JPH07261003A - レンズアレイ - Google Patents

レンズアレイ

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Publication number
JPH07261003A
JPH07261003A JP6053962A JP5396294A JPH07261003A JP H07261003 A JPH07261003 A JP H07261003A JP 6053962 A JP6053962 A JP 6053962A JP 5396294 A JP5396294 A JP 5396294A JP H07261003 A JPH07261003 A JP H07261003A
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JP
Japan
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lens array
convex
array according
plate member
plate
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Application number
JP6053962A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Tanigawa
浩 谷川
Yoichi Maehara
庸一 前原
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 製造が容易で、高い組立精度を必要とせず、
安価なレンズアレイを提供することを目的とする。 【構成】 透明板部材11の表面に反射膜13により平
面反射鏡と、半球面もしくは非球面の反射鏡とを透明板
部材11と一体に形成し、透明板部材11の内部を光路
として、各反射鏡の形成位置を組み合わせた構造とし、
照明用光源16と受光素子15を実装した基板17とと
もに、透明板部材11と基板17とを所定の光学的位置
関係を保持するように筐体18に固定したものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はイメージセンサ用の結像
素子として使われるレンズアレイに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のレンズアレイは、ファク
シミリ,複写装置,イメージスキャナ等の電子機器のイ
メージセンサ用の結像素子として用いられる。この場
合、レンズアレイを2枚組み合わせる構造と、レンズア
レイとミラーとを組み合わせる構造とがある。以下、従
来の結像光学系について図14ないし図18に基づいて
説明する。
【0003】図14は、従来のレンズを2枚組み合わせ
た構造の結像光学系の原理図である。図において、10
1は原稿、102,104はレンズ、103はレンズ1
02,104の焦点、105はセンサである。このと
き、原稿101の画像の光はレンズ102を通り焦点1
03に結像し、さらにレンズ104を通ってセンサ10
5面に正立等倍に結像する。
【0004】図15は図14をアレイ状にした構造図で
ある。図において106,107はレンズアレイ(以後
LAと略称する)であって、図14におけるレンズ10
2,104を最小光学ユニットとして等しい光学特性の
レンズを一定間隔で一列に配置し、原稿読み取りに必要
な長さに長尺一体に形成されている。原稿101の画像
の光は、図14と同様にして、センサ105面に正立等
倍に結像する。
【0005】図16は、従来のレンズとミラーとを組み
合わせた構造の結像光学系の原理図である。図におい
て、108はルーフミラーであって、その断面は直角二
等辺三角形を有し、直交する二面108a,108bは
鏡面加工されている。レンズ102の光学中心線とルー
フミラー108の直角の二等分線とが一致するように配
置されていると、原稿101の画像の光はレンズ102
を通り、ルーフミラー108で反射して再びレンズ10
2を通り原稿101面に正立等倍に結像する。
【0006】図17は図16に示した1対のレンズとル
ーフミラーをアレイ状にした構造図である。図において
109はLA、110は直交する二面110a,110
bが鏡面加工されたルーフミラーアレイ(以後RMAと
略称する)であって、図16におけるレンズ102とル
ーフミラー108とを最小光学ユニットとして一定間隔
