JPH07253145A - トロイダル型無段変速機 - Google Patents

トロイダル型無段変速機

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JPH07253145A
JPH07253145A JP4385394A JP4385394A JPH07253145A JP H07253145 A JPH07253145 A JP H07253145A JP 4385394 A JP4385394 A JP 4385394A JP 4385394 A JP4385394 A JP 4385394A JP H07253145 A JPH07253145 A JP H07253145A
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JP
Japan
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continuously variable
variable transmission
gear housing
roller
gear
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Application number
JP4385394A
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English (en)
Inventor
Toshifumi Hibi
利文 日比
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Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
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Publication date
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H15/00Gearings for conveying rotary motion with variable gear ratio, or for reversing rotary motion, by friction between rotary members
    • F16H15/02Gearings for conveying rotary motion with variable gear ratio, or for reversing rotary motion, by friction between rotary members without members having orbital motion
    • F16H15/04Gearings providing a continuous range of gear ratios
    • F16H15/06Gearings providing a continuous range of gear ratios in which a member A of uniform effective diameter mounted on a shaft may co-operate with different parts of a member B
    • F16H15/32Gearings providing a continuous range of gear ratios in which a member A of uniform effective diameter mounted on a shaft may co-operate with different parts of a member B in which the member B has a curved friction surface formed as a surface of a body of revolution generated by a curve which is neither a circular arc centered on its axis of revolution nor a straight line
    • F16H15/36Gearings providing a continuous range of gear ratios in which a member A of uniform effective diameter mounted on a shaft may co-operate with different parts of a member B in which the member B has a curved friction surface formed as a surface of a body of revolution generated by a curve which is neither a circular arc centered on its axis of revolution nor a straight line with concave friction surface, e.g. a hollow toroid surface
