JPH07255709A - 濃度測定装置 - Google Patents
濃度測定装置Info
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- JPH07255709A JPH07255709A JP1779395A JP1779395A JPH07255709A JP H07255709 A JPH07255709 A JP H07255709A JP 1779395 A JP1779395 A JP 1779395A JP 1779395 A JP1779395 A JP 1779395A JP H07255709 A JPH07255709 A JP H07255709A
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Abstract
きる濃度測定装置を提供する。 【構成】 プローブ10の光検出部2を構成するホトダ
イオード6の各区画1〜nで生体内を散乱した光が検出
される。この検出光に基づき、光入射点からの距離方向
dに対する検出光量ODの変化率が演算される。この検
出光量の変化率および光吸収係数μa の所定の関係に基
づき、ヘモグロビン酸素飽和度が演算される。また、検
出光量ODの変化率の時間変化および光吸収係数μa の
時間変化△μa の所定の関係に基づき、HbO2 ,Hb
といった被測定成分の濃度変化が演算される。
Description
の濃度を光により非侵襲的に測定する濃度測定装置に関
するものである。
成としては、例えば米国特許4,281,645号公報
などに詳述されているものがある。同公報には、人体の
頭部へ入射した光の光吸収の変化を検出し、この光吸収
の変化により、酸化型ヘモグロビン(HbO2 ),還元
型ヘモグロビン(Hb),HbT(=HbO2 +H
b),チトクロムオキターゼ(Cy OX )といった成分
の濃度変化を測定する技術が開示されている。
人体の濃度情報だけを検出することはできないため、こ
れを改良する装置として、米国特許4,223,680
号公報に示されるものが提案されている。同公報では、
光の照射点からの距離が異なる2点に検出部を設け、こ
れら各検出部で検出された光の差を取ることにより、人
体内部の情報だけを得る技術が開示されている。これと
類似する技術を用いた濃度測定装置が、特公平2−5
0,733号公報や特開平2−163,634号公報、
国際出願番号WO92/21283号公報に開示されて
いる。これらの濃度測定装置では、人体組織の比較的深
部を非侵襲によって測定できる点において臨床的意義が
大きい。
は図17に示すビア・ランバート則である。同図で斜線
で示される部分は厚さd[cm]の人体組織を表してお
り、この人体組織には濃度C[Mol]の所定成分が含まれ
ている。また、人体組織の光吸収係数はε[1/Mol/cm]
であり、入射光Ii はその一部が人体組織で吸収され、
出射光Io となって現れる。ビア・ランバート則は光散
乱の無い場合に使われ、光吸収量ODが、吸収係数ε、
濃度C、距離dの積εCdに比例する法則を意味してお
り、次式に表される。
ランバート則の変形式が用いられる。
あり、また、Xは散乱により検出器に入らず失われる光
の寄与分である。このままではXが未知のため、濃度測
定に応用できないので、従来は、光吸収の時間的変化△
t ODに注目して次式を用いたり、 △t OD=ε・L・△t C 図19に示すように2点間のODの差△d ODを測定
し、次式の関係により各成分の濃度変化やヘモグロビン
酸素飽和度を測定していた。
平均光路長Lが一定という条件で用いられているが、実
際にはこの平均光路長Lは次式に示される光吸収量μa
により変化する。
ば、光検出器に入る光のうち、光入射点から検出点まで
遠回りして入る光の方が近回りして入る光よりも大きく
減衰する。このため、相対的に近回りして検出される光
の割合が多くなり、この結果Lは短くなる。逆に吸収が
