JPH0726099A - 車両ホイール用被覆組成物 - Google Patents

車両ホイール用被覆組成物

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JPH0726099A
JPH0726099A JP3515892A JP3515892A JPH0726099A JP H0726099 A JPH0726099 A JP H0726099A JP 3515892 A JP3515892 A JP 3515892A JP 3515892 A JP3515892 A JP 3515892A JP H0726099 A JPH0726099 A JP H0726099A
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JP
Japan
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group
carbon atoms
formula
alkyl group
weight
Prior art date
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Application number
JP3515892A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Yamanaka
宏 山中
Yasuhiro Onishi
康裕 大西
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daihachi Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Daihachi Chemical Industry Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 (a)オルガノポリシロキサンを固形分換算
で100重量部、(b)アルコキシシリル基含有アクリ
ル共重体10〜500重量部、(c)アルミニウム化合
物0.1〜100重量部 及び(d)適量の固形分調整
剤からなる車両ホイール用被覆組成物。 【効果】 高光沢性、耐久性にすぐれ、ことに基材との
密着性にすぐれ、耐衝撃性、耐擦傷性が大であり、耐食
性、耐薬品性にもすぐれている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両ホイール用被覆組
成物に関する。さらに詳しくは高光沢性、耐候性、耐擦
傷性、耐汚染性、耐薬品性、防錆性などにすぐれた車両
ホイール用被覆組成物に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】一般に
車両ホイールはアクリル樹脂系塗料、ウレタン樹脂系塗
料などの有機質塗料又はアルカリ金属ケイ酸塩系塗料な
どの無機質塗料が塗布されて、美粧性あるいは耐食性、
耐擦傷性、耐薬品性などを向上させることが行なわれて
いる。特にアルミニウム合金製車両ホイールあるいはマ
グネシウム合金製車両ホイールの場合には防食効果を上
げるために、その下地処理を含めて多大の工数と費用を
要している。
【0003】ところがアクリル樹脂系塗料、ウレタン樹
脂系塗料などの有機質塗料より形成される被膜は、重ね
塗りにより厚い膜とすることで美粧性、耐食性が向上す
るという利点はあるが、塗膜に傷が付きやすいこと、及
びブレーキパッドなどから飛散した黒粉が付着し、その
汚れが落ちにくいという欠点がある。また耐候性に劣
り、長期には黄変、ワレ、ハガレを生じ美粧性を損い易
い。一方アルカリ金属ケイ酸塩系塗料などの無機質塗料
は高温環境下でも塗膜が軟化しないため防汚性にすぐれ
ているという利点はあるが、厚膜ではクラックが生じや
すく、薄膜では光沢が低下し、ピンホールにより錆が発
生しやすいという問題がある。また該塗料で得られる塗
膜は硬いガラス質の膜であり、この塗料を塗布した車両
ホイールでは、走行中に、砂や小石の衝撃により塗膜の
ワレ、ハガレが生じるという問題がある。
【0004】本発明は、上記従来の諸問題を改善しよう
とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段及び作用】 本発明によれば、(a)一般式:RSi(OR1)3 (I) (式中、Rは炭素数1〜8の有機基、R1 は炭素数1〜
8のアルキル基または炭素数1〜8のアシル基を示す)
で表わされるオルガノアルコキシシランを加水分解縮合
して得られオルガノポリシロキサンを固形分換算で10
0重量部、(b)一般式:
【0006】
【化2】 (式中、R2 は炭素数1〜8のアルキル基、R3 は水素
原子、炭素数1〜8のアルキル、アリールおよびアラル
キル基よりなる群から選ばれた1価の炭化水素基、aは
0,1または2を示す)で表わされる基を含有するアル
コキシシリル基含有アクリル共重体10〜500重量
部、(c)一般式: Al(OR4)b〔OC(R5)=CHCOR63-b (III) (式中、R4 及びR5 は、炭素数1〜8のアルキル基、
6 は炭素数1〜8のアルキル基または炭素数1〜8の
アルコキシ基、bは0〜3の整数を示す)で表わされる
アルミニウム化合物またはその部分加水分解物0.1〜
100重量部、(d)適量の固形分調整剤からなる車両
ホイール用被覆組成物が提供される。
【0007】成分(a) 本発明に用いられるオルガノ
ポリシロキサンは、一般式: RSi(OR1)3 (I) (式中、R及びR1 は前記と同意義)で表わされるオル
ガノアルコキシシランを加水分解縮合して得られる。上
記(I)式において、Rは炭素数1〜8、好ましくは炭
素数1〜5の有機基、R1 は炭素数1〜8、好ましくは
1〜5のアルキル基または炭素数1〜8、好ましくは1
〜4のアシル基である。RおよびR1 の炭素数が大きす
ぎると、後述の加水分解速度が極めて遅くなり、場合に
よってはほとんど加水分解が進行しなくなる。上記Rと
しては、メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基な
どのアルキル基;フェニル基、トリル基、キシリル基な
どのアリール基;シクロヘキシル基などのシクロアルキ
ル基;その他γ−クロロプロピル基、ビニル基、γ−グ
リシドキシプロピル基、γ−メタクリロイルオキシプロ
ピル基、γ−メルカプトプロピル基、γ−アミノプロピ
ル基、3,4−エポキシシクロヘキシル基などが挙げら
れる。R1 としてはメチル基、エチル基、プロピル基、
ブチル基、ホルミル基、アセチル基、プロピオニル基な
どが挙げられる。このようなオルガノアルコキシシラン
としては、例えばメチルトリメトキシシラン、メチルト
リエトキシシラン、メチルトリプロポキシシラン、メチ
ルトリブトキシシラン、エチルトリメトキシシラン、エ
チルトリエトキシシラン、プロピルトリメトキシシラ
ン、プロピルトリエトキシシラン、フェニルトリメトキ
シシラン、フェニルトリエトキシシラン、ビニルトリメ
トキシシラン、γ−グリシドキシプロピルトリメトキシ
シラン、γ−グリシドキシプロピルトリエトキシシラ
ン、γ−メルカプトプロピルトリマトキシシラン、γ−
メタクリロキシトリメトキシシラン、γ−アミノプロピ
ルトリメトキシシラン、3,4−エポキシシクロヘキシ
ルエチルトリメトキシシランなどが挙げられる。好まし
くはメチルトリメトキシシランおよび/またはメチルト
リエトキシシランが用いられる。これらのオルガノアル
コキシシランは、単独で使用することも、また2種以上
を併用することもできる。オルガノポリシロキサンは、
上記したオルガノアルコキシシランから次に例示する方
法で得ることができる。
【0008】オルガノアルコキシシラン1モルに対し、
水1.5〜6モル、好ましくは2〜4モルを加え、必要
に応じて加熱を行ない加水分解縮合反応を行なう。この
際、塩酸、硝酸、硫酸などの無機酸、またはギ酸、シュ
ウ酸、酢酸などの有機酸の反応触媒あるいは希釈用の有
機溶媒を使用することができる。かくして得られるオル
ガノポリシロキサンのポリスチレン換算重量平均分子量
が800〜20,000、好ましくは1,000〜4,
000となるように反応を調整する。ポリスチレン換算
重量平均分子量が800未満の場合は、造膜性に劣り、
クラックが発生し易い。また20,000を越えると塗
膜の硬化性が低下し、基材に対する密着性も劣る。該オ
