JPH07258083A - 近視予防・治療剤 - Google Patents

近視予防・治療剤

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JPH07258083A
JPH07258083A JP24442294A JP24442294A JPH07258083A JP H07258083 A JPH07258083 A JP H07258083A JP 24442294 A JP24442294 A JP 24442294A JP 24442294 A JP24442294 A JP 24442294A JP H07258083 A JPH07258083 A JP H07258083A
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Toshiro Shigemitsu
利朗 重光
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則子 渡辺
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Senju Pharmaceutical Co Ltd
Takeda Pharmaceutical Co Ltd
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Senju Pharmaceutical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】近視予防・治療剤の提供。 【構成】一般式 【化1】 〔式中、A環は置換されていてもよく、R1は水素また
は保護されていてもよいアミノ基を、R2はプロトンを
放出し得る基を示す〕で表される化合物またはその塩を
含有してなる近視予防・治療剤。 【効果】本発明の近視予防・治療剤は、家兎毛様体筋お
よびヒト毛様体筋に対し、弛緩作用を示すのみならず、
さらに従来の近視予防・治療剤では効果がほとんどない
近視患者に対しても優れた近視予防・治療効果を示し、
また、散瞳作用(副作用)もないので、安全な近視予防
・治療剤として有利に用いることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、近視の予防・治療剤に
関する。
【0002】
【従来の技術】近視は、遠方から来る平行光線が眼底に
ある網膜の手前で像を結ぶものであり、近いところはよ
く見えるが、遠くはボンヤリして見えにくいといった症
状が起こる。
【0003】しかしながら、一般的に近視といっても、
それには次の2種類のものがある。まず、軸性近視とい
われるものがある。これは、水晶体の屈折力は正常であ
るのに、眼底までの奥行き(眼軸)が長すぎるために起
こるもので、これには強度の近視が多い。この軸性近視
は、普通幼児の時から始まり、次第に眼軸が延びてき
て、眼底に異常が起こってくる。すなわち、網膜や脈絡
膜が萎縮したり、色素が異常に増減したり、硝子体が濁
ったり、また、網膜が出血して、ついには剥離して失明
するに至ることさえある。
【0004】次に、屈折性近視といわれるものがある。
これは、眼軸が正常にもかかわらず、角膜の湾曲が異常
であったり、読書、VDT(ブイディーティー)作業な
どの眼に近い仕事(近業)により後天的に水晶体の厚み
が増し、角膜や水晶体の屈折力が強すぎるために起こ
る。また、偽近視(仮性近視)といわれるものがある
が、これは、毛様体筋の緊張が、亢進し未だ固定しない
状態をいい、調節麻痺剤点眼前には、屈折性近視状態と
同様、水晶体が厚くなった状態であるが、調節麻痺剤点
眼後は屈折値(屈折度)が遠視側に1D(ジオプトリ
ー)以上変化する状態のものである。
【0005】しかし、これら2種の近視、すなわち軸性
近視および屈折性近視を明確に区別することはできず、
一般にこれら2種の近視が混在しているといわれてい
る。そして、現在のところ、近視の原因は未だ不明であ
るが、近業を続けることが近視発生の原因の一つである
ことは周知の事実である。すなわち、近業時には水晶体
を厚く調節する必要があるため、毛様体筋が緊張(収
縮)する。この状態が長く続くと、毛様体筋は元の状態
に戻らなくなり、毛様体筋に基質的変化が表れて屈折性
近視が起き、さらには眼球後部膜が脆弱化し、眼軸が延
びて軸性近視が発生するのではないかといわれている。
【0006】そこで、毛様体筋の緊張状態を改善するこ
とにより、近視を治すことが可能であるといわれてい
る。そのため、毛様体筋の緊張を改善する方法として、
トロピカミド等の薬物(例えばミドリンM(登録商
標))の局所投与(点眼)が試みられているが、その効
果はヒトによって異なり、十分であるとはいえない。こ
の他、理学療法として低周波、超音波治療、望遠訓練な
どが行われているが、いずれも満足な効果は得られな
い。
【0007】本発明の近視予防・治療剤の有効成分であ
る化合物は、例えば特開昭61−10587号公報に、
SRS−A生成抑制作用およびSRS−Aに対する拮抗
作用を併有し、またIgE関与アレルギーによるヒスタ
ミン遊離を抑制する薬物であり、強力な抗アレルギー作
用、抗炎症作用を有することが記載されている。しか
し、これらの化合物が、優れた毛様体筋の弛緩作用を有
することは全く記載されていず、本願発明者等が初めて
見出したのである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、これま
でのところ、近視予防・治療方法および近視予防・治療
剤には未だ満足すべきものがないのが現状である。従っ
て、優れた近視予防・治療方法および近視予防・治療剤
の開発が、患者および医師の双方から強く望まれてい
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、このよう
な現状に鑑みて、優れた近視予防・治療効果を有する薬
物を求めて種々の化合物を探索した。その結果、本発明
者等は、本発明の化合物が、意外にも、従来用いられて
きたトロピカミドを有効成分とする薬物とは異なった、
水晶体の調節を司る毛様体筋を弛緩させる作用を示し、