    • F16H15/38Gearings providing a continuous range of gear ratios in which a member A of uniform effective diameter mounted on a shaft may co-operate with different parts of a member B in which the member B has a curved friction surface formed as a surface of a body of revolution generated by a curve which is neither a circular arc centered on its axis of revolution nor a straight line with concave friction surface, e.g. a hollow toroid surface with two members B having hollow toroid surfaces opposite to each other, the member or members A being adjustably mounted between the surfaces
    • F16H2015/383Gearings providing a continuous range of gear ratios in which a member A of uniform effective diameter mounted on a shaft may co-operate with different parts of a member B in which the member B has a curved friction surface formed as a surface of a body of revolution generated by a curve which is neither a circular arc centered on its axis of revolution nor a straight line with concave friction surface, e.g. a hollow toroid surface with two members B having hollow toroid surfaces opposite to each other, the member or members A being adjustably mounted between the surfaces with two or more sets of toroid gearings arranged in parallel

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  • Friction Gearing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 パワーローラの同期作動を保証する連動連結
手段とギヤハウジングとの干渉を防止してなお、そのギ
ヤハウジングに高い剛性を付与し、併せて、パワーロー
ラの異常作動を、迅速にかつ高精度に検知する。 【構成】 入出力ディスクとパワーローラ8,9とを具
える二組みの無段変速ユニットの両出力ディスク間に共
通の出力歯車を設けるとともに、その出力歯車を収納保
持するギヤハウジング31を設け、各パワーローラを回
転自在に、かつ首振り回動自在に支持するローラ支持部
材13a,13b,13c,13dのそれぞれを、合計
三本のエンドレスワイヤ36a,36b,40で連動連
結するとともに、前後方向エンドレスワイヤ40を巻掛
けたローラ支持部材13a,13cの一方に、パワーロ
ーラ8,9の首振り回動位置を検出するプリセスカム4
1を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はトロイダル型無段変速
機に関し、とくには、それぞれのパワーローラの、同変
速方向への同期した首振り回動を十分に担保するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】複数組の無段変速ユニットを具えるトロ
イダル型無段変速機では、全てのパワーローラが、構造
上当然に、同変速方向へ相互に同期して首振り回動を行
うよう構成されている。
【0003】しかるに、それぞれの無段変速ユニット相
互間での作動条件の変動、それらのユニットに作用する
外乱などによって、それぞれのパワーローラの、上述し
たような同期がくずれるおそれがあることから、出願人
は先に、各個のパワーローラに、同期の妨げとなる異常
作動が発生するのを防止すべく、実開昭62−2008
52号公報に開示されているような変速制御装置を提案
した。
【0004】これは、図5に部分断面略線平面図で例示
するように、第1および第2のそれぞれの無段変速ユニ
ット110および120を具え、ともに共通な入出力軸
間で並列的な動力伝達を行うトロイダル型無段変速機に
おいて、それぞれのパワーローラ111a,111b,