ルガノポリシロキサンは後述するアルコキシシリル基含
有アクリル共重合体の存在下でオルガノアルコキシシラ
ンと水を反応させることによっても得ることができる。
【0009】成分(b) 本発明に用いられるアルコキ
シシリル基含有アクリル共重合体は、末端および(また
は)側鎖に一般式:
【0010】
【化3】 (式中R2 、R3 及びaは前記と同意義)で表わされる
アルコキシシリル基を1分子中に少なくとも1個、好ま
しくは2個以上有する重合体である。前記式中、R2
炭素数1〜8、好ましくは1〜4のアルキル基である。
該炭素数が大きくなるとアルコキシシリル基の反応性が
低下し、R2 がアルキル基以外のたとえばフェニル基や
ベンジル基のばあいにも反応性は低下する。R2 の具体
例としては、たとえばメチル基、エチル基、n−プロピ
ル基、 iso−プロピル基、n−ブチル基、 iso−ブチル
基などがあげられる。
【0011】前記式中、R3 は水素原子、または炭素数
1〜8、好ましくは1〜4のアルキル、アリールおよび
アラルキル基よりなる群から選ばれた1価の炭化水素基
である。R3 の1種である炭素数1〜8のアルキル基の
具体例としては、R2 と同様の基があげられ、アリール
基の具体例としては、たとえばフェニル基などがあげら
れ、アラルキル基の具体例としては、たとえばベンジル
基などがあげられる。
【0012】前記式中、aは0、1または2を示す。前
記一般式で表わされるアルコキシシリル基の具体例とし
ては、たとえば後述するアルコキシシリル基含有モノマ
ーに含まれる基があげられる。アルコキシシリル基含有
アクリル共重合体は、その主鎖が実質的にアクリル共重
合鎖からなるために硬化物の耐候性、耐薬品性、耐水性
などが向上する。さらにアルコキシシリル基は炭素原子
に結合しているために、硬化物の耐水性、耐アルカリ
性、耐酸性などが向上する。
【0013】アルコキシシリル基含有アクリル共重合体
1分子中のアルコキシシリル基の個数が1個未満では本
発明の組成物からえられる塗膜の耐溶剤性が低下しやす
くなる。アルコキシシリル基含有アクリル共重合体の数
平均分子量は、本発明の組成物からえられる塗膜の耐久
性などの物性の点から1,000〜30,000、とく
に好ましくは3,000〜25,000である。アルコ
キシシリル基含有アクリル共重合体は、たとえばアクリ
ル酸、メタクリル酸、それらの誘導体などとアルコキシ
シリル基含有モノマーとの共重合によりうることができ
る。
【0014】前記アクリル酸またはメタクリル酸の誘導
体に限定はなく、その具体例としては、たとえばメチル
(メタ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレート、
ブチル(メタ)アクリレート、2−エチルヘキシル(メ
タ)アクリレート、ステアリル(メタ)アクリレート、
ベンジル(メタ)アクリレート、シクロヘキシル(メ
タ)アクリレート、トリフルオロエチル(メタ)アクリ
レート、ペンタフルオロプロピル(メタ)アクリレー
ト、 トリフルオロエチル(メタ)アクリレート、パー
フルオロシクロヘキシル(メタ)アクリレート、(メ
タ)アクリロニトリル、グリシジル(メタ)アクリレー
ト、ジメチルアミノエチル(メタ)アクリレート、ジエ
チルアミノエチル(メタ)アクリレート、(メタ)アク
リルアミド、α−エチル(メタ)アクリルアミド、N−
ブトキシメチル(メタ)アクリルアミド、N,N−ジメ
チルアクリルアミド、N−メチルアクリルアミド、アク
リロイルモルホリン、2−ヒドロキシエチル(メタ)ア
クリレート、2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレ
ート、N−メチロール(メタ)アクリルアミド、東亜合
成化学工業(株)製のアロニクスN−5700、東亜合
成化学工業(株)製のマクロマーであるAS−6、AN
−6、AA−6、AB−6、AK−5、ダイセル化学工
業(株)製のPlaccel FA−1、Placce
l FA−4、Placcel FN−1、Placc
el FN−4、(メタ)アクリル酸のヒドロキシアル
キルエステル類などのα,β−エチレン性不飽和カルボ
ン酸のヒドロキシアルキルエステル類とリン酸もしくは