で一列に配置し、原稿読み取りに必要な長さに長尺一体
に形成されている。原稿101の画像の光は、図16と
同様にして、原稿101面に正立等倍に結像する。
【0007】図18は従来のLAとRMAによる結像光
学系の構造図である。図において111は光路分離ミラ
ーであって、原稿101の画像の光をLA109へ反射
するとともにLA109の出射光をセンサ側へ反射す
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の二枚のレン
ズによる正立等倍の結像光学系では光路長を長くしなけ
ればならず、小型化するのが困難であり、原稿と、セン
サと、LAとの位置関係に高い組立精度が必要で、コス
トアップとなっていた。
【0009】また、RMAによる結像光学系では、LA
と、RMAと、光路分離ミラーとの3ユニットが必要で
あり、しかもそれぞれが高い精度に形成されていなけれ
ばならず、さらに原稿と、センサと、3ユニットとの位
置関係に高い組立精度が必要で、コストアップとなって
いた。
【0010】本発明は以上の課題を解決するためになさ
れたもので、製造が容易で、高い組立精度を必要とせ
ず、安価なレンズアレイを提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、透明板部材の表面に平面反射鏡と、球面
もしくは非球面の反射鏡とを透明板部材と一体に形成
し、透明板部材の内部を光路として、各反射鏡の形成位
置を組み合わせた構造とし、照明用光源と受光素子を登
載した基板とともに、透明板部材と基板とを所定の光学
的位置関係を保持するように筐体に固定したものであ
る。
【0012】
【作用】以上の構成により、従来必要とした全ての光学
素子を透明板部材に一体に形成したので、高い部品の精
度と安価な部品コストで結像素子を提供することがで
き、しかも組立、調整の必要もなく、さらに反射鏡によ
り光路を折り畳むことができるので小型のレンズアレイ
にすることができる。
【0013】
【実施例】
(実施例1)以下、本発明の第1の実施例について説明
する。図1は本発明の第1の実施例におけるLAの斜視
図である。図2は本発明の第1の実施例におけるLAの
図1に記載するA−A線断面図である。
【0014】前記各図において、11は透明板部材であ
って、例えばアクリル樹脂製で射出成形法により形成さ
れる。透明板部材11は光路長と反射回数に基づき1か
ら5mmの厚さで、長手方向(図示矢印方向)は原稿のサ
イズに応じて230mm(A4)もしくは260mm(B
4)程度、横手方向(図示矢印方向)は5から30mm大
きさを有する。また、LA面11aと原稿面11bとは
各面の平面度および両面相互の平行度が高い精度で形成
されており、さらにLA面11aにはレンズ凸部11c
が長手方向1列にアレイ状に一体形成されている。
【0015】レンズ凸部11cの曲率半径と位置は、後
に反射膜13を形成して半球面反射鏡12を形成したと
き原稿読み取り位置20の原稿画像が受光素子15に縮
小して結像するように設定されている。縮小率は原稿読
み取り位置20から半球面反射鏡12までの光路長S1
と半球面反射鏡12から受光素子15までの光路長S2
との比β=S2/S1で決まり、図2に示す第1の実施
例はβ=2/3である。
【0016】13は反射膜であり、LA面11aと原稿
面11bとの一部およびレンズ凸部11cに例えばアル
ミニウムを蒸着して形成する。このようにして半球面反
射鏡12はレンズ凸部11cと反射膜13とにより形成
されたものである。
【0017】14はハードコート膜であって、原稿面1
1bの反射膜13の上に、例えば硬質ガラスをスパッタ
法により形成する。ハードコート膜14は反射膜13や
透明板部材11を原稿19との摩擦による摩耗から保護
する。
【0018】15は結像した原稿画像を読み取り電気信
号に変換する受光素子、16は原稿読み取り位置20を
照射する照明用光源、および17は受光素子15と照明
用光源16とが長手方向に1列に実装された基板であ
る。
【0019】透明板部材11と基板17は、原稿読み取
り位置20の原稿画像が受光素子15に結像するように
位置関係を保って、それぞれ筐体18に保持されてい
る。
【0020】以上のように構成された本発明におけるL
Aを用いた密着型イメージセンサを原稿に密着させる
と、原稿画像が照明用光源16によって照射され、原稿
読み取り位置20に入射した原稿からの反射光は、反射
膜13で反射し、半球面反射鏡12で集光し、再び反射
膜13で反射して、受光素子15に縮小率2/3で倒立