この作用により近視状態の屈折度を正視状態に戻すこと
によって近視に対する優れた予防・治療効果を発揮する
ことを初めて見出し、本発明を完成するに至った。
【0010】すなわち、本発明は、(1)一般式
【化4】 〔式中、A環は置換されていてもよく、R1は水素また
は保護されていてもよいアミノ基を、R2はプロトンを
放出し得る基を示す〕で表される化合物またはその塩を
含有してなる近視予防・治療剤、(2)A環がハロゲン
原子,ニトロ基,アルキル基,アルコキシ基,または
6,7,8,9位の隣接する2個の炭素原子とベンゼン
環を形成するブタジエニレン基(−CH=CH−CH=
CH−)で置換されていてもよい第1項記載の近視予防
・治療剤、(3)プロトンを放出し得る基がカルボキシ
ル基またはテトラゾリル基である第1項記載の近視予防
・治療剤、(4)化合物が一般式
【化5】 〔式中、Rはアルキル基を、R1は水素または保護され
ていてもよいアミノ基を、R2はプロトンを放出し得る
基を示す〕で表される第1項記載の近視予防・治療剤、
(5)アルキル基が炭素数1ないし6のアルキル基であ
る第4項記載の近視予防・治療剤、(6)アルキル基が
イソプロピル基である第4項記載の近視予防・治療剤、
(7)R1がアミノ基である第1または4項記載の近視
予防・治療剤、(8)R2がカルボキシル基である第1
または4項記載の近視予防・治療剤、(9)化合物が式
【化6】 で表される第1項記載の近視予防・治療剤、(10)眼
局所投与用である第1項記載の近視予防・治療剤、(1
1)点眼剤である第10項記載の近視予防・治療剤、
(12)水性点眼剤である第11項記載の近視予防・治
療剤、(13)溶解補助剤をさらに含有してなる第12
項記載の近視予防・治療剤、および(14)溶解補助剤
がポリビニルピロリドンである第13項記載の近視予防
・治療剤に関する。
【0011】一般式〔I〕中、A環における置換基とし
ては、例えばハロゲン原子,ニトロ基,アルキル基,ア
ルコキシ基,または6,7,8,9位の隣接する2個の
炭素原子とベンゼン環を形成するブタジエニレン基(−
CH=CH−CH=CH−)が挙げられる。ここにおい
て、ハロゲン原子としては、例えば塩素,臭素,フッ素
等が挙げられる。アルキル基としては、好ましくは炭素
数1ないし6の直鎖もしくは分枝状のアルキル基であ
る。該アルキル基としては、例えばメチル、エチル、n
−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イソブチル、
sec−ブチル、tert−ブチル、n−ペンチル、イ
ソペンチル、ネオペンチル、n−ヘキシルなどが挙げら
れる。アルキル基は、好ましくは炭素数1ないし3の直
鎖もしくは分枝状のアルキル基である。アルコキシ基と
しては、好ましくは炭素数1ないし4のアルコキシ基で
ある。該アルコキシ基としては、例えばメトキシ、エト
キシ、n−プロポキシ、イソプロポキシ、n−ブトキ
シ、イソブトキシ、sec−ブトキシ、tert−ブト
キシなどが挙げられる。A環における置換基は、1また
は2以上、同一または異なってA環の任意の位置に置換
していてよい。
【0012】一般式〔I〕,〔II〕中、R1で表される
保護されていてもよいアミノ基における保護基として
は、例えば(1)(a)ハロゲン原子(例、塩素,臭素,フッ
素等)、(b)炭素数1ないし7のアルカノイル基(例、
ホルミル,アセチル,プロピオニル,イソプロピオニ
ル,n−ブチリル,イソブチリル,n−バレリル,イソ
バレリル,ピバロイル,n−ヘキサノイル等)及び(c)
ニトロ基等から選ばれる1ないし3個の置換基を有して
いてもよい炭素数2ないし7のアルカノイル基(例、ア
セチル,プロピオニル,イソプロピオニル,n−ブチリ
ル,イソブチリル,n−バレリル,イソバレリル,ピバ
ロイル,n−ヘキサノイル等)、(2)上記(a)、(b)及び
(c)等から選ばれる1ないし3個の置換基を有していて
もよい炭素数7ないし11のアリールカルボニル基
(例、ベンゾイル,p−トルオイル,1−ナフトイル,
2−ナフトイル等)、(3)上記(a)、(b)及び(c)等から選
ばれる1ないし3個の置換基を有していてもよい炭素数
2ないし7のアルコキシカルボニル基(例、メトキシカ
ルボニル,エトキシカルボニル,n−プロポキシカルボ
ニル,イソプロポキシカルボニル,tert-ブトキシカル
ボニル等)、(4)上記(a)、(b)及び(c)等から選ばれる1
ないし3個の置換基を有していてもよい炭素数7ないし
11のアリールオキシカルボニル基(例、フェノキシカ
ルボニル等)、(5)上記(a)、(b)及び(c)等から選ばれる
1ないし3個の置換基を有していてもよい炭素数8ない
し13のアラルキルカルボニル基(例、ベンジルカルボ
ニル,フェネチルカルボニル等)、(6)上記(a)、(b)及
び(c)等から選ばれる1ないし3個の置換基を有してい
てもよい炭素数8ないし13のアラルキルオキシカルボ
ニル基(例、ベンジルオキシカルボニル,フェネチルオ
キシカルボニル等)、(7)上記(a)、(b)及び(c)等から選
ばれる1ないし3個の置換基を有していてもよいフタロ
イル基、(8)上記(a)、(b)及び(c)等から選ばれる1ない
し3個の置換基を有していてもよい炭素数6ないし10
のアリールスルホニル基(例、フェニルスルホニル,ト
シル等)、(9)上記(a)、(b)及び(c)等から選ばれる1な
いし3個の置換基を有していてもよい炭素数1ないし6
のアルキルスルホニル基(例、メチルスルホニル,エチ
ルスルホニル,n−プロピルスルホニル等)、(10)上記
(a)、(b)、(c)及びアミノ基等から選ばれる1ないし3
個の置換基を有していてもよい炭素数1ないし6のアル
キル基(例、メチル,エチル,n−プロピル,イソプロ
ピル,n−ブチル,イソブチル,sec-ブチル,tert-ブ
チル,n−ペンチル,n−ヘキシル等)、(11)上記
(a)、(b)及び(c)等から選ばれる1ないし3個の置換基
を有していてもよい炭素数7ないし19のアラルキル基
(例、ベンジル,フェネチル,ベンズヒドリル,トリチ
ル等)等が挙げられる。
【0013】アミノ基における保護基は、上記のうち好
ましくは(a)ハロゲン原子、(b)炭素数1ないし7のアル