小さくなればLは長くなる。従って実際には光吸収量O
Dと濃度Cとは比例関係にはない。
濃度測定装置は、基本的には、2点間の検出光量の比
(対数での差)△d ODと、吸収係数μa と、検出点間
距離dとの間における次式の関係に基き、ヘモグロビン
などの濃度変化やヘモグロビン酸素飽和度(%)を計算
している。
うに比例関係はない。これは成分の濃度が変化するに従
い、光の平均的光路長が変化することに原因している。
ンバート則の基本型式OD=εCdをそのまま光散乱系
へ応用しているため、こうした矛盾・誤差を有すること
になる。従って光散乱系での正確なアルゴリズムを求め
るためには、散乱体中での光の振舞いを直接記述する方
法に基いて行う必要がある。
号を処理し、精度良く成分の濃度を測定することができ
る濃度測定装置を提供することにある。
を解消するためになされたもので、生体中を伝搬した入
射光を検出する測定プローブと、この検出光を解析して
生体中の所定成分の濃度情報を演算する演算手段とを備
えた濃度測定装置において、この演算手段は、光入射点
からの距離方向(d)に対する検出光量(光学密度O
D)の変化率
変化率および光吸収係数μa の所定の関係に基づき、被
測定成分の相対的濃度比を演算する第2の手段とを備え
たことを特徴とするものである。
離方向に対する検出光量の変化率を演算する第1の手段
と、この検出光量の変化率の時間変化
所定の関係に基づき、被測定成分の濃度変化を演算する
第3の手段とを備えたことを特徴とするものである。
離方向に対する検出光量の変化率を演算する第1の手段
と、この検出光量の変化率および光吸収係数μa の第1
の所定の関係に基づき、被測定成分の相対的濃度比を演
算する第2の手段と、この検出光量の変化率の時間変化
および光吸収係数μa の時間変化△μa の第2の所定の
関係に基づき、被測定成分の濃度変化を演算する第3の
手段とを備えたことを特徴とするものである。
化率の二乗成分は光吸収係数と比例関係にあり、かつ、
この比例関係を律する比例定数は光吸収係数の影響を受
けない。
成分の相対的濃度比が正確に求められる。
変化は光吸収係数の時間変化と比例関係にあり、かつ、
この比例関係を律する比例定数も光吸収係数の影響を受
けない。
成分の濃度変化が正確に求められる。
度測定を行うと、得られる濃度情報の信頼性は極めて向
上する。
に用いられるプローブ10を示し、同図(a)はプロー
ブの平面図、同図(b)は断面図を示している。プロー
ブは光照射部1と光検出部2とからなり、両者は柔軟な
黒色のシリコンゴム製のホルダー3で約5cmの間隔で
実質的に一体化されている。この間隔としては概略4c
m以上あれば良い。光照射部1は光ファイバー束4とプ
リズム5とから成り、濃度測定装置本体から順次伝送さ
れる5波長の光をほぼ垂直に人体の皮層へ照射する構造
となっている。光検出部2は光源からの距離方向に並べ
られた1次元の光センサであり、n個の区画からなるア
レイ状のホトダイオード6で構成されている。光検出部
2にはホトダイオード6からの光電流を積分し、増幅す
るプリアンプ部7も含まれている。これにより、微弱な
信号も感度よく検出し、測定装置本体へケーブル8を介
して伝送できる。なお、この光検出部2は2次元光セン
サであってもよく、また、ホトダイオードでなく、電荷
結合素子(CCD)で構成してもよい。
る。本実施例における濃度測定の主な対象は頭部であ
り、臨床上酸素のモニターが最も重要な部分である。プ
ローブ10は通常毛髪の無い前額部へ粘着テープや伸縮
性のバンド等で固定される。図示されているのは、粘着
テープ9で固定されている状態である。
定装置の全体構成の概略が示されている。
おり、このレーザ部11からは図5(a)に示す5種類
の波長のパルス光λ1 〜λ5 が順次照射される。このパ
ルス光λ1 〜λ5 は光ファイバ束4を介してプローブ1
0にまで導かれ、その光照射部1から生体組織(人体額
部)へ照射される。なお、光源は半導体レーザでなくて
も、近赤外領域の複数波長の光を順次出力できるもので