121a,121bを支持するそれぞれのローラ支持部
材112a,112b,122a,122bを、ワイヤ
その他によって相互に連動連結したものである。
【0005】より詳細には、第1無段変速ユニット11
0および第2無段変速ユニット120のそれぞれを、そ
れらのそれぞれの出力ディスク113,123が相互に
近接する姿勢で、共通軸線I上に同軸配置し、それぞれ
の入力ディスク114,124を、入力軸130に結合
した軸131に一体的に設け、また、それらの入力ディ
スク114,124と対向して位置するそれぞれの出力
ディスク113,123を、その軸131上に回転自在
に支持するとともに、それらの両出力ディスク113,
123をスプライン123aによって駆動連結し、そし
て、両出力ディスク間に、それらと同軸に配置した出力
ギア132を、ローディングカム133によって出力デ
ィスク113,123に駆動結合した状態の下で、その
ローディングカム133の作用により、それぞれの入力
ディスク114,124と、出力ディスク113,12
3との間に、共通軸線Iを隔てて位置する二個一対のパ
ワーローラ111a,111bおよび121a,121
bを挟圧し、さらに、それらのパワーローラ111a,
111bおよび121a,121bを、それぞれのロー
ラ支持部材112a,112bおよび122a,122
bによって、各ローラ軸線115a,115b,125
a,125bの周りに回転自在に、かつ、首振り軸線1
16a,116bおよび126a,126bの周りに、
ローラ支持部材とともに首振り回動自在に支持したとこ
ろにおいて、それらのローラ支持部材112a,112
bおよび122a,122bの相互を、図6に例示する
うように、ワイヤによって連動連結したものである。
【0006】なお、図5に示すところでは、それぞれの
パワーローラ111a,111bおよび121a,12
bを、首振り軸線116a,116bおよび126a,
126bの周りで、矢印a方向へ、同期させて等速度で
回動させると、両ユニット110,120の変速比が同
期して高速側にシフトして、変速機を高変速比側へ無段
変速させることができ、逆に、それらのパワーローラ1
11a,111bおよび121a,121bを、矢印b
の方向へ、同期させて等速度で回動させると、変速機を
低変速比側へ無段変速させることができる。
【0007】ところで、図6中、(a)に示す連動連結
構造は、第1および第2の各無段変速ユニット内におい
て、それぞれのローラ支持部材112a,112bおよ
び122a,122bの相互に、各一本のエンドレスワ
イヤ117,127を、途中でX字状に交差させて巻掛
けるとともに、両無段変速ユニット間で、共通軸線Iの
一方側に位置するそれぞれのローラ支持部材112a,
122aに、一本の前後方向エンドレスワイヤ134
を、これも途中でX字状に交差させて巻掛けて、それら
の各ワイヤ117,127,134を、ピン118a,
118bおよび128a,128bによって対応するロ
ーラ支持部材に固定することにより、それらのローラ支
持部材112a,112b,122a,122b、ひい
ては、全てのパワーローラの、矢印aおよびbの方向へ
の同期回動を担保するものである。
【0008】また、同図(b)の連動連結は、共通の一
本のエンドレスワイヤ135を全てのローラ支持部材1
12a,112b,122a,122bに巻掛けること
によって、そして、同図(c)の連動連結は、一方の無
段変速ユニット内でローラ支持部材112a,112b
のそれぞれに、一本のエンドレスワイヤ117を巻掛け
ることに加えて、他の二本のエンドレスワイヤ136,
137を、対角方向に位置する二本のローラ支持部材の
それぞれに巻掛けることによって、それぞれのローラ支
持部材112a,112bおよび122a,122b
の、矢印aおよびb方向への同期した等速回動を担保す
るものである。
【0009】このような連動連結構造によれば、或るパ
ワーローラが、たとえば外乱によって、自己の首振り軸
線の周りでの首振り角度を変更されようとすると、それ
ぞれのワイヤは、そのパワーローラを、他のパワーロー
ラと同じ変速方向へ、それらに連動させて首振り回動さ
せようとし、これにより、或るパワーローラの首振り角
度の変更を有効に制限して、全てのパワーローラを十分
に同期作動させることができる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この従
来技術に開示された連動連結構造は、全てのパワーロー
ラを同期させて首振り回動させるという点だけに着目し
てなされたものであって、変速機の他の構成部分と、そ
れぞれのワイヤとの相対的な配置態様についての何の配
慮もなされておらず、しかも、変速制御を行うために、
変速制御装置にフィードバックすることが必要となる、
パワーローラの首振り回動位置、ときとしては、ローラ
支持部材の軸線方向位置をもまた検知する検出手段を、
どのローラ支持部材に関連させて設けるかについての考
慮がなされていないことから、その従来技術を、たとえ
ば、特開平1−216158号公報に記載されているよ
うなトロイダル型無段変速機に適用した場合には、両出
力ディスクに駆動連結した共通歯車としての出力ギアの
他、それに噛み合う被動ギアをも収納して支持するギア
