JPH07257988A - 3元化合物半導体の結晶成長方法 - Google Patents
3元化合物半導体の結晶成長方法Info
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- JPH07257988A JPH07257988A JP4703494A JP4703494A JPH07257988A JP H07257988 A JPH07257988 A JP H07257988A JP 4703494 A JP4703494 A JP 4703494A JP 4703494 A JP4703494 A JP 4703494A JP H07257988 A JPH07257988 A JP H07257988A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 CZ( Czochralski;チョクラルスキー)法
を用いた3元化合物半導体の結晶成長方法に関し,種結
晶と成長する結晶との格子不整合に起因する影響を抑制
できるようにして,欠陥の少ない良質の3元化合物半導
体結晶が得られるようにする。 【構成】 元素Aと元素Bとから成る2元種結晶4を,
この2元種結晶と同一の元素Aと元素Bとから成る2元
融液3に接触させた後,融液3中に元素Bと元素Cとか
ら成る2元化合物半導体CBを供給しながら,種結晶4
を引き上げ,元素Aと元素Bと元素Cとから成る3元化
合物半導体結晶6を成長する。
を用いた3元化合物半導体の結晶成長方法に関し,種結
晶と成長する結晶との格子不整合に起因する影響を抑制
できるようにして,欠陥の少ない良質の3元化合物半導
体結晶が得られるようにする。 【構成】 元素Aと元素Bとから成る2元種結晶4を,
この2元種結晶と同一の元素Aと元素Bとから成る2元
融液3に接触させた後,融液3中に元素Bと元素Cとか
ら成る2元化合物半導体CBを供給しながら,種結晶4
を引き上げ,元素Aと元素Bと元素Cとから成る3元化
合物半導体結晶6を成長する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は,3元化合物半導体の結
晶成長方法,特にCZ( Czochralski;チョクラルスキ
ー)法を用いた3元化合物半導体の結晶成長方法に関す
る。
晶成長方法,特にCZ( Czochralski;チョクラルスキ
ー)法を用いた3元化合物半導体の結晶成長方法に関す
る。
【0002】従来,化合物半導体装置の製造に際して
は,2元結晶を基板として使用し,その上に2元以上の
化合物半導体の結晶層(例えば3元化合物半導体結晶
層)を成長させたものが使用されていた。しかし,2元
基板と3元結晶との間の格子定数の差に起因する格子不
整合の問題があるため,両者の間に格子整合をはかるた
めの成長層を形成しなければならない。この成長層の形
成は,化合物半導体装置製造のコストアップ要因とな
る。
は,2元結晶を基板として使用し,その上に2元以上の
化合物半導体の結晶層(例えば3元化合物半導体結晶
層)を成長させたものが使用されていた。しかし,2元
基板と3元結晶との間の格子定数の差に起因する格子不
整合の問題があるため,両者の間に格子整合をはかるた
めの成長層を形成しなければならない。この成長層の形
成は,化合物半導体装置製造のコストアップ要因とな
る。
【0003】したがって,2元基板と3元結晶との間に
必要とされる成長層の形成を回避するために,3元化合
物半導体の基板が必要とされている。このために,CZ
( Czochralski )法を用いて3元化合物半導体の結晶成
長し,成長結晶から3元化合物半導体基板を作製する方
法が行われているが,結晶成長した3元化合物半導体中
に,2元種結晶との格子不整合に起因する欠陥が発生し
ていた。したがって,良質の3元化合物半導体基板を作
製するためには,格子不整合の影響を抑えることが必要
である。
必要とされる成長層の形成を回避するために,3元化合
物半導体の基板が必要とされている。このために,CZ
( Czochralski )法を用いて3元化合物半導体の結晶成
長し,成長結晶から3元化合物半導体基板を作製する方
