JPH07256819A - 端面および傷付き部の耐食性に優れたフッ素樹脂フィルムラミネ−ト鋼板 - Google Patents

端面および傷付き部の耐食性に優れたフッ素樹脂フィルムラミネ−ト鋼板

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JPH07256819A
JPH07256819A JP7804894A JP7804894A JPH07256819A JP H07256819 A JPH07256819 A JP H07256819A JP 7804894 A JP7804894 A JP 7804894A JP 7804894 A JP7804894 A JP 7804894A JP H07256819 A JPH07256819 A JP H07256819A
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JP
Japan
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film
steel sheet
contact angle
water
steel panel
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Withdrawn
Application number
JP7804894A
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English (en)
Inventor
Keiichi Watanabe
啓一 渡邊
Koji Mori
浩治 森
Emiko Miyajima
恵美子 宮島
Kenji Koshiishi
謙二 輿石
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Steel Nisshin Co Ltd
Original Assignee
Nisshin Steel Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 加工により切断端面や傷付き部が発生して、
素地鋼板が露出した場合にそれらの部分の腐食を抑制す
るフッ素樹脂フィルムラミネ−ト鋼板を提供する。 【構成】 最表面にフッ素樹脂フィルムをラミネ−トし
たラミネ−ト鋼板において、フッ素樹脂フィルムを対水
接触角が90°以上のものにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、加工により切断端面や
傷付き部が発生して、素地鋼板が露出した場合にそれら
の部分の腐食を抑制するフッ素樹脂フィルムラミネ−ト
鋼板に関する。
【0002】
【従来技術】近年、耐汚染性、耐候性、耐食性に優れた
塗装鋼板としては、フッ素樹脂塗料の塗装鋼板が主流に
なっている。この塗装鋼板は亜鉛めっき鋼板や亜鉛合金
めっき鋼板などのような耐食性めっき鋼板を塗装原板と
して、これにクロメ−ト皮膜やリン酸塩皮膜のような化
成処理皮膜を形成し、その上に下塗り塗膜、フッ素樹脂
塗料の上塗り塗膜を順次形成したものである。この塗装
鋼板は無加工の平坦部な状態で使用した場合、相当の年
数(一般には15〜20年)赤錆が発生しないと言われ
ている。
【0003】しかしながら、塗装鋼板は、無加工で平坦
な状態で使用されるのは希で、多くの場合は施工物や施
工場所に応じて折り曲げや絞り加工を施したり、切断し
たりする。このため、塗膜には傷やクラックが発生し
て、素地鋼板が露出し、また、端面から素地鋼板が露出
し、塗膜に対応した性能を発揮しない。
【0004】そこで、このような問題を少なくする表面
処理鋼板として、ポリフッ化ビニル系樹脂やポリフッ化
ビニリデン系樹脂のようなフッ素樹脂フィルムを鋼板に
ラミネ−トしたものが提案されている(特公昭59−1
0304号、同60−51423号)。このラミネ−ト
鋼板は従来のフッ素樹脂塗装鋼板と同様に耐食性めっき
鋼板に必要に応じて化成処理皮膜を形成して、その上に
直接または下塗り塗膜を介して接着剤層を設けた後、フ
ッ素樹脂フィルムをラミネ−トしたものである。
【0005】このラミネ−ト鋼板は従来のフッ素樹脂塗
装鋼板に比較して加工性、耐候性は優れている。しか
し、このラミネ−ト鋼板の場合も加工の際にフィルムに
傷が付くことは避けられず、端面も従来のフッ素樹脂塗
装鋼板と同様に素地鋼板が露出しているため、フィルム
と鋼板との間で腐食が進行し、その間に腐食生成物が蓄
積されて、フィルム膨れが生じてしまう。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、かかる問題
を解決したフッ素樹脂フィルムラミネ−ト鋼板を提供す
るものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、フッ素樹脂フ
ィルムを対水接触角が90°以上のものにした。
【0008】
【作用】ポリフッ化ビニル系樹脂やポリフッ化ビニリデ
ン系樹脂フィルム(アクリル樹脂ブレンド体)の対水接
触角は80〜85°と撥水性が劣るため、表面に水分が
存在すると、容易に濡れ、端面や傷付き部もそこに存在
する水分で濡れる。また、端面や傷付き部以外に存在し
ていた水分でも、一部は端面や傷付き部に流れ、濡ら
す。このため、端面や傷付き部は濡れている時間が長
く、水分はフィルムと鋼板との間に侵入する。一方、対
水接触角が90°以上のフッ素樹脂フィルムは、表面が
極めて撥水性であるため、表面に存在する水分はすべて
球状になり、しかも、自重で落下し易い。このため、大
部分の水分は端面や傷付き部を濡らすことなく落下して
しまい、そこに付着する水分は著しく抑制される。
【0009】対水接触角が90°以上のフッ素樹脂フィ
ルムとしては、エチレン−テトラフルオロエチレン共重
合体(ETFE)、パ−フルオロアルコキシ−テトラフ
ルオロエチレン共重合体(PFA)、フルオロエチレン
−フルオロプロピレン共重合体(FEP)などのフィル
ムが挙げられる。このフィルムは透明でもよいが、着色
顔料、体質顔料、紫外線吸収剤などを添加してもよい。
フィルムの厚みには制限がないが、10μm以上、好ま
