JPH0725890A - 白金錯体の製造方法 - Google Patents
白金錯体の製造方法Info
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- JPH0725890A JPH0725890A JP19428393A JP19428393A JPH0725890A JP H0725890 A JPH0725890 A JP H0725890A JP 19428393 A JP19428393 A JP 19428393A JP 19428393 A JP19428393 A JP 19428393A JP H0725890 A JPH0725890 A JP H0725890A
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 不純物が混入しないシス白金(II)錯体の製造
方法を提供する。 【構成】 式(2)の1,2−シクロヘキサンジアミン
異性体のシス白金(II)錯体の塩化物または臭化物に銀イ
オン溶液を加えて生成した塩化銀または臭化銀を濾別し
た後、ヨウ化ナトリウムまたはヨウ化カリウムを加えた
状態でpHを 5.3乃至 7.3に保ちながら再度濾別分離
し、その後pHを 1.0乃至 2.0に下げてから有機二塩基
酸を加えることにより、式(1)の1,2−シクロヘキ
サンジアミン異性体のシス白金(II)錯体が得られる。 (式中、1,2−ジアミノシクロヘキサン立体配位は、
シス、トランス−dまたはトランス−l体であり、Xは
ClまたはBrである) (式中、1,2−ジアミノシクロヘキサンの立体配位
は、シス、トランス−dまたはトランス−l体であり、
R1,R2例えば
方法を提供する。 【構成】 式(2)の1,2−シクロヘキサンジアミン
異性体のシス白金(II)錯体の塩化物または臭化物に銀イ
オン溶液を加えて生成した塩化銀または臭化銀を濾別し
た後、ヨウ化ナトリウムまたはヨウ化カリウムを加えた
状態でpHを 5.3乃至 7.3に保ちながら再度濾別分離
し、その後pHを 1.0乃至 2.0に下げてから有機二塩基
酸を加えることにより、式(1)の1,2−シクロヘキ
サンジアミン異性体のシス白金(II)錯体が得られる。 (式中、1,2−ジアミノシクロヘキサン立体配位は、
シス、トランス−dまたはトランス−l体であり、Xは
ClまたはBrである) (式中、1,2−ジアミノシクロヘキサンの立体配位
は、シス、トランス−dまたはトランス−l体であり、
R1,R2例えば
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、制ガン剤の原薬となる
白金化合物(化1)の製造方法に関する。
白金化合物(化1)の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来化1および化8は制ガン作用を有す
る白金化合物として公知であり、化1の製造方法として
は、K2 Pt(II)X4 (XはClまたはBr)と1,2
−ジアミノシクロヘキサン異性体とを反応させて化8に
生成させ、これに水を加えて沸騰溶解させた液に、化8
に硝酸銀溶液を加えて化8中の塩素または臭素を塩化銀
または臭化銀として沈殿させ、濾別した後、濾液に有機
二塩基酸を加えて、目的とする化1を得る方法が用いら
れていた。
る白金化合物として公知であり、化1の製造方法として
は、K2 Pt(II)X4 (XはClまたはBr)と1,2
−ジアミノシクロヘキサン異性体とを反応させて化8に
生成させ、これに水を加えて沸騰溶解させた液に、化8
に硝酸銀溶液を加えて化8中の塩素または臭素を塩化銀
または臭化銀として沈殿させ、濾別した後、濾液に有機
二塩基酸を加えて、目的とする化1を得る方法が用いら
れていた。
【0003】ところが上記方法で製造された化1中に
は、未反応物としての化8や、化8の副生成物である化
9および化10、さらに未反応の銀イオンといった多くの