法が行われているが,結晶成長した3元化合物半導体中
に,2元種結晶との格子不整合に起因する欠陥が発生し
ていた。したがって,良質の3元化合物半導体基板を作
製するためには,格子不整合の影響を抑えることが必要
である。
【0004】
【従来の技術】図4は,従来例を示す図であり,従来用
いられていた3元化合物半導体の結晶引き上げ成長装置
の構成を示す図である。
いられていた3元化合物半導体の結晶引き上げ成長装置
の構成を示す図である。
【0005】図中,11は坩堝,12は坩堝11を回転
させるための坩堝回転手段,13は半導体原料の融液,
14は種結晶,15は種結晶14を融液13に接触させ
回転しながら3元化合物半導体の結晶を引き上げる結晶
引き上げ手段,16は成長する3元化合物半導体結晶で
ある。
させるための坩堝回転手段,13は半導体原料の融液,
14は種結晶,15は種結晶14を融液13に接触させ
回転しながら3元化合物半導体の結晶を引き上げる結晶
引き上げ手段,16は成長する3元化合物半導体結晶で
ある。
【0006】以下,図4に示す結晶引き上げ成長装置を
用いて,3元化合物半導体の結晶を成長する方法を説明
する。3元化合物半導体としてInGaAsを結晶成長
させる場合を例にとる。
用いて,3元化合物半導体の結晶を成長する方法を説明
する。3元化合物半導体としてInGaAsを結晶成長
させる場合を例にとる。
【0007】まず,融液13にはGaAsとInAsと
の混合融液(3元融液)を使用し,種結晶14にはGa
Asの単結晶を使用する。InGaAsの結晶成長は,
結晶16と融液13との固液界面の温度を状態図から算
出した温度プロファイルに従って徐冷しながら,結晶引
き上げ手段15を用いて,種結晶14を融液13に浸漬
して引き上げることにより行う。
の混合融液(3元融液)を使用し,種結晶14にはGa
Asの単結晶を使用する。InGaAsの結晶成長は,
結晶16と融液13との固液界面の温度を状態図から算
出した温度プロファイルに従って徐冷しながら,結晶引
き上げ手段15を用いて,種結晶14を融液13に浸漬
して引き上げることにより行う。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】図5は,従来例に係る
結晶内の組成分布の概略を示す図であり,種結晶として
GaAs単結晶を使用し,図4に示す引き上げ成長装置
を用いて結晶成長させたInx Ga(1-x) AsのInの
組成xの値の変化を種結晶からの距離の変化に対して描
いた図である。
結晶内の組成分布の概略を示す図であり,種結晶として
GaAs単結晶を使用し,図4に示す引き上げ成長装置
を用いて結晶成長させたInx Ga(1-x) AsのInの
組成xの値の変化を種結晶からの距離の変化に対して描
いた図である。
【0009】図5から,GaAs単結晶の種結晶(se
ed)内のInの組成xの値は,当然のことながら0で
あるが,Inx Ga(1-x) Asの成長結晶(bulk)
内のInの組成xの値は,種結晶(seed)と成長結
晶(bulk)との界面で,0から0.03に急激に立
ち上がり,成長結晶(bulk)内部においては,一定
値0.03に保たれていることが分かる。
ed)内のInの組成xの値は,当然のことながら0で
あるが,Inx Ga(1-x) Asの成長結晶(bulk)
内のInの組成xの値は,種結晶(seed)と成長結
晶(bulk)との界面で,0から0.03に急激に立
ち上がり,成長結晶(bulk)内部においては,一定
値0.03に保たれていることが分かる。
【0010】従来の3元化合物半導体の結晶成長方法で
は,結晶成長の開始時から3元融液を用いているため,
図5に示すように,種結晶(seed)と成長する結晶
(bulk)との界面に組成の段差が生じる。その結
果,種結晶と成長結晶との間の格子不整合に起因する歪
みが生じ,成長結晶に欠陥が導入されやすい,という問
題があった。
は,結晶成長の開始時から3元融液を用いているため,
図5に示すように,種結晶(seed)と成長する結晶
(bulk)との界面に組成の段差が生じる。その結
果,種結晶と成長結晶との間の格子不整合に起因する歪
