JPH07258012A - 除草剤及び除草方法 - Google Patents

除草剤及び除草方法

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JPH07258012A
JPH07258012A JP5049194A JP5049194A JPH07258012A JP H07258012 A JPH07258012 A JP H07258012A JP 5049194 A JP5049194 A JP 5049194A JP 5049194 A JP5049194 A JP 5049194A JP H07258012 A JPH07258012 A JP H07258012A
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JP
Japan
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herbicide
oil
water
paddy field
rice
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Pending
Application number
JP5049194A
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English (en)
Inventor
Kinya Yokota
欣也 横田
Hironori Kataoka
裕紀 片岡
Yoko Tanabe
陽子 田辺
Yasuko Tsujino
泰子 辻野
Kenji Morita
健二 森田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Japan Tobacco Inc
DKS Co Ltd
Original Assignee
Dai Ichi Kogyo Seiyaku Co Ltd
Japan Tobacco Inc
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 鉱物油を有効成分として含有する除草剤及び
該除草剤を湛水下の水田に直接滴下散布する除草方法。 【効果】 本発明の除草剤を水田水に少量直接滴下施用
することにより、水面を速やかに広範囲に拡展した薬剤
による水田雑草の防除が可能となる。本除草剤は、既存
の化学除草剤原体を含有せず、継続して水面を浮遊する
ため、除草後は水田水上層を除去することにより排除で
き、環境に与える影響も少ない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、鉱物油を必須成分とし
てなる除草剤及び該除草剤を湛水下の水田に直接滴下散
布する除草方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、湛水下水田における除草剤の散布
方法としてはその手軽さから、粒剤散布及び乳剤原液散
布が主流であり、一部では大量の水で希釈した乳剤また
は水和剤を散布する方法が用いられている。
【0003】このうち粒剤散布の方法は、手軽であるた
め最も広く利用されているが、散布時の撒きむらの問題
や、均一で安定した薬効を達成するためには粒剤中の活
性成分の配合比率を高めねばならず、コスト高、環境汚
染につながる可能性を有するものである。
【0004】一方、乳剤の原液散布法も粒剤散布と同様
に手軽な方法であるが、田植え後に行なうと、乳剤中に
含有されている有機溶剤により稚苗稲への薬害が起きる
ため、散布は田植え前に行なわねばならないこと、さら
にその後の田植え時の落水作業による水田周囲水界への
流出により環境汚染が引き起こされる可能性があること
など、多くの問題を抱えている。
【0005】さらに、乳剤または水和剤を大量の水に希
釈して散布する方法では、散布液調製時に多大の労力を
要することや、乳剤には有機溶剤に起因する問題、水和
剤には散布液調製時に粉立ちを生じて作業者の健康を損
ねる可能性があることなどが指摘されている。
【0006】上記の問題点を解決する目的で近年、水性
懸濁剤の原液を湛水下の水田に直接滴下散布する方法
(特開昭62−45501号、特開昭62−28950
2号、特開昭63−107901号、特開平4−270
201号、特開平4−270202号各公報)や、湛水
下水田の水面に油性懸濁剤を直接散布することにより薬
剤が水面上を急速に拡散し、その後水中に分散していく
形式の製剤(特開昭54−35216号、特開平4−1
8002号、特開平4−21611号、特開平4−21
612号、特開平4−21613号各公報)が提案され
ている。しかしながら、これらはいずれも既存の除草剤
原体を含有するためにコスト的に問題があるうえ、水田
水中全体に分散するために水質汚濁、土壌汚染の原因に
なる可能性を有している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、この
ような従来の除草剤及び除草方法の有していた問題点を
解決することにあり、具体的には、水質、土壌等の環境
に与える影響が少なく、コスト面においても優れた除草
剤及び除草方法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者等はこうした現
状を踏まえ、湛水下の水田に直接滴下散布する除草方法
について鋭意検討を重ねた結果、水面を速やかに拡展
し、かつ水面に浮遊し、水面で除草効果を発揮する除草
剤を用いることにより、上述したような問題点を解決で
