JPH07257199A - オープンカーのパワープラント構造 - Google Patents

オープンカーのパワープラント構造

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JPH07257199A
JPH07257199A JP5711394A JP5711394A JPH07257199A JP H07257199 A JPH07257199 A JP H07257199A JP 5711394 A JP5711394 A JP 5711394A JP 5711394 A JP5711394 A JP 5711394A JP H07257199 A JPH07257199 A JP H07257199A
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JP
Japan
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state
open car
engine
open
traveling
Prior art date
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Pending
Application number
JP5711394A
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English (en)
Inventor
Kiyoshi Sakurai
潔 櫻井
Satoru Nakano
哲 中野
Tomonori Otsubo
智範 大坪
Yoshiki Watanabe
佳樹 渡辺
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
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Publication date
Application filed by Mazda Motor Corp filed Critical Mazda Motor Corp
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  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】ルーフ形成部によって車室部分が覆われるクロ
ーズド状態と覆われないオープン状態とを選択的にとる
オープンカーが、オープン状態で走行するとき、クロー
ズド状態と同等の走行性能が得られるようにする。 【構成】車体本体2における車室部分の上部が幌部7に
よって覆われるクローズド状態と覆われないオープン状
態とを選択的にとるオープンカー1Aに搭載されたエン
ジン17と、車体本体2における、オープンカー1Aが
オープン状態のもとで走行するとき車室部分の上方側に
形成される空気流経路に関わる位置に配された副ラジエ
ータ30とを含み、上述の空気流経路を流れる走行風を
副ラジエータ30に導く走行風通路38L,38Rが車
体本体2に設けられて構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車室部分の上部がルー
フ形成部により選択的に覆われるものとされる車体を有
したオープンカーにおけるパワープラントを構成する、
オープンカーのパワープラント構造に関する。
【0002】
【従来の技術】車両のうち、車体本体とは別体に設けら
れた幌(ソフトトップ)あるいは着脱式のハードトップ
等のルーフ形成部によって、車体本体内における車室部
分の上部が覆われる状態と覆われない状態とが選択的に
とられるオープンカーにあっては、幌あるいは着脱式の
ハードトップ等のルーフ形成部によって車室部分の上部
が覆われる状態のもとでは、車室部分が外界から遮断さ
れ得ることになる、所謂、クローズド状態が得られ、ま
た、幌あるいは着脱式のハードトップ等のルーフ形成部
によって車室部分の上部が覆われない状態がとられると
きには、車室部分が開放空間とされる、所謂、オープン
状態が得られる。
【0003】斯かる車体本体とは別体に設けられたルー
フ形成部が備えられるオープンカーにおいて、例えば、
特開昭63-188520 号公報にも示される如くに、車体に設
置された座席の後部に車幅方向に伸びる遮蔽部材が配さ
れ、オープン状態におかれたとき、遮蔽部材が車体上方
側に突出するようになされたものが提案されている。こ
のような遮蔽部材が座席の後部に配されたオープンカー
にあっては、それがオープン状態のもとで走行せしめら
れるとき車体周囲に形成される空気流のうち、フロント
ウインドシールドに沿って車体上方に向かう空気流を形
成した走行風の一部が座席の後部下方側に向かうものと
なって形成される空気流が、車体上方に向けて突出せし
められた遮蔽部材によって車室部分に渦流となって入り
込む事態が防止される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】オープンカーがオープ
ン状態のもとで走行せしめられるときには、車体の車室
部分における座席後方側に巻込まれることになる空気流
の如くに、クローズド状態のもとで走行せしめられると
きには形成されない空気流が車体周囲に形成され、それ
により、クローズド状態のもとでの走行時に比して走行
抵抗が大となるという不都合が生じる。そして、このよ
うな走行抵抗の増大に起因して、オープンカーにあって
は、オープン状態のもとでの走行に際し、例えば、アク
セルペダルの踏込量がクローズド状態のもとでの踏込量
と同等とされても、クローズド状態のときより低下した
加速しか得られない状況がもたらされ、その結果、特に
通常走行から加速走行への移行時において、運転者が違
和感を覚えることになるという問題がある。
【0005】このような問題に対処すべく、オープンカ
ーが、それに搭載されたパワープラント構造をエンジン
と共に構成するエンジン補機の一つであるラジエータ
を、エンジンが作動状態におかれたとき、オープンカー
がオープン状態及びクローズド状態のいずれにある場合
にも冷却機能を発揮する主ラジエータと、エンジンが作
動状態にあり、かつ、オープンカーがオープン状態にあ
るときのみ冷却機能を発揮する副ラジエータとを含んで
成るものとし、それにより、エンジンの冷却系による冷
却効率を、オープンカーがオープン状態のもとで走行す
るときにあっては、オープンカーがクローズド状態のも
とで走行するときに比して高めるようにして、オープン
カーがオープン状態にあるもとでのエンジン出力性能の
向上を図るようになすことが考えられる。しかしなが
ら、斯かる場合には、通常、エンジンルーム内におい
て、そこに生じる空気流を利用して充分な冷却効果を得
べく設置される主ラジエータに加えて、副ラジエータを
エンジンルーム内のスペース不足をまねくことなく設置
することが困難とされる、あるいは、副ラジエータがエ
ンジンルーム内に収められたとしても、副ラジエータに
よる冷却効果が期待された程には得られないことになっ
てしまい、さらには、燃費の悪化がもたらされることに
もなるという不都合がある。
【0006】また、オープンカーがオープン状態のもと
で走行するときには、例えば、エンジンの出力性能に関
与する燃料供給量についての制御がエンジン出力を増大
させるべく行われ、それにより、オープン状態のもとで
の走行時におけるエンジン出力をクローズド状態のもと
での走行時におけるエンジン出力より大として、オープ
ン状態のもとで走行するオープンカーの加速の向上を図
ることも考えられるが、このような場合にも、燃費の悪
化がまねかれることになる。
【0007】斯かる点に鑑み、本発明は、ルーフ形成部
によって車室部分の上部が覆われる状態と覆われない状
態とが選択的にとられる車体を有したオープンカーのパ
ワープラントを構成するにあたり、オープンカーがオー
プン状態のもとで走行する際における走行性能、特に、
加速性能が、オープンカーがクローズド状態のもとで走
行する際と同等のものとされる状態を、燃費の悪化が効
果的に抑制されるもとで得ることができることになるオ
ープンカーのパワープラント構造を提供することを目的
とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成すべ
く、本発明の第1の態様に係るオープンカーのパワープ
ラント構造は、車体における車室部分の上部がルーフ形
成部によって覆われる第1の状態と覆われない第2の状
態、即ち、クローズド状態とオープン状態とを選択的に
とるオープンカーに搭載されたエンジンと、車体におけ
る、オープンカーがオープン状態をとるもとで走行する
とき車室部分の上方側に形成される空気流経路に関わる
位置に配されたエンジン補機と、車体に設けられて空気
流経路を流れる走行風をエンジン補機に導く走行風通路
を形成する走行風通路形成部とを備えて、構成される。
【0009】このような本発明の第1の態様に係るオー
プンカーのパワープラント構造におけるエンジン補機
は、具体的には、例えば、エンジンに付随する冷却系を
構成するラジエータ、あるいは、エンジンに付随する吸
気系を構成するエアクリーナとされる。
【0010】また、本発明の第2の態様に係るオープン
カーのパワープラント構造は、クローズド状態とオープ
ン状態とを選択的にとるオープンカーに搭載されたエン
ジンと、オープンカーがクローズド状態及びオープン状
態のいずれにあるかを判別する状態判別手段と、エンジ
ンの運転状態を検出する運転状態検出手段と、エンジン
の出力性能に関与する制御対象に対する制御手段とを備
え、制御手段が、状態判別手段から得られる判別出力
が、オープンカーがオープン状態にあることをあらわす
とともに、運転状態検出手段から得られる検出出力がエ
ンジンの運転状態が特定のものであることをあらわすと
き、制御対象に対して、状態判別手段から得られる判別
出力がオープンカーがクローズド状態にあることをあら
わすとともに、運転状態検出手段から得られる検出出力
がエンジンの運転状態が特定のものであることをあらわ
すときに比して、エンジン出力を増大させる制御を行う
ものとされて、構成される。
【0011】さらに、本発明の第3の態様に係るオープ
ンカーのパワープラント構造は、クローズド状態とオー
プン状態とを選択的にとるオープンカーに搭載されたエ
ンジンと、エンジンに連結された自動変速機と、オープ
ンカーがクローズド状態及びオープン状態のいずれにあ
るかを判別する状態判別手段と、オープンカーの走行速
度を検出する走行速度検出手段と、自動変速機の変速特
性に関与する制御対象に対する制御手段とを備え、制御
手段が、状態判別手段から得られる判別出力がオープン
カーがオープン状態にあることをあらわすとき、走行速
度検出手段から得られる検出出力に応じて、自動変速機
の変速特性に関与する制御対象に対し、状態判別手段か
ら得られる判別出力がオープンカーがクローズド状態に
あることをあらわすときに比して、オープンカーの加速
性能を向上させる制御を行うものとされて、構成され
る。
【0012】
【作用】上述の如くに構成される本発明の第1の態様に
係るオープンカーのパワープラント構造にあっては、オ
ープンカーの車体に配されたエンジン補機に、オープン
カーがオープン状態をとるもとで走行するとき形成され
る空気流経路を流れる走行風が、走行風通路形成部を通
じて導かれ、それにより、エンジン補機が、オープンカ
ーがオープン状態をとるもとで走行するときには、オー
プンカーがクローズド状態をとるもとで走行するときに
比して、より効率良くその機能を果たすものとされる。
従って、エンジンの出力性能が、オープンカーがオープ
ン状態をとるもとで走行するときには、クローズド状態
をとるもとで走行するときに比して改善され、オープン
カーがオープン状態をとるもとで走行する際における走
行性能、特に、加速性能が、オープンカーがクローズド
状態をとるもとで走行する際と同等のものとされ得るこ
とになる。しかも、オープンカーがオープン状態をとる
もとで走行する際における走行性能の改善が、燃費の悪
化が効果的に抑制されるもとで得られることになる。
【0013】また、本発明の第2の態様に係るオープン
カーのパワープラント構造にあっては、オープンカー
が、状態判別手段によりオープン状態にあることが判別
されるもとで走行するとき、運転状態検出手段により検
出される、例えば、エンジン回転数によってあらわされ
るエンジンの運転状態が特定のものとなったとき、制御
手段によって、エンジンに付設された過給機における過
給圧等とされるエンジンの出力性能に関与する制御対象
が、オープンカーが状態判別手段によりクローズド状態
にあることが判別されるもとで走行するときに比して、
エンジン出力を増大させるように制御される。それによ
り、エンジンの出力性能が、オープンカーがオープン状
態をとるもとで走行するとき、クローズド状態をとるも
とで走行するときに比して改善され、オープンカーがオ
ープン状態をとるもとで走行する際における走行性能、
特に、加速性能が、オープンカーがクローズド状態をと
るもとで走行する際と同等のものとされ得ることにな
る。しかも、斯かる際にも、オープンカーがオープン状
態をとるもとで走行する際における走行性能の改善が、
燃費の悪化が効果的に抑制されるもとで得られることに
なる。
【0014】さらに、本発明の第3の態様に係るオープ
ンカーのパワープラント構造にあっては、オープンカー
が、状態判別手段によりオープン状態にあることが判別
されるもとで走行するとき、制御手段により、例えば、
自動変速機によるシフトダウン動作が、オープンカーが
状態判別手段によりクローズド状態にあることが判別さ
れるもとで走行するときに比して、小スロットル開度−
高車速側で行なわれるものとされて、もしくは、自動変
速機によるシフトアップ動作が、オープンカーが状態判
別手段によりクローズド状態にあることが判別されるも
とで走行するときに比して、大スロットル開度−低車速
側で行なわれるものとされて、自動変速機の変速特性
が、クローズド状態にあるもとでの走行時に比して、オ
ープンカーの加速能力の向上が図られるものとされる。
それにより、オープンカーがオープン状態をとるもとで
走行する際には、クローズド状態のもとでの走行時に比
して走行抵抗が大となるという状況のもとにあっても、
実際の加速性能がクローズド状態のもとでの走行時と同
等とされ得ることになる。
【0015】
【実施例】図1及び図2は、本発明に係るオープンカー
のパワープラント構造の第1の例をそれが適用されたオ
ープンカーと共に示す。
【0016】図1及び図2に示されるオープンカー1A
においては、運転席3及び助手席4が設置された車室部
分が設けられるとともに、フロントウインドシールド5
が組付けられた車体本体2に、図1において一点鎖線に
より示される如くの展開状態と、図1において破線によ
り示される如くの折畳状態とを選択的にとるものとされ
る幌部7が装備されている。幌部7は、展開状態をとる
ものとされるとき、車室部分の上部及び後部を覆う状態
におかれて、オープンカー1Aをクローズド状態とな
し、また、折畳状態をとるものとされるとき、車室部分
の上部及び後部を覆うことなく、車室部分内における運
転席3及び助手席4の後部となる位置に設けられた幌格
納部8に格納されて、オープンカー1Aをオープン状態
となす。
【0017】フロントウインドシールド5を車体本体2
に組み付ける窓枠形成部9の上端部には、幌部7が展開
状態をとるものとされてオープンカー1Aがクローズド
状態におかれたとき、例えば、オフ状態とされ、また、