みが生じ,成長結晶に欠陥が導入されやすい,という問
題があった。
【0011】本発明は,上記の問題点を解決して,種結
晶と成長する結晶との格子不整合に起因する影響を抑制
できるようにして,欠陥の少ない良質の3元化合物半導
体結晶が得られるようにした,3元化合物半導体の結晶
成長方法,特にCZ( Czochralski;チョクラルスキ
ー)法を用いた3元化合物半導体の結晶成長方法を提供
することを目的とする。
晶と成長する結晶との格子不整合に起因する影響を抑制
できるようにして,欠陥の少ない良質の3元化合物半導
体結晶が得られるようにした,3元化合物半導体の結晶
成長方法,特にCZ( Czochralski;チョクラルスキ
ー)法を用いた3元化合物半導体の結晶成長方法を提供
することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに,本発明に係る3元化合物半導体の結晶成長方法
は,次のように構成する。
めに,本発明に係る3元化合物半導体の結晶成長方法
は,次のように構成する。
【0013】(1)坩堝の中の半導体原料の融液に種結
晶を接触させた後,該種結晶を引き上げることにより半
導体の結晶成長を行うチョクラルスキー法を用いた3元
化合物半導体の結晶成長方法であって,第1の元素と第
2の元素とから成る2元種結晶を,該2元種結晶と同一
の第1の元素と第2の元素とから成る2元融液に接触さ
せた後,融液中に第2の元素と第3の元素とから成る2
元化合物半導体を供給しながら,前記種結晶を引き上
げ,第1の元素と第2の元素と第3の元素とから成る3
元化合物半導体結晶を成長するように構成する。
晶を接触させた後,該種結晶を引き上げることにより半
導体の結晶成長を行うチョクラルスキー法を用いた3元
化合物半導体の結晶成長方法であって,第1の元素と第
2の元素とから成る2元種結晶を,該2元種結晶と同一
の第1の元素と第2の元素とから成る2元融液に接触さ
せた後,融液中に第2の元素と第3の元素とから成る2
元化合物半導体を供給しながら,前記種結晶を引き上
げ,第1の元素と第2の元素と第3の元素とから成る3
元化合物半導体結晶を成長するように構成する。
【0014】(2)坩堝の中の半導体原料の融液に種結
晶を接触させた後,該種結晶を引き上げることにより半
導体の結晶成長を行うチョクラルスキー法を用いた3元
化合物半導体の結晶成長方法であって,第1の元素と第
2の元素とから成る2元種結晶を,該2元種結晶と同一
の第1の元素と第2の元素とから成る2元融液に接触さ
せた後,融液中に第1の元素と第2の元素と第3の元素
とから成る3元化合物半導体を供給しながら,前記種結
晶を引き上げ,第1の元素と第2の元素と第3の元素と
から成る3元化合物半導体結晶を成長するように構成す
る。
晶を接触させた後,該種結晶を引き上げることにより半
導体の結晶成長を行うチョクラルスキー法を用いた3元
化合物半導体の結晶成長方法であって,第1の元素と第
2の元素とから成る2元種結晶を,該2元種結晶と同一
の第1の元素と第2の元素とから成る2元融液に接触さ
せた後,融液中に第1の元素と第2の元素と第3の元素
とから成る3元化合物半導体を供給しながら,前記種結
晶を引き上げ,第1の元素と第2の元素と第3の元素と
から成る3元化合物半導体結晶を成長するように構成す
る。
【0015】(3)前記(1)または(2)において,
成長した3元化合物半導体の組成が所定の値になった
後,融液中に第1の元素と第2の元素とからなる2元化
合物半導体を補給しながら,3元化合物半導体結晶を成
長するように構成する。
成長した3元化合物半導体の組成が所定の値になった
後,融液中に第1の元素と第2の元素とからなる2元化
合物半導体を補給しながら,3元化合物半導体結晶を成
長するように構成する。
【0016】(4)前記(1)〜(3)のうちの1つに
おいて,第1の元素および第3の元素がIII 族元素であ
り,第2の元素がV族元素であるように構成する。
おいて,第1の元素および第3の元素がIII 族元素であ
り,第2の元素がV族元素であるように構成する。
【0017】(5)前記(1)〜(3)のうちの1つに
