JPH0725351A - 作業車の旋回操作構造 - Google Patents

作業車の旋回操作構造

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JPH0725351A
JPH0725351A JP17134493A JP17134493A JPH0725351A JP H0725351 A JPH0725351 A JP H0725351A JP 17134493 A JP17134493 A JP 17134493A JP 17134493 A JP17134493 A JP 17134493A JP H0725351 A JPH0725351 A JP H0725351A
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braking
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turning
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昌明 濱
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 左右の後輪を各々独立に制動可能な左右一対
のサイドブレーキを備えた作業車において、旋回時にサ
イドブレーキペダルを踏み操作しなくても、旋回中心側
のサイドブレーキを制動側に操作した小回り旋回が行え
るようにする。 【構成】 左右のサイドブレーキ27と前輪1用のパワ
ーステアリング機構21に備えられたカム機構23と
を、一対の連係機構29,41により機械的に各々連動
連結して、パワーステアリング機構21により前輪1を
直進位置から右又は左に設定角度以上に操向操作する
と、カム機構23により旋回中心側のサイドブレーキ2
7が自動的に制動側に操作されるように構成する。そし
て、この旋回時に旋回中心側のサイドブレーキ27が、
弱制動状態となるように設定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、作業車における旋回時
の後輪の制動構造に関する。
【0002】
【従来の技術】前述のような作業車の一例である農用ト
ラクタにおいては、左右の後輪を各々独立に制動可能な
左右一対のサイドブレーキが備えられており、運転部に
備えられた左右一対のサイドブレーキペダルとサイドブ
レーキの各々とが、連係ロッドやワイヤ等により機械的
に連動連結されている。これにより、旋回時に一方のサ
イドブレーキペダルを踏み操作して、旋回中心側の後輪
に制動を掛けることによって、小回り旋回が行える。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前述のような一方のサ
イドブレーキを使用しての小回り旋回時には、運転部の
作業者は操縦ハンドルによる前輪の操向操作と同時に、
旋回中心側のサイドブレーキペダルを踏み操作しなけれ
ばならないので、旋回操作の簡略化と言う面で改良の余
地がある。本発明は、サイドブレーキを用いての小回り
旋回操作が楽に円滑に行えるように構成し、この構成も
簡素なものとなるようにすることを目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の特徴は以上のよ
うな作業車の旋回操作構造において、次のように構成す
ることにある。つまり、 〔1〕左右の後輪を各々独立に制動可能な左右一対のサ
イドブレーキと、前輪用のパワーステアリング機構に備
えられたカム機構とを、一対の連係機構により機械的に
各々連動連結して、パワーステアリング機構により前輪
を直進位置から右又は左に設定角度以上に操向操作する
と、カム機構により旋回中心側のサイドブレーキが制動
側に操作されるように構成すると共に、旋回中心側のサ
イドブレーキが弱制動状態となるように、カム機構及び
連係機構による旋回中心側のサイドブレーキの制動側へ
の操作量を設定してある。
【0005】〔2〕前項〔1〕の構成において、カム機
構及び連係機構による旋回中心側のサイドブレーキの制
動側への操作量を変更可能な変更機構と、左右の後輪の
回転状態を検出する回転センサーとを備えると共に、パ
ワーステアリング機構及びカム機構により旋回中心側の
サイドブレーキが制動側に操作されると、回転センサー