ハウジングと、それぞれの無段変速ユニットを相互連結
するワイヤとが図6に仮想線で示すように干渉すること
になって、そのギアハウジングの配設が困難になるとい
う問題があった。
【0011】この発明の第1の目的は、ギアハウジング
とワイヤとの干渉を極力回避して、所要の高剛性を有す
るギアハウジングの配設を可能ならしめる点にあり、そ
して、この発明の第2の目的は、上記第1の目的をもっ
て、図6(a)に例示するような連動連結構造を選択し
た場合において、いずれのパワーローラに、同期くずれ
をもたらす異常作動が発生しても、その異常作動の発生
を、ワイヤの伸びその他の機械的誤差の影響を十分小な
らしめて迅速に、かつ高い精度をもって検知し、この結
果として、変速制御装置の作用下で、大きな異常の発生
を回避することにある。
【0012】すなわち、図6(a)に示す連動連結構造
の下で、たとえば、ローラ支持部材112bに関連させ
て検出手段を設け、その検出手段からの信号を変速制御
装置にフィードバックして変速制御を行う場合におい
て、これもたとえば他方の変速ユニット120のローラ
支持部材122bにて支持するパワーローラ121bに
異常作動が生じたときは、その異常状態は、三本のエン
ドレスワイヤ127,134および117を順次に経て
検出手段に伝達されることになるため、各エンドレスワ
イヤに固有の機械的誤差その他によって、異常情報の伝
達精度の、時間的および量的な低下が余儀なくされるこ
とになり、それ故に、同期くずれの発生情報を迅速かつ
正確にフィードバックすることが不可能となるので、こ
の発明の前記第2の目的は、このような問題点を有利に
解決するにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】この発明のトロイダル型
無段変段変速機は、基本的には、前記特開平1−216
158号公報に記載されたものと同様に、相互に対向さ
せて配置した入出力ディスクと、これらの両ディスクの
回転軸線を隔ててその両側に配置され、それらのディス
クの対向面に摩擦掛合する二個一対のパワーローラとを
具える無段変速ユニットの二組を、それぞれの出力ディ
スクを相互に近接させた姿勢で同軸に配設し、両出力デ
ィスク間に、それらに駆動連結した共通の歯車を設ける
とともに、その歯車を収納支持するギアハウジングを設
けて、そのギアハウジングを変速機ケースに固定し、ま
た、各パワーローラを、それの軸線の周りに回転自在に
支持するともに、その軸線と直交する首振り軸線の周り
に首振り回動自在に支持するローラ支持部材を設け、そ
れぞれのローラ支持部材を、個々のパワーローラの、同
変速方向へのともに同期した首振り回動を担保する連動
手段によって相互連結し、一のローラ支持部材に、パワ
ーローラの首振り回動位置の検出手段を、直接的または
間接的に設けたものであり、ここで、前記連動手段を、
各無段変速ユニットの二本一対のローラ支持部材のそれ
ぞれに巻掛けた各一本のエンドレスワイヤと、それぞれ
の無段変速ユニットの、それらの軸線方向に隣接する二
本のローラ支持部材のそれぞれに巻掛けた一本の前後方
向エンドレスワイヤとで構成し、さらに、前記検出手段
を、前後方向エンドレスワイヤを巻掛けたローラ支持部
材のいずれか一方に関連させて設けたものである。
【0014】ここにおいて好ましくは、前記ギアハウジ
ングの一方側、すなわち、前記歯車の中心軸線を含み、
かつ、前後方向エンドレスワイヤを巻掛けた二本のロー
ラ支持部材のそれぞれの中心軸線を通る平面と平行とな
る中心平面の一方側においてのみ、そのギアハウジング
に、前後方向エンドレスワイヤの延在を許容する、ギア
ハウジングの内側方向への括れ部を設ける。
【0015】そしてより好ましくは、前記中心平面の他
方側で、ギアハウジングに、それの外側方向に迫出す膨
出部を設ける。
【0016】
【作用】このトロイダル型無段変速機では、とくに、そ
れぞれの無段変速ユニットのそれぞれのローラ支持部材
を、一本の前後方向エンドレスワイヤによって相互に連
動連結することによって、エンドレスワイヤの本数を必
要最低限とすることができるとともに、前後方向エンド
レスワイヤを変速ユニット間に延在させることに起因す
る、ギアハウジングの剛性低下を有効に防止することが
できる。
【0017】これをいいかえれば、歯車を収納支持する
ギアハウジングは、歯車の噛み合い反力を確実に支持す
るために、それの捩れ方向および曲げ方向の力に対して
十分高い剛性を有することが必要になるところ、変速ユ
ニット相互の連動連結のためのワイヤを、図6(b)お
よび(c)に示すように延在させた場合には、ギヤハン
ジングに、トータルボリュームの大きな括れ部、切欠
部、逃げなどを設けることが余儀なくされるため、ギア
ハウジングに高い剛性を付与することができず、そのギ
アハウジングの変形に起因する、内蔵歯車の噛み合い不
良、歯車の耐久性の低下、歯車の発生騒音の増加などの
問題が生じる。これに対し、変速ユニット相互の連動連
結を、一本の前後方向エンドレスワイヤによって行う場
合には、ギアハウジングに、トータルボリュームの小さ
い括れ部等を設けるだけで足りるので、高いハウジング
剛性を確保することができ、上述したような問題の発生
を有効に防止することができる。