カノイル基及び(c)ニトロ基等から選ばれる1ないし3
個の置換基をそれぞれ有していてもよい、炭素数2ない
し7のアルカノイル基、炭素数7ないし11のアリール
カルボニル基、炭素数2ないし7のアルコキシカルボニ
ル基、炭素数7ないし11のアリールオキシカルボニル
基、炭素数8ないし13のアラルキルカルボニル基、炭
素数8ないし13のアラルキルオキシカルボニル基等で
ある。
【0014】一般式〔I〕,〔II〕中、R2で表される
プロトンを放出し得る基は、具体的には例えばカルボキ
シル基,テトラゾリル基,トリフルオロメタンスルホニ
ルアミノ基(−NHSO2CF3),ホスホノ基,スルホ
基などの容易にH+を放出してアニオン化しうる基が挙
げられ、これらの基は適当な置換基で置換されていても
よいアルキル基(例、メチル,n−ブチル等の炭素数1
ないし4のアルキル基等)または置換されていてもよい
アシル基(例、ハロゲン原子等で置換されていてもよい
アセチル,プロピオニル等の炭素数2ないし4のアルカ
ノイル基、ハロゲン原子,アミノ等で置換されていても
よいベンゾイル基等)などで保護されていてもよく、生
物学的すなわち生理条件下(例えば生体内酵素等による
酸化・還元あるいは加水分解などの生体内反応など)
に、または化学的にプロトンを放出し得る基またはそれ
に変じ得る基であればいずれでもよい。プロトンを放出
し得る基は、好ましくはカルボキシル基,テトラゾリル
基等である。
【0015】一般式〔II〕において、Rで表されるアル
キル基は、好ましくは炭素数1ないし6の直鎖もしくは
分枝状のアルキル基である。該アルキル基としては、例
えばメチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n
−ブチル、イソブチル、sec−ブチル、tert−ブ
チル、n−ペンチル、イソペンチル、ネオペンチル、n
−ヘキシルなどが挙げられる。Rは、さらに好ましくは
炭素数1ないし3の直鎖もしくは分枝状のアルキル基で
ある。Rは、特に好ましくはイソプロピル基である。
【0016】一般式〔I〕で表される化合物は、好まし
くは一般式〔II〕で表される化合物、特に好ましくは式
〔III〕で表される化合物である。
【0017】一般式〔I〕で表される化合物は、例えば
一般式
【化7】 〔式中の記号は前記と同意義を示す〕で表される化合物
と活性メチレン化合物またはアセチレンカルボン酸誘導
体とを反応させたのち、加水分解することによって製造
される。活性メチレン化合物としては、例えばアセト酢
酸メチル、アセト酢酸エチル、シアン酢酸メチル、シア
ン酢酸エチル、シアノアセトアミド、マロンニトリル、
オキザロ酢酸エチルエステル、マロン酸ジエチルエステ
ル、マロン酸ジメチルエステル、ベンゾイル酢酸エチ
ル、メチル 3−オキソ−n−カプロエート等が挙げら
れる。これらの活性メチレン化合物の使用量は、通常原
料化合物〔IV〕またはその塩1モルに対し、実用上1〜
10倍モル程度である。アセチレンカルボン酸誘導体と
しては、アセチレンジカルボン酸ジメチルエステル,ア
セチレンジカルボン酸ジエチルエステル,プロピオール
酸メチル,プロピオール酸エチル等が挙げられる。プロ
ピオール酸エステルを用いる場合には、中間に生ずるア
ミノアクリレート誘導体を単離することもできるが、単
離せずにそのまま閉環反応を行うことができる。これら
のアセチレンカルボン酸誘導体の使用量は、通常原料化
合物〔IV〕またはその塩1モルに対し、実用上1〜10
倍モル程度である。
【0018】反応は一般に塩基の存在が望ましく、用い
られる塩基としては有機アミン類が、例えばn−ブチル
アミン,ベンジルアミン,アニリンなどの第一級アミ
ン、ジエチルアミン,ジプロピルアミン,ジブチルアミ
ン,ピペリジン,ピロリジン,モルホリンなどの第二級
アミン、1,8−ジアザビシクロ〔5,4,0〕−7−
ウンデセンやトリエチルアミンのような第三級アミンや
イミダゾール,2−メチルイミダゾールのような異項環
塩基が挙げられる。これらの有機塩基の使用量は、通常
原料化合物〔IV〕またはその塩1モルに対し、触媒量〜
5倍モル程度である。反応は一般に有機溶媒中で行うの
が好ましく、この溶媒としては、例えばメタノール,エ
タノール,プロパノール,ブタノール等のアルコール
類、ベンゼン,トルエン等の芳香族炭化水素類、ジメチ
ルホルムアミド等が挙げられる。反応温度、反応時間な
ど、その他の反応条件に特に制限はないが、室温〜用い
た溶媒の沸点付近で約1時間〜24時間反応させるのが
一般的である。本製造過程において、所望により活性メ
チレン化合物であるシアノアセトアミドのアミノ基の保
護化反応を行ってもよい。該保護化反応は、本技術分野
における慣用の方法に従って行うことができる。加水分
解の条件としては、通常の酸性加水分解法が用いられ
る。例えば硫酸,塩酸,リン酸等を過剰に用い、その酸
のみで、あるいは有機溶媒例えば、ギ酸,酢酸等の有機
酸類、あるいは、メタノール,エタノール,プロパノー
ル,ブタノール等のアルコール類と共に、通常50〜1
50℃付近で加熱することにより行われる。反応時間は
化合物により異なるが、通常1時間〜数日間程度であ
る。
【0019】化合物〔I〕は、薬理学的に許容される塩
として用いることもできる。このような塩としては、例
えば無機塩基,有機塩基などの塩基との塩、無機酸,有
機酸,塩基性または酸性アミノ酸などの酸付加塩が挙げ
られる。無機塩基としては、例えばナトリウム、カリウ
ムなどのアルカリ金属;カルシウム、マグネシウムなど
のアルカリ土類金属;ならびにアルミニウム、アンモニ
ウムなどが挙げられる。有機塩基としては、例えばエタ
ノールアミンなどの第一級アミン、ジエチルアミン,ジ
エタノールアミン,ジシクロヘキシルアミン,N,N'-
ジベンジルエチレンジアミンなどの第二級アミン、トリ
メチルアミン,トリエチルアミン,ピリジン,ピコリ
ン,トリエタノールアミンなどの第三級アミンなどが挙
げられる。無機酸としては、例えば塩酸、臭化水素酸、
硝酸、硫酸、リン酸などが挙げられる。有機酸として
は、例えばギ酸、酢酸、トリフルオロ酢酸、フマール
酸、シュウ酸、酒石酸、マレイン酸、クエン酸、コハク