の検出に基づいて、旋回中心側の後輪が回転停止しない
ように、変更機構により旋回中心側のサイドブレーキの
制動側への操作量を変更する制御手段を備えてある。
【0006】
【作用】
〔I〕前項〔1〕のように構成すると、パワーステアリ
ング機構により前輪を直進位置から例えば右に設定角度
以上に操向操作すれば、カム機構及び連係機構の作用に
より、右側のサイドブレーキが自動的に制動側に操作さ
れる。このように、操縦ハンドルによる前輪の操向操作
を行うだけで、旋回中心側のサイドブレーキの制動側へ
の操作が行われるので、従来の構造のように旋回中心側
のサイドブレーキペダルを踏み操作する必要はない。
【0007】既存の構造であるパワーステアリング機構
に対して、カム機構及びこのカム機構とサイドブレーキ
とを連動連結する連係機構を追加するだけで、これ以外
特に大きな改造を施さなくても容易に本発明の構成が得
られる。又、十分な操作力を持つパワーステアリング機
構を装備すれば、本発明のようにパワーステアリング機
構でサイドブレーキの操作を行うように構成しても、操
縦ハンドルの操作が重くなることはなく、操作性の低下
を伴うことはない。
【0008】この場合、旋回中心側のサイドブレーキを
強力に制動側に操作すると、旋回時に旋回中心側の後輪
が地面上を引きずられて、この旋回中心側の後輪で地面
を荒らしてしまうことがある。これに対し本発明では旋
回時において、パワーステアリング機構により旋回中心
側のサイドブレーキが弱制動状態になるように設定して
いるので、旋回時に旋回中心側の後輪が引きずられるよ
うな状態になれば、この状態にサイドブレーキの制動力
が負けて旋回中心側の後輪が回転する状態となり、この
旋回中心側の後輪で地面を荒らしてしまうことが少なく
なる。
【0009】〔II〕前項〔1〕のように旋回中心側の
サイドブレーキが弱制動状態になるように設定していて
も、旋回半径の大小や地面の状態の変化等により、旋回
中心側の後輪が停止して地面を荒らしてしまうおそれが
ある。
【0010】そこで前項〔2〕のように構成すると、旋
回時に旋回中心側の後輪の回転状態が検出されて、この
旋回中心側の後輪が停止しないように旋回中心側のサイ
ドブレーキの制動力(カム機構が旋回中心側のサイドブ
レーキを制動側に操作する操作量)が、自動的に強弱に
変更操作される。これにより、旋回半径の大小や地面の
状態の変化等に関係なく、旋回中心側の後輪が停止しな
い程度に旋回中心側のサイドブレーキの制動力が維持さ
れるので、旋回中心側の後輪で地面を荒らしてしまうお
それが、さらに少なくなる。
【0011】
【発明の効果】請求項1のように操縦ハンドルの操作だ
けで、旋回中心側のサイドブレーキの制動側への操作が
自動的に行われるので、旋回時にサイドブレーキペダル
を踏み操作しなくてもよくなり、旋回操作の簡略化及び
旋回の操作性の向上を図ることができた。この場合、既
存の構造であるパワーステアリング機構を、サイドブレ
ーキの操作用に使用することにより、僅かな追加及び改
造で容易に本発明の構成が得られるので、製作コストの
面でも有利なものとなる。そして、旋回中心側のサイド
ブレーキが弱制動状態になるように設定しているので、
旋回時に旋回中心側の後輪が停止して地面を荒らしてし
まうようなことが少なくなり、旋回性能の向上が図れ
る。請求項2のように旋回中心側のサイドブレーキの制
動力を自動的に変更調節するように構成すれば、旋回時
に旋回中心側の後輪が停止して地面を荒らしてしまうよ
うなことがさらに少なくなり、作業車の旋回性能をさら
に向上させることができる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。 (1)図11に示すように前輪1及び後輪2で支持され
た機体の前部にエンジン3、機体の後部にミッションケ
ース4を搭載して、四輪駆動型の作業車の一例である農
用トラクタを構成している。図1に示すように、エンジ
ン3からの動力はミッションケース4内の走行用の変速
装置(図示せず)に伝達され変速操作されて、後輪デフ
機構5から左右の後輪2に伝達され、後輪デフ機構5か
ら分岐した動力が、前輪変速装置7から前輪伝動軸8及
び前輪デフ機構6を介して、左右の前輪1に伝達され
る。
【0013】(2)次に、前輪変速装置7について説明
する。図10に示すように、後輪デフ機構5の直前から
分岐した動力が伝動ギヤ16から第1標準ギヤ12に伝
