JPH07257818A - ロービングパッケージ - Google Patents

ロービングパッケージ

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JPH07257818A
JPH07257818A JP7295594A JP7295594A JPH07257818A JP H07257818 A JPH07257818 A JP H07257818A JP 7295594 A JP7295594 A JP 7295594A JP 7295594 A JP7295594 A JP 7295594A JP H07257818 A JPH07257818 A JP H07257818A
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JP
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roving
package
layer
thickness
winding
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JP7295594A
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Koji Nakazawa
好司 仲澤
Yasuhisa Koizumi
泰久 小泉
Koji Sugano
宏治 菅野
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Nitto Boseki Co Ltd
Original Assignee
Nitto Boseki Co Ltd
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  • Filamentary Materials, Packages, And Safety Devices Therefor (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 繊維の分散に優れ、パッケージを構成するロ
ービングの崩落がなく、ロービングの太さの大きいロー
ビングのパッケージの提供を目的とする。 【構成】 糸を合糸したロ−ビングを連続した巻層に巻
き取ったパッケ−ジにおいて、2500−25000本
の本数の繊維からなるロ−ビングの複数を、同じ巻層に
ほぼ平行に少ない重なりでパッケージの長さ1000m
m当たりのワインド数を7.5ー25.0にて配置した
ことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、糸を合糸したロ−ビン
グパッケ−ジ、特に、ガラス繊維ストランドを多数引揃
えて合糸したロ−ビングパッケ−ジに関する。
【0002】
【従来の技術】ガラス繊維ロ−ビングパッケ−ジを例に
とり従来の技術を説明する。間接法によるガラス繊維ロ
−ビングパッケ−ジは、例えば、先ずブッシングから引
出された400〜2000本のガラス繊維フィラメント
を巻取機により引張りながら塗布装置でフィラメントに
集束剤を塗布し、分割シュ−で複数本のストランドに分
割・集束して、綾振装置で綾振りさせながら高速回転体
に嵌合した巻取チュ−ブに巻取り、その後、乾燥工程に
於いて乾燥してケ−キを作る。得られた複数のケ−キか
ら複数のストランドを繊維長方向に平行に集合させるこ
とにより所定本数に引揃えて、撚らずに、1パッケ−ジ
当たり約15〜300kgの重量に巻取り、中央部の両
端間に貫通した空間部を持つパッケ−ジをポリ塩化ビニ
ル等の熱収縮フィルムに入れ熱処理して、パッケ−ジの
シュリンク包装体として、ガラス繊維ロ−ビングパッケ
−ジを得ている。
【0003】間接法のロ−ビングパッケ−ジは、紡糸工
程でいったんケーキとして巻取り、得られた複数のケー