酸、リンゴ酸、メタンスルホン酸、ベンゼンスルホン
酸、p−トルエンスルホン酸などが挙げられる。塩基性
アミノ酸としては、例えばアルギニン、リジン、オルニ
チンなどが挙げられる。酸性アミノ酸としては、例えば
アスパラギン酸、グルタミン酸などが挙げられる。化合
物〔I〕の塩は、例えば特開昭61−10587号公
報、特開昭61−10588号公報、特開昭54−48
798号公報、特開昭54−88298号公報等に記載
の方法またはこれに準じた方法により製造することがで
きる。
【0020】化合物〔I〕またはその塩は、後述する試
験例より明らかなように、優れた毛様体筋の弛緩作用を
有するので、近視予防・治療剤として用いることができ
る。
【0021】本発明の近視予防・治療剤は、毒性も低
く、哺乳動物(例、ヒト,ウサギ,イヌ,ネコ,ウシ,
ウマ,サル等)に対し、経口的もしくは非経口的に、安
全に投与することができる。
【0022】本発明の近視予防・治療剤は、例えば化合
物〔I〕またはその塩と医薬として許容される担体とを
混合することにより製造することができる。医薬として
許容される担体としては、製剤素材として慣用の各種有
機あるいは無機担体物質が用いられ、固形製剤におい
て、賦形剤,滑沢剤,結合剤,崩壊剤等が、液状製剤に
おいて、溶剤,溶解補助剤,懸濁化剤,増粘剤,等張化
剤,緩衝剤,無痛化剤等が適宜配合される。また、必要
に応じて、保存剤,キレート剤、抗酸化剤,着色剤,甘
味剤,着香剤,芳香剤等の製剤添加物を常法に従って用
いてもよい。賦形剤の好適な例としては、例えば乳糖、
白糖、マンニトール、デンプン、結晶セルロース、軽質
無水ケイ酸等が挙げられる。滑沢剤の好適な例として
は、例えばステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸カ
ルシウム、タルク、コロイドシリカ等が挙げられる。結
合剤の好適な例としては、例えば白糖、マンニトール、
マルチトール、デンプン、ゼラチン、アラビアゴム、ト
ラガントガム、結晶セルロース、デキストリン、ヒドロ
キシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセ
ルロース、ポリビニルピロリドン、アルギン酸ナトリウ
ム、キチン、キトサン等が挙げられる。崩壊剤の好適な
例としては、例えばデンプン、カルボキシメチルセルロ
ース、カルボキシメチルセルロースカルシウム、クロス
カルメロースナトリウム、カルボキシメチルスターチナ
トリウム、キチン、キトサン等が挙げられる。
【0023】溶剤の好適な例としては、例えば注射用
水、アルコール類(例、エタノール、プロピレングリコ
ール、マクロゴール、グリセリン等)、油脂類(例、オ
リーブ油、ゴマ油、ラッカセイ油、綿実油、ヒマシ油、
トウモロコシ油等)等が挙げられる。溶解補助剤の好適
な例としては、例えばポリビニルピロリドン、シクロデ
キストリン、カフェイン、ポリエチレングリコール、プ
ロピレングリコール、マンニトール、安息香酸ベンジ
ル、エタノール、トリスアミノメタン、コレステロー
ル、トリエタノールアミン、炭酸ナトリウム、クエン酸
ナトリウム等が挙げられる。懸濁化剤の好適な例として
は、例えばステアリルトリエタノールアミン,ラウリル
硫酸ナトリウム,ラウリルアミノプロピオン酸,レシチ
ン,モノステアリン酸グリセリン,ポリソルベート80
等の界面活性剤、例えばポリビニルアルコール,ポリビ
ニルピロリドン,カルボキシメチルセルロースナトリウ
ム,メチルセルロース,ヒドロキシメチルセルロース,
ヒドロキシエチルセルロース,ヒドロキシプロピルセル
ロース,ヒドロキシプロピルメチルセルロース,アラビ
アゴム,ゼラチン,アルブミン等の親水性高分子などが
挙げられる。増粘剤の好適な例としては、例えば卵黄レ
シチン、ゼラチン、アラビアゴム、トラガントガム、メ
チルセルロース、カルボキシメチルセルロースナトリウ
ム、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピル
セルロース、ポリビニルアルコール、ポリアクリル酸ナ
トリウム、アルギン酸ナトリウム、ペクチン等が挙げら
れる。等張化剤の好適な例としては、例えばソルビトー
ル,グリセリン,ポリエチレングリコール,プロピレン
グリコール,グルコース,塩化ナトリウム等が挙げられ
る。緩衝剤の好適な例としては、例えばリン酸緩衝剤,
ホウ酸緩衝剤,クエン酸緩衝剤,酒石酸緩衝剤,酢酸緩
衝剤等が挙げられる。無痛化剤の好適な例としては、例
えばベンジルアルコール等が挙げられる。
【0024】保存剤の好適な例としては、例えばパラオ
キシ安息香酸エステル類、塩化ベンザルコニウム、塩化
ベンゼトニウム、クロロブタノール、ベンジルアルコー
ル、フェネチルアルコール、デヒドロ酢酸、ソルビン酸
またはその塩、パラクロルメタキシノール、クロルクレ
ゾール、チメロサール等が挙げられる。キレート剤の好
適な例としては、例えばエデト酸ナトリウム,クエン酸
ナトリウム,縮合リン酸ナトリウム等が挙げられる。抗
酸化剤の好適な例としては、例えば亜硫酸塩、アスコル
ビン酸、α−トコフェロール、システイン等が挙げられ
る。着色剤の好適な例としては、例えばタール色素、カ
ンゾウエキス、リボフラビン、酸化亜鉛等が挙げられ
る。甘味剤の好適な例としては、例えばブドウ糖、ショ
糖、果糖、蜂蜜、サッカリン、甘草等が挙げられる。着
香剤の好適な例としては、例えばバニリン、メントー
ル、ローズ油等が挙げられる。芳香剤の好適な例として
は、例えばウイキョウ油、ボルネオール、メントール等
が挙げられる。上記した以外にも、医薬として許容され
る担体としては、例えば寒天、カゼイン、コラーゲン等
が挙げられる。
【0025】さらに、製剤に他の近視予防・治療薬(例
えばメチル硫酸ネオスチグミン,トロピカミド等または
これらを有効成分として含有する薬剤等)、他の薬効を
有する成分等を適宜添加して用いてもよい。
【0026】本発明の近視予防・治療剤を水性液剤の形
態で用いる場合のpHは、化合物〔I〕またはその塩の
安定性を考慮すると、4ないし9であることが好まし
い。
【0027】経口投与用の製剤としては、例えば散剤、