不純物が含まれるという製造上の欠点がある。
は、未反応物としての化8や、化8の副生成物である化
9および化10、さらに未反応の銀イオンといった多くの
不純物が含まれるという製造上の欠点がある。
【0004】
【化9】 (式中はXはClまたはBr)
【0005】
【化10】 (式中はXはClまたはBr)この混入する原因として
いろいろ考えられるが、まず第1に化8の水に対する溶
解度が低いことがあげられる。たとえば化8がトランス
−l体塩化物の場合、その水に対する溶解度は37℃で約
0.26mg/mlと非常に低く、沸騰溶解した場合でも約 0.5
mg/mlしか溶けない。このように化8の溶解度が低いた
め、硝酸銀と反応させて化8を完全に脱塩素化するのは
物性上きわめて困難であり、上記のような不純物が混入
することになる。さらにこの反応により生じた塩化銀の
除去にも非常に問題がある。すなわち塩化銀の溶解度は
比較的低く、生成した塩化銀の大部分は除くことができ
るが、化8の塩化物の溶解度が低いため、この反応には
多量の水を必要とし、このように多量の水を用いた状態
では塩化銀を完全に除去するのは不可能となってくる。
以上は塩化物の場合であるが、ハロゲンが塩素より臭素
に変わると、状況はいそう悪化する。多くの白金化合物
には細胞毒性等の生理活性を有する例が多く、このよう
な未反応の化8や副生成物の化9、化10の混入は微量で
さえ、制ガン剤としての医薬品原薬としては許されな
い。また混在する未反応銀イオンに関しても、重金属試
験法の中で規制されているが、従来の方法では銀イオン
に関しても満足できる数値は得られていない。
いろいろ考えられるが、まず第1に化8の水に対する溶
解度が低いことがあげられる。たとえば化8がトランス
−l体塩化物の場合、その水に対する溶解度は37℃で約
0.26mg/mlと非常に低く、沸騰溶解した場合でも約 0.5
mg/mlしか溶けない。このように化8の溶解度が低いた
め、硝酸銀と反応させて化8を完全に脱塩素化するのは
物性上きわめて困難であり、上記のような不純物が混入
することになる。さらにこの反応により生じた塩化銀の
除去にも非常に問題がある。すなわち塩化銀の溶解度は
比較的低く、生成した塩化銀の大部分は除くことができ
るが、化8の塩化物の溶解度が低いため、この反応には
多量の水を必要とし、このように多量の水を用いた状態
では塩化銀を完全に除去するのは不可能となってくる。
以上は塩化物の場合であるが、ハロゲンが塩素より臭素
に変わると、状況はいそう悪化する。多くの白金化合物
には細胞毒性等の生理活性を有する例が多く、このよう
な未反応の化8や副生成物の化9、化10の混入は微量で
さえ、制ガン剤としての医薬品原薬としては許されな
い。また混在する未反応銀イオンに関しても、重金属試
験法の中で規制されているが、従来の方法では銀イオン
に関しても満足できる数値は得られていない。
【0006】上記問題点を解決するため、本発明者らは
化1に硝酸銀を加えて生成した塩化銀または臭化銀を濾
別した後、該濾液にヨウ化ナトリウムまたはヨウ化カリ
ウムを加えて化8の未反応物及び副生成物並びに未反応
銀イオンをヨード体にして分離する方法を検討した。こ
の方法により上記未反応物及び副生成物並びに未反応銀
イオンをかなり効率よく除去することが可能となった
が、それでも依然としてわずかの未反応物及び副生成物
が残留することはさけられず、さらに上記未反応物及び
副生成物を少なくすることが要望されていた。また化1
の収率を高めるためには、有機二塩基酸の添加後化1の
沈殿を完全にするためなるべく長時間放置することが必
要であるが、二時間以上放置すると反応液中の未反応の
化8や化11等が混入して化1の純度を悪くしてしまうと
いう問題があった。
化1に硝酸銀を加えて生成した塩化銀または臭化銀を濾
別した後、該濾液にヨウ化ナトリウムまたはヨウ化カリ
ウムを加えて化8の未反応物及び副生成物並びに未反応
銀イオンをヨード体にして分離する方法を検討した。こ