縮小結像する。
【0021】なお、本実施例ではLA面11aと原稿面
11bとは平行であるが、原稿読み取り位置20と受光
素子15とが正確に光路で結ばれて結像するならば平行
である必要はなく、倒立等倍結像でも受光素子15の信
号処理に支障なければ反射膜13は3面に限らず、さら
に、半球面反射鏡12は収差を低減したり視野角を変え
たりするために非球面にすることは、本発明に基づく容
易な応用であり改めて説明する必要もない。
【0022】以上のように透明板部材11に原稿を読み
取るのに必要な光学素子を一体に形成したので、部品の
コストが安価になり、組立や光学部品の位置合わせが不
要になり組立コストも安価になり、光路を折り畳むこと
により小型化が可能になった。
【0023】(実施例2)次に、本発明の第2の実施例
について説明する。図3は本発明の第2の実施例におけ
るLAの斜視図である。図4は本発明の第2の実施例に
おけるLAの図3に記載するB−B線断面図である。
【0024】図3と図4において、21は透明板部材で
あって、実施例1の透明板部材11と同一材質で同様の
大きさ、同様の加工精度で同様の形状に成形されてい
る。さらにLA面21aにはレンズ凸部21cが長手方
向に2列平行にアレイ状に一体形成されている。
【0025】レンズ凸部21cの曲率半径と位置は、後
に反射膜23を形成して半球面反射鏡22を形成したと
き原稿読み取り位置30の原稿画像が受光素子25に等
倍に結像するように設定されている。
【0026】23は反射膜であり、LA面21aと原稿
面21bとの一部およびレンズ凸部21cに例えばアル
ミニウムを蒸着して形成する。このようにして半球面反
射鏡22はレンズ凸部21cと反射膜23とにより形成
されたものである。
【0027】24はハードコート膜であって、原稿面2
1bの反射膜23の上に、例えば硬質ガラスをスパッタ
法により形成する。ハードコート膜24は反射膜23や
透明板部材21を原稿29との摩擦による摩耗から保護
する。
【0028】25は結像した原稿画像を読み取り電気信
号に変換する受光素子、26は原稿読み取り位置30を
照射する照明用光源、および27は受光素子25と照明
用光源26とが長手方向に1列に実装された基板であ
る。
【0029】透明板部材21と基板27は、原稿読み取
り位置30の原稿画像が受光素子25に結像するように
位置関係を保って、それぞれ筐体28に保持されてい
る。
【0030】以上のように構成された本発明におけるL
Aを用いた密着型イメージセンサを原稿に密着させる
と、原稿画像が照明用光源26によって照射され、原稿
読み取り位置30に入射した原稿面21bの反射光は、
反射膜23で反射し、半球面反射鏡22の集光と反射膜
23の反射とを2回繰り返して、受光素子25に正立等
倍結像する。
【0031】なお、実施例2ではLA面21aと原稿面
21bとは平行であるが、原稿読み取り位置30と受光
素子25とが正確に光路で結ばれて結像するならば平行
である必要はなく、正立等倍結像でも受光素子25の信
号処理に支障なければ反射膜23は3面に限らず、さら
に、半球面反射鏡22は収差を低減したり視野角を変え
たりするために非球面にすることは、本発明に基づく容
易な応用であり改めて説明する必要もない。
【0032】以上のように透明板部材21に原稿を読み
取るのに必要な光学素子を一体に形成したので、部品の
コストが安価になり、組立や光学部品の位置合わせが不
要になり組立コストも安価になり、光路を折り畳むこと
により小型化が可能になった。
【0033】(実施例3)次に、本発明の第3の実施例
について説明する。図5は本発明の第3の実施例におけ
るLAの斜視図である。図6は本発明の第3の実施例に
おけるLAの図5に記載するC−C線断面図、図7は本
発明の第3の実施例におけるLAの図5に記載するD−
D線断面図である。
【0034】図5から図7において、31は透明板部材
であって、実施例1の透明板部材11と同一材質で同様
の大きさ同様の加工精度で同様の形状に成形されてい
る。さらにLA面31aにはレンズ凸部31cが長手方
向に2列平行にアレイ状に一体形成されている。
【0035】レンズ凸部31cの曲率半径と位置は、後
に反射膜33を形成して半球面反射鏡32を形成したと
き原稿読み取り位置40の原稿画像が受光素子35に等
倍に結像するように設定されている。
【0036】原稿面31bには図7に示す階段状凸部3
1dが形成されている。階段状凸部31dは原稿面31
b側頂角が直角で、その頂角の垂直二等分線がレンズ凸