きることを見出し、更に、鉱物油がこうした特性を有す
ることを見出し、これらの知見に基づき本発明を完成し
た。
【0009】すなわち、本願の第1の発明は、鉱物油を
有効成分として含有することを特徴とする除草剤であ
る。
【0010】また、本願の第2の発明は、上記の除草剤
を湛水下の水田に直接滴下散布することを特徴とする除
草方法である。
【0011】以下、本願の発明を詳細に説明する。
【0012】本発明の除草剤は、鉱物油を有効成分と
し、既存の除草剤原体を含有していない。
【0013】本発明の除草剤は、水田水に滴下すること
により水面を速やかに拡展し、水中に分散すること無く
継続して水面を浮遊する特性を有し、水面下の雑草類、
特にノビエをはじめとするイネ科雑草が成長して水面上
に現われる際に植物体に付着して、壊死させ、水面上へ
の伸長を阻害するものであり、従来の水田用除草剤とは
異質の除草効果を有する。本除草剤が充分に付着した葉
は水面で壊死し、その後その植物個体は水上へ伸長し得
なくなるが、本除草剤の付着が不充分で水面で壊死する
までに至らなかった葉でも、水上に伸長した後に枯れ上
がるといった症状を示す。よって、作業者が水田に入る
こと無く、水田水面の一点もしくは数ヶ所に本除草剤を
滴下施用することにより、水面を速やかにかつ非常に広
範囲に拡展し、その後水面を浮遊し続け、長期間にわた
り除草効果を発揮する。従来の液体施用製剤(乳剤、水
和剤、水性懸濁剤等)は、施用時に多量の水で希釈し、
さらに散布機を用いて散布するため、広域にわたり施用
する場合は多大な労力を要する。本発明は、こうした散
布時の煩雑な作業を無くし、労力を軽減する非常に画期
的なものである。すでに、水性懸濁剤や油性懸濁剤など
を直接水田水中に滴下する方法はいくつか報告されてい
るが(前記の公報)、これらは最終的に水田水中に分散
するタイプのものであるのに対し、本発明の除草剤は永
続的に水面を浮遊して効果を発揮するため、除草終了後
は水田水の水量を増し、上層のみを水田外に流出させる
ことにより回収することが可能である。こうした特性を
有するうえに、施用量は極少量で済むため、環境に与え
る影響は非常に少ない。
【0014】本発明において用いることのできる鉱物油
としては、スピンドル油、ヘビーホワイトオイル、ライ
トホワイトオイル、ミネラルスピリット、ミネラルター
ペン、ナフテン油、パラフィン油、農薬用マシン油等が
挙げられるが、これらに限定されるものではない。
【0015】以上のほかに、必要に応じて各種添加剤、
例えば分解防止剤、酸化防止剤などを添加、使用するこ
とは何等差支えない。
【0016】本発明の除草剤は、水田中に発生するあら
ゆる雑草に対して効果を発揮するが、特にノビエ等のイ
ネ科雑草に対して有効である。除草対象とする植物の生
育段階については、特に制限はないが、植物体全体が未
だ水田中に水没した状態にある生育初期のものに対して
特に有効である。例えば、ノビエであれば、2葉期以下
の生育段階のものに対する効果が大きい。なお、本発明
の除草剤は、水田における有用作物であるイネの生育に
対しては何等影響を与えない。
【0017】本発明の除草剤を実際の水田において施用
する場合、その施用方法は、雑草を有効に防除し得る方
法であれば特に制限されないが、湛水下の水田に直接滴
下散布することが望ましい。
【0018】本発明の除草剤の使用時期は、特に制限さ
れないが、水没状態の幼植物に効果があるため、田植え
後に使用するのが望ましい。また、本除草剤を田植え後
の水田にて滴下施用する場合、1a(アール)あたり1
00ml以上、好ましくは200〜500mlを滴下施
用することが望ましい。施用量が上記の範囲未満である
と充分な除草効果が期待できないが、上記の範囲内で施
用量を設定すれば適切な除草が可能である。そのため、
過剰に施用することはコスト面などを考慮すると好まし
くない。
【0019】
【実施例】以下で実施例を挙げて本発明を説明するが、
本発明はこれら実施例によって何等制限されるものでは
ない。
【0020】実施例1(ノビエに対する生育阻害効果試
験) a)葉令と生育阻害度の関係 1/10000aのポットで水田土を用いてノビエを育
苗し、これに水を加えた後に(2葉期程度のノビエであ
れば植物体のほぼ全体が水没することになる。)、ライ
トホワイトオイルを1ポットにつき10μlずつ滴下し
た。この際、ノビエの葉令と生育阻害度の関係を調べる
ために、葉令の異なるノビエ(2葉期、1.5葉期、1
葉期)を用いた。滴下処理後3週間にわたり、処理を施
したポットと無処理のポットとの間でノビエの生育状態
を比較観察した。無処理のノビエは水上に伸長したのに
対し、処理を施したポットのうち植物体全体が水没して
いたものは、成長にともない水面で本除草剤が付着し、
水上への伸長が著しく阻害された。また、処理前に水上
に伸長していたノビエに関しても、成長にともない水没
していた部分が水面で本除草剤によりダメージを受け、
その後枯れ上がるといった現象が観察された。なお、こ
の際、本除草剤のイネの生育への影響を調べるため、ノ
ビエと同様に育苗した葉令の異なるイネに関しても滴下
処理を行ない、生育状況を観察した。
【0021】本除草剤のノビエに対する生育阻害効果
の、処理3週間後までの判定結果を表1に示す。また、
本除草剤のイネへの生育阻害度の、処理3週間後までの
判定結果を表2に示す。
【0022】生育阻害度は、無処理ポットにおける生育
状況と差異の無かった場合を0%、生育が完全に阻害さ
れた場合を100%とする百分率で表わした。よって、
ノビエに関しては処理時の葉令が2葉期以下で植物体全
体が水没状態であったポットは、阻害度が100%の場
