的には、それらリン
グ状の永久磁石を複数の組に分割し、各組内では磁石同
士を反発方向に相互密着し、各組間ではスペーサを介し
て磁石同士を吸着関係に対向させている。
【0003】このような構成において燃料油の通路とな
る非磁性管内に例えば軽油等の燃料油を通過させると、
燃料油が上記多数の永久磁石が作り出す錯綜した磁場に
接し、燃料油の油分子が微粒化する結果、燃焼効率が向
上して燃費の向上や窒素酸化物等の発生が低減する、と
いうものである。
る非磁性管内に例えば軽油等の燃料油を通過させると、
燃料油が上記多数の永久磁石が作り出す錯綜した磁場に
接し、燃料油の油分子が微粒化する結果、燃焼効率が向
上して燃費の向上や窒素酸化物等の発生が低減する、と
いうものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、磁束は
互いに反発する性質を有するため、リング状磁石の内側
空間の磁束密度は、磁石周囲の磁束密度に比べて低くな
る傾向があり、従って、上記従来の燃料油改質装置のよ
うに、リング状の磁石を多数重ね合わせることによりそ
れらの内側に形成される空間内に非磁性管を配置し、そ
の非磁性管内を燃料油の通路とする構造であると、永久
磁石が生成する磁束のうち燃料油の改質に作用するもの
は極一部となるから、燃料油の改質効率が低いという問
題点があった。よって、充分な改質効果を得るために
は、強力な従って高価な磁石を用いるか、或いは燃料油
の通路を充分に長くして燃料油を長時間磁場に接するよ
うにする必要があるが、何れにしても大幅なコストアッ
プや装置の大型化等の不具合を招いてしまう。
互いに反発する性質を有するため、リング状磁石の内側
空間の磁束密度は、磁石周囲の磁束密度に比べて低くな
る傾向があり、従って、上記従来の燃料油改質装置のよ
うに、リング状の磁石を多数重ね合わせることによりそ
れらの内側に形成される空間内に非磁性管を配置し、そ
の非磁性管内を燃料油の通路とする構造であると、永久
磁石が生成する磁束のうち燃料油の改質に作用するもの
は極一部となるから、燃料油の改質効率が低いという問
題点があった。よって、充分な改質効果を得るために
は、強力な従って高価な磁石を用いるか、或いは燃料油
の通路を充分に長くして燃料油を長時間磁場に接するよ
うにする必要があるが、何れにしても大幅なコストアッ
プや装置の大型化等の不具合を招いてしまう。
【0005】なお、上記公報記載以外の従来の燃料油改
質装置としては、例えば、特公平59−1760号公報
や特開昭63−129161号公報等に記載された各種
の装置が知られているが、いずれの装置も磁束密度の高
い部分のみを燃料油が通過するような構成にはなってい
なかったため、燃料油の改質効率が低いという問題点を
有している。
質装置としては、例えば、特公平59−1760号公報
や特開昭63−129161号公報等に記載された各種
の装置が知られているが、いずれの装置も磁束密度の高
い部分のみを燃料油が通過するような構成にはなってい
なかったため、燃料油の改質効率が低いという問題点を
有している。
【0006】本発明は、このような従来の技術が有する
未解決の課題に着目してなされたものであって、改質効
率を飛躍的に向上させることができる燃料油改質装置を
提供することを目的としている。
未解決の課題に着目してなされたものであって、改質効
率を飛躍的に向上させることができる燃料油改質装置を
提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に係る発明である燃料油改質装置は、内部
が燃料油の通路を形成するケーシング内に、厚さ方向に
極を有する板状の複数の永久磁石を、所定距離隔てて平
面同士が対向し且つ前記通路の上流から下流に向かって
並んだ状態で配設するとともに、前記永久磁石と前記ケ
ーシング内側面との間は一部の開口部を残して封止し、
さらに、隣合った前記永久磁石同士では前記開口部が重
なり合わないようにそれら開口部を周方向にずらした。
に、請求項1に係る発明である燃料油改質装置は、内部
が燃料油の通路を形成するケーシング内に、厚さ方向に
極を有する板状の複数の永久磁石を、所定距離隔てて平
面同士が対向し且つ前記通路の上流から下流に向かって
並んだ状態で配設するとともに、前記永久磁石と前記ケ
ーシング内側面との間は一部の開口部を残して封止し、
さらに、隣合った前記永久磁石同士では前記開口部が重
なり合わないようにそれら開口部を周方向にずらした。
【0008】また、請求項2に係る発明は、上記請求項
1に係る発明において、隣合った前記永久磁石同士を吸
引関係に配設したものである。そして、請求項3に係る
発明は、上記請求項1に係る発明において、隣合った前
記永久磁石同士を反発関係に配設したものである。さら
に、請求項4に係る発明は、上記請求項1に係る発明に
おいて、前記複数の永久磁石を、隣合った前記永久磁石
同士の関係が吸引関係及び反発関係を交互に繰り返すよ
うに配設したものである。
1に係る発明において、隣合った前記永久磁石同士を吸
引関係に配設したものである。そして、請求項3に係る
発明は、上記請求項1に係る発明において、隣合った前
記永久磁石同士を反発関係に配設したものである。さら
に、請求項4に係る発明は、上記請求項1に係る発明に
おいて、前記複数の永久磁石を、隣合った前記永久磁石
同士の関係が吸引関係及び反発関係を交互に繰り返すよ
うに配設したものである。
【0009】また、請求項5に係る発明は、上記請求項
1〜請求項4に係る発明において、前記永久磁石の側面
を包囲する前記ケーシングの側板を非磁性体で構成した
ものである。さらに、請求項6に係る発明は、上記請求
項1〜請求項5に係る発明において、前記永久磁石の材
質よりも透磁率の高い材質からなる板状部材を、前記永
久磁石の平面に接触した状態で且つ前記複数の永久磁石
間の隙間及び前記開口部を閉塞しないように設けた。
1〜請求項4に係る発明において、前記永久磁石の側面
を包囲する前記ケーシングの側板を非磁性体で構成した
ものである。さらに、請求項6に係る発明は、上記請求
項1〜請求項5に係る発明において、前記永久磁石の材
質よりも透磁率の高い材質からなる板状部材を、前記永
久磁石の平面に接触した状態で且つ前記複数の永久磁石
間の隙間及び前記開口部を閉塞しないように設けた。
【0010】またさらに、請求項7に係る発明は、上記
請求項1〜請求項6に係る発明において、隣合った前記
永久磁石同士では前記開口部を周方向に180度ずらし
たものである。一方、上記目的を達成するために、請求
項8に係る発明である燃料油改質装置は、内部が燃料油
の通路を形成するケーシング内に、磁性体からなる複数
の板状部材を、所定距離隔てて平面同士が対向し且つ前
記通路の上流から下流に向かって並んだ状態で配設する
とともに、前記板状部材と前記ケーシング内側面との間
は一部の開口部を残して封止し、さらに、隣合った前記
板状部材同士では前記開口部が重なり合わないようにそ
れら開口部を周方向にずらし、そして、前記板状部材の
側面を包囲する前記ケーシングの側板を非磁性体で構成
するとともにその側板の外周面を包囲するように電磁石
のコイルを配設した。
請求項1〜請求項6に係る発明において、隣合った前記
永久磁石同士では前記開口部を周方向に180度ずらし
たものである。一方、上記目的を達成するために、請求
項8に係る発明である燃料油改質装置は、内部が燃料油
の通路を形成するケーシング内に、磁性体からなる複数
の板状部材を、所定距離隔てて平面同士が対向し且つ前
記通路の上流から下流に向かって並んだ状態で配設する
とともに、前記板状部材と前記ケーシング内側面との間
は一部の開口部を残して封止し、さらに、隣合った前記
板状部材同士では前記開口部が重なり合わないようにそ
れら開口部を周方向にずらし、そして、前記板状部材の
側面を包囲する前記ケーシングの側板を非磁性体で構成
するとともにその側板の外周面を包囲するように電磁石
のコイルを配設した。
【0011】そして、請求項9に係る発明は、上記請求
項8に係る燃料油改質装置において、隣合った前記永久
磁石同士では前記開口部を周方向に180度ずらした。
項8に係る燃料油改質装置において、隣合った前記永久
磁石同士では前記開口部を周方向に180度ずらした。
【0012】
【作用】請求項1に係る発明にあっては、ケーシング内
に配設された板状の永久磁石とケーシング内側面との間
は一部の開口部を残して封止されているため、隣合う二
つの永久磁石に挟まれた空間はその開口部を介して連通
している。そして、そのような永久磁石に挟まれた空間
同士の連通状態がケーシング内部の燃料油通路の上流か
ら下流に向かって連続しており、しかも隣合った永久磁
石同士では開口部が重なり合わないようになっているた
め、ケーシング内部における燃料油は、二つの永久磁石
に挟まれた空間→開口部→二つの永久磁石に挟まれた空
間→開口部→二つの永久磁石に挟まれた空間→開口部
…、という具合に移動していくことになる。
に配設された板状の永久磁石とケーシング内側面との間
は一部の開口部を残して封止されているため、隣合う二
つの永久磁石に挟まれた空間はその開口部を介して連通
している。そして、そのような永久磁石に挟まれた空間
同士の連通状態がケーシング内部の燃料油通路の上流か
ら下流に向かって連続しており、しかも隣合った永久磁
石同士では開口部が重なり合わないようになっているた
め、ケーシング内部における燃料油は、二つの永久磁石
に挟まれた空間→開口部→二つの永久磁石に挟まれた空
間→開口部→二つの永久磁石に挟まれた空間→開口部
…、という具合に移動していくことになる。
【0013】ここで、厚さ方向に極を有する二つの板状
の永久磁石をその平面同士を対向させて配置すると、そ
れら二つの永久磁石を吸引関係とした(一方のN極と他