顆粒剤、錠剤、カプセル剤等の固形製剤や乳剤、シロッ
プ剤、懸濁剤等の液状製剤が挙げられる。例えば錠剤
は、化合物〔I〕またはその塩に前記した賦形剤、崩壊
剤、結合剤または滑沢剤などを適宜添加して、圧縮成形
することにより製造される。この際、所望により、圧縮
成形に続いて、前記した甘味剤,着香剤,芳香剤等をさ
らに添加してもよいし、腸溶性あるいは持続性を目的と
して自体公知の方法によりコーティングを行ってもよ
い。コーティングの際に使用するコーティング剤として
は、例えばヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシ
プロピルメチルセルロース、酢酸フタル酸セルロース、
ヒドロキシプロピルメチルセルロースフタレート、ヒド
ロキシプロピルメチルセルロースアセテートサクシネー
ト、エチルセルロース等が用いられる。懸濁剤は、例え
ば化合物〔I〕またはその塩を前記した溶剤中に懸濁さ
せることにより製造することができる。この際、所望に
より、前記した懸濁化剤等を適宜用いてもよい。
【0028】非経口投与用の製剤としては、例えば注射
剤、眼局所投与用の製剤などが挙げられる。注射剤は、
皮下注射剤、静脈内注射剤、筋肉内注射剤などを含むも
のである。注射剤は、水性もしくは非水性注射剤のいず
れでもよく、また、溶液であっても懸濁液であってもよ
い。眼局所投与用の製剤としては、例えば点眼剤、眼軟
膏剤、ゲル剤などが挙げられるが、特に好ましくは点眼
剤である。点眼剤は、水性もしくは非水性点眼剤のいず
れでもよく、また、溶液であっても懸濁液であってもよ
い。本発明の近視予防・治療剤は、眼局所投与用の製剤
として用いることが好ましく、さらに点眼剤、とりわけ
水性点眼剤として用いることが好ましい。
【0029】注射剤は、例えば化合物〔I〕またはその
塩を、前記した保存剤,等張化剤等とともに注射用水に
溶解させることにより水性注射剤として、あるいはプロ
ピレングリコール,オリーブ油,ゴマ油,綿実油等に溶
解あるいは懸濁させることにより油性注射剤として製造
することができる。
【0030】水性点眼剤は、例えば精製水を加熱し、保
存剤を溶解した後、溶解補助剤を加え、次いで化合物
〔I〕またはその塩を加えて完全に溶解させることによ
り製造することができる。この際、必要により緩衝剤、
等張化剤、キレート剤、増粘剤などを用いてもよい。溶
解補助剤は、好ましくはポリビニルピロリドン、シクロ
デキストリン、カフェイン等であり、特に好ましくはポ
リビニルピロリドンである。ポリビニルピロリドンを使
用した場合、化合物〔I〕またはその塩の溶解性が著し
く改善され、しかも化合物〔I〕またはその塩の安定性
が特に増大する。(特開昭62−123116号公報
(特公平4−78614号公報)参照)例えばポリビニ
ルピロリドンは、平均分子量が約25000ないし約1
20000、好ましくは約40000のものが使用され
る。また、ポリビニルピロリドンの添加量は、通常0.
2ないし20(W/V)%、好ましくは0.5ないし1
5(W/V)%、特に好ましくは1ないし10(W/
V)%である。
【0031】緩衝剤は、特に好ましくはホウ酸緩衝剤で
ある。緩衝剤としてホウ酸緩衝剤を使用する場合、他の
緩衝剤、例えばリン酸緩衝剤を使用する場合に比し、低
刺激性の液剤を得ることができる。この際、ホウ酸の添
加量は0.2ないし4(W/V)%、好ましくは0.5
ないし2(W/V)%である。
【0032】水性懸濁点眼剤は、上記の水性点眼剤に用
いられる添加剤の他に、さらに前記した懸濁化剤を適宜
選択して用いることにより製造することができる。上記
した水性点眼剤および水性懸濁点眼剤のpHは、好まし
くは4ないし9、特に好ましくは5ないし8である。
【0033】非水性点眼剤は、化合物〔I〕またはその
塩をアルコール類(例、エタノール、プロピレングリコ
ール、マクロゴール、プロピレングリコール、グリセリ
ン等)等の水溶性溶剤や油脂類(例、オリーブ油、ゴマ
油、ラッカセイ油、綿実油、ヒマシ油、トウモロコシ油
等)等の油性溶剤に溶解あるいは懸濁させることにより
製造することができる。
【0034】眼軟膏剤は、例えばワセリン、プラスチベ
ース、流動パラフィン等を基剤として適宜選択して用い
ることにより製造することができる。
【0035】眼科用ゲル剤は、例えばカルボキシビニル
ポリマー,エチレン無水マレイン酸ポリマー,ポリオキ
シエチレン−ポリオキシプロピレンブロックコポリマ
ー,ゲランゴム等を基剤として適宜選択して用いること
により製造することができる。
【0036】本発明の近視予防・治療剤の投与量は、投
与ルート,症状,患者の年齢,体重などによっても異な
るが、通常化合物〔I〕またはその塩の投与量として、
成人1人あたり、0.01ないし500mg/日程度が
用いられる。本発明の近視予防・治療剤は、例えば成人
の近視患者1人に対し、1眼につき、有効成分である化
合物〔I〕またはその塩を0.05ないし2(W/V)
%、好ましくは0.1ないし1(W/V)%程度含有す
る水性点眼剤として、症状に応じて1回量1ないし数滴
を1日1ないし数回、好ましくは2ないし5回程度投与
することが望ましい。
【0037】以下に、実施例を挙げて本発明をさらに詳
細に説明し、試験例により本発明の効果を明らかにする
が、これらは単なる例示であって、これらにより本発明
の範囲が限定されるものではない。
【0038】
【実施例】
実施例1 水性点眼剤 (配合処方) 化合物〔III〕 5g ホウ酸 16g ホウ砂 10g ポリビニルピロリドン(平均分子量40000) 20g カフェイン 2g ポリエチレングリコール(平均分子量4000) 5g パラオキシ安息香酸メチル 0.26g パラオキシ安息香酸プロピル 0.14g 滅菌精製水を加えて全量で 1000ml (pH6.0)
【0039】(調製法)滅菌精製水800mlを加熱
し、パラオキシ安息香酸メチル、パラオキシ安息香酸プ
ロピルを溶解した後、さらにホウ酸、ホウ砂、ポリビニ
ルピロリドン(平均分子量40000)、カフェイン、
ポリエチレングリコールおよび化合物〔III〕を順次加
えて溶解した。冷後これに滅菌精製水を加えて全量で1
000mlとし、0.22μmメンブランフィルターで
