JPH0725954U - サイクロン分離器 - Google Patents
サイクロン分離器Info
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- JPH0725954U JPH0725954U JP5724093U JP5724093U JPH0725954U JP H0725954 U JPH0725954 U JP H0725954U JP 5724093 U JP5724093 U JP 5724093U JP 5724093 U JP5724093 U JP 5724093U JP H0725954 U JPH0725954 U JP H0725954U
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Landscapes
- Separating Particles In Gases By Inertia (AREA)
- Cyclones (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 大流量でも容器の底に堆積した粒子を巻き上
げることのないサイクロン分離器を提供する 【構成】 エアフィルタのフィルタ容器2の円弧状断面
をした四方の壁面をその接合部分が互いに緩やかな鈍角
をなすように形成する。容器2内に流入した空気圧には
旋回流SBが発生し、旋回流SBが壁面接合部に達する
と局部的な小さな屈曲流KBが発生する。この屈曲流K
Bは容器2の壁面接合部の鈍角面2aに当たって偏向す
る流れであるが、流れの偏向に際し、空気中に混在する
密度及び粒径の大きな粒子は慣性により鈍角面2aに衝
突し、鈍角面2aに付着して補足される。補足された粒
子は重力により容器2の底部に沈降する。これにより分
離されない粒子は旋回流SBと一緒にフィルタ容器2内
を旋回し、そこに発生する遠心力により分離される。ま
た、屈曲流KBの発生により旋回流の外周部の流れ抵抗
が増加して旋回速度が低減するので、容器2の底部に旋
回流が達する際の流速が小さなものとなる。
げることのないサイクロン分離器を提供する 【構成】 エアフィルタのフィルタ容器2の円弧状断面
をした四方の壁面をその接合部分が互いに緩やかな鈍角
をなすように形成する。容器2内に流入した空気圧には
旋回流SBが発生し、旋回流SBが壁面接合部に達する
と局部的な小さな屈曲流KBが発生する。この屈曲流K
Bは容器2の壁面接合部の鈍角面2aに当たって偏向す
る流れであるが、流れの偏向に際し、空気中に混在する
密度及び粒径の大きな粒子は慣性により鈍角面2aに衝
突し、鈍角面2aに付着して補足される。補足された粒
子は重力により容器2の底部に沈降する。これにより分
離されない粒子は旋回流SBと一緒にフィルタ容器2内
を旋回し、そこに発生する遠心力により分離される。ま
た、屈曲流KBの発生により旋回流の外周部の流れ抵抗
が増加して旋回速度が低減するので、容器2の底部に旋
回流が達する際の流速が小さなものとなる。
Description
【0001】
本考案は、流体中に混在する固体や液体の微粒子を流体から分離させるサイク ロン分離器に関するものである。
【0002】
固体や液体の微粒子を含む流体に回転運動を与え、遠心力により微粒子を分離 させるサイクロン分離器は周知である。例えば、空気圧回路中に配置され、空気 中のドレンやゴミを取り除くためのエアフィルタが広く使用されている。このエ アフィルタは、流体(気体)中に混在する、流体より密度が大きくかつ粒径の大 きな粒子を遠心分離により流体から分離させるものである。ここで、従来のエア フィルタの一例を図面に基づいて説明する。
【0003】 図2に示すエアフィルタ10は、フィルタ本体11、フィルタ容器12、旋回 羽根列13、エレメント(濾材)14、バッフルプレート15、ドレン弁16、 仕切板17等により構成されている。フィルタ本体11には流体の入出口(IN ポート、OUTポート)18、19が設けられ、また、旋回羽根列13、エレメ ント14、バッフルプレート15、仕切板17等を保持している。旋回羽根列1 3は流体入口とフィルタ容器の間に高速の旋回流を発生させるための部材であり 、多数の羽根部材が放射状に設けられている。
【0004】 フィルタ容器12は、図3に示すように円形の断面形状をした円筒形をしてい る。そして、INポート18から入った空気圧は旋回羽根列13を通過すること により、フィルタ容器12の内部で高速の旋回流FBとなる。この旋回流FBに 発生する遠心力により、空気(流体)中に混在する空気より密度が大きくかつ粒 径の大きな粒子を旋回流の外周部分に押しやり、フィルタ容器12の壁面と接す る流速の低い部分(境界層)で重力により沈降させ、容器12の底に補足する。 遠心分離によりふるい切れない、密度及び粒径が小さい粒子はエレメント14に より濾過され、清浄な空気がOUTポート19から取り出される。また、分離さ れ容器12の底に溜ったドレンはドレン弁16から排出される。