方のS極とを対向させた)場合,反発関係とした(N極
同士又はS極同士を対向させた)場合,吸引関係及び反
発関係を混在させた場合のいずれの場合にあっても、そ
れら二つの永久磁石で挟まれた空間の磁束密度が最も高
くなる。
の永久磁石をその平面同士を対向させて配置すると、そ
れら二つの永久磁石を吸引関係とした(一方のN極と他
方のS極とを対向させた)場合,反発関係とした(N極
同士又はS極同士を対向させた)場合,吸引関係及び反
発関係を混在させた場合のいずれの場合にあっても、そ
れら二つの永久磁石で挟まれた空間の磁束密度が最も高
くなる。
【0014】よって、ケーシング内を上記のように燃料
油が移動すると、最も磁束密度の高い空間を燃料油が通
過することになり、燃料油が多くの磁束に確実に触れる
ようになる。次に、請求項2に係る発明にあっては、隣
合った二つの永久磁石が互いに吸引関係に配設されてい
るので、それら永久磁石が生成する磁束は一方の永久磁
石から他方の永久磁石に向かって真っ直ぐ伸びるように
なる。
油が移動すると、最も磁束密度の高い空間を燃料油が通
過することになり、燃料油が多くの磁束に確実に触れる
ようになる。次に、請求項2に係る発明にあっては、隣
合った二つの永久磁石が互いに吸引関係に配設されてい
るので、それら永久磁石が生成する磁束は一方の永久磁
石から他方の永久磁石に向かって真っ直ぐ伸びるように
なる。
【0015】このため、二つの永久磁石に挟まれた空間
に、それら永久磁石が生成可能な磁束のほとんどが集中
するようになるから、二つの永久磁石で挟まれた空間を
通過する燃料油はより多くの磁束に確実に触れるように
なる。一方、請求項3に係る発明にあっても、隣合った
二つの永久磁石が互いに反発関係に配設されているの
で、それら永久磁石が生成する磁束は、互いに反発して
外側に逃げようとするが、磁束の性質上必ず永久磁石の
極に戻ってくるから、それら二つの永久磁石で挟まれた
空間内には多数の磁束が存在することになり、二つの永
久磁石で挟まれた空間を通過する燃料油は多くの磁束に
確実に触れるようになる。
に、それら永久磁石が生成可能な磁束のほとんどが集中
するようになるから、二つの永久磁石で挟まれた空間を
通過する燃料油はより多くの磁束に確実に触れるように
なる。一方、請求項3に係る発明にあっても、隣合った
二つの永久磁石が互いに反発関係に配設されているの
で、それら永久磁石が生成する磁束は、互いに反発して
外側に逃げようとするが、磁束の性質上必ず永久磁石の
極に戻ってくるから、それら二つの永久磁石で挟まれた
空間内には多数の磁束が存在することになり、二つの永
久磁石で挟まれた空間を通過する燃料油は多くの磁束に
確実に触れるようになる。
【0016】そして、請求項4に係る発明にあっては、
i番目の永久磁石とi+1番目の永久磁石とが吸引関係
にあれば、i+1番目の永久磁石とi+2番目の永久磁
石とは反発関係となるため、上記請求項1に係る発明の
作用で説明したように、燃料油が二つの永久磁石に挟ま
れた空間→開口部→二つの永久磁石に挟まれた空間→開
口部→二つの永久磁石に挟まれた空間→開口部…、とい
う具合に移動していくと、燃料油は、吸引関係にある二
つの永久磁石間の平行な磁束と、反発関係にある二つの
永久磁石間の外側に逃げる磁束とを交互に受けることに
なる。すると、燃料油の分子は、上述したような移動を
していく間に、色々な方向から繰り返し磁化されること
になるから、常に同じ方向から磁化されるよりもさらに
分子内部に摩擦が生じて分子の微粒化が確実に行われ
る。
i番目の永久磁石とi+1番目の永久磁石とが吸引関係
にあれば、i+1番目の永久磁石とi+2番目の永久磁
石とは反発関係となるため、上記請求項1に係る発明の
作用で説明したように、燃料油が二つの永久磁石に挟ま
れた空間→開口部→二つの永久磁石に挟まれた空間→開
口部→二つの永久磁石に挟まれた空間→開口部…、とい
う具合に移動していくと、燃料油は、吸引関係にある二
つの永久磁石間の平行な磁束と、反発関係にある二つの
永久磁石間の外側に逃げる磁束とを交互に受けることに
なる。すると、燃料油の分子は、上述したような移動を
していく間に、色々な方向から繰り返し磁化されること
になるから、常に同じ方向から磁化されるよりもさらに
分子内部に摩擦が生じて分子の微粒化が確実に行われ
る。
【0017】また、請求項5に係る発明のように、ケー
シングの側板を非磁性体で構成されていると、永久磁石
間の磁束がそのケーシング側板に逃げることがなく、そ
れだけ多くの磁束が燃料油の磁化に費やされることにな
る。また、請求項6に係る発明であれば、永久磁石の平
面に接触して配設されている板状部材によって、永久磁
石が生成する磁束が増大するから、燃料油はさらに多く
の磁束に触れるようになる。
シングの側板を非磁性体で構成されていると、永久磁石
間の磁束がそのケーシング側板に逃げることがなく、そ
れだけ多くの磁束が燃料油の磁化に費やされることにな
る。また、請求項6に係る発明であれば、永久磁石の平
面に接触して配設されている板状部材によって、永久磁
石が生成する磁束が増大するから、燃料油はさらに多く
の磁束に触れるようになる。
【0018】そして、請求項7に係る発明にあっては、
燃料油は、二つの永久磁石に挟まれた空間を通過する際
に、可能な範囲で最も長い距離を移動することになるか
ら、燃料油は可能な範囲で最も多くの磁束に確実に触れ
るようになる。ただし、この請求項7に係る発明では、
最も良好な作用が得られるのは正確に180度ずらした
場合であるが、厳密に180ずらす必要はなく、約18
0度ずれていれば実質的に同様の作用が得られるもので
ある。従って、10度程度の違いは許容範囲である。
燃料油は、二つの永久磁石に挟まれた空間を通過する際
に、可能な範囲で最も長い距離を移動することになるか
ら、燃料油は可能な範囲で最も多くの磁束に確実に触れ
るようになる。ただし、この請求項7に係る発明では、
最も良好な作用が得られるのは正確に180度ずらした
場合であるが、厳密に180ずらす必要はなく、約18
0度ずれていれば実質的に同様の作用が得られるもので
ある。従って、10度程度の違いは許容範囲である。
【0019】請求項8に係る発明は、簡単に言えば、上
記請求項2に係る発明と同等の構造を、永久磁石に代え
て電磁石で実現したものである。即ち、この請求項8に
係る発明にあっては、ケーシング側板外周面を包囲して
いる電磁石のコイルに電流を流すと、そのケーシング側
板は非磁性体から構成されているので、さらにその内側
に配設されている磁性体からなる板状部材が電磁石のコ
アとなる。従って、それらコアとなった板状部材で挟ま
れた空間内には、多数の磁束が存在するようになる。
記請求項2に係る発明と同等の構造を、永久磁石に代え
て電磁石で実現したものである。即ち、この請求項8に
係る発明にあっては、ケーシング側板外周面を包囲して
いる電磁石のコイルに電流を流すと、そのケーシング側
板は非磁性体から構成されているので、さらにその内側
に配設されている磁性体からなる板状部材が電磁石のコ
アとなる。従って、それらコアとなった板状部材で挟ま
れた空間内には、多数の磁束が存在するようになる。
【0020】そして、ケーシング内に配設された板状部
材とケーシング内側面との間は一部の開口部を残して封
止されているため、隣合う二つの板状部材に挟まれた空
間はその開口部を介して連通している。そして、そのよ
うな板状部材に挟まれた空間同士の連通状態がケーシン
グ内部の燃料油通路の上流から下流に向かって連続して
おり、しかも隣合った板状部材同士では開口部が重なり
合わないようになっているため、ケーシング内部におけ
る燃料油は、上述した請求項1に係る発明と同様に、二
つの板状部材に挟まれた空間→開口部→二つの板状部材
に挟まれた空間→開口部→二つの板状部材に挟まれた空
間→開口部…、という具合に移動していくことになる。
材とケーシング内側面との間は一部の開口部を残して封
止されているため、隣合う二つの板状部材に挟まれた空
間はその開口部を介して連通している。そして、そのよ
うな板状部材に挟まれた空間同士の連通状態がケーシン
グ内部の燃料油通路の上流から下流に向かって連続して
おり、しかも隣合った板状部材同士では開口部が重なり
合わないようになっているため、ケーシング内部におけ
る燃料油は、上述した請求項1に係る発明と同様に、二
つの板状部材に挟まれた空間→開口部→二つの板状部材
に挟まれた空間→開口部→二つの板状部材に挟まれた空
間→開口部…、という具合に移動していくことになる。
【0021】よって、ケーシング内を上記のように燃料
油が移動すると、最も磁束密度の高い空間を燃料油が通
過することになり、燃料油が多くの磁束に確実に触れる
ようになる。そして、請求項9に係る発明にあっては、
燃料油は、二つの板状部材に挟まれた空間を通過する際
に、可能な範囲で最も長い距離を移動することになるか
ら、燃料油は可能な範囲で最も多くの磁束に確実に触れ
るようになる。なお、この請求項9に係る発明も、上記
請求項7に係る発明と同様に、最も良好な作用が得られ
るのは正確に180度ずらした場合であるが、厳密に1
80ずらす必要はなく、約180度ずれていれば実質的
に同様の作用が得られるものである。従って、10度程
度の違いは許容範囲である。
油が移動すると、最も磁束密度の高い空間を燃料油が通
過することになり、燃料油が多くの磁束に確実に触れる
ようになる。そして、請求項9に係る発明にあっては、
燃料油は、二つの板状部材に挟まれた空間を通過する際
に、可能な範囲で最も長い距離を移動することになるか
ら、燃料油は可能な範囲で最も多くの磁束に確実に触れ
るようになる。なお、この請求項9に係る発明も、上記
請求項7に係る発明と同様に、最も良好な作用が得られ