リン酸エステル類との縮合生成物たるリン酸エステル基
含有ビニル化合物あるいはウレタン結合やシロキサン結
合を含む(メタ)アクリレートなどがあげられる。な
お、水酸基含有モノマーを用いる場合、その使用量は少
量(たとえば共重合体中2%以下)であるのが好まし
い。
【0015】前記アルコキシシリル基含有モノマーとし
ては重合性不飽和2重結合を有し、アルコキシシリル基
を有するモノマーであるということ以外とくに限定はな
く、その具体例としてはたとえば
【0016】
【化4】
【0017】
【化5】 また、
【0018】
【化6】 などの末端にアルコキシシリル基をウレタン結合あるい
はシロキサン結合を介して有する(メタ)アクリレート
などがあげられる。これらアルコキシシリル基含有モノ
マーに由来する単位のアルコキシシリル基含有アクリル
共重合体中の割合は、組成物の硬化性や塗膜の耐久性な
どの点から5〜90%が好ましく、11〜70%がさら
に好ましい。
【0019】該共重合体中には、50%をこえない範囲
で、主鎖にウレタン結合やシロキサン結合により形成さ
れたセグメントを含んでいてもよく、(メタ)アクリル
酸誘導体以外のモノマーに由来するセグメントを含んで
いてもよい。該モノマーに限定はなく、その具体例とし
ては、スチレン、α−メチルスチレン、クロロスチレ
ン、スチレンスルホン酸、4−ヒドロキシスチレン、ビ
ニルトルエンなどの芳香族炭化水素系ビニル化合物;マ
レイン酸、フマル酸、イタコン酸などの不飽和カルボン
酸、それらの塩(アルカリ金属塩、アンモニウム塩、ア
ミン塩など)、それらの酸無水物(無水マレイン酸な
ど)、または、それらと炭素数1〜20の直鎖または分
岐のアルコールとのジエステルまたはハーフエステルな
どの不飽和カルボン酸のエステル;酢酸ビニル、プロピ
オン酸ビニル、ジアリルフタレートなどのビニルエステ
ルやアリル化合物;ビニルピリジン、アミノエチルビニ
ルエーテルなどのアミノ基含有ビニル化合物;イタコン
酸ジアミド、クロトン酸アミド、マレイン酸ジアミド、
フマル酸ジアミド、N−ビニルピロリドンなどのアミド
基含有ビニル化合物;2−ヒドロキシエチルビニルエー
テル、メチルビニルエーテル、シクロヘキシルビニルエ
ーテル、塩化ビニル、塩化ビニリデン、クロロプレン、
プロピレン、ブタジエン、イソプレン、フルオロオレフ
ィン、マレイミド、N−ビニルイミダゾール、ビニルス
ルホン酸などのその他のビニル化合物などがあげられ
る。
【0020】アルコキシシリル基含有アクリル共重合体
は、たとえば特開昭54−36395号公報、同57−
36109号公報、同58−157810号公報などに
示される方法により製造することができるが、合成の容
易さなどの点からアゾビスイソブチロニトリルなどのア
ゾ系ラジカル開始剤を用いた溶液重合法により製造する
のが最も好ましい。
【0021】前記溶液重合においては、必要に応じてn
−ドデシルメルカプタン、t−ドデシルメルカプタン、
n−ブチルメルカプタン、γ−メルカプトプロピルトリ
メトキシシラン、γ−メルカプトプロピルトリエトキシ
シラン、γ−メルカプトプロピルメチルジメトキシシラ
ン、γ−メルカプトプロピルメチルジエトキシシラン、
(H3CO)3 Si−S−S−Si−(OCH3)3、(C
3O)3Si−S8 −Si(OCH3)3 などの連鎖移動
剤を用い、分子量を調節することができる。とくにアル
コキシシリル基を分子中に有する連鎖移動剤、たとえば
γ−メルカプトプロピルトリメトキシシランを用いれ
ば、シリル基含有アクリル共重合体の末端にアルコキシ
シリル基を導入することができる。
【0022】前記溶液重合に用いられる重合溶剤は、炭
化水素類(トルエン、キシレン、n−ヘキサン、シクロ
ヘキサンなど)、酢酸エステル類(酢酸エチル、酢酸ブ
チルなど)、アルコール類(メタノール、エタノール、
イソプロパノール、n−ブタノールなど)、エーテル類
(エチルセロソルブ、ブチルセロソルブ、セロソルブア
セテートなど)、ケトン類(メチルエチルケトン、アセ
ト酢酸エチル、アセチルアセトン、ジアセトンアルコー
ル、メチルイソブチルケトン、アセトンなど)のごとき
非反応性の溶剤であればとくに限定はない。
【0023】このようなアルコキシシリル基含有重合体