あればよい。
伝搬し、プローブ10の光検出部2に設けられたホトダ
イオード6で検出される。n個に区画されたホトダイオ
ード6で検出されたn個の信号はケーブル8を介して本
体へ転送され、n個のサンプルホールド回路12で同時
にサンプリングされる。サンプリングされた各信号は同
時にA/D変換器13に入力され、このA/D変換器1
3において図5(b)に示すように順次A/D変換(ア
ナログ/デジタル変換)される。例えば、パルス光λ1
は11〜1n,パルス光λ2 は21〜2nのデジタル値
に変換される。このnは通常2〜8であり、A/D変換
された1サイクルの信号列の頭部の信号11から末尾の
信号5nまでは総数10〜40となる。また、1サイク
ル全体のAD変換及びCPU14の所定動作に必要な時
間は数100μsecである。従って、毎秒数1000
サイクルでのデータ蓄積が可能である。1回の光照射で
得られる検出信号は微弱なため、充分な精度を得るため
には、図5(c)に示すように、5〜10秒間のデータ
蓄積が必要となる。この蓄積期間が終わると、CPU1
4は各波長,各区間毎のデータを対数変換し、後述する
アルゴリズムに従ってOD信号を計算する。そして、こ
の計算結果を図1のグラフに示すように各波長毎に直線
回帰処理を行い、各パルス光の種類λ1 〜λ5 のそれぞ
れについて
射点から光検出点までの距離d、縦軸は光吸収量OD
(λ)を示しており、横軸の距離dは区画1〜nで目盛
ってある。
に、後述する,式を解き、ヘモグロビン酸素飽和度
SO2 [%]、HbO2 、Hb、CyOxの濃度変化を
表示部15にグラフ表示する。
ズムについて説明する。
への光入射の状況は図6に示され、例えばこの図6の様
な光入射条件では、生体19に入った光は拡散係数D=
{3(μa +μ´s )}-1に基いて運動する拡散体で記
述できる。つまり、一般に、生体での光の振舞いは拡散
現象として近似できる。ここで、μa は光吸収係数[1
/cm],μ´s は実効光散乱係数[1/cm]であ
る。レーザ部11から出射され、光ファイバ束4および
プリズム5を介して入射されたインパルス光は生体19
内を拡散し、入射点から距離dの位置では次の応答関数
で記述される出力(インパルス応答)となる。
る必要がある。
的に積分した値だから、
光量I(d)の逆数の対数だから、
X(μa =εC)で近似していたことになる。
ため、距離dに対する以下の変化率
る。
はdの増加とともに減少する。例えば、一般的な値とし
て次式の条件では、
り、変化率はほぼ第1項だけで近似できる。従って、変
化率は次式
質的には、式に基くもので、具体的には前述した測
定プローブにより複数波長λi で次式の
成分jの濃度比を求めるものである。ここで式におけ
る比例定数3μ´s /ln2 10と従来の比例定数Lを
比べると、その大きな違いは内部にμa を含まないこと
である。このためμa と
なる。μ´s については、測定波長域を適当に選べばほ
ぼ一定とみなすことができ、定数として扱うことができ
る。具体的には次のものを被測定成分とする。
る。
る。
るパラメータであるヘモグロビン酸素飽和度(HbO2
/HbT;HbT=HbO2 +Hb)を、KCHbO2/
(KCHbO2+KCHb)という式を用いて計算できる。
分の相対濃度が求まるが、実際問題としては、濃度の少
ないCy Ox の測定精度は十分なものではない。これを
補う式として
この式そのものは、測定領域に存在するすべての成分に
よる光吸収を含んだものであり、これを扱う場合は従来
は測定対象とされなかった水や、未知の吸収項を補正す
るためのオフセットも含めて式を解く必要がある。これ
に対して次式
O2 ,Hb,Cy OX だけを考慮して式を解けば良く、
オフセット等の影響も考える必要がないため、(測定さ
れるものは濃度の変化分K・△Cであるが)精度的には
大きく改善される。具体的には次の式が使われる。
度変化を出力とする。またHb,HbO2 については、