キから引き出された複数のストランドを合糸して製造さ
れる。したがって、紡糸工程の生産単位であるブッシン
グのオリフィス数による制約を受けないので、後述の直
巻ロ−ビングパッケ−ジより比較的太さの大きいロ−ビ
ングで構成されている。今日、工業的には15000本
程度のフィラメントで構成されているロ−ビングが最も
太い。一方、複数のケーキから引き出された複数のスト
ランドを合糸して製造されるので、合糸のさいにストラ
ンドにループが発生しやすいが、合糸であるのでロ−ビ
ングの分散性は後述の直巻ロ−ビングパッケ−ジより良
い。ロ−ビングが比較的太いこと、ループが発生しやす
いこと及び分散性が良いことから、間接法により得られ
たロ−ビングパッケ−ジは、ロ−ビングを切断して補強
材として用いる用途におもに使用されている。
【0004】一方直巻ロ−ビングパッケ−ジは、ブッシ
ングから引出された400−2000本のガラス繊維フ
ィラメントを巻取機により引張りながら塗布装置でフィ
ラメントに集束剤を塗布し、これらのフィラメントをそ
のまま引き揃えて巻取って得られる。直巻ロ−ビングパ
ッケ−ジを得る方法として、例えば、特開昭62−22
6837等に提案がなされている。この方法は、フィラ
メントワインディング法によるFRPの製造に有用なガ
ラス繊維ロ−ビングの製造を目的とする(2頁左欄10
ー12行)。またブッシングから引き出される多数のフ
ィラメントに集束剤を付着させ、これらをそのまま引き
揃えて一本の偏平帯状体となし、これを巻取装置で巻き
取ることを構成としている(1頁左欄5ー8行)。前記
構成中「多数のフィラメント」は、好ましくは、200
0ー4000本(4頁左欄32ー33行)で、実施例で
は2000本(5頁右欄2ー3行)である。
【0005】この直巻ロ−ビングパッケ−ジを得る方法
は、紡糸工程の生産単位であるブッシングのオリフィス
数による制約を受け、ロ−ビングの太さは小さく、今日
工業的には4000本程度のフィラメントで構成されて
いるロ−ビングが最も太い。オリフィス数が4000個
より多いブッシングについても種々提案されているが、
オリフィスから押し出される多くの溶融ガラス流を均一
に冷却することが困難なために、現状では一つのブッシ
ング当たり4000個程度のオリフィス数が最多であ
る。
【0006】直巻ロ−ビングパッケ−ジは、フィラメン
トに集束剤を塗布し、これらのフィラメントをそのまま
引き揃えて一本のロ−ビングとしてパッケ−ジ化するた
めに、ロ−ビング中の個々のフィラメントが集束剤によ
り一体化するためロ−ビング中の繊維の細分化は、間接
法により得られたロ−ビングパッケ−ジよりも悪くな
る。 一方、紡糸工程でロ−ビングパッケ−ジが得ら
れ、ストランドの合糸はないのでロ−ビング中に繊維の
ループは発生しにくい。前述のロ−ビングの太さが小さ
いこと、繊維のループが少ないこと及び繊維の分散性が
悪いこと等の特性から、直巻ロ−ビングパッケ−ジは、
連続した繊維を補強材として用いる用途、代表的には、
フィラメントワインディング法におもに使用されてい
る。
【0007】連続した繊維を補強材として用いる用途に
おいては、複合材料中における繊維の分散性は強く要求
されない。一方、繊維を切断して補強材として用いる用
途においては、複合材料中における繊維の分散性は、ス
トランドに均一に細分化される程度にまで要求される。
繊維を切断して補強材として用いる用途の例として、ガ
ラス繊維チョップドストランドを製造する場合には、数
10個のロ−ビングパッケ−ジからそれぞれ一本のロ−
ビングを、パッケ−ジの中央部の両端間に貫通した空間
部にあるロ−ビング端から引き出すことにより、数10
本のロ−ビングを同時に任意の繊維長に切断する。この
切断工程において、最近生産性の向上を計るために、ロ
−ビングの単位時間当たり処理量増加が望まれて来てい
る。
【0008】一方ロ−ビングパッケ−ジには、パッケ−