達され、この第1標準ギヤ12及び伝動軸11を介して
第1増速ギヤ13に伝達されている。前輪1への前輪伝
動軸8に第2標準ギヤ9及び第2増速ギヤ10が相対回
転自在に外嵌されており、第1及び第2標準ギヤ12,
9、第1及び第2増速ギヤ13,10の各々が咬合して
いる。
【0014】前輪伝動軸8にスプライン構造にてスライ
ド自在に取り付けられたシフト部材14を第2標準ギヤ
9に咬合させると、前輪1が後輪2と略同じ速度で駆動
される状態で動力伝達される(標準状態)。逆に、第2
増速ギヤ10と前輪伝動軸8との間に構成された摩擦ク
ラッチ15を、シフト部材14により押圧入り操作する
と、前輪1が後輪2よりも高速で駆動される状態で動力
伝達される(増速状態)。
【0015】次に、前輪変速装置7のシフト部材14の
操作系の構造について説明する。図10に示すように、
シフト部材14用のシフトフォーク17が、軸芯方向に
摺動自在な操作軸18に融通用のバネ19を介して外嵌
され、バネ19よりも付勢力の弱いバネ20により、シ
フトフォーク17が第2標準ギヤ9との咬合側(標準状
態側)に付勢されている。これに対して図2及び図1に
示すように、パワーステアリング機構21に前輪1の操
向操作用のピットマンアーム22が支持され、このピッ
トマンアーム22にカム板23(カム機構に相当)が固
定されており、機体固定部の縦軸芯P1周りに揺動自在
に支持されたカムアーム24のピン24aが、カム板2
3のカム孔23aに係入されている。そして、ワイヤ2
5がカムアーム24の先端と操作軸18とに亘って接続
されている。
【0016】以上の構造により、図11に示す操縦ハン
ドル26を操作してパワーステアリング機構21によ
り、ピットマンアーム22が直進位置から右又は左に設
定角度以上に揺動操作されると、つまり前輪1が直進位
置から右又は左に設定角度以上に操向操作されると、図
3に示すようにカム孔23aとピン24aとのカム作用
により、カムアーム24が紙面左方に揺動操作されて、
ワイヤ25がカムアーム24側に引き操作される。これ
により、図10の操作軸18及びシフトフォーク17が
紙面左方にスライド操作され、シフト部材14が摩擦ク
ラッチ15を押圧入り操作して、前輪1が増速駆動され
る。
【0017】(3)図1に示すように、左右の後輪2を
各々独立に制動可能なサイドブレーキ27を左右一対備
えている。次に、この左右のサイドブレーキ27の操作
構造について説明する。図1に示すように、左右一対の
サイドブレーキ27に対して、一対のブレーキ操作機構
33が備えられている。このブレーキ操作機構33には
図5及び図6に示すように、軸芯P2周りにL字状のブ
レーキアーム28が揺動自在に支持されており、ブレー
キアーム28の紙面下端とサイドブレーキ27とが、連
係ロッド29(連係機構に相当)により各々連動連結さ
れている。図1及び図6に示すように機体の操縦部の右
側に左右一対のサイドブレーキペダル30が備えられて
おり、図1,5,6に示すようにサイドブレーキペダル
30とブレーキアーム28の一端が、連係ロッド31及
び連結ピン32により連動連結されている。
【0018】以上の構造により例えば左側のサイドブレ
ーキペダル30を踏み操作すると、図7に示すように連
係ロッド31が紙面上方に引き操作され、ブレーキアー
ム28が紙面反時計方向に揺動して、連係ロッド29に
より左側のサイドブレーキ27が制動側に操作される。
【0019】(4)次に、左右のサイドブレーキ27と
前輪1用のパワーステアリング機構21との連係につい
て説明する。図5及び図6に示すように、ブレーキ操作
機構33の軸芯P2周りに操作アーム34が、ブレーキ
アーム28に対して独立に揺動自在に支持されており、
操作アーム34の先端の支持ピン35周りに、連係アー
ム36が揺動自在に支持されている。図6に示すよう
に、連係アーム36を紙面時計方向に付勢するバネ37
が支持ピン35に取り付けられており、連係アーム36
の紙面左側辺に縦長状の凹部36aが形成されている。
これによりバネ37の付勢力で、連係アーム36の凹部
36a内に、ブレーキアーム28の連結ピン32が入り
込んでいる。
【0020】図1,2,4に示すように、機体前部の右
のフレーム38の縦軸芯P3周りに右操作アーム39が
揺動自在に支持されており、右のブレーキ操作機構33
の操作アーム34の支持ピン35と右操作アーム39と