るのは正確に180度ずらした場合であるが、厳密に1
80ずらす必要はなく、約180度ずれていれば実質的
に同様の作用が得られるものである。従って、10度程
度の違いは許容範囲である。
【0022】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面に基づいて説
明する。図1乃至図6は本発明の第1実施例を示す図で
あり、図1は燃料油改質装置1の正断面図である。この
燃料油改質装置1は、円筒部材3の両端にキャップ4
A,4Bを固定して形成された中空のケーシング2を本
体としている。かかる円筒部材3の両端部内周面には雌
ねじが切られ、キャップ4A,4Bの外周面には円筒部
材3の雌ねじに螺合する雄ねじが切られていて、円筒部
材3及び両キャップ4A,4Bはそれら雌ねじ・雄ねじ
によるねじ結合により一体となっている。ただし、それ
ら雌ねじ・雄ねじ間に例えばシール剤を塗布しておくこ
とにより、円筒部材3及び両キャップ4A,4Bは液体
漏れ等が生じないように密着している。ここで、円筒部
材3が、本発明におけるケーシング2の側板を構成す
る。
明する。図1乃至図6は本発明の第1実施例を示す図で
あり、図1は燃料油改質装置1の正断面図である。この
燃料油改質装置1は、円筒部材3の両端にキャップ4
A,4Bを固定して形成された中空のケーシング2を本
体としている。かかる円筒部材3の両端部内周面には雌
ねじが切られ、キャップ4A,4Bの外周面には円筒部
材3の雌ねじに螺合する雄ねじが切られていて、円筒部
材3及び両キャップ4A,4Bはそれら雌ねじ・雄ねじ
によるねじ結合により一体となっている。ただし、それ
ら雌ねじ・雄ねじ間に例えばシール剤を塗布しておくこ
とにより、円筒部材3及び両キャップ4A,4Bは液体
漏れ等が生じないように密着している。ここで、円筒部
材3が、本発明におけるケーシング2の側板を構成す
る。
【0023】キャップ4A,4Bのそれぞれには、ケー
シング2の内外を連通させるノズル5A,5Bが固定さ
れている。即ち、ノズル5A,5Bのそれぞれは、基端
部5aは大径に形成され且つそれに連続する軸部5bに
は雄ねじが形成された筒体であって、キャップ4A,4
B端面に若干偏心した位置に開口した貫通孔4aに、ケ
ーシング2内側から基端部5aがキャップ4A,4B端
面内側に当接するまで差し込んだ後に、外側から軸部5
bにナット5cを締結することにより、キャップ4A,
4Bに固定されている。ただし、これらキャップ4A,
4B及びノズル5A,5B間にも液体漏れ等が生じない
ように、例えば貫通孔4a内面には図示しないシール剤
等が塗布されている。
シング2の内外を連通させるノズル5A,5Bが固定さ
れている。即ち、ノズル5A,5Bのそれぞれは、基端
部5aは大径に形成され且つそれに連続する軸部5bに
は雄ねじが形成された筒体であって、キャップ4A,4
B端面に若干偏心した位置に開口した貫通孔4aに、ケ
ーシング2内側から基端部5aがキャップ4A,4B端
面内側に当接するまで差し込んだ後に、外側から軸部5
bにナット5cを締結することにより、キャップ4A,
4Bに固定されている。ただし、これらキャップ4A,
4B及びノズル5A,5B間にも液体漏れ等が生じない
ように、例えば貫通孔4a内面には図示しないシール剤
等が塗布されている。
【0024】そして、後述するように燃料油の通路を形
成するケーシング2内には、軸方向(図1では左右方
向)に極を有し且つケーシング2内径よりも小径の円板
状の複数(この実施例では、10枚)の永久磁石10,
10,…,10が、所定距離隔てて互いに平面同士が対
向し且つキャップ4Aからキャップ4Bに向かって並ん
だ状態で配設されている。
成するケーシング2内には、軸方向(図1では左右方
向)に極を有し且つケーシング2内径よりも小径の円板
状の複数(この実施例では、10枚)の永久磁石10,
10,…,10が、所定距離隔てて互いに平面同士が対
向し且つキャップ4Aからキャップ4Bに向かって並ん
だ状態で配設されている。
【0025】具体的には、各永久磁石10,10,…,
10はその中心部分が抜かれたリング状に形成されてい
て、各永久磁石10の一方の平面には、磁性体である例
えば亜鉛鉄板を打ち抜いて形成された略円形の遮蔽板1
1が、同軸に張り付けられている。永久磁石10と遮蔽
板11とは、永久磁石10の磁力により一体となってい
るが、これらの間には例えば接着剤を塗布して強固に一
体としてもよい。
10はその中心部分が抜かれたリング状に形成されてい
て、各永久磁石10の一方の平面には、磁性体である例
えば亜鉛鉄板を打ち抜いて形成された略円形の遮蔽板1
1が、同軸に張り付けられている。永久磁石10と遮蔽
板11とは、永久磁石10の磁力により一体となってい
るが、これらの間には例えば接着剤を塗布して強固に一
体としてもよい。
【0026】永久磁石10は、一般的なフェライト磁石
であってもよいが、燃料の改質効果をより高めるために
は、例えばサマリュウム・コバルト系の希土類磁石のよ
うな強力な永久磁石を用いることが望ましい。そして、
それら遮蔽板11が同じ側を向き且つ互いの間隔を円筒
形のスペーサ12で保持した状態で並べて、それらの中
心をねじ軸13で貫いた後にねじ軸13の両端にナット
13aを締結して一体とし、このように一体となった全
体を、キャップ4A,4Bを固定する前に円筒部材3の
開口部から差し込んで、その後にキャップ4A,4Bを
上述のように円筒部材3に固定することにより、複数の
永久磁石10を、所定距離隔てた状態で保持しつつ互い
に平面同士を対向させてケーシング2内に配設してい
る。
であってもよいが、燃料の改質効果をより高めるために
は、例えばサマリュウム・コバルト系の希土類磁石のよ
うな強力な永久磁石を用いることが望ましい。そして、
それら遮蔽板11が同じ側を向き且つ互いの間隔を円筒
形のスペーサ12で保持した状態で並べて、それらの中
心をねじ軸13で貫いた後にねじ軸13の両端にナット
13aを締結して一体とし、このように一体となった全
体を、キャップ4A,4Bを固定する前に円筒部材3の
開口部から差し込んで、その後にキャップ4A,4Bを
上述のように円筒部材3に固定することにより、複数の
永久磁石10を、所定距離隔てた状態で保持しつつ互い
に平面同士を対向させてケーシング2内に配設してい
る。
【0027】ここで、図1のII−II線の拡大断面図であ
る図2に示すように、ねじ軸13には、周方向に略90
度離隔した4箇所に軸方向に連続したスプライン溝13
bが形成されている。つまり、ねじ軸13は、スプライ
ン軸となっている。一方、各遮蔽板11は、その直径は
ケーシング2への挿入が可能な範囲で最大の寸法となっ
ていて、その平面図である図3に拡大図示するように、
その中心部分にねじ軸13のスプライン溝13bに整合
する貫通孔11aが開口している。従って、遮蔽板11
はねじ軸13に対して回転不能となっている。
る図2に示すように、ねじ軸13には、周方向に略90
度離隔した4箇所に軸方向に連続したスプライン溝13
bが形成されている。つまり、ねじ軸13は、スプライ
ン軸となっている。一方、各遮蔽板11は、その直径は
ケーシング2への挿入が可能な範囲で最大の寸法となっ
ていて、その平面図である図3に拡大図示するように、
その中心部分にねじ軸13のスプライン溝13bに整合
する貫通孔11aが開口している。従って、遮蔽板11
はねじ軸13に対して回転不能となっている。
【0028】そして、各遮蔽板11には、その縁の一部
分を切り落とすことにより、約60度程度の広がりを持
つ扇形の開口部11bが形成されている。従って、各永
久磁石10,各遮蔽板11及び各スペーサ12をねじ軸
13を介して一体とした後にケーシング2内に挿入する
と、各永久磁石10外周面とケーシング2内周面との間
は、遮蔽板11の開口部11bを残して封止されること
になる。
分を切り落とすことにより、約60度程度の広がりを持
つ扇形の開口部11bが形成されている。従って、各永
久磁石10,各遮蔽板11及び各スペーサ12をねじ軸
13を介して一体とした後にケーシング2内に挿入する
と、各永久磁石10外周面とケーシング2内周面との間
は、遮蔽板11の開口部11bを残して封止されること
になる。
【0029】さらに、本実施例では、隣合った遮蔽板1
1同士では開口部11bがねじ軸13を挟んで逆側に位
置するように、つまりそれら開口部11bが互いに周方
向に180度ずれるように、ねじ軸13に遮蔽板11を
取り付けている。なお、キャップ4A,4Bに取り付け
られているノズル5A,5Bを偏心した位置に固定して
いるのは、それらノズル5A,5Bがキャップ4A,4
Bの中心に位置すると、振動等によってねじ軸13が軸
方向に変位した場合に、そのねじ軸13によってノズル
5A,5Bが封止される可能性があるため、そのような
不具合を確実に回避するためである。
1同士では開口部11bがねじ軸13を挟んで逆側に位
置するように、つまりそれら開口部11bが互いに周方
向に180度ずれるように、ねじ軸13に遮蔽板11を
取り付けている。なお、キャップ4A,4Bに取り付け
られているノズル5A,5Bを偏心した位置に固定して
いるのは、それらノズル5A,5Bがキャップ4A,4
Bの中心に位置すると、振動等によってねじ軸13が軸
方向に変位した場合に、そのねじ軸13によってノズル
5A,5Bが封止される可能性があるため、そのような
不具合を確実に回避するためである。
【0030】しかも、本実施例では、ノズル5A,5B
を偏心した位置に固定したことを利用して、ねじ軸13
及びこれに固定されている各永久磁石10,各遮蔽板1
1及び各スペーサ12の位置決めを行うようにしてい
る。具体的には、ねじ軸13の長さを円筒部材3と同等
の長さとするとともに、キャップ4A,4Bを円筒部材