【0018】そしてこのことは、ギアハウジングの一方
側にだけ、前後方向エンドレスワイヤの延在を許容する
括れ部を設け、それの他方側からは括れ部を取り除いた
場合により効果的であり、さらに、ギアハウジングの他
方側に膨出部を設けて、ハウジング剛性を一層増加させ
た場合により顕著である。
【0019】またこの無段変速機では、パワーローラの
首振り回動位置を検知する検知手段を、前後方向エンド
レスワイヤを巻掛けたローラ支持部材のいずれか一方に
設けることにより、パワーローラ相互の同期作動の妨げ
となる異常作動がどのパワーローラに発生しても、その
異常作動を、最大二本のワイヤの介在下で、迅速に、か
つ高い精度で検知できるので、異常信号のフィードバッ
クを受けて制御作動を行う変速制御装置により、大きな
異常の発生を十分に防止することができる。
【0020】
【実施例】以下にこの発明の実施例を図面に基づいて説
明する。図1,2はそれぞれ、この発明を適用すること
ができる通常のトロイダル型無段変速機の縦断面図であ
り、これは、基本的には、特開平1−216158号公
報に記載されたものとほぼ同様のものである。
【0021】ここでは、変速機ケース1の内部に、二組
の無段変速ユニット2,3を同軸に配設し、これらのそ
れぞれの変速ユニット2,3を、入力ディスク4,5
と、出力ディスク6,7と、パワーローラ8,9とで概
ね構成する。
【0022】ここにおいて、各変速ユニット内では、入
出力ディスク4,6および5,7を相互に対向させて配
置し、それぞれの変速ユニット2,3を、出力ディスク
6,7が相互に近接する姿勢で主軸10上に配置する。
ここで、主軸10は、変速機ケース1に回転自在に支持
し、その主軸上には、それぞれの入力ディスク4,5を
ボールスプライン11,12によって軸線方向に変位可
能に回転結合し、また、それぞれの出力ディスク6,7
を回転自在に支持する。
【0023】パワーローラ8,9は、図2に示すところ
から明らかなように、二個を一対として、入出力ディス
ク4〜7の回転軸線を挟んでその両側に配置し、各対の
パワーローラ8,9を、対応する入出力ディスクの対向
面に摩擦掛合させる。また、各パワーローラ8,9を、
ローラ支持部材13によって、パワーローラ軸線の周り
に回転自在に支持するとともに、そのローラ支持部材自
身を、パワーローラ軸線と直交する首振り軸線の周り
に、パワーローラ8,9とともに首振回動自在に支持す
る。
【0024】ローラ支持部材13のこの支持は、前後側
の無段変速ユニット2では、両ローラ支持部材13の上
端部を、軸受を介して共通のアッパーリンク15に、下
端部を、これも軸受を介して共通のロアリンク16にそ
れぞれ連結することにより行い、また、後段側の無段変
速ユニット3では、両ローラ支持部材13の上端部分を
アツパリンク17に、下端部をロアリンク18にそれぞ
れ連結することにより行う。各アツパリンク15,17
は、その中央部分をアッパリンクポスト19,20を介
して変速機ケース1に傾動可能に支持し、そして、各ロ
アリンク16,18は、その中央部分を、ロアポスト2
1,22を介して変速機ケース1に傾動可能に支持し、
これにより、各変速ユニット2,3のそれぞれのローラ
支持部材13を、ピストン23の作用の下で、首振り軸
線の方向へ、相互に逆向きに同期させて昇降可能ならし
める。
【0025】ところで、ローラ支持部材13のこのよう
な同期変位を、前後の無段変速ユニット間でも確実なら
しめるべく、ここでは、図1に示すように、ロアリンク
16,18を橋絡部材24によって一体結合する。この
意味においては、アッパリンク15,17をもまた一体
結合することが好ましいが、現実には橋絡部材の配設ス
ペースを確保することが困難であるので、それに代え
て、アッパリンクポスト19,20を、アッパリンクポ
ストベース25で一体結合することにより、アッパリン
ク15,17に作用する前後方向の力を十分に支持し
て、両変速ユニット間の同期性能を向上させる。
【0026】そしてまた、図1に示すところでは、前段
側の無段変速ユニットの入力ディスク4と同軸にカムフ
ランジ26を配設し、このカムフランジ26と入力ディ
スク4との対向面に設けたそれぞれのカム面と、それら
のカム面間に配置したカムローラとでローディングカム
27を構成する。このローディングカム27は周知のも
のであり、図示しない入力軸によるカムフランジ26の
回転を入力ディスク4に伝達するとともに、伝達トルク
に応じた、カムフランジ26と入力ディスク4との相対
回転により、入力ディスク4に、出力ディスク6の方向
へのスラストを付与する。
【0027】この一方において、カムフランジ26に作
用するスラスト反力は、スラストベアリング28、主軸
10、ローディングナット29および皿ばねを経て、後
段側変速ユニット3の入力ディスク5に入力され、これ
により、入力ディスク5には、出力ディスク7の方向へ
の、前述したと同等のスラストが付与されることにな
る。
【0028】さらにここでは、両変速ユニット2,3の
出力ディスク6,7を、共通な出力歯車30に駆動結合
し、その出力歯車30を、主軸上に回転自在に支持する
とともに、ギアハウジング31に収納し、そのギアハウ
ジング31を、入出力ディスクの軸線方向に延在するボ
ルト32によって変速機ケース1に固定する。なお、歯