ジの中央部の貫通状の空間部に内接するロ−ビングの一
層乃至数層が崩落してロ−ビングの縺れを起こす問題が
あり、最内層及び最外層の崩れを防止する方法が特開平
5ー229731に提案されている。この方法は、縦置
きにしたチーズの内側から上方へロービング束を引き出
す時に発生しやすい最内層及び最外層の崩れ、崩れたロ
ービング束が解舒時に発生する自然結びの防止を目的と
する(1欄49行ー2欄3行)。また縦置きにしてその
内側よりロービング束を上方へ引き出す使用法に供され
るロービング巻体に於いて、最内層と最外層の少なくと
も一層で同一トラバース中の隣り合ったロービング束同
志が接触または重なりあった状態に巻かれ、なおかつ使
用時にロービング束が最外層で上から下へ解舒されるよ
うにフイルム状物で包装されたロービング巻体の製造法
を構成とする(1欄2ー8行)。前記構成中「一層で同
一トラバース中の隣り合ったロービング束同志が接触ま
たは重なりあった状態に巻かれ」のワインド数は、最内
層、中層および最外層、それぞれ同じワインド数で巻か
れてても良いが、解舒性を良くするために中層部ワイン
ド数を小さく設定し巻かれていることが好ましい(2欄
43ー47行)。前記構成中「最内層と最外層の少なく
とも一層」のワインド数は数2で表される(2欄50行
ー3欄1行)。実施例1、2及び3における最内層及び
最外層のパッケ−ジの長さ1000mm当たりのワイン
ド数は285である。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】処理量増加の手段とし
て、ロ−ビングパッケ−ジ個数を多くして同時に引き出
すいわゆるロ−ビングの本数を増加する方法、切断速度
の向上及びパッケ−ジを構成するロ−ビングを太くする
方法等が考えれる。パッケ−ジ個数増加は、パッケ−ジ
を設置する床面積増加につながる。この床面積増加を解
消するために、ロ−ビングパッケ−ジを細長くする方
法、即ち、パッケ−ジの高さを増加させ、直径を減少さ
せて対応する方法もあるが、長いパッケ−ジは作業の一
時中断時に、パッケ−ジの中央部の貫通状の空間部に内
接するロ−ビングの一層乃至数層が崩落してロ−ビング
の縺れを起こすことがしばしば起こるので限界がある。
処理速度の増加は、ロ−ビングとガイド等との摩擦抵抗
増加によるロ−ビングを構成するストランドの損傷(毛
羽)の発生、切断装置の刃の損傷等の切断装置故障の増
大及び切断されたチョップドストランドをマット状に分
散させる場合、分散の不均一化の増大等の問題がある。
【0010】従ってパッケ−ジを構成するロ−ビングを
太くする方法が望まれている。しかし、ロ−ビングを太
くするとロ−ビングの分散性が悪化する問題がある。具
体的には、ロ−ビングを切断して得られたチョップドス
トランドをマット状に分散、加工したものを、シ−トモ
−ルドコンパウンド(SMC)製造に使用した場合、切
断前はロ−ビングの太さのバンドル状物が切断後のSM
C内においては100−300本のガラス繊維で構成さ
れているストランドに細分化されている必要があるが、
細分化が不充分の場合、SMC内におけるストランド集
合の太さの部分とストランドにまで細分化されている部
分とが生じる。太さが異なる場合、それらの部分への樹
脂の含浸度合いが異なり、太さが大きい部分への樹脂の
含浸は悪くなる。この樹脂の含浸のむらはSMCの強度
等の機械的性質のむらとなり、製品品質の低下をまね
く。
【0011】このロ−ビング太さのバンドル状物のSM
C内における細分化は、種々の要因の影響を受けるが、
とりわけ、ロ−ビングパッケ−ジを構成するロ−ビング
の太さの影響を強く受ける。ロ−ビングの太さが大きい
程、細分化は悪化する。またロ−ビングパッケ−ジは、
パッケ−ジの中央部の両端間に貫通した空間部にあるロ
−ビング端からロ−ビングが引き出されるが、ロ−ビン
グの太さが大きくなると、前述のパッケ−ジの中央部の