が、バネ40及びワイヤ41(連係機構に相当)により
連動連結されている。左のフレーム38の縦軸芯P4周
りに支持軸42が回動自在に支持されており、支持軸4
2の上端に左第1操作アーム43が固定され、下端に左
第2操作アーム44が固定されている。左のブレーキ操
作機構33の操作アーム34の支持ピン35と左第2操
作アーム44とが、バネ40及びワイヤ41(連係機構
に相当)により連動連結されている。右操作アーム39
及び左第2操作アーム44を図2に示す姿勢で止めるス
トッパー46が、左右のフレーム38に固定されてい
る。又、図2及び図5に示すように、ブレーキ操作機構
33の操作アーム34の支持ピン35に、操作アーム3
4を紙面時計方向側に付勢するバネ45が取り付けられ
ている。
【0021】以上の構造により、例えば前輪1を左に設
定角度以上に操向操作すると、図3に示すように、ピッ
トマンアーム22が紙面下方に揺動して、カム板23が
左第1操作アーム43に接当し、左第1及び左第2操作
アーム43,44が紙面時計方向に揺動操作される。こ
れにより、左のワイヤ41が左第1及び左第2操作アー
ム43,44側に引き操作されて、左のブレーキ操作機
構33の操作アーム34が紙面反時計方向に揺動する。
この場合、図3に示すように連係アーム36の凹部36
a内にブレーキアーム28の連結ピン32が入り込んで
いるので、操作アーム34の揺動に伴い連係アーム36
が紙面上方に引き上げられると、凹部36aと連結ピン
32との係合によりブレーキアーム28も紙面反時計方
向に揺動操作されて、左のサイドブレーキ27が後述す
るように弱制動状態に操作されるのである。
【0022】前述のように前輪1の操向操作により一方
のサイドブレーキ27が弱制動状態に操作されると、図
3に示すカム板23とカムアーム24との作用によりワ
イヤ25が引き操作されて、前述のように前輪変速装置
7が標準状態から増速状態に切換操作される。これによ
り、前輪1を設定角度以上に操向操作すると、前輪変速
装置7が増速状態に切換操作されて前輪1が増速駆動さ
れ、右又は左のブレーキ操作機構33の作用により、旋
回中心側の後輪2のサイドブレーキ27が弱制動状態に
操作されるのである。
【0023】図5及び図6に示すように、サイドブレー
キペダル30側の連係ロッド31に長孔31aを設け
て、この長孔31aに連結ピン32を挿入している。こ
れにより、前述のように前輪1を設定角度以上に操向操
作して、図3に示すように操作アーム34及びブレーキ
アーム28が紙面反時計方向に揺動しても、長孔31a
内を連結ピン32が紙面上方に移動するだけで、サイド
ブレーキペダル30は操作されない。
【0024】又、図2に示す状態(直進状態でワイヤ4
1が引き操作されていない状態)において、サイドブレ
ーキペダル30を踏み操作して連係ロッド31が紙面上
方に移動した場合、図7に示すようにブレーキアーム2
8が紙面反時計方向に揺動して、連結ピン32が連係ア
ーム36の凹部36a内を紙面上方に移動するだけであ
り、操作アーム34及び連係アーム36は図2及び図7
に示す姿勢のままで動くことはない。
【0025】(5)次に、前輪1を右又は左に設定角度
以上に操向操作した際に、旋回中心側のサイドブレーキ
27が自動的に弱制動状態に操作される状態の設定につ
いて、説明する。図12に示すように、左右のワイヤ4
1のアウター41aの両端を、固定のブラケット54に
対して各々一対のナット47により固定して、アウター
41aの固定位置を調節できるように構成している。
【0026】これにより図12に示すように、ワイヤ4
1を支持ピン35から取り外した状態において、操縦ハ
ンドル26及びパワーステアリング機構21により、前
輪1を例えば左に設定角度以上に操向操作して、ワイヤ
41の連結部41bを支持ピン35から離し、この状態
で(操作アーム34及び左のサイドブレーキ27は完全
に制動解除側に戻し操作されている状態)、支持ピン3
5に調整治具55を取り付ける。次に、ワイヤ41の連
結部41bを調整治具55に取り付けて、この状態でナ
ット47によりアウター41aの固定位置を調節しワイ
ヤ41を出退操作して、左第2操作アーム44等での機
械的なガタを消しながら、バネ40が自由長状態になる
ようにする。その後、調整治具55を取り外して、ワイ
ヤ41の連結部41bを改めて支持ピン35に取り付け
る。