は、1種を用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
【0024】成分(c) 本発明に用いられる一般式: Al(OR4)b〔OC(R5)=CHCOR63-b (III) (式中、R4 、R5 、R6 及びbは前記と同意義)で表
わされるアルミニウム化合物、または該アルミニウム化
合物の部分加水分解物は、オルガノポリシロキサンと、
アルコキシシリル基含有アクリル共重合体の架橋剤とし
て働く他、硬化触媒としても働く。
【0025】上記式においてR4 およびR5 は炭素数1
〜8、好ましくは1〜5のアルキル基、R6 は炭素数1
〜8、好ましくは1〜5のアルキル基またはアルコキシ
基、bは0〜3の整数を表わす。このようなアルミニウ
ム化合物としては、トリ−n−プロポキシアルミニウ
ム、トリ− iso−プロポキシアルミニウム、トリ−sec
−ブトキシアルミニウム、トリ−n−ブトキシアルミニ
ウム、sec −ブトキシアルミニウムジイソプロピレー
ト、トリ−tert−ブトキシアルミニウム、エチルアセト
アセテートアルミニウムジイソプロピレート、アルミニ
ウムトリス(エチルアセトアセテート)、アルミニウム
トリス(アセチルアセテート)、アルミニウムモノアセ
チルアセテートビス(エチルアセテート)および該アル
ミニウム化合物の部分加水分解物などを挙げることがで
きる。これらのアルミニウム化合物および該アルミニウ
ム化合物の部分加水分解物は、単独で使用することも、
また2種以上を併用することもできる。なお、上記した
アルミニウム化合物の部分加水分解物は、アルミニウム
化合物を含有する親水性有機溶媒中に沈澱やゲルを生じ
ない範囲で水を添加することによってえられる。
【0026】上記(a)のオルガノポリシロキサン、
(b)のアルコキシシリル基含有アクリル共重合体及び
(c)のアルミニウム化合物及びまたはその部分加水分
解物の組成物中における割合は、(a)オルガノポリシ
ロキサンの固形分換算100重量部に対し、(b):
(c)が10〜500重量部:0.1〜100重量部、
好ましくは30〜300重量部:1〜50重量部、さら
に好ましくは50〜200重量部:1〜10重量部であ
る。
【0027】成分(b)のアルコキシシリル基含有アク
リル共重合体が10重量部未満の場合は、厚い被膜にす
るとクラックが生じやすく、また被膜の硬度が高くなり
すぎて耐チッピング性が低下する。一方、500重量部
を越えると、得られる硬化被膜の軟化点が下がり、耐汚
染性が低下し、また被膜の硬度も低く耐擦傷性も劣る。
【0028】成分(c)のアルミニウム化合物または部
分加水分解物が0.1重量部未満では、オルガノポリシ
ロキサンとアルコキシシリル基含有アクリル共重合体の
架橋不足となり、得られる硬化被膜の平滑性、硬度、密
着性が劣る。また100重量部を越えると、被膜の硬度
が高くなり、クラックを生じやすくなる。
【0029】成分(d) 本発明の組成物に用いられる
固形分調整剤は、本発明の固形分濃度を調整する希釈剤
としての働きのほか、種々の塗装方法に適用できるよう
にし、また組成物の保存安定性を向上させるものであ
る。かかる固形分調整剤としては、アルコール系溶剤、
芳香族系溶剤、ケトン系溶剤、エステル型溶剤、多価ア
ルコール系溶剤などが挙げられる。たとえば、メタノー
ル、エタノール、n−プロパノール、 iso−プロパノー
ル、n−ブタノール、 iso−ブタノール、sec −ブタノ
ール、ベンゼン、トルエン、キシレン、メチルエチルケ
トン、メチルイソブチルケトン、酢酸エチル、酢酸ブチ
ル、エチレングリコール、メチルセロソルブ、エチルセ
ロソルブ、ブチルセロソルブなどを挙げることができ
る。
【0030】これら単独で使用することも、また2種以
上を併用することもできる。上記(d)の固形分調整剤
の配合割合は粘度調整、希釈等の目的に応じて適宜定め
られ、とくに限定されるものではない。しかし、通常、
組成物中の全固形物濃度が、10〜50重量%、好まし
くは15〜40重量%となるように調整されるのが好ま
しい。10重量%未満では固形分濃度が低すぎて膜厚の
制御が困難で塗装作業性が悪くなる。他方50重量%を
超えると固形分濃度が高過ぎて組成物の保存安定性が悪