3に固定した際にノズル5A,5Bの基端部5aの縁部
分がねじ軸13の両端面に当接するようにしている。つ
まり、ねじ軸13をノズル5A,5Bによって両端部側
から挟み込むことにより、その軸方向への移動を阻止し
て、ねじ軸13の位置決めを行っているのである。
を偏心した位置に固定したことを利用して、ねじ軸13
及びこれに固定されている各永久磁石10,各遮蔽板1
1及び各スペーサ12の位置決めを行うようにしてい
る。具体的には、ねじ軸13の長さを円筒部材3と同等
の長さとするとともに、キャップ4A,4Bを円筒部材
3に固定した際にノズル5A,5Bの基端部5aの縁部
分がねじ軸13の両端面に当接するようにしている。つ
まり、ねじ軸13をノズル5A,5Bによって両端部側
から挟み込むことにより、その軸方向への移動を阻止し
て、ねじ軸13の位置決めを行っているのである。
【0031】ここで、各永久磁石10同士の配置は、隣
合った永久磁石10同士が吸引関係となるようにN極及
びS極を向き合わせる配置と、隣合った永久磁石10同
士が反発関係となるようにN極同士,S極同士を向き合
わせる配置と、それら吸引関係及び反発関係を交互に繰
り返す配置等が採用可能である。ただし、いずれの配置
関係を採用する場合にあっても、二つの永久磁石10に
挟まれた空間の磁束密度がなるべく高くなるようにする
ことが望ましい。
合った永久磁石10同士が吸引関係となるようにN極及
びS極を向き合わせる配置と、隣合った永久磁石10同
士が反発関係となるようにN極同士,S極同士を向き合
わせる配置と、それら吸引関係及び反発関係を交互に繰
り返す配置等が採用可能である。ただし、いずれの配置
関係を採用する場合にあっても、二つの永久磁石10に
挟まれた空間の磁束密度がなるべく高くなるようにする
ことが望ましい。
【0032】かかる要求を満足するために、本実施例で
は、円筒部材3を例えばステンレス等の非磁性体で構成
することとしている。即ち、各永久磁石10を吸引関係
とした場合に、円筒部材3を非磁性体で構成すると、図
4(a)に示すように、ほとんどの磁束(破線で表す)
は円筒部材3側に逃げることなく永久磁石10間を真っ
直ぐ走るため、その永久磁石10間の磁束密度が可能な
範囲で極めて高くなる。
は、円筒部材3を例えばステンレス等の非磁性体で構成
することとしている。即ち、各永久磁石10を吸引関係
とした場合に、円筒部材3を非磁性体で構成すると、図
4(a)に示すように、ほとんどの磁束(破線で表す)
は円筒部材3側に逃げることなく永久磁石10間を真っ
直ぐ走るため、その永久磁石10間の磁束密度が可能な
範囲で極めて高くなる。
【0033】同様に、各永久磁石10を反発関係とした
場合に、円筒部材3を磁性体で構成すると、図4(b)
に示すように、互いに反発して外側に広がろうとする磁
束がやはり円筒部材3に逃げることがないため、ケーシ
ング2の内側を走る磁束がそれだけ多くなる。なお、吸
引関係及び反発関係を交互に繰り返す配置とした場合に
は、吸引関係及び反発関係のそれぞれの磁束状態が交互
に繰り返すことになるから、永久磁石10間の磁束密度
が可能な範囲で極めて高くなる。
場合に、円筒部材3を磁性体で構成すると、図4(b)
に示すように、互いに反発して外側に広がろうとする磁
束がやはり円筒部材3に逃げることがないため、ケーシ
ング2の内側を走る磁束がそれだけ多くなる。なお、吸
引関係及び反発関係を交互に繰り返す配置とした場合に
は、吸引関係及び反発関係のそれぞれの磁束状態が交互
に繰り返すことになるから、永久磁石10間の磁束密度
が可能な範囲で極めて高くなる。
【0034】そして、この燃料油改質装置1は、例えば
キャップ4Aを上流とすれば、ノズル5Aからケーシン
グ2内に軽油等の燃料油を供給し、そのケーシング2内
を通路として移動して逆側に到達した燃料油をノズル5
Aを介して外部に排出させ、その排出された燃料油を例
えばディーゼルエンジンの燃料供給口に供給すればよ
い。
キャップ4Aを上流とすれば、ノズル5Aからケーシン
グ2内に軽油等の燃料油を供給し、そのケーシング2内
を通路として移動して逆側に到達した燃料油をノズル5
Aを介して外部に排出させ、その排出された燃料油を例
えばディーゼルエンジンの燃料供給口に供給すればよ
い。
【0035】即ち、ノズル5Aを介してケーシング2内
に流入した燃料油は、燃料油改質装置1の内部構成を簡
単に表した図5に実線の矢印で示すように、最も上流側
の遮蔽板11の開口部11aを通じて第1番目の永久磁
石10と第2番目の永久磁石10とに挟まれた空間に流
入し、その空間を直径方向に横切るように移動して次の
遮蔽板11の開口部11aに至り、その開口部11aを
通じて、第2番目の永久磁石10と第3番目の永久磁石
10とに挟まれた空間に流入し、その空間を直交方向に
横切るように移動してさらに次の遮蔽板11の開口部1
1aに至り、その開口部11aを通じて…、という具合
に移動し、最後はキャップ4Bの内側の空間からノズル
5Bを通じてケーシング2外部に流出し、そこからディ
ーゼルエンジン等に供給される。
に流入した燃料油は、燃料油改質装置1の内部構成を簡
単に表した図5に実線の矢印で示すように、最も上流側
の遮蔽板11の開口部11aを通じて第1番目の永久磁
石10と第2番目の永久磁石10とに挟まれた空間に流
入し、その空間を直径方向に横切るように移動して次の
遮蔽板11の開口部11aに至り、その開口部11aを
通じて、第2番目の永久磁石10と第3番目の永久磁石
10とに挟まれた空間に流入し、その空間を直交方向に
横切るように移動してさらに次の遮蔽板11の開口部1
1aに至り、その開口部11aを通じて…、という具合
に移動し、最後はキャップ4Bの内側の空間からノズル
5Bを通じてケーシング2外部に流出し、そこからディ
ーゼルエンジン等に供給される。
【0036】そして、図4(a)又は(b)に破線で示
すように、各永久磁石10に挟まれた空間は磁束密度が
特に高いため、その空間を通過する際に燃料油が磁束に
触れて分子内部に摩擦が生じ、燃料油の分子が微粒化さ
れるという改質効果が得られる。すると、分子が微粒化
されていない場合に比べて燃焼し易くなる、つまり不完
全燃焼が生じ難くなるから、それだけ発熱量が増えて燃
費が向上することになるし、不完全燃焼によって発生し
ていた例えば軽油の場合の窒素酸化物等の公害原因とな
る物質の発生も抑制されるようになる。
すように、各永久磁石10に挟まれた空間は磁束密度が
特に高いため、その空間を通過する際に燃料油が磁束に
触れて分子内部に摩擦が生じ、燃料油の分子が微粒化さ
れるという改質効果が得られる。すると、分子が微粒化
されていない場合に比べて燃焼し易くなる、つまり不完
全燃焼が生じ難くなるから、それだけ発熱量が増えて燃
費が向上することになるし、不完全燃焼によって発生し
ていた例えば軽油の場合の窒素酸化物等の公害原因とな
る物質の発生も抑制されるようになる。
【0037】特に、各永久磁石10を、隣合った永久磁
石10同士の関係が、吸引関係及び反発関係を交互に繰
り返すように配置した場合には、ケーシング2内を移動
する燃料油は、図4(a)に示すような軸に対して平行
な方向に伸びる磁束と、図4(b)に示すような軸に対
して直交する方向に伸びる磁束とに、交互に触れること
になる。すると、燃料油の分子は、色々な方向から繰り
返し磁化されることになるから、図4(a)又は図4
(b)に示すように常に同じ方向から磁化されるよりも
さらに分子内部に摩擦が生じて分子の微粒化が確実に行
われるから、燃料油を非常に効率良く改質することがで
きるのである。
石10同士の関係が、吸引関係及び反発関係を交互に繰
り返すように配置した場合には、ケーシング2内を移動
する燃料油は、図4(a)に示すような軸に対して平行
な方向に伸びる磁束と、図4(b)に示すような軸に対
して直交する方向に伸びる磁束とに、交互に触れること
になる。すると、燃料油の分子は、色々な方向から繰り
返し磁化されることになるから、図4(a)又は図4
(b)に示すように常に同じ方向から磁化されるよりも
さらに分子内部に摩擦が生じて分子の微粒化が確実に行
われるから、燃料油を非常に効率良く改質することがで
きるのである。
【0038】また、本実施例の燃料油改質装置1は、ね
じ軸13に、遮蔽板11に張り付けられた永久磁石10
とスペーサ12とを交互に所定個数通した後に、そのね
じ軸13の両端をナット13aにより締結してそれらを
一体化し、そしてその一体化された物をケーシング2の
円筒部材3内に挿入してからキャップ4A,4Bを固定
すれば組立を完了することができる。しかも、開口部1
1bの周方向位置を除けば、各永久磁石10及びその周
辺は同形状であり、各遮蔽板11の周方向位置はねじ軸
13にスプライン溝13bを形成しこれに貫通孔11a
を整合させることにより固定しているため、上記一体化
された物を円筒部材3に挿入する際に位置合わせは不要
であるし、組み立てられた後に永久磁石10が内部で回
転しても流路が閉鎖される等の不具合はないし、ねじ軸
13の軸方向位置はキャップ4A,4Bを円筒部材13
に結合することにより固定されるから、例えば遮蔽板1
1の外周面を接着剤や溶接等によって円筒部材3に固着
する必要もない。
じ軸13に、遮蔽板11に張り付けられた永久磁石10
とスペーサ12とを交互に所定個数通した後に、そのね
じ軸13の両端をナット13aにより締結してそれらを
一体化し、そしてその一体化された物をケーシング2の
円筒部材3内に挿入してからキャップ4A,4Bを固定
すれば組立を完了することができる。しかも、開口部1
1bの周方向位置を除けば、各永久磁石10及びその周
辺は同形状であり、各遮蔽板11の周方向位置はねじ軸
13にスプライン溝13bを形成しこれに貫通孔11a