車30の回転は、それに噛合する被動歯車33およびカ
ウンタシャフト34を経て出力軸35から取出される。
【0029】このような構成を有するトロイダル型無段
変速機に対するこの発明の適用例を図3に示す。図3
は、オイルパンを取除いた状態で示すローラ支持部材の
底面図であり、図中13a,13bはそれぞれ、前段側
変速ユニット2の右側および左側のローラ支持部材を示
す、13c,13dはそれぞれ、後段側変速ユニット3
の右側および左側のローラ支持部材を示す。
【0030】ここでは各変速ユニット2,3の、対をな
すローラ支持部材13a,13bおよび13c,13d
のそれぞれに、図6(a)について述べたと同様に、各
一本のエンドレスワイヤ36a,36bを、途中でX字
状に交差させて巻掛けて、対をなすローラ支持部材相互
の連動連結をもたらす。かかる連動連結に当り、この例
では各エンドレスワイヤ36a,36bに、相互に対抗
して位置する二個の円弧状大径部37a,37bをそれ
ぞれ設け、これらの各大径部37a,37bを、対応す
るローラ支持部材13a,13b,13c,13dに設
けた円弧状切欠部(図ではローラ支持部材13dに設け
たその切欠部を符号39で示す)に嵌め合わせることに
よって、各エンドレスワイヤの、各ローラ支持部材に対
する周方向滑りの発生を防止する。
【0031】ところで、エンドレスワイヤ36a,36
bへの円弧状大径部37a,37bの形成は、たとえ
ば、ワイヤ本体に通したスリーブをそこにかしめ固定す
ること、あるいはスリーブをワイヤにロー付けすること
などによって行うことができる。
【0032】そしてまたここでは、前後段のそれぞれの
変速ユニット2,3の、右側のローラ支持部材13a,
13cの相互に、これもまた図6(a)で述べたと同様
に、一本の前後方向エンドレスワイヤ40を、途中でX
字状に交差させて巻掛けて、それらのローラ支持部材1
3a,13cを連動連結する。なおこの場合において
も、前後方向エンドレスワイヤ40は、それの二個所に
設けた大径部40aの、それぞれのローラ支持部材13
a,13cに設けた切欠部への嵌合により、ローラ支持
部材に対する滑りを阻止される。
【0033】ここで、それぞれのエンドレスワイヤ36
a,36bと、前後方向エンドレスワイヤ40とは、図
2に示すように、エンドレスワイヤ36a,36bが、
前後方向エンドレスワイヤ40より上方に位置する相対
関係とすることが、とくには、前後方向エンドレスワイ
ヤ40と他の構成部材との干渉を防止する上で好適であ
る。
【0034】以上のような連動連結構造によれば、比較
的短い三本のエンドレスワイヤ36a,36b,40に
よってパワーローラ8の同期作動を担保することができ
るので、ワイヤコストの低減を実現してなお、ワイヤの
伸びその他に起因する同期精度の低下を十分に阻止する
ことができる。
【0035】なお、かかる連動連結構造の下では、一本
の前後方向エンドレスワイヤ40を、ギアハウジング3
1の配設位置を経て延在させるために、そのギアハウジ
ング31には、図4に示すように、ギアハウジング31
の内側方向にわずかに窪む一個の小さい括れ部31aを
形成するだけで足りるので、ギアハウジングそれ自体の
大きさを十分大ならしめて、ギアハウジング剛性を有効
に高めることができる。なお、この図4は、変速機ケー
ス1の中間壁1aにギアハウジング31をボルト止めし
た状態を示すものである。
【0036】そしてこのことは、図示のように、ギアハ
ウジング31の一方の側部だけに括れ部31aを設け、
それの他方の側部から括れ部を完全に除去した場合によ
り効果的であり、さらに、図に仮想線で示すように、ギ
アハウジング31のその他方の側部に、それの外側方向
に迫出す膨出部31aを設けた場合にとくに顕著であ
る。
【0037】ギアハウジング31にこのようにして高い
剛性を付与した場合には、そこに作用する各種の力によ
るギアハウジング31の変形を阻止して、内蔵歯車の噛
み合い不良、歯車の耐久性の低下、歯車騒音の発生など
を十分に防止することができる。
【0038】加えて、この例では、図3に示すところか
ら明らかなように、前後方向エンドレスワイヤ40を巻
掛けた一方のローラ支持部材13aに、パワーローラ
8,9、直接的にはローラ支持部材13の首振り回動位
置およびローラ支持部材13の軸線方向位置をも検出す
る検知手段、ここではプリセスカム41を取付ける。
【0039】このことによれば、ローラ支持部材13で
支持するどのパワーローラ8,9に異常作動が発生して
も、最大でも二本のワイヤを介在させるだけで、その異
常を、迅速かつ正確に検出することができるので、常に
適正な変速制御を行って、大きな異常の発生を有効に防
止することができる。
【0040】以上のこの発明を図示例に基づいて説明し
たが、プリセスカム41を、ローラ支持部材13aに代
えて、ローラ支持部材13cに取付けることもでき、ま
た、一本の前後方向エンドレスワイヤ40を、ローラ支
持部材13bおよび13dに巻掛け装着することもでき
る。
【0041】
【発明の効果】かくして、この発明によれば、比較的短
い三本のエンドレスワイヤによってそれぞれのパワーロ
ーラ、直接的にはそれぞれのローラ支持部材を連動連結
することにより、ワイヤを四本用いる場合に比してコス