貫通状の空間部に内接するロ−ビングの一層乃至数層が
崩落してロ−ビングの縺れを起こす問題が起こり易くな
る。
【0012】このロ−ビングの崩落は、最内層、中層お
よび最外層においてそれぞれの層が置かれている物理的
条件が異なるために、それぞれの層について原因を究明
し技術的な対策を創出しなければならない。最内層は、
巻取装置の金属材料のスピンドルに接したロ−ビングの
巻き始めの層である。硬い金属材料に接していること、
巻き始めであることの条件からその層はかたく巻かれて
いる。最内層の内径が小さい。また最内層にはロ−ビン
グ端がありこのロ−ビング端は通常最外層のロ−ビング
端に結ばれている。この連結ロ−ビング部は縦置きのパ
ッケ−ジの上面に置かれている。最内層のロ−ビング端
を含む連結ロ−ビング部は、このような物理的条件のた
めに自由度を失っているので(連結ロ−ビング部が動く
ためには、連結ロ−ビング部とパッケ−ジ上面の間に発
生する静・動摩擦抵抗に打ち勝たなければならない)、
前述のかたく巻かれていること、内径が小さいことと相
俟ってロ−ビングの崩落は起きにくい。しかしながら搬
出、輸送等による振動が多い場合には崩落が起き易い状
態となり搬出、輸送等の条件の影響を受ける。
【0013】パッケ−ジは、前述のごとくパッケ−ジを
ポリ塩化ビニル等の熱収縮フィルムに入れ熱処理して、
パッケ−ジのシュリンク包装体としている。最外層は、
収縮フィルムによりフィルムと一体化されいる。これは
崩落が起きにくい物理的条件であるが、一方内径は大き
い。これは崩落が起き易い物理的条件である。パッケ−
ジの中央部の両端間に貫通した空間部にあるロ−ビング
端からロ−ビングが引き出されるが、作業の一時中断
時、即ち、ロ−ビングの引き出しが止まった時、パッケ
−ジの中央部の貫通状の空間部に内接するロ−ビングの
一層乃至数層が崩落してロ−ビングの縺れを起こすこと
がよくある。この時のパッケ−ジの中央部の両端間に貫
通した空間部にあるロ−ビングの層は、前述の層の分類
では中層に相当する。この中層の内径は、最内層の内径
から最外層の内径まで分布する。この中層のロ−ビング
は、中層から引き出されて上部に伸びて上部ガイドを経
て切断装置につながっている。上部ガイドの位置の垂直
下方はパッケ−ジの中央部の両端間に貫通した空間部の
ほぼ中心に位置している。したがってこの中層から上部
ガイドまでのロ−ビングの自由度は高い。またこの中層
は最内層のようにかたく巻かれていないし、最外層のよ
うにフィルムと一体化されてもいないので最外層に近付
くに従い最内層及び最外層より崩落が起き易い。
【0014】作業の一時中断時のこの中層の崩落現象
は、ロ−ビングの太さが大きくなればなる程多くなる。
ロ−ビングの太さが大きくなった場合、前述の細分化の
悪化と崩落現象の増加が、切断工程等における生産性の
向上のためのロ−ビングの太さを大きくすることを妨げ
ている。本発明は、細分化を損なうことなく、崩落現象
を増加させないでロ−ビングパッケ−ジを構成するロ−
ビングの太さを大きくしたロ−ビングパッケ−ジを提供
することを目的としている。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明の目的は、糸を合
糸したロ−ビングを連続した巻層に巻き取ったパッケ−
ジにおいて、2500−25000本の本数の繊維から
なるロ−ビングの複数を、同じ巻層にほぼ平行に少ない
重なりでパッケ−ジの長さ1000mm当たりのワイン
ド数を7.5ー25.0にて配置したロ−ビングのパッ
ケ−ジにより達成出来る。
【0016】
【実施例】本発明のロ−ビングパッケ−ジを構成するロ
−ビングの素材については、特に、ガラス繊維に効果が
あるが、任意であり、例えば、アクリル系・ピッチ系炭
素繊維、レーヨン系耐炎繊維、ポリエステル繊維、芳香
族ポリエステル繊維、ポリアミド繊維等の有機繊維、ボ