を整合させることにより固定しているため、上記一体化
された物を円筒部材3に挿入する際に位置合わせは不要
であるし、組み立てられた後に永久磁石10が内部で回
転しても流路が閉鎖される等の不具合はないし、ねじ軸
13の軸方向位置はキャップ4A,4Bを円筒部材13
に結合することにより固定されるから、例えば遮蔽板1
1の外周面を接着剤や溶接等によって円筒部材3に固着
する必要もない。
【0039】このようなことから、本実施例の構成であ
れば、燃料油の移動を複雑にすることができるにも関わ
らず、製造工程が複雑になりコストの大幅なアップを招
くような不具合がないのである。なお、本実施例のよう
な燃料油改質装置1の最も好適な適用方法は、例えば車
両のディーゼルエンジンの燃料油供給ラインに直接介在
させることである。その理由は、理論的な解明が完全に
済んでいる訳ではないが、磁化処理してから、燃焼する
までの時間が短い程、完全燃焼率が良くなるという実験
結果が得られているからである。
れば、燃料油の移動を複雑にすることができるにも関わ
らず、製造工程が複雑になりコストの大幅なアップを招
くような不具合がないのである。なお、本実施例のよう
な燃料油改質装置1の最も好適な適用方法は、例えば車
両のディーゼルエンジンの燃料油供給ラインに直接介在
させることである。その理由は、理論的な解明が完全に
済んでいる訳ではないが、磁化処理してから、燃焼する
までの時間が短い程、完全燃焼率が良くなるという実験
結果が得られているからである。
【0040】そこで、例えばキャップ4A側を上流とす
れば、ノズル5Aに燃料タンクから軽油を供給し、ケー
シング2内を通過してノズル5Bから排出される軽油を
ディーゼルエンジンの燃料油供給口に供給すればよい。
ただし、大型トレーラのように燃料を比較的大量に消費
する車両に適用する場合には、単位時間当たりエンジン
で消費される燃料油の量を考慮して、燃料油改質装置1
の容量を決める必要がある。
れば、ノズル5Aに燃料タンクから軽油を供給し、ケー
シング2内を通過してノズル5Bから排出される軽油を
ディーゼルエンジンの燃料油供給口に供給すればよい。
ただし、大型トレーラのように燃料を比較的大量に消費
する車両に適用する場合には、単位時間当たりエンジン
で消費される燃料油の量を考慮して、燃料油改質装置1
の容量を決める必要がある。
【0041】例えば、大型トレーラーの燃費を2リット
ル/kmと仮定し、平均的に時速60kmで走行するものと
仮定すると、毎時30リットル、毎分0.5リットルの燃
料油を消費することになる。そして、充分に改質するた
めに要する時間を7分間とすると、燃料油改質装置1に
は、3.5リットルの燃料油を貯える内部空間が必要とな
る。
ル/kmと仮定し、平均的に時速60kmで走行するものと
仮定すると、毎時30リットル、毎分0.5リットルの燃
料油を消費することになる。そして、充分に改質するた
めに要する時間を7分間とすると、燃料油改質装置1に
は、3.5リットルの燃料油を貯える内部空間が必要とな
る。
【0042】ここで、燃料油は永久磁石10で挟まれた
空間において磁化され、それ以外の空間では磁化されな
いものと仮定し、各永久磁石10の厚さを10mm、各永
久磁石10間の距離を10mmとすれば、ケーシング2に
は7リットル以上の容積が必要となり、例えば永久磁石
10の直径を50mmとすれば、燃料油改質装置1の全長
は約3.57mとなる。同様に、各永久磁石10間の距離
を15mmとすれば燃料油改質装置1の全長は約2.98m
となり、各永久磁石10間の距離を20mmとすれば燃料
油改質装置1の全長は約2.68mとなる。
空間において磁化され、それ以外の空間では磁化されな
いものと仮定し、各永久磁石10の厚さを10mm、各永
久磁石10間の距離を10mmとすれば、ケーシング2に
は7リットル以上の容積が必要となり、例えば永久磁石
10の直径を50mmとすれば、燃料油改質装置1の全長
は約3.57mとなる。同様に、各永久磁石10間の距離
を15mmとすれば燃料油改質装置1の全長は約2.98m
となり、各永久磁石10間の距離を20mmとすれば燃料
油改質装置1の全長は約2.68mとなる。
【0043】このように、各永久磁石10間の距離は短
い程磁化力が大きくなることから、その距離は小さい方
が有利であるが、その反面、燃料油改質装置1の容積が
大きくなり装置が大型化する欠点がある。そして、燃料
油改質装置1を実際に車両等に搭載して使用するのであ
れば、その寸法はなるべく小さい方が好ましいが、永久
磁石10の強さを適宜選定した結果、各永久磁石10間
の距離を15mmにすることができたとしても、燃料油改
質装置1の全長は3m近くになり、スペース的な余裕の
小さい車両への搭載は困難になる。
い程磁化力が大きくなることから、その距離は小さい方
が有利であるが、その反面、燃料油改質装置1の容積が
大きくなり装置が大型化する欠点がある。そして、燃料
油改質装置1を実際に車両等に搭載して使用するのであ
れば、その寸法はなるべく小さい方が好ましいが、永久
磁石10の強さを適宜選定した結果、各永久磁石10間
の距離を15mmにすることができたとしても、燃料油改
質装置1の全長は3m近くになり、スペース的な余裕の
小さい車両への搭載は困難になる。
【0044】そこで、車両への搭載性を考慮して、図6
(a),(b)に示すような構造とすることが好まし
い。図6(a)は左側面図、図6(b)は一部破断正面
図である。即ち、複数本(この例では9本)の燃料油改
質装置1を縦横に平行に積み重ねた状態で略直方体のケ
ーシング20内に収容し、それら燃料油改質装置1のノ
ズル5A,5B同士をパイプ21,…,21で順次連通
させてそれら複数の燃料油改質装置1で一つの流路を形
成したものである。
(a),(b)に示すような構造とすることが好まし
い。図6(a)は左側面図、図6(b)は一部破断正面
図である。即ち、複数本(この例では9本)の燃料油改
質装置1を縦横に平行に積み重ねた状態で略直方体のケ
ーシング20内に収容し、それら燃料油改質装置1のノ
ズル5A,5B同士をパイプ21,…,21で順次連通
させてそれら複数の燃料油改質装置1で一つの流路を形
成したものである。
【0045】具体的には、ケーシング20内に個々の燃
料油改質装置1を収容した後に、それら燃料油改質装置
1のノズル5A,5Bのみがケーシング20外部に臨む
ようにそのケーシング20両端を蓋20aで封止する。
そして、仮にそれら9本の燃料油改質装置1を図6
(a)で見て最上段の左側を1番、中央を2番、右側を
3番、…、最下段の右側を9番と番号を付し、図6
(a)で見える側にノズル5Aが臨み、その逆側にノズ
ル5Bが望んでいるとすれば、1番のノズル5Bと2番
のノズル5B、2番のノズル5Aと3番のノズル5A、
3番のノズル5Bと6番のノズル5B、6番のノズル5
Aと5番のノズル5A、5番のノズル5Bと4番のノズ
ル5B、4番のノズル5Aと7番のノズル5A、7番の
ノズル5Bと8番のノズル5B、8番のノズル5Aと9
番のノズル5A、という具合に接続すればよい。
料油改質装置1を収容した後に、それら燃料油改質装置
1のノズル5A,5Bのみがケーシング20外部に臨む
ようにそのケーシング20両端を蓋20aで封止する。
そして、仮にそれら9本の燃料油改質装置1を図6
(a)で見て最上段の左側を1番、中央を2番、右側を
3番、…、最下段の右側を9番と番号を付し、図6
(a)で見える側にノズル5Aが臨み、その逆側にノズ
ル5Bが望んでいるとすれば、1番のノズル5Bと2番
のノズル5B、2番のノズル5Aと3番のノズル5A、
3番のノズル5Bと6番のノズル5B、6番のノズル5
Aと5番のノズル5A、5番のノズル5Bと4番のノズ
ル5B、4番のノズル5Aと7番のノズル5A、7番の
ノズル5Bと8番のノズル5B、8番のノズル5Aと9
番のノズル5A、という具合に接続すればよい。
【0046】このように一体化された燃料油改質装置1
を、ケーシング20外面に設けられたブラケット20b
を利用して、例えば図7に示すように、燃料タンク22
とディーゼルエンジン23との間に介在させればよい。
具体的には、一端が燃料タンク22内に挿入された配管
24の他端側を上述した1番の燃料油改質装置1のノズ
ル5Aに接続するとともに、一端が吸引用モータ25の
吸引口に接続された配管26の他端側を上述した9番の
燃料油改質装置1のノズル5Bに接続する。
を、ケーシング20外面に設けられたブラケット20b
を利用して、例えば図7に示すように、燃料タンク22
とディーゼルエンジン23との間に介在させればよい。
具体的には、一端が燃料タンク22内に挿入された配管
24の他端側を上述した1番の燃料油改質装置1のノズ
ル5Aに接続するとともに、一端が吸引用モータ25の
吸引口に接続された配管26の他端側を上述した9番の
燃料油改質装置1のノズル5Bに接続する。
【0047】すると、燃料タンク22内の軽油は、吸引
用モータ25の吸引力によって燃料タンク22から配管
24を介してケーシング20内の燃料油改質装置1に供
給され、そこで各燃料油改質装置1全てを経て配管26
に至り、そこから吸引用モータ25及びフィルタ27を
通じてディーゼルエンジン23に供給されるから、常
に、ケース20内の複数の燃料油改質装置1によって充
分改質された軽油がディーゼルエンジン23に供給され
ることになり、燃費の向上や窒素酸化物の発生抑制等の
効果を得ることができる。
用モータ25の吸引力によって燃料タンク22から配管
24を介してケーシング20内の燃料油改質装置1に供
給され、そこで各燃料油改質装置1全てを経て配管26
に至り、そこから吸引用モータ25及びフィルタ27を
通じてディーゼルエンジン23に供給されるから、常
に、ケース20内の複数の燃料油改質装置1によって充