化する。
【0031】本発明の被覆組成物には、さらには必要に
応じて各種添加剤が含有される。例えば、基材との密着
性を向上させるためにメチルシリケート、エチルシリケ
ートなどのアルキルシリケートを添加すること、クラッ
クを防止するためにコロイド状シリカを添加すること、
組成物の保存安定性を向上させるためにアセチルアセト
ン、アセト酢酸エチルなどのβ−ジケトン、β−ケトエ
ステルを添加すること、あるいは体質顔料や着色顔料を
添加して使用することも可能である。
【0032】この他に、レベリング剤、消泡剤などの公
知の各種添加剤が含まれてもよい。本発明の被覆組成物
を車両ホイールに塗工、硬化することにより所望の被膜
が形成される。塗工方法はスプレー法、浸漬法などの通
常の塗工法が採用できる。そして塗膜の硬化は約80℃
〜200℃、好ましくは約140〜180℃で、5分〜
60分、好ましくは10〜30分間加熱という比較的温
和な条件で行なうことができる車両ホイールの基材とし
ては、アルミニウム、アルミニウム合金、マグネシウム
合金などの鋳物や鍛造品およびチタニウム合金、鉄、鉄
合金などが挙げられる。
【0033】このようにして得られた塗膜は、膜厚が5
〜100μm、好ましくは10〜50μm、さらに好ま
しくは20〜40μmである。本発明の組成物は、オル
ガノポリシロキサン(成分(a))とアルコキシシリル
基含有アクリル共重合体(成分(b))が、アルミニウ
ム化合物(成分(c))と共に、塗工、硬化時に車両ホ
イールの基材上で化学的に強固に結合する形態を有する
ために、いずれの基材に対しても密着性にすぐれ、1コ
ートでもすぐれた特性の硬化被膜を与えることができ
る。従って車両ホイールの基材の化学的前処理やプライ
マー処理などは特に必要としない。
【0034】このように本発明の被覆組成物の硬化被膜
を有する車両ホイールは、光沢を有し、高硬度で耐候
性、耐薬品性、耐食性などにすぐれ、特に基材との密着
性にすぐれるため、耐衝撃性及び耐擦傷性が大である。
【0035】
【実施例】以下に本発明を実施例により説明する。実施
例中、部はすべて重量部を、%はすべて重量%を示す。
【0036】製造例1 〔オルガノポリシロキサンの合成〕攪拌機、温度計、還
流冷却器を備えた容器にメチルトリメトキシシラン30
0部、ブチルセロソルブ300部および水120部を仕
込み、攪拌しながら75℃で6時間反応させた。その
後、還流冷却器を蒸留塔につけ換えて、反応溶液中の固
形分濃度が30%になるまで蒸発を行ないオルガノポリ
シロキサンの溶液Aを得た。
【0037】オルガノポリシロキサンのゲルパーミエー
ションクロマトグラフィーによるポリスチレン換算重量
平均分子量は1900であった。
【0038】製造例2 〔アルコキシシリル基含有アクリル共重体の合成〕攪拌
機、温度計、還流冷却器、チッ素ガス導入管および滴下
ロートを備えた反応容器にキシレン45.9部を仕込
み、チッ素ガスを導入しつつ110℃に昇温したのち、
下記組成の混合物を滴下ロートにより、5時間かけて等
速滴下した。
【0039】 スチレン 12.8部 メタクリル酸メチル 50.1部 メタクリル酸ステアリル 6.9部 γ−メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン 30.2部 キシレン 13.5部 2,2’−アゾビスイソブチロニトリル 4.5部 滴下終了後、110℃で2時間熟成したのち冷却し、反
応溶液中の固形分濃度が30%になるようにキシレンで
希釈しアルコキシリル基含有アクリル共重体の溶液Bを
得た。
【0040】得られたアルコキシシリル基含有共重合体
の数平均分子量は6000であった。
【0041】実施例1〜3および比較例1〜3 製造例1および製造例2で得られた溶液を用いて表1に
示す組成物を調製した。これをアルミニウム合金製車両
ホイール用テストピース(5×10cm、厚み1cm)
にスプレー装置を用いて、乾燥塗膜が約30μmとなる
ように塗布する。これを180℃で20分間加熱し、得
られたホイールを以下の項目について評価した。被覆組
成物の組成および得られた結果を表1に示す。 〔塗膜外観〕目視観察により表面状態を評価する。 〔密着性〕JIS D−0202の碁盤目テープ剥離試