幌部7が折畳状態とされて幌格納部8に格納され、オー
プンカー1Aがオープン状態におかれたとき、例えば、
オン状態とされる一対の状態判別スイッチ10が配され
ている。斯かるフロントウインドシールド5及び窓枠形
成部9は、車室部分の前部を形成する車室前方部分形成
部を構成している。また、幌格納部8における左側部及
び右側部には、車体本体2の一部を成す左のリアフェン
ダー部2Lと右のリアフェンダー部2Rとが夫々配され
ている。
【0018】このような展開状態と折畳状態とを選択的
にとる幌部7によりルーフ形成部が形成されたオープン
カー1Aは、幌部7が折畳状態にされて幌格納部8に格
納されるオープン状態のもとで走行せしめられると、図
1において白抜矢印により示される如くに、フロントウ
インドシールド5を含んで構成される車室前方部分形成
部に沿って車体上方に向かう空気流を形成する走行風が
幌格納部8に向かって流れる空気流経路aが、車室部分
の上方側に形成される。それにより、オープンカー1A
がオープン状態のもとで走行せしめられるときには、車
室部分における空気流経路aに関わる位置に配されたも
のとされる幌格納部8及びその周辺部に、比較的大なる
走行風圧が作用することになる。
【0019】車体本体2の車室部分における運転席3の
前方には、ステアリングシャフト11により支持された
ステアリングホイール12が配されるとともに、車体本
体2の前部に設けられたエンジンルーム14と車室部分
とを区画するダッシュパネル15が設けられており、エ
ンジンルーム14内には、運転席3と助手席4との間に
配置されるシフトレバー13を有する自動変速機16が
連結されたエンジン17が収容されている。自動変速機
16は、車室部分における運転席3と助手席4との間
を、図示が省略されたフロアトンネル部により覆われて
車体前後方向に伸びるプロペラシャフト19を介して、
車体本体2に配された前輪20及び後輪21のうちの後
輪21に連結されたディファレンシャルギア機構22に
連結されている。
【0020】エンジンルーム14内におけるエンジン1
7の近傍には、冷却水循環パイプ24及び25を備えた
主ラジエータ26が配されている。主ラジエータ26
は、冷却水循環パイプ24を介して、エンジン17に設
けられたウォータジャケットの冷却水導入口部27に連
結されるとともに、冷却水循環パイプ25を介して、ウ
ォータジャケットの冷却水吐出口部28に配されたポン
プ・開閉弁ユニット29に連結されている。主ラジエー
タ26は、ポンプ・開閉弁ユニット29に収容されたポ
ンプがエンジン17の作動に応じて作動状態におかれる
と、冷却水循環パイプ24を通じてエンジン17に設け
られたウォータージャケットに冷却水を供給するととも
に、冷却水循環パイプ25を通じてウォータジャケット
を循環する冷却水の一部が戻される状態とされる。
【0021】そして、斯かる主ラジエータ26と共にエ
ンジン17の冷却系を構成する副ラジエータ30が、車
体本体2における、運転席3及び助手席4の後部に設け
られた幌格納部8の下方となる位置、即ち、オープンカ
ー1Aがオープン状態のもとで走行せしめられるとき生
じる走行風が流れる空気流経路aに関わる位置に、車幅
方向に伸びて配されている。この副ラジエータ30の下
方には、車体前後方向に伸びる車体フレーム37L及び
37Rが配されており、また、副ラジエータ30の上方
に位置して幌格納部8の底部をなす部分を有した底部形
成部材31には、副ラジエータ30に対向して車幅方向
に伸びて形成された走行風導入口31Aが設けられると
ともに、走行風導入口31Aを選択的に開閉するシャッ
ター部材32が配されている。
【0022】副ラジエータ30は、オープンカー1Aに
おけるパワープラントをエンジン17と共に形成するエ
ンジン補機の一つとされており、図3に示される如く、
左のリアフェンダー部2L側の端部が、ブラケット34
を介して、底部形成部材31を支持する車室区画部材3
5に取り付けられるとともに、右のリアフェンダー部2
R側の端部も、図示が省略されているが、ブラケットを
介して車室区画部材35に取り付けられている。車室区
画部材35は、車体本体2の車室部分における運転席3
及び助手席4の後部に位置して、車室部分とその後部に
設けられたトランクルームとを区画するとともに、底部
形成部材31に設けられた走行風導入口31Aに対向す
る部分及びその部分に連なる車体後方側部分に比較的大
なる開口35Aが設けられたものとされており、底部形
成部材31と共に車室部分の後部を形成する車室後方部
分形成部を構成している。副ラジエータ30における両
端部に挟まれた中間部分は、通路形成部材36L及び3
6Rにより支持されている。通路形成部材36L及び3
6Rは、夫々における副ラジエータ30を支持する一端
部が連結されて一体化されたものとされており、各々車
体フレーム37L及び37Rにより支持されている。通
路形成部材36Lは、副ラジエータ30における左側部
分を収容した左の走行風通路38Lを車室区画部材35
と共に形成しており、また、通路形成部材36Rは、副
ラジエータ30における右側部分を収容した左の走行風
通路38Rを車室区画部材35と共に形成している。
【0023】左の走行風通路38Lを形成する通路形成
部材36Lの他端側部分は筒状部とされ、左の走行風通
路38Lの断面積より大なる断面積を有して左のリアフ
ェンダー部2Lから車外に臨む走行風排出口39Lを形
成している。また、図2に示される如く、右の走行風通
路38Rを形成する通路形成部材36Rの他端側部分も
筒状部とされ、右の走行風通路38Rの断面形状より大
なる断面形状を有して右のリアフェンダー部2Rから車
外に臨む走行風排出口39Rを形成している。
【0024】従って、車室区画部材35及び通路形成部
材36Lは、一方の開口が底部形成部材31に設けられ
た走行風導入口31Aとされるとともに、他方の開口が
通路形成部材36Lに設けられた走行風排出口39Lと
される左の走行風通路38Lを幌格納部8の近傍に形成
するダクト部材を構成し、また、車室区画部材35及び
通路形成部材36Rも、一方の開口が底部形成部材31
に設けられた走行風導入口31Aとされるとともに、他
方の開口が通路形成部材36Rに設けられた走行風排出
口39Rとされる右の走行風通路38Rを幌格納部8の
近傍に形成するダクト部材を構成している。そして、副
ラジエータ30は、走行風導入口31Aから走行風排出
口39Lに至る左の走行風通路38L、及び、走行風導
入口31Aから走行風排出口39Rに至る右の走行風通
路38Rの夫々における上流側部分に位置するものとさ
れている。
【0025】走行風導入口31Aを選択的に開閉するシ
ャッター部材32は、その左のリアフェンダー部2L側
に位置する端部が、図3及び図4に示される如く、車室
区画部材35に設けられた比較的大なる開口35Aを形
成する部分に車体前後方向に伸びて配されたレール40
に係合せしめられるとともに、その右のリアフェンダー
部2R側に位置する端部が、図示が省略されているが、
車室区画部材35に設けられた比較的大なる開口35A
を形成する部分に車体前後方向に伸びて配されたレール
に係合せしめられたものとされている。シャッター部材
32の下面部におけるレール40に近接する部分にはラ
ックギア41が配されており、そのラックギア41に噛
合するピニオンギア42が配された減速機付きのモータ
45が、車室区画部材35に取り付けられている。ピニ
オンギア42と相互噛合状態におかれたラックギア41
が配されたシャッター部材32は、モータ45の作動に
応じてレール40に沿って移動せしめられ、図4におい
て一点鎖線により示される如くの、走行風導入口31A
を閉状態となす第1の位置、及び、図4において実線に
より示される如くの、走行風導入口31Aを開状態とな
す第2の位置に選択的におかれるものとされている。モ
ータ45は、オープンカー1Aがクローズド状態にさ
れ、それにより状態判別スイッチ10がオフ状態にされ
ると、シャッター部材32に走行風導入口31Aを閉状
態となす第1の位置をとらせる作動状態におかれ、ま
た、オープンカー1Aがオープン状態にされ、それによ
り状態判別スイッチ10がオン状態にされると、シャッ
ター部材32に走行風導入口31Aを開状態となす第2
の位置をとらせる作動状態におかれる。
【0026】このように、オープンカー1Aがオープン
状態におかれると、シャッター部材32が走行風導入口
31Aを開状態となす第2の位置をとるものとされるこ
とにより、オープンカー1Aがオープン状態のもとで走
行せしめられるときには、幌格納部8にその上方から向
かう空気流経路aを流れる走行風が、幌格納部8の底部
を形成する底部形成部材31に設けられた走行風導入口
31Aを通じ、車室区画部材35及び通路形成部材36
Lにより形成され、副ラジエータ30における左側部分
を収容した左の走行風通路38L、及び、車室区画部材
35及び通路形成部材36Rにより形成され、副ラジエ
ータ30における右側部分を収容した右の走行風通路3
8Rの夫々に比較的大なる速度をもって導入され、通路
形成部材36Lに設けられた走行風排出口39L及び通
路形成部材36Rに設けられた走行風排出口39Rから
車外に排出される。
【0027】一方、幌部7は、図5及び図6に示される
如く、幌布50と、幌布50を支持して左及び右のリア
フェンダー部2L及び2Rに夫々回動可能に取り付けら
れた左及び右の主骨組部材51L及び51R、及び、窓
枠形成部9に選択的に係合せしめられる前端骨組部材5
2を含んで構成される骨組構体とを有している。骨組構
体における前端骨組部材52は、図5に示される如くに
幌部7が展開状態におかれたとき窓枠形成部9に係合せ
しめられて、幌部7の展開状態を維持させる。さらに、
骨組構体における左の主骨組部材51Lと前端骨組部材
52とを連結する前方連結骨組部材53L及び後方連結
骨組部材54Lは、回動連結部材55Lによって回動可
能に連結されている。回動連結部材55Lは、前方連結
骨組部材53Lの後方連結骨組部材54Lにおける幌布
50に対向する面に近接する方向への回動を所定の角度
範囲まで許容するものとされている。同様に、右の主骨
組部材51Rと前端骨組部材52とを連結する前方連結
骨組部材53R及び後方連結骨組部材54Rも、回動連
結部材55Rによって回動可能に連結されており、回動
連結部材55Rは、前方連結骨組部材53Rの後方連結
骨組部材54Rにおける幌布50に対向する面に近接す
る方向への回動を、回動連結部材55Lが前方連結骨部
材53Lに対して許容すると同様の角度範囲まで許容す
るものとされている。そして、前方連結骨組部材53L
及び53Rには、車幅方向に伸びる平板状部材56の両
端部が夫々取り付けられている。
【0028】斯かる平板状部材56が備えられた幌部7
は、オープンカー1Aをオープン状態となす折畳状態に
されて幌格納部8に格納されたとき、図1において破線
により示される如くに、骨組構体における前方連結骨組
部材53L及び53Rが、夫々後方連結骨組部材54L
及び54Rから直線的に伸び、第2の位置をとるシャッ
ター部材32によって開状態にされた走行風導入口31
Aを覆うものとなる第1の状態と、図2及び図6に示さ
れる如くに、前方連結骨組部材53Lが、回動連結部材
55Lによって規制される回動位置まで、後方連結骨組
部材54Lにおける幌布50に対向する面に近接する方
向に回動せしめられるとともに、前方連結骨組部材53
Rが、回動連結部材55Rによって規制される回動位置
まで、後方連結骨組部材54Rにおける幌布50に対向
する面に近接する方向に回動せしめられ、開状態にされ
た走行風導入口31Aを覆わないものとなる第2の状態
とが選択的に得られるものとされる。
【0029】折畳状態におかれた幌部7が第2の状態に
おかれると、夫々回動連結部材55L及び55Rにより
規制される回動位置におかれた前方連結骨組部材53L
及び53Rによって、平板状部材56が、車体後方側に
倒れ込む傾斜状態をもって車体本体2から上方に向けて
突出せしめられる。このように車体本体2から傾斜して
上方に突出する状態におかれた平板状部材56は、第2
の位置をとるシャッター部材32によって開状態にされ
た走行風導入口31Aを挟んで運転席3及び助手席4に
対向する位置をとるものとされる。それにより、幌部7
における平板状部材56が車体本体2から上方に向けて
突出する状態におかれたもとで、オープンカー1Aの走
行が行われると、幌部7における平板状部材56が、空
気流経路aを流れる走行風を、開状態にされた走行風導
入口31Aに向かわせる走行風通路を形成するものとな
り、その結果、空気流経路aを流れる走行風が、開状態
におかれた走行風導入口31Aを通じ、副ラジエータ3
0における左側部分及び右側部分を夫々収容した左及び
右の走行風通路38L及び38Rに効率良く導入される
ことになる。
【0030】なお、幌格納部8の底部を形成する底部形
成部材31における上面部には、走行風導入口31Aを
挟んで運転席3及び助手席4に対向する補助通路部材5
7が設けられている。補助通路部材57は、折畳状態に
された幌部7における平板状部材56が車体本体2から
上方に向けて突出する状態におかれたとき、平板状部材
56の下端部と底部形成部材31との間に位置して、平
板状部材56と共に、空気流経路aを流れる走行風を幌
格納部8の下方に効率良く導くものとされる。
【0031】走行風導入口31Aを一方の開口とする走
行風通路38L及び38Rの夫々における上流側に配さ
れた副ラジエータ30には、冷却水循環パイプ24の下
流側部分に一端部が接続された冷却水循環パイプ46の
他端部が接続されるとともに、ポンプ・開閉弁ユニット
29に一端部が接続された冷却水循環パイプ47の他端
部が接続されている。冷却水循環パイプ47は、エンジ
ン17の作動によってポンプ・開閉弁ユニット29に収
容されたポンプが作動状態におかれても、オープンカー
1Aがクローズド状態にされて、状態判別スイッチ10
がオフ状態にされているもとでは、ポンプ・開閉弁ユニ
ット29に収容された開閉弁によってエンジン17に設
けられたウォータジャケットから遮断された状態におか
れる。それにより、副ラジエータ30は、エンジン17
に設けられたウォータジャケットとの間で冷却水の循環
を行わない状態とされて、実質的にエンジン17の冷却
には関与しないものとされ、エンジン17の冷却が主ラ
ジエータ26によって行われることになる。
【0032】また、冷却水循環パイプ47は、エンジン
17の作動によってポンプ・開閉弁ユニット29に収容
されたポンプが作動状態におかれるとともに、オープン
カー1Aがオープン状態にされて、状態判別スイッチ1
0がオン状態にされると、ポンプ・開閉弁ユニット29
に収容された開閉弁を通じて、エンジン17に設けられ
たウォータジャケットに連通せしめられる。それによ
り、副ラジエータ30が、冷却水循環パイプ46及び冷
却水循環パイプ47を通じてエンジン17に設けられた
ウォータジャケットとの間で冷却水の循環を行なう状態
とされて、エンジン17の冷却に寄与するものとされ、
それにより、エンジン17の冷却が、主ラジエータ26
によって行なわれるのに加えて、副ラジエータ30によ
っても行なわれることになり、エンジン17に対する冷
却作用が大幅に向上せしめられる。
【0033】このようにされることにより、オープンカ
ー1Aの走行が、走行風が流れる空気流経路aが形成さ
れるオープン状態のもとで行われ、第2の位置をとるシ
ャッター部材32によって走行風導入口31Aが開状態
にされるとともに、副ラジエータ30が、主ラジエータ
26と共にエンジン17の冷却を行うものとされると