滅菌濾過した後、所定の容器に充填し、水性点眼剤を製
造した。
【0040】実施例2 水性点眼剤 (配合処方) 化合物〔III〕 2.5g ホウ酸 16g ホウ砂 7g ポリビニルピロリドン(平均分子量4000) 20g パラオキシ安息香酸メチル 0.26g パラオキシ安息香酸プロピル 0.14g 滅菌精製水を加えて全量で 1000ml (pH7.5)
【0041】(調製法)滅菌精製水800mlを加熱
し、パラオキシ安息香酸メチル、パラオキシ安息香酸プ
ロピルを加温して溶かし、室温まで冷却した。この液
に、ホウ酸、ホウ砂およびポリビニルピロリドンを加え
て溶かし、さらにこの液に化合物〔III〕を順次加えて
溶解した。これに滅菌精製水を加えて全量で1000m
lとし、0.22μmメンブランフィルターで滅菌濾過
した後、所定の容器に充填し、水性点眼剤を製造した。
【0042】実施例3 水性懸濁点眼剤 (配合処方) 化合物〔III〕 10g リン酸二水素ナトリウム 50g 塩化ナトリウム 9g ポリソルベート80 20g クロロブタノール 3g 水酸化ナトリウム 適量 滅菌精製水を加えて全量で 1000ml (pH5.0)
【0043】(調製法)滅菌精製水800mlを加温
し、クロロブタノールを溶解後、さらにリン酸二水素ナ
トリウム、塩化ナトリウム、ポリソルベート80を順次
加えて溶解し、室温まで冷却した。得られた液を水酸化
ナトリウムでpH5.0に調整後、これに滅菌精製水を
加えて全量で1000mlとし、0.22μmのメンブ
ランフィルターで濾過滅菌した。これに予め滅菌した化
合物〔III〕を均一に分散させることにより、水性懸濁
点眼剤を製造した。
【0044】実施例4 油性点眼剤 (配合処方) 化合物〔III〕 20g 綿実油を加えて全量で 1000ml
【0045】(調製法)予め滅菌した綿実油に化合物
〔III〕を加え、油性点眼剤を製造した。
【0046】実施例5 眼軟膏剤 (配合処方) 化合物〔III〕 10g 流動パラフィン 100g 白色ワセリンを加えて全量で 1000g
【0047】(調製法)流動パラフィン、白色ワセリン
を予め加熱滅菌した。次いで、化合物〔III〕を流動パ
ラフィンと十分研和後、白色ワセリンと十分に練り合わ
せて、眼軟膏剤を製造した。
【0048】実施例6 ゲル剤 (配合処方) 化合物〔III〕 5g カルボキシビニルポリマー 10g フェネチルアルコール 5g 水酸化ナトリウム 適量 滅菌精製水を加えて全量で 1000g (pH7.0)
【0049】(調製法)滅菌精製水800mlにフェネ
チルアルコールを溶解後、0.22μmのメンブランフ
ィルターで濾過滅菌した。この液に予め滅菌した化合物
〔III〕を懸濁後、激しく攪拌しながら滅菌したカルボ
キシビニルポリマーを加え溶解した。得られた液を水酸
化ナトリウムでpH7.0に調整後、滅菌精製水を加え
て全量で1000gとし、ゲル剤を製造した。
【0050】実施例7 錠剤 (配合処方) 化合物〔III〕 10mg ラクトース 35mg コーンスターチ 150mg 微結晶セルロース 30mg ステアリン酸マグネシウム 5mg 1錠 230mg
【0051】(調製法)化合物〔III〕、ラクトース、
コーンスターチ、2/3量の微結晶セルロースおよび1
/2量のステアリン酸マグネシウムを混和した後、顆粒
化した。得られた顆粒に残りの微結晶セルロースおよび
ステアリン酸マグネシウムを加え、加圧成形し、錠剤を
製造した。
【0052】実施例8 カプセル剤 (配合処方) 化合物〔III〕 10mg ラクトース 90mg 微結晶セルロース 70mg ステアリン酸マグネシウム 10mg 1カプセル 180mg
【0053】(調製法)化合物〔III〕、ラクトース、
微結晶セルロースおよび1/2量のステアリン酸マグネ
シウムを混和した後、顆粒化した。得られた顆粒に残り
のステアリン酸マグネシウムを加えて、全体をゼラチン
カプセルに封入し、カプセル剤を製造した。
【0054】実施例9 注射剤 (配合処方) 化合物〔III〕 10mg イノシトール 100mg ベンジルアルコール 20mg 1アンプル 130mg
【0055】(調製法)化合物〔III〕、イノシトール
およびベンジルアルコールを全量2mlになるように、
注射用蒸留水に溶かし、アンプルに封入した。全工程は
無菌状態で行った。
【0056】試験例1 有色家兎毛様体筋を用いたカルバコール収縮に対する化
合物〔III〕の拮抗作用 有色家兎毛様体筋を用いたカルバコール収縮に対する化
合物〔III〕の拮抗作用について検討した。 (実験材料)実験動物として、体重約2kgの雄性有色
家兎(ダッチ種)を用いた。供試薬物として、毛様体筋
収縮作用を有するカルバコール(3×10-7M〜3×1
-3M)、化合物〔III〕(10-6M〜10-3M)およ
びムスカリン受容体拮抗作用を有するトロピカミド(1
-7M〜3×10-5M)〔ミドリンM(登録商標:参天
製薬株式会社製の散瞳および調節麻痺剤)の有効成分〕
を用いた。( )内は最終薬物濃度を示す(以下同
様)。本試験例中、カルバコールおよびトロピカミド
は、クレブス−リンゲル(Krebs−Ringer)
液溶液(pH7.6)として、化合物〔III〕は、リン
酸緩衝液(pH7.6)溶液として用いた。
【0057】(実験方法) 標本作製:有色家兎の眼球を摘出後、眼球後部を切り取
り、眼球前部を2分の1に分割した。その1つから硝子
体、水晶体を取り去り、虹彩を切り離した。次いで、毛
様体筋を強膜より丁寧に剥がし取り、幅1mm,長さ1
0mmの筋標本を作製した。 測定方法:上記によって作製した組織を、95%O2
5%CO2を通じ37℃に保温したクレブス−リンゲル
液を満たした10mlの浴槽内に懸垂した。薬物に対す
る反応は、約30mgの静止張力下に等尺性に記録し
た。化合物〔III〕(3×10-5Mまたは10-4M)お
よびトロピカミド(10-6M)を5分間前処置後のカル
バコールの速やかな収縮に対する各供試薬物の抑制作用
と、カルバコール(3×10-5M)の速やかな収縮に続
いて起こる持続性収縮に対する化合物〔III〕(10-6
M〜10-3M)およびトロピカミド(10-7M〜3×1