【0027】この場合、前輪1を左に設定角度以上に操
向操作した際に、左のサイドブレーキ27が弱制動状態
に操作される程度に、バネ41が引き延ばされる長さ
に、調整治具55の長さを設定しているのである。これ
により、前輪1を左に設定角度以上に操向操作した際
に、左のサイドブレーキ27が自動的に弱制動状態に操
作されるのである。そして、以上の操作を右のサイドブ
レーキ27に対しても同様に行う。
【0028】(6)次に、前輪1を設定角度以上に操向
操作した場合に、前述のように旋回中心側のサイドブレ
ーキ27が自動的に弱制動状態に操作される状態と、操
作されない状態との切換構造について説明する。図8及
び図9に示すように機体の操縦部の横軸芯P5周りに、
側面視L字状の操作板48が揺動自在に支持されてお
り、操作板48における横軸芯P5の位置に操作レバー
50が固定されている。図1,2,8に示すように、左
右のブレーキ操作機構33の連係アーム36の各々と操
作板48とに亘って、一対のワイヤ51が接続されてお
り、操作板48及び操作レバー50を、図8に示すON
位置とOFF位置とに保持するトッグルバネ52及びス
トッパー49が備えられている。
【0029】図8に示す状態は、操作レバー50及び操
作板48をON位置に操作している状態であり、図2に
示すように左右のブレーキ操作機構33における連係ア
ーム36が紙面時計方向に揺動操作されて、連係アーム
36の凹部36a内にブレーキアーム28側の連結ピン
32が入り込んでいる状態である。
【0030】この状態で、例えば前輪1を左に設定角度
以上に操向操作すると、図3に示すように左のブレーキ
操作機構33の操作アーム34が紙面反時計方向に揺動
し、凹部36aと連結ピン32との係合により、ブレー
キアーム28が紙面反時計方向に揺動操作されて左のサ
イドブレーキ27が弱制動状態に操作される。この場
合、図8及び図9に示すように操作レバー50及び操作
板48がON位置に操作されている状態を検出するリミ
ットスイッチ53が設けられており、この検出に伴って
点灯するランプ(図示せず)が設けられている。これに
より、前輪1を設定角度以上に操向操作すれば旋回中心
側のサイドブレーキ27が自動的に弱制動状態に操作さ
れる状態であることを、作業者が認識できる。
【0031】そして、操作レバー50及び操作板48を
OFF位置に操作すると、一対のワイヤ51が操作板4
8側に引き操作され、図6の二点鎖線に示すように左右
のブレーキ操作機構33の連係アーム36が紙面反時計
方向に揺動操作されて、連係アーム36の凹部36aが
ブレーキアーム28側の連結ピン32から紙面右方に離
れる。この状態で、例えば前輪1を左に設定角度以上に
操向操作しても、左のブレーキ操作機構33の操作アー
ム34が紙面反時計方向に揺動するだけで、ブレーキア
ーム28が紙面反時計方向に揺動操作されることはな
く、左のサイドブレーキ27は弱制動状態に操作される
ことはない。
【0032】〔別実施例〕本発明を図13及び図14に
示すように構成してもよい。前述の図1に示す構成にお
いて図13及び図14に示すように、後輪デフ機構5と
左右の後輪2との間に左右の後輪2の回転数を検出する
一対の回転センサー56を設け、ブレーキ操作機構33
とサイドブレーキ27とを連結する連係ロッド29に、
複動型の操作シリンダ57(変更機構に相当)を設けて
おり、3位置切換式で電磁操作型式の制御弁58から作
動油が給排操作されることで油圧シリンダ57が伸縮す
る。
【0033】以上の構成により、例えば前輪1を左に設
定角度以上に操向操作して、ワイヤ41及び連係ロッド
29により左のサイドブレーキ27が弱制動状態に操作
されたとする。この場合、左右の回転センサー56の検
出値に差(左の回転センサー27の検出値が小)、及び
操作アーム34に対するリミットスイッチ60からの信
号に基づいて制御装置59(制御手段に相当)は、左の
サイドブレーキ27が弱制動状態に操作されて機体が左
に旋回し始めたと判断する。
【0034】この後、制御装置59は左の回転センサー
56の検出に基づき、左のサイドブレーキ27用の制御
弁58を切換操作し左の操作シリンダ57を伸縮操作し
て、左のサイドブレーキ27の制動力を弱制動状態の範
囲で強弱に変更調節して、左の後輪2が停止しないよう
にするのである。
【0035】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にする為に符号を記すが、該記入により本発明は添