の方法により上記未反応物及び副生成物並びに未反応銀
イオンをかなり効率よく除去することが可能となった
が、それでも依然としてわずかの未反応物及び副生成物
が残留することはさけられず、さらに上記未反応物及び
副生成物を少なくすることが要望されていた。また化1
の収率を高めるためには、有機二塩基酸の添加後化1の
沈殿を完全にするためなるべく長時間放置することが必
要であるが、二時間以上放置すると反応液中の未反応の
化8や化11等が混入して化1の純度を悪くしてしまうと
いう問題があった。
【0007】
【化11】 そのため、化1の収率を向上させる面からも、上記未反
応物や副生成物の残留をさらに少なくすることが重要な
問題であった。
応物や副生成物の残留をさらに少なくすることが重要な
問題であった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記問題点を
解決し、化8、化9、化10および化11のような不純物の
混入しない制ガン剤原薬化1の製造方法を提供する。
解決し、化8、化9、化10および化11のような不純物の
混入しない制ガン剤原薬化1の製造方法を提供する。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は化8に硝酸銀溶
液を加えて濾過した後、該濾液へヨウ化カリウムまたは
ヨウ化ナトリウムを添加した状態でpH 5.3乃至 7.3に
保ちながら再度濾過し、その後該濾液のpHを 1.0乃至
2.0に下げて有機二塩基酸を加えることにより達成され
る。
液を加えて濾過した後、該濾液へヨウ化カリウムまたは
ヨウ化ナトリウムを添加した状態でpH 5.3乃至 7.3に
保ちながら再度濾過し、その後該濾液のpHを 1.0乃至
2.0に下げて有機二塩基酸を加えることにより達成され
る。
【0010】
【作用】上記本発明の製造方法では、塩化銀または臭化
銀を濾別後、NaIまたはKIを加えることにより、未
反応の化8および化9、化10ならびに未反応銀イオンと
いった不純物がヨード体に変えられるが、該ヨード体は
水にする溶解度が小さく、また目的とする化1との間で
溶解度に大きな差があるため、該ヨード体を沈殿として
効率よく除去することができる。ところが上記反応液は
強酸性であり、ヨード体の溶解度が上昇してしまうため
このような方法を用いても上記ヨード体はかなりの量が
液中に溶解しており、化1の沈殿とともに混入し化1の
純度を落としてしまう結果となる。ここで第1段めとし
てpHを 5.3乃至 7.3に保つのは上記ヨード体の溶解度
を小さくして、溶けているヨード体を沈殿させ濾過分離
することを可能にするためである。なおこのときpHが
5.3未満もしくは 7.3を超えるとヨード体の溶解度減少
効果があまり得られず、液中のヨード体を効率よく除去
することができないという問題が発生してしまう。その
後の操作でpHを 1.0乃至 2.0に下げるのは、その後加
える有機二塩基酸との反応を進行させるのに必要なため
で、pH2.0 を超えると反応が進まなくなり、またpH
1.0 未満では液中の化合物が変質する可能性がある。な
おpH調整に用いる薬品としてはハロゲンを含まない薬
品を用いることが必要であり、例えばpHを上げるとき
は水酸化ナトリウム、水酸化カリウムなどが用いられ、
pHを下げるときは硝酸、硫酸などが用いられる。
銀を濾別後、NaIまたはKIを加えることにより、未
反応の化8および化9、化10ならびに未反応銀イオンと
いった不純物がヨード体に変えられるが、該ヨード体は
水にする溶解度が小さく、また目的とする化1との間で
溶解度に大きな差があるため、該ヨード体を沈殿として
効率よく除去することができる。ところが上記反応液は
強酸性であり、ヨード体の溶解度が上昇してしまうため
このような方法を用いても上記ヨード体はかなりの量が
液中に溶解しており、化1の沈殿とともに混入し化1の
純度を落としてしまう結果となる。ここで第1段めとし