-5M)の弛緩作用についての測定結果をそれぞれ図1
および図2に示す。
【0058】(結果) (1)家兎毛様体筋は、10-6M〜10-4Mのカルバコ
ールにより、濃度依存的な収縮反応を示した(図1参
照)。 (2)トロピカミド(10-6M)は、カルバコールの用
量反応曲線を高濃度側に平行移動させた。すなわち、ト
ロピカミドは競合的拮抗薬である(図1参照)。化合物
〔III〕は、カルバコールによる最大収縮を、3×10
-5Mの濃度で約25%、10-4Mの濃度では約70%抑
制した。すなわち、化合物〔III〕は、カルバコールに
よる最大収縮を強く抑制したことより、非競合的拮抗薬
であると考えられる(図1参照)。 (3)トロピカミドは、3×10-7M以上の濃度で、カ
ルバコール(3×10-5M)による持続性収縮を濃度依
存的に弛緩させたが、静止張力以下には弛緩させなかっ
た(持続性最大収縮から静止張力までの弛緩を100%
とした)(図2参照)。化合物〔III〕は、3×10-6
M以上の濃度で、カルバコール(3×10-5M)による
持続性収縮を濃度依存的に弛緩させた。さらに、化合物
〔III〕は静止張力以下に弛緩させた(116%)(図
2参照)。
【0059】以上の結果より、化合物〔III〕は家兎毛
様体筋に対し弛緩作用を示すことが明らかとなった。ミ
ドリンMの有効成分であるトロピカミドは、早い収縮を
抑制し、それに引き続いて起こる持続性収縮に対して弛
緩作用を示した。化合物〔III〕も同様の作用を示し
た。トロピカミドは、毛様体筋の神経性の収縮物質であ
るアセチルコリンと同様の作用を示すカルバコールと神
経終末部の受容体で競合的に拮抗作用を示すが、化合物
〔III〕は、神経終末部のコリン受容体と競合的には拮
抗せず、他の機序により毛様体筋に直接働き弛緩作用を
示した可能性が考えられる。従って、化合物〔III〕
は、アセチルコリンだけでなく、毛様体筋を収縮させる
他の神経伝達物質の毛様体筋の収縮を弛緩させることも
考えられる。このように近視の原因がアセチルコリン以
外の収縮にあるとすれば、化合物〔III〕は新しい近視
予防・治療薬としての開発が期待される。
【0060】試験例2 ミドリンMおよびミオピンを投与しても視力の回復しな
かった近視患者に対する本発明の近視予防・治療剤の効
果 ミドリンMおよびミオピン(登録商標:メチル硫酸ネオ
スチグミンを有効成分とする参天製薬株式会社製の調節
機能改善剤)を投与しても視力の回復しなかった近視患
者5名に、実施例2で得られた水性点眼剤(以下、本剤
と略称することもある)を投与して、本発明の近視予防
・治療剤の効果を検討した。
【0061】まず、視力が低下したことを訴えて来院し
た、表1に示すような年齢9ないし28才の患者(Aな
いしE)5名について、裸眼視力(右、左)、自動計測
屈折値(右、左)〔オートレフラクトメーターを使用、
単位:D(ジオプトリー)〕を測定した。その結果を表
1に示す。また、眼軸長および角膜曲率半径について
は、5名とも正常範囲内であった。
【0062】患者AないしEの両眼に、ミオピンを1回
1滴、1日3ないし4回、およびミドリンMを就寝前に
1滴、3か月間点眼投与した。患者AないしEについ
て、初回来院時から3か月後の来院時に、裸眼視力
(右、左)、自動計測屈折値(右、左)を測定した結果
を表1に示す。表1から明らかなように、5名とも、裸
眼視力および自動計測屈折値は初回測定値と殆んど変わ
らず、近視予防・治療効果は認められなかった。
【0063】そこで次に、患者AないしEの両眼に、ミ
オピンに代えて本剤を1回1滴、1日3ないし4回、お
よびミドリンMを就寝前に1滴、3か月間点眼投与し
た。患者AないしEについて、3か月後の来院時(初回
来院時から6か月後の来院時)に、裸眼視力(右、
左)、自動計測屈折値(右、左)を測定した結果を表1
に示す。表1から明らかなように、5名とも、裸眼視力
は1.0以上に回復し、また自動計測屈折値も明らかに
改善していた。
【0064】
【表1】
【0065】以上の試験結果より、本剤は、ミドリンM
と併用すると、従来の近視予防・治療剤であるミオピン
とミドリンMの併用では効果がない近視患者に対して、
近視予防・治療効果を示した。従って、本剤の近視予防
・治療剤としての有用性が示された。
【0066】試験例3 近視患者に対する本発明の近視予防・治療剤の効果 実施例2で得られた水性点眼剤(本剤)を近視患者5名
に投与して、本発明の近視予防・治療剤の効果を検討し
た。まず、視力が低下したことを訴えて来院した、表2
に示すような年齢9ないし28才の患者(FないしJ)
5名について、裸眼視力(右、左)、自動計測屈折値
(右、左)〔オートレフラクトメーターを使用、単位:
D(ジオプトリー)〕を測定した結果を表2に示す。ま
た、眼軸長および角膜曲率半径については、5名とも正
常範囲内であった。
【0067】患者FないしJの両眼に、本剤を1回1
滴、1日3ないし4回、3か月間点眼投与した。患者F
ないしJについて、3か月後の来院時に、裸眼視力
(右、左)、自動計測屈折値(右、左)を測定した結果
を表2に示す。表2から明らかなように、5名とも、裸
眼視力は1.0以上に回復し、また自動計測屈折値も明
らかに改善していた。
【0068】
【表2】
【0069】本発明の試験例に用いた患者は、上述のご
とく眼軸長が正常範囲内であり、また角膜曲率半径にも
変化がなかったことより、毛様体筋の緊張(収縮)が原
因と考えられる屈折性近視患者であると考えられた。従
って、本試験例における本剤の近視予防・治療効果は、
毛様体筋に作用し毛様体筋の収縮を弛緩させたことによ
ると考えられた。以上のことより、本剤は優れた近視予
防・治療効果を示し、近視予防・治療剤として有用であ
ることが判った。
【0070】試験例4 カルバコール点眼によるサル急性屈折性近視に対する化
合物〔III〕の効果について検討した。 (実験材料)実験動物として、体重約3Kgの雄性カニ
クイザル2頭を用いた。供試薬物として、毛様体筋を収
縮し、水晶体の屈折度を変化させて近視を引き起こすカ
ルバコール、瞳孔散大筋に作用し散瞳させるα受容体刺
激作用を持つフェニレフリン〔ネオシネジンコーワ5%
点眼液(登録商標:興和株式会社製の散瞳剤)の有効成