【0005】 ところで、流速が適当な場合には、旋回羽根列13下流のフィルタ容器12内 の外側部分に容器下部に向かう旋回流が形成され、内側部分に容器上部へ向かう 旋回流が形成される。しかし、流速が遅くなるとこの旋回流が乱れ、粒子が分離 されないうちに空気がエレメント14に接触し、エレメント14に集中して粒子 が付着し早期に性能が低下してしまう。仕切板17は、流速が遅い場合でも空気 が直接エレメント14に触れ性能低下することを防ぐために設けられている。ま た、バッフルプレート15は、フィルタ容器12の底に溜ったドレンが再び空気 中に混入されるのを防ぐために設けられている。
【0006】
しかしながら、従来のサイクロン分離器において、その分離性能は旋回流に発 生する遠心力が流体流量の2乗に比例するため、大流量では効率良く分離できる が小流量になると分離効果が維持できず性能が低下してしまう。これを防ぐため に、容器内にできるだけ高速の旋回流を発生させることを目的として円筒形の分 離器容器が用いられている。分離器容器が円筒形をしている場合、流体流量が大 きくなって旋回流がある流速を越えると容器底部にまで高速流が達し、堆積した 粒子を逆に巻き上げるので、堆積粒子をただちに排出しない方式の装置では一定 流量を越えると逆に性能が低下するという問題があった。
【0007】 本考案は、従来のサイクロン分離器における上述の問題を解決し、大流量でも 堆積粒子を巻き上げることのないサイクロン分離器を提供することを課題とする 。
【0008】
前記の課題は、本考案によって、容器内に流入した流体に旋回流を発生させ、 遠心分離により前記流体中に混在する粒子を分離するサイクロン分離器において 、前記容器は、少なくとも4辺の円弧状断面を有する壁面の各辺接合部が互いに 緩やかな鈍角を成すように形成されていることにより解決される。
【0009】
容器内に発生した旋回流が容器壁面の4辺の互いの接合部分の緩やかな鈍角面 に達すると局部的な屈曲流が発生する。そのとき、流体中に混在する粒子は慣性 により容器壁面の鈍角面に衝突し、容器壁面に付着して補足され重力により容器 底部に沈降する。これにより分離されない粒子は旋回流と一緒に容器内を旋回し 、そこに発生する遠心力により流体から分離される。そして、屈曲流により外周 部の流れ抵抗が増加して旋回を重ねるごとに最大速度の低減率が大きくなり、容 器底部に旋回流が達する際の流速が小さくなる。
【0010】
以下、本考案の一実施例を図面に基づいて説明する。本実施例のエアフィルタ は、フィルタ容器の断面形状が図1に示すような形状をしていること以外は図2 及び3により説明した従来例のエアフィルタと同様であるので、重複する説明は 省略する。
【0011】 図1に示すように、本実施例のエアフィルタのフィルタ容器2は、正方形の各 辺の中央部が膨らんだような形状の断面をしている。この正方形の各辺に相当す るフィルタ容器2の四方の壁面はそれぞれ円弧状断面をしており、各壁面の接合 部分が互いに緩やかな鈍角をなすように形成されている。
【0012】 さて、前述した従来例のエアフィルタと同様に、INポートからフィルタ容器 2内に流入した空気圧には旋回流SBが発生する。旋回流SBがフィルタ容器2 の壁面接合部に達すると局部的な小さな屈曲流KBが発生する。この屈曲流KB はフィルタ容器2の壁面接合部の鈍角面2aに当たって偏向する流れであるが、 流れの偏向に際し、空気中に混在する密度及び粒径の大きな粒子は慣性により鈍 角面2aに衝突する(バッフル効果)。そして、その粒子は鈍角面2aに付着し て補足される。補足された粒子は重力によりフィルタ容器2の底部に沈降する。 なお、粒子が乾燥している場合には鈍角面2aに付着しないが、容器壁面と接す る流速の遅い境界層を伝わって容器底部に落下する。
【0013】 このバッフル効果により分離されない粒子は旋回流SBと一緒にフィルタ容器 2内を旋回し、そこに発生する遠心力により旋回流SBの外周部分に押しやられ る。そして、容器壁面に接する境界層を伝わって容器底部に落下する。
【0014】 バッフル効果及び遠心分離によっても分離されない密度の小さな粒子あるいは 分離時間の長い粒径の小さな粒子はエレメント14により濾過される。そして、 OUTポートから清浄な空気が取り出される。
【0015】 ところで、屈曲流KBの発生はフィルタ容器2内の旋回流路に抵抗が増加した ことを意味する。その結果、旋回流SB全体としては外周部の流れ抵抗が増加す るので、最大流速部は、フィルタ容器が円形断面をしている場合よりも中心側に 移動する。そして、旋回を重ねるごとに最大速度の低減率も大きくなるので、フ ィルタ容器2の底部に旋回流が達する際の流速は小さなものとなる。従って、堆 積粒子の巻き上げを防ぐことができる。
【0016】 本実施例のエアフィルタによれば、遠心分離作用にバッフル効果による分離作 用を付加することができるので、空気中に混在する粒子を効率的に分離すると同 時に大流量時の堆積粒子の巻き上げによる分離効率の低下を防止することが可能 である。また、分離すべき粒子が液体の場合、エレメント(濾材)を通過してし まうので従来の分離器では分離効率が低下してしまうが、バッフル効果により液 体粒子の分離も効率的に行うことができる。