てpHを 5.3乃至 7.3に保つのは上記ヨード体の溶解度
を小さくして、溶けているヨード体を沈殿させ濾過分離
することを可能にするためである。なおこのときpHが
5.3未満もしくは 7.3を超えるとヨード体の溶解度減少
効果があまり得られず、液中のヨード体を効率よく除去
することができないという問題が発生してしまう。その
後の操作でpHを 1.0乃至 2.0に下げるのは、その後加
える有機二塩基酸との反応を進行させるのに必要なため
で、pH2.0 を超えると反応が進まなくなり、またpH
1.0 未満では液中の化合物が変質する可能性がある。な
おpH調整に用いる薬品としてはハロゲンを含まない薬
品を用いることが必要であり、例えばpHを上げるとき
は水酸化ナトリウム、水酸化カリウムなどが用いられ、
pHを下げるときは硝酸、硫酸などが用いられる。
【0011】
【実施例1】塩化白金酸カリウム 170gを水 850mlに溶
解し、トランス−l−1,2−ジアミノシクロヘキサン
50gを水50mlに溶解した液と混合し、2時間撹拌した。
生成したシス−ジクロロ(トランス−l−1,2−ジア
ミノシクロヘキサン)白金(II)を濾取し水 250mlに懸濁
させ、ここへ硝酸銀 100gを 500mlの水に溶解した溶液
を添加し、室温で反応させ塩化銀の沈殿を生成させた。
塩化銀を濾別した後濾液を 800mlになるまで減圧濃縮
し、濃縮液にヨウ化カリウム5gを加えて生成したヨー
ド体の沈殿を濾別した。その後該濾液のpHを2N水酸
化ナトリウム水溶液にてpH 7.0に調整した後、再度生
成した沈殿を濾別し、その後2N硝酸にて濾液のpHを
2.0に調整しこの液へシュウ酸2水和物40gを水 300ml
に溶解した溶液を加えた。該溶液を一晩放置し、析出し
た結晶を濾取したところ、シス−オキザラート(トラン
ス−l−1,2−ジアミノシクロヘキサン)白金(II)が
97g得られ、収率としては60%であった。またこの中に
存在する不純物として塩素及びヨウ素をイオンクロマト
グラフィー法により分析したところどちらも5ppm 以下
であった。
解し、トランス−l−1,2−ジアミノシクロヘキサン
50gを水50mlに溶解した液と混合し、2時間撹拌した。
生成したシス−ジクロロ(トランス−l−1,2−ジア
ミノシクロヘキサン)白金(II)を濾取し水 250mlに懸濁
させ、ここへ硝酸銀 100gを 500mlの水に溶解した溶液
を添加し、室温で反応させ塩化銀の沈殿を生成させた。
塩化銀を濾別した後濾液を 800mlになるまで減圧濃縮
し、濃縮液にヨウ化カリウム5gを加えて生成したヨー
ド体の沈殿を濾別した。その後該濾液のpHを2N水酸
化ナトリウム水溶液にてpH 7.0に調整した後、再度生
成した沈殿を濾別し、その後2N硝酸にて濾液のpHを
2.0に調整しこの液へシュウ酸2水和物40gを水 300ml
に溶解した溶液を加えた。該溶液を一晩放置し、析出し
た結晶を濾取したところ、シス−オキザラート(トラン
ス−l−1,2−ジアミノシクロヘキサン)白金(II)が
97g得られ、収率としては60%であった。またこの中に
存在する不純物として塩素及びヨウ素をイオンクロマト
グラフィー法により分析したところどちらも5ppm 以下
であった。
【0012】
【実施例2】実施例1と同様の方法によりシス−ジクロ
ロ(トランス−l−1,2−ジアミノシクロヘキサン)
白金(II)を得て250ml の水に懸濁させた。該懸濁液へ硝
酸銀100gを 500mlの水に溶解した溶液を加え塩化銀を
生成させた。生成した塩化銀を濾取した後、濾液を減圧
濃縮により 800mlにまで濃縮し、2Nの水酸化ナトリウ
ム水溶液でpH 7.0に調整した後、ヨウ化カリウム5g
を加えて放置した。生成した沈殿を再度濾取した後、濾
液へシュウ酸2水和物40gを水 300mlに溶解した液を加
え一晩放置した。このとき生成した結晶を濾取したとこ
ろ、シス−オキザラート(トランス−l−1,2−ジア