き、折畳状態にされた幌部7が、平板状部材56が車体
本体2から上方に向けて突出せしめられることになる第
2の状態におかれると、空気流経路aを流れる走行風
が、走行風導入口31Aを通じ、副ラジエータ30にお
ける左側部分及び右側部分を夫々収容した左の走行風通
路38L及び右の走行風通路38Rの夫々を比較的大な
る速度をもって通過する状態とされる。それにより、左
及び右の走行風通路38L及び38Rの夫々における上
流側に配された副ラジエータ30における放熱が極めて
効果的に行なわれ、副ラジエータ30の冷却効率が、エ
ンジン17の負荷を増大させることなく高められる。そ
の結果、燃費の悪化が効果的に抑制されたもとで、エン
ジン17の出力性能が向上せしめられることになる。
【0034】図7及び図8は、本発明に係るオープンカ
ーのパワープラント構造の第2の例をそれが適用された
オープンカーと共に示す。図7及び図8に示される例に
あっては、図1及び図2に示される第1の例において副
ラジエータ30に代えて2個の副ラジエータが備えられ
たものに相当し、2個の副ラジエータ以外の部分の構成
は図1及び図2に示される第1の例と略同様のものとさ
れる。図7及び図8においては、図1及び図2に示され
る各部及び各部材に対応するものが図1及び図2と共通
の符号が付されて示されており、それらについての重複
説明は省略される。
【0035】図7及び図8に示されるオープンカー1B
においては、フロントウインドシールド5が組付けられ
た車体本体2に、図7において一点鎖線により示される
如くの展開状態と、図7において破線により示される如
くの折畳状態とを選択的にとるものとされる幌部60が
装備されている。幌部60は、図1及び図2に示される
幌部7と同様に、展開状態をとるものとされるとき、車
室部分の上部及び後部を覆ってオープンカー1Bをクロ
ーズド状態となし、また、折畳状態をとるものとされる
とき、車室部分の上部及び後部を覆うことなく、車室部
分内における運転席3及び助手席4の後部となる位置に
設けられた幌格納部8に格納されて、オープンカー1B
をオープン状態となす。そして、窓枠形成部9に配され
た一対の状態判別スイッチ10は、幌部60が展開状態
をとるものとされてオープンカー1Bがクローズド状態
におかれたとき、例えば、オフ状態にされ、また、幌部
60が折畳状態とされて幌格納部8に格納され、オープ
ンカー1Bがオープン状態におかれたとき、例えば、オ
ン状態にされる。
【0036】幌格納部8の底部をなす部分を有した底部
形成部材61は、図2に示される底部形成部材31に設
けられた補助通路部材57が設けられていないものとさ
れているが、その他の構成は底部形成部材31と同様の
ものとされていて、底部形成部材31に設けられた走行
風導入口31Aに相当する走行風導入口61Aが設けら
れており、図9に示される如く、車室区画部材35と共
に車室部分の後部を形成する車室後方部分形成部を構成
している。そして、底部形成部材61に設けられた走行
風導入口61Aも、オープンカー1Bがクローズド状態
にされると、第1の位置をとるシャッター部材32によ
って閉状態にされ、また、オープンカー1Bがオープン
状態にされると、第2の位置をとるシャッター部材32
によって開状態にされる。
【0037】さらに、一方の開口が底部形成部材61に
設けられた走行風導入口61Aとされるとともに、他方
の開口が通路形成部材36Lに設けられた走行風排出口
39Lとされる左の走行風通路38Lを幌格納部8の近
傍に形成するダクト部材を、車室区画部材35と共に形
成する通路形成部材36Lの走行風排出口39Lを形成
する部分には、グリル部材64Lが取り付けられてい
る。同様に、一方の開口が底部形成部材61に設けられ
た走行風導入口61Aとされるとともに、他方の開口が
通路形成部材36Rに設けられた走行風排出口39Rと
される右の走行風通路38Rを幌格納部8の近傍に形成
するダクト部材を、車室区画部材35と共に形成する通
路形成部材36Rの走行風排出口39Rを形成する部分
にも、グリル部材64Rが取り付けられている。グリル
部材64Lには、図9に示される如くに、複数の送風口
64Aが設けられており、図示が省略されているが、グ
リル部材64Rにも複数の送風口が設けられている。
【0038】そして、左の走行風通路38Lの下流側に
おけるグリル部材64Lの近傍に、通路形成部材36L
により支持された状態をもって副ラジエータ63Lが配
されており、また、右の走行風通路38Rの下流側にお
けるグリル部材64Rの近傍に、通路形成部材36Rに
より支持された状態をもって副ラジエータ63Rが配さ
れている。これら副ラジエータ63L及び63Rは、車
体本体2の前部に設けられたエンジンルーム14内に配
された主ラジエータ26と共にエンジン17の冷却系を
構成し、各々がオープンカー1Bにおけるパワープラン
トをエンジン17と共に形成するエンジン補機の一つと
されている。
【0039】副ラジエータ63Lは、冷却水循環パイプ
65Aを介して、エンジン17に設けられたウォータジ
ャケットの冷却水導入口部27から伸びる共通パイプ6
6に連結されるとともに、冷却水循環パイプ65Bを介
して、エンジン17に設けられたウォータジャケットの
冷却水吐出口部28に配されたポンプ・開閉弁ユニット
29から伸びる共通パイプ67に連結されている。ま
た、副ラジエータ63Rは、冷却水循環パイプ68Aを
介して、共通パイプ66に連結されるとともに、冷却水
循環パイプ68Bを介して、共通パイプ67に連結され
ている。
【0040】副ラジエータ63Lから伸びる冷却水循環
パイプ65B及び副ラジエータ63Rから伸びる冷却水
循環パイプ68Bを連結する共通パイプ67は、エンジ
ン17の作動によってポンプ・開閉弁ユニット29に収
容されたポンプが作動状態におかれても、オープンカー
1Bがクローズド状態にされて、状態判別スイッチ10
がオフ状態にされているもとでは、ポンプ・開閉弁ユニ
ット29に収容された開閉弁によって、エンジン17に
設けられたウォータジャケットと遮断状態におかれる。
それにより、副ラジエータ63L及び63Rは、エンジ
ン17に設けられたウォータジャケットとの間での冷却
水の循環を行わない状態とされて、実質的にエンジン1
7の冷却には関与しないものとされ、エンジン17の冷
却が主ラジエータ26によって行われることになる。
【0041】また、副ラジエータ63Lから伸びる冷却
水循環パイプ65B及び副ラジエータ63Rから伸びる
冷却水循環パイプ68Bを連結する共通パイプ67は、
エンジン17の作動によってポンプ・開閉弁ユニット2
9に収容されたポンプが作動状態におかれるとともに、
オープンカー1Bがオープン状態にされて、状態判別ス
イッチ10がオン状態にされると、ポンプ・開閉弁ユニ
ット29に収容された開閉弁を通じて、エンジン17に
設けられたウォータジャケットに連通せしめられる。そ
れにより、副ラジエータ63Lが、冷却水循環パイプ6
5A,共通パイプ66,共通パイプ67及び冷却水循環
パイプ65Bを通じて、エンジン17に設けられたウォ
ータジャケットとの間で冷却水の循環を行なう状態とさ
れて、エンジン17の冷却に寄与するものとされる。同
様に、副ラジエータ63Rも、冷却水循環パイプ68
A,共通パイプ66,共通パイプ67及び冷却水循環パ
イプ68Bを通じて、エンジン17に設けられたウォー
タジャケットとの間で冷却水の循環を行なう状態とされ
て、エンジン17の冷却に寄与するものとされる。それ
により、エンジン17の冷却が、主ラジエータ26によ
って行なわれるのに加えて、副ラジエータ63L及び6
3Rの夫々によっても行なわれることになり、エンジン
17に対する冷却作用が大幅に向上せしめられる。
【0042】このようにして、オープンカー1Bの走行
がオープン状態のもとで行われるときには、車室区画部
材35に配されたモータ45によってシャッター部材3
2が走行風導入口61Aを開状態となす第2の位置にお
かれるとともに、副ラジエータ63Lから伸びる冷却水
循環パイプ65Bと副ラジエータ63Rから伸びる冷却
水循環パイプ68Bとを連結する共通パイプ67がエン
ジン17に設けられたウォータジャケットと連通する状
態とされ、副ラジエータ63L及び63Rが、主ラジエ
ータ26と共にエンジン17の冷却を行うものとされ
る。そして、斯かるもとでは、図7に示される如くに、
幌格納部8にその上方から向かう空気流経路aを流れ
て、幌格納部8及びその周辺部に比較的大なる風圧を作
用させる走行風が、走行風通路38L及び走行風通路3
8Rの夫々を比較的大なる速度をもって通過し、それに
より、左の走行風通路38Lの下流側部分に配された副
ラジエータ63L、及び、右の走行風通路38Rの下流
側部分に配された副ラジエータ63Rにおける放熱が極
めて効果的に行なわれ、副ラジエータ63L及び63R
の各々の冷却効率が、エンジン17の負荷を増大させる
ことなく高められる。その結果、燃費の悪化が効果的に
抑制されたもとで、エンジン17の出力性能が向上せし
められることになる。
【0043】なお、上述のオープンカー1Bにおいて
は、その車体本体2に展開状態と折畳状態とを選択的に
とる幌部60が装備されたものとされているが、幌部6
0に代えて、図1及び図2に示される如くの平板状部材
56が備えられた幌部7が装備され、それにより、オー
プン状態のもとで走行せしめられるとき、空気流経路a
を流れる走行風が、車体本体2から上方に向けて突出す
る平板状部材57によって効率良く幌格納部8の下方に
導かれるようにされてもよい。
【0044】図10及び図11は、本発明に係るオープ
ンカーのパワープラント構造の第3の例をそれが適用さ
れたオープンカーと共に示す。図10及び図11におい
ては、図1及び図2に示される各部及び各部材に対応す
るものには、図1及び図2と共通の符号が付されて示さ
れており、それらについての重複説明は省略される。
【0045】図10及び図11に示されるオープンカー
1Cにおいては、フロントウインドシールド5が組み付
けられた車体本体2に、その前部を形成するエンジンル
ーム14に収容された主ラジエータ26と共にエンジン
17の冷却系を構成する副ラジエータ30が備えられて
いる。また、車体本体2には、図10において一点鎖線
により示される如くの、車室部分の上部及び後部を覆っ
てオープンカー1Cをクローズド状態となす展開状態
と、図10において破線により示される如くの、車室部
分の上部及び後部を覆うことなくオープンカー1Cをオ
ープン状態となす折畳状態とを選択的にとるものとされ
る幌部60が装備され、さらに、車室部分に設置された
運転席3及び助手席4の後部にボード部材70が設けら
れている。
【0046】折畳状態にされた幌部60が格納される幌
格納部8は、その底部が底部形成部材71により形成さ
れたものとされている。そして、底部形成部材71の下
方に、オープンカー1Cのパワープラントをエンジン1
7と共に構成するエンジン補機の一つとされた副ラジエ
ータ30が配されている。底部形成部材71には、副ラ
ジエータ30に対向して車幅方向に伸びて形成されると
ともに、図12に示される如くに、周縁部がシール部材
72によって形成された走行風導入口71Aが設けられ
ている。斯かる底部形成部材71は、車室部分における
運転席3及び助手席4の後部に位置して車室部分とその
後部に設けられたトランクルームとを区画するととも
に、走行風導入口71Aに対向する部分に開口74Aが
設けられた車室区画部材74により支持されている。底
部形成部材71及び車室区画部材74は、車室部分の後
部を形成する車室後方部分形成部を構成している。
【0047】副ラジエータ30は、左のリアフェンダー
部2L側の端部及び右のリアフェンダー部2R側の端部
が、車室区画部材74に取り付けられている。副ラジエ
ータ30における両端部に挟まれた中央部分を支持し、
左のリアフェンダー部2Lから車外に臨む走行風排出口
39L及び右のリアフェンダー部2Rから車外に臨む走
行風排出口39Rが夫々設けられた通路形成部材36L
及び36Rの各々は、副ラジエータ30における左側部
分を収容する左の走行風通路38L、及び、副ラジエー
タ30における右側部分を収容する右の走行風通路38
Rを車室区画部材74と共に形成している。
【0048】従って、車室区画部材74及び通路形成部
材36Lは、一方の開口が底部形成部材71に設けられ
た走行風導入口71Aとされるとともに、他方の開口が
通路形成部材36Lに設けられた走行風排出口39Lと
される左の走行風通路38Lを幌格納部8の近接に形成
するダクト部材を構成し、また、車室区画部材74及び
通路形成部材36Rも、一方の開口が底部形成部材71
に設けられた走行風導入口71Aとされるとともに、他
方の開口が通路形成部材36Rに設けられた走行風排出
口39Rとされる右の走行風通路39Rを幌格納部8の
近傍に形成するダクト部材を構成している。そして、副
ラジエータ30は、走行風導入口71Aから走行風排出
口39Lに至る左の走行風通路38L、及び、走行風導
入口71Aから走行風排出口39Rに至る右の走行風通
路38Rの夫々における上流側部分に位置せしめられた
ものとされている。
【0049】このように左の走行風通路38L及び右の
走行風通路38Rの夫々における一方の開口とされる走
行風導入口71Aが設けられた底部形成部材71の上面
部における、運転席3及び助手席4と走行風導入口71
Aとの間に位置する部分、従って、オープンカー1Cが
オープン状態のもとで走行せしめられるとき生じる走行
風が流れる空気流経路aに関わる位置に、走行風導入口
71Aに沿って車幅方向に伸びるボード部材70が配さ
れている。ボード部材70は、図11に示される如く、
底部形成部材71における左側部分及び右側部分に夫々
設けられた透孔75L及び75Rから車室部分に臨み、
走行風導入口71Aを挟んで相互対向せしめられたシリ
ンダ装置76L及び76Rによって回動可能に支持され
ている。
【0050】シリンダ装置76L及び76Rの夫々は、
先端部がボード部材70に揺動可能に連結された伸縮ロ
ッド76aを備えている。シリンダ装置76Lは、車室
区画部材74における左側部分に設けられた凹部77L
に揺動可能に配され、その凹部77Lに対向して底部形
成部材71に設けられた透孔75Lから車室部分に臨む
ものとされている。同様に、シリンダ装置76Rも、車
室区画部材74における右側部分に設けられた凹部77
Rに揺動可能に配され、その凹部77Rに対向して底部
形成部材71に設けられた透孔75Rから車室部分に臨
むものとされている。
【0051】そして、シリンダ装置76L及び76Rの
夫々は、オープンカー1Cがクローズド状態にされて、
フロントウインドシールド5と共に車室前方部分形成部
を形成する窓枠形成部9に配された状態判別スイッチ1
0がオフ状態にされると、伸縮ロッド76aを収縮状態
となす作動状態におかれる。それにより、図13におい
て一点鎖線により示される如くに、ボード部材70が、
運転席3及び助手席4から離隔する方向に回動せしめら
れて、底部形成部材71に設けられた走行風導入口71
Aを閉状態となす第1の回動位置におかれる。また、シ
リンダ装置76L及び76Rの夫々は、オープンカー1
Cがオープン状態にされて、状態判別スイッチ10がオ
ン状態にされると、伸縮ロッド76aを伸長状態となす
作動状態におかれる。それにより、図13において実線
により示される如くに、ボード部材70が、運転席3及
び助手席4に近接する方向に回動せしめられて、底部形
成部材71に設けられた走行風導入口71Aを開状態と
なす第2の回動位置におかれる。
【0052】このように、オープンカー1Cがクローズ