おいて,第1の元素がGa,第2の元素がAs,第3の
元素がInであるように構成する。
おいて,第1の元素がGa,第2の元素がAs,第3の
元素がInであるように構成する。
【0018】
【作用】以下では,煩雑さを避けるために,「課題を解
決するための手段」で使用した,第1の元素,第2の元
素,および第3の元素を,それぞれ元素A,元素B,お
よび元素Cとして説明する。
決するための手段」で使用した,第1の元素,第2の元
素,および第3の元素を,それぞれ元素A,元素B,お
よび元素Cとして説明する。
【0019】本発明では,結晶成長開始時の融液を種結
晶ABと同一組成ABの2元融液とし,結晶成長の途中
でもう1つの元素Cを含むCBという組成の2元ソース
を補給して融液の組成を徐々に変化させるようにしてい
る。その結果,結晶成長の初期において連続的な組成勾
配を持つ3元化合物半導体結晶を成長させることが可能
になる。
晶ABと同一組成ABの2元融液とし,結晶成長の途中
でもう1つの元素Cを含むCBという組成の2元ソース
を補給して融液の組成を徐々に変化させるようにしてい
る。その結果,結晶成長の初期において連続的な組成勾
配を持つ3元化合物半導体結晶を成長させることが可能
になる。
【0020】すなわち,本発明では,ABという組成を
持つ融液にCBという組成を持つ2元ソースを補給し,
結晶成長中の3元融液Cx A(1-x) Bの元素Cの組成値
xを0から所定の値xt まで徐々に変化させることによ
り,ABという組成を持つ2元種結晶から所定の組成C
xt A(1- xt ) Bを持つ3元化合物半導体結晶まで,
元素Cの組成値xに連続的な勾配を持たせることができ
る。
持つ融液にCBという組成を持つ2元ソースを補給し,
結晶成長中の3元融液Cx A(1-x) Bの元素Cの組成値
xを0から所定の値xt まで徐々に変化させることによ
り,ABという組成を持つ2元種結晶から所定の組成C
xt A(1- xt ) Bを持つ3元化合物半導体結晶まで,
元素Cの組成値xに連続的な勾配を持たせることができ
る。
【0021】その結果,格子定数も連続的に変化するの
で,種結晶と成長する3元化合物半導体結晶との界面に
おける格子不整合に起因する欠陥の発生を抑制すること
が可能になり,欠陥の少ない良質の3元化合物半導体結
晶を得ることができる。
で,種結晶と成長する3元化合物半導体結晶との界面に
おける格子不整合に起因する欠陥の発生を抑制すること
が可能になり,欠陥の少ない良質の3元化合物半導体結
晶を得ることができる。
【0022】また,結晶成長開始時の融液を種結晶AB
と同一組成ABの2元融液とし,結晶成長の途中でCA
Bという組成の3元ソースを補給して融液の組成を徐々
に変化させるようにしてもよい。こうすることにより,
熱に起因する種々の影響を緩和することが可能になる。
と同一組成ABの2元融液とし,結晶成長の途中でCA
Bという組成の3元ソースを補給して融液の組成を徐々
に変化させるようにしてもよい。こうすることにより,
熱に起因する種々の影響を緩和することが可能になる。
【0023】さらに,結晶成長開始時の融液を種結晶A
Bと同一組成ABの2元融液とし,結晶成長の途中で,
CBという組成の2元ソースまたはCABという組成の
3元ソースを補給して融液の組成を徐々に変化させなが
ら,3元化合物半導体CABの結晶成長を行い,3元化
合物半導体CABの組成が所定の値となった後,元素A
と元素Bとから成る2元化合物半導体ABを補給する方
法もある。こうすると,引き上げ方向に対して均一な組
成を持つ3元化合物半導体CABの結晶を成長させるこ
とが可能になる。
Bと同一組成ABの2元融液とし,結晶成長の途中で,
CBという組成の2元ソースまたはCABという組成の
3元ソースを補給して融液の組成を徐々に変化させなが
ら,3元化合物半導体CABの結晶成長を行い,3元化
合物半導体CABの組成が所定の値となった後,元素A
と元素Bとから成る2元化合物半導体ABを補給する方
法もある。こうすると,引き上げ方向に対して均一な組
成を持つ3元化合物半導体CABの結晶を成長させるこ
とが可能になる。
【0024】