トの低減を実現できるとともに、長尺ワイヤを用いる場
合に比して同期精度を高めることができ、しかも、ギア
ハウジングの剛性を十分高く維持することができる。
【0042】そしてこのギアハウジングの剛性の点に関
しては、前後方向エンドレスワイヤの延在を許容する括
れ部をギアハウジングの一方側だけに設けた場合、およ
び、ギアハウジングの他方の側部に膨出部を設けた場合
にとくに効果的である。またここでは、前後方向エンド
レスワイヤを巻掛けたいずれか一方のワーク支持部材に
検知手段を設けることにより、パワーローラの異常作動
を迅速にかつ正確に検出して常に適切な変速制御を行う
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の適用装置を例示する縦断面図であ
る。
【図2】図1の断面と直交する方向の縦断面図である。
【図3】この発明の適用例を示す底面図である。
【図4】ギアハウジングと前後方向エンドレスワイヤと
の相対関係を示す図である。
【図5】従来技術の適用装置を示す部分断面略線平面図
である。
【図6】従来技術を例示する略線図である。
【符号の説明】
1 変速機ケース 1a 中間壁 2,3 無段変速ユニット 4,5 入力ディスク 6,7 出力ディスク 8,9 パワーローラ 10 主軸 11,12 ボールスプライン 13(13a,13b,13c,13d) ローラ支持
部材 27 ローディングカム 30 出力歯車 31 ギアハウジング 31a 括れ部 31b 膨出部 33 被動歯車 36a,36b エンドレスワイヤ 37a,37b,40a 大径部 39 切欠部 40 前後方向エンドレスワイヤ 41 プリセスカム

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 相互に対向させて配置した入力ディスク
    および出力ディスクと、これらの両ディスクの回転軸線
    を隔ててその両側に配置されて、それらのディスクの対
    向面に摩擦掛合する二個一対のパワーローラとを具える
    無段変速ユニットの二組を、それぞれの出力ディスクを
    相互に近接させた姿勢で同軸に配設し、 両出力ディスク間に、それらに駆動連結した共通の歯車
    を設けるとともに、その歯車を収納するギアハウジング
    を設けて、このギアハウジングを変速機ケースに固定
    し、 各パワーローラを、それの軸線の周りに回転自在に支持
    するとともに、その軸線と直交する首振り軸線の周りに
    首振り回動自在に支持するローラ支持部材を設け、それ
    ぞれのローラ支持部材を、個々のパワーローラの、同変
    速方向へのともに同期した首振り回動を担保する連動手
    段によって相互連結し、 一のローラ支持部材に、パワーローラの首振り回動位置
    の検出手段を設けてなるトロイダル型無段変速機であっ
    て、 前記連動手段を、各無段変速ユニットの二本一対のロー
    ラ支持部材のそれぞれに巻掛けた各一本のエンドレスワ
    イヤと、それぞれの無段変速ユニットの、それらの軸線
    方向に隣接する二本のローラ支持部材のそれぞれに巻掛
    けた一本の前後方向エンドレスワイヤとで構成し、 前記検出手段を、前後方向エンドレスワイヤを巻掛けた
    ローラ支持部材のいずれか一方に設けてなるトロイダル
    型無段変速機
  2. 【請求項2】 前記歯車の中心軸線を含み、前後方向エ
    ンドレスワイヤを巻掛けた二本のローラ支持部材のそれ
    ぞれの中心軸線を通る平面と平行となる中心平面の一方
    側でのみ、前記ギアハウジングに、前後方向エンドレス
    ワイヤの延在を許容する、ギアハウジングの内側方向へ
    の括れ部を設けてなる請求項1記載のトロイダル型無段
    変速機。
  3. 【請求項3】 前記中心平面の他方側で、前記ギアハウ
    ジングに、それの外側方向に迫り出す膨出部を設けてな
    る請求項2記載のトロイダル型無段変速機。
JP4385394A 1994-03-15 1994-03-15 トロイダル型無段変速機 Pending JPH07253145A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6224508B1 (en) 1998-08-11 2001-05-01 Nissan Motor Co., Ltd. Trunnion of a toroidal continuously variable transmission and manufacturing process thereof
WO2002090798A1 (de) * 2001-05-03 2002-11-14 Zf Friedrichshafen Ag Stufenloses reibradgetriebe
WO2004079226A1 (de) 2003-03-04 2004-09-16 Daimlerchrysler Ag Toroidgetriebe
JP2012241789A (ja) * 2011-05-19 2012-12-10 Nsk Ltd トロイダル型無段変速機及びその組立方法

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