部31cの光軸と一致するようにレンズ凸部31cと階
段状凸部31dとは同数同ピッチで一体に成形されてい
る。
【0037】33は反射膜であり、LA面31aと原稿
面31bとの一部およびレンズ凸部31cと階段状凸部
31dとに例えばアルミニウムを蒸着して形成する。こ
のようにして半球面反射鏡32はレンズ凸部31cと反
射膜33とにより形成されたものであり、ルーフミラー
アレイ(以後RMAと略称する)41は階段状凸部31
dと反射膜33とにより形成されたものである。
【0038】34はハードコート膜であって、原稿面3
1bの反射膜33の上に、例えば硬質ガラスをスパッタ
法により形成する。ハードコート膜34は反射膜33や
透明板部材31を原稿39との摩擦による摩耗から保護
する。
【0039】35は結像した原稿画像を読み取り電気信
号に変換する受光素子、36は原稿読み取り位置40を
照射する照明用光源、および37は受光素子35と照明
用光源36とが長手方向に1列に実装された基板であ
る。
【0040】透明板部材31と基板37は、原稿読み取
り位置40の原稿画像が受光素子35に結像するように
位置関係を保って、それぞれ筐体38に保持されてい
る。
【0041】以上のように構成された本発明におけるL
Aを用いた密着型イメージセンサを原稿に密着させる
と、原稿画像が照明用光源36によって照射され、原稿
読み取り位置40に入射した原稿面31bの反射光は、
反射膜33で反射し、半球面反射鏡32の集光と反射膜
33およびRMA41の反射とを繰り返して、受光素子
35に正立等倍結像する。
【0042】なお、実施例3ではLA面31aと原稿面
31dとは平行であるが、原稿読み取り位置40と受光
素子35とが正確に光路で結ばれて結像するならば平行
である必要はなく、また、半球面反射鏡32は収差を低
減したり視野角を変えたりするために非球面にすること
は、本発明に基づく容易な応用であり改めて説明する必
要もない。
【0043】以上のように透明板部材31に必要な光学
素子を一体に形成したので、部品のコストが安価にな
り、組立や光学部品の位置合わせが不要になり組立コス
トも安価になり、光路を折り畳むことにより小型化が可
能になった。
【0044】(実施例4)LAを用いて長尺原稿を読み
取る際、隣接光学系とのクロストークを避けるために遮
蔽が必要となる。図8(a)は本発明の第4の実施例に
おけるLAの鏡面V溝による遮蔽構造を示す斜視図、図
8(b)は本発明の第4の実施例におけるLAのすりガ
ラスV溝による遮蔽構造を示す斜視図、および図8
(c)は本発明の第4の実施例におけるLAの図8
(a)に記載する鏡面V溝のE−E線断面図である。以
下に、遮蔽構造について説明する。
【0045】図8(a),(b),(c)において、5
1は透明板部材であって実施例1に説明した透明板部材
11と同一材質で同様の大きさ同様の加工精度で同様の
形状に形成されている。なお、相違点は図8(a)にお
いて隣接するレンズ凸部51cの間に遮蔽溝斜面52,
53が形成されている点である。図8(c)において遮
蔽溝斜面52,53は鋭角のV字状の溝を成し、レンズ
凸部51cに入射,反射する光がそれぞれのレンズ凸部
51cに分離されるように形成されている。遮蔽溝斜面
52,53は反射膜56を形成する際に同時に皮膜され
る。図8(c)に示すように、レンズ凸部51cの間に
形成された鋭角のV字状の溝によって隣接する光学系に
光が漏れず、長尺原稿を読み取る際にクロストークを避
けることができる。
【0046】なお、図8(b)は遮蔽溝斜面54,55
を粗くすりガラス状に形成したものである。遮蔽溝斜面
54,55の形状は図8(c)に示す角度,深さ,形状
と同一で、図8(a)との相違点は反射膜56の代わり
に粗くすりガラス状に加工されている点である。遮蔽溝
斜面54,55を粗くすりガラス状にすることにより、
強い光が入射しても迷光となって結像に影響を与えない
ようにすることができる。
【0047】図9(a)は本発明の第4の実施例におけ
るLAの反射膜による遮蔽構造を示す斜視図、図9
(b)は本発明の第4の実施例におけるLAの図9
(a)に記載するF−F線断面図である。
【0048】図9(a),(b)において、51は透明
板部材であって実施例1に説明した透明板部材11と同
一材質で同様の大きさ、同様の加工精度同様の形状に形
成されている。なお、相違点は隣接するレンズ凸部51
cの間に反射膜が形成されていない点である。即ち、透
明板部材51に反射膜を形成する際に、隣接するレンズ