しくは15μm以上が適し、接着面にコロナ放電処理を
施しておくと接着性が高まる。
【0010】本発明のラミネ−ト鋼板は、従来のラミネ
−ト鋼板と同様の工程で製造すればよい。すなわち、鋼
板に必要に応じて脱脂処理、化成処理を施して、接着剤
を直接塗布するか、あるいはいったん下塗り塗料を塗装
した後に接着剤を塗装して、対水接触角が90°以上の
フッ素樹脂フィルムをラミネ−トすればよい。ここで、
鋼板としては、冷延鋼板、亜鉛めっき鋼板、アルミニウ
ムめっき鋼板、亜鉛−アルミニウム系合金めっき鋼板、
ケイ素鋼板、ステンレス鋼板などが挙げられる。
【0011】また、接着剤としては、フィルムの対水接
触角が大きくても、従来と同様なポリエステル、ポリウ
レタン、もしくはエポキシ樹脂を主成分とするもので十
分接着可能である。接着剤の塗布前に下塗り塗装を施す
場合には、ポリエステル系樹脂、エポキシ系樹脂、フェ
ノキシ系樹脂の塗料を使用するのが好ましい。接着剤、
下塗り塗料には防錆顔料を添加してもよい。なお、後に
透明フッ素樹脂フィルムをラミネ−トするにも拘わらず
鋼板に色彩を持たせたい場合には、接着剤の塗布前に着
色塗料を塗装すればよい。
【0012】
【実施例】
実施例1 溶融亜鉛めっき鋼板(目付量120g/m2、板厚0.5
mm)に塗布型クロメ−ト処理を施して、フェノキシ樹
脂系塗料の下塗り塗装/白色ポリエステル樹脂系の中塗
り塗装を乾燥塗膜厚で各々5μm/13μm施し、焼き
付けした後、中塗り塗膜の上にポリエステル樹脂系接着
剤(硬化剤:イソシアネ−ト)を乾燥塗膜厚で10μm
塗布して、最高到達板温210℃で焼き付け、直ちにシ
リコンゴム製ラミネ−トロ−ルで透明ETFEフィルム
[旭硝子(株)製、厚さ20μm、対水接触角96°、
接着面コロナ放電処理材]をラミネ−トした。
【0013】実施例2 実施例1において、透明ETFEフィルムの代わりに白
色ETFEフィルム[旭硝子(株)製、厚さ20μm、
対水接触角90°、接着面コロナ放電処理材]をラミネ
−トした。
【0014】実施例3 実施例1において、透明ETFEフィルムの代わりに青
色PFAフィルム[旭硝子(株)製、厚さ20μm、対
水接触角115°、接着面コロナ放電処理材]をラミネ
−トした。
【0015】実施例4 実施例1において、透明ETFEフィルムの代わりに褐
色ETFEフィルム[旭硝子(株)製、厚さ20μm、
対水接触角95°、接着面コロナ放電処理材]をラミネ
−トした。
【0016】実施例5 実施例1において、透明ETFEフィルムの代わりに青
色ETFEフィルム[旭硝子(株)製、厚さ20μm、
対水接触角93°、接着面コロナ放電処理材]をラミネ
−トした。
【0017】比較例1 実施例1において、透明ETFEフィルムの代わりに透
明PVF(ポリフッ化ビニル)フィルム[デュポン
(株)製、厚さ20μm、対水接触角85°、接着面コ
ロナ放電処理材]をラミネ−トした。
【0018】比較例2 実施例2において、白色ETFEフィルムの代わりに白
色PVdF(ポリフッ化ビニリデン)フィルム[呉羽化
学工業(株)製、厚さ20μm、対水接触角82°、接
着面コロナ放電処理材]をラミネ−トした。
【0019】以上のようにして製造したラミネ−ト鋼板
に次の試験を実施した。この結果を表1に示す。 (1)#型エリクセン試験 5mm幅の#型状切り込みをカッタ−ナイフで入れた
後、6mm張り出して、剥離が生じるか否かを調査し
た。 (2)二次密着性試験 試験片を2時間沸騰水中に浸漬した後、上記#型エリク
セン試験を実施した。 (3)耐食性試験 試験片の1辺の一部をシ−ルせずに端面部とし、さらに
カッタ−で鋼板に達するクロスカットを入れる。この試
験片にJIS K2246による耐食性試験を4000
時間実施し、端面部、クロスカット部のフィルム膨れ幅
を測定した。
【0020】
【表1】
【0021】
【発明の効果】以上のように、本発明のラミネ−ト鋼板
は、加工により切断端面や傷付き部が発生して、素地鋼
板が露出した場合にそれらの部分の腐食を抑制すること
ができる。
フロントページの続き (72)発明者 輿石 謙二 千葉県市川市高谷新町7番地の1 日新製 鋼株式会社鉄鋼研究所塗覆装研究部内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 最表面にフッ素樹脂フィルムをラミネ
    −トしたラミネ−ト鋼板において、フッ素樹脂フィルム
    を対水接触角が90°以上のものにしたことを特徴とす
    る端面および傷付き部の耐食性に優れたフッ素樹脂フィ
    ルムラミネ−ト鋼板。
JP7804894A 1994-03-24 1994-03-24 端面および傷付き部の耐食性に優れたフッ素樹脂フィルムラミネ−ト鋼板 Withdrawn JPH07256819A (ja)

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JP7804894A JPH07256819A (ja) 1994-03-24 1994-03-24 端面および傷付き部の耐食性に優れたフッ素樹脂フィルムラミネ−ト鋼板

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009172958A (ja) * 2008-01-28 2009-08-06 Nisshin Steel Co Ltd 耐食性に優れる塗装鋼板
JP2009172553A (ja) * 2008-01-28 2009-08-06 Nisshin Steel Co Ltd 耐食性に優れる塗装鋼板

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009172958A (ja) * 2008-01-28 2009-08-06 Nisshin Steel Co Ltd 耐食性に優れる塗装鋼板
JP2009172553A (ja) * 2008-01-28 2009-08-06 Nisshin Steel Co Ltd 耐食性に優れる塗装鋼板

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