験により評価する。 〔硬度〕JIS K 5400の鉛筆硬度により評価す
る(含耐擦傷性、耐衝撃性試験)。 〔耐溶剤性〕ガーゼにトルエンおよびイソプロパノール
を浸し、塗膜を30回ラビングテストした後の状態を観
察する。 〔耐沸騰水性〕98℃の沸騰水に8時間浸漬した後の状
態を観察する。 〔耐酸性〕5%硫酸水溶液を塗膜上に1ml滴下し、蓋付
き大型シャーレ中で一日静置後、水洗し、状態を観察す
る。 〔耐アルカリ性〕5%水酸化ナトリウム水溶液を塗膜上
に1ml滴下し、蓋付き大型シャーレ中で一日静置後、水
洗し、状態を観察する。 〔塩水噴霧試験〕JIS K 5400により1000
時間試験を行ない塗膜外観の変化を目視にて判定。 〔耐候性〕JIS K 5400に従ってカーボンアー
クサンシャインウェザオメーターで2000時間照射試
験を実施し、状態を観察した。 〔耐汚染性〕ホイールを自動車に装着し、10000k
m走行し、ホイールの汚れの付き具合を観察した。
【0042】なお、表1の評価結果のうち、○は結果が
良好なことを、△はやや悪いことを、×は悪いことを示
す。
【0043】
【表1】
【0044】
【発明の効果】本発明の車両ホイール用被覆組成物は、
高光沢性、耐久性を有し、ことに基材との密着性にすぐ
れ、耐衝撃性、耐擦傷性が大であり、耐食性、耐薬品性
にもすぐれている。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C09D 183/04 PMU 185/00 PMW

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)一般式:RSi(OR1)3
    (I) (式中、Rは炭素数1〜8の有機基、R1 は炭素数1〜
    8のアルキル基または炭素数1〜8のアシル基を示す)
    で表わされるオルガノアルコキシシランを加水分解縮合
    して得られるオルガノポリシロキサンを固形分換算で1
    00重量部、 (b)一般式: 【化1】 (式中、R2 は炭素数1〜8のアルキル基、R3 は水素
    原子または炭素数1〜8のアルキル、アリールおよびア
    ラルキル基よりなる群から選ばれた1価の炭化水素基、
    aは0,1または2を示す)で表わされる基を含有する
    アルコキシシリル基含有アクリル共重体10〜500重
    量部、 (c)一般式: Al(OR4)b〔OC(R5)=CHCOR63-b (III) (式中、R4 及びR5 は、炭素数1〜8のアルキル基、
    6 は炭素数1〜8のアルキル基または炭素数1〜8の
    アルコキシ基、bは0〜3の整数を示す)で表わされる
    アルミニウム化合物またはその部分加水分解物0.1〜
    100重量部、 (d)適量の固形分調整剤からなる車両ホイール用被覆
    組成物。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004501263A (ja) * 2000-06-23 2004-01-15 インターナショナル コーティングズ リミテッド 環境温度で硬化するコーティング組成物
KR20130031797A (ko) * 2011-09-21 2013-03-29 롬 앤드 하스 일렉트로닉 머트어리얼즈, 엘.엘.씨. 포토리소그래피용 조성물 및 반사방지 코팅
US8695671B2 (en) 2010-02-26 2014-04-15 Mitsubishi Heavy Industries, Ltd. Prepreg lamination head and prepreg automatic lamination device equipped with same

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JP2013067799A (ja) * 2011-09-21 2013-04-18 Dow Global Technologies Llc フォトリソグラフィのための組成物および反射防止コーティング

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