凸部51cの間にマスキングを施したものである。以上
の構造によりレンズ凸部51cに入射した光のみ原稿面
51bへ反射し、レンズ凸部51cの隣接部に入射した
光はLA面51aを透過するので、隣接する光学系に光
が漏れ込まず、遮蔽溝を形成したと同様な効果が得られ
る。
【0049】(実施例5)図10は本発明の第5の実施
例におけるLAの透明板部材の斜視図である。図11は
本発明の第5の実施例におけるLAの図10に記載する
透明板部材のG−G線断面図である。図10,11にお
いて、透明板部材61は原稿読み取り用イメージセンサ
としてより利用しやすい形状に加工されている。
【0050】図10,11において、61は透明板部材
であって、実施例1の透明板部材11と同一材質で同様
の大きさ同様の加工精度で同様の形状に成形されてい
る。さらにLA面61aにはレンズ凸部61cが長手方
向に2列平行にアレイ状に一体形成されている。
【0051】レンズ凸部61cの曲率半径と位置は、後
に反射膜63を形成して半球面反射鏡62を形成したと
き原稿読み取り位置70の原稿画像が受光素子65に等
倍に結像するように設定されている。
【0052】LA面61aに照明用光源66から光が入
射する位置にはシリンドリカルレンズ部61eが形成さ
れ、照明光を効率よく原稿69に集光することができ
る。また、原稿面61bには原稿面61bと平行に段差
部61dが形成され、その平行な平面部は原稿読み取り
位置70を構成し、その斜面部は原稿69からの反射光
が透明板部材61に入射する入射面71となる。入射面
71の傾斜角度は透明板部材61の中を反射しながら進
行する光路と垂直となるように形成されている。同様に
して、透明板部材61から光路が出射する位置は傾斜し
た出射面72が設けられ、その傾斜角度は出射する光路
と垂直となるように形成されている。
【0053】63は反射膜であり、LA面61aと原稿
面61bとの一部およびレンズ凸部61cと遮蔽溝73
とに例えばアルミニウムを蒸着して形成する。このよう
にして半球面反射鏡62はレンズ凸部61cと反射膜6
3とにより形成されたものである。
【0054】64はハードコート膜であって、原稿面6
1bの反射膜63の上に、例えば硬質ガラスをスパッタ
法により形成する。ハードコート膜64は反射膜63や
透明板部材61を原稿69との摩擦による摩耗から保護
する。
【0055】65は結像した原稿画像を読み取り電気信
号に変換する受光素子、66は原稿読み取り位置70を
照射する照明用光源、および67は受光素子65と照明
用光源66とが長手方向に1列に実装された基板であ
る。
【0056】透明板部材61と基板67は、原稿読み取
り位置70の原稿画像が受光素子65に結像するように
位置関係を保って、それぞれ筐体に保持されている。
【0057】例えば、図11において、原稿読み取り位
置70から第1列目の半球面反射鏡62までの光路長を
第1列目の半球面反射鏡62の焦点位置に設定し、第1
列目と第2列目との半球面反射鏡62の光学特性を等し
いものとすると、結像位置は半球面反射鏡62の光学的
焦点距離の位置となり、結像倍率は−1となる。また、
実施例3に示したように、第1列目の半球面反射鏡62
と第2列目の半球面反射鏡62との間の反射面63にル
ーフミラーを形成すると正立等倍の結像を得ることがで
きる。
【0058】なお、実施例5ではLA面61aと原稿面
61bとは平行であるが、原稿読み取り位置70と受光
素子65とが正確に光路で結ばれて結像するならば平行
である必要はなく、正立等倍結像でも受光素子65の信
号処理に支障なければ反射膜63は3面に限らず、同様
に半球面反射鏡62はLA面61aに限らず原稿面61
b形成されてもよく、さらに、半球面反射鏡62は収差
を低減したり視野角を変えたりするために非球面にする
ことは、本発明に基づく容易な応用であり改めて説明す
る必要もない。
【0059】図12は本発明の他の実施例におけるLA
の斜視図である。図において、74は半球面反射鏡の代
わりに用いた反射型フレネルレンズ、75はシリンドリ
カルレンズの代わりに用いたリニアフレネルレンズであ
る。この構成においても、前述の構成と同じ光学系を構
成することができる。
【0060】図13は本発明の他の実施例におけるLA
の要部断面図である。光学系全体を小型化するために透
明板部材81を薄くすると、半球面反射鏡82への光の
入射角が極めて大きくなり、非点収差や歪曲収差を補正
しきれなくなって十分な解像力が得られなくなる。この
問題を解決するため、半球面反射鏡82への光の入射角