ド状態におかれると、ボード部材70が走行風導入口7
1Aを閉状態となす第1の回動位置をとるものとされ
る。それにより、オープンカー1Cがクローズド状態の
もとで走行せしめられるとき、例えば、副ラジエータ3
0が作動終了後の状態にあってその温度が比較的高いも
のとされている場合には、走行風導入口71Aから車室
部分への熱気上がりが防止される。
【0053】また、オープンカー1Cがオープン状態に
おかれると、ボード部材70が走行風導入口71Aを開
状態となす第2の回動位置をとるものとされることによ
り、オープンカー1Cがオープン状態のもとで走行せし
められるときには、第2の回動位置をとるボード部材7
0が、幌格納部8にその上方から向かう空気流経路aを
流れて、幌格納部8及びその周辺部に比較的大なる風圧
を作用させるものとされる走行風の車室部分内への巻き
込みを阻止するとともに、その空気流経路aを流れる走
行風を走行風導入口71Aに向かわせる走行風通路を形
成するものとなる。その結果、空気流経路aを流れる走
行風が、開状態におかれた走行風導入口71Aを通じ
て、副ラジエータ30の左側部分及び右側部分を夫々収
容した左の走行風通路38L及び右の走行風通路38R
に導入され、比較的大なる速度をもって、通路形成部材
36Lに設けられた走行風排出口39L及び通路形成部
材36Rに設けられた走行風排出口39Rから車外に排
出される。
【0054】従って、オープンカー1Cがオープン状態
のもとで走行せしめられるときには、冷却水循環パイプ
46及び47を通じてエンジン17に設けられたウォー
タジャケットとの間で冷却水の循環を行なう状態とされ
て、主ラジエータ26と共にエンジン17の冷却を行う
ものとされる副ラジエータ30における放熱が、第2の
回動位置におかれたボード部材70によって導かれて左
の走行風通路38L及び右の走行風通路38Rを比較的
大なる速度をもって通過する走行風によって、極めて効
果的に行なわれ、副ラジエータ30の冷却効率がエンジ
ン17の負荷を増大させることなく高められる。その結
果、燃費の悪化が効果的に抑制されたもとで、エンジン
17の出力性能が向上せしめられることになる。
【0055】なお、オープンカー1Cにおいては、副ラ
ジエータ30が備えられ、その副ラジエータ30と主ラ
ジエータ26とがエンジン17の冷却系を構成するラジ
エータとして用いられているが、副ラジエータ30に代
えて、図7及び図8に示される第2の例に用いられてい
る副ラジエータ63L及び63Rに相当する2個の副ラ
ジエータが備えられ、それら2個の副ラジエータと主ラ
ジエータ26とがエンジン17の冷却系を構成するもの
とされてもよい。
【0056】図14及び図15は、本発明に係るオープ
ンカーのパワープラント構造の第4の例をそれが適用さ
れたオープンカーと共に示す。図14及び図15におい
ては、図7及び図8に示される各部及び各部材に対応す
るものには、図7及び図8と共通の符号が付されて示さ
れており、それらについての重複説明は省略される。
【0057】図14及び図15に示されるオープンカー
1Dにおいては、フロントウインドシールド5が組み付
けられた車体本体2に、その前部に設けられたエンジン
ルーム14に収容された主ラジエータ26と共にエンジ
ン17の冷却系を構成する副ラジエータ63L及び63
Rが備えられている。また、車体本体2には、図14に
おいて一点鎖線により示される如くの展開状態と、図1
4において破線により示される如くの折畳状態とを選択
的にとるものとされる幌部60が装備されており、さら
に、車室部分における運転席3及び助手席4の後部に
は、折畳状態にされた幌部60が格納される幌格納部8
の底部を形成する部分を有した底部形成部材80が配さ
れている。
【0058】底部形成部材80は、その運転席3及び助
手席4に近接する部分に車幅方向に沿って配された走行
風導入口形成部材81を備えている。走行風導入口形成
部材81は、車幅方向に沿って配列形成された複数の走
行風導入口81Aが設けられたものとされている。斯か
る走行風導入口形成部材81を備える底部形成部材80
は、車室部分とその後部に設けられたトランクルームと
を区画する、図16に示される如くの車室区画部材86
により支持され、その車室区画部材86と共に、車室部
分の後部を形成する車室後方部分形成部を構成してい
る。
【0059】車室区画部材86は、図15及び図16に
示される如く、走行風導入口形成部材81に沿って車幅
方向に伸びる共通走行風通路87Aを形成し、走行風導
入口形成部材81に設けられた複数の走行風導入口81
Aに対向する部分が開口とされた通路形成部分86A
と、共通走行風通路87Aにおける左側部分から左のリ
アフェンダー部2Lに向けて伸びる左の走行風通路87
Lを形成し、車体フレーム37Lにより支持された通路
形成部分86Lと、共通走行風通路87Aにおける右側
部分から右のリアフェンダー部2Rに向けて伸びる右の
走行風通路87Rを形成し、車体フレーム37Rにより
支持された通路形成部分86Rとを有している。共通走
行風通路87Aと左の走行風通路87Lとの連通部88
は、通路形成部分86Aと通路形成部分86Lとの接続
部に配された開閉部材89によって開閉される。図示が
省略されているが、共通走行風通路87Aを形成する通
路形成部分86Aと右の走行風通路87Rを形成する通
路形成部分86Rとの接続部にも、共通走行風通路87
Aと右の走行風通路87Rとの連通部を開閉する開閉部
材が配されている。
【0060】さらに、車室区画部材86は、その共通走
行風通路87Aを形成する通路形成部分86Aの両端部
に、左のリアフェンダー部2Lに対向する走行風排出口
90L及び右のリアフェンダー部2Rに対向する走行風
排出口90Rが夫々設けられるとともに、左の走行風通
路87Lを形成する通路形成部分86Lの先端部に、共
通走行風通路87Aと左の走行風通路87Lとの連通部
88の径より大とされた径を有して左のリアフェンダー
部2Lから車外に臨む走行風排出口91Lが設けられ、
さらに、右の走行風通路87Rを形成する通路形成部分
86Rの先端部に、共通走行風通路87Aと右の走行風
通路87Rとの連通部の径より大とされた径を有して右
のリアフェンダー部2Rから車外に臨む走行風排出口9
1Rが設けられたものとされている。なお、通路形成部
分86Lにおける先端部には、複数の送風口92Aが設
けられたグリル部材92Lが配されており、また、通路
形成部分86Rにおける先端部にも、複数の送風口が設
けられたグリル部材92Rが配されている。
【0061】従って、車室区画部材86は、走行風導入
口形成部材81に設けられた複数の走行風導入口81A
が一方の開口とされるとともに、通路形成部分86Aに
設けられた走行風排出口90L及び90Rが夫々他方の
開口とされた共通走行風通路87Aと、共通走行風通路
87Aとの連通部88が実質的に一方の開口とされると
ともに、通路形成部分86Lに設けられた走行風排出口
91Lが他方の開口とされた左の走行風通路87Lと、
共通走行風通路87Aとの連通部が実質的に一方の開口
とされるとともに、通路形成部分86Rに設けられた走
行風排出口91Rが他方の開口とされた右の走行風通路
87Rとを有した比較的大なるダクト部材を、幌格納部
8の近傍において形成している。
【0062】そして、左の走行風通路87Lの下流側部
分におけるグリル部材92Lの近傍に、副ラジエータ6
3Lが通路形成部分86Lにより支持された状態をもっ
て配され、また、右の走行風通路87Rの下流側部分に
おけるグリル部材92Rの近傍に、副ラジエータ63R
が通路形成部分86Rにより支持された状態をもって配
されている。斯かる副ラジエータ63L及び63Rの各
々は、オープンカー1Dにおけるパワープラントをエン
ジン17と共に形成するエンジン補機の一つとされてい
る。
【0063】共通走行風通路87Aと左の走行風通路8
7Lとの連通部88を開閉する開閉部材89は、図示が
省略されているが、アクチュエータ93によって動作制
御される。開閉部材89は、オープンカー1Dがクロー
ズド状態にされて、フロントウインドシールド5と共に
車室前方部分形成部を形成する窓枠形成部9に配された
状態判別スイッチ10がオフ状態にされると、図16に
おいて一点鎖線により示される如くに、共通走行風通路
87Aと左の走行風通路87Lとの連通部88を閉状態
となす第1の位置におかれて、共通走行風通路87Aと
左の走行風通路87Lとを遮断するる。また、オープン
カー1Dがオープン状態にされて、状態判別スイッチ1
0がオン状態にされると、図16において実線により示
される如くに、共通走行風通路87Aと左の走行風通路
87Lとの連通部88を開状態となす第2の位置におか
れて、共通走行風通路87Aと左の走行風通路87Lと
を連通させる。
【0064】同様に、共通走行風通路87Aと右の走行
風通路87Rとの連通部を開閉する開閉部材も、図示が
省略されたアクチュエータによって動作制御され、オー
プンカー1Dがクローズド状態にされたとき、共通走行
風通路87Aと右の走行風通路87Rとの連通部を閉状
態となして、それら共通走行風通路87Aと右の走行風
通路87Rとを遮断する第1の位置におかれ、また、オ
ープンカー1Dがクローズド状態におかれたとき、共通
走行風通路87Aと右の走行風通路87Rとの連通部を
開状態となして、それら共通走行風通路87Aと右の走
行風通路87Rとを連通させる第2の位置におかれる。
【0065】このようにされることにより、オープンカ
ー1Dがクローズド状態におかれて、共通走行風通路8
7Aが左及び右の走行風通路87L及び87Rの夫々か
ら遮断されたもとでは、車体本体2に配された左右のド
ア94L及び94Rが開状態から閉状態にされる際、複
数の走行風導入口81Aが一方の開口とされるとともに
走行風排出口90L及び90Rの夫々が他方の開口とさ
れた共通走行風通路87Aを通じて、車室内圧について
の圧力抜きが行われる。それにより、左右のドア94L
及び94Rの開状態から閉状態への移行が円滑に行われ
ることになる。
【0066】また、 オープンカー1Dがオープン状態
におかれて、共通走行風通路87Aが左及び右の走行風
通路87L及び87Rの夫々と連通せしめられるもとで
は、オープンカー1Dが走行するとき、幌格納部8にそ
の上方から向かう空気流経路aを流れる走行風が、比較
的大なる速度をもって複数の走行風導入口81Aから車
室区画部材86内に導入され、その車室区画部材86が
形成する共通走行風通路87Aから、副ラジエータ63
L及び63Rが夫々配された左の走行風通路87L及び
右の走行風通路87Rを通じて車外に排出される。
【0067】従って、オープンカー1Dがオープン状態
のもとで走行せしめられるときには、左の走行風通路8
7L及び右の走行風通路87Rに夫々配され、主ラジエ
ータ26と共にエンジン17の冷却を行う副ラジエータ
63L及び63Rの放熱が、左の走行風通路87L及び
右の走行風通路87Rを比較的大なる速度をもって通過
する走行風によって効果的に行なわれ、副ラジエータ6
3L及び63Rの冷却性能がエンジン17の負荷を増大
させることなく高められる。その結果、燃費の悪化が効
果的に抑制されたもとで、エンジン17の出力性能が向
上せしめられることになる。
【0068】なお、上述のオープンカー1Dにおいて
は、車室区画部材86が形成する左及び右の走行風通路
87L及び87Rに夫々副ラジエータ63L及び63R
が配されているが、それら副ラジエータ63L及び63
Rに代えて、図1及び図2に示される第1の例に用いら
れている副ラジエータ30に相当する副ラジエータが、
車室区画部材86が形成する共通走行風通路87Aに配
されたものとされてもよい。さらに、上述のオープンカ
ー1Dにおいては、その車体本体2に幌部60が装備さ
れているが、幌部60に代えて、図1及び図2に示され
る第1の例に装備されている幌部7に相当する幌部が装
備され、オープン状態のもとで走行せしめられるとき、
折畳状態におかれた幌部によって、空気流経路aを流れ
る走行風が複数の走行風導入口81Aに効果的に導かれ
るようにされてもよい。
【0069】図17及び図18は、本発明に係るオープ
ンカーのパワープラント構造の第5の例をそれが適用さ
れたオープンカーと共に示す。図17及び図18におい
ては、図14及び図15に示される各部及び各部材に対
応するものが、図14及び図15と共通の符号が付され
て示されており、それらについての重複説明は省略され
る。
【0070】図17及び図18に示されるオープンカー
1Eにおいては、フロントウインドシールド5が組み付
けられるとともに、後部にエンジンルーム100が設け
られた車体本体102に、図18において一点鎖線によ
り示される如くの、車室部分の上部及び後部を覆ってオ
ープンカー1Eをクローズド状態となす展開状態と、図
18において実線により示される如くの、車室部分の上
部及び後部を覆うことなくオープンカー1Eをオープン
状態となす折畳状態とを選択的にとるものとされる幌部
60が装備されている。また、車体本体102の車室部
分における運転席3及び助手席4の後部には、折畳状態
にされた幌部60が格納される幌格納部8の底部を形成
する部分を有し、さらに、車室部分とその後部に設けら
れたエンジンルーム100とを区画して車室部分の後部
を形成する車室後方部分形成部を構成するとともに、左
及び右のリアフェンダー部102L及び102Rと共に
エンジンルーム100を形成するエンジンルーム形成部
を構成するものとされた車室区画部材103が配されて
いる。車室区画部材103における幌格納部8の底部を
なす部分の運転席3及び助手席4に近接した部位には、
車幅方向に沿って配列形成された複数の走行風導入口8
1Aが設けられた走行風導入口形成部材81が配されて
いる。
【0071】エンジンルーム100内には、エンジン1
05に付設されてその吸気系を構成し、エンジン105
と共にオープンカー1Eのパワープラントを形成するエ
ンジン補機の一つとされるエアクリーナ106が収容さ
れている。エンジン105には、吸気通路形成部材10
4と排気通路形成部材107とが接続されており、エア
クリーナ106は、吸気通路形成部材104を介してエ
ンジン105に連結されるとともに、外気導入通路形成
部材109の下流側端部が連結されている。外気導入通
路形成部材109の上流側端部には、エンジンルーム形
成部の一部を成す左のリアフェンダー部102Lにおい
て車外に通じる外気導入口108が設けられている。そ
して、オープンカー1Eが走行状態におかれるとき、そ
の外気導入口108を通じて外気導入通路形成部材10
9内に導入された外気が、エアクリーナ106を通じて
エンジン105に吸入空気として供給される。また、エ
ンジンルーム100は、エンジンルーム形成部の後部に
配された換気口形成部材114に設けられた複数の換気
口を通じて車外と連通している。
【0072】車室区画部材103には、走行風導入口形
成部材81に沿って車幅方向に伸び、走行風導入口形成
部材81に設けられた複数の走行風導入口81Aに対向
する開口を有した通路形成部分110が設けられるとと
もに、通路形成部分110と外気導入通路形成部材10
9における下流側部分とを連結する連結通路形成部分1
11が設けられている。従って、車室区画部材103に
おける通路形成部分110及び連結通路形成部分111
は、幌格納部8の近傍において、走行風導入口形成部材
81に設けられた複数の走行風導入口81Aを通じた走
行風を外気導入通路形成部材109からエアクリーナ1
06の内部に導く走行風通路112を形成するダクト部
材を構成していることになる。