ロン繊維、炭化ケイ素繊維、アルミナ繊維、シリカ繊維
等のセラミック繊維及び石綿繊維、高純度石英繊維等の
無機繊維に効果的である。ロ−ビングの素材の断面形に
ついては、例えば、特願平5−253588号に記載さ
れているような非円形断面、即ち、素材の横断面につい
て、最長径/最短径の比が、1.2以上の、例えば、楕
円形、まゆ形、長方形等の形が好ましい。数多くの実験
の結果得られた結論であるが、前述の横断面の形状の素
材は、崩落現象を減少させる効果がある。最長径/最短
径の比が大きい方が良い。
【0017】本発明の主要目的の一つは、例えば、ガラ
ス繊維チョップドストランドを製造する場合の生産性の
向上にあり、ロ−ビングの太さが大きいこと、即ち、ロ
−ビングの本数が多いことが必須要件であり、本発明の
ロ−ビングは、2500−25000本の本数の複数で
構成されている必要があり、好ましくは4000−15
000本の本数の複数であり、特に好ましくは5000
−10000本の本数の複数である。本数が少ない場合
は、生産性の向上の効果が少なく、本数が多すぎる場合
は、細分化の悪化と崩落現象が起こり易くなる。太さを
番手で表現すると、好ましいロ−ビングの太さは、13
50−5070テックスの複数で構成されており、特に
好ましくは、1690−3380テックスの複数で構成
されている。
【0018】本発明のロ−ビングパッケ−ジは、複数の
ロ−ビングが同じ巻層内でほぼ平行に、同じ巻層にほぼ
平行に少ない重なりでパッケ−ジの長さ1000mm当
たりのワインド数を7.5ー25.0にて配置され、好
ましくは前述の少ない重なりは、それぞれのロ−ビング
総本数の1/30以下の本数で、パッケ−ジの長さ10
00mm当たりのワインド数は、10.0ー15.0で
ある。特に好ましい重なりは、それぞれの前記ロ−ビン
グ総本数の1/50以下の本数である。1/30以上の
重なりの場合、ロ−ビング構成繊維の分散性が悪くな
り、崩落現象も起こり易くなる。パッケ−ジの長さ10
00mm当たりのワインド数が7.5以下の場合、崩落
現象が起こり易くなり、25.0以上の場合、パッケ−
ジの形態安定性が問題となる。
【0019】図1において、中央部の両端間に貫通した
空間部1に内接して1層目2、その外側に2層目3、2
層目3の外側に3層目4及び3層目4の外側に4層目5
が模式的に示され、1層目はロ−ビング端を有してい
る。図2において、3層目4及び4層目5の側面が模式
的に示されている。図2の3層目4は2本のロ−ビング
が3層目内で、ほぼ平行に、接して3回転し4層目5に
繋がっている。図2には、2本のロ−ビングが同じ巻層
に、ほぼ平行に接して配置されているが、2本以上でも
好適に実施できる。
【0020】
【作用】本発明のロ−ビングパッケ−ジは、複数のロ−
ビングが同じ巻層内で、同じ巻層にほぼ平行に少ない重
なりでパッケ−ジの長さ1000mm当たりのワインド
数を7.5ー25.0にて配置されている。このパッケ
−ジを用いてチョップドストランドを製造する場合、こ
のパッケ−ジより引き出されるロ−ビングの太さは複数
のロ−ビングの合糸の太さである。例えば、2本のロ−
ビングが同じ巻層内で配置されている場合には、2本の
合糸の太さのロ−ビングが引き出される。しかし、引き
出されるロ−ビングが切断される場合には、2本のロ−
ビングは同じ巻層内で、少ない重なりで配置されている
ので、2本の合糸の太さで作用せず、ほぼそれぞれ1本
のロ−ビングとして作用する。かくして、SMCの製造
に使用した場合、SMC内においては、ほぼそれぞれ1
本のロ−ビングとして作用し、ロ−ビングの太さが大き
くなった場合に起こる細分化の悪化は防止される。
【0021】又、ロ−ビングの太さが大きくなった場
合、層崩れ、即ち、図1において、中央部の両端間に貫
通した空間部1に内接した1層目2乃至数層目の崩落が
起こり易くなる問題がある。さらに詳細には、ガラス繊