式で求めたKCHbO2,KCHbの変化と式で求めたK
△tCHbO2,K△t CHbとを比較し、両者が概ね一致し
ていれば、式によるヘモグロビン測定の精度が確保さ
れている目安となる。
そのまま扱っていた場合に生ずる非線形誤差が改善さ
れ、さらに
より、測定の精度・信頼性が向上する。 また、
は最も重要な部分である。すなわち、実際の臨床の場で
患者に装着する測定プローブは、測定性能を左右する重
要なものであるが、従来においては、装着性や測定精度
を満足するプローブは得られていなかった。しかし、本
実施例によるプローブの構造によれば、装着性に優れ、
精度よく光吸収量の距離変化率
ち、臨床レベルで実用可能な測定プローブが実現され、
このプローブから得られる信号を上述した新規なアルゴ
リズムで処理することにより、精度良く成分の濃度を測
定することが可能になる。
効性を確認するため、ファントムを用いて行った確認実
験について説明する。
テムを用いて行った。ファントム21は、ポリスチレン
・マイクロ小球、NIR色素を含む水溶液からなり、光
吸収係数μa =0.04mm-1、実効光散乱係数μ´s
=2.0〜1.6mm-1である。このファントム21に
はハロゲンランプ22から光ファイバ23を介してパル
ス光が入射される。この光ファイバ23は電動移動台2
4に保持されており、この電動移動台24の移動に伴っ
て光ファイバ23が移動することにより、ファントム2
1への光入射位置を調節することが可能となっている。
ファントム21内を伝搬した光はファイバ25で検出さ
れ、分光器およびCCD素子26で画像情報に変換され
る。この画像情報はパソコン(PC)27に入力され、
上述した所定の演算処理がなされる。本実験では電動移
動台24によって光ファイバ23,25の間隔を1mm
ずつ、20〜30mmの範囲で移動し、波長λが820
nmでのOD変化を測定した。
すものであり、同グラフの横軸はファイバ間の間隔dを
示すFibre spacing [mm]であり、縦軸は入射光の減
衰率Attenuation (OD)である。同グラフの回帰直線
の傾斜(Slope)は0.236OD/mmとなっている。
また、光減衰率ODのファイバ間隔dに対する比率は次
式に示される。
理論値を計算すると、実効光散乱係数μ´s の2.0〜
1.6の範囲においては次のようになる。
の理論値は同グラフに示される実験結果にほとんど一致
し、本実施例の濃度測定装置による濃度測定の正確さが
確認された。
た濃度測定では、装置・測定系のノイズによって検出光
量に非線形歪みが生じる。すなわち、上記実施例による
濃度測定装置の測定原理においては、検出器受光部に入
射する光の実際の光量に対し、検出光量(この逆数の対
数は検出吸光度)は図9(a)のグラフに示す理想的な
線形特性を持つことを前提にしている。ここで、同グラ
フの横軸は光検出器に実際に入射される検出器入射光
量、縦軸はこの光検出器に検出される検出光量を示して
いる。従って、光入射点から光検出点までの距離dに対
する検出吸光度ODは理想的には図9(b)のグラフに
示す原点を通る回帰直線で表される。ここで、同グラフ
の横軸は光入射点位置d0 と光検出点位置di との間の
距離di −d0 、縦軸は光入射点位置d0 における吸光
度OD0 と光検出点位置di における吸光度ODi との
差に相当する検出吸光度ODi −OD0 を示している。
般的に何らかのノイズが存在する。検出器受光部に入射
する光量が少ない場合、ノイズのDC寄与分が大きくな
り、図10(a)のグラフに示すように検出光量に非線
形歪みを生じる。ここで、同グラフの横軸は検出器入射
光量、縦軸は検出光量を示している。すなわち、検出器
に入射する実際の光量が0になっても検出光量があり、
検出信号が0にならないことが起こる。ノイズのうちA
C寄与分があっても、信号をアキュームレーション(蓄
積)することにより、S/Nは改善することができる。
しかし、DC寄与分はアキュームレーションしても残