【0073】車室区画部材103における連結通路形成
部分111の内部には、走行風通路112を開閉する開
閉部材113が配されている。開閉部材113は、図示
が省略されたアクチュエータによって、オープンカー1
Eがクローズド状態にされ、フロントウインドシールド
5と共に車室前方部分形成部を形成する窓枠形成部9に
配された状態判別スイッチ10がオフ状態にされたとき
には、走行風通路112を閉状態となす、図19におい
て一点鎖線により示される如くの位置におかれ、また、
オープンカー1Eがオープン状態にされて、状態判別ス
イッチ10がオン状態にされたときには、走行風通路1
12を開状態となす、図19において実線により示され
る如くの位置におかれる。
【0074】このようにされることにより、オープンカ
ー1Eがクローズド状態のもとで走行するときには、外
気導入口108を通じて外気導入通路形成部材109内
に導入された走行風が、走行風導入口81Aを通じてエ
ンジンルーム100外に排出されてしまうことなく、エ
アクリーナ106内に供給される。また、オープンカー
1Eがオープン状態のもとで走行するときには、エアク
リーナ106内に外気導入口108を通じた走行風が供
給されるに加えて、幌格納部8にその上方から向かう空
気流経路aを流れて、幌格納部8及びその周辺部に比較
的大なる風圧を作用させる走行風が、比較的大なる速度
をもって、複数の走行風導入口81Aを通じてエアクリ
ーナ106の内部に導入される。従って、エンジン10
5における吸気充填効率が高められ、その結果、燃費の
悪化が効果的に抑制されるもとで、エンジン105の出
力性能が向上せしめられることになる。
【0075】なお、上述のオープンカー1Eにおいて
は、その車体本体102に幌部60が装備されている
が、幌部60に代えて、図1及び図2に示される第1の
例に装備されている幌部7に相当する幌部が装備され、
オープン状態のもとで走行するとき、折畳状態におかれ
た幌部によって、空気流経路aを形成する走行風が複数
の走行風導入口81Aに効果的に導かれるようにされて
もよい。
【0076】図20及び図21は、本発明に係るオープ
ンカーのパワープラント構造の第6の例をそれが適用さ
れたオープンカーと共に示す。図20及び図21におい
ては、図17及び図18に示される各部及び各部材に対
応するものが、図17及び図18と共通の符号が付され
て示されており、それらについての重複説明は省略され
る。
【0077】図20及び図21に示されるオープンカー
1Fにおいては、フロントウインドシールド5が組み付
けられるとともに、後部にエンジンルーム100が設け
られた車体本体102に、図21において一点鎖線によ
り示される如くの展開状態と、図21において実線によ
り示される如くの折畳状態とを選択的にとるものとされ
る幌部115が装備されている。幌部115は、図7及
び図8に示される幌部60と同様に、展開状態をとるも
のとされるとき、車室部分の上部及び後部を覆ってオー
プンカー1Fをクローズド状態となし、また、折畳状態
をとるものとされるとき、車室部分の上部及び後部を覆
うことなく、車室部分内における運転席3及び助手席4
の後部となる位置に設けられた幌格納部8に格納され
て、オープンカー1Fをオープン状態となす。
【0078】さらに、車体本体102には、車室部分に
設置された運転席3及び助手席4の後部に車幅方向に伸
びるボード部材116が設けられるとともに、折畳状態
にされた幌部115が格納される幌格納部8の底部を形
成する部分を有し、車室部分とその後部に設けられたエ
ンジンルーム100とを区画する車室区画部材117が
配されている。車室区画部材117は、車室部分の後部
を形成する車室後方部分形成部を構成するとともに、左
及び右のリアフェンダー部102R及び102Lと共に
エンジンルーム100を形成するエンジンルーム形成部
を構成している。
【0079】車室区画部材117には、車幅方向に伸び
る通路形成部分118が設けられている。通路形成部分
118は、車室区画部材117における幌格納部8の底
部をなす部分の運転席3及び助手席4に近接した部位に
設けられ、車幅方向に沿って配列形成された複数の走行
風導入口118Aを有している。また、車室区画部材1
17には、通路形成部分118をエアクリーナ106か
ら伸びる外気導入通路形成部材109における下流側部
分に連結する連結通路形成部分120が設けられてい
る。従って、車室区画部材117に設けられた通路形成
部分118及び連結通路形成部分120は、幌格納部8
の近傍において、複数の走行風導入口118Aを通じた
走行風を外気導入通路形成部材109からエアクリーナ
106内に導く走行風通路121を形成するダクト部材
を構成していることになる。
【0080】斯かる車室区画部材117には、車幅方向
に伸びるボード部材116を回動可能に支持する支持部
材123が取り付けられている。支持部材123は、車
室区画部材117における運転席3及び助手席4に対向
する部分の上部に取り付けられている。ボード部材11
6は、図21において一点鎖線により示される如くの、
複数の走行風導入口118Aを閉状態となす第1の回動
位置と、図21において実線により示される如くの、車
体本体102から上方に向けて突出せしめられる第2の
回動位置とを選択的にとるものとされている。そして、
ボード部材116と支持部材123との間には、ボード
部材116を第2の回動位置に向けて付勢するコイルス
プリング125が配されている。
【0081】一方、幌部115は、幌布126と、幌布
126を支持して左及び右のリアフェンダー部102L
及び102Rに夫々取り付けられた左の主骨組部材(図
にあらわれない)及び右の主骨組部材127Rを含んで
構成される骨組構体とを有している。骨組構体における
右の主骨組部材127Rは、ブラケット128を介して
右のリアフェンダー部102Rに回動可能に取り付けら
れており、ブラケット128における車体後方の部分に
は、ガイドローラ129が配されるとともに、ブラケッ
ト128における車体前方側の部分には、滑車130が
配されている。
【0082】ガイドローラ129及び滑車130には、
一端部がボード部材128に取り付けられるとともに他
端部が右の主骨組部材127Rに取り付けられたワイヤ
ー131が巻装されている。斯かる滑車130及びワイ
ヤー131等を含んで、右の主骨組部材127Rに設け
られたボード部材回動手段が構成されている。同様に、
左の主骨組部材も、ブラケットを介して左のリアフェン
ダー部102Lに回動可能に取り付けられるとともに、
右の主骨組部材127Rに設けられたボード部材回動手
段に相当するボード部材回動手段が設けられている。
【0083】左の主骨組部材と右の主骨組部材127R
とが折畳状態にある幌部115を展開状態となす方向に
回動せしめられるとき、右の主骨組部材127Rがそれ
に設けられたボード部材回動手段を構成するワイヤー1
31を引張り方向に移動させるとともに、左の主骨組部
材がそれに設けられたボード部材回動手段を構成するワ
イヤーを引張り方向に移動させ、それにより、ボード部
材116がコイルスプリング125の付勢力に抗する方
向に回動せしめられる。従って、幌部115が展開状態
におかれるとき、図21において一点鎖線により示され
る如く、ボード部材116が複数の走行風導入口118
Aを閉状態となす第1の回動位置におかれる。
【0084】また、左の主骨組部材と右の主骨組部材1
27Rとが展開状態にある幌部115を折畳状態となす
方向に回動せしめられるとき、右の主骨組部材127R
がそれに設けられたボード部材回動手段を構成するワイ
ヤー131を緩み方向に移動させるとともに、左の主骨
組部材がそれに設けられたボード部材回動手段を構成す
るワイヤーを緩み方向に移動させ、それにより、ボード
部材116がコイルスプリング125の付勢力に従った
方向に回動せしめられる。従って、幌部115が折畳状
態におかれたとき、図21において実線により示される
如く、ボード部材116が、車体本体102から上方に
向けて突出せしめられて、複数の走行風導入口118A
を開状態となす第2の回動位置におかれる。
【0085】このように、オープンカー1Fがクローズ
ド状態をとるとき、ボード部材116が複数の走行風導
入口118Aを閉状態となす第1の回動位置をとるもの
とされることにより、オープンカー1Fがクローズド状
態のもとで走行する際には、エンジンルーム形成部の一
部を成す左のリアフェンダー部102Lから車外に臨む
外気導入口108を通じて外気導入通路形成部材109
内に導入された走行風が、複数の走行風導入口118A
を通じてエンジンルーム100外に排出されてしまうこ
となく、エアクリーナ106内に供給される。また、オ
ープンカー1Fがオープン状態をとるとき、ボード部材
116が複数の走行風導入口118Aを開状態となす第
2の回動位置をとるものとされることにより、オープン
カー1Fがオープン状態のもとで走行する際には、第2
の回動位置をとるボード部材116が、幌格納部8にそ
の上方から向かう空気流経路aを流れて幌格納部8及び
その周辺部に比較的大なる風圧を作用させる走行風の車
室部分内への巻込みを阻止するとともに、その空気流経
路aを流れる走行風を複数の走行風導入口118Aに向
かわせる走行風通路を形成するものとなる。それによ
り、エアクリーナ106には、外気導入口108を通じ
た走行風と複数の走行風導入口118Aを通じた走行風
とが供給されることになって、エンジン105における
吸気充填効率が高められる。その結果、燃費の悪化が効
果的に抑制されるもとで、エンジン105の出力性能が
向上せしめられることになる。
【0086】図22及び図23は、本発明に係るオープ
ンカーのパワープラント構造の第7の例をそれが適用さ
れたオープンカーと共に示す。図22及び図23におい
ても、図17及び図18に示される各部及び各部材に対
応するものが、図17及び図18と共通の符号が付され
て示されており、それらについての重複説明は省略され
る。
【0087】図22及び図23に示されるオープンカー
1Gにおいては、フロントウインドシールド5が組み付
けられるとともに、後部にエンジンルーム100が設け
られた車体本体102に、図23において一点鎖線によ
り示される如くの、車室部分の上部及び後部を覆ってオ
ープンカー1Gをクローズド状態となす展開状態と、図
23において実線により示される如くの、車室部分の上
部及び後部を覆うことなくオープンカー1Gをオープン
状態となす折畳状態とを選択的にとるものとされる幌部
60が装備されている。また、車体本体102の車室部
分における運転席3及び助手席4の後部には、折畳状態
にされた幌部60が格納される幌格納部8の底部を形成
する部分を有し、さらに、車室部分とその後部に設けら
れたエンジンルーム100とを区画して車室部分の後部
を形成する車室後方部分形成部を構成するとともに、左
及び右のリアフェンダー部102L及び102Rと共に
エンジンルーム100を形成するエンジンルーム形成部
を構成する車室区画部材135が配されている。
【0088】車室区画部材135には、車幅方向に伸び
る通路形成部分136が設けられている。通路形成部分
136は、車室区画部材135における幌格納部8の底
部を成す部分の運転席3及び助手席4に近接した部位に
設けられ、車幅方向に沿って配列形成された複数の走行
風導入口136Aを有している。また、車室区画部材1
35には、通路形成部分136をエアクリーナ106に
おける幌格納部8に対向する部分に連結する連結通路形
成部分138が設けられている。従って、車室区画部材
135に設けられた通路形成部分136及び連結通路形
成部分138は、幌格納部8の近傍に、複数の走行風導
入口136Aを通じた走行風を、エンジンルーム100
内における幌格納部8に近接した位置に配されたエアク
リーナ106の内部に導く走行風通路140を形成する
ダクト部材を構成していることになる。
【0089】エアクリーナ106における連結通路形成
部分138が接続された部分より下方には、エンジンル
ーム100を形成するエンジンルーム形成部の一部を成
す左のリアフェンダー102Lにおいて車外に通じる外
気導入口108からの外気をエアクリーナ106内に導
く外気導入通路形成部材109が接続されている。
【0090】車室区画部材135における連結通路形成
部分138の内部には、走行風通路140を開閉する開
閉部材141が配されている。開閉部材141は、図示
が省略されたアクチュエータによって、オープンカー1
Gがクローズド状態にされて、フロントウインドシール
ド5と共に車室前方部分形成部を形成する窓枠形成部9
に配された状態判別スイッチ10がオフ状態にされたと
きには、走行風通路140を閉状態となす、図24にお
いて一点鎖線により示される如くの位置におかれ、ま
た、オープンカー1Gがオープン状態にされて、状態判
別スイッチ10がオン状態にされたときには、走行風通
路140を開状態となす、図24において実線により示
される如くの位置におかれる。
【0091】このようにされることにより、オープンカ
ー1Gがクローズド状態のもとで走行するときには、外
気導入口108を通じて外気導入通路形成部材109内
に導入された走行風が、走行風導入口136Aを通じて
エンジンルーム100外に排出されてしまうことなく、
エアクリーナ106内に供給される。また、オープンカ
ー1Gがオープン状態のもとで走行するときには、エア
クリーナ106の内部に外気導入口108を通じた走行
風が供給されるとともに、幌格納部8にその上方から向
かう空気流経路aを流れ、幌格納部8及びその周辺部に
比較的大なる風圧を作用させるものとされる走行風が、
複数の走行風導入口136Aを通じて、比較的大なる速
度をもってエアクリーナ106内に直接的に供給され
る。従って、エンジン105における吸気充填効率が効
果的に高められ、その結果、燃費の悪化が効果的に抑制
されるもとで、エンジン105の出力性能が向上せしめ
られることになる。
【0092】なお、上述のオープンカー1Gにおいて
は、その車体本体102に幌部60が装備されている
が、幌部60に代えて、図1及び図2に示される第1の
例に装備されている幌部7に相当する幌部が装備され、
オープン状態のもとで走行せしめられるとき、折畳状態
におかれた幌部によって、空気流経路aを流れる走行風
が複数の走行風導入口136Aに効率良く導かれるよう
にされてもよい。
【0093】図25及び図26は、本発明に係るオープ
ンカーのパワープラント構造の第8の例をそれが適用さ
れたオープンカーと共に示す。図25及び図26におい
ても、図17及び図18に示される各部及び各部材に対
応するものが、図17及び図18と共通の符号が付され
て示されており、それらについての重複説明は省略され
る。
【0094】図25及び図26に示されるオープンカー
1Hにおいては、フロントウインドシールド5が組み付
けられるとともに、後部にエンジンルーム100が設け
られた車体本体102に、図26において一点鎖線より
示される如くの、車室部分の上部及び後部を覆ってオー
プンカー1Hをクローズド状態となす展開状態と、図2
6において実線により示される如くの、車室部分の上部
及び後部を覆うことなくオープンカー1Hをオープン状
態となす幌部60が装備されている。また、車体本体1
02の車室部分における運転席3及び助手席4の後部に
は、折畳状態にされた幌部60が格納される幌格納部8
の底部を形成する部分を有し、さらに、車室部分とその
後部に設けられたエンジンルーム100とを区画して車
室部分の後部を形成する車室後方部分形成部を構成する
とともに、左及び右のリアフェンダー部102L及び1