分改質された軽油がディーゼルエンジン23に供給され
ることになり、燃費の向上や窒素酸化物の発生抑制等の
効果を得ることができる。
【0048】そして、図6(a),(b)のように複数
本の燃料油改質装置1をまとめて一つの燃料油改質装置
を構成すれば、上述した大型トレーラー用の燃料油改質
装置1が一本では3m程度になるのに比べて、約30cm
×30cm×30cm程度のケーシング20に収容できるか
ら、車両に搭載することが充分に可能となる。図8は、
本発明の第2実施例を示す図であって、上記第1実施例
の図1と同様に燃料油改質装置1の正断面図である。な
お、上記第1実施例と同様の部材及び部位には、同じ符
号を付し、その重複する説明は省略する。
本の燃料油改質装置1をまとめて一つの燃料油改質装置
を構成すれば、上述した大型トレーラー用の燃料油改質
装置1が一本では3m程度になるのに比べて、約30cm
×30cm×30cm程度のケーシング20に収容できるか
ら、車両に搭載することが充分に可能となる。図8は、
本発明の第2実施例を示す図であって、上記第1実施例
の図1と同様に燃料油改質装置1の正断面図である。な
お、上記第1実施例と同様の部材及び部位には、同じ符
号を付し、その重複する説明は省略する。
【0049】即ち、本実施例にあっては、上記第1実施
例で用いていた永久磁石10に代えて、それと同形状に
形成され且つ鉄等の磁性体から形成された複数の板状部
材30を、同様の位置に設けるとともに、円筒部材3を
包囲するように、複数の電磁石用のコイル31,…,3
1が設けられている。具体的には、各コイル31のそれ
ぞれは、非磁性体からなるボビン31aの外周に巻付け
られていて、それらコイル31が巻かれた状態のボビン
31aが、円筒部材3に軸方向に並んで外嵌している。
ただし、各ボビン31aは、板状部材31の厚さと各板
状部材31間の距離とを足し合わせたのに等しい厚さを
有し、円筒部材3に外嵌すると、各コイル31が各板状
部材30の外周面を包囲する位置に収まるようになって
いる。なお、コイル31のさらに外側には、円筒ケース
32が外嵌している。
例で用いていた永久磁石10に代えて、それと同形状に
形成され且つ鉄等の磁性体から形成された複数の板状部
材30を、同様の位置に設けるとともに、円筒部材3を
包囲するように、複数の電磁石用のコイル31,…,3
1が設けられている。具体的には、各コイル31のそれ
ぞれは、非磁性体からなるボビン31aの外周に巻付け
られていて、それらコイル31が巻かれた状態のボビン
31aが、円筒部材3に軸方向に並んで外嵌している。
ただし、各ボビン31aは、板状部材31の厚さと各板
状部材31間の距離とを足し合わせたのに等しい厚さを
有し、円筒部材3に外嵌すると、各コイル31が各板状
部材30の外周面を包囲する位置に収まるようになって
いる。なお、コイル31のさらに外側には、円筒ケース
32が外嵌している。
【0050】そして、各コイル31は、図示しないバッ
テリ等の電源に接続されていて、例えば車両に搭載され
る燃料油改質装置1であれば、エンジンの駆動時には各
コイル31には、発生する磁束の向きが一致するように
全て同じ方向の直流電流が供給され、エンジンの非駆動
時にはコイル31への電流が遮断されるようになってい
る。なお、各コイル31は、隣合ったもの同士の端部を
接続して、全体として一本の導体から構成されているよ
うにしてもよい。
テリ等の電源に接続されていて、例えば車両に搭載され
る燃料油改質装置1であれば、エンジンの駆動時には各
コイル31には、発生する磁束の向きが一致するように
全て同じ方向の直流電流が供給され、エンジンの非駆動
時にはコイル31への電流が遮断されるようになってい
る。なお、各コイル31は、隣合ったもの同士の端部を
接続して、全体として一本の導体から構成されているよ
うにしてもよい。
【0051】ここで、本実施例の円筒部材3は、鉄等の
磁性体で構成せずに、ステンレス等の非磁性体で構成し
ている。以上のような構成であれば、各コイル31に電
流が供給されると、その内側に磁界が発生するが、ケー
シング2内には磁性体からなる板状部材30が配設され
ており、しかもコイル31と板状部材30との間には磁
性体からなる部材が存在しないから、それら板状部材3
0の表裏面間を突き抜けるように多数の磁束が発生す
る。
磁性体で構成せずに、ステンレス等の非磁性体で構成し
ている。以上のような構成であれば、各コイル31に電
流が供給されると、その内側に磁界が発生するが、ケー
シング2内には磁性体からなる板状部材30が配設され
ており、しかもコイル31と板状部材30との間には磁
性体からなる部材が存在しないから、それら板状部材3
0の表裏面間を突き抜けるように多数の磁束が発生す
る。
【0052】従って、上記第1実施例において、各永久
磁石10を吸引関係に配設した場合と同じ状況となるか
ら、軽油等の燃料油をこの燃料油改質装置1を通過させ
てからディーゼルエンジンに供給するようにすれば、燃
料油の同様の改質効果が得られるから、不完全燃焼が生
じ難くなって、燃費向上や窒素酸化物の発生抑制等の効
果が得られる。
磁石10を吸引関係に配設した場合と同じ状況となるか
ら、軽油等の燃料油をこの燃料油改質装置1を通過させ
てからディーゼルエンジンに供給するようにすれば、燃
料油の同様の改質効果が得られるから、不完全燃焼が生
じ難くなって、燃費向上や窒素酸化物の発生抑制等の効
果が得られる。
【0053】そして、本実施例にあっては、コイル30
の巻数と、コイル30に供給する電流の値等を調整する
ことにより、電磁石としての強さを調整することができ
るから、改質効果を任意に調整できるという利点があ
る。そこで、車両に用いる場合に、例えば単位時間当た
りの燃料油の消費量(エンジン回転数等から推定可能)
に比例させてコイル30に供給する電流値を調製するよ
うにすれば、消費電流を最低に抑えつつ、充分な改質効
果を得ることができるようになる。
の巻数と、コイル30に供給する電流の値等を調整する
ことにより、電磁石としての強さを調整することができ
るから、改質効果を任意に調整できるという利点があ
る。そこで、車両に用いる場合に、例えば単位時間当た
りの燃料油の消費量(エンジン回転数等から推定可能)
に比例させてコイル30に供給する電流値を調製するよ
うにすれば、消費電流を最低に抑えつつ、充分な改質効
果を得ることができるようになる。
【0054】また、電磁石を用いれば、フェライト磁石
の3〜4倍程度強力な磁石は容易に作ることができるか
ら、同じ改質効果を得るのであれば、装置の規模を1/
3〜1/4にすることが可能となり、車両等のように搭
載スペース上の余裕が小さい場合に有利となる。なお、
この第2実施例の場合にも、燃料油改質装置1の全長が
長くなり過ぎるのを回避するために、上記第1実施例の
図6に示したように、複数の燃料油改質装置1を一体に
して使用するようにしてもよい。車両への搭載状態は、
上記第1実施例の図7に示したものと同じである。
の3〜4倍程度強力な磁石は容易に作ることができるか
ら、同じ改質効果を得るのであれば、装置の規模を1/
3〜1/4にすることが可能となり、車両等のように搭
載スペース上の余裕が小さい場合に有利となる。なお、
この第2実施例の場合にも、燃料油改質装置1の全長が
長くなり過ぎるのを回避するために、上記第1実施例の
図6に示したように、複数の燃料油改質装置1を一体に
して使用するようにしてもよい。車両への搭載状態は、
上記第1実施例の図7に示したものと同じである。
【0055】また、この第2実施例では、各コイル31
に直流電流を供給するようにしているが、直流電流では
なく交流電流としてもよい。ただし、その場合にも、例
えば各コイル31を隣合った同士を接続して実際には一
本の導体からなるコイルとすることにより、常に同じ方
向の磁束を発生させる必要があり、また、円筒部材3は
非磁性体から構成する必要がある。
に直流電流を供給するようにしているが、直流電流では
なく交流電流としてもよい。ただし、その場合にも、例
えば各コイル31を隣合った同士を接続して実際には一
本の導体からなるコイルとすることにより、常に同じ方
向の磁束を発生させる必要があり、また、円筒部材3は
非磁性体から構成する必要がある。
【0056】さらに、直流電流の方向を切り換えること
ができるようにし、任意の所定時間間隔(例えば1秒間
隔)で方向が反転する直流電流をコイル31に供給する
ように構成すれば、燃料油には交互に方向の変化する磁
界が与えられるから、燃料油の成分は異なった方向の磁
化が所定間隔で交互に繰り返され、分子内部に摩擦を生
じて、分子がより確実に微粒化するようになる。なお、
コイル31に交流電流を供給する場合でも、その周期
が、燃料油の磁化反応速度よりも長ければ、同様の作用
効果が期待できる。
ができるようにし、任意の所定時間間隔(例えば1秒間
隔)で方向が反転する直流電流をコイル31に供給する
ように構成すれば、燃料油には交互に方向の変化する磁
界が与えられるから、燃料油の成分は異なった方向の磁
化が所定間隔で交互に繰り返され、分子内部に摩擦を生
じて、分子がより確実に微粒化するようになる。なお、
コイル31に交流電流を供給する場合でも、その周期
が、燃料油の磁化反応速度よりも長ければ、同様の作用
効果が期待できる。
【0057】図9は、本発明の第3実施例を示す図であ
って、上記第1実施例の図1と同様に燃料油改質装置1
の正断面図である。なお、上記第1実施例と同様の部材
及び部位には、同じ符号を付し、その重複する説明は省
略する。即ち、本実施例では、各永久磁石10を、その
永久磁石10の材質よりも透磁率の高い材質(例えば、
純鉄等)からなる比較的肉厚の遮蔽板35に張り付けた
状態で且つスペーサ12で所定間隔を保ったまま、中空
のシャフト36に外嵌させるとともに、両端に位置する