【実施例】図1は,本発明の一実施例構成を示す図であ
り,本発明の実施に用いる3元化合物半導体の結晶引き
上げ成長装置の構成を示す図である。
り,本発明の実施に用いる3元化合物半導体の結晶引き
上げ成長装置の構成を示す図である。
【0025】図中,1は坩堝,2は坩堝1を回転させる
ための坩堝回転手段,3は半導体原料の融液,4は種結
晶,5は種結晶4を融液3に接触させ回転しながら3元
化合物半導体の結晶を引き上げる結晶引き上げ手段,6
は成長する3元化合物半導体結晶,7は補給するソー
ス,8はソース7を融液3中に送入するためのソース送
入手段である。
ための坩堝回転手段,3は半導体原料の融液,4は種結
晶,5は種結晶4を融液3に接触させ回転しながら3元
化合物半導体の結晶を引き上げる結晶引き上げ手段,6
は成長する3元化合物半導体結晶,7は補給するソー
ス,8はソース7を融液3中に送入するためのソース送
入手段である。
【0026】以下,図1に示す結晶引き上げ成長装置を
用いて,3元化合物半導体の結晶を成長する方法を説明
する。3元化合物半導体としてInGaAsを結晶成長
させた。
用いて,3元化合物半導体の結晶を成長する方法を説明
する。3元化合物半導体としてInGaAsを結晶成長
させた。
【0027】まず,内径80mmφの坩堝1の中にGa
As118gを入れ,炉の温度を1500℃に加熱して
GaAs融液3を作製した。次に,炉の温度を1430
℃まで降下させた後,結晶引き上げ手段5に固定された
GaAs種結晶4をGaAs融液3に接触させ,炉の温
度を徐冷させながら,結晶引き上げ手段5を2mm/h
の速度で引き上げ,結晶6の直径を徐々に大きくした。
As118gを入れ,炉の温度を1500℃に加熱して
GaAs融液3を作製した。次に,炉の温度を1430
℃まで降下させた後,結晶引き上げ手段5に固定された
GaAs種結晶4をGaAs融液3に接触させ,炉の温
度を徐冷させながら,結晶引き上げ手段5を2mm/h
の速度で引き上げ,結晶6の直径を徐々に大きくした。
【0028】結晶6の直径が15mmφに到達したら,
ソース送入手段8に固定された断面積9mm□のInA
sソース7を4.4mm/hの速度で融液3中に送入
し,状態図から算出した温度プロファイルに従って徐冷
(例えば,4.4℃/h)しながら,InGaAs結晶
6を成長させた。
ソース送入手段8に固定された断面積9mm□のInA
sソース7を4.4mm/hの速度で融液3中に送入
し,状態図から算出した温度プロファイルに従って徐冷
(例えば,4.4℃/h)しながら,InGaAs結晶
6を成長させた。
【0029】図2は,本発明の一実施例に係る成長中に
おける融液の組成変化の概略を示す図であり,上述した
本発明に係る3元化合物半導体の結晶成長方法によりI
nxGa(1-x) Asの結晶成長中における融液中のIn
の組成値xの経過時間に対する変化の様子が示されてい
る。図2から,融液中のInの組成値xは,時間の経過
とと共に0から徐々に増大していることが分かる。
おける融液の組成変化の概略を示す図であり,上述した
本発明に係る3元化合物半導体の結晶成長方法によりI
nxGa(1-x) Asの結晶成長中における融液中のIn
の組成値xの経過時間に対する変化の様子が示されてい
る。図2から,融液中のInの組成値xは,時間の経過
とと共に0から徐々に増大していることが分かる。
【0030】図3は,本発明の一実施例に係る結晶内の
組成分布の概略を示す図であり,上述した本発明に係る
3元化合物半導体の結晶成長方法により結晶成長させた
In x Ga(1-x) Asの結晶(bulk)内におけるI
nの組成値xを種結晶(seed)との界面からの距離
に対してプロットしたものである。図3から,InxG
a(1-x) As結晶(bulk)内のInの組成値xは,
種結晶(seed)との界面から離れるに従って0から
徐々に増大しており,従来の方法で作製したInx Ga
(1-x) Asの結晶と異なり,種結晶(seed)とIn
x Ga(1-x) As結晶(bulk)との界面においてI
nの組成値xに段差が無いことが分かる。
組成分布の概略を示す図であり,上述した本発明に係る