02Rと共にエンジンルーム100を形成するエンジン
ルーム形成部を構成するものとされた車室区画部材14
5が配されている。
【0095】車室区画部材145における幌格納部8の
底部を成す部分の運転席3及び助手席4に近接した部位
には、車室区画部材145と共にエンジンルーム形成部
の一部を成す走行風導入口形成部材146が車幅方向に
伸びて配されている。走行風導入口形成部材146にお
ける左側部分及び右側部分には、走行風導入口147L
及び147Rが夫々設けられている。さらに、走行風導
入口形成部材146における走行風導入口147Lが設
けられた左側部分、及び、走行風導入口147Rが設け
られた右側部分には、夫々、図26に示される如くに、
幌格納部8に臨む走行風導入口147Lを上方側の開口
とするとともに、エンジンルーム100に臨む走行風排
出口148Lを下方側の開口とする通路形成部分150
L、及び、幌格納部8に臨む走行風導入口147Rを上
方側の開口とするとともに、エンジンルーム100に臨
む走行風排出口148Rを下方側の開口とする通路形成
部分150Rが設けられている。
【0096】走行風導入口形成部材146における走行
風導入口147L及び147Rの夫々を形成する部分
は、湾曲端面を有してエンジンルーム100側に突出す
るものとされている。それにより、オープンカー1Hが
オープン状態のもとで走行するとき、走行風導入口形成
部材146に作用する走行風が走行風導入口147L及
び147Rを夫々通じて通路形成部分150L及び15
0Rに効率よく導入される。
【0097】エンジンルーム100内に収容されたエン
ジン105と、エンジン105に付設さてその吸気系を
構成し、エンジン105と共にオープンカー1Hのパワ
ープラントを形成するエンジン補機の一つとされるエア
クリーナ151とは、幌格納室8の下方に位置してい
る。そして、エアクリーナ151は、吸気通路形成部材
104を介してエンジン105に連結されるとともに、
エンジンルーム形成部の一部を成す左のリアフェンダー
部102Lにおいて車外に通じる外気導入口108を有
した外気導入通路形成部材109に連結されている。
【0098】走行風導入口形成部材146に設けられた
通路形成部分150L及び150Rの夫々は、幌格納部
8からエンジンルーム100内に伸びる走行風通路15
3を形成するダクト部材を構成している。通路形成部分
150L及び150Rには、夫々が形成する走行風通路
153を開閉する開閉部材154が配されている。開閉
部材154は、図示が省略されたアクチュエータによっ
て、オープンカー1Hがクローズド状態にされて、フロ
ントウインドシールド5と共に車室前方部分形成部を形
成する窓枠形成部9に配された状態判別スイッチ10が
オフ状態にされたときには、走行風通路153を閉状態
となす、図27において一点鎖線により示される如くの
位置におかれ、また、オープンカー1Hがオープン状態
にされて、状態判別スイッチ10がオン状態にされたと
きには、走行風通路153を開状態となす、図27にお
いて実線により示される如くの位置におかれる。
【0099】従って、オープンカー1Hがクローズド状
態のもとで走行するときには、通路形成部分150L及
び159Rの夫々が形成する走行風通路153が開閉部
材154により閉状態にされ、それにより、走行風導入
口147L及び147Rを通じてのエンジンルーム10
0からの熱気上がりが防止される。また、オープンカー
1Hがオープン状態のもとで走行するときには、通路形
成部分150L及び150Rの夫々が形成する走行風通
路153が開閉部材154により開状態にされ、それに
加えて、折畳状態におかれている幌部60が、幌格納部
8にその上方から向かう空気流経路aを流れ、幌格納部
8及びその周辺部に比較的大なる風圧を作用させるもの
とされる走行風を、走行風導入口147L及び147R
に効率良く導く走行風通路を形成するものとなる。従っ
て、空気流経路aを流れる走行風が、比較的大なる速度
をもって、走行風導入口147L及び147Rを通じて
エンジンルーム100内に効率良く導入され、換気口形
成部材114に設けられた複数の換気口から車外に排出
され、エンジンルーム100内の冷却が効果的に行われ
る。それにより、エンジンルーム100内に収容された
エンジン105を含む発熱体からの放熱が効率良く行な
われ、その結果、燃費の悪化が効果的に抑制されるもと
で、エンジン105の出力性能が向上せしめられること
になる。
【0100】なお、上述のオープンカー1Hにおいて
は、その車体本体102に幌部60が装備されるととも
に、通路形成部分150L及び150Rの夫々により形
成された走行風通路153が開閉部材154によって開
閉されるようになされているが、幌部60に代えて、図
1及び図2に示される第1の例に装備されている幌部7
に相当する幌部が装備されてもよく、また、開閉部材1
54に代えて、図10及び図11に示される第3の例に
用いられているボード部材70に相当するボード部材が
装備されてもよい。
【0101】そして、幌部60に代えて幌部7に相当す
る幌部がオープンカー1Hに装備される場合には、オー
プンカー1Hがオープン状態のもとで走行するとき、折
畳状態におかれた幌部によって、空気流経路aを流れる
走行風が走行風導入口形成部材146に設けられた走行
風導入口147L及び147Rに、より一層効果的に導
かれることになる。
【0102】また、開閉部材154に代えてボード部材
70に相当するボード部材がオープンカー1Hに装備さ
れる場合には、走行風導入口形成部材146における走
行風導入口147L及び147Rの夫々を形成する部分
が、平坦端面を有するものとされる。そして、オープン
カー1Hがクローズド状態をとるとき、ボード部材が走
行風導入口147L及び147Rを閉状態となす回動位
置をとり、それによって、オープンカー1Hがクローズ
ド状態のもとで走行する際に、エンジンルーム100か
らの熱気上がりが防止される。また、オープンカー1H
がオープン状態をとるとき、ボード部材が走行風導入口
147L及び147Rを開状態となす回動位置をとり、
それによって、オープンカー1Hがオープン状態のもと
で走行する際には、空気流経路aを流れる走行風の車室
部分内への巻込みがボード部材によって防止されるとと
もに、空気流経路aを流れる走行風が走行風導入口14
7L及び147Rに効率良く導かれることになる。
【0103】さらに、オープンカー1Hにおける走行風
導入口形成部材146に設けられた通路形成部分150
L及び150Rは、車体上下方向に伸びる形状を有する
ものとされているが、通路形成部分150Lが、その走
行風排出口148Lが設けられた下方側部分が車体後方
側に向けて伸びるものとされた屈曲形状を有するものと
されるともに、通路形成部分150Rが、その走行風排
出口148Rが設けられた下方側部分が車体後方側に向
けて伸びるものとされた屈曲形状を有するものとされて
もよい。斯かる場合には、オープンカー1Hがオープン
状態のもとで走行するとき、走行風排出口148L及び
148Rからエンジンルーム100内に導入された走行
風の換気口形成部材114に設けられた換気口を通じて
の車外への排出が、より一層効率良く行なわれ、エンジ
ンルーム100内の走行風による冷却効果が高められる
ことになる。
【0104】図28は、本発明に係るオープンカーのパ
ワープラント構造の第9の例を示す。この図28に示さ
れる第9の例は、例えば、図1及び図2に示されるオー
プンカーに搭載されたエンジンを含むものとされる。そ
して、図28にあっては、図1及び図2に示される各部
材及び各部と同様とされるものが、図1及び図2と共通
の符号が付されて示され、第28の例の説明に供される
ものとされている。
【0105】図28においては、エンジン17の内部に
形成されてピストン160が配されたシリンダ161の
上方に燃焼室162が設けられており、燃焼室162
は、吸気ポート163を開閉する吸気弁165を介して
吸気通路166に連結されるとともに、排気ポート16
4を開閉する排気弁167を介して排気通路169に連
結されている。吸気通路166には、その上流側から順
次、エアクリーナ170,ターボ過給機171のコンプ
レッサ171A,コンプレッサ171Aによって加圧さ
れた吸入空気を冷却するインタークーラ172,圧力セ
ンサ173,アクセルペダルの操作に応じて開閉作動せ
しめられるスロットル弁174,サージタンク176、
及び、燃料噴射弁177が配設されている。また、排気
通路169には、過給圧調整部178が設けられ、さら
に、過給圧調整部178の下流側に、ターボ過給機17
1におけるタービン171Bが配されている。なお、タ
ーボ過給機171に設けられたウエイストゲート機構に
ついては、図示が省略されている。さらに、エンジン1
7を形成するシリンダヘッド内には、吸気弁165及び
排気弁167を駆動する弁駆動機構180が配されてい
る。
【0106】エアクリーナ170を経て吸気通路166
に導入された吸入空気は、吸気弁165によって開状態
にされた吸気ポート163を通じて燃焼室162に供給
され、燃料供給系から燃料噴射弁177に圧送されて燃
料噴射弁177から吸気ポート163に向けて噴射供給
される燃料とで、燃焼室162における燃焼に供される
混合気を形成する。そして、混合気の燃焼により生成さ
れた排気ガスが、排気弁167によって開状態にされた
排気ポート164を通じて、燃焼室162から排気通路
169へと排出される。このようにして排気通路169
に排出された排気ガスは、過給圧調整部178を通じ
て、ターボ過給機171におけるタービン171Bにそ
れを回転駆動すべく作用し、それによりターボ過給機1
71にあっては、タービン171Bの回転に伴って回転
するコンプレッサ171Aが、エアクリーナ170から
吸気通路166に導入された吸入空気を加圧する作動状
態におかれる。
【0107】上述の吸気弁165及び排気弁167,タ
ーボ過給機171及び燃料噴射弁177は、エンジン1
7と共に、オープンカー1Aに搭載されたパワープラン
トを構成しており、斯かるパワープラントには、ターボ
過給機171に対する過給圧制御,燃料噴射弁177に
対する燃料噴射量制御,吸気弁165に対する開閉タイ
ミング制御によるエンジントルク制御等を、オープンカ
ー1Aがそれに装備された幌部7が車室部分の上部及び
後部を覆う展開状態におかれたクローズド状態にあると
きと、幌部7が車室部分の上部及び後部を覆わない折畳
状態におかれたオープン状態にあるときとでは異なる態
様をもって行う制御ユニット190が付設されている。
【0108】制御ユニット190には、圧力センサ17
3から得られる、吸気通路166のインタークーラ17
2とスロットル弁174との間の部分における過給圧を
あらわす検出出力信号SP,エンジン17の回転数を検
出する回転数センサ191から得られるエンジン回転数
をあらわす検出出力信号SN、及び、その他のエンジン
17の運転状態をあらわす検出出力信号群SXに加え
て、窓枠形成部9に配された2個の状態判別スイッチ1
0から得られる高レベルもしくは低レベルの検出出力信
号SHが供給される。状態判別スイッチ10の夫々は、
オン状態(オープン状態)をとるとき、高レベルの検出
出力信号SHを送出し、オフ状態(クローズド状態)を
とるとき、低レベルの検出出力信号SHを送出する。
【0109】さらに、制御ユニット190の内蔵メモリ
には、例えば、横軸にエンジン回転数ENがとられ、縦
軸に過給圧TPがとられてあらわされる図29の特性図
に示される過給圧特性,横軸にエンジン回転数ENがと
られ、縦軸に吸気ポートに対する燃料供給量QFがとら
れてあらわされる図30の特性図に示される燃料供給特
性、及び、横軸にエンジン回転数ENがとられ、縦軸に
エンジントルクETがとられてあらわされる図31の特
性図に示されるトルク特性が、データマップ化されて記
憶されている。
【0110】制御ユニット190の内蔵メモリにデータ
マップ化されて記憶された図29の特性図により示され
る過給圧特性にあっては、特性線AA及びABの夫々に
よりあらわされる過給圧TPの変化が、予め設定された
許容過給圧範囲内のものとして設定されている。特性線
AAによってあらわされる過給圧TPの変化は、エンジ
ン回転数ENが略5,000rpm に達するまでは直線的
に増大し、エンジン回転数ENが5,000rpm 以上に
なると、実質的に値Paを維持するものとされ、また、
特性線ABによってあらわされる過給圧TPの変化は、
エンジン回転数ENが略6,000rpm に達するまでは
値Paを越える領域まで直線的に増大し、エンジン回転
数ENが6,000rpm 以上になると、実質的に、値P
aより大なる値Pbを維持するものとされている。
【0111】また、制御ユニット190の内蔵メモリに
データマップ化されて記憶された図30の特性図により
示される燃料供給特性にあっては、特性線BA及びBB
の夫々によりあらわされる燃料供給量QFの変化が設定
されている。特性線BAによってあらわされる燃料供給
量QFの変化は、エンジン回転数ENが略5,000rp
m に達するまでは実質的に値Qaを維持し、エンジン回
転数ENが略5,000rpm 以上になると、実質的に、
値Qaからそれより小なる値Qbにまで低下し、その後
値Qbを維持するものとされ、また、特性線BBによっ
てあらわされる燃料供給量QFの変化は、エンジン回転
数ENが略6,000rpm に達するまでは実質的に値Q
aを維持し、エンジン回転数ENが略6,000rpm 以
上になると、実質的に、値Qaからそれより小であるが
値Qbよりは大なる値Qcにまで低下し、その後値Qc
を維持するものとされている。
【0112】さらに、制御ユニット190の内蔵メモリ
にデータマップ化されて記憶された図31の特性図によ
り示されるトルク特性にあっては、特性線CA及びCB
の夫々によりあらわされるエンジントルクETの変化が
設定されている。特性線CAによってあらわされるエン
ジントルクETの変化は、吸気弁165の閉時期がタイ
ミングTiaとされるもとで得られて、エンジン回転数
ENが略5,000rpm にあるとき最大値Eaをとるも
のとされ、また、特性線CBによってあらわされるエン
ジントルクETの変化は、吸気弁の閉時期が、タイミン
グTiaより遅いタイミングTibとされるもとで得ら
れて、エンジン回転数ENが略6,000rpm にあると
き最大値Eaをとるものとされている。
【0113】制御ユニット190により行なわれる過給
圧制御においては、オープンカー1Aがクローズド状態
をとるものとされ、それにより、状態判別スイッチ10
から低レベルの検出出力信号SHが供給されるもとで
は、回転数センサ191から得られる検出出力信号SN
があらわすエンジン回転数が、図29の特性図により示
される過給圧特性における特性線AAと照合されて、オ
ープンカー1Aがクローズド状態をとるもとでの、検出
出力信号SNがあらわすエンジン回転数に対応する過給
圧が求められる。また、オープンカー1Aがオープン状
態をとるものとされ、それにより、状態判別スイッチ1
0から高レベルの検出出力信号SHが供給されるもとで
は、回転数センサ191から得られる検出出力信号SN
があらわすエンジン回転数が図29の特性図により示さ
れる過給圧特性における特性線ABと照合されて、オー
プンカー1Aがオープン状態をとるもとでの、検出出力
信号SNがあらわすエンジン回転数に対応する過給圧が
求められる。
【0114】そして、求められた過給圧と検出出力信号
SPがあらわす過給圧との差が算出され、その算出され
た差に応じた制御信号C1が、制御ユニット190から