が小さくなるように、半球面反射鏡82をLA面81a
に対して傾斜させて形成するとともに原稿面の平面鏡に
代えて傾斜面とし、光の全反射を利用するものである。
【0061】図13において、81cは透明板部材81
に形成したレンズ凸部、82は半球面反射鏡、83は反
射膜、84は原稿読み取り位置、85は入射面、86か
ら90は第1から第5の傾斜面である。原稿の画像は入
射面85から入射し、反射膜83で反射して第1傾斜面
86へ向かい、第1傾斜面86で全反射、半球面反射鏡
82で集光反射、第2傾斜面87と第3傾斜面88とで
全反射、再び半球面反射鏡82で集光反射、第4傾斜面
89と第5傾斜面90とで全反射、そしてLA面81a
と直角に出射する。
【0062】以上のようにして、透明板部材を薄くする
ことができ、しかも傾斜面による全反射を利用したので
反射膜を形成する面が1面少なくてすむので製作コスト
を下げることができる。
【0063】
【発明の効果】以上のように、本発明は、透明板部材の
表面に平面反射鏡と、球面もしくは非球面の反射鏡とを
透明板部材と一体に形成し、透明板部材の内部を光路と
して、各反射鏡の形成位置を組み合わせた構造としたの
で、製造が容易で、高い組立精度を必要とせず、安価な
レンズアレイを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例におけるLAの斜視図
【図2】本発明の第1の実施例におけるLAの図1に記
載するA−A線断面図
【図3】本発明の第2の実施例におけるLAの斜視図
【図4】本発明の第2の実施例におけるLAの図3に記
載するB−B線断面図
【図5】本発明の第3の実施例におけるLAの斜視図
【図6】本発明の第3の実施例におけるLAの図5に記
載するC−C線断面図
【図7】本発明の第3の実施例におけるLAの図5に記
載するD−D線断面図
【図8】(a)本発明の第4の実施例におけるLAの鏡
面V溝による遮蔽構造を示す斜視図 (b)本発明の第4の実施例におけるLAのすりガラス
V溝による遮蔽構造を示す斜視図 (c)本発明の第4の実施例におけるLAの図8(a)
に記載する鏡面V溝のE−E線断面図
【図9】(a)本発明の第4の実施例におけるLAの反
射膜による遮蔽構造を示す斜視図 (b)本発明の第4の実施例におけるLAの図9(a)
に記載するF−F線断面図
【図10】本発明の第5の実施例におけるLAの透明板
部材の斜視図
【図11】本発明の第5の実施例におけるLAの図10
に記載する透明板部材のG−G線断面図
【図12】本発明の他の実施例におけるLAの斜視図
【図13】本発明の他の実施例におけるLAの要部断面
【図14】従来のレンズを2枚組み合わせた構造の結像
光学系の原理図
【図15】図14をアレイ状にした構造図
【図16】従来のレンズとミラーとを組み合わせた構造
の結像光学系の原理図
【図17】図16に示した1対のレンズとルーフミラー
をアレイ状にした構造図
【図18】従来のLAとRMAによる結像光学系の構造
【符号の説明】
11,21,31,51,61,81 透明板部材 11a,21a,31a,51a,61a,81a L
A面 11b,21b,31b,51b,61b, 原稿面 11c,21c,31c,51c,61c,81c レ
ンズ凸部 12,22,32,62,82 半球面反射鏡 13,23,33,56,63,83 反射膜 14,24,34 ハードコート膜 15,25,35,65 受光素子 16,26,36,66 照明用光源 17,27,37,67 基板 18,28,38 筐体 19,29,39,69 原稿 20,30,40,70,84 原稿読み取り位置 31d 階段状凸部 41 ルーフミラーアレイ(RMA) 52,53,54,55 遮蔽溝斜面 61d 段差部 61e シリンドリカルレンズ部 71,85 入射面 72 出射面 73 遮蔽溝 74 反射型フレネルレンズ 75 リニアフレネルレンズ 86 第1傾斜面 87 第2傾斜面 88 第3傾斜面 89 第4傾斜面 90 第5傾斜面 101 原稿 102,104 レンズ 103 焦点 105 センサ 106,107,109 レンズアレイ(LA) 108 ルーフミラー 108a,108b,110a,110b 二面 110 ルーフミラーアレイ(RMA) 111 光路分離ミラー

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】断面が概ね矩形状に形成され所定の長さを
    有する透明な板状部材と、当該板状部材の互いに対向す