ミノシクロヘキサン)白金(II)が94.3g得られ、収率と
しては59%であった。またこの中に存在する不純物とし
て塩素及びヨウ素を分析したところどちらも5ppm 以下
であった。
ロ(トランス−l−1,2−ジアミノシクロヘキサン)
白金(II)を得て250ml の水に懸濁させた。該懸濁液へ硝
酸銀100gを 500mlの水に溶解した溶液を加え塩化銀を
生成させた。生成した塩化銀を濾取した後、濾液を減圧
濃縮により 800mlにまで濃縮し、2Nの水酸化ナトリウ
ム水溶液でpH 7.0に調整した後、ヨウ化カリウム5g
を加えて放置した。生成した沈殿を再度濾取した後、濾
液へシュウ酸2水和物40gを水 300mlに溶解した液を加
え一晩放置した。このとき生成した結晶を濾取したとこ
ろ、シス−オキザラート(トランス−l−1,2−ジア
ミノシクロヘキサン)白金(II)が94.3g得られ、収率と
しては59%であった。またこの中に存在する不純物とし
て塩素及びヨウ素を分析したところどちらも5ppm 以下
であった。
【0013】
【従来例1】実施例1と同様な方法により、シス−ジク
ロロ(トランス−l−1,2−ジアミノシクロヘキサ
ン)白金(II)を作り、硝酸銀を加えて生成した塩化銀を
濾別した。得られた濾液を減圧濃縮により 800mlにまで
濃縮した後、さらにヨウ化カリウム5gを加えて生じた
沈殿を濾別した。この濾液にシュウ酸2水和物40gを水
300mlに溶解した溶液を加え、2時間放置した後得られ
た結晶を濾取することにより、シス−オキザラート(ト
ランス−l−1,2−ジアミノシクロヘキサン)白金(I
I)79.5gが得られ、収率は49%であった。またこの中に
存在する不純物として塩素及びヨウ素をイオンクロマト
グラフィー法により分析したところ、塩素及びヨウ素は
どちらでも5ppm 以下であった。
ロロ(トランス−l−1,2−ジアミノシクロヘキサ
ン)白金(II)を作り、硝酸銀を加えて生成した塩化銀を
濾別した。得られた濾液を減圧濃縮により 800mlにまで
濃縮した後、さらにヨウ化カリウム5gを加えて生じた
沈殿を濾別した。この濾液にシュウ酸2水和物40gを水
300mlに溶解した溶液を加え、2時間放置した後得られ
た結晶を濾取することにより、シス−オキザラート(ト
ランス−l−1,2−ジアミノシクロヘキサン)白金(I
I)79.5gが得られ、収率は49%であった。またこの中に
存在する不純物として塩素及びヨウ素をイオンクロマト
グラフィー法により分析したところ、塩素及びヨウ素は
どちらでも5ppm 以下であった。
【0014】
【従来例2】実施例1と同様な方法により、シス−ジク
ロロ(トランス−l−1,2−ジアミノシクロヘキサ
ン)白金(II)を作り、硝酸銀を加えて生成した塩化銀を
濾別した。得られた濾液を減圧濃縮により 800mlにまで
濃縮した後、さらにヨウ化カリウム5gを加えて生じた
沈殿を濾別した。この濾液にシュウ酸2水和物40gを水
300mlに溶解した溶液を加えた。該溶液を一晩放置し、
析出した結晶を濾取したところ、シス−オキザラート
(トランス−l−1,2−ジアミノシクロヘキサン)白
金(II)78gが得られ、収率としては60%であったが、シ
ス−ジクロロ(トランス−l−1,2−ジアミノシクロ
ヘキサン)白金(II)及びシス−ジヨード(トランス−l
−1,2−ジアミノシクロヘキサン)白金(II)と考えら
れる黄褐色不純物の沈殿が同時に析出し、結晶が着色し
てしまった。
ロロ(トランス−l−1,2−ジアミノシクロヘキサ
ン)白金(II)を作り、硝酸銀を加えて生成した塩化銀を
濾別した。得られた濾液を減圧濃縮により 800mlにまで
濃縮した後、さらにヨウ化カリウム5gを加えて生じた
沈殿を濾別した。この濾液にシュウ酸2水和物40gを水
300mlに溶解した溶液を加えた。該溶液を一晩放置し、
析出した結晶を濾取したところ、シス−オキザラート
(トランス−l−1,2−ジアミノシクロヘキサン)白