【0017】 なお、円弧状断面をしたフィルタ容器2の各辺が形成する角度が鋭角であった り、各辺の接合部に突起または凸部を設けるような方法では、バッフル効果を生 じる適当な大きさの屈曲流KBを発生させることや旋回流SBに対する緩やかな 流れ抵抗を得ることは困難であり、遠心分離作用とバッフル効果による分離作用 とを両立させることはできない。
【0018】
以上説明したように、本考案のサイクロン分離器によれば、遠心分離作用にバ ッフル効果による分離作用を付加することができるので、空気中に混在する粒子 を効率的に分離すると同時に大流量時の堆積粒子の巻き上げによる分離効率の低 下を防止することができる。そのため、従来は流量変動が大きすぎて対応できな かった範囲にまで分離器の適用範囲を広げることが可能となる。また、液体粒子 の分離を効率的に行うことができる。
【図1】図1は、本考案の一実施例であるエアフィルタ
の容器形状を示す断面図である。
の容器形状を示す断面図である。
【図2】図2は、従来のエアフィルタの一例を示す一部
を切り欠いた側面図である。
を切り欠いた側面図である。
【図3】図3は、そのエアフィルタの容器形状を示す断
面図である。
面図である。
2 フィルタ容器 2a 鈍角面 10 エアフィルタ 11 フィルタ本体 12 フィルタ容器 13 斜流旋回羽根列 14 エレメント 16 ドレン弁 18 INポート FB 高速旋回流 KB 屈曲流 SB 旋回流
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 常川 隆史 兵庫県西宮市上田東町4番97号 甲南電機 株式会社内
Claims (1)
- 【請求項1】 容器内に流入した流体に旋回流を発生さ
せ、遠心分離により前記流体中に混在する粒子を分離す
るサイクロン分離器において、前記容器は、少なくとも
4辺の円弧状断面を有する壁面の各辺接合部が互いに緩
やかな鈍角を成すように形成されていることを特徴とす
るサイクロン分離器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1993057240U JP2602772Y2 (ja) | 1993-10-22 | 1993-10-22 | サイクロン分離器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1993057240U JP2602772Y2 (ja) | 1993-10-22 | 1993-10-22 | サイクロン分離器 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0725954U true JPH0725954U (ja) | 1995-05-16 |
| JP2602772Y2 JP2602772Y2 (ja) | 2000-01-24 |
Family
ID=13050016
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1993057240U Expired - Lifetime JP2602772Y2 (ja) | 1993-10-22 | 1993-10-22 | サイクロン分離器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2602772Y2 (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2011143364A (ja) * | 2010-01-15 | 2011-07-28 | Tlv Co Ltd | 気液分離器 |
| JP2011224431A (ja) * | 2010-04-15 | 2011-11-10 | Tlv Co Ltd | 気液分離器 |
| JP2016159242A (ja) * | 2015-03-03 | 2016-09-05 | オルガノ株式会社 | 遠心分離装置とこれを用いた高純度蒸気発生装置 |
-
1993
- 1993-10-22 JP JP1993057240U patent/JP2602772Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2011143364A (ja) * | 2010-01-15 | 2011-07-28 | Tlv Co Ltd | 気液分離器 |
| JP2011224431A (ja) * | 2010-04-15 | 2011-11-10 | Tlv Co Ltd | 気液分離器 |
| JP2016159242A (ja) * | 2015-03-03 | 2016-09-05 | オルガノ株式会社 | 遠心分離装置とこれを用いた高純度蒸気発生装置 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2602772Y2 (ja) | 2000-01-24 |
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Legal Events
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