り、同グラフに示すダーク減算誤差±△となる。回帰処
理ではこれを対数変換するので、さらに非線形歪みが拡
大される。この歪みが回帰計算において誤差を生じ、図
10(b)のグラフに示すように、本来ならば同グラフ
に破線で示す回帰直線が得られるべきところ、実線で示
すような回帰直線になり、十分な測定精度で検出光量の
変化率
ラフの横軸は光入射点から光検出点までの距離、縦軸は
この光検出点で検出される検出吸光度を示している。従
って、検出器に実際に入射される光量である検出器入射
光量に比べて検出光量が少なくなってしまった場合、光
入射点から最も遠い光検出点の信号の回帰誤差は大きく
なる。例えば、本来ならば同グラフで○印に位置すべき
検出吸光度は×印に位置するようになり、大きな非線形
歪みを含むことになる。
要因として、生体に入射した光が生体に極度に吸収され
てしまうことが考えられる。例えば、出血、ほくろ、あ
ざ等によって生体組織表面で入射光が極度に吸収された
り、また、内出血等によって生体組織内で入射光が極度
に吸収されたりすることが考えられる。また、光検出器
の受光部表面に汚れが存在していたり、検出器自体の感
度が劣化した場合にも検出光量は低下する。また、出血
や鬱血によって濃度測定中に被測定部の濃度が高くな
り、光吸収が大きくなって検出光量が低下することも考
えられる。
いて説明する。検出光量が不足している場合に生じる信
号歪みは、検出光量を増やすことによって補正すること
が可能である。つまり、検出光量が不足した場合、光源
の制御を行い、生体に入射する光量を増やすことによ
り、非線形歪みは補正される。また、この非線形歪みを
補正する他の手段として、各光検出点において検出光量
を監視し、各光検出点の検出吸光度に所定の重み付けを
設定し、データ評価の際に検出光量の不足している検出
点におけるデータの寄与を下げることが考えられる。本
発明では、検出吸光度の距離dに対する変化率の回帰計
算中、同時に導かれる回帰直線のy切片を用いてこの重
み付けを設定し、非線形歪みの補正を行う。
の制御を行い、照射光量を増やすことにより非線形歪み
を補正する装置を示している。なお、同図において、図
4と同一または相当する部分には同一符号を用いてその
説明は省略する。
ガー信号と、レーザ光量を制御するレーザ光量制御回路
31からの信号とによって制御される。CPU14は各
光検出点で得られる光量を監視し、検出光量が不足して
いる場合、レーザ光量制御回路31を制御してレーザ部
11から生体組織に出射されるレーザ光量を増やす。こ
の光量制御により、検出光量信号のレンジは検出光量信
号のノイズ△(ダーク減算誤差)を無視できる範囲にな
り、非線形誤差の少ないデータが得られる。
て検出データに重み付けを設定し、非線形歪みの補正を
行う装置を示している。なお、同図において、図4と同
一または相当する部分には同一符号を用いてその説明は
省略する。また、図13はこの装置を用いて行われるデ
ータ補正処理のアルゴリズムを示すフローチャートであ
り、サンプリング期間毎のデータ処理アルゴリズムを示
している。
ーザ光は順次測定プローブ10に導かれ、生体組織33
に照射される。生体組織33は前述したμa ,μs ´の
特性を持ち、この生体組織33中を伝搬したこれら入射
光は測定プローブ10内のホトダイオードで検出され、
データ収集部32で検出光量データとして収集される。
データ収集部32では検出信号をA/D変換し、サンプ
リング期間中、検出光量PCのデータを収集蓄積する
(図13ステップ101参照)。
レーザ光の波長数(LD数)0〜mだけ行われる(ステ
ップ102参照)。ここで、mはLD数+1であり、L
D数にダーク光が加えられた数に相当している。
検出光量PCは、I/F回路34,35によってデータ
処理部36に送られ、次式に基づいて吸光度ODに対数
変換される(ステップ103参照)。この演算処理およ
び以下に述べる演算処理はデータ処理部36におけるC
PU37およびメモリ38を用いて行われる。