金(II)78gが得られ、収率としては60%であったが、シ
ス−ジクロロ(トランス−l−1,2−ジアミノシクロ
ヘキサン)白金(II)及びシス−ジヨード(トランス−l
−1,2−ジアミノシクロヘキサン)白金(II)と考えら
れる黄褐色不純物の沈殿が同時に析出し、結晶が着色し
てしまった。
【0015】
【発明の効果】以上述べたとおり、本発明の製造方法を
用いることにより制ガン剤として用いる場合に人体に有
害な不純物の混入を減らしながら、収率を向上させて化
1を製造することができ、大変有効である。
用いることにより制ガン剤として用いる場合に人体に有
害な不純物の混入を減らしながら、収率を向上させて化
1を製造することができ、大変有効である。
Claims (1)
- 【請求項1】 一般式 【化1】 (式中、1,2−ジアミノシクロヘキサンの立体配位
は、シス、トランス−dまたはトランス−l体であり、
R1 、R2 はPt(II)と環状とてなって化2、化3、化
4、化5、化6または化7となるもの) 【化2】 【化3】 【化4】 【化5】 【化6】 【化7】 で示される1,2−ジアミノシクロヘキサン異性体のシ
ス白金(II)錯体の製造方法において、一般式 【化8】 (式中、1,2−ジアミノシクロヘキサン立体配位は、
シス、トランス−dまたはトランス−l体であり、Xは
ClまたはBrである)で示される1,2−ジアミノシ
クロヘキサン異性体のシス白金(II)錯体ジハロゲン化合
物に硝酸銀溶液を加えて濾過した後、該濾液へヨウ化カ
リウムまたはヨウ化ナトリウムを添加した状態でpHを
5.3乃至 7.3に保ちながら再度濾過し、その後該濾液の
pHを 1.0乃至2.0に下げて有機二塩基酸を加えること
を特徴とする白金化合物の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19428393A JPH0725890A (ja) | 1993-07-09 | 1993-07-09 | 白金錯体の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19428393A JPH0725890A (ja) | 1993-07-09 | 1993-07-09 | 白金錯体の製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0725890A true JPH0725890A (ja) | 1995-01-27 |
Family
ID=16322030
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP19428393A Pending JPH0725890A (ja) | 1993-07-09 | 1993-07-09 | 白金錯体の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0725890A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1998001454A1 (fr) * | 1996-07-04 | 1998-01-15 | Tanaka Kikinzoku Kogyo K.K | Procede de production de compose de platine |
-
1993
- 1993-07-09 JP JP19428393A patent/JPH0725890A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1998001454A1 (fr) * | 1996-07-04 | 1998-01-15 | Tanaka Kikinzoku Kogyo K.K | Procede de production de compose de platine |
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