過給圧調整部178に供給される。それにより、過給圧
調整部178を通じてターボ過給機171におけるター
ビン171Bに作用する排気ガスの流量が制御信号C1
に応じて調整され、その結果、圧力センサ173により
検出される、吸気通路166のインタークーラ172と
スロットル弁174との間の部分における過給圧が、オ
ープンカー1Aがクローズド状態をとるもとでは、図2
9の特性図により示される過給圧特性における特性線A
Aに従うものとされ、また、オープンカー1Aがオープ
ン状態をとるもとでは、図29の特性図により示される
過給圧特性における特性線ABに従うものとされる。
【0115】このように、オープンカー1Aがクローズ
ド状態をとるときには、図29の特性図により示される
過給圧特性における特性線AA従った過給圧制御が行わ
れ、また、オープンカー1Aがオープン状態をとるとき
には、図29の特性図により示される過給圧特性におけ
る特性線AB従った過給圧制御が行われることにより、
オープンカー1Aがオープン状態をとるもとにあって
は、エンジン回転域の全域に亙って、特には、エンジン
回転数が5,000rpm 以上となるエンジン回転域にお
いて、吸気通路166内における過給圧が、オープンカ
ー1Aがクローズド状態をとる場合に比して、高められ
ることになる。その結果、オープンカー1Aがオープン
状態をとるもとにあっては、オープンカー1Aがクロー
ズド状態をとる場合に比して、エンジン17の出力性能
が向上せしめられることになる。
【0116】また、制御ユニット190により行なわれ
る燃料供給量制御においては、オープンカー1Aがクロ
ーズド状態をとるものとされ、それにより、状態判別ス
イッチ10から低レベルの検出出力信号SHが供給され
るもとでは、回転数センサ191から得られる検出出力
信号SNがあらわすエンジン回転数が、図30の特性図
により示される燃料供給特性における特性線BAと照合
されて、オープンカー1Aがクローズド状態をとるもと
での、検出出力信号SNがあらわすエンジン回転数に対
応する燃料供給量が求められる。また、オープンカー1
Aがオープン状態をとるものとされ、それにより、状態
判別スイッチ10から高レベルの検出出力信号SHが供
給されるもとでは、回転数センサ191から得られる検
出出力信号SNがあらわすエンジン回転数が図30の特
性図により示される燃料供給特性における特性線BBと
照合されて、オープンカー1Aがオープン状態をとるも
とでの、検出出力信号SNがあらわすエンジン回転数に
対応する燃料供給量が求められる。
【0117】そして、求められた燃料供給量に応じた制
御信号C2が、制御ユニット190から燃料噴射弁17
7に供給される。それにより、燃料噴射弁177により
吸気ポート163に向けてなされる燃料の噴射供給が制
御信号C2に応じて制御され、燃料噴射弁177からの
燃料供給量が制御信号C2に対応するものとされる。そ
の結果、吸気ポート163に対する燃料供給量が、オー
プンカー1Aがクローズド状態をとるもとでは、図30
の特性図により示される燃料供給特性における特性線B
Aに従うものとされ、また、オープンカー1Aがオープ
ン状態をとるもとでは、図30の特性図により示される
燃料供給量特性における特性線BBに従うものとされ
る。
【0118】このように、オープンカー1Aがクローズ
ド状態をとるときには、図30の特性図により示される
燃料供給特性における特性線BAに従った燃料供給量制
御が行われ、また、オープンカー1Aがオープン状態を
とるときには、図30の特性図により示される燃料供給
特性における特性線BBに従った燃料供給量制御が行わ
れることにより、オープンカー1Aがオープン状態をと
るもとにあっては、エンジン回転数が5,000rpm 以
上となるエンジン回転域において、吸気ポート163に
対する燃料供給量が、オープンカー1Aがクローズド状
態をとる場合に比して、多量とされることになる。その
結果、オープンカー1Aがオープン状態をとるもとにあ
っては、オープンカー1Aがクローズド状態をとる場合
に比して、エンジン17の比較的高い回転数のもとでの
出力性能が向上せしめられることになる。
【0119】さらに、制御ユニット190により行なわ
れるエンジントルク制御においては、オープンカー1A
がクローズド状態をとるものとされ、それにより、状態
判別スイッチ10から低レベルの検出出力信号SHが供
給されるもとでは、図31の特性図により示されるトル
ク特性における特性線CAが得られることになる吸気弁
165の閉時期についてのタイミングTiaが設定され
る。また、オープンカー1Aがオープン状態をとるもの
とされ、それにより、状態判別スイッチ10から高レベ
ルの検出出力信号SHが供給されるもとでは、図31の
特性図により示されるトルク特性における特性線CBが
得られることになる吸気弁165の閉時期についてのタ
イミングTibが設定される。
【0120】そして、設定されたタイミングTiaもし
くはタイミングTibに応じた制御信号C3が、制御ユ
ニット190から弁駆動機構180に供給される。それ
により、弁駆動機構180により駆動される吸気弁16
5及び排気弁167のうちの吸気弁165についての閉
時期が、制御信号C3に応じて、タイミングTiaもし
くはタイミングTibとなるように制御される。それに
より、吸気弁165についての閉時期が、オープンカー
1Aがクローズド状態をとるときには、タイミングTi
aとなるようにされ、その結果、オープンカー1Aがク
ローズド状態をとるもとでは、エンジントルクが、図3
1の特性図により示されるトルク特性における特性線C
Aに従うものとされ、また、吸気弁165についての閉
時期が、オープンカー1Aがオープン状態をとるときに
は、タイミングTibとなるようにされ、その結果、オ
ープンカー1Aがオープン状態をとるもとでは、エンジ
ントルクが、図31の特性図により示されるトルク特性
における特性線CBに従うものとされる。
【0121】このように、オープンカー1Aがクローズ
ド状態をとるときには、図31の特性図により示される
トルク特性における特性線CAに従ったエンジントルク
制御が行われ、また、オープンカー1Aがオープン状態
をとるときには、図31の特性図により示されるトルク
特性における特性線CBに従ったエンジントルク制御が
行われることにより、オープンカー1Aがオープン状態
をとるもとにあっては、最大エンジントルク値が得られ
るエンジン回転域が、オープンカー1Aがクローズド状
態をとる場合に比して高回転側とされて、エンジン回転
数が略5,500rpm 以上となるエンジン回転域におい
て得られるエンジントルクが、オープンカー1Aがクロ
ーズド状態をとる場合に比して大とされることになる。
その結果、オープンカー1Aがオープン状態をとるもと
にあっては、オープンカー1Aがクローズド状態をとる
場合に比して、エンジン17の比較的高い回転数のもと
での出力性能が向上せしめられることになる。
【0122】図32は、本発明に係るオープンカーのパ
ワープラント構造の第10の例を示す。この図32に示
される第10の例は、例えば、図1及び図2に示される
オープンカーに搭載されたエンジン及び自動変速機を含
むものとされる。
【0123】図32においては、エンジン17が、スロ
ットル弁195が配された吸気通路196が備えられる
とともに自動変速機16が付設されたものとされてお
り、エンジン17及び自動変速機16は、オープンカー
1Aに搭載されたパワープラントを構成している。自動
変速機16は、エンジン17のクランク軸に連結された
トルクコンバータが収容されたケース198と、トルク
コンバータの出力軸に連結され、例えば、前進4段後退
1段の変速段が得られる多段ギア式の変速機構が収容さ
れたケース199と、トルクコンバータ及び変速機構に
それらの動作制御に用いられる作動油圧を供給する油圧
回路部が収容されたケース200とを有している。
【0124】自動変速機16においては、変速機構に設
けられた複数の摩擦係合要素の夫々に、油圧回路部にお
ける各種の変速用ソレノイド弁201が設けられた油路
を通じて作動油圧が適宜選択的に供給され、それによ
り、変速機構における複数の摩擦係合要素が締結状態も
しくは解放状態をとるようにされて、パーキング(P)
レンジ,リバース(R)レンジ,ニュートラル(N)レ
ンジ、及び、フォワードレンジを構成するドライブ
(D)レンジ,2−レンジ及び1−レンジの各変速レン
ジと、フォワードレンジにおける1速〜4速の変速段と
が得られる。
【0125】自動変速機16は、それに備えられた変速
機構の変速段を切換える変速動作が制御ユニット205
によって制御される。制御ユニット205には、アクセ
ルペダルの操作に応じて開閉作動せしめられるスロット
ル弁195の開度(スロットル開度)を検出するスロッ
トル開度センサ206から得られる検出出力信号SL,
オープンカー1Aの走行速度(車速)を検出する速度セ
ンサ207から得られる検出出力信号SV,シフトレバ
ー13のレンジ位置等の他の走行状態をあらわす検出出
力信号群SYが供給されるとともに、窓枠形成部9に配
された2個の状態判別スイッチ10から得られる高レベ
ルもしくは低レベルの検出出力信号SHが供給される。
状態判別スイッチ10の夫々は、それがオン状態(オー
プン状態)をとるとき、高レベルの検出出力信号SHを
送出し、また、それがオフ状態(クローズド状態)をと
るとき、低レベルの検出出力信号SHを送出する。そし
て、制御ユニット205は、それに供給される各種の信
号に基づいて制御駆動信号群CXを形成し、それを自動
変速機16の油圧回路部における各種の変速用ソレノイ
ド弁201に供給して、それら変速用ソレノイド弁20
1の動作を変化させることにより、自動変速機16にお
ける変速機構の変速段を切換える変速動作制御を行う。
【0126】そして、制御ユニット205による自動変
速機16に対する変速動作制御に際しては、変速段のシ
フトダウン制御及びシフトアップ制御が、オープンカー
1Aがそれに装備された幌部7が車室部分の上部及び後
部を覆う展開状態におかれるクローズド状態をとるとき
と、幌部7が車室部分の上部及び後部を覆わない折畳状
態におかれるオープン状態をとるときとで、異なる態様
をもって行われる。
【0127】制御ユニット205における内蔵メモリに
は、例えば、横軸に車速Vがとられ、縦軸にスロットル
開度THがとられてあらわされる図33の特性図に示さ
れるシフトダウン変速特性、及び、横軸に車速Vがとら
れ、縦軸にスロットル開度THがとられてあらわされる
図34の特性図に示されるシフトアップ変速特性が、デ
ータマップ化されて記憶されている。図33の特性図に
示されるシフトダウン変速特性においては、変速線LD
A及びODAの夫々が4速から3速へのシフトダウンに
関するもの、変速線LDBびODBの夫々が3速から2
速へのシフトダウンに関するもの、そして、変速線DC
が2速から1速へのシフトダウンに関するものとされて
いる。また、図34の特性図に示されるシフトアップ変
速特性においては、変速線LUA及びOUAの夫々が3
速から4速へのシフトアップに関するもの,変速線LU
BびOUBの夫々が2速から3速へのシフトアップに関
するもの、そして、変速線UCが1速から2速へのシフ
トアップに関するものとされている。
【0128】制御ユニット205により行なわれる自動
変速機16に対する変速動作制御のうちのシフトダウン
制御に際しては、オープンカー1Aがクローズド状態を
とるものとされ、それにより、状態判別スイッチ10か
ら低レベルの検出出力信号SHが供給されるもとでは、
制御ユニット205において、自動変速機16によるシ
フトダウン動作が、図33の特性図に示されるシフトダ
ウン変速特性における変速線LDA,LDB及びDCに
従って行なわれることになる制御駆動信号群CXが形成
されて、それがケース200に収容された油圧回路部に
おける各種の変速用ソレノイド弁201に供給される。
それにより、自動変速機16による4速から3速へのシ
フトダウンが変速線LDAに従って行なわれ、3速から
2速へのシフトダウンが変速線LDBに従って行なわ
れ、さらに、2速から1速へのシフトダウンが変速線D
Cに従って行なわれる。
【0129】それに対してオープンカー1Aがオープン
状態をとるものとされ、それにより、状態判別スイッチ
10から高レベルの検出出力信号SHが供給されるもと
では、制御ユニット205において、自動変速機16に
よるシフトダウン動作が、図33の特性図に示されるシ
フトダウン変速特性における変速線ODA,ODB及び
DCに従って行なわれることになる制御駆動信号群CX
が形成されて、それがケース200に収容された油圧回
路部における各種の変速用ソレノイド弁201に供給さ
れる。それにより、自動変速機16による4速から3速
へのシフトダウンが変速線ODAに従って行なわれ、3
速から2速へのシフトダウンが変速線ODBに従って行
なわれ、さらに、2速から1速へのシフトダウンが変速
線DCに従って行なわれる。斯かるもとでは、4速から
3速へのシフトダウンが、クローズド状態をとる場合に
比して、小スロットル開度−高車速側で行なわれること
になり、また、3速から2速へのシフトダウンも、クロ
ーズド状態をとる場合に比して、小スロットル開度−高
車速側で行なわれることになる。
【0130】また、制御ユニット205により行なわれ
る自動変速機16に対する変速動作制御のうちのシフト
アップ制御に際しては、オープンカー1Aがクローズド
状態をとるものとされ、それにより、状態判別スイッチ
10から低レベルの検出出力信号SHが供給されるもと
では、制御ユニット205において、自動変速機16に
よるシフトアップ動作が、図34の特性図に示されるシ
フトアップ変速特性における変速線LUA,LUB及び
UCに従って行なわれることになる制御駆動信号群CX
が形成されて、それがケース200に収容された油圧回
路部における各種の変速用ソレノイド弁201に供給さ
れる。それにより、自動変速機16による3速から4速
へのシフトアップが変速線LUAに従って行なわれ、2
速から3速へのシフトアップが変速線LUBに従って行
なわれ、さらに、1速から2速へのシフトアップが変速
線UCに従って行なわれる。
【0131】それに対して、オープンカー1Aがオープ
ン状態をとるものとされ、それにより、状態判別スイッ
チ10から高レベルの検出出力信号SHが供給されるも
とでは、制御ユニット205において、自動変速機16
によるシフトアップ動作が、図34の特性図に示される
シフトアップ変速特性における変速線OUA,OUB及
びUCに従って行なわれることになる制御駆動信号群C
Xが形成されて、それがケース200に収容された油圧
回路部における各種の変速用ソレノイド弁201に供給
される。それにより、自動変速機16による3速から4
速へのシフトアップが変速線OUAに従って行なわれ、
2速から3速へのシフトアップが変速線OUBに従って
行なわれ、さらに、1速から2速へのシフトアップが変
速線UCに従って行なわれる。斯かるもとでは、3速か
ら4速へのシフトアップが、クローズド状態をとる場合
に比して、大スロットル開度−低車速側で行なわれるこ
とになり、また、2速から3速へのシフトアップも、ク
ローズド状態をとる場合に比して、大スロットル開度−
低車速側で行なわれることになる。
【0132】このように、オープンカー1Aがクローズ
ド状態をとるもとでは、シフトダウン動作が、図33の
特性図に示されるシフトダウン変速特性における変速線
LDA,LDB及びDCに従って行なわれるとともに、
シフトアップ動作が、図34の特性図に示されるシフト