直線回帰計算が行われる(ステップ104参照)。いま
検出点xにおける検出吸光度ODをyとすると、回帰直
線はこれら変数x,yを用いて次式で表される。
Wを考慮すると、γ,βはベクトル表記による一般形で
次式のように表すことができる。
変化するとした場合、 x=d0 ,d1 ,…,dn-1 y=OD0 ,OD1 ,…,ODn-1
片βは0であり、回帰直線は次式に示される。
△を仮定した検出光量PC´は次式に示される。
き、誤差を含んだ傾きγ´を求めた。そして、仮定した
傾きγ(真値)に対するγ´の比γ´/γを、各ノイズ
分△について求めた。図14のグラフにおいて、白抜き
の四角印でプロットされた特性(補正なし)は、このノ
イズ分△に対するγ´/γの比を示すグラフである。同
グラフの横軸はノイズ分△、縦軸は比γ´/γを示して
いる。ここで、検出点数nは4(n=4)であり、重み
付けWの要素は全て等しい(均等重み付け)ものとし
た。つまり、
ノイズ分△による影響を少なくする(ステップ105参
照)。前述の回帰計算で求められたy切片βは、検出光
量のノイズ分△による歪みに関係した量であると考えら
れる。従って、本発明ではこの点に着目して重み付けを
行う。図15は経験的に得られた重み付け関数w3
(β)を示すものであり、同グラフの横軸はβ、縦軸は
この重み付け関数値w3を示している。この重み付けは
比γ´/γが1に近付く値を選択した。この例では4点
の検出点のうち照射点から最も遠い点の重みw3のみを
変えている。この重み付けに基づき、再び回帰計算を行
い(ステップ106参照)、γ´/γを求めた。図14
のグラフにおいて黒塗りの四角印でプロットされる特性
は、この演算結果である。
LD数について行う(ステップ107参照)。次に、各
々の測定成分についてスペクトル・カーブ・フィッティ
ングを用いた濃度計算を行う(ステップ108参照)。
そして、演算結果をグラフ表示する(ステップ10
9)。以上が1サンプルの処理に沿って示した非線形歪
みの補正処理である。
モグロビン酸素飽和度を実測した結果を示すグラフであ
り、上述したy切片を用いた重み付け補正処理が行われ
ている。同図(a)は前腕を完全止血して酸素飽和度を
測定した結果を示し、同図(b)は前腕の静脈のみ止血
して酸素飽和度を測定した結果を示している。また、こ
れら各グラフの横軸は時間(min.) 、縦軸はヘモグロビ
ン酸素飽和度[%]を示している。この計測において
は、図12に示す本実施例による濃度測定と同時に、時
間分解測定法を用いた濃度測定も行った。各グラフで実
線で示される特性は本実施例による装置によって得られ
た特性であり、白抜きの菱形の印でプロットされる特性
は時間分解測定法を用いて得られた特性を示している。
また、測定に用いたレーザ光源の波長は775nm,8
25nmおよび850nmの3波長である。なお、上記
の時間分解測定法は以下の文献の67〜71ページに
「近赤外時間分解分光法の生体内ヘモグロビン濃度計測
への応用」と題した論文に示されるものである。
が見られた。時間分解測定法は超高速光検出器とピコ秒
パルスレーザを必要とし、装置としては大掛かりで、コ
スト,実用性の面で問題はあるが、その方式や測定値の
信頼性については広く認められている。これに反して本
実施例による装置によれば、時間分解測定法を用いた装
置に比較して遥かに小型、低コストで実用的な装置が提
供されることになる。
変化に対する従来のアルゴリズムの非線形歪を改善で
き、精度良く濃度の計算が可能になる。また、μa その
ものおよび△t μa の両方に基づく計算を同時に行うこ
とにより、得られるデータの信頼性が向上する。
ても、測定誤差の少ない
測定した光吸収量ODの距離dに対する変化率を示すグ
ラフである。
ーブを示す平面図および断面図である。
である。
構成を示すブロック図である。
示す波形図である。
面図である。
るための実験装置の概略を示す図である。
ータを示すグラフである。
関係を示すグラフである。
入射光量と検出光量との関係を示すグラフである。