維チョップドストランドを製造する場合には、数10個
のロ−ビングパッケ−ジからそれぞれ一本のロ−ビング
を、パッケ−ジの中央部の両端間に貫通した空間部1に
内接した1層目にあるロ−ビング端から引き出すことに
より切断装置に供給される。この供給が、夕方の作業終
了時から翌朝の作業開始時まで中断される時、前述の崩
落現象が頻繁に起こる。
【0022】この崩落現象は、多くの因子、例えば、パ
ッケ−ジの高さ等のパッケ−ジの形、パッケ−ジを構成
するロ−ビングの太さ等のロ−ビングの種類、ロ−ビン
グを構成するストランドの集束剤等のストランドの種
類、巻取張力,速度,接圧等の巻取条件等種々の影響を
受けるが、定説はない。
【0023】パッケ−ジの高さを600mm、1層のパ
ッケ−ジの長さ1000mm当たりのワインド数を1
2.67、他の条件は固定して、1本のロービングでロ
−ビングの太さのみを変化させパッケ−ジを形成した。
ロ−ビングの太さが小さくて3000テックスの場合、
崩落現象は起らなかった。しかし、ロ−ビングの太さが
段々大きくなり4000テックスとなると、崩落現象が
起こり始め、4800テックスとなると崩落現象は頻繁
に起った。
【0024】次に、パッケ−ジの高さを600mm、1
層のパッケ−ジの長さ1000mm当たりのワインド数
を12.67、ロ−ビングの太さを4800テックス、
他の条件は固定して、1本のロービングで巻取張力及び
接圧(ロ−ビングが巻取中のパッケ−ジに接する圧力)
のみを変化させパッケ−ジを形成した。巻取張力及び接
圧を高くすると硬く巻かれるために崩落現象は減少し
た。しかしながら、次のような問題が発生した。即ち、
巻取張力,接圧を高くして得られたパッケ−ジのロ−ビ
ングから得られたチョップドストランドの分散性、即
ち、細分化が悪くなった。好ましい巻取張力は2ー10
kgで、好ましいパッケ−ジの密度は、1.4−1.8
g/cm3 である。
【0025】さらにパッケ−ジの高さを600mm、ロ
−ビングの太さを4800テックス、他の条件は固定し
て、1層のパッケ−ジの長さ1000mm当たりのワイ
ンド数のみを変化させ1本のロービングでパッケ−ジを
形成した。1層のパッケ−ジの長さ1000mm当たり
のワインド数が7.5以下の場合、崩落現象が頻繁に起
った。1層のパッケ−ジの長さ1000mm当たりのワ
インド数が7.5ー100の場合、崩落現象が起こると
同時に、巻取装置からパッケ−ジを取り外す時などにパ
ッケ−ジに変形がおこりこの変形に起因してロ−ビング
の引き出し抵抗が増し崩落現象が起った。1層のパッケ
−ジの長さ1000mm当たりのワインド数が100以
上の場合、前述のパッケ−ジの変形が非常に大きくなり
ロ−ビングの引き出しが困難であった。
【0026】数多くの実験の中で横断面が偏平のガラス
繊維のロ−ビングパッケ−ジは、崩落現象が少ない結果
が得られた。この横断面が偏平のガラス繊維のロ−ビン
グは通常のガラス繊維のロ−ビングに比べやや偏平であ
った。これらの結果から、本発明の構成と崩落現象との
関係を推定すると、2本のロ−ビングは同じ巻層内で、
少ない重なりで配置されているので、2本の合糸のロ−
ビングは、あたかも偏平な1本のロ−ビングとして作用
するので崩落現象が減少したものと思われる。
【0027】[実験例]800ホ−ルのブッシングから
単繊維直径13μのフィラメントを引出し、集束剤を塗
布後、分割シュ−で3本のストランドに分割して1個の
ケーキに巻取り湿潤ケ−キを得た。得られた湿潤ケ−キ
を温度130℃で10時間乾燥し、乾燥ケ−キを得た。
得られたケーキの3本のストランドの合計の太さは27
0テックスであった。図3に示すケ−キ棚8に巻取チュ
−ブを抜取った乾燥ケ−キ7を24個取付けた。乾燥ケ
−キ7の巻取チュ−ブを抜取った空間に内接するストラ
ンド層からストランドを引き出し、ケ−キ棚8に取付け
た24個の乾燥ケ−キ7の内12個の乾燥ケ−キ7から