    る二面のうち一面に形成される複数の凸状膨出部と、前
    記板状部材における凸状膨出部を含む面とこの面に対向
    する他の面の一部との両表面に形成される反射膜とを備
    えることを特徴とするレンズアレイ。
  2. 【請求項2】前記凸状膨出部は半球面に形成されている
    ことを特徴とする請求項1に記載のレンズアレイ。
  3. 【請求項3】前記凸状膨出部は非球面に形成されている
    ことを特徴とする請求項1に記載のレンズアレイ。
  4. 【請求項4】前記凸状膨出部は前記板状部材の長手方向
    に所定の間隔で1列に形成されていることを特徴とする
    請求項1に記載のレンズアレイ。
  5. 【請求項5】前記凸状膨出部は前記板状部材の長手方向
    に所定の間隔で2列に、かつ相互の列が所定の間隔で平
    行に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の
    レンズアレイ。
  6. 【請求項6】それぞれの列を構成する前記凸状膨出部は
    互いに異なる曲率を有することを特徴とする請求項5に
    記載のレンズアレイ。
  7. 【請求項7】前記凸状膨出部が形成された面に対向する
    他の面に、頂角が直角で、その頂角の垂直二等分線が前
    記凸状膨出部の中心線と一致するように前記凸状膨出部
    と同数同間隔に階段状凸部が成形されていることを特徴
    とする請求項5または6に記載のレンズアレイ。
  8. 【請求項8】第1列を構成する前記凸状膨出部の中心線
    と第2列を構成する前記凸状膨出部の中心線とが前記板
    状部材の表面に向かって広がる方向にともに傾斜すると
    ともに、前記凸状膨出部が形成された面に対向する他の
    面に前記凸状膨出部の中心線に対して傾斜した傾斜面を
    複数形成し、その傾斜角度は前記傾斜面を全反射した光
    が前記凸状膨出部に入射するように形成されていること
    を特徴とする請求項5または6に記載のレンズアレイ。
  9. 【請求項9】隣接する前記凸状膨出部の間に隣接する光
    学系を分離する分離手段を設けたことを特徴とする請求
    項1ないし8のいずれかに記載のレンズアレイ。
  10. 【請求項10】前記分離手段は隣接する前記凸状膨出部
    の間に形成されたV字状の溝であることを特徴とする請
    求項9に記載のレンズアレイ。
  11. 【請求項11】前記V字状の溝はその表面に反射膜が形
    成されていることを特徴とする請求項10に記載のレン
    ズアレイ。
  12. 【請求項12】前記V字状の溝は溝面がすりガラス状に
    形成されていることを特徴とする請求項11に記載のレ
    ンズアレイ。
  13. 【請求項13】前記分離手段は隣接する前記凸状膨出部
    の間に形成された非反射面であることを特徴とする請求
    項9に記載のレンズアレイ。
  14. 【請求項14】原稿を照明する照明光が前記板状部材に
    入射する部分に前記板状部材の長手方向にシリンドリカ
    ルレンズを形成したことを特徴とする請求項1ないし1
    3のいずれかに記載のレンズアレイ。
  15. 【請求項15】前記凸状膨出部が形成された面に対向す
    る他の面に、段差を有する段差平面と、前記段差平面と
    前記他の面とに連続する段差斜面とを有し、前記段差平
    面を前記照明光の出射面とするとともに前記段差斜面を
    原稿反射光の入射面とし、前記段差斜面と前記原稿反射
    光の成す角が垂直となるように前記段差斜面の傾斜角度
    を形成したことを特徴とする請求項1ないし13のいず
    れかに記載のレンズアレイ。
  16. 【請求項16】前記板状部材を出射する光と、出射面と
    のなす角が垂直となるように、前記凸状膨出部が形成さ
    れた面の一部に前記出射面を形成したことを特徴とする
    請求項1ないし13のいずれかに記載のレンズアレイ。
  17. 【請求項17】原稿を照明する光源と前記板部材から出
    射した光を受光する受光素子とを実装した基板と、前記
    板状部材とが、所定の光学的位置を保持するように前記
    基板と前記板状部材とを筐体に収納し固定したことを特
    徴とする請求項1ないし13のいずれかに記載のレンズ
    アレイ。
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