合は、成育が阻害されることによりポット内の植物体全
てが水面上に伸長できずやがて壊死したことを意味す
る。
【0023】
【表1】
【0024】
【表2】
【0025】このように、本発明に関わる除草剤を実施
例の方法で1/10000a当たり10μl、つまり1
a当たり100ml施用することによって、水没した状
態の2葉期以下のノビエの生育をかなり強力に阻害し得
ることが判明した。なお、表1では数値的に植物が回復
するように見受けられるが、これは水面での薬剤の付着
が充分でなくダメージから回復した葉の存在が数値化さ
れたためで、実際の使用場面では適宜滴下施用すれば完
全防除が可能である。また、本除草剤はイネの生育に全
く影響を及ぼさないことも確認された。なお、本除草剤
は水面滴下後速やかに水面を拡展し、継続して水面を浮
遊して効果を発揮した。
【0026】b)滴下量と生育阻害度の関係 1/10000aのポットで水田土を用いてノビエを
1.5葉期まで育苗し1ポットにつき5本ずつに間引
き、水を加えて水没状態にした後に、a)の除草剤の一
定量を滴下した。その後4週間にわたり、処理を施した
ポットと無処理のポットとの間でノビエの生育状態を比
較観察し、滴下量と生育阻害度の関係を調べた。処理4
週間後までの判定結果を表3に示す。
【0027】生育阻害度は、無処理ポットにおけるノビ
エの生育状況と差異の無かった場合を0%、5本の植物
体全てが水面に拡展した本除草剤によりダメージを受
け、水面上への伸長を完全に阻害された場合を100%
とする百分率で表わした。なお、100%の状態が続く
とやがて水浸状のダメージが広がり植物体全体が壊死し
た。
【0028】
【表3】
【0029】このように、1ポット当たり10μlの滴
下量でも充分に生育を阻害し得るが、50μlの滴下に
より、ダメージを受けた植物体の再生をほぼ完全に抑制
できることが判明した。
【0030】なお、この際、本除草剤の滴下量とイネの
生育阻害効果の関係を調べるため、1/10000aの
ポットで水田土を用いて2.5葉期まで育苗したイネに
関しても、ノビエと同様にポットを水で満たし第2葉か
ら下部を水没させた後に滴下処理を行ない、生育状況を
観察した。滴下処理4週間後までの判定結果を表4に示
す。生育阻害度は、前記と同様の百分率で表わした。
【0031】
【表4】
【0032】このように、第2葉から上部が水面上に伸
長した状態のイネは、本除草剤を1/10000a当た
り50μl滴下した場合であっても全く影響を受けない
ことが判明した。よって、実際に田植え後の水田で本除
草剤を滴下施用する場合、イネへの薬害は問題にならな
い。
【0033】実施例2(各種鉱物油に関する検討) 1/10000aのポットで水田土を用いてノビエを
1.5葉期まで育苗し1ポットにつき5本ずつに間引
き、水を加えて水没状態にした後に、各種鉱物油(ライ
トホワイトオイル、ヘビーホワイトオイル、スピンドル
オイル)を20μlずつ滴下した。その後3週間にわた
り、前記と同様にして鉱物油の種類と生育阻害度の関係
を調べた。判定結果を表5に示す。なお、生育阻害度の
判定は実施例1と同様に行なった。
【0034】
【表5】
【0035】このように、あらゆる鉱物油がノビエに対
する生育阻害効果を有することが判明し、かつ、それら
は水面滴下後速やかに水面を拡展し、継続して浮遊する
ものであった。
【0036】
【発明の効果】本発明の除草剤を水田水に少量直接滴下
施用することにより、水面を速やかに広範囲に拡展した
薬剤による水田雑草の防除が可能となる。本除草剤は、
既存の化学除草剤原体を含有せず、継続して水面を浮遊
するため、除草後は水田水上層を除去することにより排
除でき、環境に与える影響も少ない。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田辺 陽子 神奈川県横浜市緑区梅が丘6番地2 日本 たばこ産業株式会社植物開発研究所横浜セ ンター内 (72)発明者 辻野 泰子 神奈川県横浜市緑区梅が丘6番地2 日本 たばこ産業株式会社植物開発研究所横浜セ ンター内 (72)発明者 森田 健二 神奈川県横浜市緑区梅が丘6番地2 日本 たばこ産業株式会社植物開発研究所横浜セ ンター内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鉱物油を有効成分として含有することを
    特徴とする除草剤。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の除草剤を湛水下の水田に
    直接滴下散布することを特徴とする除草方法。
JP5049194A 1994-03-22 1994-03-22 除草剤及び除草方法 Pending JPH07258012A (ja)

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JP5049194A JPH07258012A (ja) 1994-03-22 1994-03-22 除草剤及び除草方法

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100336458B1 (ko) * 1999-05-10 2002-05-15 강영규 논에서의 잡초의 생장을 억제하는 방법
WO2025172136A1 (en) 2024-02-16 2025-08-21 Talher, S.A. Herbicide composition

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