引き出された12本のストランドを合糸してロ−ビング
21とした。このロ−ビング21の太さは、3240テ
ックスであった。
【0028】ケ−キ棚8に取付けた24個の乾燥ケ−キ
7の内残りの12個の乾燥ケ−キ7からも同様な方法で
ロ−ビング22を得た。このロ−ビング22の太さもロ
−ビング21と同じ3240テックスであった。ロ−ビ
ング21及びロ−ビング22は、それぞれ張力付与装置
9及び張力付与装置9´を通過させてロ−ビングのパッ
ケ−ジを形成するに必要な張力を与え、それぞれ上部案
内ガイド10、11及び上部案内ガイド10´、11´
を経てカム方式の綾振装置12に取付けられた綾振ガイ
ド13内でロ−ビング21及びロ−ビング22が接した
状態で、綾振ガイド13に案内された。この綾振ガイド
13内でのロ−ビング21及びロ−ビング22の接した
状態は、図5に示されているように上部案内ガイド11
及び上部案内ガイド11´の取付け位置により達成され
た。詳細は後述する。綾振ガイド13内で接したロ−ビ
ング21及びロ−ビング22は、接した状態で綾振され
ながら巻取装置14で巻取られた。換言すれば、ロ−ビ
ング21及びロ−ビング22は接した状態であたかも1
本のロ−ビングのように綾振されながら巻取装置14で
パッケ−ジの長さ1000mm当たりのワインド数1
2.67にて巻取られた。
【0029】得られたロ−ビングパッケ−ジは、図2に
示されるように、2本のロ−ビング、即ち、ロ−ビング
21及びロ−ビング22が同じ巻層内で、ほぼ平行に接
して配置されていた。使用にあたり引き出されるロ−ビ
ングの太さは、ロ−ビング21及びロ−ビング22の合
計太さで、6480テックスであった。又、ロ−ビング
パッケ−ジは、内径180mm、外径450mm、長さ
1000mm及び重量220kgであった。このロ−ビ
ングパッケ−ジをポリ塩化ビニ−ルの熱収縮フィルムに
挿入後、温度110℃で8時間熱処理してロ−ビングパ
ッケ−ジの包装体を得た。
【0030】綾振ガイド13内でロ−ビング21及びロ
−ビング22を接した状態にするための上部案内ガイド
11及び上部案内ガイド11´の取付け位置について述
べる。図5に詳細に示す如く上部案内ガイド11及び上
部案内ガイド11´は、パッケ−ジ15の両端部16の
延長線Cの外側、即ち、延長線Cを基線としてパッケ−
ジ15から離れた位置であって、パッケ−ジ15の中心
線17からWで示される距離、具体的には、2700m
mの位置、延長線Cからの垂直線上での距離Zとして
は、110mmの位置に取付けた。又、溝幅(L)が8
mmの綾振ガイド13を使用した。上部案内ガイド11
及び上部案内ガイド11´の位置は、2つの延長線Cの
間以外の位置であればよい。この位置であれば、ロ−ビ
ング21及びロ−ビング22は、それぞれ張力付与装置
9及び張力付与装置9´によって与えられた張力によっ
て自然に接した状態となり、常にほぼ一定ピッチPで巻
取られた。
【0031】パッケ−ジ15の両端部16の延長線Cの
外側、即ち、延長線Cを基線としてパッケ−ジ15から
離れた位置としては、任意であるが、余り近いとロ−ビ
ングに余分な張力を与え好ましくない。延長線Cからの
垂直線上での距離Zは、100ー500mmが好まし
い。パッケ−ジ15の中心線17からの距離Wとして
は、任意であるが、500ー4000mmが好ましい。
綾振ガイド溝幅Lは、ロ−ビング形態、即ちロ−ビング
の幅Tで変化する。通常ロ−ビング幅の0.7ー1.2
倍が好ましく、特に好ましくは0.9ー1.0倍であ
る。溝幅が狭すぎると、ロ−ビング21及びロ−ビング
22の重なりが大きくなる。又広すぎるとロ−ビング2
1及びロ−ビング22が分離する。得られたロ−ビング
パッケ−ジ15を本発明品とする。
【0032】ロ−ビング21及びロ−ビング22の重な
りが、それぞれ4000ー6000本(ほぼ1/2の重