3元化合物半導体の結晶成長方法により結晶成長させた
In x Ga(1-x) Asの結晶(bulk)内におけるI
nの組成値xを種結晶(seed)との界面からの距離
に対してプロットしたものである。図3から,InxG
a(1-x) As結晶(bulk)内のInの組成値xは,
種結晶(seed)との界面から離れるに従って0から
徐々に増大しており,従来の方法で作製したInx Ga
(1-x) Asの結晶と異なり,種結晶(seed)とIn
x Ga(1-x) As結晶(bulk)との界面においてI
nの組成値xに段差が無いことが分かる。
【0031】以上のように,本発明に係る3元化合物半
導体の結晶成長方法により作製した3元化合物半導体結
晶には,種結晶との界面において組成の段差が無いの
で,格子定数の不整合に起因する欠陥の発生が抑制され
る。その結果,本発明によれば,良質の3元化合物半導
体結晶が得られる。
導体の結晶成長方法により作製した3元化合物半導体結
晶には,種結晶との界面において組成の段差が無いの
で,格子定数の不整合に起因する欠陥の発生が抑制され
る。その結果,本発明によれば,良質の3元化合物半導
体結晶が得られる。
【0032】上述の実施例では,GaAs種結晶を用い
てInGaAsを結晶成長する例を示したが,本発明
は,これに限ることなく,In,Ga,As,およびP
などのIII 族およびV族の中から選択されたIII −V族
化合物半導体から成る2元種結晶を用いて,In,G
a,As,およびPなどのIII 族およびV族の中から選
択された任意の3元化合物半導体結晶の成長に適用する
ことができる。
てInGaAsを結晶成長する例を示したが,本発明
は,これに限ることなく,In,Ga,As,およびP
などのIII 族およびV族の中から選択されたIII −V族
化合物半導体から成る2元種結晶を用いて,In,G
a,As,およびPなどのIII 族およびV族の中から選
択された任意の3元化合物半導体結晶の成長に適用する
ことができる。
【0033】
【発明の効果】本発明に係る3元化合物半導体の結晶成
長方法においては,2元融液中に他の元素を含む2元化
合物半導体を補給しながら引き上げ結晶成長を行うこと
により,2元種結晶と引き上げる3元化合物半導体結晶
との間の組成を連続的に変化させることが可能になるの
で,組成の急激な変化に起因する欠陥の発生を抑制する
ことができる。
長方法においては,2元融液中に他の元素を含む2元化
合物半導体を補給しながら引き上げ結晶成長を行うこと
により,2元種結晶と引き上げる3元化合物半導体結晶
との間の組成を連続的に変化させることが可能になるの
で,組成の急激な変化に起因する欠陥の発生を抑制する
ことができる。
【0034】その結果,本発明によれば,良質の3元化
合物半導体結晶を得ることができる。さらに,本発明に
係る3元化合物半導体の結晶成長方法により作製した3
元化合物半導体結晶から直接3元化合物半導体基板を得
ることができるので,これを用いて高性能の化合物半導
体装置を作製することができる。
合物半導体結晶を得ることができる。さらに,本発明に
係る3元化合物半導体の結晶成長方法により作製した3
元化合物半導体結晶から直接3元化合物半導体基板を得
ることができるので,これを用いて高性能の化合物半導
体装置を作製することができる。
【0035】以上のように,本発明は,化合物半導体装
置の性能向上に寄与するところが大きい。
置の性能向上に寄与するところが大きい。
【図1】本発明の一実施例構成を示す図である。
【図2】本発明の一実施例に係る成長中における融液の
組成変化の概略を示す図である。
組成変化の概略を示す図である。
【図3】本発明の一実施例に係る結晶内の組成分布の概
略を示す図である。
略を示す図である。
【図4】従来例を示す図である。
【図5】従来例に係る結晶内の組成分布の概略を示す図
である。
である。
1 坩堝 2 坩堝回転手段 3 融液 4 種結晶 5 結晶引き上げ手段 6 結晶 7 補給ソース 8 ソース送入手段
Claims (5)
- 【請求項1】 坩堝の中の半導体原料の融液に種結晶を
接触させた後,該種結晶を引き上げることにより半導体