概略構成を示すブロック図である。
た濃度測定装置の概略構成を示すブロック図である。
ズムを示すフローチャートである。
回帰直線の傾きをシミュレーションした結果を示すグラ
フである。
数を示すグラフである。
和度の計測結果を示すグラフである。
ランバート則を説明する断面図である。
である。
面図である。
ダー(黒色)、4…光ファイバ束、5…プリズム、6…
ホトダイオード、7…プリアンプ部、8…ケーブル、9
…粘着固定テープ、10…プローブ、11…レーザ部、
12…サンプル・ホールド回路、13…A/D変換器、
14…CPU、15…表示部。
Claims (8)
- 【請求項1】 生体中を伝搬した入射光を検出する測定
プローブと、この検出光を解析して生体中の所定成分の
濃度情報を演算する演算手段とを備えた濃度測定装置に
おいて、 前記演算手段は、 光入射点からの距離方向(d)に対する検出光量(光学
密度OD)の変化率 【数1】 を演算する第1の手段と、 この検出光量の変化率および光吸収係数μa の所定の関
係に基づき、被測定成分の相対的濃度比を演算する第2
の手段とを備えたことを特徴とする濃度測定装置。 - 【請求項2】 前記の所定の関係とは、実質的に 【数2】 であることを特徴とする請求項1記載の濃度測定装置。
- 【請求項3】 生体中を伝搬した入射光を検出する測定
プローブと、この検出光を解析して生体中の所定成分の
濃度情報を演算する演算手段とを備えた濃度測定装置に
おいて、 前記演算手段は、 光入射点からの距離方向(d)に対する検出光量(光学
密度OD)の変化率 【数1】 を演算する第1の手段と、 この検出光量の変化率の時間変化 【数3】 および光吸収係数μa の時間変化△μa の所定の関係に
基づき、被測定成分の濃度変化を演算する第3の手段と
を備えたことを特徴とする濃度測定装置。 - 【請求項4】 前記の所定の関係とは、実質的に 【数4】 であることを特徴とする請求項3記載の濃度測定装置。
- 【請求項5】 生体中を伝搬した入射光を検出する測定
プローブと、この検出光を解析して生体中の所定成分の
濃度情報を演算する演算手段とを備えた濃度測定装置に
おいて、 前記演算手段は、 光入射点からの距離方向(d)に対する検出光量(光学
密度OD)の変化率 【数1】 を演算する第1の手段と、 この検出光量の変化率および光吸収係数μa の第1の所
定の関係に基づき、被測定成分の相対的濃度比を演算す
る第2の手段と、 前記検出光量の変化率の時間変化 【数3】 および光吸収係数μa の時間変化△μa の第2の所定の
関係に基づき、被測定成分の濃度変化を演算する第3の
手段とを備えたことを特徴とする濃度測定装置。 - 【請求項6】 前記の第1の所定の関係とは、実質的に 【数2】 であり、前記の第2の所定の関係とは、実質的に 【数4】 であることを特徴とする請求項5記載の濃度測定装置。
- 【請求項7】 生体中に入射する光の照射量を制御する
光照射量制御手段を備えたことを特徴とする請求項1か
ら請求項6のいずれか1項に記載した濃度測定装置。 - 【請求項8】 検出光量の変化率を演算する前記第1の
手段は、3点以上の検出点での検出光量の変化率を求め
る回帰処理を行う際に、回帰直線のy切片によって検出
光量に所定の重み付けをして回帰処理を行うことを特徴
とする請求項1から請求項6のいずれか1項に記載した
濃度測定装置。
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|---|---|---|---|
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| JP6-12653 | 1994-02-04 | ||
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1995
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