永久磁石10の外側平面に、遮蔽板35と材質及び平面
形状が同一の押さえ板37を押し当て、さらに、それら
シャフト36及び両押さえ板37をシャフト38で貫
き、そのシャフト38の両端にスナップリング39を取
り付けることにより、永久磁石10及び遮蔽板35を、
所定距離隔てて互いに平面が対向した状態で一体化して
いる。ここで、遮蔽板35及び押さえ板37が、請求項
6に係る発明における板状部材に対応する。
って、上記第1実施例の図1と同様に燃料油改質装置1
の正断面図である。なお、上記第1実施例と同様の部材
及び部位には、同じ符号を付し、その重複する説明は省
略する。即ち、本実施例では、各永久磁石10を、その
永久磁石10の材質よりも透磁率の高い材質(例えば、
純鉄等)からなる比較的肉厚の遮蔽板35に張り付けた
状態で且つスペーサ12で所定間隔を保ったまま、中空
のシャフト36に外嵌させるとともに、両端に位置する
永久磁石10の外側平面に、遮蔽板35と材質及び平面
形状が同一の押さえ板37を押し当て、さらに、それら
シャフト36及び両押さえ板37をシャフト38で貫
き、そのシャフト38の両端にスナップリング39を取
り付けることにより、永久磁石10及び遮蔽板35を、
所定距離隔てて互いに平面が対向した状態で一体化して
いる。ここで、遮蔽板35及び押さえ板37が、請求項
6に係る発明における板状部材に対応する。
【0058】そして、このように一体化されたものを、
キャップ4A,4Bを固定するまえの円筒部材3内に挿
入し、その後にキャップ4A,4Bをその縁部分で押さ
え板37を両側から挟み込むように円筒部材3の両開口
部から圧入して、永久磁石10及び遮蔽板35をケーシ
ング2内に配設する。なお、本実施例では、円筒部材3
及び両キャップ4A,4Bは、その接合面を溶接するこ
とにより密接に一体にしており、また、両キャップ4
A,4Bの縁の一部分には、燃料油の通路を確保するた
めに切り欠き4dを設けている。
キャップ4A,4Bを固定するまえの円筒部材3内に挿
入し、その後にキャップ4A,4Bをその縁部分で押さ
え板37を両側から挟み込むように円筒部材3の両開口
部から圧入して、永久磁石10及び遮蔽板35をケーシ
ング2内に配設する。なお、本実施例では、円筒部材3
及び両キャップ4A,4Bは、その接合面を溶接するこ
とにより密接に一体にしており、また、両キャップ4
A,4Bの縁の一部分には、燃料油の通路を確保するた
めに切り欠き4dを設けている。
【0059】本実施例の各遮蔽板35も、その平面図で
ある図10に示すように、円筒部材3の内周面に嵌合で
きるように円形に形成されているが、縁の一部を直線に
沿ってで切り落とすことにより、開口部35bを形成し
ている。そして、図9に示すように、隣合った永久磁石
10同士ではその開口部35bがシャフト38を挟んで
逆側に位置するように、つまりそれら開口部11bが互
いに周方向に180度ずれるように、シャフト36に遮
蔽板35を取り付けている。
ある図10に示すように、円筒部材3の内周面に嵌合で
きるように円形に形成されているが、縁の一部を直線に
沿ってで切り落とすことにより、開口部35bを形成し
ている。そして、図9に示すように、隣合った永久磁石
10同士ではその開口部35bがシャフト38を挟んで
逆側に位置するように、つまりそれら開口部11bが互
いに周方向に180度ずれるように、シャフト36に遮
蔽板35を取り付けている。
【0060】また、本実施例では、押さえ板37の外側
にキャップ4A,4Bに当接させることによりシャフト
36,38の軸方向への移動を不可能にしているため、
ノズル5A,5Bを偏心させて取り付ける必要がない。
従って、ノズル5A,5Bはキャップ4A,4Bの中心
部に取り付けられている。なお、本実施例では、液漏れ
をより確実に防止するために、ノズル5A,5Bの大径
部5aと、キャップ4A,4B内底面との間に、シール
リング40を介在させている。
にキャップ4A,4Bに当接させることによりシャフト
36,38の軸方向への移動を不可能にしているため、
ノズル5A,5Bを偏心させて取り付ける必要がない。
従って、ノズル5A,5Bはキャップ4A,4Bの中心
部に取り付けられている。なお、本実施例では、液漏れ
をより確実に防止するために、ノズル5A,5Bの大径
部5aと、キャップ4A,4B内底面との間に、シール
リング40を介在させている。
【0061】ここで、本実施例にあっても、各永久磁石
10の配置は、隣合った同士を吸引関係とする配置,隣
合った同士を反発関係とする配置,吸引関係及び反発関
係を交互に繰り返す配置等が考えられるが、最も効率の
よい改質が行える吸引関係及び反発関係を交互に繰り返
す配置を採用することが望ましい。このような構成であ
っても、ノズル5Aを通じてケーシング2内に供給され
た燃料油は、上記第1実施例と同様に二つの永久磁石1
0で挟まれた空間と開口部35bとを交互に通過するこ
とにより下流側のノズル5Bに到達し、そこからケーシ
ング2外部に排出されるため、上記第1実施例と同様の
作用効果が発揮される。
10の配置は、隣合った同士を吸引関係とする配置,隣
合った同士を反発関係とする配置,吸引関係及び反発関
係を交互に繰り返す配置等が考えられるが、最も効率の
よい改質が行える吸引関係及び反発関係を交互に繰り返
す配置を採用することが望ましい。このような構成であ
っても、ノズル5Aを通じてケーシング2内に供給され
た燃料油は、上記第1実施例と同様に二つの永久磁石1
0で挟まれた空間と開口部35bとを交互に通過するこ
とにより下流側のノズル5Bに到達し、そこからケーシ
ング2外部に排出されるため、上記第1実施例と同様の
作用効果が発揮される。
【0062】しかも、本実施例では、各永久磁石10
に、透磁率の高い材質からなる遮蔽板35,押さえ板3
7を接触させているため、永久磁石10によって生成さ
れる磁束の密度が、その永久磁石10単体で用いる場合
に比べて高くなるという作用が得られる。つまり、より
強力な永久磁石を用いたことと同等の作用効果が得られ
るこになる。従って、同じ永久磁石10を用いるのであ
れば、燃料油の改質効果が上記第1実施例に比べてさら
に向上するから、それだけ燃費の向上や窒素酸化物の発
生抑制等の効果が大きくなる。
に、透磁率の高い材質からなる遮蔽板35,押さえ板3
7を接触させているため、永久磁石10によって生成さ
れる磁束の密度が、その永久磁石10単体で用いる場合
に比べて高くなるという作用が得られる。つまり、より
強力な永久磁石を用いたことと同等の作用効果が得られ
るこになる。従って、同じ永久磁石10を用いるのであ
れば、燃料油の改質効果が上記第1実施例に比べてさら
に向上するから、それだけ燃費の向上や窒素酸化物の発
生抑制等の効果が大きくなる。
【0063】なお、上記各実施例では、隣合った遮蔽板
11同士では開口部11bを180度ずらすようにして
いるが、これは厳密に180度ずれていなくても充分な
効果は期待できるから、例えば10度程度の違いは許容
することができる。また、上記各実施例では、永久磁石
10又は板状部材30を円形としているが、これに限定
されるものではなく、例えば方形板状の永久磁石,板状
部材を用いてもよいし、それらの枚数も上記実施例で示
した枚数に限定されるものではなく、それ以上でもそれ
以下でも構わない。また、ケーシング2も円筒形に限定
されるものではなく、例えば直方体としてもよい。
11同士では開口部11bを180度ずらすようにして
いるが、これは厳密に180度ずれていなくても充分な
効果は期待できるから、例えば10度程度の違いは許容
することができる。また、上記各実施例では、永久磁石
10又は板状部材30を円形としているが、これに限定
されるものではなく、例えば方形板状の永久磁石,板状
部材を用いてもよいし、それらの枚数も上記実施例で示
した枚数に限定されるものではなく、それ以上でもそれ
以下でも構わない。また、ケーシング2も円筒形に限定
されるものではなく、例えば直方体としてもよい。
【0064】そして、改質可能な燃料油は、軽油に限定
されるものではなく、ガソリン等の他の燃料油であって
もよいし、燃料油改質装置1の適用対象も、直接車両に
搭載することに限定されるものではなく、例えば燃料油
の貯蔵タンクに付け、タンク内の燃料油をこの燃料油改
質装置1を通じて巡回させるようにしてもよい。
されるものではなく、ガソリン等の他の燃料油であって
もよいし、燃料油改質装置1の適用対象も、直接車両に
搭載することに限定されるものではなく、例えば燃料油
の貯蔵タンクに付け、タンク内の燃料油をこの燃料油改
質装置1を通じて巡回させるようにしてもよい。
【0065】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に係る発
明によれば、燃料油を永久磁石で挟まれた空間を流路と
して移動するようにしたため、燃料油を非常に効率よく
磁化することができ、改質効果を大幅に向上させること
ができるという効果がある。そして、請求項2,請求項
3及び請求項4に係る発明であれば、永久磁石間に多数
の磁束が存在するようになるから、燃料油が多数の磁束
に触れて高い改質効果を得ることができる。
明によれば、燃料油を永久磁石で挟まれた空間を流路と
して移動するようにしたため、燃料油を非常に効率よく
磁化することができ、改質効果を大幅に向上させること
ができるという効果がある。そして、請求項2,請求項
3及び請求項4に係る発明であれば、永久磁石間に多数
の磁束が存在するようになるから、燃料油が多数の磁束
に触れて高い改質効果を得ることができる。
【0066】特に、請求項4に係る発明であれば、燃料
油は色々な方向から繰り返し磁化されることになるか
ら、さらに改質効果を向上させることができるという効