分〕および試験薬剤である化合物〔III〕を用いた。本
試験例中、カルバコールは、クレブス−リンゲル液溶液
(pH7.6)として、化合物〔III〕は、リン酸緩衝
液(pH7.6)溶液として用いた。 (実験方法)0.75%カルバコールを両眼に30分間
隔で点眼し、経時的に屈折度を測定した。測定はカルバ
コール点眼前およびカルバコール1回目点眼30分後よ
り15分間隔で行い、瞳孔径が約1mm以下となるまで
続けた。カルバコール点眼90分前より5分間隔で、片
眼に試験薬剤である化合物〔III〕を、反対眼には生理
食塩液をそれぞれ4回点眼した。また、屈折度測定のた
めの散瞳維持を目的に、カルバコール点眼120分前よ
り5分間隔で、5%フェニレフリンを両眼に6回点眼し
た。いずれの薬物も点眼量はすべて20μlとした。以
下にプロトコールを示す。
【化8】 (結果)生理食塩液点眼眼では、カルバコール2回点眼
15分後より15Dの近視化が認めれたのに対し、1%
化合物〔III〕点眼眼では屈折度の変化はなかった。生
理食塩液点眼眼では、カルバコール3回点眼でさらに近
視化が認めれたが、化合物〔III〕点眼眼では、近視化
がほぼ完全に抑制された。(図3参照)
【0071】試験例5 式
【化9】 で表される7−イソプロピル−3−(1H−テトラゾー
ル−5−イル)−1−アザキサントン(特開昭54−4
8798号)を用い、試験例1と同様にして、該化合物
のカルバコール収縮に対する弛緩作用について検討した
ところ、該化合物は、3×10-6M以上の濃度でカルバ
コール(3×10-5M)による持続的収縮を濃度依存的
に弛緩させた。したがって、本化合物の近視予防・治療
剤としての有用性が示された。本試験例中、カルバコー
ルは、生理食塩液溶液として用いた。
【0072】
【発明の効果】本発明の近視予防・治療剤は、家兎毛様
体筋およびヒト毛様体筋に対し、弛緩作用を示すのみな
らず、さらに従来の近視予防・治療剤ではほとんど効果
がない近視患者に対しても優れた近視予防・治療効果を
示し、また、散瞳作用(副作用)もないので、安全な近
視予防・治療剤として有利に用いることができる。本発
明の近視予防・治療剤は、近視の前兆である調節緊張け
いれん等にも適用することができる。
【0073】
【図面の簡単な説明】
【図1】化合物〔III〕あるいはトロピカミド前処置後
のカルバコールの用量反応曲線(カルバコール単独の最
大収縮を100%とした時の割合)を示すグラフであ
る。横軸はカルバコール濃度(M)の常用対数(log
M)を、縦軸は収縮率(%)を示す。図中、○は、カル
バコール単独の用量反応曲線(n=8)を、▲は、化合
物〔III〕(3×10-5M)を5分間前処置後のカルバ
コールの用量反応曲線(n=7)を、△は、化合物〔II
I〕(10-4M)を5分間前処置後のカルバコールの用
量反応曲線(n=7)を、□は、トロピカミド(10-6
M)を5分間前処置後のカルバコールの用量反応曲線
(n=6)をそれぞれ表す。
【図2】カルバコール(3×10-5M)の持続性収縮に
対する化合物〔III〕およびトロピカミドの弛緩作用
(持続性最大収縮から静止張力までの弛緩を100%と
した)を示すグラフである。横軸は薬物濃度(M)の常
用対数(logM)を、縦軸は弛緩率(%)を示す。図
中、△は、化合物〔III〕(n=7)を、□は、トロピ
カミド(n=7)をそれぞれ表す。
【図3】カルバコール点眼後の屈折度の変化を示したグ
ラフである。横軸は時間(分)を示し、カルバコール1
回目点眼直前を0分とした。縦軸は屈折度の初期値(カ
ルバコールの点眼直前の値)からの変化(D)を示す。
図中、△および▲はそれぞれ生理食塩液点眼眼または化
合物〔III〕点眼眼の屈折度の変化を表し、矢印はカル
バコールの点眼時を表す。各値は2頭の屈折度の変化の
平均および標準誤差を示す。

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一般式 【化1】 〔式中、A環は置換されていてもよく、R1は水素また
    は保護されていてもよいアミノ基を、R2はプロトンを
    放出し得る基を示す〕で表される化合物またはその塩を
    含有してなる近視予防・治療剤。
  2. 【請求項2】A環がハロゲン原子,ニトロ基,アルキル
    基,アルコキシ基,または6,7,8,9位の隣接する
    2個の炭素原子とベンゼン環を形成するブタジエニレン
    基(−CH=CH−CH=CH−)で置換されていても
    よい請求項1記載の近視予防・治療剤。
  3. 【請求項3】プロトンを放出し得る基がカルボキシル基
    またはテトラゾリル基である請求項1記載の近視予防・
    治療剤。
  4. 【請求項4】化合物が一般式 【化2】 〔式中、Rはアルキル基を、R1は水素または保護され
    ていてもよいアミノ基を、R2はプロトンを放出し得る
    基を示す〕で表される請求項1記載の近視予防・治療
    剤。
  5. 【請求項5】アルキル基が炭素数1ないし6のアルキル
    基である請求項4記載の近視予防・治療剤。
  6. 【請求項6】アルキル基がイソプロピル基である請求項
    4記載の近視予防・治療剤。
  7. 【請求項7】R1がアミノ基である請求項1または4記
    載の近視予防・治療剤。
  8. 【請求項8】R2がカルボキシル基である請求項1また
    は4記載の近視予防・治療剤。
  9. 【請求項9】化合物が式 【化3】 で表される請求項1記載の近視予防・治療剤。
  10. 【請求項10】眼局所投与用である請求項1記載の近視
    予防・治療剤。
  11. 【請求項11】点眼剤である請求項10記載の近視予防
    ・治療剤。
  12. 【請求項12】水性点眼剤である請求項11記載の近視
    予防・治療剤。
  13. 【請求項13】溶解補助剤をさらに含有してなる請求項
    12記載の近視予防・治療剤。
  14. 【請求項14】溶解補助剤がポリビニルピロリドンであ
    る請求項13記載の近視予防・治療剤。
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