なり)にすること以外は本発明品と同じ条件にて比較品
1を製造した。ロ−ビング21及びロ−ビング22を張
力付与装置9前にて合糸して1本のロ−ビングとするこ
と以外は本発明品と同じ条件にて比較品2を製造した。
パッケ−ジの長さ1000mm当たりのワインド数32
5にて巻取ること以外は本発明品と同じ条件にて比較品
3を製造した。製造時、パッケ−ジ15を巻取装置14
から取り外す時にパッケ−ジ15が大きく変形したので
以降の実験は中止した。
【0033】得られたロ−ビングパッケ−ジ15からロ
−ビングを引き出し、速度75m/分で、50mmに切
断し、平面板上に分散させ、分散状況を目視した。その
結果、本発明のパッケ−ジからのチョップドストランド
の分散は極めて良好で、ストランドの太さに分散し、不
良部分は認められなかった。一方、比較品1は、ストラ
ンド数本の太さのものが散見された。比較品2は、スト
ランド数本の太さのものが数多く存在し、ストランド数
本の太さ以上の太さのものも散見された。本発明品は、
最外層付近で引出しを一夜停止させた後でも中央部の両
端間に貫通した空間部1に内接した1層目2乃至数層目
の崩落は、10回の実験の結果一度も起こらなかった。
一方、比較品1は、10回の実験で2回の崩落が起き、
比較品2は、10回の実験で8回の崩落が起きた。
【0034】
【発明の効果】本発明のロ−ビングパッケ−ジを用いる
と、例えば、SMCの製造においてロ−ビングの分散不
良を発生させることなく、更に、作業の一時中断時、即
ち、ロ−ビングの引き出しが止まった時、パッケ−ジの
中央部の貫通状の空間部に内接するロ−ビングの一層乃
至数層が崩落を起こすことなく、パッケ−ジから引き出
されるロ−ビングの太さを大きくすることができ、1パ
ッケ−ジ当たりのロ−ビング処理量を大幅に増加させ得
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明のロ−ビングパッケ−ジを説明
するために、パッケ−ジの断面を模式的に示したもので
ある。
【図2】図2は、本発明のロ−ビングパッケ−ジを説明
するために、パッケ−ジの側面を模式的に示したもので
ある。
【図3】図3は、本発明のロ−ビングパッケ−ジを製造
する装置の概略側面図である。
【図4】図4は、本発明のロ−ビングパッケ−ジを製造
する装置の巻取部の概略上面図である。
【図5】図5は、本発明のロ−ビングパッケ−ジを製造
する装置の上部案内ガイド及び綾振ガイドの概略上面図
である。
【符号の説明】
1.中央部の両端間に貫通した空間部 2.中央部の両端間に貫通した空間部に内接したパッケ
−ジの1層目 5.中央部の両端間に貫通した空間部に内接したパッケ
−ジの4層目 7.乾燥ケ−キ 8.ケ−キ棚 9.張力付与装置 10.上部案内ガイド 12.綾振装置 13.綾振ガイド 14.巻取装置 15.パッケ−ジ 16.パッケ−ジの両端部 17.パッケ−ジの中心線

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 糸を合糸したロ−ビングを連続した巻層
    に巻き取ったパッケ−ジにおいて、2500−2500
    0本の本数の繊維からなる該ロ−ビングの複数を、同じ
    該巻層にほぼ平行に少ない重なりで該パッケ−ジの長さ
    1000mm当たりのワインド数を7.5ー25.0に
    て配置したことを特徴とするロ−ビングパッケ−ジ。
  2. 【請求項2】 前記少ない重なりは、それぞれの前記ロ
    −ビング総本数の1/30以下の本数であることを特徴
    とする請求項1記載のロ−ビングパッケ−ジ。
  3. 【請求項3】 前記繊維の横断面の最長径/最短径の比
    は、1.2以上であることを特徴とする請求項1記載の
    ロ−ビングパッケ−ジ。
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