の結晶成長を行うチョクラルスキー法を用いた3元化合
物半導体の結晶成長方法であって,第1の元素と第2の
元素とから成る2元種結晶を,該2元種結晶と同一の第
1の元素と第2の元素とから成る2元融液に接触させた
後,融液中に第2の元素と第3の元素とから成る2元化
合物半導体を供給しながら,前記種結晶を引き上げ,第
1の元素と第2の元素と第3の元素とから成る3元化合
物半導体結晶を成長することを特徴とする3元化合物半
導体の結晶成長方法。 - 【請求項2】 坩堝の中の半導体原料の融液に種結晶を
接触させた後,該種結晶を引き上げることにより半導体
の結晶成長を行うチョクラルスキー法を用いた3元化合
物半導体の結晶成長方法であって,第1の元素と第2の
元素とから成る2元種結晶を,該2元種結晶と同一の第
1の元素と第2の元素とから成る2元融液に接触させた
後,融液中に第1の元素と第2の元素と第3の元素とか
ら成る3元化合物半導体を供給しながら,前記種結晶を
引き上げ,第1の元素と第2の元素と第3の元素とから
成る3元化合物半導体結晶を成長することを特徴とする
3元化合物半導体の結晶成長方法。 - 【請求項3】 請求項1または2において,成長した3
元化合物半導体の組成が所定の値になった後,融液中に
第1の元素と第2の元素とからなる2元化合物半導体を
補給しながら,3元化合物半導体結晶を成長することを
特徴とする3元化合物半導体の結晶成長方法。 - 【請求項4】 請求項1〜3のうちの1項において,第
1の元素および第3の元素がIII 族元素であり,第2の
元素がV族元素であることを特徴とする3元化合物半導
体の結晶成長方法。 - 【請求項5】 請求項1〜3のうちの1項において,第
1の元素がGa,第2の元素がAs,第3の元素がIn
であることを特徴とする3元化合物半導体の結晶成長方
法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4703494A JPH07257988A (ja) | 1994-03-17 | 1994-03-17 | 3元化合物半導体の結晶成長方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4703494A JPH07257988A (ja) | 1994-03-17 | 1994-03-17 | 3元化合物半導体の結晶成長方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07257988A true JPH07257988A (ja) | 1995-10-09 |
Family
ID=12763896
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4703494A Withdrawn JPH07257988A (ja) | 1994-03-17 | 1994-03-17 | 3元化合物半導体の結晶成長方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07257988A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2013023391A (ja) * | 2011-07-15 | 2013-02-04 | Sumitomo Metal Mining Co Ltd | 混晶単結晶育成用の種結晶およびその製造方法 |
-
1994
- 1994-03-17 JP JP4703494A patent/JPH07257988A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2013023391A (ja) * | 2011-07-15 | 2013-02-04 | Sumitomo Metal Mining Co Ltd | 混晶単結晶育成用の種結晶およびその製造方法 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
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