果がある。一方、請求項5に係る発明であれば、ケーシ
ングの側板に磁束が逃げることがないため、その分ケー
シング内側に多数の磁束を存在させることができるか
ら、それだけ高い改質効果を得ることができる。
油は色々な方向から繰り返し磁化されることになるか
ら、さらに改質効果を向上させることができるという効
果がある。一方、請求項5に係る発明であれば、ケーシ
ングの側板に磁束が逃げることがないため、その分ケー
シング内側に多数の磁束を存在させることができるか
ら、それだけ高い改質効果を得ることができる。
【0067】また、請求項6に係る発明にあっては、永
久磁石単体で用いる場合に比べて各永久磁石間の磁束密
度を高くすることができるから、燃料油の改質効果をさ
らに向上させることができるという効果が得られる。そ
して、請求項8に係る発明であっても、上記請求項2に
係る発明と同様の効果が得られるとともに、電磁石とし
ての強さを調整することができるから、改質効果を任意
に調整できるという効果があるし、さらには、電磁石を
強力にできる分、装置の小型化が容易であるという効果
もある。
久磁石単体で用いる場合に比べて各永久磁石間の磁束密
度を高くすることができるから、燃料油の改質効果をさ
らに向上させることができるという効果が得られる。そ
して、請求項8に係る発明であっても、上記請求項2に
係る発明と同様の効果が得られるとともに、電磁石とし
ての強さを調整することができるから、改質効果を任意
に調整できるという効果があるし、さらには、電磁石を
強力にできる分、装置の小型化が容易であるという効果
もある。
【0068】さらに、請求項7又は請求項9に係る発明
であれば、燃料油は、二つの永久磁石或いは二つの板状
部材に挟まれた空間を通過する際に、可能な範囲で最も
長い距離を移動することになるから、燃料油は可能な範
囲で最も多くの磁束に確実に触れるようになり、従って
改質効果がさらに向上するという効果がある。
であれば、燃料油は、二つの永久磁石或いは二つの板状
部材に挟まれた空間を通過する際に、可能な範囲で最も
長い距離を移動することになるから、燃料油は可能な範
囲で最も多くの磁束に確実に触れるようになり、従って
改質効果がさらに向上するという効果がある。
【図1】本発明の第1実施例の構成を示す正断面図であ
る。
る。
【図2】図1のII−II線拡大断面図である。
【図3】遮蔽板の一例を示す平面図である。
【図4】磁石の極の向きと磁束の状態との関係を説明す
る図である。
る図である。
【図5】燃料油の移動を説明する図である。
【図6】複数の燃料油改質装置を一体化させた例を示す
図である。
図である。
【図7】燃料油改質装置の使用状態の一例を示す配管図
である。
である。
【図8】本発明の第2実施例の構成を示す正断面図であ
る。
る。
【図9】本発明の第3実施例の構成を示す正断面図であ
る。
る。
【図10】第3実施例の遮蔽板の平面図である。
1 燃料油改質装置 2 ケーシング 3 円筒部材(ケーシングの側板) 4A,4B キャップ 5A,5B ノズル 10 永久磁石 11 遮蔽板 11b 開口部 12 スペーサ 13 ねじ軸 30 板状部材 31 コイル 31a ボビン 35 遮蔽板(板状部材) 37 押さえ板(板状部材)
Claims (9)
- 【請求項1】 内部が燃料油の通路を形成するケーシン
グ内に、厚さ方向に極を有する板状の複数の永久磁石
を、所定距離隔てて平面同士が対向し且つ前記通路の上
流から下流に向かって並んだ状態で配設するとともに、
前記永久磁石と前記ケーシング内側面との間は一部の開
口部を残して封止し、さらに、隣合った前記永久磁石同
士では前記開口部が重なり合わないようにそれら開口部
を周方向にずらしたことを特徴とする燃料油改質装置。 - 【請求項2】 隣合った前記永久磁石同士を吸引関係に
配設した請求項1記載の燃料油改質装置。 - 【請求項3】 隣合った前記永久磁石同士を反発関係に
配設した請求項1記載の燃料油改質装置。 - 【請求項4】 前記複数の永久磁石を、隣合った前記永
久磁石同士の関係が吸引関係及び反発関係を交互に繰り
返すように配設した請求項1記載の燃料油改質装置。 - 【請求項5】 前記永久磁石の側面を包囲する前記ケー
シングの側板を非磁性体で構成した請求項1乃至請求項
4のいずれかに記載の燃料油改質装置。 - 【請求項6】 前記永久磁石の材質よりも透磁率の高い
材質からなる板状部材を、前記永久磁石の平面に接触し
た状態で且つ前記複数の永久磁石間の隙間及び前記開口
部を閉塞しないように設けた請求項1乃至請求項5のい
ずれかに記載の燃料油改質装置。 - 【請求項7】 隣合った前記永久磁石同士では前記開口
部を周方向に180度ずらした請求項1乃至請求項6の
いずれかに記載の燃料油改質装置。 - 【請求項8】 内部が燃料油の通路を形成するケーシン
グ内に、磁性体からなる複数の板状部材を、所定距離隔
てて平面同士が対向し且つ前記通路の上流から下流に向
かって並んだ状態で配設するとともに、前記板状部材と
前記ケーシング内側面との間は一部の開口部を残して封
止し、さらに、隣合った前記板状部材同士では前記開口
部が重なり合わないようにそれら開口部を周方向にずら
し、そして、前記板状部材の側面を包囲する前記ケーシ
ングの側板を非磁性体で構成するとともにその側板の外
周面を包囲するように電磁石のコイルを配設したことを
特徴とする燃料油改質装置。 - 【請求項9】 隣合った前記板状部材同士では前記開口
部を周方向に180度ずらした請求項8記載の燃料油改
質装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6045891A JPH07253059A (ja) | 1994-03-16 | 1994-03-16 | 燃料油改質装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6045891A JPH07253059A (ja) | 1994-03-16 | 1994-03-16 | 燃料油改質装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07253059A true JPH07253059A (ja) | 1995-10-03 |
Family
ID=12731872
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6045891A Pending JPH07253059A (ja) | 1994-03-16 | 1994-03-16 | 燃料油改質装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07253059A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20010003900A (ko) * | 1999-06-26 | 2001-01-15 | 박동호 | 열기관의 연료 처리 방법 및 처리 장치 |
| KR20020029056A (ko) * | 2002-04-02 | 2002-04-17 | 이광래 | 연료절감기 |
| JP2009072725A (ja) * | 2007-09-21 | 2009-04-09 | Aaju:Kk | 流体の磁気処理装置 |
| WO2012099494A1 (ru) * | 2011-01-17 | 2012-07-26 | Dukachev Igor Andreevich | Устройство для магнитной обработки жидкости |
| CZ306297B6 (cs) * | 2010-04-29 | 2016-11-23 | AntonĂn LupĂnek | Zařízení pro magnetickou úpravu kapalných a plynných paliv a snižování emisí |
| KR102563016B1 (ko) * | 2022-12-23 | 2023-08-03 | 안진우 | 차량의 엔진출력 증강장치 |
-
1994
- 1994-03-16 JP JP6045891A patent/JPH07253059A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20010003900A (ko) * | 1999-06-26 | 2001-01-15 | 박동호 | 열기관의 연료 처리 방법 및 처리 장치 |
| KR20020029056A (ko) * | 2002-04-02 | 2002-04-17 | 이광래 | 연료절감기 |
| JP2009072725A (ja) * | 2007-09-21 | 2009-04-09 | Aaju:Kk | 流体の磁気処理装置 |
| CZ306297B6 (cs) * | 2010-04-29 | 2016-11-23 | AntonĂn LupĂnek | Zařízení pro magnetickou úpravu kapalných a plynných paliv a snižování emisí |
| WO2012099494A1 (ru) * | 2011-01-17 | 2012-07-26 | Dukachev Igor Andreevich | Устройство для магнитной обработки жидкости |
| KR102563016B1 (ko) * | 2022-12-23 | 2023-08-03 | 안진우 | 차량의 엔진출력 증강장치 |
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