アップ変速特性における変速線LUA,LUB及びUC
に従って行なわれ、また、オープンカー1Aがオープン
状態をとるもとでは、シフトダウン動作が、図33の特
性図に示されるシフトダウン変速特性における変速線O
DA,ODB及びDCに従って行なわれるとともに、シ
フトアップ動作が、図34の特性図に示されるシフトア
ップ変速特性における変速線OUA,OUB及びUCに
従って行なわれるようにされることにより、オープンカ
ー1Aがオープン状態をとるときには、4速から3速へ
のシフトダウン及び3速から2速へのシフトダウンが、
クローズド状態をとる場合に比して、小スロットル開度
−高車速側で行なわれるとともに、3速から4速へのシ
フトアップ及び2速から3速へのシフトアップが、クロ
ーズド状態をとる場合に比して、大スロットル開度−低
車速側で行なわれる。
【0133】従って、オープンカー1Aがオープン状態
をとるもとで走行する際には、加速能力の向上が図られ
ることになり、クローズド状態のもとでの走行時に比し
て走行抵抗が大となるという状況のもとにあっても、実
際の加速性能がクローズド状態のもとでの走行時と同等
とされ得ることになる。
【0134】
【発明の効果】以上の説明から明らかな如く、本発明の
第1及び第2の態様に係るオープンカーのパワープラン
ト構造によれば、オープンカーに搭載されたエンジンの
出力性能が、オープンカーがオープン状態をとるもとで
走行するときには、クローズド状態をとるもとで走行す
るときに比して改善され、オープンカーがオープン状態
をとるもとで走行する際における走行性能、特に、加速
性能が、オープンカーがクローズド状態をとるもとで走
行する際と同等のものとされ得ることになり、しかも、
オープンカーがオープン状態をとるもとで走行する際に
おける走行性能の改善が、燃費の悪化が効果的に抑制さ
れるもとで得られることになる。
【0135】また、本発明の第3の態様に係るオープン
カーのパワープラント構造によれば、オープンカーに搭
載されたエンジンに付随する自動変速機の変速特性が、
オープンカーがオープン状態をとるもとで走行するとき
には、クローズド状態をとるもとで走行するときに比し
て、オープンカーの加速能力の向上が図られるものとさ
れる。それにより、オープンカーがオープン状態をとる
もとで走行する際には、クローズド状態のもとでの走行
時に比して走行抵抗が大となるという状況のもとにあっ
ても、実際の加速性能がクローズド状態のもとでの走行
時と同等とされ得ることになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るオープンカーのパワープラント構
造の第1の例をそれが適用されたオープンカーと共に示
す側面図である。
【図2】本発明に係るオープンカーのパワープラント構
造の第1の例をそれが適用されたオープンカーと共に示
す平面図である。
【図3】図1及び図2に示される第1の例における要部
の構成の説明に供される断面図である。
【図4】図1及び図2に示される第1例の要部の説明に
供される断面図である。
【図5】図1及び図2に示される第1の例における要部
の構成の説明に供される一部断面を含む側面図である。
【図6】図5に示される要部の動作説明に供される一部
断面を含む側面図である。
【図7】本発明に係るオープンカーのパワープラント構
造の第2の例をそれが適用されたオープンカーと共に示
す側面図である。
【図8】本発明に係るオープンカーのパワープラント構
造の第2の例をそれが適用されたオープンカーと共に示
す平面図である。
【図9】図7及び図8に示される第2の例における要部
の構成の説明に供される断面図である。
【図10】本発明に係るオープンカーのパワープラント
構造の第3の例をそれが適用されたオープンカーと共に
示す側面図である。
【図11】本発明に係るオープンカーのパワープラント
構造の第3の例をそれが適用されたオープンカーと共に
示す平面図である。
【図12】図10及び図11に示される第3の例におけ
る要部の構成の説明に供される断面図である。
【図13】図12に示される要部の説明に供される断面
図である。
【図14】本発明に係るオープンカーのパワープラント
構造の第4の例をそれが適用されたオープンカーと共に
示す側面図である。
【図15】本発明に係るオープンカーのパワープラント
構造の第4の例をそれが適用されたオープンカーと共に
示す平面図である。
【図16】図14及び図15に示される第4の例におけ
る要部の構成の説明に供される断面図である。
【図17】本発明に係るオープンカーのパワープラント
構造の第5の例をそれが適用されたオープンカーと共に
示す斜視図である。
【図18】図17に示される第5の例における要部の構
成の説明に供される一部断面を含む側面図である。
【図19】図18に示される第5の例における要部の説
明に供される拡大断面図である。
【図20】本発明に係るオープンカーのパワープラント
構造の第6の例をそれが適用されたオープンカーと共に
示す斜視図である。
【図21】図20に示される第6の例における要部の構
成の説明に供される一部断面を含む側面図である。
【図22】本発明に係るオープンカーのパワープラント
構造の第7の例をそれが適用されたオープンカーと共に
示す斜視図である。
【図23】図22に示される第7の例における要部の構
成の説明に供される一部断面を含む側面図である。
【図24】図23に示される第7の例における要部の説
明に供される拡大断面図である。
【図25】本発明に係るオープンカーのパワープラント
構造の第8の例をそれが適用されたオープンカーと共に
示す斜視図である。
【図26】図25に示される第8の例における要部の構
成の説明に供される一部断面を含む側面図である。
【図27】図26に示される第8の例における要部の説
明に供される拡大断面図である。
【図28】本発明に係るオープンカーのパワープラント
構造の第9の例を示す構成図である。
【図29】図28に示される第9の例の動作説明に供さ
れる特性図である。
【図30】図28に示される第9の例の動作説明に供さ
れる特性図である。
【図31】図28に示される第9の例の動作説明に供さ
れる特性図である。
【図32】本発明に係るオープンカーのパワープラント
構造の第10の例を示す構成図である。
【図33】図32に示される第10の例の動作説明に供
される特性図である。
【図34】図32に示される第10の例の動作説明に供
される特性図である。
【符号の説明】
1A,1B,1C,1D,1E,1F,1G,1H
オープンカー 2,102 車体本体 2L,102L 左のリアフェンダー部 2R,102R 右のリアフェンダー部 3 運転席 4 助手席 7,60,115 幌部 8 幌格納部 10 状態判別スイッチ 13 シフトレバー 16 自動変速機 17,105 エンジン 26 主ラジエータ 29 ポンプ・開閉弁ユニット 30,63L,63R 副ラジエータ 31,61,71,80 底部形成部材 31A,61A,71A,81A,118A,136
A,147L,147R走行風導入口 32 シャッター部材 35,74,86,103,117,135,145
車室区画部材 36L,36R 通路形成部材 38L,87L 左の走行風通路 38R,87R 右の走行風通路 39L,39R,90L,90R,91L,91R,1
48L,148R 走行風排出口 45 モータ 56 平板状部材 70,116 ボード部材 76L,76R シリンダ装置 146 走行風導入口形成部材 86A,86L,86R,110,118,136,1
50L,150R 通路形成部分 87A 共通走行風通路 89,113,141,154 開閉部材 100 エンジンルーム 106,151 エアクリーナ 107 排気通路形成部材 111,120,138 連結通路形成部分 114 換気口形成部材 112,121,140,153 走行風通路 125 コイルスプリング 131 ワイヤー 162 燃焼室 163 吸気ポート 165 吸気弁 166 吸気通路 169 排気通路 171 ターボ過給機 171A コンプレッサ 171B タービン 173 圧力センサ 177 燃料噴射弁 178 過給圧調整部 180 弁駆動機構 190,205 制御ユニット 191 回転数センサ 195 スロットル弁 201 変速用ソレノイド弁 206 スロットル開度センサ 207 速度センサ a 空気流経路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 渡辺 佳樹 広島県安芸郡府中町新地3番1号 マツダ 株式会社内

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車体における車室部分の上部がルーフ形成
    部によって覆われる第1の状態と覆われない第2の状態
    とを選択的にとるオープンカーに搭載されたエンジン
    と、 上記車体における、上記オープンカーが上記第2の状態
    をとるもとで走行するとき上記車室部分の上方側に形成
    される空気流経路に関わる位置に配されたエンジン補機
    と、 上記車体に設けられ、上記空気流経路を流れる走行風を
    上記エンジン補機に導く走行風通路を形成する走行風通
    路形成部と、を備えることを特徴とするオープンカーの
    パワープラント構造。
  2. 【請求項2】エンジン補機が、エンジンに付随する冷却
    系を構成するものとされることを特徴とする請求項1記
    載のオープンカーのパワープラント構造。
  3. 【請求項3】エンジン補機が、エンジンに付随する吸気
    系を構成するものとされることを特徴とする請求項1記
    載のオープンカーのパワープラント構造。
  4. 【請求項4】走行風通路形成部が、走行風通路を開閉制
    御するものとされることを特徴とする請求項1記載のオ
    ープンカーのパワープラント構造。
  5. 【請求項5】ルーフ形成部が車室部分の上部を覆う展開
    状態と覆わない折畳状態とを選択的にとるものとされた
    もとで、走行風通路形成部が、折畳状態をとる上記ルー
    フ形成部によって構成されることを特徴とする請求項1
    記載のオープンカーのパワープラント構造。
  6. 【請求項6】走行風通路形成部が、車体に設置された座
    席の後部に備えられ、車体が第2の状態におかれたもと
    での走行風の車室部分への巻込みを阻止するボード部材
    によって構成されることを特徴とする請求項1記載のオ
    ープンカーのパワープラント構造。
  7. 【請求項7】走行風通路形成部が、車体における車室部
    分の後部を形成する車体構成部材によって構成されるこ
    とを特徴とする請求項1記載のオープンカーのパワープ
    ラント構造。
  8. 【請求項8】車体構成部材が走行風通路形成部に加えて
    エンジンルーム形成部をも構成するものとされることを
    特徴とする請求項7記載のオープンカーのパワープラン
    ト構造。
  9. 【請求項9】車体における車室部分の上部がルーフ形成
    部によって覆われる第1の状態と覆われない第2の状態
    とを選択的にとるオープンカーに搭載されたエンジン
    と、 上記オープンカーが上記第1の状態及び第2の状態のい
    ずれにあるかを判別する状態判別手段と、 上記エンジンの運転状態を検出する運転状態検出手段
    と、 上記状態判別手段から得られる判別出力が上記オープン
    カーが上記第2の状態にあることをあらわすとともに、
    上記運転状態検出手段から得られる検出出力が上記エン
    ジンの運転状態が特定のものであることをあらわすと
    き、上記エンジンの出力性能に関与する制御対象に対
    し、上記状態判別手段から得られる判別出力が上記オー
    プンカーが上記第1の状態にあることをあらわすととも
    に、上記運転状態検出手段から得られる検出出力が上記
    エンジンの運転状態が上記特定のものであることをあら
    わすときに比して、上記エンジンの出力性能を向上させ
    る制御を行う制御手段と、を備えて構成されるオープン
    カーのパワープラント構造。
  10. 【請求項10】運転状態検出手段が、エンジン回転数を
    検出するものとされることを特徴とする請求項9記載の
    オープンカーのパワープラント構造。
  11. 【請求項11】制御手段が、エンジンに付設された過給
    機による過給圧を制御するものとされることを特徴とす
    る請求項9記載のオープンカーのパワープラント構造。
  12. 【請求項12】制御手段が、エンジンに設けられた燃料
    供給部による該エンジンに対する燃料供給量を制御する
    ものとされることを特徴とする請求項9記載のオープン
    カーのパワープラント構造。
  13. 【請求項13】制御手段が、エンジンに設けられた吸気
    弁の開閉タイミングを制御するものとされることを特徴
    とする請求項9記載のオープンカーのパワープラント構
    造。
  14. 【請求項14】車体における車室部分の上部がルーフ形
    成部によって覆われる第1の状態と覆われない第2の状
    態とを選択的にとるオープンカーに搭載されたエンジン
    と、 該エンジンに連結された自動変速機と、 上記オープンカーが上記第1の状態及び第2の状態のい
    ずれにあるかを判別する状態判別手段と、 上記オープンカーの走行速度を検出する走行速度検出手
    段と、 上記状態判別手段から得られる判別出力が上記オープン
    カーが上記第2の状態にあることをあらわすとき、上記
    走行速度検出手段から得られる検出出力に応じて、上記
    自動変速機の変速特性に関与する制御対象に対し、上記
    状態判別手段から得られる判別出力が上記オープンカー
    が上記第1の状態にあることをあらわすときに比して、
    上記オープンカーの加速性能を向上させる制御を行う制
    御手段と、を備えて構成されるオープンカーのパワープ
    ラント構造。
  15. 【請求項15】制御手段が、状態判別手段から得られる
    判別出力がオープンカーが第2の状態にあることをあら
    わすとき、走行速度検出手段から得られる検出出力に応
    じて、自動変速機の変速特性に関与する制御対象を、上
    記自動変速機によるシフトダウン動作が、上記状態判別
    手段から得られる判別出力が上記オープンカーが上記第
    1の状態にあることをあらわすときに比して、小スロッ
    トル開度−高車速側で行なわれるものとなす制御を行な
    うことを特徴とする請求項14記載のオープンカーのパ
    ワープラント構造。
  16. 【請求項16】制御手段が、状態判別手段から得られる
    判別出力がオープンカーが第2の状態にあることをあら
    わすとき、走行速度検出手段から得られる検出出力に応
    じて、自動変速機の変速特性に関与する制御対象を、上
    記自動変速機によるシフトアップ動作が、上記状態判別
    手段から得られる判別出力が上記オープンカーが上記第
    1の状態にあることをあらわすときに比して、大スロッ
    トル開度−低車速側で行なわれるものとなす制御を行な
    うことを特徴とする請求項14記載のオープンカーのパ
    ワープラント構造。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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