付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】前輪のパワーステアリング機構と前輪変速装置
及び左右のサイドブレーキとの連係状態を示す平面図
【図2】前輪を直進位置に操作している状態において、
前輪のパワーステアリング機構と左右のブレーキ操作機
構との連係状態を示す平面及び側面図
【図3】前輪を左に設定角度以上に操向操作した状態に
おいて、前輪のパワーステアリング機構と左右のブレー
キ操作機構との連係状態を示す平面及び側面図
【図4】図2における前輪のパワーステアリング機構付
近を図2の紙面右側から見た背面図
【図5】図2におけるブレーキ操作機構付近を図2の紙
面右側から見た背面図
【図6】左右のブレーキ操作機構と左右のサイドブレー
キ及びサイドブレーキペダルとの連係状態を示す側面図
【図7】図6に示す状態からサイドブレーキペダルを踏
み操作した状態を示す側面図
【図8】旋回時に旋回中心側のサイドブレーキが弱制動
状態に自動的に操作される状態と、操作されない状態と
に切換操作する操作レバー付近の側面図
【図9】図8における操作レバー付近を紙面下側から見
た図
【図10】前輪変速装置の縦断側面図
【図11】農用トラクタの全体側面図
【図12】旋回時に旋回中心側のサイドブレーキが弱制
動状態に自動的に操作される状態において、サイドブレ
ーキ用のバネの延び量の設定状態を示す図
【図13】別実施例における前輪のパワーステアリング
機構と前輪変速装置及び左右のサイドブレーキとの連係
状態を示す平面図
【図14】別実施例における操作回路図
【符号の説明】
1 前輪 2 後輪 21 パワーステアリング機構 23 カム機構 27 サイドブレーキ 29,41 連係機構 56 回転センサー 57 変更機構 59 制御手段

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 左右の後輪(2)を各々独立に制動可能
    な左右一対のサイドブレーキ(27)と、前輪(1)用
    のパワーステアリング機構(21)に備えられたカム機
    構(23)とを、一対の連係機構(29),(41)に
    より機械的に各々連動連結して、前記パワーステアリン
    グ機構(21)により前輪(1)を直進位置から右又は
    左に設定角度以上に操向操作すると、前記カム機構(2
    3)により旋回中心側のサイドブレーキ(27)が制動
    側に操作されるように構成すると共に、 前記旋回中心側のサイドブレーキ(27)が弱制動状態
    となるように、前記カム機構(23)及び連係機構(2
    9),(41)による旋回中心側のサイドブレーキ(2
    7)の制動側への操作量を設定してある作業車の旋回操
    作構造。
  2. 【請求項2】 前記カム機構(23)及び連係機構(2
    9),(41)による旋回中心側のサイドブレーキ(2
    7)の制動側への操作量を変更可能な変更機構(57)
    と、前記左右の後輪の回転状態を検出する回転センサー
    (56)とを備えると共に、 前記パワーステアリング機構(21)及び前記カム機構
    (23)により旋回中心側のサイドブレーキ(27)が
    制動側に操作されると、前記回転センサー(56)の検
    出に基づいて、旋回中心側の後輪(2)が回転停止しな
    いように、前記変更機構(57)により旋回中心側のサ
    イドブレーキ(27)の制動側への操作量を変更する制
    御手段(59)を備えてある請求項1記載の作業車の旋
    回操作構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20020066146A (ko) * 2001-02-09 2002-08-14 동양물산기업 주식회사 승용형 트랙터의 편브레이크 장치

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR20020066146A (ko) * 2001-02-09 2002-08-14 동양물산기업 주식회사 승용형 트랙터의 편브레이크 장치

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